JP4268571B2 - 遊技機の可変入賞装置 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ遊技機等の遊技機の盤面に設けられる可変入賞装置に関する。
パチンコ遊技機には、開閉する一対の羽根部材を有する可変入賞装置(いわゆるチューリップ式可変入賞装置)が遊技盤に設けられている。可変入賞装置は、左右の一対の羽根部材が反対方向に回動することで、羽根部材が開閉する。この可変入賞装置は、羽根部材が開いて遊技球が入賞し易い状態と、羽根部材が閉じて遊技球が入賞しにくい状態とを切り替えられる。
可変入賞装置には、羽根部材の開閉をソレノイド等の電導アクチュエータを駆動源として行う電動式可変入賞装置や、遊技球が該可変入賞装置に入賞することで機械的に羽根部材を開閉させる機械式可変入賞装置等がある。電動式可変入賞装置は入賞率を変化させる等、遊技機の遊技に変化を持たせることができる。また可変入賞装置の前面側に、多様な装飾を施した前飾り板を設けて意匠的な効果を付与している。
ところで、このような遊技機における可変入賞装置は、羽根部材の回動機構として、可変入賞装置の遊技盤側となる本体部にL字状の窓を設け、羽根部材が開放した場合に連結片がL字状の窓の上部内側と当接し、羽根部材の回動範囲が窓内部に規制されるように構成されている(例えば特許文献1参照)。
特開2001-198307号公報(図3、図4)
しかし上記特許文献1に記載された可変入賞装置では、羽根部材の回動規制は羽根部材に設けられた連結片がL字状の窓に当接して行うといった、回動範囲の規制を一点のみで行っていたことから、遊技球が羽根部材に衝突した際に、衝突による力が連結片の部分に全部加わり、連結片を損傷してしまう虞があった。そこで、遊技球が羽根部材に衝突した際の力を分散する為に、羽根部材の回動範囲の規制を二点で行う可変入賞装置が提案されている。
図8〜図11に上記従来の回動範囲の規制を二点で行う可変入賞装置を示す。この可変入賞装置101は、図8(a)、(b)に示すように、前カバー部102と本体部103との間に、一対の羽根部材104a、104bを備える入賞口105が設けられている。前カバー部102には、前面側に装飾効果を有する前飾り板106が設けられている。
図9に示すように、前カバー部102には前飾り板106の後側に突出する軸部107a、107bが設けられている。また羽根部材104a、104bは、前記軸部に対応した軸穴部108a、108bが設けられ、前面側に規制片109a、109bが設けられ、後面側に連結片110a、110bが設けられている。前飾り板106の後側には、羽根部材104a、104bの規制片109a、109bが当接し、羽根部材104a、104bの回動範囲を規制するための規制溝111a、111bが設けられている。
図10(a)に示すように、羽根部材104a、104bが閉鎖した状態では、規制片109a、109bが規制溝111a、111bの下端に当接し、羽根部材104a、104bが開放した状態では、図10(b)に示すように、規制片109a、109bが規制溝111a、111bの上端に当接し、回動範囲は前飾り板106の裏面に設けた上記規制溝111a、111bの範囲内に規制される。
また図11(a)、(b)に示すように、可変入賞装置の本体部103に開口部114を設け、羽根部材104a、104bの連結片110a、110bが開口部114の左右端の開口縁116a、116bと当接するように形成されている。羽根部材104a、104bが閉鎖状態では、図11(a)に示すように連結片110a、110bが開口部114の下開口縁115a、115bに当接している。羽根部材104a、104bが開放する際は、連結片110a、110bが開口部114の開口縁116a、116bと当接しながら上方に回動する。そして図11(b)に示すように、連結片110a、110bが、開口部114の上開口縁114a、114bに当接して回動が停止する。すなわち、羽根部材104a、104bは、それぞれ前面側の規制片109a、109bと後面側の連結片110a、110bとの二点で回動範囲が規制されている。
