JP5690154B2 - 電飾装置、遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、装飾品の一部として本体に取り付けられ、意匠に基づく装飾効果に加えて、光を用いた演出を行う電飾装置、及び電飾装置を備えた遊技機に関するものである。
遊技機に取り付けられ、主として装飾品は、管理上、歩留まり上の観点から部品の簡素化、共通化を図る傾向にある。装飾品の一つである電飾装置においても同様である。なお、電飾装置は、演出の一部として用いる場合ある。
電飾装置として、回転灯を設けた遊技機が提案されている。例えば、回胴式遊技機(所謂、パチスロ機)では当りフラグのセット時等に回転灯の固定光源の周りを回転する反射用凹面鏡(リフレクタ)によって、遮光や発光を繰り返し、視覚的な装飾効果を高めるようにしている(特許文献1参照)。
なお、弾球式遊技機(所謂、パチンコ機)に回転灯が搭載された場合、リーチ演出において、当り/外れの報知決定時期に近づくにつれて期待感を高める演出の1つとして利用される。
この特許文献1に示される回転灯は、リフレクタが光源発光方向を遮蔽したときの出力光量と、光源の発光方向裏面側に配置され反射機能が発揮されたときの出力光量との差が大きく、視覚的変化が大きいが、多様性に欠けるという課題がある。
一方、特許文献2には、複数の光源、並びに複数の(二重構造の)リフレクタを設けた構造の回転灯が開示されている。
この特許文献2の回転灯は、回転するリフレクタと固定されたリフレクタとをほぼ同一の中心を基準として配置し、当該中心位置には、一方の光源を配置され、固定されたリフレタタには貫通孔が設けられ、この貫通孔の外側に他方の光源が配置された構造となっている。回転するリフレクタは背面側(固定されたリフレクタと対面する凸側)も鏡面として機能する。
このような構造の特許文献2の回転灯によれば、発光演出によって、2つの異なる位置の光源、2つのリフレクタの相対位置等の調整により、多様性を持った光の演出が可能となる。
特開2008−18040号公報 特開2007−185302号公報
しかしながら、特許文献2の構造の回転灯では、固定されたリフレタの外側にさらに光源を設ける構造となっており、奥行き方向の寸法が、特許文献1の構造の回転灯(単一光源、単一リフレクタ)に比べて、大幅に増大することになり、その取付位置が制限される。
例えば、パチンコ機等に電飾装置を搭載する際、主として、遊技盤中央のLCD表示部の前側の、奥行き方向に制限がある領域に配置し、当該電飾装置自体を可動として、前記LCD表示部の前側の演出位置と、LCD表示部の表示面を隠蔽しない退避位置との間を移動させることが多く、この取付領域への配置のための周辺部材との干渉を回避するための設計等、開発期間の長期化を招く恐れがある。
本発明は上記事実を考慮し、多様性のある光の演出のため、複数光源、複数リフレクタの構造とし、かつ奥行き方向の寸法増大を軽減することができ、制限のある領域へ周辺部材と干渉することなく、容易に取り付けることができる電飾装置及び遊技機を得ることが目的である。
本発明は、意匠に基づく装飾効果に加えて、光を用いた演出を行う電飾装置であって、予め定めた回転軸を中心に回転可能に保持され、少なくとも凹面側が鏡面に仕上げられ凹面鏡とされた部分球形状の可動リフレクタと、前記可動リフレクタの凹面鏡に対向する側、かつ回転軸近傍に設けられ、直接及び前記可動リフレクタの凹面鏡からの反射によって演出提供先へ案内される光を出力する第1の光源部と、前記可動リフレクタを、前記第1の光源部から出力される光のほぼ全部を前記演出提供先に直接届かせる背面位置、前記第1の光源部から出力される少なくとも光の一部を前記演出提供先に直接届かせないように遮る遮蔽位置の間で回転させる駆動手段と、前記可動リフレクタが前記背面位置に位置決めされた状態で、当該可動リフレクタの凸面側に対向して配置され、当該凸面側と対面する面が鏡面に仕上げられた凹面鏡とされた固定リフレクタと、前記背面位置の可動リフレクタの凹面鏡、或いは、前記可動リフレクタが遮蔽位置のときに前記固定リフレクタの凹面鏡に対して光を出力させる第2の光源部と、前記第1の光源部、前記第2の光源部、前記駆動手段のそれぞれを制御して、前記演出提供先への光の演出を制御する制御手段とを有し、前記可動リフレクタには、前記遮蔽位置に位置決めされたとき、前記第1の光源部からの光の一部を貫通させて演出提供先へ案内すると共に、前記背面位置に位置決めされたとき、前記第2の光源部からの光の一部を貫通させて固定リフレクタへ案内する貫通孔が設けられていることを特徴としている。
本発明において、前記貫通孔には、シャッターが設けられていることを特徴としている。
本発明によれば、可動リフレクタが背面位置にあるときは、演出提供先に対して、第1の光源部からの光が、直接出力されると共に、可動リフレクタの凹面鏡で反射されて出力される。また、このとき、演出提供先に対して、第2の光源部からの光は、可動リフレクタの凹面鏡で反射されて出力されるため、2種の光源部からの光を合成して演出することができる。
一方、可動リフレクタが遮蔽位置にあるときは、演出提供先に対して、第2の光源部からの光が固定リフレクタの凹面鏡で反射されて出力されると共に、第1の光源部からの光が、可動リフレクタの凹面鏡、続いて固定リフレクタの凹面鏡で反射されて出力される。
