JP2007104354A - テレビ会議システム、テレビ会議方法及びテレビ会議端末装置 - Google Patents

テレビ会議システム、テレビ会議方法及びテレビ会議端末装置 Download PDF

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Abstract

【課題】通信ネットワークのトラフィックの増大を防止しながら、注目すべき内容を大画面及び良好な画質で確認することができるようにする。
【解決手段】画像信号及び音声信号を送受信して画像表示及び音声出力を伴ったテレビ会議を行う複数のテレビ会議端末装置1と、テレビ会議端末装置1をデータ通信可能に接続する通信ネットワーク2と、テレビ会議端末装置1の内の任意の装置に対してテレビ会議を管理する議長用端末モードに設定するモード設定手段とを有している。テレビ会議端末装置1は、議長用端末モードに設定された装置1により許可された場合にだけ画像信号及び音声信号を送信する送信制御手段を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信回線を介してテレビ会議を行うテレビ会議システム、テレビ会議方法及びテレビ会議端末装置に関する。
従来、複数の地点間でテレビ会議を行うテレビ会議システムとしては、音声信号及び画像信号を送信可能な複数の子局と、これらの子局に通信ネットワークを介して接続された親局と、親局内に設けられ、音声信号を識別して動画と静止画とを切り替え可能な画像伝送装置と、画像伝送装置に接続され、全子局の画像を表示可能な複数のモニタとを備えた構成が提案されている。
上記の構成においては、全ての子局の様子を静止画でモニタに表示しておく。そして、各子局が動画撮影した画像信号を音声信号と共に親局の画像伝送装置に送信し、画像伝送装置において、各子局からの音声信号に基づいて発言中の子局を識別することによって、発言中の子局に対応付けられたモニタに映し出される画像だけを静止画から動画に切り替えるようになっている。これにより、全ての子局の様子を静止画でモニタすることができると共に、発言している子局については親局側で特に選択操作を行うことなく動画によるモニタ表示が可能になっている(特許文献1)。
特開平5−153585号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のテレビ会議システムにおいては、全ての子局が発言の有無に拘らずに親局に対して動画の画像信号を送信するため、子局と親局との間における通信ネットワークのトラフィックが過大になり易いことから、動画及び静止画の画像表示の画質が低下したり、小画面の画像表示になっても画像信号のデータ量を低減することが必要であるという問題がある。
本発明の目的は、通信ネットワークのトラフィックの増大を防止しながら、注目すべき内容を大画面及び良好な画質で確認することができるテレビ会議システム、テレビ会議方法及びテレビ会議端末装置を提供することである。
課題を解決するための手段及び効果
本発明は、画像信号及び音声信号を送受信して画像表示及び音声出力を伴ったテレビ会議を行う複数のテレビ会議端末装置と、前記テレビ会議端末装置をデータ通信可能に接続する通信ネットワークと、前記テレビ会議端末装置の内の任意の装置に対して前記テレビ会議を管理する議長用端末モードに設定するモード設定手段(テレビ会議端末装置に内蔵されていてもよいし、テレビ会議端末装置以外の端末装置であってもよい)とを有し、前記テレビ会議端末装置は、前記議長用端末モードに設定された装置により許可された場合にだけ前記画像信号及び音声信号を送信する送信制御手段を備えている。
上記の構成によれば、テレビ会議端末装置に備えられた送信制御手段が、議長用端末モードに設定された装置により許可された場合にだけ画像信号及び音声信号を送信し、この画像信号等を用いて全参加者用端末装置間におけるテレビ会議が行われるため、テレビ会議端末装置間をデータ通信可能に接続した通信ネットワークのデータ量を減少させることができる。これにより、従来のように、全てのテレビ会議端末装置から画像信号を同一のデータ量で通信ネットワークに送信していた場合と比較して、通信ネットワークのトラフィックの増大を防止しながら、注目すべき発表者の内容を大画面及び良好な画質で確認することができる場合がある。
また、本発明は、複数のテレビ会議端末装置間において通信ネットワークを介して画像信号及び音声信号を送受信することにより画像表示及び音声出力を伴ったテレビ会議を行うテレビ会議通信方法であって、前記テレビ会議端末装置の一つを議長用端末モードの装置として設定し、前記該議長用端末モードの装置により許可されたテレビ会議端末装置だけが前記画像信号及び音声信号を送信する。
上記の構成によれば、議長用端末モードの装置により許可されたテレビ会議端末装置だけが画像信号等を送信し、この画像信号等を用いて全参加者用端末装置間におけるテレビ会議が行われるため、テレビ会議端末装置間をデータ通信可能に接続した通信ネットワークのデータ量を減少させることができることから、従来のように、全てのテレビ会議端末装置から画像信号を同一のデータ量で通信ネットワークに送信していた場合と比較して、通信ネットワークのトラフィックの増大を防止しながら、注目すべき発表者の内容を大画面及び良好な画質で確認することができる場合がある。
