以下、本発明を適用したパチンコ遊技機10に係る一実施形態を、図1〜図14に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態のパチンコ遊技機10の遊技板11には、ガイドレール12で囲まれたほぼ円形の遊技領域R1が形成され、その遊技領域R1内に液晶表示画面34が備えられている。遊技領域R1のうち液晶表示画面34の下方領域のうち左右方向の中央部には、第1及び第2の始動入賞口14A,14B、大入賞口15及びアウト口16が上から順番に並べて設けられ、大入賞口15の両側方には一般入賞口21,21が設けられている。また、液晶表示画面34の左側方には始動ゲート18が設けられ、その始動ゲート18の下方には、風車19、一般入賞口20、サイドランプ22及び普通図柄表示部24が設けられている。そして、遊技領域R1全体に亘って、図示しない複数の障害釘が起立している。
遊技板11は前側を前面枠10Zにて覆われ、その前面枠10Zに形成されたガラス窓10Wを通して遊技領域R1が前方に臨んでいる。前面枠10Zのうちガラス窓10Wの上方には左右に1対のスピーカ25,25が設けられ、ガラス窓10Wより下方には、上皿27A及び下皿27Bが上下2段にして設けられている。そして、下皿27Bの右端部に備えた操作ノブ28を回動操作すると、上皿27Aに収容された遊技球が遊技領域R1に向けて弾き出される。なお、上皿27Aに備えたボタン29を押すと上皿27Aに収容されている遊技球が下皿27Bへと移動する。
次に所要の各部位についてさらに詳説する。一般入賞口20,21は、所謂、ポケット構造をなし、遊技球が丁度1つ入球可能な大きさで上方に開口している。そして、各一般入賞口20,21に入った遊技球は、遊技板11に設けた図示しない貫通孔を通って、遊技板11の裏側に回収される。そして、これら各一般入賞口20,21に遊技球の1球の入賞を検出する度に、例えば、4個の賞球が上皿27Aに払い出される。
始動ゲート18は、遊技球が通過可能な門形構造をなし、通過した遊技球は始動ゲート18に内蔵されたゲートスイッチ(図示せず)によって検出される。この検出信号に基づいて、普通図柄表示部24の図柄が変動表示される。その普通図柄表示部24は、「0」〜「9」までの数字からなる数字図柄が所定期間に亘って変動表示された後、所定の数字図柄が停止表示される。
第1及び第2の始動入賞口14A,14Bは、上下に並べて配置されている。各始動入賞口14A,14Bは、共に遊技板11から突出した部材の上面に開口を備えた、所謂、ポケット構造をなしている。そして、各始動入賞口14A,14Bに入った遊技球は、遊技板11に設けた図示しない貫通孔を通って、遊技板11の裏側に回収される。
上側に配置された第1の始動入賞口14Aは、遊技球が1つだけ入る開口幅を有している。一方、下側に配置された第2の始動入賞口14Bは、第1の始動入賞口14Aの真下に配置され、その開口の左右両側には可動翼片14C,14Cが備えられている。これら両可動翼片14C,14Cは、常には起立状態になっており、両可動翼片14C,14Cに挟まれた第2の始動入賞口14Bの開口幅は、遊技球が1つだけ入る大きさとなっている。そして、普通図柄表示部24で停止表示された数字図柄が奇数になると、遊技板11の裏に設けた普通電動役物ソレノイド(図示せず)が駆動されて、可動翼片14C,14Cが所定期間(例えば、0.4秒間)に亘って横に倒される。すると、第2の始動入賞口14Bの上方空間が側方に開放し、第1の始動入賞口14Aの両脇を通過した遊技球が可動翼片14Cに受け止められて第2の始動入賞口14Bに案内されるようになる。また、第1及び第2の各始動入賞口14A,14B内に遊技球の1球の入賞を検出する度に、例えば、4個の賞球が上皿27Aに払い出されると共に、遊技の当否判定が行われ、その当否判定の結果が、液晶表示画面34に表示される。
液晶表示画面34には、通常、3つの左、中、右の特別図柄13A,13B,13Cが横並びに表示されている。これら各特別図柄13A,13B,13Cは、例えば、「0」〜「11」の数字を表記した複数種類のもので構成されており、通常は、各特別図柄13A,13B,13Cごと、所定の種類のものが停止表示されている。そして、始動入賞口14A,14Bに遊技球が入賞して当否判定が行われたときに、これら3つの特別図柄13A,13B,13Cが、上下方向にスクロール表示され、所定時間後に、例えば、左、中、右の順で各特別図柄13A,13B,13Cが停止表示される。このとき、遊技の当否判定の結果が「大当たり」であれば、例えば、全ての特別図柄13A,13B,13Cが同じ図柄、即ち、ぞろ目になる。
また、左右の特別図柄13A,13Cが同じ図柄で停止表示し、中特別図柄13Bのみが変動表示したリーチ状態となると、表示画面34には所定のリーチ演出画像(例えばキャラクタ画像)が表示される。
