JP2011110255A - 装飾体ユニット、遊技盤ユニット、及びパチンコ遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】装飾体を遊技盤面中央部に突出した位置と盤面中央部から退避した位置との間で進退させるように構成した場合に、盤面中央部に位置する装飾体の正面形状を十分に大きく維持しながらも、盤面中央部から退避した際に装飾体の一部が前方から視認されることを防止する。
【解決手段】第1のアーム60が退避位置にある時に、第2のアーム70は退避位置にあり、各回動片32、35は回動軸40を中心として各アームの基端部側に首振り回動した退避位置にあり、且つ該各回動片は閉止した状態にあり、モータ51が装飾体31を突出方向へ駆動した時に、第1及び第2のアームは駆動伝達手段によって突出方向へ揺動し、各回動片は共通の回動軸を中心として各アームの揺動方向と逆方向に首振り回動しつつ突出方向へ移動し、且つ各回動片は少なくとも突出位置への移動後に開放した状態となる。
【選択図】図9

Description

本発明は、パチンコ遊技機を構成する遊技盤面上に装飾体を出没させることによって遊技進行上特徴的な演出効果を発揮させることができるようにした装飾体ユニット、遊技盤ユニット、及びパチンコ遊技機に関する。
パチンコ遊技機においては、遊技盤の盤面に入賞口、風車、可変表示装置、電飾装置等の各種盤面部品を設けて遊技内容の多様性を図り、遊技の進行中における入賞、その他の状況変化を契機として可動盤面部品を種々の方向に動作させることにより演出効果を高めている。
例えば、遊技盤に設けられた始動入賞口に遊技球が入賞すると、遊技盤中の可変表示装置の液晶画面に表示される図柄が変動を開始し、所定時間経過後に停止した図柄が予め定めた大当たり図柄となった場合に大当たり状態となり、遊技者が大量の出球を獲得できるようになっている。このような遊技機では、遊技の興趣を高めるために様々な表示演出が行われる。
例えば、本出願人の提案に係る特許文献1には、遊技盤の盤面と平行な左右方向へ往復移動する第1可動役物と、遊技盤の前後方向へ往復移動する第2可動役物と、を備えた役物装置が開示されている。これによれば、遊技内容の複雑、高度化に対応した演出を実現することができる。
しかし、ギヤ機構を用いて各可動役物を遊技盤面と並行な上下方向、或いは左右方向へ動作させる場合には、可動役物を遊技盤面上に突出した位置、或いは遊技盤面から退避した位置にて停止させた状態を維持することが難しい。即ち、ギヤ同志のバックラッシュ、部材間の寸法誤差等によって、可動役物が本来の停止位置から偏位した状態で停止することが多々あり、遊技球の経路を妨げたり、外観を悪化させて遊技の興趣を低下させる原因となる。
特に、一端に設けた回動軸を中心として盤面と平行な方向へ回動する一本の長尺アームの先端に可動役物を取り付けた構造の盤面部品を用いて、可動役物を遊技盤面上の液晶画面の中央部にまで移動させて画面上の映像とのコラボレーションによる演出効果を発揮させる構成を採用した場合には、上記の如き不具合が発生し易い。
これは、長尺アームの一端に設けた回動軸と他端に設けた可動役物との間の距離が長いために長尺アームを突出位置や退避位置に停止させた際に、長尺アーム及び可動役物の自重と、ギヤ部のバックラッシュなどに起因して動作が安定せず、各位置に確実に停止させることが難しいからである。
なお、長尺アームや駆動機構の強度を高めるために、長尺アームの幅や肉厚を増強したり、駆動機構を大型化することも考えられるが、遊技盤内の限られたスペース内でのレイアウト上実現困難となるケースが多く、また長尺アームが目立たないように細幅、薄肉化する必要がある場合には強度を増強することに限界があった。
また、可動役物が可動機構を搭載し、更に発光部品、プリント基板等を搭載して演出効果に多様性をもたせる場合には、可動役物の重量が必然的に大きくなる。このような重量物としての可動役物を一本の長尺アームの先端に支持して遊技盤面中央部と退避位置との間で進退させるために特許文献1に係る役物機構を採用すると、可動役物の進退動作時に役物機構を構成するギヤ、回転板、アーム等に大きな負荷が繰り返し加わり、耐久性が低下し易くなる。
また、可動役物を遊技盤中央部の液晶画面の前方に出現させた際に可動役物の面積が大きいと、遊技盤面外に退避させた際に隠蔽し切れずに可動役物が広い面積に渡って前方から視認され易くなり、遊技の興趣を低下させる虞があった。このような不具合があるため、可動役物の面積を小さくせざるを得ず液晶画面上の映像とのコラボレーションによる迫力ある演出を実現し得ないという問題があった。
また、可動役物を長尺アームの先端に支持し、長尺アームを円弧状の大きな軌跡に沿って揺動させることにより遊技盤面中央部と遊技盤面外との間で進退させるように構成した場合、可動役物が遊技盤面に配置した他の役物と干渉する虞が発生するため、可動役物を大型化して演出効果を高めることは難しかった。
特開2007−029255公報
以上のように可動役物(装飾体)を遊技盤面中央部に突出した位置から退避した位置との間で進退させる従来の機構は、先端に可動役物を支持した一本の長尺アームをモータにより駆動する構成であったため、動作、停止状態が不安定化したり、耐久性が低下するという問題があった。また、可動役物を遊技盤面中央部に突出した位置と盤面外に退避した位置との間で進退させるように構成した場合、演出効果を高めるために可動役物の正面形状を大きく構成すると、退避位置に移動させた際に可動役物の一部が前方から視認されてしまい遊技の興趣が低下するという問題があった。更に、可動役物を長尺アームにより円弧状の大きな軌跡に沿って揺動させるように構成した場合、可動役物が遊技盤面に配置した他の役物と干渉する虞が発生するため、可動役物を大型化して演出効果を高めることが難しかった。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、駆動機構の耐久性を低下させたり、装飾体(可動役物)の動作や停止状態を不安定化させることなく、遊技盤の前面に沿って装飾体を進退動作させることにより遊技進行上特徴的な演出効果を発揮させることができる装飾体ユニット、遊技盤ユニット、及びパチンコ遊技機を提供するものである。
また、装飾体を遊技盤面中央部に突出した位置と盤面中央部から退避した位置との間で進退させるように構成した場合に、盤面中央部に位置する装飾体の正面形状を十分に大きく維持しながらも、盤面中央部から退避した際に装飾体の一部が前方から視認されることを防止することを目的とする。
また、長尺アームの先端に支持した装飾体を、長尺アームを揺動させることにより遊技盤面中央部と遊技盤面外との間で進退させるように構成した場合においても、装飾体が遊技盤面に配置した他の役物と干渉する虞をなくして、装飾体を大型化して演出効果を高めることを可能とすることを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1の発明に係る装飾体ユニットは、遊技盤面中央に突出した突出位置と、該遊技盤面中央から退避した退避位置との間を進退する装飾体と、該装飾体を進退させる駆動機構と、を備えた装飾体ユニットであって、前記装飾体は、各一端部を共通の回動軸によって首振り自在、且つ開閉自在に軸支された2つの回動片を備え、前記駆動機構は、モータと、該モータからの駆動力によって前記遊技盤面と並行な方向へ揺動するように基端部をベース部材により軸支されると共に、先端部に前記共通の回動軸を支持した第1のアームと、前記ベース部材により基端部を軸支されることにより前記遊技盤面と並行な方向へ揺動自在であると共に、先端部に一方の前記回動片に設けたガイドスリット内に嵌合するピンを支持した第2のアームと、前記第1のアーム及び前記第2のアームに前記モータからの駆動力を伝達して揺動させる駆動伝達手段と、を備え、前記第1のアームが前記遊技盤面中央から退避した位置にある時に、前記第2のアームは退避位置にあり、前記各回動片は前記共通の回動軸を中心として前記各アームの基端部側に首振り回動した退避位置にあり、且つ該各回動片は閉止した状態にあり、前記モータが退避位置にある前記装飾体を突出方向へ駆動した時に、前記第1のアーム及び第2のアームは前記駆動伝達手段によって突出方向へ揺動し、前記各回動片は前記共通の回動軸を中心として前記各アームの揺動方向と逆方向に首振り回動しつつ突出方向へ移動し、且つ該各回動片は少なくとも前記突出位置への移動後に開放した状態となることを特徴とする。
請求項2の発明に係る装飾体ユニットは、前記各アームの揺動方向と、前記装飾体の首振り方向が逆方向であることを特徴とする。
請求項3の発明に係る装飾体ユニットは、前記第2のアームが前記遊技盤面中央に突出する過程で前記ピンが前記ガイドスリット内を移動する際に、該ピンが他方の前記回動片を押圧して前記一方の回動片から離間させるように構成したことを特徴とする。
請求項4の発明に係る装飾体ユニットは、前記他方の回動片の背面には前記ピンが係合するリブが設けられていることを特徴とする。
請求項5の発明に係る装飾体ユニットは、前記ガイドスリットは先端部が所定方向へ屈曲しており、前記リブは該ガイドスリット先端部と対向する前記他方の回動片の背面に設けられ且つ該ガイドスリット先端部と交差する方向へ延びており、前記ピンが該ガイドスリット先端部内を先端方向へ移動する過程で、前記リブを押圧して前記他方の回動片を前記一方の回動片から離間させるように構成されていることを特徴とする。
請求項6の発明に係る装飾体ユニットは、前記ピンの頭部は前記第1のアームに干渉しない前方位置にあることを特徴とする。
請求項7の発明に係る装飾体ユニットは、前記一方の回動片が前記他方の回動片側に入れ子式に入り込んで外観形状を縮小させるように構成されていることを特徴とする。
請求項8の発明に係る装飾体ユニットは、前記駆動伝達手段は、前記第1のアーム及び前記第2のアームに夫々設けられたギヤ部と、該各ギヤ部に前記モータからの駆動力を伝達して前記第1及び第2のアームを揺動させるギヤ機構と、を備えていることを特徴とする。
請求項9の発明に係る遊技盤ユニットは、請求項1乃至8の何れか一項に記載の装飾体ユニットと、前記遊技盤と、を備えたことを特徴とする遊技盤ユニット。
請求項10の発明に係るパチンコ遊技機は、請求項9に記載の遊技盤を備えたことを特徴とする。
以上のように本発明では、装飾体を遊技盤面中央に突出した位置と盤面中央から退避した位置との間で進退させるように構成した場合に、遊技盤面中央に位置する装飾体の正面形状を十分に大きく維持しながらも、遊技盤面外に退避した際には装飾体の一部が前方から視認されることを防止する程度に形状を縮小させることができる。
また、装飾体が遊技盤面に配置した他の役物と干渉する虞をなくして、装飾体を大型化して演出効果を高めることができる。
本発明の一実施形態に係る装飾体ユニットを搭載したパチンコ遊技機の一部正面図(突出状態)である。 本発明の一実施形態に係る装飾体ユニットを搭載したパチンコ遊技機の一部正面図(退避状態)である。 本発明の一実施形態に係る装飾体ユニットの分解斜視図である。 (a)及び(b)は装飾体ユニットの突出状態を示す正面側斜視図、及び各回動片、中間部材の背面側からの斜視図である。 駆動機構の構成を示す要部斜視図である。 装飾体ユニットの退避状態を示す正面図である。 装飾体ユニットが第1の中間位置にある状態を示す正面図である。 装飾体ユニットが第2の中間位置にある状態を示す正面図である。 装飾体ユニットが突出位置にある状態を示す正面図である。 (a)及び(b)は退避位置及び第1の中間位置にある装飾体ユニットの各構成要素の係合状態を示す一部透視背面図である。 (a)及び(b)は第2の中間位置及び突出位置にある装飾体ユニットの各構成要素の係合状態を示す一部透視背面図である。 装飾体ユニットが突出状態にある場合の平面図である。 装飾体ユニットが退避状態にある場合の左側面図である。 (a)及び(b)は開閉片が開放動作する手順を順次説明する要部背面図である。 (a)及び(b)は開閉片が開放動作する手順を順次説明する要部背面図である。
以下、本発明を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。
図1及び図2は本発明の一実施形態に係る装飾体ユニットを搭載したパチンコ遊技機の一部正面図であり、図1は装飾体の突出状態、図2は装飾体の退避状態を示している。
パチンコ遊技機は、図示しない矩形形状の枠を有し、この枠の窓孔に対して裏側から遊技盤1が着脱可能に取り付けられている。
遊技盤1の前面側には、図示しないガラス枠が開閉可能に取り付けられている。また遊技盤1の下部には遊技球を貯留する受け皿部と、受け皿部内の遊技球を発射する発射レバー等(何れも図示せず)が設けられている。また、受け皿部の上面には遊技機用ボタンスイッチや、遊技球の購入ボタン、購入取り消しボタン(何れも図示せず)が設けられている。
遊技盤1の裏面には、液晶画面、主制御基板とサブ制御基板等、遊技の進行、演出に関わる裏部品を組み付けた合成樹脂製の機構板(何れも図示せず)が開閉自在に装着されている。遊技盤1における遊技領域1aの周囲には、発射レバーを操作することにより発射装置から発射された遊技球を遊技領域1aの上部に案内したり、アウト口に案内する外レール、及び内レールが設けられている。
遊技盤1のほぼ中央部には、中央が開口したセンター部材5が配置される。センター部材5の内部には図柄表示装置6が配置されている。図柄表示装置6は、例えば、液晶表示装置等の液晶表示パネルによって構成され、通常動作状態の時は、図示しない特別図柄画像が表示される。また、いわゆる特別遊技状態の時は、特別遊技状態であることを示す演出画像等が表示される。
センター部材5には装飾体ユニット30が設けられている。装飾体ユニット30は、この例では遊技の進行に関与する登場人物(キャラクター)であるバルタン星人のハサミ状の腕を象った装飾体31と、この装飾体31を進退駆動する駆動機構50と、から構成されている。
センター部材5の下方には、図柄表示装置6の特別図柄を可変表示させるための図示しない可変入賞装置が設けられている。また、センター部材5の左側には、普通図柄表示装置に表示される普通図柄を作動させるためのゲートが設けられている。さらに可変入賞装置の下方には、特別遊技状態の一つである大当たり状態のときに開成状態になる開閉扉を有する大入賞口が設けられている。
可変入賞装置は、図柄表示装置6を可変表示させるための上始動ポケットと左右一対の開閉爪(可動片)を有する電動式チューリップとを備えて構成される。
また遊技盤1には普通入賞口やアウト口等が設けられていると共に、風車や図示しない多数の遊技釘が突設されている。遊技釘は、遊技球の落下速度を遅くすると共に、落下方向を複雑に変化させて遊技進行上の興趣を高めている。
普通図柄表示装置に表示される普通図柄は、1個または複数個の図柄を変動表示可能であり、普通図柄始動口としてのゲートが遊技球を検出することを条件に、その図柄が乱数制御等により所定時間可変して停止するようになっている。
普通図柄としては、数字図柄、アルファベット図柄、キャラクター図柄、その他の適宜の遊技図柄が使用される。そして、ゲートを遊技球が通過したことを条件に乱数制御により普通図柄が所定態様となった場合に、可変入賞装置に設けられた電動式チューリップから成る可動片を所定時間、開成動作するように構成されている。
また図柄表示装置6に表示される特別図柄は、停止図柄が予め定められた図柄の組合せ、例えば同一図柄の組合せとなった場合に大当たり状態となるように構成されている。また特別図柄は可変入賞装置の上始動ポケット又は電動式チューリップの開成動作により遊技球が誘導される下始動口(図示していない)において遊技球を検出することを条件に乱数制御等により表示がスクロールする等、所定の変動パターンで所定時間変動(可変)して図柄で停止するようになっている。その際、有効ライン上に2個の停止図柄が同一となった場合に、リーチ状態が発生し、このリーチ状態において、有効ライン上の最後の停止図柄が既に停止している2個の図柄と同一となった場合に大当たり状態が発生する。なお、特別図柄としては、数字図柄、アルファベット図柄、キャラクター図柄等が使用可能である。
図3は本発明の一実施形態に係る装飾体ユニットの分解斜視図であり、図4(a)及び(b)は装飾体ユニットの突出状態を示す正面側斜視図、及び各回動片、中間部材の背面側からの斜視図であり、図5は駆動機構の構成を示す要部斜視図であり、図6は装飾体ユニットの退避状態を示す正面図であり、図7は装飾体ユニットが第1の中間位置にある状態を示す正面図であり、図8は装飾体ユニットが第2の中間位置にある状態を示す正面図であり、図9は装飾体ユニットが突出位置にある状態を示す正面図であり、図10(a)及び(b)は退避位置及び第1の中間位置にある装飾体ユニットの各構成要素の係合状態を示す一部透視背面図であり、図11(a)及び(b)は第2の中間位置及び突出位置にある装飾体ユニットの各構成要素の係合状態を示す一部透視背面図であり、図12は装飾体ユニットが突出状態にある場合の平面図であり、図13は装飾体ユニットが退避状態にある場合の左側面図であり、図14(a)(b)、及び図15(a)及び(b)は開閉片が開放動作する手順を順次説明する要部背面図である。
この装飾体ユニット30は、遊技盤1の中央部に配置されたセンター部材5の内部(図柄表示装置6の前面)に突出した突出位置と、遊技盤面中央から退避した退避位置(遊技盤面外)との間を遊技盤面に沿って移動する装飾体31と、この装飾体31を進退させる駆動機構50と、を備えている。
装飾体31は、ドラマ「ウルトラマン」に登場するバルタン星人のハサミ形状の手(腕)を象ったものであり、各一端部を共通の回動軸40によって遊技盤面に沿って首振り自在、且つ開閉自在に軸支された2つの回動片、即ち第1の回動片32、第2の回動片35を備えている。装飾体31は、回動軸40を中心として首振り回動する一方で、各回動片32、35は回動軸40を中心として開閉する。
駆動機構50からの駆動力により、装飾体31を図1に示した突出位置と図2に示した退避位置との間で進退させる動作と連動して、回動軸40を中心として回動片32、35を首振り回動、開閉動作させることによって、ハサミ形状の装飾体31が首振り角度を変化させたり、開閉量を変化させるように構成されている。
回動片32、35は、例えば透光性の樹脂により形成し、回動軸40は金属材料にて構成する。また、回動片32、35は、後述するように入れ子式に構成されているため、図4(a)のように大きく開放した姿勢と、図6のように重なり合って交差するように閉じた姿勢との間で開閉動作することができる。
駆動機構50は、遊技盤面外(センター部材の外周部)に配置されたモータ51と、モータ51の出力軸51aの回転駆動力によって揺動するように基端部を樹脂製のベース部材55により軸支されると共に、先端部に共通の回動軸40を支持した樹脂製の第1のアーム60と、ベース部材55により基端部を軸支されることにより遊技盤面と並行な方向に揺動自在であると共に、先端部に第2の回動片35に設けたガイドスリット35aと嵌合する金属製のピン72を支持した樹脂製の第2のアーム70と、第1のアーム60の基端部に設けた第1のギヤ部61及び第2のアーム70に設けた第2のギヤ部71にモータからの駆動力を伝達して両アーム60、70を揺動させるギヤ機構G(駆動伝達手段)と、を備えている。ギヤ機構Gは、更に両ギヤ部61、71間に配置された中間ギヤ75a、75bを備えている。
なお、モータからの駆動力を各アームに伝達する駆動伝達手段はギヤ機構に限らず、プーリ、ベルト、ワイヤ等から成る駆動伝達手段、その他の手段であってもよい。
本例では、図3において上側に位置する第1の回動片32の基端部背面から突設した回動軸40を下側の第2の回動片35の基端部に設けた軸穴35bに遊嵌させることにより、両回動片32、35は、共通の回動軸40を中心として首振り回動したり、ハサミのように開閉動作する。本来では、回動軸40は第1の回動片32と一体であり、第2の回動片35は回動軸40に対して回転可能に係合している。また、回動軸40を、上側に位置する第1のアーム60の先端部に設けた軸穴60aにより軸支することにより第1のアームに対して両回動片32、35の各基端部が首振り自在、且つ開閉自在に支持される。
ピン72は、下側に位置する第2のアーム70の先端の軸穴70a内に位置固定にて挿通支持されると共に、先端がく字状に屈曲したガイドスリット35a内に沿って相対移動可能に構成される。第2のアーム70及びピン72は、装飾体31が退避位置に有るときには装飾体を下向きに首振りした姿勢、且つ回動片同士が閉止した状態に保持する一方で、退避位置にある装飾体31が突出位置に移動する過程では装飾体を上向きに首振り回動させつつ突出位置に移動した最終段階では各回動片を最大限に開放させるための駆動力を生成する手段である。更に、第2のアーム70及びピン72は、装飾体31が突出位置に有るときには装飾体を略水平に首振りした姿勢、且つ回動片同士が開放した状態に保持する一方で、突出位置にある装飾体31が退避位置に移動する過程では装飾体を下向きに首振り回動させつつ退避位置に移動した最終段階では各回動片を最小形状に縮小させる。
後述するように、第2のアーム70が遊技盤面中央部に突出する過程でピン72がガイドスリット35a内を先端方向へ向けて移動する際に、ピンが第1の回動片32を上方(離間方向)に押圧して第2の回動片35から離間させる開放方向に回動させるように構成されている。逆に第2のアーム70が遊技盤面中央部から退避する過程でピン72がガイドスリット35a内を逆方向へ移動する際には、ピン72による第1の回動片32への押圧力が解消されるため、第1の回動片32は第2の回動片35に接近する閉止方向に回動するように構成されている。
各回動片32、35は、入れ子式に嵌合し合うように構成、配置されている。即ち、図4(b)等に示すように第1の回動片32は、前方に位置する前板32Aの背面側にスペーサ32Cを介して後板32Bを並行に組み付けた構成を有し、前板と後板との間には空間が形成されている。一方、第2の回動片35は、前方に位置する前板35Aの背面側にスペーサ35Cを介して後板35Bを並行に組み付けた構成を有し、前板と後板との間には空間が形成されている。本例では、回動片32の前記空間内に回動片35の前板35Aが入り込む入れ子式に構成されている。このため、回動軸40を中心として両回動片32、35が閉止状態にあるときには図6、図10(a)に示すようにコンパクトな閉止状態となり、逆に両回動片32、35が開放状態にあるときには図9、図11(b)に示すように大きく開放した状態となる。
また、回動片35のガイドスリット35aとほぼ対向する回動片32の背面には先端部が下向きに屈曲した略く字状のリブ32aが突設されており、ガイドスリット35a内に嵌合したピン72の先端部がリブ32aの下面に当接するように構成されている。ピン72は、ガイドスリット35aの先端部寄りの屈曲部を通過した後でリブ32aの下面に当接して上方に押し上げることにより回動片32を上方に押し上げる。このため、下側の回動片35との間隔を拡大して装飾体31の面積を拡大することができる。
即ち、ガイドスリット35aは先端部が所定方向(上方向)へ斜めに屈曲しており、リブ32aはガイドスリット先端部と対向する第1の回動片32の背面に設けられ且つガイドスリット先端部と交差する斜め方向へ延びている。このため、ピンがガイドスリット先端部内を先端方向へ移動する過程で、リブを離間方向へ押圧して第1の回動片32を第2の回動片35から大きく離間させる。ガイドスリット先端部が上向きに屈曲する一方で、これと交差するリブ部分は下向きに屈曲しているので、ピンによる第1の回動片の押上げ量が増幅されるため、回動片間の開放量が急増する。
また、回動片32、35の一方、例えば第1の回動片32にLEDを搭載したプリント基板を組み付ける場合には、第1のアーム60を中空とし、その内部にハーネスを配線することにより、LEDへ給電するように構成されている。プリント基板上のLEDは前方のみならず、下方へ向けて発光するものを複数個搭載することにより、透光材料から成る上側の第1の回動片32に搭載したLEDにより透光材料から成る下側の第2の回動片35をも同時に発光させることができる。
LEDを搭載したプリント基板を回動片32、35のうちの何れか一方、或いは双方に組み付ける場合には、各後板32B、35Bの背面、或いは前板32A、35Aの背面に配置することになるが、回動片が入れ子式に接近することを妨げないようにプリント基板をレイアウトすればよい。
なお、符号80は、両回動片32、35の基端部側において、共通の回動軸40によりフリー回転自在に軸支された中間部材である。中間部材80は直線状に延びるスリット81を備えた平板部82と、平板部82の基端部側に突設された円弧状の壁部83と、壁部83の中心部に貫通配置されて回動軸40を挿通する筒状部84と、を備える。スリット81内にはピン72が転動子(ローラ)72aを介して進退自在に遊嵌されている。中間部材80は、両回動片32、35を構成する後板32B、35Bと干渉する位置にあるため、各後板32B、35Bには夫々中間部材との干渉を回避するための切欠き部32B’、35B’が設けられている。
中間部材80に設けたスリット81はガイドスリットと略並行に直線状に延びているため、ピン72を直線状にガイドする一方で、ピン72が同時に嵌合するガイドスリット35aは先端が上向きに屈曲したく字状であるため、ガイドスリットに沿ったピンの動きを阻害しないようにスリット81の幅はガイドスリット35aの幅よりも大きく設定されている。中間部材のスリット81はピンの直線移動をガイドすることにより、一部が屈曲したガイドスリット35aに沿って移動するピン72の動作を安定させる役割を果たす。
ベース部材55は、センター部材5に固定され、各アーム60、70の基端部を回動自在に支持する。即ち、ベース部材55に固定した金属製の揺動軸56は第1のアーム60の基端部に設けた軸穴60bを支持し、金属製の他の揺動軸57は第2のアーム70の基端部に設けた軸穴70bを支持する。
また、ベース部材55に設けた金属製の他の軸部58は一方の中間ギヤ75aを回転自在に軸支する。モータ51はベース部材55の前面側により支持されており、その出力軸51aには他の中間ギヤ75bが軸心を固定されている。中間ギヤ75aは、第1のアーム60の第1のギヤ部61及び第2のアームの第2のギヤ部71と常時噛合している。従って、モータ51により中間ギヤ75bを正逆方向に回転駆動することにより、中間ギヤ75aを介して第1及び第2のアーム60、70は駆動されて、遊技盤面中央部に突出した位置と遊技盤中央部から退避した位置との間を進退する(図3、図5)。
更に、ベース部材55には突起状のストッパ55aが設けられており、図11(b)に示すように装飾体ユニット30が突出状態にあるときに第1のアーム60の下面を支持して第1のアームを所定角度に支持するようにしている。このため、装飾体ユニット30を安定して突出位置に保持することができ、ギヤ機構に負荷がかかることがない。
なお、ベース部材55にはフォトインタラプタ59を設け、このフォトリンタラプタにより第1のアーム60に設けた検出用突起65を検出することによって、第1のアームの開閉状態、開閉タイミングを検知して図示しない制御部に報知するように構成する。
以上の構成において、第1のアーム60が図6、図10(a)、図13に示したように遊技盤面中央から外側に退避した位置にある時に第2のアーム70も遊技盤面中央から外側に変位した退避位置にあり、この時に各回動片32、35は共通の回動軸40を中心として各アーム60、70の基端部側(下向き)に首振り回動した折り畳み状態にある。また、各回動片間の開閉角度は最も小さくなっている。
また、モータ51が突出方向へ駆動することにより、ギヤ機構Gによって第1のアーム60及び第2のアーム70が遊技盤面中央へ向けて突出する方向へ揺動する。
第2のアーム70が基端部(揺動軸57)を中心として揺動する際に、先端のピン72がガイドスリット35a内を進退移動することにより、装飾体31を回動軸40を中心として各アームの揺動方向とは逆方向へ首振り回動させることができる。つまり、各アームが退避位置から突出位置に向けて反時計回りに揺動する際には装飾体31は時計回りに回動し、各アームが突出位置から退避位置に向け時計回りに揺動する際には装飾体は反時計回りに回動する。また、ガイドスリット先端部の屈曲した部分内をピンが進退する際には、第1の回動片32を押圧したり、押圧解除して第2の回動片35に対して開閉動作させることができる。つまり、モータによる各アームの揺動に連動して回動片32、35を開閉動作させることができる。
なお、第2のアーム70の先端部は、図3、図12、図13に示すように直線的ではなく、前方へ向けて屈曲している。即ち、第2のアーム70は遊技盤面と並行な基端部側の並行部70Aと、並行部70Aの先端部から前方へ向けて斜めに突出した屈曲部70Bと、屈曲部70Bの先端部から遊技盤面と平行に突出した先端側の並行部70Cとから構成されている。一方、第2のアーム先端に配置されたピン72の頭部は共通の回動軸40の頭部よりも、距離L(図12、図13)だけ前方に位置しており、しかもピン72の頭部は第1のアームに干渉しない前方位置にある。即ち、両回動片32、35は図13などに示した退避位置にある時には回動軸40を中心として互いに接近した閉止状態にあるが、このときピン72の頭部が第1のアームと干渉しない前方位置にあるため、ピン72はガイドスリット35aの基端部近傍まで移動することができ、両回動片をより接近させた(折り畳んだ)コンパクトな閉止状態とすることができる。
以上の構成を備えた装飾体ユニットを退避位置と突出位置との間で進退させる手順について説明する。
装飾体ユニット30が図6及び図10(a)に示した退避位置にあるときには、第1及び第2のアーム60、70は各先端部が略上向きになるように縦姿勢となっており、各アームの先端部により基端部を支持された各回動片32、35は先端部を下向きにした首振り角度となっている。このとき第2のアーム70の先端部に支持されたピン72の頭部は、第1のアーム60よりも前方に位置しているため、図10(a)中に示すように第1のアーム60と干渉しない前方位置に退避することができる。このため、ピン72が嵌合するガイドスリット35aを備えた第2の回動片35は入れ子式に係合する第1の回動片32の内側に入り込むことができ、両回動片32、35の全幅がコンパクトとなった状態で退避位置に保持される。このため、図2に示すように装飾体31は前方からほとんど視認することができない状態となる。
一方、装飾体ユニット全体が退避位置にあるときにモータ51を突出方向へ駆動すると、図10(a)中に矢印で示したようにギヤ機構Gが駆動を開始し、各アーム60、70が揺動軸56、57を中心として突出方向へ揺動を開始する。即ち、モータの駆動ギヤである中間ギヤ75b、中間ギヤ75aが順次突出方向へ回転駆動されることにより、各アーム60、70の基端部に設けたギヤ部61、71が回動されるため、各アームは各揺動軸56、57を中心として時計回り方向へ回動することができる。この際、第1のアーム60は、その先端部に設けた共通の回動軸40を所定の円弧軌道に沿って突出位置に移動させるため、第1のアーム先端により基端部を支持された両回動片32、35は遊技盤面の中央部に向けて移動する。この際、第2のアーム70の先端に支持したピン72は、下側の回動片35に設けたガイドスリット35a内に遊嵌しているため、ピン72がガイドスリット35aに沿って移動する過程で装飾体31を上向きに(時計回りに)首振り回動させる。また、ピン72がガイドスリットの屈曲部よりも先端にある上向き傾斜部(ガイドスリット先端部35a”)を先端に向けて進行する際に、第1の回動片32の内壁に設けたリブ32aと係合してこれを上方へ押圧することにより、第1の回動片32が第2の回動片35との間の距離を徐々に拡大する(開放状態となる)ように構成されている(図14、図15)。
図6、図10(a)に示した退避位置ではピン72はガイドスリット35aの最基端部よりも若干下方に位置しているが、突出方向へ各アームが揺動を開始すると、装飾体31全体が突出方向へ回動するため、ピン72は一旦ガイドスリット35a内を基端部側へ相対的に移動し、ガイドスリットの基端側終端部に当接してからこの部位を押し上げるように作用する。このため、第1の中間位置を示す図7、図10(b)のように初期的に装飾体31を回動軸40を中心として上向きに首振り回動開始させることができる。
その後も各アーム60、70が突出方向へ揺動を続けると、ピン72はガイドスリット35aの基端部から先端部へ向けて移動を開始し、ガイドスリットの直線部をピンが移動する過程中は装飾体31を徐々に上向きに首振り回動させる。この過程では、両回動片は閉止状態にある。次いで、ピン72がガイドスリットの屈曲部に達すると(図14(b))、装飾体31は図8、図11(a)に示した第2の中間位置に移動する。この時点でも両回動片32、35は接近、交差した閉止状態にあり、装飾体31を正面から見た面積は依然として小さい。
引き続き各アーム60、70が突出方向へ揺動を続けると、図9、図11(b)の突出状態に移行する。装飾体31が図8、図11(a)の第2の中間位置にある時にはピン72はガイドスリット35aの屈曲部に位置しており、上向きに屈曲したガイドスリット先端部35a”には入り込んでいない。ピン72が屈曲部を通過してガイドスリット35aの上向きに屈曲したガイドスリット先端部35a”に入り込むと、ピン先端部が回動片32の内壁に突設したリブ32aの下面との係合を開始する(図15(a)(b))。リブ32aの先端部はガイドスリットの先端部と交差するように下向き傾斜しているため、ピンがガイドスリット先端部に沿って上向きに移動する過程でリブ32aが大きく上向きに押し上げられる。このため、回動片32は回動片35から離間するように上向きに回動することができる。この状態を正面から見ると、装飾体31の幅方向面積が最大限に拡大した状態となる。
本発明では、一本の長尺アームを用いて装飾体を円弧状の大きな軌跡に沿って単純動作させる従来例とは異なり、装飾体31を遊技盤面の内外に進退させるための第1のアーム60の他に、装飾体を折り畳み変形させるための第2のアーム70を並置したので、駆動機構の耐久性を低下させたり、装飾体の動作や停止状態を不安定化させることなく、遊技盤の前面に沿って装飾体を進退動作させることにより遊技進行上特徴的な演出効果を発揮させることができる。つまり、揺動のための回動軸が近接配置された二本のアームを用いているため、駆動機構の耐久性を高めることができ、突出姿勢、退避姿勢を安定して維持することができる。
また、装飾体31を二個の回動片32、35から構成し且つ各回動片を共通の回動軸40により首振り自在、且つ互いに開閉自在に構成したので、装飾体は突出位置では最大限に開放して正面形状を最大とすることができ、退避する過程、及び退避位置では首振り姿勢、正面形状を縮小するように変化させる。このため、長尺アームの先端に支持した装飾体を、長尺アームを揺動させることにより遊技盤面中央部と遊技盤面外との間で進退させるように構成した場合においても、装飾体が遊技盤面に配置した他の役物と干渉する虞をなくして、装飾体を大型化して演出効果を高めることができる。即ち、各アームは基端部に設けた軸部を中心として上下方向へ揺動するが、装飾体は移動過程において他の役物が設けられた上方に突出することなく、下向きに首振り回動するため、上方に位置する役物と干渉することがなくなる。つまり、各アームの揺動方向と回動片の首振り回動方向が逆であり、アーム先端からの装飾体の突出長は、突出位置(最大突出長)から退避位置に達する過程で漸減してゆくため、装飾体が遊技盤面に配置した他の役物と干渉する虞をなくすることができる。
また、退避位置では装飾体を折り畳んでコンパクト化する一方で、突出位置では形状、面積が拡大するように構成したので、遊技盤面中央部に位置する装飾体の正面形状を十分に大きく維持しながらも、装飾体が遊技盤面外(遊技盤面中央から退避した位置)に退避した際に装飾体が広い面積に渡って前方から視認されることを防止することができる。なお、図2の如く装飾体のごく一部が視認される程度は許容範囲内である。
また、本例では、装飾体を2個の回動片から構成し、回動片同士を入れ子式にしたり、アーム同士の位置関係を工夫したため、全体として薄型化を達成することができた。
また、遊技盤中央とは、厳密な意味の中央を意味しない。例えば、遊技盤面上に液晶表示装置がある場合には液晶表示装置の略中央部を意味する。
本例では、装飾体は遊技盤中央部から横方向へ進退するように構成したが、上下方向、或いは斜め方向へ進退するように構成してもよい。
上記実施形態に示した遊技盤ユニットと、遊技盤は、遊技盤ユニットを構成している。
更に、パチンコ遊技機の詳細な構成については図示説明していないが、本願発明の技術的範囲中にパチンコ遊技機が含まれることに疑いがない。
1…遊技盤、5…センター部材、1a…遊技領域、30…装飾体ユニット、31…装飾体、32…回動片、32A…前板、32B…後板、32C…スペーサ、32a…リブ、35…回動片、35A…前板、35B…後板、35C…スペーサ、35a…ガイドスリット、35a”…ガイドスリット先端部、35b…軸穴、40…回動軸、50…駆動機構、51…モータ、51a…出力軸、55…ベース部材、55a…ストッパ、56…揺動軸、57…揺動軸、58…軸部、59…フォトインタラプタ、60…アーム、60a…軸穴、60b…軸穴、61…ギヤ部、65…検出用突起、70…アーム、70…ピン、70A…並行部、70B…屈曲部、70C…並行部、70a…軸穴、70b…軸穴、71…ギヤ部、72…ピン、75a…中間ギヤ、75b…中間ギヤ、80…中間部材、81…スリット、82…平板部、83…壁部、84…筒状部

Claims (10)

  1. 遊技盤面中央に突出した突出位置と、該遊技盤面中央から退避した退避位置との間を進退する装飾体と、該装飾体を進退させる駆動機構と、を備えた装飾体ユニットであって、
    前記装飾体は、各一端部を共通の回動軸によって首振り自在、且つ開閉自在に軸支された2つの回動片を備え、
    前記駆動機構は、モータと、該モータからの駆動力によって前記遊技盤面と並行な方向へ揺動するように基端部をベース部材により軸支されると共に、先端部に前記共通の回動軸を支持した第1のアームと、前記ベース部材により基端部を軸支されることにより前記遊技盤面と並行な方向へ揺動自在であると共に、先端部に一方の前記回動片に設けたガイドスリット内に嵌合するピンを支持した第2のアームと、前記第1のアーム及び前記第2のアームに前記モータからの駆動力を伝達して揺動させる駆動伝達手段と、を備え、
    前記第1のアームが前記遊技盤面中央から退避した位置にある時に、前記第2のアームは退避位置にあり、前記各回動片は前記共通の回動軸を中心として前記各アームの基端部側に首振り回動した退避位置にあり、且つ該各回動片は閉止した状態にあり、
    前記モータが退避位置にある前記装飾体を突出方向へ駆動した時に、前記第1のアーム及び第2のアームは前記駆動伝達手段によって突出方向へ揺動し、前記各回動片は前記共通の回動軸を中心として前記各アームの揺動方向と逆方向に首振り回動しつつ突出方向へ移動し、且つ該各回動片は少なくとも前記突出位置への移動後に開放した状態となることを特徴とする装飾体ユニット。
  2. 前記各アームの揺動方向と、前記装飾体の首振り方向が逆方向であることを特徴とする請求項1に記載の装飾体ユニット。
  3. 前記第2のアームが前記遊技盤面中央に突出する過程で前記ピンが前記ガイドスリット内を移動する際に、該ピンが他方の前記回動片を押圧して前記一方の回動片から離間させるように構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の装飾体ユニット。
  4. 前記他方の回動片の背面には前記ピンが係合するリブが設けられていることを特徴とする請求項2に記載の装飾体ユニット。
  5. 前記ガイドスリットは先端部が所定方向へ屈曲しており、前記リブは該ガイドスリット先端部と対向する前記他方の回動片の背面に設けられ且つ該ガイドスリット先端部と交差する方向へ延びており、
    前記ピンが該ガイドスリット先端部内を先端方向へ移動する過程で、前記リブを押圧して前記他方の回動片を前記一方の回動片から離間させるように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の装飾体ユニット。
  6. 前記ピンの頭部は前記第1のアームに干渉しない前方位置にあることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の装飾体ユニット。
  7. 前記一方の回動片が前記他方の回動片側に入れ子式に入り込んで外観形状を縮小させるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の装飾体ユニット。
  8. 前記駆動伝達手段は、前記第1のアーム及び前記第2のアームに夫々設けられたギヤ部と、該各ギヤ部に前記モータからの駆動力を伝達して前記第1及び第2のアームを揺動させるギヤ機構と、を備えていることを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の装飾体ユニット。
  9. 請求項1乃至8の何れか一項に記載の装飾体ユニットと、前記遊技盤と、を備えたことを特徴とする遊技盤ユニット。
  10. 請求項9に記載の遊技盤を備えたことを特徴とするパチンコ遊技機。
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