JPH05316506A - 多地点間テレビ会議システム - Google Patents

多地点間テレビ会議システム

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JPH05316506A
JPH05316506A JP4120662A JP12066292A JPH05316506A JP H05316506 A JPH05316506 A JP H05316506A JP 4120662 A JP4120662 A JP 4120662A JP 12066292 A JP12066292 A JP 12066292A JP H05316506 A JPH05316506 A JP H05316506A
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Yasutaka Akita
康貴 秋田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遠隔された多地点に設置される複数のテレビ
会議端末により円滑に会議を進行でき、ハードウエアや
ソフトウエアを簡単化した安価な多地点間テレビ会議シ
ステムを得る。 【構成】 複数の端末12a〜12dから受信する入力
音声情報により話者判定部27が話者端末を判定してこ
れにポインタ制御権を付与し、ポインタ制御権送信部2
9がその端末に関するポインタ制御権情報を他の端末に
送信し、ポインタ制御権を有する端末のみがポインタ制
御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多地点間テレビ会議シス
テム、特に遠隔された多地点に設置される複数のテレビ
会議端末を接続する多地点間通信制御装置を介して、複
数のユーザが相互同時にテレビ会議を行うポインタ制御
機能を有する多地点間テレビ会議システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の多地点間テレビ会議シス
テムとしては、例えば、特開平3−219787号公報
に記載される多地点間テレビ会議システムがある。図2
は、そのような従来の多地点間テレビ会議システムの構
成を示すブロック図である。
【0003】図において、従来の多地点間テレビ会議シ
ステムは、多地点間通信制御装置11と、A局のテレビ
会議端末12aと、B局のテレビ会議端末12bと、C
局のテレビ会議端末12cと、D局のテレビ会議端末1
2dとから構成されている。そして、多地点間通信制御
装置11とテレビ会議端末12a〜12dは、データ伝
送路16a〜16dにより接続されている。
【0004】テレビ会議端末12a〜12dは、映像や
ポインタ等を表示するディスプレイモニタ13a〜13
dを有しており、図2ではそのディスプレイモニタ13
a〜13dには、画面上の所定の位置を指し示すポイン
タ14a〜14dが表示されている。また、テレビ会議
端末12a〜12dには、ディスプレイモニタ13a〜
13d上に表示される位置情報などを入力するための制
御手段であるマウス15a〜15dが接続されている。
【0005】また、多地点間通信制御装置11は、前記
データ伝送路16a〜16dとのインタフェースを制御
する回線インタフェース部17a〜17dと、入力音声
情報を入力して出力音声情報を出力する音声処理部24
と、入力映像情報を入力して出力映像情報を出力する映
像処理部25と、テレビ会議端末12a〜12dの内の
任意の端末から送信される入力制御情報に含まれるポイ
ンタ情報とを、当該端末以外のテレビ会議端末12a〜
12dに送信するなどの制御を行うコントロール部26
とから構成されている。
【0006】そして、図2に示されているよう、音声処
理部24は、回線インタフェース部17a〜17dから
送信された入力音声情報18a〜18dを入力し、それ
らを加算して出力音声情報19a〜19dとしてテレビ
会議端末12a〜12dに送信する。また、映像処理部
25は、回線インタフェース部17a〜17dから送信
された入力映像情報20a〜20dを入力し、映像処理
して出力映像情報21a〜21dとしてテレビ会議端末
12a〜12dに送信する。さらに、コントロール部2
