JP2008119389A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】多様なバリエーションで発光演出を行なうことができる遊技機を提供する。
【解決手段】演出装置19の発光装置26は、前後に離間する第1発光手段24および第2発光手段25を備える。演出装置19の上方に、回転反射部材27が回転自在に配設される。回転反射部材27は、内面に反射面34,35,36を形成した反射部33を備え、反射面34,35,36で反射した反射光は側方開口部から外方に照射される。発光装置26および回転反射部材27の前後に、光透過カバー29と固定反射カバー28が配置される。第1発光手段24は、反射部33が前側に到来した状態においても、光透過カバー29に一部の光を直接照射し得る位置に配置される。第2発光手段25は、反射部33が前側に到来した状態においては、反射部33によって光透過カバー29への光の直接照射が遮られる位置に配置される。
【選択図】図6

Description

本発明は、発光装置による発光演出を行なう演出装置を備えた遊技機に関するものである。
代表的な遊技機であるパチンコ機では、特定の入賞口への入賞を契機として、図柄を変動させる図柄変動ゲームを図柄表示装置で開始させ、その結果として、予め定められた図柄が選ばれたときに、大当り遊技状態(特別遊技状態)を付与して、遊技者に大きな利益を獲得し得る機会を与える遊技が行なわれている。また多くのパチンコ機は、ランプ等の発光手段を備えた演出装置を備え、前記特別遊技状態に際して発光手段を点灯・点滅させて発光演出することにより、遊技の臨場感や迫力を高めて興趣を向上するよう構成されている。
前記演出装置として、固定配置した発光手段からの光を所定方向に反射可能な回転反射手段を回転自在に配設し、該回転反射手段を回転することで、発光手段からの光を多方向に反射して、発光演出効果を高めたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−304534号公報
前記特許文献1に記載された演出装置では、回転中の回転反射手段が発光手段の前側(遊技者側)に到来した際には、発光手段からの光は回転反射手段で遮られてしまい、発光演出が断続的となっていた。すなわち、遊技者に対しては、回転反射手段の回転により光が照射されたり遮られたりと云う、単調な演出となり、遊技機における遊技の興趣が充分に高められているとは云えなかった。
すなわち本発明は、従来の技術に係る遊技機に内在する前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、多様なバリエーションで発光演出を行なうことができる遊技機を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、請求項1に係る発明の遊技機は、
遊技盤(10)に演出装置(19)が配設された遊技機において、
前記演出装置(19)は、
第1発光手段(24)および該第1発光手段(24)の後方に配置された第2発光手段(25)を備える発光装置(26)と、
駆動手段(38)により上下方向の軸線回りに回転され、前記発光装置(26)からの光を反射可能な反射部(33)を備え、開口部(33a)を介して軸線と交差する方向への反射光の照射が許容される回転反射手段(27)と、
前記回転反射手段(27)の後方に配置され、該回転反射手段(27)からの反射光を少なくとも機前面側に向けて反射可能な固定反射手段(28)と、
前記回転反射手段(27)の前方に配置された光透過手段(29)とを備え、
前記第1発光手段(24)は、前記光透過手段(29)との間に前記回転反射手段(27)の反射部(33)が到来した状態においても、該光透過手段(29)に一部の光を直接照射し得る位置に配置され、
前記第2発光手段(25)は、前記光透過手段(29)との間に前記回転反射手段(27)の反射部(33)が到来した状態においては、該反射部(33)によって光透過手段(29)への光の直接照射が遮られる位置に配置されていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、第2発光手段を発光させることにより、前方で発光する第1発光手段の発光色に強弱をつけることが可能となり、発光パターンのバリエーションが豊富になる。また、第1発光手段と光透過手段との間に回転反射手段の反射部が到来した状態においても、第1発光手段からの光の一部は光透過手段に直接照射されるから、回転反射手段の回転中において、光透過手段に対する発光が全く失われることはない。すなわち、機前面側に位置する遊技者に対し、常に発光演出を行なうことができる。
請求項2に係る発明では、前記第1発光手段(24)は、発光色が赤、緑および青の各発光素子を備え、前記第2発光手段(25)は、発光色が白の発光素子を備えることを要旨とする。
請求項2の発明によれば、第1発光手段による発光色を変更することができ、色の変化および光の強弱による発光パターンのバリエーションが更に増える。
請求項3に係る発明では、前記回転反射手段(27)の反射部(33)には、軸線に対する傾斜角度が異なる複数の反射面(34,35)が上下に連設され、
前記複数の反射面(34,35)は、前記第1および第2発光手段(24,25)からの光を反射可能な位置を旋回するよう設定されることを要旨とする。
請求項3の発明によれば、傾斜角度が異なる複数の反射面により、反射光を上下方向に異なる角度で照射することができる。すなわち、遊技機で遊技を行なっている遊技者へ向けて発光するだけでなく、当該遊技機の前方を通過する歩行中の遊技者や遊技場従業員に対しても、発光演出が行なわれていることを認識させ得る。なお、発光演出を特別遊技状態において実行するよう設定している場合は、歩行中の遊技者に対しては、当該遊技機への関心を高めることができると共に、遊技場従業員に対しては、特別遊技状態となっていることを覚知させることが可能となる。
請求項4に係る発明では、前記回転反射手段(27)の反射部(33)には、前記反射面(34,35)の側縁に所定角度で連なる側部反射面(36)が設けられていることを要旨とする。