液晶表示画面34において特別図柄13A,13B,13Cが変動表示又は「大当たり状態」の最中に始動入賞口14A,14Bに入賞した場合、その入賞球は保留球として最大で4個まで記憶され、その保留記憶数(保留球数)が、液晶表示画面34の下端部に備えた保留数表示部34Eに表示される。そして、特別図柄13A,13B,13Cが停止表示又は「大当たり状態」が終了すると、その保留記憶数が1つ減らされて再び、特別図柄13A,13B,13Cが変動表示してから停止表示されて、遊技の当否判定結果が表示される。
なお、前面枠10Zの左下隅に備えた遊技ボタン27Cを押圧すると、液晶表示画面34で変動表示されている特別図柄13A,13B,13C以外の画像(例えば、キャラクタ画像)を、遊技者の任意のタイミングで停止させることができる。
大入賞口15は、横長矩形に形成されて、常には、可動扉15Tにて閉塞されている。パチンコ遊技機10が「大当たり状態」になると、遊技板11の裏に設けた図示しない大入賞口ソレノイドが駆動され、可動扉15Tが所定期間に亘って前側に倒れる。これにより、大入賞口15が開放され、可動扉15Tを案内にして、大入賞口15に多くの遊技球が入賞可能となる。
ここで、可動扉15Tが、開放してから閉じるまでの間を「ラウンド」と称すると、1つのラウンドは、可動扉15Tの開放時間が30秒に達したか、又は、大入賞口15に遊技球が10個入賞したかの何れかの条件が先に満たされた場合に終了する。また、「大当たり状態」は、最大で、例えば15ラウンドまで継続される。
大入賞口15の内部には、継続入賞口と計数入賞口とが設けられている。より詳細には、可動扉15Tが開いたときには、継続入賞口は開放しており、継続入賞口に入賞後、ソレノイドが駆動されて、継続入賞口が閉鎖される一方、計数入賞口は開放されたままとなる。そして、継続入賞口内に設けた大入賞口第1スイッチ(図示せず)が遊技球の入賞を検出すると、前述した終了条件を満たしてラウンドが終了した後で、連続して次のラウンドが実行される。また、計数入賞口内に設けた大入賞口第2スイッチ(図示せず)が遊技球の入賞を検出すると、継続入賞口への入賞球とあわせて、大入賞口15への入賞球がカウントされ、これらが前記したように計10個に達したか否かがチェックされる。なお、大入賞口15に遊技球が入賞すると、その度に、例えば、15個の遊技球が上皿27Aに払い出される。
遊技領域R1内に液晶表示画面34を設けるために、図2に示すように、遊技板11には画像表示窓11Wが貫通形成されている。また、画像表示窓11Wの縁部に、遊技板11の前面側から装飾枠23が宛がわれる一方、遊技板11の後面側から固定枠40が宛がわれ、それら装飾枠23と固定枠40とが画像表示窓11Wを通して図3に示すように互いに組み付けられている。そして、その固定枠40の後面に、図2に示した液晶モジュール33(詳細には、TFT−LCDモジュール)が固定され、液晶モジュール33の前面略全体に備えた液晶表示画面34が、装飾枠23及び固定枠40を介して前方に臨んでいる。
詳細には、図2に示すように、画像表示窓11Wは、上縁部と右縁部とが連続して丸みを帯びかつ外側に膨らみ、下縁部と左縁部とが複数の凹凸を有した形状になっている。装飾枠23は、画像表示窓11Wと縁部と略同一の形状をなして画像表示窓11W内に嵌合される嵌合壁23Kを有し、その嵌合壁23Kの前端部から側方に張り出したフランジ壁23Fを遊技板11の前面に当接させた状態で図示しないビスにより遊技板11に固定されている。
装飾枠23の内側開口23Wは、全体が横長の略長方形になっており、その内側開口23Wの右下角部から内側に装飾枠23に備えた電飾半球部23Dの一部が張り出している。内側開口23Wの内側における両内側面及び天井面は、複数の三角壁部を集合させて凹凸形状にした所謂ダイヤモンドカット構造の内面装飾透光壁23C(図3参照)で覆われている。それら内面装飾透光壁23Cは、嵌合壁23Kより後方に突出して液晶表示画面34に突き合わされている。また、装飾枠23の上辺部分の右寄り位置の前面には、パチンコ遊技機10の遊技名又は遊技に登場するキャラクター名(図示せず)が付されたネームパネル23Pが着脱可能に取り付けられている。なお、ネームパネル23Pは、略三角形の前面壁23Xの縁部から後方に囲壁23Yを突出させた構造になっている。
装飾枠23の天井面には、内面装飾透光壁23Cとネームパネル23Pの囲壁23Yにおける下面部とに跨って天井開口23A(図2参照)が形成されている。その天井開口23Aの開口縁は、前側部分が半円形に湾曲し、その半円形に湾曲部の両端から対をなして前後方向に平行に延びている。これにより、装飾枠23の上辺部分は、天井開口23Aによって下方に開放した収容凹部41(図3参照)を有した構造になっている。
