JP6085231B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

この発明は、複数の発光部を有する演出装置を備えた遊技機に関するものである。
代表的な遊技機であるパチンコ機は、遊技店に設けられた設置枠台に固定される枠部材である外枠と、該外枠に対して着脱および開閉可能に枢支され、遊技盤が交換可能に配設される枠部材である中枠と、中枠の前面側に該中枠に着脱および開閉可能に枢支され、中枠に配設した遊技盤を透視保護する透明板が配設される枠部材としての前枠とを備えている。前枠には、透明板が配設される窓口の下方に、遊技球を貯留可能な上球貯留部や下球貯留部が配設されると共に、下球貯留部の右方に、上球貯留部から供給される遊技球を遊技盤に向けて発射させる打球発射装置を作動させる操作ハンドルが設けられている。
前記遊技盤は、その前面に遊技領域が画成されていると共に該遊技領域内には前後に貫通する開口が形成されており、枠状に構成された枠状装飾部材が該開口の開口縁に取り付けられ、該枠状装飾部材の内側には演出領域が画成されている。遊技領域には、案内釘や、図柄表示装置による図柄変動演出の契機となる始動入賞装置および普通入賞部や、大当りの発生時に入賞口を開口して多数の入賞球を発生させる特別入賞装置や、その他の遊技部品等が配設されている。また、演出領域には、遊技盤の後側に配設された設置部材に取り付けられた図柄表示装置の表示部や演出装置等が臨んでおり、該図柄表示装置の表示部での図柄変動演出や演出装置の可動体による演出が当該演出領域内で視認可能となっている。
前述のように構成されたパチンコ機は、操作ハンドルの操作により遊技盤の遊技領域へ打ち込まれた遊技球が始動入賞装置に入賞して入賞球検知手段により検知されると、演出領域に臨む図柄表示装置の表示部での図柄変動演出が開始され、制御手段における大当り抽選に基づいて該表示部に図柄が所定の組み合わせで停止することにより遊技者に有利な特別遊技状態(例えば「大当り」)が発生すると、特別入賞装置の入賞口が開放されて多数の賞球を獲得し得るよう構成される。また、図柄表示装置の表示部での演出に合わせて、演出装置が作動制御されて適宜タイミングで動作することにより、視覚的な演出効果の向上を図るようになっている。このような演出装置を備えたパチンコ機は、特許文献1に開示されている。
特開2010−162238号公報
特許文献1に開示された演出装置は、図柄表示装置の表示部での演出に合わせて可動体が移動するよう構成されるが、該可動体は、同じ意匠面および発光面が常に遊技盤の前方へ向いた姿勢で移動するようになっており、演出が単調になり易い課題がある。
すなわち本発明は、従来の技術に係る遊技機に内在する前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、複数の発光部を切り替えて表示可能な演出装置を備えることで演出の多様化を図った遊技機を提供することを目的とする。
前記課題を解決し、所期の目的を達成するため、本発明の請求項1に係る発明は、
発光部を備えた演出装置(102,103)が配設された遊技機において、
前記演出装置(102,103)は、
軸線(CL)を中心として回転可能に設けられ、透光性を有する第1発光部(211)を備えた第1部材(210)と、
前記軸線(CL)を中心とした回転方向で前記第1部材(210)に隣接し、該軸線(CL)を中心として回転可能に設けられ、透光性を有する第2発光部(233)を備えた第2部材(230)と、
前記第1部材(210)および第2部材(230)の間に画成された空間(S)内において前記第1部材(210)の背面に配設され、前記第1発光部(211)を背面側から照明する第1発光手段(246)が該第1発光部(211)側の面(245A)に実装された第1発光基板(245)と、
前記第1部材(210)および第2部材(230)に夫々隣接して配設されて前記空間(S)を画成し、前記第2発光部(233)を背面側から照明する第2発光手段(253)が該空間(S)側の面(250B)に実装された第2発光基板(250)と、
前記第1部材(210)、第2部材(230)、第1発光基板(245)および第2発光基板(250)の各々を、前記軸線(CL)を中心として回転させる駆動手段(160)とを備え、
前記演出装置(102,103)は、前記駆動手段(160)の駆動により、前記第1発光部(211)が遊技機の前方に向いた第1姿勢および前記第2発光部(233)が遊技機の前方に向いた第2姿勢に切り替え可能に構成され
前記第1部材(210)および第2部材(230)は、前記回転方向の一方側端部(216,236)が相互に近接すると共に他方側端部(217,232)が相互に離間した傾斜姿勢で配設され、
前記第1発光基板(245)は、前記第1発光手段(246)が前記第1発光部(211)に正対する向きに配設され、
前記第2発光基板(250)は、前記第2発光部(233)に対し傾斜した姿勢で配設され、第2発光手段(253)の光が前記第2発光部(233)に対して斜め方向から照射されるよう構成されたことを要旨とする。
求項に係る発明によれば、駆動手段の駆動により、第1発光基板の第1発光手段により照明される第1発光部が遊技機の前方に向いた第1姿勢と、第2発光基板の第2発光手段により照明される第2発光部が遊技機の前方に向いた第2姿勢とに切り替え可能となっているので、演出の多様化を図ることができる。ここで、第1発光基板の第1発光手段が第1発光部の背面に正対する位置から該第1発光部を照射するので、該第1発光部の全体を明るく照明することができる。また、第2発光基板の第2発光手段が第2発光部の背面を斜め方向から照射するので、該第2発光部は、第2発光手段に近い側を該第2発光手段より遠い側より明るく照明させ得るので、明るさに変化を付けることができる。従って、第1発光部と第2発光部との発光態様を異ならせることができ、演出の多様化を図ることができる。
本願には、次のような技術的思想が含まれる。
前記第1発光基板(245)は、前記第2発光基板(250)から離れるにつれて前記第2発光部(233)に近づくよう該第2発光基板(250)に対して傾斜姿勢で配設され、
前記第1発光基板(245)における前記第2発光部(233)側の面(245B)が、前記第2発光基板(250)の第2発光手段(253)から照射された光を前記第2発光部(233)に向け反射可能に構成され、
前記第2発光部(233)は、前記第2発光手段(253)から直接照射される光と、前記第1発光基板(245)における第2発光部(233)側の面(245B)で反射した光とで照明されるよう構成されたことを要旨とする。
上記構成によれば、第2部材の第2発光部が、第2発光基板の第2発光手段から直接照射される光と、第1発光基板における第2発光部側の面で反射した光とで照明されるから、第2発光手段の光により第2発光部を効率的に発光させることができる。
本願には、次のような技術的思想が含まれる。
前記第2発光基板(250)の外側において前記軸線(CL)を中心とした回転方向で前記第1部材(210)および第2部材(230)に夫々隣接し、該軸線(CL)を中心として回転可能に設けられ、透光性を有する第3発光部(181)を備えた第3部材(180)と、
前記第2発光基板(250)における前記第3部材(180)側の面(250B)に実装され、前記第3発光部(181)を背面側から照明する第3発光手段(254)とを備え、
前記演出装置(102,103)は、前記駆動手段(160)の駆動により、前記第3発光部(181)が遊技機の前方に向いた第3姿勢に切り替え可能に構成されたことを要旨とする。
上記構成によれば、第2発光基板における第3部材側の面に実装された第3発光手段により該第3部材の第3発光部を照明することができ、該第3発光部を照明する別途の発光基板を設ける必要がないので、コスト削減を図り得ると共に演出装置の小型化および軽量化を図り得る。また、第3発光部を備えたことにより、更に演出効果の多様化を図り得る。
本願には、次のような技術的思想が含まれる。
前記演出装置(102,103)は、別の演出装置(101)に隣接して配設され、
前記演出装置(102,103)は、前記第1〜第3姿勢に切り替わることで、前記第1〜第3発光部(180,211,233)が前記別の演出装置(101)と一連をなす複数の意匠を形成するよう構成されたことを要旨とする。
上記構成によれば、演出装置を第1〜第3姿勢に切り替えることで、該演出装置の第1〜第3発光部および別の演出装置が一連をなす複数の大きな意匠を形成することができ、インパクトがある演出を行なうことができる。
本発明に係る遊技機によれば、複数の発光部を切り替えて表示する演出装置により、演出の多様化を図ることができる。
実施例のパチンコ機の正面図である。 実施例のパチンコ機を、中枠から前枠を開放し、遊技盤の遊技領域内を省略すると共に透明板を取り外した状態で示す斜視図である。 実施例のパチンコ機における遊技盤を、図柄表示装置における第1演出装置が通常表示姿勢となっていると共に第2演出装置および第3演出装置が第1演出姿勢となっている状態で示す正面図である。 図3のX1−X1線断面図である。 実施例のパチンコ機における遊技盤を、図柄表示装置における第1演出装置が退避姿勢となっていると共に第2演出装置および第3演出装置が第2演出姿勢となっている状態で示す正面図である。 実施例のパチンコ機における遊技盤を、図柄表示装置における第1演出装置が退避姿勢となっていると共に第2演出装置および第3演出装置が第3演出姿勢となっている状態で示す正面図である。 実施例のパチンコ機における遊技盤を、図柄表示装置における第1演出装置が退避姿勢となっていると共に第2演出装置および第3演出装置が第4演出姿勢となっている状態で示す正面図である。 図柄表示装置を構成する第2演出装置を右前上方から見た斜視図である。 第2演出装置を構成する可動体および作動機構を示す斜視図である。 第2演出装置の作動態様を示す説明図であって、(a)は、第1演出部が前方を向いた第1演出姿勢を示し、(b)は、第2演出部が前方を向いた第2演出姿勢を示している。 第2演出装置の作動態様を示す説明図であって、(a)は、第2演出部および第3演出部の両方が視認可能な第3演出姿勢を示し、(b)は、第3演出部が前方を向いた第4演出姿勢を示している。 可動体の底面図である。 図10(a)のX2−X2線断面図である。 図10(a)のX3−X3線断面図である。 図10(b)のX4−X4線断面図である。 図11(a)のX5−X5線断面図である。 図11(b)のX6−X6線断面図である。 右前上方から見た第2演出装置の分解斜視図である。 左後上方から見た第2演出装置の分解斜視図である。 右前上方から見た支持体の分解斜視図である。 左後上方から見た支持体の分解斜視図である。 (a)は、右前上方から見た第1演出部の分解斜視図であり、(b)は、左後上方から見た第1演出部の分解斜視図である。 (a)は、左前上方から見た第2演出部の分解斜視図であり、(b)は、右後上方から見た第2演出部の分解斜視図である。 (a)は、左前上方から見た第3演出部の分解斜視図であり、(b)は、右後上方から見た第3演出部の分解斜視図である。
