JP2006051117A - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2006051117A
JP2006051117A JP2004233784A JP2004233784A JP2006051117A JP 2006051117 A JP2006051117 A JP 2006051117A JP 2004233784 A JP2004233784 A JP 2004233784A JP 2004233784 A JP2004233784 A JP 2004233784A JP 2006051117 A JP2006051117 A JP 2006051117A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light emitting
emitting means
gaming
game board
game
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004233784A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Ogi
和也 扇
Hiroaki Ishikawa
裕章 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Newgin Co Ltd
Original Assignee
Newgin Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Newgin Co Ltd filed Critical Newgin Co Ltd
Priority to JP2004233784A priority Critical patent/JP2006051117A/ja
Publication of JP2006051117A publication Critical patent/JP2006051117A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】汎用性の案内レールを使用可能で、かつ遊技盤面の薄暗くなる部位を照明して装飾性を向上し得る遊技機を提供する。
【解決手段】遊技盤20に略円弧状の案内レール23を設けて遊技領域21を画成し、該遊技領域21内に図柄表示装置18の周囲を装飾する装飾部材25を配設する。そして、前記装飾部材25の上端部に第1の発光手段35を配設して、該第1の発光手段35を点灯・点滅することにより前記遊技領域21内の遊技盤面20aを照明するよう構成した。
【選択図】図2

