JP2010110551A - 遊技機の装飾構造及びそれを用いた遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 パターンが遊技者の目にとまって違和感を与えてしまうという固定観念を払拭して、透明などの光透過性を有する配線基板を用いた場合に、光透過性であるが故のメリットを最大限に引き出して遊技機の装飾演出を実施することができる遊技機の装飾構造を提供する。
【解決手段】 遊技機1の装飾に用いられる装飾構造18であって、遊技者が視認可能な所定位置に設けられ、導体パターン或いは塗料・印刷インクなどによって装飾模様Pが形成された光透過性を有する配線基板40と、配線基板40を照射して装飾模様Pを際立たせる発光手段と、を備えることを特徴とする。
【選択図】 図5

Description

本発明は、遊技機の装飾構造及びそれを用いた遊技機に関する。
従来の遊技機には、遊技領域の中央に配置されるセンターユニットにおいて、液晶表示器の表示領域の周囲に所定の役物装置や装飾装置などが設けられており、通常、それら役物装置や装飾装置が、駆動装置によって所定の動作で可動したり、発光部が実装されたプリント基板(配線基板)が配置されて、その発光部が光を発したりするなど、液晶表示器の表示領域に表示される映像や画像とともに、遊技者に対して興趣を高めるために様々な装飾演出が行われている。
特開2008−212163号公報
特許文献1に記載のぱちんこ遊技機は、液晶表示器の表示領域の周囲に、肉厚の薄い透明な合成樹脂フィルムで形成されて発光部を実装したプリント基板(薄肉透明板)が設けられており、そのプリント基板は、発光部に電力を供給するパターンの表面を覆い被さるように桜の木をモチーフとした幹、枝が有色塗料で塗装され、そのパターンがモチーフによってカムフラージュされている。そして、ぱちんこ遊技機において、プリント基板(薄肉透明板)をカバー部材などで覆わなくてもパターンを遊技者に視認困難として、液晶表示器の表示領域に表示される画像と、実装された発光部が発した光とで奥行き感を持たせた演出を行うようにしたものである。また、プリント基板(薄肉透明板)には、発光部を覆い被さるように桜の花をモチーフとした桜の花部材が接着されており、発光部が発した光により桜の花部材が発光している状態を作り出すようにしている。
しかしながら、透明な合成樹脂フィルムを使用したプリント基板を用いて、有色塗料で塗装したモチーフによって発光部に電力を供給するパターンをカムフラージュする形態は、パターンを視認困難とするという観点において、透明でない通常のプリント基板自身を桜の木をモチーフとした幹や枝の形状とする形態と余り大差がなく、或いは、桜の木をモチーフとした幹や枝の形状をなすカバー部材の後方に発光部を実装したプリント基板を配置する形態とも余り大差がない。むしろ製造工程や組み付け作業などが煩雑となって製造コストの増加に繋がる虞がある。さらには、有色塗料で塗装してパターンを覆い隠さなければ、パターンが遊技者の目にとまって違和感を与えてしまうということで、モチーフのデザイン形状においてもパターンによって制約を受けて設計の自由度が阻害されている。
本発明の課題は、上記実情に鑑みてなされたものであり、パターンが遊技者の目にとまって違和感を与えてしまうという固定観念を払拭して、透明などの光透過性を有する配線基板を用いた場合に、光透過性であるが故のメリットを最大限に引き出して遊技機の装飾演出を実施することができる遊技機の装飾構造を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の遊技機の装飾構造は、
遊技機の装飾に用いられる装飾構造であって、
遊技者が視認可能な所定位置に設けられ、導体パターン或いは塗料・印刷インクなどによって装飾模様が形成された光透過性を有する配線基板と、
配線基板を照射して装飾模様を際立たせる発光手段と、
を備えることを特徴とする。
上記課題を解決するために、本発明の遊技機は、
以上のような装飾構造を用いたことを特徴とする。
