JP5550178B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機に関し、更に詳細には、演出部材を収容する収容空間を開閉する開閉部材を備えた演出装置が設けられた遊技機に関するものである。
代表的な遊技機であるパチンコ機は、遊技盤の盤面に画成した遊技領域の略中央位置に枠状の装飾部材(所謂センター役物)が配設されており、この装飾部材の開口部を介して複数の図柄を変動表示して図柄変動ゲームを行なう液晶式やドラム式等の図柄表示装置を後方から臨ませると共に、該遊技盤における装飾部材の下方位置に、パチンコ球(遊技球)の入賞により図柄表示装置での変動を開始させる始動入賞装置や大当り時等に開放する特別入賞装置を配設するよう構成されたものが多数提案されている。このようなパチンコ機では、前記遊技領域に打ち出されたパチンコ球が遊技領域内に植設された遊技釘等との接触により跳ね返りながら次第に自重により流下し、該遊技領域を流下する過程で前記始動入賞装置に入賞することにより、前記図柄表示装置で図柄変動ゲームに伴うリーチ演出等の各種の遊技演出がなされ、該図柄表示装置に図柄が所定の組み合わせで停止することにより所謂大当りが発生し、遊技盤に設けられた特別入賞装置が開放して多数の賞球を獲得し得るよう構成される。
また、前述したパチンコ機には、演出内容に合わせた装飾等がなされた演出部材を配設すると共に、該演出部材の前側に開閉部材を配設して、常には開閉部材により演出部材を被覆して遊技者から視認不能にし、適宜のタイミングで開閉部材を開放することで、演出部材を露出して演出を行なうよう構成された演出装置を備えたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1では、固定配置した発光体からの光を反射する光反射部材を回転自在に配設して、該光反射部材の回転に伴って発光体からの光の反射方向を変化させるよう構成された回転灯型の演出部材の前側に、相互に近接・離間移動可能な一対の開閉部材を配設して、開閉部材を開放した場合に限り、回転灯型の演出部材を露出することで、演出の多様化を図ると共に演出部材の作動時の意外性を高めて、より強いインパクトを遊技者に与えることで遊技の興趣を高めるようにしている。
特開2006−311901号公報
ところで、前述のように開閉部材を開放して内側に配置した演出部材を露出させる演出装置を備えることで、該演出装置の作動時に演出の意外性を遊技者に強く印象付けることは可能となるものの、演出部材の前側に開閉部材が備えられる関係上、演出部材が奥側に配置されることになり、演出部材の視認性が低下することに繋がっていた。このため、演出部材の作動時の意外性を損なうことなく、開閉部材の開放時における演出部材の視認性を向上した演出装置が望まれている。
そこで、本発明は、開閉部材の開放時における演出部材の視認性を高めた演出装置を備える遊技機を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、請求項1に係る遊技機は、
遊技盤(20)に演出装置(35)が配設された遊技機において、
前記演出装置(35)は、
駆動手段(61)が配設される本体部材(36)と、
前記本体部材(36)に配設されて該本体部材(36)との間に収容空間(65)を画成すると共に、該収容空間(65)を閉鎖する閉鎖位置、および当該収容空間(65)を開放する開放位置の間を移動可能な開閉部材(50,51)と、
前記本体部材(36)に配設され、前記収容空間(65)内に収容された収容位置、および前記開閉部材(50,51)の開放位置への移動により開口した開放口を介して収容空間(65)の外方に突出する進出位置の間を移動可能な演出部材(70)と、
前記駆動手段(61)の駆動に伴って前記開閉部材(50,51)を閉鎖位置および開放位置の間で移動させると共に、該開閉部材(50,51)の移動に連動して前記演出部材(70)を収容位置および進出位置の間で移動させる駆動伝達手段(90)とを備え、
前記駆動伝達手段(90)は
前記駆動手段(61)の駆動により第1位置および第2位置の間を往復移動されると共に、第1作動軸(94)および第2作動軸(95)が形成された第1作動体(93)と、
前記第1作動体(93)の第1作動軸(94)および開閉部材(50,51)に接続され、前記閉鎖位置に対応した開閉部材閉鎖位置と開放位置に対応した開閉部材開放位置との間を移動可能な第2作動体(102)と、
前記第1作動体(93)の第2作動軸(95)および演出部材(70)に接続され、前記収容位置に対応した演出部材収容位置と進出位置に対応した演出部材進出位置との間を移動可能な第3作動体(112)とを備え、
前記第2作動体(102)は、
前記開閉部材閉鎖位置および開閉部材開放位置において前記第1位置と当該第1位置から第2位置に至る間の切替位置との間を移動する前記第1作動軸(94)の移動軌跡に端縁が対向し、当該第1位置および切替位置の間を移動する第1作動軸(94)に押圧される第1の孔部(105a)と、
前記第1の孔部(105a)に接続すると共に、前記開閉部材開放位置において前記切替位置と第2位置との間を移動する前記第1作動軸(94)の往復移動軌跡に沿って延在する第2の孔部(105b)とを有し、
前記第1位置から切替位置へ移動する前記第1作動軸(94)が第1の孔部(105a)の端縁を押圧することで、前記第2作動体(102)が開閉部材閉鎖位置から開閉部材開放位置へ移動され、当該開閉部材開放位置において切替位置および第2位置の間を第2の孔部(105b)に沿って移動する第1作動軸(94)が第2作動体(102)を開閉部材開放位置に静止保持すると共に、切替位置から第1位置へ移動する第1作動軸(94)が第1の孔部(105a)の端縁を押圧することで、第2作動体(102)が開閉部材開放位置から開閉部材閉鎖位置へ移動されるよう構成され、
前記第3作動体(112)は、
前記演出部材収容位置において前記第2作動軸(95)の移動軌跡に沿って延在すると共に、前記演出部材進出位置において第2作動軸(95)の移動軌跡に延在し、前記第2位置から切替位置に移動する際に第2作動軸(95)が当接して押圧される第1押圧壁(113)と、
前記演出部材収容位置において前記第2作動軸(95)の移動軌跡に延在し、前記第1位置から切替位置に移動した際に第2作動軸(95)が当接し、当該切替位置から第2位置に移動する第2作動軸(95)に押圧される第2押圧壁(114)と、
前記演出部材収容位置において前記第1作動体(93)の第1位置から切替位置へ向けての移動を許容する状態で前記第2作動軸(95)が係合する第1係合部(115)と、
前記演出部材進出位置において前記第1作動体(93)の第2位置から切替位置へ向けての揺動を許容する状態で前記第2作動軸(95)が係合する第2係合部(116)とを備え、
前記第1位置から切替位置の間を前記第2作動軸(95)が第1押圧壁(113)に沿って移動することで、前記第3作動体(112)が演出部材収容位置で静止保持され、切替位置から第2位置への移動に伴って前記第2作動軸(95)が第2押圧壁(114)を押圧することで、前記第3作動体(112)が演出部材収容位置から演出部材進出位置へ移動されると共に、第2位置から切替位置への移動に伴って前記第2作動軸(95)が第1押圧壁(113)を押圧することで、前記第3作動体(112)が演出部材進出位置から演出部材収容位置へ移動されるよう構成されたことを要旨とする。
請求項1に係る遊技機では、収容空間に収容された演出部材を、開閉部材の開放位置への移動により開口した開放口を介して収容空間の外方に突出する進出位置へ移動するよう構成したことで、該演出部材の視認性が向上する。また、駆動手段の駆動に伴って駆動伝達手段が動作されることで、開閉部材が閉鎖位置および開放位置の間で移動すると共に、該開閉部材の移動に連動して演出部材が収容位置および進出位置の間で移動する。すなわち、開閉部材の開閉動作と演出部材の進退動作とを単一の駆動手段により行ない得るから、演出装置の小型化やコストの低減を図り得る。しかも、単一の駆動手段の駆動により開閉部材および演出部材を動作する際に、開閉部材を閉鎖位置から開放位置へ移動させた後に演出部材を収容位置から進出位置へ移動開始させ、更に該演出部材を進出位置から収容位置へ移動させた後に開閉部材を開放位置から閉鎖位置へ移動開始させるよう駆動伝達手段が構成されているから、開閉部材と演出部材との衝突を確実に回避できる。
更に、第1作動体の往復移動に伴って第2作動体が作動されることで、前記開閉部材が閉鎖位置と開放位置との間で移動すると共に、該第1作動体の往復移動に伴って第3作動体が作動されることで、前記演出部材が収容位置と進出位置との間で移動する。ここで、第2作動体は、第1作動体が第1位置から切替位置の間で移動することで開閉部材を開閉動作し、切替位置から第2位置の間で第1作動体が移動した際には開閉部材開放位置で停止される一方、第3作動体は、第1作動体が切替位置から第2位置の間で移動することで演出部材を進退動作し、第1位置から切替位置の間で第1作動体が移動した際には演出部材収容位置で停止される。すなわち、駆動手段の駆動により第1作動体が移動した際に、第2作動体および第3作動体が個別に作動することで、開閉部材と演出部材との衝突を確実に回避できる。
請求項2に係る遊技機は、前記本体部材(36)には、前記演出装置(35)の進退方向に延在する第1ガイド軸(40)が前記収容空間(65)内に突出するよう設けられると共に、該演出装置(35)の進退方向に貫通する貫通孔(41a)が形成された第1の支持部(41)が収容空間(65)内に突出するよう設けられ、
前記演出部材(70)には、前記第1ガイド軸(40)と対応する位置に、該第1ガイド軸(40)が摺動可能に挿入される第2の支持部(71)が設けられると共に、前記第1の支持部(41)と対応する位置に、前記貫通孔(41a)に挿入される第2ガイド軸(86)が設けられ、
前記演出部材(70)が収容位置に保持された状態で、前記第2ガイド軸(86)が前記第1の支持部(41)の貫通孔(41a)を貫通して前記本体部材(36)から突出すると共に、前記本体部材(36)が設けられる設置部(32)には、前記第1の支持部(41)と対応する位置に、前記第2ガイド軸(86)が挿入される退避部(32a)が形成され、
前記演出部材(70)が収容位置および進出位置の間を移動する際に、前記第1の支持部(41)の前記貫通孔(41a)の全長に亘って第2ガイド軸(86)が常に挿通されるよう構成されたことを要旨とする。
