JP2011110372A - 電飾装飾体、遊技盤ユニット、及びパチンコ遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】シンプル、且つ占有スペースをとらないコンパクトな構造でありながら、ミラー部材上の光像や可動部品の投影像を種々変化させて、視認される像数を増やしたり、実際の厚みよりも深い奥行きある錯覚をもたらすなどの演出効果を高めることができる電飾装飾体を提供する。
【解決手段】LED31を搭載したプリント基板30と、反射面41を有すると共にLEDからの発光を前方に透過させる透光部42を有したミラー部材40と、ミラー部材の前方に離間配置されLEDからの発光の一部を反射面に投影させるハーフミラー50と、駆動機構60と、を備え、ミラー部材は、ハーフミラーに対して可動な状態で駆動機構により支持されており、LEDからの発光時に、駆動機構によってミラー部材を動作させることにより、ミラー部材の反射面に複数個投影されたLEDの光像が動いて視認されるように構成した。
【選択図】図3
【解決手段】LED31を搭載したプリント基板30と、反射面41を有すると共にLEDからの発光を前方に透過させる透光部42を有したミラー部材40と、ミラー部材の前方に離間配置されLEDからの発光の一部を反射面に投影させるハーフミラー50と、駆動機構60と、を備え、ミラー部材は、ハーフミラーに対して可動な状態で駆動機構により支持されており、LEDからの発光時に、駆動機構によってミラー部材を動作させることにより、ミラー部材の反射面に複数個投影されたLEDの光像が動いて視認されるように構成した。
【選択図】図3
Description
本発明はシンプル、且つ占有スペースをとらないコンパクトな構造でありながら、ミラーに投影される光源の光像、役物の像を種々変化、動作させて演出効果を高めることができる電飾装飾体、遊技盤ユニット、及び遊技機に関するものである。
パチンコ遊技機においては、遊技盤の盤面に入賞口、風車、図柄表示装置、電飾装置等の各種盤面部品を設けて遊技内容の多様性を図っている。そして、遊技盤に設けられた始動入賞口に遊技球が入賞すると、遊技盤中の図柄表示装置に表示される図柄が変動を開始し、所定時間経過後に停止した図柄が予め定めた大当たり図柄となった場合に大当たり状態となり、遊技者が大量の出球を獲得できるようになっている。このような遊技機では、遊技の興趣を高めるために様々な表示演出が行われる。
例えば、遊技の進行中における入賞、その他の遊技状態の変化を視覚的に表現、報知したり、遊技進行上での電飾効果を図る等の目的から、遊技盤、可動盤面部品、その他任意の部位にLEDランプやフィラメント式ランプ等の発光装置を配置している(特許文献1、2)。
しかし、例えば役物上に固定配置されたLEDランプを用いた演出としては、せいぜいLEDランプを発光、消灯させるタイミングを種々変化させたり、光量、発光色を変化させる程度であり、多様性ある演出は困難であった。
特許文献3には、反射板に対向してハーフミラーを配置し、光源からの光像に変化をもたらすようにした電飾装置が開示されている。しかし、反射板とハーフミラーによる単純なトリックに過ぎず、これらの特性を十分に活用し切れておらず、光像の変化の程度が低く、演出性に乏しいという欠点を有している。
例えば、遊技の進行中における入賞、その他の遊技状態の変化を視覚的に表現、報知したり、遊技進行上での電飾効果を図る等の目的から、遊技盤、可動盤面部品、その他任意の部位にLEDランプやフィラメント式ランプ等の発光装置を配置している(特許文献1、2)。
しかし、例えば役物上に固定配置されたLEDランプを用いた演出としては、せいぜいLEDランプを発光、消灯させるタイミングを種々変化させたり、光量、発光色を変化させる程度であり、多様性ある演出は困難であった。
特許文献3には、反射板に対向してハーフミラーを配置し、光源からの光像に変化をもたらすようにした電飾装置が開示されている。しかし、反射板とハーフミラーによる単純なトリックに過ぎず、これらの特性を十分に活用し切れておらず、光像の変化の程度が低く、演出性に乏しいという欠点を有している。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、従来、反射板に対向してハーフミラーを配置し、光源からの光像に変化をもたらすようにした電飾装置が知られているが、光像の変化の程度が低く、演出性に乏しいという欠点を有している。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、シンプル、且つ占有スペースをとらないコンパクトな構造でありながら、ハーフミラーと反射板と、これらに投影される光像や可動部品の投影像を有効に活用して、光像や可動部品の投影像を種々変化させて、視認される像数を増やしたり、実際の厚みよりも深い奥行きある錯覚をもたらすなどの演出効果を高めることができる電飾装飾体、遊技盤ユニット、及び遊技機に関するものである。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、シンプル、且つ占有スペースをとらないコンパクトな構造でありながら、ハーフミラーと反射板と、これらに投影される光像や可動部品の投影像を有効に活用して、光像や可動部品の投影像を種々変化させて、視認される像数を増やしたり、実際の厚みよりも深い奥行きある錯覚をもたらすなどの演出効果を高めることができる電飾装飾体、遊技盤ユニット、及び遊技機に関するものである。
上記目的を達成するため、請求項1の発明に係る電飾装飾体は、LEDを搭載したプリント基板と、該プリント基板の前方に配置されて前面に反射面を有すると共に前記LEDからの発光を前方に透過させる透光部を有したミラー部材と、該ミラー部材の前方に離間配置され前記LEDからの発光の一部を前記反射面に投影させるハーフミラーと、駆動機構と、を備え、前記ミラー部材は、前記ハーフミラーに対して可動な状態で前記駆動機構により支持されており、前記LEDからの発光時に、前記駆動機構によって前記ミラー部材を動作させることにより、前記ミラー部材の反射面に複数個投影されたLEDの光像が動いて視認されるように構成したことを特徴とする。
