JP6988160B2 - 情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents

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本発明は、情報処理装置及び情報処理プログラムに関する。
特許文献1には、顔の向きがそれぞれ異なる複数枚の顔画像の撮像が可能であってカメラが1台でよい顔画像登録装置を提供することを課題とし、制御部は、入力部に登録動作の開始の指示が入力されたとき、撮像部を制御して複数枚の顔画像を撮像させ撮像された顔画像のうち1枚以上をそれぞれ登録画像として記憶部に格納する登録動作を開始し、制御部は、登録動作中、指示部を制御して顔の向きを変えるように登録者に対して指示させ、このようにして得られた複数枚の顔画像を用いて認証を行う顔認証装置は、例えば移動中に顔の向きを変えることなく認証を受けることができるといったように、使い勝手のよいものとなり、また、顔の向きは登録者に対して指示を出すことにより変化させるから撮像部にはカメラは1台でよいことが開示されている。
特許文献2には、異なる環境下での顔情報を複数用意しておくことにより、どのような環境下においても正しく認証を行うことができる認証システム及びこの認証システムに用いるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供することを課題とし、認証本人の顔を互いに異なる複数の環境下で撮影し、それらの顔情報を、環境に対応したパターン名をつけて顔認証用データベースに登録しておき、また、登録されたパターン名と、このパターン名で撮影した認証本人とを対応付けた認証本人特定テーブルを設けておき、そして、認証時は、認証対象人の顔をカメラで撮影し、この撮影した顔情報と、顔認証用データベースに登録された複数の顔情報とを認証処理手段で1:N照合し、最も類似度の高い顔情報を特定し、この特定された顔情報のパターン名から、本人特定テーブルにより対応する認証本人を特定し、したがって認証時の環境が異なっても、認証対象人を認証本人か否か確実に認証することができることが開示されている。
装置の利用者をカメラで撮影した顔画像と予め記憶済みの利用者の顔画像とを比較することで照合を行い、照合が成功した場合に照合できた利用者で認証を行う装置が知られている。そして、従来技術には、照合の精度をあげるために、顔画像の記憶時に、顔の向きが異なる複数枚の顔画像を撮影するものがある。
特開2009−258991号公報 特開2005−115481号公報
記憶時と照合時の撮影における環境が異なる場合には、記憶済みの顔画像と比較しても、照合できないケースがある。そこで、撮影環境が異なる状況下での顔画像を追加で記憶する方法も考えられるが、すでに記憶済みのユーザーに何度も顔画像の記憶を行わせることは手間がかかり望ましくない。
本発明は、記憶済みの顔画像と照合できない場合に、利用者に新たに記憶用の撮像(撮影を含む)を意識させることなく、照合用に撮像した顔画像を用いて、記憶用の顔画像を記憶することができる情報処理装置及び情報処理プログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
発明(1)は、撮像された顔画像が第1の条件を満たす場合に、該顔画像と予め記憶された顔画像との照合を行う第1の照合手段と、前記第1の照合手段による照合が失敗した場合に、前記第1の条件よりも条件が厳しい第2の条件を満たす顔画像と前記予め記憶された顔画像との照合を行う第2の照合手段と、前記第2の照合手段による照合が失敗した場合に、顔画像の照合とは異なる照合方法によって照合を行う第3の照合手段と、前記第3の照合手段による照合が成功した場合に、前記第2の条件を満たす顔画像を記憶する第1の記憶手段を有する情報処理装置である。
発明(2)は、前記第1の条件又は前記第2の条件は、顔画像中の顔の大きさ、顔の向き、静止度合い、まばたきの有無、顔の表情の受け入れ範囲の要素の少なくとも一つ以上によって構成されている、(1)に記載の情報処理装置である。
発明(3)は、前記第1の条件と前記第2の条件とは、前記要素の少なくとも一つ以上が異なり、異なる前記第2の条件の要素は、前記予め記憶された顔画像の撮像条件に類似する、(2)に記載の情報処理装置である。
発明(4)は、前記第2の条件を満たす撮像後の顔画像を記憶する第2の記憶手段をさらに有し、前記第1の記憶手段は、前記第2の記憶手段に記憶された顔画像を記憶する、(1)に記載の情報処理装置である。
発明(5)は、前記顔画像の利用者が退去したことを検知する退去検知手段と、前記退去検知手段によって退去が検出された場合、前記第2の記憶手段が記憶した顔画像を削除する削除手段をさらに有する(4)に記載の情報処理装置である。
発明(6)は、前記第1の照合手段による照合が失敗した場合に、前記第2の条件における撮像の案内を表示する表示手段をさらに有する(1)に記載の情報処理装置である。
発明(7)は、前記顔画像の利用者が退去したことを検知する退去検知手段をさらに有し、前記表示手段は、前記退去検知手段によって退去が検出された場合、表示している案内を非表示にする、(6)に記載の情報処理装置である。
発明(8)は、前記退去検知手段は、退去の検知を、次のいずれか一つ、又は、これらの組み合わせで行う、
(1)撮像された画像中に顔が含まれていないこと、
(2)センサによって前記利用者を検出できないこと、
(3)前記顔画像を撮像した撮像装置とは異なる撮像装置で撮像した画像中に人が含まれていないこと、
(5)又は(7)に記載の情報処理装置である。
発明(9)は、コンピュータを、撮像された顔画像が第1の条件を満たす場合に、該顔画像と予め記憶された顔画像との照合を行う第1の照合手段と、前記第1の照合手段による照合が失敗した場合に、前記第1の条件よりも条件が厳しい第2の条件を満たす顔画像と前記予め記憶された顔画像との照合を行う第2の照合手段と、前記第2の照合手段による照合が失敗した場合に、顔画像の照合とは異なる照合方法によって照合を行う第3の照合手段と、前記第3の照合手段による照合が成功した場合に、前記第2の条件を満たす顔画像を記憶する第1の記憶手段として機能させるための情報処理プログラムである。
(1)の情報処理装置によれば、記憶済みの顔画像と照合できない場合に、利用者に新たに記憶用の撮像を意識させることなく、照合用に撮像した顔画像を用いて、記憶用の顔画像を記憶することができる。
(2)の情報処理装置によれば、第1の条件又は第2の条件として、顔画像中の顔の大きさ、顔の向き、静止度合い、まばたきの有無、顔の表情の受け入れ範囲の要素の少なくとも一つ以上を用いることができる。
(3)の情報処理装置によれば、第1の条件と第2の条件とは、要素の少なくとも一つ以上が異なり、異なる第2の条件の要素は、予め記憶された顔画像の撮像条件に類似するものを用いることができる。
(4)の情報処理装置によれば、第2の条件を満たす撮像後の顔画像を記憶することができる。
(5)の情報処理装置によれば、退去が検出された場合、第2の記憶手段が記憶した顔画像を削除することができる。
(6)の情報処理装置によれば、第2の条件における撮像の案内を表示することができる。
