JP6097207B2 - 遊技機 - Google Patents
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遊技球が流下可能な遊技領域(21a)が前側に設けられる遊技盤(20)と、該遊技盤(20)に配設される枠状の装飾体(27)と、前記遊技盤(20)の裏側に配設され、図柄を変動表示可能な表示部(17a)を前記装飾体(27)の開口部(27a)から前側に臨ませる図柄表示装置(17)と、動作により演出を行う可動演出装置(M3)とを備えた遊技機において、
前記可動演出装置(M3)は、
前記図柄表示装置(17)の表示部(17a)に沿って前記装飾体(27)の開口部縁部側の待機位置と該待機位置より開口部中央側の作動位置との間を往復移動する支持部材(36)と、
前記支持部材(36)に支持されて第1姿勢および意匠面(35a)が前側を向く第2姿勢に姿勢変化可能な可動体(35)と、
前記支持部材(36)が待機位置と作動位置との間で移動する際に、前記可動体(35)を第1姿勢と第2姿勢とに姿勢変化させる姿勢変化機構(77)とを備え、
前記姿勢変化機構(77)は、第2姿勢における可動体(35)の意匠面(35a)の表示部(17a)に交差する方向の寸法が第1姿勢での寸法より小さく、かつ第2姿勢における可動体(35)の意匠面(35a)の表示部(17a)に沿う方向の寸法が第1姿勢での寸法より大きくなるように可動体(35)を姿勢変化させるよう構成され、
前記姿勢変化機構(77)は、
前記支持部材(36)に回転自在に枢支された作動軸(71)と、
前記支持部材(36)の移動方向に延在し、前記作動軸(71)に設けた係合部(74)が係合するカム部(76)が設けられたカム部材(37c,75)と、
前記作動軸(71)に一体的に回転するよう配設され、前記可動体(35)に設けた揺動ギヤ(62)に噛合する作動ギヤ(72)とを備え、
前記支持部材(36)の往復移動に伴って係合部(74)がカム部(76)に沿って移動することで作動軸(71)が正転方向および逆転方向に回転し、該作動軸(71)と共に回転する前記作動ギヤ(72)と揺動ギヤ(62)との噛合作用下に前記可動体(35)が揺動して第1姿勢と第2姿勢とに姿勢変化するよう構成されることを要旨とする。
また、支持部材の移動に伴って可動体を揺動することができるので、可動体を揺動するための駆動源を別途必要とせず、製造コストを低廉に抑えることができる。
前記装飾体(27)は、遊技盤(20)の前面より前方に突出し、前記遊技領域(21a)から該装飾体(27)の開口部(27a)側への遊技球の移動を規制する庇状部(27b)を備え、
前記可動体(35)の第1姿勢において該可動体(35)は庇状部(27b)の前端よりも後方に位置するよう構成されることを要旨とする。
この構成によれば、支持部材の待機位置において可動体を第1姿勢としても該可動体が庇状部より前方に突出しないので、該可動体が庇状部より前方にある部品と干渉することはない。
遊技球が流下可能な遊技領域(21a)が前側に設けられる遊技盤(20)と、該遊技盤(20)に配設される枠状の装飾体(27)と、前記遊技盤(20)の裏側に配設され、図柄を変動表示可能な表示部(17a)を前記装飾体(27)の開口部(27a)から前側に臨ませる図柄表示装置(17)と、動作により演出を行う可動演出装置(M3)とを備えた遊技機において、
前記可動演出装置(M3)は、
前記図柄表示装置(17)の表示部(17a)に沿って前記装飾体(27)の開口部縁部側の待機位置と該待機位置より開口部中央側の作動位置との間を往復移動する支持部材(36)と、
前記支持部材(36)に支持されて第1姿勢および意匠面(35a)が前側を向く第2姿勢に姿勢変化可能な可動体(35)と、
前記支持部材(36)が待機位置と作動位置との間で移動する際に、前記可動体(35)を第1姿勢と第2姿勢とに姿勢変化させる姿勢変化機構(77)とを備え、
前記姿勢変化機構(77)は、第2姿勢における可動体(35)の意匠面(35a)の表示部(17a)に交差する方向の寸法が第1姿勢での寸法より小さく、かつ第2姿勢における可動体(35)の意匠面(35a)の表示部(17a)に沿う方向の寸法が第1姿勢での寸法より大きくなるように可動体(35)を姿勢変化させるよう構成され、
前記可動体(35)は、前記支持部材(36)に揺動自在に支持される本体部(54)と、該本体部(54)に対して本体部(54)の揺動軸線に対する近接・離間方向に移動自在に配設される分割部(55)とを備え、
前記分割部(55)を、前記可動体(35)の第2姿勢において前記揺動軸線から離間して本体部(54)と共に前記意匠面(35a)を形成する合体位置となるように移動すると共に、該可動体(35)の第1姿勢において前記揺動軸線に近接して本体部(54)の外周縁から退避した退避位置となるように移動する進退機構(78)を備えることを要旨とする。