LEDから出射された光をミラー部材に設けた透光部を介して前方へ出射した時に、前方に配置されたハーフミラーによって光の一部が反射されてその光像がミラー部材の反射面に投影される。このため、反射面には一つの光像が複数に増数され、且つ位置をずらして奥行き方向へ連続した状態となって投影され、電飾装飾体の実際の厚みよりも奥行きがあるように錯覚を起こすことができる。この際、ミラー部材を動作させると反射面に投影された複数個の光像が立体的に変化した状態となる。
なお、ミラー部材を動作させるとは、揺動、回転、回動、前後動を含む広い概念である。
請求項2の発明に係る電飾装飾体では、前記ミラー部材は前記プリント基板に固定されており、該ミラー部材と該プリント基板は一体的に動作することを特徴とする。
請求項3の発明に係る電飾装飾体では、前記駆動機構は、モータと、該モータにより軸心を中心として回転駆動され先端部に偏心突起を有した棒状の作動部材と、軸心を中心としない揺動回転ができるように支持され且つ前記偏心突起を後端開口内に嵌合させることにより前記作動部材の回転時に揺動回転し、且つ前記ミラー部材に係止された回転軸部材と、を備えていることを特徴とする。
LEDから出射された光をミラー部材に設けた透光部を介して前方へ出射した時に、前方に配置されたハーフミラーによって光の一部が反射されてその光像がミラー部材の反射面に投影される。このため、反射面には一つの光像が複数に増数され、且つ位置をずらして奥行き方向へ連続した状態となって投影され、電飾装飾体の実際の厚みよりも奥行きがあるように錯覚を起こすことができる。この際、ミラー部材を動作させると反射面に投影された複数個の光像が立体的に変化した状態となる。
なお、ミラー部材を動作させるとは、揺動、回転、回動、前後動を含む広い概念である。
請求項2の発明に係る電飾装飾体では、前記ミラー部材は前記プリント基板に固定されており、該ミラー部材と該プリント基板は一体的に動作することを特徴とする。
請求項3の発明に係る電飾装飾体では、前記駆動機構は、モータと、該モータにより軸心を中心として回転駆動され先端部に偏心突起を有した棒状の作動部材と、軸心を中心としない揺動回転ができるように支持され且つ前記偏心突起を後端開口内に嵌合させることにより前記作動部材の回転時に揺動回転し、且つ前記ミラー部材に係止された回転軸部材と、を備えていることを特徴とする。
請求項4の発明に係る電飾装飾体は、LEDを搭載したプリント基板と、該プリント基板の前方に配置されて前面に反射面を有すると共に前記LEDからの発光を前方に透過させる透光部を有したミラー部材と、該ミラー部材の後方に配置されたギヤ機構と、前記ミラー部材の前方に離間配置され前記LEDからの発光の一部を前記反射面に投影させるハーフミラーと、駆動機構と、を備え、前記透光部は、前記ミラー部材の反射面から突出する透光部本体と、該透光部本体の後面から突出した軸部と、を備え、該軸部を該ミラー部材により回転自在に軸支されており、前記ギヤ機構は、前記透光部の軸部に固定されたギヤ部材から構成されており、前記LEDからの発光時に、前記駆動機構によって前記ギヤ機構を動作させて前記透光部を回転させることにより、前記ミラー部材の反射面に複数個投影された透光部の光像が動いて視認されるように構成したことを特徴とする。
ミラー部材の反射面側に回転自在に支持した透光部を回転させることにより、反射面に投影された光像、透光部の像を回転動作させて、演出の多様性を得ることができる。なお、回転には回動も含まれる。
請求項5の発明に係る電飾装飾体では、前記ギヤ機構は、複数の前記透光部に夫々設けられた前記ギヤ部材から構成されており、前記駆動機構が少なくとも一つの前記ギヤ部材を駆動することにより他のギヤ部材が連動して回転するように構成されていることを特徴とする。
請求項6の発明に係る電飾装飾体は、前記ミラー部材の反射面を非平坦面としたことを特徴とする。
請求項7の発明に係る遊技盤ユニットは、請求項1乃至6の何れか一項に記載の電飾装飾体と、遊技盤と、を備えたことを特徴とする。
請求項8の発明に係るパチンコ遊技機は、請求項7に記載の遊技盤ユニットを備えたことを特徴とする。
ミラー部材の反射面側に回転自在に支持した透光部を回転させることにより、反射面に投影された光像、透光部の像を回転動作させて、演出の多様性を得ることができる。なお、回転には回動も含まれる。
請求項5の発明に係る電飾装飾体では、前記ギヤ機構は、複数の前記透光部に夫々設けられた前記ギヤ部材から構成されており、前記駆動機構が少なくとも一つの前記ギヤ部材を駆動することにより他のギヤ部材が連動して回転するように構成されていることを特徴とする。
請求項6の発明に係る電飾装飾体は、前記ミラー部材の反射面を非平坦面としたことを特徴とする。
請求項7の発明に係る遊技盤ユニットは、請求項1乃至6の何れか一項に記載の電飾装飾体と、遊技盤と、を備えたことを特徴とする。
請求項8の発明に係るパチンコ遊技機は、請求項7に記載の遊技盤ユニットを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、ミラー部材に透光部を搭載し、透光部を介して前方へ出射された光の一部を前方に位置するハーフミラーにより反射させてミラー部材の反射面に複数に連なった像を投影するように構成し、更にミラー部材、或いは透光部を動作させるように構成した。このため、シンプル、且つ占有スペースをとらないコンパクトな構造でありながら、ハーフミラーと反射板と、これらに投影される光像や可動部品の投影像を有効に活用して、光像や可動部品の投影像を種々変化させて、視認される像数を増やしたり、実際の厚みよりも深い奥行きある錯覚をもたらすなどの演出効果を高めることができる。
以下、本発明を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。
図1は本発明の電飾装飾体を搭載したパチンコ遊技機の正面図である。
パチンコ遊技機1は、矩形形状の枠2を有し、この枠2の窓孔に対して表側から遊技盤3が着脱可能に取り付けられている。