上記本発明の遊技機の装飾構造及びそれを用いた遊技機によれば、光透過性を有する配線基板に導体パターン或いは塗料・印刷インクなどによって装飾模様を形成し、その配線基板を遊技者が視認可能な所定位置に設けている。そして、その配線基板を照射する発光手段によって装飾模様を際立たせることができる。これによれば、光透過性を有する配線基板に装飾模様を形成することで、発光手段が配線基板を照射したときに装飾模様以外の領域である光透過性領域を利用して、装飾模様を際立たせることができ、光透過性であるが故のメリットを最大限に引き出して遊技機の装飾演出を実施することができる。なお、ここでいう「光透過性」とは、少なくとも可視光の波長の領域の光を透過する性質のことであり、発光手段の光源が視認し得る状態又は発光手段の光源の光が視認し得る状態をなし得ることを示し、透明又は半透明の他に透過する光が拡散されるため、又は透過率が低いために、その材質を通して向こう側の形状等を明確に認識できない、又はまったく認識できない状態のものも含む。
ここで、装飾模様は、発光手段によって一層際立つように非光透過性であることが好ましい。また、装飾模様は、文字や図形、記号などを装飾模様として形成することができる。特に、装飾模様を方形、三角形、菱形、多角形、円形などを組み合わせた幾何学的模様とする場合には、配線パターンを通常のライン形態で無理なくそのまま装飾模様の中に組み込むことができる。さらには、配線基板が配置される所定の装飾装置に形成されたキャラクター的な形状や模様にあわせて配線基板の装飾模様を形成し、そのキャラクターと同調する形で装飾模様を際立たせることで装飾演出をより高めることができる。
装飾構造の具体的な態様の第1として、
発光手段は、配線基板の後方側に配置された後方側発光手段を含み、
その後方側発光手段が該配線基板を照射することにより、装飾模様の周囲が発光して該装飾模様を浮かび上がらせる構成とすることができる。これによれば、後方側発光手段が発光して配線基板を後方側から照射すると、装飾模様の部分が後方側発光手段からの光を遮る遮蔽領域となり、前方から遊技者が配線基板を視認したときに、装飾模様が浮き上がった様に見せる装飾演出が可能となる。
また、後方側発光手段は、配線基板の後面側に実装される後方側発光部と、後方側発光部の後方側に配置されるリフレクタとを有し、
後方側発光部がリフレクタに向けて発光し、該リフレクタがその光を反射して配線基板を照射する構成とすることができる。これによれば、配線基板の後面側に後方側発光部が実装されているので、別途発光手段(発光基板)を設ける必要がなくなって部品点数の削減となり、コストの低減や組立作業の簡素化を図ることができる。そして、後方側発光部の後方側にリフレクタが配置されているので、後方側発光部の光がリフレクタの反射や拡散によって点発光を軽減して面的に均一状態で明るさのムラのない発光(反射)が可能となり、配線基板とリフレクタとの間隔を小さくすることができ、薄型化や省スペース化を図ることができる。
装飾構造の具体的な態様の第2として、
発光手段は、配線基板の前方側に配置された前方側発光手段を含み、
その前方側発光手段が該配線基板を照射することにより、反射する形態で装飾模様が発光して浮かび上がる構成とすることができる。これによれば、前方側発光手段が発光して配線基板を前方側から照射すると、装飾模様以外の領域である光透過性領域では光を後方側に透過するのに対して、装飾模様の部分では光を透過せず反射する形態で発光することとなり、前方から遊技者が配線基板を視認したときに、装飾模様が浮き上がった様に見せる装飾演出が可能となる。
また、前方側発光手段は、配線基板の前面側に実装される前方側発光部を有する構成とすることができる。これによれば、配線基板の前面側に前方側発光手段が実装されているので、別途発光手段(発光基板)を設ける必要がなくなって部品点数の削減となり、コストの低減や組立作業の簡素化を図ることができる。ひいては、装飾模様と発光手段とが配線基板に一緒に設けられるので、装飾模様に対して発光手段を近接して配置することが可能となり、効率よく装飾模様を発光させることができる。なお、配線基板に実装される前方側発光手段としては、サイドビュータイプ(側面発光タイプ)の発光ダイオード(LED)を好適に用いることができる。