次に、本発明に係る遊技機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。なお、実施例では、遊技球としてパチンコ球を用いて遊技を行なうパチンコ機10を例に挙げて説明する。また、以下の説明において、「前」、「後」、「左」、「右」とは、図1に示すようにパチンコ機10を前側(遊技者側)から見た状態で指称する。
(パチンコ機の概略構成について)
実施例に係るパチンコ機10は、図1および図2に示すように、遊技店に設けられた「島」とも称される設置枠台(図示せず)に固定される固定枠としての外枠11と、該外枠11に対して着脱および開閉可能に枢支された本体枠としての中枠12と、該中枠12に着脱交換可能に取り付けられて所要の遊技領域34が画成された遊技盤30と、中枠12の前面側に着脱および開閉可能に枢支され、該中枠12に配設した遊技盤30を透視保護する透明板14が配設される前枠13とを備えている。前枠13の前側には、透明板14が配設された窓口15の下方に、パチンコ球を貯留可能な上球皿16が配設されると共に、該上球皿16の下方に、パチンコ球を貯留可能な下球皿17や、中枠12に配設された打球発射装置19(図2参照)および前枠13に配設された球送り装置20(図2参照)を作動させるハンドルユニット18が、左右に並んで配設されている。また、パチンコ機10の後側には、当該パチンコ機10を総合的に制御するメイン制御基板(制御手段)、メイン制御基板からの制御信号に基づき球払出装置を作動制御する球払出制御基板、打球発射装置19を制御する発射制御基板等が配設されている。また、遊技盤30の後側には、メイン制御基板からの制御信号に基づき、後述する図柄表示装置100や可動演出装置60等を作動制御する統括制御基板265が配設されている(図4参照)。
このようなパチンコ機10では、上球皿16から球送り装置20を介して打球発射装置19へ供給され、該打球発射装置19により遊技盤30の遊技領域34へ打ち込まれたパチンコ球が、後述する第1始動入賞部35または第2始動入賞部36に入賞することにより、メイン制御基板において入賞時情報が取得されて大当り抽選が行なわれると共に該大当り抽選結果に基づいた制御信号が統括制御基板に出力され、該統括制御基板265の制御のもとで、遊技盤30に配設された図柄表示装置100の第1〜第3演出装置101,102,103(図3参照)での図柄変動演出が開始される。そしてパチンコ機10は、図柄変動演出の結果として、第1〜第3演出装置101,102,103に図柄が所定の組み合わせで停止することにより遊技者に有利な特別遊技状態(例えば「大当り」)が発生すると、遊技盤30の遊技領域34に設けられた第1特別入賞部37の第1特別入賞口50または第2特別入賞部38の第2特別入賞口52(図3参照)が開放されて多数のパチンコ球の入賞が可能となり、パチンコ球の入賞に基づいて球払出装置が配設された球払出し部から多数のパチンコ球が賞球として上球皿16へ払出されるよう構成されている。
(中枠)
中枠12は、図2に示すように、上縁をなす上枠部21と、下縁をなして、打球発射装置19等が設置された下枠部22と、左側縁をなす左枠部23と、右側縁をなす右枠部24とから構成され、全体が外枠11の開口に整合する矩形枠状に形成される。中枠12には、遊技盤30を前側から着脱可能に設置し得る遊技盤保持部25が設けられている。そして中枠12は、外枠11の左上および左下に設けられたヒンジ26,26を介して該外枠11に枢支され、中枠12は外枠11に対して左側端部を中心として開閉し得るようになっている。なお中枠12は、上下左右の各枠部21,22,23,24が一体成形されたものであってもよい。
(前枠)
前枠13は、図1および図2に示すように、中枠12の外郭形状に略合致する板状に形成されると共に前後方向に開口する窓口15が開設された枠本体27の前側に、該窓口15を囲むように複数の装飾部材28が取り付けられている。装飾部材28内には、LEDチップを実装した照明装置(図示せず)が配設され、該照明装置が発光制御されることで装飾部材28の光透過部分が明輝されるようになっている。
(遊技盤)
遊技盤30は、図3および図4に示すように、ベニア等を貼り合わせた木製合板や合成樹脂を材質とし、中枠12に設けられた遊技盤保持部25の内縁形状に整合する外形形状に形成された略矩形の平板状の部材である。遊技盤30の前側には、左下部から右上部にかけて円弧状に延在する外レール31と、この外レール31の内側に中央下部から左上部にかけて並べて配置された内レール32と、外レール31の右上部から内レール32の下部までの間に右方へ凹む湾曲形状に構成された盤面飾り部材33等が配設されており、両レール31,32および盤面飾り部材33で囲まれた内側が遊技領域34として構成されている。遊技領域34は、後述する枠状装飾部材80を挟んで左側の第1遊技領域34Aと右側の第2遊技領域34Bとに分かれている。これにより、打球発射装置19から発射されたパチンコ球は、外レール31と内レール32との間を通って遊技領域34の左側上部に打ち込まれた後、打球発射装置19による打込み力を弱く調整した所謂左打ちの場合は、主に遊技領域34の第1遊技領域34Aを流下し、打球発射装置19による打込み力を強く調整した所謂右打ちの場合は、主に遊技領域34の第2遊技領域34Bを流下するようになっている。
遊技盤30における左側の第1遊技領域34Aには、該第1遊技領域34Aの上下略中央に第1始動入賞部35が配設され、該第1遊技領域34Aの下部に第1特別入賞部37が配設されると共に、第1始動入賞部35と第1特別入賞部37との間に、2つの第1普通入賞部39が上下に離間して配設されている。また、右側の第2遊技領域34Bには、該第2遊技領域34Bの上下中央の下方に第2始動入賞部36が配設され、該第2始動入賞部36の左下方に第2特別入賞部38が配設されると共に、第2始動入賞部36の上方(第2遊技領域34Bの上下略中央)に2つの第2普通入賞部40が配設されている(なお、下側の第2普通入賞部40は、第2始動入賞部36の取付板に設けられている)。また、第2普通入賞具40の上方に、通過するパチンコ球を検知可能なゲート79が配設されている。なお、遊技領域34には、パチンコ球の流下方向を変更する多数の遊技釘42が配設されている。
(第1始動入賞部)
前記第1始動入賞部35は、図3、図5および図7に示すように、上方に開口した第1始動入賞口45と、該第1始動入賞口45に入賞したパチンコ球(入賞球)を検知すると共に検知信号をメイン制御基板へ送信する第1始動入賞球検知センサ(図示せず)とを備えている。すなわち、第1始動入賞部35は、第1始動入賞口45が第1遊技領域34A内で常に上方へ開口する常時開放タイプの入賞口であり、該第1遊技領域34Aを流下するパチンコ球が常時一定の確率で入賞可能に構成されている。そして、第1始動入賞球検知センサからの検知信号を受信したメイン制御基板は、前述したように、球払出装置が所定数の賞球を払い出させるように球払出制御基板に制御信号を送信すると共に、入賞時情報(各種乱数情報)を取得して、該入賞時情報に基づいて大当り抽選(大当り判定)を行なうようになる。
(第2始動入賞部)
前記第2始動入賞部36は、図3、図5および図7に示すように、第2遊技領域34Bを流下するパチンコ球が入賞可能な第2始動入賞口47と、該第2始動入賞口47に入ったパチンコ球(入賞球)を検知すると共に検知信号をメイン制御基板へ送信する第2入賞球検知センサ(図示せず)とを備えている。また、第2始動入賞部36は、第2始動入賞口47を開閉する羽根形態の一対の開閉体48,48と、各開閉体48,48を開閉動作させる図示しない作動手段(電磁ソレノイド等)とを備え、該開閉体48,48は、該作動手段の作動により第2始動入賞口47を閉鎖する閉鎖位置および開放する開放位置に変位するよう構成されている。すなわち、実施例の第2始動入賞部36は、開閉体48,48が変位することで、第2始動入賞口47に対するパチンコ球の入賞確率を可変し得るよう構成されている。そして、第2始動入賞球検知センサからの検知信号を受信したメイン制御基板は、前述したように、球払出装置が所定数の賞球を払い出させるように球払出制御基板に制御信号を送信すると共に、入賞時情報(各種乱数情報)を取得して、該入賞時情報に基づいて大当り抽選(大当り判定)を行なうようになる。
(第1特別入賞部)
第1遊技領域34Aの下部に配設された第1特別入賞部37は、図3〜図7に示すように、第1遊技領域34Aに横長に開口する第1特別入賞口50が前側に設けられた本体と、該第1特別入賞口50を開閉自在に閉成する板状の第1開閉部材51と、第1特別入賞口50に入賞したパチンコ球(入賞球)を検知すると共に検知信号をメイン制御基板へ送信する第1特別入賞球検知センサ(図示せず)とを備えており、作動手段(図示せず)の作動に伴って第1開閉部材51が閉鎖する閉鎖位置と開放する開放位置に変位するよう構成されている。そして、第1特別入賞球検知センサからの検知信号を受信したメイン制御基板は、前述したように、球払出装置が所定数の賞球を払い出させるように球払出制御基板に制御信号を送信する。なお、第1特別入賞部37は、第1始動入賞部35へのパチンコ球の入賞および第2始動入賞部36へのパチンコ球の入賞に基づき、メイン制御基板が行なう大当り抽選の結果として所定の大当り(例えば、非確変大当り等)が付与された場合に、第1開閉部材51を所定の回数で開放するよう制御される。
(第2特別入賞部)