このように、演出提供先に対する光による演出の多様性を得ることができる。
また、この多様性のある演出を実現する場合、従来は、可動リフレクタの凸面側を鏡面仕上げする必要があり、かつ、固定リフクレタの一部を貫通させ、固定リフクレタの外側に光源部を配置する必要があった。
しかしながら、本願発明では、可動リフレクタが退避位置にあるとき、固定リフレクタの凹面鏡と対面する凸面側は、鏡面仕上げをする必要がない。また、基本的に固定リフレクタ用の光源である第2の光源部を可動リフレクタの内側に配置することができ、例えば、固定リフクレタの一部を貫通させ、固定リフクレタの外側に光源部を配置する必要がないので、奥行き方向の寸法を軽減することができる。
可動リフレクタに貫通孔を設けることで、遮蔽位置に位置決めされていても、光の一部を貫通孔から貫通させることができ、演出効果をさらに向上することができる。
なお、貫通孔からの光透過度は100%に限定されるものではなく、例えば、フィルタ等を貼りつけることで、光量を100%未満にしてもよいし、特定の色のみ透過させるようにしてもよい。また、貫通孔にさらに可動シャッターを設けるようにしてもよい。
本発明において、前記可動リフレクタの周縁よりも外側から、前記第2の光源部から出力され、前記固定リフレクタの凹面鏡によって反射された光が出力される隙間が設けられていることを特徴としている。
可動リフレクタの外形寸法よりも、固定リフレクタの外形寸法を大きくすることで、この可動リフクレタが遮蔽位置、背面位置の何れに位置決めされていても、その外周(可動リフレクタの周縁と固定リフレクタの周縁との隙間)から固定リフレクタの凹面鏡からの反射光を演出提供先へ出力することができ、さらに、演出効果の多様化を図ることができる。
本発明において、前記第1の光源部及び前記第2の光源部をそれぞれ表裏面に支持すると共に、前記可動リフレクタ及び前記固定リフレクタからの反射光に少なくとも焦点位置を回避する位置であり、かつ、当該反射光の前途を遮る割合が抑制された位置に設けられた支持部材をさらに有することを特徴としている。
第1の光源部及び第2の光源部を支持部材を介して、可動リフクレタの凹面鏡の内側であり、かつ回転軸上に配置する場合、当然支持部材が光路上に配置されることになる。このとき、光はほとんど拡散光であるので、光束の全てが遮られることはない。仮に、集光光であった場合、その焦点位置を回避して支持部材を配置すれば、光束の全てが遮られることはない。これにより、演出提供先には、支持部材の存在をわかりずらくすることができる。
本発明の電飾装置を搭載した遊技機を特徴とする。
本発明の電飾装置を遊技機に搭載することで、例えば、遊技仕様に基づく抽選の結果を報知するための主たる手段として表示装置があり、当該表示装置で前記抽選の結果を報知するとき、必要に応じて、電飾装置による光の演出、或いは動作演出を併用することで、遊技者への抽選の結果の報知結果への期待感(例えば、当/落抽選であれば、電飾装置の光具合で当選の可能性が高くなるといった期待感)を持たせることができる。
一例として、表示装置の前面に出没可能に本発明の電飾装置を配置し、通常は表示装置と重ならない待避位置に位置決めされ、何らかの特別の報知(予告報知等)が必要なときに待避位置から表示装置の前面位置まで配置させる。電飾装置自体が装飾部材としての役目を持っているため、これだけでも演出となるが、さらに、表示装置の前で光による演出を実行することで、遊技者は大いに期待感をもって抽選結果を待つことになる。
以上説明した如く本発明では、多様性のある光の演出のため、複数光源、複数リフレクタの構造とし、かつ奥行き方向の寸法増大を軽減することができ、制限のある領域へ周辺部材と干渉することなく、容易に取り付けることができるという優れた効果を有する。
本実施の形態に係るパチンコ機の正面図である。 本実施の形態に係る遊技盤の正面図(演出電飾部の可動リフレクタ遮蔽位置)である。 本実施の形態に係る制御系のハード構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係る主電飾装置であり、(A)はその正面図、(B)は図4(A)のIVB−IVB線断面図である。 本実施の形態に係る電飾演出部の特徴部分を強調した側面断面図であり、(A)は可動リフレクタ遮蔽位置状態、(B)は可動リフレクタ背面位置状態を示す。 第1の光源部及び第2の光源部を支持する支持部材による光路の影響度合いを示す概略図であり、(A)が適正な配置状態、(B)は不適正な配置状態を示す。 本実施の形態に係る電飾演出部の正面図であり、(A)は可動リフレクタ遮蔽位置状態、(B)は可動リフレクタ背面位置状態を示す。 本実施の形態に係る遊技盤の正面図(演出電飾部の可動リフレクタ背面位置)である。
(パチンコ機の構成)
図1に示されるように、パチンコ機10の前面下部には、化粧パネルとなる下飾り12が取り付けられている。
また、パチンコ機10の下飾り12の上部には、互いに平行、かつ奥行き方向に所定の間隔をおいて配置された一対のガラス板14を装着したガラス枠16が配置されており、ガラス枠16は左側端部が軸支されて開閉可能に取り付けられている。このガラス枠16の奥側には、着脱交換可能な遊技盤18がセットされており、遊技盤18は、ガラス枠16で閉塞された状態でガラス板14に対向するようになっている。
