JP5712441B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、遊技に関する演出を行う演出装置に前側から重なった演出位置と、演出装置の斜め前に位置する待機位置との間を移動する可動役物を備えた遊技機に関する。
従来、この種の遊技機として、待機位置に配置されている可動役物の前側を壁部材で覆ったものが知られている(例えば、特許文献1参照)。そして、近年では、壁部材として透光パネルを用いた遊技機が提案されている。この透光パネルは、外周面から内部に入射された光を前方に反射することで遊技者に視認可能となる凹凸装飾部を後面に有している。
特開2011−120640号公報([0052])
しかしながら、上述の透光パネルを用いた遊技機では、移動中の可動役物が透光パネルと接触して透光パネルの後面に傷が付くと、その傷が輝点となってしまうということがあった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、透光パネルの後面に傷が付くことを抑制可能な遊技機の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係る請求項1に記載の遊技機は、遊技者に対向配置されて、遊技に関する演出を行う演出装置と、演出装置に対して側方に離れかつ前側に位置する待機位置と、演出装置に前側から重なる演出位置とに配置される可動役物と、待機位置に配置された可動役物の前側を覆い、外周面から内部に入射された光を前方に反射することで遊技者に視認可能となる凹凸装飾部を後面に有した透光パネルと、可動役物と透光パネルとの間に配置されかつ透光パネルの後面に重ねて固定され、透光パネルを保護するカバーシートと、カバーシートに設けられ、透光パネルの外周面から内部に光が入射されるか否かに関係なく、常に遊技者に視認可能な通常装飾部と、を備えたところに特徴を有する。
なお、本発明の「演出装置」は、主として、遊技の進行に応じた特典付与に関する演出を行うものをいい、具体的には、パチンコ遊技機やスロットマシン等に使用される液晶表示装置若しくはドット表示装置、複数種類の図柄が描かれたリールを複数並べてなる回転ドラム、又は、所謂、羽根モノ式のパチンコ遊技機に使用される役物装置(例えば、クルーン等)等が挙げられる。また、「演出装置に対して側方」とは、演出装置を前方から見たときにおける演出装置の外側を意味し、左右方向のみならず上下方向も含む。
請求項2の発明は、請求項1に記載の遊技機において、カバーシートのうち待機位置に配置された可動役物の前側に位置する部分を透明にして、可動役物を視認可能にする役物視認窓を形成すると共に、通常装飾部を、不透明にして、役物視認窓を縁取るように配置したところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の遊技機において、透光パネルとカバーシートの外縁部同士を挟んで固定する挟持部材を備え、挟持部材に、透光パネルの外周面から内部に光を入射するための光源を取り付けたところに特徴を有する。
[請求項1の発明]
請求項1の発明によれば、透光パネルの後面にカバーシートが重ねて固定されているので、可動役物が透光パネルに接触することが防がれる。これにより、透光パネルの後面に傷が付くことが抑えられる。また、カバーシートに通常装飾部を設けたので、カバーシートを、透光パネルの保護と遊技機の装飾とに兼用することができる。
[請求項2の発明]
請求項2の発明によれば、カバーシートに形成された役物視認窓によって、待機位置に配置された可動役物を遊技者に見せることが可能となる。また、通常装飾部を、不透明にして、役物視認窓を縁取るように配置したので、通常装飾部によって待機位置にある可動役物を装飾することができる。
[請求項3の発明]
請求項3の発明によれば、透光パネルとカバーシートとを挟んで固定する挟持部材を、透光パネルの外周面から内部に光を入射するための光源を固定する部材に兼用したので、挟持部材の有効利用が図られる。
