JP5722273B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
動作により演出を行う可動演出手段(40)を備えた遊技機において、
前記可動演出手段(40)は、
第1の駆動手段(50)の駆動に伴って第1位置および第2位置の間を移動する第1可動部(70)と、
前記第1可動部(70)に設けられ、第2の駆動手段(100)の駆動に伴い動作する第2可動部(140)と、
前記第1可動部(70)に設けられ、該第1可動部(70)が第1位置にある状態で第1姿勢に保持されると共に、当該第1可動部(70)が第1位置から第2位置に移動するのに伴って第1姿勢から第2姿勢に姿勢変位し、第2姿勢に変位した状態において前記第2の駆動手段(100)の駆動に伴い動作する第3可動部(150)と、
前記第3可動部(150)を第2可動部(140)に対して相対的に第1姿勢から第2姿勢へ姿勢変位させる付勢手段(156)と、
前記第3可動部(150)に設けられた第1規制部(157)と、
前記第1可動部(70)に設けられて前記第1規制部(157)の動作軌跡上に位置し、該第1規制部(157)に係合可能な規制位置、および当該第1規制部(157)の動作軌跡から退避した退避位置に変位可能に構成されて、当該第1規制部(157)と係合した状態において前記第2の駆動手段(100)の駆動に伴う前記第3可動部(150)の動作を規制する第2規制部(110)とを備え、
前記第2規制部(110)は、前記第1可動部(70)が第2位置から第1位置に変位するのに伴い前記規制位置に変位し、該第1可動部(70)が第1位置から第2位置に変位するのに伴い前記退避位置に変位するよう構成され、
前記第1可動部(70)が第2位置から第1位置に変位する際に、前記第2姿勢に変位した前記第3可動部(150)の第1規制部(157)を前記規制位置に変位した第2規制部(110)に係合させつつ前記第2可動部(140)を動作させることで、該第3可動部(150)が第2可動部(140)に対して相対的に第2姿勢から第1姿勢に変位するよう構成されたことを要旨とする。
前記可動演出手段(40)は、前記第1可動部(70)を移動可能に支持する支持部(42)に、該第1可動部(70)の移動方向に延在する作動部(65)を備え、
前記第2規制部(110)は、
前記第1可動部(70)に設けられて、前記第1規制部(157)に係合可能な規制位置および係合部の動作軌跡から退避して第1規制部(157)に係合不能な退避位置に変位可能な規制部本体(111)と、
前記作動部(65)に当接すると共に、該作動部(65)との当接に伴い前記規制部本体(111)を退避位置から規制位置に変位させる操作部(115)と、
前記規制部本体(111)を規制位置から退避位置へ向けて付勢する第2の付勢手段(120)とを備え、
前記第1可動部(70)が第1位置および第2位置を移動する際に、前記操作部(115)が作動部(65)に当接することで前記規制部本体(111)が規制位置に変位し、操作部(115)および作動部(65)の当接状態が解除されることで前記第2の付勢手段(156)の付勢により規制部本体(111)が規制位置から退避位置に変位するよう構成されたことを要旨とする。
このように、第1可動部が第1位置および第2位置の間で動作するのに伴い、前記第2規制部が規制位置および退避位置に変位するようにしたことで、該第2規制部を変位させる駆動源を必要とせず、可動演出手段の構成を簡略化しつつ、第3可動部に多彩な動作を行わせ得る。
前記可動演出手段(40)は、前記第1の駆動手段(50)に連繋接続した回転切替手段(55)を備え、
前記第1可動部(70)は、上方の第1位置から下方の第2位置へ自重により移動し得るよう構成されると共に、前記第1の駆動手段(50)の駆動に伴い前記回転切替手段(55)との係合状態が切り替わる係合部(75)が設けられ、
前記第1位置において前記回転切替手段(55)が前記係合部(75)に対して係合状態から非係合状態に切り替わることで、前記第1可動部(70)が自重により第1位置から第2位置に移動し、前記第2位置において回転切替手段(55)が係合部(75)に対して非係合状態から係合状態に切り替わることで、該第1可動部(70)が第2位置から第1位置へ持ち上げられるよう構成されたことを要旨とする。