6は、任意のテレビ会議端末12a〜12dから送信さ
れる入力制御情報22a〜22dに含まれるポインタ情
報(例えば、ポインタの移動情報や制御権要求情報等)
を入力して、制御権付与情報等のポインタ情報を含む出
力制御情報23a〜23dを他のテレビ会議端末12a
〜12dに送信するなどの制御を行う。従って、このよ
うなシステムにおいては、画像情報・音声情報と共に、
テレビ画面の所定の位置を指し示しながらテレビ会議が
行われるようになる。
【0007】上記の通り構成される従来の多地点間テレ
ビ会議システムの動作について説明すると、まず、図2
に示すA局、B局、C局、D局の4局間でテレビ会議を
行う場合は、任意の局のテレビ会議端末においてポイン
タ制御権を獲得する動作を開始する。すなわち、一般的
に従来の多地点間テレビ会議システムでは、クリック等
のマウスのボタン操作により任意のテレビ会議端末がポ
インタ制御権要求を多地点間通信制御装置11に通知
し、それら受信した要求に対する競合・選択制御を多地
点間通信制御装置11が行ってポインタ制御権を付与す
るテレビ会議端末を決定していた。
【0008】例えば、以下の説明では、A局のユーザが
マウス15aを用いてディスプレイモニタ13a上のポ
インタ14aを制御する動作を開始するものとする。こ
の場合、マウス15aのボタン操作によりテレビ会議端
末12aからのポインタ制御権割当要求が多地点間通信
制御装置11に通知され、多地点間通信制御装置11内
のコントロール部26とA局の端末12aとの間におい
て、ポインタ制御権の要求・獲得のシーケンスが行われ
る。このポインタ制御権の要求・獲得のシーケンスを経
て、ポインタ制御権がA局の端末12aに付与される。
【0009】ポインタ制御権をA局の端末12aが獲得
すると、そのA局の端末12aから送信されるポインタ
情報は、データ伝送路16a及び回線インタフェース部
17aを介して、多地点間通信制御装置11内のコント
ロール部26に入力制御情報22aとして入力される。
コントロール部26は、入力制御情報22aに基づきポ
インタの位置情報を含む出力制御情報23b〜23dを
生成し、回線インタフェース部17b〜17dを介して
テレビ会議端末12b〜12dに送信する。テレビ会議
端末12b〜12dでは多地点間通信制御装置11から
送信されるポインタ情報に基づき、ディスプレイモニタ
13b〜13d上にA局のディスプレイモニタ13a上
のポインタ14aと同じ位置に、ポインタ14b〜14
dを表示する。
【0010】次に、B局のユーザがマウス15bを用い
てディスプレイモニタ13b上のポインタ14bを制御
する動作を開始すると、前述のA局のユーザの場合のポ
インタ制御権要求と同様の制御により、多地点間通信制
御装置11内のコントロール部26とB局の端末12b
との間においてポインタ制御権の要求・獲得のシーケン
スが行われる。そのポインタ制御権の要求・獲得のシー
ケンスを経て、A局の端末12aがポインタ制御権を放
棄していれば、すなわちA局のユーザがポインタ14a
の使用を一旦終了していれば、ポインタ制御権がB局の
端末12bに付与される。そして、B局の端末12bか
らのポインタ情報は、データ伝送路16b及び回線イン
タフェース部17bを介して、多地点間通信制御装置1
1内のコントロール部26に入力制御情報22bとして
入力される。以降、前述したA局がポインタ制御権を獲
得した場合と同様の動作を行い、ディスプレイモニタ1
3a、13c、13d上にB局のディスプレイモニタ1
3b上のポインタ14bと同一位置に、ポインタ14
a,14c,14dを表示する。
【0011】こうしてテレビ会議端末12a〜12dを
使用するユーザは、ディスプレイモニタ13a〜13d
上の同一位置にあるポインタ14a〜14dを見ながら
多地点間テレビ会議を行うことができる。なお、ここで
は音声処理部24、及び映像処理部25の動作について
は説明を省略する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の多地点間テレビ会議システムでは、クリック等のマウ
スのボタン操作によりテレビ会議端末からポインタ制御