本発明の一実施形態に係るパチンコ遊技機の正面図 遊技盤の正面図 遊技機の主要部の分解斜視図 透明発光パネル及び裏セット盤の正面図 可動役物が待機位置に配置されたときの裏セット盤の正面図 可動役物の正面図 透明発光パネルの正面図 (A)凹凸装飾部が発光していないときの透明発光パネルの正面図、(B)凹凸装飾部が発光しているときの透明発光パネルの正面図 (A)挟持部材の側断面図、(B)発光素子周辺の側断面図 透明発光パネルの背面図 表示装飾枠、透明発光パネル及び透明カバーシートの斜視図 可動役物周辺の断面図 (A)変形例のパチンコ遊技機の可動役物周辺の断面図、(B)変形例のパチンコ遊技機の可動役物周辺の断面図
以下、本発明を適用したパチンコ遊技機10(本発明の「遊技機」に相当する。)に係る一実施形態を、図1〜図12に基づいて説明する。図1に示すように、パチンコ遊技機10は、前面が前面枠10Zにて覆われており、その前面枠10Zに形成されたガラス窓10Wを通して遊技盤11の遊技領域R1が視認可能になっている。
前面枠10Zのうちガラス窓10Wより下方には、上皿26及び下皿27が上下2段にして設けられ、下皿27の右側には操作ノブ28が設けられている。操作ノブ28を回動操作すると、上皿26に収容された遊技球が遊技領域R1に向けて弾き出される。なお、上皿26に備えた球排出ボタン(図示せず)を押すと上皿26に収容されている遊技球が下皿27へと移動する。
図2に示すように、遊技領域R1は全体が略円形状となっていて、ガイドレール12により囲まれている。遊技盤11のうち遊技領域R1の中央には、遊技盤表示窓10Hが貫通形成されている。遊技盤11の裏面には、図3に示す裏セット盤40が備えられ、その裏セット盤40に固定された表示装置30(本発明における「演出装置」に相当する。)の表示画面30Gが遊技盤表示窓10Hを通して前方に臨んでいる。なお、同図に示すように裏セット盤40は、遊技盤11の裏面と対向した主板壁40Aと、その外縁部から前方に起立した囲壁40Bとを有し、前後方向で扁平な箱形構造をなしている。囲壁40Bには、裏セット盤40を遊技盤11の裏面に固定するための鍔壁40Cが張り出している。
図2に示すように、遊技盤表示窓10Hの開口縁には、表示装飾枠23が取り付けられている。表示装飾枠23は、遊技盤11の前面側から遊技盤表示窓10Hに嵌め込まれ、遊技盤表示窓10Hの内側に張り出すと共に、遊技盤11の前面から突出している。そして、遊技領域R1を流下する遊技球が、表示装飾枠23の内側に進入しないように構成されている。
表示装飾枠23の下辺部は、遊技球が左右に転動可能なステージ24となっている。また、表示装飾枠23の左側辺には、遊技球をステージ24に案内するためのワープ路17が設けられている。
図12に示すように、ステージ24には、遊技球が上面を転動する転動壁24Aと、転動壁24Aの後端から起立した後壁23Hと、後壁23Hの上端から前方に突出した庇壁23Tと、が備えられ、後壁23H及び庇壁23Tにより、遊技球が表示装飾枠23内に進入することが規制されている。なお、庇壁23Tの先端は、転動壁24Aの前端より前方に配置されている。
遊技領域R1のうち表示装飾枠23の下方における左右方向の中央部には、第1の始動入賞口14A,大入賞口15及びアウト口16が、上から順に間隔を開けて並べて設けられている。その大入賞口15の右方には、一般入賞口20,20が設けられている。表示装飾枠23の左側には風車19が設けられ、表示装飾枠23の右側には始動ゲート18と第2の始動入賞口14Bとが上から順に設けられている。また、遊技領域R1には多数の障害釘が植設されている。
遊技領域R1の各部位についてさらに詳説する。一般入賞口20,20は、所謂、ポケット構造をなし、遊技球が1つずつ入ることが可能な大きさで左上方に向けて開口している。
始動ゲート18は、遊技球が潜って通過可能な門形構造をなしている。始動ゲート18を遊技球が通過すると普通図柄の当否判定が行われる。その当否判定の結果は、図示しない普通図柄表示部にて表示される。
第1の始動入賞口14Aは、上面に開口を備えたポケット構造をなしている。また、第2の始動入賞口14Bは、前方に向けて開口し、常には可動扉14Tにて閉塞されている。そして、前述した普通図柄の当否判定結果が当たりの場合に可動扉14Tが前方に倒れ、その可動扉14Tを案内にして遊技球が入球可能となる。