第2遊技領域34Bの下部に配設された第2特別入賞部38は、図3、図5および図7に示すように、前記第1特別入賞部37と基本的に同じ構成であり、第2遊技領域34Bに横長に開口する第2特別入賞口52が前側に設けられた本体と、該第2特別入賞口52を開閉自在に閉成する板状の第2開閉部材53と、第2特別入賞口52に入賞したパチンコ球(入賞球)を検知すると共に検知信号をメイン制御基板へ送信する第2特別入賞球検知センサ(図示せず)とを備えており、作動手段(図示せず)の作動に伴って第2開閉部材53が閉鎖する閉鎖位置と開放する開放位置に変位するよう構成されている。そして、第2特別入賞球検知センサからの検知信号を受信したメイン制御基板は、前述したように、球払出装置が所定数の賞球を払い出させるように球払出制御基板に制御信号を送信する。なお、第2特別入賞部38は、第1始動入賞部35へのパチンコ球の入賞および第2始動入賞部36へのパチンコ球の入賞に基づき、メイン制御基板が行なう大当り抽選の結果として所定の大当り(例えば、確変大当り等)が付与された場合に、第2開閉部材53を所定の回数で開放するよう制御される。
(枠状装飾部材)
遊技盤30には、前後に開口する貫通口が形成されており、前後に開口する枠状に構成された枠状装飾部材55が、該貫通口の開口端縁を覆った状態で配設されている。この枠状装飾部材55は、複数の部材から構成され、略円形でかつ中央下部が下方へ突出した形状をなしており、遊技盤30の前面に当接してネジ止めされる取付板部56と、該取付板部56から前方へ突出して所要の意匠が施された装飾枠部57とを備えている。枠状装飾部材55は、遊技領域34における左右中央において上下開口幅が最大となっており、装飾枠部57の上縁部と外レール31との上下方向の間隔はパチンコ球2〜3個分とされ、該装飾枠部57の下縁部はアウト口43の直上に位置している。また、枠状装飾部材55は、遊技領域34の上下方向の略中央において左右開口幅が最大となっており、装飾枠部57の左側部と内レール32との左右方向の間隔および該装飾枠部57の右側部と盤面飾り部材33との左右方向の間隔は、夫々パチンコ球4〜5個分となっている。そして、装飾枠部57の内側が演出領域58とされ、該装飾枠部57により、該演出領域58と外側の前記遊技領域34とが区画され、遊技領域34を流下するパチンコ球が演出領域58内へ進入しないよう構成されている。
前記演出領域58は、略円形に開口した第1演出領域58Aと、該第1演出領域58Aの下側に位置して、該第1演出領域58Aより左右幅が狭い第2演出領域58Bとに分かれている。第1演出領域58Aには、遊技盤30の後側に取り付けられた設置部材65(後述)に配設した図柄表示装置100が臨むようになっている。第2演出領域58Bは、後側に装飾板部49が設けられている。なお、装飾枠部57の下部には、第1始動入賞部35に入賞したパチンコ球(入賞球)に関する第1始動保留情報の記憶数を表示する第1保留表示部51と、第2始動入賞部36に入賞したパチンコ球(入賞球)に関する第2始動保留情報の記憶数を表示する第2保留表示部52とが配設されている。
(設置部材)
遊技盤30の後側に取り付けられる設置部材65は、図4に示すように、前方に開放する略矩形のケース状に形成された部材であって、前側の開放端を遊技盤30の後面に突き合わせた状態で該遊技盤30に取り付けられる。設置部材65は、遊技盤30の後面に対して所要の間隔で略平行に対向する設置壁部66と、この設置壁部66の周縁から前方へ延出形成された外周壁部67と、この外周壁部67の前端から外方に向けて屈曲した形状に形成された取付板部68等を備えている。すなわち設置部材65は、外周壁部67で囲われて遊技盤30側に開放する前部開口が略矩形状に形成されると共に、取付板部81の外周縁が、遊技盤30の外周縁より一回り小さい形状および大きさで形成されている。そして設置部材65は、取付板部81を遊技盤30の後面にネジ止めすることで該遊技盤30に取り付けられ、遊技盤30の後面と該後面から離間した設置壁部66の前側との間に空間を画成する。設置壁部66の前面には、図柄表示装置100を設置するための設置部69が略中央に設けられている。そして、設置壁部66および外周壁部67には、図柄表示装置100や可動演出装置60等で発生した熱を、設置部材65の外方へ放出可能な複数の通気孔70が開設されている。
設置壁部66の後面には、図4に示すように、図柄表示装置100における第1〜第3演出装置101,102,103の制御や、当該パチンコ機10の遊技演出を統括的に制御する前記統括制御基板265が配設される。統括制御基板265には、前枠13に配設された各ランプ装置72(図1参照)、前枠11および中枠12に配設されたスピーカ73(図1、図2参照)、設置壁部66の前側に配設されたランプ装置や可動演出装置60等が電気的に接続されており、当該統括制御基板265から出力される制御信号に基づいて各装置が作動制御される。
(図柄表示装置)
実施例の図柄表示装置100は、図3に示すように、左右に並ぶ3列の図柄列を表示するもので、中図柄列の図柄を表示する第1演出装置(別の演出装置)101と、左図柄列の図柄を表示する第2演出装置102と、右図柄列の図柄を表示する第3演出装置103とから構成されている。第1〜第3演出装置101,102,103は、夫々所謂7セグメント形態の発光表示部105,114,114を夫々備え、数字の「0」〜「9」等を表示し得るよう構成されている。なお、第1〜第3演出装置101,102,103は、ベース部材104に予め固定されてユニット化され、該ベース部材104を設置部材65の設置壁部66に設けられた設置部69に固定することで、遊技盤30の第1演出領域58Aに臨み、パチンコ機10の前側から視認される。
実施例の図柄表示装置100は、図3、図5および図7に示すように、第1演出装置101、第2演出装置102および第3演出装置103が、遊技内容に応じて、複数の形態に変更可能に構成されている。第1演出装置101は、発光表示部105を構成する7個のセグメント105A〜107Gが、通常表示姿勢(図3参照)および退避姿勢(図5、図7参照)に変化させ得るよう構成されている。すなわち、退避姿勢では、図示しない作動機構により、上セグメント105A、中セグメント105B、左上セグメント105Dおよび右上セグメント105Eが、各々の相対位置が変化しながら上方へ移動すると共に、下セグメント105C、左下セグメント105Fおよび右下セグメント105Gが、各々の相対位置が変化しながら下方へ移動するよう構成されている。また、第1演出装置101は、発光表示部105の後側に、該発光表示部105が退避姿勢となった際に、前方へ露出する演出装置108を備えている。ここで、実施例では、第1演出装置101の演出装置108として、キャラクタの顔を模した可動体111を備えている。すなわち、第1演出装置101は、発光表示部105を通常表示姿勢としたもとで図柄変動演出を行ない、例えばリーチが発生した場合等には、該発光表示部105を退避姿勢へ変更して、演出装置108の可動体111を動作させながらリーチ演出を実行し得るよう構成されている。
また、第2演出装置102および第3演出装置103は、図3、図5および図7に示すように、左右対称形状に構成され、上下方向に延在する軸線を中心とした回転変位が可能に構成されている。そして、第2演出装置102および第3演出装置103は、7セグメントからなる第1演出部113がパチンコ機10の前方に向いた第1演出姿勢(第3姿勢)(図3、図10(a)、図14参照)と、第2演出部115がパチンコ機10の前方に向いた第2演出姿勢(第1姿勢)(図5、図10(b)、図15参照)と、第3演出部117がパチンコ機10の前方に向いた第4演出姿勢(第2姿勢)(図7、図10(c)、図17参照)とに、回転変位するようになっている。すなわち、第2演出装置102および第3演出装置103は、第1演出姿勢としたもとで第1演出部113により図柄変動演出を行ない、例えばリーチが発生した場合等には、第2演出姿勢または第4演出姿勢へ変更して、第2演出部115または第3演出部117によるリーチ演出を実行し得るよう構成されている。
従って、実施例の図柄表示装置100は、第1演出装置101の発光表示部105を通常表示姿勢とすると共に、第2演出装置102および第3演出装置103を各々第1演出姿勢としたもとで、通常の図柄変動演出を行なうよう構成されている。そして、図柄変動演出に際してリーチ演出等の特別な演出を実行する際に、第1演出装置101の発光表示部105を退避姿勢と変更すると共に、第2演出装置102および第3演出装置103を各々第2演出姿勢または第4演出姿勢に変更するようになっている。すなわち、互いに横並びに隣接して配設された第1〜第3演出装置101,102,103は、第1演出装置101の通常表示姿勢と、第2および第3演出装置102,103の第1演出姿勢とにおいて、一連をなす1つの意匠を形成すると共に、第1演出装置101の退避姿勢と、第2および第3演出装置102,103の第2演出姿勢および第4演出姿勢において、一連をなす別の意匠を形成するよう構成されている。
(第2演出装置)
次に、前述した図柄表示装置100を構成する第2演出装置102および該図柄表示装置100における右図柄列の図柄を表示する第3演出装置103について説明する。ここで、第2演出装置102および第3演出装置103は、左右対称形状に形成されており、基本的な構成は同じであるので左側に配設された第2演出装置102について説明し、第3演出装置103は、対応する同一部材および部位は同一の符号を付すこととする。
第2演出装置102および第3演出装置103は、図8および図10に示すように、第1演出装置101が固定されるベース部材104に固定される支持体110と、該支持体110に対して回転可能に支持された可動体111と、支持体110に配設され、可動体111を回転させる作動機構112とを備えている。可動体111は、第1発光表示部(第3発光部)114を備えた第1演出部113と、第2発光表示部(第1発光部)116を備えた第2演出部115と、第3発光表示部118を備えた第3演出部117とを備え、第1〜第3演出部113,115,117は、支持体110の第2支持部材121および第3支持部材122間において、上下方向に延在する軸線CLを中心とする回転方向へ隣接して配設されている。すなわち、第1演出部113(第1発光表示部114)がパチンコ機10の前方を指向した状態(図3および図10(a)に示す第1演出姿勢)において、上面視で、第2演出部115(第2発光表示部116)は第1演出部113の後方右側に位置すると共に、第3演出部117(第3発光演出部118)は該第1演出部113の後方左側に位置する関係で、第1〜第1演出部113,115,117が配設されている。また、第3演出装置103は、第1演出部113(第1発光表示部114)がパチンコ機10の前方を指向した状態(図3に示す第1演出姿勢)において、上面視で、第2演出部115(第2発光表示部116)は第1演出部113の後方左側に位置すると共に、第3演出部117(第3発光演出部118)は該第1演出部113の後方右側に位置する関係で、第1〜第1演出部113,115,117が配設されている。また、実施例では、軸線CLが、鉛直方向に延在している。なお、以降の第2演出装置102に関する説明において、左右方向、前後方向および上下方向は、第1演出部113(第1発光表示部114)がパチンコ機10の前方を向いた第1演出姿勢を基準として説明する。
