JP4370452B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技の進行に伴って演出上の発光装飾を実施する遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から遊技機の発光装飾には、例えば無色または着色された光透過性の合成樹脂板に凹凸状のレンズカットを施すことで、光源(ランプやLED等)の光を拡散して前方へ照射するレンズカバーが用いられている(例えば、特許文献1参照。)。また、レンズカットはレンズカバーの片面または両面に施されており、そのカットパターンとしては例えば格子状や水玉状等のものがある。
【0003】
このようなレンズカバーの背面側には複数のランプが配置されており、これらランプの点灯または点滅により遊技中の発光装飾が実施される。ランプの光はレンズカットによって四方八方へ拡散されるので、遊技機に相対した遊技者からは、あたかもレンズカバー全体が広範囲に面発光しているかのように視認されるという視覚的効果が生まれる。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−198309号公報(第3頁、図5)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のレンズカバーによれば、その背面側にあるランプの点灯・点滅パターンを工夫することで、遊技中にいろいろな発光装飾を実施できると考えられる。
【0006】
しかしながら、従来のレンズカバーの構造では単なる面発光しかできないため、ややもすると単調な発光装飾になりかねない。このため従来のレンズカバーでは、いかにランプの点灯・点滅パターンを変えたとしても、より一層の演出効果を発揮することは難しい。
【0007】
そこで本発明は、より多彩な演出を行うのに適した発光装飾の実現を課題としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため本発明は、外枠に組付けられた基枠と、
該基枠の前側に開閉可能に組付けられたガラス枠と、
該ガラス枠の内面にあてがって取り付けられた金属製の補強部材と、
前記基枠と前記ガラス枠との側縁部の整合部位に設けられた発光装飾部と、を備えた遊技機において、
前記発光装飾部は、
複数のLEDを配置して前記基枠の反開閉支点側の側縁部の前側に取着された状態で前記各LEDを個別に制御する発光制御回路に接続されるランプ基板と、
前記ガラス枠の補強部材に前記ランプ基板のLEDと同じ配列パターンで開設された光通孔と、
板状のベースに複数個の凸状の拡散部を前記LEDと同じ配列パターンで配置して該拡散部を前記光通孔に整合させた状態にして前記補強部材の側縁部裏側に取着され、前記ランプ基板の各LEDの前面側に間隔を離した状態で対向させた光透過性の光拡散板と、
前記ガラス枠の側縁部に前面露出状態で取着されて前記光拡散板の前方に対向される光透過性の透明カバーと、を備えてなる遊技機を提供する
【0009】
このような構成により、ランプ基板の光源が点発光であっても、これを光拡散板の拡散部で個別に拡散することで、ある程度の大きさを持った光として遊技者に視認させることができる。このため、複数の光源の光を混ぜて単なる面発光を行うのではなく、1枚の光拡散板を取り付ける構成でありながら一つ一つを独立の光源として使用し、光源ごとの光を適度に拡散して放射することで独特の点発光による装飾が実施可能となる。このため単なる面発光とは異なり、発光装飾による演出を強く遊技者に印象づけることができる。また、複数の光源の光が入り混じることなく、別々の存在感を有しているため、例えば隣り合う光源を互いに異なる発光色とすることで、装飾領域内でカラフルな発光装飾を実施することも可能となる。さらに光拡散板は、複数の光源に対して一度に全ての拡散部を覆い被せることができるので、遊技機への組み付け作業がきわめて容易である。
【0010】
また本発明の遊技機は、最も奥に位置するランプ基板を予め基枠に取り付けておくことで、ガラス枠が過度に分厚くなったり、その重量が不所望に増加したりするのを防止し、ガラス枠の開閉操作を容易にすることができる。
【0011】