遊技盤3には、遊技領域の外周縁に沿って前方に突出されたガイドレールが設けられている。ガイドレールは発射装置から発射された遊技球を遊技領域の上部に案内したり、アウト球を回収するアウト口18に案内したりする外レールR1及び内レールR2により構成される。
遊技盤3の前面側には、図示しないガラス枠が開閉可能に取り付けられている。またガラス枠の下部には遊技球を貯留する受け皿部4と、受け皿部4内の遊技球を発射する発射レバー5等が設けられている。また、受け皿部4の上部には、例えば遊技演出用のチャンスボタンや十字キーなどの操作部6や、遊技球の購入ボタンや購入取り消しボタンなどが設けられている。
遊技盤3の略中央には、図柄表示装置9が配置されている。図柄表示装置9は、例えば、液晶表示装置等の液晶表示パネルによって構成され、通常動作状態の時は図示しない特別図柄画像が表示される。また、所謂リーチ状態や特別遊技状態の時はそれぞれの遊技状態であることを示す演出画像等が表示される。
図1は本発明の電飾装飾体を搭載したパチンコ遊技機の正面図である。
パチンコ遊技機1は、矩形形状の枠2を有し、この枠2の窓孔に対して表側から遊技盤3が着脱可能に取り付けられている。
遊技盤3には、遊技領域の外周縁に沿って前方に突出されたガイドレールが設けられている。ガイドレールは発射装置から発射された遊技球を遊技領域の上部に案内したり、アウト球を回収するアウト口18に案内したりする外レールR1及び内レールR2により構成される。
遊技盤3の前面側には、図示しないガラス枠が開閉可能に取り付けられている。またガラス枠の下部には遊技球を貯留する受け皿部4と、受け皿部4内の遊技球を発射する発射レバー5等が設けられている。また、受け皿部4の上部には、例えば遊技演出用のチャンスボタンや十字キーなどの操作部6や、遊技球の購入ボタンや購入取り消しボタンなどが設けられている。
遊技盤3の略中央には、図柄表示装置9が配置されている。図柄表示装置9は、例えば、液晶表示装置等の液晶表示パネルによって構成され、通常動作状態の時は図示しない特別図柄画像が表示される。また、所謂リーチ状態や特別遊技状態の時はそれぞれの遊技状態であることを示す演出画像等が表示される。
図柄表示装置9の下方には、図柄表示装置9の特別図柄を可変表示させるための可変入賞装置11が設けられている。
また、図柄表示装置9の左側には、遊技盤3の右下部に配置された普通図柄表示装置10に表示される普通図柄を作動させるためのゲート12が設けられている。
さらに、可変入賞装置11の下方には、特別遊技状態の一つである大当り状態のときに開成状態になる開閉扉を有する大入賞口13が設けられている。
可変入賞装置11は、図柄表示装置9を可変表示させるための上始動ポケット14と、左右一対の開閉爪(可動片)を有する電動式チューリップ17とを備えている。
また遊技盤3には、普通入賞口16が設けられていると共に、風車15や多数の遊技釘が突設されている。遊技釘は、遊技球の落下速度を遅くすると共に、落下方向を複雑に変化させて遊技進行上の興趣を高めている。
普通図柄表示装置10に表示される普通図柄は、1個または複数個の図柄を変動表示可能であり、普通図柄始動口としてのゲート12が遊技球を検出することを条件に、その図柄が乱数制御等により所定時間可変して停止するようになっている。
普通図柄としては、数字図柄、アルファベット図柄、キャラクター図柄、その他の適宜の遊技図柄が使用される。そして、ゲート12を遊技球が通過したことを条件に乱数制御により普通図柄が所定態様となった場合に、可変入賞装置11に設けられた電動式チューリップから成る可動片を所定時間、開成動作するように構成されている。
また、図柄表示装置9の左側には、遊技盤3の右下部に配置された普通図柄表示装置10に表示される普通図柄を作動させるためのゲート12が設けられている。
さらに、可変入賞装置11の下方には、特別遊技状態の一つである大当り状態のときに開成状態になる開閉扉を有する大入賞口13が設けられている。
可変入賞装置11は、図柄表示装置9を可変表示させるための上始動ポケット14と、左右一対の開閉爪(可動片)を有する電動式チューリップ17とを備えている。
また遊技盤3には、普通入賞口16が設けられていると共に、風車15や多数の遊技釘が突設されている。遊技釘は、遊技球の落下速度を遅くすると共に、落下方向を複雑に変化させて遊技進行上の興趣を高めている。
普通図柄表示装置10に表示される普通図柄は、1個または複数個の図柄を変動表示可能であり、普通図柄始動口としてのゲート12が遊技球を検出することを条件に、その図柄が乱数制御等により所定時間可変して停止するようになっている。
普通図柄としては、数字図柄、アルファベット図柄、キャラクター図柄、その他の適宜の遊技図柄が使用される。そして、ゲート12を遊技球が通過したことを条件に乱数制御により普通図柄が所定態様となった場合に、可変入賞装置11に設けられた電動式チューリップから成る可動片を所定時間、開成動作するように構成されている。
図柄表示装置9に表示される特別図柄は、停止図柄が予め定められた図柄の組合せ、例えば同一図柄の組合せとなった場合に大当り状態となるように構成されている。また特別図柄は、可変入賞装置11の上始動ポケット14、又は電動式チューリップの開成動作により遊技球が誘導される下始動口(図示していない)への遊技球の入賞を検出することを条件に乱数制御等により表示がスクロールする等、所定の変動パターンで所定時間変動(可変)して図柄で停止するようになっている。その際、有効ライン上に2個の停止図柄が同一となった場合に、リーチ状態が発生し、このリーチ状態において、有効ライン上の最後の停止図柄が既に停止している2個の図柄と同一となった場合に大当り状態が発生する。なお、特別図柄としては、数字図柄、アルファベット図柄、キャラクター図柄等が使用可能である。
図柄表示装置9の右方には、雪結晶を象った星形の電飾装飾体20が配置されている。
図柄表示装置9の右方には、雪結晶を象った星形の電飾装飾体20が配置されている。
図2(a)(b)及び(c)は本発明に係る電飾装飾体の構成を示す正面側斜視図、正面図、及び背面図であり、図3(a)はこの電飾装飾体の正面側分解斜視図、(b)は要部分解斜視図であり、図4はこの電飾装飾体の背面側分解斜視図であり、図5はこの電飾装飾体の縦断面図であり、図6(a)及び(b)は駆動機構の動作説明図であり、図7はこの電飾装飾体を作動させた場合に視認される光像の状態を示す説明図である。