さらに、装飾構造は、上記した態様の第1と第2とを組み合わせた構造とすることができる。すなわち、発光手段は、配線基板の後方側に配置される後方側発光手段と、配線基板の前方側に配置される前方側発光手段とを含み、
後方側発光手段が該配線基板を照射することにより、装飾模様の周囲が発光する一方、前方側発光手段が該配線基板を照射することにより、反射する形態で装飾模様を発光して浮かび上がらせる構成とすることができる。
これによれば、後方側発光手段が発光する発光色と前方側発光手段が発光する発光色とを異なる発光色で発光させた場合には、配線基板全体を色鮮やかに装飾演出した中で装飾模様を際立たせることができる。反対に、後方側発光手段が発光する発光色と前方側発光手段が発光する発光色とを同じ発光色で発光させた場合には、装飾模様が紛れて視認困難な状態となり、配線基板全体を一つの発光色で発光させることができる。
以下に、この発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の実施形態に係る遊技機の一例を示す正面図、図2はスピーカの一例を示す正面図及び断面図、図3は図2のスピーカの分解斜視図、図4は配線基板の一例を示す正面図及び背面図、図5は本発明の実施形態に係る装飾構造の概念説明図1、図6は本発明の実施形態に係る装飾構造の概念説明図2、図7は図5及び図6におけるスピーカの発光状態を示す正面図である。
図1に示すように、遊技機1(以下、ぱちんこ機1ともいう)には、外枠、内枠、前面枠などからなる枠体1aに遊技盤2が取り付けられている。この遊技盤2の盤面2a(前面)には、内外の2本のガイドレール2bによって区画された略円形の遊技領域2cが形成されている。そして、遊技領域2cの中央には、液晶表示部2dが搭載され、その液晶表示部2dの下方(遊技領域2bの中央下部)に大入賞装置2eが配置されている。また、液晶表示部2dと大入賞装置2eとの間には、始動入賞装置2fが配置されている。
また、ぱちんこ機1には、枠体1aの前面側の遊技盤2の下方に遊技球を貯留する球受皿3が配置されている。また、ぱちんこ機1には、その球受皿3に貯留された遊技球を図示しない球発射装置が遊技盤2(遊技領域2c)内に発射する際に遊技者が操作する発射ハンドル4や、タバコの灰皿5が配置されている。また、ぱちんこ機1は、枠体1aの前面側の上側両隅にスピーカ6,6が遊技者が視認可能な状態で配置されている。すなわち、スピーカ6,6に対応する枠体1aの前面枠の上側両隅が透明に形成されている。
なお、本明細書において、ぱちんこ機1における上下方向とは遊技盤2の盤面2aに沿う態様で遊技球が流下する方向(鉛直方向)を意味する。また、左右方向とは遊技盤2の盤面2aに沿う態様で上下方向に直交する方向(水平方向)を意味する。また、前後方向とは遊技盤2の盤面2aに直交する方向(水平方向)を意味し、盤面2aの遊技者側が前側であり、盤面2aの奥側が後側である。
スピーカ6は、図2及び図3に示すように、リード線10の一端をハンダ付けした円筒状のボイスコイル11と、このボイスコイル11を軸線方向に振動可能に支持するダンパー12と、ボイスコイル11によって駆動され音波を発生する振動体としての略円錐形状(コーン型)の振動板13と、ボイスコイル11を配置する磁気ギャップを形成するための磁気回路部16と、その磁気回路部16及びダンパー12,振動板13のエッジを所定の位置に支持するフレーム20とで大略構成され、ボイスコイル11の先端を閉塞するセンターキャップ15と、振動板13を挟んでフレーム20へ固着される環状のガスケット14と、音声電流の入力端子17とを備えている。そして、スピーカ6は、フレーム20の後方に装飾構造18としてレンズ30、配線基板40及びリフレクタ50などを備えることによりスピーカーユニットとして構成されている。
ダンパー12は、フェノール樹脂等の熱可塑性樹脂を含浸させた綿布,不織布等からなる素材に波形のコルゲーションを同心円状に形成している。