そして、第2演出装置102は、作動機構112を構成する駆動手段としての駆動モータ160の駆動により、第1発光表示部114がパチンコ機10の前方を向いた第1演出姿勢(図3、図10(a))と、第2発光表示部116がパチンコ機10の前方を向いた第2演出姿勢(図5、図10(b))と、第2発光表示部116および第3発光表示部118が正面から視認可能な第3演出姿勢(図6、図11(a))と、第3発光表示部118がパチンコ機10の前方を向いた第4演出姿勢(図7、図11(b))とに切り替え可能に構成されている。ここで、実施例の第2演出装置102における可動体111は、作動機構112の駆動モータ160が正回転することで、第1演出姿勢の状態から右回転(第3演出装置103は左回転)して第1演出姿勢→第2演出姿勢→第3演出姿勢→第4演出姿勢へ切り替えが可能であると共に、該駆動モータ160の逆回転により、第4演出姿勢の状態から左回転(第3演出装置103は右回転)して第4演出姿勢→第3演出姿勢→第2演出姿勢→第1演出姿勢への切り替えが可能に構成されている。なお、実施例では、第2演出装置102の可動体111は、第1演出姿勢から左回転して第4演出姿勢への切り替えや、第4演出姿勢から右回転して第1演出姿勢への切り替えは行なわず、第3演出装置102の可動体111は、第1演出姿勢から右回転して第4演出姿勢への切り替えや、第4演出姿勢から左回転して第1演出姿勢への切り替えは行なわないようになっている。
(支持体)
前記支持体110は、図8、図13〜図21に示すように、ベース部材104に垂直に固定される第1支持部材120と、該第1支持部材120の上部に取り付けられる第2支持部材121と、該第1支持部材120の下部に取り付けられる第3支持部材122とを備える。そして可動体111は、該可動体111の上部が第2支持体110に配設された作動機構112の従動ギア162に連結されると共に回転可能に支持されると共に、該可動体111の下部が、第3支持体110に回転可能に支持されるよう構成され、該可動体111は、前記軸線CLを中心として回転するようになっている。
(第1支持部材)
第1支持部材120は、図13、図18〜図21に示すように、前後に開口する開口部が形成された上下方向が長手となる枠状部123と、枠状部123の左枠部に一体に形成され、前方へ突出すると共に左方へ凸となる曲線状に形成された突壁部124と、枠状部123の上枠部から前方へ延出した上取付部124と、枠状部123の下枠部から前方へ延出した下取付部125とが、一体に形成された成形部材である。そして、第1支持部材120の後側における前記ベース部材104と重なる位置に、ネジ孔が形成された複数(実施例では4つ)の第1ボス126が後方に向けて突設されており、該ベース部材104の後側から該ベース部材104を挿通させた固定ネジ(図示せず)を該第1ボス126にねじ込むことで、第1支持部材120が該ベース部材104に固定されるようになっている。また、第1支持部材120の後側には、左右方向へ延在する補強リブ127が、左枠部および右枠部の後側において上下方向へ所要間隔毎に複数形成されていると共に、上下方向へ延在する補強リブ127が、上枠部および下枠部の後側において左右方向へ所要間隔毎に複数形成されており、該第1支持部材120は、回転する可動体111を支持するうえで必要な剛性が確保されている。なお、図21中の符号128は、ベース部材104に設けられた位置決め孔(図示せず)に嵌合して、第1支持部材120を該ベース部材104に対して位置決めするための第1位置決めピンである。
前記上取付部124は、図13、図18〜図21に示すように、第2支持部材121を固定するための台座部である。上取付部124の上面には、第2支持部材121を第1支持部材120に固定するネジが締結されるネジ孔が形成された複数(実施例では2つ)の第2ボス129,129が、左右に離間した位置に形成されている。また、上取付部124の上面には、第2支持部材121を位置決めする複数(実施例では2つ)の第2位置決めピン130,130が、左右に離間した位置において上方へ突出した状態に形成されている。更に、また、上取付部124の前端部には、第2支持部材121に配設された作動機構112を構成する駆動ギア161との干渉を回避する第1凹部131と、該第1凹部131の左側に位置して、第2支持部材121の位置決めおよび左右方向へのずれを規制する第2凹部132とが、前方および上下方向に開口するように形成されている。
前記下取付部125は、図13、図18〜図21に示すように、第3支持部材122を固定するための台座部である。下取付部125の下面には、第3支持部材122を第1支持部材120に固定するネジが締結されるネジ孔が形成された複数(実施例では2つ)の第3ボス133,133が、左右に離間した位置に形成されている。また、下取付部125の下面には、第3支持部材122を位置決めする複数(実施例では2つ)の第3位置決めピン(図示せず)が、左右に離間した位置において下方へ突出した状態に形成されている。更に、下取付部125の前端部135は、第3支持部材122に配設された円形台座部150に後側から整合するよう後方へ凹となる円弧状に形成されている。
(第2支持部材)
前記第2支持部材121は、図13、図18〜図21に示すように、前記作動機構112が配設されると共に、該作動機構112の従動ギア162を介して可動体111の上部を支持する板状の成形部材である。第2支持部材121は、その後側部分に、上取付部124に設けられた各第2位置決めピン130,130が嵌合する第3位置決め孔140,140が、左右に離間した位置に形成されると共に、上取付部124に設けられた各第2ボス129,129が整合する第1ネジ挿通孔141,141が、左右に離間した位置に形成されている。従って、第2支持部材121は、各第3位置決め孔140,140に上取付部124の各第2位置決めピン130,130を嵌合させると共に、該第2ネジ挿通孔141に挿通したネジ(図示せず)を該上取付部124の第2ボス129に締結することで、第1支持部材120の上部において前方へ延出した状態で固定される。
第2支持部材121の上面右側にモータ固定部142が設けられ、作動機構112を構成する駆動モータ160がモータ固定部142が固定されるようになっている。また、第2支持部材121における左右中央において前方へ延出した部分に軸支持孔143が設けられ、作動機構112を構成する従動ギア162の支持軸163が該軸支持孔143に挿通支持されるようになっている。更に、第2支持部材121の下面左側にセンサ固定部144が設けられ、従動ギア162に設けられた円板状の被検知板164を検知する位置検知センサ168が該センサ固定部114に取り付けられる。なお、第2支持部材121の前側には、所要の意匠形状に形成された第1上装飾部材146および第2上装飾部材147が取り付けられ、該第2支持部材121および作動機構112の各部材を、該第1上装飾部材146および第2上装飾部材147で前側から被覆するよう構成されている。
(第3支持部材)
前記第3支持部材122は、図13、図18〜図21に示すように、環状に形成された円形台座部150と、該円形台座部150の内側に設けられた軸支持部151と、該円形台座部150の外周部から後方へ延出した取付板部152とを備えた成形部材である。取付板部152には、下取付部125に設けられた各第3位置決めピンが嵌合する第4位置決め孔153,153が、左右に離間した位置に形成されると共に、下取付部125に設けられた各第3ボス133,133が整合する第2ネジ挿通孔154,154が、左右に離間した位置に形成されている。従って、第3支持部材122は、各第4位置決め孔153,153に各第3位置決めピン134,134を嵌合させると共に、該第2ネジ挿通孔154に挿通したネジ(図示せず)を対応の第3ボス133に締結することで、第1支持部材120の下部において前方へ延出した状態で固定される。
円形台座部150は、図20および図21に示すように、その上面が平坦かつ環状の転動面155になっており、後述するように、可動体111の下固定部材175に配設された複数(実施例では3つ)の各回転支持ローラ260(図12、図13、図18および図19参照)が、該転動面155上を転動可能に構成されている。また、円形台座部150の内側に設けられた軸支持部151は、上下に貫通した円形に形成されており、該軸支持部151には、可動体111を支持する環状のスリーブ157が配設されるようになっている。なお、第3支持部材122の前側には、所要の意匠形状に形成された下装飾部材156が取り付けられ、該第3支持部材122を該下装飾部材156で前側から被覆するよう構成されている。
(スリーブ)
前記スリーブ157は、自己潤滑性を有する合成樹脂(ポリアセタール等)から形成されており、図20および図21に示すように、環状をなす管体部157Aと、該管体部157Aの外周面における上下中央部に、周方向へ延在すると共に径方向外方へ突出するフランジ部157Bとを備えている。そして、図13に示すように、管体部157Aにおけるフランジ部157Bから上方へ延出した部分が、可動体111の下固定部材175に設けられた支持筒部177に嵌合すると共に、該管体部157Aにおける該フランジ部157Bから下方へ延出した部分が、第3支持部材122の軸支持部151に嵌合するよう構成されている。
(作動機構)
前記作動機構112は、図9、図13、図18および図21に示すように、駆動手段としての駆動モータ160と、該駆動モータ160の駆動軸160Aに固定された駆動ギア161と、該駆動ギア161に噛合した従動ギア162とから構成される。駆動モータ160は、駆動軸160Aを減速回転させるギアボックス160Bを備えて、該ギアボックス160Bから延出した該駆動軸160Aを下向きにした倒立状態で、第2支持部材121のモータ固定部142にネジ止めして固定される。なお、第2支持部材121には、駆動軸160Aが挿通可能な挿通孔148が形成されており、モータ固定部142に駆動モータ160を固定した状態では、該駆動軸160Aが第2支持部材121の下面から下方へ延出している。駆動ギア161は、平歯車であり、第2支持部材121から下方へ延出した駆動軸160Aに固定され、該第2支持部材121の下方に位置している。