図2に示すように、固定枠40は、全体が横長の長方形になっており、その外縁部分が装飾枠23の後端部を側方から覆う枠壁40Wになっており、その枠壁40Wの前端縁から側方に張り出したフランジ壁を遊技板11の後面に宛がってビス止めされている。また、枠壁40Wの後端縁全体からは、内側に支持板40Dが張り出されている。さらに、支持板40Dの後面からは、図示しない枠形壁が突出しており、その枠形壁の内部に液晶モジュール33が嵌合されている。液晶モジュール33は、側部と後面とをモジュール保護ケース32によって覆われ、モジュール保護ケース32と共に液晶モジュール33内に嵌合されている。そして、モジュール保護ケース32が固定枠40にビス止めされると共に、モジュール保護ケース32に一体形成されて前方に突出した固定脚部32Kが、遊技板11の後面にビス止めされている。
固定枠40における上辺部分の左側半分と左右の両側辺部分には、それぞれ支持板40Dの前面側に装飾ランプ26が固定されている。固定枠40の上辺部分と左側の側辺部分の装飾ランプ26は、複数のLEDを実装した電飾基板をランダムな凹凸を有した凹凸透光部材で覆ってなり、右側の側辺部の装飾ランプ26(図2には表れていない)は、電飾基板のみで構成されている。そして、これら装飾ランプ26が、前記装飾枠23の外側から内面装飾透光壁23Cに光を照射して内面装飾透光壁23Cを光らせる演出を行っている。
さて、固定枠40における上辺部分の右側半分には、支持板40Dの前面側に可動ライトユニット60が固定されている。可動ライトユニット60は、全体が図4に示されており、板金製の固定ベース61に複数の部品を組み付けてなる。そして、図3に示すように、可動ライトユニット60は通常収容凹部41内に収容されている。
固定ベース61は、固定枠40の上辺部分における右側端部から中央部まで延び(図2参照)、図6に示すように、固定ベース61における固定枠40の中央部に配置された一端部は、その反対側の他端部より上下方向で幅広になっている。以下、幅広の固定ベース61の端部を以下「固定ベース61の幅広端部」といい、幅狭の固定ベース61の端部を以下「固定ベース61の幅狭端部」という。
固定ベース61の幅広端部には、樹脂キャップ82Cが嵌合固定されている。その樹脂キャップ82Cには、固定ベース61の前面から前方に間隔を開けて対向配置され、上下方向に延びた直動補助ガイド82R(本発明に係る「直動ガイドレール」に相当する)が備えられている。
固定ベース61の左右方向(長手方向)の中間部には、上下の縁部から前方に1対のポール支持壁61Z,61Zが直角曲げされている。それら1対のポール支持壁61Z,61Zの間にはガイドポール82P(本発明に係る「直動ガイドレール」に相当する)が差し渡されて上下方向に延びている。そして、そのガイドポール82Pに、本発明の「可動演出体」に相当する可動ライト81が直動可能(上下動可能)に組み付けられている。
可動ライト81は、天井部分に可動ベース81Bを備え、その可動ベース81Bの下面中央から下方に突出した発光素子(図示せず)を保護キャップ81Cで覆った構造になっている。そして、可動ライト81は、ガイドポール82Pと直動補助ガイド82Rとの間に配置され、図4に示すように、装飾枠23の天井開口23Aに対する真上に位置している。
可動ライト81の保護キャップ81C内には、前記発光素子の周りを回転可能な回転ミラー(図示せず)が備えられ、可動ベース81Bには、その回転ミラーを回転駆動するための回転灯モータ81Mが設けられている。また、保護キャップ81Cは、円筒体の下端部に半球体を接合した構造をなし、それら円筒体及び半球体における後端部が平坦にカットされて固定ベース61に対向している。さらに、保護キャップ81Cは、前側が透光樹脂で構成され、後側(固定ベース61側)が鏡面処理された樹脂で構成されている。
可動ベース81Bは、保護キャップ81Cより一回り大きな偏平な円柱構造をなし、その外周面における後端部が保護キャップ81Cと同様に平坦にカットされて固定ベース61に対向している。図5に示すように、可動ライト81の外周面からは左右の両側方に向けて1対の側部支持壁81S1,81S2が張り出され、その一方の側部支持壁81S1の上下方向にガイド孔81Pが貫通形成されている。そして、そのガイド孔81P内にガイドポール82Pが挿通されている。また、他方の側部支持壁81S2には、図6に示した挟持スライダ81Rが固定されている。挟持スライダ81RはU字溝構造をなし、直動補助ガイド82Rを前後方向で挟んでいる。これらにより、可動ライト81はガイドポール82P周りの回転を規制された状態でガイドポール82Pに沿って上下動可能になっている。