上記従来の可変入賞装置では、前飾り板の意匠性を向上させるために、深い彫りを入れることが要望されている。つまり、可変入賞装置のデザインに幅を持たせることが要求されている。一方で、前記した要望とは別に可変入賞装置の前後の厚みを小さくしてコンパクトにすること等が要望されている場合がある。
そこで上記可変入賞装置において、デザインに幅を持たせるために、前飾り板の厚みを後側に厚くすることが考えられる。そのために可変入賞装置の他の部品の厚みを薄く形成しようとすると、図8(b)及び図9に示すように、前飾り板106の後方に突出するように、規制溝111a、111bが設けられており、それらの厚みを薄く形成するのは、規制片が嵌合し当接することから、一定の厚みが必要でありこれ以上薄くするのは困難である。また羽根部材104a、104bの厚みを薄く形成することも考えられるが、この厚みは遊技球が通過できる大きさが必要であるから、遊技球の直径よりも薄くすることはできない。このように前飾り板の後側では、厚み方向のスペースを稼ぐことができなかった。
そこで前飾り板106の厚みを前方に厚く形成することが考えられるが、前方には遊技機のガラス板があるために、ガラス板と干渉しない範囲となると、これ以上厚みを厚くすることはできない。言い換えると、遊技機における遊技盤とガラス板との距離は一定であるから、単に前飾り板を前方に厚く形成することは実際には不可能である。そのため、上記可変入賞装置では、デザインに幅を持たせることができなかった。つまり、前飾り板の裏面に規制溝を設け、羽根部材に規制片を設けてしまうと、遊技盤表面と前飾り板裏面との距離を縮めることができないので、前飾り板を厚くすることができなかった。
また、可変入賞装置を小型化したいという要望に対しても、前記同様、遊技盤表面と前飾り板裏面との距離を縮めることができないため小型化が困難である。
このように上記従来の可変入賞装置では、遊技盤表面から前飾り板裏面までの距離を縮めることができないといった共通する欠点が内在していたため、上記した、デザインに幅を持たせることができないという問題点や、可変入賞装置を前後方向に小型化できないという問題点があった。
本発明は上記従来技術の欠点に鑑みなされたものであり、パチンコ遊技機等の遊技機の可変入賞装置において、デザインに幅を持たせるために前飾り板を厚く形成することが可能である可変入賞装置を提供すること、若しくは可変入賞装置を小型化することを目的とするものである。
本発明は、
(1)遊技機の遊技盤に取り付けられる本体部と、
前記本体部の前面に設けられ、前飾り板を有する前カバー部と、
前記本体部と前記前飾り板との間に、回動自在に取り付けられる羽根部材とを有し、
前記羽根部材を回動させることで遊技球が入賞し易い状態と入賞しにくい状態とに切り替え、遊技球の入賞し易さを変化させることが可能な可変入賞装置において、
前記前飾り板の裏面に規制片を設け、前記羽根部材の前面に前記規制片が係合する規制溝を設け、
規制溝は羽根部材の回動する方向にのびているとともに端部分を有しており、
遊技球が入賞しにくい状態を形成するように羽根部材を回動させた状態および遊技球が入賞し易い状態を形成するように羽根部材を回動させた状態において、規制溝ののびる方向の規制溝の端部分に対して規制片が当接するとともに、遊技球が入賞しにくい状態を形成するように羽根部材を回動させた状態から遊技球が入賞し易い状態を形成するように羽根部材を回動させた状態までの間、規制溝と規制片が当接することで、羽根部材の回動範囲が規制されるように形成されている、ことを特徴とする遊技機の可変入賞装置、
(2)前記本体部の裏面側に前記羽根部材を回動させる駆動源と該駆動源からの駆動力を伝達する駆動伝達手段が設けられ、
前記羽根部材の裏面側に裏面方向に突出する連結片が設けられ、
前記本体部に開口部が設けられ、該開口部を通して前記駆動伝達手段と前記連結片が連結し、前記開口部の開口縁に前記連結片が当接することで前記羽根部材の回動範囲が規制されるように形成されており、
