JP5451732B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技状態に応じて可動部材を移動させて遊技の演出を行う遊技機に関する。
従来、この種の遊技機として、モータの回転動力を伝達する回転出力ギヤに可動部材を移動可能に連結して、可動部材を支持した構成のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−206346号公報(図12,図13)
しかしながら、上記した従来の遊技機では、例えば、新台入替の搬送時に振動や衝撃によって可動部材が移動して、他の部品に強く打ち付けられて、変形、破損することが懸念された。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、搬送時の振動や衝撃による可動部材の移動を規制することが可能な遊技機の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の発明に係る遊技機は、遊技状態に応じて可動部材を直線駆動して遊技の演出を行う可動演出役物を備えた遊技機において、可動部材を直動可能に支持しかつその直動方向と交差する方向への移動を規制する直動ガイド手段と、可動部材の直動方向と直交した回転軸回りに回転可能な回転部材と、回転部材を回転可能に支持するベース部材と、回転部材を回転駆動する駆動手段と、回転部材のうち回転軸から離れた位置で可動部材の一部に連結して回転部材の回転を可動部材の直動に変換するための連結部材とを備え、回転部材の可動範囲中に、連結部材と可動部材との接点と、回転部材の回転軸とを結ぶ軸間接続線が可動部材の直動方向と平行になる特異位置が設けられ、特異位置に配置された連結部材で、駆動手段の停止時に、可動部材の直動を規制可能とし、連結部材は、回転部材から突出して回転部材の回転軸と平行に延び、ベース部材には、回転部材の少なくとも一部を覆いかつ連結部材が貫通した部材貫通孔を有するカバー壁が備えられ、部材貫通孔は、連結部材の移動と同じ長孔形状をなし、部材貫通孔のうち長手方向の少なくとも一端側を、連結部材を特異位置に位置決めするロック位置決ストッパとしたことを特徴とする遊技機。
請求項2の発明に係る遊技機は、遊技状態に応じて可動部材を直線駆動して遊技の演出を行う可動演出役物を備えた遊技機において、可動部材を直動可能に支持しかつその直動方向と交差する方向への移動を規制する直動ガイド手段と、可動部材の直動方向と直交した回転軸回りに回転可能な回転部材と、回転部材を回転可能に支持するベース部材と、回転部材を回転駆動する駆動手段と、回転部材のうち回転軸から離れた位置で可動部材の一部に連結して回転部材の回転を可動部材の直動に変換するための連結部材とを備え、回転部材の可動範囲中に、連結部材と可動部材との接点と、回転部材の回転軸とを結ぶ軸間接続線が可動部材の直動方向と平行になる特異位置が設けられ、連結部材を特異位置に配置することで、駆動手段の停止時に、可動部材の直動を規制するロック手段とし、連結部材は、回転部材から突出して回転部材の回転軸と平行に延び、ベース部材には、回転部材の少なくとも一部を覆いかつ連結部材が貫通した部材貫通孔を有するカバー壁が備えられ、部材貫通孔は、連結部材の移動と同じ長孔形状をなし、部材貫通孔のうち長手方向の少なくとも一端側を、連結部材を特異位置に位置決めするロック位置決ストッパとしたことを特徴とする遊技機。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の遊技機において、回転部材の可動範囲中に、回転部材の回転軸を挟んで対称な2つの特異位置を備えたところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項1乃至3の何れか1の請求項に記載の遊技機において、可動部材の直動方向と直交する方向に並べられかつ対称回転可能な1対の回転部材を備え、それら回転部材の連結部材が貫通した1対の部材貫通孔のうち長手方向の一端側の開口縁同士の距離が1対の回転部材の回転軸同士の距離より短くなるように構成され、1対の回転部材が有する1対の連結部材を可動部材の一部に連結させて、回転部材の回転を可動部材の直動に変換可能としたところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項1乃至の何れか1の請求項に記載の遊技機において、可動部材には、可動部材の直動方向と回転部材の回転軸と共に直交する方向に延びかつ連結部材が直動可能に係合した長孔が形成されたところに特徴を有する。
[請求項1,2及び3の発明]