電飾装飾体20は、正面形状が星形の枠体であるケース21と、ケース21内に収容され前面にLED31を搭載したプリント基板30と、プリント基板30の前方に固定配置されて前面に反射面(例えば、鏡面)41を有すると共にLED31からの発光を前方に透過させる透光部42を有したミラー部材40と、ケース21の前部開口を閉止するように固定され且つミラー部材40の前方に並行に離間配置されてLEDからの発光の一部を反射して反射面41に投影させるハーフミラー50と、プリント基板30とミラー部材40から成る回転ユニットUの後方に連設されて回転ユニットUを支持し且つ回転、回動、揺動等、種々動作させる駆動機構60と、を備えている。
ケース21の前面開口に配置したハーフミラー50の前面には必要に応じて凸レンズ板を配置して前方から視認される映像を拡大するようにしてもよい。
ミラー部材40に設けた透光部42は、ミラー部材に設けた透光穴42Aと、この透光穴を塞ぐように配置された透光部材42Bとから成る。透光部材42Bは、透明樹脂等の透明材料から成る星形の部材からなり、LED31からの発光時にこの透光部材42Bが星形に発光するように構成されている(図5)。この突起状の透光部材42Bは少なくともとの一部を凸レンズとしてもよい。
ケース21の前面開口に配置したハーフミラー50の前面には必要に応じて凸レンズ板を配置して前方から視認される映像を拡大するようにしてもよい。
ミラー部材40に設けた透光部42は、ミラー部材に設けた透光穴42Aと、この透光穴を塞ぐように配置された透光部材42Bとから成る。透光部材42Bは、透明樹脂等の透明材料から成る星形の部材からなり、LED31からの発光時にこの透光部材42Bが星形に発光するように構成されている(図5)。この突起状の透光部材42Bは少なくともとの一部を凸レンズとしてもよい。
ハーフミラー50は、周知のように反射光と透過光の強さがほぼ1:1であり、ハーフミラーの片面側の照明を明るくする一方で他面側を暗くすると、遊技者が照明が明るい側からハーフミラー面を見た場合にはミラーとして見え、暗い面側から見た場合には明るい側を透過して見ることができる。
最前部にハーフミラー50を配置した結果、LED31が点灯して後方から前方へ向けて光が照射されている時にはハーフミラー50を介してその奥部に位置するミラー部材40及び透光部42を視認できる一方で、LEDが消灯している時にはハーフミラー50が鏡面として認識され奥部を視認できない。なお、ハーフミラー50は厳密な意味で透過させる光量と反射させる光量が同等である必要はなく、LEDからの光の一部がハーフミラーにて反射して反射面に投影される構成であればよい。
プリント基板30及びミラー部材40から成る回転ユニットUは、固定状態にあるハーフミラー50に対して可動な状態で駆動機構60によって支持されており、LED31からの発光時に回転ユニットUを回転、或いは正逆回動させることにより、ミラー部材の反射面に複数倍の個数投影されたLEDの光像が動いて視認されるように構成されている(図7参照)。
本例では、プリント基板30とミラー部材40を一体化しているが、これは一例に過ぎない。
最前部にハーフミラー50を配置した結果、LED31が点灯して後方から前方へ向けて光が照射されている時にはハーフミラー50を介してその奥部に位置するミラー部材40及び透光部42を視認できる一方で、LEDが消灯している時にはハーフミラー50が鏡面として認識され奥部を視認できない。なお、ハーフミラー50は厳密な意味で透過させる光量と反射させる光量が同等である必要はなく、LEDからの光の一部がハーフミラーにて反射して反射面に投影される構成であればよい。
プリント基板30及びミラー部材40から成る回転ユニットUは、固定状態にあるハーフミラー50に対して可動な状態で駆動機構60によって支持されており、LED31からの発光時に回転ユニットUを回転、或いは正逆回動させることにより、ミラー部材の反射面に複数倍の個数投影されたLEDの光像が動いて視認されるように構成されている(図7参照)。
本例では、プリント基板30とミラー部材40を一体化しているが、これは一例に過ぎない。
ミラー部材40の反射面41の地の部分(非透光部)は平坦面であってもよいし、少なくとも部分的に細かい凸部、凹部、突条、溝を有した非平坦面であったり、少なくとも部分的に湾曲した面であってもよい。これにより、反射面に投影される像を種々変形させることができる。
ミラー部材に設けた透光部42は、凸レンズ、或いは単なる透明部として構成されており、透光部42からLED31の光が前方へ出射されて、光量の半分はハーフミラー50を透過し、残りの半分の光量はハーフミラーにて反射してミラー部材の反射面41に投影されて光像を形成する。ミラー部材の反射面41に投影された光像はハーフミラーの内側面で反射して再びミラー部材の反射面に投影されるため、ハーフミラーの前方から見た場合にミラーの反射面上に多数の光像(本例では雪結晶の象った可動部品)が位置を僅かにずらして重なって(連なって)投影された状態を視認できる。このため、遊技者はケーシングの実際の厚みよりも深い奥行きがあるように錯覚し、演出効果を高めることができる(図7)。
従来のハーフミラーを用いた電飾装置は、主としてハーフミラー、ミラーだけを用いて単純なトリックを行っていたが、本発明ではハーフミラー、ミラー、及びミラーの反射面に配置した実物としての透光部の組合せによってトリックを実現している点が特徴的である。
また、透光部材42Bを凸レンズにより構成した場合にはLEDからの光像を拡大して表示することができ、演出効果を高めることができる。
ミラー部材に設けた透光部42は、凸レンズ、或いは単なる透明部として構成されており、透光部42からLED31の光が前方へ出射されて、光量の半分はハーフミラー50を透過し、残りの半分の光量はハーフミラーにて反射してミラー部材の反射面41に投影されて光像を形成する。ミラー部材の反射面41に投影された光像はハーフミラーの内側面で反射して再びミラー部材の反射面に投影されるため、ハーフミラーの前方から見た場合にミラーの反射面上に多数の光像(本例では雪結晶の象った可動部品)が位置を僅かにずらして重なって(連なって)投影された状態を視認できる。このため、遊技者はケーシングの実際の厚みよりも深い奥行きがあるように錯覚し、演出効果を高めることができる(図7)。
