JP4585284B2 - 遊技機の発光演出装置 - Google Patents

遊技機の発光演出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4585284B2
JP4585284B2 JP2004327015A JP2004327015A JP4585284B2 JP 4585284 B2 JP4585284 B2 JP 4585284B2 JP 2004327015 A JP2004327015 A JP 2004327015A JP 2004327015 A JP2004327015 A JP 2004327015A JP 4585284 B2 JP4585284 B2 JP 4585284B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
pin
light
movable
movable member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004327015A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006136425A (ja
Inventor
和也 扇
和明 北條
靖生 加藤
健二 木股
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Newgin Co Ltd
Original Assignee
Newgin Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Newgin Co Ltd filed Critical Newgin Co Ltd
Priority to JP2004327015A priority Critical patent/JP4585284B2/ja
Publication of JP2006136425A publication Critical patent/JP2006136425A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4585284B2 publication Critical patent/JP4585284B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Description

この発明は、遊技機の発光演出装置に関し、更に詳細には、発光体からの光を反射する反射部材または発光体を備えた可動部材の前方に透光性部材を備え、該透光性部材に対する光の照射位置が反射部材または可動部材の動作に伴って移動するよう構成された発光演出装置に関するものである。
代表的な遊技機であるパチンコ機は、機内にセットされる遊技盤の盤面に画成した遊技領域の略中央位置に装飾部材が配設されて、該装飾部材に形成した開口部から液晶式やドラム式等の図柄表示装置を臨ませ、この図柄表示装置で図柄組み合わせゲームやリーチ演出等の主たる遊技演出を行なうようになっている。またパチンコ機の所要位置に、ランプやLED等の発光体および光を透過する透光性部材を備えた発光演出装置を配設し、該発光体からの光を透光性部材に直接照射するか、反射部材で反射させた反射光を間接的に透光性部材に照射することにより、視覚的な演出効果を向上させるようになっている。また、前記発光演出装置に設けられる前記発光体や反射部材を動作させて、発光体からの光、あるいは反射部材からの反射光の前記透光性部材に対する照射位置が変化するよう構成し、遊技の興趣を一層増大し得るようにしたものも知られている。
例えば、発光体からの光を反射して透光性部材に照射する発光演出装置を例とすると、装置本体に複数の発光体を固定配置して、発光体からの光を反射可能な反射面を有する可動反射体(反射部材)を装置本体に対して一方向に揺動可能に配設すると共に、該可動反射体からの反射光が照射される透光性のレンズ部材(透光性部材)を設けたものがある(例えば、特許文献1参照)。すなわち、前記発光体を発光させた状態で、前記可動反射体を揺動することで、前記レンズ部材に対する可動反射体の傾斜角度が変化し、これによりレンズ部材に対する反射光の照射位置および照射領域を変化し得るようになっている。
特開2002−282436号公報
しかしながら、前述した特許文献1に記載の発光演出装置のように、従来の発光演出装置では、発光体や反射部材を一方向に単純に移動させるよう構成されるため、透光性部材に対する光の照射位置は発光体や反射部材の移動に応じて直線的に変化するだけである。従って、このような発光演出装置を設けたとしても、その演出効果は乏しいものとなり、インパクトや迫力に欠けると共に、遊技の興趣を向上するには十分とは云えない問題が指摘される。
そこで、本発明は、透光性部材に対する光の照射位置を複雑に変化させて、遊技の興趣を増大させ得る遊技機の発光演出装置を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため、本発明に係る遊技機の発光演出装置は、
装置本体(15)に設けられた発光体(18)と、前記発光体(18)からの光を反射する反射部材(22)と、前記反射部材(22)の前方に設けられ、該反射部材(22)からの反射光が照射される透光性部材(17)とを備え、所要の駆動手段(19)により前記反射部材(22)を変位させることで、前記透光性部材(17)に対する反射光の照射位置が移動するよう構成された遊技機の発光演出装置であって、
装置本体(15)に対して第1の方向へ回転可能に支持され、前記駆動手段(19)に接続する軸部材(23)と、
前記軸部材(23)に設けられ、該軸部材(23)の延在方向に直交する方向に回転軸が延在する状態で前記反射部材(22)を回転可能に支持し、該回転軸を中心として反射部材(22)が第1の方向と異なる第2の方向へ回転する枢支部(24)と、
前記反射部材(22)に設けられて前記軸部材(23)を中心とする回転軸方向に直交する方向に該軸部材(23)から離間して位置すると共に、前記枢支部(24)に対する反射部材(22)の回転軸方向に対し直交する方向へ延在するピン(26a)と、
前記装置本体(15)の一定位置に設けられて前記ピン(26a)を所要範囲で傾動可能に支持し、前記軸部材(23)を中心とした反射部材(22)の第1の方向への回転に伴ってピン(26a)との位置関係が相対的に変化することで当該ピン(26a)が傾動されるピン支持部(16)とからなり、
前記駆動手段(19)により前記軸部材(23)を第1の方向へ回転させて前記反射部材(22)を第1の方向へ回転させた際に、前記ピン(26a)がピン支持部(16)により規制された範囲で傾動することで前記反射部材(22)が前記軸部材(23)の延在方向に直交する方向に延在する回転軸を中心とした第2の方向へ回転され、該反射部材(22)の前記透光性部材(17)に対する傾斜角度および傾斜方向が変化するよう構成したことを特徴とする。
また、前記課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため、本願の別の発明に係る遊技機の発光演出装置は、
発光体(18)を有する可動部材(32)と、前記可動部材(32)の前方に設けられ、前記発光体(18)からの光が照射される透光性部材(17)とを備え、所要の駆動手段(19)により前記可動部材(32)を変位させることで、前記透光性部材(17)に対する発光体(18)の照射位置が移動するよう構成された遊技機の発光演出装置であって、
装置本体(15)に対して第1の方向へ回転可能に支持され、前記駆動手段(19)に接続する軸部材(23)と、
前記軸部材(23)に設けられ、該軸部材(23)の延在方向に直交する方向に回転軸が延在する状態で前記可動部材(32)を回転可能に支持し、該回転軸を中心として可動部材(32)が第1の方向と異なる第2の方向へ回転する枢支部(24)と、
前記可動部材(32)に設けられて前記軸部材(23)を中心とする回転軸方向に直交する方向に該軸部材(23)から離間して位置すると共に、前記枢支部(24)に対する可動部材(32)の回転軸方向に対し直交する方向へ延在するピン(26a)と、
前記装置本体(15)の一定位置に設けられて前記ピン(26a)を所要範囲で傾動可能に支持し、前記軸部材(23)を中心とした可動部材(32)の第1の方向への回転に伴ってピン(26a)との位置関係が相対的に変化することで当該ピン(26a)が傾動されるピン支持部(16)とからなり、
前記駆動手段(19)により前記軸部材(23)を第1の方向へ回転させて前記可動部材(32)を第1の方向へ回転させた際に、前記ピン(26a)がピン支持部(16)により規制された範囲で傾動することで前記可動部材(32)が前記軸部材(23)の延在方向に直交する方向に延在する回転軸を中心とした第2の方向へ回転され、該可動部材(32)に設けた前記発光体(18)の前記透光性部材(17)に対する傾斜角度および傾斜方向が変化するよう構成したことを特徴とする。