また、本発明は、通信ネットワークを介して画像信号及び音声信号を送受信することにより画像表示及び音声出力を伴ったテレビ会議を行うテレビ会議端末装置であって、前記議長用端末モードと参加者用端末モードとの何れかのモードに設定するモード設定手段と、前記画像信号及び音声信号の送信と送信停止とを切り替え可能な送信切替手段と、前記画像信号及び音声信号を送信することによる発表を前記議長用端末モードとなった装置に対して要求する発表要求手段と、前記発表を要求する参加者用端末モードとなった装置を認識する発表要求認識手段と、前記発表要求認識手段により認識された前記参加者用端末モードとなった装置に対して発表を許可するように、該装置の送信切替手段を制御する切替制御手段とを有している。
上記の構成によれば、テレビ会議端末装置の一種の機種を議長用端末モードの装置と参加者用端末モードの装置とに切り替えて用いることができるため、議長の設定等を容易に行うことができる。そして、議長用端末モードの装置により許可された参加者用端末モードの装置だけが画像信号等を送信し、この画像信号等を用いて全テレビ会議端末装置間におけるテレビ会議が行われるため、通信ネットワークのデータ量を減少させることができることから、従来のように、全てのテレビ会議端末装置から画像信号を同一のデータ量で通信ネットワークに送信していた場合と比較して、通信ネットワークのトラフィックの増大を防止しながら、注目すべき発表者の内容を大画面及び良好な画質で確認することができる場合がある。
本発明の実施の形態を図1ないし図11に基づいて以下に説明する。
(テレビ会議システム)
本実施の形態にかかるテレビ会議システムは、図1に示すように、公衆回線や専用回線等の通信ネットワーク2と、通信ネットワーク2を介して画像信号及び音声信号を送受信することにより画像表示及び音声出力を伴ったテレビ会議を行う後述のテレビ会議端末装置1と、通信ネットワーク2内のテレビ会議端末装置1相互間の多地点接続等を制御するMCU3(Multipoint Control Unit)と、テレビ会議端末装置1の利用者等に対する管理を行うグループウエアサーバ4とを有している。尚、テレビ会議端末装置1やMCU3、グループウエアサーバ4は、市販のワークステーションやパーソナルコンピュータ(PC)及びネットワーク接続機器等で構成されている。そして、テレビ会議端末装置1等に含まれる機能は、ワークステーションやPC、ネットワーク機器等のハードウェアと、これらのハードウェア資源を利用するソフトウェア処理により実現されている。
上記のMCU3は、3地点間以上を同時に接続して映像・音声の切換えやミキシング等により映像・音声を集約・配信してテレビ会議を実現するように構成されている。具体的には、MCU3においては、会議毎に利用資源の設定や、通信レート、オーディオレート、ビデオレート、ビデオセッション、画面分割数、ビデオプロトコルと、参加者のインターフェイスタイプ、接続タイプ、IPアドレス、電話番号、シグナルポート、回線チャネル数、音声ボリュームからなる参加者設定情報、会議の予約開始日時、継続時間情報等の設定を行うことができるように構成されている。
また、グループウエアサーバ4は、グループウェアクライアント機能を有するテレビ会議端末装置1やその他の端末装置と接続し、これらテレビ会議端末装置1を用いて利用者グループ内での協調作業を行うために必要なデータベースと、データベースを管理するデータベースサーバとを備えている。さらに、グループウエアサーバ4は、会議参加者宛に電子メールで会議開催通知を行う会議予約機能やスケジュールを管理するスケジュール管理機能等を備えている。
(テレビ会議端末装置1)
上記のように構成されたテレビ会議システムに用いられるテレビ会議端末装置1は、人物等の被写体を撮像することにより画像信号を生成する撮像装置11と、画像信号を画面表示する液晶表示装置等の表示部12と、撮像装置11及び表示部12に接続された画像処理部13とを有している。
画像処理部13は、撮像装置11からの画像信号を通信ネットワーク2に対応した信号形態に変換する画像送信変換機能を有していると共に、通信ネットワーク2からの画像信号を表示部12に対応した信号形態に変換する画像受信変換機能とを有している。上記の画像送信変換機能は、撮像装置11からの画像信号をデジタル信号に変換するA/D変換器21と、A/D変換器21でデジタル化された画像信号を記憶する送信フレームメモリ22と、画像コーデック部23のエンコーダ部24等とで実現されている。また、画像受信変換機能は、画像コーデック部23のデコーダ部25と、デコーダ部25から出力された画像信号を記憶する受信フレームメモリ27と、画像信号をアナログ信号に変換するD/A変換器26等とで実現されている。
上記の画像コーデック部23におけるエンコーダ部24は、無圧縮の画像データを圧縮ファイルの形式に変換する画像コーデックを備えた構成されている。また、画像コーデック部23のデコーダ部25は、画像データの圧縮ファイルを無圧縮ファイルに戻す画像コーデックを備えた構成にされている。尚、画像コーデックは、圧縮ファイルを複合(解凍)したときに完全に元のファイルに戻すことが可能な可逆圧縮ではなく、オリジナルのクオリティを損なわない程度にファイルを加工する非可逆圧縮を行うようになっている。
また、エンコーダ部24の前段には、画像信号の送信を停止可能なゲート71が設けられている。具体的には、ゲート71は、エンコーダ部24と送信フレームメモリ22との間に設けられている。ゲート71は、送信フレームメモリ22から出力される画像信号のエンコーダ部24への通過許可と通過禁止とを切り替え可能になっており、後述の演算部51からの送信許可信号により切り替えが制御されるようになっている。即ち、ゲート71は、演算部51から送信許可信号が入力されたときに画像信号の通過を許容する一方、演算部51から送信許可信号が入力されないときに画像信号の通過を禁止するようになっている。