請求項4の発明によれば、回転反射手段の回転中において、発光手段からの光の照射位置が反射面から側部反射面または側部反射面から反射面に変わる際に光の反射が途切れることなく、反射面と側部反射面とで反射光の照射方向が変更されから、興趣の高い発光演出ができる。
本発明に係る遊技機によれば、発光演出のバリエーションを増やして、興趣を増大することができる。
次に、本発明に係る遊技機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら、以下詳細に説明する。なお実施例では、遊技球としてパチンコ球を用いるパチンコ機を、遊技機の一例として説明する。また、以下の説明において前・後とは、特に断りのない限り、図2に示すようにパチンコ機の遊技盤10を正面側から見た場合において指称するものとする。
図2に示す如く、実施例に係るパチンコ機の遊技盤10は、その前面側に、略円形状に湾曲形成したレール11により遊技領域12が画成されて、該遊技領域12の中央位置に各種の装飾部材が配設された大型のセンター役物(遊技部品)13が配設されている。このセンター役物13の上部側方(実施例では左側)に、遊技領域12に打出されて流下するパチンコ球を受入れる流入口14が開設されると共に、該センター役物13の内部には、流入口14から内部に通入したパチンコ球を、遊技者が多くの賞球を獲得可能な権利発生の契機となる特定普通図柄作動口15への入賞率を調整するように機能する第1振分装置16、第2振分装置17および振分部材18(所謂クルーン)が配設されている。また、センター役物13における上部には、所定の条件によって各種の発光演出を行なって、遊技の興趣を向上させる演出装置19が配設されている。なお、センター役物13の内部略中央位置には開口部20が開設されて、該開口部20から遊技盤10の裏側に配設された図柄表示装置21の表示面が前側に臨むようになっている。また、開口部20には透明板22が配設されると共に、該透明板22の前面に配設される第1振分装置16を構成する各部材は透明な合成樹脂で形成されて、図柄表示装置21の表示面に表示される図柄変動による演出を機前面側から視認し得るよう構成される。
前記演出装置19は、図1に示す如く、略矩形状のベース板23上に配設された第1発光手段24および第2発光手段25を備える発光装置26と、発光装置26の上方に設けられた回転反射手段としての回転反射部材27と、回転反射部材27の後方に配置された固定反射手段としての固定反射カバー28と、回転反射部材27の前方に配置された光透過手段としての光透過カバー29とを基本的に備えている。
前記光透過カバー29は、釣鐘を中央で縦断した形状に形成されて、その側方開口部を後側に向けた姿勢で装置本体30に配設されて、該光透過カバー29で前記発光装置26、回転反射部材27および固定反射カバー28の全体を前側から覆っている(図3参照)。この光透過カバー29は、光透過性を有する合成樹脂材により形成されて、前記発光装置26からの直接光、回転反射部材27および固定反射カバー28で反射した反射光を機前面側に透過し得るよう構成される。また光透過カバー29における凹状に湾曲する内面(発光装置26を指向する後面)は、光拡散処理が施された光拡散面29aとされ(図4,図5参照)、発光装置26、回転反射部材27および固定反射カバー28からの光を広範囲に拡散し得るようになっている。なお、光透過カバー29としては、無色透明や有色透明のもの、あるいは玉虫色のハーフミラー等を用いることができる。また光拡散処理としては、例えば、ローレット加工、ダイヤカット加工、シボ加工等、その他各種の加工を採用し得る。
前記固定反射カバー28は、光透過カバー29と略対称な釣鐘を中央で縦断した形状に形成され、その側方開口部を前側に向けた姿勢で装置本体30に配設されて、該固定反射カバー28で前記発光装置26および回転反射部材27の全体を後側から覆っている。すなわち、固定反射カバー28と光透過カバー29とで画成される空間31内に、発光装置26および回転反射部材27が収納されるようになっている。また、固定反射カバー28における凹状に湾曲する内面(発光装置26を指向する前面)は、光を反射し得る鏡面処理が施された固定反射面28aとされ、発光装置26および回転反射部材27からの光を機前面側(光透過カバー29側)に反射し得るよう構成される。なお、固定反射カバー28は合成樹脂材で形成されて、その表面をメッキ処理することで前記固定反射面28aが形成されている。また、光透過カバー29および固定反射カバー28が配設された装置本体30における機前面側に露出する部分についても、メッキ処理されている。
前記発光装置26を構成する第1発光手段24は、図1に示す如く、ベース板23の前部側において左右方向に離間して複数(実施例では3個)配設され、各第1発光手段24は、発光色が赤、緑および青の各発光素子を備えるフルカラーLEDで構成される。実施例では、中央に位置する第1発光手段24は、左右両側の第1発光手段24よりも更に前側にズレた位置に配置されている。なお、第1発光手段24は、光りを上方に向けて照射する姿勢で配設される。前記発光装置26の第2発光手段25は、べース板23における第1発光手段24の配設位置より後方に配置されており、実施例では中央の第1発光手段24の後方に離間して1個配置される。この第2発光手段25は、発光色が白色の発光素子を備えるLEDで構成され、光りを上方に向けて照射する姿勢で配設されている。前記発光装置26は、機裏側に設けた図示しない制御装置に接続されて、該制御装置の制御に基づいて第1発光手段24および第2発光手段25を個別に点灯・消灯可能に構成されている。なお、第1発光手段24については、各発光素子を個別に点灯・消灯制御することで、発光色を変化させて、発光演出のバリエーションを豊富にし得るようにしてある。
前記発光装置26の上方に位置し、かつ前記光透過カバー29と固定反射カバー28とで画成される前記空間31内に臨む装置本体30に、上下方向に延在する支持軸32が回転自在に枢支され、該支持軸32の下端に回転反射部材27が一体回転可能に配設されている。この回転反射部材27は、図1に示す如く、側方および下方が開放した、釣鐘を縦断した如き形状に形成された反射部33を備え、その下方開口部を発光装置26に指向した吊り下げ状態となっている。なお、反射部33の下端と発光装置26の各発光手段24,25との間には、所定の隙間が形成されている。