請求項1及び2の遊技機では、駆動手段にて回転部材を回転駆動すると、回転部材に備えた連結部材が可動部材の一部に当接して可動部材が直動する。即ち、駆動手段から回転部材に付与された回転動力が、連結部材と可動部材との間で可動部材の直動動力に変換されて、可動部材が直動する。本発明の遊技機は、このような動力変換機構を有しているので、搬送時に、連結部材と可動部材との接点と、回転部材の回転軸とを結ぶ軸間接続線が可動部材の直動方向に対して非平行となる位置に回転部材が配置されていると、可動部材の直動方向を向いた重力や慣性力等の外力が、連結部材と可動部材との間で回転部材の回転方向に向いた外力に変換されて、可動部材と回転部材が連動して動いてしまう。これに対し、本発明の遊技機は、連結部材と可動部材との接点と、回転部材の回転軸とを結ぶ軸間接続線を可動部材の直動方向に対して平行となる特異位置に連結部材を配置することができ、搬送時に連結部材を特異位置に配置すれば、可動部材の直動方向を向いた重力や慣性力等の外力を、連結部材と可動部材との間で遮断して、可動部材を連結部材によって直動不能にロック(移動を規制)することができ、搬送時における可動部材の変形や破損を防ぐことが可能となる。しかも可動部材のロックのためには、連結部材を特異位置に配置するだけでよいので、ロック及びロックの解除に手間がかからない。
ここで、本願発明では、可動部材の可動範囲中に、少なくとも1つの特異位置を備えた構成であればよく、請求項3のように、回転部材の回転軸を挟んで対称な2つの特異位置を備えた構成であってもよい。
また、回転部材を覆うカバー壁に連結部材の軌跡と同じ長孔形状をなした部材貫通孔が形成され、その部材貫通孔に回転部材の回転軸と平行な方向に延びる連結部材が貫通している。そして、部材貫通孔の長手方向の少なくとも一端側の開口縁がロック位置決ストッパになっているので、連結部材を一端側の開口縁に当接するまで回転させるだけで、連結部材を容易に特異位置に位置決めすることが可能となる。
[請求項の発明]
請求項の遊技機では、可動部材に対して1対の回転部材を備え、それら回転部材の各連結部材に可動部材を連結することにより、可動部材を安定して直動させることが可能となる。また、1対の部材貫通孔のうち長手方向の一端側の開口縁同士の距離を、回転部材の回転軸同士の距離より短く設定したことにより、連結部材の大きさを大きくすることができ、連結部材の強度を高めることが可能となる。
[請求項の発明]
請求項の遊技機では、可動部材に可動部材の直動方向と回転部材の回転軸と共に直交する方向に延びる長孔が形成され、その長孔に連結部材を直動可能に係合して、長孔の開口縁を連結部材によって押圧することにより、可動部材をベース部材に対して直動移動させることが可能となる。
本発明の一実施形態に係る遊技機の正面図 遊技盤の正面図 (A)可動部材が上端位置に配置された状態の可動演出役物の正面図,(B)可動部材が下端位置に配置された状態の可動演出役物の正面図 (A)可動部材が上端位置に配置された状態の可動演出役物の正面図,(B)可動部材が下端位置に配置された状態の可動演出役物の正面図 (A)可動部材が上端位置に配置された状態のベース部材の正面図,(B)可動部材が下端位置に配置された状態のベース部材の正面図 中央長孔に直動ガイド突部を嵌合した状態の断面図 可動演出役物を前面側から見た状態の分解斜視図 可動演出役物を後面側から見た状態の分解斜視図 (A)可動部材が上端位置に配置された状態のギヤ群の正面図,(B)可動部材が下端位置に配置された状態のギヤ群の正面図
[第1実施形態]
以下、本発明を適用したパチンコ遊技機10に係る一実施形態を、図1〜図9に基づいて説明する。図1に示すように、パチンコ遊技機10は、前面が前面枠10Zにて覆われており、その前面枠10Zに形成されたガラス窓10Wを通して遊技盤11の遊技領域R1が視認可能になっている。
ガラス窓10Wの周囲には装飾ランプ35が設けられ、前面枠10Zのうちガラス窓10Wより上側の両角位置には、それぞれスピーカ25,25が設けられている。また、前面枠10Zのうちガラス窓10Wより下方には、上皿26及び下皿27が上下2段にして設けられ、下皿27の右側には操作ノブ28が設けられている。そして、操作ノブ28を回動操作すると、上皿26に収容された遊技球が遊技領域R1に向けて弾き出される。なお、上皿26に備えたボタン(図示せず)を押すと上皿26に収容されている遊技球が下皿27へと移動する。
図2に示すように、遊技盤11のうち遊技領域R1の中央には、遊技盤表示窓10Hが貫通形成されている。遊技盤表示窓10Hの開口縁には、表示装飾枠23が取り付けられている。表示装飾枠23は、遊技盤11の前面側から遊技盤表示窓10Hに嵌め込まれ、遊技盤表示窓10Hの内側に張り出すと共に、遊技盤11の前面から突出している。そして、遊技領域R1を流下する遊技球が、表示装飾枠23の前側を通過して表示装飾枠23の内側に進入しないように構成されている。また、遊技盤11の裏面側には、表示装置30が備えられ、表示装置30の液晶モジュール(詳細には、TFT−LCDモジュール)における表示画面30Gが、遊技盤表示窓10Hを通して前方に臨んでいる。
遊技領域R1のうち表示装飾枠23の下方における左右方向の中央部には、第1及び第2の始動入賞口14A,14B、第1大入賞口15及びアウト口16が、上から順に間隔を開けて並べて設けられている。第1大入賞口15の左側には、サイド入賞口21が設けられ、始動入賞口14A,14Bの左側には、ガイドレール12に沿って一般入賞口20,20が設けられている。表示装飾枠23の左側には始動ゲート18と風車19とが間隔を空けて設けられている。また、遊技領域R1には多数の障害釘が植設されている。
