JP2015097771A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】図柄表示装置でのインパクトのある表示演出を行い得ると共に、可動体の大型化を図ることができる遊技機を提供する。【解決手段】設置部材22に、枠状装飾体27の窓口縁部側の待機位置と待機位置より窓口中央側の作動位置との間を往復移動する支持部材36が配設される。支持部材36に、意匠面35aが前斜め下方を向く第1姿勢と正面を向く第2姿勢とに姿勢変化可能な第3可動体35が配設される。第3可動体35は、支持部材36が待機位置と作動位置との間で移動する際に姿勢変化機構によって第1姿勢と第2姿勢とに姿勢変化される。第2姿勢における第3可動体35の意匠面35aの前後寸法は第1姿勢での寸法より小さく、かつ第2姿勢における第3可動体35の意匠面35aの上下寸法は第1姿勢での寸法より大きくなるよう構成される。【選択図】図5

Description

本発明は、動作による演出を行う可動演出装置を備えた遊技機に関するものである。
代表的な遊技機であるパチンコ機は、機内にセットされる遊技盤の盤面に画成した遊技領域の略中央位置に枠状の枠状装飾体(所謂センター役物)が配設されて、該枠状装飾体の窓口を介して複数の図柄を変動表示する液晶式やドラム式等の図柄表示装置を後方から臨ませると共に、該遊技盤における枠状装飾体の下方位置に、パチンコ球(遊技球)の入賞により図柄表示装置での図柄変動を開始させる始動入賞装置(始動入賞手段)や大当り時等に開放する特別入賞装置を配設するよう構成されたものが多数提案されている。この種のパチンコ機では、前記遊技領域に打ち出されたパチンコ球が遊技領域内に植設された遊技釘等との接触により跳ね返りながら次第に自重により流下し、該遊技領域を流下する過程で前記始動入賞装置に入賞することにより、所定数の賞球が払い出されると共に、前記図柄表示装置での図柄変動演出に伴うリーチ演出等の各種の遊技演出がなされ、該図柄表示装置に図柄が所定の組み合わせで停止することにより所謂大当りが発生し、前記特別入賞装置が開放して多数の賞球を獲得し得るよう構成される。
また、近年のパチンコ機には、前記枠状装飾体等に、所要の動作を行う可動体を備えた可動式の演出装置(可動演出装置)が配設されて、可動体を図柄表示装置での図柄変動演出に合わせて動作させることにより演出効果の向上を図っている。例えば、特許文献1に開示された可動演出装置では、図柄表示装置の表示部の前方を、該表示部の上縁部側の待機位置と中央部側の作動位置との間で可動体を昇降移動するよう構成されている。
特開2012−90814号公報
前記パチンコ機では、近年の図柄表示装置の大型化に伴い、該図柄表示装置の表示部を前側に臨ませる枠状装飾体の開口部を大きくして、インパクトのある図柄変動演出を行う傾向にある。また、表示部の前方を移動する可動体においても、該可動体が表示部の中央部側に移動した際のインパクトを高めるために大型化されている。しかしながら、大型の可動体を採用する場合は、待機位置に位置する可動体によって図柄表示装置の表示部が隠れる領域が大きくなってしまい、せっかく大型の図柄表示装置を採用してもインパクトのある演出を行うことができなくなってしまう難点が指摘される。
すなわち本発明は、従来の技術に係る遊技機に内在する前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、図柄表示装置でのインパクトのある表示演出を行い得ると共に、可動体の大型化を図ることができる遊技機を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本願の請求項1に記載の発明では、
遊技球が流下可能な遊技領域(21a)が前側に設けられる遊技盤(20)と、該遊技盤(20)に配設される枠状の装飾体(27)と、前記遊技盤(20)の裏側に配設され、図柄を変動表示可能な表示部(17a)を前記装飾体(27)の開口部(27a)から前側に臨ませる図柄表示装置(17)と、動作により演出を行う可動演出装置(M3)とを備えた遊技機において、
前記可動演出装置(M3)は、
前記図柄表示装置(17)の表示部(17a)に沿って前記装飾体(27)の開口部縁部側の待機位置と該待機位置より開口部中央側の作動位置との間を往復移動する支持部材(36)と、
前記支持部材(36)に支持されて第1姿勢および意匠面(35a)が前側を向く第2姿勢に姿勢変化可能な可動体(35)と、
前記支持部材(36)が待機位置と作動位置との間で移動する際に、前記可動体(35)を第1姿勢と第2姿勢とに姿勢変化させる姿勢変化機構(77)とを備え、
前記姿勢変化機構(77)は、第2姿勢における可動体(35)の意匠面(35a)の表示部(17a)に直交する方向の寸法が第1姿勢での寸法より小さく、かつ第2姿勢における可動体(35)の意匠面(35a)の表示部(17a)に沿う方向の寸法が第1姿勢での寸法より大きくなるように可動体(35)を姿勢変化させることを要旨とする。
請求項1の発明によれば、支持部材の待機位置において可動体を第1姿勢とすることで、該可動体によって表示部が隠れる領域を小さくすることができるので、大型の可動体を採用し得ると共に図柄表示装置でのインパクトのある表示演出を行い得る。また、支持部材の作動位置において可動体を意匠面が前側を向く第2姿勢とすることで、該可動体の前側から見た投影面積は大きくなるので、可動体によるインパクトのある演出ができ、遊技の興趣を向上し得る。
請求項2に記載の発明では、前記装飾体(27)は、遊技盤(20)の前面より前方に突出し、前記遊技領域(21a)から該装飾体(27)の開口部(27a)側への遊技球の移動を規制する庇状部(27b)を備え、
前記可動体(35)の第1姿勢において該可動体(35)は庇状部(27b)の前端よりも後方に位置するよう構成されることを要旨とする。
請求項2の発明によれば、支持部材の待機位置において可動体を第1姿勢としても該可動体が庇状部より前方に突出しないので、該可動体が庇状部より前方にある部品と干渉することはない。
請求項3に記載の発明では、前記姿勢変化機構(77)は、
前記支持部材(36)に回転自在に枢支された作動軸(71)と、
前記支持部材(36)の移動方向に延在し、前記作動軸(71)に設けた係合部(74)が係合するカム部(76)が設けられたカム部材(37c,75)と、
前記作動軸(71)に一体的に回転するよう配設され、前記可動体(35)に設けた揺動ギヤ(62)に噛合する作動ギヤ(72)とを備え、
前記支持部材(36)の往復移動に伴って係合部(74)がカム部(76)に沿って移動することで作動軸(71)が正転方向および逆転方向に回転し、該作動軸(71)と共に回転する前記作動ギヤ(72)と揺動ギヤ(62)との噛合作用下に前記可動体(35)が揺動して第1姿勢と第2姿勢とに姿勢変化するよう構成されることを要旨とする。
請求項3の発明によれば、支持部材の移動に伴って可動体を揺動することができるので、可動体を揺動するための駆動源を別途必要とせず、製造コストを低廉に抑えることができる。
請求項4に記載の発明では、前記可動体(35)は、前記支持部材(36)に揺動自在に支持される本体部(54)と、該本体部(54)に対して本体部(54)の揺動軸線に対する近接・離間方向に移動自在に配設される分割部(55)とを備え、
前記分割部(55)を、前記可動体(35)の第2姿勢において前記揺動軸線から離間して本体部(54)と共に前記意匠面(35a)を形成する合体位置となるように移動すると共に、該可動体(35)の第1姿勢において前記揺動軸線に近接して本体部(54)の外周縁から退避した退避位置となるように移動する進退機構(78)を備えることを要旨とする。
請求項4の発明によれば、本体部と合体して意匠面を構成する分割部を合体位置から退避位置に移動することで、第1姿勢となった可動体を収容するのに必要となる前後寸法を小さくすることができるので、可動体の大型化を図りつつ他の遊技部品の配設スペースを圧迫するのを抑えることができる。
請求項5に記載の発明では、前記進退機構(78)は、
前記支持部材(36)の往復移動に伴って正転方向および逆転方向に回転する作動軸(71)に設けられた第2の係合部(72a)と、
前記分割部(55)に配設され、前記第2の係合部(72a)が係合するカム部(70a)が設けられた第2のカム部材(70)とを備え、
前記作動軸(71)が正転方向および逆転方向に回転するのに伴って変位する第2の係合部(72a)とカム部(70a)との係合作用下に第2のカム部材(70)が移動することで、前記分割部(55)が合体位置と退避位置との間を移動するよう構成される要旨とする。
請求項5の発明によれば、支持部材の移動に伴って分割部を進退移動することができるので、分割部を進退移動する駆動源を別途必要とせず、製造コストを低廉に抑えることができる。
本発明に係る遊技機によれば、図柄表示装置でのインパクトのある表示演出を行い得ると共に可動体の大型化を図ることができ、演出による興趣を向上し得る。
