JP2016077682A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】演出の種類によって、光源を面発光用と点発光用とに切り替え可能であり、限られたスペースで多種の光演出を実行する。【解決手段】ドラム演出ユニット200に、単一の制御信号で動作する単一ユニットの光源群(複数のLED光源210)を設け、このLED光源210に対しては、点灯、消灯の制御を実行するだけであるにも関わらず、ルーバー部材240の動作に応じて、当該LED光源210からの光を、面発光用と点発光用とに使い分けることができる。このため、それぞれの機能の光源を別々に設けるためのスペースが不要となり、例えば、本実施の形態のドラム演出ユニット200は、遊技盤18の裏面側の限られたスペースに組み付け可能となる。また、LED光源210を面発光用と点発光用とを兼用することで、部品点数を削減することができる。【選択図】図6

Description

本発明は、遊技の進行に応じて実行される光演出機能を含む遊技機に関するものである。
従来、遊技機、例えば、パチンコ機やパチスロ機においては、光や音による演出が実行される。また、遊技機では、LCD表示部を備えており、遊技の進行に応じて、当該LCD表示部に演出画像を表示し、遊技を盛り上げるようにしている。さらに、LCD表示部では、遊技の進行の下で重要な情報の予告報知、結果報知を行う。
例えば、遊技の進行上実行される抽選(主として、遊技盤面上に設けられた始動入賞口に遊技球が入賞したときに実行される特別図柄抽選)の結果は、LCD表示部を用いて演出を絡めながら報知するようにしている。
より具体的には、LCD表示部には、背景画像に重ねて、擬似的にそれぞれ複数の図柄がほぼ等ピッチで直線的に配列された3列の図柄群を表示し、始動入賞口に遊技球が入賞したときに実行される抽選の結果が判明すると、当該3列の図柄群をスクロール変動させる。
このとき、最初は遊技者が確認できない程度の高速スクロール後、徐々に低速となり、最終的には各列共に特定の図柄で停止する。この停止した列毎の図柄の配列によって、抽選の結果が報知されることになる。例えば、停止図柄が3列共に同一であれば当選、それ以外は落選となる。
なお、2列の図柄群の変動が先に停止(仮停止)し、そのときの2列の仮停止図柄が同一であると、「リーチ」となり、LCD表示部の表示が変更される場合がある。これをリーチ演出といい、単純に3列の図柄群を変動、停止させるよりも、遊技者に期待感を持たせて抽選の結果を報知する。
また、遊技機では、LCD表示部を用いた演出に加え、光を用いた演出が併用される場合がある。
特許文献1には、複数の光源を組み合わせることにより、興趣に富んだ発光態様を実現可能な遊技機が提案されている。
この特許文献1では、視覚を通じた演出の際、装飾レンズ体(或いは、スピーカのコーン紙を利用した透過スクリーン)の背面に対して光を案内する環状の反射レンズ体が配置されている。
反射レンズ体には、当該反射レンズ体の径方向に沿って配置された第1の光源(外側LED、内側LED)と、反射レンズ体の後側に配置された第2の光源(後側LED)とが設けられている。
この第1の光源及び第2の光源は、反射レンズ体によって装飾レンズ体へ案内され、視覚を通じた演出が実行される。この場合、第1の光源及び第2の光源は、光量ムラの少ない面発光として利用され、さらに、色配分が、視覚を通じた演出効果を高めるように制御される。
また、特許文献2には、LEDから発せられた光を、光誘導路に導光し、発光領域を通じ光誘導部材の前面側へ照射する光演出部材が開示されている。この特許文献2では、光学部材とLED光源との配置関係において、点光源であるLEDが面発光しているかのように視認される。
また、上記特許文献1及び特許文献2とは異なり、LEDが点光源であることを利用して、面発光よりも強烈な光を照射する演出も考えられている。この場合、面発光させる光源と、点発光させる光源とは、それぞれ別々に設けるのが一般的である。
特開2010−188061号公報 特開2014−128490号公報
しかしながら、遊技盤面における光演出を実行するための領域(例えば、役物装置の設置スペース)は限定されている。すなわち、遊技盤の特定の光演出領域において、面発光による光演出(一例として、光領域内全域で透過画像を透過するバックライトとして光を発する演出)と、点発光による光演出(一例として、擬似的にサーチライトの如く、光領域の一部で強烈な光を発する演出)とを共存させる場合、それぞれの用途の光源を、別々に配置するスペースを確保することが困難となっている。
本発明は上記事実を考慮し、演出の種類によって、光源を面発光用と点発光用とに切り替え可能であり、限られたスペースで多種の光演出を実行することができる遊技機を得ることが目的である。
本発明は、点発光する発光素子からの光を入力光とし当該入力光を拡散して特定の領域内で面発光するように出力する光学部材と、前記光学部材を前記発光素子の光路上に配置又は退避させる移動手段とを備えた光演出役物装置と、前記移動手段により前記光学部材を移動させることで、前記点発光による第1の光演出及び前記面発光による第2の光演出を実行する光演出実行手段と、を有している。
本発明によれば、光演出実行手段では、光演出役物装置を用いて、点発光による第1の光演出又は面発光による第2の光演出を選択に実行する。
第1の光演出では、光演出役物装置の光学部材を光路上から退避させることで、発光素子から発せられる点発光の光をそのまま利用する。