遊技領域R1の各部位についてさらに詳説する。一般入賞口20及びサイド入賞口21は、所謂、ポケット構造をなし、遊技球が1つずつ入ることが可能な大きさで上方に開口している。一般入賞口20又はサイド入賞口21へ入賞すると、その遊技球は遊技盤11の裏側に取り込まれ、代わりに所定数の賞球が上皿26に払い出される。
始動ゲート18は、遊技球が潜って通過可能な門形構造をなしている。始動ゲート18を遊技球が通過すると当否判定が行われる。その当否判定の結果は、風車19の下方に設けられた普通図柄表示部38にて表示される。例えば、当否判定の結果が当たりの場合(以下、「小当たり」という)には、普通図柄表示部38が点灯表示され、外れの場合には、消灯する。また、普通図柄表示部38が変動表示の最中に始動ゲート18を遊技球が通過した場合には、その通過球は最大で4個まで保留記憶される。そして、普通図柄表示部38の変動表示が終了すると、その保留記憶に基づいて再び普通図柄表示部38が変動表示される。なお、保留記憶数は、普通図柄表示部38の下方にある普通図柄保留数用LED37の点灯数によって遊技者に報知される。
第1及び第2の始動入賞口14A,14Bは、共に遊技盤11の前面から突出した部材の上面に遊技球が1つずつ入賞可能な開口を備えた、所謂、ポケット構造をなしている。
第2の始動入賞口14Bは、第1の始動入賞口14Aの真下に配置され、その開口の左右両側には可動翼片14C,14Cが備えられている。これら両可動翼片14C,14Cは、常には、起立状態になっている。また、第2の始動入賞口14Bの上方空間は、常には、第1の始動入賞口14Aを構成する部材と可動翼片14C,14Cとで囲まれて、遊技球が入らないようになっている。そして、「小当たり」となった場合に可動翼片14C,14Cが所定期間に亘って横に倒される。すると、第2の始動入賞口14Bの上方空間が側方に開放し、第1の始動入賞口14Aの両脇を通過した遊技球が可動翼片14Cに受け止められて第2の始動入賞口14Bに案内されるようになる。
また、各始動入賞口14A,14Bに遊技球が入賞すると、例えば、1個の入賞につき4個の遊技球が上皿26に払い出されると共に当否判定が行われる。その判定結果は、表示装置30の表示画面30Gにて表示される。
具体的には、図1に示すように、表示画面30Gには、通常、3つの左、中、右の特別図柄13A,13B,13Cが横並びに停止表示されている。これら各特別図柄13A,13B,13Cは、例えば、「0」〜「9」の数字を表記した複数種類のもので構成されており、通常は、各特別図柄13A,13B,13Cごと、所定の種類のものが停止表示されている。そして、始動入賞口14A,14Bに遊技球が入賞したときに、これら3つの特別図柄13A,13B,13Cが変動表示(上下方向にスクロール表示)され、所定時間後に、例えば、左、右、中の順で各特別図柄13A,13B,13Cが停止表示される。始動入賞口14A,14Bへの入賞に起因した当否判定結果が当たり(以下、「大当たり」という)の場合には、3つの特別図柄13A,13B,13Cが全て同じ図柄(ゾロ目)で停止表示され、その後、遊技が「大当たり状態」に移行する。これに対し、判定結果が外れの場合には、ゾロ目以外の組み合わせで停止表示され、通常の遊技状態が続行する。
また、各特別図柄13A,13B,13Cが、変動表示後、左、右、中の順で各特別図柄13A,13B,13Cを停止する際に、左、右の各特別図柄13A,13Cが同じ図柄になって先に停止した状態で、中特別図柄13Bが変動表示されたリーチ状態になる場合がある。リーチ状態になると、表示画面30Gには所定のリーチ演出画像(例えば、キャラクタ画像)が表示される。なお、リーチ状態とは、「可変表示部の特別図柄が可変開始された後、図柄制御が進行して表示結果が停止表示される前段階において、特定の表示態様大当りの組み合わせが表示されやすい可変表示態様となったと遊技者に思わせるための表示状態」であれば、上記のように例示した、左、右の各特別図柄13A,13Cが同じ図柄のものに限定されない。
ここで、表示画面30Gにて特別図柄13A,13B,13Cが変動表示している最中又は「大当たり遊技」の最中に各始動入賞口14A,14Bに入賞した遊技球の数は、所定の保留限度数(4個)まで保留記憶され、特別図柄が外れの図柄組み合わせで停止表示又は「大当たり遊技」が終了すると、その保留記憶に基づいて再び、特別図柄13A,13B,13Cの変動表示が開始される。なお、保留記憶数は、上述した普通図柄用保留数用LED37の下方にある特別図柄保留数用LED39の点灯数によって遊技者に報知される。特別図柄保留数用LED39等と共に風車19の下方に設けられた特別図柄表示部36は、表示画面30Gで表示される特別図柄と連動して変動表示及び停止表示される。
図2に示すように、第1大入賞口15は横長矩形状をなしており、通常の遊技状態では、可動扉15Tにて閉塞されている。そして、「大当たり状態」になると、可動扉15Tが所定期間に亘って前側に倒される。すると、第1大入賞口15が前方に開放し、可動扉15Tを案内にして第1大入賞口15に多くの遊技球が入賞可能となる。第1大入賞口15に遊技球が入賞すると、例えば、1個の入賞につき15個の遊技球が上皿26に払い出される。
