以下に、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る電話会議主装置1の概略構成図である。
図示するように、本実施の形態に係る電話会議主装置1は、複数の電話機2を収容するとともに、図示しない外線を収容し、前記電話機2の内線制御及び外線制御を行う構内交換機である。
電話機2(2−1、2−2、…、2−N)は、電話会議主装置1に収容された内線電話機であって、ランプ表示機能付きのプログラマブルキーを備え、電話会議主装置1からの指示にランプ表示を点灯・点滅・消灯またはランプ表示の色を変更する。
電話会議主装置1は、電話機インターフェース部101と、電話機コマンド受信部102と、投票結果集計部103と、集計結果記憶部104と、電話機配置制御部105と、呼制御部106と、電話機配置切替指示部107と、電話機配置表示指示部108と、電話会議制御部109と、電話会議合成部110と、を有する。
電話機インターフェース部101は、複数の電話機2と接続するためのインターフェース部である。
電話機コマンド受信部102は、電話機2から会議通話開始要求または会議参加要求または会議離脱要求または会議通話終了要求を受信したならば、電話会議制御部109へ送信する。また、会議通話を行っている電話機2から投票開始要求を受信したならば、電話機配置制御部105へ送信する。また、電話機コマンド受信部102は、会議通話を行っている電話機2が、プログラマブルキーを押下されたことを検知した際に電話会議主装置1へ送信するキーコマンドを受信したならば、投票結果集計部103へ送信する。また、電話機コマンド受信部102は、会議通話を行っている電話機2から投票項目指定コマンドまたは投票項目別会議開催要求を受信したならば、電話会議制御部109へ送信する。
投票結果集計部103は、会議通話を行っている電話機2からキーコマンドを、電話機コマンド受信部102を介して受信したならば、集計者用配置または投票者用配置に該当するプログラマブルキーかを電話機配置制御部105へ問い合わせる。集計者配置に該当するプログラマブルキーであったならば、会議通話を行っている電話機2から受信したキーコマンドと判定結果を、電話機配置制御部105へ送信する。投票者用配置に該当するプログラマブルキーであったならば、投票結果集計部103は、該当する投票項目と該当する電話機2の内線番号を集計結果記憶部104へ登録し、会議通話を行っている電話機2から受信したキーコマンドと判定結果を、電話機配置制御部105へ送信する。
集計結果記憶部104は、投票結果集計部103から受信した投票項目と内線番号を、会議通話を特定する会議通話番号毎に記憶する。また、電話会議制御部109から受信した、会議通話開始要求の送信元の電話機2の内線番号を、会議通話を特定する会議通話番号毎に会議通話の集計者として記憶する。また、電話会議制御部109から受信した、会議通話の通話音声及び映像の配信を行った電話機2の内線番号のうち、会議通話の集計者として記憶した内線番号以外の内線番号を、会議通話を特定する会議通話番号毎に参加者として記憶する。また、電話会議制御部109より受信した、通話音声及び映像の分離・呼切断制御を行った電話機2の内線番号の登録を削除する。
電話機配置制御部105は、会議通話を行っている電話機2より投票開始要求を受信したことを電話機コマンド受信部102から受信したならば、呼制御部106を参照し、該当する会議通話の参加者を抽出する。抽出した会議通話の参加者の内線番号をプログラマブルキーに配置した集計者用配置を生成し、集計結果記憶部104を参照し会議通話の集計者の内線番号と、生成した集計者用配置を、電話機配置切替指示部107へ送信する。また、電話機配置制御部105は、電話機コマンド受信部102から受信した投票開始要求により指定された投票項目をプログラマブルキーに配置した投票者用配置を作成し、会議通話の参加者の内線番号と、生成した投票者用配置を、電話機配置切替指示部107へ送信する。また、電話機配置制御部105は、投票結果集計部103より受信したキーコマンドが投票用配置であったならば、キーコマンドの送信元の電話機2の内線番号を集計者用配置から抽出し、投票結果用表示を生成し、電話機配置表示指示部108へ送信する。
呼制御部106は、会議通話番号毎に会議通話の参加者を管理し、電話機2のプログラマブルキー押下をキーコマンドの受信により検知し、電話機2と連携して呼制御を行う。
電話機配置切替指示部107は、電話機配置制御部105より受信した集計者用配置または投票者用配置を、指定された内線番号に該当する電話機2のプログラマブルキー機能を切替える為に、電話機インターフェース部101を介して電話機2へ送信する。