請求項2の発明によれば、支持部材の待機位置において可動体を第1姿勢とすることで、該可動体によって表示部が隠れる領域を小さくすることができるので、大型の可動体を採用し得ると共に図柄表示装置でのインパクトのある表示演出を行い得る。また、支持部材の作動位置において可動体を意匠面が前側を向く第2姿勢とすることで、該可動体の前側から見た投影面積は大きくなるので、可動体によるインパクトのある演出ができ、遊技の興趣を向上し得る。
また、本体部と合体して意匠面を構成する分割部を合体位置から退避位置に移動することで、第1姿勢となった可動体を収容するのに必要となる前後寸法を小さくすることができるので、可動体の大型化を図りつつ他の遊技部品の配設スペースを圧迫するのを抑えることができる。
遊技球が流下可能な遊技領域(21a)が前側に設けられる遊技盤(20)と、該遊技盤(20)に配設される枠状の装飾体(27)と、前記遊技盤(20)の裏側に配設され、図柄を変動表示可能な表示部(17a)を前記装飾体(27)の開口部(27a)から前側に臨ませる図柄表示装置(17)と、動作により演出を行う第1および第2の可動演出装置(M3,M1)とを備えた遊技機において、
前記第1の可動演出装置(M3)は、
前記図柄表示装置(17)の表示部(17a)に沿って前記装飾体(27)の開口部縁部側の待機位置と該待機位置より開口部中央側の作動位置との間を往復移動する第1の支持部材(36)と、
前記第1の支持部材(36)に支持され、該第1の支持部材(36)が待機位置と作動位置との間で移動する際に、第1姿勢および意匠面(35a)が前側を向く第2姿勢に姿勢変化可能な第1の可動体(35)とを備え、
前記第2姿勢における第1の可動体(35)の意匠面(35a)の表示部(17a)に交差する方向の寸法が第1姿勢での寸法より小さく、かつ第2姿勢における第1の可動体(35)の意匠面(35a)の表示部(17a)に沿う方向の寸法が第1姿勢での寸法より大きく構成され、
前記第2の可動演出装置(M1)は、
作動機構(32)によって第1位置および第2位置の間で往復移動する第2の支持部材と、
前記第2の支持部材に回転可能に支持され、軸回りに第1意匠面(30a)と第2意匠面(30b)とが設けられた第2の可動体(30)と、
前記第2の支持部材の移動に伴って前記第2の可動体(30)を回転させて、前記第2の支持部材の第1位置で前記第1意匠面(30a)を前側に向けると共に、該第2の支持部材の第2位置で前記第2意匠面(30b)を前側に向ける回転機構(33)とを備え、
前記第2の可動演出装置(M1)は、
前記第2の支持部材が第1位置と第2位置との間を往復移動する領域において、前記第2の可動体(30)が姿勢を変化しないまま移動する非姿勢変化領域と、該第2の可動体(30)が前記回転機構(33)によって姿勢を変化する姿勢変化領域とが設定されていることを要旨とする。
請求項3の発明によれば、第1の支持部材の待機位置において第1の可動体を第1姿勢とすることで、該第1の可動体によって表示部が隠れる領域を小さくすることができるので、大型の可動体を採用し得ると共に図柄表示装置でのインパクトのある表示演出を行い得る。また、第1の支持部材の作動位置において第1の可動体を意匠面が前側を向く第2姿勢とすることで、該第1の可動体の前側から見た投影面積は大きくなるので、第1の可動体によるインパクトのある演出ができ、遊技の興趣を向上し得る。
前記進退機構(78)は、
前記支持部材(36)の往復移動に伴って正転方向および逆転方向に回転する作動軸(71)に設けられた第2の係合部(72a)と、
前記分割部(55)に配設され、前記第2の係合部(72a)が係合するカム部(70a)が設けられた第2のカム部材(70)とを備え、
前記作動軸(71)が正転方向および逆転方向に回転するのに伴って変位する第2の係合部(72a)とカム部(70a)との係合作用下に第2のカム部材(70)が移動することで、前記分割部(55)が合体位置と退避位置との間を移動するよう構成されることを要旨とする。
この構成によれば、支持部材の移動に伴って分割部を進退移動することができるので、分割部を進退移動する駆動源を別途必要とせず、製造コストを低廉に抑えることができる。