前記従動ギア162は、図13、図20および図21に示すように、駆動ギア161に噛合可能な平歯車であり、第2支持部材121の軸支持孔143に垂直に配設されて該第2支持部材121の下方へ延出した回転支持軸163に固定され、該回転支持軸163の回転に伴って回転するようになっている。従動ギア162の上部には、該従動ギア162より大径に形成された円形の被検知板164が一体に形成され、前述した位置検知センサ168により検知されるようになっている。この被検知板164は、周方向における一部に切欠き部164Aが形成されており、該切欠き部164Aが位置検知センサ168に整合した状態が、可動体111の原点位置となるよう構成されている。なお、図13、図20および図21中の符号167,167は、軸支持孔143に嵌合されて回転支持軸163に接触するスリーブである。
また、従動ギア162の下部には、図9および図13に示すように、第1連結部165が該従動ギア162と一体に設けられており、可動体111の上固定部材170に形成された第2連結部172が、該第1連結部165に下方から嵌合するようになっている。第1連結部165は、円弧状に形成されて下方に開口した複数(実施例では2つ)の溝部166,166からなり、第2連結部172における円弧状に形成されて上方へ突出した複数(実施例では2つ)の突部173,173が各々下方から嵌合するようになっている。従って、第1連結部165の各溝部166,166に第2連結部172の各突部173,173が各々嵌合することで、該従動ギア162と可動体111とが、回転方向における相対的な変位が規制された状態で連結され、該従動ギア162の回転に可動体111が追従した従動回転するようになっている。
(可動体)
前記可動体111は、図9および図10に示すように、該可動体111を構成する第1演出部113、第2演出部115および第3演出部117の各々の上部に、円板状に形成された前記上固定部材170を固定すると共に、各演出113,115,117の各々の下部に、円形状に形成された下固定部材175を固定することで、1つのユニット部材として構成される。そして、可動体111の内部には、図13〜図17に示すように、回転方向に並んで配設された第1〜第3演出部113,115,117により、平断面形状が略三角形をなして上下方向に延在する空間Sが画成されている。
(第1演出部)
前記第1演出部113は、図9、図10(a)、図13、図14および図22に示すように、可動体111の外方へ露出する第1外装部材(第3部材)180と、第1外装部材180に外方へ露出した状態で配設され、前記第1発光表示部114を構成する複数(実施例では7つ)の第1発光部材(第3発光部)181および複数(実施例では2つ)の第2発光部材182と、第1発光部材181および第2発光部材182の背面に配設される区画枠部材183と、区画枠部材183の背面に配設されるレンズ部材184とを備えている。第1外装部材180は、光が透過しない非透光性の部材であり、上下方向に延在して回転方向に離間した一対の外壁部185,185と、両外壁部185,185の上部に各々連設した上壁部186と、両外壁部185,185の下部に各々連設した下壁部187とを備えている。そして、各壁部185,185,186,186で囲まれた部分に、長六角形の輪郭形状に形成された7つの第1開口部188および正方形の輪郭形状に形成された2つの第2開口部189が画成されている。各外壁部186,186は、上下方向の中間部分が垂直に延在すると共に、上部分が上壁部186に近づくにつれて径方向内方へ傾斜すると共に下部分が下壁部187に近づくにつれて径方向内方へ傾斜する形状に形成され、中間部分が上固定部材170および下固定部材175より径方向外方に位置している。
そして、第1外装部材180の背面には、後方へ延出する複数(実施例では4つ)の第4ボス190と、後方へ突出する複数(実施例では2つ)の第3位置決めピン191が形成されている。また、上壁部186には、上固定部材170とネジ止めするためのネジが締結される第5ボス194が上方へ突設されている。更に、下壁部187には、下固定部材175とネジ止めするためのネジが締結される第6ボス195が上方に向けて突設されている。
第1外装部材180における第1開口部188は、7セグメントの各セグメントの配置位置に合わせて、3つの横長の第1開口部188が、上下に所要間隔で設けられると共に、3つの各第1開口部188間における左側および右側に、4つの縦長の第1開口部188が夫々設けられている。また、上および中央の各横長の第1開口部188および2つの縦長の第1開口部188で囲まれた部分が一方の第2開口部189となり、中央および下の各横長の第1開口部188および2つの縦長の第1開口部188で囲まれた部分が他方の第2開口部189となっている。
前記第1発光表示部114を構成する各第1発光部材181は、図22(a)および図22(b)に示すように、光が透過可能な透明または半透明の透光性部材であり、各々が隣接する境界部分で連設されて単一の部材として構成されている。各第1発光部材181は、境界部分よりも前方へ膨出して、各々対応する第1開口部188に嵌合して外方へ露出するようになっている。また、各第1発光部材181は、その外面に複雑な凹凸模様が形成され、背面から照射されて透過した光を拡散可能な光拡散処理が施されている。そして、第1発光部材181で囲まれた部分に設置部192,192が形成され、該第1発光部材181と別体に形成された第2発光部材182,182が、各設置部192,192に嵌合して保持されるようになっている。各第1発光部材181は、図14に示すように、第1外装部材180の背面に配設された第2発光基板250の裏面250Bに実装された第3LED(第3発光手段)254から照射された光が透過することで、個別または同時に照明されて外面が明輝する。
前記第1発光表示部114を構成する各第2発光部材182は、光が透過可能な半透明(スモーク)の透光性部材であり、背面には、所要のデザインが印刷形成された薄肉で透光性を有するシート材193が配設されている。ここで、シート材193には、例えば遊技者に対しボタン操作を促す「ボタンPUSH」の文字や、大当りの成立を示唆する「チャンス」等の文字や、イラスト等が印刷されている。従って、各第2発光部材182は、背面から光が照射されていない状態では、正面からシート材193の文字が透視できず、背面から光が照射された場合には、シート材193に形成された文字やイラストが浮び上がって透視可能に構成されている。各第2発光部材182は、図14に示すように、第2発光基板250の裏面250Bに実装された第4LED255の光が照射されることで、個別または同時に照明されて外面が明輝する。
前記区画枠部材183は、図22(a)および図22(b)に示すように、各第1発光部材181を囲繞する隔壁197を備えている。そして、区画枠部材183は、各隔壁197の端部が各第1発光部材181を連設する部分に当接した状態で配設される。これにより、各第1発光部材181は、隔壁197により外縁部分が囲繞されている。従って、第3LED254が対応の第1発光部材181を照明する際に、当該第1発光部材181に隣接する別の第1発光部材181側や第2発光部材182側へ当該第3LED254の光が照射されることを防止し得るようになっている。また、各第2発光部材182は、第1発光部材181と第2発光部材182との境界部分に位置する4つの隔壁197により囲繞され、第4LED255からの光により背面から照明された際に、当該第2発光部材181に隣接する第1発光部材181が照明されることを防止し得るようになっている。また、各隔壁197におけるレンズ部材184側の端部には、後方へ延出した複数のリブ198が形成されている。
前記レンズ部材184は、図22(a)および図22(b)に示すように、各第1発光部材181の背面に正対する7つの第1レンズ部200と、各第2発光部材182の背面に正対する第2レンズ部201とが、一体に形成された単一の部材である。各第1レンズ部200は、第3発光表示部118とは異なる凹凸模様(実施例では、複数の凸球面状)が表面に形成され、光拡散処理が施されている。また、各第2レンズ部201は、第1レンズ部200とは異なる凹凸模様が背面に形成され、光拡散処理が施されている。また、第1レンズ部200と第1レンズ部200との境界部分や、第1レンズ部200と第2レンズ部201との境界部分には複数のスリット202が形成されており、区画枠部材183に形成された前記リブ198が、各々のスリット202に突入して嵌合するようになっている。従って、区画枠部材183とレンズ部材184とは、各スリット202に各リブ198が嵌合することで、互いの位置決めおよびずれ防止が図られる。また、各リブ198は、隣接するレンズ部200,201を区画して、レンズ部200,201を透過する光が隣接するレンズ部200,201側へ透過するのを防止し得るようになっている。
(第2演出部)
前記第2演出部115は、図10(b)、図15、図23(a)および図23(b)に示すように、可動体111の外方へ露出する第2外装部材(第1部材)210と、第2外装部材210の外側に配設され、前記第2発光表示部116を構成する複数(実施例では3つ)の第3発光部材(第1発光部)211と、第2外装部材210の背面側に配設されるレンズ部材212とを備えている。第2外装部材210は、光が透過しない非透光性の部材であり、可動体111の前記空間S側へ凹むと共に外方へ開口した形状に形成されている。すなわち、第2外装部材210は、上下方向が長手となると共に回転方向が短手となる第1壁部213と、第1壁部213の上縁から外方へ延出した上壁部214と、第1壁部213の下縁から外方へ延出した下壁部215と、第1壁部213の上下方向に延在する一方の縁部から外方へ斜めに延出した第1側壁部(一方側端部)216と、第1壁部213の上下方向に延在する他方の縁部から外方へ斜めに延出した第2側壁部(他方側端部)217とを備えている。第1壁部213の外面は、上下方向に延在する突状部および凹状部が交互に複数整列した波板状に形成されると共に、レンズ部材212の各レンズ部225が挿通される複数(実施例では3つ)の開口218が、上下に間隔をおいて形成されている。なお、各開口218は、各レンズ部225の形状に合わせて、開口形状および開口サイズが異なっている。