実施例に係るパチンコ機を示す正面図である。 実施例に係る遊技盤の正面図であって、各可動体が窓口縁部側に位置している状態で示している。 実施例に係る遊技盤を前側から見た概略斜視図である。 実施例に係る可動演出装置を配設した設置部材を示す正面図である。 実施例に係る遊技盤を、図2の状態で縦断した側面図である。 実施例に係る遊技盤の正面図であって、第3可動体が窓口中央側に位置している状態で示している。 実施例に係る遊技盤の正面図であって、各可動体が窓口中央側に位置している状態で示している。 実施例に係る遊技盤を、図7の状態で縦断した側面図である。 実施例に係る遊技盤の要部縦断側面図であって、第3可動体が待機位置の状態を拡大して示している。 実施例に係る遊技盤の要部縦断側面図であって、第3可動体が作動位置の状態を拡大して示している。 実施例に係る第3可動演出装置の正面図である。 実施例に係る第3可動演出装置の背面図であって、支持基体を省略している。 実施例に係る第3可動演出装置を支持基体の第3取付部の位置で縦断した側面図である。 実施例に係る第3可動演出装置を第3可動体が第1姿勢となっている状態で示す要部左側面図である。 実施例に係る第3可動演出装置を第3可動体が第1姿勢となっている状態で示す要部右側面図である。 実施例に係る第3可動体を裏側から見た状態で示す説明図であって、分割部は退避位置に位置している。 実施例に係る第3可動演出装置の支持基体、駆動機構および支持部材を前側から見た分解斜視図である。 実施例に係る第3可動演出装置の支持基体、駆動機構および支持部材を後側から見た分解斜視図である。 実施例に係る第3可動体を分解した状態を上側から見た概略斜視図であって、支持部材の支持台部を併せて図示してある。 実施例に係る第3可動体を分解した状態を裏側から見た分解斜視図であって、支持部材の支持台部を併せて図示してある。 実施例に係る第3可動演出装置の支持部材から支持台部および姿勢変化機構の構成部品を分解した状態を前側から見た概略斜視図である。 実施例に係る第3可動演出装置の支持部材から支持台部および姿勢変化機構の構成部品を分解した状態を後側から見た概略斜視図である。 実施例に係る第3可動体の要部左側断面図であって、(a)は第1姿勢の状態を示し、(b)は第2姿勢の状態を示している。 実施例に係る第3可動体の要部右側断面図であって、(a)は第1姿勢の状態を示し、(b)は第2姿勢の状態を示している。 実施例に係る第3可動体の待機位置と作動位置との間の移動時の動作を示す説明図である。 実施例に係る第3可動体と遊技盤および枠状装飾体との関係を示す説明図であって、(a)は第3可動体が待機位置で第1姿勢となっている状態を示し、(b)は第3可動体が作動位置で第2姿勢となっている状態を示している。
次に、本発明に係る遊技機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。なお、実施例では、遊技球としてパチンコ球を用いて遊技を行うパチンコ機を例に挙げて説明する。また、以下の説明において、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」とは、特に断りのない限り、図1に示すようにパチンコ機を前側(遊技者側)から見た状態で指称する。
(パチンコ機10について)
実施例に係るパチンコ機10は、図1に示すように、全体として縦長の矩形状に構成されており、遊技者がパチンコ機10の前面に向かう姿勢でパチンコ遊技を行うことができるよう、パチンコ球の発射操作を行うための操作ハンドル16が前面右下部に設けられている。このパチンコ機10には、矩形枠状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に固定される固定枠としての外枠11の開口前面側に、後述する遊技盤20(図2参照)を着脱可能に保持する本体枠としての中枠12が開閉および着脱可能に組付けられると共に、遊技盤20の後側に、図柄を変動表示可能な図柄表示装置17(図1参照)が着脱し得るよう配設されている。また、中枠12の前面側には、遊技盤20を透視可能に保護する透明板(透明部材)13aを窓部に備えた装飾枠としての前枠13が開閉可能に組付けられると共に、該前枠13の下方にパチンコ球を貯留する下球受け皿15が開閉可能に組付けられる。なお、実施例では、前枠13の下部位置に、パチンコ球を貯留する上球受け皿14が一体的に組付けられており、前枠13の開閉に合わせて上球受け皿14も一体的に開閉するよう構成される。また実施例では、前記図柄表示装置17としては、各種図柄を表示可能な液晶パネルを収容ケースに収容した液晶表示装置が採用されるが、これに限られるものではなく、ドラム式の図柄表示装置やドットマトリックス式の図柄表示装置等の各種図柄を停止および変動表示可能な従来公知の各種の図柄表示装置を採用し得る。
前記前枠13には、図1に示す如く、下球受け皿15の右側方に、前記中枠12に配設された打球発射装置(図示せず)を作動する前記操作ハンドル16が設けられる。この操作ハンドル16は、左回転方向に付勢された操作レバー16aを備えており、該操作レバー16aを右回転するよう遊技者が回動操作することで打球発射装置が作動されて、前記上球受け皿14に貯留されたパチンコ球が前記遊技盤20に向けて発射されるようになっている。また、前枠13の前部には、LED等の発光体による発光演出が可能なランプ装置18や、音声や効果音を出力可能なスピーカ19が配設されており、前記図柄表示装置17での図柄変動演出に合わせてランプ装置18で発光演出を行ったりスピーカ19で音声演出を行い得るよう構成されている。
(遊技盤20について)
本実施例では、所定板厚の略矩形状に形成されたアクリルやポリカーボネート等の合成樹脂材等からなる透明な平板状の板状部材21と、該板状部材21の裏側に着脱自在に取付けられる設置部材22とから前記遊技盤20が構成されている。板状部材21の表面には、略円形状に湾曲形成された案内レール23が配設され、該案内レール23によってパチンコ球が流下可能な遊技領域21aが画成されている。そして、該遊技領域21a内に、前記打球発射装置から発射されたパチンコ球が打ち出され、該遊技領域21a内をパチンコ球が流下して遊技が行われる。また、板状部材21の遊技領域21a内には、多数の遊技釘が植設されており、該遊技釘との接触により遊技領域21aを流下するパチンコ球の流下方向が不規則に変化するよう構成してある。なお、板状部材21をベニア板等から形成してもよい。
前記板状部材21には、図2に示す如く、後述する枠状装飾体27の下縁より下方位置に、前記遊技領域21aを流下するパチンコ球が入賞可能な始動入賞装置24および特別入賞装置25等が配設される。始動入賞装置24は、遊技領域21aを流下するパチンコ球が入賞可能な始動入賞口が設けられる。そして、始動入賞装置24の始動入賞口へ入賞したパチンコ球が始動入賞センサ(図示せず)で検出されることで、図柄表示装置17の表示部17aで図柄変動が開始されると共に、所定数(例えば5個)のパチンコ球が賞球として前記上下の球受け皿14,15に払い出される。
前記特別入賞装置25は、入賞口が開閉扉で常には閉鎖されており、前記図柄表示装置17での図柄変動の結果、図柄表示装置17の表示部17aに所定の図柄組み合わせ(例えば同一図柄の三つ揃い等)で図柄が停止表示されることで所謂「大当り」が発生し、これにより開閉扉が開放するよう作動制御されて、入賞口への入賞により多数の賞球を獲得し得るようになっている。なお、図2の符号26は、板状部材21に配設されて、常に入賞口を遊技領域21aに開口している普通入賞装置を示す。
(枠状装飾体27について)
前記板状部材21の中央には、前後に貫通する大型の貫通孔21b(図5,図8参照)が形成されており、該貫通孔21bに対して前後に開口する枠状の枠状装飾体(所謂センター役物,装飾体)27が嵌め込まれるように着脱可能に配設される。そして、前記設置部材22の開口部22a(後述)から臨む前記図柄表示装置17の表示部17aは、枠状装飾体27における前後に開口する窓口(開口部)27aを介して板状部材21(遊技盤20)の前側に露出して、該図柄表示装置17の表示部17aで展開される図柄変動演出を前側から視認し得るようになっている。
前記枠状装飾体27には、図2,図3,図5等に示す如く、上縁部から左右両縁部に亘り、板状部材21の前面より前方に突出する円弧状の庇状部27bが設けられており、前記遊技領域21aに打ち出されたパチンコ球を外周部の庇状部27bで案内し得ると共に、該パチンコ球が枠状装飾体27の窓口27aを横切って流下するのを該庇状部27bで規制している。また枠状装飾体27には、窓口27aの下側に、ステージ27cが設けられると共に、窓口27aの左側に、遊技領域21aに開口して該遊技領域21aを流下するパチンコ球を取込んでステージ27cに案内する球導入部27dが設けられ、該球導入部27dからステージ27cに通出されたパチンコ球は、ステージ27c上を左右に転動した後に、前記各入賞装置24,25,26が配設されている遊技領域21aに排出される。また、前記ステージ27cの後端縁には、左右方向の全長に亘って上側に向けて所定高さで立上がる透明壁27eが設けられ、ステージ27c上を転動するパチンコ球が前記図柄表示装置17の表示部17a側に移動するのを該透明壁27eで防止している。
(設置部材22について)