実施例に係るパチンコ機10は、図1に示すように、全体として縦長の矩形状に構成されており、遊技者がパチンコ機10の前面に向かう姿勢でパチンコ遊技を行うことができるよう、パチンコ球の発射操作を行うための操作ハンドル16が前面右下部に設けられている。このパチンコ機10には、矩形枠状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に固定される固定枠としての外枠11の開口前面側に、後述する遊技盤20(図2参照)を着脱可能に保持する本体枠としての中枠12が開閉および着脱可能に組付けられると共に、遊技盤20の後側に、図柄を変動表示可能な図柄表示装置17(図1参照)が着脱し得るよう配設されている。また、中枠12の前面側には、遊技盤20を透視可能に保護する透明板(透明部材)13aを窓部に備えた装飾枠としての前枠13が開閉可能に組付けられると共に、該前枠13の下方にパチンコ球を貯留する下球受け皿15が開閉可能に組付けられる。なお、実施例では、前枠13の下部位置に、パチンコ球を貯留する上球受け皿14が一体的に組付けられており、前枠13の開閉に合わせて上球受け皿14も一体的に開閉するよう構成される。また実施例では、前記図柄表示装置17としては、各種図柄を表示可能な液晶パネルを収容ケースに収容した液晶表示装置が採用されるが、これに限られるものではなく、ドラム式の図柄表示装置やドットマトリックス式の図柄表示装置等の各種図柄を停止および変動表示可能な従来公知の各種の図柄表示装置を採用し得る。
本実施例では、所定板厚の略矩形状に形成されたアクリルやポリカーボネート等の合成樹脂材等からなる透明な平板状の板状部材21と、該板状部材21の裏側に着脱自在に取付けられる設置部材22とから前記遊技盤20が構成されている。板状部材21の表面には、略円形状に湾曲形成された案内レール23が配設され、該案内レール23によってパチンコ球が流下可能な遊技領域21aが画成されている。そして、該遊技領域21a内に、前記打球発射装置から発射されたパチンコ球が打ち出され、該遊技領域21a内をパチンコ球が流下して遊技が行われる。また、板状部材21の遊技領域21a内には、多数の遊技釘が植設されており、該遊技釘との接触により遊技領域21aを流下するパチンコ球の流下方向が不規則に変化するよう構成してある。なお、板状部材21をベニア板等から形成してもよい。
前記板状部材21の中央には、前後に貫通する大型の貫通孔21b(図5,図8参照)が形成されており、該貫通孔21bに対して前後に開口する枠状の枠状装飾体(所謂センター役物,装飾体)27が嵌め込まれるように着脱可能に配設される。そして、前記設置部材22の開口部22a(後述)から臨む前記図柄表示装置17の表示部17aは、枠状装飾体27における前後に開口する窓口(開口部)27aを介して板状部材21(遊技盤20)の前側に露出して、該図柄表示装置17の表示部17aで展開される図柄変動演出を前側から視認し得るようになっている。
前記設置部材22は、図3,図5,図8に示す如く、前記板状部材21の外郭形状より僅かに小さい形状に形成された略矩形状の背面板(設置部)28と、該背面板28の外周縁部から前方に突出する画壁部29とから前方に開口した箱状に形成されて、該画壁部29の開口前端部を板状部材21の裏面に当接させた状態で、当該板状部材21と設置部材22とがネジ止め固定される。そして、前記設置部材22において前記板状部材21との間に画成される空間に、動作により演出を行う複数の可動演出装置M1,M2,M3,M4が設置されて、設置部材22を基材とする1つのユニットとして扱い得るようになっている。前記設置部材22の背面板28には、前記枠状装飾体27の窓口27aと前後に整列する位置に、略矩形状の開口部22aが前後に開口するよう開設される。そして、背面板28の裏面に配設した前記図柄表示装置17の表示部17aが、前記開口部22aおよび窓口27aを介して板状部材21の前側に臨むようになっている。なお、以下の説明では、設置部材22の背面板28について、開口部22aに対する上下左右の各部位を、上板部28a,下板部28b,左板部28c,右板部28dと指称して区別する場合もある。
図4に示すように、前記設置部材22の背面板28における開口部22aの左側前面(左板部28cの前面)に、第1可動演出装置M1が配設されると共に、背面板28における開口部22aの右側前面(右板部28dの前面)に、第2可動演出装置M2が配設されている。第1可動演出装置M1および第2可動演出装置M2は、左右対称であるので、第1可動演出装置M1の構成について説明し、第2可動演出装置M2については第1可動演出装置M1と同じ部材に同一の符号を付して詳細説明は省略する。
前記設置部材22の背面板28に、前記第1可動体30の往復移動方向と交差する上下方向に第3可動体(可動体,第1の可動体)35を移動自在に備える第3可動演出装置(可動演出装置,第1の可動演出装置)M3が配設されている。第3可動演出装置M3は、後述する第3作動機構39によって第3可動体35が配設される支持部材(第1の支持部材)36を、前記枠状装飾体27における窓口27aの上縁部側(開口部縁部側)の待機位置(図2,図5)と、該待機位置より窓口中央側(開口部中央側)の作動位置(図6,図7,図8)との間を往復移動するよう構成される。また、第3可動演出装置M3は、支持部材36を待機位置と作動位置との間で移動する際に、後述する姿勢変化機構77によって第3可動体35の姿勢を変化するよう構成されている。なお、第3可動体35は、支持部材36と一体で上下方向に移動するので、該第3可動体35の位置についても、支持部材36の待機位置および作動位置と対応して窓口縁部側に移動した位置を待機位置と指称すると共に窓口中央側に移動した位置を作動位置と指称するものとする。
