JP5650602B2 - 遊技機 - Google Patents

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この発明は、可動体を備えた遊技機に関するものである。

例えば、遊技機の代表例の一つであるパチンコ機は、機内にセットされる遊技盤の盤面に遊技球としてのパチンコ球が打出される遊技領域が画成されている。遊技領域の略中央位置には、センター役物とも称される枠状装飾部材が配設されており、この枠状装飾部材の開口部を介して複数の図柄を変動表示して図柄変動演出を行なう液晶式やドラム式等の図柄表示装置を後方から臨ませると共に、該遊技盤における枠状装飾部材の下方位置に、パチンコ球の入賞により図柄表示装置での変動を開始させる始動入賞装置を配設するよう構成したものが多数提案されている。前記遊技領域を流下するパチンコ球が、始動入賞装置に入賞することで、図柄表示装置での図柄変動演出を開始させると共に、所定数のパチンコ球を賞球として払出すよう構成されている。そして、図柄変動演出の結果、図柄表示装置に所定の組合わせ(例えば同一図柄の三つ揃い等)で図柄が停止すると、遊技者に有利な所謂大当りが発生し、特別入賞装置の特別入賞口が開放して賞球を獲得し得る機会が付与される。

また、前記遊技盤には、所要の動作を行なう可動体を備えた演出装置が配設され、該可動体を前記図柄表示装置で行なわれる遊技演出に合わせて動作させることにより、視覚的な演出効果を向上させ、遊技の興趣を一層増大するようにしたパチンコ機が知られている。例えば、特許文献1には、回動自在に構成された可動体を備えた演出装置が枠状装飾部材に配設されたパチンコ機が開示されている。特許文献1の可動体は、演出装置の本体部に回動自在に軸支されたベース体と、該ベース体の前側に設けられ、所定方向に延在するロケット形状をなす装飾部とから構成されている。非演出時には、可動体は、枠状装飾部材の開口部の縁部に沿って上下方向に延在した第1位置に保持される。そして、パチンコ機が所定の遊技状態になると、前記ベース体が装飾部と共に回動して、可動体は、前記表示部の前側に臨むよう傾斜した第2位置に移動するようになっている。

また、特許文献1のベース体には、複数の発光素子を備えた発光基板が配設されている。この発光基板は、前記装飾部より小さな面積に設定されており、発光基板は、可動体に前側から覆われた状態でベース体に配設されている。そして、所定のタイミングで発光素子が発光することで、装飾部を明輝させて発光演出が行われるようになっている。

特開2010−35719号公報

ところが、特許文献1の構成では、発光基板が装飾部より小さなサイズに設定されているため、発光基板の光の照射範囲(発光素子の設置範囲)は、装飾部より小さくなっている。従って、装飾部において発光基板から突出する部分は、発光素子からの光によって直接照らされないため、当該部分の明るさは相対的に弱くなってしまう。このため、発光演出時において、装飾部に明るい部分と暗い部分とが生じてしまい、可動体の美観が低下する難点があった。

ここで、装飾部と同じ面積を有する発光基板を採用することで、装飾部の全体を明輝させることは可能である。しかしながら、近年では、より迫力のある演出効果を発揮し得るよう装飾部が大型化する傾向にあり、装飾部に合わせて発光基板を大きくした場合には、可動体全体の重量が嵩んでしまう。その結果、重量の大きな可動体を駆動させるために出力の大きな駆動源が必要となり、製品コストが増大してしまう。

また、近年では、遊技盤の後側に配設される箱状の設置部材に、可動体を設置することが多くなっている。ところが、設置部材の形状は、遊技盤の寸法に合わせて設定されているため、設置部材の設置空間を自由に拡げることはできず、可動体のサイズは制約を受けることとなる。一方で、可動体のサイズを全体的に小さくした場合には、遊技者から視認される装飾部も小さくなり、インパクトのある演出を行うことが困難となる。

すなわち、本発明は、従来技術に係る遊技機に内在する前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、装飾部全体を明輝させて、発光演出時における美観の低下を防止し得るようにした遊技機を提供することを目的とする。

前記課題を解決し、所期の目的を達成するため、請求項1に係る遊技機は、
図柄を変動表示可能に構成された遊技機において、
第1位置と第2位置とを往復移動する第1可動体(46)と、
第3位置と第4位置とを往復移動する第2可動体(109)とを備え、
前記第1可動体(46)は、前方に向けて光を照射する第1発光部(87)と、該第1発光部(87)の前側に設けられた装飾部(90)とを備え、
前記第2可動体(109)は、第2発光部(136)を備え、
前記装飾部(90)は、前記第1発光部(87)の光により明輝される第1領域(105)と、該第1領域(105)に較べて第1発光部(87)の光により明輝され難い第2領域(106)とを有し、前記第1可動体(46)が第1位置に位置すると共に第2可動体(109)が第3位置に位置した際に、前記第2領域(106)が前記第2発光部(136)の光により明輝され、前記第1可動体(46)が第2位置に位置すると共に第2可動体(109)が第4位置に位置した際に、前記装飾部(90)の第2領域(106)が前記第2発光部(136)の光で明輝されるよう構成したことを要旨とする。
請求項1の発明によれば、第1可動体が第1位置に位置すると共に第2可動体が第3位置に位置する場合において、第1発光部の光により明輝され難い装飾部の第2領域が、第2発光部の光で明輝される構成とした。すなわち、第1発光部および第2発光部により装飾部の略全体を明輝させることができるから、発光演出時の美観が低下するのを防止し得る。しかも、第1発光部は、装飾部の全体を明輝させる必要がなく、サイズの小さなものを採用し得るから、第1可動体の重量を小さくすることができる。従って、大型の装飾部を設けたとしても、第1可動体の重量が大きくなるのを抑制することができ、第1可動体の駆動源として、出力の小さなものを採用することができる。また、第1発光部の大型化を招くことなく大きなサイズの装飾部を採用し得るから、インパクトのある演出を行うことが可能となる。
また、第1可動体が第2位置に位置すると共に第2可動体が第4位置に位置した状態で、装飾部の第2領域が第2発光部の光で明輝される構成とした。従って、第1可動体が第2位置に位置した場合においても、装飾部の略全体を明輝させることができるから、装飾部の美観が低下するのを防止することができる。

前記課題を解決し、所期の目的を達成するため、請求項に係る遊技機は
図柄を変動表示可能に構成された遊技機において、
第1位置と第2位置とを往復移動する第1可動体(46)と、
第3位置と第4位置とを往復移動する第2可動体(109)とを備え、
前記第1可動体(46)は、前方に向けて光を照射する第1発光部(87)と、該第1発光部(87)の前側に設けられた装飾部(90)とを備え、
前記第2可動体(109)は、第2発光部(136)を備え、
前記装飾部(90)は、前記第1発光部(87)の光により明輝される第1領域(105)と、該第1領域(105)に較べて第1発光部(87)の光により明輝され難い第2領域(106)とを有し、前記第1可動体(46)が第1位置に位置すると共に第2可動体(109)が第3位置に位置した際に、前記第2領域(106)が前記第2発光部(136)の光により明輝されるよう構成され、
演出画像を表示する表示部(15a)を当該遊技機の前側から視認し得るよう配設された表示装置(15)を備え、
前記第1可動体(46)は、第2位置に位置した際に、前記表示部(15a)の前側に臨み、前記装飾部(90)の第2領域(106)が表示部(15a)に表示された演出画像の光により明輝されるよう構成したことを要旨とする。
請求項の発明によれば、第1可動体が第1位置に位置すると共に第2可動体が第3位置に位置する場合において、第1発光部の光により明輝され難い装飾部の第2領域が、第2発光部の光で明輝される構成とした。すなわち、第1発光部および第2発光部により装飾部の略全体を明輝させることができるから、発光演出時の美観が低下するのを防止し得る。しかも、第1発光部は、装飾部の全体を明輝させる必要がなく、サイズの小さなものを採用し得るから、第1可動体の重量を小さくすることができる。従って、大型の装飾部を設けたとしても、第1可動体の重量が大きくなるのを抑制することができ、第1可動体の駆動源として、出力の小さなものを採用することができる。また、第1発光部の大型化を招くことなく大きなサイズの装飾部を採用し得るから、インパクトのある演出を行うことが可能となる。
また、第1可動体が第2位置に位置した際に、装飾部の第2領域が表示部の演出画像の光により明輝される構成としたから、第1可動体が第2位置に位置した場合においても、装飾部の略全体を明輝させることができ、装飾部の美観が低下するのを防止し得る。また、請求項2に従属する場合において、第2可動体が第3位置に位置した状態でも、第1発光部および表示部の光により装飾部の全体を明輝させることができる。更に、第1可動体が第2位置に位置すると共に第2可動体が第4位置に位置した状態では、第2発光部および表示部の光により装飾部の第2領域を明輝させ得るので、該第2領域を更に明るく照らすことができる。