またガラス枠に全てを取り付ける構造では、その重量を支持するためにより多くの補強を必要とするが、本発明の態様では前面枠に過大な補強を設ける必要がないため、奥行き方向への省スペース化が図られる。
【0012】
また本発明の遊技機は、複数のLEDを個別に発光させる発光制御回路を有するため、全てのLEDを一様に発光させるだけでなく、LEDをいくつかのグループに分けて発光させたり、あるいは、個々のLEDを順番に発光させたりすることで、より独創的な発光装飾を実施することが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1から図3は、一実施形態の遊技機1を示している。この遊技機1は例えば、遊技媒体に遊技球(パチンコ球)を用いてスロットマシン遊技を実施できるタイプのものである。ただし本発明は、遊技媒体にメダルを用いる回胴式遊技機であってもよいし、あるいは、パチンコ遊技やアレンジボール遊技を実施するパチンコ遊技機であってもよい。
【0014】
遊技機1は、矩形に組まれた外枠2をベースとして構成されており、その内側に各種の構成要素が配置されている。具体的には、遊技者に相対する前面にはガラス枠4が配置されており、図3に示されるようにガラス枠4は遊技機1の前面にて開閉可能となっている。また、ガラス枠4の内側に基枠6が配置されており、この基枠6に図柄表示装置8や液晶表示装置10が取り付けられている。
【0015】
図柄表示装置8は例えば3本の無端ベルト12を有しており、これら無端ベルト12の表面に各種の図柄が付されている。図柄表示装置8は無端ベルト12を走行または停止させることで、図柄の表示態様を変動させたり停止させたりすることができる。特に図示されていないが、図柄には例えば、数字の「7」を図案化したものや特定のアルファベット(またはその文字列)を図案化したもの、ベル等の縁起物を図案化したもの、スイカ、チェリー等の青果類を図案化したもの、あるいは、遊技機1の機種を特徴付けるキャラクターや図形、記号等を図案化したものが含まれている。
【0016】
ガラス枠4には、例えばガラス板やアクリル板等からなる透明板14が取り付けられており、ガラス枠4を閉じた状態で図柄表示装置8の前側が透明板14に覆われる。透明板14の略中央には表示窓16が形成されており、この表示窓16を通して遊技者に無端ベルト12の一部(例えば1本あたり3つの図柄)が視認されるものとなっている。
【0017】
図柄表示装置8の両脇には、それぞれランプユニット18が配置されており、これらランプユニット18もまた、ガラス枠4を閉じた状態で透明板14に覆われる。透明板14のうち、表示窓16の両脇にはそれぞれ表示領域20が形成されており、これら表示領域20には各種の文字情報や図柄情報(例えばベットライン数や入賞図柄、特別遊技状態を表すもの)が付されている。なお、これら文字情報や図柄情報は遊技の進行に伴い、背後のランプユニット18から光を当てられることで表示領域20内に浮かび上がるようになっている。
【0018】
また、図柄表示装置8の下方には表示器22が配置されており、この表示器22は例えば、7セグメントLEDやランプ等の発光により各種の情報を表示することができる。この表示器22もまた、ガラス枠4を閉じた状態で透明板14により覆われ、透明板14の表示領域24を通して各種の数値情報や文字・図柄情報を表示する。ここでの数値情報としては、例えばクレジット数やゲームカウント数、払出クレジット数等が挙げられる。また文字・図柄情報としては、例えばリプレイやレギュラーボーナス、ビッグボーナス等の遊技状態を表すものが挙げられる。
【0019】
遊技機1の前面には、ガラス枠4の下方に上皿26が配置されており、さらにその下方に下皿28が配置されている。上皿26には貸し球および賞球として払い出された遊技球が貯留され、この上皿26に貯留した遊技球を使用して遊技が実行される。
【0020】
遊技機1によるスロットマシン遊技は主に、図柄表示装置8を作動させることで進行する。具体的には、上皿26に貯留した遊技球を投入し、これら遊技球をメダルに見立ててベット数を決定する。このとき、投入した遊技球の個数に応じてメダル枚数相当のベット数またはクレジット数が加算される。またベット数の決定は、例えば1,2ベット用のベットボタン32またはMAXベット用のベットボタン34を操作することで行われる。