前記設置部材22は、図3,図5,図8に示す如く、前記板状部材21の外郭形状より僅かに小さい形状に形成された略矩形状の背面板(設置部)28と、該背面板28の外周縁部から前方に突出する画壁部29とから前方に開口した箱状に形成されて、該画壁部29の開口前端部を板状部材21の裏面に当接させた状態で、当該板状部材21と設置部材22とがネジ止め固定される。そして、前記設置部材22において前記板状部材21との間に画成される空間に、動作により演出を行う複数の可動演出装置M1,M2,M3,M4が設置されて、設置部材22を基材とする1つのユニットとして扱い得るようになっている。前記設置部材22の背面板28には、前記枠状装飾体27の窓口27aと前後に整列する位置に、略矩形状の開口部22aが前後に開口するよう開設される。そして、背面板28の裏面に配設した前記図柄表示装置17の表示部17aが、前記開口部22aおよび窓口27aを介して板状部材21の前側に臨むようになっている。なお、以下の説明では、設置部材22の背面板28について、開口部22aに対する上下左右の各部位を、上板部28a,下板部28b,左板部28c,右板部28dと指称して区別する場合もある。
(第1および第2可動演出装置M1,M2について)
図4に示すように、前記設置部材22の背面板28における開口部22aの左側前面(左板部28cの前面)に、第1可動演出装置M1が配設されると共に、背面板28における開口部22aの右側前面(右板部28dの前面)に、第2可動演出装置M2が配設されている。第1可動演出装置M1および第2可動演出装置M2は、左右対称であるので、第1可動演出装置M1の構成について説明し、第2可動演出装置M2については第1可動演出装置M1と同じ部材に同一の符号を付して詳細説明は省略する。
前記第1可動演出装置M1は、前記図柄表示装置17における表示部17aの前側において、前記背面板28の板面に沿って左右方向に往復移動する第1可動体30と、該第1可動体30に動作可能に配設された第2可動体31とを備える。第1可動体30は、背面板28に配設されて左右方向に延在するレール部材に移動自在に支持された支持部材に配設されており、駆動モータを備える第1作動機構32によって支持部材と共に第1可動体30を前記枠状装飾体27の窓口縁部側(開口部縁部側)の第1位置(図2,図4)と、該第1位置より窓口中央側(開口部中央側)の第2位置(図7)との間を直線的に往復移動させ得るよう構成される。
前記第1可動体30は、支持部材に対して該支持部材の往復移動方向と交差する方向(実施例では上下方向)の軸回りに回転自在に支持されている。また、第1可動体30は、設置部材22における開口部22aの上下方向の略全長に亘って臨む長さに設定されると共に、第1位置において前側を向く面と後側を向く面とに異なる意匠面30a,30bが形成されている。なお、第1位置において前側を向く意匠面を第1意匠面30aと指称すると共に、後側を向く意匠面を第2意匠面30bと指称するものとする。そして、第1可動演出装置M1は、第1可動体30に設けたピニオンと設置部材22に設けたラックとからなる回転機構33によって、前記第1作動機構32による支持部材(第1可動体30)の往復移動に伴って第1可動体30を第1意匠面30aが前側を向く第1姿勢と、第2意匠面30bが前側を向く第2姿勢とに反転するよう構成される。また、第1可動演出装置M1では、支持部材が第1位置と第2位置との間を往復移動する領域において、第1可動体30が姿勢を変化しないまま左右方向に往復移動する非姿勢変化領域と、該第1可動体30が第1姿勢から第2姿勢または第2姿勢から第1姿勢に変化する姿勢変化領域とが設定されている。実施例では、第1位置側に非姿勢変化領域が設けられると共に第2位置側に姿勢変化領域が設けられており、第1位置において第1姿勢となっている第1可動体30は、第1作動機構32によって支持部材が非姿勢変化領域を第1位置から第2位置に向けて移動している間は第1姿勢のまま窓口中央側に向けて移動し、支持部材が姿勢変化領域を第2位置に向けて移動する際に第1可動体30が前記回転機構33によって第1姿勢から第2姿勢に反転して、第2意匠面30bを前側に向けるよう構成される。すなわち、第1可動体30は、窓口中央側の第2位置では第2姿勢となるよう構成してある(図7参照)。
ここで、前記第1可動演出装置M1および第2可動演出装置M2は、後述する第3可動演出装置M3の第3可動体35が窓口中央の作動位置に移動した状態で、各第1可動体30が第1位置と第2位置との間を移動することで作動位置の第3可動体35に対して近接・離間移動するよう構成される。そして、第1可動体30が窓口中央側の第2位置に移動することで、第3可動体35と2つの第1可動体30,30が、前記図柄表示装置17の表示部17aの前側で集合するよう構成される(図7参照)。また、第1可動体30の第2意匠面30bは、第3可動体35の意匠面35aと共通する特徴を有する意匠とされており、作動位置に位置する第3可動体35に対して左右両側から接近する一対の第1可動体30,30が第2姿勢に変化して集合した状態で、これらの可動体35,30,30の意匠面35a,30b,30bによって一つの意匠が構成されるようになっている。なお、第1可動体30は、各意匠面30a,30bに異なる光透過部が設けられると共に、該第3可動体30の内部に発光装置を備え、該発光装置によって各意匠面30a,30bを裏側から照明して異なる形態で光透過部を明輝し得るよう構成されている。
前記第2可動体31は、図4に示す如く、前記第1可動体30の第1意匠面側において、該第1可動体30の往復移動方向と交差する上下方向に離間する2箇所に配設されている。一対の第2可動体31,31は、駆動モータを備える第2作動機構34によって同期して動作するよう構成されている。実施例の第2可動体31は、第1意匠面30aに全体が重なって第1可動体30から外側方に延出しない収容姿勢(図4の実線位置)と、一部が第1可動体30から外側方に延出する延出姿勢(図4の二点鎖線位置)とに第2作動機構34により動作されるようになっている。なお、第1可動体30が姿勢変化する際には、第2可動体31は収容姿勢に保持されるよう構成される。
(第3可動演出装置M3について)
前記設置部材22の背面板28に、前記第1可動体30の往復移動方向と交差する上下方向に第3可動体(可動体)35を移動自在に備える第3可動演出装置(可動演出装置)M3が配設されている。第3可動演出装置M3は、後述する第3作動機構39によって第3可動体35が配設される支持部材36を、前記枠状装飾体27における窓口27aの上縁部側(開口部縁部側)の待機位置(図2,図5)と、該待機位置より窓口中央側(開口部中央側)の作動位置(図6,図7,図8)との間を往復移動するよう構成される。また、第3可動演出装置M3は、支持部材36を待機位置と作動位置との間で移動する際に、後述する姿勢変化機構77によって第3可動体35の姿勢を変化するよう構成されている。なお、第3可動体35は、支持部材36と一体で上下方向に移動するので、該第3可動体35の位置についても、支持部材36の待機位置および作動位置と対応して窓口縁部側に移動した位置を待機位置と指称すると共に窓口中央側に移動した位置を作動位置と指称するものとする。
(支持基体37について)
前記第3可動演出装置M3は、前記背面板28における上板部28a、左板部28cおよび右板部28dの前側に配設されて、前記支持部材36(第3可動体35)が移動自在に支持される支持基体(設置部)37を備える。この支持基体37は、図11,図17,図18に示す如く、上板部28aの前面に重なる第1取付部37aと、第1取付部37aの左端部から下方に延在して左板部28cの前面に重なる第2取付部37bと、第1取付部37aの右端部から下方に延在して右板部28dの前面に重なる第3取付部37cとを備え、これら各取付部37a,37b,37cが対応する板部28a,28c,28dにネジ止め固定されている。支持基体37は、3つの取付部37a,37b,37cによって門型に形成されて、該支持基体37の前後方向に開口する開口部が前記設置部材22の開口部22aと略一致するよう構成される。
前記第2取付部37bおよび第3取付部37cには、その前面にガイドレール38が夫々上下方向に延在するよう配設されて、両ガイドレール38,38に、第3可動体35が配設された前記支持部材36が移動自在に支持されている。そして、支持部材36(第3可動体35)は、支持基体37に配設された第3作動機構39によって前記待機位置と作動位置との間を往復移動するよう構成される。実施例では、第2取付部37bに配設された第1駆動機構40および第3取付部37cに配設された第2駆動機構41から第3作動機構39が構成されており、一対の駆動機構40,41を同期して駆動することによって支持部材36を往復移動するよう構成してある。
(支持部材36について)
前記支持部材36は、図11,図12に示す如く、左右方向に所定長さで延在する部材であって、該支持部材36の左端部に第1移動体52が上下方向に延在するように配設されると共に、該支持部材36の右端部に第2移動体53が上下方向に延在するように配設されている。そして、第1移動体52が前記第2取付部37bのガイドレール38に移動自在に支持されると共に、第2移動体53が前記第3取付部37cのガイドレール38に移動自在に支持されており、両移動体52,53の間に架設される支持部材36は、一対のガイドレール38,38に沿って前記図柄表示装置17の表示部17aに沿って上下方向に平行移動するよう構成される。また、図12に示す如く、第1移動体52の外側縁(第2移動体53から離間する側縁)に、上下方向に延在するように第1ラック52aが形成されると共に、第2移動体53の外側縁(第1移動体52から離間する側縁)に、上下方向に延在するように第2ラック53aが形成されている。
