JP5286348B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
例えば、遊技盤に設けられた始動入賞口に遊技球が入賞すると、遊技盤中の可変表示装置の液晶画面に表示される図柄が変動を開始し、所定時間経過後に停止した図柄が予め定めた大当たり図柄となった場合に大当たり状態となり、遊技者が大量の出球を獲得できるようになっている。このような遊技機では、遊技の興趣を高めるために様々な表示演出が行われる。
例えば、本出願人の提案に係る特許文献1には、遊技盤の盤面と平行な左右方向へ往復移動する第1可動役物と、遊技盤の前後方向へ往復移動する第2可動役物と、を備えた役物装置が開示されている。これによれば、遊技内容の複雑、高度化に対応した演出を実現することができる。
このような場合には、可動役物と演出上の密接な関係を有した装飾部材を可動役物の退避位置に配置できなくなることによって演出効果が著しく減殺されることとなる。
仮に可動役物が退避位置に移動する度に装飾部材と干渉(接触、摺擦)することを許容する構造とする場合には、これらの部材の耐久性を著しく低下させたり、異音を発生させたり、或いは可動役物の動作や停止状態を不安定化させる虞がある。
このパチンコ遊技機においては、顔役物202と図示しないガラス板と間のスペース内に武器役物203を配置している。一方、手役物204が図示した起立位置にある時にはその一部が顔役物202の後方に入り込むことになるため、レイアウト上の制限から手役物と顔役物202とが干渉(摺擦)する。
しかし、顔役物202と武器役物203の各駆動源、及び駆動力伝達機構が別構成であったため、部品点数の増加、大型化による設置スペースの増大、組立手数の増大、コストアップをもたらしていた。
また、図18の従来例のように、顔役物202を前方へ変位可能に構成することにより、手役物204が顔役物とオーバーラップする位置に達する前に顔役物を非干渉位置に変位させることは干渉防止の手法としては有効であるが、顔役物を変位させるための独自の駆動源、及び駆動力伝達機構を必要とするため、部品点数の増加、大型化による設置スペースの増大、組立手数の増大、コストアップというデメリットがあった。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、可動装飾体(可動役物)が移動したときに干渉する他の装飾部材が配置されている場合に、駆動源、駆動力伝達機構を増設することなく、両部材の干渉によって夫々が耐久性を低下させたり、可動装飾体の動作や停止状態を不安定化させることなく、遊技盤の前面に沿って可動装飾体を進退動作させることにより遊技進行上特徴的な演出効果を発揮させることができる装飾体ユニットを備えた遊技機を提供するものである。
本発明によれば、異なった動作をする第1の可動装飾体と変位装飾体とを一つの駆動源によって駆動する。従って、変位部材は第2の可動部材との干渉を回避するための動作を、第1の可動装飾体と共通の駆動源によって実現できることとなり、部品点数及び組立手数の減少によって製造コストを低減することが可能となる。
図1(a)(b)は本発明の一実施形態に係る装飾体ユニットを搭載した遊技機の一例としてのパチンコ遊技機の全体正面図であり、図2(a)(b)、及び図3(c)(d)は該装飾体ユニットを搭載した遊技盤ユニット単体の正面図である。
パチンコ遊技機は、図示しない矩形形状の枠を有し、この枠の窓孔に対して裏側から遊技盤1が着脱可能に取り付けられている。
遊技盤1の前面側には、図示しないガラス枠が開閉可能に取り付けられている。また遊技盤1の下部には遊技球を貯留する受け皿部2と、受け皿部2内の遊技球を発射する発射レバー3が設けられている。また、受け皿部の上面には遊技機用ボタンスイッチや、遊技球の購入ボタン、購入取り消しボタン(何れも図示せず)が設けられている。
遊技盤1の裏面には、液晶画面、主制御基板とサブ制御基板等、遊技の進行、演出に関わる裏部品を組み付けた合成樹脂製の機構板(何れも図示せず)が開閉自在に装着されている。遊技盤1における遊技領域1aの周囲には、発射レバー3を操作することにより発射装置から発射された遊技球を遊技領域1aの上部に案内したり、図示しないアウト口に案内する外レールR1、及び内レールR2が設けられている。