前記第3可動演出装置M3は、前記背面板28における上板部28a、左板部28cおよび右板部28dの前側に配設されて、前記支持部材36(第3可動体35)が移動自在に支持される支持基体(設置部)37を備える。この支持基体37は、図11,図17,図18に示す如く、上板部28aの前面に重なる第1取付部37aと、第1取付部37aの左端部から下方に延在して左板部28cの前面に重なる第2取付部37bと、第1取付部37aの右端部から下方に延在して右板部28dの前面に重なる第3取付部37cとを備え、これら各取付部37a,37b,37cが対応する板部28a,28c,28dにネジ止め固定されている。支持基体37は、3つの取付部37a,37b,37cによって門型に形成されて、該支持基体37の前後方向に開口する開口部が前記設置部材22の開口部22aと略一致するよう構成される。
前記支持部材36は、図11,図12に示す如く、左右方向に所定長さで延在する部材であって、該支持部材36の左端部に第1移動体52が上下方向に延在するように配設されると共に、該支持部材36の右端部に第2移動体53が上下方向に延在するように配設されている。そして、第1移動体52が前記第2取付部37bのガイドレール38に移動自在に支持されると共に、第2移動体53が前記第3取付部37cのガイドレール38に移動自在に支持されており、両移動体52,53の間に架設される支持部材36は、一対のガイドレール38,38に沿って前記図柄表示装置17の表示部17aに沿って上下方向に平行移動するよう構成される。また、図12に示す如く、第1移動体52の外側縁(第2移動体53から離間する側縁)に、上下方向に延在するように第1ラック52aが形成されると共に、第2移動体53の外側縁(第1移動体52から離間する側縁)に、上下方向に延在するように第2ラック53aが形成されている。
前記第2取付部37bに配設される第1駆動機構40は、図17,図18に示す如く、該第2取付部37bに配設される第1駆動モータ(駆動手段)42と、該第1駆動モータ42で回転駆動される第1駆動歯車43と、第2取付部37bに対して上下方向に移動自在に配設されて側縁にラック44aが形成されたラック部材44と、該ラック部材44に回転自在に配設された第1作動歯車45と、第2取付部37bに設けられて第1作動歯車45が噛合する固定ラック37dとを備える。すなわち、前記第1駆動モータ42は、第2取付部37bの前側に配設された第1モータ取付部材46に前側から取り付けられて、該第1駆動モータ42における第1モータ取付部材46の裏側(第2取付部37bと第1モータ取付部材46との間)に突出する出力軸に前記第1駆動歯車43が配設されている。また、第2取付部37bと第1モータ取付部材46との間に、前記ラック部材44が上下方向に移動自在に支持されており、該ラック部材44の一側縁(実施例では開口部から離間する側の左側縁)に沿って上下方向に延在するように形成された前記ラック44aが、前記第1駆動歯車43に噛合するよう構成される(図12参照)。すなわち、第1駆動モータ42を正転および逆転するように駆動することで、ラック部材44が上下方向に直線的に往復移動するよう構成される。
前記第3取付部37cに配設される第2駆動機構41は、図17,図18に示す如く、該第3取付部37cに配設される第2駆動モータ(駆動手段)47と、該第2駆動モータ47で回転駆動される第2駆動歯車48と、第2駆動歯車48の回転に伴って回転する第2作動歯車49とを備える。すなわち、前記第2駆動モータ47は、第3取付部37cの前側に配設された第2モータ取付部材50に前側から取り付けられて、該第2駆動モータ47における第2モータ取付部材50の裏側(第3取付部37cと第2モータ取付部材50との間)に突出する出力軸に前記第2駆動歯車48が配設されている。また、第3取付部37cと第2モータ取付部材50との間に、前記第2作動歯車49が回転自在に配設されると共に、該第2作動歯車49と第2駆動歯車48とが、第3取付部37cと第2モータ取付部材50との間に回転自在に配設された複数(実施例では2つ)の従動歯車51を介して連繋されている。すなわち、第2駆動モータ47を正転および逆転するように駆動することで、第2作動歯車49が定位置で正転および逆転するよう構成される。そして、この第2作動歯車49が、前記支持部材36に設けた第2移動体53の第2ラック53aに噛合している(図12参照)。