電話機配置表示指示部108は、電話機配置制御部105より受信した集計者用配置または投票者用配置に指定された電話機2のプログラマブルキーのランプ表示または画面表示を、電話機配置制御部105より受信した表示に切替える為に、電話機インターフェース部101を介して電話機2へ送信する。
電話会議制御部109は、電話機2より会議通話開始要求または会議参加要求または会議離脱要求または会議通話終了要求を、電話機コマンド受信部102を介して受信したならば、要求の送信元の電話機2に該当する内線番号を、呼制御部106より参照し、会議通話における合成・配信制御を行う。また、電話会議制御部109は、会議通話を行っている電話機2から投票項目指定コマンドを、電話機コマンド受信部102を介して受信したならば、投票項目指定コマンドで指定された投票項目に投票済みの内線番号を、集計結果記憶部104から参照し、電話会議制御部109は、集計結果記憶部104から参照した内線番号を、通話音声及び映像の合成を行う内線番号として、電話会議合成部110へ送信し、投票項目指定コマンドの送信元の電話機2が含まれる会議通話の全参加者を、通話音声及び映像の配信先として、電話会議合成部110へ送信する。また、電話会議制御部109は、会議通話を行っている電話機2から投票項目別会議開催要求を電話機コマンド受信部102から受信したならば、投票項目別に会議通話参加者の内線番号を集計結果記憶部104から参照し、電話会議制御部109は、集計結果記憶部104から参照した投票項目別に新たな会議を開催し通話音声及び映像を合成・配信するように、電話会議合成部110へ送信する。さらに、電話会議制御部109は、投票項目別会議開催要求の送信元の電話機2が含まれる会議通話番号の全参加者を削除するように、集計結果記憶部104へ送信する。
電話会議合成部110は、会議通話において電話会議制御部109より指定された内線番号の通話音声及び映像を合成し、電話機インターフェース部101を介して電話機2へ配信する。また、電話会議合成部110は、電話会議制御部109より投票項目別に内線番号を受信したならば、投票項目毎に新たに会議通話を開催する為に、会議通話回路毎に通話音声及び映像を合成し、電話機インターフェース部101を介して電話機2へ配信する。
図2は、本発明の一実施形態の電話会議主装置1が会議通話を開催中に、投票開始要求を受付け、電話機2から投票を行う動作を説明する為のシーケンス図である。
ここでは、個々の電話機2を区別するため、符号に枝番を付している。
まず、本シーケンスは、電話機2−1、電話機2−2及び電話機2−3は電話会議主装置1を介して会議通話が行なわれている状態から開始する(S201)。
電話機2は、ユーザから投票開始操作を受け付けると、電話会議主装置1に投票開始要求を送信する(S202)。
これを受けて、電話会議主装置1は、電話機2のプログラマブルキーを集計者用配置に切替える為、会議通話の参加者に基づいて、集計者用配置を生成し、プログラマブルキーの機能切替を電話機2に指示する(S203)。ここでは、集計者用配置は、電話機2−2、電話機2−3に対応するプログラマブルキーが電話機2−1のプログラマブルキーの先頭ボタンより順に割り当てられるものとする。
さらに電話会議主装置1は、電話機2−1から受信した投票開始要求で指定される投票項目に基づいて、投票者用配置を生成し、プログラマブルキーの機能の切替えを電話機2−2と、電話機2−3へ指示する(S204)。ここでは、投票者用配置は、投票開始要求により指定された投票項目数に基づいて、電話機2−2と、電話機2−3のプログラマブルキーの先頭ボタンより順に割り当てられるものとする。
電話機2−2は、ユーザから受付けたプログラマブルキー操作に従い、電話会議主装置1に、プログラマブルキー押下を検知したことをキーコマンドとして送信する(S205)。ここでは、電話機2−2の投票者用配置に切替えたプログラマブルキーが操作されたものとする。
電話会議主装置1は、電話機2−2からプログラマブルキー操作を受付けたならば、受信したキーコマンドと投票者用配置から投票項目を抽出し、電話機2−2に該当する内線番号と関連付けて記憶する(S206)。そして、電話会議主装置1は、プログラマブルキー操作を受付けた電話機2−2に該当する内線番号から、集計者用配置のプログラマブルキーを抽出し、抽出した投票項目に基づいて投票結果用表示を生成する。そして、生成した投票結果用表示へ、ランプ表示の更新を指示する(S207)。電話機2−1は、電話会議主装置1から受信したランプ表示の更新の指示に基づいて、プログラマブルキーのランプ表示を更新する(S208)。