表示装飾枠23は、中央に開口部を備え、前面が表示装置30で行われる表示演出に対応したデザイン形状をなしている。表示装飾枠23の下辺部には、遊技球が左右に転動可能な上段ステージ24Aと下段ステージ24Bとが設けられている。また、表示装飾枠23の左側辺には、ワープ入口17が設けられており、ワープ入口17に遊技球が入球すると、遊技球が図示しないワープ路を通って上段ステージ24Aから下段ステージ24Bに流下する。上段ステージ24Aから下段ステージ24Bに案内された遊技球のうち、下段ステージ24Bの中央溝24Mに誘導された遊技球は、第1始動入賞口14Aの真上に流下するようになっている。
そして、上述した各入賞口14A,14B,15,20,21の何れにも入賞しなかった遊技球は、遊技領域R1の下端に配置されたアウト口16に全て取り込まれる。
さて、本願発明のパチンコ遊技機10には、上記したリーチ状態等の演出を行うために、可動演出役物100が備えられている。可動演出役物100は、表示装飾枠23の上辺部に配置されて遊技盤11に固定されたベース部材70と、そのベース部材70に上下動可能に支持された可動部材50とを備えている。なお、以下の説明において、遊技者が遊技盤11と対向する方向を「前後方向」といい、遊技者側に向く面を「前面」、その反対側の面を「後面」ということとする。
ベース部材70は、図3(A)に示すように左右方向に長く、図7に示すように前後方向で偏平な形状をなしている。また、ベース部材70は、前後方向でカバー壁71とベース本体72とを重ね合わせてなり、それらカバー壁71及びベース本体72の重ね合わせた面に形成された陥没凹部71A,72Aに第1及び第2の回転出力ギヤ61,64と、1対の中継ギヤ62,63と、回転入力ギヤ65からなるギヤ群60が収容されている。
これらギヤ群60は、同じ歯幅をなして同一平面内に並べられている。第1及び第2の回転出力ギヤ61,64は、同一径、同一歯数をなし、可動演出役物100を前方から見てギヤ群60の左側端部に第1回転出力ギヤ61が配置される一方、ギヤ群60の右側端部に第2回転出力ギヤ64が配置され、それら第1及び第2の回転出力ギヤ61,64の中心間を結ぶ線は水平になっている。また、一方の中継ギヤ62は、第1及び第2の回転出力ギヤ61,64より径が大きくなっていて、第1回転出力ギヤ61に対して第2回転出力ギヤ64側の斜め上方に配置されて、第1回転出力ギヤ61に噛合している。また、他方の中継ギヤ63は、第1及び第2の回転出力ギヤ61,64より径が小さくなっていて、一方の中継ギヤ62と第2回転出力ギヤ64との中心間に位置して、それら中継ギヤ62と第2回転出力ギヤ64とに噛合している。さらに、回転入力ギヤ65は、中継ギヤ62と略同一の径をなして、中継ギヤ63に対して上方から噛合している。
回転入力ギヤ65は、カバー壁71側の陥没凹部71Aに収容されている。また、ベース本体72の後面には、図8に示したモータ80が取り付けられ、そのベース本体72に形成された貫通孔80Aを通してモータ80のモータ出力軸が陥没凹部71A内に突入している。そして、そのモータ出力軸に回転入力ギヤ65が一体回転可能に固定されている。これに対し、第1及び第2の回転出力ギヤ61,64と大小の中継ギヤ62,63とは、ベース本体72側の陥没凹部72Aに収容されて、その陥没凹部72Aの奥面から突出した回転支軸72Jにより回転可能に支持されている。これにより、モータ80の動力によってギヤ群60の全てが回転駆動され、第1及び第2の回転出力ギヤ61,64が対称回転する。
図7に示すように、第1回転出力ギヤ61の前面には、その回転軸J1から離れた位置に、回転軸J1と平行になって前方に延びた円筒状の第1連結シャフト61Rが備えられている。第2回転出力ギヤ64の前面にも、同一形状の第2連結シャフト64Rが形成されている。そして、図9(A)に示すように、これら第1と第2の連結シャフト61R,64Rが左右対称に配置されて、第1及び第2の回転出力ギヤ61,64の対称回転に伴って対称移動する。
これら第1及び第2の連結シャフト61R,64Rの可動範囲は、カバー壁71に設けた1対の第1及び第2の部材貫通孔71M,74Mにより、第1及び第2の連結シャフト61R,64Rの中心が、第1及び第2の回転出力ギヤ61,64の回転軸J1,J2の真上の上端位置(図9(A)の状態)から互いに離れる側に対称移動して、第1及び第2の回転出力ギヤ61,64の回転軸J1,J2の真下の下端位置(図9(B)の状態)に至る範囲に限定されている。
具体的には、第1と第2の連結シャフト61R,64Rには、段付き状に外径が大きくなった大径支持部61D,64Dが備えられ、カバー壁71には、第1と第2の連結シャフト61R,64Rの大径支持部61D,64Dが貫通した第1及び第2の部材貫通孔71M,74Mが備えられている。これら第1及び第2の部材貫通孔71M,74Mは、第1及び第2の連結シャフト61R,64Rが可動範囲の両端間を移動したときに大径支持部61D,64Dによって描かれる1対の円弧軌跡に相当する領域をカバー壁71から切除した形状になっている。即ち、図5(A)に示すように、第1及び第2の部材貫通孔71M,74Mは、大径支持部61D,64Dの直径と同じ幅で、第1及び第2の回転出力ギヤ61,64の中心軸J1,J2周りに円弧状に湾曲し、両端部に、大径支持部61D,64Dの外周円の半円に相当する端部円弧面71N,74Nを備えた形状になっている。