従来のハーフミラーを用いた電飾装置は、主としてハーフミラー、ミラーだけを用いて単純なトリックを行っていたが、本発明ではハーフミラー、ミラー、及びミラーの反射面に配置した実物としての透光部の組合せによってトリックを実現している点が特徴的である。
また、透光部材42Bを凸レンズにより構成した場合にはLEDからの光像を拡大して表示することができ、演出効果を高めることができる。
駆動機構60は、中心部に支持穴61aを有した円板状の支持板61と、支持板61により前面開口を閉止された有底円筒状の外ケース62と、支持板61の底面と外ケース62の底板内底面との間に差し渡し固定されることにより両者間を螺子固定する固定部材63と、支持板61の支持穴61aによって回転自在且つ抜け落ち不能に支持された回転軸部材(軸部材)64と、外ケース62の底板に設けた小孔62aによって回転自在に支持されると共に先端の偏心突起65aを回転軸部材64の後端開口内に嵌合させて偏心回転することにより回転軸部材64を偏心回転させる作動部材65と、外ケース62の底板の外側面に突設した作動部材65の棒状の他端部に固定された従動ギヤ66と、外ケースの底板から離間した状態で固定されたモータ支持板68に固定され出力ギヤ67aを従動ギヤ66と噛合させるモータ67と、を備えている。
支持板の支持穴61aの前後に相当する回転軸部材(軸部材)64の部分に夫々大径の抜け落ち防止部材64aを一体化すると共に、抜け落ち防止部材64a間の間隔を支持板61の厚みよりも十分に大きく設定し、更に回転軸部材64の径よりも支持穴61aの径を十分に大きく設定することにより、支持穴からの抜け落ちが防止されると共に、回転軸部材64がその軸心を中心としない揺動回転ができるように構成されている。
支持板の支持穴61aの前後に相当する回転軸部材(軸部材)64の部分に夫々大径の抜け落ち防止部材64aを一体化すると共に、抜け落ち防止部材64a間の間隔を支持板61の厚みよりも十分に大きく設定し、更に回転軸部材64の径よりも支持穴61aの径を十分に大きく設定することにより、支持穴からの抜け落ちが防止されると共に、回転軸部材64がその軸心を中心としない揺動回転ができるように構成されている。
作動部材65の棒状部はその軸心を中心として回転する一方で、その円形の先端面の偏心した位置に偏心突起65aを突設させている。このため、作動部材65の回転時には、偏心突起65aは偏心回転する。
偏心突起65aは、回転軸部材(軸部材)64の円形の後端開口64c内に遊嵌しており、作動部材65が回転する際には、偏心突起65aが回転軸部材の後端開口の内壁に部分的に当接して後端開口を外径方向へ押しながら偏心回転する。このため、回転軸部材64はその軸心を中心とした回転をすることができず、支持板の支持穴61a内壁に沿って揺動する。
回転軸部材64の先端部には小突起64bが設けられており、この小突起64bは回転ユニットUに対して係止されることにより、回転軸部材の64の回転時に回転ユニットUが一体回転するように構成されている。この例では、回転ユニットUの後方側に配置されたプリント基板30の中心孔30aに回転軸部材64の棒状大径部を挿通すると共に、小突起64bをミラー部材40の中心孔40aに圧入固定させている。
偏心突起65aは、回転軸部材(軸部材)64の円形の後端開口64c内に遊嵌しており、作動部材65が回転する際には、偏心突起65aが回転軸部材の後端開口の内壁に部分的に当接して後端開口を外径方向へ押しながら偏心回転する。このため、回転軸部材64はその軸心を中心とした回転をすることができず、支持板の支持穴61a内壁に沿って揺動する。
回転軸部材64の先端部には小突起64bが設けられており、この小突起64bは回転ユニットUに対して係止されることにより、回転軸部材の64の回転時に回転ユニットUが一体回転するように構成されている。この例では、回転ユニットUの後方側に配置されたプリント基板30の中心孔30aに回転軸部材64の棒状大径部を挿通すると共に、小突起64bをミラー部材40の中心孔40aに圧入固定させている。
以上の構成において、モータ67を一方向に回転駆動させると、出力ギヤ67aから駆動力が従動ギヤ66に伝達されて回転軸部材64を回転させる。すると、回転軸部材64の先端部に固定された偏心突起65aが回転軸部材64の後端開口の内壁を外径方向へ押圧しながら偏心回転するため、回転軸部材64が支持穴61aを中心として揺動する。このため、作動部材65の先端部に固定された回転ユニットUがその中心部を中心として揺動しながら回転する。
LED31を点灯させた状態で回転ユニットUが揺動回転すると、固定側のハーフミラー50に対する反射面41の角度が変化するため、ハーフミラーの前方から見た場合の反射面上の光像が種々の角度に変化する演出を実現することができる。
即ち、LED31から出射された光をミラー部材に設けた透光部42を介して前方へ出射した時に、前方に配置されたハーフミラー50によって光の一部が反射されてその光像がミラー部材の反射面に投影される。このため、反射面には一つの光像が複数に増数され、且つ位置をずらして奥行き方向へ連続した状態となって投影され、電飾装飾体の実際の厚みよりも奥行きがあるように錯覚を起こすことができる。この際、ミラー部材を前後方向に揺動させると反射面に投影された複数個の光像が立体的に変化している状態となる。図7中の実線で示した個々の透光部42の像に対して、破線で示したのが増数して見える反射像である。
なお、駆動機構60による回転ユニットU(ミラー部材)の駆動方向は一方向である必要はなく、正逆転方向へ交互に回転、回動させてもよい。また、回転、回動を伴わない前後方向への進退動作であってもよい。従って、軸部材64は、前後動作する構成であってもよい。
LED31を点灯させた状態で回転ユニットUが揺動回転すると、固定側のハーフミラー50に対する反射面41の角度が変化するため、ハーフミラーの前方から見た場合の反射面上の光像が種々の角度に変化する演出を実現することができる。