Description

本発明は、遊技盤に画成した遊技領域の内側に各種遊技部品が配設された遊技機に関するものである。
代表的な遊技機であるパチンコ機は、遊技盤の盤面に略円形状に案内レールを設け、該案内レールの内側にパチンコ球が転動する遊技領域を画成すると共に、該遊技領域内に、液晶表示装置等を備えたセンター役物や、入賞装置、その他装飾ランプ等の各種遊技部品を配設するようになっている。また、前記各種遊技部品に、パチンコ機の前方(すなわち遊技者側)を照明するLED等の発光手段を設けて、該発光手段を点灯・点滅等させることで、遊技盤の装飾性を高め、遊技の興趣を増大するよう構成される。なお、前記案内レールは、異なる機種であっても共通して使用される汎用部材であり、一方前記遊技部品は、遊技内容に合わせて各機種毎に設計される専用部材である。すなわち、パチンコ機の遊技性に関与しない案内レールを汎用部材とすることで、遊技盤の製造コストを抑制している。
ところで、前記遊技部品に配設した発光手段は、前述のようにパチンコ機の前方を照明するため、例えば案内レールの周辺等のように遊技領域の部位によっては遊技盤面が薄暗くなる。そこで、遊技盤の薄暗くなる部位を照明する技術として、前記球案内レールの一部に開口部を開設すると共に、案内レールの外側における該開口部と対応する位置に発光装置を配設するよう構成したものが提案されている(特許文献1参照)。すなわち、前記発光手段を点灯・点滅した際に、前記案内レールの開口部を介して遊技領域側に光が照射されることで、該案内レールの周辺を明るくして遊技盤の装飾性を向上するようになっている。
特開2004−8598号公報
しかしながら、特許文献1に係る遊技機のように、前記案内レールの外側に発光装置を配設する場合には、開口部が開設されていない一般的な案内レールをそのまま用いることができないため、前述のように案内レールに対して発光装置からの光を通す開口部を開設する必要があり、遊技盤の製造コストの増大に繋がる欠点がある。また、案内レールに開口部を開設することで、該案内レールに沿って打出されたパチンコ球が開口部の形成位置まで到来したときに、該パチンコ球の軌道が変化する虞がある。更に、案内レールの外側に発光装置を独立して設けなければならないため部品点数が増大すると共に、該発光装置用の型作成が必要とされるため、遊技盤製造コストが嵩む問題が指摘される。
そこで、本発明は、汎用性の案内レールを使用可能で、かつ遊技盤面の薄暗くなる部位を照明して装飾性を向上し得る遊技機を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本発明に係る遊技機は、
遊技盤(20)に設けた略円弧状の案内レール(23)により画成される遊技領域(21)に各種遊技部品(25,41)を配設した遊技機において、
前記遊技部品(25,41)に、前記遊技領域(21)内の遊技盤面(20a)を照明する発光手段(35,45)を配設したことを特徴とする。
また、前記発光手段(35,45)は、発光体(37)と、該発光体(37)の光を遊技盤面(20a)側へ反射する反射板(38)とを備え、前記発光体(37)の点灯時に、遊技盤面(20a)とは異なる方向へ照射された光を前記反射板(38)が遊技盤面(20a)側に反射し得るよう構成することもできる。
更に、前記遊技領域(21)の最上部に位置する遊技部品(25)に前記発光手段(35)を配設して、遊技盤面(20a)の上方位置を該発光手段(35)で照明するよう構成してもよい。
更にまた、前記遊技領域(21)に配設した所定条件の成立により開放する入賞装置(32)から所定の距離離間する位置に前記遊技部品(41)を配設すると共に、該遊技部品(41)に配設した前記発光手段(45)が前記入賞装置(32)側を照明するよう構成することも可能である。
そして、前記遊技領域(21)に前方を照明する第2の発光手段(39)を備えた第2の遊技部品(25,31,33)が配設され、遊技領域(21)内の遊技盤面(20a)を照明する前記発光手段(35,45)は第2の遊技部品(25,31,33)の配設位置以外の方向を照明するようにしてもよい。
本発明の請求項1に係る遊技機によれば、遊技盤における遊技領域の内側に配設した遊技部品に発光手段を設け、該発光手段により遊技盤面を照明するよう構成したことで、遊技盤の装飾性を向上して、遊技の興趣を増大し得る。また、発光手段を遊技領域の内側に配設した遊技部品に設けたことで、案内レールに加工を施す必要がないから、汎用性を有する一般的な案内レールをそのまま使用でき、遊技盤製造コストの増大を防止し得る。なお、前記発光手段を遊技部品に配設することで、独立して発光装置を設ける場合のように発光装置用の型作成が必要ないため、遊技盤製造コストの抑制を図り得る。更に、案内レールを加工しないため、該案内レールに沿って打出したパチンコ球の軌道が変化することもなく、所期の遊技を行なうことができる。更にまた、遊技部品に発光手段を設けるよう構成したことで、遊技盤に発光装置の配設用開口部を新たに開設する必要がない。そして、遊技部品に配設される電気部品の配線と共に電源装置や制御装置に接続し得る利点がある。
また、請求項2に係る遊技機よれば、発光体の点灯時に遊技盤面とは異なる方向へ照射される光を、反射板により遊技盤面側に反射させることで、遊技盤面をより効率的に照明し得る。更に、請求項3に係る遊技機によれば、遊技領域の最上部に位置する遊技部品に発光手段を設け、遊技盤面の上方位置を照明することで、薄暗くなりやすい遊技盤面の上方位置の装飾性を効果的に向上させ得る。そして、請求項4に係る遊技機によれば、遊技者が最も注目する入賞装置側を前記発光手段が照明するよう構成したことで、装飾効果を一段と向上し得ると共に、該入賞装置への遊技球の入賞を見易くし得る。また、請求項5に係る遊技機よれば、前記遊技領域に前方を照明する第2の発光手段を備えた第2の遊技部品を配設した場合には、前記発光手段により該第2の遊技部品の配設位置以外の方向を照明するようにしたことで、当該第2の発光手段による発光演出を妨げることなく遊技盤の装飾効果を向上させ得る。