そして、第1及び第2の回転出力ギヤ61,64が一方に対称回転すると、第1と第2の連結シャフト61R,64Rの大径支持部61D,64Dの外周面が、第1及び第2の部材貫通孔71M,74Mの上端側の端部円弧面71N,74Nに当接して第1と第2の連結シャフト61R,64Rが上端位置に位置決めされる。また、第1及び第2の回転出力ギヤ61,64が他方に対称回転すると、第1と第2の連結シャフト61R,64Rの大径支持部61D,64Dの外周面が、第1及び第2の部材貫通孔71M,74Mの下端側の端部円弧面71N,74Nに当接して第1と第2の連結シャフト61R,64Rが下端位置に位置決めされる。なお、カバー部材71の前面には、第1及び第2の部材貫通孔71M,74Mの開口縁から突出した摺接突条71T,74Tが備えられている。
カバー壁71の前面には、直動ガイド突部75が突出形成されている。直動ガイド突部75は、第1及び第2の部材貫通孔71M,74Mの間の中心位置より一方の第1部材貫通孔71M寄り位置でかつ第1及び第2の部材貫通孔71M,74Mより上側に配置されている。
カバー壁71の前面の下端部のうち直動ガイド突部75の下方位置には、ホイール挿通孔71Gが形成され、カバー壁71とベース本体72との間に収容されたガイドホイール81の一部がホイール挿通孔71Gから前方に突出している。ガイドホイール81は、カバー壁71の横方向に延びた回転軸を中心に回動するように軸支されている。
図8に示すように、第2回転出力ギヤ64の後面には、検知突片64Tが突出形成され、この検知突片64Tを移動可能に受容する円弧状のスライド溝72Kが図7に示すようにベース本体72の陥没凹部72A内に形成されている。また、ベース本体72の後面ではスライド溝72Kの裏面側が円弧状に突出した湾曲突条72Wになっていて、湾曲突条72Wの両端部が切除されてスライド溝72Kの両端部がベース本体72の後面側で開口している。また、スライド溝72Kの一方の開口には、ベース本体72の後面側から位置検出センサ73が宛われ、その位置検出センサ73に備えた図示しないスリットが、スライド溝72Kの延長線上に配置されている。そして、第1と第2の連結シャフト61R,64Rが始端位置に配置されたときに、検知突片64Tがスライド溝72Kの一端に位置してベース本体72のスリット内に受容され、これを位置検出センサ73が検出することで、第1と第2の連結シャフト61R,64Rが始端位置に配置されていることが確認されるようになっている。
可動部材50は、図3(A)に示した装飾板51の後面に、図7に示した支持板52を重ねて固定した構造をなしている。図3(A)に示すように、装飾板51は、例えば、表示画面30Gに登場するキャラクターの顔の一部を模した形状をなしている。一方、支持板52には、図7に示すように、サイド長孔51M,54Mと中央長孔55Mとが貫通形成されると共に、図8に示すように、支持板52の後面には、ホイール転動溝52Gが備えられている。
サイド長孔51M,54Mは、共に水平方向に延びた長孔であって、同一直線上に並べて配置されている。また、サイド長孔51M,54Mの開口縁からは、支持板52の前面と後面側とに補強突条51F,54Fが突出し、その補強突条51F,54Fによりサイド長孔51M,54Mの内面の奥行き幅が支持板52の板厚より大きくなっている。そして、第1と第2の連結シャフト61R,64Rのうち大径支持部61D,64Dより先端側の小径部61S,64Sがサイド長孔51M,54M内に受容されている。また、各小径部61S,64Sの外面とサイド長孔51M,54M内面との間には、それぞれ1対ずつの摺接リング83,83が嵌合されている。具体的には、各摺接リング83は、サイド長孔51M,54Mの上下幅を略同一の外径をなしかつサイド長孔51M,54Mの内面の奥行き幅と略1/2の軸長をなした円柱体83Tの一端に係止フランジ83Fを備えた構造をなしている。そして、1対ずつの摺接リング83,83の円柱体83T,83Tが、支持板52の前面側と後面側とからサイド長孔51M,54M内に突入して、それらの係止フランジ83F,83Fが、支持板52の前面と後面の補強突条51F,54Fとカバー部材71の摺接突条71T,74Tに摺接可能に対向した状態で、各小径部61S,64Sが1対の摺接リング83,83の内側に嵌合している。また、小径部61S,64Sの前端部には、図示しないワッシャがビスによって固定され、これにより、1対の摺接リング83,83が各小径部61S,64Sに抜け止めされている。