電話機2−3は、ユーザから受付けたプログラマブルキー操作に従い、電話会議主装置1に、プログラマブルキー押下を検知したことをキーコマンドとして送信する(S209)。ここでは、電話機2−3の投票者用配置に切替えたプログラマブルキーが操作されたものとする。
電話会議主装置1は、電話機2−3からプログラマブルキー操作を受付けたならば、受信したキーコマンドと投票者用配置から投票項目を抽出し、電話機2−3に該当する内線番号と関連付けて記憶する(S210)。そして、電話会議主装置1は、プログラマブルキー操作を受付けた電話機2−3に該当する内線番号から、集計者用配置のプログラマブルキーを抽出し、抽出した投票項目に基づいて投票結果用表示を生成する。そして、生成した投票結果用表示へ、ランプ表示の更新を指示する(S211)。電話機2−1は、電話会議主装置1から受信したランプ表示の更新の指示に基づいて、プログラマブルキーのランプ表示を更新する(S212)。
図3は、電話会議主装置1の会議通話の処理を説明する為のフローチャートである。
このフローは、電話会議制御部109が電話機コマンド受信部102を介して、電話機2より会議通話開始要求を受け付けることにより開始される。
まず、電話機コマンド受信部102は、電話機インターフェース部101を介して、電話機2より会議通話開始要求を受信するのを待つ(S301)。会議通話開始要求を受信したならば(S301でYES)、電話機コマンド受信部102は会議通話開始要求を電話会議制御部109へ送信し、電話会議制御部109は、会議通話開始要求の送信元を会議通話の集計者として記憶するように集計結果記憶部104へ登録する(S302)。ここでは、会議参加要求には、送信元の電話機2の内線番号と、ユーザが会議に参加させたい電話機2の内線番号が格納されているものとする。
つぎに、電話会議制御部109は、会議通話開始要求の内線番号指定に基づいて、内線番号に該当する電話機2に、通話音声及び映像を合成・配信を行うように電話会議合成部110へ送信する。さらに、電話会議制御部109は、通話音声及び映像の配信を行った電話機2の内線番号を呼制御部106へ送信し、集計結果記憶部104に、会議通話の集計者として記憶した内線番号以外の内線番号を会議通話の参加者として登録する(S303)。ここでは、会議通話開始要求の内線番号指定に基づいて、呼制御部106が、内線番号に該当する電話機2を呼び出し、招集型の会議通話を行うものとする。
それから、電話機コマンド受信部102は、電話機インターフェース部101を介して、電話機2より会議参加要求を受信する(S304)、または会議離脱要求を受信する(S306)、電話機インターフェース部101を介して、投票開始要求を受信する(S308)、キーコマンドを受信する(S310)、投票項目指定コマンドを受信する(S312)、投票別会議開催要求を受信する(S314)、会議通話終了要求を受信する(S316)、のいずれかを待つ。
会議参加要求を受信したならば(S304でYES)、電話機コマンド受信部102は、会議参加要求を電話会議制御部109へ送信し、電話会議制御部109は、会議参加要求を行った電話機2に、通話音声及び映像を合成・配信制御を行う。ここでは、会議参加要求には、送信元の電話機2の内線番号、参加する会議通話番号が格納されているものとする。具体的には、電話会議制御部109は、会議通話に未参加の電話機2より、電話機コマンド受信部102を介して会議参加要求を受信したならば、呼制御部106が確立した会議参加要求の送信元の電話機2の通話路番号を参照する。電話会議制御部109が、呼制御部106より参照した会議参加要求の送信元の電話機2の通話路番号と、会議参加要求に基づいて決定される会議通話番号との通話路を確立し、会議通話に参加している電話機2の通話音声及び映像を合成・配信を行うように電話会議合成部110へ送信する。そして、電話会議合成部110は、電話機インターフェース部101を介して電話機2へ、会議参加要求を行った電話機2を含めた会議通話参加者の、通話音声及び映像を合成・配信する。さらに、電話会議制御部109は、通話音声及び映像の配信制御を行った電話機2の内線番号を呼制御部106へ送信し、集計結果記憶部104に、通話音声及び映像の配信を行った電話機2の内線番号を会議通話の参加者として登録し、呼制御部106は、通話音声及び映像の配信を行った電話機2の呼を制御する(S305)。ここで、電話会議に参加する電話機2と、電話機2が参加する会議通話との通話路を確立する前に、画面表示又は通話音声ガイダンスによりユーザへ新たに参加する参加者の情報もしくは会議通話の参加者情報を通知するようにしてもよい。