請求項2に係る遊技機では、前記演出部材が収容位置および進出位置の間を移動する間の全体で、前記本体部材に設けた第1の支持部の貫通孔の全長に亘って演出部材に設けた第2ガイド軸が常に挿通されるから、演出部材の安定性が向上すると共に、演出部材の移動距離を長くすることができる。
そして、演出部材が収容位置にある状態において、演出部材に設けた第2ガイド軸を本体部材から突出するよう構成したことにより、収容位置にある状態で第1の支持部にのみ第2ガイド軸が挿入される場合に較べて演出部材の移動距離を長くすることができる。また、本体部材から突出する第2ガイド軸を退避させる退避部を設置部に形成したことで、該第2ガイド軸と設置部との干渉を防止し得るだけでなく、他の部材が第2ガイド軸に接触して損傷したり、配線等が第2ガイド軸に引っ掛かって断線等するのを効果的に防止することができる。
請求項3に係る遊技機は、前記第1ガイド軸(40,40)は前方へ突出すると共に、前記第1の支持部(41)の貫通孔(41a)は、第1ガイド軸(40,40)の上方に前後方向に貫通するよう設けられて、当該第1ガイド軸(40,40)および第1の支持部(41)に挿入される第2ガイド軸(86)を、下辺が水平な正三角形の頂点位置に位置するよう配置したことを要旨とする。
請求項3に係る遊技機では、演出部材を安定して支持し得る。
すなわち、本発明に係る遊技機によれば、、開閉部材の開放時に演出部材が収容空間から外方に突出するよう移動して、演出部材の視認性が向上される。
本発明の実施例に係るパチンコ機を示す正面図である。 実施例に係る遊技盤を示す正面図である。 実施例に係る遊技盤と裏ユニットの分解図である。 実施例に係る裏ユニットにおいて可動演出装置が設置される上部位置を示す正面図である。 実施例に係る可動演出装置の正面図である。 実施例に係る可動演出装置を前面側から視た状態で示す斜視図である。 実施例に係る可動演出装置を背面側から視た状態で示す斜視図である。 実施例に係る可動演出装置を示す側面図であって、開閉部材が閉鎖位置にある状態を示す。 実施例に係る可動演出装置の分解斜視図である。 実施例に係る駆動伝達手段の作動機構および開閉機構部を上支持板から分離した状態を示す分解斜視図である。 図4におけるA―A線断面図である。 実施例に係る発光演出体を前面下方側から視た状態で示す分解斜視図である。 実施例に係る発光演出体および駆動伝達手段の進退機構部を前面上方側から視た状態で示す分解斜視図である。 実施例に係る本体側LED基板のLEDと光反射部材との関係を示す説明図であって、(a)は光反射部材の反射面が前方を向く状態を示し、(b)は光反射部材の反射面が側方を向く状態を示し、(c)は光反射部材の反射面が後方を向く状態を示す。 実施例に係る本体側LED基板のLEDおよび演出体側LED基板のLEDの夫々と、光反射部材との関係を示す説明図であって、(a)は光反射部材を省略した状態を示し、(b)は光反射部材の反射面が前方を向く状態を示し、(c)は光反射部材の反射面が側方を向く状態を示し、(d)は光反射部材の反射面が後方を向く状態を示す。 (a)は実施例に係る作動機構部と開閉機構部との関係を前面側から視た状態で示す斜視図であり、(b)は実施例に係る作動機構部と進退機構部との関係を背面側方から視た状態で示す斜視図である。 実施例に係る作動アームを示す斜視図であって、(a)は正面側から視た状態を示し、(b)背面側から視た状態を示す。 実施例に係る可動演出装置を示す平面図であって、開閉部材が閉鎖位置にある状態を示す。 実施例に係る可動演出装置を示す平面図であって、作動アームが切替位置、開閉部材が開放位置、スライダが前移動位置、作動部材が待機位置にある状態を示す。 図19に示す可動演出装置の正面図である。 図19に示す可動演出装置の側面図である。 実施例に係る可動演出装置を示す平面図であって、作動アームが終位置、開閉部材が開放位置、スライダが後移動位置、作動部材が作動位置にある状態を示す。 図22に示す可動演出装置の側面図である。 実施例に係る作動アームとスライダとの関係を示す説明図であって、(a)は作動アームが初期位置にあり、スライダが前移動位置にある状態を示し、(b)は作動アームが切替位置にあり、スライダが後移動位置にある状態を示し、(c)は作動アームが終位置にあり、スライダが後移動位置にある状態を示す。 実施例に係る作動機構部と進退機構部との関係を示す平面図であって、作動アームが初期位置にある状態を示す。 実施例に係る作動機構部と進退機構部との関係を示す平面図であって、作動アームが切替位置にある状態を示す。 実施例に係る作動機構部と進退機構部との関係を示す平面図であって、作動アームが作動位置にある状態を示す。 実施例に係る作動アームと作動部材との関係を示す説明図であって、(a)は作動アームが初期位置にあり、作動部材が待機位置にある状態を示し、(b)は作動アームが切替位置にあり、作動部材が待機位置にある状態を示し、(c)は作動アームが終位置にあり、作動部材が作動位置にある状態を示す。
次に、本発明に係る遊技機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。なお、実施例では、遊技球としてパチンコ球を用いて遊技を行なうパチンコ機を例に挙げて説明する。また、以下の説明において、「前」、「後」、「左」、「右」とは、特に断りのない限り、図1に示すようにパチンコ機を前側(遊技者側)から見た状態で指称する。
(パチンコ機について)
実施例に係るパチンコ機10は、図1に示すように、前後に開口する矩形枠状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に固定される固定枠としての外枠11の開口前面側に、後述する遊技盤20(図2参照)を着脱可能に保持する本体枠としての中枠12が開閉および着脱可能に組み付けられて、該遊技盤20の裏側に、各種図柄を変動表示可能な図柄表示装置17が着脱可能に配設されている。また、前記中枠12の前面側には、前記遊技盤20を透視保護するガラス板等の透視保護体13aを備えた装飾枠としての前枠13が開閉可能に組み付けられると共に、該前枠13の下方にパチンコ球を貯留する下球受け皿15が開閉可能に組み付けられる。なお、実施例では、前記前枠13の下部位置に、パチンコ球を貯留する上球受け皿14が一体的に組み付けられており、前枠13の開閉に合わせて上球受け皿14も一体的に開閉するよう構成される。また、前記中枠12の右下方位置には、該中枠12に配設された打球発射装置(図示せず)を作動する操作ハンドル16が設けられており、該操作ハンドル16の操作により打球発射装置が作動することで、前記上球受け皿14に貯留されたパチンコ球が前記遊技盤20に向けて発射されるようになっている。なお、実施例では、前記図柄表示装置17として、各種図柄を表示可能な液晶パネルを収容ケースに収容した液晶表示装置が採用されるが、これに限られるものではなく、ドラム式の表示装置やドットマトリックス式の表示装置、7セグメントディスプレイ、その他の各種図柄を停止および変動表示可能な表示装置を採用し得る。また、前記上球受け皿14は、前記前枠13と別体に形成して中枠12に対して開閉可能に組み付けるようにしてもよく、また上下の球受け皿14,15の一方を省略して1つの球受け皿のみ設ける構成であってもよい。
(遊技盤20について)
前記遊技盤20は、図2に示すように、所定板厚の略矩形状に形成された合板の表面にセルを貼付けた板部材であって、該遊技盤20の表面に、略円形状に湾曲形成したレール21が配設されて、該レール21によりパチンコ球が流下可能な遊技領域20aが画成され、前記打球発射装置から発射されたパチンコ球が遊技領域20a内に打ち出されるようになっている。また遊技盤20には、前後に貫通する装着口(図示せず)が前記遊技領域20a内に複数開設されて、各装着口に対して各種部品が前側から取付けられると共に、遊技領域20aの最下部位置には、該遊技領域20aに打ち出されたパチンコ球を排出するアウト口22が開設されている。また、前記遊技盤20には、前記遊技領域20a内に多数の遊技釘が植設されており、遊技領域20aを流下するパチンコ球が遊技釘に接触することでパチンコ球の流下方向を不規則に変化させたり、パチンコ球を一定方向に誘導するようになっている。なお、前記装着口の形成数や大きさは、遊技盤20に対して取付けられる各種部品の個数や配設位置等に応じて適宜決定される。
ここで、前記遊技盤20には、前記遊技領域20aの略中央に設けられた装着口(図示せず)に、前後に開口する窓口23aが形成された枠状装飾体23(図2参照)が取付けられ、該枠状装飾体23の窓口23aを介して図柄表示装置17の表示面が遊技盤20の前面側に臨むよう構成されている。また、枠状装飾体23の下方には、遊技領域20aを流下するパチンコ球が入賞可能な始動入賞装置24や特別入賞装置25が取付けられている。そして、前記始動入賞装置24の入賞口24aにパチンコ球が入賞することで、前記図柄表示装置17に図柄を変動表示する図柄変動演出が展開され、該図柄変動演出の結果、図柄表示装置17に所定の図柄組み合わせ(例えば同一図柄の3つ揃い等)で図柄が停止表示されると、前記特別入賞装置25が開放して所謂大当りが発生し、特別入賞装置25の入賞口25aが開放されて遊技者が多数の賞球を獲得可能な機会が与えられるようになっている。
(裏ユニット30について)
また、前記遊技盤20の裏面には、図2または図3に示すように、前記図柄表示装置17が取付けられる裏ユニット30が設けられている。前記裏ユニット30は、前方へ開口する略矩形箱状に形成されて、前端部が前記遊技盤20の裏側に固定されている。そして、前記裏ユニット30において前記遊技盤20に対向する背面板31の裏側に、前記図柄表示装置17が着脱可能に取付けられると共に、該背面板31における図柄表示装置17の表示面に対応する位置に、前後に開口する開口部31a(図4参照)が開設されており、該裏ユニット30の開口部31aに臨ませた図柄表示装置17の表示面が前記枠状装飾体23の窓口23aを介して遊技盤20の前側から視認し得るようになっている。また、前記裏ユニット30における背面板31の前面側には、各種の演出装置35や装飾部材が配設されて、前記枠状装飾体23の窓口23aを介して遊技盤20の前面に露出するようになっている。すなわち、前記裏ユニット30は、パチンコ機10の遊技演出に関わる図柄表示装置17や演出装置35の設置部材として機能している。ここで、実施例の裏ユニット30では、前記開口部31aの上部に設けられた設置部32(図4、図11参照)に可動演出装置35が設けられており、前記枠状装飾体23の上部位置に形成された前後に開口する窓部23b(図2参照)を介して可動演出装置35がパチンコ機10の前面に露出するようになっている。
