JP2006304160A - 電子会議制御プログラム、方法、電子会議システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数拠点を結んで行われる電子会議において、議長がいない場合にも円滑な議事進行を可能とする。
【解決手段】本システムにおいては、発言が一息ついたことを検出して発言希望情報を表示する。例えば、発言者58がスライドを共有画面表示52に表示させて発言を行い、これにより発言者音声信号62が発声状態64,68にある最中に、Aさん74とBさん76の発言予約の入力が行われる(S2,S8)ものとする。この時、Aさん74の入力に対しては、発声状態64が途切れて沈黙状態66が所定時間続いたことをもって発言が一息ついたと判定し、「A発言あり」のポップアップ表示を共有画面に行う(S4)。また、Bさんの入力に対しては、発言者58がスライド送り操作をしたこと(S9)をもって一息ついたと判定し、スライド送りは行わずに「B発言あり」のポップアップ表示を共有画面に行う(S10)。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数拠点を結んで行われる電子会議システムについての技術、特に、参加者の発言に関して管理を行う技術に関する。
遠隔地にある複数の拠点を接続して行う電子会議(遠隔会議と呼ばれることもある)が普及しつつある。下記特許文献1乃至3には、電子会議における参加者の発言を管理・制御する技術が開示されている。
下記特許文献1は、衛星会議システムにおける発言権の管理技術を開示するものである。ここでは、会議の進行を円滑にするために議長手段が設けられ、この議長手段により参加者からの発言要求信号に基づいて発言者が決定されている。また、下記特許文献2には、発言頻度(時間)の少ない者に優先的に発言権を与える技術が記されている。さらに、下記特許文献3には、司会者の許可又は自主的判断により参加者からなされる手書き入力による発言要求信号を受け付けて、発言のための装置設定を行う技術が記載されている。
特開2001−320684号公報 特開2003−304337号公報 特開平2−265346号公報
電子会議においては、一般に、他拠点の様子を把握しづらく、発言のタイミングを掴むことが難しい。このため、発言のタイミングを逃したり、不適切なタイミングで他人の発言に割り込んでしまったりする場合がある。また、これらの点が心理的障壁となって発言の躊躇を招き、議論が不活発となってしまう問題もある。
上記特許文献1乃至3の技術は、しかしながら、このような問題を解決するものではない。上記特許文献1の技術においては、制御装置としての議事進行役を設けているが、この機械的制御によっては議事進行の円滑は期待できない。また、上記特許文献2の技術は単に発言機会を均等化するものである。さらに、上記特許文献3の技術においては、議事進行を円滑に行うためには適当な司会者を置かなくてはならず、しかも、司会者を置いた場合に適切な運営が行われるとは限らない。
本発明の目的は、電子会議において、議長や司会者となる人物の有無にかかわらず円滑な議事進行を可能とするための技術を確立することにある。
本発明の別の目的は、電子会議において、会議の進行の流れを壊さずに、参加者が発言の意思表示を行い得る技術を実現することにある。
本発明の電子会議制御プログラムは、電子会議の各拠点に位置する参加者の発言にかかる音声及び画像を受け付けて、少なくとも受け付けた拠点以外の拠点に出力する機能を備えた電子会議システムに対し、参加者の発言希望情報を受け付けて保持する希望保持手順と、現在進行中の発言が一息ついたことを示す一息信号を取得する一息信号取得手順と、一息信号を取得した時点で、少なくとも現在進行中の発言がなされている拠点に、保持している発言希望情報に基づく音声または画像を出力する出力手順と、を実行させる。
電子会議システムは、複数の拠点を接続して電子会議を行うためのシステムである。この電子会議は、最小の場合には、2拠点に各一人づついる参加者により成立しうるが、通常の場合には、一般のテレビ電話とは異なり、三人以上の参加者によって構成される。つまり、2拠点で少なくとも一つの拠点に二人以上の参加者が存在するか、3拠点以上で構成された場合に、特に本システムの威力が発揮される。