会議離脱要求を受信したならば(S306でYES)、電話機コマンド受信部102は会議離脱要求を電話会議制御部109へ送信し、電話会議制御部109は、会議通話に参加している電話機2の通話音声及び映像を分離・呼切断制御を行う。ここでは、会議離脱要求には、送信元の電話機2の内線番号と、離脱する会議通話番号が格納されているものとする。具体的には、電話会議制御部109は、電話機2より電話機コマンド受信部102を介して会議離脱要求を受信したならば、呼制御部106が確立した会議離脱要求の送信元の電話機2の通話路番号を参照する。そして、電話会議制御部109が、呼制御部106より参照した通話路番号と、会議離脱要求に基づいて決定される会議通話番号との通話路を分離し、電話会議制御部109は、会議通話に参加している電話機2の通話音声及び映像を分離・呼切断を行うように電話会議合成部110へ送信する。そして、電話会議合成部110は、電話機インターフェース部101を介して電話機2へ、会議離脱要求を行った電話機2以外の通話音声及び映像を合成・配信する。さらに、電話会議制御部109は、通話音声及び映像の分離・呼切断制御を行った電話機2の内線番号を呼制御部106へ送信し、集計結果記憶部104から会議通話の参加者の内線番号を削除する。そして、呼制御部106は、通話音声及び映像を分離した電話機2を呼切断する(S307)。ここで、会議離脱要求を行った電話機2の通話路と、会議通話の通話路との通話音声及び映像を分離した後に、画面表示又は通話音声ガイダンスにより会議通話を継続しているユーザへ分離した参加者の情報を通知するようにしてもよい。
投票開始要求を受信したならば(S308でYES)、電話機コマンド受信部102は投票開始要求を電話機配置制御部105へ送信し、電話機配置制御部105は、投票受付処理を行う(S309)。ここでは、投票開始要求には、送信元の電話機2の内線番号と、投票を受け付けたい項目の投票項目番号と、投票項目名と、投票項目番号の総数を包含した投票項目数と、投票を受け付けたい複数の電話機2の内線番号を包含した投票者範囲が格納されているものとする。投票受付処理の詳細については、図4で説明する。
キーコマンドを受信したならば(S310でYES)、電話機コマンド受信部102はキーコマンドを投票結果集計部103へ送信し、投票結果集計部103は、キーコマンド処理を行う(S311)。ここでは、キーコマンドには、送信元の電話機2の内線番号と、押下されたキー番号を示すボタン位置が格納されているものとする。キーコマンド処理の詳細については、図5で説明する。
会議通話の集計者の電話機2から、投票項目指定コマンドを受信したならば(S312でYES)、電話機コマンド受信部102は投票項目指定コマンドを電話会議制御部109へ送信し、電話会議制御部109は、会議通話合成処理を行う(S313)。ここでは、投票項目指定コマンドには、送信元の電話機2の内線番号と、会議通話の集計者が指定した投票項目を示す項目番号が格納されているものとする。会議通話合成処理の詳細については、図6で説明する。
会議通話の集計者の電話機2から、投票別会議開催要求を受信したならば(S314でYES)、電話機コマンド受信部102は、投票別会議開催要求を電話会議制御部109へ送信し、電話会議制御部109は、会議通話分離制御を行う(S315)。ここでは、投票別会議開催要求には、送信元の電話機2の内線番号と、新たに会議通話を開催する投票項目を示す項目番号と、新たに会議通話を開催する投票項目の総数を示す投票項目数が格納されているものとする。会議通話分離処理の詳細については、図7で説明する。
会議通話終了要求を受信したならば(S316でYES)、電話機コマンド受信部102は会議通話終了要求を電話会議制御部109へ送信し、電話会議制御部109は、会議通話に参加している電話機2の全てを、通話音声及び映像の分離・呼切断制御を行う(S317)。具体的には、電話会議制御部109は、会議通話終了要求より抽出した会議通話番号に参加している電話機2の内線番号を呼制御部106から参照する。そして、呼制御部106より参照した内線番号を、電話会議制御部109は、会議通話の通話音声及び映像を分離・呼切断を行うように電話会議合成部110へ送信し、電話会議合成部110は、電話機インターフェース部101を介して電話機2へ、全ての参加者の通話音声及び映像を分離・呼切断する(S317)。さらに、会議通話終了要求に該当する会議通話の参加者情報を全て削除するように、集計結果記憶部104と呼制御部106へ送信する(S317)。
図4は、電話会議主装置1の投票受付処理を説明する為のフローチャートである。
このフローは、会議通話中に、電話機配置制御部105が電話機コマンド受信部102を介して、投票開始要求を受信することにより開始される。