ここで、図10には、可動ライト81の上下動可能範囲のうち上端位置に配置された状態が示されており、この上端位置が本発明に係る「待機位置」に相当する。また、図12には、可動ライト81の上下動可能範囲のうち下端位置に配置された状態が示されており、この下端位置が本発明に係る「出現位置」に相当する。そして、可動ライト81が図10に示すように待機位置に配置されると、可動ライト81全体が収容凹部41内に収容され、可動ライト81が図12に示すように出現位置に配置されると、可動ライト81のうち可動ベース81Bより下方部分が天井開口23Aから下方外側に出現する。
図4に示すように、固定ベース61のうち可動ライト81が配置された部分の下端部には、可動蓋71が回動可能に取り付けられている。可動蓋71は、透光樹脂で構成され、全体が天井開口23Aと同一形状をなしている。即ち、可動蓋71は、図6に示すように、四角形と一辺に半円を付加した形状をなしている。また、可動蓋71における表裏の一方の面には、半円形の縁部とは反対側の直線状の縁部寄り位置に1対のピン受部71A,71Aが突出形成されている。そして、それら1対のピン受部71A,71Aには、半円形の縁部とは反対側の直線状の縁部と平行に延びたピン孔(図示せず)がそれぞれ貫通形成されている。
図7に示すように、固定ベース61の後面下端部には、可動蓋71を取り付けるためのヒンジ部材74が固定されている。ヒンジ部材74は、固定ベース61から下方に垂下した1対の蓋支持突片74C,74Cを備え、それら蓋支持突片74C,74Cの上端部間を連絡壁74Dにて連絡した構造になっている。そして、1対の蓋支持突片74C,74Cの上端部に備えた1対の螺子固定部74B,74Bが螺子にて固定ベース61に固定されている。また、1対の蓋支持突片74C,74Cの下端部には、水平横方向にそれぞれピン孔(図示せず)が貫通形成されている。さらに、1対の蓋支持突片74C,74Cは、可動蓋71における1対のピン受部71A,71Aの間に配置され、それら蓋支持突片74C及びピン受部71Aのピン孔に共通の蓋ヒンジピン72が挿通されて、可動蓋71が回動可能に支持されている。そして、図4に示すように、可動蓋71は、固定ベース61の前面から前方に直角に突出した状態になって天井開口23Aを閉塞した閉塞位置と、そこから90度下方に回動して、図5に示すように、固定ベース61の前面と平行になって下方に垂れ、天井開口23Aを開放した開放位置との間を回動する。
なお、可動蓋71が開放位置に至ると、可動蓋71のうち蓋ヒンジピン72より上方の蓋加圧部71P(図8参照)がヒンジ部材74の蓋支持突片74Cに当接してそれ以上液晶表示画面34側に回動しなくなる。
また、図6に示すように、1対の蓋支持突片74C,74Cの間には、トーションコイルバネ構造の蓋開放付勢バネ73が蓋ヒンジピン72に挿通された状態で設けられている。そして、この蓋開放付勢バネ73の一端部が可動蓋71に係止する一方、蓋開放付勢バネ73の他端部が固定ベース61に係止し、蓋開放付勢バネ73の弾発力によって可動蓋71が開放位置側に付勢されている。
また、ヒンジ部材74のうち連絡壁74Dは固定ベース61の後面から後方に離され、蓋支持突片74C,74Cの間には図7に示すように上下方向に貫通した操作隙間74Sが形成されている。そして、可動蓋71における前記蓋加圧部71Pが操作隙間74Sと上下方向で対向するようになっている。
固定ベース61の後面には、可動蓋71の開閉動作と連動して回動するシーソー部材75が軸支されている。シーソー部材75の回動軸75C(回転中心)は、固定ベース61の長手方向の中央の下端寄り位置に配置されている。そして、シーソー部材75には、回動軸75Cから固定ベース61の幅広端部側に延び途中で下方に屈曲した形状の蓋当接アーム75Aと、回動軸75Cから固定ベース61の幅狭端部側に延び途中で固定ベース61に形成された貫通窓61Aを通って固定ベース61の前面側に突出したカム作動アーム75Bとを有している。そのカム作動アーム75Bは、図10に示すように、貫通窓61Aと通過してから固定ベース61の前面側で上方に延びている。そして、そのカム作動アーム75Bの上端部から前方にエンボス状のカム摺接部76が突出している。
図7に示すように、蓋当接アーム75Aの先端部は、前記したヒンジ部材74と固定ベース61との間の操作隙間74Sを通って可動蓋71の蓋加圧部71Pに当接している。また、シーソー部材75は、自重により図7の時計回り方向に回動するように付勢されており、これにより、蓋当接アーム75Aの先端部は可動蓋71の蓋加圧部71Pに常に当接している。そして、可動蓋71が開放状態になったとき(即ち、開放位置に位置したとき)には、蓋当接アーム75Aが蓋加圧部71Pによって上方に押し上げられてシーソー部材75が回動可能範囲の上端位置(以下、「シーソー部材75の開放位置」という)に配置され、可動蓋71が閉塞状態になったとき(即ち、閉塞位置に位置したとき)には、蓋当接アーム75Aが蓋加圧部71Pに追従して下がってシーソー部材75が回動可能範囲の下端位置(以下、「シーソー部材75の閉塞位置」という)に配置される。
