JP4342925B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の演出用可動体を備え、その演出用可動体を動作させることにより遊技演出が行われる遊技機に関するものである。
従来、遊技機の一種であるパチンコ機の中には、遊技盤の遊技領域内にメカ機構からなる可動体を配設し、その可動体を動作させて遊技演出などを行っているものがある。このようなパチンコ機は、例えば、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載されたパチンコ機には、可変表示器を遊技盤に取り付けるための取付基板の上方に、左右方向に往復動作する可動体(遊技領域に発射された遊技球を受け入れる球受板部を備えた可動体と人形を模した可動体)が配設されている。そして、取付基板の裏側(即ち、遊技盤の裏側)には、可動体を動作させるための動力を発生するモータと、当該モータの動力を可動体に伝達する動力伝達機構(駆動歯車、小中間歯車、大中間歯車、従動歯車、保持板など)が装着されている。
特開平8−215384号公報(段落番号[0012]〜[0015]、図6)
ところで、遊技盤には、遊技演出に用いる可動体や可変表示器の他にも、様々な部材が配設されている。例えば、開閉羽根を有する始動入賞口や大入賞口扉を備えた大入賞口などの各種入賞口、及び発光装飾を行う遊技盤ランプや始動保留球の記憶数を報知する保留ランプなどの各種ランプが配設されている。そして、遊技盤の裏側には、開閉羽根や大入賞口扉を動作させるためのアクチュエータ、各種入賞口に入賞した遊技球を検知するセンサなどが装着されている。さらに、遊技盤の裏側には、可変表示器の表示内容や各種ランプの発光を制御する各種制御基板、各種入賞口に入賞した遊技球やパチンコ機から払い出される遊技球を搬送する各種球通路なども装着されている。
そのため、パチンコ機では、限られたスペースの中に多くの部材(部品)を装着する必要があることから、各部材の構成を出来る限り簡素化し、装着スペースを出来る限り小さくすることが望ましい。特に、遊技の中心となる可変表示器の周辺は、遊技中に遊技者が最も注目する部位であることから、装飾用のランプなど様々な部材が配設されると共に、機内部にあっては制御基板などが集中して装着されている。従って、可変表示器の近傍に可動体を配設する場合には、その可動体に係る構成、即ち、モータや動力伝達機構の構成を簡素化し、装着スペースを出来る限り小さくすることが望ましい。ところが、特許文献1に記載されたパチンコ機では、モータ軸が機後側を向くようにモータが装着されている。そのため、取付基板に配設された可動体に動力を伝達するためには、モータの動力を機前側(可動体側)に向かわせるように動力伝達機構を構成しなければならない。そのため、動力伝達機構が複雑化して大型化する虞があり、モータや動力伝達機構の装着スペースを小さくするための構成として相応しいとは言えない。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、演出用可動体を動作させる構成を簡素化し、省スペースで配設することができると共に、複数の演出用可動体を所定の契機に基づき同時に動作させて興趣の向上を図ることができる遊技機を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、複数の演出用可動体が遊技盤の遊技者側に配設され、前記演出用可動体を駆動モータによって動作させることにより遊技演出が行われる遊技機において、前記複数の演出用可動体は、前記駆動モータのモータ軸線と同一軸線回りで回転動作を行う主可動体と、当該主可動体とは異なる位置に配設されて所定の動作を行う副可動体とからなり、前記駆動モータをモータ軸が遊技者側を向くように配設し、モータ軸線上に前記主可動体を配設すると共に前記副可動体に対して前記駆動モータの動力を伝達する動力伝達手段とを配設し、前記動力伝達手段は、前記モータ軸に装着され当該モータ軸の回転に伴い回転運動するカム板と、当該カム板が摺動案内される長孔状の摺動部を有するスライド板とを備え、前記カム板は、円形板状をなしその中心が前記モータ軸と偏心するように装着されており、前記スライド板は、支持部材によって前記モータ軸と直交する方向への移動が許容された縦置き状態で支持されており、前記摺動部の内面を前記カム板が摺動案内されることにより回転運動が直線運動に変換され、前記スライド板が前記モータ軸と直交する方向に往復直線運動することによって前記副可動体に動力を伝達するように構成されており、所定の契機に基づき、演出制御手段が前記駆動モータに所定の制御信号を出力することによって前記複数の演出用可動体を同時に動作させるように構成したことを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機において、大当り判定の判定結果に基づき複数種類の図柄を変動させて表示する可変表示装置を遊技盤に取り付けるための取付部材をさらに備え、当該取付部材は、ベース部材と、当該ベース部材の遊技者側に取着される飾り部材とから構成されており、前記主可動体は、前記カム板の遊技者側に装着された主回転軸に取着されており、当該主回転軸の軸線は前記モータ軸線と同一軸線上に位置しており、前記モータ軸には当該モータ軸の回転に伴ってモータ軸線回りで回転する連結部材が装着されており、前記ベース部材には、前記駆動モータ、及び前記連結部材が装着されている一方、前記飾り部材には、前記複数の演出可動体、前記主回転軸、前記カム板、及び前記スライド板が装着されており、前記カム板及び前記連結部材には、いずれか一方に前記