JP5690155B2 - 電飾装置、遊技機 - Google Patents

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本発明は、装飾品の一部として本体に取り付けられ、意匠に基づく装飾効果に加えて、光を用いた演出を行う電飾装置、及び電飾装置を備えた遊技機に関するものである。
遊技機に取り付けられ、主として装飾品は、管理上、歩留まり上の観点から部品の簡素化、共通化を図る傾向にある。装飾品の一つである電飾装置においても同様である。なお、電飾装置は、演出の一部として用いる場合ある。
ここで、電飾装置において演出を実行する場合、部品の種類が限られていると、発光態様に変化をもたらすのに制限が生じ、例えば、点灯、点滅、変色が主体となり、電飾装置の一部を強調するといった濃度、輝度、色彩調整が困難となっている。
このため、特許文献1では、発光体に対面するレンズ機能を持つ導光部との間隙を変更することで、当該導光部に入射する光の量と、周囲に拡散する光の量とのバランスを調整し、導光部の出射面を光が集中して強調し、それ以外は、拡散した光で照射するといった構造が提案されている。
特許文献1の構造の詳細は、発光表示壁には、背面に乱反射部が凹凸状に形成され、各発光体を区画するための補強リブ、発光表示壁から各発光体に向かって突出する導光部が一体に形成されている。これにより発光体から乱反射部に照射される光が拡散され、発光表示壁の表面で拡散光が視覚演出されるようになっている。
導光部は、先端が発光体とに間隔a、bを異ならせて配置されており、導光部の先端部位から発する光量等、発光表示態様に変化をもたらせる。
特許第4015386号公報
しかしながら、特許文献1の構造では、肉厚方向の寸法が前記導光部の長さ寸法に依存するため、厚さ方向の設計仕様に制限が生じる。
また、導光部と光源との間隙は固定的であるため、導光部の出射面の光量を増減する、或いは、拡散する光を増減するといった演出はできず、結果として、電飾装置としての光量調整等に制限があるという問題が生じている。
本発明は上記事実を考慮し、筐体の肉厚等を含む設計の自由度を向上し、かつ、光を強調するべき領域、並びに背景として光を拡散するべき領域をそれぞれ独立して制御することができる電飾装置及び遊技機を得ることが目的である。
本発明は、意匠に基づく装飾効果に加えて、光を用いた演出を行う電飾装置であって、前記意匠に基づく形状に生成されたベース板、発光点の光軸が前記ベース板から離れる方向とされた第1の光源部、発光点の光軸が前記ベース板に沿う方向とされた第2の光源部を備え、前記ベース板に少なくとも第1の光源部と第2の光源部を別個に給電する複数系統の配線パターンが施された配線基板と、前記ベース板上に、前記第1の光源部及び第2の光源部の取付位置を回避するように層状かつ緊密に重ねられ、厚さ方向に相当する側端面が前記第2の光源部の発光点と対向され、当該対向する側端面から前記第2の光源部からの光が入射されると共に、当該入射された光を前記ベース板から離れる方向へ乱反射させる第1の加工が施された薄板状の第1のレンズ板と、前記第1のレンズ板に層状かつ緊密に重ねられ、周縁に、前記第1の光源部からの光が入射されると共に、当該入射された光を前記ベース板に沿う方向に屈曲させる屈折機能を持つ導光部が形成され、この導光部によって屈曲された光を前記ベース板から離れる方向へ乱反射させる第2の加工が施された薄板状の第2のレンズ板と、を有している。
また、本発明は、意匠に基づく装飾効果に加えて、光を用いた演出を行う電飾装置であって、前記意匠に基づく形状に生成されたベース板、発光点の光軸が前記ベース板から離れる方向とされた第1の光源部、発光点の光軸が前記ベース板に沿う方向とされた第2の光源部を備え、前記ベース板に少なくとも第1の光源部と第2の光源部を別個に給電する複数系統の配線パターンが施された配線基板と、前記ベース板上に、前記第1の光源部及び第2の光源部の取付位置を回避するように層状に重ねられ、厚さ方向に相当する側端面が前記第2の光源部の発光点と対向され、当該対向する側端面から前記第2の光源部からの光が入射されると共に、当該入射された光を前記ベース板から離れる方向へ乱反射させる第1の加工が施された薄板状の第1のレンズ板と、前記第1のレンズ板に層状に重ねられ、周縁に、前記第1の光源部からの光が入射されると共に、当該入射された光を前記ベース板に沿う方向に屈曲させる屈折機能を持つ導光部が形成され、この導光部によって屈曲された光を前記ベース板から離れる方向へ乱反射させる第2の加工が施された薄板状の第2のレンズ板と有し、前記導光部が、前記第1の光源部の発光点との対向面が凹陥される共に、その底部が、それぞれ同芯円上に設けられた球面状底部と輪状底部とで形成されており、前記第1の光源部から入射する光を導光部全体に拡散すると共に、前記第1の光源部の発光点との非対向面が前記拡散した光を導光部内で前記第2のレンズ板に対して相対的に近い側と遠い側とで屈折率が異なるように区分され、それぞれの区分領域が前記第2のレンズ板の全域にほぼ均等に行き渡るように屈折させるための加工がされていることを特徴としている。
本発明によれば、第1のレンズ板と第2のレンズ板を、ベース板上に重ねることができ、かつそれぞれに対して、別系統の給電が可能な第2の光源部及び第1の光源部からの光を案内することができるので、薄肉構造の電飾装置を実現することができる。
本発明において、前記第1のレンズ板に施される乱反射させる第1の加工が、入射(以下において、「入力」という場合があるが同義である。」された光が当該第1のレンズ板の全域にほぼ均等に行き渡るように形成された凹凸部であり、この第1のレンズ板と前記第2のレンズ板との間には、乱反射した光をさらに拡散するための拡散シートが介在されていることを特徴としている。