前記課題を解決し、所期の目的を達成するため、請求項に係る遊技機は
遊技球が流下する遊技領域(34)が画成された遊技盤(12)を備えた遊技機において、
第1位置と第2位置とを往復移動する第1可動体(46)と、
第3位置と第4位置とを往復移動する第2可動体(109)とを備え、
前記第1可動体(46)は、前方に向けて光を照射する第1発光部(87)と、該第1発光部(87)の前側に設けられた装飾部(90)とを備え、
前記第2可動体(109)は、第2発光部(136)を備え、
前記装飾部(90)は、前記第1発光部(87)の光により明輝される第1領域(105)と、該第1領域(105)に較べて第1発光部(87)の光により明輝され難い第2領域(106)とを有し、前記第1可動体(46)が第1位置に位置すると共に第2可動体(109)が第3位置に位置した際に、前記第2領域(106)が前記第2発光部(136)の光により明輝されるよう構成され、
前方に開放する設置空間(39)を画成した設置部材(14)が前記遊技盤(12)の後側に設けられて、該設置空間(39)の前方開口(39a)を前記第1可動体(46)の装飾部(90)が移動するよう構成され、
前記第1可動体(46)が第1位置に位置した際に、前記装飾部(90)の第2領域(106)が設置空間(39)の外側へ突出するよう構成したことを要旨とする。
請求項の発明によれば、第1可動体が第1位置に位置すると共に第2可動体が第3位置に位置する場合において、第1発光部の光により明輝され難い装飾部の第2領域が、第2発光部の光で明輝される構成とした。すなわち、第1発光部および第2発光部により装飾部の略全体を明輝させることができるから、発光演出時の美観が低下するのを防止し得る。しかも、第1発光部は、装飾部の全体を明輝させる必要がなく、サイズの小さなものを採用し得るから、第1可動体の重量を小さくすることができる。従って、大型の装飾部を設けたとしても、第1可動体の重量が大きくなるのを抑制することができ、第1可動体の駆動源として、出力の小さなものを採用することができる。また、第1発光部の大型化を招くことなく大きなサイズの装飾部を採用し得るから、インパクトのある演出を行うことが可能となる。
また、第1可動体が第1位置において、装飾部の第2領域が設置部材の外側に突出する構成とした。すなわち、第1可動体が第1位置において、装飾部が設置部材に干渉しないから、大型の装飾部を採用することができ、インパクトのある可動演出を行うことが可能となる。

本発明に係る遊技機によれば、第1発光部および第2発光部により装飾部の全体が明輝されるから、発光演出時における装飾部の美観が低下するのを防止し得る。

本発明の実施例に係るパチンコ機の正面図である。 実施例に係る遊技盤を示す正面図であって、左可動体が第1位置に位置すると共に右可動体が第3位置にした状態を示す。 実施例に係る遊技盤および枠状装飾部材を後側から見た斜視図である。 実施例に係る設置部材の正面図である。 実施例に係る設置部材の背面図である。 図2のA−A線断面図であって、遊技盤の上部側を拡大して示す。 実施例に係る左可動体が第1位置に位置した場合において、左装飾部を取り外した状態の演出部を拡大して示す正面図である。 実施例に係る左部演出装置を示す分解斜視図である。 実施例に係る遊技盤を示す正面図であって、左可動体が第2位置に位置すると共に右可動体が第4位置にした状態を示す。 実施例に係る左装置本体を示す分解斜視図である。 (a)は左可動体が第1位置にある場合の左部演出装置を示す正面図であり、(b)は左可動体が第1位置にある場合の左部演出装置を示す背面図である。 (a)は左可動体が第2位置にある場合の左部演出装置を示す正面図であり、(b)は左可動体が第2位置にある場合の左部演出装置を示す背面図である。 実施例に係る演出部を示す分解斜視図である。 実施例に係る演出部を示す背面図である。 実施例に係る演出収容体を後側から見た状態で示す斜視図である。 図9のB−B線断面図であって、演出部を拡大して示す。 実施例に係る右部演出装置を示す分解斜視図である。 第1右リンク部と右駆動ギヤの連繋構造を右可動体の後側から見た説明図であって、(a)は右可動体が第3位置にある状態を示し、(b)は右可動体が第4位置にある状態を示す。 (a)は前リンク半体を前側から見た状態で示す分解斜視図、(b)は前リンク半体を後側から見た状態で示す分解斜視図である。 実施例に係る左装飾部の第2領域が第2発光部の光により明輝される様子を示す左部演出装置および右部演出装置の正面図であって、左可動体が第1位置および右可動体が第3位置にある状態を示す。 実施例に係る左装飾部の第2領域が第2発光部の光により明輝される様子を示す左部演出装置および右部演出装置の正面図であって、左可動体が第2位置および右可動体が第4位置にある状態を示す。 第2発光部の光で左装飾部の第2領域が明輝される状態を示す左可動体および右可動体の拡大平面図である。

次に、本発明に係る遊技機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。なお、実施例では、遊技球としてパチンコ球を用いて遊技を行うパチンコ機を例に挙げて説明する。また、以下の説明において、「前」、「後」、「左」、「右」とは、特に断りを入れた場合を除き、図1に示すようにパチンコ機を前側(遊技者側)から見た状態で指称する。

実施例に係るパチンコ機10は、図1に示すように、矩形枠状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に縦向きに設置される固定枠としての矩形枠状の外枠11の開口前面側に、後述する遊技盤12を着脱可能に保持する本体枠としての中枠13が開閉および着脱可能に組付けられると共に、遊技盤12の後側に配設された設置部材14に対して、各種図柄を変動表示可能な図柄表示手段としての液晶表示装置15が着脱自在に取付けられるよう構成される。また、前記中枠13の前面側には、ガラス板等の透視保護板(図示せず)を備え、該透視保護板を介して前記遊技盤12を透視可能な装飾枠としての前枠16が開閉可能に組み付けられると共に、該前枠16の下方にパチンコ球を貯留する下球受け皿17が開閉可能に組み付けられる。更に、前記前枠16の下部位置に、パチンコ球を貯留する上球受け皿20が一体的に組み付けられており、前枠16の開閉に合わせて上球受け皿20も一体的に開閉するよう構成される。

図2に示すように、前記遊技盤12は、前記中枠13の遊技盤保持部(図示せず)に整合する略矩形平板状のベニヤ板等から構成され、遊技盤12の後面には、箱状に形成された設置部材14が組み付けられる。また、前記遊技盤12は、図3に示すように、前後方向に開放する設置開口部12aが大きく開口しており、該設置開口部12aに所謂センター役とも称されて前後方向に開口する図柄表示開口部25aが形成された枠状装飾部材25が配設される。そして、枠状装飾部材25の図柄表示開口部25aおよび設置部材14に形成された可視表示部14a(後述)を介して、液晶表示装置15の表示部15aが遊技盤12の前面側から視認可能とされる。前記枠状装飾部材25の上部には、ハート型の形状をなすと共に前後方向に開放する窓口26aが形成された演出用装飾部26が形成されている。

図2に示すように、前記遊技盤12の前面には、内レール32と外レール33とが半円弧状に配設されて、両レール32,33によりパチンコ球が流下可能な遊技領域34が画成され、図示しない打球発射装置から発射されたパチンコ球が遊技領域34内に打ち出されるようになっている。また、前記遊技盤12には、前記遊技領域34を流下するパチンコ球が入賞可能な始動入賞装置35が配設されると共に、該始動入賞装置35の下方に、特別入賞装置36が配設される。前記始動入賞装置35にパチンコ球が入賞すると、大当たり抽選が行なわれると共に、前記液晶表示装置15に図柄変動演出を行わせるようになっている。そして、前記大当たり抽選の結果、大当たりが発生すると、液晶表示装置15の表示部15aに所定の図柄組み合わせで図柄が停止表示されて、特別入賞装置36が開放し、遊技者に多量の賞球を獲得する機会が付与される。