【0021】
この後、遊技者が始動レバー35を操作すると、図示しない球送り装置によって遊技球が送り出されるとともに、図柄表示装置8が始動して表示窓16内の図柄表示が変動する。さらに、遊技者が停止ボタン36,38,40を操作することでそれまで変動していた図柄表示が停止する。このとき表示窓16内の図柄が所定の表示態様(例えば特定の図柄が一列に揃った状態)になると、遊技者に特典が付与される。付与される特典としては、例えば賞球の払出や特別遊技状態(いわゆるボーナスゲームやアシストタイム、チャレンジタイム等)への移行、再遊技の実施等が挙げられる。なお、払出によって上皿26が満杯になったときは、そのあふれた分が下皿28に流れ込むようになっている。
【0022】
上述のように、遊技機1によるスロットマシン遊技は主に透明板14内の表示窓16や表示領域20,24を遊技領域として実行される。これに伴い、その上方の液晶表示装置10では各種の文字情報や映像情報(各ボーナスゲームでの獲得メダル数や演出上の映像等)が表示されるほか、遊技機1においては各種の発光装飾が実施されるものとなっている。
【0023】
具体的には、ガラス枠4の一側縁部(この例では右側縁部)に沿って2つの発光装飾部50,52が設けられており、さらにその下方の位置には基枠6にも発光装飾部54が設けられている。そのほか、ガラス枠4の他方の側縁部(この例では左側縁部)にも2つの発光装飾部56,58が設けられている。
【0024】
上述した発光装飾部50〜58はいずれも遊技領域の周囲に配置されており、これらが遊技機1の装飾領域を構成している。このうち本実施形態においては、特に右側縁部に配置された発光装飾部50,52,54について以下に詳しく説明する。
【0025】
図2に示されるように、発光装飾部50,52,54はいずれも立体的な曲面形状の外観を有し、これにより遊技機1全体のデザインに調和している。また発光装飾部50,52,54は、いずれも周縁が曲線で形成されており、これにより周囲から際だった存在感を有している。
【0026】
【実施例】
次に発光装飾部50,52,54の構造について具体的な実施例を挙げて説明する。
【0027】
(第1実施例)
図4は、発光装飾部50,52,54の第1実施例を具体的に示している。発光装飾部50,52,54はそれぞれランプ基板60を有しており、このランプ基板60は例えばガラス枠4の奥側に配置されている。ランプ基板60には複数のLED62が設けられており、これらLED62が発光装飾部50,52,54の光源となっている。LED62は発光装飾に適した高輝度タイプのものが好ましく、また発光色が異なるもの(例えば赤色・橙色・黄色・緑色・青色等)を各種取り混ぜてもよい。なおランプ基板60には、LED62に代えてランプを設けることもできる。
【0028】
また発光装飾部50は光拡散板64を有しており、この光拡散板64はランプ基板60の前面に配置されている。より詳しくは、光拡散板64は板状のベース64aを有しており、このベース64aはランプ基板60の前面を覆うようにして広がっている。ベース64aには、その所々にしぼをつけるようにして複数の拡散部64bが形成されており、これら拡散部64bはベース64aから前方に突出して形成されている。なお第1実施例では、ベース64aの前面側を凸状に形成するとともに、その背面側を凹状に形成することで拡散部64bが構成されている。
【0029】
光拡散板64は例えば光透過性の透明樹脂材からなり、上述の拡散部64bはLED62の頭部、つまり、その発光部を個々に覆うようにしてベース64aに配列されている。このため光拡散板64は、各拡散部64bにて個々のLED62の光を受け、その光を突出方向(ここでは前方)へ拡散して透過させることができる。
【0030】
また、光拡散板64のさらに前面側に透明カバー66が配置されており、遊技機1に相対する遊技者からは、この透明カバー66を通してLED62の光が視認されるものとなっている。このとき個々のLED62の光は、上述のように拡散部64bにより拡散されているので、遊技者からは個々のLED62の光が単なる点発光ではなく、ある程度の大きさ(直径)や広がりをもった光として視認されるという視覚的効果が生じる。