更に、前記軸部材(23)の端部に前記枢支部(24)が設けられて、該枢支部(24)に対して該軸部材(23)の延在方向に直交する方向に通孔(24a)が形成され、該通孔(24a)に回転可能に挿入された連結軸(25)の一方の端部に前記反射部材(22)が固定されると共に、該連結軸(25)の他方の端部に固定された作動部(26)に、当該連結軸(25)に対して直交する方向に前記ピン(26a)が延在するよう設けられるようにしてもよい。
同様に、前記軸部材(23)の端部に前記枢支部(24)が設けられて、該枢支部(24)に対して該軸部材(23)の延在方向に直交する方向に通孔(24a)が形成され、該通孔(24a)に回転可能に挿入された連結軸(25)の一方の端部に前記可動部材(32)が固定されると共に、該連結軸(25)の他方の端部に固定された作動部(26)に、当該連結軸(25)に対して直交する方向に前記ピン(26a)が延在するよう設けられるよう構成してもよい。
本発明の請求項1に係る遊技機の発光演出装置によれば、軸部材に設けた枢支部に反射部材を支持するよう構成したことで、該軸部材の第1の方向への回転に伴って反射部材も第1の方向へ回転させ得る。また、装置本体のピン支持部に対し、前記反射部材に設けたピンを所要範囲内で遊動可能に支持するよう構成したことにより、該反射部材が第1の方向へ回転すると、該ピン支持部に対してピンが傾動されて反射部材第2の方向へ回する。すなわち、前記反射部材を同時に異なる2方向に回転させることで、透光性部材に対する反射部材の傾斜角度および傾斜方向を変化させ得るから、透光性部材に対する反射光の照射位置を移動することができ、遊技の興趣を高め得る。また、前記反射部材の異なる2方向への回転に伴い、反射光が透光性部材に到達するまでの距離を変化させ得るから、その距離に応じて反射光が照射された部位の輝度を変化することができ、発光演出に対するインパクトや迫力を向上し得る利点もある。更に、単一の駆動手段により前記反射部材を異なる2方向に回転させ得るから、装置の製造コストを低減し得ると共に、省スペース化を図り得る利点がある。
そして、本願の別の発明である請求項2に係る遊技機の発光演出装置によれば、軸部材に設けた枢支部に可動部材を支持するよう構成したことで、該軸部材の第1の方向への回転に伴って可動部材も第1の方向へ回転させ得る。また、装置本体のピン支持部に対し、前記可動部材に設けたピンを所要範囲内で遊動可能に支持するよう構成したことにより、該可動部材が第1の方向へ回転すると、該ピン支持部に対してピンが傾動されて可動部材第2の方向へ回する。すなわち、前記可動部材を同時に異なる2方向に回転させることで、該可動部材に設けた発光体の透光性部材に対する傾斜角度および傾斜方向を変化させ得るから、透光性部材に対する光の照射位置を移動することができ、遊技の興趣を高め得る。また、前記可動部材の異なる2方向への回転に伴い、発光体からの光が透光性部材に到達するまでの距離を変化させ得るから、その距離に応じて光が照射された部位の輝度を変化することができ、発光演出に対するインパクトや迫力を向上し得る利点もある。更に、単一の駆動手段により前記可動部材を異なる2方向に回転させ得るから、装置の製造コストを低減し得ると共に、省スペース化を図り得る利点がある。
次に、本発明に係る遊技機の発光演出装置につき好適な実施例1および実施例2を挙げて、添付図面を参照しながら、以下詳細に説明する。なお、実施例1および実施例2では、図柄を可変表示して主たる遊技演出を行なう図柄表示装置を備えるパチンコ機を例にして説明する。また、各実施例において「前」、「後」および「左」、「右」とは、図1に示すようにパチンコ機の遊技盤10を正面側から視た状態において指称するものとする。
図1に示すように、実施例1に係るパチンコ機の遊技盤10は、略円形状に湾曲形成したレール10aにより囲まれた遊技領域10bの前側において、縦央やや下部にパチンコ球をスイッチで検出し得る始動入賞具11と、この始動入賞具11の直上方に配設されて遊技領域10bの略中央に位置し、図柄表示装置13が後方から臨む装飾部材15と、始動入賞具11の直下方に設置された大型電動式の入賞装置12等を備えている。ここで、前記始動入賞具11内に配設した図示しないスイッチがパチンコ球を検出することで、前記図柄表示装置13で図柄変動ゲームが開始される。また、前記入賞装置12は、図1に示されるように、特別入賞具に設けられた扉状の開閉板12aが、後側の電磁ソレノイド(図示せず)に係る設定駆動条件に基づいて、通常の閉鎖状態から開放状態に変化し得るよう構成されて、前記図柄変動ゲームの結果、特別遊技(所謂大当り)が発生すると開閉板12aが開放して多数の賞球を得る機会が付与されるようになっている。
前記装飾部材15は、図1に示すように、前記遊技領域10bの左右幅方向の大部分を占め、その略中央位置に開設した可視表示部15aを介して前記図柄表示装置13が後方から臨むよう構成され、該装飾部材15を遊技盤10に開設した装着孔(図示せず)に前側から挿入した状態で遊技盤10にネジ止めされる。そして、前記装飾部材15の上部位置に、所要の発光演出を行なう実施例1に係る発光演出装置20が設けられている。
前記発光演出装置20は、図3に示すように、前記装飾部材15に設けられたLED(発光体)18と、該装飾部材15に所要動作し得るよう設けられた反射体21と、該反射体21の前方に設けられ、該反射体からの反射光が照射される透光性部材17と、反射体21に連繋接続される図示しないモータ(駆動手段)とから基本的に構成される。すなわち、実施例1では、前記装飾部材15が発光演出装置20の装置本体としても機能している。なお、前記透光性部材17は、有色または無色の透明または半透明の素材により形成されると共に、所要の模様(意匠)を施してある。
前記反射体21について説明する。図2〜図4に示すように、前記反射体21は、鏡面加工が施されて、前記透光性部材17の裏側に位置する略矩形板状の反射部材22と、前記装飾部材15に設けた軸孔15b(図4参照)に対して回転可能に挿入される軸部材23と、該軸部材23の端部に設けられて、軸部材23の延在方向と直交する方向に貫通する通孔24aを形成した枢支部24と、該枢支部24の通孔24aに回転可能に挿入されて、一方の端部に反射部材22が固定される連結軸25と、該連結軸25の他方の端部に固定された作動部26と、該作動部26に形成されて、連結軸25に対し直交する方向(すなわち枢支部24に対する反射部材22の回転軸方向に対する交差方向)に延在するピン26aとから構成される。また、前記軸部材23の前記枢支部24を設けた端部とは反対側の端部には、ギアやリンク機構等の公知の伝達手段(図示せず)を接続するよう構成されており、該伝達手段を介して軸部材23が前記モータに連繋接続されている。