〔設置部材について〕
図4に示すように、前記設置部材14は、前記遊技盤12に対向する略矩形状の対向面部37と、該対向面部37の周縁部から前方に延出する外周壁部38とから前方に開放する箱状に形成され、該設置部材14の内部に設置空間39が画成される。前記外周壁部38の前端部には、設置部材14の前方開口39aの外側へ延出する設置固定部40が複数形成されている。そして、設置固定部40を遊技盤12の後面に当接させた状態で、各設置固定部40を遊技盤12にネジ止めすることで、設置部材14が遊技盤12に着脱自在に取り付けられる。

前記設置部材14の上下寸法は、前記遊技盤12の上下寸法より小さく設定されており、図5に示すように、設置部材14を遊技盤12に配設した際に、上側の外周壁部38(以下、上外周壁部38aという)が枠状装飾部材25の図柄表示開口部25aの上部(演出用装飾部26が臨む位置)を横切るようになっている。すなわち、設置部材14を遊技盤12に配設した状態で、図柄表示開口部25aの上部が上外周壁部38aより上方に突出している。前記設置部材14の設置空間39には、図柄変動演出に合わせて可動演出および発光演出を行う演出装置41,42が左右に2つ配設されている(以下、左部演出装置41および右部演出装置42という)。図4に示すように、前記対向面部37には、前後方向に開放する略矩形状の可視表示部14aが設けられており、以下の説明において、対向面部37における可視表示部14aの上側部分を上対向面部37a、可視表示部14aの下側部分を下対向面部37b、可視表示部14aの左側部分を左対向面部37c、可視表示部14aの右側部分を右対向面部37dと夫々指称する(図5参照)。

前記対向面部37の後側には、液晶装着部37e(図5参照)が設けられ、該液晶装着部37eに、表示部15aを可視表示部14aに臨ませるように前記液晶表示装置15が取り付けられる。液晶表示装置15の後側には、前記演出装置41,42や液晶表示装置15を制御する統括制御装置(図示せず)が配設され、該統括制御装置の制御に基づいて図柄変動演出が液晶表示装置15で実行されると共に、各演出装置41,42により可動演出および発光演出が行われる。

図7に示すように、前記上外周壁部38aの左右中央部には、該上外周壁部38aの前端から上方(設置空間39の外側)に延出するよう装飾反射板(光反射部)43が配設されている。この装飾反射板43は、前面にメッキ等の光反射処理が施された装飾板であって、後述する第2発光部136から光を前方に反射させるよう構成される。図5,図6に示すように、前記装飾反射板43は、設置部材14を遊技盤12に配設した際に、前記図柄表示開口部25aの上部に臨むようになっている。

〔左部演出装置ついて〕
図8に示すように、前記左部演出装置41は、前記左対向面部37cに取り付けられる左装置本体45と、該左装置本体45に揺動自在に設けられた左可動体(第1可動体)46とを備えている。更に、左可動体46は、前記左装置本体45に軸支された第1左リンク部47および第2左リンク部48と、第1および第2左リンク部47,48の端部に軸支された演出部49とを備えている。そして、前記統括制御装置の制御により、前記左可動体46(演出部49)は、非演出時の第1位置(図2参照)から演出時の第2位置(図9参照)まで往復移動するよう構成される。

〔左装置本体について〕
図10に示すように、前記左装置本体45は、板状に形成されたベース基体50の前側に、左駆動モータ51、大径ギヤ52およびスライダー53が配設されて構成されている。前記ベース基体50の前面には、前後方向に開放する左主軸孔54と、該左主軸孔54の下方に位置して前後方向に開放する左副軸孔55が形成されている。また、前記ベース基体50における前記左主軸孔54および左副軸孔55の左方には、前記スライダー53を案内するスライドレール部56が形成されている。このスライドレール部56は、ベース基体50の前面から前方に突出する一対の案内壁56a,56aを備え、両案内壁56a,56aは左右に所定間隔離間している。また、スライドレール部56における両案内壁56a,56aの間には、上下方向に延在する長孔状の摺動溝57が形成されると共に、スライドレール部56における摺動溝57の下方には、前方に突出する案内突部58が形成されている。前記ベース基体50におけるスライドレール部56の下方側には、円形状のギヤ収容部59が凹設されており、前後方向に延在する回転軸52aを介してギヤ収容部59に前記大径ギヤ52が回転自在に配設される。図11(a)に示すように、大径ギヤ52の回転軸52aは、前記スライドレール部56の延長線よりも側方(右側)に偏った位置に設けられている。前記ギヤ収容部59の後側は、前記ベース基体50の後面から突出しており、ギヤ収容部59の内側面下部に噛合用開口59aが形成されている(図11(b)参照)。そして、前記大径ギヤ52の歯部の一部が噛合用開口59aを介してベース基体50の後側に臨んでいる。前記大径ギヤ52の前面には、前方に突出するよう固定ボス部60が形成されている。

前記左駆動モータ51は、ベース基体50に設けた貫通孔(図示せず)を介して該ベース基体50の後方に駆動軸51aが突出するよう該ベース基体50の前面下部に配設され、図11(b)に示すように、該駆動軸51aに左駆動ギヤ61が取り付けられている。また、ベース基体50の後面には、前記噛合用開口59aに隣接する位置に従動ギヤ62が回転自在に配設されている。この従動ギヤ62は、前記左駆動ギヤ61に噛合すると共に、前記噛合用開口59aに臨む大径ギヤ52の歯部に噛合している。従って、左駆動モータ51の駆動に伴って前記大径ギヤ52が回転されるようになっている。ここで、左駆動モータ51の非作動時(左可動体46の第1位置)では、前記大径ギヤ52は、固定ボス部60が前記大径ギヤ52の回転軸52aの下方に位置する姿勢になるよう設定される(図11(a)参照)。左駆動モータ51が作動すると、大径ギヤ52が図11(a)の時計回り方向に回転して、前記固定ボス部60が大径ギヤ52の回転軸52aの左側を上昇するよう構成される。図12(a)に示すように、大径ギヤ52が約180°回転したときに、左可動体46が第2位置に位置し、固定ボス部60が大径ギヤ52の回転軸52aの上方に位置するようになっている。なお、左可動体46が第2位置から第1位置に移動する場合には、左駆動ギヤ61が逆回転されて、大径ギヤ52が図12(a)の反時計回り方向に約180°回転される。

図10に示すように、前記スライダー53は、前記スライドレール部56に沿って案内されるガイド部63と、前記大径ギヤ52に接続する作動部64とを備え、略L字状の形状をなしている。ガイド部63の左右方向の寸法は、前記案内壁56a,56a間の距離より僅かに小さく設定されており、両案内壁56a,56aの間をガイド部63の側端部が摺動して上下移動するようになっている。図11(b)に示すように、ガイド部63の上部後面には、後方へ突出する摺動ボス部65が形成され、該摺動ボス部65に前後方向に開放する軸接続孔66が形成されている。この軸接続孔66には、後述するリンク連繋軸75が挿入されるようになっている(図8参照)。前記摺動ボス部65の直径は、前記摺動溝57の左右方向の開口幅より僅かに小さく設定されており、ガイド部63を案内壁56a,56aの間にセットした際に、前記摺動ボス部65が前記摺動溝57内に臨むようになっている。そして、ガイド部63が移動する際に、前記摺動ボス部65が摺動溝57内を摺動して、ガイド部63を案内するようなっている。ガイド部63には、上下方向に延在する縦溝部67が形成されており、該縦溝部67に前記左装置本体45の案内突部58が後方から挿入される。そして、縦溝部67に挿入した案内突部58の前端部に、該縦溝部67の左右の開口幅より大径の固定盤68が固定され、ガイド部63(スライダー53)がスライドレール部56から離脱しないようになっている。前記縦溝部67の左右の開口幅は、前記案内突部58の径より僅かに大きく設定され、ガイド部63が移動する際に、案内突部58が縦溝部67に対し相対移動して、ガイド部63を案内するよう構成される。図11(a)に示すように、ガイド部63がスライドレール部56に配設された状態では、ガイド部63は、前記大径ギヤ52の回転軸52aの左方に位置している。