(7)の情報処理装置によれば、退去が検出された場合、表示している案内を非表示にすることができる。
(8)の情報処理装置によれば、(1)撮像された画像中に顔が含まれていないこと、(2)センサによって利用者を検出できないこと、(3)顔画像を撮像した撮像装置とは異なる撮像装置で撮像した画像中に人が含まれていないこと、を用いて退去を検知することができる。
(9)の情報処理プログラムによれば、記憶済みの顔画像と照合できない場合に、利用者に新たに記憶用の撮像を意識させることなく、照合用に撮像した顔画像を用いて、記憶用の顔画像を記憶することができる。
第1の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 本実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第1の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 画面の表示例を示す説明図である。 画面の表示例を示す説明図である。 画面の表示例を示す説明図である。 ユーザーID・顔画像対応テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 ユーザーID・パスワード対応テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 第2の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 第2の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。
以下、図面に基づき本発明を実現するにあたっての好適な各種の実施の形態の例を説明する。
まず、本実施の形態を説明する前に、その前提又は本実施の形態を利用する画像処理装置について説明する。なお、この説明は、本実施の形態の理解を容易にすることを目的とするものである。
画像処理装置の利用者をカメラで撮影した画像と予め記憶済みのユーザーの顔画像を比較することで照合を行い、照合が成功した場合に照合できたユーザーで認証を行う画像処理装置が知られている。
このような画像処理装置においては、予め記憶するユーザーの顔を安定したよい画質の画像で撮影することで誤認識が発生するのを低減することができる。例えば、ユーザーの顔画像はなるべくカメラに近づけて撮影した方が解像度は細かくなり、また画像全体に占める顔画像の割合が高くなるため背景部分の画像の明るさなどの影響を受けづらくなり、よい画質の画像となる。
このため、ユーザーに特定の方向を向いてもらう、静止した状態で撮影してもらう、といった案内にしたがってもらうことで同一条件下での安定した画像が撮影でき、誤認識の発生を低減できる。また、特許文献1に開示する技術のように顔の向きが異なる複数枚の顔画像を予め記憶したときの案内にしたがってもらうことで撮影し、認識時の精度をあげることができる。しかし、著しく光源環境が異なる場合には記憶済みの顔画像と比較しても、照合ができないケースがある。特許文献2に開示する技術では、撮影環境が異なる状況下での顔画像を追加で記憶する方法が提案されている。しかし、すでに記憶済みのユーザーに何度も顔画像を登録するステップを行わせることは手間がかかり望ましくない。
一方、画像処理装置の利用時は、予め記憶したときと同じ条件で撮影を行えば誤認識の発生を低減することができる。しかし、認識時は予め記憶したときと異なり画像処理装置の利用は頻繁に行われるため、ユーザーの撮影に指示や制限を行うことはユーザーの利便性を損なってしまう。そこで、可能な限り制限を行わずに、画像処理装置を利用に来たユーザーが自然な姿勢でデジタルカメラに映っている画像を用いて認証できることが望ましい。
そこで、本実施の形態は、例えば、以下のような処理を行う。特に、この説明は、本実施の形態の理解を容易にすることを目的とするものであり、この説明を用いて限定解釈することは意図していない。そして、この説明部分のみを用いて、特許を受けようとする発明が発明の詳細な説明に記載したものであること(特許法第36条第6項第1号)の判断を行うべきではないことは当然である。
デジタルカメラで撮像した画像で照合が失敗した場合に、顔画像を予め記憶したときと同じ厳しい条件(顔の大きさ、向き、位置等)で顔を撮像するようにガイドし、その条件で予め定められた期間照合しても失敗した場合に、その際の顔画像を一時的に記憶し、顔画像以外の方法で認証を行わせた後、認証したユーザーの顔画像が予め記憶済みであれば、一時的に記憶した顔画像をユーザーの追加の顔画像として記憶する。なお、「一時的に記憶」として、例えば、予め定められた期間が経過後に削除すること、ユーザーを検知できなかった場合など、顔画像を記憶していることが不要となった場合に、削除すること等がある。
これにより、画像処理装置の利用時に顔認証に失敗した場合は、予め記憶したときと同等の条件で撮像させ、照合を行うことで正しく認証されることを促すと共に、予め記憶したときと撮像条件を合わせても認証ができない場合は撮像環境が著しく変化したと判断して顔画像の追加を行う。このとき予め記憶したときの撮像条件ですでに顔画像が撮像されているため、新たに顔画像を記憶するステップを行わせる必要はなく、ユーザーにとっては簡便に新たな顔画像の記憶ができることとなる。
図1は、第1の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するという意味である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、一つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態にしたがって、又はそれまでの状況・状態にしたがって定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。また、「A、B、C」等のように事物を列挙した場合は、断りがない限り例示列挙であり、その一つのみを選んでいる場合(例えば、Aのみ)を含む。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、一つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
第1の実施の形態である情報処理装置である認証装置100は、利用者を認証するために、その利用者の照合を行うものであって、図1の例に示すように、撮像モジュール105、第1条件検知モジュール110、照合Aモジュール115、顔画像記憶モジュール120、第2条件検知モジュール125、照合Bモジュール135、記憶処理モジュール140、認証処理モジュール145、ガイド表示モジュール150、制御モジュール155を有している。なお、認証とは、認証装置100(又は、後述する認証装置100を含む情報処理装置200、画像処理装置250等)を利用可能にすること(いわゆるログイン処理)である。照合とは、ユーザーに関する情報(例えば、顔画像、ユーザーIDとパスワードの組み合わせ等)と予め記憶されたデータとを比較することであり、合致した場合を成功、合致しなかった場合を失敗という。認証のために、照合が成功する必要がある。