すなわち、前記反射部材22は、図3または図4に示すように、前記軸部材23を中心(回転軸)とする回転(第1の方向への回転)と、前記連結軸25を中心(回転軸)とする回転(第1の方向とは異なる第2の方向への回転)とを行ない得るようになっている。なお、図3は、反射体21における反射部材22の動作機構を概略で示す説明図であって、反射体21の反射部材22を第1位置から第2位置(何れも後述)へ変位させる状態を示している。但し、図3(b)は、前記ピン26aを後述するピン支持孔(ピン支持部)16に遊動可能に挿入支持していない場合に反射部材22を第1の方向へ回転した状態を示す想像図であって、本発明の技術内容の理解を容易にするために示してある。なお、以下の説明において、前記反射部材22の回転方向に関しては、該反射部材22が軸部材23を中心として回転する場合には、軸部材23におけるモータとの接続端部側から視た状態を基準とし、前記連結軸25を中心として回転する場合には、作動部26側から反射部材22を視た状態を基準にして説明する。
また、前記ピン26aは、図4に示すように、前記装飾部材15の所要位置に形成したピン支持孔16に対して遊動可能に挿入支持されている。なお、前記ピン支持孔16は、前記連結軸25(作動部26)に対して前記軸孔15bとは反対側に位置するよう形成してある。すなわち、前記軸部材23を中心として前記反射部材22を回転させた際に、前記ピン26aとピン支持孔16との位置関係が変化し(図3(b)参照)、これに伴ってピン26aがピン支持孔16に対して傾動(変位)して前記反射部材22が連結軸25を中心として回転するようになっている(図3(c)参照)。なお、前記ピン支持孔16における前記反射体21側の内周端縁部は面取りされており、該ピン支持孔16の内周端縁部に沿ってピン26aが滑らかに傾動(変位)し得るようになっている。
ここで、前記反射体21の所要位置に図示しない検出片を設けると共に、前記装飾部材15に該検出片を検出するセンサ(図示せず)を2箇所に取付けるよう構成され、該センサの検出に基づいて前記制御手段が前記モータの回転方向を制御するようになっている。すなわち、実施例1では前記各センサが検出片を検出する範囲で前記反射体21が往復運動するようになっている。具体的には、実施例1では、前記反射体21が、前記反射部材22が前記LED18からの光を右下方向へ向けて反射する第1位置(図3(a)参照)と、該反射部材22がLED18からの光を左上方向へ向けて反射する第2位置(図3(c)参照)との間で変位し得るよう構成してある。なお、実施例1の反射体21およびLED18は、前記反射部材22が第1位置と第2位置との間を変位する間において該反射部材22に対してLED18からの光を照射し、かつその反射光が前記透光性部材17に向けて照射される位置関係で配置されている。
〔実施例1の作用〕
次に、前述した実施例1に係る遊技機の発光演出装置の作用につき説明する。
前記装飾部材15に配設した前記発光演出装置20は、常には前記反射体21の反射部材22が第1位置に保持されて、前記LED18を点灯・点滅した際には反射部材22からの反射光により前記透光性部材17の右下方位置が明輝されるようになっている。そして、前記遊技盤10に打ち出されたパチンコ球が前記始動入賞具11に入賞すると、前記図柄表示装置13で各種図柄が可変表示されて所要の遊技演出が行なわれ、このとき所要の制御条件が成立すると、前記制御手段からの信号に基づいて前記モータが正方向へ回転駆動されて、前記伝達手段を介して前記反射体21の軸部材23を時計回りに回転させる。
ここで、前記軸部材23が時計回りに回転すると、該軸部材23に設けた前記枢支部24に支持された連結軸25を介して前記反射部材22も軸部材23を中心として時計回りに回転する。前記反射部材22には、前記連結軸25を介して作動部26が固定され、該作動部26のピン26aを前記装飾部材15に形成したピン支持孔16に遊動可能に挿通してある。従って、前記反射部材22が前記軸部材23を中心として時計回りに回転して前記ピン26aとピン支持孔16との位置関係が相対的に変化すると(図3(b)参照)、これに合わせてピン支持孔16に対してピン26aが傾動(変位)して(図3(c)参照)、前記連結軸25が枢支部24に対して回転する。すなわち、前記ピン26aの傾動(変位)に伴って前記反射部材22が連結軸25を中心として反時計回りに回転し、反射部材22が第2位置へ変位する。ここで、前記反射部材22が第1位置から第2位置へ変位するに際し、該反射部材22からの反射光の照射方向も変化して、前記透光性部材17に対する反射光の照射位置は、透光性部材17の右下方位置から左上方位置へ向けて移動する。
また、前記反射部材22が第2位置へ変位すると、反射体21に設けた検出片を前記一方のセンサが検出し、これにより前記制御手段が前記モータを逆方向に回転駆動させる。従って、前述とは反対に、前記軸部材23は反時計回りに回転すると共に、前記反射部材22も軸部材23を中心として反時計回りに回転する。ここで、前記反射部材22が前記軸部材23を中心として反時計回りに回転することにより、前記ピン26aとピン支持孔16との位置関係が相対的に変化し、これに合わせてピン支持孔16に対してピン26aが傾動(変位)すると共に、前記連結軸25が枢支部24に対して回転する。すなわち、前記ピン26aの傾動(変位)に伴って連結軸25を中心として前記反射部材22が時計回りに回転し、反射部材22が第1位置へ変位する。ここで、前記反射部材22が第2位置から第1位置へ変位するに際し、該反射部材22からの反射光の照射方向も変化して、前記透光性部材17に対する反射光の照射位置は、透光性部材17の右下方位置から左上方位置へ向けて移動する。そして、前記反射部材22が第1位置へ変位すると、反射体21に設けた検出片を別のセンサが検出し、これにより前記制御手段が前記モータを正方向へ回転駆動して前述と同様の動作を繰り返す。