図10に示すように、前記作動部64には、前後方向に開放すると共に左右方向に延在する横溝部69が形成されている。図11(a)に示すように、横溝部69の一方の端部(左側の端部)が縦溝部67の延長線上に位置しており、縦溝部67および横溝部69はL字状をなしている。この横溝部69には、前記大径ギヤ52の固定ボス部60に固定された連結棒70が挿通されており、大径ギヤ52の回転に伴って該連結棒70が横溝部69内を移動するよう構成される。なお、前記連結棒70の前端部には、前記横溝部69の上下の開口幅より大径に形成された固定盤68が固定され、横溝部69からの連結棒70の抜け止めがなされている。ここで、図11(a)に示すように、左駆動モータ51の非作動時(すなわち、左可動体46の第1位置)においては、前記連結棒70が大径ギヤ52の回転軸52aの下方であって横溝部69の左右の略中央に位置している。そして、左駆動モータ51が作動して大径ギヤ52が回転すると、前記連結棒70が固定ボス部60と共に上昇して、連結棒70は、横溝部69の左側を移動しつつ該横溝部69の内側面を押し上げるようになっている。これにより、スライダー53が上方へ押し上げられる。図12(a)に示すように、大径ギヤ52が約半回転して、左可動体46が第2位置に位置した状態では、前記連結棒70が大径ギヤ52の回転軸52aの上方であって横溝部69の左右の略中央に位置するよう構成される。すなわち、左可動体46が第1位置から第2位置に移動する間、前記連結棒70は、横溝部69の左右中央位置から左端部までの領域に位置して、当該領域の内側面を押し上げる。

〔第1左リンク部について〕
図4,図11(a)に示すように、前記第1左リンク部47は、左可動体46の第1位置において、左右方向に延在する長尺体であって、第1左リンク部47の前側には、所要の装飾が施されている。図8に示すように、第1左リンク部47には、前後方向に開放する第1揺動軸孔72が開設され、該第1揺動軸孔72に前後方向に延在する左主軸部73の前端部が接続される。そして、前記左主軸部73の後端部を前記左主軸孔54に回動自在に挿入することで、第1左リンク部47が左主軸部73を中心として揺動し得るよう左装置本体45に軸支される。前記第1左リンク部47の左端部には、前後方向に開放するリンク長溝74が所定方向に延在するよう形成され、該リンク長溝74に、前後方向に延在するリンク連繋軸75が挿通される。リンク連繋軸75の前端部には、リンク長溝74の短手方向の開口幅より大径の固定盤68が固定される。また、リンク連繋軸75の後端部は、前記スライダー53の軸接続孔66に接続され、第1左リンク部47は、リンク連繋軸75を介して前記スライダー53に連繋される。そして、スライダー53が上下方向に移動することで、リンク連繋軸75がリンク長溝74内を相対移動しつつ第1左リンク部47に対し上下方向に作用して、該第1左リンク部47が左主軸部73を中心として回動するようになっている。第1左リンク部47の右端部には、前後方向に開放する第1左連繋孔76が形成されており、該第1左連繋孔76に前記演出部49を軸支する第1左回動軸77(後述)が挿通される。

〔第2左リンク部について〕
図8に示すように、前記第2左リンク部48は、左可動体46が第1位置において、左右方向に略直線状に延在する線状部78と、該線状部78の左端部に接続する円弧状の湾曲部79とから構成される。前記湾曲部79の開放端部には、前後方向に開放する第2揺動軸孔80が形成されており、該第2揺動軸孔80に前後方向に延在する左副軸部81の前端部が接続される。そして、前記左副軸部81の後端部を前記左装置本体45の左副軸孔55に回動自在に挿入することで、第2左リンク部48が左副軸部81を中心として回動するよう左装置本体45に軸支される。第2左リンク部48は、前記第1左リンク部47の回動に伴い回動するようになっている。前記線状部78の右端部には、前後方向に開放する第2左連繋孔82が形成されており、該第2左連繋孔82に前記演出部82を軸支する第2左回動軸83(後述)が挿通される。

〔演出部について〕
図13に示すように、前記演出部49は、演出ベース体84と、該演出ベース体84を収容保持する演出収容体86と、演出ベース体84の前面に配設される第1発光部87と、該第1発光部87の前側に配設される左装飾部(装飾部)90とを備えている。更に、演出部49は、演出ベース体84に取り付けられる演出用モータ85と、第1発光部87の前側に配設される第1拡散部88および第2拡散部89とを備える。図2,図4に示すように、前記演出部49は、左可動体46の第1位置において、設置部材14の上外周壁部38aに近接し、前記演出用装飾部26の窓口26aの後方に臨むよう構成される。また、演出部49は、図9に示すように、左可動体46の第2位置において、前記図柄表示開口部25aの略中央に位置して、前記液晶表示装置15の表示部15aの前側に臨むようになっている。

図13,図14に示すように、前記演出ベース体84は、前面に前記可動発光部87が取付けられた円弧状の外縁をなす円弧状部91と、該円弧状部91の左下縁部(図14では右下縁部)から外方へ突出した膨出部92とから構成される。前記円弧状部91の外縁は、中心角が約240°の円弧形状をなしている。また、円弧状部91の外縁がなす円弧形状の中心位置に、前後方向に開放する軸挿通孔93が形成されている。図13に示すように、前記膨出部92の前面には、前記演出用モータ85が取り付けられ、該膨出部92に形成した通孔(図示せず)を介して演出用モータ85の駆動軸85aが膨出部92の後面に突出している。図14に示すように、演出用モータ85の駆動軸85aには、演出駆動ギヤ94が接続され、該演出駆動ギヤ94に噛合する演出従動ギヤ95が演出ベース体84の後面に回転自在に軸支されている。更に、前記演出ベース体84の後面には、前記左装飾部90に装飾用連結軸96(後述)を介して接続された装飾用ギヤ97が回転自在に配設されている。装飾用ギヤ97は、前演出従動ギヤ95に噛合しており、演出駆動ギヤ94が回転することで、演出従動ギヤ95を介して装飾用ギヤ97が回転されるようになっている。

図13に示すように、前記演出収容体86は、前記演出ベース体84の円弧状部91の外郭形状より僅かに大きな円弧形状をなす弧状壁部98と、該弧状壁部98の下側左部から左方に延出する延出装飾体99と、弧状壁部98の左部から左方に突出するよう形成された連結片100とを備えている。前記弧状壁部98は、前後方向および上方に開放しており、内部に前記演出ベース体84を収容する空間が画成さている。図14に示すように、前記弧状壁部98に演出ベース体84が収容された状態では、該弧状壁部98が演出ベース体84の円弧状部91の外縁部に整合するよう構成される。また、図13に示すように、弧状壁部98の内側面には、該弧状壁部98の前端から僅か後方位置において内側へ突出する設置リブ101が形成されており、該設置リブ101の前側に前記第2拡散部89が設置されるよう構成される。前記延出装飾体99は、演出収容体86に演出ベース体84を取り付けた状態で前記演出用モータ85の前側に位置し、該演出用モータ85を前側から覆うようになっている。図15に示すように、延出装飾体99の後面には、後方へ延出するよう膨出部用壁部102が形成されており、演出収容体86に演出ベース体84を取り付けた状態で、膨出部用壁部102が前記膨出部92の外縁部を覆うよう構成される。

前記連結片100の後面には、第1連結ボス103と、該第1連結ボス103の下方に位置する第2連結ボス104とが夫々後方へ突出するよう形成されている。図14に示すように、前記第1連結ボス103は、第1左回動軸77を介して前記第1左リンク部47の第1左連繋孔76に回動自在に連結されると共に、第2連結ボス104は、第2左回動軸83を介して前記第2左リンク部48の第2左連繋孔82に回動自在に連結される。第1左リンク部47および第2左リンク部48は、平行リンク機構を構成しており、第1,第2左リンク部47,48が回動した際に、演出部49は、枠状装飾部材25の図柄表示開口部25aに臨んだ状態で姿勢を変えることなく平行移動するようになっている(図12(b)参照)。また、左主軸部73、左副軸部81および第1,第2左回動軸77,83は、何れも前後方向に延在していることから、第1,第2左リンク部47,48が回動した際に、演出部49は、前後方向の位置を変えることなく、設置部材14の前方開口39aに対し平行に移動する。なお、図6に示すように、演出収容体86が第1,第2左リンク部47,48に接続された状態で、前記弧状壁部98の前端は、前記設置部材14の前方開口39aより僅かに前方に位置するようになっている。