モータ軸の軸心から離間した位置に支軸が形成されていると共に他方に前記支軸が嵌合される軸受部が形成され、前記支軸と前記軸受部とを嵌合させて前記カム板と前記連結部材とを連結することにより前記カム板が前記モータ軸に装着されるようになっており、前記連結部材には、前記モータ軸を中心として円形壁状の検出片が突出形成されており、当該検出片の一部には、その周方向に隙間を形成するように切欠部が設けられており、当該切欠部を前記ベース部材に装着された原位置検出手段で検出することにより前記駆動モータの原位置を検出可能に構成されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の遊技機において、前記複数の演出用可動体、前記駆動モータ、及び前記動力伝達手段は、前記取付部材において前記可変表示装置が装着される部分より上方に配設されており、前記副可動体は、前記飾り部材に複数配設された揺動軸の各軸線回りで揺動動作を行なう複数の揺動可動体と、前記飾り部材に配設された副回転軸の軸線回りで回転動作を行なう回転可動体とを含み、前記揺動軸は当該揺動軸の軸線がモータ軸線とは異なる位置となるように配設され、前記副回転軸は当該副回転軸の軸線がモータ軸線とは異なる位置となるように配設されており、前記スライド板は、遊技者側から見て左右方向への移動が許容された状態で支持されているとともに、前記摺動部として縦長孔が形成された胴部と、当該胴部からそれぞれ左右方向に延設された左腕部及び右腕部とを備え、各腕部の先端には、各揺動軸に装着されたピニオンがそれぞれ噛み合わされるラックが形成されており、前記スライド板の左右方向への往復直線運動により各ピニオンが揺動されるとともに、当該各ピニオンの揺動運動により前記複数の揺動可動体が左右方向へ揺動するように構成されており、前記連結部材は、前記動力伝達手段となる駆動ギアであり、当該駆動ギアには、前記副回転軸に装着された従動ギアが噛み合わされており、前記駆動ギアの回転に伴う従動ギアの回転運動により前記回転可動体が前記主可動体と逆方向に回転するように構成されていることを要旨とする。
本発明によれば、演出用可動体を動作させる構成を簡素化し、省スペースで配設することができると共に、複数の演出用可動体を所定の契機に基づき同時に動作させて興趣の向上を図ることができる。
以下、本発明をその一種であるパチンコ遊技機(以下、「パチンコ機」と示す)に具体化した一実施形態を図1〜図10に基づき説明する。以下の説明において、「前」「後」は、パチンコ機10を機表側(遊技者側)から見て(図1の状態)、その手前側を「前」、奥側を「後」とする。また、以下の説明において、「左」「右」「上」「下」は、特に断らない限り、パチンコ機10を機表側(遊技者側)から見た場合(図1の状態)の「左」「右」「上」「下」とする。
図1には、パチンコ機10の機表側が略示されており、機体の外郭をなす外枠11の開口前面側には、各種の遊技用構成部材をセットする縦長方形の中枠12が開閉及び着脱自在に組み付けられている。中枠12の前面側には、機内部に配置された遊技盤13を透視保護するためのガラス枠を備えた前枠14と上球皿15が共に横開き状態で開閉可能に組み付けられている。前枠14の前面側及び遊技盤13の遊技領域13aには、点灯(点滅)又は消灯し、発光装飾に基づく遊技演出(発光演出)を行う枠ランプ16及び遊技盤ランプ17が設けられている。外枠11の下部(パチンコ機10の下部)には、各種音声(効果音)を出力し、音声出力に基づく遊技演出(音声演出)を行うスピーカ18が配置されている。中枠12の下部には、下球皿19及び発射装置20が装着されている。
遊技盤13の遊技領域13aの略中央には、各種の飾りが施された取付部材としての取付枠21が装着されている。取付枠21の略中央には、パチンコ機10の奥行き方向に向かって開口された窓口22が形成されており、窓口22には、液晶ディスプレイ型の表示手段としての可変表示装置23が装着されている。可変表示装置23では、変動画像(又は画像表示)に基づく遊技演出(表示演出)が行われるようになっている。そして、可変表示装置23では、表示演出に関連して、複数種類の図柄を複数列で変動させて表示する図柄組み合わせゲーム(図柄変動演出)が行われるようになっている。図柄組み合わせゲームでは、1〜8の8種類の数字を模した数字図柄が採用されている。
そして、遊技者は、可変表示装置23に最終的に表示された図柄組み合わせから大当り又ははずれを認識できる。可変表示装置23に表示された全列の図柄が同一種類の場合には、その図柄組み合わせ(例えば、[111][222])から大当りを認識できる。この大当りを認識できる図柄組み合わせが大当りの組み合わせとなる。大当りの組み合わせが表示された場合、遊技者には、大当り遊技状態(特別遊技状態)が付与される。また、可変表示装置23に表示された全列の図柄が異なる種類の場合、又は1列の図柄がリーチを形成する図柄と異なる種類の場合には、その図柄組み合わせ(例えば、[234][122][434])からはずれを認識できる。このはずれを認識できる図柄組み合わせがはずれの組み合わせとなる。
また、可変表示装置23では、図柄組み合わせゲームに関連して、リーチ演出、予告演出及び再抽選演出などの様々な演出が行われるようになっている。リーチ演出は、図柄組み合わせゲームにおいて導出された特定列(例えば、遊技者側から見て左列と右列)の図柄が同一種類の図柄となってリーチが形成されてから、大当りの組み合わせ又ははずれの組み合わせが表示される迄の間に行われる演出である。予告演出は、図柄組み合わせゲームの開始直前や開始後に、リーチや大当りとなる可能性があることを遊技者に告げるために行われる演出である。再抽選演出は、図柄組み合わせゲームにおいて大当りの組み合わせを一旦表示させた後、その大当りの組み合わせを構成する図柄を再び変動させて最終的な大当りの組み合わせを導出するために行われる演出である。