このように、第1可動部を自重で第1位置から第2位置に落下するよう構成したことで、該第1可動部の動作に対するインパクトが高まり、動作に対する興趣を向上することができる。また、回転切替手段を回転動作するだけで、第1可動部の落下動作と持ち上げ動作を実現し得るから、可動演出手段の構造を簡略化することができる。
前記第3可動部(150)は、前記第2姿勢へ姿勢変位した際に前記第2の駆動手段(100)の駆動に伴い前記第2可動部(140)と一体的に動作するよう構成されたことを要旨とする。
このように、前記第3可動部が第2姿勢へ姿勢変位した際に、第2の駆動手段の駆動に伴い第2可動部と一体的に動作するようにしたことで、第1〜第3可動部を用いてより多彩な動作を行わせることができる。
実施例に係るパチンコ機10は、図1に示すように、前後に開口する矩形枠状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に固定される固定枠としての外枠11の開口前面側に、後述する遊技盤20(図2参照)を着脱可能に保持する本体枠としての中枠12が開閉および着脱可能に組み付けられて、該遊技盤20の裏側に、各種図柄を変動表示可能な図柄表示装置18が着脱可能に配設されている。また、前記中枠12の前面側には、前記遊技盤20を透視保護するガラス板等の透視保護体(図示せず)を備えた装飾枠としての前枠13が開閉可能に組み付けられると共に、該前枠13の下方にパチンコ球を貯留する下球受け皿15が開閉可能に組み付けられる。なお、実施例では、前記前枠13の下部位置に、パチンコ球を貯留する上球受け皿14が一体的に組み付けられており、前枠13の開閉に合わせて上球受け皿14も一体的に開閉するよう構成される。また、前記中枠12の右下方位置には、該中枠12に配設された打球発射装置(図示せず)を作動する操作ハンドル16が設けられており、該操作ハンドル16の操作により打球発射装置が作動することで、前記上球受け皿14に貯留されたパチンコ球が前記遊技盤20に向けて発射されるようになっている。なお、実施例では、前記図柄表示装置18として、各種図柄を表示可能な液晶パネルを収容ケースに収容した液晶表示装置が採用されるが、これに限られるものではなく、ドラム式の表示装置やドットマトリックス式の表示装置、7セグメントディスプレイ、その他の各種図柄を停止および変動表示可能な表示装置を採用し得る。また、前記上球受け皿14は、前記前枠13と別体に形成して中枠12に対して開閉可能に組み付けるようにしてもよく、また球受け皿を1つだけ備える構成であってもよい。
前記遊技盤20は、図2に示すように、所定板厚の略矩形状に形成されたアクリルやポリカーボネート等の透明な合成樹脂材で形成された透明板であって、該遊技盤20の表面に、略円形状に湾曲した案内レール21が設けられて、該案内レール21によりパチンコ球が流下可能な遊技領域20aが画成され、前記打球発射装置から発射されたパチンコ球が遊技領域20a内に打ち出されるようになっている。また遊技盤20には、前後に貫通する装着口(図示せず)が前記遊技領域20a内に複数開設されて、各装着口に対して各種部品が前側から取り付けられると共に、遊技領域20aの最下部位置には、該遊技領域20aに打ち出されたパチンコ球を排出するアウト口22が開設されている。また、前記遊技盤20には、前記遊技領域20a内に多数の遊技釘が植設されており、遊技領域20aを流下するパチンコ球が遊技釘に接触することでパチンコ球の流下方向を不規則に変化させたり、パチンコ球を一定方向に誘導するようになっている。なお、前記装着口の形成数や大きさは、遊技盤20に対して取り付けられる各種部品の個数や配設位置等に応じて適宜決定される。