凹凸部によって第1のレンズ板の全域にほぼ均等に光が行き渡り、かつ拡散シートによってさらに拡散するため、側端面から入射される光を、第1のレンズ板の全面で発光しているかのように装飾することができる。
本発明において、前記凹凸部のピッチ寸法が、前記第2の光源部から遠ざかるにつれて徐々に密になっていることを特徴としている。
凹凸部のピッチ寸法が、第2の光源部から遠ざかるにつれて徐々に密になっているので、第2の光源部からの距離によって光量むらが発生することを軽減することができる。
本発明において、前記第2のレンズ板に施される乱反射させる第2の加工が、点在加工された切欠部であり、前記導光部によって屈折された光の内、当該切欠部に向けられた光が、前記ベース板から離れる方向に屈折させることを特徴としている。
切欠部を点在加工することで、この加工された部分からの光を強調することができる。
導光部によってベース板に対し、第1のレンズ板に影響を与えることなく、当該第1のレンズ板に重ねられた第2のレンズ板へ第1の光源部からの光を案内することができる。
本発明において、前記ベース板に設けられ、前記第1のレンズ板及び第2のレンズ板の何れにも干渉されず、発光点の光軸が前記ベース板から離れる方向とされた第3の光源部と、前記第3の光源部の光軸方向に配置され、第3の光源部からの発光光が入射され当該入射光を集光して出射するスポットライトレンズと、をさらに備えたことを特徴としている。
第1の光源部及び第2の光源部による所謂間接的な発光による電飾に加え、第3の光源部による直接的な発光による電飾を加えることで、両者の発光量差を強調することができ、電飾効果に相乗効果をもたらすことができる。
本発明において、重ねられた前記第1のレンズ板及び第2のレンズ板を露出する第1の窓部と、前記スポットライトレンズを露出する第2の窓部と、を備え、前記意匠の基準となる形状の飾りカバーをさらに有することを特徴としている。
飾りカバーにより、必要十分な領域を露出させることで、意匠による演出と相まって、電飾効果をさらに向上させることができる。
本発明の電飾装置を搭載した遊技機を特徴とする。
本発明の電飾装置を遊技機に搭載することで、例えば、遊技仕様に基づく抽選の結果を報知するための主たる手段として表示装置があり、当該表示装置で前記抽選の結果を報知するとき、必要に応じて、電飾装置による光の演出、或いは動作演出を併用することで、遊技者への抽選の結果の報知結果への期待感(例えば、当/落抽選であれば、電飾装置の光具合で当選の可能性が高くなるといった期待感)を持たせることができる。
一例として、表示装置の前面に出没可能に本発明の電飾装置を配置し、通常は表示装置と重ならない待避位置に位置決めされ、何らかの特別の報知(予告報知等)が必要なときに待避位置から表示装置の前面位置まで配置させる。電飾装置自体が装飾部材としての役目を持っているため、これだけでも演出となるが、さらに、表示装置の前で光による演出を実行することで、遊技者は大いに期待感をもって抽選結果を待つことになる。
以上説明した如く本発明では、筐体の肉厚等を含む設計の自由度を向上し、かつ、光を強調するべき領域、並びに背景として光を拡散するべき領域をそれぞれ独立して制御することができるという優れた効果を有する。
本実施の形態に係るパチンコ機の正面図である。 本実施の形態に係る遊技盤の正面図である。 本実施の形態に係る制御系のハード構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係る電飾装置の分解斜視図である。 本実施の形態に係る配線基板の正面図である。 (A)は本実施の形態に係る第1のレンズ板の正面図、(B)はVIB−VIB線断面図である。 (A)は本実施の形態に係る第2のレンズ板の正面図、(B)はVIIB−VIIB線断面図、(C)は図7(B)の導光部の拡大図である。 (A)は本実施の形態に係る第2のレンズ板の斜視図、(B)は導光部の拡大斜視図である。
(パチンコ機の構成)
図1に示されるように、パチンコ機10の前面下部には、化粧パネルとなる下飾り12が取り付けられている。
また、パチンコ機10の下飾り12の上部には、互いに平行、かつ奥行き方向に所定の間隔をおいて配置された一対のガラス板14を装着したガラス枠16が配置されており、ガラス枠16は左側端部が軸支されて開閉可能に取り付けられている。このガラス枠16の奥側には、着脱交換可能な遊技盤18がセットされており、遊技盤18は、ガラス枠16で閉塞された状態でガラス板14に対向するようになっている。
ガラス枠16の下部には、一体皿24が配置されている。一体皿24の図1の右端部には、鍵穴27が設けられ、この鍵穴27にキーを差し込み、左右の内、一方に回すとガラス枠16が開放し、他方に回すと一体皿24が開放する。
一体皿24には、上皿部28と、下皿部30とが設けられている。上皿部28を形成する周縁壁部32には、上皿球抜きレバー34が設けられ、この上皿球抜きレバー34を操作することで、上皿部28に貯留された遊技球を下皿部30へ送り出すことができるようになっている。また、下皿部30には、下皿球抜きボタン36が設けられ、この下皿球抜きボタン36を操作することで、下皿部30に貯留された遊技球PBを外部(例えば、所謂「ドル箱」)へ排出することができるようになっている。
上皿部28の周縁壁32における図1の右端部には、球貸ボタン42と、返却ボタン44が設けられている。
また、一体皿24の右側下部には打球の発射力(飛距離)を調整するためのグリップユニット(発射ハンドル)26が取り付けられ、左側下部には、灰皿46が取り付けられている。
一体皿24における下皿部30の図1の右側には受け皿スピーカ60Uが配置されている。
ここで、一体皿24における上皿部28の周縁壁32には、遊技者が操作可能な操作ボタン50が設けられている。この操作ボタン50は、遊技中において、操作有効期間中に操作することで、演出画像に対して介入することができるようになっており、それぞれの遊技仕様によって設定される。