ガラス枠16の下部には、一体皿24が配置されている。一体皿24の図1の右端部には、鍵穴27が設けられ、この鍵穴27にキーを差し込み、左右の内、一方に回すとガラス枠16が開放し、他方に回すと一体皿24が開放する。
一体皿24には、上皿部28と、下皿部30とが設けられている。上皿部28を形成する周縁壁部32には、上皿球抜きレバー34が設けられ、この上皿球抜きレバー34を操作することで、上皿部28に貯留された遊技球を下皿部30へ送り出すことができるようになっている。また、下皿部30には、下皿球抜きボタン36が設けられ、この下皿球抜きボタン36を操作することで、下皿部30に貯留された遊技球PBを外部(例えば、所謂「ドル箱」)へ排出することができるようになっている。
上皿部28の周縁壁32における図1の右端部には、球貸ボタン42と、返却ボタン44が設けられている。
また、一体皿24の右側下部には打球の発射力(飛距離)を調整するためのグリップユニット(発射ハンドル)26が取り付けられ、左側下部には、灰皿46が取り付けられている。
一体皿24における下皿部30の図1の右側には受け皿スピーカ60Uが配置されている。
ここで、一体皿24における上皿部28の周縁壁32には、遊技者が操作可能な操作ボタン50が設けられている。この操作ボタン50は、遊技中において、操作有効期間中に操作することで、演出画像に対して介入することができるようになっており、それぞれの遊技仕様によって設定される。
ガラス枠16におけるガラス板14の周囲には、アーチ状に遊技の進行に応じて点灯、消灯、及び点滅し照明による視覚的効果や、音声等による聴覚的効果等の演出効果を生み出す上部演出部52が配置されている。この上部演出部52の下端部は、一体皿24の周囲に略U字型に配置された下部演出部54の上端部と連結されている。
この結果、上演出部52と下演出部54とで、遊技盤18の周囲を取り囲むように、演出部56が形成されている。
この演出部56は、上演出部52及び下演出部54共に、照明部材(LED等)が取り付けられた基板(図示省略)と、この基板を覆うように、所定の意匠で形成されたレンズカバー58が取り付けられている。
レンズカバー58は、前記照明部材が点灯する領域を区画するよう凹凸状にカットされており、区画された領域(以下、必要に応じて「レンズ部58」という)毎に照明部材の点灯制御がなされる。なお、照明部材は基本的にR(赤色)、G(緑色)、B(青色)の3色に点灯するLEDが1組となっており、それぞれの点灯時の光量比により、様々な配色の点灯が可能となっている。また、ガラス枠の上部角部には、それぞれ三連表示62が設けられ、遊技状態の報知(エラー報知等を含む)に適用される。
また、前記上演出部52における、ガラス枠16の上部円弧の約1/3に相当する領域の中央及び両端には、ガラス枠スピーカ60C、60L、60Rが内蔵され、照明と同時に、音声を出力する。
なお、以下では、前述した受け皿スピーカ60Uと、このガラス枠スピーカ60C、60L、60Rを総称して、「スピーカ60」という。
(遊技盤の構成)
図2に示される遊技盤18は、基板となるベニヤ板に樹脂製シート状のセルが貼着されてそのセルの表面が盤面となっており、盤面の外周端部付近に、円弧状の外レール102及び内レール104が取り付けられている。
前記外レール102及び内レール104との間は、一定の間隔を持って球案内流路197が形成されている。球案内流路197は、発射装置165(図3参照)から発射された遊技球PBを遊技盤18の円形状の領域(遊技領域)へ案内する役目を有している。なお、この球案内流路197の終端には、球逆流防止弁199が取り付けられている。球逆流防止弁199は、その基部が内レール104の先端部に取り付けられ、外レール102方向に延長されている。
前記遊技盤18における、外レール102(並びに一部が内レール104)によって囲まれた円形状の領域は、発射装置165(図3参照)から発射されて、前記球案内流路200を介して打ち込まれた遊技球PBが自重落下により移動可能とされ、この領域が遊技を行う遊技領域とされている。
遊技盤18の遊技領域には、遊技釘19が点在して打ち込まれている。また、遊技領域におけるほぼ中央には、センター役物105が配置されている。センター役物105は、各種演出等の映像を表示する液晶表示部(LCD表示部)106を備えている。
なお、図2において、LCD表示部106の画像表示面に重なるように、本実施の形態に係る主電飾装置200と、副電飾装置202L、202Rが配置されている。この主電飾装置200及び副電飾装置202L、202Rは、常時、この位置にあるのではなく、通常状態では、主電飾装置200がLCD表示部106の上部、副電飾装置202L、202RがLCD表示部106の左右(それぞれセンター役物105の内側)に退避され、特別の演出が指示されたときに、当該図2の位置に配置される(演出位置)されるようになっている。
LCD表示部106では、例えば、3列の図柄列が独立して変動し、最終的に3列の図柄列が同一図柄で停止した場合に特別図柄抽選の当選を報知するといった、図柄変動パターン演出が実行される。なお、3列の内、先に2列が同一図柄で停止(仮停止)して、残りの1列が変動中の場合を、「リーチ」という。
