JP2011061450A - 会議通信システム、会議通信方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】取り込んだ映像データ及び音声データをもとに、動作検出部13により聞き手としての特徴的動作を検出する。またそれと共に、会議サーバSVから受信した会議用音声データの無音区間長から、話し手の発言に対し聞き手が発言権を得ようとする動作を行うであろうタイミングを動作タイミング推定部16により推定する。そして、同調判定部14において、上記推定された動作タイミングと、上記検出された聞き手の特徴的動作とをもとに、話し手の発言に対する聞き手の同調の有無と同調の度合いを検出する。さらに、各クライアント端末で検出された同調の有無と同調の度合いを表す情報をもとに次発言候補選択部17により次の発言者の候補を選択し、当該候補者の映像を強調表示する。
【選択図】図2
Description
第1の態様は、複数の会議通信装置のうち、参加者が会議端末として使用する会議通信装置及び会議サーバとして使用される会議通信装置の少なくとも一つが、以下の動作を実行するようにしたものである。すなわち、会議端末として使用される各会議通信装置において得られた同調の度合いを表す情報を受け取り、この受け取った各同調の度合いを表す情報をもとに次の発言者の候補を選択し、この選択された次の発言者の候補を表す情報を第1の参加者に提示する。
また、参加者が頷いている様子をそのまま映像として伝送することや、胴体の動きをフレームを間引くことなく伝送することは、伝送情報量が増大して伝送遅延が生じやすくなる。しかし、この発明によれば同調の度合いを表す情報を伝送すればよいので、伝送情報量を大幅に削減することができ、これにより伝送遅延等を生じることなく、次に発言しようとしている参加者を各参加者に通知することが可能となる。
このようにすると、各参加者は自身の会議通信装置において、会議に参加している各参加者の映像を見るだけで、次に発言しようとしている参加者の候補を簡単かつ正確に認識することが可能となる。
図1は、この発明の一実施形態に係わる会議通信システムの概略構成図である。
この会議通信システムは、会議参加者がそれぞれ使用する複数のクライアント端末UT1〜UTnを、通信ネットワークNWを介して会議サーバSVに接続可能としたものである。
すなわち、クライアント端末UT1〜UTnは、端末本体10と、この端末本体10に接続される付属デバイスとしてのマイクロホン21、カメラ22、スピーカ23及び表示器24とから構成される。
(1) 強調する参加者の映像の枠に色をつける。
(2) 強調する参加者の映像の表示サイズをn3倍にする。
(3) 強調する参加者の映像を振動させる。
(4) 強調する参加者の映像を放射方向へ伸縮させる。
(5) 強調する参加者の映像を光らせる。
(6) 強調する参加者の映像領域の4つの隅の内いずれかに、頷きの動作を絵で表したアイコンを表示させる。
(7) 強調する参加者の映像のみをカラー表示し、その他の参加者の映像は白黒表示する。
いまクライアント端末UT1〜UTnが会議サーバSVを介して会議通信を行っているものとする。このとき、クライアント端末UT1〜UTnでは、参加者の映像及び音声がそれぞれカメラ22及びマイクロホン21から映像・音声取込部11に映像・音声データとして取り込まれ、送受信部12から会議サーバSVへ送信される。会議サーバSVでは、各クライアント端末UT1〜UTnから送信された映像・音声データが受信されると、これらの映像・音声信号が合成されて会議用の映像・音声データが生成され、この会議用の映像・音声データが各クライアント端末UT1〜UTnへそれぞれ送信される。クライアント端末UT1〜UTnでは、上記会議サーバSVから送信された会議用映像・音声データが送受信部12で受信され、映像・音声加工部18を介して表示器24及びスピーカ23に供給されて、会議映像及び音声としてそれぞれ表示及び拡声出力される。
クライアント端末UT1〜UTnは、先ずステップS1において動きタイミングの推定処理を行う。この動きタイミングの推定処理は、発話音声解析部15及び動作タイミング推定部16により以下のように行われる。図4はその処理手順と処理内容を示すフローチャートである。
以下同様に同調判定部14は、n1−2 個前、n1−3 個前、…の各動きタイミングにおいてそれぞれ聞き手の特徴的な動作(頷き、相槌、胴体の動き)が検出されたか否かを判定し、その判定結果に応じて同調レベルをカウントアップ又はカウントダウンする。
かくして、表示器24には次に発言しようとしている参加者の映像が強調表示され、参加者はこの強調表示された映像を見ることで次に発言しようとしている参加者を確認することが可能となる。