取付枠21は、図3〜図5に示すように、ベース部材21aと、当該ベース部材21aの前側に取着される飾り部材21bから構成されている。そして、図1及び図3に示すように、飾り部材21bの前面21bA側上方(可変表示装置23の上方)には、所定の動作による遊技演出(可動演出)を行う演出用可動体としての中可動体(主可動体)K1、上可動体(副可動体)K2、左可動体(副可動体)K3、及び右可動体(副可動体)K4が配設されている。中可動体K1は、正面視略円形の板状をなしており、所定の軸線回りで回転動作(時計回り方向の回転動作)を行うようになっている。上可動体K2は、中可動体K1の上方で、かつ、その一部が中可動体K1の前面側に重合するように配設されている。上可動体K2は、正面視略四角形の板状をなしており、中可動体K1とは異なる軸線回りで回転動作(反時計回り方向の回転動作)を行うようになっている。左可動体K3及び右可動体K4は、中可動体K1の左側及び右側に夫々配設されている。左可動体K3及び右可動体K4は、正面視略楕円形の板状をなしており、中可動体K1とは異なる軸線回りで揺動動作(左右方向への振り子動作)を行うようになっている。なお、各可動体K1〜K4は、その前面側に文字や絵などを表記したものであっても良いし、人間や動物などを立体形状にて成形したものであっても良い。また、飾り部材21bには、各可動体K1〜K4の周囲に、発光演出を行う複数の装飾ランプ24が配設されている。装飾ランプ24は、各可動体K1〜K4の動作時に発光演出を行うようになっている。
また、図1に示すように、取付枠21の下方には、図示しないアクチュエータ(ソレノイド、モータなど)の作動によって開閉動作を行う開閉羽根25を備えた始動入賞口26が配設されている。始動入賞口26の奥方には、入賞した遊技球を検知する始動口センサSE1(図2に示す)が設けられている。始動入賞口26は、遊技球の入賞検知を契機に、図柄組み合わせゲームの始動条件を付与し得る。また、始動入賞口26の下方には、図示しないアクチュエータ(ソレノイド、モータなど)の作動によって開閉動作を行う大入賞口扉27を備えた大入賞口28が配設されている。大入賞口28は、図柄組み合わせゲームにおいて大当りの組み合わせが表示されたことを契機に大入賞口扉27が開閉動作し、開放又は閉鎖されるようになっている。大当り遊技状態が付与されると、大入賞口28が開放されて遊技球が入賞可能となるため、遊技者は、多数の賞球が獲得できるチャンスを得ることができる。
次に、パチンコ機10の制御構成について図2に基づき説明する。
パチンコ機10の機裏側には、遊技機全体を制御する主制御基板30が装着されている。主制御基板30は、遊技機全体を制御するための各種処理を実行し、該処理結果に応じて各種の制御コマンドを演算処理し、当該制御コマンドを所定の制御信号として出力する。また、機裏側には、可変表示装置23の表示態様と前記各可動体K1〜K4の動作態様を制御する演出制御手段としての表示制御基板31、前記各ランプ16,17,24の発光態様を制御するランプ制御基板32、及びスピーカ18の音声出力態様を制御する音声制御基板33が装着されている。前記各制御基板31〜33は、メイン制御手段である主制御基板30が出力した各種の制御信号(制御コマンド)を入力し、遊技演出(表示演出、可動演出、発光演出、音声演出)の制御を実行するものであって、サブ制御手段(図2に破線で囲む)として機能するように構成されている。
以下、主制御基板30及び表示制御基板31について、その具体的な構成を図2に基づき説明する。
主制御基板30は、メインCPU30aを備えており、該メインCPU30aにはROM30b及びRAM30cが接続されている。メインCPU30aは、大当り判定用乱数などの各種乱数の値を所定の周期毎に順次更新し、更新後の値をRAM30cの設定領域に設定して更新前の値を書き換えている。ROM30bには、パチンコ機10を制御するための各種制御プログラムや複数種類の変動パターンが記憶されている。変動パターンは、図柄が変動を開始(図柄組み合わせゲームの開始)してから全列の図柄が表示(図柄組み合わせゲームの終了)される迄の間の遊技演出(表示演出、可動演出、発光演出、音声演出)のベースとなるパターンを示すものである。RAM30cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種の情報が記憶(設定)されるようになっている。
そして、メインCPU30aは、遊技球の入賞検知を契機(始動口センサSE1からの検知信号の入力を契機)に大当り判定用乱数の値をRAM30cから読み出し、その値をRAM30cの所定の領域に格納(記憶)する。また、メインCPU30aは、図柄組み合わせゲームの開始直前に、RAM30cに格納されている前記大当り判定用乱数の値とROM30bに記憶されている大当り判定値とを比較して大当りか否かを判定(大当り判定)し、大当り又ははずれを決定する。続いて、メインCPU30aは、前記大当り判定の判定結果に基づき、図柄組み合わせゲームにおいて最終的に表示する図柄組み合わせを構成する各列の図柄を選択決定すると共に、変動パターンを選択決定する。その後、メインCPU30aは、決定した変動パターンを指定すると共に図柄の変動開始を指示する変動パターン指定コマンドを前記各制御基板31〜33に出力すると共に、決定した各列の図柄を指定する図柄指定コマンドを表示制御基板31に出力する。