センター役物105の下辺部は、ステージ105Sが形成されている。ステージ105Sには、釘等で跳ね返えることで受け入れた遊技球PB、或いは図示しないワープ路に案内されて受け入れた遊技球PBが送り込まれるようになっている。
ステージ105Sは、傾斜面や突起部等が形成され、前記遊技球PBの移動が当該傾斜面や突起部等により不規則に変化し、最終的に下辺手前から遊技盤18へ戻されるようになっている。
図2に示される如く、センター役物105の図2に向かって左側には、普通図柄抽選の始動機能を持つ通過ゲート118が配置されている。
また、センター役物105の下部には、特別図柄始動入賞口(A)130と特別図柄始動入賞口(B)134とが縦列に配置されている。
特別図柄始動入賞口(A)130が常時入賞可能に上部が開口しており、一方、特別図柄始動入賞口(B)134の上部開口は、特別図柄始動入賞口(A)130が閉塞している。
この特別図柄始動入賞口(B)134には、電動チューリップ136が取り付けられている。電動チューリップ136は、遊技盤18の裏面側に配設された電チューソレノイド138(図3参照)の通電・非通電によって開閉する構成となっている。
ここで、電動チューリップ136が開放状態になると、特別図柄始動入賞口(B)の入賞開口部へのパチンコ球PBの受け入れが可能となり、パチンコ球PBの入賞が可能となる。
さらに、図2に示される如く、前記特別図柄始動入賞口(B)134のさらに下部には、遊技領域の下端部付近に位置してアタッカー112が配置されている。
アタッカー112には、開閉扉116が設けられている。この開閉扉116が、アタッカーソレノイド148(図3参照)の通電・非通電によって開放又は閉塞する。すなわち、開閉扉116の開放時には、開閉扉116上に落下した遊技球PBが開閉扉116に案内されてアタッカー112へ入賞する。
また、遊技領域の最下位置には、外れ球を遊技盤18の裏側へ排出するアウト口124が設けられている。
さらに、センター役物105よりも下、かつ特別図柄始動入賞口(A)130と特別図柄始動入賞口(B)134の左右には、複数の一般入賞口120(本実施の形態では、図2に向かって左側に2個の一般入賞口120A、120C、右側に1個の一般入賞口120Cとする。)が設けられている。なお、一般入賞口120は、3個に限られるものではなく、例えば、入賞率等の設計上の演算によってその数を決めればよい。
また、この遊技領域に設けられたセンター役物105や盤面周縁には、遊技の進行に応じて点灯、消灯、及び点滅し照明による演出効果を生み出す照明演出用の発光素子137(図3参照)が多数設けられている。
ここで、特別図柄始動入賞口(A)130又は特別図柄始動入賞口(B)134に遊技球PBが入賞すると、特別図柄抽選が実行され、この特別図柄抽選に当選すると、前記アタッカー112の開閉扉116が所定のパターンで開閉動作し、これを所定回数(所定ラウンド)繰り返すようになっている(「特別遊技状態」又は「大役処理」等と言う場合がある)。
なお、前記特別図柄抽選の当選/落選は、主としてLCD表示部106の図柄変動表示演出において報知され、この図柄変動パターン演出中、或いは、前記大役処理中の場合は、抽選結果を保留し、順次報知していくようになっている。また、図柄変動表示演出と共に、動物などが擬人化されたキャラクタが表示され、抽選で当選した旨を暗示させることにより、遊技者に期待感を持たせるといった、視覚的な演出をすることがあり、その場合は効果音によって聴覚からも遊技者の興趣を増大させる。
なお、本実施の形態では、1個の特別図柄始動入賞口に対して最大4個(本実施の形態では、特別図柄始動入賞口(A)130及び特別図柄始動入賞口(B)134の2個の特別図柄始動入賞口なので、8個となる。)の保留が可能となっている。なお、この保留球数に限定されるものではない。
保留球数は、センター役物105における、図2に向かって右下に配置され、主として特図表示部を備えた遊技進行ガイドランプユニット109の一部である保留ランプによって報知される他、LCD表示部106の一部を用いて、遊技者に見易く表示するようになっている。
(制御系の構成)
次に、図3を用いてパチンコ機10の制御系について説明する。
図3に示されるように、本実施形態に係るパチンコ機10の制御系は、主制御部150を中心として構成されており、この主制御部150には、演出制御部152と払出制御部154とが接続されている。主制御部150には、遊技に関する基本的なプログラムが記憶されており、この主制御部150からの命令信号に基づいて、各部の動作が制御されるようになっている。
主制御部150からは盤用外部端子190を介してホールコンピュータ(図示省略)へ遊技の進行状態を示す情報(始動入賞信号や大当たり信号、図柄確定回数信号)が送信される。
主制御部150には、入力系として、通過ゲート118を通過する遊技球PBを検出する通過ゲートセンサ118S、特別図柄始動入賞口(A)130への入賞球を検出する特図A始動口センサ130S、特別図柄始動入賞口(B)134への入賞球を検出する特図B始動口センサ134S、特別遊技状態の際に開放するアタッカー112への入賞球を検出するアタッカーセンサ112S、一般入賞口120A、120B、120Cへの入賞球を検出する一般入賞センサ120AS、120BS、120CSが接続されている。