しかも、参加者が頷いている様子をそのまま映像として伝送することや、胴体の動きをフレームを間引くことなく伝送することは、伝送情報量が増大して伝送遅延が生じやすくなる。しかし、この実施形態によれば同調の度合いを表す情報として同調フラグと同調レベルを表す情報のみを伝送すればよいので、伝送情報量を大幅に削減することができ、これにより伝送遅延等を生じることなく、次に発言しようとしている参加者を各参加者に通知することが可能となる。
その他、参加者が使用する会議通信装置の種類とその構成、処理手順と処理内容等についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施可能である。
Claims (7)
- 複数の会議通信装置間で通信ネットワークを介して映像と音声を用いた会議通信を行うシステムであって、
前記複数の会議通信装置のうち参加者が会議端末として使用する各会議通信装置は、
第1の参加者の映像及び音声をそれぞれ映像信号及び音声信号として取り込む手段と、
前記取り込んだ映像信号及び音声信号をもとに、前記第1の参加者が聞き手として発言権を得ようとする際の特徴的動作を検出する手段と、
第2の参加者の発言による音声信号を受信する手段と、
前記受信された第2の参加者の音声信号からその有音区間及び無音区間を検出する手段と、
前記検出された有音区間及び無音区間をもとに、前記第1の参加者が発言権を得ようとする動作を行う期間を推定する手段と、
前記推定された期間と、前記検出された第1の参加者の特徴的動作とをもとに、前記第2の参加者の発言に対する前記第1の参加者の同調の度合いを表す情報を求める手段と
を具備することを特徴とする会議通信システム。 - 前記複数の会議通信装置のうち、参加者が会議端末として使用する会議通信装置及び会議サーバとして使用される会議通信装置のいずれか一方は、
前記会議端末として使用される各会議通信装置において得られた同調の度合いを表す情報を取得する手段と、
前記取得された、各会議通信装置において得られた同調の度合いを表す情報をもとに次の発言者の候補を選択する手段と、
前記選択された次の発言者の候補を表す情報を前記第1の参加者に提示する次発言候補提示手段と
を、さらに具備することを特徴とする請求項1記載の会議通信システム。 - 前記次発言候補提示手段は、前記選択された次の発言者の候補を表す情報に基づいて、当該候補となる参加者に対応する映像を他の参加者の映像に比べて強調して表示することを特徴とする請求項2記載の会議通信システム。
- 複数の会議通信装置間で通信ネットワークを介して映像と音声を用いた会議通信を行う会議通信方法であって、
前記複数の会議通信装置のうち、参加者が会議端末として使用する第1の会議通信装置が、
第1の参加者の映像及び音声をそれぞれ映像信号及び音声信号として取り込み、
前記取り込んだ映像信号及び音声信号をもとに、前記第1の参加者が聞き手として発言権を得ようとする際の特徴的動作を検出し、
第2の参加者の発言による音声信号を受信し、
前記受信された第2の参加者の音声信号からその有音区間及び無音区間を検出し、
前記検出された有音区間及び無音区間をもとに、前記第1の参加者が発言権を得ようとする動作を行う期間を推定し、
前記推定された期間と、前記検出された第1の参加者の特徴的動作とをもとに、前記第2の参加者の発言に対する前記第1の参加者の同調の度合いを表す情報を求める
ことを特徴とする会議通信方法。 - 前記複数の会議通信装置のうち、参加者が会議端末として使用する会議通信装置及び会議サーバとして使用される会議通信装置のいずれか一方が、さらに
前記会議端末として使用される各会議通信装置において得られた同調の度合いを表す情報を取得し、
前記取得された、各会議通信装置において得られた同調の度合いを表す情報をもとに次の発言者の候補を選択し、
前記選択された次の発言者の候補を表す情報を前記第1の参加者に提示する
ことを特徴とする請求項4記載の会議通信方法。 - 前記次発言候補を表す情報を提示する手段は、前記選択された次の発言者の候補を表す情報に基づいて、当該候補となる参加者に対応する映像を他の参加者の映像に比べて強調して表示することを特徴とする請求項5記載の会議通信方法。
- 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の会議通信システムにおいて、会議通信装置が具備する各手段の処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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