一方、第2の光演出では、光演出役物装置の光学部材を光路上に配置することで、発光素子から発せられる点発光の光を拡散する。すなわち、光学部材では、発光素子からの光が入力されると、出力側で面発光となる。
このように発光素子からの光により、異なる光演出(第1の光演出、第2の光演出)が可能となり、異なる演出のために、それぞれ別々の発光素子(光源)や光学部材を準備する必要がなく、結果として、光演出役物装置の設置スペースの軽減することができる。
本発明において、前記光学部材が、所定の透過率とされた複数の羽根板が配列され、それぞれの羽根板の向きを調整することで、羽根板間に隙間を設ける開放位置、並びに羽根板の表裏面を遮蔽する閉止位置となり得るルーバーであり、前記第1の光演出が、前記羽根板を開放して当該羽根板間の隙間を通過させることで前記発光素子の光を直接的に利用する演出であり、前記第2の光演出が、前記羽根板を閉止して当該羽根板を透過させることで前記発光素子の光を間接的に利用する演出であることを特徴としている。
ルーバーを用いることで、光学部材の発光素子が発光したときの光路上からの配置、退避が、羽根板の向きを調整するだけでよく、構造が簡単であり、移動の機構も簡素化できる。すなわち、羽根板の開放位置(羽根板間の隙間を光が通過する状態)が光学部材を露出させる状態であり、閉止位置(羽根板を光が透過する状態)が光学部材を隠蔽する状態となる。
この羽根板の開放位置では、発光素子の光を直接的に利用でき、第1の光演出を実行することができる。
また、羽根板の閉止位置では、発光素子の光を間接的に利用でき、第2の光演出を実行することができる。
本発明において、前記直接的な利用が、サーチライト役物の光源であり、前記間接的な利用が、フィルム画像を後方から照明して強調するバックライト光源である、ことを特徴としている。
直接的な利用とは、サーチライト役物の光源として利用するものである。サーチライトは、特定の領域に集中的に照射するものであり、例えば、遊技者に向けて発光素子を発光することで、当該発光した光が直接的に遊技者に届かせることができる。
一方、間接的な利用とは、フィルム画像を後方から照明して強調するバックライト光源として利用するものである。フィルム画像は、後方からの照明によって強調されるため、例えば、バックライトによって照明することで、複数のフィルム画像から特定のフィルム画像を遊技者に対して報知することができる。報知するフィルム画像の種類によって、以後の遊技の進行状況を示唆することで、遊技者の趣向性を高めることができる。
以上説明した如く本発明では、演出の種類によって、光源を面発光用と点発光用とに切り替え可能であり、限られたスペースで多種の光演出を実行することができるという優れた効果を有する。
本実施の形態に係るパチンコ機の正面図である。 本実施の形態に係る遊技盤の正面図である。 本実施の形態に係る制御系のハード構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係るドラム演出ユニットの斜視図であり、(A)はドラム本体の第1の位置、(B)はドラム本体の第2の位置、(C)はルーバー部材の開放位置、(D)はルーバー部材の閉止位置を示す。 本実施の形態のドラム演出ユニットの分解斜視図である。 (A)は本実施の形態に係るルーバー部材が開放位置とされた場合の正面図及び側面図、(B)は本実施の形態に係るルーバー部材が閉止位置とされた場合の正面図及び側面図である。 (A)は本実施の形態に係るルーバー部材を開閉動作させるための動作系の分解斜視図、(B)は本実施の形態に係るルーバー部材を開閉動作させるための動作系であるアームの拡大図とルーバー開閉ソレノイドの正面図である 本実施の形態に係るドラム演出ユニットであり、(A)はルーバー部材が開放位置とされた場合の斜視図、(B)はルーバー部材が開放位置とされた場合の正面図である。 本実施の形態に係るドラム演出ユニットであり、(A)はルーバー部材が閉止位置とされた場合の斜視図、(B)はルーバー部材が閉止位置とされた場合の正面図である。
(パチンコ機の構成)
図1に示されるように、パチンコ機10の前面下部には、化粧パネルとなる下飾り12が取り付けられている。
また、パチンコ機10の下飾り12の上部には、互いに平行、かつ奥行き方向に所定の間隔をおいて配置された一対のガラス板14を装着したガラス枠16が配置されており、ガラス枠16は左側端部が軸支されて開閉可能に取り付けられている。このガラス枠16の奥側には、着脱交換可能な遊技盤18がセットされており、遊技盤18は、ガラス枠16で閉塞された状態でガラス板14に対向するようになっている。
ガラス枠16の下部には、一体皿24が配置されている。一体皿24の図1の右端部には、鍵穴27が設けられ、この鍵穴27にキーを差し込み、回転操作すると、パチンコ機10の本体全体が開放する。
一体皿24には、上皿部28と、下皿部30とが設けられている。上皿部28を形成する周縁壁32には、上皿球抜きレバー34が設けられ、この上皿球抜きレバー34を操作することで、上皿部28に貯留された遊技球を下皿部30へ送り出すことができるようになっている。また、下皿部30には、下皿球抜きボタン36が設けられ、この下皿球抜きボタン36を操作することで、下皿部30に貯留された遊技球PBを外部(例えば、所謂「ドル箱」)へ排出することができるようになっている。
上皿部28の周縁壁32における図1の右端部には、球貸ボタン42と、返却ボタン44が設けられている。