また、テレビ会議端末装置1は、図2にも示すように、撮像装置11の撮像に併せて音声を検出することにより音声の音量に応じた音声信号を生成するマイク14と、音声信号を音声として出力するスピーカ15と、マイク14及びスピーカ15に接続された音声処理部16とを有している。
音声処理部16は、マイク14からの音声信号を通信ネットワーク2に対応した信号形態に変換する音声送信変換機能を有していると共に、通信ネットワーク2からの音声信号をスピーカ15に対応した信号形態に変換する音声受信変換機能を有している。上記の音声送信変換機能は、マイク14からの音声信号をデジタル信号に変換するA/D変換器31と、A/D変換器31でデジタル化された音声信号を記憶する送信フレームメモリ32と、音声コーデック部33のエンコーダ部34等とで実現されている。また、音声受信変換機能は、音声コーデック部33のデコーダ部35と、デコーダ部35から出力された音声信号を記憶する受信フレームメモリ37と、音声信号をアナログ信号に変換するD/A変換器36等とで実現されている。
上記の音声コーデック部33は、上述の画像コーデック部23と同様に、エンコーダ部34において無圧縮のデータを圧縮ファイルの形式に変換すると共に、デコーダ部35において圧縮ファイルを無圧縮ファイルに複合(解凍)する音声コーデックを有している。
また、エンコーダ部34の前段には、音声信号の送信を停止可能なゲート72が設けられている。具体的には、ゲート72は、エンコーダ部34と送信フレームメモリ32との間に設けられている。ゲート72は、送信フレームメモリ32から出力される音声信号のエンコーダ部34への通過許可と通過禁止とを切り替え可能になっており、後述の演算部51からの送信許可信号により切り替えが制御されるようになっている。即ち、ゲート72は、画像処理部13のゲート71と同様に、演算部51から送信許可信号が入力されたときに音声信号の通過を許容する一方、演算部51から送信許可信号が入力されないときに音声信号の通過を禁止するようになっている。
上記の画像処理部13及び音声処理部16は、インターフェース部54に接続されている。インターフェース部54は、通信ネットワーク2に接続されている。そして、テレビ会議端末装置1は、通信ネットワーク2を介して他のテレビ会議端末装置1との間、上述のMCU3やグループウエアサーバ4等との間でデータ通信を行うことが可能になっている。
上記のインターフェース部54は、制御データや会議者情報等を処理する低速データ処理部53を介して演算部51に接続されている。演算部51は、図示しないCPU(中央制御装置)や記憶部51a等からなっており、テレビ会議端末装置1の動作を制御するようになっている。具体的には、演算部51の記憶部51aには、図2の会議情報管理テーブル等の各種のデータが格納されていると共に、図8の初期設定ルーチンや図9の情報出力処理ルーチン、図10の参加者手続き処理ルーチン、図11の議長手続き処理ルーチン等の各種のプログラムが格納されている。
上記の初期設定ルーチンは、議長用端末モードと参加者用端末モードとの何れかのモードに設定するモード設定手段としてコンピュータ(演算部51)を機能させるようになっている。ここで、『議長用端末モード』とは、各テレビ会議端末装置1の動作を制御することによりテレビ会議を管理する議長用端末装置としてテレビ会議端末装置1を機能させるモードである。『参加者用端末モード』とは、議長用端末モードに設定された装置1により許可された場合にだけ画像信号及び音声信号を送信する送信制御手段を備えた参加者用端末装置としてテレビ会議端末装置1を機能させるモードである。
また、図9の情報出力処理ルーチンは、通信ネットワーク2を介して入力される画像信号及び音声信号を取り込んで画像表示及び音声出力する手段と、通信ネットワーク2を介して入力される会議者情報を取り込んで画面表示する手段としてコンピュータ(演算部51)を機能させるようになっている。ここで、『会議者情報』とは、テレビ会議端末装置1の所在地データ、会議に参加するテレビ会議端末装置1のユーザ(使用者)データ、会議への参加状態に関連する状態関連データ等を意味する。
図10の参加者手続き処理ルーチンは、『参加者用端末モード』となって参加者用端末装置としてテレビ会議端末装置1が作動するときに実行されるプログラムであり、議長用端末モードに設定された装置1により許可された場合にだけ画像信号及び音声信号を送信する送信制御手段としてコンピュータ(演算部51)を機能させるようになっている。具体的には、上述のゲート71・72に対する送信許可信号の出力制御により画像信号及び音声信号の送信と送信停止とを切り替え可能な送信切替手段と、画像信号及び音声信号を送信することによるテレビ会議での発表の許可を議長用端末モードとなったテレビ会議端末装置1(議長用端末装置)に対して要求する発表要求手段としてコンピュータ(演算部51)を機能させるようになっている。
図11の議長手続き処理ルーチンは、『議長用端末モード』となって議長用端末装置としてテレビ会議端末装置1が作動するときに実行されるプログラムであり、発表の許可を要求する参加者用端末モードとなったテレビ会議端末装置1(参加者用端末装置)を認識する発表要求認識手段と、発表要求認識手段により認識された参加者用端末モードとなったテレビ会議端末装置1(参加者用端末装置)に対して発表を許可するように、この装置1の送信切替手段を制御する切替制御手段としてコンピュータ(演算部51)を機能させるようになっている。尚、以上の各ルーチンの具体的な動作については後述する。