中央長孔55Mは、上下方向に延びた長孔であって、サイド長孔51M,54Mの間の中心位置より一方のサイド長孔51M寄り位置でかつサイド長孔51M,54Mより上側に配置されている。また、支持板52の前面には、中央長孔55Mを囲む周辺部を段付き状に陥没させて陥没縁55Fが形成されると共に、支持板52の後面では、図6に示すように陥没縁55Fの裏面側が後側に突出して膨出縁55Kになっている。さらには、陥没縁55Fの奥面における中央長孔55Mの開口縁から摺接突条55Lが突出すると共に、膨出縁55Kにおける中央長孔55Mの開口縁から摺接突条55Nが突出している。そして、カバー壁71の直動ガイド突部75が、基端側に樹脂ワッシャ82を挿通した状態で中央長孔55M内に受容されると共に、支持板52の前面側から前記した摺接リング83の円柱体83Tが中央長孔55M内に挿入されて直動ガイド突部75の外側に嵌合され、摺接リング83の係止フランジ83Fが陥没縁55F内に収められている。また、直動ガイド突部75の前端部には、図示しないワッシャがビスによって固定され、これにより、摺接リング83が直動ガイド突部75に抜け止めされている。そして、本実施形態では、中央長孔55Mと、中央長孔55Mに係合する直動ガイド突部75とが、本発明に係る「直動ガイド手段」に相当し、この「直動ガイド手段」に相当する中央長孔55M等によって、可動部材50の上下方向と交差する方向への移動が規制された状態でベース部材70に連結されている。即ち、可動部材50は、ベース部材70に上下方向の移動のみを許容された状態で連結されている。
ホイール転動溝52Gは、支持板52の後面から突出した突条に囲まれて溝構造に形成されている。そして、ホイール転動溝52Gの奥面にガイドホイール81が当接している。これにより、可動部材50がスムーズに直動することが可能になっている。
本実施形態のパチンコ遊技機10の構成に関する説明は以上である。次に、本実施形態のパチンコ遊技機10の作用効果について説明する。本実施形態のパチンコ遊技機10で遊技を行い、リーチ状態になると、可動部材50を上下動する演出が行われる。具体的には、パチンコ遊技機10がリーチ状態になると、モータ80が作動して第1及び第2の回転出力ギヤ61,64を対称回転させる。すると、図5(A)と図5(B)との間の変化に示すように、第1及び第2の連結シャフト61R,64Rが対称的な円弧軌跡を描いて上下方向に対称移動すると共に、可動部材50のサイド長孔51M,54M内を第1及び第2の連結シャフト61R,64Rが左右方向に対称移動する(図4(A)及び図4(B)参照)。そして、可動部材50は、ベース部材70に上下方向の移動のみを許容された状態で連結されているので、第1及び第2の連結シャフト61R,64Rの移動方向を向いたベクトルのうち上下方向の成分のみを受けて上下動する。このようにして、パチンコ遊技機10がリーチ状態になると、可動部材50が適宜、上下に移動する可動演出が行われ、遊技を盛り上げることが可能となる。
また、リーチ状態ではない通常状態では、可動部材50は可動範囲の上端位置に停止した状態に保持される。具体的には、例えば、リーチ状態が終了し、通常状態になったときには、モータ80を一方向に回転して第1及び第2の連結シャフト61R,64Rを上方に移動し、位置検出センサ73(図8参照)が検知突片64T(図8参照)を検出したことで、第1及び第2の連結シャフト61R,64Rが、図5(A)に示すように、部材貫通孔71M,74Mの上端位置に配置されていると判断して、モータ80の通電をオフする。すると、各第1及び第2の連結シャフト61R,64Rが摺接リング83を介してサイド長孔51M,54Mに接触する接点と、第1及び第2の回転出力ギヤ61,64の回転軸J1,J2とを結んだ軸間接続線が、可動部材50の直動方向(上下方向)と平行となる。これにより、可動部材50の自重や振動による負荷が第1及び第2の連結シャフト61R,64Rが付与されても、それら負荷によって第1及び第2の回転出力ギヤ61,64を回転するようなことがなくなり、可動部材50も停止した状態に保持される。
また、第1及び第2の連結シャフト61R,64Rが、図5(B)に示すように、部材貫通孔71M,74Mの下端位置に配置された場合も同様に、可動部材50の自重や振動による負荷によって、第1及び第2の回転出力ギヤ61,64を回転するようなことはなく、可動部材50が停止状態に保持される。そして、本実施形態では、第1及び第2の連結シャフト61R,64Rの「上端位置」と「下端位置」とが、本発明に係る「特異位置」に相当し、この「特異位置」では、可動部材50を固定するための固定機構を別途設けなくても、可動部材50が一定位置に停止した状態に保持される。
そこで、本実施形態のパチンコ遊技機10は、遊技ホールに納入する際に、第1及び第2の連結シャフト61R,64Rが、本発明に係る「特異位置」に相当する「上端位置」又は「下端位置」に配置された状態で搬送される。これにより、パチンコ遊技機10がトラックや台車に積まれた状態で強い振動を受けても、可動部材50が上下動するようなことが防がれ、パチンコ遊技機10が有する他の可動役物と干渉して可動部材50が変形、破損したり、可動部材50が可動範囲の一端から他端に急峻に移動して他端側に強く打ち付けられて、変形、破損する事態が防がれる。しかも、可動部材50を固定するための固定機構を別途設けなくても済むので、パチンコ遊技機10を遊技ホールに納入したのパチンコ遊技機10の起動準備の手間がかからず、ゴミの発生も抑えられる。