このように、前記装飾部材15に回転可能に支持した軸部材23の枢支部24に、前記連結軸25を介して反射部材22を支持することで、該反射部材22を軸部材23を中心として回転させ得ると共に、該連結軸25に固定した作動部26のピン26aを装飾部材15のピン支持孔16に対して遊動可能に支持したことにより、反射部材22を連結軸25を中心として回転させ得る。従って、前記反射部材22を第1位置と第2位置との間で変位させた際に、該反射部材22を同時に異なる2方向に回転させて、反射部材22に三次元的な動作を与え得る。
すなわち、前記反射部材22を同時に異なる2方向に回転させることで、前記透光性部材17に対する反射部材22の傾斜角度および傾斜方向を変化させて透光性部材17に対する反射光の照射位置を移動することができ、視覚的な演出効果を向上し得る。また、前記透光性部材17に対する反射部材22の傾斜角度および傾斜方向の変化に伴い、反射光が透光性部材17に到達するまでの距離や透光性部材17に対する反射光の照射角度も変化する。このため、反射光が透光性部材17に到達するまでの距離の変化に応じて、反射光が照射された部位の輝度が変化する。更に、図5(a)に示すように、前記透光性部材17に対する反射光の入射角θが小さくなる場合には狭い領域が強く光るのに対し、図5(b)に示すように、該透光性部材17に対する反射光の入射角θが大きくなる場合には広い領域が強く光り、その明るさが低下する。すなわち、前記反射部材22を異なる2方向へ回転させることで、反射光の照射される部位の輝度、領域の大きさや位置も変化させることができ、発光演出に対するインパクトや迫力をより一層向上して、より遊技の興趣を増大させ得る。
なお、実施例1では、前記軸部材23を回転させる前記モータを配設するだけで、反射部材22を異なる2方向に回転させ得るから、装置の製造コストを低減し得ると共に、省スペース化を図り得る利点がある。また、前記透光性部材17に所要の意匠を施したことで、遊技者に親しみを与え、遊技の興趣を増大し得る利点もある。
ところで、前記軸部材23の軸心に沿って前記ピン26aが延在するよう構成した場合には、軸部材23を中心として反射部材22を回転した場合に、ピン26aとピン支持孔16との位置関係に相対的な変化が生じないため、連結軸25を中心として反射部材22を回転させ得ない不都合が生ずる。そこで、実施例1では、前記ピン26aが形成される作動部26を、枢支部24の通孔24aに挿入した連結軸25の端部に取付けてある。すなわち、前記ピン26aを軸部材23から離間した位置に設けることで、軸部材23を中心として前記反射部材22を回転した際にピン26aとピン支持孔16との位置関係を確実に変化させ得るから、連結軸25を介して反射部材22を確実に回転させることが可能となる。また、実施例1では、前記ピン支持孔16の内周端縁部を面取りするようにしたから、該ピン支持孔16の端縁に沿って前記ピン26aが滑らかに傾動(変位)して、前記反射部材22の動作をスムーズに行なわせ得る利点がある。
次に、実施例2に係る遊技機の発光演出装置について説明する。なお、実施例2に係る遊技機の発光演出装置の基本的な構成は、前述した実施例1に係る遊技機の発光演出装置と基本的に同一の構成のため、異なる構成についてのみ説明し、同一の構成については同一の符号を用いて詳細な説明は省略する。
実施例2に係る発光演出装置30は、装飾部材15に設けた透光性部材17の裏側に、所要動作し得る可動体31(図6参照)が設けられており、該可動部材31に対して前記モータが伝達手段を介して連繋接続するよう構成されている。すなわち、実施例2においても、前記装飾部材15が発光演出装置30の装置本体としても機能している。
前記可動体31について説明する。図6に示すように、前記可動体31は、LED18を設けた略矩形板状の可動部材32と、前記装飾部材15に設けた軸孔15bに対して回転可能に挿入される軸部材23と、該軸部材23の端部に設けられて、軸部材23の延在方向と直交する方向に貫通する通孔24aを形成した枢支部24と、該枢支部24の通孔24aに回転可能に挿入されて、一方の端部に可動部材32が固定される連結軸25と、該連結軸25の他方の端部に固定された作動部26と、該作動部26に形成されて、連結軸25に対し直交する方向(すなわち枢支部24に対する可動部材32の回転軸方向に対する交差方向)に延在するピン26aとから構成される。そして、前述した実施例1と同様に、前記ピン26aを装飾部材15に形成したピン支持孔16に遊動可能に挿入支持するようになっている。
すなわち、実施例2に係る発光演出装置30における可動部材32は、図6に示すように、前記軸部材23を中心(回転軸)とする回転(第1の方向への回転)と、前記連結軸25を中心(回転軸)とする回転(第1の方向とは異なる第2の方向への回転)とを行ない得るよう構成されている。なお、図6は、可動体31における可動部材32の動作機構を概略で示す説明図であって、可動体31の可動部材32を第1位置から第2位置(何れも後述)へ変位させる状態を示している。但し、図6(b)は、前記ピン26aをピン支持孔16に遊動可能に挿入支持していない場合に可動部材32を第1の方向へ回転した状態を示す想像図であって、本発明の技術内容の理解を容易にするために示してある。そして、前記軸部材23を中心として前記可動部材32を回転させた際に、前記ピン26aとピン支持孔16との位置関係が変化し(図6(b)参照)、これに伴ってピン26aがピン支持孔16に対して傾動(変位)して前記可動部材32が連結軸25を中心として回転するようになっている(図6(c)参照)。なお、以下の説明において、前記可動部材32の回転方向に関しては、該可動部材32が軸部材23を中心として回転する場合には、軸部材23におけるモータとの接続端部側から視た状態を基準とし、前記連結軸25を中心として回転する場合には、作動部26側から可動部材32を視た状態を基準にして説明する。
ここで、実施例2では、前記可動体31は、前記可動部材32に設けた前記LED18からの光が右下方向へ向けて照射される第1位置(図6(a)参照)と、該LED18からの光が左上方向へ向けて照射される第2位置(図6(c)参照)との間で変位するよう前記制御手段がモータを駆動制御している。また、実施例2では、前記可動部材32が第1位置と第2位置との間で変位する間において、前記LED18からの光が前記透光性部材17に向けて照射されるよう構成される。
〔実施例2の作用〕
次に、前述した実施例に係る遊技機の発光演出装置の作用につき説明する。