次に、表示制御基板31について説明する。
表示制御基板31は、サブCPU31aを備えており、該サブCPU31aにはROM31b及びRAM31cが接続されている。ROM31bには、複数種類の演出実行データや各種の画像データ(図柄、背景、文字、キャラクタなどの画像データ)が記憶されている。演出実行データは、サブCPU31aが、可変表示装置23の表示態様、及び前記各可動体K1〜K4の動作態様を制御するための情報である。この演出実行データには、リーチ演出、予告演出及び再抽選演出などを変動画像にて行わせるためのデータや、各可動体K1〜K4を動作させるためのデータが含まれている。RAM31cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種情報が記憶(設定)されるようになっている。また、サブCPU31aには、前記各可動体K1〜K4の駆動源となる駆動モータとしての可動体用モータ(ステッピングモータ)35と、可動体用モータ35の原位置を検出するための原位置スイッチ36が接続されている。
従って、サブCPU31aは、変動パターン指定コマンドを入力すると、指定された変動パターンに対応する演出実行データをROM31bから読み出し、当該演出実行データに基づき可変表示装置23の表示態様を制御する。即ち、サブCPU31aは、図柄指定コマンドで指定された図柄による図柄組み合わせ(大当りの組み合わせ又ははずれの組み合わせ)を最終的に表示させる図柄組み合わせゲームが行われるように可変表示装置23の表示態様を制御する。また、サブCPU31aは、前記演出実行データに基づき前記各可動体K1〜K4に可動演出を行わせる場合、所定のタイミングで可動体用モータ35に駆動信号を出力して駆動させ、前記各可動体K1〜K4の動作態様を制御する。なお、本実施形態においてサブCPU31aは、リーチ演出時、予告演出時、及び再抽選演出時に前記駆動信号を可動体用モータ35に出力し、前記各可動体K1〜K4に可動演出を行わせるように制御する。本実施形態では、リーチ演出時、予告演出時、及び再抽選演出時が、前記各可動体K1〜K4を動作させる契機となる。
次に、前記各可動体K1〜K4を動作させるための作動機構STを図3〜図9に基づき詳しく説明する。
前記ベース部材21aの後面21aB側には、モータ軸37が機前面側を向くように可動体用モータ35が装着されている(図4、図5)。可動体用モータ35は、モータ軸37が、ベース部材21aの前面21aA側に挿通された状態で装着されている。本実施形態では、可動体用モータ35(モータ軸37)の回転方向を機表側から見て時計回り方向とする(機裏側から見た場合は反時計回り方向となる)。また、ベース部材21aの後面21aB側には、可動体用モータ35の下方に位置するように、原位置スイッチ36を搭載した位置検出基板38が装着されている(図5)。
また、モータ軸37には、ベース部材21aの前面21aA側に位置するように、駆動ギア39が装着されている(図6、図9)。駆動ギア39の前面側には、その回転中心(モータ軸37の軸心)から所定の距離だけ離間した位置に、正面視円形をなす軸受部としての嵌合溝40が複数(本実施形態では3つ)形成されている(図8(a))。また、駆動ギア39の後面側には、当該駆動ギア39と同心円をなすように正面視略円形の検出片(遮光板)41が突出形成されている。検出片41の一部には、周方向に隙間を形成するように切欠部(光検出部)42が設けられている。そして、検出片41は、駆動ギア39がモータ軸37に装着された際、位置検出基板38の原位置スイッチ36にて検出されるようになっている(図9)。本実施形態では、検出片41の切欠部42が原位置スイッチ36で検出されることによって可動体用モータ35の原位置が特定されるようになっている。なお、駆動ギア39の前面は、当該駆動ギア39がモータ軸37に装着された状態(例えば、図6、図9)において、パチンコ機10の機表側から見て手前側の面を示し、後面は、前記手前側の面の反対面(奥側の面)を示す。
前記飾り部材21bの前面21bA側には、中可動体K1が配設されている。中可動体K1は、中可動体回転軸43の軸線が、モータ軸37のモータ軸線L(各図において一点鎖線で示す)と同一軸線上に位置するように配設されている。中可動体K1は、中可動体回転軸43が、飾り部材21bの後面21bB側に挿通された状態で配設されている。中可動体回転軸43には、飾り部材21bの後面21bB側に位置するように、正面視略円形の板状をなすカム板としての回転円盤44が装着されている。回転円盤44は、その中心が、中可動体回転軸43の軸心と偏心するように装着されている(図7)。そして、回転円盤44の後面側には、当該回転円盤44の中心(又は回転円盤44の回転中心となる中可動体回転軸43の軸心)から所定の距離だけ離間した位置に、正面視略円形をなす支軸としての嵌合軸45が複数(本実施形態では3つ)形成されている。嵌合軸45は、駆動ギア39の前面側に形成された嵌合溝40に嵌合し得る形状で形成されていると共に、嵌合溝40と対応する位置(向き合う位置)に形成されている。なお、回転円盤44の後面は、当該回転円盤44が中可動体回転軸43に装着された状態(例えば、図6、図9)において、パチンコ機10の機表側から見て奥側の面を示す。