まず、電話機コマンド受信部102は電話機配置制御部105へ電話機2より受信した投票開始要求を送信し、電話機配置制御部105は投票開始要求から投票項目数と投票者範囲を抽出する(S30901)。
そして、電話機配置制御部105は、呼制御部106を参照し、投票開始要求の送信元の電話機2の内線番号と会議通話番号と、会議通話番号に該当する会議通話に参加している電話機2の内線番号を抽出し、抽出した会議通話の参加者の内線番号と、投票開始要求から抽出した投票者範囲の内線番号と照合する。照合した結果、一致した内線番号を投票者として抽出する。(S30902)。
抽出した投票者の内線番号を、電話機2の先頭のプログラマブルキーより順に、投票者に該当するボタンとして割り当てた集計者用配置を生成する(S30903)。
つぎに、電話機配置制御部105は、生成した集計者用配置と投票開始要求の送信元の電話機2の内線番号を、電話機配置切替指示部107へ送信する。そして、電話機配置切替指示部107は、電話機インターフェース部101を介して、電話機配置制御部105より受信した内線番号に該当する電話機2へ、集計者用配置にプログラマブルキーの機能切替を指示する(S30904)。
つぎに、電話機配置制御部105は、生成した集計者用配置に該当するプログラマブルキーの各々のランプ表示を、投票者から投票を受信していないことを示す未投票表示を生成する(S30905)。例えば、集計者用配置に該当するプログラマブルキーの各々のランプ表示を、未投票状態を示すランプ消灯として、未投票表示を生成する。
つぎに、投票開始要求を行った電話機2の内線番号と、生成した未投票表示を、電話機配置表示指示部108へ送信する。そして、電話機配置表示指示部108は、電話機インターフェース部101を介して、電話機配置制御部105より受信した内線番号に該当する電話機2へ、集計者用配置に該当するプログラマブルキーの未投票表示を指示する(S30906)。
そして、電話機配置制御部105は、投票開始要求から抽出した投票項目数の総数だけ、先頭のプログラマブルキーより順に投票ボタンとして割り当てる投票者用配置を生成する(S30907)。
つぎに、電話機配置制御部105は、生成した投票者用配置と投票者の内線番号を電話機配置切替指示部107へ送信する。そして、電話機配置切替指示部107は、電話機インターフェース部101を介して、電話機配置制御部105より受信した内線番号に該当する電話機2へ、投票者用配置にプログラマブルキーの機能の切替えを指示する(S30908)。
つぎに、電話機配置制御部105は、生成した投票者用配置に該当するプログラマブルキーのランプ表示を、投票項目別にユニークな色に点灯指示する投票項目表示を生成する(S30909)。例えば、投票者用配置に該当するプログラマブルキーを、赤色、青色、緑色など投票項目別に順に定めたユニークな色を点灯するように電話機2へ指示する為の、投票項目表示を生成する。ここで、投票項目別のランプ色表示は、点滅のパターンによりさらに細分化するようにしてもよい。
そして、電話機配置表示指示部108は、電話機インターフェース部101を介して、電話機配置制御部105より受信した内線番号に該当する電話機2へ、投票者用配置に該当するプログラマブルキーの投票項目表示を指示する(S30908)。そして、図3のステップ309へ戻る。
図5は、電話会議主装置1のキーコマンド処理を説明するためのフローチャートである。
このフローは、投票結果集計部103が電話機コマンド受信部102を介して、キーコマンドを受信することにより開始される。
まず、電話機コマンド受信部102は投票結果集計部103へ電話機2より受信したキーコマンドを送信し、投票結果集計部103は、集計結果記憶部104を参照し、キーコマンドの送信元の電話機2が会議通話の集計者か判定する(S31101)。会議通話の集計者からのキーコマンドであったならば(S31101でYES)、投票結果集計部103は、受信したキーコマンドから電話機2で押下されたボタン位置を抽出し、抽出したボタン位置が集計者用配置に該当するプログラマブルキーか判定する(S31102)。具体的には、会議通話の集計者として集計結果記憶部104に登録されている電話機2のプログラマブルキーのうち、電話機配置制御部105が集計者用配置に割り当てたボタン位置を、電話機配置制御部105を参照し特定する。そして、受信したキーコマンドから抽出したボタン位置と比較する。比較した結果、集計者用配置に該当するプログラマブルキーが押下されたと判定した場合(S31102でYES)、受信したキーコマンドを、電話機配置制御部105に送信し、電話機配置制御部105は、押下されたボタン位置の集計者用配置から、割り当てられた会議通話の参加者の内線番号を抽出する(S31103)。