また、一体皿24の右側下部には打球の発射力(飛距離)を調整するためのグリップユニット(発射ハンドル)26が取り付けられ、左側下部には、灰皿等の備品46が取り付けられている。
一体皿24における下皿部30の図1の右側には受け皿スピーカ60Uが配置されている。
ここで、一体皿24における上皿部28の周縁壁32には、遊技者が操作可能な操作ボタン50が設けられている。この操作ボタン50は、遊技中において、操作有効期間中に操作することで、演出に対して介入することができるようになっており、それぞれの遊技仕様によって設定される。
ガラス枠16におけるガラス板14の周囲には、アーチ状に遊技の進行に応じて点灯、消灯、及び点滅し照明による視覚的効果や、音声等による聴覚的効果等の演出効果を生み出す上部演出部52が配置されている。この上部演出部52の下端部は、一体皿24の周囲に略U字型に配置された下部演出部54の上端部と連結されている。
この結果、上部演出部52と下部演出部54とで、遊技盤18の周囲を取り囲むように、演出部56が形成されている。
この演出部56は、上部演出部52及び下部演出部54共に、照明部材(LED等)が取り付けられた基板(図示省略)と、この基板を覆うように、所定の意匠で形成されたレンズカバー58が取り付けられている。
レンズカバー58は、前記照明部材が点灯する領域を区画するよう凹凸状にカットされており、区画された領域(以下、必要に応じて「レンズ部58」という)毎に照明部材の点灯制御がなされる。なお、照明部材は基本的にR(赤色)、G(緑色)、B(青色)の3色に点灯するLEDが1組となっており、それぞれの点灯時の光量比により、様々な配色の点灯が可能となっている。また、ガラス枠の上部角部には、それぞれ三連表示62が設けられ、遊技状態の報知(エラー報知等を含む)に適用される。
また、前記上部演出部52における、ガラス枠16の上部円弧に相当する領域の中央及び両端には、ガラス枠スピーカ60C、60L、60Rが内蔵され、照明と同時に、音声を出力する。
なお、以下では、前述した受け皿スピーカ60Uと、このガラス枠スピーカ60C、60L、60Rを総称して、「スピーカ60」という。スピーカ60の数は、本実施の形態のように4個構成に限定されるものではない。
(遊技盤の構成の一例)
図2に示される遊技盤18は、基板となるベニヤ板又はアクリル板に樹脂製シート状のセルが適宜貼着され、表面が遊技領域(詳細後述)となっており、盤面の外周端部付近に、円弧状の外レール102及び内レール104が取り付けられている。
前記外レール102及び内レール104との間は、一定の間隔を持って球案内流路197が形成されている。球案内流路197は、発射装置165(図3参照)から発射された遊技球PBを遊技盤18の円形状の領域(遊技領域)へ案内する役目を有している。なお、この球案内流路197の終端には、球逆流防止弁199が取り付けられている。球逆流防止弁199は、その基部が内レール104の先端部に取り付けられ、外レール102方向に延長されている。
前記遊技盤18における、外レール102(並びに一部が内レール104)によって囲まれた円形状の領域は、発射装置165(図3参照)から発射されて、前記球案内流路197を介して打ち込まれた遊技球PBが自重落下により移動可能とされ、この領域が遊技を行う遊技領域とされている。
遊技盤18の遊技領域には、遊技釘(図示省略)が適宜箇所に打ち込まれ、かつ風車21が点在している。また、遊技領域におけるほぼ中央には、センター役物105が配置されている。センター役物105は、各種演出等の映像を表示する液晶表示部(LCD表示部)106を備えている。
LCD表示部106では、例えば、3列の図柄列が独立して変動し、最終的に3列の図柄列が同一図柄で停止した場合に特別図柄抽選の当選を報知するといった、図柄変動演出が実行される。なお、3列の内、先に2列が同一図柄で停止(仮停止)して、残りの1列が変動中の場合を、「リーチ」という。
センター役物105の下辺部は、ステージ105Sが形成されている。ステージ105Sには、釘等で跳ね返えることで受け入れた遊技球PB、或いは図示しないワープ路に案内されて受け入れた遊技球PBが送り込まれるようになっている。
ステージ105Sは、傾斜面や突起部等が形成され、前記遊技球PBの移動が当該傾斜面や突起部等により不規則に変化し、最終的に下辺手前から遊技盤18の表面へ戻されるようになっている。
図2に示される如く、センター役物105の図2に向かって左側には、普通図柄抽選の始動機能を持つ通過ゲート118が配置されている。
また、センター役物105の下部には、特別図柄始動入賞口(A)130と特別図柄始動入賞口(B)134とが縦列に配置されている。
特別図柄始動入賞口(A)130が常時入賞可能となるように、上部が開口しており、一方、特別図柄始動入賞口(B)134の上部開口は、特別図柄始動入賞口(A)130の存在によって閉塞している。
この特別図柄始動入賞口(B)134には、電動チューリップ136が取り付けられている。電動チューリップ136は、遊技盤18の裏面側に配設された電チューソレノイド138(図3参照)の通電・非通電によって開閉する構成となっている。
ここで、電動チューリップ136が開放状態になると、特別図柄始動入賞口(B)の入賞開口部への遊技球PBの入賞が可能となる。
さらに、図2に示される如く、前記特別図柄始動入賞口(B)134のさらに下部には、遊技領域の下端部付近に位置してアタッカー112が配置されている。