電子会議システムの典型的な構成においては、各拠点に、参加者の発言にかかる音声や画像を入力する一つ又は複数の入力装置、及び、他の拠点で入力された音声や画像を出力する一つ又は複数の出力装置が設けられ、ある拠点又はネットワーク上に、各拠点の入力装置から音声や画像を取得し、別の拠点の出力装置に配信する配信装置が設けられる。ここで、入力装置とは、音声入力を受け付けるマイクと、画像入力を受け付けるカメラやパソコン等の画像入力装置が、同一筐体又は別筐体に格納されてなる装置であり、出力装置とは、音声出力を行うスピーカと、画像出力を行うディスプレイやプロジェクタなどの表示装置とが、同一筐体又は別筐体に格納されてなる装置である。また、配信装置は、入力した音声や画像を、加工して又は加工しないで、別の全ての拠点又は別の選択された拠点に配信する装置である。配信装置を入力した拠点に配信するように構成することも可能である。入力装置と出力装置は、同一筐体内に格納することができる。また、配信装置は、別途独立に構成されていてもよいし、いずれかの入力装置あるいは出力装置と一体的に構成されていてもよい。配信装置は、その機能を二以上の拠点に分散して構成するなど、ネットワーク上に分散配置されていてもよい。
電子会議制御プログラムは、このような電子会議システムの動作を制御して、各手順を実行させるソフトウエアである。この電子会議制御プログラムは、典型的には、システムにおいて中心的な役割をなす配信装置に組み込むように設計することで、容易に実装することができる。しかし、一部又は全部の拠点の入力装置又は出力装置に機能を分散させるなど、別の態様で実装することも可能である。
希望保持手順は、その参加者の発言希望情報を取得し記憶する手順である。取得は、会議の参加者による入力を受け付けることで行うことができる。例えば、電子会議システムに対し情報送信可能に設定されたパソコン、携帯電話、押しボタンなどの端末装置を通じて受け付け可能であるし、参加者の画像から挙手などの意思表示動作を画像認識することで受け付けることもできる。
一息信号取得手順においては、現在進行中の発言が一息ついたことを示す一息信号の取得が行われる。ここで、発言とは、発声行為のみならず、会議の参加者に伝達することを目的として行う行為を広く指すものであり、例えば、発表位置(演台、ホワイトボード前、共用表示装置前など)を占める行為、カメラの前で行う動作行為、画像として配信される発表資料やアノテーションの入力行為など、発声行為に付随して又は発声行為とは独立にされる行為も含めることができる。また、現在進行中の発言が一息つくとは、発言の流れが一時的に途切れる状態をいう。この状態は、発言者の行為に起因して、または、参加者や外部要因などに起因して起こりうる。そこで、一息信号の取得は、この状態を客観的に検出する解析を行うことで、あるいは、議長や発言者からの明示的な指示入力など参加者の主観的判断に基づく入力を受け付けることで行われる。
出力手順は、保持している発言希望情報に基づく音声または画像を出力する手順である。この出力は、一息信号を取得した時点で、少なくとも現在進行中の発言がなされている拠点について行われる。もちろん、他の拠点に出力することも可能である。
この構成によれば、現在進行中の発言が一息ついた時点で、発言者に対し発言希望情報が伝えられる。会議の議事進行は、進行役(議長)の有無にかかわらず、一般に、発言中の発言者に多くを委ねられる。つまり、発言者には、通常の場合、発言を続行するか中断するかの裁量が暗黙のうちに与えられ、特に、強力な進行役がいない場合には、次の発言者を決定する裁量さえも与えられることがある。そこで、発言者に対しては、その発言を不用意に妨げることなく、しかし、的確に発言希望がある旨を伝達することが求められる。本電子会議制御システムは、この要請に応えるものである。
なお、出力手順で出力された発言希望情報に基づく画像出力は、適当なタイミングで消去される。消去は、ユーザ指示入力に基づいて行われてもよいし、条件に従って自動的に行われてもよい。ユーザ指示入力に基づく場合は、例えば、表示された人物だけでなく、第三者に対しても消去権限を与えることができる。また、自動的に行われる例としては、発言者の交代を検出した場合や、しばらく沈黙が続いた後で当初の発言者の発言が再開されたことを検出した場合に消去する態様が挙げられる。発言の有無によらず、一定時間経過後に発言希望情報をクリアすることも有効であろう。
また、保持された発言希望情報も適当なタイミングでクリアされる。クリアは、ユーザ指示入力に基づいて行われてもよいし、条件に従って自動的に行われてもよい。ユーザ指示入力に基づく例としては、発言希望情報を入力した者がキャンセル信号を送信してクリアする態様が挙げられる。また、自動的に行われる態様としては、例えば、発言者の交代を検出した場合にその時点での全ての発言希望情報をクリアする例が挙げられる。あるいは、発言の有無によらず、一定時間経過後に発言希望情報をクリアすることも有効であろう。もちろん、この発言希望情報のクリアは、上で説明した発言希望情報に基づく画像出力の消去と連動させることができる。