権要求が通知され、多地点間通信制御装置がこの要求に
対する競合・選択制御を行ってポインタ制御権割当端末
を決定する構成となっていたので、多地点間通信制御装
置にポインタ制御権取得の要求が早く通知された端末
が、ポインタ制御権を獲得することになる。ところが、
ポインタ制御権取得の要求のタイミングは使用者によっ
てまちまちであり、発表の順番が回ってこないうちに早
めに取得要求を出してしまう場合もある。このようにし
て、ポインタ制御権取得要求のタイミングと発表のタイ
ミングとが個人々々で食い違ってしまうと、予期されて
いないポインタ制御権取得要求の競合等が生じてしま
い、会議の円滑な進行が妨げられてしまうというような
問題があった。
【0013】なお、ボタン操作による手法を用いたまま
ポインタ制御権獲得の要求の調整を行おうとすると、多
地点間通信制御装置において各テレビ会議端末から受信
するポインタ制御権割当要求に対する競合・選択制御を
行うためのハードウエアやソフトウエアが複雑になり、
コストアップにつながるなどの問題がある。
【0014】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、円滑に会議を進行できる環境を提
供し、より安価な多地点間テレビ会議システムを得るこ
とを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明においては、会議の発表者が発言中に、当該発
表者に割り当てられているテレビ会議端末がポインタ制
御可能な状態になるような構成とすることを特徴とす
る。そして、このために本発明においては、従来から多
地点間通信制御装置に一般的に装備されている映像切換
え制御のための話者判定部をポインタ制御権の割当端末
を決定するための手段として利用し、話者判定部により
選択された端末に対してポインタ制御権を付与して、そ
のポインタ制御権を有する端末がポインタ制御を行うよ
うに構成している。
【0016】すなわち、本発明においては、上記目的を
達成するために、本発明の第1の発明に係る多地点間テ
レビ会議システムは、各テレビ会議端末から受信する入
力音声情報により話者を検出して話者の端末を判定する
話者判定部と、話者判定部の判定に基づきポインタ制御
権を付与する端末を決定するポインタ制御権送信部とを
備えた多地点間通信制御装置を有し、話者判定部により
選択された端末にポインタ制御権を付与して、そのポイ
ンタ制御権を有する端末のみがポインタ制御を行うよう
に構成されたことを特徴とする。
【0017】また、第2の発明に係る多地点間テレビ会
議システムは、各テレビ会議端末から受信する入力音声
情報により話者を検出して話者の端末を判定する話者判
定部と、話者判定部の判定に基づきポインタ制御権を付
与する端末を決定するポインタ制御権送信部と、そのポ
インタ制御権が付与された端末に接続されるマウス操作
の終了を検出してポインタ制御権を解除するポインタ制
御権解除手段を備えた多地点間通信制御装置とを有し、
話者判定部により選択された端末にポインタ制御権を付
与して、そのポインタ制御権を有する端末のみがポイン
タ制御を行うと共に、該端末の話者の発言及びマウス操
作が終了した場合には、該端末のポインタ制御権を解除
することを特徴とする。
【0018】
【作用】以上のようにして構成される本発明の多地点間
テレビ会議システムによれば、話者判定部により、発表
者が発言している間は当該発表者にポインタ制御権が付
与され、発表者の発言が終了すると当該発表者からポイ
ンタ制御権が解除される。このため、発表者の発言のタ
イミングとポインタ制御権付与のタイミングとが一致す
るので、円滑にテレビ会議の進行を図ることが可能とな
る。
【0019】すなわち、会議の内容とは関係ないボタン
操作によってポインタ制御権の要求が行われず、会議の
内容と密接に関係している発言という行為によってポイ
ンタ制御権の要求が自然に行われるので、無用の要求が
競合せず、ポインタを用いて発言する端末にのみポイン
タ制御権を与えることができ、円滑にテレビ会議の進行
を図ることが可能となる。
【0020】なお、端末の話者の発言及びマウス操作が
終了した場合に、該端末のポインタ制御権を解除するよ