また、本実施形態では、部材貫通孔71M,74Mの構成により、図5(B)に示すように、部材貫通孔71M,74Mの長手方向における上方側の端部開口縁同士の距離H1と、部材貫通孔71M,74Mの長手方向における下方側の端部開口縁同士の距離H3とが等しくかつ、これら距離H1,H3が、第1回転出力ギヤ61の回転軸J1と第2回転出力ギヤ64の回転軸J2との距離H2より短く設定されている。これにより、第1及び第2の連結シャフト61R,64R(大径支持部61D,64D)の大きさを大きくすることができ、第1及び第2の連結シャフト61R,64Rの強度を高めることができるので、搬送の際に第1及び第2の連結シャフト61R,64Rに大きな負荷がかかった場合でも第1及び第2の連結シャフト61R,64Rの破損を防ぐことができる。
なお、第1及び第2の回転出力ギヤ61,64が本発明の「回転部材」に相当し、モータ80が本発明に係る「駆動手段」に相当し、サイド長孔51M,54Mが本発明に係る「長孔」に相当する。また、第1及び第2の連結シャフト61R,64Rと、それら第1及び第2の連結シャフト61R,64Rにそれぞれ1対ずつ挿通された摺接リング83,83とが本発明に係る「連結部材」に相当すると共に、特異位置に配置されたこれら「連結部材」が、本発明の「ロック手段」に相当する。そして、これら「連結部材」を特異位置に位置決めする部材貫通孔71M,74Mの端部円弧面71N,74Nが、本発明の「ロック位置決ストッパ」に相当する。
このように、本実施形態によれば、可動部材50の直動方向に働く外力(重力や運搬時の振動等)が可動部材50に対して加わったとき、この外力の方向と連結部材(第1及び第2の連結シャフト61R,64R及び摺接リング83)の移動する方向とが異なるために外力が第1及び第2の回転出力ギヤ61,64に伝達されない。そのため、「特異位置」に配置された「連結部材」で、この外力による第1及び第2の回転出力ギヤ61,64の移動を遮断することが可能となる。よって、意図しないときに第1及び第2の回転出力ギヤ61,64が移動して可動部材50が可動することを規制(ロック)することが可能となる。また、可動部材50の直動方向に対して垂直に働く外力(運搬時の振動等)が可動部材50に対して加わったとき、可動部材50に形成された中央長孔55Mとベース部材70に形成された直動ガイド突部75とからなる「直動ガイド手段」で、この外力による第1及び第2の回転出力ギヤ61,64の移動も遮断することが可能となる。よって、意図しないときに第1及び第2の回転出力ギヤ61,64が移動して可動部材50が可動することを規制(ロック)することが可能となる。これら構成によって、本実施形態では、可動部材50にかかる可動部材50の直動方向に働く外力及びその直動方向に対して垂直に働く外力を遮断して、可動部材50が可動することを規制(ロック)することが可能となる。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することが可能となる。
(1)前記実施形態では、パチンコ遊技機10に本発明を適用していたが、遊技機であれば、コイン遊技機やスロットマシン、アレンボール等に備えてもよい。
(2)前記実施形態では、1対の回転部材(第1及び第2の回転出力ギヤ61,64)によって可動部材50が直動可能に支持されていたが、回転部材が1つだけの構成であってもよい。
(3)前記実施形態では、対称回転する第1及び第2の回転出力ギヤ61,64を備えていたが、同じ方向に回転する第1及び第2の回転出力ギヤからなる構成であってもよい。
(4)前記実施形態では、第1回転出力ギヤ61と第2回転出力ギヤ64とが左右対称に配設されていたが、可動部材50の形状や大きさに応じて、第1回転出力ギヤと第2回転出力ギヤとを上下方向にズラして配置して、これら第1及び第2の回転出力ギヤに備えた第1と第2の連結シャフトの可動範囲に対応する第1及び第2の部材貫通孔、中央長孔及びサイド長孔を設けた構成であってもよい。
(5)前記実施形態では、第1及び第2の回転出力ギヤ61,64に間接的にモータ80が連結されていたが、第1及び第2の回転出力ギヤ61,64のそれぞれにモータ80を直接、連結した構成であってもよい。また、その場合には、本発明に係る「回転部材」として、例えば、カムや円形状をなした平板を用いてもよい。
(6)前記実施形態では、可動部材50が鉛直方向に直動駆動する構成であったが、例えば、水平方向に直動駆動する構成であってもよい。
(7)前記実施形態では、第1及び第2の連結シャフト61R,64Rの「上端位置」及び「下端位置」からなる2つの特異位置が備えられていたが、本願発明は少なくとも1つの特異位置を備えていればよい。
)前記実施形態では、第1及び第2の回転出力ギヤ61,64を回転駆動させるために、本願発明の「駆動手段」としてモータ80を備えていたが、例えば、ソレノイドを駆動手段として利用してもよい。
)前記実施形態では、第1及び第2の連結シャフト61R,64Rと、それら第1及び第2の連結シャフト61R,64Rにそれぞれ1対ずつ挿通された摺接リング83,83とから本発明に係る「連結部材」が構成されていたが、摺接リング83を無くして第1連結シャフト61Rのみ及び第2連結シャフト64Rのみで本発明に係る「連結部材」が構成されていてもよい。