次に、本発明に係る遊技機につき好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら、以下詳細に説明する。なお実施例では、遊技機としてパチンコ球を遊技媒体として使用するパチンコ機を例として説明する。
先ず、実施例のパチンコ機について、図1を参照して説明する。本実施例のパチンコ機10は、その基本的な構成として、外郭をなす外枠11に対し、各種部品の搭載枠として機能する中枠12が着脱および開閉可能に組付けられている。前記中枠12は、全体が合成樹脂により前記外枠11の開口領域に整合する外形サイズに成形されて、前後に開口するよう開設した遊技盤保持部(図示せず)に遊技盤20を着脱交換可能に配設するようになっている。また、中枠12の前側には、ガラス板を備えた前枠13が着脱および開閉自在に枢支され、該前枠13を閉成した際に前記遊技盤20を透視可能に覆うよう構成される。更に、前記中枠12における前枠13の下方には、多数のパチンコ球を貯留可能な上球皿14や下球皿15が配設されると共に、該下球皿15の右側に、上球皿14に貯留したパチンコ球を遊技盤面20a(遊技領域21)に打出す打球発射装置16等が配置されている。そして、前記中枠12の後側に、前記パチンコ球が流通する球通路部等を備えた機構セット盤(図示せず)が配設されて、該機構セット盤にパチンコ機10の各部を制御する多数の制御装置を取付けてある。
図2に示すように、前記遊技盤20には、略円形状に湾曲形成した案内レール23が配設されており、該案内レール23の内側に前記パチンコ球が打出される遊技領域21が画成されている。なお、前記案内レール23は、外レール23aと、該外レール23aより小径に形成される内レール23bとから構成されて、前記打球発射装置16の操作により打出されたからパチンコ球は、外レール23aに沿って遊技領域21に案内されるようになっている。そして、前記遊技盤20における遊技領域21の略中央位置に前後方向に開口するよう開設した第1の取付用開口部24(図3参照)に、センター役物とも称される大型の装飾部材(遊技部品)25が取付けられる。なお、前記装飾部材25は、前記遊技盤20に取付けた際に、遊技盤面20aから所定寸法だけ前方に突出するよう構成される。また、前記装飾部材25には、前後に開口する可視表示部26が開設されて、この可視表示部26を介して遊技盤20の裏側に配置される図柄表示装置18が前方(遊技者側)に臨むようになっている。
更に、前記装飾部材25における上端部の左右方向の所定範囲には、上方に開口する収容部27(図3参照)が前記遊技盤面20aに臨むよう開設されており、該収容部27に遊技盤面20aを照明する第1の発光手段35が配置されている。なお、前記収容部27の上方開口は合成樹脂製の第1透光性部材28により閉成されて、前記第1の発光手段35を点灯・点滅した際の光を遊技盤面20a側に透過させ得るようになっている。また、前記装飾部材25の上端部は、図1または図2に示すように、左右方向の略中心位置が上方に膨出する略円弧状に形成されており、装飾部材25(第1透光性部材28)上でパチンコ球が滞留するのを防止している。
ここで、前記第1の発光手段35は、可撓性を有するフレキシブル基板36の表面に配設された複数のLED(発光体)37と、該LED37の前側に配置され、鏡面加工が施されている反射板38とから構成され、図2に示すように、該フレキシブル基板36を前記装飾部材25の上端部の円弧形状に倣う形状に湾曲させた状態で前記収容部27に配設される。ここで、前記第1の発光手段35は、前記各LED37が前記第1透光性部材28に対向するよう前記収容部27に配設されると共に、各LED37から前記第1透光性部材28までの距離が略一定となるよう構成されている。なお、実施例では、前記LED37として、広範囲にわたって光を照射可能な、所謂表面実装型のLED37を採用している。
すなわち、実施例のパチンコ機10は、前記LED37の点灯・点滅時には、前記第1透光性部材28を介して遊技盤20の上方位置を照明し得ると共に、該各LED37の点灯・点滅時に前方(遊技盤面20aから離間する方向)に照射される光を、各LED37の前側に設けた前記反射板38で遊技盤面20a側に反射して、遊技盤20の上方位置をより明るく照明するように構成されている。なお、実施例では、前記反射板38をLED37の前側に配置するよう構成したが、該反射板38をLED37の側方(すなわち、収容部27の側壁部側)に設けるよう構成し、側方に照射された光を遊技板面20a側に反射するようにしてもよい。また、前記第1の発光手段35に接続する配線は、前記遊技盤20に開口した前記第1の取付用開口部24を介して遊技盤20の裏側に導出されて、前記機構セット盤に設けた対応の制御装置に接続される。
図2または図3に示すように、前記装飾部材25の複数箇所(実施例では3箇所)には、第2の発光手段39が配設されると共に、各第2の発光手段39の前側を合成樹脂製の第2透光性部材30で覆うよう構成してある。ここで、前記第2の発光手段39は、平板状の基板40にLED37を配設して形成されると共に、各LED37が前方(すなわち遊技者側)に向けて光を照射するよう前記装飾部材25に取付けられており、各LED37(第2の発光手段39)を点灯・点滅することで、遊技盤20の前方を照明して装飾性を向上するようになっている。なお、前記第2透光性部材30には、エンボス加工等の光拡散処理が施されており、第2の発光手段39を点灯・点滅した際の装飾性を向上すると共に、遊技者側から第2の発光手段39を視認し得ないようにしている。また、前記第2の発光手段39に接続する配線は、前述の第1の発光手段35と同様に、前記遊技盤20に開口した第1の取付用開口部24を介して遊技盤20の裏側に導出されて、前記機構セット盤に設けた対応の制御装置に接続するようになっている。