また、主制御部150には、出力系として、遊技情報をランプの点灯状態で報知するガイドランプユニット109、電動チューリップ136を開閉する電チューソレノイド138、アタッカー112の開閉扉116を開閉するためのアタッカーソレノイド148が接続されている。
演出制御部152には、入力系として、操作ボタン50が接続されている。また、演出制御部152には、出力系として、パチンコ機10の各種遊技部品に設けられた照明演出用の発光素子137、スピーカ60が接続されている。
さらに、演出制御部152には、図柄制御部156を介してLCD表示部106が接続されている。
払出制御部154には、払出装置160及び発射制御部164が接続され、発射制御部164には発射装置165が接続されている。この払出制御部154は、パチンコ機10内に設けられた払出装置160を作動させて、賞球又は貸し球の払い出し及び停止動作と払出数を制御する。また、発射制御部164は、遊技者によるグリップユニット26(図1参照)の操作により発射装置165を作動させて、遊技球PBの発射開始、及び、グリップユニット26の操作量に応じた発射力を制御する。
さらに、払出制御部154では、枠用外部端子191を介して払出情報をホールに設置されたホールコンピュータ(図示省略)へ送信するようになっている。
ここで、本実施の形態における演出制御部152には、出力系として、図柄制御部156を介して電飾制御部193が設けられている。この電飾制御部193では、後述する主電飾装置200に設けられた光源部(図5に示す第1の光源部222、第2の光源部224)の発光制御、並びに可動リフレクタ218を回転駆動するための駆動部(図5に示すモータ212)を制御する役目を有する。なお、光源部の発光や駆動部による駆動のタイミングは、それぞれの遊技機10の遊技仕様に基づいて設定されるものである。当該設定には従来には達成し得なかった特有の効果を奏する場合もある。
(主電飾装置)
図4は、前記LCD表示部106の画像表示面の中央にせり出して演出を実行する主電飾装置200が示されている。この主電飾装置200は所謂「パトランプ(登録商標)」と称される回転灯で、光源を中心として凹面鏡が周回することにより光を拡散させる機能を持っている。
図4に示される如く、主電飾装置200は、駆動機構部が内蔵された筐体206と、この筐体206から突出する電飾演出部208と、を備えている。
なお、図5は、図4に示す電飾演出部208を簡略化、かつ本発明の特徴部分を強調するために機能を重視した側面断面図であり、形状は実際のものとは異なる場合がある。
図4に示される如く、筐体206は、横長の矩形状であり、前記センター役物105の上部に常時固定されている。この筐体206内には、電飾演出部208を上下動させるための駆動源(図示省略)が搭載され、筐体206の前面から、この駆動源によるアクチュエータ210(図4(B)参照)が突出され、前記電飾演出部208を支持している。
このため、アクチュエータ210が上下動作することで、電飾演出部208は、演出位置(図2参照、LCD表示部106の画像表示面)と退避位置(センター役物105に隠れた位置)とを移動されるようになっている。
主電飾装置200における電飾演出部208は、前述したように所謂「パトランプ」機能を有している。
図4及び図5に示される如く、電飾演出部208の上部には、モータ212が取り付けられている。モータ212の回転軸は、図4の下方に突出されている。
このモータ212の回転軸突出方向には、電飾演出部208の基盤となる支持体214が配設されており、当該支持体214には、前記モータ212の回転軸との干渉を回避するための加工が施されている。
支持体214からは、固定リフレクタ216として機能する背面部材が延長されている。固定リフレクタ216は、お椀上に窪んだ構造となっており、最深部は前記主電飾装置200の筐体206と干渉しないように平面部216Aとなるように加工されており、筐体206と固定リフレクタ216との間の隙間はほとんどない状態とされ、主電飾装置200全体として奥行き方向の寸法を小さくする工夫がなされている。
この固定リフレクタ216は、内側面が鏡面仕上げされ、凹面鏡216M(図5の鎖線参照)が形成されている。
この固定リフレクタ216の凹面鏡216Mの前面(演出提供先方向)には、可動リフレクタ218が配設されている。可動リフレクタ218は、お椀形状であり、その内側面は鏡面仕上げされ、凹面鏡218M(図5の鎖線参照)が形成されている。また、可動リフレクタ218の外形は、前記固定リフレクタ216の外形よりも小さく、これらの周縁間には、図5において図示を省略した所定の隙間A(図4(B)参照)が設けられ、例えば、固定リフレクタ216の凹面鏡216Mで反射された光の一部が、この隙間から漏れ光となって演出提供先(すなわち遊技者)へ案内される場合がある。
可動リフレクタ218は、前記支持体214に回転可能に支持され、かつ、前記モータ212の回転軸と変速部材(歯車等)を介して連結されている。このため、可動リフレクタ218は、モータ212の駆動力で、少なくとも180°回転され、に吊り下げ支持されている。