【0031】
この点、例えば従来のように発光装飾部50等において光拡散板64を用いることなく、単にレンズカットがなされていない透明カバー66を配置しただけの構成では、透明カバー66の奥にあるLED62(またはランプ)が遊技者に視認されるため見栄えが悪い。また、光源がLED62である場合は特に指向性の高い光が発せられるため、これをレンズカットのない透明カバー66に透過させただけでは、遊技者からは小さな点が発光しているようにしか視認されない。
【0032】
これに対し、第1実施例のようにランプ基板60の前方に光拡散板64が配置されていれば、LED62による指向性の高い光を各拡散部64bで個別に拡散させることで、個々に小さい点発光であっても、それぞれを球状の発光部として表示することができる。また光拡散板64は、複数のLED62に対して一度に全ての拡散部64bを覆い被せることができるので、その組み付け作業もまた容易である。
【0033】
また図4に示されるように、第1実施例においてランプ基板60を発光制御回路68に接続することができる。この場合、例えば複数のLED62の点灯時期を発光制御回路68により個別に制御することで、点発光による様々な発光装飾演出が可能となる。
【0034】
(第2実施例)
図5は、発光装飾部50,52,54の第2実施例を示している。この場合も同様に発光装飾部50,52,54はそれぞれランプ基板60を有しており、このランプ基板60に複数のLED62が設けられている。また、個々のLED62の周囲にはリフレクター70が設けられている。このリフレクター70は例えば、合成樹脂製の椀状部材の内面にメッキを施して形成したものであって、その内面でLED62の光を反射して前方に集光することができる。この例ではリフレクター70がLED62と一体に設けられているが、リフレクター70は光拡散板64に取り付けられていてもよい。なお、上述した第1実施例と同様の構成については、その符号を共通化することで重複した説明を省略する。
【0035】
この第2実施例においても、光拡散板64のベース64aには、その所々にしぼをつけるようにして複数の拡散部64cが形成されており、これら拡散部64cはベース64aから前方に突出して形成されている。なお第2実施例では、ベース64aの前面側を凸状に形成し、その背面側を平坦に形成することで拡散部64cが構成されている。したがって、第2実施例の拡散部64cは凸レンズ状となっている。
【0036】
第2実施例の場合、凸レンズ状の拡散部64cによりLED62の光が屈折し、発光点の大きさ(直径)をより大きくすることができる。また、リフレクター70によってLED62の光が前方に集められ、その発光時に拡散部64cが受ける光量が増加するため、遊技者からは個々の発光点がより明るく、はっきりと視認される。なお、この第2実施例においてもランプ基板60を上述の発光制御回路68に接続し、複数のLED62の発光時期を個別に制御することで様々な発光装飾演出を実施することができる。
【0037】
次に、発光装飾部50等を取り付ける際の具体的な形態について説明する。なお、以下の説明では最も上段に位置する発光装飾部50を例に挙げて説明しているが、中段に位置する発光装飾部52についても同様の取り付け構造を採用することができる。
【0038】
図6は、基枠6の一側縁部(この例では右側縁部)をより詳細に示している。図6に示されるように、本実施形態の遊技機1では上述のランプ基板60が基枠6に取り付けられている。またランプ基板60の周囲はボックス状に囲まれており、その内側にランプ基板60が嵌め込まれた状態で固定されている。
【0039】
ランプ基板60は発光装飾部50の形状に合わせて縦長に形成されており、その表面に複数のLED62が所定の配列パターンで実装されている。ここでの配列パターンは、例えばLED62が上下方向に緩やかな曲線を描くようにして3列に並べられたものとなっている。なお図6には示されていないが、LED62には上述の第2実施例で挙げたリフレクター70をさらに設けることもできる。
【0040】