そして、前記遊技盤20における前記装飾部材25の下方位置には、前後に開口する第2の取付用開口部(図示せず)が開設されており、該第2の取付用開口部に、パチンコ球の入賞により前記図柄表示装置18での図柄変動ゲームを開始させる始動入賞具(第2の遊技部品)31が取付けられている(図1または図2参照)。また、前記遊技盤20における始動入賞具31から所定距離下方に離間する位置に開設した図示しない第3の取付用開口部には、図柄変動ゲームの結果により発生する特別遊技(所謂大当り)に際して開放する大型電動式の入賞装置32が配設されている(図1または図2参照)。更に、前記遊技盤20における遊技領域21内の外周位置には、第4の取付用開口部(図示せず)が開設されており、この第4の取付用開口部に、装飾ランプ(第2の遊技部品)33,33を取付けてある。
ここで、前記始動入賞具31および装飾ランプ33,33の夫々は、図2に示すように、前方に向けて光を照射する第2の発光手段39が夫々配設されると共に、該第2の発光手段39の前方を合成樹脂製の第2透光性部材30で覆うよう構成されている。なお、前記始動入賞具31および装飾ランプ33,33における前記第2の発光手段39および第2透光性部材30の夫々は、前記装飾部材25に設けたものと同一構成のため、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。従って、前記始動入賞具31および装飾ランプ33,33に設けた第2の発光手段39のLED37を点灯・点滅することで、遊技盤20の前方を照明して装飾性を向上するようになっている。なお、前記始動入賞具31および装飾ランプ33,33における第2の発光手段39に接続した配線は、各始動入賞具31および装飾ランプ33,33の夫々に対応する前記第2および第4の取付用開口部を介して遊技盤20裏側に導出されて、前記機構セット盤に設けた制御装置に接続するよう構成されている。
〔実施例の作用〕
次に、前述した実施例に係る遊技機の作用につき以下説明する。実施例のパチンコ機10は、前記装飾部材25の上端部に上方に開口する収容部27を形成して、該収容部27に第1の発光手段35を配設すると共に、当該収容部27の上方開口を第1透光性部材28で閉成するよう構成してある。また、前記第1の発光手段35に設けたLED37の夫々が、前記第1透光性部材28に向けて光を照射するよう配置してある。従って、前記第1の発光手段35のLED37を点灯・点滅すると、第1透光性部材28を介して装飾部材25の上方に光が照射されて、遊技領域21の上方位置における遊技盤面20aが照明されるから、遊技盤20の装飾性が向上されて、遊技の興趣が増大される。
ここで、遊技店においてパチンコ機10が配置される所謂島設備には、パチンコ機10の上方位置に呼出ランプが設置されることが多く、該呼出ランプの影になって前記遊技盤面20aの上方位置が薄暗くなり易い。また、近年はパチンコ機10の装飾性を高めるために前記前枠13の上方位置が遊技者側(前側)に大きく張り出すよう形成されたものが多数提案されており、該前枠13の張出部の影になって前記遊技盤面20aの上方位置が薄暗くなっている。これに対して、実施例のパチンコ機10では、図2に示すように、前記第1の発光手段35を、前記遊技領域21に設けられる各種遊技部品25,31,32,33の内の最上部に位置する装飾部材25に配設し、かつ該第1の発光手段35が装飾部材25の上方を照明するよう構成してある。すなわち、薄暗くなりがちな遊技盤面20aの上方位置を効果的に照明できるから、遊技盤20の装飾性を飛躍的に向上させ得る。
また、従来のように、前記外レール23a(案内レール23)の外側に照明装置を配設し、該照明装置により遊技領域21内を照明するよう構成した場合には、前述したように、該外レール23aに開口部を開設する等の加工を施す必要が生じ、一般的に使用される汎用の案内レール23をそのまま使用することはできない。これに対し、実施例のパチンコ機10では、前記遊技領域21の内側に設けた装飾部材25に前記第1の発光手段35を配設している。従って、前記外レール23a(案内レール23)を加工することなく汎用の外レール23a(案内レール23)をそのまま使用した場合でも、遊技領域21内の遊技盤面20aを確実に照明でき、かつ汎用の案内レール23を用いることで、遊技盤製造コストの増大を防止し得る利点もある。更に、パチンコ球を案内する外レール23aを加工しないため、外レール23aに沿って打出されたパチンコ球の軌道が変化するといった不具合が生ずることもなく、所期の遊技を行なうことが可能となる。
そして、一般的なパチンコ機10の遊技盤20には、前記図柄表示装置18を装飾する前記装飾部材25が取付けられることから、何れのパチンコ機10の遊技盤20にも第1の取付用開口部24は開設される。従って、前記装飾部材25に第1の発光手段35を設けることにより、該第1の発光手段35に接続する配線を装飾部材25の第1の取付用開口部24を介して遊技盤20の裏側に導出することができる。すなわち、前記案内レール23の外側に照明装置を配設する場合では、該発光装置用の開口部を前記遊技盤20に新たに開設する必要を生ずるが、装飾部材25に第1の発光手段35を配設することで、遊技盤20の加工コストを低減し得る利点がある。更に、一般的に前記装飾部材25にはパチンコ機10の前方を照明する前記第2の発光手段39が配設されて、パチンコ機10の装飾性を向上するよう構成されるため、該装飾部材25に第1の発光手段35を配設した場合には、両発光手段35,39に接続する配線を一緒に取り回しでき、配線の接続作業の簡略化を図り得る。また、前記案内レール23の外側に照明装置を別途配設するに際しては、前記装飾部材用の成形型と、該照明装置用の成形型とを作成しなければならない。これに対して、実施例のように、前記装飾部材25に第1の発光手段35を配設する構成であれば、該装飾部材用の成形型を作成するだけでよいから、遊技盤製造コストの低減を図り得る利点もある。