アタッカー112には、開閉扉116が設けられている。この開閉扉116が、アタッカーソレノイド148(図3参照)の通電・非通電によって開放又は閉塞する。すなわち、開閉扉116の開放時には、開閉扉116上に落下した遊技球PBが開閉扉116に案内されてアタッカー112へ入賞する。
また、遊技領域の最下位置には、外れ球を遊技盤18の裏側へ排出するアウト口124が設けられている。
さらに、センター役物105よりも下、かつ特別図柄始動入賞口(A)130と特別図柄始動入賞口(B)134の左右には、複数の一般入賞口120(本実施の形態では、図2に向かって左側に2個の一般入賞口120A、120B、右側に1個の一般入賞口120Cとする。)が設けられている。なお、一般入賞口120は、3個の限られるものではなく、例えば、入賞率やベース等の設計上の演算によってその数を決めればよい。なお、ベースとは、遊技球の収支割合(賞球数/発射数)を示す。
また、この遊技領域に設けられたセンター役物105や盤面周縁には、遊技の進行に応じて点灯、消灯、及び点滅し照明による演出効果を生み出す照明演出用の発光素子137(図3参照)が多数設けられている。
ここで、特別図柄始動入賞口(A)130又は特別図柄始動入賞口(B)134に遊技球PBが入賞すると、特別図柄抽選が実行される。この特別図柄抽選に当選すると、前記アタッカー112の開閉扉116が所定のパターンで開閉動作し、これを所定回数(所定ラウンド)繰り返す遊技状態(「特別遊技状態」又は「大役処理」等と言う場合がある)が実行されるようになっている。
なお、前記特別図柄抽選の当選/落選は、主としてLCD表示部106の図柄変動演出において報知され、この図柄変動演出中、或いは、前記大役処理中の場合は、抽選結果を保留し、順次報知していくようになっている。また、図柄変動演出と共に、動物などが擬人化されたキャラクタが表示され、抽選で当選した旨を暗示させることにより、遊技者に期待感を持たせるといった、視覚的な演出をすることがあり、その場合は効果音によって聴覚からも遊技者の興趣を増大させる。
また、本実施の形態では、1個の特別図柄始動入賞口に対して最大4個の保留(特別図柄抽選の保留に相当)が可能となっている。すなわち、本実施の形態では、特別図柄始動入賞口(A)130及び特別図柄始動入賞口(B)134の2個の特別図柄始動入賞口が存在するので、8個の保留が可能である。なお、この保留球数の個数は、上記に限定されるものではない。
センター役物105における、図2に向かって右下には、主として特図表示部を備えた遊技進行用のガイドランプユニット109が配置されている。
保留球数は、ガイドランプユニット109の一部である保留ランプによって報知される他、LCD表示部106の一部を用いて、遊技者に見易く表示するようになっている。
ここで、本実施の形態の遊技盤18には、視覚を通じた演出役物の1つとして、ドラム演出ユニット200が搭載されている。
ドラム演出ユニット200は、前記センター役物105の下部に設けられたステージ105Sの後側であり、かつLCD表示部106よりも前側の遊技盤18の奥行方向の限られたスペースに配置されている。
ドラム演出ユニット200は、前記ステージ105Sの後ろ側に固定的に配置されたベース部202と、当該ベース部202に対して、図2の矢印A方向に昇降可能なドラム本体204とを備える。
ドラム本体204は、ベース部202に対して、ステージ105Sの後ろ側に引き込むように下降した第1の位置と、前記LCD表示部106の表示面を遮るように上昇した第2の位置とを取り得る。
図2では、ドラム本体204が、第2の位置(上昇した位置)に位置決めされている状態を示しており、ドラム本体204における演出表示部204Aが遊技者の視野に入るようになっている。なお、第2の位置は限定されるものではなく、例えば、LCD表示部106の中央部までせり上がってもよい。
ドラム演出ユニット200は、例えば、特図抽選の結果に基づく演出として適用されるようになっている。すなわち、前記演出表示部204Aには、視覚を通じた複数種類の演出形態(一例として、画像の投影、サーチライトの照射等)が実行されるようになっている。なお、ドラム演出ユニット200の詳細の構造、並びに動作については後述する。
(制御系の構成)
図3に示されるように、本実施形態に係るパチンコ機10の制御系は、主制御部150を中心として構成されており、この主制御部150には、演出制御部152と払出制御部154とが接続されている。主制御部150には、遊技に関する基本的なプログラムが記憶されており、この主制御部150から演出制御部152及び払出制御部154に向かう一方向通信の命令信号に基づいて、これら演出制御部152及び払出制御部154に接続された各部の動作が制御されるようになっている。
主制御部150からは盤用外部端子190を介してホールコンピュータ(図示省略)へ遊技の進行状態を示す情報(始動入賞信号や大当たり信号、図柄確定回数信号)が送信される。
主制御部150には、入力系として、通過ゲート118を通過する遊技球PBを検出する通過ゲートセンサ118S、特別図柄始動入賞口(A)130への入賞球を検出する特図A始動口センサ130S、特別図柄始動入賞口(B)134への入賞球を検出する特図B始動口センサ134S、特別遊技状態の際に開放するアタッカー112への入賞球を検出するアタッカーセンサ112S、一般入賞口120A、120B、120Cへの入賞球を検出する一般入賞センサ120AS、120BS、120CSが接続されている。
また、主制御部150には、出力系として、遊技情報をランプの点灯状態で報知するガイドランプユニット109、電動チューリップ136を開閉する電チューソレノイド138、アタッカー112の開閉扉116を開閉するためのアタッカーソレノイド148が接続されている。