第1の条件、第2の条件について説明する。第1の条件、第2の条件は、顔画像記憶モジュール120に予め記憶(登録の概念を含む)された顔画像との照合をするにあたって、撮像モジュール105が撮像した顔画像が満足していなければならない条件を示すものである。具体的には、第1の条件は、顔画像の照合をするために必要とする条件である。第2の条件は、顔画像記憶モジュール120に顔画像(いわゆる元となる顔画像パターン)を記憶させるために必要とする条件である。第2の条件は、第1の条件よりも条件が厳しい。ここで「条件が厳しい」とは、撮像の制約が多い(又は大きい)ことを示している。
なお、第1の条件又は第2の条件として、顔画像中の顔の大きさ、顔の向き、静止度合い、まばたきの有無、顔の表情の受け入れ範囲(例えば、笑顔を許容すること、真顔でいること等がある)の要素の少なくとも一つ以上によって構成されていてもよい。例えば、異なる条件として、顔画像中の顔の大きさを採用した場合、第1の条件では、顔画像の画素数がAピクセル以上であり、第2の条件では、顔画像の画素数がB(A<B)ピクセル以上であることとなる。また、例えば、異なる条件として、静止度合いを採用した場合、第1の条件では、撮像時のブレがあっても許可し、第2の条件では、撮像時は静止していることを条件とするものである。
そして、第1の条件と第2の条件とは、前述の要素の少なくとも一つ以上が異なっていてもよい。そして、その異なる第2の条件の要素は、顔画像記憶モジュール120に予め記憶された顔画像の撮像条件に類似するものであってもよい。例えば、第1の条件は、顔画像を認識するための最低の条件(具体的には、顔画像が撮像されていること等)であってもよいし、第2の条件は、顔画像記憶モジュール120に記憶されている顔画像を撮像したときの撮像条件と同じであってもよい。
より具体的に説明する。
第1の条件は、例えば目や口等のパーツ(顔の要素)を検出できていること、顔の大きさが80ピクセル以上であること等がある。第2の条件は、第1の条件に加えて、顔の大きさが120ピクセル以上であること、顔の角度が左右、上下共にプラスマイナス5度以内であること等がある。
例えば、静止度合いを使う場合は、画像上の顔部分のブレの量を検出し、第1の条件ではブレの量に関わらず条件を満たすこととし、第2の条件ではブレの量が予め定められた閾値以下でなければ条件を満たしていないと判断する。また、まばたきの有無を使う場合は、画像上の目の開閉具合を検出し、第1の条件では開閉具合に関わらず条件を満たすこととし、第2の条件では開閉具合が予め定められた閾値以上でなければ条件を満たしていないと判断する。
撮像モジュール105は、第1条件検知モジュール110、第2条件検知モジュール125、記憶処理モジュール140と接続されている。撮像モジュール105は、利用者の顔画像を撮像する。例えば、撮像装置としてのデジタルカメラ等である。撮像モジュール105は、撮像した顔画像を第1条件検知モジュール110、第2条件検知モジュール125に供給し、また、第2の条件を満たした顔画像を記憶処理モジュール140に記憶させる。なお、撮像装置は、認証装置100に内蔵されていてもよいし、認証装置100の外部機器として接続されていてもよい。また、撮像装置は複数あってもよい。その場合、後述する(照合A−1処理)の撮像では、いずれの撮像装置であってもよいが、(照合A−2処理)の撮像では、予め定められた撮像装置を用いるようにしてもよい。「予め定められた撮像装置」として、例えば、他の撮像装置よりも解像度が高い撮像装置等がある。また、撮像する画像は1枚であってもよいし、複数枚であってもよい。複数枚の場合として、具体的には、一つの撮像装置が複数枚撮像してもよいし、複数の撮像装置が1枚ずつ撮像してもよいし、複数の撮像装置が複数枚撮像してもよい。そして、照合においても複数枚の顔画像を対象としてもよい。
第1条件検知モジュール110は、撮像モジュール105、照合Aモジュール115と接続されている。第1条件検知モジュール110は、撮像モジュール105によって撮像された顔画像が第1の条件を満たすか否かを検知し、検知結果を照合Aモジュール115に渡す。検知処理は、既知の顔画像の画像処理技術(認識技術)を用いればよい。前述した例では、顔画像の画素数がAピクセル以上であるか否か等を検知する。
照合Aモジュール115は、第1条件検知モジュール110、顔画像記憶モジュール120、第2条件検知モジュール125、照合Bモジュール135、認証処理モジュール145と接続されている。照合Aモジュール115は、第1条件検知モジュール110による検知結果を用いて、撮像モジュール105によって撮像された顔画像が第1の条件を満たす場合に、その顔画像と顔画像記憶モジュール120に予め記憶された顔画像との照合を行う(照合A−1処理)。照合処理は、既知の顔画像の認識技術を用いればよい。
そして、照合Aモジュール115は、(照合A−1処理)による照合が失敗した場合に、第2条件検知モジュール125による検知結果を用いて、第1の条件よりも条件が厳しい第2の条件を満たす顔画像と顔画像記憶モジュール120に予め記憶された顔画像との照合を行う(照合A−2処理)。照合処理は、既知の顔画像の認識技術を用いればよい。
顔画像記憶モジュール120は、照合Aモジュール115、記憶処理モジュール140と接続されている。顔画像記憶モジュール120は、照合用の顔画像を記憶している。そして、その記憶している顔画像を照合Aモジュール115に提供し、記憶処理モジュール140によって顔画像を追加して記憶する。ここで「追加して記憶」には、記憶している顔画像を増やすこと(既に記憶されている顔画像はそのまま)、既に記憶されている顔画像を記憶処理モジュール140からの顔画像に置き換えることが含まれる。
第2条件検知モジュール125は、撮像モジュール105、照合Aモジュール115と接続されている。第2条件検知モジュール125は、撮像モジュール105によって撮像された顔画像が第2の条件を満たすか否かを検知し、検知結果を照合Aモジュール115に渡す。検知処理は、既知の顔画像の画像処理技術(認識技術)を用いればよい。前述した例では、顔画像の画素数がBピクセル以上であるか否か等を検知する。
照合Bモジュール135は、照合Aモジュール115、記憶処理モジュール140、認証処理モジュール145と接続されている。照合Bモジュール135は、照合Aモジュール115の(照合A−2処理)による照合が失敗した場合に、顔画像の照合とは異なる照合方法によって照合を行う。例えば、利用者が所有しているICカード、ユーザーIDとパスワードの照合、顔画像以外の生体情報(指紋、虹彩等)等の照合がある。なお、顔画像の照合よりも照合の成功の確率が高くなる照合(顔画像の照合のように撮像条件に左右されることなく、本人であることを正しく照合できること)が好ましい。
記憶処理モジュール140は、撮像モジュール105、顔画像記憶モジュール120、照合Bモジュール135と接続されている。記憶処理モジュール140は、顔登録指示をされた後に第2の条件を満たす顔画像を記憶する。
具体的には、制御モジュール155が顔登録の指示を受けて顔登録すべきユーザーを選択させた後、撮像モジュール105で登録すべきユーザーの顔を撮像し、第2の条件を満たした場合に、記憶処理モジュール140に記憶された顔画像(第2の条件を満たす顔画像)を、顔画像記憶モジュール120に記憶させる。