また、実施例では、前記第1の発光手段35として、光の照射範囲の広い表面実装型のLED37を採用したことで、該第1の発光手段35の配置位置に多少のズレがある場合でも遊技盤面20aを確実に照明することができる。すなわち、前記LED37が広範囲に光を照射することで、前記収容部27に配設するときの第1の発光手段35の姿勢を厳密に調節しなくとも遊技盤面20aを照明できるから、当該第1の発光手段35の組付け作業を簡略し得る。一方、前記第1の発光手段35として光の照射範囲の広いLED37を採用した場合には、該LED37(第1の発光手段35)を点灯・点滅した際に、遊技盤面20aとは異なる方向(すなわち前方)に対して照射されるから、該盤面20aへの照明効率が低下する欠点がある。そこで、実施例では、前記LED37の前側に反射板38を備えるよう前記第1の発光手段35を構成し、該LED37を点灯・点滅した際に遊技盤面20aとは異なる方向へ洩れた光を反射板38で盤面20a側に反射するようにしたから、遊技盤面20aを効率的に照明して、薄暗くなりやすい遊技盤面20aの上方位置を確実に明るくすることが可能である。
ところで、前記装飾部材25に配設した前記第1の発光手段35が、前記始動入賞具31や装飾ランプ33,33に向けて照明するよう構成した場合には、該第1の発光手段35からの光と、該始動入賞具31や装飾ランプ33,33に設けた第2の発光手段39からの光と干渉して、該第2の発光手段39による発光演出効果を減殺する虞がある。そこで、実施例のように、前記第2の発光手段39を備えた始動入賞具31や装飾ランプ33,33の配設位置以外の方向(すなわち遊技盤20の上方位置)を、前記第1の発光手段35で照明するよう構成することで、該第2の発光手段39による発光演出を妨げることなく遊技盤20の装飾効果を向上させ得る利点がある。
〔変更例〕
なお、本発明に係る遊技機としては、前述した実施例のものに限られるものではなく、種々の変更が可能である。実施例では、遊技盤面を照明する発光手段を設ける遊技部品としてセンター役物と称される装飾部材を例示すると共に、遊技領域の前方(遊技者側)を照明する第2の発光手段を備える第2の遊技部品として始動入賞具や装飾ランプを例示したが、これに限定されるものではなく、遊技盤の遊技領域内に配置されるものであれば、遊技部品および第2の遊技部品として採用可能である。すなわち、前記遊技領域内に配置される部材であって、かつ遊技領域内の遊技盤面を照明する発光手段を備えたものが前記遊技部品に該当し、また遊技領域内に配置される部材であって、かつ前方(遊技者側)を照明する第2の発光手段を備えたものが前記第2の遊技部品に該当する。
例えば、図4に示すように、遊技盤20の下方側の遊技盤面20aを照明するよう始動入賞具41の下端部に第1の発光手段45を構成してもよい。この場合には、前記第1の発光手段45を配設する収容部47を、前記始動入賞具41に下方に開口するよう形成して、該収容部47に第1の発光手段45が下方に向けて光を照射するよう配設される。すなわち、前記第1の発光手段45を点灯・点滅した場合に、前記始動入賞具41の下方に配設されている前記入賞装置32側が照明される。このように、大当りの発生時に遊技者の関心が集まる入賞装置32側を前記第1の発光手段45で照明するよう構成することで、装飾効果を一段と向上し得ると共に、該入賞装置32への遊技球の入賞を見易くして遊技の興趣を向上する効果が得られる。なお、図4において実施例と同一の機能を有する部材に、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
また、実施例では、1つの部材(装飾部材)に、遊技盤面を照明する発光手段(第1の発光手段)を設けると共に、前方(遊技者側)を照明する第2の発光手段も設け、該部材(装飾部材)が前記遊技部品および第2の遊技部品の何れにも該当するよう構成したが、両発光手段を1つの部材に配設する必要性はなく、各発光手段を夫々独立して設けるようにしてもよい。なお、遊技盤面を照明する発光手段や前方を照明する第2の発光手段としては、実施例のような表面実装型のLEDに限定されるものではなく、所謂砲弾型のLEDであってもよく、その他豆球等の従来公知の各種発光手段を採用し得る。なお、実施例では、前記遊技盤面を照明する発光手段(第1の発光手段)を構成する発光体(LED)を、遊技盤面に向けて光を照射するよう配置すると共に、該発光体から遊技板面とは異なる方向に漏れた光を反射するよう反射板を配置したが、該発光体を反射板と対向するよう配置して積極的に反射板に向けて光を照射するよう構成し、反射板の反射光で遊技盤面を照明するようにしてもよい。また、実施例では、遊技機としてパチンコ機を例示したが、これに限られるものではなく、アレンジボール機等であってもよく、案内レールにより遊技球を媒体として遊技を行なう遊技領域が画成されるものであれば、何れの遊技機も採用し得る。
本発明の実施例に係るパチンコ機を示す正面図である。 実施例に係る遊技盤を示す正面図である。 実施例に係る遊技盤および装飾部材における第1の発光手段の配設位置を概略で示す縦断面図である。 変更例に係る始動入賞具を示す正面図である。
20 遊技盤
20a 遊技盤面
21 遊技領域
23 案内レール
25 装飾部材(遊技部品、第2の遊技部品)
31 始動入賞具(第2の遊技部品)
32 入賞装置
33 装飾ランプ(第2の遊技部品)
35 第1の発光手段(発光手段)
37 LED(発光体)
38 反射板
39 第2の発光手段
41 始動入賞具(遊技部品)
45 第1の発光手段(発光手段)