さらに、演算部51には、キーボードやマウス等の操作部52が接続されていると共に、利用者情報処理部17が接続されている。利用者情報処理部17は、ウエブブラウザ機能41やグループウェアクライアント機能42、メール送受信機能43等を備えている。これにより、テレビ会議端末装置1は、ウエブブラウザ機能41によりインターネット上に存在するウエブページを閲覧可能になっていると共に、メール送受信機能43により他のテレビ会議端末装置1等に対してメールを送受信可能になっている。さらに、テレビ会議端末装置1は、グループウェアクライアント機能42によりグループウエアサーバ4を介して他のグループウェアクライアント機能を備えたテレビ会議端末装置1との利用者グループ内での協調作業を行うことが可能になっている。例えば、グループウエアサーバ4を介してテレビ会議開催通知の電子メールを各テレビ会議端末装置1や他の端末装置に送信してテレビ会議開催の予約を行ったり、ウエブブラウザ機能41を用いてテレビ会議開催に伴う細かな準備を可能にしている。
(会議情報管理テーブル)
また、上述の各プログラムと共に演算部51の記憶部51aに格納された会議情報管理テーブルは、図2に示すように、管理番号領域と端末領域とユーザ領域と状態領域とを有している。管理番号領域、端末領域及びユーザ領域は、参加者用端末モード及び議長用端末モードの何れのモードにおいても使用されるデータ領域として設定されており、各領域のデータ内容が画面表示される。一方、状態領域は、議長用端末モードのときに使用されるデータ領域として設定されており、上述の各領域のデータ内容と共に画面表示される。
上記の管理番号領域は、今回のテレビ会議に使用するテレビ会議端末装置1に順番に付与された番号データを格納する領域であり、例えば“07”が最終の番号データであれば、7台のテレビ会議端末装置1が今回のテレビ会議に使用されることを示す。また、端末領域は、テレビ会議端末装置1の所在地を示す所在地データを格納する領域であり、例えば“青森”のデータであれば、青森の場所に設置されていることを示す。また、ユーザ領域は、テレビ会議端末装置1を使用している者の名前データを格納する領域である。状態領域は、テレビ会議における参加状態を示す状態データを格納する領域である。状態データとしては、参加者が会議での発表を視聴している状態を示す“視聴中”と、参加者が発表の許可を要求している状態を示す“発表待ち”と、参加者が発表中であることを示す “発表中”の3種類が存在している。
尚、管理番号領域、端末領域及びユーザ領域のデータ入力は、各テレビ会議端末装置1において行われてもよいし、議長用端末モードとなった装置1において一括して行われてもよい。また、一括して行う場合は、予め、会議の参加予定者と会議開催の日時とを議長用端末モードの装置1から会議対象の各テレビ会議端末装置1に対して設定しておき、会議開催の日時となったときに、自動で各テレビ会議端末装置1が作動を開始する機能を備えていることが好ましい。さらに、各テレビ会議端末装置1から参加予定者に会議をメールや画面表示で報知する会議報知機能を備えていることが好ましい。
(テレビ会議端末装置1の画面表示)
上記のように構成されたテレビ会議端末装置1は、会議の前後や進行中に各種の画面表示を表示部12において行うようになっている。例えば、会議の前後においては、図3の登録画面が表示される。議長用端末モードの設定後においては、図4の議長用画面が表示される。また、参加者用端末モードの設定後においては、図5の発表画面や図6の発表待ち画面、図7の発表中画面等が参加者用画面として表示される。
会議の前後に表示される登録画面は、図3に示すように、テレビ会議で発表する参加者や議長を動画で表示する参加者表示部61と、会議に使用されるデータやスケジュール等の資料を表示する資料表示部62と、参加者情報を表示する参加者情報表示部69と、会議の進行や操作を補助するコメント表示部68とを有している。尚、参加者表示部61、資料表示部62及び参加者表示部69には、具体的な内容は表示されないが、次回の会議予定等の会議予定情報が表示されていてもよい。また、コメント表示部68には、“登録してください”の文字表示が行われ、議長用端末モードと参加者用端末モードとの選択を促すようになっている。
さらに、登録画面は、ボリューム63と議長選択ボタン66と参加者選択ボタン67とが表示されていると共に、マウスの操作で画面上を自由に移動させることができるポインタ83が表示されている。ボリューム63は、スピーカ15・15から出力される音声の音量を調整するためのものであり、ポインタ83で摘み部63aを保持して左右方向にスライドさせることにより音量を調整することを可能にしている。議長選択ボタン66は、ポインタ83を用いて押圧操作することにより議長用端末モードに設定することを可能にしている。参加者選択ボタン67は、ポインタ83を用いて押圧操作することにより参加者用端末モードに設定することを可能にしている。
また、議長用端末モードで表示される議長用画面は、図4に示すように、上述の参加者表示部61、資料表示部62、参加者情報表示部69、コメント表示部68、及びボリューム63を有していると共に、発表終了ボタン81と発表要求ボタン65と発表許可ボタン64とを有している。参加者表示部61には、発表を許可した場合は許可対象の参加者が表示され、発表を許可した場合以外は議長が表示される。資料表示部62には、会議で使用されるスケジュール等が表示される。参加者情報表示部69には、議長用端末モード用の参加者情報が表示される。即ち、図2の会議情報管理テーブルに格納されたデータに基づいて、会議に参加している端末情報(番号データ、所在地データ)と、ユーザ情報(名前データ)と、状態情報(状態データ)とが一覧表の形態で画面表示される。コメント表示部68には、“議長登録されました”の文字情報が表示される。