各始動入賞口14A,14B及び一般入賞口20,20へ遊技球が入球すると、例えば、1個の入球につき4個の賞球が上皿26に払い出される。また、各始動入賞口14A,14Bに遊技球が入賞すると、特別図柄の当否判定が行われる。その判定結果は、表示画面30Gにて表示される。
詳細には、図2に示すように、表示画面30Gには、3つの特別図柄13A,13B,13Cが横並びに停止表示されている。これら各特別図柄13A,13B,13Cは、例えば、「0」〜「9」の数字を表記した複数種類のもので構成されており、通常は、各特別図柄13A,13B,13Cごと、所定の種類のものが停止表示されている。そして、始動入賞口14A,14Bに遊技球が入賞したときに、これら3つの特別図柄13A,13B,13Cが変動表示(上下方向にスクロール表示)され、所定時間後に、例えば、左、右、中の順で各特別図柄13A,13B,13Cが停止表示される。始動入賞口14A,14Bへの入賞に起因した特別図柄の当否判定結果が当たり(以下、「大当たり」という)の場合には、3つの特別図柄13A,13B,13Cが全て同じ図柄(ゾロ目)で停止表示され、その後、遊技が「大当たり遊技」に移行する。これに対し、判定結果が外れの場合には、ゾロ目以外の組み合わせで停止表示され、通常の遊技状態が続行する。
大入賞口15は横長矩形状をなして前方に開放し、通常の遊技状態では、可動扉15Tにて閉塞されている。そして、「大当たり遊技」になると、可動扉15Tが所定期間に亘って前側に倒される。すると、可動扉15Tを案内にして大入賞口15に多くの遊技球が入賞可能となる。大入賞口15に遊技球が入賞すると、例えば、1個の入賞につき15個の遊技球が上皿26に払い出される。なお、上述した各入賞口14A,14B,15及び20の何れにも入賞しなかった遊技球は、遊技領域R1の下端に配置されたアウト口16に全て取り込まれる。
ところで、本実施形態のパチンコ遊技機10では、図2に示すように、遊技盤11の後方に、遊技に合わせた演出を行う可動役物50が備えられている。図4に示すように、可動役物50は、横長矩形状をなし、遊技盤11に直交する回転軸を中心にして遊技盤11に沿って表示装飾枠23を横切るように回動し、表示装飾枠23の左下方に位置する待機位置と表示装飾枠23内に位置する演出位置とに配置される。可動役物50は、通常は待機位置に配されて表示画面30Gの前方領域から外れる一方、特定の演出条件が成立したときに、演出位置に配されて表示画面30Gの前方に重ねられる。
可動役物50は、裏セット盤40に固定されたベース部材45に回動可能に支持され、図5に示すモーター46によって駆動される。具体的には、ベース部材45は、主板壁40Aと対向した縦長矩形状をなし、裏セット盤40の囲壁40Bの左側部分に固定されている。また、図6に示すように、ベース部材45の上部には、モーター46により駆動される駆動ギア49が回転可能に取り付けられる一方、ベース部材45の下部には、可動役物50に固定された2本のアーム47,48が回転可能に取り付けられている。そして、駆動ギア49と2本のアーム47,48のうち一方のアーム47とが連結部材51により連結されている。
可動役物50が待機位置に配された状態でモーター46により駆動ギア49を回転させると、連結部材51によってアーム47が持ち上げられ、可動役物50が演出位置に移動する。この状態から駆動ギア49を逆回転させると、アーム47が押し下げられ、可動役物50が待機位置へ戻る。なお、図5に示すようにアーム47の中間部には、前方に突出した突起47Tが備えられており、この突起47Tがベース部材45に形成された円弧状の長孔45A内を移動することで、可動役物50が待機位置と演出位置とに位置決めされる。