図7に示すように、前記第1発光部87は、円の上部側を水平に切断した形状をなしている。第1発光部87の外縁は、中心角が約240°の円弧形状をなしており、前記演出ベース体84の円弧状部91の外郭形状に略整合する形状をなしている。なお、以下の説明で、第1発光部87の円弧状の外縁部を弧状縁部87aと、第1発光部87の水平方向に延在する上縁部を水平縁部87bと指称する。第1発光部87は、前記演出ベース体84の円弧状部91の前側にネジ止めされる。図7に示すように、前記第1発光部87が演出ベース体84の円弧状部91に取り付けられた状態で、前記演出収容体86の弧状壁部98の上部開口に第1発光部87の水平縁部87bが臨むようになっている。第1発光部87の前面には、複数のLED87cが全体に亘って取り付けられており、該LED87cが発光することで前方に光を照射するようになっている。前記第1発光部87のLED87cは、統括制御装置により発光制御されるようになっている。前記左可動体46の第1位置においては、図6,図7に示すように、第1発光部87が前記設置部材14の上外周壁部38aの下方に近接するようになっている。なお、第1発光部87には、弧状縁部87aがなす円弧形状の中心位置に、前後方向に開放する発光部通孔87dが形成されている。

図13に示すように、前記第1拡散部88は、前記演出収容体86の弧状壁部98の内部における前記第1発光部87の前側に配設される。第1拡散部88は、前記第1発光部87と略同一の外郭形状をなしており、光透過性を有する無色透明な樹脂で形成されている。第1拡散部88の後面には、光拡散処理が施されており(図6参照)、第1発光部87から照射された光は、第1拡散部88で拡散されつつ前方へ透過するようになっている。前記第1拡散部88には、前後方向に開放する第1拡散部通孔88aが前記第1発光部87の発光部通孔87dに対応して形成されている。前記第2拡散部89は、前記演出収容体86の設置リブ101の前側に設置された状態で演出収容体86にネジ止めされる(図6参照)。前記第2拡散部89は、前記第1拡散部88と同様に、前記第1発光部87と略同一の外郭形状をなしている。図6に示すように、第2拡散部89は、演出収容体86に取り付けた状態で、前記弧状壁部98の前端と同一面上に位置し、前記設置部材14の前方開口39aより僅かに前方に位置している。第2拡散部89は、第1拡散部88と同様に、光透過性を有する無色透明な樹脂で形成されている。また、第2拡散部89の後面には、第1拡散部88とは異なる態様の光拡散処理が施されている(図6参照)。そして、第1拡散部88を透過した光は、第2拡散部89で更に拡散されつつ第2拡散部89を透過するようになっている。なお、前記第2拡散部89には、前記第1拡散部88の第1拡散部通孔88aと対応して、前後方向に開放する第2拡散部通孔89aが形成されている。

前記左装飾部90は、略全体が光透過性を有する合成樹脂で形成されており、前記第1発光部87の弧状縁部87aがなす円弧と略同径の円形状をなしている。図6に示すように、前記左装飾部90の後面における中心部には、前後方向に延在する装飾用連結軸96の前端部が接続されている。装飾用連結軸96の後端部は、前記第2拡散部89の第2拡散部通孔89a、第1拡散部88の第1拡散部通孔88a、第1発光部87の発光部通孔87dおよび演出ベース体84の軸挿通孔93を挿通された状態で、前記装飾用ギヤ97に接続されている。すなわち、前記左装飾部90は、前記装飾用連結軸96を介して前記演出収容体86(第2拡散部89)の前側に回転自在に配設される。左装飾部90が演出収容体86に配設された状態では、左装飾部90の中心が前記第1発光部87の弧状縁部87aの中心(前記発光部通孔87d)に対し前方に整列するよう構成される。また、図6に示すように、左装飾部90が演出収容体86に配設された状態で、該左装飾部90は、前記設置部材14の装飾反射板43(設置部材14の前方開口39a)より僅かに前方に位置している。そして、左可動体46の移動時に、左装飾部90は枠状装飾部材25の図柄表示開口部25aに臨んだ状態で設置部材14の前方開口39aの前側を移動するようになっている。

ここで、図6に示すように、左装飾部90の上部側は、第1発光部87の水平縁部87bよりも上方に突出している。従って、第1発光部87から照射された光は、主として左装飾部90における第1発光部87の前側に臨む領域に到達し、当該領域を明輝させる。すなわち、左装飾部90における第1発光部87の前側に臨む領域は、第1発光部87によって積極的に明輝される第1領域105を構成している。一方、左装飾部90における第1発光部87の水平縁部87bより突出する領域(左装飾部90において第1領域105を除いた領域)は、第1発光部87からの光によって明輝され難い第2領域106を構成している。また、図6に示すように、左可動体46の第1位置においては、前記左装飾部90の第2領域106が設置部材14の上外周壁部38aより上方(設置空間39の外側)に突出するようになっている。この状態では、第2領域106が装飾反射板43の前側に位置するよう構成される。後述するように、左可動体46の第1位置においては、前記第2領域106は、前記右部演出装置42の第2発光部136からの光により明輝されるようになっている。一方、左可動体46の第2位置においては、第2領域106は、前記液晶表示装置15の表示部15aの前側に臨む。そして、この状態では、図16に示すように、液晶表示装置15の表示部15aに表示された演出画像の光により明輝されるようになっている。後述するように、右部演出装置42の右可動体109が第4位置に位置した場合には、第2領域106は第2発光部136からの光によっても明輝される。なお、実施例では、図6に示すように、第1領域105および第2領域106の境界線を第1発光部87の水平縁部87bを基準に規定したが、第1発光部87の光の照射範囲や拡散方向等によって、第1領域105および第2領域106の境界線は変動し得るものである。また、第1領域105および第2領域106の境界付近では、第1発光部87や第2発光部136(左可動体46が第2位置においては表示部15a)からの光が重なり合って到達し、これらの光によって明輝される。

〔右部演出装置について〕
図17に示すように、右部演出装置42は、前記設置部材14の右対向面部37dに設置されると共に右駆動モータ107が取り付けられた右装置本体108と、該右装置本体108に揺動自在に軸支される右可動体(第2可動体)109とから基本的に構成される。前記右可動体109は、第1右リンク部110および第2右リンク部111と、該第1,第2右リンク部110,111に回動自在に接続された右装飾部112とを備えている。右部演出装置42の非演出時には、図2,図4に示すように、前記右可動体109は、前記設置部材14の上外周壁部38aに近接した第3位置に位置するようになっている。右部演出装置42の演出時には、前記右装飾部112が下降して、図9に示すように、前記液晶表示装置15の表示部15aの前側に右装飾部112が臨んだ第4位置まで右可動体109が移動するよう構成される。

〔右装置本体について〕
図17に示すように、右装置本体108の前面下部には、前後方向に開放する右主軸孔113が形成されると共に、該右主軸孔113の下方に前後方向に開放する右副軸孔114が形成される。また、右装置本体108の前面における右主軸孔113の上方には、前記右駆動モータ107が取り付けられるモータ取付面115が形成されている。モータ取付面115の下部側には、円弧状のギヤ用凹部116が凹設されており、右駆動モータ107をモータ取付面115に取り付けた状態で、右駆動モータ107から後方に突出する駆動軸107aの後端に接続した右駆動ギヤ117(図18(a)参照)がギヤ用凹部116に臨むようになっている。前記右駆動モータ107は、前記統括制御装置により駆動制御され、右駆動ギヤ117を正逆回転させるよう構成される。