前記第3可動体35は、前記支持部材36に対して該支持部材36の移動方向と交差する左右方向に延在する軸回りに揺動自在に支持されて、意匠面35aが前斜め下方を向く第1姿勢(図2,図5)と、該意匠面35aが遊技盤20の正面(前側)を向く第2姿勢(図6,図8)とに姿勢変化可能に構成されている。第3可動体35は、前記支持部材36の前側に揺動自在に支持される本体部54と、該本体部54に対して移動自在に配設され、本体部54と合体して意匠面35aを構成する分割部55とを備える。
前記本体部54は、図19,図20に示す如く、全体が非光透過性に構成されて一部が切り欠かれた略環状の装飾部材56と、該装飾部材56に形成されて前後方向に開放する開口56aを後側から塞ぐ透光性のレンズ体57と、装飾部材56の裏側に配設されたカバー体58とを備える。実施例のレンズ体57は、略円形に形成されて全体が赤色に着色されると共に、裏面には同心円状に凸部が形成された光拡散加工が施されている。また、装飾部材56とカバー体58との間に画成された空間に、図9,図10に示す如く、前面に複数のLED等の発光体59aが実装された発光基板59がレンズ体57の裏側に配置されて、該発光体59aの光をレンズ体57に裏側から照射するよう構成される。更に、実施例の本体部54には、レンズ体57と発光基板59との間に、全体が透明で光拡散加工が施された光拡散部材60が配設されており、発光体59aの光を光拡散部材60で拡散してレンズ体57の全体を明輝し得るよう構成してある。なお、光拡散部材60に、発光基板59の各発光体59aと対向して後方に向けて突出する導光部を設け、各発光体59aの光を導光部を介してレンズ体57に向けて効率的に照射し得るよう構成することができる。
前記本体部54に移動自在に配設される分割部55は、図20に示す如く、本体部54における前記切欠部54aの形状に略一致する形状に形成されており、該分割部55が切欠部54aに臨むことで、図6に示すように略円形の意匠面35aが形成されるようになっている。なお、本体部54のみで構成される意匠を合体前意匠と指称すると共に、該本体部54と分割部55とが合体して構成される意匠を合体後意匠と指称する場合があり、本実施例では合体前意匠および合体後意匠の前側から見える面が意匠面となる。
前記スライド部材63には、図23に示す如く、該スライド部材63の移動方向と交差する左右方向(本体部54の揺動軸心と平行な方向)に軸心が延在する支持軸66を介して傾動部材67が揺動自在に軸支されている。この傾動部材67は、支持軸66で軸支される軸支部67aから径方に延出する作動片67bを備え、該作動片67bが、前記保持部材65に形成されてスライド部材63の移動方向(カバー体58の裏面に沿う方向)に貫通する通孔65aに挿通されている。そして、傾動部材67が支持軸66を中心に前後方向に揺動することで、作動片67bに保持部材65を介して連繋する分割部55がスライド部材63に対して前後方向に変位するよう構成される。
前記支持部材36には、図21,図22に示す如く、左右方向に延在する作動軸71が回転自在に支持されている。この作動軸71における第3可動体35の後側に臨む一方の軸端に、該作動軸71と一体的に回転する扇状の作動ギヤ72が設けられている。この作動ギヤ72は、前記本体部54のカバー体58に配設された前記揺動ギヤ62に噛合している(図15参照)。また、前記支持基体37における第3取付部37cの前側に臨む作動軸71の他方の軸端に、該作動軸71と一体的に回転する揺動部材73が配設されると共に、揺動部材73における作動軸71の軸心から偏倚する位置にローラ(係合部)74が回転自在に枢支されている。
前記作動ギヤ72には、作動軸71の軸心から偏倚する位置にカムピン(第2の係合部)72aが作動軸71の軸方向に延出しており、該カムピン72aが、前記スライド部材63(分割部55)に設けられた前記カム板70の進退用カム孔70aに摺動自在に挿通されている(図25参照)。そして、作動ギヤ72の正転方向および逆転方向の回転に伴ってカムピン72aが変位することでカム板70、すなわちスライド部材63が進退用カム孔70aの形状に倣って移動するよう構成される。前記進退用カム孔70aは、スライド部材63を介して分割部55を、第3可動体35の第2姿勢において切欠部54aに臨んで本体部54と共に前記意匠面35aを形成する合体位置と、該第3可動体35の第1姿勢において本体部54の切欠部54aから退避した退避位置との間で移動させる形状に形成されている。実施施では、カムピン72a、進退用カム孔70aおよびカム板70から、分割部55を本体部54に対して進退移動する進退機構78が構成されている。
ここで、第1姿勢と第2姿勢とに姿勢変化する第3可動体35と、前記遊技盤20(板状部材21,設置部材22)および枠状装飾体27の関係について説明する。なお、第3可動体35と各部材21,22,27との関係について、図26に示すと共に下記のように定義するものとする。