演出制御部152には、入力系として、操作ボタン50が接続されている。また、演出制御部152には、出力系として、パチンコ機10の各種遊技部品に設けられた照明演出用の発光素子137、スピーカ60(60L、60C、60R、60U)が接続されている。
また、演出制御部152には、出力系として、前述したドラム演出ユニット200(図2参照)の動作及び発光を制御するためのドラム制御部206が接続されている。
ドラム制御部206には、前記ドラム本体204をベース部202に対して昇降するための昇降モータ222A、視覚を通じた演出を実行するためのLED光源210が接続されている。
なお、詳細は後述するが、ドラム制御部206には、ドラム本体204を回転させるドラム回転モータ212及びドラム本体204に取り付けられたルーバー部材240(図5及び図7参照)を開閉動作するためのルーバー開閉ソレノイド214が接続されている。
さらに、演出制御部152には、図柄制御部156を介してLCD表示部106が接続されている。
払出制御部154には、払出装置160及び発射制御部164が接続され、発射制御部164には発射装置165が接続されている。この払出制御部154は、パチンコ機10内に設けられた払出装置160を作動させて、賞球又は貸し球の払い出し及び停止動作と払出数を制御する。また、発射制御部164は、遊技者によるグリップユニット26(図1参照)の操作により発射装置165を作動させて、遊技球PBの発射開始、及び、グリップユニット26の操作量に応じた発射力を制御する。
さらに、払出制御部154では、枠用外部端子191を介して払出情報をホールに設置されたホールコンピュータ(図示省略)へ送信するようになっている。なお、この枠用外部端子191と、前述した盤用外部端子190とは単一のユニット(同一の回路基板)であってもよい。
なお、入力系及び出力系の構成は、遊技仕様によって異なる場合がある。
(ドラム演出ユニット200の構成)
以下、図4及び図5に従い、ドラム演出ユニット200の詳細構成について説明する。
遊技盤18のステージ105Sの裏面側には、遊技盤18の奥行方向に、ドラム演出ユニット200が収容可能なスペースが確保されている。
図4及び図5に示される如く、ドラム演出ユニット200は、矩形板形状のベース部202が設けられている。前述したように、ベース部202は、遊技盤18のステージ105S(図2参照)の裏面側に固定的に配置されている。
ベース部202にはドラム本体204が取り付けられ、かつ、ベース部202に対してドラム本体204を昇降させるための機構系を含む部品群が取り付けられている。
なお、遊技盤18の構造仕様によっては、ドラム本体204をステージ105Sの前側に配置し、第1の位置(下降位置)でも、常に、遊技者に見えるような配置構成としてもよい。
ドラム本体204は、回転ドラム216と回転ドラム216を回転可能に支持する支持体218を備えている。
支持体218は、ベース部202に平行となる基部218Aを備え、当該基部218Aの幅方向両端部からは、回転ドラム216を支持する一対の側板218Bが形成されている。
支持体218の基部218Aは、スライドレール220を介して、ベース部202に取り付けられている。スライドレール220は、リニア型、ローラ型等の構造が一般的であるが、本実施の形態に用いるスライドレール220は、特に構造を限定されるものではない。
また、ベース部202の中央部には、昇降ユニット222が取り付けられている。
昇降ユニット222は、昇降モータ222Aとギヤボックス222Bとを備えている。ギヤボックス222Bは複数の歯車が互いに噛み合っており、その入力端の歯車222Cは昇降モータ222Aの回転軸に取り付けられ、出力端の歯車222Dは前記支持体218の基部218Aの背面に設けられたラックギヤ(図示省略)と噛み合っている。
このため、昇降モータ222Aが回転することで、支持体218(並びに、支持体218に支持された回転ドラム216)がベース部202に対して昇降する。
なお、本実施の形態では、2個の歯車222C、222Dとしているが、その数に限定はなく、歯車の組み合わせによって変速するようにしてもよい。また、昇降のための駆動源は、昇降モータ222Aに限定されず、ソレノイド等を用いてもよい。
回転ドラム216は、一対の端面板224の間に、円弧状に屈曲された複数の板材(本実施の形態では、透明板材226Aと不透明板材226Bが取り付けられることでドラム状とされる。本実施の形態では、図5及び図6に示される如く、板材を周方向に4分割し、その内の3個を透明板材226A、1個を不透明板材226Bとしている。なお、本実施の形態の組み合わせに限らず、組み合わせの変形例としては、光透過素材、半透過素材、遮光素材の3種類から、2又は3種類を選択して組み合わせるパターンが適用可能である。
一部の透明板材226A(例えば、3個の内の2個の透明板材226A)には、それぞれパチンコ機10のテーマ等に対応したセル画フィルム(図示省略、該当する透明板材226Aに斜線等で表現)が貼り付けられている。
セル画フィルムは、回転ドラム216の内方空間に設けられたLED光源210から発せられる透過光(バックライト光)によって強調されて表示されるようになっている。
また、一部の透明板材226A(例えば、3個の内の1個の透明板材226A)には、セル画フィルムが貼り付けられることなく、透明状態を維持した領域(全透過領域)が設定されている。