〔第1右リンク部について〕
図17に示すように、前記第1右リンク部110は、後リンク半体118と、該後リンク半体118の前側に配設される前リンク半体119とから構成されている。後リンク半体118には、右側下部に筒状の筒状接続部120が形成されており、該筒状接続部120に前後方向に開放する第1右揺動軸孔121が形成されている。そして、第1右揺動軸孔121に前後方向に延在する右主軸部122の前端部を接続すると共に、該右主軸部122の後端部を前記右装置本体108の右主軸孔113に回動自在に挿入することで、後リンク半体118(第1右リンク部110)が右主軸部122を介して右装置本体108に軸支される。前記筒状接続部120の後端部における外周面には、弧状ギヤ123が外方に突出するよう形成されている。この弧状ギヤ123は、後リンク半体118を右装置本体108に配設した状態で、前記ギヤ用凹部116に臨んだ右駆動ギヤ117に噛合するようになっている。そして、図18(a),(b)に示すように、前記右駆動ギヤ117が回転することで、前記弧状ギヤ123が回転されて、後リンク半体118(第1右リンク部110)が回動するよう構成される。なお、弧状ギヤ123が約45°回転すると、右駆動モータ107の駆動が停止されて、右可動体109が第4位置に位置するようになっている。

図19(a),(b)に示すように、前記前リンク半体119は、左装飾カバー137および右装飾カバー138が前側に配設された前リンク本体125と、該前リンク本体125に配設された第2発光部136と、該前リンク本体125の左端部から前方に延出する第1連結壁部126と、該第1連結壁部126の前端部から右可動体109が第3位置において左側上方(図18(a)では右側上方)に延出する前リンク突片127とから構成される。前記前リンク本体125には、前記第1連結壁部126から右方に離間した部位に、前方に膨出する設置膨出部139が形成され、該設置膨出部139に、前記右装飾カバー138が前側から配設されている。前リンク本体125における設置膨出部139および第1連結壁部126の間には、空間が画成されており、図20に示すように、該空間に一対の設置レール140,140が設けられている。図20に示すように、右可動体109が第3位置に位置した状態において、下方の設置レール140が上方の設置レール140より僅かに左方に位置しており、両設置レール140,140は、斜め上下方向に互いに離間している。各設置レール140は、前後方向に延在すると共に断面コ字状に形成されており、その開口部を対向する設置レール140に向けて開口させている。

前記第2発光部136は、矩形状の薄板部材で構成され、両設置レール140,140の間に前側から差し込まれるようになっている。そして、第2発光部136が設置レール140,140の間に差し込まれた状態で、前記左装飾カバー137を前リンク本体125に取り付けることで、第2発光部136が前リンク本体125に取り付けられる。前記第2発光部136における第1連結壁部126側の面(以下、実装面という)には、LED136aが複数配設されている。図19(b)に示すように、このLED136aは、第2発光部136の実装面において、前記前リンク本体125から離間する側(前側)の側縁部に偏倚して配置されており、当該側縁部に沿って一列に並んでいる。各LED136aは、第2発光部136が設置レール140に差し込まれた状態で、前記第1連結壁部126側を指向するようになっている。すなわち、右可動体109が第3位置に位置した状態では、図20に示すように、LED136aは、斜め左上方を指向し、右可動体109が第4位置に位置した状態では、図21に示すように、LED136aは、斜め左下方を指向するよう構成される。前記LED136aは、統括制御装置により発光制御されるようになっている。

前記第1連結壁部126は、前記前リンク本体125に対し前方へ略垂直に延出している。第1連結壁部126は、光透過性を有する無色透明な合成樹脂から形成されており、前記第2発光部136から照射された光は、第1連結壁部126を透過して、前リンク本体125の外部へ照射されるようになっている(図22参照)。前記前リンク突片127は、前記第1連結壁部126に対し外方(前リンク本体125から離間する方向)へ略垂直に延出している。前リンク突片127の左端部には、前後方向に開放する第1右連繋孔128が形成されている。また、図18(a),(b)に示すように、前リンク突片127の後面における第1右連繋孔128に対応する箇所に、第1接続凹部144が凹設され(図19(b)参照)、該第1接続凹部144に、円形状の第1回動盤144aが回動自在に嵌め込まれるようになっている。

〔第2右リンク部について〕
図17に示すように、前記第2右リンク部111は、右可動体109が第3位置に位置した状態において、斜め左上方に延在する第2右リンク本体141と、該第2右リンク本体141の左側の端部から前方に延出する第2連結壁部142と、該第2連結壁部142の前端部から第2右リンク本体141に離間する方向(右可動体109が第3位置において斜め左上方)に延出する第2リンク突片143とから構成される。第2右リンク本体141の右端部には、前後方向に開放する第2右揺動軸孔129が形成されている。そして、第2右揺動軸孔129に前後方向に延在する右副軸部130の前端部を接続すると共に、該右副軸部130の後端部を前記右装置本体108の右副軸孔114に回動自在に挿入することで、第2右リンク本体141(第2右リンク部111)が右副軸部130を介して右装置本体108に軸支される。図18(a),(b)に示すように、第2右リンク本体141は、右装置本体108に配設された状態で、前記前リンク本体125の後側を延在するようになっている。前記第2右リンク突片143は、図18(a),(b)に示すように、前記前リンク突片127と略平行に延在している。また、第2右リンク突片143の左端部には、前後方向に開放する第2右連繋孔131が形成されている。更に、図18(a),(b)に示すように、第2右リンク突片143の後面における第2右連繋孔131に対応する箇所に、円形状の第2接続凹部145が凹設され、該第2接続凹部145に、第2回動盤145aが回動自在に嵌め込まれる。

〔右装飾部について〕
右装飾部112は、ハート型の外郭形状をなしており、同じくハート型で前後方向に開放する可動窓口132が右装飾部112に形成されている。右装飾部112の右側部には、外方へ突出する右連結片133が形成されており、該右連結片133の後面に後方に開放する軸孔(図示せず)が上下に並んで2つ形成されている。そして、前後方向に延在する第1右回動軸134の前端部を右連結片133の上側の軸孔に接続すると共に、第1右回動軸134の後端部を前記第1右連繋孔128を介して第1接続凹部144に配設した第1回動盤144aに接続することで、右装飾部112が前リンク半体119(第1右リンク部110)に回動自在に連繋される。また、前後方向に延在する第2右回動軸135の前端部を右連結片133の下側の軸孔に接続すると共に、第2右回動軸135の後端部を前記第2右連繋孔131を介して第2接続凹部145に配設した第2回動盤145aに接続することで、右装飾部112が第2右リンク部111に回動自在に連繋される。

ここで、前記第1右リンク部110および第2右リンク部111は、平行リンク機構を構成しており、第1,第2右リンク部110,111が回動した際に、右装飾部112は、姿勢を変えることなく平行移動するようになっている。また、右主軸部122、右副軸部130および第1,第2右回動軸134,135は、何れも前後方向に延在しており、右可動体109が揺動する際、右装飾部112は、設置部材14の前方開口39aに対し平行に移動する。更に、右装飾部112は、前記第1,第2右リンク部110,111に配設された状態で、前記左装飾部90より僅かに前方に位置すると共に前記演出用装飾部26より僅かに後方に位置している。従って、図6に示すように、左可動体46が第1位置に位置すると共に右可動体109が第3位置に位置する場合では、右装飾部112は、左装飾部90および演出用装飾部26の間に臨むようになっている。この状態では、図2に示すように、左装飾部90は、右装飾部112の可動窓口132および演出用装飾部26の窓口26aを介して前側から視認可能とされる。更に、左可動体46が第1位置に位置すると共に右可動体109が第3位置に位置した状態では、図20,図22に示すように、第2発光部136のLED136aが左装飾部90の第2領域106を指向する。そして、第2発光部136から照射された光は、第1連結壁部126を透過して、主として、左装飾部90の第2領域106に到達するよう構成される。これにより、第1発光部87によって明輝され難い左装飾部90の第2領域106は、第2発光部136の光によって明輝される。また、図22に示すように、第2発光部136から照射された光の一部は、前記装飾反射板43に到達し、該装飾反射板43により前側へ反射される。そして、装飾反射板43で反射された光が左装飾部90の第2領域106に後側から到達して、該第2領域106を明輝させるようになっている(図6参照)。すなわち、左可動体46が第1位置に位置すると共に右可動体109が第3位置に位置する場合においては、第1発光部87の光、第2発光部136の光および装飾反射板43で反射された光によって左装飾部90の略全体が明輝されるよう構成される。なお、図20に示すように、第2発光部136から照射された光の一部は、左装飾部90の第1領域105に到達して、該第1領域105を明輝させる。