前記設置部材22の背面板28における上板部28aに、左右方向に延在する軸回りに回転可能なカバー可動体80が配設されている。このカバー可動体80は、前記第3可動体35の上方に位置する待機位置(図9参照)と、作動位置に移動した第3可動体35の前側に位置する作動位置(図7,図10参照)との間をカバー用作動機構81によって移動するよう構成される。なお、カバー可動体80を作動位置に移動した状態では、図7,図10に示す如く、作動位置に位置する第3可動体35の上端部側の一部分を覆うと共に、前記図柄表示装置17における第3可動体35の上側に臨む表示部17aを隠すようになっている。また、作動位置に移動したカバー可動体80の前側に臨む表面には、前記第1可動体30の第2意匠面30bや第3可動体35の意匠面35aと共通する特徴を有する意匠が施された意匠面80aが形成されている。そして、枠状装飾体27の窓口中央側に集合した第1可動体30,30、第3可動体35および作動位置のカバー可動体80の意匠面30b,30b,35a,80aによって一つの意匠が構成されるようになっている。
前記設置部材22の背面板28に、前記第1可動体30の往復移動方向と交差する上下方向に第4可動体82を移動自在に備える第4可動演出装置M4が配設されている。この第4可動演出装置M4は、第4作動機構(図示せず)によって第4可動体82を、前記枠状装飾体27における窓口27aの下縁部側(開口部縁部側)の待機位置(図5参照)と、該待機位置より窓口中央側の作動位置(図8)との間を往復移動するよう構成される。また、第4可動体82は、左右方向に延在する軸回りに回転可能に構成されると共に、回転軸周りに複数(実施例では3つ)の異なる意匠面82aを備えており、第5作動機構(図示せず)によって前側を向く意匠面82aを切り替え得るよう構成される。なお、図5,図8に示す如く、第4可動体82は、前側に位置する意匠面82aが斜め上向きとなる姿勢が基準姿勢として設定されており、第4可動体82を回転して前側を向く意匠面82aを切り替えた際に、該切り替えられた意匠面82aが斜め上向きとなる基準姿勢に保持されるようになっている。また、第4可動体82の複数の意匠面82aの中の1つには、前記第1可動体30の第2意匠面30b、第3可動体35の意匠面35aおよびカバー可動体80の意匠面80aと共通する特徴を有する意匠が形成されている。第4可動体82において、他の可動体30,35,80の意匠面30b,30a,80aと特徴を共通とする意匠面82aについては、共通意匠面82aと指称する場合がある。そして、枠状装飾体27の窓口中央側に集合した第1可動体30,30、第3可動体35、カバー可動体80および第4可動体82の共通の特徴を有する意匠面30b,30b,35a,80a,82aによって一つの意匠が構成されるようになっている(図7参照)。なお、第4可動体82は、各意匠面82aに光透過部が設けられると共に、該第4可動体82の内部に発光装置を備え、該発光装置によって各意匠面82aを裏側から照明し得るよう構成される。
次に、前述した実施例に係るパチンコ機10の作用につき説明する。
前記第3可動演出装置M3において、前記第3可動体35が待機位置に位置する状態では、図2,図5に示す如く、該第3可動体35は第1姿勢となっており、前側から見える上下寸法は小さく、遊技者から目立たない状態となっている。前記第3作動機構39を作動(第1および第2駆動モータ42,47を正転方向に回転するように駆動)することで、前記支持部材36は、一対の移動体52,53のラック52a,53aと作動歯車45,49との噛合作用下に待機位置から作動位置に向けて移動する。支持部材36の移動に伴って、該支持部材36に枢支されている作動軸71のローラ74が、前記第3取付部37cおよびカム形成部材75のカム突壁37f,75aにより形成される姿勢変化用カム孔76に沿って移動することで、該ローラ74の変位に伴って作動軸71が所定角度だけ回転する。そして、作動軸71と一体的に回転する前記作動ギヤ72と揺動ギヤ62との噛合作用下に、第3可動体35の本体部54が支持部材36に対して揺動軸61を中心として回転することで、該第3可動体35は第2姿勢となるように変化する(図25(a),(b)参照)。
なお、遊技機の構成としては、実施例のものに限らず、種々の変更が可能である。