(可動演出装置35について)
実施例に係る可動演出装置35は、図5〜図9に示すように、前記裏ユニット30(設置部32)に取付けられると共に第1駆動モータ(駆動手段)61が配設される本体部材36と、該本体部材36に配設されて本体部材36との間に画成された収容空間65(図5、図11等参照)を開閉する開閉部材50,51と、本体部材36に前後移動可能に配設された発光演出体(演出部材)70と、第1駆動モータ61を開閉部材50,51および発光演出体70に接続する駆動伝達手段90とから構成されている。すなわち、実施例の可動演出装置35は、図示しない制御装置からの制御信号に基づいて前記第1駆動モータ61が駆動されるのに伴って、前記駆動伝達手段90を介して前記開閉部材50,51が開閉動作されると共に、前記発光演出体70が前後移動するよう構成される。なお、実施例では、前記第1駆動モータ61を制御する制御装置は、前記図柄表示装置17を制御する表示制御装置であって、該表示制御装置により後述する第2駆動モータ81の駆動制御や各LED39a,88aの発光制御が行なわれるようになっている。
(本体部材36について)
前記本体部材36は、図5〜図9に示すように、前記裏ユニット30の設置部32に取付けられる取付ベース部37と、該取付ベース部37の上端縁に前方へ延出するよう設けられた上支持体45と、当該取付ベース部37の下端部に前方へ延出するよう取付けられて上支持体45に対向する下支持体59とから構成されて、前方および左右側方へ開口する凹状に構成されている。また、前記取付ベース部37の裏面下部位置(設置部32との対向面側)には、後方に開口する基板設置部38が凹設されて、該基板設置部38に本体側LED基板(第2発光手段)39が収容されている。前記本体側LED基板39には、左右方向に離間する位置に、前方へ向けて光を照射する2つのLED39aが実装されている。前記本体側LED基板39は、前記発光演出体70の透視体83(後述)に対向するよう構成されて、前記LED39aの光が透視体83に向けて照射されるようになっている。なお、前記取付ベース部37(基板設置部38)には、前記本体側LED基板39に実装された各LED39aと対応する位置に、前後に貫通する透視孔38aが形成されており、該透視孔38aを介して各LED39aが前方へ臨んで、該LED39aからの光が直接前方照射されるようになっている。ここで、前記本体側LED基板39に設けられた各LED39aは、複数色を発光可能なLEDが採用されると共に、前記制御装置からの制御信号に基づいて各LED39aを個別に発光制御し得るよう構成されている。
図9に示すように、前記取付ベース部37には、前記基板設置部38の上方(取付ベース部37の上下方向の略中間位置)に、前方へ突出する下部ガイド棒40,40(第1ガイド軸)が左右方向に離間する位置に設けられて、前記発光演出体70が下部ガイド棒40,40に摺動可能に支持されている。また、前記取付ベース部37の上端部近傍には、前後に貫通する貫通孔41aが形成された支持筒部(第1の支持部)41が前方へ突出するよう形成されており、前記発光演出体70に設けられた後述する上部ガイド棒86(第2ガイド軸)が前方から挿入されている。すなわち、前記発光演出体70は、下部ガイド棒40,40および上部ガイド棒86を介して取付ベース部37に支持されると共に、両ガイド棒40,40,86に沿って前後進退移動し得るよう構成されている。なお、前記下部ガイド棒40,40および支持筒部41(上部ガイド棒86)の夫々は、下辺が水平な略正三角形の頂点位置に位置するよう配置されており、前記発光演出体70を安定して支持し得るようになっている。また、実施例の下部ガイド棒40,40および上部ガイド棒86は、金属製の棒状部材であって、ガイド棒40,40,86に沿って移動する前記発光演出体70の安定性を向上している。
また、前記取付ベース部37には、前記支持筒部41の下方に、前後に貫通する横長矩形状の配線挿通孔42が形成されており、前記発光演出体70に接続する配線を後方に導出し得るようになっている。そして、前記取付ベース部37の裏側には、前記配線挿通孔42に対応する位置には、後方および左側方へ開口する配線挿通凹部44(図7、図8参照)が形成されると共に、該配線挿通孔42および配線挿通凹部の後方開口部を塞ぐ配線ガイド部材43が配設されており、当該配線挿通孔42を挿通した配線を取付ベース部37の左側方に導出するよう構成されている。なお、前記配線ガイド部材43には、前記配線挿通孔42と対応する位置に円弧状に湾曲した湾曲面43aが形成され、配線挿通孔42を挿通した配線に負荷を与えることなく取付ベース部37の左側方に誘導し得るようになっている。
(上支持体45)
前記上支持体45は、図9〜図11、図18、図19に示すように、略矩形板状に形成されて、左下面側に前記第1駆動モータ61が配設されると共に、右下面側に前記開閉部材50,51が配設されている。そして、前記上支持体45の上端側に、前記駆動伝達手段90の一部(作動機構部91および開閉機構部101)を配設するよう構成されている。すなわち、前記上支持体45は、前記第1駆動モータ61や前記開閉部材50,51、前記駆動伝達手段90の作動機構部91および開閉機構部101を設置する設置部材として機能している。
前記上支持体45には、図10、図11に示すように、前記取付ベース部37の支持筒部41の上方前方位置に、上下に貫通する軸孔46が形成されて、前記開閉部材50,51に設けられた回転軸55が軸孔46に回転可能に挿通されている。また、前記上支持体45には、前記軸孔46を中心とする円弧状に形成された円弧状ガイド孔47a,47bが左右対称に形成されており、前記開閉部材50,51に設けられた連結軸57,57が下方から挿通されている。また、前記上支持体45における前記軸孔46の後方位置には、後方へ延出するガイド部48が設けられており、該ガイド部48の上面側に、前記駆動伝達手段90(開閉機構部101)を構成するスライダ102(後述)が前後移動可能に配設される。また、前記ガイド部48には、前記軸孔46の後方位置に上方に開口する固定孔48aが形成されて、前記スライダ102の前後移動を案内するガイド軸49が固定孔48aに上方に突出するよう固定されている。
(開閉部材50,51について)
前記開閉部材50,51は、図5、図6、図9〜図11、図16に示すように、球面状に湾曲形成された左側開閉部材50と、同様に球面状に湾曲形成された右側開閉部材51とから構成されて、左右の開閉部材50,51の端縁部を当接した状態で略半球状を呈するようになっている。前記右側開閉部材51の上端部には、上方へ突出する固定筒部54(図11参照)が形成されており、該固定筒部54に前記回転軸55が上方に突出するよう固定されると共に、該右側開閉部材51の下端部には、該回転軸55と上下に整列する位置に上下に貫通する下貫通孔56が形成されている。一方、前記左側開閉部材50の上端部には、上下に貫通する上貫通孔52が形成されて、該上貫通孔52に前記右側開閉部材51の固定筒部54が下方から回転可能に挿通されると共に、該左側開閉部材50の下端部には、下方に突出する下支軸53が形成されて、該下支軸53が右側開閉部材51の下貫通孔56に上方から回転可能に挿入される。なお、前記下支軸53は、前記右側開閉部材51の下貫通孔56を貫通するよう構成されており、該下支軸53の突出端部が前記下支持体59に形成された孔部59aに回転可能に支持される(図11参照)。
すなわち、前記左右の開閉部材50,51は、前記回転軸55および下支軸53を中心として、相互に近接および離間する方向に回転可能に構成されている。また、前記左右の開閉部材50,51には、前記上支持体45に形成した左右の円弧状ガイド孔47a,47bの下方位置に、上方に突出する連結軸57が夫々固定されている。前記各開閉部材50,51に設けられた連結軸57は、対応する円弧状ガイド孔47a,47bを介して上支持体45の上方に突出すると共に、前記駆動伝達手段90(開閉機構部101)に接続され、該駆動伝達手段90の作動により開閉部材50,51が回転されるようになっている。
なお、以下の説明では、前記左右の開閉部材50,51の端縁部が当接して半球状を呈して、前記本体部材36(取付ベース部37)との間に発光演出体70の収容空間65を画成した状態を閉鎖位置(図5、図6、図8〜図11、図18参照)と指称し、該左右の開閉部材50,51が相互に離間するよう回転して、両開閉部材50,51間の開放口を介して収容空間65が前方に開放する状態を開放位置(図19〜図23参照)と指称するものとする。また、実施例に係る左右の開閉部材50,51は、乳白色に呈色された光透過性の合成樹脂材により形成されて、前記本体側LED基板39のLED39aの光や、発光演出体70に設けられた演出体側LED基板88のLED88aの光が照射されて明輝するようになっている。
(発光演出体70について)
前記発光演出体70は、図11〜図13に示すように、前記本体部材36の取付ベース部37に形成された前記下部ガイド棒40,40に対して前後移動可能に支持されるガイドベース71と、該ガイドベース71に対して回転可能に支持される回転反射部材77と、該回転反射部材77を回転する第2駆動モータ(駆動手段)81と、当該ガイドベース71、回転反射部材77および第2駆動モータ81の前方および側方を囲繞する装飾カバー体82と、回転反射部材77に光を照射する演出体側LED基板(第1発光手段)88とから基本的に構成される。そして、前記第1駆動モータ61の駆動に伴って、前記開閉部材50,51の内側に画成された前記収容空間65内に収容可能な収容位置(図11、図19、図21参照)と、該開閉部材50,51の開放位置への移動により開口した開放口を介して装飾カバー体82が収容空間65の前方(外方)に突出する進出位置(図22、図23参照)の間を移動し得るようになっている。