遊技球が入賞し易い状態を形成するように前記羽根部材を回動させた場合に、連結片と規制片とが羽根部材の前後方向に一直線上に並んでいる、上記(1)記載の遊技機の可変入賞装置、
(3)LEDが、本体部の後側に取り付けられ、且つ、光を透過させあるいは屈折させる光学部品が、前記LEDから出た光を透過させあるいは屈折させるように羽根部材の下方に取り付けられている、上記(1)または(2)記載の遊技機の可変入賞装置、
を要旨とする。
本発明可変入賞装置は、前記前飾り板の裏面に規制片を設け、前記羽根部材の前面に前記規制片が係合する規制溝を設け、前記羽根部材の規制溝に前飾り板の前記規制片が当接することで前記羽根部材の回動範囲が規制されるように構成したことにより、遊技盤表面と前飾り板裏面との距離を該規制溝が設けられていたスペース分だけ小さくすることができるので、可変入賞装置の大きさを変えることなく前飾り板を厚く形成することができる。
本発明可変入賞装置は、前飾り板の厚みを厚く形成できるため、前飾り板の前面に溝状の模様を形成する場合には、その溝の深さ(彫り)を深く形成することが可能であり、前飾り板の意匠性を向上させることができる。つまり、前飾り板前面側に施されるデザインに幅を持たせることができる。
また、本発明可変入賞装置は、前飾り板の裏面に規制溝が設けられていないから、遊技盤表面と前飾り板裏面との距離が、該規制溝を設けていたスペース分だけ小さくすることができるため、そのスペース分だけ小型化することもできる。
上記可変入賞装置において、駆動源と該駆動源からの駆動力を伝達する駆動伝達手段が設けられ、前記羽根部材の裏面側に裏面方向に突出する連結片が設けられ、前記本体部に開口部が設けられ、該開口部を通して前記駆動伝達手段と前記連結片が連結し、前記開口部の開口縁に前記連結片が当接することで前記羽根部材の回動範囲が規制されるように形成した場合には、羽根部材の開放、閉鎖の回動動作の規制が、羽根部材の規制溝と連結片の二点により行われる為に、一点のみで回動動作を規制する場合に比較して、羽根部材に対して遊技球が衝突した衝撃により、規制片や連結片が損傷することを良好に防止することができる。
以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に説明する。本実施例ではパチンコ遊技機の始動入賞口として用いられる可変入賞装置を一例として説明する。図1は本発明可変入賞装置が用いられるパチンコ遊技機の正面図である。図2は図1に示すパチンコ遊技機の遊技盤を示す正面図である。図1に示すようにパチンコ遊技機30は、その基本的な構成として、縦長方形の外枠31の開口前面側に、縦長方形の中枠32が開閉自在に組み付けられ、該中枠32には、遊技盤33等の各種の遊技用構成部材がセットされる。そして前記中枠32の前面側には、機内部に配置された遊技盤33を透視保護するためのガラス枠を備えた前枠34と上球皿35が共に横開き状態で開閉可能に組み付け整合されている。さらに上記中枠32の下部には下球皿36、打球発射装置37等が装着されている。また特に図示しないが、中枠2の後側には機構セット板が組付けられ、その後側には、球タンク、及び各種の球経路、払出部等の裏面部品が装着セットされている。
なお、本明細書中において可変入賞装置の「前面」または「前側」とは、可変入賞装置がパチンコ遊技機30の遊技盤33に取り付けられた状態で、パチンコ遊技機30を正面から見た場合の正面側のことであり、「後面」または「後側」とはパチンコ遊技機30を正面から見た場合の裏面側或いは背面側のことであり、「上下左右」とはそれぞれパチンコ遊技機30を正面から見た場合の上側、下側、左側及び右側のことである。
図2に示すように、図1のパチンコ遊技機30の遊技盤33は、前記中枠32の遊技盤保持部に適合する略正方形に形成されている。遊技盤33の前面は、図1に示す遊技球を発射する打球発射装置37に連なる略円形状の案内レール38が取付けられ、該案内レール38に囲まれる部分が遊技領域39として形成されている。該遊技領域39には、液晶表示ディスプレイ(LCD)等の図柄表示装置40を含む遊技部品や、始動入賞口41、大入賞口42等の入賞装置や、装飾部材43等の各種装置・部材を配置して、所要のゲームを展開し得るように形成されている。本発明可変入賞装置1は、図1のパチンコ遊技機30では遊技盤33に取り付けられた始動入賞口41として用いられている。