図3に示すように、遊技盤11と裏セット盤40との間には透明発光パネル60(本発明の「透光パネル」に相当する。)が備えられている。透明発光パネル60は、遊技盤表示窓10Hを取り囲むように遊技盤11の後面に重ねられ、待機位置にある可動役物50を前方から覆っている。なお、本実施形態では、透明発光パネル60は、前方視C字状をなし、遊技盤表示窓10Hの上方に位置する上辺部60Jと、遊技盤表示窓10Hの左方に位置する左辺部60Sと、遊技盤表示窓10Hの下方に位置する下辺部60Kとからなる。
図7に示すように、透明発光パネル60には、遊技の進行に応じて発光する凹凸装飾部61が複数備えられている。ここで、本実施形態のパチンコ遊技機10では、遊技盤11(図2参照)が透明樹脂により構成されることで、発光した凹凸装飾部61が遊技盤11越しに視認可能になっている。具体的には、図9(B)に示すように、凹凸装飾部61は、透明発光パネル60の後面に陥没形成された凹部61Aにより構成され、図8(A)に示すように、通常は視認困難となっている。一方、図9(B)に示すように、透明発光パネル60の外周面に対向した発光素子57(例えば、LED。本発明の「光源」に相当する。)から透明発光パネル60の内部に光が入射されたときには、透明発光パネル60内を通過する光が凹部61Aの内面61Mで前方へ反射されることで、図8(B)に示すように、凹凸装飾部61が浮かび上がったように発光して視認可能となる。
なお、凹凸装飾部61は、例えば、三角形を2つ重ねた、いわゆる六角星状をなしている。また、図8(B)では、発光した凹凸装飾部61がハッチングにより示されている。
ところで、上述の如く、透明発光パネル60の後方には、可動役物50が配されている(図4参照)。従って、可動役物50が遊技盤11に沿って回動する際に振動等により前後方向に揺れると、可動役物50が透明発光パネル60に接触して透明発光パネル60に傷がつき、その傷が輝点となるという事態が起こり得る。即ち、発光素子57から透明発光パネル60の内部に光が入射されたときに、凹凸装飾部61と同様に、上述の傷が、透明発光パネル60内を通過した光を前方へ反射することで、その傷が発光するという事態が起こり得る。
このような事態を防ぐために、透明発光パネル60の後面のうち可動役物50と重なる部分には、図10に示す透明カバーシート65(本発明の「カバーシート」に相当する。)が重ねて固定されている。これにより、可動役物50が透明発光パネル60に接触することを防ぎ、透明発光パネル60に傷が付くことを抑制することができる。なお、本実施形態では、透明カバーシート65は、透明発光パネル60の下辺部60K全体を覆っている。
ここで、可動役物50の回動により透明カバーシート65に傷がつくと、その傷が前方から視認可能となって外観不良をひき起こす虞がある。そこで、本実施形態のパチンコ遊技機10では、図12に示すように、表示装飾枠23の後壁23Hの上端から後側に後方突部23Kが突出し、後方突部23Kの後端は透明カバーシート65の後面よりも後側に配置されている。これにより、前後方向に揺れる可動役物50が透明発光パネル60側に接近することが抑制され、外観不良が抑えられる。なお、後方突部23Kは上述した庇壁23Tを後方に延長した延長線上に配置されているので、後方突部23Kを庇壁23Tの一部であるかのように見せることができる。
図9(A)に示すように、透明カバーシート65は透明発光パネル60に挟持部材59により固定されている。具体的には、挟持部材59は、前後方向に対向する2枚の挟持壁59B,59Bと、それら挟持壁59B,59Bの一端部同士を連絡する連絡壁59Aとを有している。そして、透明カバーシート65と透明発光パネル60との遊技盤表示窓10H(図3参照)から離れた側の端部同士が、挟持壁59B,59Bにより前後方向で挟まれた状態で、一方の挟持壁59Bに形成された突起59Tにより貫通され、その突起59Tと他方の挟持壁59Bとがネジ59Nにより締結されることで、透明カバーシート65が透明発光パネル60の後面に固定されている。
また、挟持部材59には、上述した発光素子57が固定されている。具体的には、図9(B)に示すように、挟持部材59のうち発光素子57が固定された部分では、透明発光パネル60と連絡壁59Aとの間の隙間が広くなっていて、それら透明発光パネル60と連絡壁59Aとに挟まれた部分に、発光素子57を備える発光基盤58が受容されている。このように、本実施形態では、挟持部材59が発光素子57の固定に兼用されている。