また、記憶処理モジュール140は、照合Bモジュール135による照合が成功した場合に、第2の条件を満たす顔画像を記憶するようにしてもよい。記憶処理モジュール140での記憶は、前述したように一時記憶を含む。「第2の条件を満たすか否か」については、第2条件検知モジュール125による検知結果を用いればよい。
具体的には、記憶処理モジュール140は、照合Bモジュール135による照合が成功した場合に、記憶処理モジュール140に記憶された顔画像(第2の条件を満たす顔画像)を、顔画像記憶モジュール120に記憶させる。
認証処理モジュール145は、照合Aモジュール115、照合Bモジュール135と接続されている。認証処理モジュール145は、照合Aモジュール115又は照合Bモジュール135によって照合が成功した場合に、認証処理を行う。これによって、ユーザーは、認証装置100を含む情報処理装置200又は画像処理装置250を利用することができることになる。もちろんのことながら、そのユーザーに許された機能(例えば、カラー印刷可能、ファックス送信不可等)が利用可能になる。そして、利用料がそのユーザー(又は、そのユーザーが所属している組織等)に課金されることとしてもよい。
ガイド表示モジュール150は、撮像モジュール105によって撮像する場合の撮像の案内(ガイドともいう)を表示する。また、ガイド表示モジュール150は、照合Bモジュール135による照合のための案内を表示する。
特に、ガイド表示モジュール150は、照合Aモジュール115による(照合A−1処理)による照合が失敗した場合に、第2の条件における撮像の案内を表示する。これによって、(照合A−1処理)による照合が失敗した場合であっても、(照合A−2処理)による照合が成功する確率が高くなる。そして、(照合A−2処理)による照合が失敗した場合であっても、第2の条件を満たす顔画像を撮像することができるようになる。このことは、ひいては、顔画像記憶モジュール120に顔画像を追加して記憶することができるようになる。「第2の条件における撮像の案内」とは、第2の条件を満たすように利用者を促すことであり、例えば、撮像した顔画像を表示するとともに、顔画像の大きさを示す枠を表示して、その枠内を顔画像で満たすように促す案内を表示する。なお、スピーカーによる音声出力、触覚デバイスを用いた触感等を伴って、案内を提示するようにしてもよい。
制御モジュール155は、認証装置100内の各モジュールの処理を制御する。また、モジュールの処理順序等を制御する。
図2は、本実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。
情報処理装置200は、認証装置100(認証装置900)、機能モジュール210を有している。認証装置100(認証装置900)と機能モジュール210は接続されている。認証装置100(認証装置900)によって認証された利用者が情報処理装置200(機能モジュール210の機能)を利用できる。情報処理装置200として、後述する画像処理装置250があるが、これに限定されず、認証を必要とする機器、例えば、入退室管理装置、健康管理機器、家庭用電気機器等がある。
画像処理装置250は、認証装置100(認証装置900)、画像処理モジュール260を有している。認証装置100(認証装置900)と画像処理モジュール260は接続されている。認証装置100(認証装置900)によって認証された利用者が画像処理装置250(画像処理モジュール260の機能)を利用できる。画像処理装置250として、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)等がある。例えば、次のように利用される。画像処理装置250と通信回線を介して接続されているパーソナルコンピュータを利用して、利用者がプリント指示を行う。セキュリティの観点から、印刷物の放置を避けるために、その利用者を認証した後にプリント処理を行う。つまり、利用者は印刷物を受け取るために、画像処理装置250で顔画像による認証を受ける。そして、画像処理モジュール260は、その顔画像に対応する利用者によるプリント指示を実行し、印刷を行う。
認証装置100(認証装置900)は、例えば、以下のような処理を行う。特に、この説明は、本実施の形態の理解を容易にすることを目的とするものであり、この説明を用いて限定解釈することは意図していない。そして、この説明部分のみを用いて、特許を受けようとする発明が発明の詳細な説明に記載したものであること(特許法第36条第6項第1号)の判断を行うべきではないことは当然である。
画像処理装置250は起動が完了すると、デジタルカメラで撮像した画像をパネル(表示装置、例えば、図5の例に示す画面400)に表示すると共に、撮像した画像から顔を検知する処理を行う。このとき第1の条件を満たさない場合は、後ほど顔の照合をするのに不十分な画像と判断し検知できなかったとみなす。顔が検知できなかった場合は、デジタルカメラによる撮像、パネルへの表示及び顔の検知を繰り返す。一方、顔が検知できた場合は、すでに登録済みのユーザーの顔画像と照合する処理を行う。照合ができた場合は、照合した顔画像が登録してあるユーザーとして認証を行う。照合ができなかった場合は、再度デジタルカメラの撮像から処理を行うが、予め定められた期間が経過しても照合ができない場合には、パネル上にガイドを出し、元となる顔画像パターンの記憶時(図3の例を用いて後述)と同じ条件(第2の条件の具体例)で顔が撮像できるようにする。例えば、パネル上には以下のように表示する。「画像内にできるだけ大きく顔が映るように静止してください」。また、デジタルカメラの画像上に枠を重ねて表示するなど文字以外のガイドを用いてもよい。
この後、再度顔の検知を行うが、このときは顔画像の登録時に用いる条件と同じである第2の条件を満たさない場合は、検知できなかったとみなす。顔の検知ができた場合は、さらに顔を照合する処理を行う。ここで照合に失敗した場合は、撮像された顔画像を一時的に記憶して、さらにパネル上の画面を変更してユーザーIDとパスワードによる認証をユーザーに勧める(例えば、図6の例に示す画面500)。ユーザーIDとパスワードがキーインされれば照合を行い、一致するユーザーがいればそのユーザーとして認証を行う。このとき対象のユーザーに顔画像が登録済みであれば、さきほど一時的に記憶した顔画像を追加の顔画像として関連付ける。これにより、今後同様の外光環境で撮像した場合には、こちらの顔画像とも照合が行われるため、顔照合に成功して認証が成功することになる。
あらかじめユーザーに顔画像を関連付けるときは以下のように行う。画像処理装置に管理者でログインしている状態で、ユーザーIDを一つ選択して顔画像の関連付けをパネルより指示する。顔画像の登録時に用いる条件で顔の検知が出来た場合は、撮像した顔画像を選択したユーザーIDに関連付ける。
図3は、本実施の形態による処理例(顔画像の記憶処理例)を示すフローチャートである。
ステップS350では、顔画像記憶処理を開始する。
ステップS352では、顔画像を撮像する。
ステップS354では、撮像された顔画像は第2の条件を満たすか否かを判断し、満たす場合はステップS356へ進み、それ以外の場合はステップS352へ戻る。
