JP2009136331A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】連動する一対の装飾可動体を電子ディスプレイの前側に出没させて装飾可動体の大型化を可能となし、遊技の面白みを一段と増し、更に、出現した位置での一対の装飾可動体における枠状装飾部材のズレを少なくした遊技機を提供する。
【解決手段】電子ディスプレイ12と、アーム部38,41に枠状装飾部材39,42を延設した一対の装飾可動体36a,36bとを備え、両アーム部を夫々軸支40,43すると共に両アーム部を交差状に枢着し、一方の装飾可動体に近接させて電動アクチュエータ51により回転する従動歯車48を配置し、一方の装飾可動体にその支軸40と直交状に交差する線に沿って細長孔47を開設し、細長孔に従動歯車の側面に突設される係合ピン50を挿通し、一方の装飾可動体に、両装飾可動体が合着した位置で、従動歯車の係合ピンを押して一方の装飾可動体を合着する方向へ付勢する付勢部材116を配置した。
【選択図】図12

Description

本発明は、数字、記号等の図柄を変動表示する電子ディスプレイを備えた遊技機に関するものである。
この種の遊技機であるパチンコ遊技機は、例えば遊技盤面の中央に数字、記号等の図柄を変動表示する電子ディスプレイを内装した変動表示装置が配置される。また、その下方に遊技盤面に打ち込まれた遊技球が入賞することにより、前記電子ディスプレイに表示する図柄を変動させる始動入賞口、及びその下方に位置して前記変動した後に止まった図柄が例えば「777」に揃い、遊技者に有利な特別遊技状態、所謂「大当り」状態になったとき、一度に多くの入賞球を発生させる大入賞口、がそれぞれ配設されている。変動表示装置の上部には、遊技の面白みを増すため装飾可動体を配置している。該装飾可動体は、その後側に配置され前後に延びかつ上下に回動するアームの先端に吊り下げられる。そして、例えば、変動表示装置に表示されるゲーム内容と連動させて、電動アクチュエータにより回動する回転板をアームの基端に上から係合させて装飾可動体を引き上げ、その係合が外れるのに伴い装飾可動体を変動表示装置の前側に落として演出させるようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2007−7057号公報(第3−5頁、図1、図2、図4)
ところで、近時、パチンコ遊技機は、迫力が有り遊技の面白さが一段と増すということから、電子ディスプレイの表示画面が拡大する傾向にある。よって、これに伴い装飾可動体も大型化させたいところである。しかしながら、前記特許文献1のパチンコ遊技機にあっては、装飾可動体が大型化すると、該装飾可動体を前側から見えない収納スペースに収納させたり出現させたりしなければならないことから、その収納スペースを確保することが難しくなる。また、装飾可動体の上下動するストロークが延びると、アームの長さもその分長くなるように調整しなければならないが、スペース的な余裕がないと難しい。このため、大型の装飾可動体を設置することは困難となっている。反面、遊技の面白みを増す上でその要望が高い。
そこで、本発明は、前記課題に鑑みてなされたもので、一対の装飾可動体を互いに連動させて電子ディスプレイの前側に出没するようにし、これにより装飾可動体の大型化を可能となし、もって遊技の面白みを一段と増すことができ、更に、出現した位置での一対の装飾可動体における枠状装飾部材のズレを少なくした遊技機を提供することを目的とするものである。
かかる目的を達成するため本発明に係る遊技機は、電子ディスプレイと、アーム部の先端に枠状装飾部材を延設してなる一対の装飾可動体とを具備し、前記両装飾可動体のアーム部を前記電子ディスプレイの外側近傍に夫々軸支すると共に、前記両装飾可動体のアーム部を交差状に枢着し、前記一方の装飾可動体に近接させて電動アクチュエータにより前記両装飾可動体の揺動面と平行な面内で回転する従動歯車を配置し、前記一方の装飾可動体にその支軸と直交状に交差する線に沿って細長孔を開設し、前記細長孔に前記従動歯車の側面に突設される係合ピンを挿通し、前記電動アクチュエータを駆動し前記従動歯車の係合ピンを前記細長孔内で往復動させて前記一方の装飾可動体のアーム部を揺動させることにより、前記両枠状装飾部材が前記電子ディスプレイの前側に出没するようにし、前記一方の装飾可動体に、両装飾可動体が揺動し合着した位置で、前記従動歯車の係合ピンを押して前記一方の装飾可動体を前記両装飾可動体が合着する方向へ付勢する付勢部材を配置したことを特徴とする。
前記細長孔の内側面に、前記両装飾可動体が合着した位置で前記付勢部材により押される係合ピンが入り得る凹窪部を設けることが好ましい。