次に図7は、ガラス枠4の内面(裏面)を詳細に示している。本実施形態ではガラス枠4の内面に鉄板製の補強部材72が設けられており、この補強部材72は図3に示されるようにガラス枠4の内面にあてがうようにして取り付けられている。また補強部材72は、ガラス枠4が閉じられた状態でランプ基板60の前面を覆う位置にあり、このため、補強部材72にはLED62の光を前方へ通すための複数の光通孔74が形成されている。なお、これら光通孔74もまたLED62と同じ配列パターンで並んでいる。
【0041】
上述した光拡散板64は、そのベース64aが発光装飾部50の外縁の形状に合わせて成形されており、この例では上述した第1実施例と同様の拡散部64bが形成されている。また図7に示されるように、拡散部64bには例えば3種類の大きさ(直径)があり、拡散部64bはその大きさ別に上下方向に並べて配置されている。このうち、ガラス枠4の側縁(この例では右側縁)にいちばん近い列の拡散部64bが最も大径で、右側縁から遠ざかるにしたがって拡散部64bの径が順次小さくなっている。
【0042】
図7に示されるように、光拡散板64は補強部材72にその内側から取り付けられる。このとき個々の拡散部64b(64c)が対応する光通孔74内に嵌り込み、ベース64aが補強部材72に接する。なお、光拡散板64はその背面側から補強部材72にねじ止めされ、ガラス枠4に対して確実に固定される。
【0043】
ここで補強部材72は、ランプ基板60の前面に配置されることで光通孔74以外の部位が遮蔽部材としても機能する。すなわち、光拡散板64が補強部材72に取り付けられると、その前方から見た場合に個々の拡散部64bが補強部材72によって区分けされ、その周囲から漏れ出る光が補強部材72に遮られる。これにより、個々の拡散部64bを透過した光の輪郭がはっきりと遊技者に視認されるので、独立した点発光をより一層際だたせることができる。
【0044】
ガラス枠4を閉じると、ランプ基板60の前面に光拡散板64が配置され、このとき各拡散部64bによりLED62の頭部、つまり、その発光部が個々に覆われた状態となる。このため、特にランプ基板60に対して光拡散板64を位置決めする必要がないし、全てのLED62に対して一度に拡散部64bを覆い被せることができる。また、ランプ基板60がガラス枠4に設けられていないため、開閉するガラス枠4が過度に分厚くなるのを防止することができ、その開閉操作を容易にすることができる。
【0045】
図8は、発光装飾部50を取り立てて詳しく示している。本実施形態の場合、上述した透明カバー66はガラス枠4の前側に取り付けられており、この状態で透明カバー66は光拡散板64との間に補強部材72を挟んだ状態で配置されている。透明カバー66もまた発光装飾部50の外縁の形状に合わせて成形されており、この例ではガラス枠4に嵌め込むようにして取り付けられている。
【0046】
また図8に示されるように、透明カバー66には複数の発光領域76a,76b,76cが形成されている。これら発光領域76a,76b,76cは透明カバー66の内側に位置する個々の拡散部64bに対応しており、それゆえ各発光領域76a,76b,76cは、その内側の拡散部64と同様に異なる大きさ(直径)を有している。
【0047】
なお、最も下段に位置する発光装飾部54については、その光拡散板64および透明カバー66が基枠6に取り付けられているが、その他は上述の発光装飾部50,52と略同様の構成である。
【0048】
上述した第1および第2実施例で説明したように、LED62を発光させると、その光が拡散部64bで個別に拡散されるため、透明カバー66を通して遊技者がこれを視認すると、その光は各発光領域76a,76b,76c内である程度の大きさを持った発光点として視認される。このとき拡散部64bの大きさに応じて発光点の大きさも様々に異なるため、遊技者には一様な発光点の集まりではなく、変化に富んだ発光装飾として認識される。
【0049】
また、上述のようにLED62の発光色を様々に取り混ぜることで、発光点の大きさの違いだけでなく、その色の違いによる変化を持たせた発光装飾を実施することもできる。
【0050】