本発明の電子会議制御プログラムの一態様においては、一息信号取得手順においては、現在進行中の発言にかかる音声または画像の解析を行って一息信号を取得する。例えば、発言にかかる音声における発言者の声の途切れや他者の声の混入を検出する音声解析により、あるいは、発言にかかる画像におけるプレゼンテーション用資料画像の改ページ、発言者の移動、他者の出現、プレゼン資料を指し示すポインタの移動などを検出する画像解析により行うことができる。解析においては、例えば、一息ついたとみなせる判定条件をそれぞれの解析について適宜設定しておき、その判定条件が満たされるか否かを評価することで、一息信号が取得される。
本発明の電子会議制御プログラムの一態様においては、電子会議システムに対する操作信号に基づいて一息信号を取得する。例えば、マイクやカメラの切替を指示する信号、発言にかかる画像におけるプレゼンテーション用資料画像の改ページ指示信号、プレゼン資料を指し示す電子ポインタの移動指示信号などの各種信号を受信することで、又は、各種信号の解析を行うことで一息信号を取得することができる。また、これらの各種信号にのみ基づいて一息信号を取得するのではなく、これらの各種信号と上述の音声解析や画像解析の結果を複合的に判定して一息信号を取得することも有効であろう。
本発明の電子会議制御プログラムの一態様においては、出力手順においては、複数の発言希望情報を保持している場合に、設定に従って優先順位づけを行い、この優先順位を反映させて発言希望情報に基づく音声または画像を出力する。優先順位は、例えば、入力の早い順とすることができるし、発言回数に基づいて(例えば、発言していない人を優先したり、逆に発言を繰り返し求めている人を優先したりする)決定することもできる。また、発言希望情報に付随する情報、すなわち、入力者により発言希望情報につけられた緊急性ランク情報や、入力者に対し設定されている属性情報(役職、会議での重要度など)に基づいて優先順位を定めることも有効である。出力においては、番号や並び順により優先順位を明示したり、優先順位の順に一人または一部だけを出力したりして、優先順位を反映させた出力が行われる。一人だけを出力する態様は、当該電子会議制御プログラムに発言者決定を委ねるものと言える。また、優先順位を反映させて複数人を出力する態様は、当該電子会議制御プログラムに次の発言者を選択する材料の提示を行わせ、最終決定はその時点での発言者や出力された複数の発言候補者の判断に任せるものと言える。
本発明の電子会議制御プログラムの一態様においては、前記電子会議システムに対し、希望保持手順において取得した発言希望情報が緊急発言条件を満たすか否かを判定する判定手順と、緊急発言条件を充足する場合に、一息信号取得手順による一息信号の取得を待たずに、少なくとも現在進行中の発言がなされている拠点に対し、その発言希望情報に基づく音声または画像を出力する緊急出力手順と、を実行させる。
判定手順においては、発言希望情報が緊急発言条件を満たすか否かが判定される。緊急発言条件は、例えば、発言希望情報に付随する情報について設定することができる。具体的には、入力者により発言希望情報につけられた緊急性ランク情報や、入力者に対し設定されている属性情報(役職、会議での重要度など)についての条件を定める態様が挙げられる。これにより、例えば、社長の発言希望情報を常に緊急発言条件を満たすものとして緊急処理することができる。緊急出力手順においては、即座に出力を行ってもよいし、一息ついたとは言えない程度の切れ目を示す信号を緩やかな判定基準に基づいて取得した時点で出力を行ってもよい。いずれにせよ、通常の出力手順による出力よりも一般に速やかに出力が行われることとなる。
本発明の電子会議制御プログラムの一態様においては、出力手順における出力は、全ての拠点において行われる。これにより、電子会議の参加者全員が発言希望の存在を知って、会議の進行の流れを的確に把握することが可能となる。また、本発明の電子会議制御プログラムの一態様においては、前記電子会議システムに対し、希望保持手順により保持した発言希望情報に基づく音声または画像を、一息信号取得手順による一息信号の取得を待たずに、現在進行中の発言がなされていない拠点に出力する随時出力手順を実行させる。これにより、現在進行中の発言者以外の者(その拠点以外の者)は、誰が発言を希望しているかを随時把握して、自分が次に発言しようか否かの判断材料とすることができる。
