JP4342925B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
パチンコ機10の機裏側には、遊技機全体を制御する主制御基板30が装着されている。主制御基板30は、遊技機全体を制御するための各種処理を実行し、該処理結果に応じて各種の制御コマンドを演算処理し、当該制御コマンドを所定の制御信号として出力する。また、機裏側には、可変表示装置23の表示態様と前記各可動体K1〜K4の動作態様を制御する演出制御手段としての表示制御基板31、前記各ランプ16,17,24の発光態様を制御するランプ制御基板32、及びスピーカ18の音声出力態様を制御する音声制御基板33が装着されている。前記各制御基板31〜33は、メイン制御手段である主制御基板30が出力した各種の制御信号(制御コマンド)を入力し、遊技演出(表示演出、可動演出、発光演出、音声演出)の制御を実行するものであって、サブ制御手段(図2に破線で囲む)として機能するように構成されている。
主制御基板30は、メインCPU30aを備えており、該メインCPU30aにはROM30b及びRAM30cが接続されている。メインCPU30aは、大当り判定用乱数などの各種乱数の値を所定の周期毎に順次更新し、更新後の値をRAM30cの設定領域に設定して更新前の値を書き換えている。ROM30bには、パチンコ機10を制御するための各種制御プログラムや複数種類の変動パターンが記憶されている。変動パターンは、図柄が変動を開始(図柄組み合わせゲームの開始)してから全列の図柄が表示(図柄組み合わせゲームの終了)される迄の間の遊技演出(表示演出、可動演出、発光演出、音声演出)のベースとなるパターンを示すものである。RAM30cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種の情報が記憶(設定)されるようになっている。
表示制御基板31は、サブCPU31aを備えており、該サブCPU31aにはROM31b及びRAM31cが接続されている。ROM31bには、複数種類の演出実行データや各種の画像データ(図柄、背景、文字、キャラクタなどの画像データ)が記憶されている。演出実行データは、サブCPU31aが、可変表示装置23の表示態様、及び前記各可動体K1〜K4の動作態様を制御するための情報である。この演出実行データには、リーチ演出、予告演出及び再抽選演出などを変動画像にて行わせるためのデータや、各可動体K1〜K4を動作させるためのデータが含まれている。RAM31cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種情報が記憶(設定)されるようになっている。また、サブCPU31aには、前記各可動体K1〜K4の駆動源となる駆動モータとしての可動体用モータ(ステッピングモータ)35と、可動体用モータ35の原位置を検出するための原位置スイッチ36が接続されている。
前記ベース部材21aの後面21aB側には、モータ軸37が機前面側を向くように可動体用モータ35が装着されている(図4、図5)。可動体用モータ35は、モータ軸37が、ベース部材21aの前面21aA側に挿通された状態で装着されている。本実施形態では、可動体用モータ35(モータ軸37)の回転方向を機表側から見て時計回り方向とする(機裏側から見た場合は反時計回り方向となる)。また、ベース部材21aの後面21aB側には、可動体用モータ35の下方に位置するように、原位置スイッチ36を搭載した位置検出基板38が装着されている(図5)。
(1)可動体用モータ35をモータ軸37が機表側(即ち、各可動体K1〜K4側)を向くように配設し、可動体用モータ35の動力を各可動体K1〜K4側に直接的に向けるようにした。そのため、可動体用モータ35のモータ軸線L上に、中可動体K1を配設すると共に、上可動体K2、左可動体K3及び右可動体K4に対して動力を伝達する手段(駆動ギア39、回転円盤44、伝達板46)を配設することができ、各可動体K1〜K4を動作させる構成(作動機構ST)を簡素化できる。従って、前記構成の簡素化によって、前記構成を省スペースで配設することができる。
・前記実施形態では、駆動ギア39に嵌合溝40を形成すると共に回転円盤44に嵌合軸45を形成しているが、駆動ギア39に嵌合軸45を形成すると共に回転円盤44に嵌合溝40を形成しても良い。また、嵌合溝40と嵌合軸45の数は、1つ又は2つなどに変更しても良い。
(イ)前記駆動モータと前記主可動体は、前記駆動モータのモータ軸に装着された第1連結手段と前記主可動体の回転軸に装着された第2連結手段とにより作動連結され、その連結状態を解除することにより前記駆動モータと前記主可動体は分離可能に構成されている。