また、回転円盤44には、正面視略凸状をなす板状のスライド板としての伝達板46が装着されている(図7)。伝達板46は、その中央に正面視縦長となる長孔状の摺動部としての案内孔47が形成された胴部46aと、当該胴部46aを中心に左右対称となるように水平方向に延設された左腕部46bと右腕部46cの2本の腕部から構成されている。前記各腕部46b,46cの先端には、ラック48a,48bが形成されている。この伝達板46は、回転円盤44が中可動体回転軸43の軸線回り(モータ軸37のモータ軸線L回り)で回転運動しながら案内孔47の内面を摺動案内されることにより、モータ軸37と直交する左右方向へ直線運動するようになっている。即ち、伝達板46は、回転円盤44の回転運動を直線運動に変換するようになっている。そして、伝達板46は、前記各腕部46b,46cが前記胴部46aの下側に配置されるように、飾り部材21bの後面21bBに立て掛けられた状態(縦置き状態)で装着されている。また、伝達板46は、複数(本実施形態では3つ)の支持部材49によって左右方向への移動が許容された状態で支持され、装着されている。なお、3つの支持部材49は、伝達板46の胴部46aの上側と、各腕部46b,46cに配置され、伝達板46が後側に倒れないように支持している。
また、飾り部材21bの前面21bA側であって、中可動体K1の上方には、上可動体K2が配設されている。上可動体K2は、上可動体回転軸50の軸線が、モータ軸37のモータ軸線Lとは異なる位置となるように配設されている。上可動体K2は、上可動体回転軸50が、飾り部材21bの後面21bB側に挿通された状態で配設されている。上可動体回転軸50には、飾り部材21bの後面21bB側に位置するように、従動ギア51が装着されている。この従動ギア51は、モータ軸37に装着された駆動ギア39と噛み合うようになっている。
また、飾り部材21bの前面21bA側であって、中可動体K1の左方には、左可動体K3が配設されている。左可動体K3は、左可動体揺動軸52の軸線が、モータ軸37のモータ軸線Lとは異なる位置となるように配設されている。左可動体K3は、左可動体揺動軸52が、飾り部材21bの後面21bB側に挿通された状態で配設されている。左可動体揺動軸52には、飾り部材21bの後面21bB側に位置するように、ピニオン53aが装着されている。このピニオン53aは、伝達板46を構成する左腕部46bのラック48aと噛み合うようになっている。また、飾り部材21bの前面21bA側であって、中可動体K1の右方には、右可動体K4が配設されている。右可動体K4は、右可動体揺動軸54の軸線が、モータ軸37のモータ軸線Lとは異なる位置となるように配設されている。右可動体K4は、右可動体揺動軸54が、飾り部材21bの後面21bB側に挿通された状態で配設されている。右可動体揺動軸54には、飾り部材21bの後面21bB側に位置するように、ピニオン53bが装着されている。このピニオン53bは、伝達板46を構成する右腕部46cのラック48bと噛み合うようになっている。
そして、本実施形態の作動機構STでは、前述のように、ベース部材21a側と飾り部材21b側に分けて作動機構STの構成部材が装着されている。より詳しく言えば、ベース部材21a側には、可動体用モータ35(モータ軸37)、位置検出基板38(原位置スイッチ36)、及び駆動ギア39(嵌合溝40)が装着されている。その一方で、飾り部材21b側には、各可動体K1〜K4の各軸43,50,52,54、回転円盤44(嵌合軸45)、伝達板46(各ラック48a,48b)、従動ギア51、及び各ピニオン53a,53bが装着されている。そのため、作動機構STは、モータ軸37に装着された駆動ギア39の嵌合溝40と中可動体回転軸43に装着された回転円盤44の嵌合軸45を嵌合させるようにベース部材21aと飾り部材21bを取り付けることによって、可動体用モータ35の動力を前記各可動体K1〜K4に付与し得る機構とされる。
そして、ベース部材21aと飾り部材21bとを取り付けた状態で、可動体用モータ35と中可動体K1を含む各可動体K1〜K4は、駆動ギア39と回転円盤44によって作動連結されると共に、その連結状態が解除(ベース部材21aから飾り部材21bを脱着)されると、分離されるようになっている。作動連結とは、一方の手段(本実施形態では可動体用モータ35)と他方の手段(本実施形態では各可動体K1〜K4)との間が、一方の手段から他方の手段へ動力伝達が可能な状態で機構的に連結されていることをいう。
また、作動機構STは、ベース部材21aと飾り部材21bとを取り付けた状態において、モータ軸37のモータ軸線L上に、駆動ギア39、回転円盤44、伝達板46、中可動体回転軸43、及び中可動体K1が配設されるようになっている(例えば、図6参照)。このように配設された駆動ギア39、回転円盤44、及び中可動体K1は、モータ軸37が機前面側を向いていることから、モータ軸線L回りで回転運動(機表側から見て時計回り方向の回転運動)を行う。また、上可動体K2は、駆動ギア39を通じて伝達された動力を受けて、該駆動ギア39に噛合された従動ギア51が回転運動(機表側から見て反時計回り方向の回転運動)することによって、上可動体回転軸50の軸線回りで回転運動を行う。また、左可動体K3と右可動体K4は、回転円盤44と伝達板46を通じて伝達された動力を受けて、各ラック48a,48bに噛合された各ピニオン53a,53bが揺動運動(機表側から見て左右方向の揺動動作)することによって、前記各揺動軸52,54の軸線回りで揺動運動を行う。
本実施形態では、駆動ギア39が、上可動体K2に対して可動体用モータ35の動力を伝達する動力伝達手段として機能するようになっている。また、本実施形態では、回転円盤44と伝達板46が、左可動体K3と右可動体K4に対して可動体用モータ35の動力を伝達する動力伝達手段として機能するようになっている。さらに、本実施形態では、駆動ギア39が第1連結手段として機能するように兼用されていると共に、回転円盤44が第2連結手段として機能するように兼用されている。なお、図9(a)は、作動機構STを図6に示す矢印Aの方向から見た図であり、図9(b)は、作動機構STを図6に示す矢印Bの方向から見た図である。また、図9(c)は、作動機構STを図6に示す矢印Cの方向から見た図であり、図9(c)では、伝達板46を省略している。
以下、可動演出が行われる態様を図10に基づき説明する。図10には、飾り部材21bを機裏側から見た様子を示しており、中可動体K1、上可動体K2、及び従動ギア51は省略されている。なお、以下の説明及び図10には、回転運動に伴う回転方向、及び直線運動と揺動運動に伴う左右方向として機裏側から見た場合の方向を示している。
図10(a)には、可動演出が行われていない時の左可動体K3と右可動体K4を示している(機表側から見た場合は図3に示すようになる)。この時、左可動体K3と右可動体K4は、左右方向へ傾いておらず、略垂直に立った姿勢で動作を停止している。また、伝達板46は、左右方向の略中央に位置している。
そして、表示制御基板31のサブCPU31aは、指定された変動パターンに対応する演出実行データに基づき前記各可動体K1〜K4に可動演出を行わせる場合、可動体用モータ35に対して駆動信号を出力する。前記駆動信号が出力されると、可動体用モータ35は、駆動を開始し、モータ軸37が反時計回り方向に回転する。そして、可動体用モータ35が駆動すると、その回転力を受けて駆動ギア39が回転運動すると共に、該駆動ギア39の回転運動に連動して回転円盤44、及び従動ギア51が回転運動する。加えて、回転円盤44が回転運動しながら案内孔47の内周を摺動案内されることにより、伝達板46が左右方向へ直線運動する。
その結果、中可動体K1、上可動体K2、左可動体K3、及び右可動体K4は、可動体用モータ35の動力が一斉に付与されることによって同時に動作を開始する。即ち、中可動体K1は、モータ軸37のモータ軸線L回りで反時計回り方向に回転動作し、可動演出を行う。上可動体K2は、駆動ギア39を介して動力伝達された従動ギア51が時計回り方向に回転運動することによって、上可動体回転軸50の軸線回りで時計回り方向に回転動作し、可動演出を行う。即ち、中可動体K1と上可動体K2は、逆方向に回転動作して可動演出を行う。
また、図10(a)の状態から図10(b)に示すように回転円盤44が反時計回り方向に略90度回転運動して行くと、伝達板46は、回転円盤44の回転運動を受けて右方向に移動する。このように伝達板46が右方向に移動すると、左可動体K3と右可動体K4は、伝達板46を介して動力伝達された各ピニオン53a,53bが反時計回り方向に揺動運動することによって、各揺動軸52,54の軸線回りで反時計回り方向に揺動動作し、可動演出を行う。また、図10(b)の状態から図10(c)に示すように回転円盤44が反時計回り方向にさらに略180度回転運動して行くと、伝達板46は、回転円盤44の回転運動を受けて左方向に移動する。このように伝達板46が左方向に移動すると、左可動体K3と右可動体K4は、伝達板46を介して動力伝達された各ピニオン53a,53bが時計回り方向に揺動運動することによって、各揺動軸52,54の軸線回りで時計回り方向に揺動動作し、可動演出を行う。即ち、左可動体K3と右可動体K4は、同一方向に揺動動作して可動演出を行う。
以上説明した各可動体K1〜K4の可動演出は、演出実行データに基づき、所定時間の間、継続して行われる。即ち、表示制御基板31のサブCPU31aは、所定時間が経過する迄の間、可動体用モータ35を駆動させる。その結果、所定時間の間、駆動ギア39と回転円盤44は反時計回り方向に回転運動すると共に、伝達板46は左右方向に往復直線運動する。そして、前記所定時間の経過後、表示制御基板31のサブCPU31aは、可動体用モータ35の駆動を停止させ、可動演出を終了させると、各可動体K1〜K4は各動作を停止させて図10(a)の状態に戻る。
従って、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)可動体用モータ35をモータ軸37が機表側(即ち、各可動体K1〜K4側)を向くように配設し、可動体用モータ35の動力を各可動体K1〜K4側に直接的に向けるようにした。そのため、可動体用モータ35のモータ軸線L上に、中可動体K1を配設すると共に、上可動体K2、左可動体K3及び右可動体K4に対して動力を伝達する手段(駆動ギア39、回転円盤44、伝達板46)を配設することができ、各可動体K1〜K4を動作させる構成(作動機構ST)を簡素化できる。従って、前記構成の簡素化によって、前記構成を省スペースで配設することができる。
(2)また、モータ軸線L上に、中可動体K1を配設すると共に、上可動体K2、左可動体K3及び右可動体K4に対して動力を伝達する手段(駆動ギア39、回転円盤44、伝達板46)を配設することで、各可動体K1〜K4には一斉に動力が与えられる。そのため、各可動体K1〜K4(複数の演出用可動体)は、同時に動作を開始して可動演出を行うため、迫力があり、かつ、面白みがある可動演出を実現できる。従って、興趣の向上を図ることができる。さらに、中可動体K1と上可動体K2は、逆方向に回転動作すると共に、左可動体K3と右可動体K4は、中可動体K1及び上可動体K2とは異なり揺動動作するため、様々な動作によって可動演出が行われる。そのため、迫力があり、かつ、面白みがある可動演出を実現でき、より一層興趣の向上を図ることができる。
(3)また、モータ軸線L上に、上可動体K2、左可動体K3及び右可動体K4に動力を伝達する手段(駆動ギア39、回転円盤44、伝達板46)を配設することで、前記手段に対して可動体用モータ35から直接的に動力を与えることができる。そのため、各可動体K1〜K4を動作させる構成(作動機構ST)を簡素化できる。また、可動体用モータ35から回転円盤44に対して直接的に動力が与えられるため、回転運動を直線運動に変換させる場合であっても、回転円盤44の回転運動を伝達板46の直線運動に確実に変換することができる。
(4)各可動体K1〜K4を動作させる構成(作動機構ST)を簡素化することによって、遊技者が最も注目する可変表示装置23の周辺に、各可動体K1〜K4(作動機構ST)を省スペースで配設することができる。また、各可動体K1〜K4の周囲に装飾ランプ24を無理なく配設することができ、各可動体K1〜K4の演出効果をさらに高めることができる。
(5)可動体用モータ35のモータ軸37と中可動体K1の中可動体回転軸43とを別々に設けた(別部材構成とした)。そのため、可動体用モータ35のモータ軸37に中可動体K1を直接取り付ける場合に比して、モータ軸37に掛かる負荷を低減させることができる。特に、本実施形態のように、複数の演出用可動体(各可動体K1〜K4)を動作させる場合には、駆動ギア39、回転円盤44及び伝達板46なども必要であり、これらの部材全てをモータ軸37に装着すると多大な負荷を掛けることになる。従って、モータ軸37と中可動体回転軸43とを別々に設け、前記各軸37,43に前記部材を分けて装着することで、モータ軸37に掛かる負荷をさらに低減させることができる。
(6)また、可動体用モータ35のモータ軸37と中可動体K1の中可動体回転軸43とを別々に設けることにより、可動体用モータ35(ベース部材21aに装着した部材)と中可動体K1(飾り部材21b側に装着した部材)を分離させることができる。従って、例えば、回転円盤44や伝達板46などの破損によって交換する場合であっても、ベース部材21aから飾り部材21bを取り外せば良く、メンテナンス性を向上させることができる。
(7)駆動ギア39に嵌合溝40を形成すると共に、回転円盤44に前記嵌合溝40に嵌合し得る嵌合軸45を形成した。そのため、駆動ギア39(可動体用モータ35(ベース部材21a)側)と回転円盤44(中可動体K1(飾り部材21b)側)とを連結する際の位置決めとして使用でき、組み付け性を向上させることができる。また、可動体用モータ35の動力は、モータ軸37の軸心から離間した位置に形成された嵌合溝40と嵌合軸45を介して回転円盤44に伝えられる。そのため、回転円盤44に作用する力が大きくなり、可動体用モータ35の動力によって複数の演出用可動体(各可動体K1〜K4)を動作させる場合であっても、無理無く動作させることができる。さらに、駆動ギア39及び回転円盤44を、連結する手段と動力を伝達する手段とで兼用することで、作動機構STの構成をさらに簡素化できる。
なお、本実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態では、駆動ギア39に嵌合溝40を形成すると共に回転円盤44に嵌合軸45を形成しているが、駆動ギア39に嵌合軸45を形成すると共に回転円盤44に嵌合溝40を形成しても良い。また、嵌合溝40と嵌合軸45の数は、1つ又は2つなどに変更しても良い。
・前記実施形態では、中可動体K1、上可動体K2、左可動体K3及び右可動体K4によって可動演出を行っているが、上可動体K2を省略し、中可動体K1、左可動体K3及び右可動体K4で可動演出を行うようにしても良い。この場合、駆動ギア39、従動ギア51及び上可動体回転軸50も省略される。このとき、回転円盤44に連結するための嵌合溝40が形成された連結手段(例えば、円板)をモータ軸37に装着しても良いし、モータ軸37に回転円盤44を直結するようにしても良い。また、左可動体K3及び右可動体K4を省略し、中可動体K1と上可動体K2で可動演出を行うようにしても良い。また、モータ軸37に対し、中可動体K1、駆動ギア39及び回転円盤44を直結するようにしても良い。
・前記実施形態では、各可動体K1〜K4(可動体用モータ35)が表示制御基板31で制御されているが、主制御基板30、ランプ制御基板32又は音声制御基板33で制御されるようにしても良い。また、各可動体K1〜K4(可動体用モータ35)を制御する専用の制御基板を設けても良い。また、各可動体K1〜K4に可動演出を行わせるタイミング(契機)は、リーチ演出、予告演出及び再抽選演出などに限らず、変更しても良い。
・前記実施形態において、可動体用モータ35の回転方向を、一方向に限らず、双方向としても良い。そして、可動演出を行うタイミングに応じて、可動体用モータ35の回転方向を変更するようにしても良い。
次に、本実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ)前記駆動モータと前記主可動体は、前記駆動モータのモータ軸に装着された第1連結手段と前記主可動体の回転軸に装着された第2連結手段とにより作動連結され、その連結状態を解除することにより前記駆動モータと前記主可動体は分離可能に構成されている。
(ロ)前記第1連結手段及び前記第2連結手段には、いずれか一方に前記モータ軸の軸心から離間した位置に支軸が形成されていると共に他方に前記支軸が嵌合される軸受部が形成されており、前記支軸と前記軸受部とを嵌合させることによって前記第1連結手段と第2連結手段とが連結され、前記第2連結手段は、前記副可動体に対して前記駆動モータの動力を伝達する動力伝達手段の一部又は全部を構成している。
パチンコ遊技機の機表側を示す正面図。 パチンコ遊技機の制御構成を示すブロック図。 取付枠の一部を示す正面図。 取付枠を示す平面図。 取付枠の一部を示す側面図。 各可動体、及びその作動機構を示す斜視図。 飾り部材を示す背面図。 (a)は、駆動ギアの正面図、(b)は、駆動ギアの背面図。 (a)は、作動機構を示す下面図、(b)は、同じく側面図、(c)は、同じく背面図。 (a)〜(c)は、可動演出が行われる態様を示す模式図。
符号の説明
K1…中可動体(演出用可動体、主可動体)、K2…上可動体(演出用可動体、副可動体)、K3…左可動体(演出用可動体、副可動体)、K4…右可動体(演出用可動体、副可動体)、L…モータ軸線、10…パチンコ遊技機(遊技機)、13…遊技盤、21…取付枠(取付部材)、23…可変表示装置(表示手段)、35…可動体用モータ(駆動モータ)、37…モータ軸、39…駆動ギア(動力伝達手段、第1連結手段)、40…嵌合溝(軸受部)、44…回転円盤(動力伝達手段、カム板、第2連結手段)、45…嵌合軸(支軸)、46…伝達板(動力伝達手段、スライド板)、47…案内孔(摺動部)。

Claims (3)

  1. 複数の演出用可動体が遊技盤の遊技者側に配設され、前記演出用可動体を駆動モータによって動作させることにより遊技演出が行われる遊技機において、
    前記複数の演出用可動体は、前記駆動モータのモータ軸線と同一軸線回りで回転動作を行う主可動体と、当該主可動体とは異なる位置に配設されて所定の動作を行う副可動体とからなり、
    前記駆動モータをモータ軸が遊技者側を向くように配設し、モータ軸線上に前記主可動体を配設すると共に前記副可動体に対して前記駆動モータの動力を伝達する動力伝達手段とを配設し、
    前記動力伝達手段は、前記モータ軸に装着され当該モータ軸の回転に伴い回転運動するカム板と、当該カム板が摺動案内される長孔状の摺動部を有するスライド板とを備え、前記カム板は、円形板状をなしその中心が前記モータ軸と偏心するように装着されており、前記スライド板は、支持部材によって前記モータ軸と直交する方向への移動が許容された縦置き状態で支持されており、前記摺動部の内面を前記カム板が摺動案内されることにより回転運動が直線運動に変換され、前記スライド板が前記モータ軸と直交する方向に往復直線運動することによって前記副可動体に動力を伝達するように構成されており、
    所定の契機に基づき、演出制御手段が前記駆動モータに所定の制御信号を出力することによって前記複数の演出用可動体を同時に動作させるように構成したことを特徴とする遊技機。
  2. 大当り判定の判定結果に基づき複数種類の図柄を変動させて表示する可変表示装置を遊技盤に取り付けるための取付部材をさらに備え、当該取付部材は、ベース部材と、当該ベース部材の遊技者側に取着される飾り部材とから構成されており、
    前記主可動体は、前記カム板の遊技者側に装着された主回転軸に取着されており、当該主回転軸の軸線は前記モータ軸線と同一軸線上に位置しており、前記モータ軸には当該モータ軸の回転に伴ってモータ軸線回りで回転する連結部材が装着されており、
    前記ベース部材には、前記駆動モータ、及び前記連結部材が装着されている一方、前記飾り部材には、前記複数の演出可動体、前記主回転軸、前記カム板、及び前記スライド板が装着されており、
    前記カム板及び前記連結部材には、いずれか一方に前記モータ軸の軸心から離間した位置に支軸が形成されていると共に他方に前記支軸が嵌合される軸受部が形成され、前記支軸と前記軸受部とを嵌合させて前記カム板と前記連結部材とを連結することにより前記カム板が前記モータ軸に装着されるようになっており、
    前記連結部材には、前記モータ軸を中心として円形壁状の検出片が突出形成されており、当該検出片の一部には、その周方向に隙間を形成するように切欠部が設けられており、当該切欠部を前記ベース部材に装着された原位置検出手段で検出することにより前記駆動モータの原位置を検出可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記複数の演出用可動体、前記駆動モータ、及び前記動力伝達手段は、前記取付部材において前記可変表示装置が装着される部分より上方に配設されており、
    前記副可動体は、前記飾り部材に複数配設された揺動軸の各軸線回りで揺動動作を行なう複数の揺動可動体と、前記飾り部材に配設された副回転軸の軸線回りで回転動作を行なう回転可動体とを含み、前記揺動軸は当該揺動軸の軸線がモータ軸線とは異なる位置となるように配設され、前記副回転軸は当該副回転軸の軸線がモータ軸線とは異なる位置となるように配設されており、
    前記スライド板は、遊技者側から見て左右方向への移動が許容された状態で支持されているとともに、前記摺動部として縦長孔が形成された胴部と、当該胴部からそれぞれ左右方向に延設された左腕部及び右腕部とを備え、各腕部の先端には、各揺動軸に装着されたピニオンがそれぞれ噛み合わされるラックが形成されており、前記スライド板の左右方向への往復直線運動により各ピニオンが揺動されるとともに、当該各ピニオンの揺動運動により前記複数の揺動可動体が左右方向へ揺動するように構成されており、
    前記連結部材は、前記動力伝達手段となる駆動ギアであり、当該駆動ギアには、前記副回転軸に装着された従動ギアが噛み合わされており、前記駆動ギアの回転に伴う従動ギアの回転運動により前記回転可動体が前記主可動体と逆方向に回転するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
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