上壁部214は、上面が平坦に形成されると共に、延出端が上固定部材170の外周縁に沿う凸状の円弧をなす形状であり、上固定部材170に形成された位置決め孔(図示せず)に下方から嵌合する第4位置決めピン219が上方へ突設されると共に、上固定部材170とネジ止めするためのネジが締結される第7ボス220が上方へ突設されている。また下壁部187は、下面が平坦に形成されると共に、延出端が下固定部材175の外周縁に沿う凸状の円弧をなす形状であり、下固定部材175に形成された位置決め孔(図示せず)に下方から嵌合する第5位置決めピン221が下方へ突設されると共に、下固定部材175とネジ止めするためのネジが締結される第8ボス222が下方へ突設されている。また、第1側壁部216および第2側壁部217は、第1壁部213から径方向外方へいくにつれて、回転方向での間隔が徐々に大きくなるように形成されている。
前記第2発光表示部116を構成する各第3発光部材211は、図15、図23(a)および図23(b)に示すように、第2外装部材210の第1壁部213の外側に、該第1壁部213に形成された各開口218を個別に塞いた状態で配設されている。各第3発光部材211は、光が透過可能な透明または半透明の透光性部材であり、外面が宝石を模した意匠形状に形成されると共に、背面側における開口218に整合する部分が、当該第3発光部材211の内側へ凹んでいる。そして、各第3発光部材211は、図15に示すように、第2外装部材210の第1壁部213の背面に配設された第1発光基板245の表面245Aに実装された第1LED(第1発光手段)246からの照射光が透過することで、個別または同時に照明されて外面全体が明輝するようになっている。なお、実施例では、各第3発光部材211のサイズが異なっており、上に位置する第3発光部材211が最も大きく、次いで中央に位置する第3発光部材211、下に位置する第3発光部材211の順で小さくなっている。
前記レンズ部材212は、図15、図23(a)および図23(b)に示すように、第2外装部材210の第1壁部213の背面に当接する板部224と、該板部224から外方へ膨出する3つのレンズ部225,225,225とが一体に形成された成形部材である。各レンズ部225は、外面が第1LED246からの照射光を乱反射し得るように形成されており、第1壁部213に形成された各開口218から外方へ突出して、対応する第3発光部材211の背面側から内側へ嵌合するよう構成されている。なお、レンズ部材212は、第3発光部材211を固定するネジを利用して、板部224が第1壁部213の背面に当接した状態で固定される。
(第3演出部)
前記第3演出部117は、図10(c)、図17、図24(a)および図24(b)に示すように、可動体111の外方へ露出して配設され、前記第3発光表示部118を構成する第3外装部材(第2部材)230と、第3外装部材230の外側に配設される装飾部材231とを備えている。第3外装部材230は、光が透過可能な透明または半透明の透光性部材であり、可動体111の前記空間S側へ凹んで外方へ開口した形状に形成されている。第3外装部材230は、上下方向が長手となると共に回転方向が短手となる第1発光壁部(第2発光部)233と、第1発光壁部233の上下方向に延在する他方の縁部から外方へ斜めに延出した第2発光壁部(第2発光部)232と、第1発光壁部233および第2発光壁部232の上縁から外方へ延出した上壁部234と、第1発光壁部233および第2発光壁部232の下縁から外方へ延出した下壁部235と、第1発光壁部233の上下方向に延在する一方の縁部から該第1発光壁部233と略同一面となるように延出した側壁部(一方側端部)236とを備えている。すなわち、第3外装部材230は、前記第1発光壁部233および第2発光壁部232が、後述する第2発光基板250の表面250Aに実装された第2LED(第2発光手段)253により背面側から照明される第2発光部として機能するよう構成されている。第3外装部材230は、第1発光壁部233および第2発光壁部232の背面に、微細な凹凸が形成された光拡散処理が施されている。また、上壁部234、下壁部235および側壁部236の背面も光拡散処理が施されており、該上壁部234、下壁部235および側壁部236は、第2LED253の光を適宜拡散し得るようになっている。
図17に示すように、第2発光壁部232は、第2発光基板250の表面250Aと正対して該表面250Aと平行となる向きに配設されている。これにより、第2発光基板250の表面250Aに実装された第2LED253の光が、第2発光壁部232の背面に対して略直交する方向から照射するようになっている。一方、第1発光壁部233は、第2発光基板250の表面250Aに対し傾斜した姿勢で配設されている。すなわち、第1発光壁部233は、第2発光壁部232と連設する縁側が第2発光基板250の表面250Aに近接し、該第2発光壁部232から離れるに従って第2発光基板250の表面250Aから離間する向きに傾斜している。これにより、第2LED253から照射された光が、第2発光壁部232の背面に対し斜め方向から入射するよう構成されている。
上壁部234は、上面が平坦に形成されると共に、延出端が上固定部材170の外周縁に沿う凸状の円弧をなす形状であり、上固定部材170に形成された位置決め孔(図示せず)に下方から嵌合する第6位置決めピン237が上方へ突設されると共に、上固定部材170とネジ止めするためのネジが締結される第9ボス238が上方へ突設されている。また下壁部235は、下面が平坦に形成されると共に、延出端が下固定部材175の外周縁に沿う凸状の円弧をなす形状であり、下固定部材175に形成された位置決め孔(図示せず)に下方から嵌合する第7位置決めピン239が下方へ突設されると共に、下固定部材175とネジ止めするためのネジが締結される第10ボス240が下方へ突設されている。
前記装飾部材231は、光が透過可能な半透明の透光性部材であり、図10(b)、図17、図24(a)および図24(b)に示すように、手先における5本の指を模した意匠形状に形成されている。また、装飾部材231における中指および薬指を模した部分に開口241,241が形成されて、指輪の宝石を模した透光性を有する透光部材242,242が、該開口241,241に装着されている。従って、装飾部材231は、第3外装部材230の第1発光壁部233および第2発光壁部232を照明した光により背面から照明されると共に、各透光部材242,242が明輝するようになっている。
(第1発光基板)
図14〜図17に示すように、前記第2演出部115を構成する第2外装部材210における第1壁部213の背面に、各第3発光部材211を背面側から照明する第1発光基板245がネジ止めされている。第1発光基板245は、前記空間S内に収容可能なサイズに形成され、第1発光基板245における第1壁部213と対向する表面245Aには、各第3発光部材211を個別に照明する複数の第1LED246が実装されている。ここで、実施例では、図23(a)に示すように、上の第3発光部材211の照明用として4つの第1LED246(246A)が実装され、中央の第3発光部材211の照明用として3つの第1LED246(246B)が実装される共に、下の第3発光部材211の照明用として2つの第1LED246(246C)が実装されている。更に、第1発光基板245は、表面245Aと反対側、すなわち第3演出部117の第1発光壁部233側に向いた裏面245Bは、表面処理が施されて、照射された光を反射可能になっている。
(第2発光基板)
第1外装部材180の背面には、図22(a)および図22(b)に示すように、第2発光基板250が取り付けられている。第2発光基板250には、第1外装部材180の背面に形成された前記第3位置決めピン191が嵌合する複数(実施例では2つ)の第5位置決め孔251が形成されていると共に、該第1外装部材180の背面に形成された前記第4ボス190に形成されたネジ孔に整合する複数(実施例では4つ)の第3ネジ挿通孔252が形成されている。これにより、第2発光基板250は、各第5位置決め孔251に第3位置決めピン191を嵌合させると共に、各第3ネジ挿通孔252に挿通したネジを対応の第4ボス190のネジ孔に締結することで、第2外装部材210との間に第1発光部材181および第2発光部材182、区画枠部材183およびレンズ部材184を挟んだ状態で第1外装部材180にネジ止めされる。第1外装部材180に取り付けられた第2発光基板250は、空間S側に向いた表面250Aに、第3発光表示部118を構成する前記第1発光壁部233および第2発光壁部232を背面から照射する複数の第2LED253が実装されると共に、前記第1発光表示部114を構成する第1発光部材181および第2発光部材182側に向いた裏面250Bに、該第1発光部材181を背面から照射する複数の第3LED254と、該第2発光部材182を背面から照射する複数の第4LED255が実装されている。ここで、第2LED253は、図17に示すように、第1発光壁部233の背面に向いて実装されたものと、第2発光壁部232の背面に向いて実装されたものと、第1発光基板245の裏面245Bに向いて実装されたものとがある。また、実施例では、7つの各第1発光部材181が、夫々複数(実施例では9個ずつ)の第3LED254で背面から照明されると共に、2つの各第2発光部材182は、夫々複数(実施例では4個ずつ)の第4LED255で背面から照明されるように構成されている。
(上固定部材および下固定部材)
前記可動体111は、図9、図12および図13に示すように、第1外装部材180、第2外装部材210および第3外装部材230における各上壁部186,214,234に固定される上固定部材170と、各外装部材180,210,230の各下壁部187,215,235に固定される下固定部材175とで相互に連結される。上固定部材170は、円板状に形成されて、各上壁部186,214,234に設けられた各第5ボス194、第7ボス220、第9ボス238に整合するネジ挿通孔171が形成されると共に、上面中央には、前記従動ギア162に設けられた第1連結部165に下方から嵌合する突部173,173からなる第2連結部172が設けられている。また、下固定部材175は、図9、図12および図13に示すように、円板状に形成されて、各下壁部187,215,235に設けられた各第6ボス195、第8ボス222、第10ボス240に整合するネジ挿通孔176が形成されると共に、下面中央には、前記第3支持部材122に設けられた軸支持部151に上方から回転可能に嵌合する支持筒部177が設けられている。