前記装飾部材15に配設した前記発光演出装置30は、常には前記可動体31の可動部材32が第1位置に保持されて、前記LED18を点灯・点滅した際には該LED18からの光により前記透光性部材17の右下方位置が明輝されるようになっている。そして、前記遊技盤10に打ち出されたパチンコ球が前記始動入賞具11に入賞すると、前記図柄表示装置13で各種図柄が可変表示されて所要の遊技演出が行なわれ、このとき所要の制御条件が成立すると、前記制御手段からの信号に基づいて前記モータが正方向へ回転駆動されて、前記伝達手段を介して前記可動体31の軸部材23を時計回りに回転させる。
ここで、前記軸部材23が時計回りに回転すると、該軸部材23に設けた前記枢支部24に支持された連結軸25を介して前記可動部材32も軸部材23を中心として時計回りに回転する。前記可動部材32には、前記連結軸25を介して作動部26が固定され、該作動部26のピン26aを前記装飾部材15に形成したピン支持孔16に遊動可能に挿通してある。従って、前記可動部材32が前記軸部材23を中心として時計回りに回転して前記ピン26aとピン支持孔16との位置関係が相対的に変化すると、これに合わせてピン支持孔16に対してピン26aが傾動(変位)して、前記連結軸25が枢支部24に対して回転する。すなわち、前記ピン26aの傾動(変位)に伴って前記可動部材32が連結軸25を中心として反時計回りに回転し、可動部材32が第2位置へ変位する。ここで、前記可動部材32が第1位置から第2位置へ変位するに際し、該可動部材32に設けたLED18の光の照射方向も変化して、前記透光性部材17に対する光の照射位置は、透光性部材17の右下方位置から左上方位置へ向けて移動する。
また、前記可動部材32が第2位置へ変位すると、前記制御手段からの信号により前記モータが逆方向に回転駆動される。従って、前述とは反対に、前記軸部材23は反時計回りに回転すると共に、前記可動部材32も軸部材23を中心として反時計回りに回転する。ここで、前記可動部材32が前記軸部材23を中心として反時計回りに回転することにより、前記ピン26aとピン支持孔16との位置関係が相対的に変化し、これに合わせてピン支持孔16に対してピン26aが傾動(変位)すると共に、前記連結軸25が枢支部24に対して回転する。すなわち、前記ピン26aの傾動(変位)に伴って連結軸25を中心として前記可動部材32が時計回りに回転し、可動部材32が第1位置へ変位する。ここで、前記可動部材32が第2位置から第1位置へ変位するに際し、該可動部材32に設けたLED18の光の照射方向も変化して、前記透光性部材17に対する光の照射位置は、透光性部材17の右下方位置から左上方位置へ向けて移動する。
このように、前記装飾部材15に回転可能に支持した軸部材23の枢支部24に、前記連結軸25を介して可動部材32を支持することで、該可動部材32を軸部材23を中心として回転させ得ると共に、該連結軸25に固定した作動部26のピン26aを装飾部材15のピン支持孔16に対して遊動可能に支持したことにより、可動部材32を連結軸25を中心として回転させ得る。従って、前記可動部材32を第1位置と第2位置との間で変位させた際に、該可動部材32を同時に異なる2方向に回転させて、可動部材32に三次元的な動作を与え得る。
すなわち、前記可動部材32を同時に異なる2方向に回転させることで、前記透光性部材17に対する可動部材32に設けたLED18の傾斜角度および傾斜方向を変化させて透光性部材17に対する光の照射位置を移動することができ、視覚的な演出効果を向上し得る。また、前記透光性部材17に対する可動部材32の傾斜角度および傾斜方向の変化に伴い、LED18からの光が透光性部材17に到達するまでの距離や、透光性部材17に対する光の照射角度も変化する。このように、前記可動部材32を異なる2方向へ回転させることで、実施例1と同様に、透光性部材17におけるLED18からの光が照射される部位の輝度や領域の大きさも変化させることができ、発光演出に対するインパクトや迫力をより一層向上して、より遊技の興趣を増大させ得る。
なお、実施例2に係る可動体31と、実施例1に係る反射体21とは基本的に同一構成なので、実施例2に係る発光演出装置30おいても、実施例1に係る発光演出装置20と同様の作用効果を得ることができる。
〔変更例〕
なお、本発明に係る遊技機の発光演出装置としては、実施例1および実施例2のものに限られるものではなく、種々の変更が可能である。例えば、実施例1では、反射部材に対して単一の発光体からの光を照射するよう構成したが、複数の発光体からの光を反射部材に照射するようにしてもよい。反射部材に対して複数の発光体からの光を照射する場合には、各発光体からの光の反射部材に対する照射角度を夫々異ならせるようにすれば、各発光体に対応する反射光がより遊技の興趣の増大に寄与し得る利点がある。また、前記反射部材と発光体との位置関係は、反射部材が変位した際に発光体からの光が照射でき、かつ反射光が透光性部材に向けて照射されるようにすれば、任意に決定することができる。
また、実施例2では、可動部材に対して単一の発光体を設けるよう構成したが、複数の発光体を可動部材に設けるようにしてもよい。この場合に、各発光体の可動部材に対する取付角度、すなわち光の照射方向を夫々異ならせるようにすれば、各発光体からの光が透光性部材に照射された際に、光の照射位置がより複雑に移動するから、遊技の興趣の増大に寄与し得る利点がある。また、前記可動部材に対する発光体の取付位置は、可動部材を変位させた際に発光体からの光が透光性部材に照射されるようにすれば、任意に決定することができる。
そして、実施例1および実施例2では、反射体あるいは可動体を軸部材に設けた枢支部の通孔に連結軸を挿通し、該連結軸の一方の端部に可動部材を固定すると共に、他方の端部にピンを形成した作動部を固定するよう構成したが、その他の構成も採用し得る。例えば、図7に示す反射体40は、連結軸25の一方の端部に反射部材22を固定すると共に、該連結軸25の途中位置に前記ピン26aを形成した作動部41を固定する。そして、前記作動部41から突出する連結軸25の他方の端部を、前記軸部材23に設けた枢支部24に回転可能に枢支すると共に、前記ピン26aをピン支持孔に遊動可能に支持するよう構成してある。また、図8に示す反射体42または図9に示す反射体43は、前記軸部材23の端部に棒状に形成した枢支部44を交差(直交)するよう設けると共に、連結軸45を介して反射部材22と作動部46とを固定する。そして、前記作動部46に孔部(図示せず)を形成して、該孔部に枢支部44を回転可能に挿入すると共に、前記作動部46に形成されたピン26aをピン支持孔16に遊動可能に支持するよう構成してある。
