JP4585283B2 - 遊技機の演出装置 - Google Patents
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Description
すなわち、本発明は、限りある距離の中で可動部材を三次元的に動作させて、該可動部材の動作に対するインパクトや迫力を増大し、遊技の興趣を増大し得る遊技機の演出装置を提供することを目的とする。
遊技状態に応じて動作する可動部材(22,29)を備えた遊技機の演出装置であって、
装置本体(16)に対して第1の方向へ回転可能に支持され、所要の駆動手段(36)に接続する軸部材(23,30)と、
前記軸部材(23,30)に設けられ、該軸部材(23,30)の延在方向に直交する方向に回転軸が延在する状態で前記可動部材(22,29)を回転可能に支持し、該回転軸を中心として可動部材(22,29)が第1の方向と異なる第2の方向へ回転する枢支部(24,31)と、
前記可動部材(22,29)に設けられて前記軸部材(23,30)を中心とする回転軸方向に直交する方向に該軸部材(23,30)から離間して位置すると共に、前記枢支部(24,31)に対する前記可動部材(22,29)の回転軸方向に対し直交する方向へ延在するピン(26a,33a)と、
前記装置本体(16)の一定位置に設けられて前記ピン(26a,33a)を所要範囲内で遊動可能に支持し、前記軸部材(23,30)を中心とした可動部材(22,29)の第1の方向への回転に伴ってピン(26a,33a)との位置関係が相対的に変化することで当該ピン(26a,33a)が傾動されるピン支持部(35a)とからなり、
前記駆動手段(36)により前記軸部材(23,30)を第1の方向へ回転させて前記可動部材(22,29)を第1の方向へ回転させた際に前記ピン(26a,33a)がピン支持部(35a)に対して傾動することで、前記可動部材(22,29)が前記軸部材(23,30)の延在方向に直交する方向に延在する回転軸を中心とした第2の方向へ回転されるよう構成したことを特徴とする。
前記駆動機構(37)は、
前記モータ(36)に偏心固定された円板状のカム板(38)と、
前記カム板(38)の回転に伴って往復移動されるスライド部材(39)と、
前記装置本体(16)に固定され、前記カム板(38)およびスライド部材(39)の後方を覆うカバー部材(45)と、
前記軸部材(23,30)に固定されて該軸部材(23,30)と一体的に第1の方向に動作すると共に、前記カバー部材(45)に形成された孔(49)を介して前記スライド部材(39)に連繋されて、該スライド部材(39)の往復移動に伴って一定の角度範囲で揺動される作動部材(51,52)とから構成することも可能である。
次に、前述した実施例に係る遊技機の演出装置の作用につき説明する。
なお、本発明に係る遊技機の演出装置としては、実施例のものに限られるものではなく、種々の変更が可能である。実施例では、可動体を軸部材に設けた枢支部の通孔に連結軸を挿通し、該連結軸の一方の端部に可動部材を固定すると共に、他方の端部にピンを形成した作動部を固定するよう構成したが、その他の構成も採用し得る。例えば、図11に示す可動体60は、連結軸25の一方の端部に可動部材22を固定すると共に、該連結軸25の途中位置に前記ピン26aを形成した作動部61を固定する。そして、前記作動部61から突出する連結軸25の他方の端部を、前記軸部材23に設けた枢支部24に回転可能に枢支すると共に、前記ピン26aをピン支持孔35aに遊動可能に支持するよう構成してある。また、図12に示す可動体62または図13に示す可動体63は、前記軸部材23の端部に棒状に形成した枢支部64を交差(直交)するよう設けると共に、連結軸65を介して可動部材22と作動部66とを固定する。そして、前記作動部66に孔部(図示せず)を形成して、該孔部に枢支部64を回転可能に挿入すると共に、前記作動部66に形成されたピン26aをピン支持孔35aに遊動可能に支持するよう構成してある。
なお、本発明に係る遊技機の演出装置に関しては、以下に示す具体的構成に限定することが可能である。