可動リフレクタ218の内側、かつ当該可動リフレクタ218の回転軸L(図5参照)線上の近傍には、支持部材220に支持された第1の光源部222と第2の光源部224とが配設されている。
支持部材220は、配線パターンが設けられた配線基板を兼用しており、前記第1の光源部222及び第2光源部224に電力を供給する。第1の光源部222は、支持部材220における正面側(演出提供先と対面する側)に取り付けられ、一方、第2の光源部224は、支持部材220における裏面側(演出提供先と相反する側)に取り付けられている。なお、支持部材220は、図6に示される如く、棒状であることが好ましい。
また、行き交う光の中で集光光が存在する場合、その光の焦点位置に支持部材220を配置することを避けて配置されている。すなわち、集光光の何れかの光路の焦点位置に支持部材があると(図6(B)の状態)、その光の前途が全て遮蔽されることになる(好ましくない構造)。一方、焦点位置からはずれた位置にあれば(図6(A)の状態)、当該光の一部が遮蔽されるが、他部の光の前途は有効、すなわち遮蔽されないので、演出提供先から見れば、支持部材220の存在が認識されることがない(好ましい構造)。
可動リフクレタ218は、前記モータ212の駆動力で、第1の光源部220と対面する位置(図5(A)に示す遮蔽位置)と、第2の光源部224と対面する位置(図5(B)に示す背面位置)との間を回転移動するようになっている。なお、詳細な外観としては、遮蔽位置が図7(A)、背面位置が図7(B)となる。なお、図8は、図2が遮蔽位置であるのに対して、可動リフレクタ218が背面位置にあるときを示している。
可動リフレクタ218には、筋状のスリット孔218Aが設けられており、前記遮蔽位置に位置決めされているときでも、意図的にこのスリット孔218Aから光を漏らす構造となっている。なお、このスリット孔218Aからの光の透過率は100%に限らず、0%<透過率≦100%であればよく、また、特定の色のみを透過するようにしてもよい。さらには、スリット孔に、メカ式シャッター或いは電子シャッターを取り付けてもよい。
また、可動リフレクタ218の回転軌跡の内側の領域、かつ前記支持部材220よりも前面(演出提供先側)には、レンズユニット226が配設されている。レンズユニット226は、大きく分類してスポットライトレンズ部226Aと、拡散レンズ部226Bとが設けられている。スポットライトレンズ部226Aには、前記第1の光源部222からの光が入力され、演出提供先に向けて集光光が出力され、拡散レンズ部226Bには、第1の光源部222及び第2の光源部224からの光(可動リフレクタ218の凹面鏡218M及び固定リフレクタ216の凹面鏡216Mからの反射光を含む)が拡散されて出力されるようになっている。
すなわち、本実施の形態における主電飾装置200では、演出制御部152からの指令により、センター役物105の陰に隠れていた電飾演出部208が下降して、LCD表示部106の画像表示面に配置されると共に、第1の光源部222及び第2の光源部224の独立した発光制御、並びに、可動リフレクタ208の回転動作(背面位置、遮蔽位置)制御により、多様性に富んだ光の演出を実現している。
以下に本実施の形態の作用を説明する。
パチンコ機10による遊技では、遊技者がグリップユニット26を操作すると、一球ずつ発射装置165によって上方へ発射される。発射された遊技球PBは、外レール102に沿って遊技盤18の遊技領域19に打ち込まれ、遊技釘や風車に当たり方向を変えながら遊技領域19内を落下する。そして、入賞せずに遊技領域19の下端部に至った遊技球PBはアウト口40からパチンコ機10内に回収される。
また、遊技球PBが遊技領域19内に設けた始動入賞口20に入賞したり、通過ゲート22を通過すると、それぞれの遊技仕様に基づく処理(例えば、抽選等)が実行されると共に、LCD表示部106への画像表示演出、スピーカ60を用いた音演出等が実行される。また、図示は省略したが、普通入賞口に入賞すると、予め定めた賞球(払い出し)が実行される。
(遊技仕様の概要)
まず、主制御部150における抽選処理を中心とした遊技制御について説明する。
特別図柄始動入賞口(A)130又は特別図柄始動入賞口(B)134に、遊技球PBが入賞すると、有効始動入賞か否かが判断される。この有効始動入賞とは、保留球が満杯(例えば、1個の始動口に対して4個)ではなく、かつ特別図柄始動入賞口(A)130又は特別図柄始動入賞口(A)134へ遊技球PBが入賞したことを言い、これによって抽選権利を得ることになる。なお、無効始動入賞時は、抽選の権利は与えられないが、所定数(3〜5個程度)の賞球払出しがなされる場合もある。
上記始動入賞が有効始動入賞であった場合には、乱数を取得し、予め記憶されている当り値を読み出し、双方を比較して、抽選が当りか外れかを判定する。
なお、現在の遊技状態が大当たり処理中、或いは図柄変動パターン演出中の場合は、抽選の権利を保留にするべく、保留数を1つ加算(+1)し、現在の遊技状態が大当たり処理中ではなく、或いは図柄変動パターン演出中でもなくなったときに、保留数を1つ減算して抽選処理が実行される。