ガラス枠16におけるガラス板14の周囲には、アーチ状に遊技の進行に応じて点灯、消灯、及び点滅し照明による視覚的効果や、音声等による聴覚的効果等の演出効果を生み出す上部演出部52が配置されている。この上部演出部52の下端部は、一体皿24の周囲に略U字型に配置された下部演出部54の上端部と連結されている。
この結果、上演出部52と下演出部54とで、遊技盤18の周囲を取り囲むように、演出部56が形成されている。
この演出部56は、上演出部52及び下演出部54共に、照明部材(LED等)が取り付けられた基板(図示省略)と、この基板を覆うように、所定の意匠で形成されたレンズカバー58が取り付けられている。
レンズカバー58は、前記照明部材が点灯する領域を区画するよう凹凸状にカットされており、区画された領域(以下、必要に応じて「レンズ部58」という)毎に照明部材の点灯制御がなされる。なお、照明部材は基本的にR(赤色)、G(緑色)、B(青色)の3色に点灯するLEDが1組となっており、それぞれの点灯時の光量比により、様々な配色の点灯が可能となっている。また、ガラス枠の上部角部には、それぞれ三連表示62が設けられ、遊技状態の報知(エラー報知等を含む)に適用される。
また、前記上演出部52における、ガラス枠16の上部円弧の約1/3に相当する領域の中央及び両端には、ガラス枠スピーカ60C、60L、60Rが内蔵され、照明と同時に、音声を出力する。
なお、以下では、前述した受け皿スピーカ60Uと、このガラス枠スピーカ60C、60L、60Rを総称して、「スピーカ60」という。
(遊技盤の構成)
図2に示される遊技盤18は、基板となるベニヤ板に樹脂製シート状のセルが貼着されてそのセルの表面が盤面となっており、盤面の外周端部付近に、円弧状の外レール102及び内レール104が取り付けられている。
前記外レール102及び内レール104との間は、一定の間隔を持って球案内流路197が形成されている。球案内流路197は、発射装置165(図3参照)から発射された遊技球PBを遊技盤18の円形状の領域(遊技領域)へ案内する役目を有している。なお、この球案内流路197の終端には、球逆流防止弁199が取り付けられている。球逆流防止弁199は、その基部が内レール104の先端部に取り付けられ、外レール102方向に延長されている。
前記遊技盤18における、外レール102(並びに一部が内レール104)によって囲まれた円形状の領域は、発射装置165(図3参照)から発射されて、前記球案内流路200を介して打ち込まれた遊技球PBが自重落下により移動可能とされ、この領域が遊技を行う遊技領域とされている。
遊技盤18の遊技領域には、遊技釘(図示省略)及び風車21が点在して打ち込まれている。また、遊技領域におけるほぼ中央には、センター役物105が配置されている。センター役物105は、各種演出等の映像を表示する液晶表示部(LCD表示部)106を備えている。 LCD表示部106では、例えば、3列の図柄列が独立して変動し、最終的に3列の図柄列が同一図柄で停止した場合に特別図柄抽選の当選を報知するといった、図柄変動パターン演出が実行される。なお、3列の内、先に2列が同一図柄で停止(仮停止)して、残りの1列が変動中の場合を、「リーチ」という。
センター役物105の下辺部は、ステージ105Sが形成されている。ステージ105Sには、釘等で跳ね返えることで受け入れた遊技球PB、或いは図示しないワープ路に案内されて受け入れた遊技球PBが送り込まれるようになっている。
ステージ105Sは、傾斜面や突起部等が形成され、前記遊技球PBの移動が当該傾斜面や突起部等により不規則に変化し、最終的に下辺手前から遊技盤18へ戻されるようになっている。
図2に示される如く、センター役物105の図2に向かって左側には、普通図柄抽選の始動機能を持つ通過ゲート118が配置されている。
また、センター役物105の下部には、特別図柄始動入賞口(A)130と特別図柄始動入賞口(B)134とが縦列に配置されている。
特別図柄始動入賞口(A)130が常時入賞可能に上部が開口しており、一方、特別図柄始動入賞口(B)134の上部開口は、特別図柄始動入賞口(A)130が閉塞している。
この特別図柄始動入賞口(B)134には、電動チューリップ136が取り付けられている。電動チューリップ136は、遊技盤18の裏面側に配設された電チューソレノイド138(図3参照)の通電・非通電によって開閉する構成となっている。
ここで、電動チューリップ136が開放状態になると、特別図柄始動入賞口(B)の入賞開口部へのパチンコ球PBの受け入れが可能となり、パチンコ球PBの入賞が可能となる。
さらに、図2に示される如く、前記特別図柄始動入賞口(B)134のさらに下部には、遊技領域の下端部付近に位置してアタッカー112が配置されている。
アタッカー112には、開閉扉116が設けられている。この開閉扉116が、アタッカーソレノイド148(図3参照)の通電・非通電によって開放又は閉塞する。すなわち、開閉扉116の開放時には、開閉扉116上に落下した遊技球PBが開閉扉116に案内されてアタッカー112へ入賞する。
また、遊技領域の最下位置には、外れ球を遊技盤18の裏側へ排出するアウト口124が設けられている。
さらに、センター役物105よりも下、かつ特別図柄始動入賞口(A)130と特別図柄始動入賞口(B)134の左右には、複数の一般入賞口120(本実施の形態では、図2に向かって左側に2個の一般入賞口120A、120C、右側に1個の一般入賞口120Cとする。)が設けられている。なお、一般入賞口120は、3個に限られるものではなく、例えば、入賞率等の設計上の演算によってその数を決めればよい。
また、この遊技領域に設けられたセンター役物105や盤面周縁には、遊技の進行に応じて点灯、消灯、及び点滅し照明による演出効果を生み出す照明演出用の発光素子137(図3参照)が多数設けられている。