すなわち、図7〜図9の何れに示す変更例に係る構成であっても、前記軸部材23の第1の方向への回転に伴って反射部材22も第1の方向へ回転させ得ると共に、該第1の方向への回転により前記作動部41,46に設けたピン26aがピン支持孔16に対して変位することで反射部材22に第2の方向への回転が与えられるから、実施例1と同様に、反射部材22を異なる2方向に回転させることができる。なお、図7〜図9において、実施例1における反射体21と同一の機能を有する部材には同一の符号を付してある。また、図7〜図9に係る変更例では、反射部材22と作動部41,46とを連結軸25,45を介して固定するようにしたが、反射部材22と作動部41,46とを直接固定してもよく、また反射部材22と作動部41,46とを一体的に設ける(すなわち反射部材22に直接ピン26aを形成する)ようにしても、前述と同様の作用効果を得ることができる。なお、図7〜図9では、実施例1のように発光体の光を反射する反射体(反射部材)を示したが、実施例2のように可動体(可動部材)に発光体を設ける構成に対しても採用し得る。
このように、反射部材あるいは可動部材を異なる2つの方向に回転させるには、装置本体に対して第1の方向へ回転可能に支持され、所要の駆動手段に接続する軸部材と、該軸部材に設けられ、反射部材あるいは可動部材を第1の方向と異なる第2の方向へ回転可能に支持する枢支部と、反射部材あるいは可動部材に設けられ、枢支部に対する反射部材あるいは可動部材の回転軸方向に対し交差方向へ延在するピンと、装置本体に位置し、ピンを所要範囲内で遊動可能に支持するピン支持部とを設けるようにすればよい。また、ピン支持部は、楕円状や円弧状、その他任意の形状の孔に形成することができ、このように形成することで、より複雑な第2の方向への回転を反射部材や可動部材に付与することができ、遊技者の興味をより惹き付けることが可能である、なお、ピン支持部は、実施例のような孔に限られるものではなく、ピンを所要範囲内で遊動可能に支持し得るよう構成すればよい。
また、実施例1および実施例2では、発光演出装置に1つの反射体(反射部材)あるいは可動体(可動部材)を設ける構成に限らず、2以上の反射体(反射部材)または可動体(可動部材)を設けるようにすることも可能である。そして、実施例1および実施例2では、図柄表示装置が臨む装飾部材に発光演出装置を設けるようにしたが、発光演出装置を独立して設けるようにしてもよい。
更に、反射部材あるいは可動部材を動作させる駆動機構に関しては、各実施例にものに限られるものではなく、歯車やリンク機構、その他従来公知の各種伝達用部材等を利用して任意に構成することが可能である。そして、実施例1および実施例2では、駆動手段としてモータを用いるようにしたがこれに限定されるものではなく、ソレノイドやその他従来公知の駆動手段を利用し得る。なお、各実施例では、図柄変動ゲームに合わせて反射部材あるいは可動部材を動作させるようにしたが、その他のタイミングで動作させるようにしてもよい。例えば、遊技が行なわれていない状態で反射部材あるいは可動部材を動作させることで、当該遊技機に対する遊技者の興味を惹き付けるようにすることも可能である。また、本発明に係る発光演出装置を採用する遊技機としては、各実施例に例示したパチンコ機に限られるものではなく、発光体からの光を反射する反射部材や発光体を備えた可動部材を有する遊技機であれば、スロットマシン機やアレンジボール機等の従来公知のものに採用し得る。
〔付記〕
なお、本発明に係る遊技機の発光演出装置に関しては、以下に示す具体的構成に限定することが可能である。
(1) 請求項1記載の遊技機の発光演出装置に関して、前記反射部材(22)は軸部(25)を備え、該軸部(25)を挿入可能な孔部(24a)を前記枢支部(24)に形成し、前記軸部(25)を孔部(24a)に挿入することで前記反射部材(22)を枢支部(24)に回転自在に支持するよう構成する。
このように、反射部材に形成した軸部を枢支部に形成した孔部に挿入させることで、軸部材を中心として反射部材を確実に回転させ得る。
(2) 請求項2記載の遊技機の発光演出装置に関して、前記可動部材(32)は軸部(25)を備え、該軸部(25)を挿入可能な孔部(24a)を前記枢支部(24)に形成し、前記軸部(25)を孔部(24a)に挿入することで前記可動部材(32)を枢支部(24)に回転自在に支持するよう構成する。
このように、可動部材に形成した軸部を枢支部に形成した孔部に挿入させることで、軸部材を中心として可動部材を確実に回転させ得る。
(3) 請求項1〜3または前記(1),(2)の何れかに記載の遊技機の発光演出装置に関して、前記ピン支持部(16)は、前記ピン(26a)が挿通される孔であって、その内周端縁部が面取りされている。
このように、前記ピン支持部の端縁部を面取りすることで、該ピン支持部の端縁に沿って前記ピンを滑らかに変位させ得る利点がある。
本発明の各実施例に係る発光演出装置を備えたパチンコ機の遊技盤を示す正面図である。 実施例1に係る反射体を示す分解斜視図である。 実施例1に係る発光演出装置の反射部材の動作機構を概略で示す説明図であって、(a)は反射部材を第1位置で保持した状態を示し、(b)は反射部材を第1の方向へ回転し、ピンおよびピン支持孔の位置関係が変化した状態を示し、(c)は反射部材を第2の方向へ回転した状態を示す。 実施例1に係る反射体の装飾部材への取付状態を示す概略図である。 実施例1および2に係る透光性部材に対する光の照射角度と、該透光性部材における強く光る領域との関係を概略で示す説明図である。 実施例2に係る可動部材の動作機構を概略で示す説明図であって、(a)は可動部材を第1位置で保持した状態を示し、(b)は可動部材を第1の方向へ回転し、ピンおよびピン支持孔の位置関係が変化した状態を示し、(c)は可動部材を第2の方向へ回転した状態を示す。 変更例に係る反射体を示す概略図である。 別の変更例に係る反射体を示す概略図である。 更に別の変更例に係る反射体を示す概略図である。
符号の説明
15 装飾部材(装置本体)
17 透光性部材
18 LED(発光体)
22 反射部材
23 軸部材
24 枢支部
24a 通孔
25 連結軸
26 作動部
26a ピン
32 可動部材