ここで、不透明板材226Bが正面に位置決めされた場合は、LED光源210からの光は遮断、或いは、半透過状態で不透明素材が発光装飾される。なお、不透明板材226Bの位置決めに対応して、LED光源210を非発光として省電力化を図ってもよい。
回転ドラム216の周面を構成する板材(透明板材226Aと不透明板材226B)の材質、構造、形状、数量は、特に限定されるものではない。
例えば、材質としては樹脂、金属、ゴム、ガラス等の加工が可能な材質であれば限定されるものではない。また、構造、形状としては、レンズ加工、シボ加工、梨地加工、メッシュ加工、加色、不純物含有等の様々な構造、形状が挙げられる。さらには、回転ドラム216の周面に配置する板材の組み合わせ総数も4個に限定されるものでない。
前記回転ドラム216の一対の端面板224には、それぞれ環状板228、230が取り付けられている。また、一方の環状板228の外周には歯部228Aが形成されている。この環状板228、230を介して、回転ドラム216は、前記支持体218の一対の側板218Bに回転可能に支持されている。
ここで、歯部228Aが形成された環状板228が支持される側板218Bには、ドラム回転モータ212が取り付けられている。ドラム回転モータ212の回転軸には、歯車212Aが取り付けられている。歯車212Aは前記環状板228の歯部228Aと噛み合っている。これにより、ドラム回転モータ212が回転することで、回転ドラム216は、一対の側板218Bに支持された状態で回転する。
なお、本実施の形態では、2個の歯車212A、228Aとしているが、その数に限定はなく、歯車の組み合わせによって変速するようにしてもよい。また、回転ドラム216の駆動源は、ドラム回転モータ212に限定されるものではなく、ロータリーソレノイド等であってもよい。さらに、駆動伝達系は、歯車に限定されず、ラックギヤ、摩擦を利用したローラやベルト、或いはスプロケットであってもよい。
回転ドラム216の内方空間には、サーチライトユニット232が設けられている。
サーチライトユニット232は、円筒部と枠部とが組み合わされて形成された基板ベース部234が回転ドラム216の一対の環状板228、230の軸芯に回転可能に取り付けられている。
言い換えれば、回転ドラム216が回転しても、基板ベース部234は、回転ドラム216の回転に依存せず、特定の向き(遊技するために着座している遊技者方向)を維持するようになっている。
基板ベース部234の正面(前記「特定の向き」とされた面)には、光源基板236が取り付けられている。光源基板236には、複数のLED光源210が適宜配置されている。なお、点発光であればLED光源210に限定されるものではなく、他の発光素子であってもよい。
また、基板ベース部234のさらに前側には、ルーバーアッセンブリ238が配置されている。ルーバーアッセンブリ238は、上下方向に分離された複数枚(本実施の形態では、4枚)のルーバー部材240を備えており、外観としてサーチライトをイメージした意匠となっている。ルーバー部材240は、略90°程度回転動作する機能を有している。
ルーバー部材240は、不透明であるが、所定以上の光量の光を透過する程度の薄さとなっている。なお、ルーバー部材240は、その厚さに関係なく、所定以上の光量を透過する半透明部材であってもよい。ルーバー部材240を透過する光量を調整するための構成は、レンズ加工、シボ加工、梨地加工、加色、不純物含有等の様々な手段が適用可能であり、本実施の形態では、特に、限定されるものではない。
すなわち、本実施の形態では、ルーバー部材240が、それぞれ点発光されるLED光源210の光路を塞いだ状態でも、前記LED光源210から点発光される光が、ルーバー部材240面で均等に透過する構成(ルーバー部材240で面発光する構成)であればよい(光の間接的利用)。言い換えれば、ルーバー部材240が開放されている状態では、ルーバー部材の隙間から、点発光されるLED光源210の光がそのまま出力されることになる。
なお、LED光源210は、光源基板236上において、ルーバー部材240が開放しているとき(水平状態のとき)、それぞれのルーバー部材240の間の隙間に対向するように配置されている。このため、LED光源210から遊技者までの光路を妨げるものは存在しない(光の直接的利用)。
ここで、相対的に高い輝度の発光態様でLED光源210を制御することにより、直接光と間接光とを対比させた視覚演出が実施される。このような直接光と間接光との発光態様における対比演出に際し、間接光を相対的に低い輝度の発光態様でLED光源210を制御することにより、両態様間における差異がより明瞭に視覚表現される。
なお、LED光源210は、所謂高輝度LEDと呼ばれる素材で構成することにより、直接光と間接光との対比演出が容易かつ明瞭に視覚表現される。
それぞれのルーバー部材240には、回転軸240Aが設けられ、一端部は、基板ベース部234に回転可能に支持され、他端部は、ルーバー開閉ソレノイド214のプランジャ214Aと連動して上下動するアーム242に回転可能に支持されている。
図7に従い、ルーバー部材240の動作機構を詳細に説明する。
図7に示される如く、アーム242には、上下動とは交差する方向(略直角方向)が長手方向となる長孔246が設けられ、ルーバー部材の回転軸240Aの軸線からずれた軸部240Bが収容されている。このため、アーム242が上下動することで軸部240Bが長孔246内を移動し、結果として、ルーバー部材240が回転軸240Aを中心に回転することになる。なお、長孔246ではなく、楕円形、矩形の孔であってもよい。