即ち、LED31から出射された光をミラー部材に設けた透光部42を介して前方へ出射した時に、前方に配置されたハーフミラー50によって光の一部が反射されてその光像がミラー部材の反射面に投影される。このため、反射面には一つの光像が複数に増数され、且つ位置をずらして奥行き方向へ連続した状態となって投影され、電飾装飾体の実際の厚みよりも奥行きがあるように錯覚を起こすことができる。この際、ミラー部材を前後方向に揺動させると反射面に投影された複数個の光像が立体的に変化している状態となる。図7中の実線で示した個々の透光部42の像に対して、破線で示したのが増数して見える反射像である。
なお、駆動機構60による回転ユニットU(ミラー部材)の駆動方向は一方向である必要はなく、正逆転方向へ交互に回転、回動させてもよい。また、回転、回動を伴わない前後方向への進退動作であってもよい。従って、軸部材64は、前後動作する構成であってもよい。
また、駆動機構によって駆動される対象は透光部を搭載したミラー部材であればよく、プリント基板は必ずしも揺動する必要はない。
なお、ミラー部材を動作させるとは、揺動、回転、回動、前後動を含む広い概念である。
この電飾装飾体によれば、少ない部品、少ない占有スペースで、透光部を介して出射されてくるLEDの光の一部をハーフミラーを介してミラー部材の反射面に投影することにより得られる光像の数を倍増させて見せることができる。しかも、装飾体に実際の厚みよりも深い奥行きがあるように錯覚させることができる。また、反射面を揺動させることにより、投影された光像を動きのある変化に富んだ映像として表現することが可能となる。このため、狭いスペースを利用して多様な演出を実現することが可能となる。
なお、ミラー部材を動作させるとは、揺動、回転、回動、前後動を含む広い概念である。
この電飾装飾体によれば、少ない部品、少ない占有スペースで、透光部を介して出射されてくるLEDの光の一部をハーフミラーを介してミラー部材の反射面に投影することにより得られる光像の数を倍増させて見せることができる。しかも、装飾体に実際の厚みよりも深い奥行きがあるように錯覚させることができる。また、反射面を揺動させることにより、投影された光像を動きのある変化に富んだ映像として表現することが可能となる。このため、狭いスペースを利用して多様な演出を実現することが可能となる。
次に、図8(a)(b)及び(c)は本発明の他の実施形態に係る電飾装飾体の前方斜視図、側面図、及び背面図であり、図9(a)及び(b)はこの電飾装飾体の分解斜視図、及び回転ユニットの分解斜視図であり、図10はこの電飾装飾体の側部縦断面図であり、図11(a)及び(b)は回転ユニットの背面図及び駆動機構の正面図であり、図12はギヤ機構におけるギヤの配置図であり、図13はLED発光中に透光部を回転させた際の光像の状態を示す正面図である。
電飾装飾体100は、正面形状が星形のケース101と、ケース101内に収容され前面にLED111を搭載したプリント基板110と、プリント基板110の前方に固定配置されたギヤ支持板121と、ギヤ支持板121により回転自在に軸支された複数のギヤから成るギヤ機構130と、ギヤ支持板121の前方に配置されて前面に反射面(例えば、鏡面)126を有すると共にLED111からの発光を前方に透過させる透光部127を有したミラー部材125と、ケース101の前部開口を閉止するように固定されてミラー部材125の前方に並行に離間配置されたハーフミラー140と、プリント基板110、ギヤ支持板121、ミラー部材125、及びギヤ機構130から成る回転ユニットUの後方に連設されてギヤ機構130を介して透光部127を回転(回動)させる駆動機構150と、を備えている。
ケース101の前面開口に配置したハーフミラー140の前面には必要に応じて凸レンズ板を配置することにより、前方から視認される映像を拡大して演出効果を高めるようにしてもよい。
ケース101の前面開口に配置したハーフミラー140の前面には必要に応じて凸レンズ板を配置することにより、前方から視認される映像を拡大して演出効果を高めるようにしてもよい。
ミラー部材125に設けた透光部127は、透明樹脂等の透明材料から成る星形の本体127aと、本体127aの背面から突出した透光性の軸部127bと、を備え、ミラー部材125に設けた穴125aによって軸部127bが回転自在に軸支され、各透光部と対応する位置に配置されたLED111からの発光時に軸部127bを経由してきた光により透光部127aが星形に発光するように構成されている。この透光部本体127aは凸レンズとしてもよい。
最前部にハーフミラー140を配置した結果、LED111が点灯して後方から前方へ向けて光が照射されている時にはハーフミラー140を介してその奥部に位置するミラー部材125及び透光部127を視認できる一方で、LEDが消灯している時にはハーフミラー140が鏡面として認識され奥部を視認できない。
回転ユニットUを構成するプリント基板110、ギヤ支持板121、及びミラー部材125は、ケース101及びハーフミラー140に対して固定されている。透光部127及びギヤ機構130は駆動機構150によって回転駆動され、LED111からの発光時に透光部127を回転、或いは正逆回動させることにより、ミラー部材の反射面に複数倍の個数となって投影された各透光部の光像が動いて視認されるように構成されている(図13参照)。
最前部にハーフミラー140を配置した結果、LED111が点灯して後方から前方へ向けて光が照射されている時にはハーフミラー140を介してその奥部に位置するミラー部材125及び透光部127を視認できる一方で、LEDが消灯している時にはハーフミラー140が鏡面として認識され奥部を視認できない。
回転ユニットUを構成するプリント基板110、ギヤ支持板121、及びミラー部材125は、ケース101及びハーフミラー140に対して固定されている。透光部127及びギヤ機構130は駆動機構150によって回転駆動され、LED111からの発光時に透光部127を回転、或いは正逆回動させることにより、ミラー部材の反射面に複数倍の個数となって投影された各透光部の光像が動いて視認されるように構成されている(図13参照)。