本発明の電子会議制御方法は、電子会議の各拠点に位置する参加者の発言にかかる音声及び画像を受け付けて、少なくとも受け付けた拠点以外の拠点に出力する機能を備えた電子会議システムが実行する方法であって、参加者の発言希望情報を受け付けて保持する希望保持手順と、現在進行中の発言が一息ついたことを示す一息信号を取得する一息信号取得手順と、一息信号を取得した時点で、少なくとも現在進行中の発言がなされている拠点に、保持している発言希望情報に基づく音声または画像を出力する出力手順と、を含む。
本発明の電子会議システムは、電子会議の各拠点に位置する参加者の発言にかかる音声及び画像を受け付けて、少なくとも受け付けた拠点以外の拠点に出力する機能を備えた電子会議システムであって、参加者の発言希望情報を受け付けて保持する希望保持手段と、現在進行中の発言が一息ついたことを示す一息信号を取得する一息信号取得手段と、一息信号を取得した時点で、少なくとも現在進行中の発言がなされている拠点に、保持している発言希望情報に基づく音声または画像を出力する出力手段と、を備える。
以下に本実施の代表的な形態について説明する。ここでは、2拠点を接続してなる電子会議システム(遠隔会議システム)を例に挙げて説明を行うが、もちろん3拠点以上が接続されてなる電子会議システムに対しても同様の構成を適用することができる。
図1は、電子会議システムの概略構成を説明する図である。図には、二つの拠点10,20における各構成と、発言者の発言順序を管理する発言者管理装置30が記されている。これらは、一般に普及している電子会議システムを拡張したものであり、当然含まれるべき一部の構成については記載を省略している。例えば、各拠点10,20から入力される音声や画像を、互いの拠点10,20の共有画面12,22に出力する配信装置については、記載を省略している。
拠点10には、画像を大画面に表示出力するとともに、付属のスピーカにより音声出力も行う出力装置としての共有画面12が設けられている。発表者を含む参加者18は、この音声及び画像を通じて、拠点20との会議情報の共有を図ることができる。
また、拠点10には、「一息」検出機構14が設けられている。「一息」検出機構14は、各種入力装置からの入力信号を解析して、参加者18の発言が一息ついたことを検出するものである。具体的には、マイクから入力される発言にかかる音声の解析、カメラから入力される発言者を捉えた動画像の解析、パソコンから入力される電子的なプレゼンテーション資料のページ送り信号の取得、パソコンのキーボードをはじめとする各種ボタンからの信号の取得、又は、共有画面上を指し示すポインタの軌跡の解析に基づいて、その検出が行われる。
発言予約ボタン16は、会議の参加者18の手元に設置され、押圧することで発言希望の意志表示をすることができるボタンである。参加者18は、任意のタイミングで発言予約ボタン16を押すことができる。
拠点20においても、拠点10と同様の構成が設けられている。すなわち、共有画面22、「一息」検出機構24、発言予約ボタン26が設置され、この拠点20にいる参加者28は、拠点10と電子会議を行うことができる。
発言者管理装置30は、次の発言者を決定するための装置である。このための構成として、発言者管理装置30には、次発言者提示機構32、次発言者決定機構34、及び、発言予約保持機構36が設けられている。
発言予約保持機構36は、各拠点10,20の発言予約ボタン16,26からの信号を取得して保持する。すなわち、参加者から次に発言したい旨の希望があった場合に、その情報を保持するものである。また、次発言者決定機構34は、発言予約保持機構36によって保持された発言希望情報に基づいて、次の発言者を決定するものである。複数の発言希望情報が含まれている場合には、設定に従って優先順位づけを行って発言者を決定する。決定した発言者は、現在進行中の発言が一息ついた段階で、次発言者提示機構32に送信される。すなわち、発言予約保持機構36は、各拠点10,20の「一息」検出機構14,24からの信号を入力し、その時点で次の発言者を最終決定して、次発言者提示機構32に出力する。次発言者提示機構32は、決定された次発言者を表示する画像を生成し、各拠点10,20の共有画面12,22に表示する。生成される画像は、画面の隅に小さく名前を表示するものであり、本来表示される画像と合成されて表示される。
続いて、図2及び図3を用いて、この電子会議システムの典型的な動作例を説明する。図2は、時間軸上に動作例にかかる各イベントを表示した図であり、図3は、図2において行われるイベントについて順を追って説明するフローチャートである。