前記回転反射部材27の反射部33における凹面状となっている内側には、前記第1発光手段24および第2発光手段25からの光を反射し得る鏡面処理が施された複数の上下に連設する反射面34,35および側部反射面36,36が形成されている。すなわち、反射部33における側方開口部(開口部)33aと対向する位置に、図5および図6に示す如く、下端から上方に向けて支持軸32に近接するように傾斜する第1反射面34が形成されると共に、該第1反射面34の上端から更に上方に向けて支持軸32に近接するように傾斜する第2反射面35が形成される。前記支持軸32の軸線(回転反射部材27の回転軸線)に対する第1反射面34と第2反射面35との傾斜角度は異なり、第2反射面35の内角側の傾斜角度が第1反射面34の内角側の傾斜角度より大きく設定されている。なお、第1反射面34および第2反射面35は、湾曲しない略平面状としてある。また実施例では、反射部33の外側も含む全体に鏡面処理が施されており、前記固定反射カバー28からの反射光が、反射部33の内面および外面で反射されるようになっている。
前記第1反射面34および第2反射面35の両側方には、該反射面34,35の側縁に連なる側部反射面36が夫々形成されており、両側部反射面36,36の開放端間に側方開口部33aが画成されるようになっている。また、各側部反射面36は、第1および第2反射面34,35に対して所定角度で傾斜するよう設定される。すなわち、前記第1および第2発光手段24,25からの光の反射部33に照射される位置である、第1反射面34、第2反射面35または側部反射面36によって、光の反射方向が変化するよう構成してある。但し、各反射面34,35,36の傾斜角度は、第1および第2発光手段24,25から照射された光を、前記側方開口部33aを介して支持軸32の軸線と交差する方向へ反射し得る角度に設定されている。なお、第1反射面34および第2反射面35が略平面状であるのに対し、側部反射面36は、側方開口部33a側に拡開する湾曲状に形成されている。
前記支持軸32には、歯車等の伝達手段37が連繋され、該伝達手段37を介して装置本体30の裏側に配設した駆動手段としてのモータ38の動力を支持軸32に伝達して、該支持軸32を所定方向に回転するよう構成される。そして、支持軸32と一体的に回転反射部材27が回転することで、該反射部材27における反射部33からの反射光の照射方向が回転変位するようになっている。モータ38は前記制御装置に接続され、前記第1および第2発光手段24,25の点灯・消灯に合わせて制御装置でモータ38を駆動制御して、回転反射部材27を回転させ得るよう構成される。また回転反射部材27を回転した際に、反射部33における各反射面34,35,36は、第1および第2発光手段24,25からの光を反射し得る位置を旋回するよう設定されている。なお、回転反射部材27の回転中心である支持軸32は、中央に位置する第1発光手段24と第2発光手段25との間の中間から前後方向に偏倚して位置し、反射面34,35,36が旋回移動する際には、その旋回位置によって各反射面34,35,36で反射される光の反射方向が変化されるようになっている。また、第1発光手段24および第2発光手段25から各反射面34,35,36までの離間距離も、反射面34,35,36の旋回移動中に変化し、これによって前記光透過カバー29に到達する反射光の強弱が生ずるようにしてある。
なお、前記伝達手段37またはモータ38に回転位置センサ(図示せず)が配設され、該回転位置センサからの信号によって、制御装置は回転反射部材27の現在位置を常に監視し、モータ38を適正に制御して回転反射部材27を必要な位置で停止させ得るようになっている。例えば、回転反射部材27における反射部33の側方開口部33aが機前面側を指向する第1位置(図5の位置)、および側方開口部33aが機後面側を指向する第2位置(図6の位置)に、回転反射部材27を停止させるよう設定される。
実施例の発光装置26における各第1発光手段24は、図6に示す如く、前記回転反射部材27が第2位置に臨む状態において、前記光透過カバー29に一部の光を直接照射し得る位置に配置される。更に詳細には、回転反射部材27が第2位置に臨む状態においては、該反射部材27の反射部33における第1反射面34の下端が、第1発光手段24の上方で光透過カバー29側に偏倚しており、該第1発光手段24から上方に向けて照射される光の一部は、第1反射面34、第2反射面35および側部反射面36に照射されて後方の固定反射カバー28に向けて反射されるのに対し、第1発光手段24から上方に向けて照射される光の一部は、該第1発光手段24と反射部33との隙間を介して前方の光透過カバー29に向けて直接照射されるようになっている。なお、実施例では中央に位置する第1発光手段24は、左右に位置する第1発光手段24,24よりも更に前方に位置しているから、当該中央の第1発光手段24に関しては、回転反射部材27が第2位置に臨む状態で、他の第1発光手段24よりも多くの光を光透過カバー29に向けて直接照射し得るよう構成される。
前記第2発光手段25は、回転反射部材27が第2位置に臨む状態においては、該反射部材27(反射部33)によって光透過カバー29への光の直接照射が全て遮られる位置に配置されている。更に詳細には、回転反射部材27が第2位置に臨む状態においては、図6に示す如く、該反射部材27の反射部33の全体が第2発光手段25の真上より前方に位置し、該第2発光手段25から上方に向けて照射される光が、第2発光手段25と反射部33との隙間を介して前方の光透過カバー29に向けて通過しないように設定される。すなわち、第2発光手段25に関しては、回転反射部材27の回転中において、光透過カバー29への照射光が全て遮られる状態が発生するのに対し、第1発光手段24に関しては、回転反射部材27の回転中において、光透過カバー29への照射光の全てが遮られる状態となることはなく、常に光透過カバー29を介して機前面側を照らし得るようになっている。