図10に示すように、固定ベース61の前面には、可動ライト81の上下動と連動して回動する演出体移動レバー84が軸支されている。演出体移動レバー84は、図6に示すように、固定ベース61の前面と平行に延びており、その一端部が可動ライト81に連結される一方、他端部が固定ベース61の幅狭端部に回動可能に軸支されている。そして、固定ベース61の幅狭端部で前後方向を向いた回動軸84Cを中心に演出体移動レバー84が上下に回動する。具体的には、固定ベース61の幅狭端部には図6に示したレバー支持部材89が固定されており、レバー支持部材89に設けた回動支軸89Aに、演出体移動レバー84の端部に備えた回動筒84Kが回動可能に嵌合している。また、回動筒84Kは、図4に示すように、レバー支持部材89に備えた軸方向位置決壁89Tと固定ベース61の前面とに挟まれて、前後方向で位置決めされている。さらに、レバー支持部材89には回動支軸89Aの同軸上前方にバネ支軸89Cが延設され、そこにトーションコイルバネ構造の演出体バランススプリング88が挿通されている。そして、演出体バランススプリング88の一端部が演出体移動レバー84に備えたバネ係止部84Lに係止される一方、他端部がレバー支持部材89に備えたバネ係止部89Bに係止され、演出体バランススプリング88の弾発力によって演出体移動レバー84が上方側に回動するように付勢されている。なお、本実施形態では、仮に部品同士の摩擦が無いとすると、可動ライト81及び演出体移動レバー84の自重が演出体バランススプリング88の弾発力に勝って、それら可動ライト81及び演出体移動レバー84が可動範囲の下端側に移動するようになっている。
図6に示すように、演出体移動レバー84は、可動ライト81側の端部寄り位置で前後方向でクランク状に屈曲した形状をなし、演出体移動レバー84における長手方向の中間部分が固定ベース61から離されている。これにより、演出体移動レバー84とシーソー部材75のカム作動アーム75Bとが前後方向でずれた配置になっている。そして、その演出体移動レバー84における長手方向の中間部には、固定ベース61との対向面にカム溝85が形成されている。カム溝85は、上方側に膨らむように湾曲した円弧形状の円弧空転部86と、その円弧空転部86のうち可動ライト81側の一端部に連続し、演出体移動レバー84の長手方向に沿って直線状に延びた直線作動部87とからなる。
図4に示すように、演出体移動レバー84のうち可動ライト81側の先端部84Aは、固定ベース61と可動ライト81との間に配置されている。その演出体移動レバー84の先端部84Aには、断面長円形の長孔84B(図6参照)が前後方向に貫通形成されている。これに対し、可動ライト81におけるガイド孔81Pの近傍には、側部支持壁81S1の後面から後方に図示しないピンが突出している。そして、そのピンを演出体移動レバー84の長孔84Bに挿通して可動ライト81と演出体移動レバー84の一端部とが連結され、これにより可動ライト81の上下の直動動作に連動して演出体移動レバー84が上下に回動するようになっている。以下、図10に示すように、可動ライト81が待機位置に配置された際の演出体移動レバー84の位置を「演出体移動レバー84の待機位置」といい、図12に示すように、可動ライト81が出現位置に配置された際の演出体移動レバー84の位置を「演出体移動レバー84の出現位置」ということとする。
図7に示すように、固定ベース61の後面には、本発明の「共有回転動力源」に相当するモータ62の本体部が固定され、モータ62の回転出力シャフト62A(図6参照)が固定ベース61に形成された貫通孔を通して固定ベース61の前面から前方に突出している。詳細には、このモータ62は、例えば、ステッピングモータに減速機62Gを一体化した構造になっている。そして、減速機62Gに先端部から側方に張り出した1対の突片62T,62Tに後方から雄螺子62N,62Nを挿通すると共に、それら雄螺子62N,62Nを固定ベース61に形成された図示しない貫通孔を通して固定ベース61の前方に突出させ、図6の如く固定ベース61の前面に配置されたモータ固定補助部材68に締め付けられている。
モータ固定補助部材68は、固定ベース61の前面から突出した庇状をなし、モータ62の回転出力シャフト62Aに対して可動ライト81側の側方位置から上方に向かい途中で屈曲して可動ライト81から離れる側の水平方向に延びている。なお、モータ固定補助部材68の両端部は、雄螺子62N,62Nが締め付けられた雌螺子部68A,68Bになっている。また、モータ固定補助部材68のうち回転出力シャフト62Aを上方から覆う部分には下方に突出したストッパ壁68Cが設けられている。