(1) 実施例では、第3可動体(支持部材)を、枠状装飾体の窓口における上方の縁部側の待機位置と窓口中央側の作動位置との間を上下方向に移動するよう構成したが、窓口における下方の縁部側の待機位置と窓口中央側の作動位置との間で第3可動体(支持部材)を上下方向に移動するよう構成してもよい。また、第3可動体(支持部材)を、枠状装飾体の窓口における左右何れかの縁部側の待機位置と窓口中央側の作動位置との間を左右方向に移動する構成を採用し得る。なお、第3可動体(支持部材)の待機位置を窓口の下方または側方の縁部側に設定した場合における第3可動体の第1姿勢は、揺動軸を挟んで前側に位置する端部より後側(図柄表示装置の表示部側)に位置する端部が窓口中央側に位置し、該第1姿勢から第2姿勢に変化する場合には揺動軸より後側の端部が前方に変位すると共に後側の端部が後方に変位するように揺動軸を中心として第3可動体が回転するようになっていればよい。すなわち、支持部材を左右方向に移動する場合における第3可動体の揺動軸線は上下方向となると共に、意匠面の表示部に沿う方向の寸法とは、第3可動体の左右方向の寸法となる。また、待機位置を窓口の下縁部側や左右の側縁部側とした場合における本体部に対する分割部の進退方向は、本体部に対して第1姿勢において図柄表示装置の表示部側を向く端部から該表示部に対して近接・離間するように出没する方向であればよい。
(3) 実施例では、作動軸に設けたローラが係合するカム部としてカム孔(姿勢変化用カム孔)を用いたが、該ローラが転動可能なカム溝であってもよい。
(4) 実施例では、作動軸に係合部としてローラを設けたが、該係合部は、カム部材に設けた孔、溝あるいは突条等のカム部に係合案内されて作動軸を回転し得るものであればよい。
(5) 実施例の姿勢変化機構では、作動軸に設けた作動ギヤと第3可動体に設けた揺動ギヤとを噛合して、作動軸の回転に伴って第3可動体を揺動するよう構成したが、作動軸の回転を第3可動体に伝える機構は、リンク手段やベルト、その他各種公知の機構を採用し得る。
(6) 実施例では、支持部材の移動に伴って作動する姿勢変化機構によって第3可動体の姿姿を変化するよう構成したが、独立した駆動源(モータやソレノイド等)を備えた機構を採用することができ、この構成によれば任意の位置において第3可動体の姿勢を変化させることができる。
(8) 実施例では、姿勢変化機構と進退機構とで共通の作動軸を用いるようにしたが、支持部材の往復移動に伴って正転方向および逆転方向に回転するよう構成された別々の作動軸によって、第3可動体の姿勢を変化すると共に分割部を進退移動する構成を採用し得る。
(9) 実施例では、支持部材の移動に伴って作動する進退機構によって本体部に対して分割部を進退移動するよう構成したが、独立した駆動源(モータやソレノイド等)を備えた機構を採用することができ、この構成によれば任意の位置において分割部を移動させることができる。
(10) 実施例の進退機構では、支持部材の往復移動に伴って正転方向および逆転方向に回転する作動軸に設けた第2の係合部(カムピン)が変位することによって分割部を進退移動するよう構成したが、第2の係合部を変位する手段は作動軸に限定されるものではなく、支持部材の往復移動に伴って第2の係合部を変位し得る各種の手段を採用し得る。
(11) 実施例では、本体部に対して1つの分割部を移動自在に配設したが、本体部に対して複数の分割部を移動自在に配設し、複数の分割部と本体部とが合体して1つの意匠面を形成するようにしてもよい。
(12) 実施例では、第3可動体を本体部と分割部とに分けて構成したが、本体部のみで第3可動体を構成することができる。
(13) 実施例では、第3作動機構を構成する駆動機構として、駆動モータの回転を歯車とラックとを介して支持部材に伝えて直線的に往復移動する構成を採用した場合で説明したが、駆動モータの回転を支持部材に伝える機構は、歯車とラックとを用いた機構に限定されるものでなく、リンク手段やベルト、その他各種公知の機構を採用し得る。
(14) 実施例では、支持部材を待機位置と作動位置との間で移動する第3作動機構を、一対の駆動機構で構成したが、1つの駆動機構で第3作動機構を構成することができる。例えば、実施例の第1または第2駆動機構の何れか一方のみを用いることができる。
(15) 実施例では、遊技機としてパチンコ機を例示して説明したが、これに限られるものではなく、アレンジボール機やピンボール機、スロットマシン機等の各種遊技機を採用し得る。
17a 表示部
20 遊技盤
21a 遊技領域
27 枠状装飾体(装飾体)
27a 窓口(開口部)
30 第1可動体(第2の可動体)
30a 第1意匠面
30b 第2意匠面
32 第1作動機構(作動機構)
33 回転機構
35 第3可動体(可動体,第1の可動体)
35a 意匠面
36 支持部材(第1の支持部材)
37c 第3取付部(カム部材)
54 本体部
55 分割部
62 揺動ギヤ
71 作動軸
72 作動ギヤ
74 ローラ(係合部)
75 カム形成部材(カム部材)
76 姿勢変化用カム孔(カム部)
77 姿勢変化機構
78 進退機構
M1 第1可動演出装置(第2の可動演出装置)
M3 第3可動演出装置(可動演出装置,第1の可動演出装置)
Claims (3)