ここで、特別図柄始動入賞口(A)130又は特別図柄始動入賞口(B)134に遊技球PBが入賞すると、特別図柄抽選が実行され、この特別図柄抽選に当選すると、前記アタッカー112の開閉扉116が所定のパターンで開閉動作し、これを所定回数(所定ラウンド)繰り返すようになっている(「特別遊技状態」又は「大役処理」等と言う場合がある)。
なお、前記特別図柄抽選の当選/落選は、主としてLCD表示部106の図柄変動表示演出において報知され、この図柄変動パターン演出中、或いは、前記大役処理中の場合は、抽選結果を保留し、順次報知していくようになっている。また、図柄変動表示演出と共に、動物などが擬人化されたキャラクタが表示され、抽選で当選した旨を暗示させることにより、遊技者に期待感を持たせるといった、視覚的な演出をすることがあり、その場合は効果音によって聴覚からも遊技者の興趣を増大させる。
なお、本実施の形態では、1個の特別図柄始動入賞口に対して最大4個(本実施の形態では、特別図柄始動入賞口(A)130及び特別図柄始動入賞口(B)134の2個の特別図柄始動入賞口なので、8個となる。)の保留が可能となっている。なお、この保留球数に限定されるものではない。
保留球数は、センター役物105における、図2に向かって右下に配置され、主として特図表示部を備えた遊技進行ガイドランプユニット109の一部である保留ランプによって報知される他、LCD表示部106の一部を用いて、遊技者に見易く表示するようになっている。
(制御系の構成)
次に、図3を用いてパチンコ機10の制御系について説明する。
図3に示されるように、本実施形態に係るパチンコ機10の制御系は、主制御部150を中心として構成されており、この主制御部150には、演出制御部152と払出制御部154とが接続されている。主制御部150には、遊技に関する基本的なプログラムが記憶されており、この主制御部150からの命令信号に基づいて、各部の動作が制御されるようになっている。
主制御部150からは盤用外部端子190を介してホールコンピュータ(図示省略)へ遊技の進行状態を示す情報(始動入賞信号や大当たり信号、図柄確定回数信号)が送信される。
主制御部150には、入射系として、通過ゲート118を通過する遊技球PBを検出する通過ゲートセンサ118S、特別図柄始動入賞口(A)130への入賞球を検出する特図A始動口センサ130S、特別図柄始動入賞口(B)134への入賞球を検出する特図B始動口センサ134S、特別遊技状態の際に開放するアタッカー112への入賞球を検出するアタッカーセンサ112S、一般入賞口120A、120B、120Cへの入賞球を検出する一般入賞センサ120AS、120BS、120CSが接続されている。
また、主制御部150には、出射系として、遊技情報をランプの点灯状態で報知するガイドランプユニット109、電動チューリップ136を開閉する電チューソレノイド138、アタッカー112の開閉扉116を開閉するためのアタッカーソレノイド148が接続されている。
演出制御部152には、入射系として、操作ボタン50が接続されている。また、演出制御部152には、出射系として、パチンコ機10の各種遊技部品に設けられた照明演出用の発光素子137、スピーカ60が接続されている。
さらに、演出制御部152には、図柄制御部156を介してLCD表示部106が接続されている。
払出制御部154には、払出装置160及び発射制御部164が接続され、発射制御部164には発射装置165が接続されている。この払出制御部154は、パチンコ機10内に設けられた払出装置160を作動させて、賞球又は貸し球の払い出し及び停止動作と払出数を制御する。また、発射制御部164は、遊技者によるグリップユニット26(図1参照)の操作により発射装置165を作動させて、遊技球PBの発射開始、及び、グリップユニット26の操作量に応じた発射力を制御する。
さらに、払出制御部154では、枠用外部端子191を介して払出情報をホールに設置されたホールコンピュータ(図示省略)へ送信するようになっている。
ここで、本実施の形態における演出制御部152には、出射系として、電飾制御部193が設けられている。この電飾制御部193では、後述する電飾装置200に設けられた光源部(図5参照、第1の光源部210、第2の光源部208、第3の光源部212)の発光制御、並びに電飾装置200自体の駆動部(図示を省略したが、駆動部はモータやソレノイド等で構成されるのが一般的である。)を制御する役目を有する。なお、光源部の発光や駆動部による駆動のタイミングは、それぞれの遊技機10の遊技仕様に基づいて設定されるものである。当該設定には従来には達成し得なかった特有の効果を奏する場合もある。一例として、複数の電飾装置がそれぞれ一点(例えば、LCD表示部106の中央)に集合する動作に際し、動作を補うアームを含め互いに干渉しない移動軌跡を確保するために、それぞれの移動タイミング調整するといった工夫が挙げられる。
(電飾装置)
図2に示される如く、上記構成の遊技盤18には、固定型の電飾装置200Hと可動型の電飾装置200Mが設けられている。
固定型の電飾装置200Hは、LCD表示部106の上辺の中央(遊技盤18の所謂「天部」)に配置されている。
また、稼働型の電飾装置200Mは合計5個設けられており、通常は役物装置105の陰に隠れており(退避位置)、所定の条件が成立すると、LCD表示部106の前面(遊技者が対面する側)で互いに五角形の頂点(演出位置)に配置される構成となっている。
本実施の形態では、固定型の電飾装置200H、並びに5個の稼働型の電飾装置200Mは、大きさや外観等が若干異なっているが、それぞれ「ハート型」を構成している。また、共通構成としては、上記「ハート型」の外観で意匠的な演出効果をもたらすと共に、自身が発光することで、演出効果をさらに高め、かつ盛り上げるようになっている。