(第1駆動機構40について)
前記第2取付部37bに配設される第1駆動機構40は、図17,図18に示す如く、該第2取付部37bに配設される第1駆動モータ(駆動手段)42と、該第1駆動モータ42で回転駆動される第1駆動歯車43と、第2取付部37bに対して上下方向に移動自在に配設されて側縁にラック44aが形成されたラック部材44と、該ラック部材44に回転自在に配設された第1作動歯車45と、第2取付部37bに設けられて第1作動歯車45が噛合する固定ラック37dとを備える。すなわち、前記第1駆動モータ42は、第2取付部37bの前側に配設された第1モータ取付部材46に前側から取り付けられて、該第1駆動モータ42における第1モータ取付部材46の裏側(第2取付部37bと第1モータ取付部材46との間)に突出する出力軸に前記第1駆動歯車43が配設されている。また、第2取付部37bと第1モータ取付部材46との間に、前記ラック部材44が上下方向に移動自在に支持されており、該ラック部材44の一側縁(実施例では開口部から離間する側の左側縁)に沿って上下方向に延在するように形成された前記ラック44aが、前記第1駆動歯車43に噛合するよう構成される(図12参照)。すなわち、第1駆動モータ42を正転および逆転するように駆動することで、ラック部材44が上下方向に直線的に往復移動するよう構成される。
前記第2取付部37bには、図17に示す如く、上下方向に延在するように長孔37eが形成されており、該長孔37eに、前記第1作動歯車45が回転自在でかつ該長孔37eに沿って上下方向に移動自在に支持されている。また第2取付部37bには、長孔37eの形成位置に隣り合って前記固定ラック37dが上下方向に延在するように形成されており、該固定ラック37dに第1作動歯車45が噛合している。すなわち、前記第1駆動モータ42の駆動によってラック部材44が上下方向に移動する際に、固定ラック37dに噛合している第1作動歯車45が回転するように構成される。そして、この第1作動歯車45が、前記支持部材36に設けた第1移動体52の第1ラック52aに噛合している(図12参照)。なお、ラック部材44と第2取付部37bまたは第1モータ取付部材46との間に引張りバネ等の弾性手段を張架して、ラック部材44を常には弾性手段によって上方(支持部材36および第3可動体35の待機位置側)に向けて付勢する構成を採用し得る。
(第2駆動機構41について)
前記第3取付部37cに配設される第2駆動機構41は、図17,図18に示す如く、該第3取付部37cに配設される第2駆動モータ(駆動手段)47と、該第2駆動モータ47で回転駆動される第2駆動歯車48と、第2駆動歯車48の回転に伴って回転する第2作動歯車49とを備える。すなわち、前記第2駆動モータ47は、第3取付部37cの前側に配設された第2モータ取付部材50に前側から取り付けられて、該第2駆動モータ47における第2モータ取付部材50の裏側(第3取付部37cと第2モータ取付部材50との間)に突出する出力軸に前記第2駆動歯車48が配設されている。また、第3取付部37cと第2モータ取付部材50との間に、前記第2作動歯車49が回転自在に配設されると共に、該第2作動歯車49と第2駆動歯車48とが、第3取付部37cと第2モータ取付部材50との間に回転自在に配設された複数(実施例では2つ)の従動歯車51を介して連繋されている。すなわち、第2駆動モータ47を正転および逆転するように駆動することで、第2作動歯車49が定位置で正転および逆転するよう構成される。そして、この第2作動歯車49が、前記支持部材36に設けた第2移動体53の第2ラック53aに噛合している(図12参照)。
前記第1駆動モータ42および第2駆動モータ47は、図示しない制御手段によって同期して回転駆動されるよう構成され、一対の作動歯車45,49が同期回転することで、前記ラック52a,53aとの噛合作用下に支持部材36が上下方向に往復移動するよう構成される。実施例では、第1および第2駆動モータ42,47を同一方向に回転することで、一対の作動歯車45,49が逆方向に回転して支持部材36を上昇および下降するようになっている。また、第1駆動モータ42および第2駆動モータ47の回転方向について、支持部材36(第3可動体35)を待機位置から作動位置へ移動させる方向を正転方向、支持部材36(第3可動体35)を作動位置から待機位置へ移動させる方向を逆転方向と指称する場合もある。
(第3可動体35について)
前記第3可動体35は、前記支持部材36に対して該支持部材36の移動方向と交差する左右方向に延在する軸回りに揺動自在に支持されて、意匠面35aが前斜め下方を向く第1姿勢(図2,図5)と、該意匠面35aが遊技盤20の正面(前側)を向く第2姿勢(図6,図8)とに姿勢変化可能に構成されている。第3可動体35は、前記支持部材36の前側に揺動自在に支持される本体部54と、該本体部54に対して移動自在に配設され、本体部54と合体して意匠面35aを構成する分割部55とを備える。
(本体部54について)
前記本体部54は、図19,図20に示す如く、全体が非光透過性に構成されて一部が切り欠かれた略環状の装飾部材56と、該装飾部材56に形成されて前後方向に開放する開口56aを後側から塞ぐ透光性のレンズ体57と、装飾部材56の裏側に配設されたカバー体58とを備える。実施例のレンズ体57は、略円形に形成されて全体が赤色に着色されると共に、裏面には同心円状に凸部が形成された光拡散加工が施されている。また、装飾部材56とカバー体58との間に画成された空間に、図9,図10に示す如く、前面に複数のLED等の発光体59aが実装された発光基板59がレンズ体57の裏側に配置されて、該発光体59aの光をレンズ体57に裏側から照射するよう構成される。更に、実施例の本体部54には、レンズ体57と発光基板59との間に、全体が透明で光拡散加工が施された光拡散部材60が配設されており、発光体59aの光を光拡散部材60で拡散してレンズ体57の全体を明輝し得るよう構成してある。なお、光拡散部材60に、発光基板59の各発光体59aと対向して後方に向けて突出する導光部を設け、各発光体59aの光を導光部を介してレンズ体57に向けて効率的に照射し得るよう構成することができる。
前記本体部54は、装飾部材56とレンズ体57とで構成される意匠が、前記第2姿勢においての正面視において下縁部(第1姿勢において図柄表示装置17の表示部17aを向く端縁部)が弧状に切り欠かれた形状に構成されると共に、この下縁側の切欠部54aと対向する本体部54の上縁側に、輪郭が設置部材22の開口部22aにおける上側の開口縁と略平行な弦状となる弦状部54bが設けられている。また第3可動体35は、図9に示す如く、弦状部54bが上側前端に位置する第1姿勢において、前記枠状装飾体27における庇状部27bの前端より後方に位置するようになっている。なお、装飾部材56の開口56aを後側から塞ぐレンズ体57は、該開口56aと対応する部分が装飾部材56から前側に突出している。
前記支持部材36における左右方向の略中央に、図14に示す如く、前方に向けて支持台部36aが突出するように配設される。また、前記本体部54におけるカバー体58の裏面に、本体部54の略中央から後方に突出する枢支部58aが設けられており、該枢支部58aが、支持部材36の支持台部36aに揺動軸61を介して枢支されている。揺動軸61は、支持部材36の移動方向と交差する左右方向に軸心が延在しており、支持部材36に対して本体部54は、左右方向に延在する軸回りに揺動するように支持される。また、カバー体58には、後述する姿勢変化機構77の作動ギヤ72に噛合する揺動ギヤ62が配設されており(図15参照)、両ギヤ72,62の噛合作用下に本体部54が揺動軸61を中心として揺動することで第3可動体35が第1姿勢と第2姿勢とに姿勢変化するよう構成される。なお、支持部材36と第3可動体35(カバー体58)との間に付勢手段としての引張りコイルバネ(図示せず)が張架されており、第3可動体35は、常には引張りコイルバネによって第1姿勢に向けて付勢されている。
(分割部55について)
前記本体部54に移動自在に配設される分割部55は、図20に示す如く、本体部54における前記切欠部54aの形状に略一致する形状に形成されており、該分割部55が切欠部54aに臨むことで、図6に示すように略円形の意匠面35aが形成されるようになっている。なお、本体部54のみで構成される意匠を合体前意匠と指称すると共に、該本体部54と分割部55とが合体して構成される意匠を合体後意匠と指称する場合があり、本実施例では合体前意匠および合体後意匠の前側から見える面が意匠面となる。
前記分割部55は、該分割部55に連繋されたスライド部材63を介して本体部54に対して該本体部54の揺動軸線に対する近接・離間方向に移動自在に支持されるよう構成される。すなわち、前記カバー体58の裏面には、図16に示す如く、下端縁に近接した位置(枢支部58aと本体部54の切欠部54aとの間)に、左右方向に離間して一対のガイド部64,64が配設され、両ガイド部64,64によってスライド部材63がカバー体58の裏面に沿って移動自在に支持される。なお、一方のガイド部64の裏面には、図24に示す如く、前記揺動軸61から離間するにつれてカバー体58の裏面から離間するように傾斜する傾斜面64aが形成してある。