図10に示すように、モータ62の回転出力シャフト62Aは、シーソー部材75が通過した貫通窓61Aの上方に位置しかつシーソー部材75のカム作動アーム75Bより演出体移動レバー84の回動中心側に配置されている。また、モータ62の回転出力シャフト62Aは、断面が非円形(具体的には、D字形)になっている。
図6に示すように、固定ベース61には、モータ62より幅狭端部寄り位置に基板露出開口61Bが貫通形成されている。そして、固定ベース61の後面から基板露出開口61Bを塞ぐように回路基板69が取り付けられている。また、回路基板69のうち基板露出開口61Bを介して固定ベース61の前面に露出した部分に始端位置検出スイッチ69Sが実装されている。その始端位置検出スイッチ69Sは、図6に示すように、前方と上下方向に開放した検出溝69Aを有するU字形状をなしている。そして、検出溝69A内に後述する位置検出片66Aが配置されているか否かを検出することができる。
回転出力シャフト62Aには、モータ62の動力をシーソー部材75と演出体移動レバー84の両方に伝達するための共有回動カム63が取り付けられている。共有回動カム63は、回転出力シャフト62Aの断面形状に対応した断面非円形のシャフト挿通孔を中心に有した中心筒部64を備えている。そして、その中心筒部64内に回転出力シャフト62Aが嵌合されて共有回動カム63が回転出力シャフト62Aと一体回転可能に取り付けられている。
中心筒部64の外周面のうち固定ベース61側の端部からは、側方に第1回動片65(本発明の「第1摺接部」に相当する)が張り出され、固定ベース61から離れた側の端部からは、第1回動片65とは異なる側方に第2回動片66が張り出されている。
図13(A)に示すように、第1回動片65は、中心筒部64の外周面64Sの接線方向に延びたストッパ面65Cと、中心筒部64の外周面64Sからストッパ面65Cと平行に立ち上がり、第1回動片65の先端に向かって丸みを帯びてストッパ面65C側に接近した円弧摺接面65Bとそれらストッパ面65Cと円弧摺接面65Bとの先端間を連絡し、ストッパ面65Cに直交した先端平坦面65Aとを有している。また、第1回動片65は、シーソー部材75におけるカム作動アーム75Bの前方でカム摺接部76に摺接可能な位置に配置されている。
図6に示すように、第2回動片66は、固定ベース61と平行な平板状をなし、先端部が二股にわかれている。そして第2回動片66の一方の先端から前方(固定ベース61から離れる側)にカム突部67(本発明の「第2摺接部」に相当する)が突出し、他方の先端が固定ベース61側に直角に曲げられて位置検出片66Aになっている。
その位置検出片66Aは、カム突部67より共有回動カム63の回動中心から離されると共に、位置検出片66Aと共有回動カム63の回動中心とを結ぶ線(図示せず)が、第1回動片65の幅方向の中心線(図示せず)に対して、図13(A)における時計回り方向で略120度先行した位置に配置されている。また、共有回動カム63を回動すると、位置検出片66Aはモータ固定補助部材68の外側を移動するようになっている。
カム突部67は、カム溝85と略同一幅の直径をなした円柱形状をなし、カム溝85内に係合している。また、図13(A)に示すように、カム突部67の中心と共有回動カム63の回動中心とを結ぶ線L1が、第1回動片65の幅方向の中心線(図示せず)に対して、同図の時計回り方向に略90度先行した位置にカム突部67が配置されている。さらに、図10に示すように、演出体移動レバー84が待機位置に配置された状態では、カム溝85の円弧空転部86における幅方向の中心線が、カム突部67における中心点の移動軌跡である円C1上に配置されるようになっている。
そして、共有回動カム63は、図13(A)における時計回り方向に回動させると、カム突部67が待機位置の演出体移動レバー84における円弧空転部86の一端部に当接して(図10参照)、共有回動カム63がその回動可能範囲の回動始端位置に位置決めされる。即ち、共有回動カム63が回動始端位置に配置された状態で可動ライト81は待機位置に保持される。このとき、カム摺接部76は、第1回動片65の先端平坦面65Aに乗り上がった状態になってシーソー部材75及び可動蓋71が閉塞位置に保持されると共に、位置検出片66Aが検出溝69A内に配置されて、共有回動カム63が回動始端位置に配置されていることを確認することができるようになっている。