この抽選の当り/外れに基づいて、図柄変動パターン演出時間を設定し、抽選結果、図柄変動パターン時間を含むコマンドを副制御部152へ送出する。
演出制御部152では、抽選の結果を、設定された演出時間を使って報知する。
この報知後、抽選の結果が当たりの場合には、特別遊技状態(大当たり処理)が実行される。通常遊技状態では常に閉止状態のアタッカー112を所定のラウンド数(5R,10R,15R)だけ開閉する。なお、アタッカー112の開放時間は最大30秒であり、アタッカー112が開放中に所定数(例えば、8〜10個)の遊技球の入賞があった時点で閉止し、所定の閉止時間をおいて、次のラウンド(開放)に移行する。これにより、遊技者は短時間で多くの遊技球の賞球を受けることができる。
(主電飾装置200による演出)
上記遊技仕様に基づく遊技の進行において、特に、抽選の結果を報知する図柄変動パターン演出の際、LCD表示部106での演出に加え、機械的な動作を伴う、主電飾装置200による演出をする場合がある。この主電飾装置200による演出は、例えば、抽選結果に基づいて、副制御部152で別途抽選を行ない、LCD表示部106による演出中の所定のタイミングで実行される。
すなわち、LCD表示部106の画像表示面の前面に何も存在しない状態から、図2に示される如く、LCD表示部106の画像表示面に重なるように、主電飾装置200と、副電飾装置202L、202Rがせり出てくる。
すなわち、主電飾装置200はLCD表示部106の上部、副電飾装置202L、202RはLCD表示部106の左右(それぞれセンター役物105の内側)に退避されており、特別の演出が指示されたときに、当該図2の位置に配置される(演出位置)。
以下、主電飾装置200の光による演出について説明する。
図2に示す主電飾装置200は、モータ212の駆動力で可動リフレクタ218が回転し、遮蔽位置に位置決めされている状態である。このとき、レンズユニット226は露出されていない(演出提供先からはほとんど見えない)。
一方、可動リフレクタ218が、この遮蔽位置からモータ212の駆動力で回転すると、図5(B)及び図7(B)に示される如く、背面位置に位置決めされる。このとき、レンズユニット226は露出される(演出提供先から全て見える)。
主電飾装置200の動作は、上記の可動リフレクタ218の遮蔽位置(図2参照)並びに背面位置(図8参照)の移動であり、これに、第1の光源部222と第2の光源部224からの光の演出が加味される。
(遮蔽位置での光演出)
図5(A)に示される如く、可動リフレクタ218が遮蔽位置に位置決めされると、レンズユニット226のほとんどが演出提供先からは見えない状態である。
この状態は、実際の外観としては、図7(A)に相当する配置構成であり、第1の光源部222から出力された光は、レンズユニット226のスポットライトレンズ部226A、拡散レンズ部226Bを通過して、可動リフレクタ218の凹面鏡218Mによって反射し、その後は乱反射して収束する。乱反射の度合いは、装飾部材のクロムメッキ等の領域によって様々であり、一部は演出提供先に漏れ光として案内される場合がある。
また、レンズユニット226のスポットライトレンズ部226A、拡散レンズ部226Bを通過した第1の光源部222からの光の一部は、可動リフレクタ218のスリット孔218Aを通過し、演出提供先へ到達する。
一方、第2の光源部224から出力された光は、固定リフレクタ216の凹面鏡216Aによって反射され、例えば、可動リフレクタ218の外周よりも外側から漏れ光となって、演出提供先へ案内される。このとき、支持部材220の配置位置がこの反射光の焦点位置には存在しない構成としたので、支持部材によって完全に遮られる光はない(図6(A)参照)。
(背面位置での光演出)
図5(B)に示される如く、可動リフレクタ218が背面位置に位置決めされると、レンズユニット226のほとんどが演出提供先からは見える状態である。
この状態は、実際の外観としては、図7(B)に相当する配置構成であり、第1の光源部222から出力された光は、レンズユニット226のスポットライトレンズ部226A、拡散レンズ部226Bを通過して、直接演出提供先へ到達する。なお、一部の光は、乱反射して、例えば、スポットライトレンズ部226Aから出力される光の背景光となる場合もある。乱反射の度合いは、装飾部材のクロムメッキ等の領域によって様々である。
一方、第2の光源部224から出力された光は、可動リフレクタ218の凹面鏡218Mによって反射されると共に、前記可動リフレクタ218のスリット孔218Aを通過して固定リフレクタ216の凹面鏡216Mによって反射される。例えば、可動リフレクタ218の凹面鏡218Mで反射された光は、前記第1の光源部222からの光よりも弱い(光量に小さい)光となって、レンズユニット226のスポットライトレンズ部226A及び拡散レンズ部226Bから出力され、演出提供先へ案内される。また、固定リフレクタ216の凹面鏡216Mで反射された光は、可動リフレクタ218の外周よりも外側(図4(B)に示す隙間A)から漏れ光となって、演出提供先へ案内される。
また、このとき、支持部材220の配置位置がこの反射光の焦点位置には存在しない構成としたので、支持部材によって完全に遮られる光はない(図6(B)参照)。