つぎに、電話機配置制御部105は、集計者用配置より抽出した会議参加者の内線番号から、集計結果記憶部104に登録されている投票結果を参照する(S31104)。
そして、電話機配置制御部105は、押下されたボタン位置に割り当てられた会議参加者の内線番号と、集計結果記憶部104に登録されている投票結果から、詳細情報用表示を生成する(S31105)。例えば、押下されたボタン位置に割り当てられた会議参加者の内線番号を画面上部に配置し、集計結果記憶部104に登録されている投票結果が、未投票を示す状態であった場合は、「未投票」の文字列を画面表示し、集計結果記憶部104に登録されている投票結果が投票済みを示す状態であった場合、投票開始要求を受信時に指定された投票項目名の文字列を、画面表示した詳細情報用表示を作成する。ここで、会議参加者の保留状態、ミュート状態など会議通話における電話機2の状態表示、または、電話会議主装置1内に登録されている電話帳から会議参加者の情報を参照し、画面表示するようにしてもよい。
そして、電話機配置制御部105は、生成した詳細情報用表示と、キーコマンドの送信元の電話機2の内線番号を、電話機配置表示指示部108へ送信し、電話機配置表示指示部108は、電話機インターフェース部101を介して電話機2へ表示を指示する(S31106)。そして、図3のステップ311へ戻る。
会議通話の集計者からのキーコマンドでなかったなら(S31101でNO)、投票結果集計部103は、受信したキーコマンドから電話機2で押下されたボタン位置を抽出し、抽出したボタン位置が投票者用配置に該当するプログラマブルキーか判定する(S31107)。具体的には、呼制御部106より参照した会議通話の参加者の電話機2に割り当てたプログラマブルキーのうち、電話機配置制御部105を参照し、投票者用配置に割り当てたボタン位置を特定する。そして、受信したキーコマンドから抽出したボタン位置と一致するか比較する。比較した結果、投票者用配置に該当するプログラマブルキーが押下されたと判定した場合(S31107でYES)、投票結果集計部103は、電話機配置制御部105を参照し、投票者用配置に該当するプログラマブルキーの投票項目を抽出する(S31108)。抽出した投票項目と、受信したキーコマンドから抽出した電話機2の内線番号を、集計結果記憶部104へ登録する(S31109)。具体的には、集計結果記憶部104が記憶している、内線番号毎に投票を示す状態を投票済みに変更し、投票した投票項目と関連付けて記憶する。さらに、投票項目毎の投票カウント数を一つインクリメントする。
そして、投票結果集計部103は、電話機2より受信したキーコマンドを電話機配置制御部105に送信し、電話機配置制御部105は、キーコマンドの送信元の電話機2の内線番号から、呼制御部106より投票開始要求時に投票者配置に切替える前のプログラマブルキーの機能配置とランプ表示を参照し、機能配置を電話機配置切替指示部107へ送信し、電話機配置切替指示部107は、電話機インターフェース部101を介して電話機2へプログラマブルキーの機能の切替えを指示する(S31110)。さらに、電話機配置制御部105は、ランプ表示を電話機配置表示指示部108へ送信し、電話機配置表示指示部108は、電話機インターフェース部101を介して電話機2へプログラマブルキーのランプ表示を指示する(S31111)。
つぎに、電話機配置制御部105は、キーコマンドの送信元の電話機2の内線番号から、集計者用配置に割り当てたボタン位置を特定する(S31112)。そして、特定したボタン位置のランプ表示を投票結果用表示に切替えるように電話機配置表示指示部108へ送信し、電話機配置表示指示部108は、電話機インターフェース部101を介して電話機2へプログラマブルキーのランプ表示を指示する(S31113)。そして、図3のステップ311へ戻る。
図6は、電話会議主装置1の会議通話合成処理を説明するためのフローチャートである。
このフローは、会議通話中に、電話会議制御部109が電話機コマンド受信部102を介して、投票項目指定コマンドを受信することにより開始される。
まず、電話機コマンド受信部102は、電話会議制御部109へ電話機2より受信した投票項目指定コマンドを送信し、電話会議制御部109は、受信した投票項目指定コマンドから投票項目を抽出する(S311301)。