共有回動カム63の回動始端位置から図13(A)における反時計回り方向に所定角度だけ離れた回動中間位置まで回動させていると、図11に示すように、その間はカム突部67が円弧空転部86の内部空間(本発明に係る「空転空間」に相当する)内を移動し、演出体移動レバー84が待機位置に保持される。即ち、待機位置の演出体移動レバー84に対して共有回動カム63を所定角度に亘って空転させることができる。
また、カム突部67が円弧空転部86内を移動している間に、第1回動片65がカム摺接部76の下方に徐々に移動し、カム摺接部76は第1回動片65の円弧摺接面65Bを摺接しながら中心筒部64の外周面64Sに近づき、これに伴ってシーソー部材75及び可動蓋71が開放位置に向かって移動していく。そして、共有回動カム63が回動始端位置から回動中間位置(所定角度だけ離れた位置)まで回動する前に、カム摺接部76が中心筒部64の外周面64Sに当接し、シーソー部材75及び可動蓋71が開放位置に至る。
そこから共有回動カム63を更に図13(A)における反時計回り方向に回動させると、カム突部67が円弧空転部86から直線作動部87に移り、直線作動部87の内側面がカム突部67に押されて演出体移動レバー84が下方に回動し、これに伴って可動ライト81が下方に移動する。そして、可動ライト81が下方に移動する途中で、カム突部67が直線作動部87における可動ライト81側の端部に至って円弧空転部86側に戻り、再び、円弧空転部86側に進入する(図12参照)。この状態で共有回動カム63を反時計回り方向に更に回動すると、カム突部67が円弧空転部86における曲率半径が小さい側の内側面を押圧して演出体移動レバー84を更に下方に押し下げたところで、可動ライト81及び演出体移動レバー84が出現位置に至り、第1回動片65のストッパ面65Cがモータ固定補助部材68のストッパ壁68Cに当接して共有回動カム63がその回動可能範囲の回動終端位置に位置決めされる。また、共有回動カム63が回動中間位置から回動終端位置まで回動する間は、図9に示すように、カム摺接部76は中心筒部64の外周面64Sを摺接し、シーソー部材75及び可動蓋71は開放位置に保持される。
共有回動カム63を回動終端位置から回動始端位置に向けて回動した際には、上記動作とは逆に、カム突部67とカム溝85との係合によって可動ライト81及び演出体移動レバー84が出現位置から待機位置に移動してから第1回動片65の円弧摺接面65Bがカム摺接部76に下方から当接する。そして、共有回動カム63を回動始端位置に向けて回動すると、そのカム摺接部76が円弧摺接面65Bとの摺接により中心筒部64の外周面64Sから離す方向に移動し、共有回動カム63が回動始端位置に至ったときにカム摺接部76が先端平坦面65Aに乗り上がって静止する。
なお、本実施形態では、図6に示すように、上記した直動補助ガイド82R、ガイドポール82Pと演出体移動レバー84とカム溝85によって本発明に係る演出体移動機構80が構成され、上記した蓋開放付勢バネ73とシーソー部材75とカム摺接部76によって本発明に係る蓋移動機構70が構成されている。
本実施形態の構成に関する説明は以上である。次に、上記構成からなる本実施形態の作用、効果を説明する。パチンコ遊技機10では、通常は、図1に示すように、可動ライト81が収容凹部41内に収容され、図4に示すように、可動蓋71が天井開口23Aを閉じている。これによりパチンコ遊技機10の遊技者は、通常、可動ライト81を視認することができないようになっている。
パチンコ遊技機10の操作ノブ28を操作して遊技を行い、遊技球が始動入賞口14A,14Bに入賞すると、遊技の当否判定が行われ、液晶表示画面34において左、中、右の特別図柄13A,13B,13Cが変動表示される。そして、例えば、左右の特別図柄13A,13Cが揃ったリーチ状態になった場合には、収容凹部41に収容された状態で可動ライト81が点灯すると共にその回転ミラーが回転する(以下、この状態を「回転点灯状態」という)。すると、その光が装飾枠23及び可動蓋71を透過して装飾枠23の上辺部分が通常とは異なる態様で光り、遊技者の期待感を膨らませることができる。ここで、当否判定の結果がはずれの場合には、その時点で消灯する。
一方、当否判定の結果が当たりの場合には、可動扉15Tを開放する大当たり遊技が実行される。すると、モータ62が起動して共有回動カム63を回動始端位置から回動終端位置に向けて回動する。すると、共有回動カム63が回動始端位置から回動中間位置まで回動する間に可動ライト81及び演出体移動レバー84に対して共有回動カム63が所定角度に亘って空転し、その間に共有回動カム63がシーソー部材75と共に可動蓋71を閉塞位置から開放位置へと回動させる。ここで、可動蓋71は蓋開放付勢バネ73により開放位置側に付勢されているので、共有回動カム63の回動始動時におけるシーソー部材75との静摩擦による負荷が軽減される。さらに、可動蓋71は重力によっても開放位置側へ付勢されているのでこの点においてもモータ62の負荷を更に軽減することができる。