前記分割部55の裏面に保持部材65が配設され、該保持部材65が、図24に示す如く、スライド部材63に設けられて前後方向に貫通する貫通孔63aに摺動自在に挿通されており、分割部55は、スライド部材63と共に本体部54の揺動軸線に対する近接・離間方向に移動すると共に、該スライド部材63に対しては前後方向への移動が許容される状態で支持されている。そして、分割部55は、後述する進退機構78によりスライド部材63がカバー体58の裏面に沿って移動するのに伴って、前記本体部54の揺動軸線(揺動軸61)から離間して前記切欠部54aに臨んで該本体部54と共に前記意匠面35aを形成する合体位置(図23(b),図24(b))と、前記揺動軸線(揺動軸61)に近接して本体部54の切欠部54a(本体部54の外周縁)から退避した退避位置(図23(a),図24(a))との間を移動するよう構成される。
(分割部55の前後変位構造について)
前記スライド部材63には、図23に示す如く、該スライド部材63の移動方向と交差する左右方向(本体部54の揺動軸心と平行な方向)に軸心が延在する支持軸66を介して傾動部材67が揺動自在に軸支されている。この傾動部材67は、支持軸66で軸支される軸支部67aから径方に延出する作動片67bを備え、該作動片67bが、前記保持部材65に形成されてスライド部材63の移動方向(カバー体58の裏面に沿う方向)に貫通する通孔65aに挿通されている。そして、傾動部材67が支持軸66を中心に前後方向に揺動することで、作動片67bに保持部材65を介して連繋する分割部55がスライド部材63に対して前後方向に変位するよう構成される。
前記傾動部材67の作動片67bにおけるカバー体58の裏面に対向する前面に、該カバー体58の裏面に当接可能な突部68が設けられており、スライド部材63が後述する進退機構78によって進退移動する際には、突部68がカバー体58の裏面を摺動するよう構成される。そして、該突部68がカバー体58の下端(本体部54の切欠部側の端部)から離間することで、図23(b),図24(b)に示す如く、作動片67bの延出端が前方に向けて変位する傾動部材67の傾動が許容されるようになっている。なお、突部68における支持軸側の面は、突出端(前端)から軸支部67aに向かうにつれて作動片67bの前面に近接する傾斜面68aとなっている。
前記傾動部材67の軸支部67aには、作動片67bとは支持軸66を挟んで反対方向に延出するアーム部69が設けられると共に、該アーム部69には支持軸66と平行な係合ピン69aが突設されている。この係合ピン69aは、図24に示す如く、スライド部材63の移動に伴って前記一方のガイド部64に形成された前記傾斜面64a上を摺動するよう構成されている。すなわち、係合ピン69aが傾斜面64aに沿って移動すると共に、前記突部68がカバー体58の裏面に当接する状態とカバー体58の下端から外方に離間する状態とに変化することで傾動部材67が支持軸66を中心として揺動し、前記保持部材65を介して作動片67bが連繋している分割部55が本体部54の前後方向に変位するよう構成される。実施例では、分割部55が退避位置から合体位置に向けて移動する際に、突部68がカバー体58の下端から外方に離間すると共に、係合ピン69aが傾斜面64aに沿って後方に移動することで、図23(b),図24(b)に示す如く、作動片67bによって分割部55が前側に変位されて、合体位置では分割部55が切欠部54aに入り込むことで、本体部54の装飾部材56と該分割部55とが前後方向に段差のない状態となるよう構成される。また、分割部55が合体位置から退避位置に向けて移動する際に、突部68の傾斜面68aがカバー体58の下端に当接して該カバー体58の裏面に乗り上がると共に係合ピン69aが傾斜面64aに沿って前方に移動することで、図23(a),図24(a)に示す如く、作動片67bによって分割部55が後側に変位されるようになっている。なお、分割部55が退避位置に移動することで、該分割部55は全体が本体部54(具体的にはレンズ体57)の後側に隠れるよう構成してある。
ここで、分割部55が退避位置から合体位置に向けて移動する際に、前記傾動部材67の突部68がカバー体58の裏面に当接すると共に、該傾動部材67の係合ピン69aがガイド部64の傾斜面64aに接触しない非変位領域が設けられており、該非変位領域において分割部55は前方に変位することなくスライド部材63と共にカバー体58の裏面に沿って移動するよう構成される。この非変位領域は、分割部55がレンズ体57の後側から外方に突出するまでの長さに設定されており、分割部55がレンズ体57に干渉することなく前方に変位して前記切欠部54aに入り込むようになっている。
前記スライド部材63には、図25に示す如く、後方に延出するカム板(第2のカム部材)70が設けられ、該カム板70に、揺動軸方向に貫通する所定形状の進退用カム孔(カム部)70aが形成されている。そして、この進退用カム孔70aに、後述する進退機構78のカムピン72aが摺動自在に挿通されるようになっている。
(姿勢変化機構77について)
前記支持部材36には、図21,図22に示す如く、左右方向に延在する作動軸71が回転自在に支持されている。この作動軸71における第3可動体35の後側に臨む一方の軸端に、該作動軸71と一体的に回転する扇状の作動ギヤ72が設けられている。この作動ギヤ72は、前記本体部54のカバー体58に配設された前記揺動ギヤ62に噛合している(図15参照)。また、前記支持基体37における第3取付部37cの前側に臨む作動軸71の他方の軸端に、該作動軸71と一体的に回転する揺動部材73が配設されると共に、揺動部材73における作動軸71の軸心から偏倚する位置にローラ(係合部)74が回転自在に枢支されている。
前記支持基体37における第3取付部37cの前面に、図13,図17に示す如く、上下方向に延在する第1カム突壁37fが突設されている。また、第3取付部37cに前側から配設されるカム形成部材75の後面に、図13,図18に示す如く、第1カム突壁37fと対向して上下方向に延在する第2カム突壁75aが突設されており、両カム突壁37f,75aによって左右方向に開口する姿勢変化用カム孔(カム部)76が上下方向に延在するように形成されている。前記揺動部材73に設けたローラ74が、姿勢変化用カム孔76に転動自在に挿入されており、前記支持部材36が上下方向に往復移動するのに伴って姿勢変化用カム孔76に沿ってローラ74が転動することで、作動軸71が所定角度範囲で正転方向および逆転方向に回転するよう構成される。すなわち、作動軸71と一体で回転する作動ギヤ72と揺動ギヤ62との噛合作用下に、第3可動体35の本体部54が前記揺動軸61を中心として揺動して、前記第1姿勢と第2姿勢とに変化するよう構成される。
前記姿勢変化用カム孔76は、図13に示す如く、上部側に設けられて第3可動体35を第1姿勢のまま上下方向に移動させる第1カム孔部76aと、該第1カム孔部76aの下端に接続されて第3可動体35を第1姿勢と第2姿勢との間で姿勢変化させる第2カム孔部76bと、該第2カム孔部76bの下端に接続されて第3可動体35を第2姿勢のまま上下方向に移動させる第3カム孔部76cとから構成される。すなわち、第1カム孔部76aに前記ローラ74が位置している状態では、第3可動体35は、図9に示す如く、意匠面35aが前斜め下向きで、前記弦状部54bが揺動軸61より上方に位置する第1姿勢に保持される。そして、ローラ74が第1カム孔部76aから第2カム孔部76bに移行して該第2カム孔部76bを移動することで、第3可動体35は、揺動軸61を中心として弦状部54bが後側に変位すると共に前記切欠部54aが前側に変位するように回転する。そして、ローラ74が第2カム孔部76bから第3カム孔部76cに移行することで、第3可動体35は、図10に示す如く、意匠面35aが遊技盤20の正面を向く第2姿勢となるよう構成される。実施例では、姿勢変化用カム孔76(姿勢変化用カム孔76を形成する第3取付部37cおよびカム形成部材75)、ローラ74、揺動部材73、作動軸71、作動ギヤ72および揺動ギヤ62から、第3可動体35の姿勢を変化させる姿勢変化機構77が構成されている。また、第3取付部37cとカム形成部材75とからカム部材が構成されている。
(進退機構78について)
前記作動ギヤ72には、作動軸71の軸心から偏倚する位置にカムピン(第2の係合部)72aが作動軸71の軸方向に延出しており、該カムピン72aが、前記スライド部材63(分割部55)に設けられた前記カム板70の進退用カム孔70aに摺動自在に挿通されている(図25参照)。そして、作動ギヤ72の正転方向および逆転方向の回転に伴ってカムピン72aが変位することでカム板70、すなわちスライド部材63が進退用カム孔70aの形状に倣って移動するよう構成される。前記進退用カム孔70aは、スライド部材63を介して分割部55を、第3可動体35の第2姿勢において切欠部54aに臨んで本体部54と共に前記意匠面35aを形成する合体位置と、該第3可動体35の第1姿勢において本体部54の切欠部54aから退避した退避位置との間で移動させる形状に形成されている。実施施では、カムピン72a、進退用カム孔70aおよびカム板70から、分割部55を本体部54に対して進退移動する進退機構78が構成されている。