以上説明したように、本実施の形態では、2個の光源部(第1の光源部222及び第2の光源部224)と、2個のリフレクタ(可動リフレクタ218及び固定リフレクタ216)を設けた主電飾装置200により、多様性のある光の演出を実現することができる。
従来、このような二重構造のリフレクタの場合、最外周のリフレクタのさらに外側に光源を設け、この最外周のリフレクタに当該光源からの光を内側へ案内するためのの貫通孔を設けると共に、内側のリフレクタの凸面側(重なったときに外側のリフクレタの凹面鏡と対面する面)を鏡面仕上げしなければならなかった。
しかし、本実施の形態では、可動リフレクタ218の内側(凹面鏡218Mの前面)に支持部材220を配置し、その表裏面に第1の光源部222及び第2の光源部224を設けるようにしたので、固定リフレクタ216よりも外側に光源を設ける必要がなくなり、主電飾装置200の奥行き方向の寸法を小さくすることができる。
なお、本実施の形態では、主電飾装置200を例に挙げたが、光源と二重構造の回転灯を備えた、所謂パトライト構造の電飾装置において多様な光演出を行う場合の機能として、図5に示すように、内側のリフレクタ(可動リフレクタ218)のさらに内側の回転軸線上に発光方向が相反する2種の光源を配置する基本構成が成立していれば、本発明の効果を奏することができる。従って、主電飾装置200自体は、遊技盤18の何れかの位置に固定配置されたものであってもよい。
PB 遊技球
10 パチンコ機
18 遊技盤
19 遊技釘
28 上皿部
60(60L、60C、60R、60U) スピーカ
105 センター役物
106 液晶表示部(LCD表示部)
130 特別図柄始動入賞口(A)
130S 特図A始動口センサ
134 特別図柄始動入賞口(B)
134S 特図B始動口センサ
136 電動チューリップ
112 アタッカー
112S アタッカーセンサ
138 電チューソレノイド
148 アタッカーソレノイド
150 主制御部
152 演出制御部
154 払出制御部
200 主電飾装置(電飾装置)
202L、R 副電飾装置
206 筐体
208 電飾演出部(制御手段)
210 アクチュエータ
212 モータ(駆動手段)
214 支持体
216 固定リフレクタ
216A 平面部
216M 凹面鏡
218 可動リフレクタ
218A スリット孔
218M 凹面鏡
220 支持部材
222 第1の光源部
224 第2の光源部
226 レンズユニット
226A スポットライントレンズ部
226B 拡散レンズ部
A 所定の隙間

Claims (5)

  1. 意匠に基づく装飾効果に加えて、光を用いた演出を行う電飾装置であって、
    予め定めた回転軸を中心に回転可能に保持され、少なくとも凹面側が鏡面に仕上げられ凹面鏡とされた部分球形状の可動リフレクタと、
    前記可動リフレクタの凹面鏡に対向する側、かつ回転軸近傍に設けられ、直接及び前記可動リフレクタの凹面鏡からの反射によって演出提供先へ案内される光を出力する第1の光源部と、
    前記可動リフレクタを、前記第1の光源部から出力される光のほぼ全部を前記演出提供先に直接届かせる背面位置、前記第1の光源部から出力される少なくとも光の一部を前記演出提供先に直接届かせないように遮る遮蔽位置の間で回転させる駆動手段と、
    前記可動リフレクタが前記背面位置に位置決めされた状態で、当該可動リフレクタの凸面側に対向して配置され、当該凸面側と対面する面が鏡面に仕上げられた凹面鏡とされた固定リフレクタと、
    前記背面位置の可動リフレクタの凹面鏡、或いは、前記可動リフレクタが遮蔽位置のときに前記固定リフレクタの凹面鏡に対して光を出力させる第2の光源部と、
    前記第1の光源部、前記第2の光源部、前記駆動手段のそれぞれを制御して、前記演出提供先への光の演出を制御する制御手段とを有し、
    前記可動リフレクタには、前記遮蔽位置に位置決めされたとき、前記第1の光源部からの光の一部を貫通させて演出提供先へ案内すると共に、前記背面位置に位置決めされたとき、前記第2の光源部からの光の一部を貫通させて固定リフレクタへ案内する貫通孔が設けられていることを特徴とする電飾装置。
  2. 前記貫通孔には、シャッターが設けられていることを特徴とする請求項1記載の電飾装置。
  3. 前記可動リフレクタの周縁よりも外側から、前記第2の光源部から出力され、前記固定リフレクタの凹面鏡によって反射された光が出力される隙間が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電飾装置。
  4. 前記第1の光源部及び前記第2の光源部をそれぞれ表裏面に支持すると共に、
    前記可動リフレクタ及び前記固定リフレクタからの反射光に少なくとも焦点位置を回避する位置であり、かつ、当該反射光の前途を遮る割合が抑制された位置に設けられた支持部材をさらに有することを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項記載の電飾装置。
  5. 前記請求項1〜請求項4の何れか1項記載の電飾装置を備えた遊技機。
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