図2においては、時間軸50上に、共有画面表示52、すなわち共有画面になされる表示内容が示されている。この共有画面表示52には、パソコンで作成した電子的なプレゼン資料が表示されており、最初に符号54で示したスライド1が表示され、途中でページ送りにより符号56で示したスライド2の表示がなされる。また、図には、主たる発言者58が描かれている。この発言者58は、電子会議においてスライドを用いながら発表を行う発表者である。発言者操作60の欄は、発言者58によるスライドの操作を表しており、発言者音声信号62の欄は、発言者58の発言にともなう音声信号の振幅を表示している。発言者音声信号62は、(あまり長い間隔をあけずに)音声を発していることを示す発声状態64から始まり、沈黙を示す沈黙状態66、発声状態68、沈黙状態70、発声状態72と続いている。さらに、図においては、会議の参加者であるAさん74とBさん76の動作についても記している。
ここでは、まず、主たる発言者58が、声による説明を行いながらスライド1の表示操作を行っており(S1)、これにより、共有画面にスライド1が表示されている。Aさん74は、この説明の最中に質問を思い立ち、手元の発言予約ボタンを押して、発言の予約(発言したい旨の意思表示)をしている(S2)。予約信号は、発言者管理装置30の発言予約保持機構36により受け付けられ保持される。一方、一息検出機構は、発言者音声信号62を監視し、発言者58の声が所定時間途切れたタイミング、つまり、発言が「一息」ついたタイミングを検出する(S3)。時間の途切れの長さをどの程度に設定するかは任意性がある。例えば、若干の思慮の時間を検出しようと思えば1秒から2秒程度で良いだろうし、手元の水を飲む時間を想定したならば3秒以上程度とすべきであろう。また、この設定は会議の性質に応じて変更してもよく、例えば、参加者が互いに良く知っている者同士である場合には比較的短くし、会議規模が大きくなれば比較的長くした方がよいであろう。
一息ついたことを検出した旨の信号は、次発言者決定機構34に送信され、次発言者決定機構34はその時点で保持されている発言予約に基づいてAさん74を次の発言者にすべきであるとの決定を行う。そして、この決定を受けた次発言者提示機構32は、共有画面に表示されたスライド1の周辺部に「A発言あり」とのポップアップ表示を行う(S4)。これにより、現在の発言中の発言者58は、その時点で、Aさん74に対し発言を促し、Aさん74は発言を行う(S5)。もちろん、実際に発言を行うルールは会議の参加者によって決定されればよく、例えば、発言者58は、ポップアップ表示が行われた直後ではなくもっと切りがよいと判断した段階でAさん74に発言を許すことにしてもよい。また、その判断を議長役の人物に委ねてもよいし、表示そのものに議長的な役割を持たせ原則として表示に厳格に従うこととしてもよい。さらには、ポップアップ表示と連動して、Aさん74の声を収集するマイクをセットしたり、カメラによりAさん74(を含む姿)を捉えた映像を共有画面に小さく表示するなどしてもよい。
ポップアップ表示は、Aさん74の発言中に、Aさん74あるいは他の参加者の明示的な指示によって消去される(S6)。そして、場合によっては、Aさん74の発言に対しても同様に一息の検出が行われて、発言を希望する第三者あるいは当初の発言者58が発言を行うこととなる。しかし、図示した例においては、主として発言を行う当初の発言者58のみを検出対象者とし、会議の参加者全員を検出対象者とはしていないため、Aさん74を含む第三者の発言に対しては一息が検出されない。このため、Aさん74の発言が終了すると、それを受けて当初の発言者58が発言を再開し(S7)、これにより発言者音声信号62が沈黙状態66から発声状態68に変わる。
この発声状態68が続く間に、今度は、Bさん76が発言の予約を行い(S8)、しばらくして、発言者58がスライドの改ページを指示するスライド送り操作を行う(S9)。すると、次発言者決定機構34は、このスライド送り操作に基づいて検出された一息信号を取得し、次発言者提示機構32が共有画面に「B発言あり」のポップアップ表示を行う(S10)。また、スライド1からスライド2への改ページは中止される。これにより、発言者58は、Bさん76が発言を希望していることを知ることとなり、Bさん76に発言を促す。そして、Bさん76の発言が行われる(S11)。ポップアップ表示はこの間に消去される(S12)。
Bさん76の発言が終わると、発言者58は、再びスライド送り操作を行う(S13)。そして、今度は、発言予約がないために符号56で示したスライド2への切替が行われ(S14)、発言者58は、このスライド2を参照しながら発言を再開する。
以上に示した態様によれば、発言しようとする者は、会議の進行妨害とならないように配慮するなど、会議中の発言のタイミングを図ることなく、発言の意思を表示できる。また、現在発言中の者は、自分の発言が他者の不用意な割り込みにより中断されることがない。さらには、現在発言中の者は表示に基づいて新たな表示された者に発言を促すことが可能となり、表示された者は例え発言を促されなくとも一息ついたタイミングかつ参加者が発言を予期したタイミングで堂々と割り込みを行うことが可能となる。したがって、議長等の進行役をおかない場合であっても、会議進行を円滑に行うことできる。