図16に示すように、左可動体46が第2位置に位置すると共に右可動体109が第4位置に位置した場合では、右装飾部112は、左装飾部90の前側に臨むようになっている。この状態では、図9に示すように、右装飾部112の可動窓口132を介して左装飾部90が前側から視認可能とされる。また、左可動体46が第2位置に位置すると共に右可動体109が第4位置に位置した状態では、図21に示すように、第2発光部136のLED136aが、左装飾部90の第2領域106を指向するよう構成される。そして、第2発光部136から照射された光は、主に左装飾部90の第2領域106に側方から到達して、該第2領域106を明輝させるようになっている。前述したように、左可動体46が第2位置に位置した状態では、図16に示すように、左装飾部90の第2領域106に液晶表示装置15の表示部15aからの光が到達して、該光によっても第2領域106が明輝される。すなわち、左可動体46が第2位置に位置すると共に、右可動体109が第4位置に位置する場合には、第1発光部87の光、第2発光部136の光および液晶表示装置15の表示部15aの光によって左装飾部90の略全体が明輝されることとなる。なお、図21に示すように、第2発光部136から照射された光の一部は、左装飾部90の第1領域105に到達して、該第1領域105を明輝させる。

〔実施例の作用〕
次に、前述した実施例に係るパチンコ機10の作用について、以下説明する。

左部演出装置41の非演出時には、前記左可動体46は第1位置に位置して、設置部材14の上外周壁部38aに近接している(図4参照)。このとき、図6に示すように、前記左装飾部90が設置部材14の上外周壁部38aより上方に突出し、左装飾部90の第2領域106が装飾反射板43の前側に臨む。この状態では、左装飾部90が図柄表示開口部25aの上部に臨むと共に前記演出用装飾部26の窓口26aの後方に位置している。一方、右部演出装置42の非演出時には、前記右可動体109が第3位置に位置し、設置部材14の上外周壁部38aに隣接している。右可動体109の第3位置では、図6に示すように、右装飾部112が演出用装飾部26および左装飾部90の間に位置する。この状態では、左装飾部90は、演出用装飾部26の窓口26aおよび右装飾部112の可動窓口132を介して前側から視認可能とされる(図2参照)。また、第2発光部136のLED136aは、図20に示すように、左装飾部90の第2領域106を指向する。

前記第1発光部87が発光すると、第1発光部87のLED87cから照射された光は、前記第1拡散部88および第2拡散部89で拡散されつつ該第1,第2拡散部88,89を透過し、前記左装飾部90の第1領域105を明輝させる。また、前記第2発光部136が発光されると、図20,図22に示すように、第2発光部136のLED136aから照射された光が第1連結壁部126を透過して、右装飾部112の後方を斜め左上方に照射される。そして、図22に示すように、第2発光部136の光が左装飾部90の第2領域106に側方から到達して、該第2領域106を明輝させる。更に、第2発光部136から照射された光の一部は、前記装飾反射板43に到達して、該装飾反射板43で前方へ反射される。そして、図22に示すように、装飾反射板43で反射された光が左装飾部90の第2領域106に後側から到達して、該第2領域106を明輝させる。すなわち、左可動体46が第1位置に位置すると共に、右可動体109が第3位置に位置する場合には、左装飾部90は、第1,第2発光部87,136の光および装飾反射板43で反射された光により略全体が明輝される。従って、左装飾部90の一部が明輝されずに左可動体46の美観が低下するのを回避することができる。

また実施例では、左可動体46の第1位置において、左装飾部90が設置部材14の上外周壁部38aから上方に突出し、該設置部材14に干渉しない構成とされている。すなわち、左可動体46が第1位置に位置した際に、左装飾部90が設置空間39内に位置するようにすると、上外周壁部38aに干渉するのを回避するため左装飾部90の面積を小さくする必要が生じる。しかるに、実施例の左装飾部90は、上外周壁部38aとの干渉を考慮する必要がないから、大きなサイズの左装飾部90を採用することができ、遊技者にインパクトのある演出を提供することができる。

左部演出装置41が可動演出する際には、前記統括制御装置の制御により左駆動モータ51が駆動される。これにより、左駆動ギヤ61が回転されて、大径ギヤ52が図11(a)の時計回り方向に回転される。大径ギヤ52が回転すると、スライダー53の横溝部69の左右中央部(大径ギヤ52の回転軸52aの下方)に位置する連結棒70が左上方へ移動して、該連結棒70が横溝部69を左方へ移動しつつ横溝部69の内側面を押し上げる。これにより、スライダー53が上方へ押し上げられて、該スライダー53のガイド部63がスライドレール部56を上方に移動する。このとき、スライドレール部56の案内突部58(図10参照)が縦溝部67を相対移動すると共に、前記摺動ボス部65(図11(b)参照)が摺動溝57を移動することで、スライダー53が案内される。スライダー53が上方に移動することで、第1左リンク部47が前記左主軸部73を中心に回動すると共に第2左リンク部48が前記左副軸部81を中心に回動し、演出部49が下降を開始させる。このとき、第1左リンク部47および第2左リンク部48は、平行リンク機構を構成しているから、演出部49は、姿勢を変えることなく下降する。

ここで、前記作動部64は、左側に偏倚した箇所でガイド部63と連結されており、左可動体46の移動時の負荷は、ガイド部63を介して作動部64の左側に付与される。そこで、実施例では、左可動体46の移動時(大径ギヤ52が回転する間)に、前記連結棒70が常に横溝部69の左右中央から左端部の間に位置するようにしたので、作動部64の左側にかかる負荷を連結棒70で確実に支持することができる。しかも、作動部64におけるガイド部63に近接する側を連結棒70が支持する構成とすることで、連結棒70がガイド部63から離間する作動部64の右側を支持する構成とした場合に較べ、スライダー53の姿勢が傾き難くなるから、スライダー53をスムーズに移動させることができる。

図12(a)に示すように、大径ギヤ52が約180°回転すると、左駆動モータ51の駆動が停止されて、左可動体46が第2位置に位置する。左可動体46が第2位置に位置すると、左装飾部90が液晶表示装置15の表示部15aの前側に位置する。この状態では、第1発光部87の光により左装飾部90の第1領域105が明輝されると共に、液晶表示装置15の表示部15aで表示された演出画像の光により左装飾部90の第2領域106が明輝される(図16参照(但し、右可動体109が第4位置に位置した状態を示す))。すなわち、右可動体109が第3位置に位置していても、第1発光部87および表示部15aからの光により左装飾部90の略全体が明輝されるから、左可動体46の発光演出時における美観が低下するのは防止し得る。

次に、右部演出装置42が可動演出する場合について説明する。なお、左可動体46は、第2位置に停止しているものとする。前記右駆動モータ107が駆動されて、右駆動ギヤ117が回転し、弧状ギヤ123が図18(a)の時計回り方向に回転される。これにより、第1右リンク部110および第2右リンク部111が回動して、右装飾部112は、姿勢を変えることなく下降する。そして、図18(b)に示すように、弧状ギヤ123が約45°回転すると、右駆動モータ107の駆動が停止されて、右可動体109が第4位置に位置する。右可動体109が第4位置に位置すると、図9に示すように、右装飾部112は、左装飾部90の前側に位置する(図16参照)。このとき、第2発光部136のLED136aは、図21に示すように、左装飾部90の第2領域106を指向する。

この状態で、第2発光部136が発光されると、図21に示すように、第1連結壁部126を透過した光が斜め左下方へ照射されて、左装飾部90の第2領域106に側方から到達する。これにより、左装飾部90の第2領域106は、第2発光部136の光により明輝される。すなわち、左可動体46が第2位置に位置すると共に右可動体109が第4位置に位置した状態では、左装飾部90の第2領域106は、液晶表示装置15の表示部15aからの光に加えて第2発光部136からの光によっても明輝されるので、第2領域106を更に確実に明輝させることが可能となる。しかも、図9に示すように、前記左装飾部90は、右装飾部112の可動窓口132を介して前側から視認可能となり、左装飾部90の発光演出を遊技者が楽しむことができる。