なお、前記回転反射部材27が第1位置に臨む状態においては、図5に示す如く、該反射部材27の反射部33における第1反射面34の下端が、第2発光手段25の上方で固定反射カバー28側に偏倚しており、該第2発光手段25から上方に向けて照射される光の一部は、第1反射面34、第2反射面35および側部反射面36に照射されて前方の光透過カバー29に向けて反射されると共に、第2発光手段25から上方に向けて照射される光の一部は、該第2発光手段25と反射部33との隙間を介して前方の光透過カバー29に向けて直接照射されるようになっている。また、回転反射部材27が第1位置に臨む状態において、第1発光手段24から上方に向けて照射される光の大部分は、光透過カバー29に向けて直接照射される。
前記センター役物13における演出装置19の配設位置より下方に、図1に示す如く、前記流入口14から役物内に通入したパチンコ球を左右方向に転動させるステージ39が形成されると共に、該ステージ39の左右方向の中央に対応する位置に、パチンコ球を裏側に通出案内する案内路40が形成されている。なお、センター役物13には、流入口14から通入したパチンコ球を検出する第1検出センサ41が設けられ(図2参照)、該第1検出センサ41によるパチンコ球の検出を条件として、前記制御装置は演出装置19による発光演出を行ない、遊技者の興趣を向上させるようになっている。また、センター役物13に配設される第1振分装置16は、役物内部の略中央において水平軸線回りに回動自在に配設された第1回転体42を備え、該第1回転体42は図示しないモータにより一定方向(実施例では図2の時計方向)に回転するよう構成される。第1回転体42の外周囲には、複数の通路画成部材43を介して第1回転体42の真上に取入口44、右方に第1経路45および左方に第2経路46が画成され、前記案内路40を流通したパチンコ球は取入口44に通出されるようになっている。
前記第1回転体42の外周部には、周方向に離間して複数(実施例では4個であるが任意の数に設定可能である)の凹部42aが設けられている。各凹部42aは、球1個分の深さに設定され、前記取入口44に通出されたパチンコ球が凹部42aに受入れられた状態で回転し得るようになっている。そして、凹部42aに受入れられたパチンコ球は、第1回転体42の回転によって右方に移動されて、前記第1経路45に放出されるよう設定される。また、第1回転体42における凹部以外の外周面が取入口44に到来した際にパチンコ球が取入口44に通出された場合は、該パチンコ球は第1回転体42の外周面に沿って左方に移動して前記第2経路46に通入するよう構成されている。すなわち、パチンコ球が取入口44に到来するタイミングによって、該パチンコ球は第1回転体42により第1経路45または第2経路46に振分けられる。
前記第1振分装置16の下方に、パチンコ球が落下可能な口(図示せず)が複数形成された前記振分部材18が配設され、前記第1経路45に振分けられたパチンコ球は、該振分部材18上に落下するよう構成される。実施例では、振分部材18には2つの普通入賞口(図示せず)と1つの特定普通図柄作動口(いわゆるVゾーン)15が形成され、該特定普通図柄作動口15にパチンコ球が入賞したことを条件に、普通図柄の変動(抽選)が開始されるようになっている。そして、抽選の結果、当選した場合に、遊技者が多くの賞球を獲得可能な権利が発生するよう設定されている。実施例では、特定普通図柄作動口15への入賞による抽選の結果の当選で、後述する第1電動役物52が開放するよう構成される。またセンター役物13には、第1経路45から振分部材18に導かれるパチンコ球を検出する第2検出センサ48が設けられ、該第2検出センサ48によるパチンコ球の検出を条件として、前記制御装置は演出装置19による所要の発光演出を行ない、遊技者の興趣を向上させるようにしてある。なお、特定普通図柄作動口15への入賞による抽選の結果は、、遊技盤10に配設した普通図柄表示装置47に表示される(図2参照)。
前記第2振分装置17は、振分部材18の斜め左上方位置において水平軸線回りに回転自在に配設された第2回転体49を備え、該第2回転体49は、図示しないモータにより常に一定方向(図2での時計方向)に回転するよう構成される。第2回転体49には、外周の1箇所に、パチンコ球を受入れ可能な凹部49aが設けられている。また前記第2経路46は、第2回転体49の真上で開口し、該第2経路46から通出したパチンコ球が、第2回転体49の外周面上に落下するよう構成される。そして、パチンコ球が凹部49aに受入れられた場合は、該パチンコ球は第2回転体49の回転によって前記振分部材18上に落下するようになっている。これに対し、パチンコ球が第2回転体49の凹部以外の外周面上に落下した場合は、該パチンコ球は外周面に沿って左方に移動してセンター役物13外に排出されるようにしてある。なお、前記遊技盤10における第2振分装置17からのパチンコ球の排出位置に対応して、普通入賞口(図示せず)が配設されており、第2振分装置17から排出されたパチンコ球が該普通入賞口に入賞するよう構成される。またセンター役物13には、第2経路46を通過して第2振分装置17に導かれるパチンコ球を検出する第3検出センサ50が設けられ、該第3検出センサ50によるパチンコ球の検出を条件として、前記制御装置は演出装置19による所要の発光演出を行ない、遊技者の興趣を向上させるようにしてある。
前記センター役物13より右側の遊技領域12に普通図柄作動ゲート51が配設され、該作動ゲート51をパチンコ球が通過した際に、普通図柄の変動(抽選)が開始されるよう構成されている。そして、普通図柄作動ゲート51の通過による抽選の結果、当選した場合は、遊技者が多くの賞球を獲得可能な権利が発生するよう設定されている。なお、普通図柄作動ゲート51をパチンコ球が通過することを契機とする抽選での当選による権利発生に基づく当り遊技(以下「第2当り遊技」と云う)は、前記振分部材18の特定普通図柄作動口15にパチンコ球が入賞したことを契機とする抽選での当選による権利発生に基づく当り遊技(以下「第1当り遊技」と云う)とは異なるよう設定され、実施例では普通図柄作動ゲート51の通過で当選した場合は、後述する第2電動役物53が開放するよう設定されている。また第2当り遊技は、第1当り遊技の発生中にのみ発生するように設定されている。すなわち、第1当り遊技中に、パチンコ球を遊技領域12の右端部まで打ち込む、所謂右打ちを行なって普通図柄作動ゲート51にパチンコ球を通過させることで、第2当り遊技が発生する。なお、普通図柄作動ゲート51の通過による抽選の結果は、前記普通図柄表示装置47に表示される。