- 遊技球が流下可能な遊技領域が前側に設けられる遊技盤と、該遊技盤に配設される枠状の装飾体と、前記遊技盤の裏側に配設され、図柄を変動表示可能な表示部を前記装飾体の開口部から前側に臨ませる図柄表示装置と、動作により演出を行う可動演出装置とを備えた遊技機において、
前記可動演出装置は、
前記図柄表示装置の表示部に沿って前記装飾体の開口部縁部側の待機位置と該待機位置より開口部中央側の作動位置との間を往復移動する支持部材と、
前記支持部材に支持されて第1姿勢および意匠面が前側を向く第2姿勢に姿勢変化可能な可動体と、
前記支持部材が待機位置と作動位置との間で移動する際に、前記可動体を第1姿勢と第2姿勢とに姿勢変化させる姿勢変化機構とを備え、
前記姿勢変化機構は、第2姿勢における可動体の意匠面の表示部に交差する方向の寸法が第1姿勢での寸法より小さく、かつ第2姿勢における可動体の意匠面の表示部に沿う方向の寸法が第1姿勢での寸法より大きくなるように可動体を姿勢変化させるよう構成され、
前記姿勢変化機構は、
前記支持部材に回転自在に枢支された作動軸と、
前記支持部材の移動方向に延在し、前記作動軸に設けた係合部が係合するカム部が設けられたカム部材と、
前記作動軸に一体的に回転するよう配設され、前記可動体に設けた揺動ギヤに噛合する作動ギヤとを備え、
前記支持部材の往復移動に伴って係合部がカム部に沿って移動することで作動軸が正転方向および逆転方向に回転し、該作動軸と共に回転する前記作動ギヤと揺動ギヤとの噛合作用下に前記可動体が揺動して第1姿勢と第2姿勢とに姿勢変化するよう構成される
ことを特徴とする遊技機。 - 遊技球が流下可能な遊技領域が前側に設けられる遊技盤と、該遊技盤に配設される枠状の装飾体と、前記遊技盤の裏側に配設され、図柄を変動表示可能な表示部を前記装飾体の開口部から前側に臨ませる図柄表示装置と、動作により演出を行う可動演出装置とを備えた遊技機において、
前記可動演出装置は、
前記図柄表示装置の表示部に沿って前記装飾体の開口部縁部側の待機位置と該待機位置より開口部中央側の作動位置との間を往復移動する支持部材と、
前記支持部材に支持されて第1姿勢および意匠面が前側を向く第2姿勢に姿勢変化可能な可動体と、
前記支持部材が待機位置と作動位置との間で移動する際に、前記可動体を第1姿勢と第2姿勢とに姿勢変化させる姿勢変化機構とを備え、
前記姿勢変化機構は、第2姿勢における可動体の意匠面の表示部に交差する方向の寸法が第1姿勢での寸法より小さく、かつ第2姿勢における可動体の意匠面の表示部に沿う方向の寸法が第1姿勢での寸法より大きくなるように可動体を姿勢変化させるよう構成され、
前記可動体は、前記支持部材に揺動自在に支持される本体部と、該本体部に対して本体部の揺動軸線に対する近接・離間方向に移動自在に配設される分割部とを備え、
前記分割部を、前記可動体の第2姿勢において前記揺動軸線から離間して本体部と共に前記意匠面を形成する合体位置となるように移動すると共に、該可動体の第1姿勢において前記揺動軸線に近接して本体部の外周縁から退避した退避位置となるように移動する進退機構を備える
ことを特徴とする遊技機。 - 遊技球が流下可能な遊技領域が前側に設けられる遊技盤と、該遊技盤に配設される枠状の装飾体と、前記遊技盤の裏側に配設され、図柄を変動表示可能な表示部を前記装飾体の開口部から前側に臨ませる図柄表示装置と、動作により演出を行う第1および第2の可動演出装置とを備えた遊技機において、
前記第1の可動演出装置は、
前記図柄表示装置の表示部に沿って前記装飾体の開口部縁部側の待機位置と該待機位置より開口部中央側の作動位置との間を往復移動する第1の支持部材と、
前記第1の支持部材に支持され、該第1の支持部材が待機位置と作動位置との間で移動する際に、第1姿勢および意匠面が前側を向く第2姿勢に姿勢変化可能な第1の可動体とを備え、
前記第2姿勢における第1の可動体の意匠面の表示部に交差する方向の寸法が第1姿勢での寸法より小さく、かつ第2姿勢における第1の可動体の意匠面の表示部に沿う方向の寸法が第1姿勢での寸法より大きく構成され、
前記第2の可動演出装置は、
作動機構によって第1位置および第2位置の間で往復移動する第2の支持部材と、
前記第2の支持部材に回転可能に支持され、軸回りに第1意匠面と第2意匠面とが設けられた第2の可動体と、
前記第2の支持部材の移動に伴って前記第2の可動体を回転させて、前記第2の支持部材の第1位置で前記第1意匠面を前側に向けると共に、該第2の支持部材の第2位置で前記第2意匠面を前側に向ける回転機構とを備え、
前記第2の可動演出装置は、
前記第2の支持部材が第1位置と第2位置との間を往復移動する領域において、前記第2の可動体が姿勢を変化しないまま移動する非姿勢変化領域と、該第2の可動体が前記回転機構によって姿勢を変化する姿勢変化領域とが設定されている
ことを特徴とする遊技機。
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