JP2009089888A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】発光手段を省スペースに配置して遊技盤の背面側に形成された装飾模様を全面にわたって効率よく発光させ、しかも盤面の装飾効果を向上させた遊技機を提供する。
【解決手段】透明樹脂板9へ光照射して装飾模様M1、M2を発光させる発光手段13が、遊技盤領域内に設けられる透明樹脂板9の端面顕出部9aに対応して組み付けられている。
【選択図】図3
【解決手段】透明樹脂板9へ光照射して装飾模様M1、M2を発光させる発光手段13が、遊技盤領域内に設けられる透明樹脂板9の端面顕出部9aに対応して組み付けられている。
【選択図】図3
Description
本発明は、透明樹脂板を有する遊技盤に装飾性を持たせた遊技機に関する。
パチンコ機などの遊技機は、外枠に対して内枠が開閉可能に設けられ、該内枠には前面枠が開閉可能に設けられている。内枠には、前面枠を介して遊技者が視認できる前面位置に遊技盤が着脱可能に組み付けられている。
遊技盤の中央部には図柄表示装置(液晶表示装置)が設けられ、その周囲には釘、レール、スルーチャッカー、風車、アタッカー、電動チューリップなどの盤面部品やアウトロなどが設けられている。遊技盤にはベニヤ板が用いられている遊技機が多いが、近年遊技領域の装飾性を高めるため、遊技領域板に透明樹脂板(例えばアクリル樹脂板)が用いられる。この遊技領域板より後方に複数の導光板(アクリル樹脂板)を重ねて配置されている。各導光板の背面側にはエッチングなどにより凹凸部が形成され、導光板の端面部に配置したLEDより照射した光が反射しながら導光板内を進行して凹凸部で乱反射し遊技盤前方へ反射光が放射することで、装飾効果を高めるようになっている(特許文献1参照)。
また、前面枠の透明窓に光の装飾演出効果を持たせて、遊技における臨場感が非常に高められるパチンコ遊技機も提案されている。これは前面枠の前後2枚のガラス板間に透明板(ポリカーボネイト樹脂板やアクリル樹脂板)を配置し、透明板に設けられた図柄を端面部よりLEDにより光照射して発光表示させるものである(特許文献2参照)。
特開2006−254959号公報
特開2005−245806号公報
しかしながら、上述した遊技機に設けられる遊技盤は、導光板(透明板)に形成された凹凸部(図柄)を発光させるようになっているが、方形状の導光板(透明板)の外形より外側にLED(発光手段)を端面部に向けて配置しなければならないため、遊技盤の全外周面にわたってLED(発光手段)を配置することは、部品点数が多く遊技盤が大型化するためスペースを確保することが困難である。よって、遊技盤のうち限られた領域しか装飾配置が行なえないため遊技盤全面にわたっての装飾効果が得られない。また、盤面部品がLED(発光手段)の光を遮ってしまい、特に遊技盤中央部では光の届かない領域ができてしまう。
また、遊技盤に設けられる釘、レール、スルーチャッカー、風車、アタッカー、電動チューリップなどの盤面部品は、遊技者側から遊技盤の装飾模様の発光態様を視認する場合にデッドスペースとなるため、発光する盤面の装飾模様とともに装飾効果や演出効果を向上させたいというニーズがある。
本発明の目的は、発光手段を省スペースに配置して遊技盤の背面側に形成された装飾模様を全面にわたって効率よく発光させ、しかも盤面の装飾効果を向上させた遊技機を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するため、次の構成を備える。
遊技者が前面枠を通じて視認可能に配置された透明樹脂板に端面顕出部に対応して盤面部品が設けられ背面側に装飾模様が設けられた遊技盤を備えた遊技機であって、前記透明樹脂板へ光照射して装飾模様を発光させる発光手段が、前記端面顕出部に対応して組み付けられていることを特徴とする。
ここで端面顕出部とは、盤面部品が取り付けられるために、遊技盤に形成される凹部、貫通孔若しくは開口部の内周側端面部を意味するものとする。
遊技者が前面枠を通じて視認可能に配置された透明樹脂板に端面顕出部に対応して盤面部品が設けられ背面側に装飾模様が設けられた遊技盤を備えた遊技機であって、前記透明樹脂板へ光照射して装飾模様を発光させる発光手段が、前記端面顕出部に対応して組み付けられていることを特徴とする。
ここで端面顕出部とは、盤面部品が取り付けられるために、遊技盤に形成される凹部、貫通孔若しくは開口部の内周側端面部を意味するものとする。
また、前記発光手段が前記盤面部品と一体的に組み付けられていることを特徴とする。
また、前記盤面部品に光透過性樹脂からなる装飾部が設けられ、前記発光手段は、透明樹脂板へ光照射して装飾模様を発光させる第1光源と、前記装飾部へ光照射する第2光源を備えたことを特徴とする。
また、前記透明樹脂板の外周端面には、前記発光手段の光を遊技盤内に反射させる反射手段が設けられていることを特徴とする。
また、前記発光手段を一体に備えた盤面部品の光照射方向に反射手段を備えた他の盤面部品を設けることもできる。これにより、複数の盤面部品が配置される端面顕出部の間に設けられた装飾模様をより一層明るく照射することができ、装飾効果を高めることができる。
上述した遊技機を用いれば、透明樹脂板へ光照射して装飾模様を発光させる発光手段が、遊技盤領域内に設けられる透明樹脂板の端面顕出部に対応して組み付けられているので、遊技盤の外周側に発光手段を設ける必要がなくなり、従来の遊技盤のサイズを変更することなく装飾模様を照射することができる。また、遊技盤領域内に設けられた発光手段より遊技盤の内外へ向けて光照射できるので、遊技盤全面を効率良く光らせることができる。また、装飾模様に対応した位置に発光手段を配置し易くなり、確実に装飾模様へ光照射することができる。
また、発光手段が盤面部品と一体的に組み付けられていると、発光手段の設置スペースを新たに確保する必要がなく遊技盤内の開いたスペースを有効利用して、省スペースで遊技盤を効率よく光照射することができる。また、発光手段が盤面部品と一体的に組み付けられているので、発光手段を組み付ける手間が省け、組み付け工数の簡素化、部品点数を削減して低コスト化を図ることができる。また、遊技盤に複数設けられる盤面部品に発光手段が各々一体的に組み付けられていると、装飾模様を一層鮮やかに光らせて装飾効果を高めることができる。
また、盤面部品に光透過性樹脂からなる装飾部を設け、発光手段は、透明樹脂板へ光照射して装飾模様を発光させる第1光源と、装飾部へ光照射する第2光源を備えていると、遊技者側から遊技盤の装飾模様の発光態様を視認する場合にデッドスペースとなる盤面部品を装飾模様と関連付けて発光させて装飾効果を向上させることができる。また、第1、第2光源は、盤面部品の直近に設けられるので、装飾部や装飾模様を鮮やかに光らせることができるうえに、これら第1、第2光源の発光状態や発光色の組み合わせを変えることで、視覚的に変化に富んだ多彩な演出効果が得られる。
また、透明樹脂板の外周側端面部には前記発光手段の光を遊技盤内に反射させる反射手段が設けられていると、透明樹脂板の外周側端面部より漏れ出す光を遊技盤内に反射させて透明樹脂板の外周縁部まで鮮やかに光らせることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
図1を参照して本実施形態に係る遊技機の概略構成について説明する。本実施形態では遊技機の一例としてパチンコ機を例示して説明するものとする。
遊技機1は、外枠2と遊技盤3が設けられた内枠(図示せず)と、該内枠を覆う前面枠4を備えている。内枠はヒンジ5により外枠2に対して開閉可能に取り付けられている。また、前面枠4は内枠に開閉可能に取り付けられている。前面枠4の中央部には窓部4aが形成され、該窓部4aには透明板(ガラス板、透明樹脂板など)が設けられている。
図1を参照して本実施形態に係る遊技機の概略構成について説明する。本実施形態では遊技機の一例としてパチンコ機を例示して説明するものとする。
遊技機1は、外枠2と遊技盤3が設けられた内枠(図示せず)と、該内枠を覆う前面枠4を備えている。内枠はヒンジ5により外枠2に対して開閉可能に取り付けられている。また、前面枠4は内枠に開閉可能に取り付けられている。前面枠4の中央部には窓部4aが形成され、該窓部4aには透明板(ガラス板、透明樹脂板など)が設けられている。
また、前面枠4の下方には遊技球を一時的に貯留する球受け皿6、球受け皿6の左側にタバコの吸殻を収容する灰皿7、球受け皿6の右側に遊技盤3に遊技球を打ち出すためのハンドル8が各々設けられている。
図2及び図3を参照して遊技盤ユニットUの構成についてより詳細に説明する。
図2において、遊技盤3は例えば方形状の透明樹脂板(アクリル樹脂板、ポリカーボネイト樹脂板など)9を単数又は複数積層して形成されている。透明樹脂板9の背面側には、機械加工、レーザー加工などにより装飾模様M1,M2が形成されている。装飾模様M2は図形Tの一部として描かれている。
図2において、遊技盤3は例えば方形状の透明樹脂板(アクリル樹脂板、ポリカーボネイト樹脂板など)9を単数又は複数積層して形成されている。透明樹脂板9の背面側には、機械加工、レーザー加工などにより装飾模様M1,M2が形成されている。装飾模様M2は図形Tの一部として描かれている。
また、図3において、遊技盤3の背面側には裏ユニット10が設けられている。裏ユニット10は背面カバー11を備えている。背面カバー11は、前面側が開口した筐体形状をしており、背面側に開口部11aが設けられている。背面カバー11内には、光透過性樹脂材よりなる装飾部材12が設けられている。装飾部材12は背面側に設けられた発光基板13より光照射されて発光するようになっている。また、背面カバー11には図柄表示装置(液晶表示装置)14が開口部11aを通じて背面側より一体に組み付けられている。遊技盤3は裏ユニット10の前面側に一体に組み付けられて遊技盤ユニットUを形成している。遊技盤ユニットUは内枠に着脱可能に組み付けられる。
図2において、透明樹脂板9の中央窓部15を形成する内周側端面部(端面顕出部)9aには飾り枠部16が設けられている。透明樹脂板9の中央窓部15は凹面部若しくは開口部であり背面側の図柄表示装置14や装飾部材12(図3参照)が視認可能に配置されている。透明樹脂板9の前面側には、上記飾り枠部16のほかに、釘17、スルーチャッカー18、サイドランプ(チャッカー)19、風車20、電動チューリップ21、アタッカー22、レール23などの盤面部品やアウトロ24などが設けられている。なお、ここでいう盤面部品とは遊技盤3に設けられるあらゆる部材を示し、例えばアウト口24に設けられる飾り部材も含む。
次に、遊技盤3の構成について図2乃至図4を参照して説明する。
図3において、透明樹脂板9へ光照射して装飾模様M1,M2(図2参照)を発光させる発光手段が、遊技盤領域内に設けられた内周側端面部(端面顕出部)9aに対応して飾り枠部16に設けられている。
図3において、透明樹脂板9へ光照射して装飾模様M1,M2(図2参照)を発光させる発光手段が、遊技盤領域内に設けられた内周側端面部(端面顕出部)9aに対応して飾り枠部16に設けられている。
具体的には、図3において、飾り枠部16は、透明樹脂板9の内周側端面部9aに対応して設けられる枠体部16aと透明樹脂板9の前面側に設けられる前側装飾部16bを一体に備えている。枠体部16aは断面コ字状に形成され、外壁部16cを内周側端面部9aに対向させ、内壁部16dを中央窓部15に臨ませて設けられている。前側装飾部16bは、透明樹脂板9の前面側に盤面部品と共に設けられている。飾り枠部16は、前面側からビス止めされて透明樹脂板9に組み付けられる。飾り枠部16は、例えばアクリル樹脂材、ポリカーボネイト樹脂材などの光透過性樹脂材が好適に用いられる。
発光基板(発光手段)25は、飾り枠部16の枠体部16a内に組み付けられる。発光基板25としては、枠体形状に沿って配設可能なフレキシブル基板(FPC)が好適に用いられる。発光基板25の一方面には外周側光源26が外壁部16cに向けて設けられ、他方面には内周側光源27が内壁部16dに向けて各々設けられている。外周側光源26及び内周側光源27は、単色又はフルカラーのLEDが好適に用いられる。このように、同一発光基板25に外周側光源26と内周側光源27を併設すると、部品点数の削減により小型化、省スペース化を図ることができるとともに、コストの低減化も図ることができる。
図3において、発光基板25に設けられた外周側光源26と内周側光源27を点灯すると、外周側光源26は外壁部16cを介して透明樹脂板9の内周側端面部9aに向けて光照射し、背面側の装飾模様M1,M2(ハッチング部)を発光させる(図2参照)。また、内周側光源27は、内壁部16dを介して透明樹脂板9の中央窓部15に向けて光照射する。
上記構成によれば、遊技盤3の外周側に発光手段を設ける必要がなくなるので、従来の遊技盤のサイズを変更することなく遊技盤3に設けられた装飾模様M1,M2を発光させることができる。また、遊技盤領域内に設けられた発光手段より遊技盤3の内外へ向けて光照射できるので、遊技盤全面を効率良く光らせることができる。
また、図4において、発光手段は、盤面部品と一体的に組み付けられていても良い。例えば、電動チューリップ21の背面側には発光基板(発光手段)30が一体に組み付けられている。透明樹脂板9には取付孔29が設けられており、該取付孔29に電動チューリップ21が前面側より組み付けられている。電動チューリップ21の前面部には光透過性樹脂からなる装飾部21aが設けられている。また、電動チューリップ21は、背面側に設けられたソレノイド21bにより開閉駆動される。
発光基板30には透明樹脂板9へ光照射して装飾模様M2(図2参照)を発光させる第1光源31と、装飾部21aへ光照射する第2光源32を備えている。透明樹脂板9の背面側に形成された装飾模様M2は、図形Tと関連付けて形成されている(例えば図2において顔の図形Tの一部である目や口を構成している)。第1光源31及び第2光源32は、単色又はフルカラーのLEDが好適に用いられる。
図4において、発光基板30に設けられた第1光源31と第2光源32を点灯すると、第1光源31は透明樹脂板9の孔壁面(端面顕出部)9bに向けて光照射して背面側の装飾模様M1、M2(ハッチング部)を発光させる(図2参照)。また、第2光源32は、装飾部21aへ光照射して前面側へ発光させる。
このとき、飾り枠部16に設けられた外周側光源26や電動チューリップ21の第1光源31が、装飾模様M1,M2を発光させ、第2光源32が装飾部21aを各々発光させる。また外周側光源26は、透明樹脂板9へ光照射する際に、取付孔29に設けられた電動チューリップ21の外周部21cへ光照射して光らせることもできる。
このように遊技者側から遊技盤3を見てデッドスペースとなる盤面部品を、図形Tを構成する装飾模様M2や盤面部品自体の装飾部21aと装飾模様M1を関連付けて発光させると装飾効果や演出効果を増大させることができる。また、第1、第2光源31,32は、盤面部品の直近に設けられるので、装飾模様M2や装飾部21aを鮮やかに光らせることができるうえに、これら第1、第2光源31,32や外周側光源26及び内周側光源27の発光状態や発光色の組み合わせを変えることで、より視覚的に変化に富んだ多彩な演出効果が得られる。
尚、発光手段は、電動チューリップ21と一体に組み付けられていたが、他の盤面部品、例えばサイドランプ19やアタッカー22に一体に組み付けられていても良く、或いはこれらの部品すべてに一体に組み付けられていてもよい。また、発光手段が設けられる端面顕出部に対応する部位は、貫通孔に限らず凹部であっても良い。
このように発光手段が盤面部品と一体的に組み付けられていると、発光手段を組み付ける手間が省け、組み付け工数の簡素化、部品点数を削減して低コスト化を図ることができる。また、遊技盤3に複数設けられる盤面部品に発光手段が一体的に組み付けられていると、装飾模様M1,M2を一層鮮やかに光らせ、図形Tを際立たせて装飾効果を高めることができる。
また、図3において透明樹脂板9の外周側端面部9cには反射シート(反射手段)33が設けられている。これにより、外周側光源部26や第1光源30により透明樹脂板9へ入射して外周側端面部9cより漏れ出す光を反射シート33にて反射させて透明樹脂板9の外周縁部まで鮮やかに光らせることができる。
また、図5において、透明樹脂板9の遊技領域内で電動チューリップ21の近傍に設けられるアタッカー22の台板部22aに反射シート(反射手段)39が設けられていてもよい。この場合には、電動チューリップ21に一体に設けられた第1光源31より透明樹脂板9へ照射された光を反射シート39で反射することで、外周側光源26と共に電動チューリップ21の周囲を明るく照らして装飾効果を高めることができる。また、盤面部品に一体に設けられた光源から照射された光を他の盤面部品に備えた反射シート39で拡散させることができるので、盤面部品の周囲を部分的に明るく照射することができる。
次に図6乃至図8を参照して、遊技盤ユニットUの他例について説明する。本実施例は、遊技盤3を構成する透明遊技板9を複数層重ねあわせたものが用いられる。図6において、透明樹脂板9は2層構成(9A、9B)になっている。飾り枠部16は枠体部16aと前側装飾部16bを一体に備えている。枠体部16aは外壁部16cを各層透明樹脂板9A、9Bの内周側端面部(端面顕出部)9aに対向させ、内壁部16dを中央窓部15に臨ませて設けられている。枠体部16a内には発光基板(発光手段)25が設けられている。発光基板25の一方面には外周側光源26が外壁部16cに向けて各々設けられている。また、発光基板25の他方面には、内周側光源27が内壁部16dに向けて設けられている。更には、透明樹脂板9の外周側端面部9cには反射シート33が各々設けられている。
図7(a)は、1層目の透明樹脂板9Aを示す。透明樹脂板9Aの前面側には、飾り枠部16のほかに、釘17、スルーチャッカー18、サイドランプ(チャッカー)19、風車20、電動チューリップ21、アタッカー22、レール23などの盤面部品やアウトロ24などが設けられている。また、透明樹脂板9Aの背面側には、第1装飾模様M1,M2が設けられている。第1装飾模様M2は図形T1の一部として描かれている。
図7(b)は2層目の透明樹脂板9Bを示す。透明樹脂板9Bには盤面部品(スルーチャッカー18、サイドランプ19、電動チューリップ21、アタッカー22)が組み付けられる貫通孔34やアウトロ24に対応した貫通孔36が設けられている。また、透明樹脂板9Bの背面側には、第2装飾模様M3,M4が設けられている。第2装飾模様M4は図形T2の一部として描かれている。
図8は、図7(a)(b)の透明樹脂板9A、9Bを重ね合わせてなる透明樹脂板9を備えた遊技盤ユニットUを正面視した状態を示す。第1装飾模様M1と第2装飾模様M3は交互に配置され、第1装飾模様M2と第2装飾模用M4及び図形T1と図形T2は互いに重なり合わって配置されている。図8の拡大図に示すように、外周側光源26は、第1装飾模様M1と第2装飾模様M3の交互配置に合わせて発光基板25上で千鳥状に設けられる。
このように、透明樹脂板9の複数層に設けられた第1装飾模様M1と第2装飾模様M3どうしの関連付けによる表示や図形T1,T2を構成する第1装飾模様M2と第2装飾模様M4どうしの重なり表示を行なうことや、各光源の発光状態を選択したり、盤面部品の発光と関連付けて表示したりすることによって、遊技盤3の遊技領域全面を利用して立体的で迫力ある演出を楽しむことができる。
次に、遊技盤ユニットUの更なる他例について図9を参照して説明する。透明樹脂板9へ光照射して装飾模様M1,M2(図2参照)を発光させる発光手段は、飾り枠部16内や盤面部品と一体に限らず、遊技盤領域内に設けられる透明樹脂板9の端面顕出部に対応したいずれかの部位に組み付けられればよい。
例えば、図9において、発光手段は、遊技盤領域内に設けられた内周側端面部(端面顕出部)9aに対応して設けられる取付部材35に組み付けられている。具体的には、取付部材35は突出部35aと保持部35bが交差する断面T字状に形成されている。突出部35aは透明樹脂板9の内周側端面部9aに対向して設けられ、保持部35bは透明樹脂板9の背面側に当接して組み付けられる。取付部材35は、例えばアクリル樹脂材、ポリカーボネイト樹脂材などの光透過性樹脂材が好適に用いられる。
飾り枠部16は、L字状に形成され背面カバー11内に向けて延設される枠体部16aと透明樹脂板9の前面側に設けられる前側装飾部16bを一体に備えている。飾り枠部16は前側装飾部16bと保持部35bで透明樹脂板9を挟み込んだ状態でビス止めされて一体に組み付けられる。
また、発光基板(発光手段)25は、枠体部16a、突出部35a及び保持部35bに囲まれた空間部37に組み付けられる。発光基板25は、空間部37内に設けられた基板取付部38と保持部35bに挟み込まれて組み付けられる。発光基板25には、突出部35aに向けて外周側光源26が、枠体部16aに向けて内周側光源27が各々設けられている。
発光基板25に設けられた外周側光源26と内周側光源27を点灯すると、外周側光源26は突出部35aを介して透明樹脂板9の内周側端面部9aに向けて光照射して背面側の装飾模様M1,M2(ハッチング部)を発光させる(図2参照)。また、内周側光源27は、枠体部16aを介して透明樹脂板9の中央窓部15に向けて光照射する。
なお、本発明では遊技機の一例としてパチンコ遊技機について説明したが、スマートボールやアレンジボールなど他の遊技機にも適用できる。
U 遊技盤ユニット
1 遊技機
2 外枠
3 遊技盤
4 前面枠
4a 窓部
5 ヒンジ
6 球受け皿
7 灰皿
8 ハンドル
9、9A、9B 透明樹脂板
9a 内周側端面部
9b 孔壁面
9c 外周側端面部
10 裏ユニット
11 背面カバー
11a 開口部
12 装飾部材
13、25、30 発光基板
14 図柄表示装置
15 中央窓部
16 飾り枠部
16a 枠体部
16b 前側装飾部
16c 外壁部
16d 内壁部
17 釘
18 スルーチャッカー
19 サイドランプ
20 風車
21 電動チューリップ
21a 装飾部
21b ソレノイド
21c 外周部
22 アタッカー
22a 台板部
23 レール
24 アウトロ
26 外周側光源
27 内周側光源
29 取付孔
31 第1光源
32 第2光源
33、39 反射シート
34、36 貫通孔
35 取付部材
35a 突出部
35b 保持部
37 空間部
38 基板取付部
1 遊技機
2 外枠
3 遊技盤
4 前面枠
4a 窓部
5 ヒンジ
6 球受け皿
7 灰皿
8 ハンドル
9、9A、9B 透明樹脂板
9a 内周側端面部
9b 孔壁面
9c 外周側端面部
10 裏ユニット
11 背面カバー
11a 開口部
12 装飾部材
13、25、30 発光基板
14 図柄表示装置
15 中央窓部
16 飾り枠部
16a 枠体部
16b 前側装飾部
16c 外壁部
16d 内壁部
17 釘
18 スルーチャッカー
19 サイドランプ
20 風車
21 電動チューリップ
21a 装飾部
21b ソレノイド
21c 外周部
22 アタッカー
22a 台板部
23 レール
24 アウトロ
26 外周側光源
27 内周側光源
29 取付孔
31 第1光源
32 第2光源
33、39 反射シート
34、36 貫通孔
35 取付部材
35a 突出部
35b 保持部
37 空間部
38 基板取付部
Claims (4)
- 遊技者が前面枠を通じて視認可能に配置された透明樹脂板に端面顕出部に対応して盤面部品が設けられ背面側に装飾模様が設けられた遊技盤を備えた遊技機であって、
前記透明樹脂板へ光照射して装飾模様を発光させる発光手段が、前記端面顕出部に対応して組み付けられている遊技機。 - 前記発光手段が前記盤面部品と一体的に組み付けられている請求項1記載の遊技機。
- 前記盤面部品に光透過性樹脂からなる装飾部が設けられ、前記発光手段は、透明樹脂板へ光照射して装飾模様を発光させる第1光源と、前記装飾部へ光照射する第2光源を備えた請求項1又は2記載の遊技機。
- 前記透明樹脂板の外周端面には、前記発光手段の光を遊技盤内に反射させる反射手段が設けられている請求項1乃至3のいずれか1項記載の遊技機。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007263245A JP2009089888A (ja) | 2007-10-09 | 2007-10-09 | 遊技機 |
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---|---|---|---|
JP2007263245A JP2009089888A (ja) | 2007-10-09 | 2007-10-09 | 遊技機 |
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JP2009089888A true JP2009089888A (ja) | 2009-04-30 |
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---|---|---|---|
JP2007263245A Pending JP2009089888A (ja) | 2007-10-09 | 2007-10-09 | 遊技機 |
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JP (1) | JP2009089888A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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