このルーバー部材240の回転は、LED光源210の光路上に配置されて、入力光に対して、少なくとも出力光の光量及び光の進行方向を遮る位置(閉止位置)と、LED光源210の光路を開放する位置(開放位置)とを取り得る。
閉止位置では、前記光源基板236のLED光源210の光がルーバー部材240によって制限される(面発光機能)。また、開放位置では、当該LED光源210からの光がルーバー部材240によって制限されず直接出力される(点発光機能)。
このように、本実施の形態では、ルーバー部材240の動作に応じて、単ユニットのLED光源210(単一の信号でオン・オフする光源群)を、面発光用と点発光用とに使い分けることができるようになっている。
より具体的には、ルーバー部材240の閉止位置では、LED光源210から発せられた光は、ルーバー部材240によって拡散され、前記回転ドラム216のセル画フィルムが貼り付けられた透明板材226の1領域分を均等な光量で照射するためのバックライトとして機能する。
一方、ルーバー部材240の開放位置では、LED光源210から発生された光は、ルーバー部材240の隙間を通り、前記回転ドラム216の透過領域から直接出力されるサーチライトとして機能する。
以下に本実施の形態の作用を説明する。
パチンコ機10による遊技では、遊技者がグリップユニット26を操作すると、一球ずつ発射装置165によって上方へ発射される(例えば、発射間隔は、100球/60秒程度)。発射された遊技球PBは、外レール102に沿って遊技盤18の遊技領域に打ち込まれ、遊技釘や風車に当たり方向を変えながら遊技領域内を落下する。そして、入賞せずに遊技領域の下端部に至った遊技球PBはアウト口124からパチンコ機10内に回収される。
また、遊技球PBが遊技領域内に設けた特別図柄始動入賞口(A)又は特別図柄始動入賞口(B)に入賞したり、通過ゲート118を通過すると、それぞれの遊技仕様に基づく処理(例えば、抽選等)が実行されると共に、LCD表示部106への画像表示演出、スピーカ60を用いた音演出等が実行される。また、一般入賞口120に入賞すると、予め定めた賞球(払い出し)が実行される。
(遊技仕様の概要)
まず、主制御部150における抽選処理を中心とした遊技制御について説明する。
特別図柄始動入賞口(A)130又は特別図柄始動入賞口(B)134に、遊技球PBが入賞すると、有効始動入賞か否かが判断される。この有効始動入賞とは、保留球が満杯(例えば、1個の始動口に対して4個)ではなく、かつ特別図柄始動入賞口(A)130又は特別図柄始動入賞口(B)134へ遊技球PBが入賞したことを言い、これによって抽選権利を得ることになる。なお、無効始動入賞時は、抽選の権利は与えられないが、所定数(3〜5個程度)の賞球払出しがなされる場合もある。
上記始動入賞が有効始動入賞であった場合には、乱数を取得し、予め記憶されている当り値を読み出し、双方を比較して、抽選が当りか外れかを判定する。
なお、現在の遊技状態が図柄変動演出中の場合は、抽選の権利を保留にするべく、保留数を1つ加算(+1)し、通常遊技状態の下、図柄変動演出中ではなくなったときに、保留数を1つ減算して抽選処理が実行される。
前記抽選の当り/外れに基づいて、図柄変動演出時間を設定し、抽選結果、図柄変動演出時間を含むコマンドを演出制御部152へ送出する。
演出制御部152では、抽選の結果を、設定された演出時間を使って報知(図柄変動演出の実行)する。
この報知後、抽選の結果が当たりの場合には、特別遊技状態(大当たり処理)が実行される。特別遊技状態では、通常遊技状態の下で常に閉止状態のアタッカー112を所定のラウンド(R)数(例えば、2R〜16R程度)だけ開閉する。
なお、アタッカー112の最大開放時間は30秒程度であり、開放時間内にアタッカー112が開放中に所定数(例えば、4〜10個)の遊技球の入賞があった時点で閉止し、所定の閉止時間をあけて、次のラウンド(開放)に移行する。これにより、遊技者は、通常遊技状態における同一時間の中で、多くの遊技球の賞球を受けることができる。
なお、この遊技仕様は、特図抽選を伴う遊技仕様であるが、本実施の形態では、遊技仕様は限定されるものではなく、遊技球の流動の動向のみで遊技状態が変化する所謂羽根ものタイプの遊技仕様であったり、複数の遊技仕様を併用した遊技仕様であってもよい。
(ドラム演出ユニット200による演出)
ここで、本実施の形態では、例えば、前記特図抽選の結果を報知する演出の1つとして、ドラム演出ユニット200を用いた演出を実行する場合がある。
ドラム演出ユニット200では、演出制御部152からドラム制御部206へ出力されるコマンドに基づき、昇降モータ222A、ドラム回転モータ212、ルーバー開閉ソレノイド214の動作を制御する。
すなわち、ドラム制御部206による制御の下、昇降モータ222Aを駆動させることで、ドラム本体204を昇降させることができる。この昇降動作により、ドラム本体204は、図4(A)に示される如く、遊技盤18のステージ105Sの後ろに隠れていた下降位置(第1の位置)から、図4(B)に示される如く、遊技盤18のLCD表示部106の前方の上昇位置(第2の位置)へ移動され、遊技者から見易い位置に対峙させることができる。
また、図4(A)〜図4(D)に示される如く、ドラム制御部206による制御の下、第1の位置及び第2の位置の何れかにおいて、ドラム回転モータ212を駆動させることで、回転ドラム216を回転させ、透明板材226A又は不透明板材226Bの何れかを遊技者に対峙させることができる。
