JP2012183196A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】パチンコ球が通過可能な光透過性の特別入賞球排出通路111と、特別入賞球排出通路111の後方に設けられ、該特別入賞球排出通路111側へ光を照射する第2演出用LED92bと、特別入賞球排出通路111の前方に設けられ、第2演出用LED92bの光照射方向に延在する第2導光部135と、導光部135の前側端部に設けられ、該導光部135の延在方向に交差する方向へ延出する第2発光部134と、第2導光部135を透過した光を第2発光部134の延出方向へ拡散させる光拡散面134aとを備え、第2導光部135は、特別入賞球排出通路111を挟んで第2演出用LED92bの光照射方向に対向するよう配置されて、該第2演出用LED92bの光が特別入賞球排出通路111を透過して第2導光部135の後端部に入射するよう構成した。
【選択図】図27
Description
発光装置を備えた遊技機であって、
遊技球が通過可能な光透過性の球通路(111)と、
前記球通路(111)の後方に設けられ、該球通路(111)側へ光を照射する発光体(92b)と、
前記球通路(111)の前方に設けられ、前記発光体(92b)の光照射方向に延在する導光部(135)と、
前記導光部(135)の前側端部に設けられ、該導光部(135)の延在方向に交差する方向へ延出する発光部(134)と、
前記導光部(135)を透過した光を前記発光部(134)の延出方向へ拡散させる光拡散部(134a)とを備え、
前記導光部(135)は、前記球通路(111)を挟んで前記発光体(92b)の光照射方向に対向するよう配置されて、該発光体(92b)から照射された光が球通路(111)を透過して導光部(135)の後端部に入射し、該導光部(135)の前端部で拡散した光で前記発光部(134)が発光するよう構成されたことを要旨とする。
実施例に係るパチンコ機10は、図1に示すように、前後に開口する矩形枠状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に縦置き姿勢で設置される固定枠としての外枠11の開口前面側に、遊技盤20を着脱可能に保持する本体枠としての中枠12が開閉および着脱可能に組み付けられて、該遊技盤20の裏側に、所定条件の成立(後述する始動入賞装置30の第1始動入賞口31または第2始動入賞口32へのパチンコ球の入賞)を契機として演出用の図柄(以下演出図柄という)を変動表示させて図柄変動演出を行う図柄表示装置18が着脱可能に配設されている。また、前記中枠12の前面側には、前記遊技盤20を透視保護するガラス板や透明な合成樹脂材により形成された透視保護板(図示せず)で前後に開口する窓部を覆うよう構成された装飾枠としての前枠13が開閉可能に組み付けられると共に、該前枠13の下方にパチンコ球を貯留する下球受け皿15が開閉可能に組み付けられる。なお、実施例では、前記前枠13の下部位置に、パチンコ球を貯留する上球受け皿14が一体的に組み付けられており、前枠13の開閉に合わせて上球受け皿14も一体的に開閉するよう構成される。
前記遊技盤20は、図2、図3に示すように、略矩形状に形成されたアクリルやポリカーボネート等の透明な合成樹脂材で形成された透明板からなり、遊技盤20の裏面側に配設された設置部材81に、前記図柄表示装置18が着脱可能に組み付けられている。前記遊技盤20の前面には、略円形状に湾曲形成した案内レール21が配設されており、該案内レール21により画成される略円形の遊技領域20aに、前記中枠12に配設された図示しない打球発射装置から発射されたパチンコ球が打ち出されることで遊技が行なわれるようになっている。また、前記遊技盤20には、ルーター加工等の孔空け加工により前後に貫通する複数(実施例では3つ)の装着口22a,22b,22cが開設されて、各装着口22a,22b,22cに対して各種の遊技盤設置部品(具体的には後述する枠状装飾体40、始動入賞装置30、特別入賞装置35,45、入賞口形成部材50等)が前側から取り付けられると共に、遊技領域20aの最下部位置には、該遊技領域20aに打ち出されたパチンコ球を排出するアウト口23が開設されている。なお、前記装着口22a,22b,22cの形成数は、遊技盤20に取り付けられる各種遊技盤設置部品の個数や配設位置等により必要に応じて適宜変更される。
図2に示すように、前記始動入賞装置30は、前記遊技盤20の遊技領域20aを流下するパチンコ球が入賞可能な上方に開口する第1始動入賞口31と、該第1始動入賞口31の下方に設けられて、遊技領域20aを流下するパチンコ球が入賞可能な第2始動入賞口32(図2参照)とを備えている。前記第2始動入賞口32を挟む左右位置には、相互に近接および離間するよう揺動可能な一対の開閉部材33が設けられており、駆動手段としての図示しないソレノイドの駆動に伴って一対の開閉部材33が揺動変位して、前記第2始動入賞口32が開閉するよう構成される。ここで、前記始動入賞装置30のソレノイドは制御装置に配線接続されて、所定の開閉条件に従ってソレノイドが制御装置により駆動制御される。
前記第1の特別入賞装置35は、図2に示すように、遊技領域20aに開口する第1の特別入賞口(図示せず)を開閉自在に閉成する開閉扉37を備えており、駆動手段としての図示しない第2ソレノイドの駆動に伴って開閉扉37が揺動変位することで第1の特別入賞口が開閉するようよう構成されている。また、前記第1の特別入賞装置35は、前記第1の特別入賞口に入賞したパチンコ球を検出する第1の特別入賞球検出センサ(図示せず)が設けられている。前記第1の特別入賞球検出センサは、前記制御装置に配線接続されており、該第1の特別入賞球検出センサから制御装置への入賞検出信号の入力に伴って所定数の賞球が払い出されるようになっている。
前記枠状装飾体40は、図2、図3に示すように、前記第1装着口22aに沿って延在する環状に形成されて、内側に前後に開口する前記表示窓口40aを画成している。また、前記枠状装飾体40には、上縁部から左右両縁部に亘り、遊技盤20の前面より前方に突出する庇状部41が連続的に設けられており、前記遊技領域20aに打ち出されたパチンコ球を庇状部41に沿って枠状装飾体40の左右側部へ案内することで、該パチンコ球が表示窓口40aを横切って流下するのを規制している。なお、枠状装飾体40には、前記表示窓口40aの開口下縁側にステージ42が配設されると共に、該表示窓口40aの左側部に、遊技領域20aに開口して該遊技領域20aを流下するパチンコ球を取込んでステージ42に案内する球導入部43が設けられている。
また、図2〜図4に示すように、前記枠状装飾体40の左上部位置には、前記図柄表示装置18での図柄の変動結果に応じて第2の特別入賞口(図示せず)を開閉する第2の特別入賞装置(入賞装置)45が設けられている。第2の特別入賞装置45は、前記枠状装飾体40の上部位置に、左方向に開口するよう開設された第2の特別入賞口をフラップ状の開閉部材45aにより閉鎖するよう構成されており、該開閉部材45aが起立することで第2の特別入賞口が閉鎖されると共に、当該開閉部材45aが左方向に傾倒することで、第2の特別入賞口が遊技領域20a内に開口して遊技領域20aを流下するパチンコ球の入賞を許容するようになっている。なお、前記第2の特別入賞装置45は、前記第2の特別入賞口に入賞したパチンコ球を検出する第2の特別入賞球検出センサ(図示せず)が設けられている。前記第2の特別入賞球検出センサは、前記制御装置に配線接続されており、該第2の特別入賞球検出センサから制御装置への入賞検出信号の入力に伴って所定数の賞球が払い出されるようになっている。ここで、前記第2の特別入賞装置45は、枠状装飾体40の左上部位置に設けられていることから、前記第1の特別入賞装置35に較べて、遊技領域20aの左上部に打ち出されたパチンコ球が入賞し易くなっている。
また、図2に示すように、前記遊技盤20には、前記枠状装飾体40の左側部に、遊技領域20aを流下するパチンコ球が通過可能な球通過ゲート47が設けられている。この球通過ゲート47には通過球検出センサ(図示せず)が配設されており、該球通過ゲート47を通過するパチンコ球を通過球検出センサで検出するよう構成されている。前記通過球検出センサは、パチンコ機10の裏側に配設された制御装置に配線接続されており、該通過球検出センサから制御装置への球検出信号の入力に伴って始動口開放抽選が行われるようになっている。
ここで、実施例に係るパチンコ機10の裏側(中枠12や遊技盤20の裏側)に配設された前記制御装置には、前記大当りの発生確率(大当り確率)および前記第2始動入賞口32への入賞確率(開閉条件)を特定する遊技状態が複数種類(実施例では通常状態、確変状態、時短状態の3種類の遊技状態)設定されている。前記通常状態は、パチンコ機10において通常行われる遊技の状態であって、大当りの発生確率および前記始動入賞装置30の第2始動入賞口32への入賞確率が最も低く設定された遊技状態である。また、前記確変状態は、大当りの発生確率および前記始動入賞装置30の第2始動入賞口32への入賞確率が通常状態に較べて高く設定された遊技状態である。そして、時短状態は、大当りの発生確率が通常状態と同等に設定される一方で、始動入賞装置30の第2始動入賞口32への入賞確率が通常状態に較べて高く設定された遊技状態である。
前記入賞口形成部材50は、図5〜図8に示すように、前記遊技盤20の前面に取着されて前記第3装着口22cを覆う薄板状の取着部材51と、該取着部材51に設けられて第3装着口22cを介して遊技盤20後方へ延在する複数(実施例では3つ)の球受け通路52とを備えている。前記球受け通路52の夫々は、前記取着部材51の前後に貫通するよう延在すると共に、該取着部材51の前後において上方に開口する樋形状に形成されており、各球受け通路52における取着部材51(遊技盤20の前面)から前方へ突出した突出部分の上方開口部が、前記遊技領域20aを流下するパチンコ球が入賞可能な普通入賞口53として機能している。また、前記各球受け通路52の後端部は、前記設置部材81に設けられた普通入賞球排出通路部材120(後述)に連通接続するよう構成されており、各普通入賞口53に入賞したパチンコ球を対応の球受け通路52を介して普通入賞球排出通路部材120に誘導して遊技盤20の外部に排出するよう構成されている。なお、前記球受け通路52の前端部には、前側被覆部材52aが夫々取付けられており、普通入賞口53に入賞したパチンコ球の前方移動を防止している。
また、前記入賞口形成部材50には、図7に示すように、発光により遊技盤20の盤面を装飾する発光装飾部60が設けられている。ここで、前記発光装飾部60は、前記取着部材51における前記球受け通路52の下方位置に形成された設置孔部55に配設された装飾透過体61と、該装飾透過体61の後方に配設されたLED基板(発光基板)125とを備え、該LED基板125に設けたLED(発光体)125a,125bを発光することで、装飾透過体61に設けた発光部66が発光するよう構成されている。なお、以下の説明では、発光装飾部60を構成するLED基板を第1LED基板125と指称し、該第1LED基板125に実装されたLEDを第1装飾用LED125aおよび第2装飾用LED125bと指称するものとする。
また、前記入賞口形成部材50の取着部材51には、図5、図12〜図14に示すように、大当り抽選によって決定された図柄変動演出後の遊技状態を表示する遊技状態表示器70を構成する点灯表示部71が設けられている。前記点灯表示部71は、前記取着部材51に配設され、前後方向に延在する複数の棒状導光部74,75を有する表示導光部材72と、点灯部としての貫通孔76a,77aが前後に貫通するよう複数設けられ、各貫通孔76a,77aに表示導光部材72の棒状導光部74,75が夫々対応的に嵌入する区画部材76,77とを備え、前記設置部材81に配設された表示用LED基板103(後述)の表示用LED103aからの光が、棒状導光部74,75の後端部に照射されるようになっている。すなわち、実施例のパチンコ機10では、前記遊技盤20(入賞口形成部材50)に配設された点灯表示部71と前記設置部材81に配設された表示用LED基板103とから遊技状態表示器70が構成されており、遊技盤20と設置部材81とを組付けた状態で、表示用LED基板103の各表示用LED103aが前記区画部材76,77の対応する各貫通孔76a,77aの開口後端部に臨むと共に、各表示用LED103aが棒状導光部74,75の後端部に対向するようになっている(図14参照)。このように、前記入賞口形成部材50の取着部材51は、前記遊技状態表示器70の点灯表示部71を遊技盤20に固定する固定部材としての機能を具有している。なお、前記区画部材76,77は、非光透過性の合成樹脂材等により形成されており、前記各貫通孔76a,77a(棒状導光部74,75)を透過した光が別の貫通孔76a,77a(棒状導光部74,75)へ入り込まないようになっている。
前記表示導光部材72は、図12、図13に示すように、前記取着部材51の前面に当接する平板部73の前面から複数の前側棒状導光部74が前方へ突出するよう形成されると共に、該平板部73の後面から複数の後側棒状導光部75が後方へ突出するよう形成されている。前記前側棒状導光部74および後側棒状導光部75は、前後に整列する位置に夫々形成されており、後側棒状導光部75に入射した光が該後側棒状導光部75および対応の前側棒状導光部74の夫々を透過して、前側棒状導光部74の前端部から前方へ照射されるようになっている。そして、前記取着部材51には、前記後側棒状導光部75と対応した位置に、前後に貫通する嵌合孔56が夫々形成されており、該後側棒状導光部75が取着部材51を貫通するよう嵌合孔56に前側から挿入されている。また、前記前側棒状導光部74の夫々は、前端部(突出端部)に向かうにつれて僅かに縮径するよう形成されると共に、前記後側棒状導光部75の夫々は、後端部(突出端部)に向かうにつれて僅かに縮径するよう形成されており、前記表示用LED103aから後側棒状導光部75の後端部に照射される光を集光して、少ない光量で点灯表示部71(遊技状態表示器70)の点灯部(貫通孔76a,77a)を点灯させるようになっている。
前記区画部材76,77は、図12、図13に示すように、前記表示導光部材72の各前側棒状導光部74が対応的に嵌入する前側貫通孔76aが形成されたブロック状の前側区画部材76と、前記各後側棒状導光部75が対応的に嵌入する後側貫通孔77aが形成されたブロック状の後側区画部材77とから構成されている。また、前記前側区画部材76の前面および外周を囲繞するカバー部材78を備えており、各前側棒状導光部74を対応の前側貫通孔76aに嵌入した前側区画部材76および各後側棒状導光部75を対応の後側貫通孔77aに嵌入した後側区画部材77の夫々を前記取着部材51に取付けるようになっている。ここで、前記取着部材51の前面には、前記前側区画部材76の前面および外周側面全体を囲うカバー部材78が配設されており、該カバー部材78を取着部材51にネジ止めすることで、前記表示導光部材72の平板部73および前側区画部材76がカバー部材78と取着部材51との間に挟持固定されるようになっている。なお、前記カバー部材78の前面には、前記前側区画部材76の前側貫通孔76a(すなわち前側棒状導光部74)と前後に整列する位置に、光透過孔78aが形成されており、前側棒状導光部74を透過した光が遊技盤20の前方へ照射されるようになっている。
次に、前記設置部材81に関して説明する。前記設置部材81は、前記遊技盤20に対向する略矩形状の対向面部82(図14参照)と、該対向面部82の外周縁部から前方に突出する上下左右の画壁部83とから前方に開口する箱状に形成されて、該画壁部83の開口前端部を遊技盤20の裏面に当接させた状態で、設置部材81が遊技盤20にネジ固定される。なお、上面の画壁部83および右側面の画壁部83を図3に示し、図14に左側面の画壁部を図示する。また、下面をなす画壁部については図示省略してある。そして、前記設置部材81において前記遊技盤20との間に画成される空間に、各演出装置87,88,90や発光装置100等の遊技部品が設置されて、設置部材81を基材とする単一のユニットとして扱い得るようになっている。また、前記設置部材81の対向面部82には、前記枠状装飾体40の表示窓口40aと前後に整列する位置に、略矩形状の表示開口部81aが前後に開口するよう開設されると共に、該対向面部82の裏側に前記図柄表示装置18が着脱自在に取り付けられて、該表示開口部81aおよび表示窓口40aを介して図柄表示装置18の表示部が遊技盤20の前側に臨むようになっている。
図3、図15に示すように、前記下部演出装置90は、前記設置部材81の対向面部82に取付けられる取付ベース体91と、該取付ベース体91の後面に配設されるLED基板(以下、第2LED基板92という)と、当該取付ベース体91の前面に配設される第1の装飾カバー体93とを備えており、該第1の装飾カバー体93が取付ベース体91の略全面を覆うよう構成されている。なお、前記取付ベース体91の上部位置には、前記第1の装飾カバー体93の上縁部から露出する複数の回転可動体94が配設されており、図示しない駆動モータの駆動により各回転可動体94が連動して回転動作するようになっている。また、前記回転可動体94は、前記設置部材81の表示開口部81aの開口下縁部に沿って横並びに配置されて、前記枠状装飾体40に設けたステージ42の後方に位置するよう構成してある。ここで、前記取付ベース体91は、前記遊技盤20に配設された始動入賞装置30を収容する前記収容凹部81bの上部から左右両側部に亘り連続的に延在すると共に、対向面部82に対向する平板状に形成されており、該取付ベース体91における平板状部分の後面側に前記第2LED基板92が配設されている(図15、図26、図27参照)。図15〜図17には、前記下部演出装置90における前記収容凹部81bの左側部分のみを図示してある。そして、以下の説明では、前記取付ベース体91における前記収容凹部81bの左側部側を特に左側板部91aと指称するものとする。
前記側部発光装置100は、図4、図20に示すように、前記設置部材81に配設される非光透過性の合成樹脂製の基板ケース101と、該基板ケース101に配設され前面に複数のLED(発光体)102a,103aを実装したLED基板102,103と、当該基板ケース101の前側に取付けられる装飾板108とから構成されている。ここで、前記基板ケース101には、発光演出用のLED基板(以下、第3LED基板102という)と、前記遊技状態を表示する遊技状態表示用のLED基板(以下、表示用LED基板103という)とが設置されている。なお、前記基板ケース101は、前方に向けて対向面部82に突設された突出部(図示せず)の前端にネジ止め固定されており、該本体板105(基板ケース101)の裏面が対向面部82から前側に離間して、該基板ケース101と対向面部82との間に、前記左側演出装置87が設置されている。
また、前記基板ケース101の裏面には、図4に示すように、前記枠状装飾体40に設けられた球誘導通路44を、前記設置部材81の下面をなす図示しない画壁部に形成された第1球排出口85(図17参照)に連通接続する特別入賞球排出通路111が配設されており、前記第2の特別入賞装置45に入賞したパチンコ球を、球誘導通路44および特別入賞球排出通路111を介して遊技盤20の下方へ排出するようになっている。なお、前記特別入賞球排出通路111は、前記球誘導通路44に連通接続する第1通路部112と、該第1通路部112の下端部および第1球排出口85を連通接続する第2通路部113とから構成されている。ここで、前記第1通路部112は、前記基板ケース101の上部において左方向へ下方傾斜すると共に該基板ケース101における左側端縁(枠状装飾体40から離間する側端縁)に沿って上下方向に延在する逆L字状に形成されており、該第1通路部112(特別入賞球排出通路111)の上流端部が基板ケース101の右側方へ突出して前方へ開口するよう形成されている。そして、前記遊技盤20と設置部材81とを組み付けた際に、前記第1通路部112の上流端部の前方開口が球入口112aとして機能して、前記球誘導通路44の球出口44aに連通接続し、前記第2の特別入賞装置45に入賞したパチンコ球が第1通路部112(特別入賞球排出通路111)へ移動し得るようになっている(図4参照)。
前記普通入賞球排出通路部材120は、図18、図21〜図24に示すように、前記設置部材81に取付けられる通路本体121と、該通路本体121に配設される第2の装飾カバー体127と、該第2の装飾カバー体127に配設される装飾導光部材130とを備えており、該設置部材81の左下部位置に通路本体121がネジ止めされている。ここで、前記普通入賞球排出通路部材120(通路本体121)は、前記設置部材81の開口前端側に位置するよう設置部材81に取付けられて、該普通入賞球排出通路部材120の後方に前記下部演出装置90の左側板部91aおよび特別入賞球排出通路111(具体的には第2通路部113の縦通路115)が部分的に重なるよう構成されている。
次に、前述のように構成された実施例に係るパチンコ機10の作用につき説明する。
球通路(第2通路部113の縦通路115)の前側に基板設置スペースの確保が困難な場所においても発光による演出や装飾が可能となり、パチンコ機10の設計の自由度を高め得ると共に装飾性の向上を図り得る。また、球通路(第2通路部113の縦通路115)の後方に第2演出用LED92bが設置されることで、第1および第2発光部132,134が過剰な明るさで明輝されるのを防止できる。そして、第2演出用LED92bからの離間距離が長く設定された第2棒状導光部135においては、該第2演出用LED92bからの光の照射範囲が拡がることで、比較的大きく形成した第2発光部134の全体を発光させ得る。従って、第1棒状導光部133および第2棒状導光部135と、夫々に対応する第1演出用LED92aおよび第2演出用LED92bとの離間距離に合わせて第1発光部132および第2発光部134の大きさ(発光領域)を設定することで、効果的な発光を実現することができる。
なお、本発明に係る遊技機の構成としては、実施例に示したものに限らず、種々の変更が可能である。
(2) 実施例では、導光部および発光部の夫々を普通入賞球排出通路部材に備えると共に、発光体を下部演出装置に備えるよう構成したが、これに限られるものではなく、発光体、導光部および発光部の夫々同一の装置に設けてもよい。また、導光部および発光部、発光体が配設される対象装置・部材は、実施例のものに限られることはなく、適宜の装置・部材に配設すればよい。
(3) 実施例では、導光部および発光部を単一部材(すなわち装飾導光部材)に形成したが、これに限られるものではなく、導光部および発光部を独立した部材として形成することも可能である。
(4) 実施例では、導光部を断面円形棒状に形成したが、これに限らず、任意の断面形状に形成することができる。同様に、発光部の形状に関しても実施例のものに限定されるものではない。
(5) 実施例では、発光部の前端面が光拡散部として機能するよう構成されているが光拡散部を、発光部から分離独立した部材に形成することもできる。
(6) 実施例では、遊技盤の裏側に設置部材を設けるよう構成したが、該設置部材を本体枠としての中枠に設置する構成も採用できる。
(7) 実施例では、第1始動入賞口および第2始動入賞口を備えた始動入賞装置を用いたが、該第1始動入賞口および第2始動入賞口の夫々が独立した始動入賞装置を構成してもよい。また、第1始動入賞口を開閉式の入賞口とすることもできる。
(8) 実施例では、遊技盤を透明な板材で形成したが、これに限られるものではなく、遊技盤をベニヤ材や不透明な合成樹脂材から形成するようにしてもよい。
(9) 実施例では、遊技機としてパチンコ機を例示して説明したが、これに限られるものではなく、アレンジボール機やピンボール機、スロットマシン機等の各種遊技機を採用し得る。
111 特別入賞球排出通路(球通路)
134 第2発光部(発光部)
134a 光拡散面(光拡散部)
135 第2棒状導光部(導光部)
Claims (3)
- 発光装置を備えた遊技機であって、
遊技球が通過可能な光透過性の球通路と、
前記球通路の後方に設けられ、該球通路側へ光を照射する発光体と、
前記球通路の前方に設けられ、前記発光体の光照射方向に延在する導光部と、
前記導光部の前側端部に設けられ、該導光部の延在方向に交差する方向へ延出する発光部と、
前記導光部を透過した光を前記発光部の延出方向へ拡散させる光拡散部とを備え、
前記導光部は、前記球通路を挟んで前記発光体の光照射方向に対向するよう配置されて、該発光体から照射された光が球通路を透過して導光部の後端部に入射し、該導光部の前端部で拡散した光で前記発光部が発光するよう構成された
ことを特徴とする遊技機。 - 前記発光部は、前記導光部の中心線に対応する位置で前方へ突出すると共に、該発光部の延出端部へ向かうにつれて前記球通路側に近接するよう傾斜するよう形成されて、該発光部の前面が前記光拡散部を構成し、前記導光部を透過した光を前記発光部の延出端部側へ反射するよう構成された請求項1記載の遊技機。
- 前記発光部は、前記導光部の中心線に交差する方向に放射状に形成されると共に、該導光部の中心線上に前記発光体が位置するよう構成された請求項1または2記載の遊技機。
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