振動板13は、ポリプロピレン(PP),ポリカーボネイト(PC),ポリエチレンテレフタレート(PET)等の光透過性樹脂(例えば、透明)により先端のエッジで開口し中心に通孔が開設された略円錐形状に形成されている。なお、振動板13は、円錐形をしたものだけでなく、正面視して楕円,多角形状のものあるいはドーム型,平面型のものであってもよい。
フレーム20は、ポリプロピレン(PP),ポリカーボネイト(PC),ポリエチレンテレフタレート(PET)等の光透過性樹脂により、例えば透明に形成されている。また、フレーム20は、本実施形態において光透過性樹脂により音波発生方向に拡開放する略円錐台形の深皿形状に形成されており、その開口周縁部には振動板13を保持するガスケット14が支持されるフランジ部21を有している。つまり、フレーム20は振動板13より大径であり、振動板13の外方に位置するフランジ部21が直接視認可能となる。また、円錐面には振動板13が音を発生する時の背圧を抜く台形状の開口部23が所定間隔で放射状に設けられた架橋部22によって形成されている。そして、フランジ部21には、厚さ1mm程度の基板に、リード線10の他端が接続された厚さ0.5mm程度の薄い金属板からなるプラスとマイナスの端子部を取り付けた入力端子17を固定する取付部24が形成されている。
また、フレーム20の底面には磁気回路部16が嵌着される装着部25が円筒状に形成されおり、磁気回路部16をその軸線がダンパー12の軸線と一致するように圧接して嵌着保持する。そして、磁気回路部16は、断面ほぼU字状のヨーク16aと、このヨーク16a上に設けられたマグネット16bと、その上に設けられたポールピース16cとを備え、ポールピース16cの外周面と、ヨーク16aの上方内周面との間に環状の磁気ギャップが形成されている。
なお、本実施形態においてガスケット14,センターキャップ15は、フレーム20及び振動板13と同様にポリプロピレン(PP),ポリカーボネイト(PC),ポリエチレンテレフタレート(PET)等の光透過性樹脂により形成することができる。つまり、装飾構造18の前方に位置してスピーカ6を構成するダンパー12及びリード線10、ボイスコイル11、磁気回路部16以外はすべて少なくとも可視光の波長の領域の光を透過する光透過性樹脂により形成されており、ダンパー12の外周方向に位置して設けられる装飾構造18が視認可能となる。なお、ダンパー12をいわゆる平ダンパーで形成し、同様に光透過性樹脂により形成した場合には、さらに視認可能領域を拡大することができる。
次に、装飾構造18について説明する。装飾構造18は、ぱちんこ機1の装飾に用いることができ、本実施形態ではその一例としてスピーカ6に採用したものである。装飾構造18は、上述のようにレンズ30、配線基板40及びリフレクタ50を含み構成され、特に、配線基板40は、遊技者が視認可能な所定位置に設けられ、導体パターン或いは塗料・印刷インクなどによって装飾模様Pが形成されて光透過性を有し形成されている。そして装飾構造18は、その配線基板40を照射して装飾模様Pを際立たせる発光手段を備えている。
ここで、発光手段は、配線基板40の後方側に配置された後方側発光手段と、配線基板40の前方側に配置された前方側発光手段とを含み構成されている。すなわち、後方側発光手段は、配線基板40の後面側に実装される後方側発光部44と、その後方側発光部44の後方側に配置されるリフレクタ50とを有しており、後方側発光部44がリフレクタ50に向けて発光し、該リフレクタ50がその光を反射して配線基板40を照射することにより、装飾模様Pの周囲が発光して該装飾模様Pを浮かび上がらせることができる。
また、前方側発光手段は、配線基板40の前面側に実装される前方側発光部43を有し、その前方側発光部43が配線基板40を照射することにより、反射する形態で装飾模様Pが発光して浮かび上がらせることができる。以下、具体的に説明する。