Claims (5)

  1. 遊技盤に設けた略円形状の案内レールにより画成される遊技領域に各種遊技部品を配設した遊技機において、
    前記遊技部品に、前記遊技領域内の遊技盤面を照明する発光手段を配設した
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記発光手段は、発光体と、該発光体の光を遊技盤面側へ反射する反射板とを備え、前記発光体の点灯時に、遊技盤面とは異なる方向へ照射された光を前記反射板が遊技盤面側に反射し得るよう構成した請求項1記載の遊技機。
  3. 前記遊技領域の最上部に位置する遊技部品に前記発光手段を配設して、遊技盤面の上方位置を該発光手段で照明するよう構成した請求項1または2記載の遊技機。
  4. 前記遊技領域に配設した所定条件の成立により開放する入賞装置から所定の距離離間する位置に前記遊技部品を配設すると共に、該遊技部品に配設した前記発光手段が前記入賞装置側を照明するよう構成される請求項1または2記載の遊技機。
  5. 前記遊技領域には前方を照明する第2の発光手段を備えた第2の遊技部品が配設され、遊技領域内の遊技盤面を照明する前記発光手段は第2の遊技部品の配設位置以外の方向を照明するよう構成した請求項1〜4の何れかに記載の遊技機。
JP2004233784A 2004-08-10 2004-08-10 遊技機 Pending JP2006051117A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004233784A JP2006051117A (ja) 2004-08-10 2004-08-10 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004233784A JP2006051117A (ja) 2004-08-10 2004-08-10 遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006051117A true JP2006051117A (ja) 2006-02-23