また、発表終了ボタン81は、ポインタ83を用いて押圧操作することにより議長自身の発表や参加者の発表を終了することを可能にしている。発表要求ボタン65は、ポインタ83を用いて押圧操作することにより議長自身の発表の許可を参加者が発表中であっても強制的に行うことを可能にしている。発表許可ボタン64は、ポインタ83を用いて押圧操作することにより発表待ちの参加者に発表を許可することを可能にしている。尚、発表待ちの参加者が複数存在する場合には、発表許可ボタン64の押圧操作前に、ポインタ83を参加者情報表示部69に移動して発表者が指定される。
また、参加者用端末モードで表示される参加者用画面は、図5〜図7に示すように、上述の参加者表示部61、資料表示部62、参加者情報表示部69、コメント表示部68、及びボリューム63を有していると共に、議長用端末モードの装置1に対して発表の許可を要求する発表要求ボタン65と、発表の終了を議長用端末モードの装置1に連絡する発表終了ボタン81とを有している。参加者表示部61には、端末情報及びユーザ情報からなる参加者情報が一覧表の形態で表示される。そして、図5の発表画面においては、コメント表示部68において“参加者登録がされました”と表示され、図6の発表待ち画面においては、コメント表示部68において“発表待ちである”と表示され、図7の発表中画面においては、コメント表示部68において“発表してください”と表示される。
(テレビ会議システム、テレビ会議端末装置1の動作)
上記の構成において、テレビ会議システムの動作を説明すると共にテレビ会議端末装置1の動作について説明する。
グループウエアサーバ4において、会議のスケジュールが管理されており、所定の日時に会議が行われると判断すると、グループウエアサーバ4からグループウェアクライアント機能を有するテレビ会議端末装置1やその他の端末装置に対して会議開催通知がメールにより送信される。会議開催通知を受け取った者は、テレビ会議端末装置1の撮像装置11やマイク14等を作動状態に設定すると共に、図3や図4に示すように、利用者情報処理部17のウエブブラウザ機能41により会議に必要な情報を読み出して資料表示部62に表示させることによって、会議の準備を行う。そして、操作部52を操作することによって、会議の準備が完了した旨をグループウエアサーバ4に報知する。
(初期設定処理)
また、各テレビ会議端末装置1においては、図8の初期設定ルーチンや図9の情報出力処理ルーチン等の各処理ルーチンが独立して並列的に実行されている。具体的には、図8に示すように、初期設定ルーチンの実行時においては、先ず、図3の登録画面を表示し、会議の参加者に対して議長及び参加者の何れで会議に参加するかを選択るように促す(S1)。そして、キーボードやマウス等の操作部52を操作することによる会議者情報の入力を受け付け、入力された会議者情報を各テレビ会議端末装置1に送信する(S2)。尚、この会議者情報は、画像信号や音声信号のデータ量と比較して非常に小さなデータ量であり、リアルタイム性を要求されるものではないため、図1の低速データ処理部53を介して通信ネットワーク2に送信される。
次に、参加者選択ボタン67及び議長選択ボタン66の押圧操作を監視し、参加者及び議長の何れかを登録を受け付ける(S3)。尚、表示部12の表示画面上における押圧操作は、例えば、参加者選択ボタン67のアイコン上にポインタ83を移動させた後、マウスを左クリックすることにより行われる。押圧操作により登録が行われると、この登録が議長の登録であるか否かが判定される(S4)。議長の登録であれば(S4,YES)、続いて、他のテレビ会議端末装置1において議長登録より議長用端末モードとされた装置が既に存在するか否かを判定し(S5)、存在すれば(S5,YES)、S3から再実行することによって、議長登録が受け付けられないことを報知すると共に、参加者への登録を可能にする。
一方、議長登録による議長用端末モードの装置1が存在しない場合には(S5,NO)、図4の議長登録画面を表示する。即ち、コメント表示部68に“議長登録されました”と表示することによって、議長として会議に参加できる議長用端末モードとなった旨を報知する。また、参加者情報表示部69には、会議者情報として端末情報とユーザ情報と状態情報とを一覧表示し、状態情報等に基づいた会議の進行を可能にする(S6)。
この後、議長用端末モードに設定し(S7)、後述の議長手続き処理を実行する(S8)。そして、この処理が終われば、会議が終了したと判断して議長用端末モードの設定を解除した後、S1から処理を開始することによって、次のテレビ会議のための登録画面を表示する。
また、S4において、押圧操作による設定が議長登録でない場合には(S4,NO)、図5の参加者登録画面を表示する。即ち、コメント表示部68に“参加者登録されました”と表示することによって、参加者として会議に参加できる参加者用端末モードとなった旨を報知する。また、参加者情報表示部69には、会議者情報として端末情報とユーザ情報とを一覧表示し、参加者の認識を可能にする(S10)。
この後、参加者用端末モードに設定し(S11)、後述の参加者手続き処理を実行する(S12)。そして、この処理が終われば、会議が終了したと判断して参加者用端末モードの設定を解除した後、S1から処理を開始することによって、次のテレビ会議のための登録画面を表示する。