ところで、本実施形態の透明カバーシート65は、透明発光パネル60を保護するという役割だけでなく、パチンコ遊技機10の遊技盤11(遊技領域R1)を装飾するという役割も担っている。具体的には、図11に示すように、透明カバーシート65は、透明なシート本体65Hの後面に不透明な装飾フィルム66を貼り合わせた構造になっていて、透明発光パネル60の外周面に光が入射されるか否かに関係無く、透明発光パネル60及びシート本体65Hを通して装飾フィルム66が視認可能となっている。なお、図8(A)に示す例では、星が連なった模様が施された装飾フィルム66が示されている。
また、図8(A)に示すように、装飾フィルム66は、待機位置に配置された可動役物50を縁取るように配置され、機位置に配置された可動役物50がシート本体65Hを通して視認可能となっている。換言すれば、待機位置に配置された可動役物50は、装飾フィルム66によって周囲が縁取られるように装飾されている。
このように、本実施形態では、透明カバーシート65を、透明なシート本体65Hと不透明な装飾フィルム66とを貼り合わせた構造としたので、シート本体65Hによって待機位置に配置された可動役物50を視認可能にすると共に、装飾フィルム66によって可動役物50を装飾することができる。しかも、透明カバーシート65の前方には、透明発光パネル60が配置されているので、発光素子57(図9(B)参照)から透明発光パネル60に光が入射されたときには、図8(B)に示すように、可動役物50の前方に凹凸装飾部61の発光が重なり、凹凸装飾部61によっても可動役物50を装飾することができる。
なお、透明カバーシート65のうち待機位置に配置された可動役物50の前方に位置して装飾フィルム66が貼られていない部分が本発明の「役物視認窓」に相当し、装飾フィルム66が本発明の「通常装飾部」に相当する。
本実施形態のパチンコ遊技機10の構成に関する説明は以上である。次に、本実施形態の作用効果について説明する。本実施形態のパチンコ遊技機10では、図4に示すように、遊技盤11(図2参照)の後方に配された可動役物50が、通常は、透明発光パネル60の後方の待機位置に配置されている。特定の演出条件が成立すると、可動役物50は表示装飾枠23を横切って表示画面30Gの前方の演出位置へ回動する。なお、所定の演出終了条件が成立すると、可動役物50は演出位置から待機位置へと戻る。
ここで、可動役物50が振動等により前後方向に揺れて、透明発光パネル60に接触すると、透明発光パネル60についた傷が輝点となるという事態が起こり得るが、本実施形態のパチンコ遊技機10では、透明発光パネル60の後面に透明カバーシート65(図10参照)が重ねられているため、可動役物50が透明発光パネル60に接触することを防ぐことができる。これにより、透明発光パネル60に傷が付くことを抑制することができる。
また、本実施形態の透明カバーシート65は、透明なシート本体65Hと不透明な装飾フィルム66とを貼り合わせた構造となっているので(図10参照)、透明カバーシート65をパチンコ遊技機10の遊技盤11(遊技領域R1)の装飾にも兼用することができる。さらに、図8(A)及び(B)に示すように、装飾フィルム66は待機位置に配置された可動役物50を縁取るように配置されているので、待機位置に配置された可動役物50を視認可能にすると共に、装飾フィルム66によって可動役物50を装飾することができる。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記実施形態では、遊技機としてパチンコ遊技機10を例示したが、パチンコ遊技機10以外の弾球遊技機、例えば、アレンジボール等であってもよいし、コイン遊技機、例えば、スロットマシン等であってもよい。
(2)前記実施形態では、透明カバーシート65は、透明なシート本体65Hに装飾フィルム66を貼り付けたものであったが、透明なシート本体65Hに塗装を施したものであっても良い。なお、この塗装された部分が本発明の「通常装飾部」に相当する。