遊技盤1のほぼ中央部には、中央が開口したセンター部材5が配置される。センター部材5の内部には図柄表示装置6が配置されている。図柄表示装置6は、例えば、液晶表示装置等の液晶表示パネルによって構成され、通常動作状態の時は、図示しない特別図柄画像が表示される。また、いわゆる特別遊技状態の時は、特別遊技状態であることを示す演出画像等が表示される。
センター部材5の右下方には、図柄表示装置6の特別図柄を可変表示させるための可変入賞装置7が設けられている。また、センター部材5の右側には、図示しない普通図柄表示装置に表示される普通図柄を作動させるためのゲート8が設けられている。さらに可変入賞装置7の下方には、特別遊技状態の一つである大当たり状態のときに開成状態になる開閉扉を有する大入賞口9が設けられている。
また遊技盤1には普通入賞口10やアウト口11等が設けられていると共に、風車12や多数の遊技釘13が突設されている。遊技釘13は、遊技球の落下速度を遅くすると共に、落下方向を複雑に変化させて遊技進行上の興趣を高めている。
図示しない普通図柄表示装置に表示される普通図柄は、1個または複数個の図柄を変動表示可能であり、普通図柄始動口としてのゲートが遊技球を検出することを条件に、その図柄が乱数制御等により所定時間可変して停止するようになっている。
普通図柄としては、数字図柄、アルファベット図柄、キャラクター図柄、その他の適宜の遊技図柄が使用される。そして、ゲートを遊技球が通過したことを条件に乱数制御により普通図柄が所定態様となった場合に、可変入賞装置7に設けられた電動式チューリップから成る可動片を所定時間、開成動作するように構成されている。
即ち、装飾体ユニット30は、遊技盤面1上で動作する第1の可動部材35を有した第1の可動装飾体31と、第1の可動部材35を動作させる第1の駆動機構50と、後述する第2の可動部材101と干渉する位置と干渉しない位置との間を移動する変位部材61を備えた変位装飾体60と、変位装飾体を駆動する第2の駆動機構70と、第1及び第2の駆動機構50、70を駆動する第1の駆動源80と、変位装飾体60と近接した接近位置と離間した離間位置との間を進退する第2の可動装飾体100(第2の可動部材101)と、制御手段と、を備え、制御手段は、第2の可動部材101が接近位置にない時に、第1の駆動源80を第1の方向に駆動して第1の駆動機構50により第1の可動部材35を所定方向へ動作させると共に、第2の駆動機構70により変位部材61を第2の可動部材と干渉する干渉位置に保持し、第2の可動部材101が接近位置にある時に、第1の駆動源を第2の方向に駆動して第2の駆動機構により変位部材61を第2の可動部材と干渉しない非干渉位置に変位させる。
装飾体ユニット30は、遊技盤面上に突出した突出位置と、突出位置から退避した退避位置との間を進退する第1の可動部材35を有した第1の可動装飾体(武器役物)31と、第1の可動部材35を進退させる第1の駆動機構(第1の駆動力伝達機構)50と、第1の可動部材35が退避位置にある時にその後方に位置する変位装飾体(顔役物)60と、変位装飾体を駆動する第2の駆動機構(第2の駆動力伝達機構)70と、第1及び第2の駆動機構50、70に共通する駆動源80と、センター部材5の下縁部に設けた軸支部によって起倒自在に支持された一対の第2の可動部材101、102から成る第2の可動装飾体100と、第2の可動装飾体(手役物)100を駆動する図示しない第3の駆動機構(第3の駆動力伝達機構)と、第3の駆動機構を駆動する第2の駆動源と、各駆動源を制御する制御手段(CPU)と、を備えている。
一方の第2の可動部材101は、レイアウト上、起立(突出)した時に変位装飾体60の一部と干渉する位置関係にあるため、本発明では変位装飾体60の一部(変位部材61)を退避動作させることにより、第2の可動部材101との干渉を回避するようにしている。図12に示すように第2の可動部材101は軸部101aを中心として回動し、(a)に示した下方へ退避した姿勢と、(b)に示した突出位置との間で進退する。