前記センター役物13の一側方(実施例では右側方)に、図2に示す如く、入賞口を開閉する複数(実施例では4つ)の電動式の役物(以後電動役物と称す)が上下に離間して配設されており、実施例では上側から順に第1電動役物52、第2電動役物53、第3電動役物54および第4電動役物55と指称する。第1〜第3電動役物52,53,54が開閉する入賞口は、普通図柄作動口としても機能するよう設定され、第1〜第3電動役物52,53,54に対応する入賞口については、第1普通図柄作動口56、第2普通図柄作動口57および第3普通図柄作動口58と指称する。なお、第4電動役物55が開閉する入賞口については、入賞口59と指称する。そして、各普通図柄作動口56,57,58にパチンコ球が入賞した際に、普通図柄の変動(抽選)が夫々開始されるようになっている。実施例では、前記第1当り遊技において第1普通図柄作動口56への入賞で当選した場合は第3電動役物54が開放し、第3普通図柄作動口58への入賞で当選した場合は第4電動役物55が開放するよう設定される。また、前記第2当り遊技において第2普通図柄作動口57への入賞で当選した場合は第3電動役物54が開放し、第3普通図柄作動口58への入賞で当選した場合は第4電動役物55が開放するよう設定される。
前記各電動役物52,53,54,55は、開放してからの経過時間またはパチンコ球の入賞数の何れかが、予め設定された時間または個数に達したときに閉成するよう設定されている。また第1当り遊技においては、第1および第3普通図柄作動口56,58に入賞したパチンコ球の最大保留数は、何れも同一で、例えば4個に設定されて、夫々4回の抽選が行なわれるようになっている。なお、第2当り遊技においては、第2普通図柄作動口57に入賞したパチンコ球の最大保留数と、第3普通図柄作動口58に入賞したパチンコ球の最大保留数とは異なるよう設定され、例えば第2普通図柄作動口57の最大保留数が2個で、第3普通図柄作動口58の最大保留数が4個に設定される。また、第1〜第3普通図柄作動口56,57,58に関する保留数は、前記普通図柄表示装置47に表示されるよう構成してある。
前記特定普通図柄作動口15、普通図柄作動ゲート51、第1〜第3普通図柄作動口56,57,58への入賞または通過により開始される抽選での当選確率は異なるよう設定されている。実施例では、特定普通図柄作動口15、第1〜第3普通図柄作動口56,57,58での当選確率が略同じとされるのに対し、普通図柄作動ゲート51での当選確率は低く設定されている。
〔実施例の作用〕
次に、前述した実施例に係るパチンコ機の作用につき説明する。
実施例に係る演出装置19において、図1および図5に示す如く、前記回転反射部材27が第1位置に停止保持されている状態では、前記反射部33が前記発光装置26における第1発光手段24の真上から後方に偏倚して位置し、その反射面34,35,36が略前方を向いている。従って、発光装置26における第1発光手段24を点灯させると、該第1発光手段24からの光の略全ては、前記光透過カバー29に向けて直接照射される。また発光装置26における第2発光手段25を点灯させると、該第2発光手段25からの光の一部が、光透過カバー29に向けて直接照射されると共に、一部が反射部33の各反射面34,35,36に照射され、その反射光が光透過カバー29に照射される。すなわち、回転反射部材27を第1位置に停止保持したもとで、両発光手段24,25を点灯することで、光透過カバー29は最も明るく照らされる。
また、前記回転反射部材27を第1位置に停止保持したもとで、第1発光手段24のみを点灯した場合は、両発光手段24,25を点灯したときよりは明るさが弱くなる。しかも、第2発光手段25の発光色は白色であるから、第2発光手段25の点灯,消灯により、第1発光手段24によるカラーの発光色の強弱を際立たせることができる。更に、第1発光手段24の発光色を変化したもとで、第2発光手段25の点灯,消灯を行なうことで、発光パターンのバリエーションが豊富となり、発光演出により遊技の興趣を向上し得る。
前記回転反射部材27における各反射面34,35,36の角度を異ならせているから、各反射面34,35,36で反射した反射光は、前記光透過カバー29に対して広範囲に照射される。すなわち、パチンコ機で遊技を行なっている遊技者のみならず、当該パチンコ機の前方を通過する歩行中の遊技者や遊技場従業員に対しても、発光演出が行なわれていることを認識させ得る。なお、演出装置19による発光演出は、前記権利発生が期待できる前記流入口14へのパチンコ球の通入や、権利発生により実施される第1当り遊技および第2当り遊技等の特別遊技状態において行なわれるから、歩行中の遊技者に対しては、当該パチンコ機への関心を高めることができると共に、遊技場従業員に対しては、特別遊技となり得る状態または特別遊技状態となっていることを覚知させて、球容器等を提供する準備を行なうことができる。
次に、図6に示す如く、前記回転反射部材27が第2位置に停止保持されている状態では、前記反射部33が前記発光装置26の第1発光手段24の真上から僅かに前方に偏倚して位置し、その反射面34,35,36が略後方を向いている。従って、発光装置26における第1発光手段24を点灯させると、該第1発光手段24からの光の一部は、光透過カバー29に向けて直接照射されると共に、一部が反射部33の各反射面34,35,36に照射され、その反射光が固定反射カバー28に向けて照射される。また、発光装置26における第2発光手段25を点灯させると、該第2発光手段25から光透過カバー29に向けて照射される光は、反射部33に遮られる。なお、反射部33の各反射面34,35,36からの反射光は、固定反射カバー28に向けて照射される。そして、固定反射カバー28で反射した反射光は、反射部33で遮られている部分を除く、該反射部33の周囲を通過して光透過カバー29に照射される。