配線基板40は、図3及び図4に示すように、例えば、銅箔を含み無色透明なポリイミドによって形成される銅張板(シート)に銅箔をエッチングした後、レジストとして同ポリイミドをラミネートすることにより、銅箔を無色透明なポリイミドによって挟み込むように形成した透明フレキシブル基板を用いることができる。また、配線基板40は、展開状態において、ドーナツ形状を一部切欠いたC字状の本体シート部41と、その本体シート部41の外周から半径方向に延出された帯状の延出シート部42とを備えている。そして、配線基板40には、本体シート部41に前面(表面)に実装された前方側発光部43(図4(a)参照)と、及び後面(裏面)に実装された後方側発光部44とがそれぞれ6つずつ、周方向に等間隔となる位置に配置されている。また、延出シート部42の端部の後面(裏面)側には、コネクタ部45が実装されている。なお、前方側発光部43は、側面方向に発光するサイドビュータイプの発光ダイオード(LED)が本体シート部41の外周縁近傍に内側に向けて発光するように配置されており、後方側発光部44は、上面方向に発光するトップビュータイプの発光ダイオード(LED)が本体シート部41の内周縁近傍に配置されている。
また、配線基板40は、装飾模様Pが、本体シート部41に径方向に延びる幅広のライン形態をなして形成されている。すなわち、装飾模様Pは、前方側発光部43が発する光の光軸に沿って形成されている。そして、装飾模様Pは、前方側発光部43又は後方側発光部44に電力を供給するための配線パターンの一部が面状の導体パターンとして形成されている。なお、装飾模様Pは、配線パターンとは別に、装飾模様P´のように配線パターンと離間して独立した位置に導体パターンで形成してもよく、また、塗料や印刷インクによって形成してもよい。
レンズ30及びリフレクタ50は、図2及び図3に示すように、フレーム20の外観に沿うようにすり鉢形状を呈している。そして、配線基板40は、本体シート部41の両端を重ね合わせてすり鉢形状をなすように接着、或いはレンズ30及びリフレクタ50によって狭持するとともに、レンズ30及びリフレクタ50の間に配置固定される。このように、配線基板40をフレキシブル基板によって形成することで、限られたスペースにおいても簡単に配置することができ、省スペース化及びコンパクト化を図ることができる。なお、レンズ30は、配線基板40が配置されたときに、前方側発光部43が外周端面に対向配置される大きさで形成されている(図3参照)。また、レンズ30は、前面又は後面にローレット,Vカットなどの凹凸表面加工を施すことができ、発光手段による光を反射、拡散して、演出効果を高めることができる。
リフレクタ50は、前面に蒸着メッキを施して、後方側発光部44が発する光を反射して装飾効果を向上させるようにしている。なお、リフレクタ50は、白色樹脂により成形してもよく、内面に白色塗装を施してもよい。
次に装飾構造における作用について説明する。図5(a)に示すように、前方側発光部43が発光して本体シート部41(配線基板40)を照射すると、レンズ30の端面から光が入射するとともに、レンズ30の後方に近接して配置された本体シート部41に形成された装飾模様Pで前方に向けて反射する。このとき、装飾模様Pが形成されていない本体シート部41(光透過性領域)では、そのまま光が本体シート部41(配線基板40)の後方に透過するため、図5(b)に示すように、装飾模様Pが前方に発光する。したがって、図7(a)に示すように、センターキャップ15を中心に装飾模様Pが放射状に発光し、かつ、装飾模様P´の図形が発光し、振動板13などを介して遊技者が視認可能となる。
また、図6(a)に示すように、後方側発光部44が発光するとリフレクタ50の反射面に反射され、本体シート部41における装飾模様Pの周囲(光透過性領域)では、そのまま光が前方に透過するとともに、装飾模様Pでは光が遮蔽されるため、図6(b)に示すように、装飾模様Pの周囲が前方に発光する。したがって、図7(b)に示すように、センターキャップ15を中心に装飾模様Pが放射状に浮き上がり(言い換えれば、装飾模様Pによって放射状に区画された形で全体が発光している)、レンズ30及び振動板13などを介して遊技者が視認可能となる。すなわち、配線基板40を介して振動板13、フレーム20のエッジ部を発光させることができ、スピーカ6としての装飾効果を向上させることができる。さらに、前方側発光部43の発した光と、後方側発光部44の発した光とによって、奥行き感を持たせた演出を行うことができる。