本発明に係る遊技機は、電子ディスプレイと、アーム部の先端に枠状装飾部材を延設してなる一対の装飾可動体とを具備し、前記両装飾可動体のアーム部を前記電子ディスプレイの外側近傍に夫々軸支すると共に、前記両装飾可動体のアーム部を交差状に枢着し、前記一方の装飾可動体に近接させて電動アクチュエータにより前記両装飾可動体の揺動面と平行な面内で回転する従動歯車を配置し、前記一方の装飾可動体にその支軸と直交状に交差する線に沿って細長孔を開設し、前記細長孔に前記従動歯車の側面に突設される係合ピンを挿通し、前記電動アクチュエータを駆動し前記従動歯車の係合ピンを前記細長孔内で往復動させて前記一方の装飾可動体のアーム部を揺動させることにより、前記両枠状装飾部材が前記電子ディスプレイの前側に出没するようにした。よって、各装飾可動体を収納するための収納スペースが分散できてその収納が容易となり、装飾可動体の大型化が可能となって遊技の面白みを一段と増すことができるという効果がある。また、電子ディスプレイの前側に両枠状装飾部材を出現させ中央が開口される枠状に合着させるようにすれば、その枠によって電子ディスプレイの表示を囲い、その枠によって囲まれる表示を強調することができ、これにより、遊技の面白みが増すという効果がある。
更に、一方の装飾可動体に、両装飾可動体が揺動し合着した位置で、従動歯車の係合ピンを押して一方の装飾可動体を両装飾可動体が合着する方向へ付勢する付勢部材を配置するようにしたので、揺動する一対の装飾可動体が合着したときのその方向に沿ったズレの生ずることがなく、安定した状態で常に綺麗に合着できるという効果がある。
また、細長孔の内側面に、両装飾可動体が合着した位置で付勢部材により押される係合ピンが入り得る凹窪部を設けるようにしたので、両装飾可動体を長く使用した結果各部に屁たりが生じても、両装飾可動体が合着する位置で、係合ピンが付勢部材により両装飾可動体の合着する方向とは反対方向へ押されて凹窪部に入ることになる。これにより、その反力が一方の装飾可動体に加わり該装飾可動体を合着する方向へ付勢することになって、両装飾可動体が緩まずに強く合着できる。よって、両装飾可動体を常にズレることなくしっかりと合着でき、意匠的に優れた効果を長く持続させることもできる。
以下、本発明に係る遊技機の実施の形態を図面に基づき詳しく説明する。本発明は、パチンコ遊技機、パチスロ機、パロット(登録商標)機、スロットマシン等の遊技機に適用できるが、この内、パチンコ遊技機について説明する。なお、前記パロット機とは、パチンコ球を遊技媒体としてパチスロ機の遊技が可能な遊技機である。図1は本発明に係るパチンコ遊技機の正面図、図2は同前側から見た斜視図である。1は外枠であり、その前面の遊技盤取付枠(図示せず。)に遊技盤2が配置されると共に該遊技盤取付枠の前側に遊技盤2を覆うようにして前面枠3が開閉自在に軸着される。該前面枠3には中央に前記遊技盤2の遊技部2aが臨む窓開口4が開設され、該窓開口4に合成樹脂製またはガラス製の透明板を前後に配置した透明板ユニット5が装着される。そして、窓開口4を介して前側から前記遊技部2aが視認できるようになっている。
前記前面枠3は合成樹脂により成形され、その前面であって窓開口4の下縁に、前方へ張り出させるようにして打球発射部(図示せず。)に供給される遊技球を貯留する球受皿6が一体に設けられる。該球受皿6の一側上面に操作部6aが設けられ、該操作部6aに遊技者が遊技進行中の適時にその遊技に参加できるように作動させる押ボタン7や選択キー8が設けられる。また、前面枠3の下部一側には、打球発射部から発射される打球の打球力を調整するための打球力調整ハンドル9が装着されている。
ガイドレール10で囲まれる遊技盤2面の遊技部2aに、そのほぼ中央で一側(図1では右側)に寄せて大型の変動表示装置11が配設される。該変動表示装置11の下方の遊技盤2面には、遊技部2aに打ち込まれた遊技球が入賞することにより前記変動表示装置11に内装される電子ディスプレイ12の表示画面12aに表示される数字、記号等の図柄を変動表示する始動入賞口13、及びその下方に位置して前記変動した後に止まった図柄が例えば「777」に揃い、遊技者に有利な特別遊技状態、所謂「大当り」状態になったとき、一度に多くの入賞球を発生させる大入賞口14、が配設されている。
始動入賞口13は一対の開閉翼片13a,13aを有し、これらが起立して遊技球が入賞し難い状態と傾倒して遊技球が入賞し易い状態とに変換できるようになっている。15は通過チャッカーであり、遊技球が通過することにより電気的に検出され、別途行なわれる「○×」の抽選の結果「○」の結果が示されると、前記開閉翼片13a,13aが入賞し易いように一回開く。16は一般入賞口、17はガイドレール10の内周縁に沿って配置される電飾を兼ねたレール飾りである。図1で変動表示装置11の右側に、該変動表示装置11とガイドレール10とにより挟まれるようにして回り通路18が形成される。遊技部2aに打ち込まれ回り通路18を流下する遊技球は、変動表示装置11下方の右下側領域E2に達する。この右下側領域E2は、仮に、回り通路18がないと、変動表示装置11下方に隠れてしまいほとんど活用できない部位である。そこで、その右下側領域E2を有効に活用できるように、回り通路18を設けて遊技球を流下させている。ちなみに、右下側領域E2には、一般入賞口16が配設される。
図3乃至図6に示すように前記変動表示装置11は、前後面が開口19する合成樹脂製の箱枠体20と、該箱枠体20の後面に取着される前記電子ディスプレイ12と、から構成される。箱枠体20の前側板20aの前側に、遊技盤2面に取り付けられる取付板21が取着される。該取付板21の正面から見てその上部と右側部とに、前方へ突出する略弧状の縁枠部22が周設されている。そして、該縁枠部22に沿ってその内側に、星型の立体模様をあしらった装飾体23が配設される。また、取付板21の一側(図1では左側。)にワープ通路24が設けられ、受け入れられた遊技球を次に説明するステージ25上面に導くようにしている。
取付板21における開口19の下縁部に沿って、前記ワープ通路24の出口と連なるステージ25が形成される。該ステージ25の上面は、その中央部を高くしその左右の長手方向に沿って波状に湾曲して形成され、図7に示すようにワープ通路24とは反対側の終端に、上方へ起立する止め板26が設けられる。この止め板26は、ステージ25の上面を遅い速さで転動する遊技球を止めることはできるが、勢いの強い遊技球は乗り越えられるようにその高さが選ばれる。そして、該止め板26の外側には、前記装飾体23の星型の立体模様間に形成され右下側領域E2に通ずる誘導路27が設けられ、前記止め板26を乗り越えた遊技球を誘導路27を介して再び右下側領域E2に戻すようにしている。これによっても、該右下側領域E2の有効活用が図られる。
ステージ25中央の下方であって取付板21に、始動入賞口13の真上に位置する球排出口28が開設されている。取付板21の後側に開口19を覆う透明な合成樹脂板31が配置され、遊技部2aを流下する遊技球であって間違って開口19内に飛び込む遊技球により電子ディスプレイ12の表示画面12aが破損しないように保護している。また、該合成樹脂板31の後面に接するようにして開口19の周縁に、後方へ突出する飾り縁部32が設けられる。ステージ25の中央の後側に、前面が開放される球受口33が設けられる。該球受口33はステージ25の中央上面よりも上方へ突出しており、かつ、前記球排出口28と連通している。
そこで、ステージ25上面を左右にゆっくり転動する遊技球であって、球受口33に入った遊技球は、球排出口28から遊技盤2面に排出されて流下することになる。ただ、その真下の始動入賞口13に入賞する機会が高まる。また、箱枠体20における前側板20aの下部前面に、前記遊技盤2面に設けられた始動入賞口13、一般入賞口16と連なる球通路34a,34bが凹設され、該各球通路34a,34bにはその下端部に通過する遊技球を検出する検出スイッチ35が配置されている。これら始動入賞口13、一般入賞口16に入賞した遊技球は、球通路34a,34bを流下してパチンコ遊技機Pの外部に排出される。
そして、箱枠体20の内部の一側、正面から見て左側、に本発明に係る一対の装飾可動体36a,36bが配設される。この内、図8(イ)(ロ)に示すように一方の装飾可動体36aは、上下方向に配置されたほぼ直線状のアーム部38と、その上端に延設され二つの半円が横に並んだ形状をなす枠状装飾部材39とからなる。そして、該アーム部38の下端部が箱枠体20に支軸40により軸着され、電子ディスプレイ12の表示画面12aに沿って自在に揺動する。
これに対し、他方の装飾可動体36bは、上下方向に配置されたほぼ直線状のアーム部41とその下端に延設されほぼV字型形状をなす枠状装飾部材42とからなる。そして、該アーム部41の上端部が箱枠体20に支軸43により軸着され、電子ディスプレイ12の表示画面12aに沿って自在に揺動するようになっている。これら一対の装飾可動体36a,36bは両アーム部38,41で前後に交差し、一方のアーム部38から支持ピン44が突設され、他方のアーム部41に該支持ピン44が遊挿される保持孔45が開設される。そして、支持ピン44を保持孔45に遊挿し枢着した状態で、一対の装飾可動体36a,36bがそれぞれ支軸40,43を中心として揺動する。支持ピン44と保持孔45の位置は、両アーム部38,41で逆に設けるようにしても良い。
図9(イ)乃至(ハ)に示すように下端で軸着された一方の装飾可動体36aのアーム部38に、その支軸40近傍の一側に位置させて該装飾可動体36aの揺動面と平行な袖板46が一体に張設され、該袖板46に前記支軸40を通る直線に沿って細長孔47が開設される。箱枠体20に、動力伝達手段としての従動歯車48が支軸49により袖板46と前後で一部重なるようにして軸着される。該従動歯車48は一方の装飾可動体36aの揺動面と平行な面内で回動し、その後面には、前記細長孔47に挿通する係合ピン50が突設される。
また、従動歯車48に近接させて箱枠体20に、駆動軸51aに固着された駆動歯車52を前記従動歯車48に噛合させる電動アクチュエータとしての駆動モータ51が取着される。前記従動歯車48の前面に円環状の筒部53が同心円状に突設され、その外周の一側に透光性のスリット54が設けられる。55は、箱枠体20に投光部55aと受光部55bとを固設し、筒部53の内側と外側にそれぞれ該投光部55aと受光部55bとを対向させる該スリット54を光学的に検出する回転検出用のフォトセンサである。また、図6に示すように前記両枠状装飾部材39,42はそれぞれ前面が開放される空洞状に形成され、その前面が半透明なレンズ部材56により覆われ、内部に複数個の発光体であるLED57が等間隔に配置されている。
一対の装飾可動体36a,36bは、常態ではそれら枠状装飾部材39,42が互いに離れるように揺動し、図10実線に示すように箱枠体20における前側板20aと後側板20bとの間の上部と下部にそれぞれ分散して設けられた所定の収納スペース58a,58bに位置して停止しており、いずれもパチンコ遊技機Pの前側からでは見えないようになっている。そこで、駆動モータ51が所定の方向へ回動すると、駆動歯車52と噛合する従動歯車48が回動して係合ピン50が細長孔47内を往復動する。駆動モータ51の駆動軸51aは、常に一定の方向へ回転する。
これに伴い、一方の装飾可動体36aが揺動すると共にこれと連動して他方の装飾可動体36bも揺動する。これにより、一方の枠状装飾部材39が上から下降すると共に他方の枠状装飾部材42が下から上昇し、図10鎖線に示すように電子ディスプレイ12の表示画面12aの前側中央で両枠状装飾部材39,42が接して合着することにより、ハート形の形状が出現することになる。この位置では、一旦、駆動モータ51は停止する。そして、再び駆動モータ51が駆動して駆動歯車52が同方向へ回転すると、両枠状装飾部材39,42が離れて互いに上下方向へ別れ、元の収納スペース58a,58bに退避する。
図10実線のように前記両装飾可動体36a,36bが収納スペース58a,58bに収納され停止した位置では、従動歯車48における筒部53のスリット54をフォトセンサ55で検出してその位置で両装飾可動体36a,36bが停止するように駆動モータ51を停止させる。両装飾可動体36a,36bが一往復して収納スペース58a,58bへ戻ってきたとき、スリット54がフォトセンサ55で検出されるようになっており、その中間位置、すなわち従動歯車48が前記位置から半回転した位置、換言すると両枠状装飾部材39,42が図10鎖線のように出現して所定の位置にきたときには、駆動モータ51が自動的に停止するようになっている。所定の位置は、この場合、両枠状装飾部材39,42が合着した位置となるが、両枠状装飾部材39,42が他の形状をしているときは、その形状に合わせ適宜位置に選択して設定される。通常、遊技盤2が後側へ少し傾く関係上、両装飾可動体36a,36bも少し後側(電子ディスプレイ12側)へ傾いている。
本発明にあっては、両装飾可動体36a,36bにおける枠状装飾部材39,42が互いに安定して回動し、かつ、上下方向すなわち合着する方向または前後方向へのズレがなく正確に合着する工夫が凝らされている。
まず、図11(イ)(ロ)に示すように一方の装飾可動体36aにおける袖板46の後面に、アーム部38と細長孔47との間であって細長孔47の上方に近接ししかもほぼ平行に位置して、一方の装飾可動体36aを一対の装飾可動体36a,36bが合着する方向へ付勢する付勢部材116を配置している。該付勢部材116はほぼ直方体形状に形成され、その一端上部に袖板47の後面に突設した支持軸117を挿通する軸孔118が開設され、該付勢部材116が該支持軸117を中心として回動し得るようにしている。付勢部材116の他端下部であって細長孔47側の対向面116aに断面半円状の突部119が設けられ、該突部119が付勢部材116の回動動作と共に細長孔47と重なるようになっている。
また、前記支持軸117に捻りバネ120が巻装され、その一方の先端120aが袖板46に突設される支持杆121に係止され、その他方の先端120bが付勢部材116に突設される支持杆122に係止されている。これにより、付勢部材116が常に細長孔47側へ付勢される。ただ、付勢部材116の上方、詳しくは支持軸117よりも上方であって細長孔47とは反対側に停止杆123が突設され、該停止杆123に付勢部材116が当接してその一方向への回動動作が規制される。
付勢部材116の突部119は、一対の装飾可動体36a,36bが揺動して合着するときの従動歯車48の係合ピン50と対向して当接する位置に設けられており、係合ピン50が当接しない常態では、突部119が細長孔47と一部重なった状態で停止している。また、細長孔47の内周面であって突部119と対向する位置に係合ピン50が嵌る凹窪部124が設けられている。
そこで、従動歯車48が回転して係合ピン50が細長孔47内を往復動作するのに伴い、一対の装飾可動体36a,36bが共に揺動して合着または離反を繰り返す。そして、両装飾可動体36a,36bが合着したとき、図12(イ)に示すように係合ピン50が突部119と当接し付勢部材116を捻りバネ120の捻り力に抗して僅かに回動させる。すなわち、付勢部材116が細長孔47とは反対側へ回動する。これにより、その反力として一方の装飾可動体36aに両装飾可動体36a,36bを合着させようとする力が働き、両装飾可動体36a,36bが合着したとき、両装飾可動体36a,36bにおける枠状装飾部材39,42の当接下面65と当接上面66とが隙間無くしかもズレることなくしっかりと合わさることになる。
また、長く使用することにより両装飾可動体36a,36bの各部が屁たってきて両装飾可動体36a,36bがうまく合着しずらいような場合、図12(ロ)に示すように付勢部材116の突部119と従動歯車48の係合ピン50とが当接した状態で、該係合ピン50が細長孔47の内側面の凹窪部124に入る。これにより、逆に捻りバネ120の付勢により付勢部材116が係合ピン50を押し一方の装飾可動体36aが両装飾可動体36a,36bを合着する方向へ付勢されて移動する。このように、一方の装飾可動体36aが捻りバネ120により強制的に回動させられることになり、各部が屁たってきた状態でも、両装飾可動体36a,36bが緩むことがなく特に上下方向に沿ったズレも生ずることなくしっかりと合着する。
他に、本発明にあっては、両装飾可動体36a,36bにおける枠状装飾部材39,42が互いに安定して回動し、かつ、特に前後方向のズレがなく正確に合着するような工夫か凝らされている。すなわち、図13(イ)に示すように他方の装飾可動体36bにおけるアーム部41の交差部に、一方の装飾可動体36aのアーム部38を他方の装飾可動体36bのアーム部41とで挟む抑止板59をビス止めにより取着している。該抑止板59は、箱枠体20の後側板20bの前面に対向位置しており、図13(ロ)に示すようにその後側板20bの前面に突条68が設けられている。これによって、両装飾可動体36a,36bの揺動動作に伴い、一方の装飾可動体36aが抑止板59と他方の装飾可動体36bとの間に形成される挟空間37内を摺動するようになる。同時に、抑止板59の裏面に前記突条68が摺接して、装飾可動体36a,36bの揺動動作を安定した状態でガイドすると共に抑止板59と後側板20bの前面との接触面積を減らして摩擦抵抗を軽減している。
このように、一方の装飾可動体36aが他方の装飾可動体36bと抑止板59とで挟まれるようにしてガイドされるので、その回動動作が極めて安定する。これは、両枠状装飾部材39,42が互いに確実に接して合着することにもつながる。また、図9(ハ)に示すように箱枠体20における後側板20bの前面に、揺動する一方の装飾可動体36a、すなわち袖板46の裏面に当接する支持ローラ60が取着され、一方の装飾可動体36aが揺動するとき、該一方の装飾可動体36aの裏面に接してガイドしている。これによって、一対の装飾可動体36a,36bの揺動動作が安定し前後方向のずれも解消される。
また、図14(イ)に示すように一方の枠状装飾部材39における基端部の一側角部に、両枠状装飾部材39,42が互いに接したとき他方の枠状装飾部材42の一側角部を外側から受け止める突片61が設けられる。また、図14(ロ)に示すように一方のアーム部38における先端部の一側角部に面取り状の傾斜面62が設けられ、他方のアーム部41おける前記一側角部と対応位置する一側角部には前記傾斜面62と同じ傾斜角度の傾斜面63を有する受止片64が設けられる。更に、図14の(ハ)に示すように一方の枠状装飾部材39の先端部の当接下面65と他方の枠状装飾部材42の先端部の当接上面66に、それぞれ対向する面が異極となる磁石67a,67bが設けられている。
よって、一対の装飾可動体36a,36bを揺動させ両枠状装飾部材39,42を接触し合着させたとき、前記突片61が他方の枠状装飾部材42の一側角部を受け止め、前記一方の傾斜面62が他方の傾斜面63と合致し、更に、両枠状装飾部材39,42先端部の当接上・下面65,66の磁石67a,67bが吸着される。これにより、両枠状装飾部材39,42が、前後方向の位置ずれを起こすことなく正確に合着する。
また、本発明では、一対の枠状装飾部材39,42が図10鎖線のように電子ディスプレイ12の前側に出現し、両枠状装飾部材39,42が合着した状態では、図15(イ)に示すように一方の装飾可動体36aの支軸40と従動歯車48の支軸49とを結んだ線L1に対し、従動歯車48の支軸49と係合ピン50とを結んだ線L2とが直交したとき、両装飾可動体36a,36bの枠状装飾部材39,42が出現し互いの合着した位置にくるように設定される。すなわち、この位置は、一方の装飾可動体36aの揺動方向が変わる境となる点であって、このとき、細長孔47の長手方向に沿った係合ピン50の動作幅が大きくても、支軸40を中心とする一方の装飾可動体36aの回動幅は小さくて済む。よって、従動歯車48に本来停止すべき原点位置を超えるズレが生じたとしても、合着した一対の枠状装飾部材39,42に大きなズレが生ずることはない。これにより、例えば、両枠状装飾部材39,42が出現して合着したとき、これらにより形作られるハートの図形が変形するようなことがなく、その美しさも保持される。
更に、図15(ロ)(ハ)に示すように前記装飾可動体36aが揺動して両枠状装飾部材39,42が出現して合着する位置にきたとき、および図15(ニ)(ホ)に示すように前記装飾可動体36aが揺動して両枠状装飾部材39,42が没入して停止する位置にきたとき、従動歯車48の支軸49及び係合ピン50が一方の装飾可動体36aの支軸40を中心とする円輪郭C上に位置するようになっている。これにより、両装飾可動体36a,36bが前記各位置で、一方の装飾可動体36aによって係合ピン50に働く力が従動歯車48の中心である支軸49に加わることになり、従動歯車48を回転させようとするモーメントが働かなくなる。よって、両枠状装飾部材39,42が出現して合着する位置または没入して停止する位置にきたときには、両装飾可動体36a,36bの必要もない揺動動作が防止される。
箱枠体20の後側板20bにおける一側隅角部、正面から見て開口19の右下隅に隅角覆い板71が着脱自在に取着され、該隅角覆い板71の前面に携帯電話器の外形を模した仕掛け飾部材72が配置される。該仕掛け飾部材72は、図16に示すように隅角覆い板71に固着される台枠73と該台枠73に取着される保持枠74と該保持枠74に取着され携帯電話器の外形を模した外側の電話ケース体75とからなる。該台枠73は、台板73aの裏面の両側に一対のビス孔76,76が設けられ、台板73aの両側縁に後方へ屈曲する側板73b,73bが設けられると共に両側板73b,73bの上・下端部にそれぞれ軸孔77,77が開設される。
保持枠74は、台枠73より大きく略縦長長方形状に成形され、その前面板74aの両側縁に前端縁がそれぞれ下方に進むに従い前方へ迫り出すような傾斜面に形成される側面板74b,74bが設けられ、両側面板74b,74b間に前記上下の各軸孔77に遊挿する軸78,78が固着される。これら上下の軸78,78は、平行でありかつ前面板74aに対しても平行に位置する。前面板74aの両側であって両側面板74b,74bの内側には、前面板74aの中央部を残して縦長の切欠開口79,79が設けられ、各切欠開口79,79に台枠73のビス孔76,76が対応している。また、前面板74aの中央部は台枠73の後側に位置し、その中央部の所定位置に縦長の連通孔80が開設される。保持枠74の下端縁から両側板74b,74bの前端縁の傾斜に沿って受止板部81が延設され、該受止板部81の中央に後記する配線基板87のコネクター90を挿通させる透孔82が開設される。83,83は、該透孔82両側の受止板部81と前面板74aの上端両側に開設されたビス挿通孔である。
図16乃至図19に示すように電話ケース体75は、合成樹脂材から成形され、多くの模擬テンキー84が半透明な樹脂により成形される操作面部75aとその上部に連接され縦長長方形状の窓孔85が開設された表示部75bとからなり、窓孔85は透明な樹脂板85aにより覆われている。また、操作面部75aの裏面には、その上下部に前記各ビス挿通孔83に対応位置してビス孔86が設けられている。87は保持枠74と電話ケース体75の操作面部75aとの間に介在される配線基板であり、その前面に前記各模擬テンキー84に対応位置させてそれぞれLED88が配設されている。また、配線基板87の下端部両側に、電話ケース体75のビス孔86,86に対応位置させてビス挿通孔89が設けられている。これら両ビス挿通孔89間の裏側には、コネクター90が設けられる。
前記台枠73の下方であって隅角覆い板71の前面に、中央より少し下方を支軸91により軸着して隅角覆い板71の前面に沿って揺動する作動杆92が配置される。また、該作動杆92の下側に、一側面にカム溝93を刻設した回転円板94が配置される。該回転円板94はその裏側に隅角覆い板71に固着された電動アクチュエータとしての駆動モータ95の駆動軸95aに軸着され、隅角覆い板71の前面に沿って回転し得るようになっている。作動杆92の上端前面に前記保持枠74の連通孔80に係合する第一係合ピン96aが突設され、下端後面に前記回転円板94のカム溝93に嵌入する第二係合ピン96bが突設される。カム溝93は、回転円板94の中心を囲うようにして略三角形状に形成される。また、98は回転円板94の外周縁に等間隔を保持して3つの透光性のスリット97を形成し、該回転円板94を両側から挟むように投光部98aと受光部98bとを配置することにより、該回転円板94の回転状態を光学的に検知する回転検出用のフォトセンサである。
そこで、両ビス孔76,76が保持枠74の両切欠開口79,79に対応するようにして、台枠73の両側板73b,73bの上下部に開設された軸孔77,77に軸78,78を遊挿すると共に、該軸78,78の両端部を保持枠74の両側面板74b,74bに固着することにより保持枠74が台枠73に取着される。次に、保持枠74の前面に、ビス挿通孔89,89が受止板部81のビス挿通孔83,83に一致するようにして配線基板87を当接する。この際、コネクター90は、透孔82から後方へ突出させておく。また、保持枠74の前面に、電話ケース体75の操作面部75aを被せる。そして、保持枠74の裏側から各ビス挿通孔83,83を介して操作面部75aの裏面の各ビス孔86に、ビス99を螺締する。
このようにして、仕掛け飾部材72が組み立てられる。更に、該仕掛け飾部材72を隅角覆い板71の前面に配置し、前記台枠73のビス孔76,76に対応して隅角覆い板71に設けられたビス挿通孔100,100を介して該各ビス孔76にビス101を螺締する。これにより、仕掛け飾部材72が各軸78に沿って自在に左右に摺動することになり、しかも、駆動モータ95が駆動することにより、図19に示すように回転円板94が回転して作動杆92を小刻みに左右に揺動させる。これに伴い、仕掛け飾部材72が、恰も携帯電話器が鳴っているかのように左右に振動する。
前記一方の装飾可動体36aに近接させて箱枠体20に、進退動しかつ進出したとき前記没入した一方の装飾可動体36aの枠状装飾部材39の出現動作を阻止してロックするロック部材105を配置している。すなわち、図20に示すように前記箱枠体20の後側板20bの上辺に水平な摺動溝104が設けられ、該摺動溝104にロック部材105が嵌り該摺動溝104に沿って自在に左右に摺動できるようにしている。摺動溝104には、その長手方向に沿ってほぼ3等分する位置に溝幅よりも広い出入口106,106が該摺動溝104と連通するようにして開設される。また、後側板20bの裏側に、リブ107により前記摺動溝104の周囲を囲うようにして該摺動溝104よりも長い取付凹部108が形成される。該取付凹部108の長手方向の両端部には、ロックピン109,109が突設される。
前記ロック部材105は、前記取付凹部108周囲のリブ107の後端縁に当接する基板110を有する。該基板110の前面に前記摺動溝104に嵌る嵌入片111が基板110に対し直角に突設され、該嵌入片111の両側位置であってその表・裏両面に前記両出入口106,106に嵌る抜止突片112,112が突設される。この際、嵌入片111における長手方向の一側に、前方へ張り出させた停止片部113が一体に形成される。また、基板110の長手方向に沿った両端部が二股状に形成され、前記各ロックピン109に嵌脱自在に係合する嵌合片114がそれぞれ設けられる。基板110の裏面には、ロック部材105を作動させるための摘み115が設けられる。
そして、後側板20bの後側から取付凹部108内にロック部材105を入れ、両抜止突片112,112を両出入口106,106へ嵌めるようにして嵌入片111を摺動溝104に挿入してどちらかに摺動させる。これにより、基板110の前面がリブ107の後端縁に当接すると共に摺動溝104の溝幅よりも広い各抜止突片112,112が後側板20bの前面に位置することから、ロック部材105が摺動溝104から抜け出なくなる。
そこで、一対の装飾可動体36a,36bを揺動して没入させ枠状装飾部材39,42を収納スペース58a,58bに収納した状態で、例えば図21矢視方向に示すようにロック部材105を一方の枠状装飾部材39が収納された収納スペース58a側へ摺動して進出させる。そして、同側の嵌合片114をロックピン109に嵌合させる。これにより、嵌入片111の一側の停止片部113が、枠状装飾部材39の先端面65(当接下面)に当接するようになり、枠状装飾部材39の揺動動作を阻止することになる。よって、例えばパチンコ遊技機Pを工場からパチンコホールへ出荷すべく輸送する途中に、振動が加えられ各枠状装飾部材39,42が互いに揺動して電子ディスプレイ12の表示画面12aの前側に出現しようとしても、枠状装飾部材39の揺動動作が停止片部113により阻止され、一対の装飾可動体36a,36bが必要も無く揺動することにより破損するといったことがない。ただし、パチンコ遊技機Pがホールに搬入された後は、ロック部材105は取り外される。
本発明に係るパチンコ遊技機Pは上記構成からなり、次に作用について説明する。遊技盤2面に打ち込まれた遊技球は、ほとんど変動表示装置11の左側の左側領域E1を流下する。そして、該遊技球が通過チャッカー15を通過すると、電気的に検出されて別途「○×」の抽選がなされ、その結果「○」の結果が示されると始動入賞口13の開閉翼片13a,13aが入賞し易いように一回開く。また、通過チャッカー15を通過せずに、直接に始動入賞口13に入賞する場合もある。
更に、ワープ通路24に流入した遊技球はその下端からステージ25上面に放出され、該ステージ25上面に沿って左右に往復転動を繰り返しつつ減衰し、ステージ25の前端縁から遊技盤2面に戻り流下する。この内、ステージ25上面を転動する遊技球が該ステージ25中央の球受口33に入ると、その下方の球排出口28から遊技盤2面に排出される。この場合、始動入賞口13に遊技球が入賞する機会が多くなる。ステージ25の終端に設けられた止め板26を勢い余って乗り越えた遊技球は、誘導路27を通って遊技部2aの右下側領域E2に排出される。この右下側領域E2の領域は遊技球がほとんど流れないため、できるだけ遊技部2a面を広く活用できるようにしている。
前記始動入賞口13に遊技球が入賞すると、電子ディスプレイ12の表示画面12aに表示される図柄が変動を開始し、一定時間経過後に停止する。その停止した図柄が例えば「777」といった特別な図柄に揃うと、遊技者に有利な大当り状態になり、一定の条件のもとで大入賞口14が例えば16ラウンド開閉を繰り返し、一度に多くの入賞球を得ることができるようになっている。
そして、このようなゲームの流れの中で、遊技の面白みを増すため適時に装飾可動体36a,36bが作動する。すなわち、駆動モータ51が駆動することにより、駆動歯車52と噛合する従動歯車48が回転して袖板46の細長孔47内を係合ピン50が移動する。これにより、両枠状装飾部材39,42が電子ディスプレイ12の表示画面12aの前側に上下方向から突出し、互いにこれら枠状装飾部材39,42の先端部が合着してハート形に出現することになる。この際、LED57が発光して電飾効果を高めるようにしている。また、そのハート形の枠状装飾部材39,42に対応する表示画面12aには、その部分のみ他と異なる図柄が表示されるようにしている。
このように、本発明は、両装飾可動体36a,36bのアーム部38,41を電子ディスプレイ12の外側近傍に夫々軸支すると共に、両アーム部38,41を交差状に枢着している。そして、一方の装飾可動体36aのアーム部38を駆動モータ51により揺動させることにより、両枠状装飾部材39,42が電子ディスプレイ12の前側に出没するようにしたので、各装飾可動体36a,36bを収納するための収納スペース58a,58bが分散できてその収納が容易となる。これによって、装飾可動体36a,36bの大型化が可能となり、しかも遊技の面白みを一段と増すことができる。
また、本発明にあっては、一方の装飾可動体36aに、両装飾可動体36a,36bが揺動し合着した位置で、従動歯車48の係合ピン50を押して一方の装飾可動体36aを両装飾可動体36a,36bが合着する方向へ付勢する付勢部材116を配置するようにしたので、揺動する一対の装飾可動体36a,36bが合着したときのその方向に沿ったズレの生ずることがなく、安定した状態で常に綺麗に合着できる。
本発明に係るパチンコ遊技機の正面図。 同前側から見た斜視図。 変動表示装置の正面図。 同背面図。 同左側面図。 同中央縦断面図。 同ステージ部位の斜め上から見た斜視図。 (イ)(ロ)は作動状態を示す一対の装飾可動体の斜視図。 (イ)は駆動部を示す装飾可動体の一部の正面図、(ロ)は同背面図、(ハ)は同左側面図。 一対の装飾可動体が箱枠体の収納スペースに収納された状態を示す背面図。 (イ)は装飾可動体の軸支側の一部の斜視図、(ロ)同分解斜視図。 (イ)(ロ)は作用を示す装飾可動体の一部の正面図。 (イ)は図10のV−V線断面図、(ロ)は図10のW−W線断面図。 (イ)は図10のX−X線断面図、(ロ)は図10のY−Y線断面図、(ハ)は図8のZ−Z線断面図。 (イ)は一方の装飾可動体部位の作用を説明する拡大背面図、(ロ)は同出現時の作用を説明する拡大正面図、(ハ)は同出現時の作用を説明する拡大背面図、(ニ)は同没入時の作用を説明する拡大正面図、(ホ)は同没入時の作用を説明する拡大背面図。 仕掛け飾部材の分解斜視図。 仕掛け飾り部材部位を断面にして示す箱枠体の右側面図。 同一部拡大側面断面図。 同作用を示す正面図。 箱枠体の後側板上部の背面斜視図。 同正面図。
符号の説明
12 電子ディスプレイ
36a 装飾可動体
36b 装飾可動体
38 アーム部
39 枠状装飾部材
40 支軸
41 アーム部
42 枠状装飾部材
43 支軸
47 細長孔
48 従動歯車
49 支軸
50 係合ピン
51 電動アクチュエータ(駆動モータ)
116 付勢部材
P 遊技機(パチンコ遊技機)

Claims (2)

  1. 電子ディスプレイと、アーム部の先端に枠状装飾部材を延設してなる一対の装飾可動体とを具備し、前記両装飾可動体のアーム部を前記電子ディスプレイの外側近傍に夫々軸支すると共に、前記両装飾可動体のアーム部を交差状に枢着し、前記一方の装飾可動体に近接させて電動アクチュエータにより前記両装飾可動体の揺動面と平行な面内で回転する従動歯車を配置し、前記一方の装飾可動体にその支軸と直交状に交差する線に沿って細長孔を開設し、前記細長孔に前記従動歯車の側面に突設される係合ピンを挿通し、
    前記電動アクチュエータを駆動し前記従動歯車の係合ピンを前記細長孔内で往復動させて前記一方の装飾可動体のアーム部を揺動させることにより、前記両枠状装飾部材が前記電子ディスプレイの前側に出没するようにし、
    前記一方の装飾可動体に、両装飾可動体が揺動して合着した位置で、前記従動歯車の係合ピンを押して前記一方の装飾可動体を前記両装飾可動体が合着する方向へ付勢する付勢部材を配置したことを特徴とする遊技機。
  2. 前記細長孔の内側面に、前記両装飾可動体が合着した位置で前記付勢部材により押される係合ピンが入り得る凹窪部を設けた請求項1記載の遊技機。
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