うにすれば、より会議の内容と密接に関係した行為に追
従させてポインタ制御権の付与・解除を行うことが可能
となる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図に基づいて
説明する。図1は本実施例に係る多地点間テレビ会議シ
ステムの構成を示すブロック図である。なお、従来の多
地点間テレビ会議システムと同一部分あるいは相当部分
については、同一符号を付加して説明を省略する。
【0022】図1において、本実施例の多地点間テレビ
会議システムの多地点間通信制御装置31は、入力音声
情報18a〜18dにより話者の検出を行って話者端末
を決定する話者判定部27と、話者判定部27により判
定された話者端末情報28にしたがってポインタ制御権
情報を送信するポインタ制御権送信部29とを有し、ポ
インタ制御権送信部29はコントロール部30に設置さ
れている。なお、ポインタ制御権送信部29から送信さ
れるポインタ制御権情報は、出力制御情報23a〜23
dに含まされてテレビ会議端末12a〜12dに送信さ
れる。
【0023】次に、上記の通り構成される本実施例の多
地点間テレビ会議システムの動作について説明する。本
実施例においては、従来技術と同様、A局、B局、C
局、D局の4局間でテレビ会議を行う場合を想定する。
【0024】第一実施例 例えば、A局のユーザがマウス15aを用いてディスプ
レイモニタ13a上のポインタ14aを制御して会議内
容の説明を開始するものとする。この場合、A局の端末
12aからの入力音声情報18aは、データ伝送路16
a及び回線インタフェース部17aを介して、多地点間
通信制御装置31内の話者判定部27に入力される。こ
の時、B局、C局、D局の各ユーザは聴講者となるの
で、話者判定部27にはそれらの局端末からの入力音声
情報18a〜18dは入力されない。従って、話者判定
部27は入力音声情報18a〜18dの状態から話者端
末をA局と判断し、話者端末情報28をポインタ制御権
送信部29に出力する。
【0025】ポインタ制御権送信部29は、その話者端
末情報28を入力して、A局の端末12aのみをポイン
タ制御可能な状態に設定することによってポインタ制御
権をA局に付与すると共に、当該ポインタ制御権をA局
に付与する旨の内容のポインタ制御権情報を出力制御情
報23a〜23dに含ませて出力する。出力制御情報2
3a〜23dは、回線インタフェース部17a〜17d
及びデータ伝送路16a〜16dを介して、テレビ会議
端末12a〜12dに送信される。テレビ会議端末12
a〜12dでは、受信したポインタ制御権情報によりA
局の端末12aにポインタ制御権が付与されたことを認
識することができる。
【0026】ポインタ制御権をA局の端末12aが獲得
するということは、A局の端末12aのみがポインタ制
御可能な状態に設定されるということである。この場合
には、A局の端末12aのみがポインタ制御可能で、他
の端末においてポインタ制御を行うことはできなくな
り、これと共に、A局の端末12aにおいて入力された
ポインタ情報が他の端末に送信され表示されることにな
る。すなわち、ポインタ制御権をA局の端末12aが獲
得すると、そのA局の端末12aから送信されるポイン
タ情報は、データ伝送路16a及び回線インタフェース
部17aを介して、多地点間通信制御装置31内のコン
トロール部30に入力制御情報22aとして入力され
る。コントロール部30は、入力制御情報22aに基づ
きポインタの位置情報を含む出力制御情報23b〜23
dを生成し、回線インタフェース部17b〜17dを介
してテレビ会議端末12b〜12dに送信する。テレビ
会議端末12b〜12dでは多地点間通信制御装置31
から送信されるポインタ情報に基づき、ディスプレイモ
ニタ13b〜13d上にA局のディスプレイモニタ13
a上のポインタ14aと同じ位置に、ポインタ14b〜
14dを表示する。
【0027】この場合においては、A局の端末12aの
ユーザがポインタ14aの操作を終了するまでB局、C
局、D局のテレビ会議端末にはポインタ制御権が付与さ
れることはなく、これらの端末はポインタ制御を行うこ
とはできない。
【0028】ここで、A局のユーザが会議内容の説明を