なお、図8に示すように、装飾模様Pが形成された配線基板40とは別に、前方側発光手段として、前方側発光部43Aを実装した基板43Bを配線基板40の前方側に配置する構成としてもよく、また、後方側発光手段として、後方側発光部44Aを実装した基板44Bを配線基板40の後方側に配置する構成とすることもできる。これにより、配線基板40を所定の電気部品などに接続する配線や中継基板として配置することも可能となり、装飾構造18として同様の作用効果を奏することができる。
本発明では遊技機の一例としてぱちんこ機について説明したが、他に例えばアレンジボール遊技機、雀球遊技機、及び回胴式遊技機等の遊技機に適用することができ、上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、目的、用途に応じて当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。なお、近年ではアクリルなどの透明な遊技盤も使用されているため、その遊技盤の後方に設けられる装飾においても上記説明した装飾構造を用いることができ、きめ細かな装飾演出を実施することができる。また、配線基板40を透明フレキシブル基板で説明したが、剛性を有する透明のリジット基板を用いることもできる。
本発明の実施形態に係る遊技機の一例を示す正面図。 スピーカの一例を示す正面図及び断面図。 図2のスピーカの分解斜視図。 配線基板の一例を示す正面図及び背面図。 本発明の実施形態に係る装飾構造の概念説明図1。 本発明の実施形態に係る装飾構造の概念説明図2。 図5及び図6におけるスピーカの発光状態を示す正面図。 別の実施形態に係る装飾構造の概念説明図。
符号の説明
1 ぱちんこ機(遊技機)
2 遊技盤
6 スピーカ
12 振動板
20 フレーム
30 レンズ
40 配線基板
41 本体シート部
42 延出シート部
43 前方側発光部(前方側発光手段,発光手段)
44 後方側発光部(後方側発光手段,発光手段)
50 リフレクタ
P,P´ 装飾模様

Claims (6)

  1. 遊技機の装飾に用いられる装飾構造であって、
    遊技者が視認可能な所定位置に設けられ、導体パターン或いは塗料・印刷インクなどによって装飾模様が形成された光透過性を有する配線基板と、
    前記配線基板を照射して前記装飾模様を際立たせる発光手段と、
    を備えることを特徴とする遊技機の装飾構造。
  2. 前記発光手段は、前記配線基板の後方側に配置された後方側発光手段を含み、
    その後方側発光手段が該配線基板を照射することにより、前記装飾模様の周囲が発光して該装飾模様を浮かび上がらせる請求項1に記載の遊技機の装飾構造。
  3. 前記後方側発光手段は、前記配線基板の後面側に実装される後方側発光部と、前記後方側発光部の後方側に配置されるリフレクタとを有し、
    前記後方側発光部が前記リフレクタに向けて発光し、該リフレクタがその光を反射して前記配線基板を照射する請求項2に記載の遊技機の装飾構造。
  4. 前記発光手段は、前記配線基板の前方側に配置された前方側発光手段を含み、
    その前方側発光手段が該配線基板を照射することにより、反射する形態で前記装飾模様が発光して浮かび上がる請求項1ないし3のいずれか1項に記載の遊技機の装飾構造。
  5. 前記前方側発光手段は、前記配線基板の前面側に実装される前方側発光部を有する請求項4に記載の遊技機の装飾構造。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の装飾構造を用いた遊技機。
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