即ち、変位装飾体60は、図11(a)(b)に示すように、センター部材5に固定されるベース部材63と、ベース部材63に設けたヒンジ部63aによって一端縁を軸支されて前後方向へ回動する変位部材61と、を備えている。変位部材61が図11(a)に示した初期位置(後方位置)にある時には、起立状態にある第2の可動部材101と干渉し、図11(b)に示した退避位置(前方位置)にある時には、起立状態にある第2の可動部材と干渉しないように構成されている。変位部材61は、第2の駆動機構70によって駆動される。
即ち、変位部材61は、遊技内容に登場するキャラクターの頭部(顔)を象ったギミックであり、一方の第2の可動部材101が図2(a)、図12(a)に示したように下方に退避した位置にあるときに初期位置(干渉位置)にある一方で、第2の可動部材101が図2(b)、図12(b)に示した突出位置にある時に第2の可動部材101と干渉しない非干渉位置に変位(進退、変形)する。変位部材61が初期位置にある時には、変位部材61の表面に描かれたキャラクターの仮面全体を正面の遊技者から良好に視認することができる一方で(図11(a))、非干渉位置では初期位置よりも前方に変位(傾斜)する(図11(b))。
また、図2(b)に示すように第2の可動部材101が突出位置にあるとき、或いは図3(d)のように突出位置に向かって起立する過程にある時に、変位部材61が干渉位置にあると、変位部材61と第2の可動部材101との干渉、摺擦が発生し、各部材の衝突、摺擦により耐久性の低下が発生する(図12(a)(b)参照)。本発明では、制御手段が、第1の可動部材が起立する動作とタイミングを合わせて変位部材61を非干渉位置に変位させるように制御している。また、第1の可動部材35と変位部材61を一つの駆動源80を用いて夫々別個に動作させるようにしているため、駆動源の数を減少し、且つ駆動機構をコンパクト化することができる。
即ち、第1の駆動機構50は、図7乃至図10に示すように、変位装飾体のベース部材63(その他の固定部)に固定された正逆転可能なモータ(第1の駆動源)80の出力軸に軸心を固定された駆動ギヤ51と、ベース部材63により軸支されると共に駆動ギヤ51と噛合した従動ギヤ53と、中間部をベース部材63に設けた軸部63cにより回動自在に軸支されると共に従動ギヤ53の背面適所に突設したピン53aが遊嵌する一方の長穴55aを一端側に有し、且つ他端側に他方の長穴55bを有した作動片55と、を備えている。他方の長穴55b内に第1の可動部材35から突設された作動ピン36を遊嵌することにより、モータ80からの駆動力を作動片55によって第1の可動部材35に伝達することができる。作動ピン36は、ベース部材63(或いは、固定部材32)に設けた円弧状のガイド穴63b内に遊嵌することによって回動軸32aを中心とした回動軌道を安定させることができる。回動軸32aにはトーションバネ(弾性部材)56を設けて第1の可動部材35を常時退避方向へ付勢する。従って、第1の駆動機構50が作動して作動片55が第1の可動部材35をトーションバネ56に抗して突出位置に回動させない限り、回動部材35は退避位置に停止し続ける。
なお、本例では、ピン53aは、従動ギヤ53の背面に一体化された円盤53bから突設されている。
まず、従動ギヤ53は、その外周に沿って設けた基準位置53Sが固定側の原点0と一致した位置にある時に初期位置にあるものとする。従動ギヤ53は、モータ80の正逆転によって、初期位置から反時計回り方向であるA方向、時計回り方向であるB方向に夫々正逆回動する。従動ギヤの基準位置53Sが原点0からA方向へ所定ステップ分だけ回動してC点に達すると、退避位置にあった第1の可動部材35が突出位置に達する。一方、従動ギヤの基準位置53Sが原点0からB方向へ所定ステップ分だけ回動してD点に達すると、それまで干渉位置にあった変位部材61が非干渉位置に変位する。