(情報出力処理)
また、上記の初期設定ルーチンと並列的に実行されている情報出力処理ルーチンの実行時においては、図9に示すように、先ず、議長や参加者としての登録(議長用端末モード、参加者用端末モードの設定)が完了したか否かを判定し(A1)、登録が完了していなければ(A1,NO)、本ルーチンを終了することによって、登録の完了を待つ。そして、登録が完了した場合には(A1,YES)、通信ネットワーク2を介して送信されてきた参加者や議長の動画データである画像信号を取り込み(A2)、表示部12の参加者表示部61に画面表示する。具体的には、通信ネットワーク2を介して受信した画像信号をデコーダ部25で複合(解凍)し、受信フレームメモリ27で一時的に格納した後、D/A変換器26でアナログ信号に変更して表示部12に出力する。そして、表示部12の参加者表示部61に画面表示する(A3)。
次に、通信ネットワーク2を介して送信されてきた参加者や議長の音声データである音声信号を取り込む(A4)。ボリューム63で設定された音声レベルを取り込み(A5)、この音声レベルの音量で音声出力を行う。具体的には、通信ネットワーク2を介して受信した音声信号をデコーダ部35で複合(解凍)し、受信フレームメモリ37で一時的に格納した後、D/A変換器36でアナログ信号に変更してスピーカ15に出力する(A6)。これにより、議長や参加者の発表により画像信号及び音声信号が送信されると、画像信号に基づく動作が他のテレビ会議端末装置1の参加者表示部61に画面表示されながら、音声信号に基づく発言がスピーカ15から音声として出力されることになる。この後、会議が終了したか否かを判定し(A9)、会議が終了していなければ(A9,NO)、A2から再実行することによって、画像表示及び音声出力を継続する。
(参加者手続き処理)
上述の初期設定処理において、参加者用端末モードに設定されると、参加者手続き処理が実行される。即ち、図10に示すように、参加者手続き処理ルーチンを実行し、図5の発表要求ボタン65を押圧操作することによる発表要求があるか否かを判定する(B1)。発表要求がなければ(B1,NO)、会議が終了したか否かを判定し(B14)、会議が終了すれば(B14,YES)、本ルーチンを終了する。一方、会議が終了しなければ(B14,NO)、B1を再実行する。
発表要求があった場合には(B1,YES)、発表要求信号を議長用端末モードの装置1に送信する(B2)。この後、会議終了か否かを判定し(B3)、会議終了であれば(B3,YES)、未発表であっても、本ルーチンを終了する。一方、会議終了でなければ(B3,NO)、続いて、議長用端末モードの装置1による発表許可があったか否かを判定する(B4)。発表許可がない場合には(B4,NO)、図6の発表待ち画面を表示し、B3から再実行することによって、発表の許可が出るまで待機する。
一方、発表許可があった場合には(B4,YES)、図7の発表画面を表示し、発表者の動画及び音声の画像信号及び音声信号の出力を開始する(B7)。尚、画像信号及び音声信号の出力とは、これら各信号を通信ネットワーク2に送信する動作と、各信号に基づいた画像表示及び音声出力を行う動作とを意味する。
即ち、図1に示すように、演算部51から送信許可信号を画像処理部13及び音声処理部16のゲート71・72にそれぞれ出力し、画像信号及び音声信号の通過を可能にする。これにより、画像処理部13においては、撮像装置11で参加者を撮像して得た画像信号をA/D変換器21に取り込んでデジタル信号に変換し、送信フレームメモリ22に一時的に格納した後、ゲート71を介して画像コーデック部23のエンコーダ部24に出力する。そして、所定の圧縮率で圧縮した後、画像処理部13から圧縮した画像信号をインターフェース部54に出力し、通信ネットワーク2を介してMCU3経由で他のテレビ会議端末装置1に送信したり、通信ネットワーク2を介して直接的に他のテレビ会議端末装置1に送信する。
また、音声処理部16においては、マイク14で参加者の音声を集音して得た音声信号をA/D変換器31に取り込んでデジタル信号に変換し、送信フレームメモリ32に一時的に格納する。そして、送信フレームメモリ32からゲート72を介して音声コーデック部33に出力し、音声コーデック部33のエンコーダ部34において所定の圧縮率で圧縮する。この後、音声処理部16から圧縮した音声信号をインターフェース部54に出力し、通信ネットワーク2を介してMCU3経由で他のテレビ会議端末装置1に送信したり、通信ネットワーク2を介して直接的に他のテレビ会議端末装置1に送信する。これにより、図7に示すように、発表者の動作が参加者表示部61に表示されると共に、発表者の音声が出力される。
次に、議長用端末モードの装置1からの発表終了信号を受信したか否かを判定する(B8)。受信すれば(B8,YES)、発表を中断して終了する旨を連絡するため、発表終了信号を議長用端末モードの装置1に送信する(B11)。一方、受信しなければ(B8,NO)、続いて、会議終了であるか否かを判定し(B9)、会議終了であれば(B9,YES)、発表中であっても強制的に発表を中断して本ルーチンを終了する。一方、会議終了でなければ(B9,NO)、続いて、発表終了ボタン81の押圧操作による発表終了であるか否かを判定し(B10)、発表終了でなければ(B10,NO)、B8から再実行することによって、強制的に又は自身の判断で発表を終了するまで、発表を継続する。