つぎに、電話会議制御部109は、集計結果記憶部104より、抽出した投票項目に投票済みの内線番号を参照する(S31302)。そして、決定した内線番号に該当する電話機2の通話音声及び映像のみを合成し、電話会議の全参加者へ配信するように、電話会議合成部110へ送信し、電話会議合成部110は、電話機インターフェース部101を介して電話機2へ、通話音声及び映像を合成・配信する(S31303)。そして、図3のステップ313へ戻る。具体的には、電話会議制御部109は、集計結果記憶部104より抽出した投票済みの内線番号を、通話音声及び映像を合成する内線番号として電話会議合成部110へ送信し、該当する会議通話に参加中の内線番号を、通話音声及び映像の配信先として電話会議合成部110へ送信する。ここで、通話音声及び映像の合成を許可された内線番号に該当する電話機2のプログラマブルキーのランプ表示、映像表示、または通話音声ガイダンスにより、発言権を付与されたことを示す表示を行い、電話機2のユーザに発言を促すようにしてもよい。また、通話音声及び映像の合成を許可されない内線番号に該当する電話機2のプログラマブルキーのランプ表示、映像表示、または通話音声ガイダンスにより、発言権がないことを示す表示を行うようにしてもよい。
図7は、電話会議主装置1の会議通話分離処理を説明するためのフローチャートである。
このフローは、会議通話中に、電話会議制御部109が電話機コマンド受信部102を介して、投票別会議開催要求を受信することにより開始される。
まず、電話機コマンド受信部102は電話会議制御部109へ電話機2より受信した投票別会議開催要求を送信し、電話会議制御部109は、投票別会議開催要求から投票項目数を抽出する(S31501)。
つぎに、電話会議制御部109は、呼制御部106から使用可能な会議通話回路数を参照し、抽出した投票項目数の会議通話回路が使用可能か判定する(S31502)。抽出した投票項目数の会議通話回路が使用可能であったなら(S31502でYES)、電話会議制御部109は、集計結果記憶部104より、投票別会議開催要求の送信元の電話機2の内線番号が参加している会議通話番号から、投票項目毎に投票済みの内線番号を参照する(S31503)。
つぎに、電話会議制御部109は、集計結果記憶部104より参照した投票項目毎の内線番号全てを、参加している会議通話より退出するように呼制御部106と電話会議合成部110へ送信し、電話会議合成部110は、電話機インターフェース部101を介して電話機2へ、通話音声及び映像を分離・呼切断する(S31504)。そして、電話会議制御部109は、集計結果記憶部104内の投票別会議開催要求の送信元の電話機2が参加している電話会議に、登録されている内線番号を削除する。
つぎに、電話会議制御部109は、集計結果記憶部104より参照した投票項目毎の内線番号を、投票項目毎に会議通話回路に通話音声及び映像の合成・配信するように、電話会議合成部110へ送信し、電話会議合成部110は、電話機インターフェース部101を介して電話機2へ、通話音声及び映像を合成・配信する(S31505)。そして、会議通話番号毎に参加している内線番号を、集計結果記憶部104へ登録する。そして、図3のステップ315へ戻る。ここで、新たな会議通話回路で通話音声及び映像の合成を許可された内線番号に該当する電話機2のプログラマブルキーのランプ表示、映像表示、または通話音声ガイダンスにより、別の会議通話を開催されたことを示す表示又は通知を行うようにしてもよい。
抽出した投票項目数の会議通話回路が使用可能でなかったなら(S31502でNO)、投票別会議開催要求を破棄し、図3のステップ315へ戻る。ここで、投票別会議開催要求の送信元の電話機2へ、画面表示又は通話音声ガイダンスにより会議開催不可であったことを通知し、さらに、呼制御部106から会議通話回路が使用不可であった理由を参照し、画面表示又は通話音声ガイダンスにより通知するようにしてもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明した。
本発明の実施の形態において、電話会議主装置1は、電話会議の参加者から投票開始要求を受信したら、投票開始要求の送信元の電話機2のプログラマブルキーの機能を集計者用配置に切替え、投票開始要求の送信元の電話機2以外の電話機2のプログラマブルキーの機能を投票者用配置に切替える。そして、投票者用配置に切替えた電話機2のプログラマブルキーが押下されたことをキーコマンドの受信により検知したならば、該当する投票項目に投票した結果を集計し、集計者用配置の投票に係る操作を行った電話機2に該当するプログラマブルキーのランプを点灯するように電話機2へ指示する。これにより、会議通話の集計者は会議通話において参加者毎の意見聴取における司会進行を自動化することができ、これにより、会議参加者の意見聴取をスムーズに行うことができる。