なお、従動ギヤの基準位置53SがC点から時計回り方向A`へ回動して原点0に移動する時には、それまで突出位置にあった第1の可動部材35は退避位置に復帰する。
また、従動ギヤの基準位置53SがD点から反時計回り方向B`へ回動して原点0に移動する時には、それまで非干渉位置にあった変位部材61が干渉位置に復帰する。
このようにモータ80(従動ギヤ53)の正逆転は、原点0を初期位置として行われることにより、第1の可動部材35と、変位部材61とを個別に動作させる。
まず、正面図である図9(a)に示した第1の可動部材35の退避状態では、モータ(第1の駆動源)80が停止しているためトーションバネ56の作用によって第1の可動部材は退避位置に停止している。この時、作動片55は垂直状態よりもやや左方向に傾倒した初期姿勢を維持しており、作動ピン36はガイド穴63bの一端に位置している。
次いで、モータ80が駆動して従動ギヤ53が矢印aで示す第1の方向(突出方向)へ回動すると、ピン53aが作動片55の一方の長穴55a内を移動しつつ作動片を軸部63cを中心として時計回り方向へ回動させる。すると、中間状態を示す図9(b)のように第1の可動部材35と一体の作動ピン36が回動軸32を中心としてガイド穴63bに沿った軌道で突出方向へ回動を開始し、最後には(c)に示すように第1の可動部材35を完全に突出位置まで移動させる。(b)(c)の過程ではトーションバネ56は圧縮されて蓄力した状態となっている。(c)の突出状態では、作動ピン36はガイド穴63bの他端側に位置している。
図9(c)の突出状態から(a)の初期状態に復帰させる場合にはモータを逆転させればよく、第1の可動部材35はトーションバネ56の復帰力によって速やかに初期位置に移動する。
即ち、図13に詳細な構成を示した変位機構71は、一端に設けた係合穴72a内に変位部材61から突設した係合突起61aを嵌合させると共に、他の部位に同方向へ延びる2つの長穴72b、72cを有した作動部材72を備え、各長穴72b、72cには作動部材72の背面側に固定配置された図示しない背面部材から前方に突設したガイド突起73が嵌合する。作動部材72はガイド突起73にガイドされて矢印方向(イ)(ロ)へ進退し、復帰バネ75によって矢印(ロ)方向へ付勢されることにより、図10(a)に示した初期位置に向けて付勢されている。図10(a)の状態にある従動ギヤ53が反時計回り方向bへ回転して作用片57が作動部材72の肩部72dを押圧することにより作動部材が矢印(イ)方向へ移動したときに、変位部材61をヒンジ63aを中心として前方へ回動させて変位状態(退避位置)にする(図10(a)乃至(c)、図11(b)、図12(b)、図14(a)乃至(c)、図15(a)乃至(c)、図16(a)乃至(c))。また、変位部材61が図10(c)、図11(b)、図12(b)に示した変位状態にある時に、モータを逆転させて従動ギヤ53を逆転させると、作用片57による押圧が解除されるため、復帰バネ75によって作動部材72が矢印(ロ)方向へ移動し、変位部材61は図10(a)、図11(a)、図12(a)、図14(a)、図15(a)、図16(a)に示した初期位置に復帰する。
まず、第1の可動部材35が退避位置にあるときに、モータ(第1の駆動源)80が第1の方向(突出方向)に駆動すると、第1の駆動機構50が作動して第1の可動部材35を突出位置(図1(b)、図4(b)等)に移動させる。この時、第2の駆動機構70は非駆動状態にあって変位部材61を干渉位置(図11(a))に保持する。
このことを図17に基づいて説明すると、基準位置53Sを原点0と一致させた初期位置にあった従動ギヤ53がA方向へ回動してC点に達すると、それまで退避位置にあった第1の可動部材35は突出位置に移動する。この時、従動ギヤの基準位置53Sは原点0からB方向へ移動することがないので、変位部材61は干渉位置に保持されたままである。
次に、モータが逆転して基準位置53SがC点から原点0に達するまで従動ギヤを逆転させると、第1の駆動機構50が作動して突出位置にあった第1の可動部材35を退避位置(図1(a)、図4(a)等)に移動させる。更に、基準位置53Sが原点0を越えてB方向へ回動し続けると第2の駆動機構70が作動し、基準位置53SがD点に達した時点で変位部材61を非干渉位置(図11(b))に変位完了させる。