可動蓋71が開放状態になると、装飾枠23の上辺部分の内部に可動ライト81が収容された状態のままで天井開口23Aが開放し、その天井開口23Aを通して可動ライト81からの光が直接下方に降り注いだ状態になる。そして、モータ62は、共有回動カム63を回動中間位置で止めることなく回動させて、演出体バランススプリング88を付勢方向とは反対方向に捻りながら演出体移動レバー84と共に可動ライト81を降下させる。このとき、共有回動カム63は回転を継続させたまま演出体移動レバー84を始動させるので、共有回動カム63と演出体移動レバー84との間には静摩擦ではなくそれより小さい動摩擦が作用した状態で演出体移動レバー84が始動することになり、モータ62の負荷が軽減されるため、演出体バランススプリング88を付勢方向とは反対方向に捻る負荷がかかってもモータ62への負荷が過剰になることを防止することが可能な合わせ持った構成となっている。そして、可動ライト81は回転点灯状態を維持して降下し、図14に示すように、可動ライト81が装飾枠23の内側天井面から下方に突出した出現位置に至ると停止する。
また、大当たり遊技が終了すると、モータ62は共有回動カム63を逆方向に回転させて回動始端位置へと向かわせる。すると、可動ライト81が上昇して天井開口23Aの奥部に退避してから可動蓋71が天井開口23Aを閉じ、通常状態に戻る。ここで、可動ライト81は演出体バランススプリング88によって可動ライト81が待機位置側へ付勢されているので、可動ライト81の移動開始時における静止摩擦によるモータ62への負荷は軽減される。このように、演出体バランススプリング88の付勢力により重力に抗して可動ライト81を持ち上げる際にもモータ62に過剰な負荷が加わるのを防止する構成となっている。
このように本実施形態のパチンコ遊技機10によれば、可動ライト81を収容凹部41に進退させる動作に、その可動ライト81の動作とは全く異なる可動蓋71の開閉動作を組み合して、重厚な演出を行うことが可能になる。そして、可動ライト81と可動蓋71の動作を1つのモータ62からの動力で行っているので、上記した重厚な演出を低コストで実現することが可能になる。しかも、可動蓋71を移動させるタイミングと、可動ライト81を移動させるタイミングとをずらしたので、モータ62への負荷を軽減することができる。
また、可動ライト81を上下に動作させるように構成しているため、重力方向に可動ライト81を降下させる際には重力に抗して上昇させる場合と比較してモータ62にかかる負荷は少なくて済む。また、可動ライト81を重力に抗して上昇させる時には降下させる際より負荷が大きくなるが演出体バランススプリング88の弾発力により上昇の際の負荷を軽減させることができる。
一方、演出体バランススプリング88を可動ライト81が下降するまでの間に付勢方向とは反対方向に捻っておく必要がありモータ62への負荷が懸念される。これに対し、本実施形態では、可動ライト81を下降させる際に可動蓋71を移動させるための機構として共有回動カム63が円弧空転部86で空転するように構成することで、演出体移動レバー84下降時に共有回動カム63と演出体移動レバー84との間にかかる力を動摩擦にすることで演出体移動レバー84を下降させ、さらに演出体バランススプリング88を付勢方向とは反対方向に捻る構成にしてもモータ62にかかる負荷が過剰になることを防止することを可能にしている。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記一実施形態では、パチンコ遊技機10に本発明を適用していたが、遊技機であれば、コイン遊技機やスロットマシン等に備えてもよい。
(2)前記実施形態では、シーソー部材75にカム摺接部76を設け、共有回動カム63における第1回動片65の先端平坦面65A及び円弧摺接面65Bに摺接又は当接させて可動蓋71を開閉させたが、共有回動カム63側に突部を設け、シーソー部材75側にその突部と摺接又は当接する面を有する摺接部を設けて可動蓋71を開閉させてもよい。
(3)前記実施形態では、蓋開放付勢バネ73を用いたが、重力を用いて、可動蓋71がその自重によって開放位置側に付勢されるようにしてもよい。
(4)前記実施形態では、本発明の可動演出体として可動ライト81を用いたが、可動演出体として、例えば、人形等を用いてもよい。
(5)前記実施形態では、可動ライトユニット60を液晶表示画面34の上方に配置して可動ライト81を上下方向に移動させたが、可動ライトユニット60を液晶表示画面34の側方に配置して可動ライト81を左右方向に移動させてもよい。
(6)可動蓋71は、回転させて開閉するものに限られず、スライドさせて開閉するものであってもよい。