ステップS356では、撮像された顔画像をユーザーIDに関連付けて、顔画像記憶モジュール120に記憶する。つまり、後述する図8の例に示すユーザーID・顔画像対応テーブル700を生成することになる。なお、ユーザーIDは、撮像前に選択されていてもよいし、撮像後であって、顔画像記憶モジュール120に記憶する前に選択してもよい。
ステップS359では、顔画像記憶処理を終了する。
なお、この処理は、照合を行う情報処理装置200又は画像処理装置250で行うのが望ましい。元となる顔画像パターンの撮像と照合における顔画像の撮像とにおける条件を同じにするためである。ただし、他の装置でこの処理を行うことを排除するものではなく、他の装置で、この処理を行った顔画像を顔画像記憶モジュールに記憶させてもよい。
図4は、第1の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。顔画像の認証処理例(顔認識処理例)を示すものである。
ステップS302では、顔画像を撮像する。例えば、図5に示す画面400のような表示を行う。図5は、画面400の表示例を示す説明図である。画面400には、ガイド表示領域410、顔画像表示領域420、顔画像表示指定領域430、ヘルプボタン440を表示する。ガイド表示領域410には、例えば「画面を見ながら枠内に顔をおさめてください」と表示する。ステップS302での表示内容としては、第1の条件を満たすための案内である。顔画像表示領域420には、撮像された顔画像をリアルタイムで表示する。利用者が撮像された自分の顔を確認できるようにするためである。なお、顔画像表示指定領域430が利用者によって選択された場合に、顔画像表示領域420に顔画像を表示し、顔画像表示指定領域430が選択されていない場合は、顔画像表示領域420には顔画像を表示しない。ヘルプボタン440が利用者によって選択(クリック)された場合、取り扱い説明書を表示する。例えば、第1の条件を表示してもよい。
ステップS304では、撮像された顔画像は第1の条件を満たすか否かを判断し、満たす場合はステップS306へ進み、それ以外の場合はステップS302へ戻る。なお、例えば、予め定められた期間(又は、予め定められた撮像回数等)、ステップS304での処理で「No」となった場合には、ステップS308に進んでもよい。なお、もちろんのことながら、この処理は一例であって、必ずしも行う必要はない。ステップS302へ戻った場合、図5の例に示した画面400内のガイド表示領域410では、第1の条件を満たすための案内を表示するようにしてもよい。例えば、顔画像中の顔の大きさが閾値未満である場合は、「より近づいてください」等を表示すればよい。
ステップS306では、顔画像記憶モジュール120に記憶された顔画像との照合が成功したか否かを判断し、成功した場合はステップS326へ進み、それ以外の場合はステップS308へ進む。この例では、ステップS306で照合が失敗するとすぐにステップS308に進むが、一定期間照合が失敗するまではステップS302に戻って撮像を繰り返してもよい。ステップS306では、例えば、ユーザーID・顔画像対応テーブル700を用いて、撮像した顔画像との照合を行えばよい。図8は、ユーザーID・顔画像対応テーブル700のデータ構造例を示す説明図である。ユーザーID・顔画像対応テーブル700は、ユーザーID欄710、顔画像1欄720、顔画像2欄730を有している。ユーザーID欄710は、本実施の形態において、ユーザーを一意に識別するための情報(ユーザーID:IDentification)を記憶している。顔画像1欄720は、そのユーザーの顔画像1を記憶している。顔画像2欄730は、そのユーザーの顔画像2を記憶している。なお、顔登録後の最初の状態(図3の例に示した顔画像の記憶処理の直後)では、顔画像2欄730には、顔画像は記憶されていなくてもよい。ステップS324で、顔画像2欄730に顔画像を記憶させてもよい。また、顔画像1欄720、顔画像2欄730に記憶する顔画像として、顔画像そのものであってもよいし、その顔画像から抽出した特徴データであってもよい。また、この例では追加の顔画像は1つしかないが、追加の顔画像は複数であってもよい。
ステップS308では、ガイドを表示する。ガイドとして、第2の条件を満たすように利用者を促す案内がある。例えば、図5に示した画面400内のガイド表示領域410に表示してもよい。さらに、例えば、撮像した顔画像を表示するとともに、顔画像の大きさを示す枠を表示して、その枠内を顔画像で満たすように促す案内を表示するようにしてもよい。
ステップS310では、顔画像を撮像する。
ステップS312では、撮像された顔画像は第2の条件を満たすか否かを判断し、満たす場合はステップS314へ進み、それ以外の場合はステップS308へ戻る。なお、例えば、予め定められた期間(又は、予め定められた撮像回数等)、ステップS312での処理で「No」となった場合には、エラー処理を行うようにしてもよい。例えば、ステップS318、ステップS320、ステップS322の処理(つまり、ステップS316、ステップS324の処理は行わない)を行う。
ステップS314では、顔画像記憶モジュール120に記憶された顔画像との照合が成功したか否かを判断し、成功した場合はステップS326へ進み、それ以外の場合はステップS316へ進む。例えば、ステップS306の処理と同等の処理、つまり、ユーザーID・顔画像対応テーブル700を用いて、撮像した顔画像との照合を行えばよい。
ステップS316では、検知した顔画像を第2条件適応顔画像として記憶処理モジュール140に記憶させる。
ステップS318では、顔画像以外の別照合方式をガイドする。別照合方式として、例えば、ユーザーIDとパスワードの組み合わせによる照合がある。具体的には、図6に示す画面500を表示し、ユーザーIDとパスワードのキーインを促すようにしてもよい。図6は、画面500の表示例を示す説明図である。画面500には、キーボード認証領域510、ガイド表示領域520、ユーザーID受付欄530、パスワード受付欄540、ログインボタン550、閉じるボタン560を表示する。ガイド表示領域520には、例えば「認証できませんでした。キーボードでユーザー情報を入力して認証してください。顔認識画面に戻るときは[閉じる]を押してください。」と表示する。ユーザーID受付欄530には、ユーザーIDがキーインされる。パスワード受付欄540には、パスワードがキーインされる。ログインボタン550が選択された場合に、ユーザーIDとパスワードの組み合わせの照合(ステップS320の処理)が行われる。閉じるボタン560が選択された場合、ステップS302(又は、ステップS308)に戻る。
ステップS320では、照合が成功したか否かを判断し、成功した場合はステップS322へ進み、それ以外の場合はステップS308へ戻る。例えば、ユーザーID・パスワード対応テーブル800を用いて、キーインされたユーザーIDとパスワードの組み合わせとの照合を行えばよい。図9は、ユーザーID・パスワード対応テーブル800のデータ構造例を示す説明図である。ユーザーID・パスワード対応テーブル800は、ユーザーID欄810、パスワード欄820を有している。ユーザーID欄810は、ユーザーIDを記憶している。パスワード欄820は、そのユーザーIDに対応するパスワードを記憶している。