さらにLED62の発光時期を個別に制御することで、大きさの異なる発光領域76a,76b,76cをグループ分けしてこれらを別々に発光させたり、一つ一つの発光領域76a,76b,76cを順番に発光させたり、あるいは、発光点が次第に移動していくような演出を実施したりすることもできる。
【0051】
ここでは発光装飾部50を例に挙げて説明しているが、発光装飾による演出上の効果は全ての発光装飾部50,52,54について共通の事項である。なお、中段に位置する発光装飾部52と最下段に位置する発光装飾部54とでは、互いに発光領域の数や大きさ、その種類等が異なっているが、これらは特に本質的な相違ではない。
【0052】
上述した一実施形態では発光装飾部50,52,54が別々に分離されているが、これらは一つにまとまって構成されていてもよいし、あるいは、遊技盤1の前面にて所定の装飾模様を描くようにして配置されていてもよい。また、一実施形態では遊技機1の右側縁部のみに発光装飾部50,52,54が配置されているが、その配置が特に限定されているわけではなく、左側縁部の発光装飾部56,58等を同様の構成としてもよい。
【0053】
また、発光装飾部50等の具体的な構造は上述した各実施例に制約されず、種々に変形することができる。例えば、拡散部62a,62c等の具体的な形状は半球状や凸レンズ状だけでなく、多面体形状やその他の曲面形状であってもよい。その他、光拡散板64や透明カバー66に着色を施すこともできるし、透明カバー66を平坦な形状とすることもできる。
【0054】
その他、一実施形態で挙げた遊技機1の具体的な構成はいずれも好ましい例であって、これらを適宜変形して実施できることは言うまでもない。
【0055】
【発明の効果】
本発明の遊技機によれば、装飾領域において様々な変化に富んだ発光装飾を実施することができ、その演出効果を大幅に向上することができる。
【0056】
また、補強部材にランプ基板のLEDと同じ配列パターンで光通孔を設けて該光通孔に個々の拡散部を整合させたため、前方から見た場合に個々の拡散部を透過した光の輪郭が補強部材の遮光性によってはっきりと遊技者に視認されるので、独立した点発光をより一層際だたせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技機の正面図である。
【図2】遊技機の斜視図である。
【図3】遊技機のガラス枠を開いた状態を示す斜視図である。
【図4】発光装飾部の構造(第1実施例)を示す断面図である。
【図5】発光装飾部の構造(第2実施例)を示す断面図である。
【図6】ランプ基板の取り付け部位を拡大して示した斜視図である。
【図7】光拡散板の取り付け部位を拡大して示した斜視図である。
【図8】発光装飾部を拡大して示した正面図である。
【符号の説明】
1 遊技機
2 外枠
4 ガラス枠
6 基枠
50,52 発光装飾部
60 ランプ基板
62 LED
64 光拡散板
64a ベース
64b,64c 拡散部
66 透明カバー
68 発光制御回路
72 補強部材
74 光通孔

Claims (1)

  1. 外枠に組付けられた基枠と、
    該基枠の前側に開閉可能に組付けられたガラス枠と、
    該ガラス枠の内面にあてがって取り付けられた金属製の補強部材と、
    前記基枠と前記ガラス枠との側縁部の整合部位に設けられた発光装飾部と、を備えた遊技機において、
    前記発光装飾部は、
    複数のLEDを配置して前記基枠の反開閉支点側の側縁部の前側に取着された状態で前記各LEDを個別に制御する発光制御回路に接続されるランプ基板と、
    前記ガラス枠の補強部材に前記ランプ基板のLEDと同じ配列パターンで開設された光通孔と、
    板状のベースに複数個の凸状の拡散部を前記LEDと同じ配列パターンで配置して該拡散部を前記光通孔に整合させた状態にして前記補強部材の側縁部裏側に取着され、前記ランプ基板の各LEDの前面側に間隔を離した状態で対向させた光透過性の光拡散板と、
    前記ガラス枠の側縁部に前面露出状態で取着されて前記光拡散板の前方に対向される光透過性の透明カバーと、
    を備えてなることを特徴とする遊技機。
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