図17に示す如く、前記第2移動体53に検出片53bが設けられ、該検出片53bは、カム形成部材75に配設された検出手段79によって検出可能に構成されている。検出手段79は、前記制御手段に配線接続されており、該検出手段79からの検出信号の入力に基づいて制御手段が前記第1および第2駆動モータ42,47を駆動制御し得るよう構成される。前記検出片53bは、図14,図15に示す如く、待機位置において検出手段79で検出されて、該検出手段79の検出信号の入力に基づいて第1および第2駆動モータ42,47を制御手段が停止制御することで、支持部材36(第3可動体35)を待機位置に停止保持し得るよう構成される。第1および第2駆動モータ42,47としてステッピングモータが採用され、該第1および第2駆動モータ42,47の駆動によって待機位置から移動を開始した支持部材36(第3可動体35)を、移動パルス信号の制御によって作動位置で停止するように第1および第2駆動モータ42,47を制御手段で駆動制御し得るよう構成されている。
(第3可動体35と遊技盤20および枠状装飾体27の関係について)
ここで、第1姿勢と第2姿勢とに姿勢変化する第3可動体35と、前記遊技盤20(板状部材21,設置部材22)および枠状装飾体27の関係について説明する。なお、第3可動体35と各部材21,22,27との関係について、図26に示すと共に下記のように定義するものとする。
前記第3可動体35の揺動軸61の中心から背面板28の前面までの長さをD1、該揺動軸61の中心から庇状部27bの前端までの長さをD2とする。また、第1姿勢における第3可動体35の揺動軸61の中心から上端縁までの長さをR1、第1姿勢における第3可動体35の揺動軸61の中心から下端縁までの長さをR2とし、第2姿勢における第3可動体35の揺動軸61の中心から上端縁までの長さをR3、第2姿勢における第3可動体35の揺動軸61の中心から下端縁(合体位置の分割部55の下端縁)までの長さをR4とする。更に、第1姿勢における第3可動体35の意匠面(合体前意匠の意匠面)35aの表示部17aに直交する方向(前後方向)の長さをL1、第2姿勢における第3可動体35の意匠面(合体後意匠の意匠面)35aの表示部17aに直交する方向(前後方向)の長さをL2とする。
前記第3可動体35は、L1>L2で、かつ(R3+R4)>(R1+R2)の関係に設定されており、第3可動体35の第1姿勢では図柄表示装置17の表示部17aが該第3可動体35で隠れる領域を小さくし得ると共に、第3可動体35が第1姿勢から第2姿勢に変化することで、大きな意匠面35aが窓口中央に現れてインパクトのある演出を行うことができるようになっている。言い替えると、前記姿勢変化機構77は、支持部材36の往復移動に伴って第3可動体35を、第2姿勢における意匠面35aの表示部17aに直交する方向の寸法が第1姿勢での寸法より小さく、かつ第2姿勢における意匠面35aの表示部17aに沿う方向の寸法が第1姿勢での寸法より大きくなるように姿勢変化させるよう構成されている。
また、前記第3可動体35は、本体部54に対して分割部55が進退移動する構成によってR4>R2の関係に設定されており、R4>D1の関係に設定することで、第2姿勢で上下方向に大きな意匠面35aを現わし得るもとで、第1姿勢となった場合に必要となるD1寸法を小さくし得る。すなわち、設置部材22の奥行き寸法を小さくすることで、遊技盤20の前後幅を小さくして薄型化を図ることができる。更に、第3可動体35は、D2>R3の関係に設定されており、第2姿勢で上下方向に大きな意匠面35aを現わし得るもとで、第3可動体35が第1姿勢と第2姿勢との間で揺動しても該第3可動体35が枠状装飾体27の庇状部27bから前方に突出することはなく、該第3可動体35が前記透明板13aに接触するのを防止し得るようになっている。
(カバー可動体80について)
前記設置部材22の背面板28における上板部28aに、左右方向に延在する軸回りに回転可能なカバー可動体80が配設されている。このカバー可動体80は、前記第3可動体35の上方に位置する待機位置(図9参照)と、作動位置に移動した第3可動体35の前側に位置する作動位置(図7,図10参照)との間をカバー用作動機構81によって移動するよう構成される。なお、カバー可動体80を作動位置に移動した状態では、図7,図10に示す如く、作動位置に位置する第3可動体35の上端部側の一部分を覆うと共に、前記図柄表示装置17における第3可動体35の上側に臨む表示部17aを隠すようになっている。また、作動位置に移動したカバー可動体80の前側に臨む表面には、前記第1可動体30の第2意匠面30bや第3可動体35の意匠面35aと共通する特徴を有する意匠が施された意匠面80aが形成されている。そして、枠状装飾体27の窓口中央側に集合した第1可動体30,30、第3可動体35および作動位置のカバー可動体80の意匠面30b,30b,35a,80aによって一つの意匠が構成されるようになっている。
(第4可動演出装置M4について)
前記設置部材22の背面板28に、前記第1可動体30の往復移動方向と交差する上下方向に第4可動体82を移動自在に備える第4可動演出装置M4が配設されている。この第4可動演出装置M4は、第4作動機構(図示せず)によって第4可動体82を、前記枠状装飾体27における窓口27aの下縁部側(開口部縁部側)の待機位置(図5参照)と、該待機位置より窓口中央側の作動位置(図8)との間を往復移動するよう構成される。また、第4可動体82は、左右方向に延在する軸回りに回転可能に構成されると共に、回転軸周りに複数(実施例では3つ)の異なる意匠面82aを備えており、第5作動機構(図示せず)によって前側を向く意匠面82aを切り替え得るよう構成される。なお、図5,図8に示す如く、第4可動体82は、前側に位置する意匠面82aが斜め上向きとなる姿勢が基準姿勢として設定されており、第4可動体82を回転して前側を向く意匠面82aを切り替えた際に、該切り替えられた意匠面82aが斜め上向きとなる基準姿勢に保持されるようになっている。また、第4可動体82の複数の意匠面82aの中の1つには、前記第1可動体30の第2意匠面30b、第3可動体35の意匠面35aおよびカバー可動体80の意匠面80aと共通する特徴を有する意匠が形成されている。第4可動体82において、他の可動体30,35,80の意匠面30b,30a,80aと特徴を共通とする意匠面82aについては、共通意匠面82aと指称する場合がある。そして、枠状装飾体27の窓口中央側に集合した第1可動体30,30、第3可動体35、カバー可動体80および第4可動体82の共通の特徴を有する意匠面30b,30b,35a,80a,82aによって一つの意匠が構成されるようになっている(図7参照)。なお、第4可動体82は、各意匠面82aに光透過部が設けられると共に、該第4可動体82の内部に発光装置を備え、該発光装置によって各意匠面82aを裏側から照明し得るよう構成される。
実施例では、図7に示す如く、前記第3可動体35は作動位置において前記枠状装飾体27における窓口27aの略中央部に位置し、左右の第1可動体30,30が第1位置から第2位置に移動することで第3可動体35に接近すると共に、下の第4可動体82が待機位置から作動位置に移動することで第3可動体35に接近するよう構成される。そして、第1可動体30,30、第3可動体35および第4可動体82が窓口中央側に移動する(集合する)と共に、前記カバー可動体80が作動位置に移動した状態では、前記図柄表示装置17における窓口27aに臨む表示部17aの略全体が可動体30,30,35,80,82で覆われるよう構成される。
〔実施例の作用〕
次に、前述した実施例に係るパチンコ機10の作用につき説明する。
前記前枠13に設けられた前記操作ハンドル16の操作レバー16aを遊技者が回転操作すると、前記打球発射装置から発射されたパチンコ球が前記板状部材21の遊技領域21a内に打ち出される。この遊技領域21aに打ち出されたパチンコ球は、前記枠状装飾体27の外周囲を流下し、該パチンコ球が前記始動入賞装置24の始動入賞口に入賞すると、前記図柄表示装置17の図柄が変動開始され、所要の図柄変動演出が展開される。図柄表示装置17で展開される図柄変動演出の結果、該図柄表示装置17の表示部17aに所定の図柄組合わせで図柄が停止表示されたときに大当りが発生する。そして、大当りが発生すると、図柄表示装置17の表示部17aに表示された図柄組み合わせに応じて、前記板状部材21の下部に設けられた特別入賞装置25の特別入賞口が開放され、遊技者は多くの賞球が獲得可能となる。
前記図柄表示装置17で展開される図柄変動演出に応じて、前記可動演出装置M1,M2,M3,M4の各可動体30,30,35,82およびカバー可動体80が動作されて動的な演出により遊技の興趣が高められる。また、図柄変動演出に応じてパチンコ機10に配設されたランプ装置18で発光演出が行われたりスピーカ19で音声演出が行われることで、遊技の興趣が高められる。
(第3可動演出装置M3の作用について)