終了した場合には、話者判定部27にはそれらの局端末
12aからの入力音声情報18aが入力されなくなる。
この場合には、A局のユーザのポインタ制御権が解除さ
れ、A局、B局、C局、D局いずれのユーザにもポイン
タ制御権が付与されていない状態となる。なお、ポイン
タ制御権が解除される沈黙の長さは、本装置の設定条件
によって適切な長さが設定される。
【0029】第二実施例 ところで、種々の事情により沈黙の長さだけでポインタ
制御権の解除を行う事が適切でない場合には、A局のユ
ーザが用いているマウス15aの動作を検出し、所定の
長さの沈黙が生じかつマウス15aの動作が停止した場
合にポインタ制御権が解除されるようにすれば、より会
議の内容と密接に関係した行為に追従させてポインタ制
御権の付与・解除を行うことが可能となる。
【0030】A局のユーザが会議内容の説明を終了し、
A局、B局、C局、D局いずれのユーザにもポインタ制
御権が付与されていない時に、B局のユーザが発言動作
を開始してマウス15bを用いてディスプレイモニタ1
3b上のポインタ14bを制御したとすると、B局の端
末12bからの入力音声情報18bは、データ伝送路1
6b及び回線インタフェース部17bを介して、多地点
間通信制御装置31内の話者判定部27に入力される。
この時、同様にして、A局、C局、D局の各ユーザは聴
講者となるので、話者判定部27にはそれらの局からの
入力音声情報18a、18c、18dは入力されない。
従って、話者判定部27は入力音声情報18a〜18d
の状態から話者端末をB局と判断し、話者端末情報28
をポインタ制御権送信部29に出力する。ポインタ制御
権送信部29はポインタ制御権をB局に付与する内容の
ポインタ制御権情報を出力制御情報23a〜23dに出
力し、回線インタフェース部17a〜17d及びデータ
伝送路16a〜16dを介して、テレビ会議端末12a
〜12dに送信する。テレビ会議端末12a〜12dで
は受信したポインタ制御権情報によりB局の端末12b
にポインタ制御権が付与されたことを認識する。
【0031】そして、前述のA局のユーザにおいてポイ
ンタ制御権を獲得した場合と同様の動作を行い、ディス
プレイモニタ13a、13c、13d上にB局のディス
プレイモニタ13b上のポインタ14bと同一位置に、
ポインタ14a,14c,14dを表示する。この場合
においては、B局の端末12bのユーザがポインタ14
bの操作を終了するまで、A局、C局、D局のテレビ会
議端末にはポインタ制御権が付与されることはなくポイ
ンタ制御を行うことはできない。
【0032】こうしてテレビ会議端末12a〜12dを
使用するユーザは、ディスプレイモニタ13a〜13d
上の同一位置にあるポインタ14a〜14dを見ながら
多地点間テレビ会議を行うことができる。このようにし
て、テレビ会議の発言者にのみポインタ制御権を付与
し、発言者のみがポインタを制御することができるよう
になっているので、テレビ会議を円滑に進行させること
ができるようになる。
【0033】ここで、ポインタ制御権の移動に追従させ
て画面の移動を行わせることもできるが、画面の移動を
伴わずにポインタ制御権の移動を行うことも可能であ
る。ポインタ制御権の移動と画面の移動を伴わないよう
に設定した場合には、例えば「どなたか、この意見に対
して異論のある方はおりませんか」と尋ねると共に沈黙
することにより、異論のある者は反論を唱えるだけで、
その画面のまま反論を行うことができる。これにより、
直接的かつ効果的な議論を交わすことも可能になる。つ
まり、ポインタを使用して説明を行う場合の画面は、一
般的には、カタログ、図面、文書などを映した静止画で
あり、この画面は会議参加者全員の共有画面となる。本
実施例のようにポインタ制御権のみを移動させること
で、説明者以外の発言者に画面が切り替わることなく、
会議参加者は、当該共有画面のまま議論を交わすことが
できるようになる。なお、この実施例のようなポインタ
制御権のみの移動を行う場合を、例えば静止画モードと
いうような一つのモードとして設定してもよい。この場
合は、モード切換スイッチ等を設けることにより、当該
静止画モードに切り換えるようにすることができる。