また、前記遊技盤20の裏面には、前記図柄表示装置18が取り付けられる設置部材30(図3参照)が設けられている。前記設置部材30は、前方へ開口する略矩形箱状に形成されており、該設置部の開口前端部を遊技盤20の裏側に当接させた状態で固定されている。前記設置部材30には、前記遊技盤に対向する対向面部において前記枠状装飾体25の表示窓口25aと前後に並ぶ位置に、前後に開口する表示開口部30aが開設されると共に、該設置部材30の表示開口部30aに臨むよう前記図柄表示装置18が対向面部の裏側に着脱可能に取り付けられており、表示窓口25aを介して図柄表示装置18の表示部18aを遊技盤20の前側から視認し得るようになっている。また、前記設置部材30の前面側(すなわち、遊技盤20と設置部材30により画成される設置空間内)には、前記表示開口部30aを囲繞するように各種の演出装置や発光装飾部が配設されている。すなわち、前記設置部材30は、図柄表示装置18や演出装置等のパチンコ機10の遊技演出に関わる各種演出装置の設置手段として機能している。実施例では、前記表示開口部30aの開口上部に、可動演出装置40が配設されている。
図4〜図6に示すように、前記可動演出装置40は、前記設置部材30に取り付けられる装置本体41と、該装置本体41に配設された第1駆動モータ(第1の駆動手段)50と、該第1駆動ギア51の駆動に伴い揺動(動作)する揺動アーム(第1可動部)70と、該揺動アーム70に配設された第2駆動モータ(第2の駆動手段)100と、該第2駆動モータ(第2の駆動手段)100の駆動に伴い回転(動作)する可動装飾部140,150とを備えており、第1駆動モータ50および第2駆動モータ100の夫々が前記図柄表示装置18で行われる図柄変動演出を制御する制御手段(図示せず)に配線接続されている。ここで、実施例では第1駆動モータ50および第2駆動モータ100としてステッピングモータが採用されており、前記制御手段から入力されるパルス信号に基づいて各駆動モータ50,100が個別に正逆駆動するよう構成されている。また、前記可動演出装置40には、図示しないLED等の発光体を備えた発光装飾部170が前記可動装飾部140,150の前側に位置するよう前記装置本体41に配設されており、前記枠状装飾体25における表示窓口25aの開口内側に発光装飾部170が臨むよう構成されている。前記発光装飾部170の発光体は、前記図柄表示装置18を制御する制御手段に接続されており、該制御手段からの制御信号に基づいて発光するようになっている。
前記装置本体41は、図4に示すように、前記設置部材30に取り付けられ、前記第1駆動モータ50が配設されるベース体42と、該ベース体42の前側に離間して配設された前側支持体48とを備えており、該ベース体42と前側支持体48との間に前記揺動アーム70が揺動可能に配設されている。前記ベース体42には、前面の左側に偏った位置に形成された軸支持孔45a(図7参照)に揺動軸46が取り付けられており、該揺動軸46に前記揺動アーム70が枢支されている。ここで、揺動アーム70は、前記揺動軸46を中心として前記ベース体42の前面に位置する第1位置(図5参照)と、該第1位置から揺動軸46を中心として下方へ揺動した第2位置(図6参照)との間を移動し得るようになっている。なお、前記揺動アーム70が第1位置にある状態では、該揺動アーム70および可動装飾部140,150の夫々が前記発光装飾部170の後方に隠れて、該揺動アーム70および可動装飾部140,150を前側から視認し得ないよう構成されると共に(図3参照)、揺動アーム70が第2位置に揺動した状態では、前記枠状装飾体25の表示窓口25aの開口内側に前記可動装飾部140,150が臨んで前記図柄表示装置18の前側に重なるよう構成されている(図2参照)。また、実施例の揺動アーム70は、第1位置から第2位置へ向けて自重で落下して揺動するよう構成される。
前記揺動アーム70は、図8、図9に示すように、前後の基材71,72から前記揺動軸46を中心として径方向へ延在する棒状に形成されて、一方端部に前記揺動軸46を挿通する挿通孔70aが形成されると共に、他方端部に前記可動装飾部140,150が回転可能に設置される設置部86が設けられている。また、前記揺動アーム70は、揺動アーム70の本体内部に前記可動装飾部140,150の回転を規制する回転規制手段(第2規制部)110(後述)を収容する第2機構収容部76が画成されると共に、当該揺動アーム70における前記設置部86の内部に、前記第2駆動モータ100と可動装飾部140,150とを連繋接続する第2連繋機構101,105を収容する第3機構収容部77が画成されている。
次に、前記揺動アーム70に配設される回転規制手段110について説明する。前記回転規制手段110は、図8、図9、図11に示すように、前記可動装飾部140,150の回転を規制可能な前記規制位置および該可動装飾部140,150の回転を規制不能な前記退避位置に移動可能なスライダ(規制部本体)111と、該揺動アーム70に対して揺動可能に枢支されると共にスライダ111に連繋接続する作動体(操作部)115と、当該スライダ111を前記退避位置へ向けて付勢する第1のバネ部材(付勢手段)120とから構成されている。また、前記スライダ111の後方には、該スライダ111を揺動アーム70に沿って摺動可能に支持する蓋部材125が配設されている。なお、実施例では第1のバネ部材120として引張りバネが採用されており、該第1のバネ部材120の一方端部が前記スライダ111に形成された掛け部111aに係止されると共に、他方端部が前記蓋部材125に形成された掛け部125a(図9参照)に係止されるようになっている。また、前記スライダ111における揺動アーム70の枢支側端部には、前記作動体115が接続する長孔111bが形成されている。
前記可動装飾部140,150は、図8、図12に示すように、前記揺動アーム70(設置部86)に前記回転軸148を中心として回転可能に支持されると共に前記第2駆動モータ100の駆動に伴い回転する第1可動装飾部(第2可動部)140と、該揺動アーム70(設置部86)に回転可能に支持されると共に該第1可動装飾部140に対して相対的に姿勢変位可能な第2可動装飾部(第3可動部)150とを備えている。なお、実施例の前記第1可動装飾部140および第2可動装飾部150は、前記回転軸148を中心として径方向に延出する一対の鉤状の装飾部142,142,152,152を、点対象となる位置に夫々備えた略同一形状に形成されて、該第1可動装飾部140および第2可動装飾部150の各装飾部142,142,152,152が前後に重なる第1姿勢(図5、図13(a)等参照)と、回転軸148を中心として第1姿勢から90度回転した第2姿勢(図6、図13(b)等参照)とに相対的に姿勢変位し得るよう構成されている。
前記第1可動装飾部140は、図12に示すように、前記揺動アーム70の設置部86を覆う飾り板141と、当該飾り板141の外周縁から径方向に延出する一対の前記装飾部142,142と、当該飾り板141の後面に配設されて第1可動装飾部140に対する第2可動装飾部150の回転範囲を規制する規制板143とを備え、該規制板143に回転軸148が取り付けられている。なお、以下の説明では、第1可動装飾部140の装飾部を前側装飾部142,142と指称する。また、前記規制板143は、円板状に形成されて、その中心位置に前記回転軸148を固定する軸固定部143aが形成されると共に、該軸固定部143aの周囲に、当該軸固定部143aを中心として円弧状に延在する円弧状孔144が前後に開口するよう形成されている。なお、前記円弧状孔144は、前記軸固定部143aを中心として周方向へ離間する2箇所に形成されている。また、図12における符号145は、前記規制板143を飾り板141に固定する固定部材である。
前記第2可動装飾部150は、図12に示すように、前記第1可動装飾部140の飾り板141の後方に位置し、前記回転軸148に回転可能に支持される基体部151と、該基体部151の外周縁から径方向に延出する一対の前記装飾部152,152とを備え、回転軸148を中心として回転可能に構成されている。なお、以下の説明では、第2可動装飾部150の装飾部を後側装飾部152,152と指称する。前記基体部151は、後方へ開口する円筒状に形成されると共に、該基体部151の前面中心位置に前記回転軸148を挿通する通孔151aが前後に形成されている。また、前記基体部151の後面には、前記回転軸148が挿通される軸受け部材153が配設されており、該軸受け部材153に挿通した回転軸148を中心として回転し得るよう構成されている。
次に、前述した可動演出装置40における揺動アーム70および可動装飾部140,150の動作制御について、図14〜図21を用いて説明する。先ず、可動演出装置40の初期状態では、図15に示すように、前記第1作動ギア55の通光部56aを前記第1センサ57が検出(ON)する第1位置に前記揺動アーム70が保持されている。このとき、前記第2センサ82は第2検出片81が離間した検出状態(ON)となっており、前記揺動アーム70のガイド溝85に挿入された作動片65が前記回転規制手段110の回転規制部112(スライダ111)を規制位置に保持している。また、前記可動装飾部140,150は、前記第2作動ギア105の通光部106aを前記第3センサ107が検出(ON)する基準姿勢に第1可動装飾部140が保持されると共に、該第1可動装飾部140に対して第2可動装飾部150が第1姿勢に保持されている。このとき、前記第1可動装飾部140は、前記第2のバネ部材156の付勢により前記ストッパ部材49に規制突片146が押し付けられると共に、前記第2可動装飾部150は、前記規制位置に保持された回転規制部112に係合突部157が押し付けられた状態で保持される。
次に、実施例に係るパチンコ機10の作用につき説明する。
なお、遊技機の構成としては、前述した実施例に示したものに限らず、種々の変更が可能である。以下にその一例を示す。
(2) 実施例では、第2可動部(第1可動装飾部)と第3可動部(第2可動装飾部)とを略同一の形態となるよう形成したが、これに限られるものではなく、相互に異なる形態に形成することもできる。また実施例では、第2可動部(第1可動装飾部)および第3可動部(第2可動装飾部)を前後に重なるよう配置したが、これに限られるものではなく、横並びに配置してもよく、第1可動部(揺動アーム)の任意位置に設けることができる。
(3) 実施例では、回転切替手段としての第1作動ギアを回転することで、第1位置から第2位置に落下するよう構成したが、これに限らず、第1の駆動手段に接続する第1連繋機構と第1可動部(揺動アーム)が常時連繋接続するよう構成してもよい。第1連繋機構としては、実施例のものに限られず、リンク機構等の従来公知の各種連繋機構を採用することができる。
(4) 実施例では、第3可動部(第2可動装飾部)の動作を規制する規制部(回転規制部)を第1可動部の動作に伴って規制位置および退避位置に変位するよう構成したが、独立した駆動手段を設けて、該規制部を単独で動作するよう構成してもよい。
(5) 実施例では、第1可動部(揺動アーム)、第2可動部(第1可動装飾部)および第3可動部(第2可動装飾部)の夫々を復帰させるに際し、第1検出手段(第2センサ)が規制部(回転規制部)の規制位置への切り替わりを検出するのに伴って該第1可動部の動作を停止させるよう構成したが、該第1可動部を停止することなく連続的に行うようにしてもよい。すなわち、第1検出手段(第2センサ)が規制部(回転規制部)の規制位置への切り替わりを検出する前に、前記第2可動部(第1可動装飾部)および第3可動部(第2可動装飾部)の夫々を係合姿勢まで変位することで、第1可動部(揺動アーム)を停止することなく連続的に復帰動作させることができる。
(6) 実施例では、第2可動部(第1可動装飾部)に対して第3可動部(第2可動装飾部)が相対的に第1姿勢に変位するまでの間、前記第1可動部の動作を停止させるよう構成したが、該第1可動部を停止することなく連続的に行うようにしてもよい。すなわち、前記規制部(回転規制部)が規制位置に変位してから、第1可動部が第1位置に移動するまでの間に、第2可動部(第1可動装飾部)に対して第3可動部(第2可動装飾部)を相対的に第1姿勢に変位させるようにすることで、第1可動部(揺動アーム)を停止することなく連続的に復帰動作させることができる。
(7) 実施例では、遊技機としてパチンコ機を例示して説明したが、これに限られるものではなく、アレンジボール機やピンボール機、スロットマシン機等の各種遊技機を採用し得る。
42 ベース体(支持部)
50 第1駆動モータ(第1の駆動手段)
55 第1作動ギア(回転切替手段)
65 作動片(作動部)
70 揺動アーム(第1可動部)
75 ガイド部(係合部)
100 第2駆動モータ(第2の駆動手段)
110 回転規制手段(第2規制部)
111 スライダ(規制部本体)
115 作動体(操作部)
120 第1のバネ部材(第2の付勢手段)
140 第1可動装飾部(第2可動部)
150 第2可動装飾部(第3可動部)
157 係合突部(第1規制部)
Claims (4)
- 動作により演出を行う可動演出手段を備えた遊技機において、
前記可動演出手段は、
第1の駆動手段の駆動に伴って第1位置および第2位置の間を移動する第1可動部と、
前記第1可動部に設けられ、第2の駆動手段の駆動に伴い動作する第2可動部と、
前記第1可動部に設けられ、該第1可動部が第1位置にある状態で第1姿勢に保持されると共に、当該第1可動部が第1位置から第2位置に移動するのに伴って第1姿勢から第2姿勢に姿勢変位し、第2姿勢に変位した状態において前記第2の駆動手段の駆動に伴い動作する第3可動部と、
前記第3可動部を第2可動部に対して相対的に第1姿勢から第2姿勢へ姿勢変位させる付勢手段と、
前記第3可動部に設けられた第1規制部と、
前記第1可動部に設けられて前記第1規制部の動作軌跡上に位置し、該第1規制部に係合可能な規制位置、および当該第1規制部の動作軌跡から退避した退避位置に変位可能に構成されて、当該第1規制部と係合した状態において前記第2の駆動手段の駆動に伴う前記第3可動部の動作を規制する第2規制部とを備え、
前記第2規制部は、前記第1可動部が第2位置から第1位置に変位するのに伴い前記規制位置に変位し、該第1可動部が第1位置から第2位置に変位するのに伴い前記退避位置に変位するよう構成され、
前記第1可動部が第2位置から第1位置に変位する際に、前記第2姿勢に変位した前記第3可動部の第1規制部を前記規制位置に変位した第2規制部に係合させつつ前記第2可動部を動作させることで、該第3可動部が第2可動部に対して相対的に第2姿勢から第1姿勢に変位するよう構成された
ことを特徴とする遊技機。 - 前記可動演出手段は、前記第1可動部を移動可能に支持する支持部に、該第1可動部の移動方向に延在する作動部を備え、
前記第2規制部は、
前記第1可動部に設けられて、前記第1規制部に係合可能な規制位置および係合部の動作軌跡から退避して第1規制部に係合不能な退避位置に変位可能な規制部本体と、
前記作動部に当接すると共に、該作動部との当接に伴い前記規制部本体を退避位置から規制位置に変位させる操作部と、
前記規制部本体を規制位置から退避位置へ向けて付勢する第2の付勢手段とを備え、
前記第1可動部が第1位置および第2位置を移動する際に、前記操作部が作動部に当接することで前記規制部本体が規制位置に変位し、操作部および作動部の当接状態が解除されることで前記第2の付勢手段の付勢により規制部本体が規制位置から退避位置に変位するよう構成された請求項1記載の遊技機。 - 前記可動演出手段は、前記第1の駆動手段に連繋接続した回転切替手段を備え、
前記第1可動部は、上方の第1位置から下方の第2位置へ自重により移動し得るよう構成されると共に、前記第1の駆動手段の駆動に伴い前記回転切替手段との係合状態が切り替わる係合部が設けられ、
前記第1位置において前記回転切替手段が前記係合部に対して係合状態から非係合状態に切り替わることで、前記第1可動部が自重により第1位置から第2位置に移動し、前記第2位置において回転切替手段が係合部に対して非係合状態から係合状態に切り替わることで、該第1可動部が第2位置から第1位置へ持ち上げられるよう構成された請求項1または2記載の遊技機。 - 前記第3可動部は、前記第2姿勢へ姿勢変位した際に前記第2の駆動手段の駆動に伴い前記第2可動部と一体的に動作するよう構成された請求項1〜3の何れか一項に記載の遊技機。
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