ミラー部材125の反射面126の地の部分(非透光部)は平坦面であってもよいし、少なくとも部分的に細かい凸部、凹部、突条、溝を有した非平坦面であったり、少なくとも部分的に湾曲した面であってもよい。これにより、反射面に投影される像を種々変形させることができる。
ミラー部材125に設けた透光部127の本体127aは、凸レンズ、或いは単なる透明部として構成されており、LED111からの光が前方へ出射されて、光量の半分はハーフミラー140を透過し、残りの半分の光量はハーフミラーにて反射してミラー部材の反射面126に投影されて光像を形成する。ミラー部材の反射面126に投影された光像はハーフミラーの内側面で反射して再びミラー部材の反射面に投影されるため、ハーフミラーの前方から見た場合にミラーの反射面上に多数の光像、及び可動部品としての投影部の投影像が位置を僅かにずらして重なって(連なって)投影された状態を視認できる。このため、遊技者はケーシングの実際の厚みよりも深い奥行きがあるように錯覚し、演出効果を高めることができる(図13参照)。
従来のハーフミラーを用いた電飾装置は、ハーフミラーだけを用いてトリックを行っていたが、本発明ではハーフミラー、ミラー、及びミラーの反射面に配置した実物としての可動部品(透光部)の組合せによってトリックを実現している点が特徴的である。
また、透光部を凸レンズにより構成した場合にはLEDからの光像を拡大して表示することができ、演出効果を高めることができる。
ミラー部材125に設けた透光部127の本体127aは、凸レンズ、或いは単なる透明部として構成されており、LED111からの光が前方へ出射されて、光量の半分はハーフミラー140を透過し、残りの半分の光量はハーフミラーにて反射してミラー部材の反射面126に投影されて光像を形成する。ミラー部材の反射面126に投影された光像はハーフミラーの内側面で反射して再びミラー部材の反射面に投影されるため、ハーフミラーの前方から見た場合にミラーの反射面上に多数の光像、及び可動部品としての投影部の投影像が位置を僅かにずらして重なって(連なって)投影された状態を視認できる。このため、遊技者はケーシングの実際の厚みよりも深い奥行きがあるように錯覚し、演出効果を高めることができる(図13参照)。
従来のハーフミラーを用いた電飾装置は、ハーフミラーだけを用いてトリックを行っていたが、本発明ではハーフミラー、ミラー、及びミラーの反射面に配置した実物としての可動部品(透光部)の組合せによってトリックを実現している点が特徴的である。
また、透光部を凸レンズにより構成した場合にはLEDからの光像を拡大して表示することができ、演出効果を高めることができる。
ギヤ機構130は、ミラー部材の穴125aに挿通された各透光部の軸部127bの端部を回転自在に軸支するために支持板121に設けられた軸受部122と、軸部127bに設けたDカット部に回転不能に挿通されるDカット穴を有して軸部127bに挿通固定されるギヤ部材131と、を備えており、図12に示すようにプリント基板の中心穴110a、及びギヤ支持板121の中心穴121aから挿通される駆動ギヤ部材135が各ギヤ部材131に対して駆動機構150からの駆動力を伝達して透光部127を回転させる。この例では、中心部に近い位置に配置された2つのギヤ部材131a、131bが駆動ギヤ部材135と噛合しており、駆動ギヤ部材135からの駆動力は2つのギヤ部材131a、131bを介して二系統に分岐して他のギヤ部材に伝達されて各透光部127を回転駆動する。
ギヤ部材131は、LEDからの光を遮蔽しないように透光性材料から構成するのが好ましい。
ギヤ部材131は、LEDからの光を遮蔽しないように透光性材料から構成するのが好ましい。
駆動機構150は、図9等に示すようにミラー部材125の5個の頂部から後方へ突設された棒状の固定部材128の後端に固定されてケース101の後部開口を閉止するベース板152と、ベース板152から後方へ突設された棒状の固定部材153の後端に固定されたモータ支持板154と、モータ支持板154に固定されたモータ155と、ベース板152の中心部に形成された穴により回転自在に軸支され且つ先端部に駆動ギヤ部材135を備えた回転軸部材157と、回転軸部材157に固定されてモータ155の出力軸に固定された出力ギヤ156と噛合する従動ギヤ158と、を備えている。
モータ155を駆動すると、出力ギヤ156、従動ギヤ158を介して回転軸部材157が回転駆動される。回転軸部材157の先端に設けた駆動ギヤ部材135は、ギヤ機構130を構成するギヤ部材131a、131bと常時噛合しており、駆動ギヤ部材135の回転駆動力は全てのギヤ部材に伝達されて各透光部127を回転させる。
モータ155を駆動すると、出力ギヤ156、従動ギヤ158を介して回転軸部材157が回転駆動される。回転軸部材157の先端に設けた駆動ギヤ部材135は、ギヤ機構130を構成するギヤ部材131a、131bと常時噛合しており、駆動ギヤ部材135の回転駆動力は全てのギヤ部材に伝達されて各透光部127を回転させる。
LED111を点灯させた状態で各透光部127を回転させると、ハーフミラーの前方から見た場合の反射面上の光像が回転する演出を実現することができる。
なお、駆動機構150による透光部127の駆動方向は一方向である必要はなく、正逆転方向へ交互に回転、回動させてもよい。
この電飾装飾体によれば、少ない部品、少ない占有スペースで、透過部を介して出射されてくるLEDの光をハーフミラーを介してミラー部材の反射面に投影することにより得られる光像の数を倍増させて見せることができる。しかも、装飾体の実際の厚みよりも深い奥行きがあるように錯覚させることができる。また、ミラー部材の反射面に配置された透光部を回転、回動させることにより、ハーフミラーを介して反射面に投影された光像を動きのある変化に富んだ映像として表現することが可能となる。このため、狭いスペースを利用して多様な演出を実現することが可能となる。
なお、図2等に示した実施形態と、図8等に示した実施形態を組み合わせることによって、ミラー部材を揺動させつつ、搭載された透光部を回転、回動させるように構成してもよい。