ステップS322では、認証処理を行う。いわゆるログイン処理を行う。この後、認証されたユーザーは、情報処理装置200(又は、画像処理装置250)を利用することができる。
ステップS324では、認証ユーザーに顔画像を追加記憶する。つまり、記憶処理モジュール140は、記憶処理モジュール140内の顔画像を、ステップS320で照合されたユーザーの顔画像として顔画像記憶モジュール120に記憶させる。例えば、ユーザーID・顔画像対応テーブル700の顔画像2欄730に記憶処理モジュール140内の顔画像を記憶させる。また、ユーザーID・顔画像対応テーブル700の顔画像1欄720の顔画像を、記憶処理モジュール140内の顔画像で置換してもよい。
また、ステップS324の処理を行うにあたって、画面600を表示するようにしてもよい。図7は、画面600の表示例を示す説明図である。画面600には、顔情報の追加領域610、ガイド表示領域620、顔画像表示領域630、ユーザーID表示領域640、ユーザー名表示領域650、はい(追加する)ボタン660、いいえ(追加しない)ボタン670を表示する。ガイド表示領域620には、例えば「顔認識の確率を高めるために、今回の顔情報を追加することができます。顔情報を追加しますか?」と表示する。顔画像表示領域630には顔画像記憶モジュール120に記憶させる顔画像(第2の条件を満たしている記憶処理モジュール140内の顔画像)を表示する。ユーザーID表示領域640には、図6の例で示した画面500のユーザーID受付欄530でキーインされたユーザーIDを表示してもよいし、再度、ユーザーIDをキーインさせてもよい。ユーザー名表示領域650には、図6の例で示した画面500のパスワード受付欄540でキーインされたパスワードを表示してもよいし、再度、パスワードをキーインさせてもよい。はい(追加する)ボタン660が選択されると、顔画像を追加した旨をフィードバック表示し、認証が成功した場合の初期画面に遷移する。いいえ(追加しない)ボタン670が選択されると、認証が成功した場合の初期画面に遷移する。
ステップS326では、認証処理を行う。いわゆるログイン処理を行う。この後、認証されたユーザーは、情報処理装置200(又は、画像処理装置250)を利用することができる。
ステップS399では、顔認識処理を終了する。
<<第2の実施の形態>>
図10は、第2の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。
第2の実施の形態である情報処理装置である認証装置900は、利用者の照合を行うものであって、図10の例に示すように、撮像モジュール105、第1条件検知モジュール110、照合Aモジュール115、顔画像記憶モジュール120、第2条件検知モジュール125、照合Bモジュール135、記憶処理モジュール140、認証処理モジュール145、ガイド表示モジュール150、制御モジュール155、退去モジュール960を有している。
なお、第1の実施の形態と同種の部位には同一符号を付し重複した説明を省略する。
撮像モジュール105は、第1条件検知モジュール110、第2条件検知モジュール125、記憶処理モジュール140と接続されている。
第1条件検知モジュール110は、撮像モジュール105、照合Aモジュール115と接続されている。
照合Aモジュール115は、第1条件検知モジュール110、顔画像記憶モジュール120、第2条件検知モジュール125、照合Bモジュール135、認証処理モジュール145と接続されている。
顔画像記憶モジュール120は、照合Aモジュール115、記憶処理モジュール140と接続されている。
第2条件検知モジュール125は、撮像モジュール105、照合Aモジュール115と接続されている。
照合Bモジュール135は、照合Aモジュール115、記憶処理モジュール140、認証処理モジュール145と接続されている。
記憶処理モジュール140は、撮像モジュール105、顔画像記憶モジュール120、照合Bモジュール135と接続されている。
認証処理モジュール145は、照合Aモジュール115、照合Bモジュール135と接続されている。
退去モジュール960は、退去検知モジュール965、退去処理モジュール970を有している。
退去検知モジュール965は、顔画像の利用者(顔画像を撮像された利用者)が退去したことを検知する。
例えば、退去検知モジュール965は、退去の検知を、次のいずれか一つ、又は、これらの組み合わせで行うようにしてもよい。
(1)撮像モジュール105によって撮像された画像中に顔が含まれていないこと。
(2)センサによって利用者を検出できないこと。このセンサとして、例えば、赤外線、超音波、可視光等を用いて、人の所在を検知するためのセンサがある。
(3)顔画像を撮像した撮像モジュール105とは異なる撮像装置Bで撮像した画像中に人が含まれていないこと。「撮像モジュール105とは異なる撮像装置B」として、例えば、認証装置900(又は認証装置900が含まれている情報処理装置200、画像処理装置250)が有している利用者検知用の撮像装置である。例えば、その撮像装置Bによって認証装置900に利用者が近づいてきたことが検知された場合は、認証装置900を省電力モード(省エネモード、スリープモード、低電力モード等ともいわれる)から使用可能状態(情報処理装置200、画像処理装置250の機能をすぐに利用できる状態)に移行する。
退去処理モジュール970は、顔画像の誤った登録を防止するための処理を行う。例えば、以下の処理を行う。
退去処理モジュール970は、退去検知モジュール965によって退去が検出された場合、記憶処理モジュール140が記憶した顔画像を削除する。
また、退去処理モジュール970は、退去検知モジュール965によって退去が検出された場合、ガイド表示モジュール150が表示している案内を非表示にするように制御する。例えば、図5に示した画面400、図6に示した画面500、図7に示した画面600を非表示にする。
図11は、第2の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。顔画像の認証処理例(顔認識処理例)を示すものである。図4の例に示したフローチャートに、ステップS1026、ステップS1028の処理を追加したものである。つまり、ステップS1026、ステップS1028以外の処理は、図4の例に示した処理と同等である。
ステップS1002では、顔画像を撮像する。
ステップS1004では、撮像された顔画像は第1の条件を満たすか否かを判断し、満たす場合はステップS1006へ進み、それ以外の場合はステップS1002へ戻る。なお、例えば、予め定められた期間(又は、予め定められた撮像回数等)、ステップS1004での処理で「No」となった場合には、ステップS1008に進んでもよい。
ステップS1006では、顔画像記憶モジュール120に記憶された顔画像との照合が成功したか否かを判断し、成功した場合はステップS1030へ進み、それ以外の場合はステップS1008へ進む。
ステップS1008では、ガイドを表示する。
ステップS1010では、顔画像を撮像する。