また、発表終了の場合には(B10,YES)、発表を終了する旨を連絡するため、発表終了信号を議長用端末モードの装置1に送信する(B11)。この後、画像信号及び音声信号の出力を停止し(B12)、参加者表示部61の表示がなく、参加者表示部61に議長が表示された視聴中画面に切り替わる(B13)。この後、会議終了か否かを判定し(B14)、会議が終了すれば(B14,YES)、本ルーチンを終了する。一方、会議が終了しなければ(B14,NO)、B1を再実行する。
(議長手続き処理)
上述の初期設定処理において、議長用端末モードに設定されると、議長手続き処理が実行される。即ち、図11に示すように、議長手続き処理ルーチンを実行し、議長の画像信号及び音声信号の出力を開始する(C1)。これにより、全テレビ会議端末装置1において、議長の画像が表示されることになる。この後、他の参加者用端末モードとなった装置1からの発表要求信号を受信したか否かを判定し(C2)、受信しなければ(C1,NO)、C2を再実行することにより待機する。尚、この待機中に会議を強制的に終了させることが可能であってもよい。
発表要求信号を受信した場合には(C2,YES)、発表要求信号の送信元端末となる装置1を特定し(C3)、送信元端末を発表待ち状態に設定、即ち、参加者情報表示部69の会議者情報の状態情報を発表待ち状態に書き換えて表示する(C4)。この後、他のテレビ会議端末装置1から次の発表要求信号を受信したか否かを判定し(C5)、受信した場合には(C5,YES)、C3から再実行することによって、送信元端末を発表待ち状態に設定する。
一方、発表要求信号を受信しない場合には(C5,NO)、続いて、会議終了か否かを判定し(C6)、会議終了であれば(C6,YES)、本ルーチンを終了する。この際、全テレビ会議端末装置1に対して発表終了を指示する。一方、会議終了でない場合には(C6,NO)、続いて、発表許可か否かを判定する(C7)。発表許可でなければ(C7,NO)、C5を再実行し、発表許可であれば(C7,YES)、許可された端末であるテレビ会議端末装置1に発表要求信号を送信する(C8)。そして、このテレビ会議端末装置1に対応する端末の状態情報を発表中状態に設定し(C9)、画像信号及び音声信号の出力を停止する(C10)。これにより、議長の画面表示及び音声出力に代えて、発表者の画面表示及び音声出力が全テレビ会議端末装置1において行われることになる。
次に、発表終了信号を受信したか否かを判定し(C11)、発表終了信号を受信した場合には(C11,YES)、画像信号及び音声信号の出力を開始して、全テレビ会議端末装置1を議長の画面表示と音声出力に切り替えた後(C17)、C5から再実行する。一方、発表終了信号を受信しなければ(C11,NO)、続いて、議長自身の発表要求か否かを判定し(C12)、発表要求でなければ(C12,NO)、C5から再実行する。一方、議長自身の発表要求であれば(C12,YES)、発表中の装置1に対して発表終了信号を送信して発表を中断させた後(B13)、議長の画像信号及び音声信号の出力を開始する(C14)。この後、発表終了か否かを判定し(C15)、発表終了でなければ(C15,NO)、C15を再実行することによって、議長の発表を継続する。一方、発表終了の場合には(C15,YES)、画像信号及び音声信号の出力を停止し(C16)、本ルーチンを終了する。
(本実施の形態の概要)
以上のように、本実施形態におけるテレビ会議システムは、図1に示すように、画像信号及び音声信号を送受信して画像表示及び音声出力を伴ったテレビ会議を行う複数のテレビ会議端末装置1と、テレビ会議端末装置1をデータ通信可能に接続する通信ネットワーク2と、テレビ会議端末装置1の内の任意の装置に対してテレビ会議を管理する議長用端末モードに設定するモード設定手段(演算部51、図8の初期設定ルーチン等)とを有し、テレビ会議端末装置1は、議長用端末モードに設定された装置1により許可された場合にだけ画像信号及び音声信号を送信する送信制御手段(演算部51、図10の参加者手続き処理ルーチン、図11の議長手続き処理ルーチン等)を備えた構成にされている。尚、上記のモード設定手段は、本実施形態のようにテレビ会議端末装置1に内蔵されていてもよいし、テレビ会議端末装置1とは別に設けられた端末装置であってもよい。
上記の構成によれば、テレビ会議端末装置1に備えられた送信制御手段が、議長用端末モードに設定された装置1により許可された場合にだけ画像信号及び音声信号を送信し、この画像信号等を用いて全参加者用端末装置1間におけるテレビ会議が行われるため、テレビ会議端末装置1間をデータ通信可能に接続した通信ネットワーク2のデータ量を減少させることができる。これにより、従来のように、全てのテレビ会議端末装置1から画像信号を同一のデータ量で通信ネットワーク2に送信していた場合と比較して、通信ネットワーク2のトラフィックの増大を防止しながら、注目すべき発表者の内容を大画面及び良好な画質で確認することができる場合がある。
また、本実施形態におけるテレビ会議方法は、複数のテレビ会議端末装置1間において通信ネットワーク2を介して画像信号及び音声信号を送受信することにより画像表示及び音声出力を伴ったテレビ会議を行うテレビ会議通信方法であって、テレビ会議端末装置1の一つを議長用端末モードの装置1として設定し、該議長用端末モードの装置1により許可されたテレビ会議端末装置1だけが画像信号及び音声信号を送信する構成にされている。