このように、図17に示した原点0を中心として従動ギヤ53(モータ80)を正逆転させることにより、第1の可動装飾体31と変位装飾体60とを一つの駆動源80によって異なった動作をするように駆動する。従って、変位部材61は第2の可動部材101との干渉を回避するための動作を、第1の可動装飾体31と共通の駆動源によって実現できることとなり、部品点数及び組立手数の減少によって製造コストを低減することが可能となる。
また、変位装飾体の位置を、図示の例ではセンター部材5の開口部の右端縁としたが、これも一例であり、変位装飾体の配置箇所に制限はない。
また、第2の可動部材をセンター部材の開口部の下端縁から右方向へ回動することによって起立させる例を示したが、これも一例であり、どのような方向へ移動してもよい。
上記実施形態に示した装飾体ユニット30と、遊技盤とは、遊技盤ユニットを構成している。また、この遊技盤ユニットは、パチンコ遊技機、その他の遊技機に適用することができる。
更に、パチンコ遊技機の詳細な構成については図示説明していないが、本願発明の技術的範囲中にパチンコ遊技機が含まれることに疑いがない。
Claims (1)
- 遊技盤面上に突出した突出位置と該突出位置から退避した退避位置との間を進退する第1の可動部材を有した第1の可動装飾体と、該第1の可動部材を進退させる第1の駆動機構と、該遊技盤面上に配置された変位装飾体と、該変位装飾体を駆動する第2の駆動機構と、前記第1及び第2の駆動機構を駆動する第1の駆動源と、前記変位装飾体と近接した接近位置と離間した離間位置との間を進退する第2の可動装飾体と、前記第2の可動装飾体を駆動する第3の駆動機構と、第3の駆動機構を駆動する第2の駆動源と、前記各駆動源を制御する制御手段と、を備えた装飾体ユニットを有した遊技機であって、
前記変位装飾体は、前記接近位置にある前記第2の可動装飾体と干渉する干渉位置と干渉しない非干渉位置との間で変位する変位部材を備え、
前記制御手段は、前記第2の駆動源を制御して前記第2の可動装飾体を前記離間位置に保持している時に、前記第1の駆動源を第1の方向に駆動して前記第1の駆動機構により前記退避位置にある前記第1の可動部材を前記突出位置に移動させると共に、前記第2の駆動機構により前記変位部材を前記干渉位置に保持し、
前記第2の可動装飾体を前記接近位置に移動させた時に、前記第1の駆動源を第2の方向に駆動して、前記第2の駆動機構により前記変位部材を前記非干渉位置に変位させ、
前記駆動源は、正逆転可能なモータであり、
前記第1の駆動機構は、該モータにより回転駆動される駆動ギヤと、該駆動ギヤにより回転駆動され第1の方向に回転するときに前記退避位置にある前記第1の可動部材を前記突出位置に移動させ、第2の方向に回転するときに前記突出位置にある前記第1の可動部材を前記退避位置に移動させる従動ギヤと、を備え、
前記第2の駆動機構は、前記従動ギヤに設けた作動片と、該従動ギヤが前記第2の方向に回転する過程で前記作動片により作動させられて前記干渉位置にある前記変位部材を前記非干渉位置に移動させる変位機構と、を備え、
第1の可動装飾体は、前記遊技盤、或いは該遊技盤に固定された固定側ベースに固定される固定部材と、該固定部材の下部に設けた回動軸によって下部を回動自在に軸支された第1の可動部材と、一端の軸部を固定部材により回動自在に軸支されると共に他端の軸部を前記第1の可動部材により回動自在に軸支されることにより前記固定部材と前記第1の可動部材とを連結する連結片と、を備え、固定部材側には、前記一端の軸部を遊嵌させる長穴が形成され、
前記変位装飾体は、前記固定側ベースに固定されるベース部材と、該ベース部材に設けたヒンジ部によって一端縁が軸支されて前後方向へ回動する変位部材と、を備えていることを特徴とする遊技機。
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