Claims (4)

  1. 装置本体に設けられた発光体と、前記発光体からの光を反射する反射部材と、前記反射部材の前方に設けられ、該反射部材からの反射光が照射される透光性部材とを備え、所要の駆動手段により前記反射部材を変位させることで、前記透光性部材に対する反射光の照射位置が移動するよう構成された遊技機の発光演出装置であって、
    装置本体に対して第1の方向へ回転可能に支持され、前記駆動手段に接続する軸部材と、
    前記軸部材に設けられ、該軸部材の延在方向に直交する方向に回転軸が延在する状態で前記反射部材を回転可能に支持し、該回転軸を中心として反射部材が第1の方向と異なる第2の方向へ回転する枢支部と、
    前記反射部材に設けられて前記軸部材を中心とする回転軸方向に直交する方向に該軸部材から離間して位置すると共に、前記枢支部に対する反射部材の回転軸方向に対し直交する方向へ延在するピンと、
    前記装置本体の一定位置に設けられて前記ピンを所要範囲で傾動可能に支持し、前記軸部材を中心とした反射部材の第1の方向への回転に伴ってピンとの位置関係が相対的に変化することで当該ピンが傾動されるピン支持部とからなり、
    前記駆動手段により前記軸部材を第1の方向へ回転させて前記反射部材を第1の方向へ回転させた際に、前記ピンがピン支持部により規制された範囲で傾動することで前記反射部材が前記軸部材の延在方向に直交する方向に延在する回転軸を中心とした第2の方向へ回転され、該反射部材の前記透光性部材に対する傾斜角度および傾斜方向が変化するよう構成した
    ことを特徴とする遊技機の発光演出装置。
  2. 発光体を有する可動部材と、前記可動部材の前方に設けられ、前記発光体からの光が照射される透光性部材とを備え、所要の駆動手段により前記可動部材を変位させることで、前記透光性部材に対する発光体の照射位置が移動するよう構成された遊技機の発光演出装置であって、
    装置本体に対して第1の方向へ回転可能に支持され、前記駆動手段に接続する軸部材と、
    前記軸部材に設けられ、該軸部材の延在方向に直交する方向に回転軸が延在する状態で前記可動部材を回転可能に支持し、該回転軸を中心として可動部材が第1の方向と異なる第2の方向へ回転する枢支部と、
    前記可動部材に設けられて前記軸部材を中心とする回転軸方向に直交する方向に該軸部材から離間して位置すると共に、前記枢支部に対する可動部材の回転軸方向に対し直交する方向へ延在するピンと、
    前記装置本体の一定位置に設けられて前記ピンを所要範囲で傾動可能に支持し、前記軸部材を中心とした可動部材の第1の方向への回転に伴ってピンとの位置関係が相対的に変化することで当該ピンが傾動されるピン支持部とからなり、
    前記駆動手段により前記軸部材を第1の方向へ回転させて前記可動部材を第1の方向へ回転させた際に、前記ピンがピン支持部により規制された範囲で傾動することで前記可動部材が前記軸部材の延在方向に直交する方向に延在する回転軸を中心とした第2の方向へ回転され、該可動部材に設けた前記発光体の前記透光性部材に対する傾斜角度および傾斜方向が変化するよう構成した
    ことを特徴とする遊技機の発光演出装置。
  3. 前記軸部材の端部に前記枢支部が設けられて、該枢支部に対して軸部材の延在方向に直交する方向に通孔が形成され、該通孔に回転可能に挿入された連結軸の一方の端部に前記反射部材が固定されると共に、該連結軸の他方の端部に固定された作動部に、当該連結軸に対して直交する方向に前記ピンが延在するよう設けられた請求項1記載の遊技機の発光演出装置。
  4. 前記軸部材の端部に前記枢支部が設けられて、該枢支部に対して軸部材の延在方向に直交する方向に通孔が形成され、該通孔に回転可能に挿入された連結軸の一方の端部に前記可動部材が固定されると共に、該連結軸の他方の端部に固定された作動部に、当該連結軸に対して直交する方向に前記ピンが延在するよう設けられた請求項2記載の遊技機の発光演出装置。
JP2004327015A 2004-11-10 2004-11-10 遊技機の発光演出装置 Expired - Fee Related JP4585284B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004327015A JP4585284B2 (ja) 2004-11-10 2004-11-10 遊技機の発光演出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004327015A JP4585284B2 (ja) 2004-11-10 2004-11-10 遊技機の発光演出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006136425A JP2006136425A (ja) 2006-06-01
JP4585284B2 true JP4585284B2 (ja) 2010-11-24