【0034】なお、上記実施例の多地点間テレビ会議シ
ステムでは、ポインタ制御権を付与する端末数を1とし
て説明したが、これに限られるものではなく、複数のテ
レビ会議端末にポインタ制御権を付与するようにしても
よい。
【0035】また、上記実施例の多地点間テレビ会議シ
ステムでは、ポインタ制御権情報を出力制御情報に含ま
せて送信するものとして説明したが、出力音声情報ある
いは出力映像情報に含ませるようにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の多地点間
テレビ会議システムによれば、複数の端末から受信する
入力音声情報により話者端末を判定してこれにポインタ
制御権を付与し、その端末に関するポインタ制御権情報
を他の端末に送信し、ポインタ制御権を有する端末のみ
がポインタ制御を行うように構成したので、無用のポイ
ンタ制御権付与の要求による競合を考慮すること無く、
会議の内容と密接に関係した行為に追従させてポインタ
制御権の付与・解除を行うことが可能となる。すなわ
ち、複数の端末からの要求に対する複雑な競合・選択制
御を行なわなくてもポインタ制御権端末を決定でき、ハ
ードウエアやソフトウエアを簡単化しコストダウンでき
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る多地点間テレビ会議システムの
構成を示すブロック図である。
【図2】従来の多地点間テレビ会議システムの構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
11、31 多地点間通信制御装置 12 テレビ会議端末 13 ディスプレイモニタ 14 ポインタ 15 マウス 16 データ伝送路 17 回線インタフェース部 24 音声処理部 25 映像処理部 26、30 コントロール部 27 話者判定部 28 話者端末情報 29 ポインタ制御権送信部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多地点に遠隔されて設置されている複数
    のテレビ会議端末と、この複数のテレビ会議端末が接続
    されている多地点間通信制御装置と、テレビ画面中に画
    像中の所定の位置を指し示すポインタを設定する手段と
    を備え、画像・音声情報と共に画像中の所定の位置を指
    し示すポインタを用いて、前記複数のテレビ会議端末間
    でテレビ会議を行う多地点間テレビ会議システムにおい
    て、 前記多地点間通信制御装置は、 音声信号が入力されているテレビ会議端末を判定する話
    者判定部と、この音声信号が入力されているテレビ会議
    端末を前記ポインタが制御できる状態に設定するポイン
    タ制御権送信部とを備え、 テレビ会議中の話者にポインタを制御する権利が付与さ
    れることを特徴とする多地点間テレビ会議システム。
  2. 【請求項2】 多地点に遠隔されて設置されている複数
    のテレビ会議端末と、この複数のテレビ会議端末が接続
    されている多地点間通信制御装置と、テレビ画面中に画
    像中の所定の位置を指し示すポインタを設定する手段と
    を備え、画像・音声情報と共に画像中の所定の位置を指
    し示すポインタを用いて、前記複数のテレビ会議端末間
    でテレビ会議を行う多地点間テレビ会議システムにおい
    て、 前記多地点間通信制御装置は、 音声信号が入力されているテレビ会議端末を判定する話
    者判定部と、この音声信号が入力されているテレビ会議
    端末を前記ポインタが制御できる状態に設定するポイン
    タ制御権送信部と、音声信号の入力が終了及び前記テレ
    ビ会議端末におけるポインタ制御が終了した場合には該
    テレビ会議端末のポインタ制御可能状態を解除するポイ
    ンタ制御権解除手段とを備え、 テレビ会議中の話者にポインタを制御する権利が付与さ
    れると共に、話者の順番が経過したときには該ポインタ
    制御権を解除することを特徴とする多地点間テレビ会議
    システム。
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