図3〜図7は本発明可変入賞装置の実施例を示すもので、図3〜図5は従来例の装置を示す図8〜図10に対応している。図3(a)、(b)に示すように可変入賞装置1は、パチンコ遊技機30の遊技盤33に取り付けられる本体部3と、前記本体部3の前面に設けられる前カバー部2と、前記本体部3と前記前カバー部2との間に回動自在に取り付けられた左右一対の羽根部材4a、4bとから構成される。
図3(b)及び図4に示すように、前カバー部2は、その前面側に、装飾効果を有する前飾り板6が設けられ、その後面側に、後方に突出する軸部7a、7bが設けられ、該軸部7a、7bに対して、それぞれ左右方向の内側の上側の位置に、後方に突出する規制片9a、9bが設けられている。また羽根部材4a、4bには、前記前飾り板6の裏面側と対向する面となる前側に、前記規制片9a、9bが嵌合する規制溝11a、11bが設けられており、該規制溝11a、11bが設けられている前側とは反対面の後側に、後方に突出する連結片10a、10bが設けられている。
羽根部材4a、4bは、軸穴部8a、8bが前カバー部2の軸部7a、7bに、それぞれ貫通するように挿入し、軸部7a、7bの先端が本体部3の嵌合穴13a、13b(図7参照)に挿通されて、羽根部材4a、4bが軸部7a、7bを中心に回動するように取付けられる。
可変入賞装置1は、前記羽根部材4a、4bを回動させることで、遊技球が入賞し易い状態(開放状態)と、入賞しにくい状態(閉鎖状態)とが切り替えられ、遊技球の入賞し易さが変化するように形成されている。可変入賞装置1において、遊技球が入賞しにくい状態とは、図5(a)に示すように、一対の羽根部材4a、4bが起立して先端が上方に位置し、対向面15a、15bが上下方向となって、遊技球が可変入賞装置の直上からしか入賞できない状態である。この閉鎖状態における羽根部材4a、4bの対向面15a、15bの間隔は、遊技球がほぼ1個通過可能な幅に形成されている。
また可変入賞装置1において遊技球が入賞し易い状態とは、図5(b)に示すように、一対の羽根部材4a、4bが軸部7a、7bを軸として先端が左右外側方向に傾くように回動し、前記の羽根部材4a、4bの対向面15a、15bが水平に近づいて、一対の羽根部材4a、4bの先端の間隔が広がった状態である。遊技盤面の遊技領域を上から下に落下する遊技球は、羽根部材4a、4bの間隔が拡大したことで入賞口5に導かれ易くなり、入賞口5が拡大した状態となる。
実施例の可変入賞装置1は、本体部3の裏面側に羽根部材を回動させる駆動源と、該駆動源からの駆動力を伝達する駆動伝達手段が設けられており、羽根部材4a、4bの裏面側に設けられた連結片10a、10bに、前記駆動伝達手段が連結されていて、駆動源により羽根部材4a、4bが回動するように形成されている。以下、実施例の駆動源及び駆動伝達手段について説明する。
図6は可変入賞装置の分解斜視図である。実施例の可変入賞装置1は、図3(b)及び図6に示すように、駆動源がソレノイド51とプランジャー52とコイルばね53とから構成されている。プランジャー52は前端に係合片59が設けられている。また前記駆動源と羽根部材を連結する駆動伝達手段としてアーム部58が用いられる。図6に示すように、アーム部58には、前記プランジャー52の係合片59が係合する係合溝54及び、本体部3の軸穴55a、55bに保持されて軸支可能に形成されたアーム軸56a、56bが左右に設けられ、該アーム軸よりも前方側に、羽根部材後側の連結片10a、10bを保持するための連結凹部57a、57bが左右一対に設けられている。