(3)前記実施形態では、本発明の「カバーシート」として、装飾フィルム66を透明なシート本体65Hの一部に貼り付けた透明カバーシート65を用いていたが、装飾フィルム66を透明なシート本体65Hの全面に貼り付けたカバーシートを用いても良いし、シート本体65Hが着色樹脂で構成されたカバーシートを用いても良い。これらの構成によれば、待機位置に配置された可動役物50を隠すことができる。
(4)前記実施形態では、可動役物50は、待機位置と演出位置との間を遊技盤11に沿って回動する構成であったが、ラックアンドピニオン機構やボールネジ機構等により遊技盤11に沿って直動する構成であってもよい。
(5)前記実施形態では、可動役物50は、遊技盤11に直交する回転軸を中心に回動する構成であったが、図13(A)及び図13(B)に示す可動役物50V,50Wのように、遊技盤11に沿って延びた回動軸J1,J2を中心に回動する構成であってもよい。図13(A)に示す可動役物50Vは、透明発光パネル60と表示画面30Gとの間に配置され、表示画面30G寄りの回転軸J1を中心に回動する構成となっている。この場合も、前記実施形態と同様に、振動等により可動役物50Vが透明発光パネル60に接触することを防ぐことができる。また、図13(B)に示す可動役物50Wは、透明発光パネル60と表示画面30Gとの間に配置され、透明発光パネル60寄りの回転軸J1を中心に回動する構成となっている。この場合、可動役物50Wが待機位置又は演出位置を越えて回動しても、可動役物50Wが透明発光パネル60に接触することを防ぐことができる。
(6)前記実施形態では、透明発光パネル60と透明カバーシート65とは、挟持部材59により固定されていたが、接着剤や両面テープにより固定されていてもよいし、遊技盤11又は裏セット盤40に共締めされていてもよい。
(7)前記実施形態では、遊技盤11の後方に透明発光パネル60を重ねた構成であったが、遊技盤11自体を透明発光パネルとする構成であってもよい。
10 パチンコ遊技機(遊技機)
11 遊技盤
23 表示装飾枠
23K 後方突部
23T 庇壁
30 表示装置(演出装置)
30G 表示画面
50,50V,50W 可動役物
57 発光素子(光源)
59 挟持部材
60 透明発光パネル(透光パネル)
61 凹凸装飾部
65 透明カバーシート(カバーシート、役物視認窓)
66 装飾フィルム(通常装飾部)

Claims (3)

  1. 遊技者に対向配置されて、遊技に関する演出を行う演出装置と、
    前記演出装置に対して側方に離れかつ前側に位置する待機位置と、前記演出装置に前側から重なる演出位置とに配置される可動役物と、
    前記待機位置に配置された前記可動役物の前側を覆い、外周面から内部に入射された光を前方に反射することで遊技者に視認可能となる凹凸装飾部を後面に有した透光パネルと、
    前記可動役物と前記透光パネルとの間に配置されかつ前記透光パネルの後面に重ねて固定され、前記透光パネルを保護するカバーシートと、
    前記カバーシートに設けられ、前記透光パネルの外周面から内部に光が入射されるか否かに関係なく、常に遊技者に視認可能な通常装飾部と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  2. 前記カバーシートのうち前記待機位置に配置された前記可動役物の前側に位置する部分を透明にして、前記可動役物を視認可能にする役物視認窓を形成すると共に、
    前記通常装飾部を、不透明にして、前記役物視認窓を縁取るように配置したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記透光パネルと前記カバーシートの外縁部同士を挟んで固定する挟持部材を備え、
    前記挟持部材に、前記透光パネルの外周面から内部に光を入射するための光源を取り付けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
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