前記装飾カバー体82は、前記回転反射部材77の前方に配置されて、後方および上方に開口する光透過性の透視体(光透過部材)83と、該透視体83の上方開口に整合するよう下方に開口すると共に後方へ開口する円筒状の装飾体84と、該透視体83および装飾体84の後方開口縁を囲繞する環状に形成された環状装飾部材85とから構成される。なお、環状装飾部材85は、前記ガイドベース71、回転反射部材77、第2駆動モータ81、透視体83および装飾体84の夫々がネジ止めされる支持体としても機能する部材である。また、前記本体部材36の支持筒部41の貫通孔41aに対応する位置には、前記上部ガイド棒86が後方へ突出するよう取付けられており、該上部ガイド棒86が支持筒部41の貫通孔41aに対して前方から挿通されている。ここで、図11に示すように、前記上部ガイド棒86は、前記発光演出体70が収容位置に保持された状態で、前記支持筒部41の貫通孔41aを貫通して本体部材36の後方に突出すると共に、該発光演出体70が進出位置に保持された状態で、上部ガイド棒86の後端部が本体部材36の後面に略整合するよう形成されており、当該発光演出体70が収容位置および進出位置の間で移動する全体に亘って、支持筒部41により上部ガイド棒86が支持されるようになっている。なお、前記裏ユニット30には、前記支持筒部41と対応する位置に、前記本体部材36の後方に突出する上部ガイド棒86を挿入される退避部32aが形成されている。
また、前記ガイドベース71は、図12、図13に示すように、前記透視体83と装飾体84との接合位置に略整合させた状態で取付けられている。すなわち、前記装飾カバー体82の内部空間をガイドベース71で上下に仕切るようになっている。そして、前記ガイドベース71の上方側の空間(すなわち装飾体84の裏側の空間)に、前記第2駆動モータ81が駆動軸81aを下方に向けた姿勢で配置されると共に、該第2駆動モータ81とガイドベース71との間に前記演出体側LED基板88が配置されている。前記演出体側LED基板88の下面には、前記第2駆動モータ81の駆動軸81aを挿通する挿通孔88bが形成されると共に、該駆動軸81aの軸線方向に光を照射するLED88aが周方向に離間して複数(実施例では3個)実装される。ここで、前記演出体側LED基板88に設けられた各LED88aは、複数色を発光可能なLEDが採用されると共に、制御装置からの制御信号に基づいて各LED88aを個別に発光制御し得るよう構成されている。
また、図12、図13、図16(b)に示すように、前記ガイドベース71の左右側縁には、側方および後方に開口するガイド凹部72,72が対応的に形成されている。そして、前記ガイド凹部72,72の後方開口を介して前記本体部材36に設けられた前記下部ガイド棒40,40が摺動可能に挿入されている。また、前記ガイドベース71には、上下方向に円形状に開口する円形開口部73が前方に偏倚した位置に形成されると共に、該円形開口部73の下端縁部に、当該円形開口部73の内側に突出する係合突部73aが形成されており、該係合突部73aに前記回転反射部材77(後述の透明円板体78のフランジ部78b)が係合するようになっている。
更に、前記ガイドベース71における前記円形開口部73の後方端縁部には、上下方向および円形開口部73の内側に開口するセンサ用切欠部74が設けられており、このセンサ用切欠部74に、前記演出体側LED基板88に実装された位置検出センサ89が臨んでいる。また、前記ガイドベース71の後端部には上方へ突出する突出部75が形成されており、前記駆動伝達手段90(後述する進退機構部111の連結部材118)が接続されて、該駆動伝達手段90(進退機構部111)の作動に伴ってガイドベース71(発光演出体70)が下部ガイド棒40,40に沿って前後に移動されるようになっている。
(回転反射部材77)
前記回転反射部材77は、図12、図13に示すように、前記ガイドベース71の円形開口部73に回転可能に嵌合する透明円板体78と、該透明円板体78の下面に取付けられる反射板(光反射部材)79とから構成されて、該透明円板体78の中心位置に上方へ向けて突設された連結部78aに、前記第2駆動モータ81の回転軸81aが連結されている。すなわち、前記制御装置からの制御信号に基づいて前記第2駆動モータ81が回転されるのに伴って、前記透明円板体78が回転するようになっている。ここで、前記反射板79は、前記ガイドベース71の下方側の空間(すなわち透視体83の裏側の空間)に配置されて、該反射板79が透視体83に対向するよう構成される。
また、図11〜図13に示すように、前記透明円板体78は、前記ガイドベース71の円形開口部73に形成された係合突部73aにより形成される開口形状に略整合する円板状に形成されると共に、該透明円板体78の上端縁部に、径方向外方に突出するようフランジ部78bが形成されており、該ガイドベース71の係合突部73aとフランジ部78bとが係合することで、透明円板体78のガイドベース71からの脱落が防止されると共に、透明円板体78の回転時のブレを抑制するよう構成されている。また、前記透明円板体78の外周縁には、上方へ突出する位置検出片78cが設けられて、該位置検出片78cを前記演出体側LED基板88に設けた位置検出センサ89で検出することで、透明円板体78(回転反射部材77)の原位置が検出されるようになっている。なお、前記回転反射部材77が原位置にある状態では、図11に示すように、前記反射板79の反射面79aが前方(透視体83)へ向く姿勢に保持される。
(反射板79)
前記反射板79は、図11に示すように、前記回転反射部材77が原位置にある状態において、前記回転反射部材77の回転軸線(すなわち第2駆動モータ81の駆動軸81aの軸線)から後方に偏倚した位置に取付けられると共に、該回転軸線に対して反射面79aが透明円板体78(演出体側LED基板88)側に対向するよう傾斜するよう構成されている。ここで、前記演出体側LED基板88のLED88aは、図15に示すように、前記第2駆動モータ81の駆動軸81aの軸線方向から視た状態で、前記反射板79の回転領域の内側に位置するよう配置されており、各LED88aから前記回転反射部材77の回転軸線方向に照射された光が反射板79で回転軸線方向と交差する方向に反射されるようになっている。すなわち、前記第2駆動モータ81の駆動軸81aに伴って前記回転反射部材77が回転することで、前記反射板79で反射された光の照射方向が変化し、前記透視体83に照射される光の強度の変化による発光演出が行なわれるようになっている。
ここで、前記本体部材36に設けられた本体側LED基板39のLED39a,39aは、図14に示すように、前記回転反射部材77が原位置にある状態において、前記反射板79の裏側に重なると共に、該反射板79が側方を向く姿勢(原位置から回転反射部材77が90度または270度回転した状態)において、該LED39a,39aの間に反射板79が位置するよう配置されている。すなわち、前記回転反射部材77が原位置(反射板79の反射面79aが前方を向く姿勢)にある状態および回転反射部材77が180度回転した状態では、前記本体側LED基板39のLED39aから光は、前記反射板79に遮られて前記透視体83に直接照射されることはなく、該反射板79の外周縁から漏れた間接光が透視体83に照射される。そして、反射板79が側方を向く姿勢(原位置から回転反射部材77が90度または270度回転した状態)では、本体側LED基板39のLED39aから光が透視体83に直接照射されるようになっている。すなわち、反射板79の反射面79aが後方や側方を向いた状態でも、前記透視体83は本体側LED基板39のLED39aで照明され、反射板79の回転時に透視体83に対する本体側LED基板39のLED39aや演出体側LED基板88のLED88aからの光の照明が完全に失われることはない。しかも、前記反射板79の回転に伴って透視体83に照射される光の強さを変化させることができ、透視体83の発光強度の変化による演出を行なうことが可能となっている。
(駆動伝達手段90について)
前記駆動伝達手段90は、図6、図7、図16、図18〜図28に示すように、前記本体部材36に取付けられた前記第1駆動モータ61により作動される作動機構部91と、該作動機構部91に連繋接続されて前記左右の開閉部材50,51を開閉動作させる開閉機構部101と、当該作動機構部91に連繋接続されて前記発光演出体70を前後方向に進退移動させる進退機構部111とから構成される。すなわち、第1駆動モータ61の駆動に伴って作動機構部91を介して開閉機構部101および進退機構部111が作動されることで、開閉部材50,51と発光演出体70が動作するようになっている。
(作動機構部91)
前記作動機構部91は、図16、図18等に示すように、前記第1駆動モータ61の駆動軸61aに連結される駆動歯車92と、前記本体部材36の上支持体45に立設された支軸97に回転可能に支持される作動アーム(第1作動体)93とから構成される。そして、前記作動アーム93に形成された歯車部93aが駆動歯車92に噛合して、前記第1駆動モータ61の駆動に伴って作動アーム93が揺動するよう構成されている。そして、前記作動アーム93には、自由端部側(支軸97から離間する端部側)に上方へ突出する第1作動軸94が形成されて、該第1作動軸94に前記開閉機構部101が接続される。
また、前記作動アーム93において前記第1作動軸94から支軸97側に近接した位置には、該作動アーム93の後方へ突出する突出片93bが形成されると共に、該突出片93bに下方へ突出する第2作動軸95が形成されており、該第2作動軸95に前記進退機構部111が接続されている。すなわち、前記第1駆動モータ61の駆動に伴って前記作動アーム93(第1作動軸94および第2作動軸95)が回転変位することで、第1作動軸94を介して前記開閉機構部101が作動され、第2作動軸95を介して進退機構部111が作動されるようになっている。
ここで、前記作動アーム93は、前記支軸97から右方向に延在する第1位置としての初期位置(図18、図24(a)、図25、図28(a)参照)と、該支軸97を中心として初期位置から後方側へ回転した第2位置としての終位置(図22、図24(c)、図27、図28(c)参照)との間を往復移動(すなわち揺動)するよう前記第1駆動モータ61が駆動制御されている。また、前記作動アーム93が揺動する初期位置と終位置との間に、該作動アーム93の揺動による前記開閉機構部101の作動と前記進退機構部111の作動とが切り替わる切替位置(図19、図24(b)、図26、図28(b)参照)が設定されており、後述するように初期位置と切替位置との間を作動アーム93が揺動することで開閉機構部101が作動される一方、切替位置と終位置との間を作動アーム93が揺動することで進退機構部111が作動されるよう構成される。また、前記駆動歯車92には、径方向外方に延出する位置検出片92aが設けられており、前記本体部材36の上支持体45に配設された位置検出センサ63が位置検出片92aを検出することで、作動アーム93が初期位置にあることが検出されるようになっている。