ステップS1012では、撮像された顔画像は第2の条件を満たすか否かを判断し、満たす場合はステップS1014へ進み、それ以外の場合はステップS1026へ進む。なお、例えば、予め定められた期間(又は、予め定められた撮像回数等)、ステップS1012での処理で「No」となった場合には、エラー処理を行うようにしてもよい。例えば、ステップS1018、ステップS1020、ステップS1022の処理(つまり、ステップS1016、ステップS1024の処理は行わない)を行う。
ステップS1014では、顔画像記憶モジュール120に記憶された顔画像との照合が成功したか否かを判断し、成功した場合はステップS1030へ進み、それ以外の場合はステップS1016へ進む。
ステップS1016では、検知した顔画像を第2条件適応顔画像として記憶処理モジュール140に記憶させる。
ステップS1018では、顔画像以外の別照合方式をガイドする。
ステップS1020では、照合が成功したか否かを判断し、成功した場合はステップS1022へ進み、それ以外の場合はステップS1026へ進む。
ステップS1022では、認証処理を行う。いわゆるログイン処理を行う。この後、認証されたユーザーは、情報処理装置200(又は、画像処理装置250)を利用することができる。
ステップS1024では、認証ユーザーに顔画像を追加記憶する。
ステップS1026では、利用者が情報処理装置200(又は、画像処理装置250)から退去したこと(情報処理装置200(又は、画像処理装置250)の前から人がいなくなったこと)を検知したか否かを判断し、検知した場合はステップS1028へ進み、それ以外の場合はステップS1008へ進む。
ステップS1028では、退去処理を行い、ステップS1002へ戻る。ステップS1028の詳細な処理については、図12の例に示すフローチャートを用いて後述する。
ステップS1030では、認証処理を行う。いわゆるログイン処理を行う。この後、認証されたユーザーは、情報処理装置200(又は、画像処理装置250)を利用することができる。
ステップS1099では、顔認識処理を終了する。
図11に示す例では、ステップS1012、ステップS1020の処理で「No」の場合に、ステップS1026を行うようにしているが、他の箇所でステップS1026を行うようにしてもよい。例えば、ステップS1008以降のいずれかでステップS1026を行うようにしてもよい。また、利用者の退去を検知した場合に、割込み処理としてステップS1028の処理を行うようにしてもよい。
図12は、第2の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS1100では、退去処理を開始する。
ステップS1102では、記憶処理モジュール140内を削除(クリア)する。つまり、記憶処理モジュール140が一時的に記憶している顔画像(第2の条件を満たした顔画像)を削除する。
ステップS1104では、ガイド表示モジュール150によるガイドを非表示にする。
ステップS1106では、照合処理、認証処理を初期値に戻す。例えば、ステップS1004、ステップS1012で、予め定められた期間(又は、予め定められた撮像回数等)と比較するために、計測している撮像時間(又は、撮像回数)を初期値に戻すこと等が該当する。
ステップS1199では、退去処理を終了する。
図13を参照して、本実施の形態の情報処理装置のハードウェア構成例について説明する。図13に示す構成は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)等によって構成されるものであり、スキャナ等のデータ読み取り部1217と、プリンタ等のデータ出力部1218を備えたハードウェア構成例を示している。
CPU(Central Processing Unit)1201は、前述の実施の形態において説明した各種のモジュール、すなわち、第1条件検知モジュール110、照合Aモジュール115、第2条件検知モジュール125、照合Bモジュール135、記憶処理モジュール140、認証処理モジュール145、ガイド表示モジュール150、制御モジュール155、退去モジュール960等の各モジュールの実行シーケンスを記述したコンピュータ・プログラムにしたがった処理を実行する制御部である。
ROM(Read Only Memory)1202は、CPU1201が使用するプログラムや演算パラメータ等を格納する。RAM(Random Access Memory)1203は、CPU1201の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ、記憶処理モジュール140が記憶する第2の条件を満たした顔画像等を格納する。これらはCPUバス等から構成されるホストバス1204により相互に接続されている。
ホストバス1204は、ブリッジ1205を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バス等の外部バス1206に接続されている。
キーボード1208、マウス等のポインティングデバイス1209は、操作者により操作されるデバイスである。ディスプレイ1210は、液晶表示装置又はCRT(Cathode Ray Tube)等があり、各種情報をテキストやイメージ情報として表示する。また、ポインティングデバイス1209とディスプレイ1210の両方の機能を備えているタッチスクリーン等であってもよい。その場合、キーボードの機能の実現について、キーボード1208のように物理的に接続しなくても、画面(タッチスクリーン)上にソフトウェアでキーボード(いわゆるソフトウェアキーボード、スクリーンキーボード等ともいわれる)を描画して、キーボードの機能を実現するようにしてもよい。
HDD(Hard Disk Drive)1211は、ハードディスク(フラッシュ・メモリ等であってもよい)を内蔵し、ハードディスクを駆動し、CPU1201によって実行するプログラムや情報を記録又は再生させる。ハードディスクは、顔画像記憶モジュール120等としての機能を実現させる。さらに、その他の各種データ、各種コンピュータ・プログラム等が格納される。
ドライブ1212は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体1213に記録されているデータ又はプログラムを読み出して、そのデータ又はプログラムを、インタフェース1207、外部バス1206、ブリッジ1205、及びホストバス1204を介して接続されているRAM1203に供給する。なお、リムーバブル記録媒体1213も、データ記録領域として利用可能である。
接続ポート1214は、外部接続機器1215を接続するポートであり、USB、IEEE1394等の接続部を持つ。外部接続機器1215として、例えば、デジタルカメラ等である撮像モジュール105がある。接続ポート1214は、インタフェース1207、及び外部バス1206、ブリッジ1205、ホストバス1204等を介してCPU1201等に接続されている。通信部1216は、通信回線に接続され、外部とのデータ通信処理を実行する。データ読み取り部1217は、例えばスキャナであり、ドキュメントの読み取り処理を実行する。データ出力部1218は、例えばプリンタであり、ドキュメントデータの出力処理を実行する。