上固定部材170および下固定部材175により相互に連結された第1〜第3演出部113,115,117は、図14〜図17に示すように、第2演出部115の第2外装部材210における第2側壁部217と、第3演出部117の第3外装部材230における側壁部236とが、互いの裏面を正対した状態となっている。また、第2演出部115の第2外装部材210における第1側壁部216と、第3演出部117の第3外装部材230における第1発光壁部233が、第1演出部113の第1外装部材180の背面に配設した第2発光基板250の表面250Aと正対した状態となっている。すなわち、第2外装部材210と第2外装部材230とは、軸線CLを中心とした回転方向の一方側端部が相互に近接すると共に他方側端部が相互に離間した傾斜姿勢で配設されている。そして、第2外装部材210の第1壁部213に取り付けられた第1発光基板245は、空間S内に収容した状態で配設されると共に、第1外装部材180に取り付けられた第2発光基板250は、空間Sの外側に位置して該空間Sを画成している。これにより、第1発光基板245は、第2発光基板250から離れるにつれて第3外装部材230の第2発光壁部232に近づくよう該第2発光基板250に対して傾斜した姿勢で配設されている。
そして、実施例の第2演出装置102および第3演出装置103は、第1発光基板245における第2発光壁部232側の裏面245Bにより、第2発光基板250の第2LED253から照射された光を、該第2発光壁部232に向けて反射可能に構成されている。すなわち、第2演出部115の第2発光壁部182は、第2発光基板250の第2LED253から直接入射する光と、第1発光基板245の裏面245Bで反射して入射した光とで照明されるよう構成されている。また、第2発光基板250の側壁部236は、図17に示すように、第2演出部113の第2外装部材210および第1発光基板245が、第2発光基板250の第2LED253からの光を遮る位置にあるため、該第2LED253の光が直接入射されない。しかし、第2発光壁部232に対し斜め方向から入射した光が側壁部236側へ透過するようになり、該側壁部236は透過した光により照明されるようになっている。
従って、第2演出部115の第2外装部材210は、図17に示すように、第2発光基板250の第2LED253の発光時に、第2LED253に近接かつ正対する第1発光壁部233が、該第2LED253から入射する光により最も明るく照明される領域(高輝領域)となる。そして、第2発光基板250の裏面250Bに対して離間しかつ傾斜している第2発光壁部232は、第1発光壁部231より暗く照明され、かつ第1発光基板250に近い第1発光壁部231側が最も明るく、該第1発光壁部231側から側壁部236側に向けて徐々に暗くなるよう照明され、高輝領域より暗い領域(中輝領域)となる。また、側壁部236は、第2発光壁部232から透過した光により僅かに明るくなり、中輝領域より暗い領域(低輝領域)となる。
(回転支持ローラ)
図12、図18および図19に示すように、下固定部材175の下面に、前記円形台座部150の転動面155上を周方向へ転動する複数(実施例では3個)の回転支持ローラ260が配設されている。下固定部材175の下面には、ローラ配設部178が、軸線CLを中心とした円の円周上において周方向へ等間隔(実施例では120°)に配設されている。ローラ配設部178は、下固定部材175の下面に、回転支持ローラ260の約1/2が収納可能な深さの凹部178Aと、軸心CLから放射方向に延在して、凹部178Aの両側に設けられた軸支部178Bとを備えている。また、回転支持ローラ260は、ローラの端面中心から両外方へ延出するシャフト261を備えており、該シャフト261を軸支部178Bに整合させることで、凹部178A内に上側の約1/2部分が収容されると共に、下側の約1/2部分が下固定部材175の下面から下方へ突出するようになる。なお、下固定部材175の下面にはローラ保持部材262が固定され、各ローラ配設部178にセットした回転支持ローラ260のシャフト261を、該ローラ保持部材262で保持するようになっている。従って、可動体111は、下固定部材175に、同一円周上に周方向へ向いて配設された3個の回転支持ローラ260が、円形台座部150の転動面155に接触した状態で支持体110に支持され、軸線CLを中心としてスムーズに回転し得るようになっている。
(実施例の作用)
前述のように構成された実施例のパチンコ機10は、図柄表示装置100における第1〜第3演出装置101,102,103をベース部材104に各々固定したもとで、設置部材65の設置壁部66に設けられた設置部69に該ベース部材104を固定することで遊技盤30の第1演出領域58Aに臨み、パチンコ機10の前側から視認される(図3参照)。そして、図柄表示装置100は、統括制御基板265の制御に基づき、通常の図柄変動演出において、第1演出装置101は通常表示姿勢とされると共に、第2演出装置102および第3演出装置103は、第1演出部113が前方に向いた第1演出姿勢とされる。そして、第1演出装置101の発光表示部105において中図柄列の図柄を表示し、第2演出装置102の第1発光表示部114で左図柄列の図柄を表示すると共に、第3演出装置103の第1発光表示部114で右図柄列の図柄を表示する。
そして、図柄変動演出において例えばリーチが発生した場合、第1演出装置101では、発光表示部105を通常表示姿勢から退避姿勢へ変更し、第2演出装置102および第3演出装置103では、第2発光表示部116を前方に向けた第2演出姿勢や、第2発光表示部116および第3発光表示部118の両方が正面から視認可能な第3演出姿勢や、第3発光表示部118を前方に向けた第4演出姿勢に変更する。これにより、遊技盤30の第1演出領域38Aには、第1演出装置101における演出装置108と、第2演出装置102および第3演出装置103における第2発光表示部116または第3発光表示部118とが表示されるようになり、第1演出領域38A内での演出内容が大きく変化して遊技の興趣の向上を図ることができる。すなわち、互いに横並びに隣接して配設された第1〜第3演出装置101,102,103は、第1演出装置101の通常表示姿勢と、第2および第3演出装置102,103の第1演出姿勢とにおいて、第1演出領域38Aの全体において図柄変動演出を行なうための一連をなす意匠を形成する。また、第1〜第3演出装置101,102,103は、第1演出装置101の退避姿勢と、第2および第3演出装置102,103の第2演出姿勢、第3演出姿勢および第4演出姿勢において、第1演出領域38Aの全体においてリーチ演出を行なうための一連をなす別の意匠を形成するようになる。従って、通常の図柄変動演出においても第1演出領域38A内を大きく使った迫力ある演出を行なうことができ、リーチ演出等においても、該第1演出領域38A内を大きく使った迫力ある演出を行なうことができる。
(第2演出装置および第3演出装置の動作態様)
前記第2演出装置102および第3演出装置103は、駆動モータ160を正逆回転制御することにより、可動体111が支持体110に対して第2支持部材121および第3支持部材122の軸線CLを中心として約180度の範囲で回転し、図3に示す第1演出姿勢、図5に示す第2演出姿勢、図6に示す第3演出姿勢および図7に示す第4演出姿勢に姿勢変位する。なお、可動体111は、駆動モータ160の回転速度を変化させたり、該駆動モータ160を正回転および逆回転を微小かつ短時間に繰り返すことで、第1演出姿勢と第2演出姿勢との姿勢変位、第2姿勢と第3姿勢との姿勢変位、第3演出姿勢と第4演出姿勢との姿勢変位を多様に変化させることが可能であり、リーチ演出時の演出効果を高め得る。また、可動体111は、下固定部材175に配設した3つの回転支持ローラ260により第3支持部材122の円形台座部150に載置されているので、各回転支持ローラ260の回転により軸線CLを中心として両方向へスムーズに回転する。
(第2演出装置および第3演出装置の演出態様)
第2演出装置102および第3演出装置103は、図3および図14に示す第1演出姿勢において、第1演出部113がパチンコ機10の前方に向いて第1発光演出部114が該パチンコ機10の正面に位置するので、各第1発光部材181および各第2発光部材182による発光演出を適切に表示することができる。すなわち、各第1発光部材181は、第2発光基板250の裏面250Bに設けられた第3LED254からの照射光がレンズ部材184の第1レンズ部200で拡散され、拡散された光が透過して照明される。しかも、レンズ部材184と第1発光部材181との間に配設された区画枠部材183により、第3LED254の照射光が該区画枠部材183の隔壁197によって該隔壁197の側方へ漏れることが防止されるので、当該第3LED254の正面に位置する第1レンズ部200のみが照射されて、第1レンズ部200の正面に位置する第1発光部材181の全体を均一に照明する。従って、第2演出装置102および第3演出装置103の第1発光演出部114は、各第1発光部材181が個別に鮮明かつ明るく明輝され、図柄変動演出における図柄の変動演出および停止表示を適切に行なうことができる。
また、各第2発光部材182では、第2発光基板250の裏面250Bに設けられた第4LED255からの照射光が、第2発光部材182を背面から直接入射するようになる。しかも、第2発光部材182とレンズ部材184との間に配設された区画枠部材183により、第4LED255の照射光が該区画枠部材183の隔壁197によって該隔壁197の側方へ漏れることが防止されるので、当該第4LED255の正面に位置する第2発光部材182のみが照射されて、当該第2発光部材182の全体が均一に照明される。従って、第2演出装置102および第3演出装置103の第1発光演出部114は、各第2発光部材182が個別に鮮明かつ明るく明輝され、シート材193に印刷された文字やイラスト等を鮮明に表示することができる。