本実施の形態にかかるシステム構成例を示す図である。 会議の進行例を示す模式図である。 図2に対応したフローチャートである。
符号の説明
10,20 拠点、12,22 共有画面、14,24 「一息」検出機構、16,26 発言予約ボタン、18,28 参加者、30 発言者管理装置、32 次発言者提示機構、34 次発言者決定機構、36 発言予約保持機構、50 時間軸、52 共有画面表示、58 発言者、60 発言者操作、62 発言者音声信号、64,68,72 発声状態、66,70 沈黙状態。

Claims (9)

  1. 電子会議の各拠点に位置する参加者の発言にかかる音声及び画像を受け付けて、少なくとも受け付けた拠点以外の拠点に出力する機能を備えた電子会議システムに対し、
    参加者の発言希望情報を受け付けて保持する希望保持手順と、
    現在進行中の発言が一息ついたことを示す一息信号を取得する一息信号取得手順と、
    一息信号を取得した時点で、少なくとも現在進行中の発言がなされている拠点に、保持している発言希望情報に基づく音声または画像を出力する出力手順と、
    を実行させる、ことを特徴とする電子会議制御プログラム。
  2. 請求項1に記載の電子会議制御プログラムにおいて、
    一息信号取得手順においては、現在進行中の発言にかかる音声または画像の解析を行って一息信号を取得する、ことを特徴とする電子会議制御プログラム。
  3. 請求項2に記載の電子会議制御プログラムにおいて、
    一息信号取得手順においては、電子会議システムに対する操作信号に基づいて一息信号を取得する、ことを特徴とする電子会議制御プログラム。
  4. 請求項1に記載の電子会議制御プログラムにおいて、
    出力手順においては、複数の発言希望情報を保持している場合に、設定に従って優先順位づけを行い、この優先順位を反映させて発言希望情報に基づく音声または画像を出力する、ことを特徴とする電子会議制御プログラム。
  5. 請求項1に記載の電子会議制御プログラムにおいて、
    前記電子会議システムに対し、
    希望保持手順において取得した発言希望情報が緊急発言条件を満たすか否かを判定する判定手順と、
    緊急発言条件を充足する場合に、一息信号取得手順による一息信号の取得を待たずに、少なくとも現在進行中の発言がなされている拠点に、その発言希望情報に基づく音声または画像を出力する緊急出力手順と、
    を実行させる、ことを特徴とする電子会議制御プログラム。
  6. 請求項1に記載の電子会議制御プログラムにおいて、
    出力手順における出力は、全ての拠点において行われる、ことを特徴とする電子会議制御プログラム。
  7. 請求項1に記載の電子会議制御プログラムにおいて、
    前記電子会議システムに対し、
    希望保持手順により保持した発言希望情報に基づく音声または画像を、一息信号取得手順による一息信号の取得を待たずに、現在進行中の発言がなされていない拠点に出力する随時出力手順を実行させる、ことを特徴とする電子会議制御プログラム。
  8. 電子会議の各拠点に位置する参加者の発言にかかる音声及び画像を受け付けて、少なくとも受け付けた拠点以外の拠点に出力する機能を備えた電子会議システムが実行する方法であって、
    参加者の発言希望情報を受け付けて保持する希望保持手順と、
    現在進行中の発言が一息ついたことを示す一息信号を取得する一息信号取得手順と、
    一息信号を取得した時点で、少なくとも現在進行中の発言がなされている拠点に、保持している発言希望情報に基づく音声または画像を出力する出力手順と、
    を含む、ことを特徴とする電子会議制御方法。
  9. 電子会議の各拠点に位置する参加者の発言にかかる音声及び画像を受け付けて、少なくとも受け付けた拠点以外の拠点に出力する機能を備えた電子会議システムであって、
    参加者の発言希望情報を受け付けて保持する希望保持手段と、
    現在進行中の発言が一息ついたことを示す一息信号を取得する一息信号取得手段と、
    一息信号を取得した時点で、少なくとも現在進行中の発言がなされている拠点に、保持している発言希望情報に基づく音声または画像を出力する出力手段と、
    を備える、ことを特徴とする電子会議システム。
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