すなわち、回転反射部材27を第2位置に停止保持している状態では、第1発光手段24および第2発光手段25からの光の殆どは、回転反射部材27により遮られて光透過カバー29に直接照射されない。しかし、第1発光手段24からの光の一部は、回転反射部材27に遮られることなく該回転反射部材27の下方を通過して光透過カバー29に直接照射されるので、当該状態においても遊技者に対する演出装置19による発光演出を行なうことができる。また、実施例では中央の第1発光手段24は、他の第1発光手段24より前側に位置して、回転反射部材27が第2位置に停止している状態において、光透過カバー29の中央に向けて多くの光を直接照射することができる。そして、この場合に回転反射部材27の周囲から光透過カバー29に照射される光は、固定反射カバー28で反射された弱い光であるから、光透過カバー29における中央部とその周囲とでのコントラストを大きくし得る。
次に、前記回転反射部材27を回転すると、第1発光手段24および第2発光手段25からの光は反射部33の反射面34,35,36に照射され、該反射面34,35,36から反射される反射光の照射方向が回転変位する。この場合に、各反射面34,35,36の傾斜角度を異ならせているから、反射光の照射方向も多様に変位し、発光演出による興趣の向上が図られる。また、第1および第2反射面34,35の側縁には側部反射面36,36が連なっているから、第1および第2発光手段24,25からの光の照射位置が第1および第2反射面34,35から側部反射面36または側部反射面36から第1および第2反射面34,35に変わる際に光の反射が途切れることなく、第1および第2反射面34,35と側部反射面36とでの反射光の照射方向が変更されて、興趣の高い演出が可能となる。なお、反射部33の反射面34,35,36は、前記第1および第2発光手段24,25からの光を反射可能な位置を旋回するから、回転反射部材27の回転中は反射面34,35,36からの反射光が、光透過カバー29へ直接照射されたり、固定反射カバー28を介して光透過カバー29へ間接的に照射される状態が略連続的に行なわれる。
更に、前記回転反射部材27が回転中に前記第2位置に到来した際においても、前述したように第1発光手段24から光透過カバー29への光の直接照射は無くならないから、遊技者に対しては常に発光演出を行なうことができ、遊技者に発光演出が途切れる印象を与える虞はなく、連続的な発光演出が可能となる。
次に、実施例におけるパチンコ機で実施される第1および第2当り遊技について説明する。
前記遊技盤10の遊技領域12に打出されたパチンコ球が、前記流入口14に通入すると、該パチンコ球はステージ39を左右方向に転動し、その勢いが弱くなったときに、前記案内路40を介して第1振分装置16の取入口44に通出される。実施例のようにセンター役物13の内部にパチンコ球が通入することで、遊技者に有利な権利が発生する可能性のあるパチンコ機では、流入口14にパチンコ球が通入するのを遊技者が注目し、最も望んでいる。実施例では、流入口14から役物内に通入したパチンコ球を前記第1検出センサ41で検出したときに、前記制御装置は演出装置19による各種の発光演出を行なうから、遊技者の興趣を高めることができる。
前記第1振分装置16では、前記第1回転体42が常に一定方向に回転しているから、該第1回転体42の凹部42aが取入口44に臨んだときにパチンコ球が該取入口44に通出された場合は、該パチンコ球は凹部42aに受入れられた状態で、第1回転体42の回転に伴って右下方に移動する。そして、このパチンコ球は、前記第1経路45に放出された後、前記振分部材18に導びかれる。振分部材18に導びかれるパチンコ球は、前記第2検出センサ48で検出され、このときに前記制御装置は、演出装置19により発光演出を行なうことで、権利発生の確率の高い振分部材18にパチンコ球が入ったことと、演出装置19による発光演出とにより、権利発生の期待感を高めることができる。
また、前記案内路40から取入口44にパチンコ球が通出されたときに、第1回転体42の凹部以外の外周面が取入口44に臨んでいる場合は、該パチンコ球は外周面に沿って左方に移動し、前記第2経路46に通入する。第2経路46を通過したパチンコ球は、前記第2振分装置17における第2回転体49の上に通出される。第2回転体49は常に一定方向に回転しており、該第2回転体49の凹部49aが上方に臨んだときにパチンコ球が通出された場合は、該パチンコ球は凹部49aに受入れられた状態で、第2回転体49の回転に伴って右方に案内されて、前記振分部材18上に落下する。なお、第2経路46から第2回転体49の上にパチンコ球が通出されたときに、第2回転体49の凹部以外の外周面が上側に臨んでいる場合は、該パチンコ球は外周面に沿って左方に移動し、役物外に排出される。第2経路46を通過して第2振分装置17に導びかれるパチンコ球は、前記第3検出センサ50で検出され、このときに前記制御装置は、演出装置19により発光演出を行なう。第2振分装置17に導かれたパチンコ球であっても、確率は低いものの前記振分部材18に入る可能性はあるから、演出装置19による発光演出により遊技を盛り上げることで、遊技者に権利発生の期待感を持続させ得る。
前記振分部材18上に至ったパチンコ球は、該振分部材18上を旋回して、普通入賞口または特定普通図柄作動口15の何れかに入賞する。パチンコ球が普通入賞口に入賞した場合は、権利発生とはならず、入賞に対して所定数の賞球が払い出される。これに対し、パチンコ球が特定普通図柄作動口15に入賞すると、普通図柄の変動(抽選)が開始されると共に、当該入賞に対して所定数の賞球が払い出される。
前記特定普通図柄作動口15にパチンコ球が入賞したことを契機とする抽選の結果、当選した場合は権利発生状態となり、第1当り遊技が実施される。すなわち、前記第1電動役物52が作動して第1普通図柄作動口56を開放する。なお、権利が発生したことは、前記普通図柄表示装置47に表示される。権利発生状態となった後、右打ちを行なうことで、パチンコ球は、電動役物52,53,54,55が配設されている遊技領域12の右側上方に打込まれて第1普通図柄作動口56に入り易くなる。第1普通図柄作動口56にパチンコ球が入賞すると、1球毎に所定数の賞球が払い出されると共に、普通図柄の変動(抽選)が開始される。第1電動役物52は、開放してからの経過時間およびパチンコ球の入賞数の何れかが、予め設定された経過時間または入賞数に達した時点で第1普通図柄作動口56を閉成する。なお、第1普通図柄作動口56の開放中に入賞した所定数が保留数となり、該保留数は普通図柄表示装置47に表示される。