また、本発明の実施の形態において、電話会議主装置1は、集計者用配置に対応するプログラマブルキーの押下をキーコマンドの受信により検知したならば、集計者用配置に該当する参加者の内線番号と、該当する参加者の投票結果を、集計者用配置に切替えた電話機2に画面表示を指示する。これにより、会議通話の集計者が投票結果の集約操作において、電話機2が未投票か投票項目に投票を行ったかを詳細に知ることでき、会議参加者の意見聴取をスムーズに行うことができる。
また、本発明の実施の形態において、電話会議主装置1は、電話会議の参加者の投票者用配置に対応するプログラマブルキーとプログラマブルキーのランプと電話機の情報表示画面を、受信した投票開始要求より抽出した投票項目数に応じて投票者用配置を生成し、投票開始要求の送信元の電話機2以外の電話機2のプログラマブルキーの機能を、投票者用配置への切替えを指示し、投票者用配置に配置された投票項目名を電話機2の情報表示画面表示または前記プログラマブルキーのランプにより表示する。これにより、会議通話の参加者が投票操作において、プログラマブルキーにどの投票項目が割当てられているか一目でわかるようになり、投票操作における操作性が向上する。
また、本発明の実施の形態において、電話会議主装置1は、電話会議の集計者から投票項目指定コマンドを受信したならば、投票の集計結果に基づいて、所定の投票項目に投票を行った電話機2を抽出し、抽出した電話機2の通話音声及び映像のみを合成し、電話会議の参加者の電話機2へ配信する。これにより、会議通話において、特定の投票項目に投票した会議参加者の意見聴取をスムーズに行うことができる。
また、本発明の実施の形態において、電話会議主装置1は、電話会議の集計者から投票別会議開催要求を受信したならば、投票の集計結果に基づいて、投票項目毎に投票済みの電話機2を抽出し、抽出した電話機2の通話音声及び映像を新たな会議通話回路により合成・配信することで、投票項目別に電話会議を開催する。これにより、電話会議において、特定の投票項目に投票した会議参加者の意見聴取をスムーズに行うことができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
例えば、上記の実施の形態では、集計者用配置と投票者用配置は電話機2のプログラマブルキーの先頭より順に割り当てているが、本発明はこれに限定されない。電話機2の設定に応じて可変化、もしくは優先度に基づいて動的に割り当てるようにしてもよい。このようにすることで、ユーザにとって電話機2のプログラマブルキーに何の機能が割り当てられるのか認識しやすくなる。
また、上記の実施の形態において、投票項目表示と投票結果表示は、投票項目毎に順にユニークな色を割り当てているが、本発明はこれに限定されない。電話会議主装置1が図示しない投票項目設定記憶部をさらに有し、あらかじめユーザが投票項目名とランプ表示色とランプ表示パターンを含んだ投票項目のひな型を設定により記憶しておき、投票開始要求時にユーザがひな形から投票項目を指定するようにしてもよい。このようにすることで、電話会議のユーザは簡単操作により投票項目を指定することができ、ランプ色とランプ表示パターンにより、投票項目を視認しやすくなる。
また、上記の実施の形態において、電話会議主装置1は、外線網を経由して投票者用配置を割り当てるようにしてもよい。その場合、電話機配置切替指示部107は、電話機配置制御部105から受信した投票者用配置に割り当てる項目を、外線網にダイヤルキー操作を促す通話音声ガイダンスとして送出し、外線網より受信したPB信号を電話機配置制御部105が投票項目に変換し、外線網の通話相手の電話番号とを関連付けて集計結果記憶部104に記憶するようにしてもよい。このようにすることで、会議通話における利便性がさらに向上できる。
また、上記の実施の形態において、会議通話の集計者は会議通話開始要求を行い、最初に会議通話に参加した電話機2を会議通話の集計者としているが、本発明はこれに限定されない。会議通話の集計者を、投票開始要求を行った電話機2としてもよい。このようにすることで、会議通話における操作性が向上する。
また、上記の実施の形態において、図1に示す電話会議主装置1の機能構成は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積ロジックICによりハード的に実現されるものでもよいし、あるいはDSP(Digital Signal Processor)などの計算機によりソフトウエア的に実現されるものでもよい。または、CPU、メモリ、HDD、DVD−ROM等の補助記憶装置、及びNIC(Network Interface Card)、モデム等の通信インターフェースを備えたPC(Personal Computer)等の汎用コンピュータにおいて、CPUが所定のプログラムを補助記憶装置からメモリ上にロードして実行することで実現されるものでもよい。