上記の構成によれば、議長用端末モードの装置1により許可されたテレビ会議端末装置1だけが画像信号等を送信し、この画像信号等を用いて全参加者用端末装置1間におけるテレビ会議が行われるため、テレビ会議端末装置1間をデータ通信可能に接続した通信ネットワーク2のデータ量を減少させることができることから、従来のように、全てのテレビ会議端末装置1から画像信号を同一のデータ量で通信ネットワーク2に送信していた場合と比較して、通信ネットワーク2のトラフィックの増大を防止しながら、注目すべき発表者の内容を大画面及び良好な画質で確認することができる場合がある。
また、本実施形態におけるテレビ会議端末装置1は、通信ネットワーク2を介して画像信号及び音声信号を送受信することにより画像表示及び音声出力を伴ったテレビ会議を行うテレビ会議端末装置1であって、議長用端末モードと参加者用端末モードとの何れかのモードに設定するモード設定手段(演算部51、図8の初期設定ルーチン等)と、画像信号及び音声信号の送信と送信停止とを切り替え可能な送信切替手段(ゲート71・72等)と、画像信号及び音声信号を送信することによる発表を議長用端末モードとなった装置1に対して要求する発表要求手段(演算部51、図10の参加者手続き処理ルーチン等)と、発表を要求する参加者用端末モードとなった装置1を認識する発表要求認識手段(演算部51、図11の議長手続き処理ルーチン等)と、発表要求認識手段により認識された参加者用端末モードとなった装置1に対して発表を許可するように、該装置1の送信切替手段を制御する切替制御手段(演算部51、図11の議長手続き処理ルーチン等)とを有した構成にされている。
上記の構成によれば、テレビ会議端末装置1の一種の機種を議長用端末モードの装置1と参加者用端末モードの装置1とに切り替えて用いることができるため、議長の設定等を容易に行うことができる。そして、議長用端末モードの装置1により許可された参加者用端末モードの装置1だけが画像信号等を送信し、この画像信号等を用いて全テレビ会議端末装置1間におけるテレビ会議が行われるため、通信ネットワーク2のデータ量を減少させることができることから、従来のように、全てのテレビ会議端末装置1から画像信号を同一のデータ量で通信ネットワーク2に送信していた場合と比較して、通信ネットワークの2トラフィックの増大を防止しながら、注目すべき発表者の内容を大画面及び良好な画質で確認することができる場合がある。
以上、本発明の実施形態を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、具体的構成などは、適宜設計変更可能である。尚、本実施形態に記載された、作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
本実施の形態に係るテレビ会議システムの該略図。 会議情報管理テーブルの説明図。 テレビ会議端末装置の表示画面の説明図。 テレビ会議端末装置の表示画面の説明図。 テレビ会議端末装置の表示画面の説明図。 テレビ会議端末装置の表示画面の説明図。 テレビ会議端末装置の表示画面の説明図。 初期設定ルーチンのフローチャート。 情報出力処理ルーチンのフローチャート。 参加者手続き処理ルーチンのフローチャート。 議長手続き処理ルーチンのフローチャート。
符号の説明
1 テレビ会議端末装置
2 通信ネットワーク
3 MCU
4 グループウエアサーバ
11 撮像装置
12 表示装置
13 画像処理部
14 マイク
15 スピーカ
16 音声処理部
23 画像コーデック部
24 エンコーダ部
25 デコーダ部
33 音声コーデック部
34 エンコーダ部
35 デコーダ部
51 演算部
52 操作部
54 インターフェース部
71 ゲート
72 ゲート

Claims (3)

  1. 画像信号及び音声信号を送受信して画像表示及び音声出力を伴ったテレビ会議を行う複数のテレビ会議端末装置と、
    前記テレビ会議端末装置をデータ通信可能に接続する通信ネットワークと、
    前記テレビ会議端末装置の内の任意の装置に対して前記テレビ会議を管理する議長用端末モードに設定するモード設定手段とを有し、
    前記テレビ会議端末装置は、前記議長用端末モードに設定された装置により許可された場合にだけ前記画像信号及び音声信号を送信する送信制御手段を備えることを特徴とするテレビ会議システム。
  2. 複数のテレビ会議端末装置間において通信ネットワークを介して画像信号及び音声信号を送受信することにより画像表示及び音声出力を伴ったテレビ会議を行うテレビ会議通信方法であって、
    前記テレビ会議端末装置の一つを議長用端末モードの装置として設定し、前記該議長用端末モードの装置により許可されたテレビ会議端末装置だけが前記画像信号及び音声信号を送信することを特徴とするテレビ会議通信方法。
  3. 通信ネットワークを介して画像信号及び音声信号を送受信することにより画像表示及び音声出力を伴ったテレビ会議を行うテレビ会議端末装置であって、
    前記議長用端末モードと参加者用端末モードとの何れかのモードに設定可するモード設定手段と、
    前記画像信号及び音声信号の送信と送信停止とを切り替え可能な送信切替手段と、
    前記画像信号及び音声信号を送信することによる発表を前記議長用端末モードとなった装置に対して要求する発表要求手段と、
    前記発表を要求する参加者用端末モードとなった装置を認識する発表要求認識手段と、
    前記発表要求認識手段により認識された前記参加者用端末モードとなった装置に対して発表を許可するように、該装置の送信切替手段を制御する切替制御手段と
    を有していることを特徴とするテレビ会議端末装置。

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