前記第1普通図柄作動口56にパチンコ球が入賞したことを契機とする抽選の結果、当選した場合は、前記第3電動役物54が作動して第3普通図柄作動口58を開放する。第3普通図柄作動口58にパチンコ球が入賞すると、1球毎に所定数の賞球が払い出されると共に、普通図柄の変動(抽選)が開始される。第3電動役物54は、開放してからの経過時間およびパチンコ球の入賞数の何れかが、予め設定された経過時間または入賞数に達した時点で第3普通図柄作動口58を閉成する。なお、第3普通図柄作動口58の開放中に入賞した所定数が保留数となり、該保留数は普通図柄表示装置47に表示される。また、第1普通図柄作動口56にパチンコ球が入賞したことを契機とする抽選の結果、当選しなかった場合は、前記第3電動役物54で第3普通図柄作動口58を開放することなく、第1普通図柄作動口56での保留数が1つ消化されて再び普通図柄の変動による抽選が行なわれる。
前記第3普通図柄作動口58にパチンコ球が入賞したことを契機とする抽選の結果、当選した場合は、前記第4電動役物55が作動して入賞口59を開放する。該入賞口59にパチンコ球が入賞すると、1球毎に所定数の賞球が払い出される。そして、第4電動役物55は、開放してからの経過時間およびパチンコ球の入賞数の何れかが、予め設定された経過時間または入賞数に達した時点で入賞口59を閉成する。なお、第3普通図柄作動口58にパチンコ球が入賞したことを契機とする抽選の結果、当選しなかった場合は、第4電動役物55で入賞口59を開放することなく、第3普通図柄作動口58での保留数が1つ消化されて再び普通図柄の変動による抽選が行なわれる。
前記第4電動役物55が閉成作動した時点で、前記第3普通図柄作動口58での保留数が1つ消化されて再び普通図柄の変動による抽選が行なわれ、その結果当選した場合は、前述したと同様に第4電動役物55が作動して入賞口59を開放し、パチンコ球の入賞による1球毎に対する賞球の払い出しがなされると共に、予め設定された経過時間または入賞数に達した時点で第4電動役物55が閉成作動される。すなわち、第3普通図柄作動口58での保留数の分だけ抽選が行なわれて、当選した場合は入賞口59が開放するサイクルが反復される。
前記第3普通図柄作動口58での保留数が全て消化された後は、前記第1普通図柄作動口56での保留数が1つ消化されて再び普通図柄の変動による抽選が行なわれ、その結果当選した場合は、前述したと同様に第3電動役物54が作動して第3普通図柄作動口58を開放し、パチンコ球の入賞による1球毎に対する賞球の払い出しがなされると共に、予め設定された経過時間または入賞数に達した時点で第3電役物54を閉成作動する。このときにも、第3普通図柄作動口58の開放中に入賞した所定数が保留数となり、該保留数の数だけ抽選が行なわれる毎に、前述した段落番号〔0048〕,〔0049〕のサイクルが繰返される。
そして、再び第1普通図柄作動口56での保留数が1つ消化されて再び普通図柄の変動による抽選が行なわれ、当選により第3電動役物54が作動して第3普通図柄作動口58が開放し、前述した動作を繰す。すなわち、第1当り遊技においては、第3普通図柄作動口58での保留数の数だけ第3普通図柄作動口58の開放と入賞口59の開放とが反復するサイクルが、第1普通図柄作動口56での保留数の数だけ繰返されて、多数の賞球を獲得することができる。
前記第1当り遊技中において、右打ちしたパチンコ球が前記普通図柄作動ゲート51を通過すると、普通図柄の変動(抽選)が開始され、抽選の結果、当選した場合は第2当り遊技が実施される。すなわち、前記第2電動役物53が作動して第2普通図柄作動口57を開放する。なお、第2当り遊技となったことが、前記普通図柄表示装置47に表示される。第2普通図柄作動口57にパチンコ球が入賞すると、1球毎に所定数の賞球が払い出されると共に、普通図柄の変動(抽選)が開始される。第2電動役物53は、開放してからの経過時間およびパチンコ球の入賞数の何れかが、予め設定された経過時間または入賞数に達した時点で第2普通図柄作動口57を閉成する。なお、第2普通図柄作動口57の開放中に入賞した所定数が保留数となり、該保留数は普通図柄表示装置47に表示される。
前記第2普通図柄作動口57にパチンコ球が入賞したことを契機とする抽選の結果、当選した場合は、前記第3電動役物54が作動して第3普通図柄作動口58を開放する。以後は、第1当り遊技の場合と同様に、第3普通図柄作動口58での保留数の分だけ抽選が行なわれて、当選した場合は入賞口59が開放するサイクルが反復される。
そして、前記第3普通図柄作動口58での保留数が全て消化された後は、前記第2普通図柄作動口57での保留数が1つ消化されて再び普通図柄の変動による抽選が行なわれ、その結果当選した場合は、前述したと同様に第3電動役物54が作動して第3普通図柄作動口58を開放し、パチンコ球の入賞による1球毎に対する賞球が払い出しがなされると共に、予め設定された経過時間または入賞数に達した時点で第3電動役物54を閉成作動する。このときにも、第3普通図柄作動口58の開放中に入賞した所定数が保留数となり、該保留数の数だけ抽選が行なわれる毎に、前述した段落番号〔0048〕,〔0049〕のサイクルが反復される。
そして、再び第2普通図柄作動口57での保留数が1つ消化されて再び普通図柄の変動による抽選が行なわれ、当選により第3電動役物54が作動して第3普通図柄作動口58を開放する。すなわち、第2当り遊技においては、第3普通図柄作動口58での保留数の数だけ第3普通図柄作動口58の開放と入賞口59の開放とを反復するサイクルが、第2普通図柄作動口57での保留数の数だけ繰返されて、多数の賞球を獲得することができる。なお、第2当り遊技においても、各抽選の結果、当選しなかった場合は、対応する第3普通図柄作動口58または入賞口59を開放することなく、対応する保留数が1つ消化されて再び普通図柄の変動による抽選が行なわれる。また、普通図柄作動ゲート51にパチンコ球が通過することを契機とする普通図柄の変動時間は、第1当り遊技のおおよその消化時間よりも長く設定されている。この結果、第1当り遊技の途中で第2当り遊技に当選したときには、遊技者は、2つの異なる当り遊技を別々に消化することが可能となる。従って、夫々の当り遊技によって獲得し得る賞球の数を減少させることなく、遊技者に2つの当り遊技を楽しませることができる。