Claims (3)
- 複数の演出用可動体が遊技盤の遊技者側に配設され、前記演出用可動体を駆動モータによって動作させることにより遊技演出が行われる遊技機において、
前記複数の演出用可動体は、前記駆動モータのモータ軸線と同一軸線回りで回転動作を行う主可動体と、当該主可動体とは異なる位置に配設されて所定の動作を行う副可動体とからなり、
前記駆動モータをモータ軸が遊技者側を向くように配設し、モータ軸線上に前記主可動体を配設すると共に前記副可動体に対して前記駆動モータの動力を伝達する動力伝達手段とを配設し、
前記動力伝達手段は、前記モータ軸に装着され当該モータ軸の回転に伴い回転運動するカム板と、当該カム板が摺動案内される長孔状の摺動部を有するスライド板とを備え、前記カム板は、円形板状をなしその中心が前記モータ軸と偏心するように装着されており、前記スライド板は、支持部材によって前記モータ軸と直交する方向への移動が許容された縦置き状態で支持されており、前記摺動部の内面を前記カム板が摺動案内されることにより回転運動が直線運動に変換され、前記スライド板が前記モータ軸と直交する方向に往復直線運動することによって前記副可動体に動力を伝達するように構成されており、
所定の契機に基づき、演出制御手段が前記駆動モータに所定の制御信号を出力することによって前記複数の演出用可動体を同時に動作させるように構成したことを特徴とする遊技機。 - 大当り判定の判定結果に基づき複数種類の図柄を変動させて表示する可変表示装置を遊技盤に取り付けるための取付部材をさらに備え、当該取付部材は、ベース部材と、当該ベース部材の遊技者側に取着される飾り部材とから構成されており、
前記主可動体は、前記カム板の遊技者側に装着された主回転軸に取着されており、当該主回転軸の軸線は前記モータ軸線と同一軸線上に位置しており、前記モータ軸には当該モータ軸の回転に伴ってモータ軸線回りで回転する連結部材が装着されており、
前記ベース部材には、前記駆動モータ、及び前記連結部材が装着されている一方、前記飾り部材には、前記複数の演出可動体、前記主回転軸、前記カム板、及び前記スライド板が装着されており、
前記カム板及び前記連結部材には、いずれか一方に前記モータ軸の軸心から離間した位置に支軸が形成されていると共に他方に前記支軸が嵌合される軸受部が形成され、前記支軸と前記軸受部とを嵌合させて前記カム板と前記連結部材とを連結することにより前記カム板が前記モータ軸に装着されるようになっており、
前記連結部材には、前記モータ軸を中心として円形壁状の検出片が突出形成されており、当該検出片の一部には、その周方向に隙間を形成するように切欠部が設けられており、当該切欠部を前記ベース部材に装着された原位置検出手段で検出することにより前記駆動モータの原位置を検出可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 前記複数の演出用可動体、前記駆動モータ、及び前記動力伝達手段は、前記取付部材において前記可変表示装置が装着される部分より上方に配設されており、
前記副可動体は、前記飾り部材に複数配設された揺動軸の各軸線回りで揺動動作を行なう複数の揺動可動体と、前記飾り部材に配設された副回転軸の軸線回りで回転動作を行なう回転可動体とを含み、前記揺動軸は当該揺動軸の軸線がモータ軸線とは異なる位置となるように配設され、前記副回転軸は当該副回転軸の軸線がモータ軸線とは異なる位置となるように配設されており、
前記スライド板は、遊技者側から見て左右方向への移動が許容された状態で支持されているとともに、前記摺動部として縦長孔が形成された胴部と、当該胴部からそれぞれ左右方向に延設された左腕部及び右腕部とを備え、各腕部の先端には、各揺動軸に装着されたピニオンがそれぞれ噛み合わされるラックが形成されており、前記スライド板の左右方向への往復直線運動により各ピニオンが揺動されるとともに、当該各ピニオンの揺動運動により前記複数の揺動可動体が左右方向へ揺動するように構成されており、
前記連結部材は、前記動力伝達手段となる駆動ギアであり、当該駆動ギアには、前記副回転軸に装着された従動ギアが噛み合わされており、前記駆動ギアの回転に伴う従動ギアの回転運動により前記回転可動体が前記主可動体と逆方向に回転するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
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