上記駆動源、駆動伝達手段、前カバー部及び羽根部材等の各部品は、本体部3に取り付けられて一体化され可変入賞装置1を構成している。以下、これらの部品の組み立てについて説明する。ソレノイド51のコアの内部にプランジャー52をコイルばね53を介して挿入する。プランジャー52はコイルばね53によって常に前方に付勢されている。プランジャー52の係合片59がアーム部58の係合溝54に係合する。アーム部58は、アーム軸56a、56bが、本体部3の軸穴55a、55bに内側から嵌め込み、前記軸穴を中心に回動するように取付られる。ソレノイド51は、ケース60aに収納されていて、該ケース60aの前方左右の取り付け部60bに設けたねじ穴を用いて本体部3の取付部62にビス止めされている。
図7は、本体部3の正面図である。図7に示すように、本体部3には前記前カバー部2の軸部7a、7bの先端を保持する嵌合穴13a、13bが設けられている。さらに本体部3には、前記嵌合穴13a、13bのそれぞれ左右方向内側に、本体部3を前後に貫通する開口部14が設けられている。開口部14の形状は、少なくとも左右の周縁が、羽根部材の連結片10a、10bに当接し回動範囲が規制される開口縁12a、12bとして形成されている。該開口縁12a、12bは、左右方向中央に凸となる円弧状の湾曲部21と、該湾曲部21に連なり上下の壁として形成された上隅部22、下隅部23とから構成される。上隅部22及び下隅部23は、連結片10a、10bの回動端となる位置に設けられている。
前カバー部2の軸部7a、7bに羽根部材4a、4bの軸穴部8a、8bを挿入し、軸部7a、7bの先端を嵌合穴13a、13bに嵌め込む際、羽根部材4a、4bの連結片10a、10bは、本体部3の開口部14の開口縁12a、12bに当接し、該連結片10a、10bの後端は本体部裏面側に飛び出すように配置する。この本体部3の裏面側に突出する連結片10a、10bの後端は、駆動伝達手段として設けたアーム部58の連結凹部57a、57b内に保持される。
以下、駆動源と駆動伝達手段を用いて羽根部材4a、4bを開閉させる機構を説明する。まずソレノイド51に通電するとコイルが励磁し、プランジャー52が後側に吸引される。プランジャー52の係合片59はアーム部58の係合溝54に係合している。アーム部58において係合溝59はアーム軸56の上方に設けられているから、プランジャー52が後退するとアーム軸56を中心に回動し、前方の連結凹部57a、57bが上方に上がる。連結凹部57a、57bには、羽根部材の連結片10a、10bが嵌合しているから、連結凹部57a、57bが上方に上がると、連結片10a、10bも同様に上方に上がる。
連結片10a、10bが上に上がると、羽根部材4a、4bは軸穴部8a、8bを中心に回動する。羽根部材4a、4bの回動は、先端が可変入賞装置1の外側方向に倒れるように互いに反対方向に傾くように回動する。羽根部材4a、4bの対向面は、垂直方向から水平方向に向かい開放状態となる〔図3(a)、図5(b)参照〕。
可変入賞装置1が開放状態となる時の羽根部材4a、4bの回動範囲の規制は、図5(b)に示すように、前飾り板6の裏面に設けた規制片9a、9bが羽根部材4a、4bに設けた規制溝11a、11bの下側に当接すると、そこで羽根部材4a、4bの動きは停止する。このとき羽根部材4a、4bの裏面側の連結片10a、10bは、本体部3の開口部14の開口縁12a、12bの上隅部22、22に当接し、羽根部材4a、4bの回動範囲が規制される。
可変入賞装置1を開放状態から閉鎖状態とするには、羽根部材が開放した状態でソレノイド51の通電を遮断する。ソレノイド51の励磁が解除されると、プランジャー52を後退させている吸引力がなくなる。プランジャー52は、コイルばね53によって前方に付勢されているために、ソレノイド51の外側に押し出され前方に移動する。プランジャー52の係合片59がアーム部58の係合溝54を前方に押し出すと、アーム部58はアーム軸56を中心に回動し先端の連結凹部57が下方に下がる。アーム部58の連結凹部57には、羽根部材の連結片10a、10bが嵌合しているから、連結凹部57が下がると連結片10a、10bも下に下がる。連結片10a、10bが下に下がると、羽根部材4a、4bは軸穴部8a、8bを中心に回動する。羽根部材4a、4bの回動は、いずれも先端が起立する方向に回動し、対向面が垂直方向に向かい閉鎖状態となる〔図5(a)参照〕。
可変入賞装置1が閉鎖状態となる時の羽根部材4a、4bの回動範囲の規制は、図5(a)に示すように、前飾り板6の裏側に設けた規制片9a、9bが羽根部材4a、4bに設けた規制溝11a、11bの上側に当接すると、そこで羽根部材4a、4bの動きは停止する。このとき羽根部材4a、4bの裏面側の連結片10a、10bは、本体部3の開口部14の開口縁12a、12bの下隅部23、23に当接し、羽根部材4a、4bの回動範囲が規制される。
可変入賞装置1において、羽根部材4a、4bの閉鎖状態から開放状態までの間の回動範囲は所定範囲となるように規制されている。可変入賞装置1は、前飾り板6の裏面に設けられている規制片9a、9bが、前記羽根部材4a、4bの前面に設けられた規制溝11a、11bに当接することで、前記羽根部材4a、4bの回動範囲が規制される。
閉鎖状態では、図5(a)に示すように、規制片9a、9bは羽根部材4a、4bの規制溝11a、11bの上側に当接している。このとき羽根部材4a、4bの裏面側の連結片10a、10bは、本体部3の開口部14の開口縁12a、12bの下隅部に当接している。また開放状態では、図5(b)に示すように、規制片9a、9bが羽根部材4a、4bの規制溝11a、11bの下側に当接している。このとき羽根部材4a、4bの裏面側の連結片10a、10bは、本体部3の開口部14の開口縁12a、12bの上隅部22、22に当接している。つまり、規制溝の上側から下側および開口縁の上隅部から下隅部までが羽根部材の回動範囲になっている。
なお上記「規制溝11a、11bの下側」とは、羽根部材4a、4bが閉じて先端が上を向いた状態で、下側となる部分を言う。同様に「規制溝11a、11bの上側」と言う場合、羽根部材4a、4bが閉じて先端が上を向いた状態で、上側となる部分を意味する。
羽根部材4a、4bの連結片10a、10bは、開口部14の当接部12a、12bに当接し、羽根部材4a、4bが上隅部22及び下隅部23との間を湾曲部21に沿って回動する。このように羽根部材4a、4bは、それぞれ前側の規制溝11a、11bと後側の連結片10a、10bとの前後の二点で回動範囲が規制される。このように羽根部材4a、4bの回動範囲が前後の二点で規制されるから、羽根部材4a、4bの対向面15a、15bに衝突した際の衝撃が前後に分配され、連結片10a、10bや規制片9a、9b等に加わる衝撃が緩和される。
羽根部材4a、4bは、遊技者が遊技機前面側から可変入賞装置1を見た場合に、閉鎖状態から開放状態までのすべての位置において、羽根部材4a、4b前側に設けた規制溝11a、11bが前飾り板6に隠れて正面の遊技者から見えない位置に形成するのが好ましい。規制溝11a、11bが遊技者から見えないことで、見栄えが良くなる。
本実施例の可変入賞装置1では、図3(a)及び図6に示すように、前カバー部2の羽根部材4a、4bの下方に、透明プラスチック製のレンズ61及びカバー62等の光学部品が取付られている。これらの光学部品は、本体部3後側に取り付けられたLED基板63のLED64から出た光を透過或いは屈折させて、可変入賞装置に装飾効果を付与するものである。可変入賞装置1には、このようなLED基板や光学部品からなる装飾部材を取り付けることができる。
可変入賞装置1は、図3(b)及び図6に示すように、遊技球の通過を検出可能なスイッチ18を取り付けた案内部19が、ソレノイド51の下部に取り付けられている。案内部19は図3(b)に示すように、本体部3の玉通路17に接続するように取り付けられ、可変入賞装置1の入賞口5に入賞した遊技球が玉通路17を通り、案内部19のスイッチ18を通過して、可変入賞装置1の外部に排出されるように構成されている。
上記実施例の可変入賞装置はソレノイドなどの駆動源を用いて羽根部材を駆動させる、いわゆる電動式可変入賞装置について説明したが、本発明可変入賞装置は、駆動源のない機械式可変入賞装置にも適用することができる。以下、変更例として、駆動源のない可変入賞装置について説明する。駆動源を備えていない可変入賞装置としては、例えば実公平7−42461号公報に記載の装置が挙げられる。この装置は遊技球の入賞が羽根部材を作動させる構造を備えており、可変入賞装置に遊技球が入賞するごとに、羽根部材の開放と閉鎖とが交互に繰り返される。
変更例の可変入賞装置は、上記実施例と同様に、前飾り板の裏面に規制片を設け、前記羽根部材の前面に前記規制片が係合する規制溝を設け、前記羽根部材の規制溝に前飾り板の前記規制片が当接することで前記羽根部材の回動範囲が規制されるように形成する以外の構成は、上記公報に記載されている構造を採用すればよい。
本発明可変入賞装置が取り付けられる遊技機の一例としてのパチンコ遊技機の正面図である。 図1のパチンコ遊技機の遊技盤の正面図である。 本発明の可変入賞装置の一例を示し、(a)は正面図であり、(b)は(a)のA−A線縦断面図である。 図3の可変入賞装置の前カバー部及び羽根部材を示す分解斜視図である。 図4の矢印D方向から見た正面図であり、(a)は羽根部材の閉鎖状態を示し、(b)は羽根部材の開放状態を示す。 図3の可変入賞装置の分解斜視図である。 図3の可変入賞装置の本体部を示す正面図である。 従来の可変入賞装置を示し、(a)は正面図であり、(b)は(a)のA−A線縦断面図である。 図8の可変入賞装置の前カバー部及び羽根部材を示す分解斜視図である。 図9の矢印B方向から見た正面図であり、(a)は羽根部材の閉鎖状態を示し、(b)は羽根部材の開放状態を示す。 図8の可変入賞装置の、アーム部、係合片、プランジャー、等を除いた背面図であり、(a)は羽根部材の閉鎖状態を示し、(b)は羽根部材の開放状態を示す。
符号の説明
1 可変入賞装置
2 前カバー部
3 本体部
4a、4b 羽根部材
6 前飾り板
7a、7b 軸部
8a、8b 軸穴部
9a、9b 前飾り板の規制片
10a、10b 連結片
11a、11b 羽根部材の規制溝
30 パチンコ遊技機
33 遊技盤
41 始動入賞口

Claims (3)

  1. 遊技機の遊技盤に取り付けられる本体部と、
    前記本体部の前面に設けられ、前飾り板を有する前カバー部と、
    前記本体部と前記前飾り板との間に、回動自在に取り付けられる羽根部材とを有し、
    前記羽根部材を回動させることで遊技球が入賞し易い状態と入賞しにくい状態とに切り替え、遊技球の入賞し易さを変化させることが可能な可変入賞装置において、
    前記前飾り板の裏面に規制片を設け、前記羽根部材の前面に前記規制片が係合する規制溝を設け、
    規制溝は羽根部材の回動する方向にのびているとともに端部分を有しており、
    遊技球が入賞しにくい状態を形成するように羽根部材を回動させた状態および遊技球が入賞し易い状態を形成するように羽根部材を回動させた状態において、規制溝ののびる方向の規制溝の端部分に対して規制片が当接するとともに、遊技球が入賞しにくい状態を形成するように羽根部材を回動させた状態から遊技球が入賞し易い状態を形成するように羽根部材を回動させた状態までの間、規制溝と規制片が当接することで、羽根部材の回動範囲が規制されるように形成されている、ことを特徴とする遊技機の可変入賞装置。
  2. 前記本体部の裏面側に前記羽根部材を回動させる駆動源と該駆動源からの駆動力を伝達する駆動伝達手段が設けられ、
    前記羽根部材の裏面側に裏面方向に突出する連結片が設けられ、
    前記本体部に開口部が設けられ、該開口部を通して前記駆動伝達手段と前記連結片が連結し、前記開口部の開口縁に前記連結片が当接することで前記羽根部材の回動範囲が規制されるように形成されており、
    遊技球が入賞し易い状態を形成するように前記羽根部材を回動させた場合に、連結片と規制片とが羽根部材の前後方向に一直線上に並んでいる、請求項1記載の遊技機の可変入賞装置。
  3. LEDが、本体部の後側に取り付けられ、且つ、光を透過させあるいは屈折させる光学部品が、前記LEDから出た光を透過させあるいは屈折させるように羽根部材の下方に取り付けられている、請求項1または2記載の遊技機の可変入賞装置。
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