前記第3可動演出装置M3において、前記第3可動体35が待機位置に位置する状態では、図2,図5に示す如く、該第3可動体35は第1姿勢となっており、前側から見える上下寸法は小さく、遊技者から目立たない状態となっている。前記第3作動機構39を作動(第1および第2駆動モータ42,47を正転方向に回転するように駆動)することで、前記支持部材36は、一対の移動体52,53のラック52a,53aと作動歯車45,49との噛合作用下に待機位置から作動位置に向けて移動する。支持部材36の移動に伴って、該支持部材36に枢支されている作動軸71のローラ74が、前記第3取付部37cおよびカム形成部材75のカム突壁37f,75aにより形成される姿勢変化用カム孔76に沿って移動することで、該ローラ74の変位に伴って作動軸71が所定角度だけ回転する。そして、作動軸71と一体的に回転する前記作動ギヤ72と揺動ギヤ62との噛合作用下に、第3可動体35の本体部54が支持部材36に対して揺動軸61を中心として回転することで、該第3可動体35は第2姿勢となるように変化する(図25(a),(b)参照)。
ここで、前記支持部材36の待機位置から作動位置への移動に伴う第3可動体35の姿勢変化について具体的に説明する。前記姿勢変化用カム孔76の第1カム孔部76aを前記作動軸71のローラ74が移動する間は、作動軸71は回転することはなく、第3可動体35は姿勢を変化することなく移動する。すなわち、待機位置から作動位置に向けて移動を開始すると同時に前記揺動軸61を中心として第3可動体35が揺動することはなく、該第3可動体35が前記カバー可動体80等の他の部品に接触干渉するのを防止することができる。そして、ローラ74が第1カム孔部76aから第2カム孔部76bに移行して該第2カム孔部76bを移動することで、ローラ74の変位に伴って作動軸71が回転し、前記作動ギヤ72と揺動ギヤ62との噛合作用下に第3可動体35が揺動軸61を中心として回転して姿勢が徐々に変化する(図25(b)参照)。また、作動ギヤ72の回転に伴って前記カム板70の進退用カム孔70aに係合しているカムピン72aが変位することで、図25(a),(b)に示す如く、前記スライド部材63および分割部55が退避位置から合体位置に向けて前記カバー体58の裏面に沿って移動する。
前記支持部材36の移動に伴い前記ローラ74が第2カム孔部76bから第3カム孔部76cに移行することで、第3可動体35は、図10に示す如く、意匠面35aが遊技盤20の正面を向く第2姿勢となる。また、前記進退用カム孔70aに係合するカムピン72aの変位に伴って移動する前記スライド部材63の傾動部材67における係合ピン69aがガイド部64の傾斜面64aに沿って移動すると共に、該傾動部材67の突部68が前記カバー体58の下端から離間することで、図23(b),図24(b)に示す如く、傾動部材67が傾動して分割体55が前側に変位して前記切欠部54aに入り込む。そして、ローラ74が第3カム孔部76cに位置する状態で支持部材36が作動位置まで移動する間(ローラ74が第3カム孔部76cを移動する間)は、前記本体部54と分割部55とが合体した意匠面35aを形成した状態の第3可動体35が第2姿勢のまま移動する(図25(c)参照)。
前記第3可動演出装置M3の第3可動体35が作動位置に位置する状態から前記第3作動機構39を逆方向に作動する(第1および第2駆動モータ42,47を逆転方向に回転するように駆動)すると、前記作動歯車45,49とラック52a,53aとの噛合作用下に支持部材36が待機位置に向けて移動する。また、支持部材36の移動に伴って前記作動軸71のローラ74が姿勢変化用カム孔76に沿って移動することで、待機位置から作動位置への移動時とは逆方向に作動軸71が回転し、前記作動ギヤ72と揺動ギヤ62との噛合作用下に、第3可動体35の本体部54が支持部材36に対して回転して第1姿勢に変化する。また、支持部材36が待機位置に至る前に、前記スライド部材63に配設した傾動部材67の傾動と、スライド部材63の移動とによって、前記分割部55は本体部54に対して後側に変位すると共に揺動軸61に近接移動して該本体部54の後側に隠れる退避位置に至る。すなわち、第3可動体35が第2姿勢から第1姿勢に変化する際には、該第3可動体35における前記図柄表示装置17の表示部17aに近接する側の端部に位置する分割部55が該表示部17aから逃げるように移動し、分割部55が表示部17aと干渉することなく姿勢変化が行われる。そして、前記検出手段79が第2移動体53の検出片53bを検出すると、前記制御手段により第1および第2駆動モータ42,47が停止制御され、第1姿勢となった第3可動体35は、支持部材36と共に待機位置で停止する。
実施例の第3可動演出装置M3では、支持部材36の待機位置において前記枠状装飾体27の窓口縁部側で第3可動体35が第1姿勢となっているので、図2に示す如く、該第3可動体35によって図柄表示装置17の表示部17aが隠れる領域を小さくすることができる。従って、大型の第3可動体35を採用しても図柄表示装置17でのインパクトのある表示演出を行うことができる。また、支持部材36の待機位置において第1姿勢となっている第3可動体35は、図9に示すように前側上端に位置する部分に前記弦状部54bを形成して、該第3可動体35が前記枠状装飾体27における庇状部27bの前端より後方に位置するよう構成してある。すなわち、枠状装飾体27と干渉する可能性のある部分に、第1姿勢において枠状装飾体27から退避する弦状部54bを形成することで、第3可動体35の大型化を図りつつ枠状装飾体27との干渉を防止し得る。また、待機位置において第3可動体35は庇状部27bの前方に突出しないので、該第3可動体35が前記透明板13aに干渉することもない。
図6に示す如く、前記支持部材36の作動位置において第3可動体35は、枠状装飾体27の窓口中央側で意匠面35aが遊技盤正面を向く第2姿勢となっているので、該第3可動体35の前側から見た投影面積(上下寸法)は第1姿勢に比べて大きくなり、第3可動体35によるインパクトのある演出ができ、遊技の興趣を向上し得る。また、実施例の第3可動体35は、本体部54に対して進退移動する分割部55を備え、第3可動体35が第2姿勢となった際には本体部54と分割部55とが合体した大きな意匠面35aが形成されるので、よりインパクトのある演出を行い得る。しかも、第3可動体35は、図23,図24に示す如く、本体部54と合体して意匠面35aを構成する分割部55を合体位置から退避位置に移動することで、第1姿勢となった第3可動体35を収容するのに必要となる前後寸法を小さくすることができる。すなわち、第2姿勢において大きな意匠面35aを現わすことができる第3可動体35を採用しつつ、収容時(待機位置)では他の遊技部品の配設スペースを圧迫するのを抑えることができる。
また、前記本体部54に対して分割部55を前後方向に変位し得るよう構成したので、本体部54の後側を進退移動する分割部55を前方に変位することで、該分割部55を本体部54に形成した切欠部54aに入り込ませることができ、分割部55を本体部54と前後方向に略段差なく合体して意匠面35aを形成し得る。すなわち、第2姿勢に変化した第3可動体35では、本体部54と分割部55とがあたかも一体物のように見せることができ、第3可動体35の装飾性を向上し得る。
実施例では、前記第3可動体35に設けた揺動ギヤ62に噛合する作動ギヤ72を、支持部材36の往復移動に伴って姿勢変化用カム孔76とローラ74とによって回転するよう構成したので、第3可動体35を揺動するための駆動源を別途必要とせず、製造コストを低廉に抑えることができる。また、第3可動体35を揺動するための作動ギヤ72に設けたカムピン72aを、スライド部材63に設けた進退用カム孔70aに係合して、該作動ギヤ72の回転に伴って分割部55を本体部54に対して進退移動するよう構成したので、分割部55を進退移動する駆動源を別途必要とせず、製造コストを低廉に抑えることができる。
前記第1〜第4可動演出装置M1,M2,M3,M4の各可動体30,30,35,82が第1位置または待機位置に位置する状態では、図2に示す如く、前記枠状装飾体27の窓口27aの縁部側に各可動体30,30,35,82が位置して、該窓口27aを介して図柄表示装置17の表示部17aは広い範囲で前側に露出し、大画面によって図柄変動演出を楽しむことができる。また、第1〜第4可動演出装置M1,M2,M3,M4の各可動体30,30,35,82およびカバー可動体80を第1位置または待機位置から第2位置または作動位置に移動することで、図7に示す如く、各可動体30,30,35,80,82によって図柄表示装置17の表示部17aが略全面的に隠れるので、該可動体30,30,35,80,82によって表示部17aを略全面的に隠すインパクトのある演出により興趣を向上し得る。
前記作動位置に移動した前記第3可動体35に対して左右側方から接近して第1姿勢から第2姿勢に反転した第1可動体30,30の第2意匠面30b,30bは、該第3可動体35の前側を向く意匠面35aとによって一つの意匠を構成するので、第3可動体35および第1可動体30,30が窓口中央側に集合した状態での装飾効果を向上することができる。また、前記第4可動体82について、前記共通意匠面82aが前側を向く状態で待機位置から第3可動体35に下側から接近させることで、第1可動体30,30の第2意匠面30b,30b、第3可動体35の意匠面35aおよび前記カバー可動体82の意匠面82aとによって一つの意匠を構成するので、全ての可動体30,30,35,80,82が窓口中央側に集合した状態での装飾効果をより向上し得る。なお、第4可動体82は、第5作動機構により意匠面82aを切り替え得るよう構成してあるので、共通意匠面82a以外の意匠面82aを前側に向けた状態で待機位置から作動位置に移動した後に、第5作動機構により前側を向く意匠面を共通意匠面82aに切り替えることで、演出の興趣を向上し得る。