前記第1当り遊技および第2当り遊技中において、各抽選時や当選時等の各条件毎に、前記制御装置は、演出装置19により異なる発光演出を行ない、遊技の興趣を向上させる。また、前記センター役物13の内部で表示される前記図柄表示装置21による図柄変動による演出も、各抽選時や当選時等の各条件毎に応じて変更され、遊技の興趣が高められる。
〔変更例〕
本発明に係る遊技機としては、実施例のものに限られるものではなく、種々の変更が可能である。
(1) 実施例では、演出装置の上方に回転反射部材を配置した場合で説明したが、この構成に限定されるものではなく、ベース板の下面に発光手段を下向きに光を照射するよう配置すると共に、該ベース板の下方において、上下方向に延在する支持軸の上端に回転反射部材を実施例とは上下逆向きの姿勢で配設した構成としてもよい。
(2) 演出装置に配設される第1発光手段および第2発光手段の配設数は実施例に限られるものでなく、任意の数を選択することができる。また、第1発光手段を複数設ける場合の配列パターンに関しても、全ての第1発光手段を左右方向に整列して配置したり、あるいは千鳥状に配置する等、任意のパターンを採用し得る。
(3) 実施例では第1発光手段としてフルカラーLEDを採用し、第2発光手段として発光色が白色のLEDを採用したが、これに限定されるものではない。例えば、第1発光手段として発光色が単色のLEDやランプを採用したり、第2発光手段として発光色が単色のLEDやランプあるいはフルカラーLEDを採用することができる。この場合において、第1および第2発光手段の発光色の組合わせによって、前側に位置する第1発光手段の発光色に対し、第2発光手段の点灯、消灯により強弱を付けたり、第1発光手段の発光色を第2発光手段の発光色により色変化させることが可能となる。
(4) 回転反射部材における反射部に形成される反射面は上下方向に2つ形成される構成に限らず、1つあるいは3つ以上であってもよい。また、反射面の側縁に連なる側部反射面についても、相互に傾斜角度の異なる複数の側部反射面を形成する構成を採用し得る。
(5) 固定反射手段や光透過手段は、実施例の形状に限定されるものでなく、発光装置や回転反射手段からの光を反射または透過し得るものであれば、任意の形状を採用し得る。
(6) 上下方向に延在する支持軸に関しては、実施例では装置本体に鉛直姿勢で枢支した場合で説明したが、該支持軸は所定角度で傾斜した姿勢で装置本体に枢支されるものであってもよく、この場合に反射回転部材の反射部は傾斜した軸を中心として旋回する。
(7) 実施例では、演出装置をセンター役物に配設した場合で説明したが、これに限定されるものではなく、該演出装置を遊技盤の所要位置に配設するようにしてもよい。
(8) 遊技機としては、実施例に例示したパチンコ機に限られるものではなく、スロットマシン機やアレンジボール機、あるいはパチンコ式スロットマシン機等の従来公知の各種遊技機に採用可能である。
実施例に係るパチンコ機に設けられる演出装置から光透過カバーを取外した状態で示す概略斜視図である。 実施例に係る演出装置が配設されるパチンコ機の遊技盤を示す正面図である。 実施例に係る演出装置を示す正面図である。 実施例に係る演出装置を示す縦断斜視図である。 実施例に係る演出装置を、回転反射部材が第1位置に臨む状態で示す縦断側面図である。 実施例に係る演出装置を、回転反射部材が第2位置に臨む状態で示す縦断側面図である。
符号の説明
10 遊技盤
19 演出装置
24 第1発光手段
25 第2発光手段
26 発光装置
27 回転反射部材(回転反射手段)
28 固定反射カバー(固定反射手段)
29 光透過カバー(光透過手段)
33 反射部
33a 側方開口部(開口部)
34 第1反射面(反射面)
35 第2反射面(反射面)
36 側部反射面
38 モータ(駆動手段)

Claims (4)

  1. 遊技盤に演出装置が配設された遊技機において、
    前記演出装置は、
    第1発光手段および該第1発光手段の後方に配置された第2発光手段を備える発光装置と、
    駆動手段により上下方向の軸線回りに回転され、前記発光装置からの光を反射可能な反射部を備え、開口部を介して軸線と交差する方向への反射光の照射が許容される回転反射手段と、
    前記回転反射手段の後方に配置され、該回転反射手段からの反射光を少なくとも機前面側に向けて反射可能な固定反射手段と、
    前記回転反射手段の前方に配置された光透過手段とを備え、
    前記第1発光手段は、前記光透過手段との間に前記回転反射手段の反射部が到来した状態においても、該光透過手段に一部の光を直接照射し得る位置に配置され、
    前記第2発光手段は、前記光透過手段との間に前記回転反射手段の反射部が到来した状態においては、該反射部によって光透過手段への光の直接照射が遮られる位置に配置されている
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記第1発光手段は、発光色が赤、緑および青の各発光素子を備え、前記第2発光手段は、発光色が白の発光素子を備える請求項1記載の遊技機。
  3. 前記回転反射手段の反射部には、軸線に対する傾斜角度が異なる複数の反射面が上下に連設され、
    前記複数の反射面は、前記第1および第2発光手段からの光を反射可能な位置を旋回するよう設定される請求項1または2記載の遊技機。
  4. 前記回転反射手段の反射部には、前記反射面の側縁に所定角度で連なる側部反射面が設けられている請求項3記載の遊技機。
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