第2演出装置102および第3演出装置103は、図5および図15に示す第2演出姿勢に変位すると、第2演出部115がパチンコ機10の前方に向いて第2発光演出部116が該パチンコ機10の正面に位置するので、各第3発光部材211による発光演出を適切に表示することができる。すなわち、各第3発光部材211は、第1発光基板245の表面245Aに設けられた第1LED246からの照射光が、レンズ部材212の各レンズ部225で拡散された後に背面から入射して照明される。しかも、第1発光基板245の第1LED246が、第3発光部材211の背面において該第3発光部材211に正対しているので、該第1LED246からの照射光は、レンズ部225で拡散された後に各第3発光部材211に直接入射するようになり、該第3発光部材211の全体が明るく明輝されるようになる。従って、第2演出装置102および第3演出装置103の第2発光演出部116は、3つの第3発光部材211が個別に鮮明かつ明るく明輝され、かつ第1発光演出部114とは異なる発光態様となり、リーチ演出を適切に行なうことができる。しかも、第2外装部材210が非透光部材であるから、各第3発光部材211のみが明輝されて、該第3発光部材211が浮き上がって見えるような演出が行なわれる。
更に、第2演出装置102および第3演出装置103は、図6および図16に示す第3演出姿勢において、第2演出部115の第2発光演出部116および第3演出部117の第3発光演出部118の両方が、パチンコ機10の前側から視認可能であると共に、第2発光基板250の表面250Aがパチンコ機10の正面に向いた状態となる(図16参照)。このため、第3演出部117では、第2発光基板250の表面250Aに実装された各第2LED253の光がパチンコ機10の前方へ照射されるので、第3外装部材230の第1発光壁部233および第2発光壁部232が最も明るく明輝する状態となり、手先を模した演出部材231が強調される演出がなされる。また、第3演出姿勢においては、第2演出部115および第3演出部117の両方が視認されるため、駆動モータ160を正逆回転させて可動体111を第2演出姿勢側および第4演出姿勢側へ往復回転させることで、リーチ演出に対する興趣の向上を図り得る。
更に、第2演出装置102および第3演出装置103は、図7および図17に示す第4演出姿勢において、第3演出部117がパチンコ機10の前方に向いて第3発光演出部118が該パチンコ機10の正面に位置するので、第3外装部材230の第1発光壁部233および第2発光壁部232による発光演出を適切に表示することができる。すなわち、第3外装部材230の第1発光壁部233は、第2発光基板250の表面250Aと正対して、該表面250Aに設けられた第2LED253が背面に近接しているので、該第2LED253からの照射光が直接入射して明るく明輝された高輝領域となる。また、第2発光壁部232は、第2発光基板250の表面250Aに対し傾斜しているので、該第2発光基板250に近接した部分は明るく、該第2発光基板250から遠くなるに従って徐々に暗くなるように明輝された中輝領域となる。なお、第2発光壁部232は、第2LED253から直接入射される光および第1発光基板245の裏面245Bで反射した後に入射される光により効率的に照明される。また、第3外装部材230の側壁部236は、第2発光壁部233に斜め方向から入射した第2LED253の光が該側壁部236へ透過することで、僅かに明るくなった低輝領域となる。すなわち、第2演出装置102および第3演出装置103の第3発光演出部118は、第3外装部材230が、明るさが異なる高輝領域、中輝領域および低輝領域に分かれた照明がなされるので、第1発光演出部114および第2発光演出部116とは異なる発光態様となり、リーチ演出の多様化を図り得る。
そして、実施例のパチンコ機10における第2演出装置102および第3演出装置103によれば、作動機構112における駆動モータ160の駆動により、第1発光演出部114がパチンコ機10の前方を向いた第1演出姿勢、第2発光演出部116がパチンコ機10の前方を向いた第2演出姿勢、第2発光演出部116および第3発光演出部118の両方が視認可能な第3演出状態および第3発光演出部118がパチンコ機10の前方を向いた第4演出姿勢とに切り替え可能となっているので、演出の多様化を図ることができる。また、第1発光演出部114、第2発光演出部116および第3発光演出部118は、各々発光態様が異なっているので、多彩な演出を行なうことができる。
また、第2演出装置102および第3演出装置103の可動体111は、第2外装部材210および第3外装部材230を、回転方向の一方側端部が相互に近接すると共に他方側端部が相互に離間した傾斜姿勢で配設して、両外装部材230の間に画成された空間S内に第1発光基板245を配設し、該空間Sの外側に第2発光基板250を配設するようにした。従って、可動体111をコンパクトに構成することができ、第2演出装置102および第3演出装置103の小型化を図り得る。また、空間Sを小さくすることで、第2外装部材210を該空間S側へ凹んだ形状として、該第2外装部材210の外側には、宝石を模した立体形状の第3発光部材211を、外方へ突出することなく配設することができる。同様に、第3外装部材230を該空間S側へ凹んだ形状として、該第3外装部材230の外側には、手を模した立体形状の装飾部材231を、外方へ突出することなく配設することができる。これにより、可動体111のデザインの多様化も図られ、演出における興趣の向上を図り得る。
更に、第2演出装置102および第3演出装置103の可動体111は、第2発光基板250の表面250Aに実装された第2LED253により第3外装部材230の第1発光壁部233および第2発光壁部232を照明すると共に、該第2発光基板250の裏面250Bに実装された第3LED254および第4LED255により第1発光部材181および第2発光部材182を各々照明するよう構成した。すなわち、第1発光壁部233および第2発光壁部232の照明用の基板と、第1発光部材181および第2発光部材182の照明用の基板とを、個別に設けずに1つの第2発光基板250で共用しているので、コスト削減を図り得ると共に第2演出装置102および第3演出装置103の小型化および軽量化を図り得る。
(変更例)
本発明に係る遊技機は、実施例に例示の形態に限らず種々の変更が可能である。
(1)実施例では、上下方向に延在する軸線CLを中心として縦向き姿勢で回転する可動体111を例示したが、可動体111は、左右方向に延在する軸線を中心として横向き姿勢で回転するもの、前後方向に延在する軸線を中心として横向き姿勢で回転するもの、左下がり、右下がり、前下がりおよび後下がりに延在する軸線を中心とした傾斜姿勢で回転するもの等であってもよい。
(2)実施例では、第2外装部材210の背面に第1発光基板245を配設した形態を例示したが、第1発光基板245を第3外装部材230の背面に配設して、第2外装部材210の外側に配設した第3発光部材211を、第2発光基板250の第2LED253で背面から照明するよう構成してもよい。この場合には、第1発光基板245の裏面245Bにより、第2LED253から照射される光を第3発光部材211に向けて反射させるように構成することで、該第3発光部材211を効率的に照明することができる。
(3)実施例では、第1〜第3演出部113,115,117の3つの演出部から構成された可動体111を例示したが、演出部の構成数は2つでもよいし、4つ以上であってもよい。また、第1〜第3演出部113,115,117の各第1〜第3発光演出部114,116,118の形態は、実施例で例示したものに限らず、様々な意匠に構成することが可能である。
(4)第1〜第4LED246,253,254,255の配設数および配設位置は、実施例で例示したものに限らず、様々に変更可能である。
(5)実施例では、第2演出装置102および第3演出装置103は、実施例で例示した図柄表示装置100を構成するものに限らず、単独の演出装置として構成されるものであってもよい。この場合には、第2演出装置102および第3演出装置103は、遊技盤10に限らず、前枠13に配設したり、中枠12における前枠13の窓口15から視認可能な位置に配設してもよい。
(6)実施例では、遊技機としてのパチンコ機を示したが、遊技機はパチンコ機に限られるものではなく、アレンジボール機やスロットマシン等であってもよい。
02 演出装置(第2演出装置)
103 演出装置(第3演出)装置
160 駆動モータ(駆動手段)
10 第2外装部材(第1部材)
211 第3発光部材(第1発光部)
216 第1側壁部(一方側端部)
217 第2側壁部(他方側壁部)
230 第3外装部材(第2部材)
232 第1発光壁部(他方側壁部)
233 第2発光壁部(第2発光部)
236 側壁部(一方側端部)
245 第1発光基板
245A 表面(面)
245B 裏面(面)
246 第1LED(第1発光手段)
250 第2発光基板
250B 裏面(面)
253 第2LED(第2発光手段)
254 第3LED(第3発光手段)
CL 軸線

Claims (1)

  1. 発光部を備えた演出装置が配設された遊技機において、
    前記演出装置は、
    軸線を中心として回転可能に設けられ、透光性を有する第1発光部を備えた第1部材と、
    前記軸線を中心とした回転方向で前記第1部材に隣接し、該軸線を中心として回転可能に設けられ、透光性を有する第2発光部を備えた第2部材と、
    前記第1部材および第2部材の間に画成された空間内において前記第1部材の背面に配設され、前記第1発光部を背面側から照明する第1発光手段が該第1発光部側の面に実装された第1発光基板と、
    前記第1部材および第2部材に夫々隣接して配設されて前記空間を画成し、前記第2発光部を背面側から照明する第2発光手段が該空間側の面に実装された第2発光基板と、
    前記第1部材、第2部材、第1発光基板および第2発光基板の各々を、前記軸線を中心として回転させる駆動手段とを備え、
    前記演出装置は、前記駆動手段の駆動により、前記第1発光部が遊技機の前方に向いた第1演出姿勢および前記第2発光部が遊技機の前方に向いた第2演出姿勢に切り替え可能に構成され
    前記第1部材および第2部材は、前記回転方向の一方側端部が相互に近接すると共に他方側端部が相互に離間した傾斜姿勢で配設され、
    前記第1発光基板は、前記第1発光手段が前記第1発光部に正対する向きに配設され、
    前記第2発光基板は、前記第2発光部に対し傾斜した姿勢で配設され、第2発光手段の光が前記第2発光部に対して斜め方向から照射されるよう構成された
    ことを特徴とする遊技機。
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