以下、図4〜図8に従い、は、固定型の電飾装置200Hの構造を説明する。なお、可動型の電飾装置200Mも本発明に係る機能に関しては、同一構造であるので、これらを総称して、以下、「電飾装置200」とする。
図4に示される如く、予め定められた意匠に沿って形成された裏ケース202は、正面視でハート型とされ、この裏ケース202が土台となって、複数の部材が層状に重ねられた構成となっている。従って、後述するそれぞれ部材において、外観はほぼハート型であるため、部材毎に言及しない場合もある。
裏ケース202には、第1層として配線基板204が重ねられている。図5に示される如く、配線基板204は、ハート型のベース板206を備え、このベース板206の周縁部には、複数の光源部(第1の光源部210、第2の光源部208、第3の光源部212)が取り付けられている。
第1の光源部210、第2の光源部208、第3の光源部212は、基本的には、RGBの各色のLED素子を備えた矩形状のICチップであり、配線基板206に設けられた配線パターン(図示省略)に直接接続されている。
なお、第1の光源部210、第2の光源部208、第3の光源部212は、それぞれ独立して電力の供給を受け、かつ各ICチップ毎も、RGBの各色毎に光量調整可能となっている。
図4に示される如く、前記配線基板204上には、第2層として第1のレンズ板214が重ねられている。図6(A)、(B)に示される如く、この第1のレンズ板214は、ハート型の外形であり、その外形が前記ベース板206の周縁部に取り付けられた第1の光源部210、第2の光源部208、第3の光源部212よりも内側の領域に配置されている。
第1のレンズ板214の外周は、円弧状の複数の凹部が形成されている。この凹部は、第2の光源部208との干渉回避用の第1の凹部214A、第1の光源部210との干渉回避用の第2の凹部214B、第3の光源部212との干渉回避用の第3の凹部214Cに分類することができる。従って、凹部214A〜214Cの位置は、第1の光源部210、第2の光源部208、第3の光源部212の配置に依存するが、例えば、本実施の形態では、図5に示すベース板206において、ハート型の外周の最下端に第3の光源部212が取り付けられ、最上端の略V字状に凹んだ部分に第1の光源部210が取り付けられ、この第1の光源部210を基部として、第2の光源部208と第1の光源部210とが、ハート型の左右の曲線に沿って、所定ピッチで交互に配置され、(第2の光源部208→第1の光源部210→第2の光源部208→第1の光源部210→第2の光源部208)、前記第3の光源部212へと至っている。
なお、図6(A)に示される如く、第1のレンズ板214の外周の適宜箇所には、前記裏ケース202(図4参照)と後述する飾りカバー236(図4参照)との組み付けの際に使用するビスとの干渉を防止する円弧状の凹部216も形成されている。
前記第1のレンズ板214は、第2の光源部208からの光を受けるようになっている。このため、第2の光源部208の発光面(発光点)は光軸がベース板206に対して鉛直方向のときを正立状態とすると、横向きとされ、光軸がベース板206に沿う方向に配置され、かつ、第1のレンズ板214の厚さ方向端面に向けられている。すなわち、前記第1の凹部214Aは、第2の光源部208からの光を入射する入射面として機能する。
図6(A)及び(B)に示される如く、第1のレンズ板214の下面、すなわち、ベース板206に向けられた面は、6個に区画された領域にそれぞれ円弧状、かつ放射状に広がるノコギリ状の凹凸部218(第1の加工)が形成されている。この凹凸部218の放射状に広がる中心は、前記第1の凹部214Aとなっている
また、第2の光源部208(第1の凹部214A)は、合計6個設けられており、前記区画された各領域の光源としての役目を有している。すなわち、第1の凹部214Aから入射した第2の光源部208の光は、ノコギリ歯状の凹凸部のそれぞれで乱反射されながら、表面方向(ベース板206とは反対方向)に屈折されることになる。
ここで、凹凸部218は、その凹凸のピッチ寸法が図6(B)に示される如く、第1の凹部214Aに近ければ近いほど粗く、遠ざかるにつれて密になっている。これにより、第2の光源部208から遠く光が届きにくい部分は屈折する面積が多くなるため、結果として入射側から最遠部にかけて、ほぼ均等な光量で屈折されることになる。なお、第2の光源部208の光量によっては、このような粗密を形成しなくてもよい。また、区画数も6区画に限定されるものではない。さらに、凹凸部218の凹凸形状は、ノコギリ歯状でなく、半円状等円弧状、或いは複数の形状の組み合わせであってもよい。
図4に示される如く、前記第1のレンズ板214上には、第3層として拡散シート220が重ねられている。拡散シート220は、前記第1のレンズ板214の外形と同一で、可撓性を有するほどの薄肉シート状(厚さが0.5mm以下)に形成されており、全体として、曇りガラスのように、透過性が低い表面粗さとなっている。すなわち、拡散シート220は、第1のレンズ板214のほぼ全領域から出射される乱反射光をさらに拡散してほぼ均一光量で出射するフィルタとしての役目を有している。なお、拡散シート220の厚さは、電飾装置200全体の厚さに影響するため、薄ければ薄い方がよいが、特にその厚さに制限はない。また、前記第1のレンズ板214の表面(凹凸部218が形成されていない面)を加工して、所定の粗さに仕上げることで、拡散シート220の代わりとしてもよい。
図4に示される如く、前記拡散シート220上には、第4層として第2のレンズ板222が重ねられている。
図7及び図8に示される如く、この第2のレンズ板222は、ハート型の外形であり、その外周からは、前記配線基板204のベース板206に取り付けられた第1の光源部210が配置された位置と重なる部分に、導光部224が突出している。前述したように、第1の光源部210は、合計5個取り付けられており、導光部224は、第1の光源部210の設置数に対応して5個設けられている。
第2のレンズ板222は、この5個の導光部224を介して、第1の光源部210からの光を受けるようになっている。すなわち、第1の光源部210の発光面(発光点)は、光軸がベース板206から離れる方向とされ、かつ、導光部224の下面(ベース板206に向けられた側の面)に対向されている。
図7(C)に示される如く、導光部224には、第1の光源部210に向けられた面に、中央が球面状の凹部、その周囲に輪状の凹部が形成された同心円状で球面状の凹部(図示省略)と輪状の凹部とが一体形成された二重構造の入射系凹陥部226が形成されている。この出射系凹陥部226は、第1の光源部210における光軸(図示省略)から拡散していく光を勾配が急な角度となる輪状の凹部で屈折し、光軸に近い光を勾配が緩やかの角度となる球状の凹部で屈折させることで、第1の光源部210からの出射光が効率よく、入射されるようになっている。
また、図7(C)に示すように、導光部224における、第1の光源部210の向かい側には、第2のレンズ板222における導光部224の突出方向に沿って、基部側に緩やかな屈折率となる凹部、突出側に急な屈折率となる凹部が形成された二重構造の出射系凹陥部228が形成されている。
すなわち、導光部224の基部側の光は、前記入射系凹陥部226から入射する光の内、光軸に対して第2のレンズ板222側に傾いている光なので、この光を第2のレンズ板222に案内するためには屈折角度は鈍角にする必要がある。一方、導光部224の前記基部側とは反対側の突出側の光は、前記入射系凹陥部226から入射する光の内、光軸に対して第2のレンズ板222とは反対側に傾いている光なので、この光を第2のレンズ板222に案内するためには屈折角度は鋭角にする必要がある。このため、出射系凹陥部228を基部側と突出側とで角度を異ならせている。
ここで、第2のレンズ板222は、基本的に表裏面共に平滑面であるため、前記導光部224から入射した光は、表裏面が平滑面のままであれば、当該表裏面から外部へ出ることがない。
一方、第2のレンズ板222には、その裏面側に、星型の切欠部230(第2の加工)が点在するように形成されている。前記導光部224からこの切欠部230に到達した光は、切欠部230の切欠面によって屈折され、第2のレンズ板222の表面(ベース板206とは反対側の面)から出射することになる。
すなわち、言い換えれば、導光部224からの入射光によって、第2のレンズ板222の全面に光が行き渡っているが、切欠部230が形成された部位からのみ、意図的にその光を出射させるため、第2のレンズ板222は、部分的に星型に光る構成となる。なお、厳密に言えば、第2のレンズ222に粒子等の不純物が含まれていたりすると、その乱反射による出射も発生する可能性はある。
図4に示される如く、前記裏ケース202に層状に構成され重ねられた配線基板204、第1のレンズ板214、拡散シート220、第2のレンズ板222は、アウターレンズ232に覆われるようになっている。このアウターレンズ232は、最終的な外観を整えるために、立体的なハート型とされ、意匠的な要素で、透過度を意図的に下げる加工が施されており(10〜100%以下、好ましくは、50〜70%)、第2の光源部208と第1の光源部210を光源とする、第1のレンズ板214、拡散シート220、第2のレンズ板222による電飾効果を高めている。
また、アウターレンズ232とは別に、前記第3の光源部212に対向するようにする位置には、スポットライトレンズ234が配置されている。このアウターレンズ232とスポットライトレンズ234とは、ハート型の飾りカバー236に形成された第1の窓部236A、第2の窓部236Bに、それぞれはめ込まれており、この状態で、飾りカバー236が、前記裏ケース202とビス止めされることで、電飾装置200が構成される。
なお、電飾装置200の内、固定型の電飾装置200Hは、前述したようにLCD表示部106の上方に固定されており、電飾制御部193では、遊技の進行に応じて第1の光源部210、第2の光源部208、第3の光源部212の発光が制御されるのに対し、可動型の電飾装置200Mでは、それぞれ裏ケースにリンク機構のアームの一部に取り付けられ、リンク機構の他の一部に取り付けられた駆動源の駆動で、図2に示す役物装置105の陰である退避位置から、図2の鎖線矢印に沿って移動し、最終的に図2の実線で示す位置に互いに五角形の頂点位置に配置され、かつ電飾による演出が実行されることになる。
以下に本実施の形態の作用を説明する。
パチンコ機10による遊技では、遊技者がグリップユニット26を操作すると、一球ずつ発射装置165によって図2の上方へ発射される。発射された遊技球PBは、外レール102に沿って遊技盤18の遊技領域に打ち込まれ、遊技釘(図示省略)や風車21に当たり方向を変えながら遊技領域19内を落下する。そして、入賞せずに遊技領域19の下端部に至った遊技球PBはアウト口40からパチンコ機10内に回収される。
また、遊技球PBが遊技領域内に設けた特別図柄始動入賞口(A)130又は特別図柄始動入賞口(B)134に入賞したり、通過ゲート118を通過すると、それぞれの遊技仕様に基づく処理(例えば、抽選等)が実行されると共に、LCD表示部106への画像表示演出、スピーカ60を用いた音演出等が実行される。また、図示は省略したが、普通入賞口に入賞すると、予め定めた賞球(払い出し)が実行される。
(遊技仕様の概要)
まず、主制御部150における抽選処理を中心とした遊技制御について説明する。
特別図柄始動入賞口(A)130又は特別図柄始動入賞口(B)134に、遊技球PBが入賞すると、有効始動入賞か否かが判断される。この有効始動入賞とは、保留球が満杯(例えば、1個の始動口に対して4個)ではなく、かつ特別図柄始動入賞口(A)130又は特別図柄始動入賞口(A)134へ遊技球PBが入賞したことを言い、これによって抽選権利を得ることになる。なお、無効始動入賞時は、抽選の権利は与えられないが、所定数(3〜5個程度)の賞球払出しがなされる場合もある。
上記始動入賞が有効始動入賞であった場合には、乱数を取得し、予め記憶されている当り値を読み出し、双方を比較して、抽選が当りか外れかを判定する。
なお、現在の遊技状態が大当たり処理中、或いは図柄変動パターン演出中の場合は、抽選の権利を保留にするべく、保留数を1つ加算(+1)し、現在の遊技状態が大当たり処理中ではなく、或いは図柄変動パターン演出中でもなくなったときに、保留数を1つ減算して抽選処理が実行される。
この抽選の当り/外れに基づいて、図柄変動パターン演出時間を設定し、抽選結果、図柄変動パターン時間を含むコマンドを演出制御部152へ送出する。
副制御部152では、抽選の結果を、設定された演出時間を使って報知する。
この報知後、抽選の結果が当たりの場合には、特別遊技状態(大当たり処理)が実行される。通常遊技状態では常に閉止状態のアタッカー112を所定のラウンド数(5R,10R,15R)だけ開閉する。なお、アタッカー112の開放時間は最大30秒であり、アタッカー112が開放中に所定数(例えば、8〜10個)の遊技球の入賞があった時点で閉止し、所定の閉止時間をおいて、次のラウンド(開放)に移行する。これにより、遊技者は短時間で多くの遊技球の賞球を受けることができる。
(電飾装置200による演出)
上記遊技仕様に基づく遊技の進行において、特に、抽選の結果を報知する図柄変動パターン演出の際、LCD表示部106での演出に加え、機械的な動作を伴う、電飾装置200による演出をする場合がある。この電飾装置200による演出は、例えば、抽選結果に基づいて、演出制御部152で別途抽選を行ない、LCD表示部106による演出中の所定のタイミングで実行される。
電飾装置200が図2の実線位置にいるとき、第1の光源部210、第2の光源部208、第3の光源部212が、それぞれ独立して制御されて発光する。
第2の光源部208は、その発光面が横を向いており、第1のレンズ板214の側端面の凹部214Aと対向しているため、そのほとんどの光が第1のレンズ板214へ導かれる。第1のレンズ板214には、6個の凹部214Aを起点として、放射状に円弧状の凹凸部218が形成されているので、それぞれの区画毎に光が拡散される。
このとき、凹凸部218は、凹部214Aに近いほどピッチが粗く、遠ざかるにつれてピッチが密になっているため、凹部214Aから入射した光をそれぞれの区画内でほぼ均等に光量配分することができる。このため、第1のレンズ板214の前面からほぼ均等の光が出射される。さらに、この第1のレンズ板214から出射された光は、拡散シート220によって拡散される。本実施の形態では、この光は、背景光として利用される。
一方、第2の光源210は、第1のレンズ板214に拡散シート220を介して重ね合わされて組み付けられている第2のレンズ板222の導光部224に対向している。
導光部224の入射系凹陥部226では、第1の光源部210における光軸から拡散していく光を勾配が急な角度となる輪状の凹部で屈折し、光軸に近い光を勾配が緩やかの角度となる球状の凹部で屈折することで、第1の光源部210からの光を効率よく入射させる。
また、出射系凹陥部228では、第2のレンズ板22に近い導光部224の基部側の光は、入射系凹陥部226から入射する光の内、光軸に対して第2のレンズ板222側に傾いている光なので、この光を第2のレンズ板222に案内するために、屈折角度が鈍角となっている。一方、第2のレンズ板から遠い導光部224の突出側の光は、入射系凹陥部226から入射する光の内、光軸に対して第2のレンズ板222とは反対側に傾いている光なので、この光を第2のレンズ板222に案内するために屈折角度は鋭角となっている。これにより、導光部224に入射した光を、効率よく第2のレンズ板222へと案内することができる。
第2のレンズ板222に入射した光は、第2のレンズ板222の全面に光が行き渡っているが、切欠部230が形成された部位からのみ、その光が出射するため、第2のレンズ板222は、部分的に星型に光る。この光は、前記背景光に対して光量が強く、強調された光となる。
さらに、スポットライトレンズ234を介して出射される第3の光源部212の光が加わることで、さらに光を強調することができ、この第1の光源部210、第2の光源部208、第3の光源部212の光の組み合わせによって、様々な光の演出を行うことができる。
このように、本実施の形態では、第2の光源部208は、第1のレンズ板214の側端面の凹部214Aから入射させ、凹凸部218によってほぼ均一な光量となるように出射させ、これを、拡散シート220によってさらに平均化して、光による演出の際の背景光として利用し、第1の光源部210は、導光部224を介して、第1のレンズ板214に影響を与えることなく、当該第1のレンズ板214に拡散シート220を介して重ねられた第2のレンズ板222へ案内することができ、星型の切欠部230によって、前記背景光よりも強い光量で部分的に発光させるようにした。このため、薄型の電飾装置200において、様々な光による演出を行うことができる。また、第1のレンズ板214、第2のレンズ板222をはじめ、複数の部材が緊密に重ね合わされて組付けられていても、それぞれの光源部(第1の光源部210、第2の光源部208)が互いに干渉し合うことがない。また、第3の光源部212によって、さらに光を強調する場合でも、それぞれ独立した光量制御に忠実に発光制御させることができる。
PB 遊技球
10 パチンコ機
18 遊技盤
28 上皿部
60(60L、60C、60R、60U) スピーカ
105 センター役物
106 液晶表示部(LCD表示部)
130 特別図柄始動入賞口(A)
130S 特図A始動口センサ
134 特別図柄始動入賞口(B)
134S 特図B始動口センサ
136 電動チューリップ
112 アタッカー
112S アタッカーセンサ
138 電チューソレノイド
148 アタッカーソレノイド
150 主制御部
152 演出制御部
154 払出制御部
200H(200) 電飾装置
200M(200) 電飾装置
202 裏ケース
204 配線基板
206 ベース板
208 第2の光源部
210 第1の光源部
212 第3の光源部
214 第1のレンズ板
214A 第1の凹部
214B 第2の凹部
214C 第3の凹部
216 凹部
218 凹凸部(第1の加工)
220 拡散シート
222 第2のレンズ板
224 導光部
226 入射系凹陥部
228 出射系凹陥部
230 切欠部(第2の加工)
232 アウターレンズ
234 スポットライトレンズ
236 飾りカバー
236A 第1の窓部
236B 第2の窓部

Claims (8)

  1. 意匠に基づく装飾効果に加えて、光を用いた演出を行う電飾装置であって、
    前記意匠に基づく形状に生成されたベース板、発光点の光軸が前記ベース板から離れる方向とされた第1の光源部、発光点の光軸が前記ベース板に沿う方向とされた第2の光源部を備え、前記ベース板に少なくとも第1の光源部と第2の光源部を別個に給電する複数系統の配線パターンが施された配線基板と、
    前記ベース板上に、前記第1の光源部及び第2の光源部の取付位置を回避するように層状かつ緊密に重ねられ、厚さ方向に相当する側端面が前記第2の光源部の発光点と対向され、当該対向する側端面から前記第2の光源部からの光が入射されると共に、当該入射された光を前記ベース板から離れる方向へ乱反射させる第1の加工が施された薄板状の第1のレンズ板と、
    前記第1のレンズ板に層状かつ緊密に重ねられ、周縁に、前記第1の光源部からの光が入射されると共に、当該入射された光を前記ベース板に沿う方向に屈曲させる屈折機能を持つ導光部が形成され、この導光部によって屈曲された光を前記ベース板から離れる方向へ乱反射させる第2の加工が施された薄板状の第2のレンズ板と、
    を有する電飾装置。
  2. 意匠に基づく装飾効果に加えて、光を用いた演出を行う電飾装置であって、
    前記意匠に基づく形状に生成されたベース板、発光点の光軸が前記ベース板から離れる方向とされた第1の光源部、発光点の光軸が前記ベース板に沿う方向とされた第2の光源部を備え、前記ベース板に少なくとも第1の光源部と第2の光源部を別個に給電する複数系統の配線パターンが施された配線基板と、
    前記ベース板上に、前記第1の光源部及び第2の光源部の取付位置を回避するように層状に重ねられ、厚さ方向に相当する側端面が前記第2の光源部の発光点と対向され、当該対向する側端面から前記第2の光源部からの光が入射されると共に、当該入射された光を前記ベース板から離れる方向へ乱反射させる第1の加工が施された薄板状の第1のレンズ板と、
    前記第1のレンズ板に層状に重ねられ、周縁に、前記第1の光源部からの光が入射されると共に、当該入射された光を前記ベース板に沿う方向に屈曲させる屈折機能を持つ導光部が形成され、この導光部によって屈曲された光を前記ベース板から離れる方向へ乱反射させる第2の加工が施された薄板状の第2のレンズ板と有し、
    前記導光部が、前記第1の光源部の発光点との対向面が凹陥される共に、その底部が、それぞれ同芯円上に設けられた球面状底部と輪状底部とで形成されており、前記第1の光源部から入射する光を導光部全体に拡散すると共に、前記第1の光源部の発光点との非対向面が前記拡散した光を導光部内で前記第2のレンズ板に対して相対的に近い側と遠い側とで屈折率が異なるように区分され、それぞれの区分領域が前記第2のレンズ板の全域にほぼ均等に行き渡るように屈折させるための加工がされていることを特徴とする電飾装置。
  3. 前記第1のレンズ板に施される乱反射させる第1の加工が、入射された光が当該第1のレンズ板の全域にほぼ均等に行き渡るように形成された凹凸部であり、この第1のレンズ板と前記第2のレンズ板との間には、乱反射した光をさらに拡散するための拡散シートが介在されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電飾装置。
  4. 前記凹凸部のピッチ寸法が、前記第2の光源部から遠ざかるにつれて徐々に密になっていることを特徴とする請求項3記載の電飾装置。
  5. 前記第2のレンズ板に施される乱反射させる第2の加工が、点在加工された切欠部であり、前記導光部によって屈折された光の内、当該切欠部に向けられた光が、前記ベース板から離れる方向に屈折させることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1項記載の電飾装置。
  6. 前記ベース板に設けられ、前記第1のレンズ板及び第2のレンズ板の何れにも干渉されず、発光点の光軸が前記ベース板から離れる方向とされた第3の光源部と、
    前記第3の光源部の光軸方向に配置され、第3の光源部からの発光光が入射され当該入射光を集光して出射するスポットライトレンズと、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか1項記載の電飾装置。
  7. 重ねられた前記第1のレンズ板及び第2のレンズ板を露出する第1の窓部と、前記スポットライトレンズを露出する第2の窓部と、を備え、前記意匠の基準となる形状の飾りカバーをさらに有することを特徴とする請求項1〜請求項6の何れか1項記載の電飾装置。
  8. 前記請求項1〜請求項7の何れか1項記載の電飾装置を備えた遊技機。
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