また、本発明の電飾装飾体は、遊技盤3に装備されることによって遊技盤ユニットを構成する。遊技盤ユニットは、パチンコ遊技機、スロットマシン等の遊技機に適用することができる。
なお、駆動機構150による透光部127の駆動方向は一方向である必要はなく、正逆転方向へ交互に回転、回動させてもよい。
この電飾装飾体によれば、少ない部品、少ない占有スペースで、透過部を介して出射されてくるLEDの光をハーフミラーを介してミラー部材の反射面に投影することにより得られる光像の数を倍増させて見せることができる。しかも、装飾体の実際の厚みよりも深い奥行きがあるように錯覚させることができる。また、ミラー部材の反射面に配置された透光部を回転、回動させることにより、ハーフミラーを介して反射面に投影された光像を動きのある変化に富んだ映像として表現することが可能となる。このため、狭いスペースを利用して多様な演出を実現することが可能となる。
なお、図2等に示した実施形態と、図8等に示した実施形態を組み合わせることによって、ミラー部材を揺動させつつ、搭載された透光部を回転、回動させるように構成してもよい。
また、本発明の電飾装飾体は、遊技盤3に装備されることによって遊技盤ユニットを構成する。遊技盤ユニットは、パチンコ遊技機、スロットマシン等の遊技機に適用することができる。
1…パチンコ遊技機、2…枠、3…遊技盤、4…皿部、5…発射レバー、6…操作部、13…大入賞口、14…上始動ポケット、15…風車、10…普通図柄表示装置、11…可変入賞装置、12…ゲート、16…普通入賞口、17…電動式チューリップ、18…アウト口、20…電飾装飾体、21…ケース、30…プリント基板、30a…中心孔、31…LED、40…ミラー部材、40a…中心孔、41…反射面、42…透光部、50…ハーフミラー、60…駆動機構、61…支持板、61a…支持穴、62…外ケース、62a…小孔、63…固定部材、64…回転軸部材(軸部材)、64a…防止部材、64b…小突起、65…作動部材、65a…偏心突起、66…従動ギヤ、67…モータ、67a…出力ギヤ、68…モータ支持板、100…電飾装飾体、101…ケース、110…プリント基板、110a…中心穴、111…LED、121…ギヤ支持板、121a…中心穴、122…軸受部、125…ミラー部材、125a…穴、126…反射面、127…透光部、127a…透光部本体、127b…軸部、128…固定部材、130…ギヤ機構、131…ギヤ部材、131a…ギヤ部材、135…駆動ギヤ部材、140…ハーフミラー、150…駆動機構、152…ベース板、153…固定部材、154…モータ支持板、155…モータ、156…出力ギヤ、157…回転軸部材、158…従動ギヤ
Claims (8)
- LEDを搭載したプリント基板と、該プリント基板の前方に配置されて前面に反射面を有すると共に前記LEDからの発光を前方に透過させる透光部を有したミラー部材と、該ミラー部材の前方に離間配置され前記LEDからの発光の一部を前記反射面に投影させるハーフミラーと、駆動機構と、を備え、
前記ミラー部材は、前記ハーフミラーに対して可動な状態で前記駆動機構により支持されており、
前記LEDからの発光時に、前記駆動機構によって前記ミラー部材を動作させることにより、前記ミラー部材の反射面に複数個投影されたLEDの光像が動いて視認されるように構成したことを特徴とする電飾装飾体。 - 前記ミラー部材は前記プリント基板に固定されており、該ミラー部材と該プリント基板は一体的に動作することを特徴とする請求項1に記載の電飾装飾体。
- 前記駆動機構は、モータと、該モータにより軸心を中心として回転駆動され先端部に偏心突起を有した棒状の作動部材と、軸心を中心としない揺動回転ができるように支持され且つ前記偏心突起を後端開口内に嵌合させることにより前記作動部材の回転時に揺動回転し、且つ前記ミラー部材に係止された回転軸部材と、を備えていることを特徴とする請求項1、又は2に記載の電飾装飾体。
- LEDを搭載したプリント基板と、該プリント基板の前方に配置されて前面に反射面を有すると共に前記LEDからの発光を前方に透過させる透光部を有したミラー部材と、該ミラー部材の後方に配置されたギヤ機構と、前記ミラー部材の前方に離間配置され前記LEDからの発光の一部を前記反射面に投影させるハーフミラーと、駆動機構と、を備え、前記透光部は、前記ミラー部材の反射面から突出する透光部本体と、該透光部本体の後面から突出した軸部と、を備え、該軸部を前記ミラー部材により回転自在に軸支されており、前記ギヤ機構は、前記透光部の軸部に固定されたギヤ部材から構成されており、前記LEDからの発光時に、前記駆動機構によって前記ギヤ機構を動作させて前記透光部を回転させることにより、前記ミラー部材の反射面に複数個投影された透光部の光像が動いて視認されるように構成したことを特徴とする電飾装飾体。
- 前記ギヤ機構は、複数の前記透光部に夫々設けられた前記ギヤ部材から構成されており、前記駆動機構が少なくとも一つの前記ギヤ部材を駆動することにより他のギヤ部材が連動して回転するように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の電飾装飾体。
- 前記ミラー部材の反射面を非平坦面としたことを特徴とする請求項4又は5に記載の電飾装飾体。
- 請求項1乃至6の何れか一項に記載の電飾装飾体と、遊技盤と、を備えたことを特徴とする遊技盤ユニット。
- 請求項7に記載の遊技盤ユニットを備えたことを特徴とするパチンコ遊技機。
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JP2009272233A JP2011110372A (ja) | 2009-11-30 | 2009-11-30 | 電飾装飾体、遊技盤ユニット、及びパチンコ遊技機 |
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- 2009-11-30 JP JP2009272233A patent/JP2011110372A/ja active Pending
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