なお、図13に示す情報処理装置のハードウェア構成は、一つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図13に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えば特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続している形態でもよく、さらに図13に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、特に、パーソナルコンピュータの他、入退室管理装置、健康管理機器、家庭用電気機器、携帯情報通信機器(携帯電話、スマートフォン、モバイル機器、ウェアラブルコンピュータ等を含む)、ロボット、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機などに組み込まれていてもよい。
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納して提供してもよく、また、そのプログラムを通信手段によって提供してもよい。その場合、例えば、前記説明したプログラムについて、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明として捉えてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通等のために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray(登録商標) Disc)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラムの全体又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、又は無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分若しくは全部であってもよく、又は別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化等、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
100…認証装置
105…撮像モジュール
110…第1条件検知モジュール
115…照合Aモジュール
120…顔画像記憶モジュール
125…第2条件検知モジュール
135…照合Bモジュール
140…記憶処理モジュール
145…認証処理モジュール
150…ガイド表示モジュール
155…制御モジュール
200…情報処理装置
210…機能モジュール
250…画像処理装置
260…画像処理モジュール
900…認証装置
960…退去モジュール
965…退去検知モジュール
970…退去処理モジュール

Claims (10)

  1. デジタルカメラによって撮像された顔画像が第1の条件を満たす場合に、該顔画像と予め記憶された顔画像との照合を行う第1の照合手段と、
    前記第1の照合手段による照合が失敗した場合に、前記第1の条件よりも条件が厳しい第2の条件における撮像の案内を表示する表示手段と、
    前記第1の照合手段による照合が失敗した場合に、前記デジタルカメラによって撮像された前記第2の条件を満たす顔画像と前記予め記憶された顔画像との照合を行う第2の照合手段と、
    前記第2の照合手段による照合が失敗した場合に、顔画像の照合とは異なる照合方法によって照合を行う第3の照合手段と、
    前記第3の照合手段による照合が成功した場合に、前記第2の条件を満たす顔画像を記憶する第1の記憶手段
    を有する情報処理装置。
  2. 前記第1の条件又は前記第2の条件は、顔画像中の顔の大きさ、顔の向き、静止度合い、まばたきの有無、顔の表情の受け入れ範囲の要素の少なくとも一つ以上によって構成されている、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第1の条件と前記第2の条件とは、前記要素の少なくとも一つ以上が異なり、異なる前記第2の条件の要素は、前記予め記憶された顔画像の撮像条件に類似する、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第2の条件を満たす撮像後の顔画像を記憶する第2の記憶手段
    をさらに有し、
    前記第1の記憶手段は、前記第2の記憶手段に記憶された顔画像を記憶する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記顔画像の利用者が退去したことを検知する退去検知手段と、
    前記退去検知手段によって退去が検出された場合、前記第2の記憶手段が記憶した顔画像を削除する削除手段
    をさらに有する請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記顔画像の利用者が退去したことを検知する退去検知手段
    をさらに有し、
    前記表示手段は、前記退去検知手段によって退去が検出された場合、表示している案内を非表示にする、
    請求項に記載の情報処理装置。
  7. 前記退去検知手段は、退去の検知を、次のいずれか一つ、又は、これらの組み合わせで行う、
    (1)撮像された画像中に顔が含まれていないこと、
    (2)センサによって前記利用者を検出できないこと、
    (3)前記顔画像を撮像した撮像装置とは異なる撮像装置で撮像した画像中に人が含まれていないこと、
    請求項5又はに記載の情報処理装置。
  8. 前記第1の条件では目の開閉具合に関わらず条件を満たすこととし、第2の条件では目の開閉具合が予め定められた閾値以上でなければ条件を満たしていないと判断する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  9. 前記顔画像の利用者が退去したことを検知する退去検知手段
    をさらに有し、
    前記退去検知手段として、利用者が近づいてきたことが検知された場合は、省電力モードから使用可能状態に移行するための退去検知手段を利用する、
    請求項5又は6に記載の情報処理装置。
  10. コンピュータを、
    デジタルカメラによって撮像された顔画像が第1の条件を満たす場合に、該顔画像と予め記憶された顔画像との照合を行う第1の照合手段と、
    前記第1の照合手段による照合が失敗した場合に、前記第1の条件よりも条件が厳しい第2の条件における撮像の案内を表示する表示手段と、
    前記第1の照合手段による照合が失敗した場合に、前記デジタルカメラによって撮像された前記第2の条件を満たす顔画像と前記予め記憶された顔画像との照合を行う第2の照合手段と、
    前記第2の照合手段による照合が失敗した場合に、顔画像の照合とは異なる照合方法によって照合を行う第3の照合手段と、
    前記第3の照合手段による照合が成功した場合に、前記第2の条件を満たす顔画像を記憶する第1の記憶手段
    として機能させるための情報処理プログラム。
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