Family

ID=36617604

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004327015A Expired - Fee Related JP4585284B2 (ja) 2004-11-10 2004-11-10 遊技機の発光演出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4585284B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008079693A (ja) * 2006-09-26 2008-04-10 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP4613191B2 (ja) * 2007-06-29 2011-01-12 株式会社三共 遊技機
JP4613190B2 (ja) * 2007-06-29 2011-01-12 株式会社三共 遊技機
JP5205501B2 (ja) * 2011-09-08 2013-06-05 京楽産業.株式会社 遊技機

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001224748A (ja) * 2000-02-15 2001-08-21 Fuji Shoji:Kk 遊技機
JP2002210090A (ja) * 2001-01-15 2002-07-30 Mrd:Kk 遊技機のイルミネーション装置
JP2002282436A (ja) * 2001-03-22 2002-10-02 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機の電飾装置
JP2004215691A (ja) * 2003-01-09 2004-08-05 Newgin Corp 遊技機

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2915818B2 (ja) * 1995-02-28 1999-07-05 リズム時計工業株式会社 からくり人形

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001224748A (ja) * 2000-02-15 2001-08-21 Fuji Shoji:Kk 遊技機
JP2002210090A (ja) * 2001-01-15 2002-07-30 Mrd:Kk 遊技機のイルミネーション装置
JP2002282436A (ja) * 2001-03-22 2002-10-02 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機の電飾装置
JP2004215691A (ja) * 2003-01-09 2004-08-05 Newgin Corp 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006136425A (ja) 2006-06-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4688562B2 (ja) 遊技機の電飾装置
JP4688563B2 (ja) 遊技機の電飾装置
JP4585283B2 (ja) 遊技機の演出装置
JP4833269B2 (ja) 弾球遊技機
JP4800042B2 (ja) 遊技機
JP4659790B2 (ja) 弾球遊技機
JP4912078B2 (ja) 装飾体揺動ユニット
JP5651490B2 (ja) 役物動作ユニットおよび遊技機
JP5588719B2 (ja) 遊技機
JP2014100354A (ja) 遊技機の可動演出装置
JP5368064B2 (ja) 遊技機
JP5550178B2 (ja) 遊技機
JP4585284B2 (ja) 遊技機の発光演出装置
JP2009090027A (ja) 遊技機用回転灯
JP4632291B2 (ja) 遊技機の装飾部品
JP6085231B2 (ja) 遊技機
JP5024092B2 (ja) パチンコ機
JP4169349B2 (ja) 遊技機の装飾部品
JP2012038590A (ja) 回転灯
JP6228721B2 (ja) 遊技機
JP6249922B2 (ja) 遊技機
JP6086354B2 (ja) 遊技機
JP5476426B2 (ja) 遊技機
JP4605587B2 (ja) 遊技機
JP2011056313A (ja) 弾球遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070423

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090924

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090929

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100427

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100625

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100831

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100903

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4585284

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130910

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees