JP4756688B2 - 遊技機用伝動ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機用伝動ユニットに関する。
パチンコ機等の遊技機には、遊技盤の盤面に複数の遊技部材が配設されている。盤面上の遊技部材には、遊技球の入賞に関与するもの(すなわち賞球払出の対象となる遊技機用入賞部材、遊技機用振分入賞部材等)と、遊技球の入賞には関与しないもの(遊技機用風車、遊技機用振分部材、遊技機用装飾部材等)とがあり、これらの中には電動モータ、ソレノイド等の駆動源によって駆動されるものも多い。これらの被駆動式遊技部材は広い遊技領域に散在し互いに異なる作動を行うため、遊技部材ごとに駆動源と伝動機構とを備えるのが一般的である。
特に、入賞に関与する遊技部材では、遊技に対する公平性(入賞に対する信頼感・安心感)を維持するためにも作動速度の局部的な変動を避けて常時一定速度で作動させたり、作動タイミングを制御したりする必要があり、原則としてこれらを要しない、入賞に関与しない遊技部材と同一の駆動源で同時に駆動させることは困難である。このため、遊技盤の裏面には遊技部材に付随する駆動源や伝動機構が多数取り付けられることとなり、多くのスペースと複雑な構造を要する。また、搭載重量も重くなるため、遊技盤自体及び外枠への取付を頑丈にしなければならず、それに伴う製造コストの上昇も避けられない。
一方、回転式の伝動機構の1種に、たわみ軸(flexible shaft)等のねじれ回転伝動体が知られている。たわみ軸は、線状、紐状、コイル状等の細長形状をなし、可撓性とともに軸線周りでの回転に対するねじれ弾性を有しており、例えば自動車のスピードメータやタコメータの駆動(回転伝動)に用いられている。ただし、これまでの用途は、狭い空間における駆動側の回転軸から被駆動側の回転軸への単純な伝動のみに限られている。
本発明の課題は、ねじれ回転伝動体を用いることによって、単一の駆動源から複数の遊技部材への動力伝達が、各遊技部材の特質に応じて同時に行える遊技機用伝動ユニットを提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を解決するために、本発明の遊技機用伝動ユニットは、
電動モータ等の単一の回転駆動源から直接的な伝動形態で、又は歯車、摩擦車等を用いた接触伝動機構若しくはベルト、ロープ、ワイヤ、チェン等を用いた巻き掛け伝動機構を介して間接的な伝動形態で、遊技球の入賞に関与するように遊技盤に配置される第一遊技部材に動力伝達を行うことが可能とされた第一伝動系と、
線状、紐状、コイル状等の細長形状をなし、可撓性とともに軸線周りでの回転に対するねじれ弾性を有する2つのねじれ回転伝動体を含み、遊技球の入賞に関与しないように前記遊技盤に配置される2つの第二遊技部材にそれぞれ動力伝達を行うことが予定された第二伝動系とを備え、
前記回転駆動源の駆動軸若しくはその駆動軸により駆動される被駆動軸、又は前記接触伝動機構若しくは巻き掛け伝動機構の伝動軸のいずれかを前記第二伝動系の原動軸とし、前記2つのねじれ回転伝動体は、一端が前記原動軸の両端の軸中心にそれぞれ接続(例えば固定)されるとともに、他端が前記2つの第二遊技部材の各々に配置される従動軸の軸中心にそれぞれ接続(例えば固定)され、
前記第一伝動系による前記第一遊技部材の作動(例えば回転作動)と同時に、前記第二伝動系の2つのねじれ回転伝動体による前記2つの第二遊技部材の回転作動が可能であることを特徴とする。
そして、上記課題を解決するために、本発明の遊技機用伝動ユニットの具体的態様の第一は、
電動モータ等の単一の回転駆動源から直接的な伝動形態で、遊技球の入賞に関与するように第一遊技部材を遊技盤の盤面に対し交差状(例えば直交状)の軸線周りに回転させて動力伝達を行うことが可能とされた第一伝動系と、
線状、紐状、コイル状等の細長形状をなし、可撓性とともに軸線周りでの回転に対するねじれ弾性を有する2つのねじれ回転伝動体を含み、遊技球の入賞に関与しないように2つの第二遊技部材を前記遊技盤の盤面に対し交差状(例えば直交状)の軸線周りにそれぞれ回転させて動力伝達を行うことが予定された第二伝動系とを備え、
前記回転駆動源の駆動軸により駆動される被駆動軸を前記第二伝動系の原動軸とし、前記2つのねじれ回転伝動体は、一端が前記原動軸の両端の軸中心にそれぞれ接続(例えば固定)されるとともに、他端が前記2つの第二遊技部材の各々に配置される従動軸の軸中心にそれぞれ接続(例えば固定)され、
前記第一伝動系による前記第一遊技部材の回転作動と同時に、前記第二伝動系の2つのねじれ回転伝動体による前記2つの第二遊技部材の回転作動が可能であることを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明の遊技機用伝動ユニットの具体的態様の第二は、
電動モータ等の単一の回転駆動源から歯車伝動機構を介して間接的な伝動形態で、遊技球の入賞に関与するように第一遊技部材を遊技盤の盤面に対し平行状の軸線周りに回転させて動力伝達を行うことが可能とされた第一伝動系と、
線状、紐状、コイル状等の細長形状をなし、可撓性とともに軸線周りでの回転に対するねじれ弾性を有する2つのねじれ回転伝動体を含み、遊技球の入賞に関与しないように2つの第二遊技部材を前記遊技盤の盤面に対し交差状(例えば直交状)の軸線周りにそれぞれ回転させて動力伝達を行うことが予定された第二伝動系とを備え、
前記回転駆動源の駆動軸により駆動される被駆動軸を前記第二伝動系の原動軸とし、前記2つのねじれ回転伝動体は、一端が前記原動軸の両端の軸中心にそれぞれ接続(例えば固定)されるとともに、他端が前記2つの第二遊技部材の各々に配置される従動軸の軸中心にそれぞれ接続(例えば固定)され、
前記第一伝動系による前記第一遊技部材の回転作動と同時に、前記第二伝動系の2つのねじれ回転伝動体による前記2つの第二遊技部材の回転作動が可能であることを特徴とする。
これらの遊技機用伝動ユニットによれば、遊技球の入賞に関与する第一遊技部材へは、電動モータ等の回転駆動源から直接的な伝動形態、又は接触伝動機構や巻き掛け伝動機構による間接的な伝動形態を有する第一伝動系で動力伝達が行える。そこで、第一遊技部材では、その作動速度に局部的な変動を発生させずに常時一定速度で駆動することができ、作動タイミングを制御するのも容易である。したがって、遊技に対する公平性、すなわち第一遊技部材への入賞に対する信頼感・安心感を維持することができる。他方、遊技球の入賞に関与しない第二遊技部材においては、作動速度の均一化や作動タイミングの制御等を原則として必要としないため、ねじれ回転伝動体を含む比較的安価かつ簡便で間接的な伝動形態を有する第二伝動系で動力伝達が行える。
このように、遊技球の入賞に関与する第一遊技部材と遊技球の入賞に関与しない第二遊技部材とに、各遊技部材の特質に応じて2つの異なる伝動系(伝動形態)で、単一の回転駆動源から同時に動力伝達することができる。しかも、ねじれ回転伝動体は細長形状をなし、可撓性とねじれ弾性を有しているため、第二遊技部材が回転駆動源に対して第一遊技部材よりも遠くに位置する場合や、第二遊技部材に至る伝動径路の途中に狭いスペースがある場合であっても、第二伝動系による動力伝達が支障なく行なえる。
なお、本発明において、「遊技部材」とは、遊技盤の盤面上に配置され、電動モータ等の回転駆動源によって駆動される遊技関連の諸部材を指す。このうち、「第一遊技部材」は、遊技球の入賞(すなわち賞球払出)に関与する遊技部材をいい、遊技機用可変入賞部材(例えば、回動翼片、開閉扉)、遊技機用振分入賞部材等が含まれ、その作動方式は回転式、スライド式等を問わない。ただし、「遊技球の入賞に関与する」というとき、遊技球を入賞させるように関与する場合と、入賞した(入賞が決定した)遊技球に関与する場合とを含む。一方、「第二遊技部材」は、遊技球の入賞に関与しない遊技部材をいい、遊技機用風車、遊技機用振分部材、遊技機用遊技球遊動部材(例えば、スロープ、クルーン)、遊技機用装飾部材(例えば、回転装飾部材)等の回転式遊技部材が含まれる。また、「遊技機」には、パチンコ機、アレパチ機等の弾球遊技機を含む。
そこで、第一遊技部材、第二遊技部材ともに回転作動式の遊技部材の場合には、駆動源の回転駆動力を第一伝動系及び第二伝動系で各遊技部材に回転伝達すればよいので、伝達ロスを少なくして効率のよい動力伝達が行なえる。その際、第二伝動系にねじれ回転伝動体を用いているため、両遊技部材は互いの回転軸線の配置関係(平行状又は交差状)において自由度が高くなる。
このような遊技機用伝動ユニットでは、第一伝動系は、回転駆動源から第一遊技部材への単一の系統を備え、第二伝動系は、第二遊技部材の接続予定数に応じ、各々の第二遊技部材の従動軸へねじれ回転伝動体を各別に接続することにより、回転駆動源に対して複数の系統を備えることもできる。被駆動式の遊技部材(特に第二遊技部材)が広い遊技領域に散在していても、複数のねじれ回転伝動体を用いることによって対応する各々の第二遊技部材へ同時に動力伝達できる。したがって、遊技盤の裏面において、第二遊技部材へ動力伝達する第二伝動系の省スペース化と構造の簡素化を図ることができ、製造コストを抑制することができる。
次に、遊技機用伝動ユニットの第一伝動系及び第二伝動系を遊技盤に支持させる(取り付ける)に当っては、種々の形態をとりうる。例えば、第一伝動系と第二伝動系とを、遊技盤に固定される単一の取付部材に共通して支持してもよい。第二遊技部材が第一遊技部材に近接して位置する場合には、これらの遊技部材と遊技機用伝動ユニットとを単一の取付部材に取り付け、一括して遊技盤に固定すればよいので、取付けを簡素化することができる。
また、第一伝動系を遊技盤に固定される第一の取付部材に支持し、第二伝動系を遊技盤に固定される第二の取付部材に支持してもよい。第二遊技部材が回転駆動源に対して第一遊技部材よりも遠くに位置する場合には、各々の取付部材に遊技部材とそれに対応する伝動系とを取り付け、各別に遊技盤に固定すればよいので、遊技領域全体にわたって広く適用することができる。
勿論、第二伝動系が複数の系統を備える場合には、第二伝動系を第一の取付部材に支持される系統と、第二の取付部材に支持される系統とに分けて取り付けてもよい。遊技機用伝動ユニットをこのように構成すれば、単一の回転駆動源と、単一の系統を備える第一伝動系と、複数の系統を備える第二伝動系とによって、遊技領域のほぼ全体をカバーすることも可能になる。
さらに、第一伝動系には、遊技球の入賞に関与する形で第一遊技部材を着脱可能に接続するようにしてもよい。これにより、例えば遊技機(遊技盤)のモデルチェンジやエコノミー仕様(廉価版)追加の際に、入賞に関与する第一遊技部材を設けないタイプ(型式)に対応することも可能になる。
そして、第一伝動系には、第一遊技部材に代わり、遊技球の入賞に関与しない形で遊技盤に配置される、第二遊技部材以外の他の遊技部材を接続して動力伝達を行うこともできる。これにより、例えば遊技機(遊技盤)のモデルチェンジやエコノミー仕様(廉価版)追加の際に、第一遊技部材の代わりに、遊技球の入賞に関与しない他の遊技部材を設けるタイプ(型式)に対応することも可能になる。
次に、このような遊技機用伝動ユニットを遊技機用役物として用いる場合、
第一伝動系には、第一遊技部材を遊技球の入賞に関与する形で着脱可能に接続する一方、
第二伝動系には、第二遊技部材を遊技球の入賞に関与しない形で接続することができる。
これによって、例えば遊技機(遊技盤)のモデルチェンジやエコノミー仕様(廉価版)追加の際に、入賞に関与する第一遊技部材を設けないタイプ(型式)を設定することが容易になる。
また、このような遊技機用伝動ユニットを遊技機用役物として用いる場合、
第一伝動系には、第二遊技部材以外の他の遊技部材を遊技球の入賞に関与しない形で接続する一方、
第二伝動系には、第二遊技部材を遊技球の入賞に関与しない形で接続することもできる。
これによって、例えば遊技機(遊技盤)のモデルチェンジやエコノミー仕様(廉価版)追加の際に、第一遊技部材の代わりに、遊技球の入賞に関与しない他の遊技部材を設けるタイプ(型式)を設定することが容易になる。なお、他の遊技部材として、遊技機用風車、遊技機用振分部材、遊技機用遊技球遊動部材(例えば、スロープ、クルーン)、遊技機用装飾部材(例えば、回転装飾部材)等から選択でき、その作動方式には回転式、スライド式等が含まれる。
(実施例1)
以下、図面を参照しながら発明の実施の形態について説明する。図1は本発明に係る遊技機用役物を備えた遊技機の一例を示す正面図、図2は遊技機用役物の一例を示す斜視図、図3はその遊技機用役物に用いられる遊技機用伝動ユニットの一例を模式的に示す平面図及び正面図、図4はその遊技機用伝動ユニットの一部を模式的に示す背面図である。
図1に示すパチンコ機1(遊技機)の遊技盤2前面には、ほぼ左半周が内外2本の発射レール3によって区画され、全体としてほぼ円形の遊技領域4が形成されている。本発明に係る遊技機用役物の一例としてのセンター役物30は、この遊技領域4のほぼ中央領域に位置する形で、センター役物用台板33(取付部材)によって遊技盤2に配置・固定されている。
図2に示すように、センター役物30の上部には、一対の入賞口34,34が左右対称に設置されている。この入賞口34,34を開閉するために、回動する羽根部材で構成された開閉翼片35,35が各入賞口34,34に対応して配置されている。そして、開閉翼片35,35が入賞口34,34を開放及び閉鎖する作動を後述するように1ないし複数回繰り返す間に入賞口34,34から入賞した遊技球Bは、センター役物30内部に配設された左右の球通過孔36,36を通る。その後、その遊技球Bがセンター役物30の内部中央の大当たり入賞ゾーン37(V入賞ゾーン)に入ると大当たりとなり、その両脇の外れゾーン38に入ると外れとなる。大当たりになると、開閉翼片35,35の開閉作動が所定回数(例えば18回)に達するまで、又は所定個数(例えば10個)入賞するまで繰り返し行われる。ただし、遊技球Bが球通過孔36,36を通ってセンター役物30内に入れば、その後V入賞ゾーン37、外れゾーン38のいずれに入球するかにかかわらずその遊技球Bに対する賞球の払い出しが行われる。
なお、球通過孔36,36には球通過センサ36a,36a(球通過検出手段)が設けられている。また、V入賞ゾーン37には大当たりセンサ37a(大当たり検出手段)が設けられている。ただし、遊技球Bは球通過センサ36a,36aで検知されると入賞となる(賞球の払い出しが行われる)ので、大当たりセンサ37aで再び検知されても、その遊技球Bに対する賞球の払い出しは行われない。これらの球通過センサ36a,36a、大当たりセンサ37aには、近接スイッチ等の非接触式センサを用いるとよい。
図1に戻り、遊技盤2の下部(センター役物30の直下)に設けられる第一及び第二のチャッカ5,6(始動入賞口)には、遊技球がこれらのチャッカ5,6を通過したことを検知することによりセンター役物30の開閉翼片35,35(図2参照)を開閉作動させるための第一及び第二のチャッカセンサ5a,6a(入球検出手段)が設けられている。また、第一のチャッカセンサ5aは入球1個につき開閉翼片35,35を1回開閉作動させ、第二のチャッカセンサ6aは入球1個につき開閉翼片35,35を複数回(例えば2回)開閉作動させるようにそれぞれ設定されている。なお、チャッカセンサ5a,6aとして近接スイッチ等の非接触式センサを用いるとよい。
以上から明らかなように、このパチンコ機1は、いわゆる「羽根物」(従来の第二種パチンコ機)と通称される遊技機に相当する。なお、本実施例において上方側とは鉛直上方側、下方側とは鉛直下方側を意味する。また、後方側(又は後面側、背面側、裏面側)とは遊技盤2の盤面と直交する方向(すなわち前後方向)におけるパチンコ機1内部に向かう側(すなわち、種々の遊技機用役物の伝動機構や制御用基板が設けられる内部機構側)、前方側(又は前面側)とはそれとは反対側の遊技者に対面する側(遊技者側)を意味する。さらに、左右とは、遊技者側から見て左右を指す。
図2において、センター役物30は、単一の電動モータ10(回転駆動源)と、単一の入賞回転盤31(第一回転体;遊技機用入賞部材;第一遊技部材)と、複数組(例えば2組)のセンター風車群32,32(第二回転体;遊技機用風車;第二遊技部材)とを備えている。電動モータ10のモータ出力軸11(図3参照;駆動軸)は、センター役物用台板33(遊技盤2(図1参照)の盤面)に対して交差状(例えば直交状)の軸線を有する。入賞回転盤31は、入賞口34,34から入賞した遊技球Bの入賞(特に、大当たり)に直接的に関与する。つまり、入賞口34,34からセンター役物30内に入り球通過センサ36a,36aで入賞検知(賞球払出決定)された遊技球Bのうち、センター役物30内のスロープをV入賞ゾーンへ流下したものは、入賞回転盤31によって大当たりセンサ37aへ至り、V入賞通路37bを通って排出される。一方、センター風車群32,32は入賞口34,34の外部にあって遊技球Bの入賞に関与しない。
図3に示すように、入賞回転盤31は円盤状に形成され、モータ出力軸11と一体的に回転する。この入賞回転盤31には、周方向に沿って1又は複数ヶ所(例えば1ヶ所)に切欠状の凹部31aが形成されている。入賞回転盤31は、凹部31aが回転上端に位置するときV入賞ゾーン37(図2参照)にある遊技球Bを受け入れ保持して所定方向(モータ出力軸11の回転方向)に回転し、所定の位置で遊技球Bを後方側のV入賞通路37b(図2参照)へ向けて排出する。
一方、センター風車群32,32は、それぞれ上下方向に並ぶ3個の風車32f,32f,32fを有している。各風車32fは、センター役物用台板33に対して交差状(例えば直交状)の軸線を有する回転軸32aに固定され、回転軸32aはその台板33に回転可能に軸支されている。これらの風車32fは盤面上を流下する遊技球が接触すると、その流下方向や流下速度を変更させるが、遊技球の入賞には原則的に関与しない。
また、図3に示すように、センター役物30には、電動モータ10の回転駆動力を入賞回転盤31に伝動する単一系統の第一伝動系21と、電動モータ10の回転駆動力をセンター風車群32,32に伝動する複数系統(例えば2系統)の第二伝動系22,22とを有する遊技機用伝動ユニット(以下、単に伝動ユニットともいう)20が配設されている。すなわち、センター役物30は、1個の電動モータ10と、1系統の第一伝動系21に接続される1個の入賞回転盤31と、2系統の第二伝動系22,22に各々接続される左右2組のセンター風車群32,32とを備えることになる。
第一伝動系21は、電動モータ10の比較的近くに位置する入賞回転盤31へ動力伝達を行う。具体的には、モータ出力軸11と同軸状に一体回転する駆動歯車22aに入賞回転盤31を固定することによって、直接的な伝動形態を有している。
一方、第二伝動系22,22は、電動モータ10の比較的遠くに位置するセンター風車群32,32へ動力伝達を行う。具体的には、各々の第二伝動系22は、モータ出力軸11から歯車伝動機構(駆動歯車22aと被駆動歯車22bとの噛み合い)を介して駆動される被駆動軸22cを原動軸とし、上記風車32f,32f,32fの回転軸32a,32a,32aのいずれか(例えば最下段)を従動軸として、その間にたわみ軸22d(ねじれ回転伝動体)を接続する間接的な伝動形態を有している。なお、各センター風車群32では、各風車32fの回転軸32aにそれぞれ固定される計3個の軸歯車32bと、それら軸歯車32b間に配置される2個の中間歯車32cとが直列状(鎖状)に噛み合わせられている(図8(b)参照)。
たわみ軸22dは、複数のピアノ線、針金等を細長い線状又は棒状に撚り合わせられることにより、可撓性と軸線周りでの回転に対するねじれ弾性とを有している。図4に示すように、たわみ軸22dの両端にはそれぞれ角柱状の接続部22d1が形成されている。そして、一端側の接続部22d1が、原動軸22cの後端面側軸中心に形成された角穴状の接続部22c1に接続(固定)されるとともに、他端側の接続部22d1が、従動軸32aの後端面側軸中心に形成された角穴状の接続部32a1に接続(固定)され、両軸22c,32aを逆方向に回転させる。
図2及び図3に示すように、センター役物30を構成する電動モータ10、伝動ユニット20、入賞回転盤31、センター風車群32,32等は、センター役物用台板33(取付部材)に共通して支持され、このセンター役物用台板33が遊技盤2(図1参照)に固定されている。そして、第一伝動系21による入賞回転盤31の回転作動と、第二伝動系22,22のたわみ軸22dによるセンター風車群32,32の回転作動とが同時に行われる。
次に、図3によりセンター役物30各部の作動について説明する。電動モータ10は常時(少なくとも遊技中は常に)所定方向(例えば正面視で時計回り)に回転している。したがって、第一伝動系21によりモータ出力軸11から直接的な伝動形態で動力伝達される入賞回転盤31は、その回転速度に局部的な変動を発生させずに常時一定回転速度で、モータ出力軸11と同方向に駆動回転される。このように、第一伝動系21によって遊技に対する公平性が担保され、入賞回転盤31及びV入賞ゾーン37(図2参照)への入賞に対する信頼感・安心感が維持される。
一方、第二伝動系22,22によりモータ出力軸11から歯車伝動機構(歯車22a,22bの噛み合い)とたわみ軸22dとを含む間接的な伝動形態で動力伝達されるセンター風車群32,32の各風車32fは、たわみ軸22dのねじれ弾性により電動モータ10の回転速度に対して所定範囲の変動を許容された回転速度で、モータ出力軸11と同方向(入賞回転盤31とも同方向)に駆動回転される。このように、センター風車群32,32には原則として回転速度の均一化が求められないため、第二伝動系22,22において、たわみ軸22dを含む比較的安価で簡易的な伝動形態(間接的な伝動形態)を実現できる。
しかも、第二伝動系22,22の系統ごとにたわみ軸22dを用いることによって、対応する各々のセンター風車群32へ同時に動力伝達できる。したがって、遊技盤2(図1参照)の裏面において、センター風車群32,32へ動力伝達する第二伝動系22,22の省スペース化と構造の簡素化を図れ、製造コストを抑制できる。さらに、入賞回転盤31及びセンター風車群32,32と伝動ユニット20とを1枚のセンター役物用台板33に取り付け、一括して遊技盤2に固定しているので、取付けが簡素化される。
ところで、第一伝動系21に接続される入賞回転盤31を着脱可能としてもよい。これによって、例えばパチンコ機1(遊技盤2)のモデルチェンジやエコノミー仕様(廉価版)の追加を行う際に、入賞回転盤31を取り外して、センター役物30に入賞に関与する入賞回転盤31を設けないタイプ(型式)を設定することができる。
あるいは、第一伝動系21には、入賞回転盤31に代わり、遊技球Bの入賞に関与しない他の遊技部材を接続してもよい。これによって、例えばパチンコ機1(遊技盤2)のモデルチェンジやエコノミー仕様(廉価版)の追加を行う際に、入賞回転盤31の代わりに、遊技球Bの入賞に関与しない他の遊技部材を設けるタイプ(型式)を設定することができる。なお、この場合に接続可能な他の遊技部材には、遊技機用振分部材、遊技機用遊技球遊動部材(例えば、スロープ、クルーン)、遊技機用装飾部材(例えば、回転装飾部材)の他、遊技機用風車(又は風車群)等も含まれ、その作動方式は回転式、スライド式等を問わない。
(変形例)
図5に図3(実施例1)の変形例を示す。図5に示すセンター役物30の遊技機用伝動ユニット20’では、第二伝動系22’,22’においてたわみ軸22dの接続位置が変更されている。具体的には、たわみ軸22dの一端側が、原動軸22cの前端面側軸中心に接続(固定)されるとともに、たわみ軸22dの他端側が、従動軸32aの後端面側軸中心に接続(固定)され、両軸22c,32aを同方向に回転させる。
このように、たわみ軸22dは、原動軸22c及び従動軸32aの同じ端面側(前端面同士又は後端面同士)に接続されるときには、両軸22c,32aを互いに逆方向に回転させる(図3及び図4参照)。これに対して、たわみ軸22dは、原動軸22c及び従動軸32aの異なる端面側(一方が前端面で他方が後端面)に接続されるときには、両軸22c,32aを同方向に回転させる(図5参照)。このことは、たわみ軸22dは、「同じ端面側接続」の場合には、歯車、摩擦車等を用いた接触伝動機構や、ベルト、ロープ、ワイヤ、チェン等を用いた十字掛け式巻き掛け伝動機構と同様の動力伝達機能を有し、「異なる端面側接続」の場合には、平行掛け式巻き掛け伝動機構と同様の動力伝達機能を有することを意味している。
しかも、図3(a)と図5(a)とを対比すれば明らかな通り、「同じ端面側接続」と「異なる端面側接続」との切り換えは、実質的に被駆動歯車22bを前後反転するだけでよい。したがって、たわみ軸22dを用いることによって、電動モータ10(ひいては第一伝動系21や入賞回転盤31)の回転方向を変更することなく、しかも他の動力伝達部材(回転方向切換部材)を要することなく、従動軸32a(風車32f)の回転方向を容易に変更することができる。なお、図5において、センター役物30を始め図3(実施例1)と共通する機能を有する部分には、同一符号を付して説明を省略する。
(実施例2)
次に、図6は遊技機用役物の他の例を示す斜視図、図7はその遊技機用役物に用いられる遊技機用伝動ユニットの一例を模式的に示す平面図及び正面図である。
図6に示すセンター役物130(遊技機用役物)は、単一の電動モータ10(回転駆動源)と、V入賞ゾーン37を間に挟み左右一対の振分入賞回転体131,131(第一回転体;遊技機用振分入賞部材;第一遊技部材)と、複数組(例えば2組)のセンター風車群32,32(第二回転体;遊技機用風車;第二遊技部材)とを備えている。電動モータ10のモータ出力軸11(図7参照;駆動軸)は、センター役物用台板33(遊技盤2(図1参照)の盤面)に対して平行状(例えば上下方向)の軸線を有する。振分入賞回転体131,131は、入賞口34,34から入賞した遊技球Bの入賞(特に、大当たり)に直接的に関与する。つまり、入賞口34,34からセンター役物30内に入り球通過センサ36a,36aで入賞検知(賞球払出決定)された遊技球Bは、振分入賞回転体131,131によってV入賞ゾーン37と外れゾーン38とに振り分けられる。一方、センター風車群32,32は入賞口34,34の外部にあって遊技球Bの入賞には原則的に関与しない。
各振分入賞回転体131は(例えばチューリップを象った)軸状に形成され、モータ出力軸11(図7参照)により駆動回転される。この振分入賞回転体131の下半部には、半径方向に突出する壁部131aが、周方向に沿って複数ヶ所(例えば3ヶ所)に形成されている。振分入賞回転体131の壁部131aは、センター役物30内のスロープを手前側に流下する遊技球Bに作用して、その遊技球BをV入賞ゾーン37と外れゾーン38とに振り分ける。
また、図7に示すように、センター役物130には、電動モータ10の回転駆動力を振分入賞回転体131,131に伝動する単一系統の第一伝動系121と、電動モータ10の回転駆動力をセンター風車群32,32に伝動する複数系統(例えば2系統)の第二伝動系22,22とを有する遊技機用伝動ユニット(以下、単に伝動ユニットともいう)120が配設されている。すなわち、センター役物130は、1個の電動モータ10と、1系統の第一伝動系121に接続される一対の振分入賞回転体131,131と、2系統の第二伝動系22,22に各々接続される左右2組のセンター風車群32,32とを備えることになる。
第一伝動系121は、電動モータ10の比較的近くに位置する振分入賞回転体131,131へ動力伝達を行う。具体的には、モータ出力軸11から歯車伝動機構(駆動歯車121aと回転体歯車121b,121bとの噛み合い)を介することによって、間接的な伝動形態を有している。なお、各振分入賞回転体131は回転体歯車121bに固定されて一体回転する。
一方、第二伝動系22,22は、電動モータ10の比較的遠くに位置するセンター風車群32,32へ動力伝達を行う。具体的には、各々の第二伝動系22は、モータ出力軸11から歯車伝動機構(駆動歯車121aと被駆動歯車22bとの噛み合い)を介して駆動される被駆動軸22cを原動軸とし、上記風車32f,32f,32fの回転軸32a,32a,32aのいずれか(例えば最下段)を従動軸として、その間にたわみ軸22d(ねじれ回転伝動体)を接続する間接的な伝動形態を有している。
図6及び図7に示すように、センター役物130を構成する電動モータ10、伝動ユニット120、振分入賞回転体131,131、センター風車群32,32等は、センター役物用台板33(取付部材)に共通して支持され、このセンター役物用台板33が遊技盤2(図1参照)に固定されている。そして、第一伝動系121による振分入賞回転体131,131の回転作動と、第二伝動系22,22のたわみ軸22dによるセンター風車群32,32の回転作動とが同時に行われる。
次に、図7によりセンター役物130各部の作動について説明する。電動モータ10は常時(少なくとも遊技中は常に)所定方向(例えば平面視で時計回り)に回転している。したがって、第一伝動系121によりモータ出力軸11から歯車伝動機構(歯車121a,121bの噛み合い)を介して間接的な伝動形態で動力伝達される振分入賞回転体131,131は、その回転速度に局部的な変動を発生させずに常時一定回転速度で、モータ出力軸11と逆方向に駆動回転される。このように、第一伝動系121によって遊技に対する公平性が担保され、振分入賞回転体131,131及びV入賞ゾーン37(図6参照)への入賞に対する信頼感・安心感が維持される。
一方、第二伝動系22,22によりモータ出力軸11から歯車伝動機構(歯車121a,22bの噛み合い)とたわみ軸22dとを含む間接的な伝動形態で動力伝達されるセンター風車群32,32の各風車32fは、たわみ軸22dのねじれ弾性により電動モータ10の回転速度に対して所定範囲の変動を許容された回転速度で、モータ出力軸11と同方向(振分入賞回転体131,131とは逆方向)に駆動回転される。このように、センター風車群32,32には原則として回転速度の均一化が求められないため、第二伝動系22,22において、たわみ軸22dを含む比較的安価で簡易的な伝動形態(間接的な伝動形態)を実現できる。
なお、第一伝動系121に接続される振分入賞回転体131,131を着脱可能としてもよい。あるいは、第一伝動系121には、振分入賞回転体131,131に代わり、遊技球Bの入賞に関与しない他の遊技部材を接続してもよい。これらによって、実施例1と同様に、例えばパチンコ機1(遊技盤2)のモデルチェンジやエコノミー仕様(廉価版)の追加が容易に行なえるようになる。また、図6及び図7(実施例2)において、図1〜図4(実施例1)と共通する機能を有する部分には同一符号を付して説明を省略する。
(変形例)
図8に図7(実施例2)の変形例を示す。図8のセンター役物130’では、センター風車群32’,32’の各風車32fは、センター役物用台板33に対して斜め交差状の軸線を有する回転軸32a’に固定され、回転軸32a’はその台板33に回転可能に軸支されている。
このように回転軸32a’を斜め交差状に配置する場合でも、風車32fは盤面上を流下する遊技球が接触したときその流下方向や流下速度を変更させるが、遊技球の入賞には原則的に関与しない。なお、図8において、伝動ユニット120を始め図7(実施例2)と共通する機能を有する部分には、同一符号を付して説明を省略する。
(実施例3)
次に、図9は遊技機用役物のさらに他の例を示す斜視図、図10はその遊技機用役物に用いられる遊技機用伝動ユニットの一例を模式的に示す平面図及び正面図である。
図9において、別体役物230(遊技機用役物)は、単一の電動モータ10(回転駆動源)と、単一の入賞回転盤31(第一回転体;遊技機用入賞部材;第一遊技部材)と、複数(例えば2個)の単体風車232,232(第二回転体;遊技機用風車;第二遊技部材)とを備えている。電動モータ10のモータ出力軸11(図10参照;駆動軸)は、センター役物用台板33(第一の取付部材)、すなわち遊技盤2(図1参照)の盤面に対して交差状(例えば直交状)の軸線を有する。入賞回転盤31は、入賞口34,34から入賞した遊技球Bの入賞(特に、大当たり)に直接的に関与する。一方、単体風車232,232は、センター役物用台板33を間に挟んで左右に配置される単体風車用台板233,233(第二の取付部材)に支持され、遊技盤2(図1参照)の盤面に配置・固定されているので、遊技球Bの入賞に関与しない。
図10に示すように、各単体風車232(風車32f)は、単体風車用台板233に対して交差状(例えば直交状)の軸線を有する回転軸32aに固定され、回転軸32aはその台板233に回転可能に軸支されている。これらの風車32fは盤面上を流下する遊技球が接触すると、その流下方向や流下速度を変更させるが、遊技球の入賞には原則的に関与しない。
また、別体役物230には、電動モータ10の回転駆動力を入賞回転盤31に伝動する単一系統の第一伝動系21と、電動モータ10の回転駆動力を単体風車232,232に伝動する複数系統(例えば2系統)の第二伝動系222,222とを有する遊技機用伝動ユニット(以下、単に伝動ユニットともいう)220が配設されている。すなわち、別体役物230は、1個の電動モータ10と、1系統の第一伝動系21に接続される1個の入賞回転盤31と、2系統の第二伝動系222,222に各々接続される左右一対の単体風車232,232とを備えることになる。
第一伝動系21は、電動モータ10の比較的近くに位置する入賞回転盤31へ動力伝達を行う。具体的には、モータ出力軸11と同軸状に一体回転する駆動歯車22aに入賞回転盤31を固定することによって、直接的な伝動形態を有している。
一方、第二伝動系222,222は、電動モータ10の比較的遠くに位置する単体風車232,232へ動力伝達を行う。具体的には、各々の第二伝動系222は、モータ出力軸11から歯車伝動機構(駆動歯車22aと被駆動歯車22bとの噛み合い)を介して駆動される被駆動軸22cを原動軸とし、上記単体風車232(風車32f)の回転軸32aを従動軸として、その間にたわみ軸22d(ねじれ回転伝動体)を接続する間接的な伝動形態を有している。
図9及び図10に示すように、別体役物230を構成する電動モータ10、第一伝動系21、入賞回転盤31等は、センター役物用台板33(第一の取付部材)に支持され、このセンター役物用台板33が遊技盤2(図1参照)に固定されている。一方、各々の第二伝動系222、単体風車232等は、単体風車用台板233(第二の取付部材)に支持され、この単体風車用台板233が遊技盤2(図1参照)に固定されている。そして、第一伝動系21による入賞回転盤31の回転作動と、第二伝動系222,222のたわみ軸22dによる単体風車232,232の回転作動とが同時に行われる。
次に、図10により別体役物230各部の作動について説明する。電動モータ10は常時(少なくとも遊技中は常に)所定方向(例えば正面視で時計回り)に回転している。したがって、第一伝動系21によりモータ出力軸11から直接的な伝動形態で動力伝達される入賞回転盤31は、その回転速度に局部的な変動を発生させずに常時一定回転速度で、モータ出力軸11と同方向に駆動回転される。このように、第一伝動系21によって遊技に対する公平性が担保され、入賞回転盤31及びV入賞ゾーン37(図9参照)への入賞に対する信頼感・安心感が維持される。
一方、第二伝動系222,222によりモータ出力軸11から歯車伝動機構(歯車22a,22bの噛み合い)とたわみ軸22dとを含む間接的な伝動形態で動力伝達される単体風車232,232の各風車32fは、たわみ軸22dのねじれ弾性により電動モータ10の回転速度に対して所定範囲の変動を許容された回転速度で、モータ出力軸11と同方向(入賞回転盤31とも同方向)に駆動回転される。このように、単体風車232,232には原則として回転速度の均一化が求められないため、第二伝動系222,222において、たわみ軸22dを含む比較的安価で簡易的な伝動形態(間接的な伝動形態)を実現できる。
また、入賞回転盤31と第一伝動系21とをセンター役物用台板33に取り付け、単体風車232と第二伝動系222とを単体風車用台板233に取り付けている。これによって、単体風車232が電動モータ10に対して遊技領域4の遠方に位置する場合であっても、広く適用することができる(図1参照)。なお、図9及び図10(実施例3)において、図1〜図4(実施例1)と共通する機能を有する部分には同一符号を付して説明を省略する。
(実施例4)
次に、図11は遊技機用役物のさらに他の例を示す斜視図、図12はその遊技機用役物に用いられる遊技機用伝動ユニットの一例を模式的に示す平面図及び正面図である。この実施例は、図1〜図4で説明した実施例1と図9及び図10で説明した実施例3とを合体したものに相当する。
図11において、複合役物330(遊技機用役物)は、単一の電動モータ10(回転駆動源)と、単一の入賞回転盤31(第一回転体;遊技機用入賞部材;第一遊技部材)と、複数組(例えば2組)のセンター風車群32,32(第二回転体;遊技機用風車;第二遊技部材)と、複数(例えば2個)の単体風車232,232(第二回転体;遊技機用風車;第二遊技部材)とを備えている。電動モータ10のモータ出力軸11(図12参照;駆動軸)は、センター役物用台板33(第一の取付部材)、すなわち遊技盤2(図1参照)の盤面に対して交差状(例えば直交状)の軸線を有する。入賞回転盤31は、入賞口34,34から入賞した遊技球Bの入賞(特に、大当たり)に直接的に関与する。一方、センター風車群32,32は入賞口34,34の外部にあって遊技球Bの入賞には原則的に関与しない。さらに、単体風車232,232は、センター役物用台板33を間に挟んで左右に配置される単体風車用台板233,233(第二の取付部材)に支持され、遊技盤2(図1参照)の盤面に配置・固定されているので、遊技球Bの入賞には原則的に関与しない。
図12に示すように、複合役物330には、電動モータ10の回転駆動力を入賞回転盤31に伝動する単一系統の第一伝動系21と、電動モータ10の回転駆動力をセンター風車群32,32に伝動する複数系統(例えば2系統)の第二伝動系22,22と、電動モータ10の回転駆動力を単体風車232,232に伝動する複数系統(例えば2系統)の第二伝動系222,222とを有する遊技機用伝動ユニット(以下、単に伝動ユニットともいう)320が配設されている。すなわち、複合役物330は、1個の電動モータ10と、1系統の第一伝動系21に接続される1個の入賞回転盤31と、2系統の第二伝動系22,22に各々接続される左右2組のセンター風車群32,32と、2系統の第二伝動系222,222に各々接続される左右一対の単体風車232,232とを備えることになる。
第一伝動系21は、電動モータ10の比較的近くに位置する入賞回転盤31へ動力伝達を行う。具体的には、モータ出力軸11と同軸状に一体回転する駆動歯車22aに入賞回転盤31を固定することによって、直接的な伝動形態を有している。
一方、第二伝動系22,22は、電動モータ10の比較的遠くに位置するセンター風車群32,32へ動力伝達を行う。具体的には、各々の第二伝動系22は、モータ出力軸11から歯車伝動機構(駆動歯車22aと被駆動歯車22bとの噛み合い)を介して駆動される被駆動軸22cを原動軸とし、上記風車32f,32f,32fの回転軸32a,32a,32aのいずれか(例えば最下段)を従動軸として、その間にたわみ軸22d(ねじれ回転伝動体)を接続する間接的な伝動形態を有している。
さらに、第二伝動系222,222は、電動モータ10の比較的遠くに位置する単体風車232,232へ動力伝達を行う。具体的には、各々の第二伝動系222は、モータ出力軸11から歯車伝動機構(駆動歯車22aと被駆動歯車22bとの噛み合い)を介して駆動される被駆動軸22cを原動軸とし、上記単体風車232(風車32f)の回転軸32aを従動軸として、その間にたわみ軸22d(ねじれ回転伝動体)を接続する間接的な伝動形態を有している。なお、伝動ユニット320が第二伝動系22,22と第二伝動系222,222とを併有できるように、各原動軸22cの両端には、それぞれたわみ軸22d,22dが接続(固定)されている。
図11及び図12に示すように、複合役物330を構成する電動モータ10、第一伝動系21、入賞回転盤31、第二伝動系22,22、センター風車群32,32等は、センター役物用台板33(第一の取付部材)に共通して支持され、このセンター役物用台板33が遊技盤2(図1参照)に固定されている。一方、各々の第二伝動系222、単体風車232等は、単体風車用台板233(第二の取付部材)に支持され、この単体風車用台板233が遊技盤2(図1参照)に固定されている。そして、第一伝動系21による入賞回転盤31の回転作動と、第二伝動系22,22のたわみ軸22dによるセンター風車群32,32の回転作動と、第二伝動系222,222のたわみ軸22dによる単体風車232,232の回転作動とが同時に行われる。
次に、図12により複合役物330各部の作動について説明する。電動モータ10は常時(少なくとも遊技中は常に)所定方向(例えば正面視で時計回り)に回転している。したがって、第一伝動系21によりモータ出力軸11から直接的な伝動形態で動力伝達される入賞回転盤31は、その回転速度に局部的な変動を発生させずに常時一定回転速度で、モータ出力軸11と同方向に駆動回転される。このように、第一伝動系21によって遊技に対する公平性が担保され、入賞回転盤31及びV入賞ゾーン37(図11参照)への入賞に対する信頼感・安心感が維持される。
一方、第二伝動系22,22によりモータ出力軸11から歯車伝動機構(歯車22a,22bの噛み合い)とたわみ軸22dとを含む間接的な伝動形態で動力伝達されるセンター風車群32,32の各風車32fは、たわみ軸22dのねじれ弾性により電動モータ10の回転速度に対して所定範囲の変動を許容された回転速度で、モータ出力軸11と逆方向(入賞回転盤31とも逆方向)に駆動回転される。このように、センター風車群32,32には原則として回転速度の均一化が求められないため、第二伝動系22,22において、たわみ軸22dを含む比較的安価で簡易的な伝動形態(間接的な伝動形態)を実現できる。
さらに、第二伝動系222,222によりモータ出力軸11から歯車伝動機構(歯車22a,22bの噛み合い)とたわみ軸22dとを含む間接的な伝動形態で動力伝達される単体風車232,232の各風車32fは、たわみ軸22dのねじれ弾性により電動モータ10の回転速度に対して所定範囲の変動を許容された回転速度で、モータ出力軸11と同方向(入賞回転盤31とも同方向)に駆動回転される。このように、単体風車232,232には原則として回転速度の均一化が求められないため、第二伝動系222,222において、たわみ軸22dを含む比較的安価で簡易的な伝動形態(間接的な伝動形態)を実現できる。
なお、図11及び図12(実施例4)において、図1〜図4(実施例1)及び図9・図10(実施例3)と共通する機能を有する部分には同一符号を付して説明を省略する。
(変形例)
図13に図12(実施例4)の変形例を示す。図13に示す複合役物330の遊技機用伝動ユニット320’では、第二伝動系22’,22’及び第二伝動系222’,222’においてたわみ軸22dの接続位置が変更されている。具体的には、第二伝動系22’,22’において、たわみ軸22dの一端側が、原動軸22cの後端面側軸中心に接続(固定)されるとともに、たわみ軸22dの他端側が、センター風車群32側の従動軸32aの後端面側軸中心に接続(固定)され、両軸22c,32aを逆方向に回転させる。一方、第二伝動系222’,222’において、たわみ軸22dの一端側が、原動軸22cの前端面側軸中心に接続(固定)されるとともに、たわみ軸22dの他端側が、単体風車232側の従動軸32aの後端面側軸中心に接続(固定)され、両軸22c,32aを同方向に回転させる。
したがって、図12(a)と図13(a)とを対比すれば明らかな通り、第二伝動系22’のたわみ軸22dと第二伝動系222’のたわみ軸22dとを、原動軸22cの前後いずれの端面に接続するかによって、それぞれの伝動系22’,222’の従動軸32a(風車32f)の回転方向を容易に変更することができる。なお、図13において、複合役物330を始め図12(実施例4)と共通する機能を有する部分には、同一符号を付して説明を省略する。
以上の実施例で説明した線状又は棒状のたわみ軸22dの他に、紐状、コイル状等の種々の形状のねじれ回転伝動体を用いることができる。そして、たわみ軸22d等のねじれ回転伝動体による回転方向の変更は、実施例2及び3においても実施例1及び4の場合と同様に行うことができる。
本発明に係る遊技機用役物を備えた遊技機の一例を示す正面図。 遊技機用役物の一例を示す斜視図。 図2の遊技機用役物に用いられる遊技機用伝動ユニットの一例を模式的に示す平面図及び正面図。 図3の遊技機用伝動ユニットの一部を模式的に示す背面図。 図3の変形例を示す平面図及び正面図。 遊技機用役物の他の例を示す斜視図。 図6の遊技機用役物に用いられる遊技機用伝動ユニットの一例を模式的に示す平面図及び正面図。 図7の変形例を示す平面図及び正面図。 遊技機用役物のさらに他の例を示す斜視図。 図9の遊技機用役物に用いられる遊技機用伝動ユニットの一例を模式的に示す平面図及び正面図。 遊技機用役物のさらに他の例を示す斜視図。 図11の遊技機用役物に用いられる遊技機用伝動ユニットの一例を模式的に示す平面図及び正面図。 図12の変形例を示す平面図及び正面図。
符号の説明
1 パチンコ機(遊技機)
2 遊技盤
4 遊技領域
10 電動モータ(回転駆動源)
11 モータ出力軸(駆動軸)
20,120,220,320 遊技機用伝動ユニット
21,121 第一伝動系
22,222 第二伝動系
22c 原動軸(被駆動軸)
22d たわみ軸(ねじれ回転伝動体)
30,130 センター役物(遊技機用役物)
31 入賞回転盤(第一回転体;遊技機用入賞部材;第一遊技部材)
32 センター風車群(第二回転体;遊技機用風車;第二遊技部材)
32a 従動軸(回転軸)
32f 風車
33 センター役物用台板(取付部材;第一の取付部材)
131 振分入賞回転体(第一回転体;遊技機用振分入賞部材;第一遊技部材)
230 別体役物(遊技機用役物)
232 単体風車(第二回転体;遊技機用風車;第二遊技部材)
233 単体風車用台板(第二の取付部材)
330 複合役物(遊技機用役物)

Claims (5)

  1. 電動モータ等の単一の回転駆動源から直接的な伝動形態で、又は歯車、摩擦車等を用いた接触伝動機構若しくはベルト、ロープ、ワイヤ、チェン等を用いた巻き掛け伝動機構を介して間接的な伝動形態で、遊技球の入賞に関与するように遊技盤に配置される第一遊技部材に動力伝達を行うことが可能とされた第一伝動系と、
    線状、紐状、コイル状等の細長形状をなし、可撓性とともに軸線周りでの回転に対するねじれ弾性を有する2つのねじれ回転伝動体を含み、遊技球の入賞に関与しないように前記遊技盤に配置される2つの第二遊技部材にそれぞれ動力伝達を行うことが予定された第二伝動系とを備え、
    前記回転駆動源の駆動軸若しくはその駆動軸により駆動される被駆動軸、又は前記接触伝動機構若しくは巻き掛け伝動機構の伝動軸のいずれかを前記第二伝動系の原動軸とし、前記2つのねじれ回転伝動体は、一端が前記原動軸の両端の軸中心にそれぞれ接続されるとともに、他端が前記2つの第二遊技部材の各々に配置される従動軸の軸中心にそれぞれ接続され、
    前記第一伝動系による前記第一遊技部材の作動と同時に、前記第二伝動系の2つのねじれ回転伝動体による前記2つの第二遊技部材の回転作動が可能であることを特徴とする遊技機用伝動ユニット。
  2. 電動モータ等の単一の回転駆動源から直接的な伝動形態で、遊技球の入賞に関与するように第一遊技部材を遊技盤の盤面に対し交差状の軸線周りに回転させて動力伝達を行うことが可能とされた第一伝動系と、
    線状、紐状、コイル状等の細長形状をなし、可撓性とともに軸線周りでの回転に対するねじれ弾性を有する2つのねじれ回転伝動体を含み、遊技球の入賞に関与しないように2つの第二遊技部材を前記遊技盤の盤面に対し交差状の軸線周りにそれぞれ回転させて動力伝達を行うことが予定された第二伝動系とを備え、
    前記回転駆動源の駆動軸により駆動される被駆動軸を前記第二伝動系の原動軸とし、前記2つのねじれ回転伝動体は、一端が前記原動軸の両端の軸中心にそれぞれ接続されるとともに、他端が前記2つの第二遊技部材の各々に配置される従動軸の軸中心にそれぞれ接続され、
    前記第一伝動系による前記第一遊技部材の回転作動と同時に、前記第二伝動系の2つのねじれ回転伝動体による前記2つの第二遊技部材の回転作動が可能であることを特徴とする遊技機用伝動ユニット。
  3. 電動モータ等の単一の回転駆動源から歯車伝動機構を介して間接的な伝動形態で、遊技球の入賞に関与するように第一遊技部材を遊技盤の盤面に対し平行状の軸線周りに回転させて動力伝達を行うことが可能とされた第一伝動系と、
    線状、紐状、コイル状等の細長形状をなし、可撓性とともに軸線周りでの回転に対するねじれ弾性を有する2つのねじれ回転伝動体を含み、遊技球の入賞に関与しないように2つの第二遊技部材を前記遊技盤の盤面に対し交差状の軸線周りにそれぞれ回転させて動力伝達を行うことが予定された第二伝動系とを備え、
    前記回転駆動源の駆動軸により駆動される被駆動軸を前記第二伝動系の原動軸とし、前記2つのねじれ回転伝動体は、一端が前記原動軸の両端の軸中心にそれぞれ接続されるとともに、他端が前記2つの第二遊技部材の各々に配置される従動軸の軸中心にそれぞれ接続され、
    前記第一伝動系による前記第一遊技部材の回転作動と同時に、前記第二伝動系の2つのねじれ回転伝動体による前記2つの第二遊技部材の回転作動が可能であることを特徴とする遊技機用伝動ユニット。
  4. 前記第一伝動系には、遊技球の入賞に関与する形で前記第一遊技部材が着脱可能に接続される請求項1ないし3のいずれか1項に記載の遊技機用伝動ユニット。
  5. 前記第一伝動系には、前記第一遊技部材に代わり、遊技球の入賞に関与しない形で前記遊技盤に配置される、前記第二遊技部材以外の他の遊技部材を接続して動力伝達を行うことが可能である請求項4に記載の遊技機用伝動ユニット。
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