〔変更例〕
なお、遊技機の構成としては、実施例のものに限らず、種々の変更が可能である。
(1) 実施例では、第3可動体(支持部材)を、枠状装飾体の窓口における上方の縁部側の待機位置と窓口中央側の作動位置との間を上下方向に移動するよう構成したが、窓口における下方の縁部側の待機位置と窓口中央側の作動位置との間で第3可動体(支持部材)を上下方向に移動するよう構成してもよい。また、第3可動体(支持部材)を、枠状装飾体の窓口における左右何れかの縁部側の待機位置と窓口中央側の作動位置との間を左右方向に移動する構成を採用し得る。なお、第3可動体(支持部材)の待機位置を窓口の下方または側方の縁部側に設定した場合における第3可動体の第1姿勢は、揺動軸を挟んで前側に位置する端部より後側(図柄表示装置の表示部側)に位置する端部が窓口中央側に位置し、該第1姿勢から第2姿勢に変化する場合には揺動軸より後側の端部が前方に変位すると共に後側の端部が後方に変位するように揺動軸を中心として第3可動体が回転するようになっていればよい。すなわち、支持部材を左右方向に移動する場合における第3可動体の揺動軸線は上下方向となると共に、意匠面の表示部に沿う方向の寸法とは、第3可動体の左右方向の寸法となる。また、待機位置を窓口の下縁部側や左右の側縁部側とした場合における本体部に対する分割部の進退方向は、本体部に対して第1姿勢において図柄表示装置の表示部側を向く端部から該表示部に対して近接・離間するように出没する方向であればよい。
(2) 実施例では、第3可動体を略円形としたが、該第3可動体の形状は円形に限られるものでなく、第2姿勢における意匠面の表示部に直交する方向の寸法が第1姿勢での寸法より小さく、かつ第2姿勢における意匠面の表示部に沿う方向の寸法が第1姿勢での寸法より大きくなるものであれば、多角形や星形等、各種の形状を採用し得る。
(3) 実施例では、作動軸に設けたローラが係合するカム部としてカム孔(姿勢変化用カム孔)を用いたが、該ローラが転動可能なカム溝であってもよい。
(4) 実施例では、作動軸に係合部としてローラを設けたが、該係合部は、カム部材に設けた孔、溝あるいは突条等のカム部に係合案内されて作動軸を回転し得るものであればよい。
(5) 実施例の姿勢変化機構では、作動軸に設けた作動ギヤと第3可動体に設けた揺動ギヤとを噛合して、作動軸の回転に伴って第3可動体を揺動するよう構成したが、作動軸の回転を第3可動体に伝える機構は、リンク手段やベルト、その他各種公知の機構を採用し得る。
(6) 実施例では、支持部材の移動に伴って作動する姿勢変化機構によって第3可動体の姿姿を変化するよう構成したが、独立した駆動源(モータやソレノイド等)を備えた機構を採用することができ、この構成によれば任意の位置において第3可動体の姿勢を変化させることができる。
(7) 実施例の進退機構では、作動ギヤに設けたカムピンが係合するカム部としてカム孔(進退用カム孔)を用いたが、該カム部はカムピンが係合可能な溝や突条等であってもよい。また、カム部としてカムピンやローラを用い、該カムピンやローラが係合する第2の係合部として孔、溝、突条等を作動ギヤに設ける構成を採用し得る。
(8) 実施例では、姿勢変化機構と進退機構とで共通の作動軸を用いるようにしたが、支持部材の往復移動に伴って正転方向および逆転方向に回転するよう構成された別々の作動軸によって、第3可動体の姿勢を変化すると共に分割部を進退移動する構成を採用し得る。
(9) 実施例では、支持部材の移動に伴って作動する進退機構によって本体部に対して分割部を進退移動するよう構成したが、独立した駆動源(モータやソレノイド等)を備えた機構を採用することができ、この構成によれば任意の位置において分割部を移動させることができる。
(10) 実施例の進退機構では、支持部材の往復移動に伴って正転方向および逆転方向に回転する作動軸に設けた第2の係合部(カムピン)が変位することによって分割部を進退移動するよう構成したが、第2の係合部を変位する手段は作動軸に限定されるものではなく、支持部材の往復移動に伴って第2の係合部を変位し得る各種の手段を採用し得る。
(11) 実施例では、本体部に対して1つの分割部を移動自在に配設したが、本体部に対して複数の分割部を移動自在に配設し、複数の分割部と本体部とが合体して1つの意匠面を形成するようにしてもよい。
(12) 実施例では、第3可動体を本体部と分割部とに分けて構成したが、本体部のみで第3可動体を構成することができる。
(13) 実施例では、第3作動機構を構成する駆動機構として、駆動モータの回転を歯車とラックとを介して支持部材に伝えて直線的に往復移動する構成を採用した場合で説明したが、駆動モータの回転を支持部材に伝える機構は、歯車とラックとを用いた機構に限定されるものでなく、リンク手段やベルト、その他各種公知の機構を採用し得る。
(14) 実施例では、支持部材を待機位置と作動位置との間で移動する第3作動機構を、一対の駆動機構で構成したが、1つの駆動機構で第3作動機構を構成することができる。例えば、実施例の第1または第2駆動機構の何れか一方のみを用いることができる。
(15) 実施例では、遊技機としてパチンコ機を例示して説明したが、これに限られるものではなく、アレンジボール機やピンボール機、スロットマシン機等の各種遊技機を採用し得る。
17 図柄表示装置
17a 表示部
20 遊技盤
21a 遊技領域
27 枠状装飾体(装飾体)
27a 窓口(開口部)
27b 庇状部
35 第3可動体(可動体)
35a 意匠面
36 支持部材
37c 第3取付部(カム部材)
54 本体部
55 分割部
62 揺動ギヤ
70 カム板(第2のカム部材)
70a 進退用カム孔(カム部)
71 作動軸
72 作動ギヤ
72a カムピン(第2の係合部)
74 ローラ(係合部)
75 カム形成部材(カム部材)
76 姿勢変化用カム孔(カム部)
77 姿勢変化機構
78 進退機構
M3 第3可動演出装置(可動演出装置)

Claims (5)

  1. 遊技球が流下可能な遊技領域が前側に設けられる遊技盤と、該遊技盤に配設される枠状の装飾体と、前記遊技盤の裏側に配設され、図柄を変動表示可能な表示部を前記装飾体の開口部から前側に臨ませる図柄表示装置と、動作により演出を行う可動演出装置とを備えた遊技機において、
    前記可動演出装置は、
    前記図柄表示装置の表示部に沿って前記装飾体の開口部縁部側の待機位置と該待機位置より開口部中央側の作動位置との間を往復移動する支持部材と、
    前記支持部材に支持されて第1姿勢および意匠面が前側を向く第2姿勢に姿勢変化可能な可動体と、
    前記支持部材が待機位置と作動位置との間で移動する際に、前記可動体を第1姿勢と第2姿勢とに姿勢変化させる姿勢変化機構とを備え、
    前記姿勢変化機構は、第2姿勢における可動体の意匠面の表示部に直交する方向の寸法が第1姿勢での寸法より小さく、かつ第2姿勢における可動体の意匠面の表示部に沿う方向の寸法が第1姿勢での寸法より大きくなるように可動体を姿勢変化させる
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記装飾体は、遊技盤の前面より前方に突出し、前記遊技領域から該装飾体の開口部側への遊技球の移動を規制する庇状部を備え、
    前記可動体の第1姿勢において該可動体は庇状部の前端よりも後方に位置するよう構成される請求項1記載の遊技機。
  3. 前記姿勢変化機構は、
    前記支持部材に回転自在に枢支された作動軸と、
    前記支持部材の移動方向に延在し、前記作動軸に設けた係合部が係合するカム部が設けられたカム部材と、
    前記作動軸に一体的に回転するよう配設され、前記可動体に設けた揺動ギヤに噛合する作動ギヤとを備え、
    前記支持部材の往復移動に伴って係合部がカム部に沿って移動することで作動軸が正転方向および逆転方向に回転し、該作動軸と共に回転する前記作動ギヤと揺動ギヤとの噛合作用下に前記可動体が揺動して第1姿勢と第2姿勢とに姿勢変化するよう構成される請求項1または2記載の遊技機。
  4. 前記可動体は、前記支持部材に揺動自在に支持される本体部と、該本体部に対して本体部の揺動軸線に対する近接・離間方向に移動自在に配設される分割部とを備え、
    前記分割部を、前記可動体の第2姿勢において前記揺動軸線から離間して本体部と共に前記意匠面を形成する合体位置となるように移動すると共に、該可動体の第1姿勢において前記揺動軸線に近接して本体部の外周縁から退避した退避位置となるように移動する進退機構を備える請求項1〜3の何れか一項に記載の遊技機。
  5. 前記進退機構は、
    前記支持部材の往復移動に伴って正転方向および逆転方向に回転する作動軸に設けられた第2の係合部と、
    前記分割部に配設され、前記第2の係合部が係合するカム部が設けられた第2のカム部材とを備え、
    前記作動軸が正転方向および逆転方向に回転するのに伴って変位する第2の係合部とカム部との係合作用下に第2のカム部材が移動することで、前記分割部が合体位置と退避位置との間を移動するよう構成される請求項4記載の遊技機。
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