10)前記実施形態では、中央長孔55Mと、中央長孔55Mに係合する直動ガイド突部75とから本発明に係る「直動ガイド手段」が構成されていたが、中央長孔55M及びホイール転動溝52Gとこれらに係合する直動ガイド突部75及びガイドホイール81とから本発明に係る「直動ガイド手段」が構成されていてもよい。
10 パチンコ遊技機
50 可動部材
51 装飾体
51M,54M サイド長孔(長孔)
52 支持板
55M 中央長孔
61 第1回転出力ギヤ(回転部材)
61R 第1連結シャフト
64 第2回転出力ギヤ(回転部材)
64R 第2連結シャフト
70 ベース部材
71 カバー壁
71M,74M 部材貫通孔
71N,74N 端部円弧面(ロック位置決ストッパ)
75 直動ガイド突部
80 モータ(駆動手段)
83 摺接リング
100 可動演出役物
J1,J2 回転軸

Claims (5)

  1. 遊技状態に応じて可動部材を直線駆動して遊技の演出を行う可動演出役物を備えた遊技機において、
    前記可動部材を直動可能に支持しかつその直動方向と交差する方向への移動を規制する直動ガイド手段と、
    前記可動部材の直動方向と直交した回転軸回りに回転可能な回転部材と、
    前記回転部材を回転可能に支持するベース部材と、
    前記回転部材を回転駆動する駆動手段と、
    前記回転部材のうち前記回転軸から離れた位置で前記可動部材の一部に連結して前記回転部材の回転を前記可動部材の直動に変換するための連結部材とを備え、
    前記回転部材の可動範囲中に、前記連結部材と前記可動部材との接点と、前記回転部材の前記回転軸とを結ぶ軸間接続線が前記可動部材の直動方向と平行になる特異位置が設けられ、前記特異位置に配置された前記連結部材で、前記駆動手段の停止時に、前記可動部材の直動を規制可能とし
    前記連結部材は、前記回転部材から突出して前記回転部材の前記回転軸と平行に延び、
    前記ベース部材には、前記回転部材の少なくとも一部を覆いかつ前記連結部材が貫通した部材貫通孔を有するカバー壁が備えられ、前記部材貫通孔は、前記連結部材の移動と同じ長孔形状をなし、前記部材貫通孔のうち長手方向の少なくとも一端側を、前記連結部材を前記特異位置に位置決めするロック位置決ストッパとしたことを特徴とする遊技機。
  2. 遊技状態に応じて可動部材を直線駆動して遊技の演出を行う可動演出役物を備えた遊技機において、
    前記可動部材を直動可能に支持しかつその直動方向と交差する方向への移動を規制する直動ガイド手段と、
    前記可動部材の直動方向と直交した回転軸回りに回転可能な回転部材と、
    前記回転部材を回転可能に支持するベース部材と、
    前記回転部材を回転駆動する駆動手段と、
    前記回転部材のうち前記回転軸から離れた位置で前記可動部材の一部に連結して前記回転部材の回転を前記可動部材の直動に変換するための連結部材とを備え、
    前記回転部材の可動範囲中に、前記連結部材と前記可動部材との接点と、前記回転部材の前記回転軸とを結ぶ軸間接続線が前記可動部材の直動方向と平行になる特異位置が設けられ、前記連結部材を前記特異位置に配置することで、前記駆動手段の停止時に、前記可動部材の直動を規制するロック手段とし
    前記連結部材は、前記回転部材から突出して前記回転部材の前記回転軸と平行に延び、
    前記ベース部材には、前記回転部材の少なくとも一部を覆いかつ前記連結部材が貫通した部材貫通孔を有するカバー壁が備えられ、前記部材貫通孔は、前記連結部材の移動と同じ長孔形状をなし、前記部材貫通孔のうち長手方向の少なくとも一端側を、前記連結部材を前記特異位置に位置決めするロック位置決ストッパとしたことを特徴とする遊技機。
  3. 前記回転部材の可動範囲中に、前記回転部材の前記回転軸を挟んで対称な2つの前記特異位置を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記可動部材の直動方向と直交する方向に並べられかつ対称回転可能な1対の前記回転部材を備え、それら回転部材の前記連結部材が貫通した1対の前記部材貫通孔のうち長手方向の一端側の開口縁同士の距離が前記1対の回転部材の前記回転軸同士の距離より短くなるように構成され、前記1対の回転部材が有する1対の前記連結部材を前記可動部材の一部に連結させて、前記回転部材の回転を前記可動部材の直動に変換可能としたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1の請求項に記載の遊技機。
  5. 前記可動部材には、前記可動部材の直動方向と前記回転部材の前記回転軸と共に直交する方向に延びかつ前記連結部材が直動可能に係合した長孔が形成されたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1の請求項に記載の遊技機。
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