Family

ID=36028962

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004233784A Pending JP2006051117A (ja) 2004-08-10 2004-08-10 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006051117A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009089888A (ja) * 2007-10-09 2009-04-30 Nippon Pachinko Buhin Kk 遊技機
JP2011104292A (ja) * 2009-11-20 2011-06-02 Newgin Co Ltd 遊技機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009089888A (ja) * 2007-10-09 2009-04-30 Nippon Pachinko Buhin Kk 遊技機
JP2011104292A (ja) * 2009-11-20 2011-06-02 Newgin Co Ltd 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5041785B2 (ja) 遊技機
JP5144164B2 (ja) 遊技機の演出装置
JP5280810B2 (ja) 遊技機
JP5252446B2 (ja) 遊技機
JP4817720B2 (ja) パチンコ機のランプ装置
JP2009172140A (ja) 遊技機の発光構造
JP2001276378A (ja) 弾球遊技機
JP5284056B2 (ja) 遊技機
JP2012183198A (ja) 遊技機
JP2010227418A (ja) 遊技機
JP5039435B2 (ja) 遊技機
JP5501997B2 (ja) 遊技機
JP4729597B2 (ja) 弾球遊技機
JP2007222351A (ja) 弾球遊技機
JPH08173598A (ja) 遊技機の可動電飾装置、及び導光シャフトの製造方法
JP2007165057A (ja) 疑似回転灯
JP2009233360A (ja) 遊技機
JP2005198961A (ja) 遊技機
JP5550178B2 (ja) 遊技機
JP2005102711A (ja) パチンコ遊技機
JP2013236710A (ja) 遊技機
JP2006051117A (ja) 遊技機
JP2012183196A (ja) 遊技機
JP5280809B2 (ja) 遊技機
JP4905881B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20051221

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20080702

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20080715

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20080910

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081104

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081224

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20090109

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Effective date: 20090306

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912