このように、実施例に係るパチンコ機10では、左可動体46が第1位置に位置すると共に、右可動体109が第3位置に位置した状態では、第1発光部87および第2発光部136の光で左装飾部90を明輝させると共に、左可動体46が第2位置に位置すると共に、右可動体109が第4位置に位置した状態では、第1発光部87、第2発光部136および表示部15aの光で左装飾部90を明輝させる構成とした。すなわち、第1発光部87で左装飾部90の全体を明輝させる必要がないから、左装飾部90より小さなサイズの第1発光部87を採用することができ、左可動体46(演出部49)の重量を小さくすることができる。従って、出力の小さな左駆動モータ51を採用し得るから、左部演出装置41の製造コストを抑えることができる。また、左装飾部90は大きなサイズを維持し得るから、大型の左装飾部90による迫力ある可動演出を行うことができ、遊技の興趣を高めることができる。

次に、左可動体46が第2位置から第1位置に復帰する際には、左駆動モータ51が駆動されて、前記大径ギヤ52が図12(a)の反時計回り方向に回転される。これにより、前記連結棒70が下降して、スライダー53を押し下げる。スライダー53が下方へ移動することで、第1左リンク部47および第2左リンク部48が図12(a)の時計回り方向に回動して、前記演出部49が上昇する。この場合も、前記連結棒70は、常に横溝部69の左側に位置するので、作動部64の左側に加わる負荷を連結棒70で確実に支持して、スライダー53を安定的に移動させることがでる。そして、図11(a)に示すように、大径ギヤ52が約半回転して、連結棒70が横溝部69の左右中央部に位置すると、左駆動モータ51の駆動が停止されて左可動体46が第1位置に復帰する。

右可動体109が第4位置から第3位置に復帰する際には、右駆動モータ107が駆動されて、前記右駆動ギヤ117が図18(b)の時計回り方向に回転し、弧状ギヤ123が回転される。これにより、第1右リンク部110および第2右リンク部111が回動して、右装飾部112は姿勢を変えることなく上昇する。そして、図18(a)に示すように、弧状ギヤ123が約45°回転すると、右駆動モータ107の駆動が停止されて、右可動体109が第3位置に復帰する。右可動体109が第3位置に位置すると、右装飾部112が演出用装飾部26および左装飾部90の間に位置して、左装飾部90が該右装飾部112の可動窓口132に臨む(図2参照)。

なお、左部演出装置41は、左可動体46が第1位置または第2位置に位置する場合、もしくは左可動体46が第1位置と第2位置とを移動する間に、前記左装飾部90を回転させる演出を行い得るようになっている。すなわち、図14に示すように、演出用モータ85が駆動されて演出駆動ギヤ94が回転すると、前記装飾用ギヤ97が演出従動ギヤ95を介して回転される。このように、左装飾部90が回転することで、左可動体46の演出効果が更に高めることが可能となる。

〔付記〕
なお、前述した実施例の構成については、以下の如き限定が可能である。
請求項1〜4の何れか一項に記載の遊技機に対し、
第3位置の前記第2可動体(109)における第2発光部(136)から照射された光を前方へ反射させる光反射部(43)が設けられ、
前記第1可動体(46)が第1位置に位置した際に、前記装飾部(90)の第2領域(106)が前記光反射部(43)の前側に臨んで、該光反射部(43)で反射された光により明輝されるよう構成した。
付記の発明によれば、第1可動体が第1位置において、光反射部で反射された光により装飾部の第2領域が明輝される構成とした。すなわち、第2発光部から直接照射された光と光反射部で反射された光とにより第2領域を明輝させ得るから、該第2領域を確実に照らすことができる。

〔変更例〕
なお、前述した実施例は、以下に示す通り、種々の変更が可能である。
(1)実施例では、第2発光部を右可動体の前リンク半体に設けた場合を示したが、第2発光部により装飾部の第2領域を明輝させ得る構成であれば、第2発光部を、第2可動体の他の部位に設置してもよい。例えば、第2発光部を右装飾部の後面に取り付けて、第2可動体が第3位置(または第4位置)に位置した際に、第1位置に位置する第1可動体の装飾部の第2領域を明輝させる構成としてもよい。
(2)実施例では、左可動体および右可動体を設置部材に配設した場合を示したが、第1および第2可動体を遊技盤に設置してもよい。
(3)実施例では、遊技盤をベニア等の不透明部材で構成し、第1位置および第2位置における左装飾部は、枠状装飾部材の図柄表示開口部(演出用装飾部の窓口)を介して前側から視認可能としたが、遊技盤を透明な樹脂等から構成し、該遊技盤を介して装飾部を前側から視認し得るようにしてもよい。
(4)実施例では、左装飾部を円形としたが、装飾部としては、多角形等、円形以外の形状としてもよい。
(5)実施例では、左可動体および右可動体は、揺動する構成としたが、例えば、第1可動体(第2可動体)が第1位置(第3位置)から第2位置(第4位置)に直線的に往復移動したり、変則的に往復移動するようにしてもよい。
(6)実施例では、上下左右の枠部材を組み付けて中枠を構成したが、中枠を一体物で構成してもよい。
(7)実施例では、図柄表示手段として液晶表示装置を採用したが、ドラム式やデジタル式等、公知の図柄表示手段を採用することができる。

12 遊技盤
14 設置部材
15 液晶表示装置
15a 表示部
34 遊技領域
39 設置空間
39a 前方開口
46 左可動体(第1可動体)
87 第1発光部
90 左装飾部(装飾部)
105 第1領域
106 第2領域
109 右可動体(第2可動体)
136 第2発光部

Claims (3)

  1. 図柄を変動表示可能に構成された遊技機において、
    第1位置と第2位置とを往復移動する第1可動体と、
    第3位置と第4位置とを往復移動する第2可動体とを備え、
    前記第1可動体は、前方に向けて光を照射する第1発光部と、該第1発光部の前側に設けられた装飾部とを備え、
    前記第2可動体は、第2発光部を備え、
    前記装飾部は、前記第1発光部の光により明輝される第1領域と、該第1領域に較べて第1発光部の光により明輝され難い第2領域とを有し、前記第1可動体が第1位置に位置すると共に第2可動体が第3位置に位置した際に、前記第2領域が前記第2発光部の光により明輝され、前記第1可動体が第2位置に位置すると共に第2可動体が第4位置に位置した際に、前記装飾部の第2領域が前記第2発光部の光で明輝されるよう構成した
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 図柄を変動表示可能に構成された遊技機において、
    第1位置と第2位置とを往復移動する第1可動体と、
    第3位置と第4位置とを往復移動する第2可動体とを備え、
    前記第1可動体は、前方に向けて光を照射する第1発光部と、該第1発光部の前側に設けられた装飾部とを備え、
    前記第2可動体は、第2発光部を備え、
    前記装飾部は、前記第1発光部の光により明輝される第1領域と、該第1領域に較べて第1発光部の光により明輝され難い第2領域とを有し、前記第1可動体が第1位置に位置すると共に第2可動体が第3位置に位置した際に、前記第2領域が前記第2発光部の光により明輝されるよう構成され、
    演出画像を表示する表示部を当該遊技機の前側から視認し得るよう配設された表示装置を備え、
    前記第1可動体は、第2位置に位置した際に、前記表示部の前側に臨み、前記装飾部の第2領域が表示部に表示された演出画像の光により明輝されるよう構成した
    ことを特徴とする遊技機。
  3. 遊技球が流下する遊技領域が画成された遊技盤を備えた遊技機において、
    第1位置と第2位置とを往復移動する第1可動体と、
    第3位置と第4位置とを往復移動する第2可動体とを備え、
    前記第1可動体は、前方に向けて光を照射する第1発光部と、該第1発光部の前側に設けられた装飾部とを備え、
    前記第2可動体は、第2発光部を備え、
    前記装飾部は、前記第1発光部の光により明輝される第1領域と、該第1領域に較べて第1発光部の光により明輝され難い第2領域とを有し、前記第1可動体が第1位置に位置すると共に第2可動体が第3位置に位置した際に、前記第2領域が前記第2発光部の光により明輝されるよう構成され、
    前方に開放する設置空間を画成した設置部材が前記遊技盤の後側に設けられて、該設置空間の前方開口を前記第1可動体の装飾部が移動するよう構成され、
    前記第1可動体が第1位置に位置した際に、前記装飾部の第2領域が設置空間の外側へ突出するよう構成した
    ことを特徴とする遊技機。
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