(1) 前記可動部材(22,29)は軸部(25,32)を備え、該軸部(25,32)を挿入可能な孔部(24a,31a)を前記枢支部(24,31)に形成し、前記軸部(25,32)を孔部(24a,31a)に挿入することで前記可動部材(22,29)を枢支部(24,31)に回転自在に支持するよう構成される請求項1〜4の何れかに記載の遊技機の演出装置。
このように、可動部材に形成した軸部を枢支部に形成した孔部に挿入させることで、軸部材を中心として可動部材を確実に回転させ得る。
(2) 前記ピン支持部(35a)は、前記ピン(26a,33a)が挿通される孔であって、その内周端縁部が面取りされている請求項1〜4および付記1の何れかに記載の遊技機の演出装置。
このように、前記ピン支持部の端縁部を面取りすることで、該ピン支持部の端縁に沿って前記ピンが滑らかに変位し得るから、前記可動部材の動作をスムーズに行なわせ得る利点がある。
22 第1可動部材(可動部材)
23 第1軸部材(軸部材)
24 第1枢支部(枢支部)
24a 通孔
25 第1連結軸(軸部)
26 第1作動部(作動部)
26a 第1ピン(ピン)
27a 発光体
29 第2可動部材(可動部材)
30 第2軸部材(軸部材)
31 第2枢支部(枢支部)
31a 通孔
32 第2連結軸(軸部)
33 第2作動部(作動部)
33a 第2ピン(ピン)
35a ピン支持孔(ピン支持部)
36 モータ(駆動手段)
37 駆動機構
38 カム板
39 スライド部材
45 カバー部材
49 円形状孔(孔)
51 第1作動部材(作動部材)
52 第2作動部材(作動部材)
Claims (4)
- 遊技状態に応じて動作する可動部材を備えた遊技機の演出装置であって、
装置本体に対して第1の方向へ回転可能に支持され、所要の駆動手段に接続する軸部材と、
前記軸部材に設けられ、該軸部材の延在方向に直交する方向に回転軸が延在する状態で前記可動部材を回転可能に支持し、該回転軸を中心として可動部材が第1の方向と異なる第2の方向へ回転する枢支部と、
前記可動部材に設けられて前記軸部材を中心とする回転軸方向に直交する方向に該軸部材から離間して位置すると共に、前記枢支部に対する可動部材の回転軸方向に対し直交する方向へ延在するピンと、
前記装置本体の一定位置に設けられて前記ピンを所要範囲内で傾動可能に支持し、前記軸部材を中心とした可動部材の第1の方向への回転に伴ってピンとの位置関係が相対的に変化することで当該ピンが傾動されるピン支持部とからなり、
前記駆動手段により前記軸部材を第1の方向へ回転させて前記可動部材を第1の方向へ回転させた際に前記ピンがピン支持部に対して傾動することで、前記可動部材が前記軸部材の延在方向に直交する方向に延在する回転軸を中心とした第2の方向へ回転されるよう構成した
ことを特徴とする遊技機の演出装置。 - 前記軸部材の端部に前記枢支部が設けられて、該枢支部に対して軸部材の延在方向に直交する方向に通孔が形成され、該通孔に回転可能に挿入された軸部の一方の端部に前記可動部材が固定されると共に、該軸部の他方の端部に固定された作動部に、当該軸部に対して直交する方向に前記ピンが延在するよう設けられた請求項1記載の遊技機の演出装置。
- 前記駆動手段としてのモータに接続された駆動機構を備え、
前記駆動機構は、
前記モータに偏心固定された円板状のカム板と、
前記カム板の回転に伴って往復移動されるスライド部材と、
前記装置本体に固定され、前記カム板およびスライド部材の後方を覆うカバー部材と、
前記軸部材に固定されて該軸部材と一体的に動作すると共に、前記カバー部材に形成された孔を介して前記スライド部材に連繋されて、該スライド部材の往復移動に伴って一定の角度範囲で揺動される作動部材とから構成される請求項1または2記載の遊技機の演出装置。 - 前記可動部材に発光体を設けるよう構成した請求項1〜3の何れか一項に記載の遊技機の演出装置。
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