(開閉機構部101)
前記開閉機構部101は、図18等に示すように、前記作動機構部91の作動アーム93(第1作動軸94)に接続して前後方向に移動可能なスライダ(第2作動体)102と、該スライダ102の前後移動に伴って揺動されて前記左側開閉部材50を開閉する左揺動アーム107と、スライダ102の前後移動に伴って揺動されて前記右側開閉部材51を開閉する右揺動アーム108とから構成され、当該スライダ102の前後移動に伴って左右の開閉部材50,51が一体的に開閉動作するよう構成される。
(スライダ102)
前記スライダ102は、前記上支持体45のガイド部48に摺動可能に載置される矩形ブロック状の摺動部103と、該摺動部103の上側左端縁から左側方へ延出し、前記作動アーム93が接続する第1接続部104と、該摺動部103の上側前端縁から前方へ延出し、前記左右の揺動アーム107,108が接続する第2接続部106とを備えている。前記摺動部103には、前後方向に延在する第1ガイド孔103aが上下に貫通するよう形成されて、該上支持体45のガイド部48に設けられた前記ガイド軸49が第1ガイド孔103aに下方から挿通されている。また、前記スライダ102の第2接続部106には、前記第1ガイド孔103aと前後に整列する位置に、前後方向に延在する第2ガイド孔106aが上下に貫通するよう形成されて、前記上支持体45の軸孔46に挿通された前記開閉部材50,51の回転軸55が第2ガイド孔106aに挿通されている。
すなわち、前記スライダ102は、前記第1および第2ガイド孔103a,106aの後縁部に前記ガイド軸49および回転軸55が接触する開閉部材閉鎖位置としての前移動位置(図18、図24(a)参照)と、第1および第2ガイド孔103a,106aの前縁部にガイド軸49および回転軸55が接触する開閉部材開放位置としての後移動位置(図19、図21、図22、図24(b),(c)参照)との間で前後方向に直線的に往復移動し得るようになっている。また、前記スライダ102の第2接続部106には、前記第2ガイド孔106aを挟む左右両側に、左右方向に延在する長孔106b,106cが上下に貫通するよう形成され、該第2ガイド孔106aの左側に位置する左側長孔106bに前記左揺動アーム107が接続されると共に、第2ガイド孔106aの右側に位置する右側長孔106cに右揺動アーム108が接続される。
ここで、前記左揺動アーム107は、前記上支持体45の上面側において前記回転軸55に回転可能に軸支されると共に前記左側開閉部材50に回転可能に軸支される。また同様に、前記右揺動アーム108は、前記上支持体45の上面側において前記回転軸55に回転可能に軸支されると共に前記右側開閉部材51に回転可能に軸支されている。なお、左右の揺動アーム107,108は、略左右対称な構成とされているので、以下の説明では、左揺動アーム107について説明し、右揺動アーム108については同一の機能を備える構成に同一符号を付して詳細な説明は省略する。
前記左揺動アーム107は、前記回転軸55から前記左円弧状ガイド孔47aに至る寸法(右揺動アーム108では回転軸55から右円弧状ガイド孔47bに至る寸法)に形成された棒状部材であって、一方端部に形成された通孔109aに前記回転軸55が回転可能に挿通されている。そして、前記左側開閉部材50に固定された前記連結軸57が、前記左円弧状ガイド孔47aを介して前記左揺動アーム107の他方端部に形成された通孔109bに回転可能に支持されている。また、前記左揺動アーム107における長手方向の中間位置には、上方に突出する支持軸109cが設けられており、該支持軸109cが前記スライダ102の左側長孔106bに下方から挿通されて、左揺動アーム107とスライダ102とを連繋接続するよう構成されている。なお、前記右揺動アーム108の支持軸109cは、前記スライダ102の右側長孔106cに挿通されて、右揺動アーム108とスライダ102とを連繋接続するようになっている。
これにより、前記スライダ102が前後移動した際には、該スライダ102の左右の長孔106b,106cに挿通された前記支持軸109cを介して前記左右の揺動アーム107,108が回転軸55を中心に揺動され、該左右の揺動アーム107,108の揺動に伴って対応する左右の開閉部材50,51が閉鎖位置および開放位置の間を連動して揺動される。ここで、実施例では、前述のように、前記スライダ102が前移動位置ある状態では、前記左右の開閉部材50,51が閉鎖位置に保持され、該スライダ102が後移動位置ある状態で左右の開閉部材50,51が開放位置に保持されるよう構成されている。
また、図18、図24に示すように、前記スライダ102の第1接続部104には、前記作動アーム93の第1作動軸94が挿通される連繋孔105が形成されて、該作動アーム93の揺動によりスライダ102を前移動位置と後移動位置との間で前後移動するよう構成される。前記スライダ102に形成される連繋孔105は、左右方向に延在する作動孔部105aと、該作動孔部105aの左端部に接続する円弧状孔部105bとからなり、前記作動アーム93が初期位置にある状態(すなわち開閉部材50,51が閉鎖位置にある状態)において、該作動アーム93の第1作動軸94が作動孔部105aの右端部に位置するようになっている。また、前記作動アーム93が初期位置にある状態では、前記スライダ102が前移動位置に停止保持される。
ここで、前記円弧状孔部105bは、図24(a),(b)に示すように、その円弧の半径Xが前記作動アーム93の支軸97から第1作動軸94までの距離X(すなわち第1作動軸94の回転半径)に一致するよう設定される。また、前記円弧状孔部105bの円弧中心Pは、前記作動アーム93が初期位置にある状態(スライダ102が前移動位置にある状態)で、前記開閉部材50,51が閉鎖位置から開放位置に移動する際に前記スライダ102が前後移動する距離L(すなわち前移動位置から後移動位置への移動距離)だけ、該作動アーム93の支軸97から前方に位置するよう構成されている。なお、図24(b)における2点差線は、前移動位置にある状態でのスライダ102を示すものである。すなわち、前記作動アーム93が初期位置にある状態では、該作動アーム93の第1作動軸94が作動孔部105aの内部(作動孔部105aの右端部)に位置して、作動孔部105aの前後の端縁が第1作動軸94の回転軌跡に対向するようになっている。従って、初期位置にある作動アーム93が前記切替位置に向けて回転(図24(a)における反時計回りに回転)されると、前記第1作動軸94が作動孔部105aの開口後端縁を押圧して、前記スライダ102を前移動位置から後移動位置へ向けて距離Lだけ移動し、これに伴って前記開閉部材50,51が開放される。そして、前記第1作動軸94が作動孔部105aの左端部に移動することで、前記スライダ102が後移動位置に移動して前記開閉部材50,51が完全に開放される。
また、前記作動アーム93が切替位置にある状態では、該作動アーム93の第1作動軸94が作動孔部105aの左端部に位置して、作動孔部105aの開口前端縁が第1作動軸94の回転軌跡に対向する。このため、切替位置にある作動アーム93が前記初期位置に向けて回転(図24(b)における時計回りに回転)されると、前記第1作動軸94が作動孔部105aの開口前端縁を押圧して、前記スライダ102を後移動位置から前移動位置へ向けて距離Lだけ移動し、これに伴って前記開閉部材50,51が閉鎖される。そして、前記第1作動軸94が作動孔部105aの右端部に移動することで、前記スライダ102が前移動位置に移動して前記開閉部材50,51が完全に閉鎖されることになる。
そして、前記作動アーム93が前記切替位置に移動した状態では、前記円弧状孔部105bの円弧中心Pが前記作動アーム93の支軸位置(作動アーム93の回転中心)に一致することになる。また、前述のように前記円弧状孔部105bの円弧半径Xが前記作動アーム93の第1作動軸94の回転半径Xに一致している。従って、前記作動アーム93が切替位置と終位置との間で回転する際には、前記第1作動軸94が円弧状孔部105bを通過し、前記スライダ102が後移動位置(すなわち開閉部材50,51は開放位置)で静止する。すなわち、前記作動孔部105aが、前記作動アーム93の回転運動を該スライダ102の直線運動に変換する運動変換手段として機能すると共に、前記円弧状孔部105bが、作動アーム93の回転時にスライダ102を静止保持する静止保持手段として機能している。
(進退機構部111)
次に、前記進退機構部111について説明する。図13、図25〜図27に示すように、前記進退機構部111は、前記本体部材36に固定されて上下に貫通する貫通孔120aが形成された支持部材120と、該支持部材120の貫通孔120aに回転可能に挿通されて上下方向に延在するシャフト121と、該シャフト121の上端部に連結固定されると共に前記作動機構部91の作動アーム93に接続する作動部材(第3作動体)112と、当該シャフト121の下端部に連結固定されると共に前記発光演出体70のガイドベース71に接続する連結部材118とから基本的に構成されている。すなわち、前記作動部材112および連結部材118は、前記作動アーム93の揺動に伴ってシャフト121を中心に一体的に回転されて、前記ガイドベース71(発光演出体70)を収容位置および突出位置の間で移動するよう構成される。なお、以下の説明では、前記発光演出体70が収容位置にある状態に対応する作動部材112の位置を待機位置(演出部材収容位置)と指称し、該発光演出体70が進出位置にある状態に対応する作動部材112の位置を作動位置(演出部材進出位置)と指称するものとする。
(連結部材118)
前記連結部材118は、図25〜図28に示すように、前記シャフト121に対して交差方向(直交方向)に延在すると共に、突出端部側に、該連結部材118の長手方向に延在する挿通孔118aが形成されており、該挿通孔118aに前記ガイドベース71の突出部75が挿入されている。そして、前記連結部材118は、前記発光演出体70が前記収容位置にある状態(すなわち作動部材112が待機位置にある状態)では、前記シャフト121を中心に後方へ傾斜し、該発光演出体70が前記進出位置にある状態(すなわち作動部材112が作動位置にある状態)では、シャフト121を中心に前方へ傾斜するよう構成されている。すなわち、前記作動部材112が待機位置から作動位置に回転(図25、28(a)において反時計回りに回転)することで、前記発光演出体70を収容位置から進出位置に移動するよう前記連結部材118が前記ガイドベース71の突出部75を前方へ押圧する。反対に、前記作動部材112が作動位置から待機位置に回転(図27、図28(c)において時計回りに回転)することで、発光演出体70を進出位置から収容位置に移動するよう連結部材118がガイドベース71の突出部75を後方へ引張るようになっている。
(作動部材112)
前記作動部材112は、図25、図28に示すように、前記シャフト121から扇状に拡開する第1押圧壁113および第2押圧壁114を備え、該第1押圧壁113および第2押圧壁114により、前記作動アーム93の第2作動軸95を上方から遊動可能に挿入される遊動嵌合孔112aを形成している。ここで、前記作動部材112が待機位置にある状態(発光演出体70が収容位置にある状態)において、図28(a)に示すように、前記第1押圧壁113は、前記作動アーム93における第2作動軸95の回転方向に沿って延在するよう形成されると共に、前記第2押圧壁114は、該第2作動軸95の回転軌跡中に延在するよう形成されており、当該作動アーム93が初期位置から切替位置に揺動した際に、前記第2作動軸95が第2押圧壁114に当接するようになっている(図28(b)参照)。そして、前記作動アーム93が切替位置から終位置に揺動されることで、前記第2作動軸95が第2押圧壁114を押圧して、前記作動部材112が前記シャフト121を中心にして待機位置から作動位置に回転(図25、図28(a),(b)において時計回りに回転)されるよう構成されている。すなわち、前記作動アーム93が初期位置から切替位置に揺動する間は前記作動部材112が待機位置で静止して発光演出体70が収容位置に保持され、作動アーム93の切替位置から終位置への揺動に伴って作動部材112が作動位置へ回転されることで、発光演出体70が収容位置から進出位置に前進移動するようになっている。
また、前記第1押圧壁113および第2押圧壁114の夫々は、前記作動部材112が作動位置にある状態(発光演出体70が進出位置にある状態)において、図28(c)に示すように、作動部材112の第1押圧壁113が前記第2作動軸95の回転軌跡中に延在し、前記終位置から切替位置に向けて作動アーム93が揺動した際に、第2作動軸95が第1押圧壁113に当接するよう形成されている。従って、前記作動アーム93が終位置から切替位置に揺動されることで、前記第2作動軸95が第1押圧壁113を押圧して、前記作動部材112が前記シャフト121を中心にして作動位置から待機位置に回転(図28(c)において反時計回りに回転)されることで、発光演出体70が進出位置から収容位置に後退移動するようになっている。そして、前記作動部材112が待機位置に回転された状態では、前述のように前記第1押圧壁113が前記第2作動軸95の回転方向に沿って延在し、前記作動アーム93が切替位置から初期位置に揺動する間は作動部材112が待機位置で静止して発光演出体70が収容位置のままで保持される。すなわち、前記作動アーム93の揺動時に、前記第1および第2押圧壁113,114を押圧することなく前記作動部材112の遊動嵌合孔112a内を前記第2作動軸95が遊動することで、前記発光演出体70が収容位置に保持され、作動アーム93を揺動する過程で第2作動軸95が第1および第2押圧壁113,114を押圧することにより、該第2作動軸95が押圧する押圧壁113,114に応じて発光演出体70が前後進退移動されるようになっている。
更に、前記作動部材112には、図28に示すように、前記第1押圧壁113における前記シャフト121から離間する端部側に前記第2作動軸95が係合する第1係合部115が設けられると共に、前記第2押圧壁114における前記シャフト121から離間する端部側に第2作動軸95が係合する第2係合部116が設けられている。ここで、前記第1係合部115および第2係合部116は、前記遊動嵌合孔112aを画成する壁部の一部として夫々構成されている。前記第1係合部115は、前記作動部材112が前記待機位置にある状態で、前記作動アーム93の初期位置から切替位置へ向けての揺動を許容する状態で前記第2作動軸95が係合するよう構成されている。そして、前記第2作動軸95が前記第1係合部115と係合する状態では、前記作動アーム93が初期位置から更に時計回りに回転するのを規制して、当該作動アーム93が初期位置に位置規制されるようになっている。また、前記第2係合部116は、前記作動部材112が前記作動位置にある状態で、前記作動アーム93の終位置から切替位置へ向けての揺動を許容する状態で前記第2作動軸95が係合するよう構成されている。そして、前記第2作動軸95が前記第2係合部116と係合する状態では、前記作動アーム93が終位置から更に反時計回りに回転するのを規制して、当該作動アーム93を終位置に位置規制するよう構成されている。
〔実施例の作用〕
次に、前述のように構成された実施例に係るパチンコ機10の作用につき説明する。
前記遊技盤20に設けたレール21に沿って遊技領域20aに打ち出されたパチンコ球は、遊技盤20上に設けた遊技釘等に接触して流下方向を変更しながら流下する。そして、前記遊技領域20aを流下するパチンコ球が前記始動入賞装置24に入賞すると、前記制御装置の制御に基づいて前記図柄表示装置17での図柄変動演出が開始され、図柄変動演出の結果、図柄表示装置17に所定の図柄組み合わせが表示されると大当りが発生する。大当りが発生すると、図柄表示装置17に表示された図柄組み合わせに応じて、前記遊技盤20の下方に設けられた特別入賞装置25が開放されると共に、前記制御装置の制御に基づいて図柄表示装置17において大当り演出が行なわれる。更に、前記図柄表示装置17で展開される図柄変動演出や大当り演出等に合わせて、前記裏ユニット30に配設された前記可動演出装置35において動作演出や発光演出が行なわれて、遊技の興趣を高めるようになっている。
(可動演出装置35の動作演出について)
前記可動演出装置35の本体部材36(上支持体45)に配設された位置検出センサ63が前記駆動歯車92を検出する初期位置に前記作動機構部91の作動アーム93がある状態では、前記第1駆動モータ61の駆動に伴って作動アーム93が初期位置から終位置に向けて反時計回りに揺動される。前記作動アーム93が初期位置から揺動開始すると、該作動アーム93に設けられた前記第1作動軸94が前記開閉機構部101のスライダ102に形成された前記作動孔部105a(連繋孔105)の後端開口縁を押圧して、前記スライダ102を前移動位置から後移動位置へ向けて移動する。前記スライダ102が前移動位置から後移動位置へ向けて移動すると、左右の開閉部材50,51に対応的に接続した左右の揺動アーム107,108が相互に離間する方向に回転されて、該左右の開閉部材50,51が閉鎖位置から開放位置に移動する。そして、前記第1作動軸94が作動孔部105aの左端部に移動する切替位置まで前記作動アーム93が揺動されると、前記スライダ102が後移動位置に移動して前記開閉部材50,51が完全に開放される。これにより、収容空間65内に収容された前記発光演出体70が前記枠状装飾体23の窓部23bを介してパチンコ機10の前面に露出する。
一方、前記作動アーム93が初期位置にある状態では、前記発光演出体70は収容位置に保持されて、前記進退機構部111の作動部材112は待機位置にある。ここで、前記進退機構部111の作動部材112は待機位置にある状態で前記作動アーム93が初期位置から切替位置に揺動すると、該作動アーム93に設けられた前記第2作動軸95が作動部材112の第1押圧壁113に沿って移動することになり、前記発光演出体70は移動することなく収容位置に停止保持される。すなわち、前記作動アーム93が初期位置から切替位置に揺動する間は、前記開閉部材50,51が開放動作する一方で、前記発光演出体70は収容位置に保持される。
また、前記作動アーム93が前記切替位置に移動した状態では、前記スライダ102に形成された円弧状孔部105bの円弧中心Pが作動アーム93の支軸位置に一致していることから、作動アーム93が切替位置から終位置に向けて反時計回りに揺動すると、当該作動アーム93に設けられた第1作動軸94が円弧状孔部105bを通過するようになる。このため、前記スライダ102は後移動位置の状態に保持されることになり、前記開閉部材50,51が開放位置で静止される。一方で、前記作動アーム93が前記切替位置に移動した状態では、該作動アーム93の第2作動軸95が前記作動部材112の第2押圧壁114に当接する。このため、前記作動アーム93を切替位置から終位置に向けて揺動されると、該第2作動軸95が第2押圧壁114を押圧して作動部材112を待機位置から作動位置に向けて回転させる。そして、前記作動部材112の回転と一体的に回転された連結部材118が前記発光演出体70のガイドベース71に設けられた突出部75を前方へ押圧し、前記発光演出体70を収容位置から進出位置に向けて前進移動する。これにより、前記発光演出体70が前記枠状装飾体23の窓部23bを介してパチンコ機10の前面に突出するよう移動する。すなわち、前記作動アーム93が切替位置から終位置に揺動する間は、前記開閉部材50,51が開放位置に保持される一方で、前記発光演出体70が収容位置から進出位置に移動される。
更に、前記作動アーム93を終位置から切替位置に向けて移動する際には、該作動アーム93の第1作動軸94は後移動位置に移動したスライダ102の円弧状孔部105b内を移動して、前記作動孔部105aとの接続位置まで移動する。このため、前記作動アーム93を切替位置から終位置に向けて移動する場合と同様に、前記スライダ102は後移動位置の状態に保持されることになり、前記開閉部材50,51が開放位置で静止される。一方で、前記作動アーム93が終位置に移動した状態では、前記作動部材112の第1押圧壁113が前記第2作動軸95の回転軌跡中に延在するようになることから、作動アーム93を終位置から切替位置に向けて移動する際に、該作動アーム93の第2作動軸95が第1押圧壁113を押圧し、作動部材112を作動位置から待機位置に向けて回転する。このとき、前記作動部材112の回転と一体的に回転された連結部材118が前記発光演出体70のガイドベース71に設けられた突出部75を後方へ引張り、該発光演出体70を進出位置から収容位置に向けて後退移動させる。すなわち、前記作動アーム93が終位置から切替位置に揺動する間も、前記開閉部材50,51が開放位置に保持される一方で、前記発光演出体70が進出位置から収容位置に移動される。
更にまた、前記作動アーム93を切替位置から初期位置に向けて揺動した際には、該作動アーム93に設けられた前記第1作動軸94が前記開閉機構部101のスライダ102に形成された前記作動孔部105a(連繋孔105)の前端開口縁を押圧して、該スライダ102を後移動位置から前移動位置へ向けて移動するようになる。前記スライダ102が後移動位置から前移動位置へ向けて移動すると、左右の開閉部材50,51に対応的に接続した左右の揺動アーム107,108が相互に近接する方向に回転されて、該左右の開閉部材50,51が開放位置から閉鎖位置に移動する。これにより、収容空間65内に収容された前記発光演出体70の前側が開閉部材50,51で覆われ、発光演出体70を直接前方から視認不能になる。一方で、前記作動アーム93が切替位置から初期位置に揺動されると、該作動アーム93に設けられた前記第2作動軸95が作動部材112の第1押圧壁113に沿って移動することになり、前記発光演出体70は移動することなく収容位置に停止保持される。すなわち、前記作動アーム93が切替位置から初期位置に揺動する間は、前記開閉部材50,51が閉鎖動作する一方で、前記発光演出体70は収容位置に保持される。
このように、前記開閉部材50,51の開放に伴って、前記収容空間65に収容された発光演出体70を開閉部材50,51の開放位置への移動により開口した開放口を介して収容空間65の前方(外方)に突出する進出位置へ移動させるよう構成したことで、該発光演出体70の動作時の視認性の向上を図り得る。また、前記開閉部材50,51の開放に伴って発光演出体70が前方へ移動することで、演出の意外性が高まり、開閉部材50,51を単に開閉動作させるだけの構成に較べて、演出効果が格段に向上する。しかも、発光演出体70による発光演出を収容空間65の外側で行ない得るから、発光演出体70による発光演出効果も格段に高められる。
また、前記開閉部材50,51の開閉動作と、発光演出体70の進退動作とを単一の第1駆動モータ61の駆動により行なうことができるから、該開閉部材50,51の開閉動作用の駆動手段や発光演出体70の進退動作用の駆動手段を個別に設ける必要がなく、可動演出装置35の小型化を図り得ると共に、コストの低減を実現し得る。しかも、実施例の可動演出装置35では、前述のように、単一の第1駆動モータ61の駆動により開閉部材50,51および発光演出体70を動作する構成であっても、該開閉部材50,51の閉鎖位置から開放位置への移動が完了した後に発光演出体70が収容位置から進出位置へ移動開始すると共に、発光演出体70の進出位置から収容位置への移動が完了した後に開閉部材50,51が開放位置から閉鎖位置へ移動開始するよう駆動伝達手段90が構成されている。すなわち、単一の第1駆動モータ61を備えた構成であっても、開閉部材50,51および発光演出体70の動作タイミングに時間差を設けることができるから、開閉部材50,51と発光演出体70との衝突を確実に回避できる。
また、前記開閉部材50,51と発光演出体70との動作タイミングを異ならせるための駆動伝達手段90は、所定範囲(初期位置と終位置)を往復揺動する作動アーム93(作動機構部91)を備えて、該作動アーム93の揺動範囲の一部(初期位置および切替位置の間)においてのみ作動アーム93に連動してスライダ102(開閉機構部101)を動作すると共に、該スライダ102(開閉機構部101)が連動する揺動範囲とは異なる範囲(切替位置および終位置の間)においてのみ作動アーム93に連動して作動部材112(進退機構部111)を動作する構成であるから、複雑な構成の駆動伝達手段90を採用する必要がなく、装置の小型化やコストの低減に寄与する。
また、前記発光演出体70が収容位置および進出位置の間を移動する間は、前記本体部材36に形成された支持筒部41の全長に亘って発光演出体70に設けた上部ガイド棒86が挿通されている。このため、発光演出体70が進出位置まで前方移動しても該発光演出体70を確実に支持することができる。そして、前記発光演出体70が収容位置にある状態において、該発光演出体70に設けた上部ガイド棒86を本体部材36の後方へ突出するよう構成したことにより、収容位置にある状態で支持筒部41内にのみ上部ガイド棒86が挿入される場合に較べて発光演出体70の移動距離を長くすることができる。また、前記本体部材36の後方に突出する上部ガイド棒86を退避させる退避部32aを前記裏ユニット30の設置部32に形成したことで、該上部ガイド棒86と設置部32との干渉を防止し得るだけでなく、裏ユニット30に配設される他の部材が上部ガイド棒86に接触して損傷したり、配線等が上部ガイド棒86に引っ掛かって断線等するのを効果的に防止することができる。
(可動演出装置35での発光演出について)
次に、可動演出装置35による発光演出について説明する。前記発光演出体70は、前記演出体側LED基板88に設けた位置検出センサ89が前記回転反射部材77の位置検出片78cを検出する原位置にある状態で、該演出体側LED基板88のLED88aを点灯すると、該回転反射部材77における反射板79の反射面79aで反射された反射光が前方(透視体83側)へ照射される。この反射光は、前記開閉部材50,51が閉鎖位置にある状態では、前記透視体83を介して開閉部材50,51に内側から照射されることになる。また、前記本体部材36に設けられた本体側LED基板39のLED39aは前記回転反射部材77の反射板79と前後に重なっているから、該本体側LED基板39のLED39aを点灯すると、該反射板79の外周縁から漏れた間接光が前方(透視体83側)へ照射される。この間接光は、反射光と同様に前記開閉部材50,51が閉鎖位置にある状態で、前記透視体83を介して開閉部材50,51に内側から照射される。すなわち、演出体側LED基板88に設けたLED88aからの反射光と、本体側LED基板39のLED39aからの間接光とにより開閉部材50,51を照明することができ、該開閉部材50,51をより一層際立たせることができる。
そして、前記第2駆動モータ81の駆動に伴って前記回転反射部材77が回転されると、前記反射板79における前記演出体側LED基板88のLED88aから光の反射方向が周方向に変化する。そして、前記反射板79の反射面79aが側方または後方を向く姿勢では、透視体83に照射される反射光の光量が低下することになる。ここで、実施例の発光演出体70では、反射板79の反射面79aが側方を向く姿勢において、前記本体側LED基板39のLED39a,39aの間に反射板79が位置して、該LED39a,39aの光が透視体83に直接照射される。また、反射板79の反射面79aが後方を向く姿勢では、前記本体側LED基板39のLED39a,39aの前側に反射板79が位置するものの、該反射板79の外周囲から漏れた間接光が透視体83に照射される。このように、前記透視体83の後方に、該透視体83に向けて光を照射する本体側LED基板39を設けたことで、反射板79の反射面79aが後方や側方を向いた状態でも透視体83を照明することができ、反射板79の回転時に透視体83に対する光の照明が完全に失われることはない。しかも、前記演出体側LED基板88のLED88aを反射した反射光の照射方向が、前記反射板79の回転に伴って変化することにより、本体側LED基板39のLED39aによる直接光および間接光や、演出体側LED基板88のLED88aの反射光が透視体83に照射される光の強さが変化し、透視体83に照射される光のコントラストを強調することができる。
また、前記本体側LED基板39に設けた2個のLED39a,39aを個別に発光制御するよう構成されている。このため、反射板79が側方を向いた状態において、前記本体側LED基板39のLED39a,39aの内、該反射板79の反射面79aに対応する側のLED39aのみを発光することで、該反射板79の回転に伴って透視体83の左右側部に照射される光の強度も変化し、透視体83に照射される光のコントラストを一層強調することができる。更に、前記本体側LED基板39に設けた各LED39aと、前記演出体側LED基板88に設けた各LED88aとを個別に発光制御し得るから、該本体側LED基板39のLED39aおよび演出体側LED基板88のLED88aの発光の組み合わせにより、発光演出の多様化を図り得る利点がある。また、演出体側LED基板88のLED88aの発光色と、本体側LED基板39のLED39aの発光色を異ならせることにより、光の干渉により複雑な色彩を呈することができる。また、前記本体側LED基板39のLED39aの直接光や間接光が透視体83に照射される光量や、演出体側LED基板88のLED88aの光を反射板79で反射した反射光が透視体83に照射される光量は、前記回転反射部材77(反射板79)の回転に伴って常時変化する。このため、直接光や間接光、反射光の干渉によって呈する発光色を経時的に変化させることができ、発光演出体70での発光演出の態様を多様化して、演出効果の向上を効果的に図り得る。
(変更例)
なお、遊技機の構成としては、実施例のものに限らず、種々の変更が可能である。なお、理解を容易にするために実施例中の用語を使用して説明する。
(1) 実施例の発光演出体では、第2駆動モータの駆動軸を下方に垂下させて、演出体側LED基板の下方に光反射部材が位置するようにしたが、これに限られるものではなく、光反射部材は、第2駆動モータの駆動により回転される回転軸線に対して傾斜した反射面を有するよう構成すると共に、演出体側LED基板は、該光反射部材へ向けて回転軸線方向に光を照射して反射光を前記透視体に照射し得るよう配置すればよい。
(2) 実施例では、本体側LED基板を回転反射部材(反射板)の後方に位置するよう設けて、該反射板に対して後方から光を照射するよう構成したが、これに限られるものではなく、前記反射板の回転領域の外側に位置するよう透視体の後方側に配置されると共に、該透視体へ向けて光を照射可能な位置であれば、当該反射板の左右側方に位置するよう構成してもよい。
(3) 実施例では、本体側LED基板のLEDと演出体側LED基板のLEDとを個別的に発光制御するよう構成したが、両LED基板のLEDを共通して点灯・消灯等するよう制御してもよい。また各LED基板のLEDは、複数色を発光可能なタイプのものである必要はなく、単色を発光するLEDであってもよい。
(4) 前記本体側LED基板や演出体側LED基板に実装されるLEDの数は、実施例に示したものに限られるものではなく、任意数のLEDを実装することができる。また、発光手段としては、LEDに限定されるものではなく、各種ランプ、その他発光体を採用することができることは云うまでもない。
(5) 実施例の可動演出装置には、収容空間を開閉する左右一対の開閉部材が設けられているが、1つの開閉部材または3つ以上の開閉部材を設けて収容空間を開閉するようにしてもよい。また、実施例では、前記開閉部材を回転可能に構成したが、スライド移動するよう構成することも当然可能である。
(6) 実施例の可動演出装置では、第1駆動モータの駆動力を伝達する駆動伝達手段として作動機構部と、作動機構部を開閉部材に接続する開閉機構部と、作動機構を発光演出体に接続する進退機構部とから構成したが、各機構部の具体的な構成は実施例に示したものに限られるものではなく、開閉部材を閉鎖位置から開放位置へ移動した後に発光演出体を収容位置から進出位置へ移動開始し、該発光演出体を進出位置から収容位置へ移動した後に開閉部材を開放位置から閉鎖位置へ移動開始するよう構成されていればよい。
(7) 前記作動機構部の作動アームは、初期位置および終位置の間を揺動するよう構成したが、直線的に往復運動する構成であってもよい。
(8) 実施例では、開閉機構部のスライダに作動孔部および円弧状孔部を形成することで、作動アームが切替位置から終位置に揺動された際にスライダが後移動位置で停止されるよう構成したが、これに限られるものではなく、作動アームの動作に伴って前記初期位置および閉鎖位置に対応した前移動位置(開閉部材閉鎖位置)と、切替位置および開放位置に対応した後移動位置(開閉部材開放位置)との間を移動すると共に、該切替位置および終位置の間での作動アームの移動に際して後移動位置で停止されるよう構成すればよい。
(9) 実施例では、進退機構部の作動部材に遊動嵌合孔を形成することで、作動アームが初期位置から切替位置に揺動される際に作動部材が待機位置で停止されるよう構成したが、これに限られるものではなく、作動アームの動作に伴って切替位置および収容位置に対応した待機位置(演出部材収容位置)と、終位置および進出位置に対応した作動位置(演出部材進出位置)との間を移動すると共に、初期位置および切替位置の間での作動アームの移動に際して待機位置で停止されるよう構成すればよい。
(10) 実施例では、作動アームに設けた第1作動軸にスライダを接続すると共に、該作動アームに設けた第2作動軸に作動部材を接続したが、当該作動アームに作動軸を1つだけ形成して、該作動軸をスライダの連繋孔および作動部材の遊動嵌合孔の夫々に挿通するよう構成することもできる。例えば、作動アームに第1作動軸のみを形成する場合には、遊動嵌合孔の開口形状を大きくすると共に第1押圧壁と第2押圧壁との交差角度を変更することで、実施例と同様の動作を行なうことが可能である。
(11) 実施例では、遊技盤に設けた裏ユニットに可動演出装置を配設したが、これに限らず、遊技盤自体に可動演出装置を取付けるようにしても、また遊技盤に配設される部材(例えば枠状装飾体)に設けるようにしてもよい。
(12) 実施例では、遊技機としてパチンコ機を例示して説明したが、これに限られるものではなく、アレンジボール機やピンボール機、スロットマシン機等の各種遊技機を採用し得る。
(13) 実施例では、前記可動演出装置の発光演出体を前後方向に進退移動するよう構成したが、これに限られるものではなく、開閉部材の開放時に収容空間を上または下方向に開放させて発光演出体を上下方向に進退移動するよう構成したり、開閉部材の開放時に収容空間を左または右方向に開放させて発光演出体を左右方向に進退移動するよう構成することも可能である。
(14) 実施例では、演出部材として発光演出する発光演出体を採用したが、これに限られるものではなく、適宜の装飾部材を採用できることは当然である。
20 遊技盤
32 設置部
32a 退避部
35 可動演出装置(演出装置)
36 本体部材
40 下部ガイド棒(第1ガイド軸)
41 支持筒部(第1の支持部)
41a 貫通孔
50 左側開閉部材(開閉部材)
51 右側開閉部材(開閉部材)
65 収容空間
70 発光演出体(演出部材)
71 ガイドベース(第2の支持部)
86 上部ガイド棒(第2ガイド軸)
90 駆動伝達手段
93 作動アーム(第1作動体)
94 第1作動軸
95 第2作動軸
102 スライダ(第2作動体)
105a 作動孔部(第1の孔部)
105b 円弧状孔部(第2の孔部)
112 作動部材(第3作動体)
113 第1押圧壁
114 第2押圧壁
115 第1係合部
116 第2係合部

Claims (3)

  1. 遊技盤に演出装置が配設された遊技機において、
    前記演出装置は、
    駆動手段が配設される本体部材と、
    前記本体部材に配設されて該本体部材との間に収容空間を画成すると共に、該収容空間を閉鎖する閉鎖位置、および当該収容空間を開放する開放位置の間を移動可能な開閉部材と、
    前記本体部材に配設され、前記収容空間内に収容された収容位置、および前記開閉部材の開放位置への移動により開口した開放口を介して収容空間の外方に突出する進出位置の間を移動可能な演出部材と、
    前記駆動手段の駆動に伴って前記開閉部材を閉鎖位置および開放位置の間で移動させると共に、該開閉部材の移動に連動して前記演出部材を収容位置および進出位置の間で移動させる駆動伝達手段とを備え、
    前記駆動伝達手段は
    前記駆動手段の駆動により第1位置および第2位置の間を往復移動されると共に、第1作動軸および第2作動軸が形成された第1作動体と、
    前記第1作動体の第1作動軸および開閉部材に接続され、前記閉鎖位置に対応した開閉部材閉鎖位置と開放位置に対応した開閉部材開放位置との間を移動可能な第2作動体と、
    前記第1作動体の第2作動軸および演出部材に接続され、前記収容位置に対応した演出部材収容位置と進出位置に対応した演出部材進出位置との間を移動可能な第3作動体とを備え、
    前記第2作動体は、
    前記開閉部材閉鎖位置および開閉部材開放位置において前記第1位置と当該第1位置から第2位置に至る間の切替位置との間を移動する前記第1作動軸の往復移動軌跡に端縁が対向し、当該第1位置および切替位置の間を移動する第1作動軸に押圧される第1の孔部と、
    前記第1の孔部に接続すると共に、前記開閉部材開放位置において前記切替位置と第2位置との間を移動する前記第1作動軸の移動軌跡に沿って延在する第2の孔部とを有し、
    前記第1位置から切替位置へ移動する前記第1作動軸が第1の孔部の端縁を押圧することで、前記第2作動体が開閉部材閉鎖位置から開閉部材開放位置へ移動され、当該開閉部材開放位置において切替位置および第2位置の間を第2の孔部に沿って移動する第1作動軸が第2作動体を開閉部材開放位置に静止保持すると共に、切替位置から第1位置へ移動する第1作動軸が第1の孔部の端縁を押圧することで、第2作動体が開閉部材開放位置から開閉部材閉鎖位置へ移動されるよう構成され、
    前記第3作動体は、
    前記演出部材収容位置において前記第2作動軸の移動軌跡に沿って延在すると共に、前記演出部材進出位置において第2作動軸の移動軌跡に延在し、前記第2位置から切替位置に移動する際に第2作動軸が当接して押圧される第1押圧壁と、
    前記演出部材収容位置において前記第2作動軸の移動軌跡に延在し、前記第1位置から切替位置に移動した際に第2作動軸が当接し、当該切替位置から第2位置に移動する第2作動軸に押圧される第2押圧壁と、
    前記演出部材収容位置において前記第1作動体の第1位置から切替位置へ向けての移動を許容する状態で前記第2作動軸が係合する第1係合部と、
    前記演出部材進出位置において前記第1作動体の第2位置から切替位置へ向けての揺動を許容する状態で前記第2作動軸が係合する第2係合部とを備え、
    前記第1位置から切替位置の間を前記第2作動軸が第1押圧壁に沿って移動することで、前記第3作動体が演出部材収容位置で静止保持され、切替位置から第2位置への移動に伴って前記第2作動軸が第2押圧壁を押圧することで、前記第3作動体が演出部材収容位置から演出部材進出位置へ移動されると共に、第2位置から切替位置への移動に伴って前記第2作動軸が第1押圧壁を押圧することで、前記第3作動体が演出部材進出位置から演出部材収容位置へ移動されるよう構成された
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記本体部材には、前記演出装置の進退方向に延在する第1ガイド軸が前記収容空間内に突出するよう設けられると共に、該演出装置の進退方向に貫通する貫通孔が形成された第1の支持部が収容空間内に突出するよう設けられ、
    前記演出部材には、前記第1ガイド軸と対応する位置に、該第1ガイド軸が摺動可能に挿入される第2の支持部が設けられると共に、前記第1の支持部と対応する位置に、前記貫通孔に挿入される第2ガイド軸が設けられ、
    前記演出部材が収容位置に保持された状態で、前記第2ガイド軸が前記第1の支持部の貫通孔を貫通して前記本体部材から突出すると共に、前記本体部材が設けられる設置部には、前記第1の支持部と対応する位置に、前記第2ガイド軸が挿入される退避部が形成され、
    前記演出部材が収容位置および進出位置の間を移動する際に、前記第1の支持部の前記貫通孔の全長に亘って第2ガイド軸が常に挿通されるよう構成された請求項1記載の遊技機。
  3. 前記第1ガイド軸は前方へ突出すると共に、前記第1の支持部の貫通孔は、第1ガイド軸の上方に前後方向に貫通するよう設けられて、当該第1ガイド軸および第1の支持部に挿入される第2ガイド軸を、下辺が水平な正三角形の頂点に位置するよう配置した請求項2記載の遊技機。
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