さらに、ドラム制御部206による制御の下、ルーバー開閉ソレノイドを駆動させることで、ルーバー部材240を開放位置、閉止位置に移動させることができる。
(第1の光演出「点発光演出」)
図4(C)及び図8に示される如く、開放位置では、当該LED光源210からの光がルーバー部材240によって制限されず直接出力される(点発光機能)。すなわち、ルーバー部材240の開放位置では、LED光源210から発生された光を、回転ドラム216の透過領域から直接出力されるサーチライトとして機能させることができる。
図6(A)は、LED光源210を点発光光源として利用する場合のルーバー部材240の開放位置状態を詳細に示したものである。
図6(A)に示される如く、光源基板236に取り付けられたLED光源210の前方には、開放されたルーバー部材240が存在するため、当該LED光源210から出力された全ての光が、ルーバー部材240の間の隙間を通り、出力される。
LED光源210は、このルーバー部材240の間の隙間に対応しているため、照射される光の全部がルーバー部材240の前面に直接出力されることになる。この光は点発光されたサーチライトとして機能し、透明板材226から遊技者の目に到達するため、遊技者は、例えば、サーチライトからの光を浴びるような間隔で光を目視することができる。
(第2の光演出「面発光演出」)
図4(D)及び図9に示される如く、閉止位置では、前記光源基板236のLED光源210の光がルーバー部材240によって制限される(面発光機能)。すなわち、ルーバー部材240の閉止位置では、LED光源210から発生された光を拡散して透過させ、回転ドラム216のセル画フィルムの1領域分が均等な光量で照射されるバックライトとして機能させることができる。
図6(B)は、LED光源210を面発光光源として利用する場合のルーバー部材240の閉止位置状態を詳細に示したものである。
図6(B)に示される如く、光源基板236に取り付けられたLED光源210の前方には、閉塞されたルーバー部材240が存在するため、当該LED光源210から出力された全ての光が、ルーバー部材240の裏面側に照射される。
このルーバー部材240の裏面側に照射される光の一部は、ルーバー部材240の透過率に基づき透過するが、このとき、ルーバー部材240によって光が拡散され、結果として、閉塞されたルーバー部材240の前面では全体機に均等な光量の光が出力されることになる。この光は面発光されたバックライトとして機能し、透明板材226に貼り付けられたセル画フィルムを透過して、遊技者の目に到達するため、遊技者は、バックライトによって強調されたセル画フィルムの画像を目視することができる。
以上説明したように、本実施の形態では、ドラム演出ユニット200に、単一の制御信号で動作する単一ユニットの光源群(複数のLED光源210)を設け、このLED光源210に対しては、点灯、消灯の制御を実行するだけであるにも関わらず、ルーバー部材240の動作に応じて、当該LED光源210からの光を、面発光用と点発光用とに使い分けることができる。このため、それぞれの機能の光源を別々に設けるためのスペースが不要となり、例えば、本実施の形態のドラム演出ユニット200は、遊技盤18の裏面側の限られたスペースに組み付け可能となる。また、LED光源210を面発光用と点発光用とを兼用することで、部品点数を削減することができる。
なお、本実施の形態では、ドラム演出ユニット200を例にとり、LED光源210を面発光用と点発光用とを兼用する構成を示したが、演出形態はドラム演出ユニット200に限定されるものではなく、LED光源210の光路上において、出力される光の行方を制限する機能を持つ手段が配置された構造であればよい。
PB 遊技球
10 パチンコ機(遊技機)
18 遊技盤
150 主制御部
152 演出制御部
154 払出制御部
200 ドラム演出ユニット(役物装置)
202 ベース部
204 ドラム本体
204A 演出表示部(光演出実行手段)
206 ドラム制御部(光演出実行手段)
210 光源(発光素子)
212 ドラム回転モータ
214 ルーバー開閉ソレノイド(移動手段)
216 回転ドラム
218 支持体
218A 基部
218B 側板
220 スライドレール
222 昇降ユニット
222A 昇降モータ
222B ギヤボックス
222C 歯車
224 端面板
226A 透明板材(フィルム画像)
226B 不透明板材
228 環状板
228A 歯部
230 環状板
232 サーチライトユニット(サーチライト役物)
234 基板ベース部
236 光源基板
238 ルーバーアッセンブリ(ルーバー)
240 ルーバー部材(光学部材、羽根板)
240A 回転軸(移動手段)
240B 軸部(移動手段)
242 アーム(移動手段)
246 長孔(移動手段)

Claims (3)

  1. 点発光する発光素子からの光を入力光とし当該入力光を拡散して特定の領域内で面発光するように出力する光学部材と、前記光学部材を前記発光素子の光路上に配置又は退避させる移動手段とを備えた光演出役物装置と、
    前記移動手段により前記光学部材を移動させることで、前記点発光による第1の光演出及び前記面発光による第2の光演出を実行する光演出実行手段と、
    を有する遊技機。
  2. 前記光学部材が、所定の透過率とされた複数の羽根板が配列され、それぞれの羽根板の向きを調整することで、羽根板間に隙間を設ける開放位置、並びに羽根板の表裏面を遮蔽する閉止位置となり得るルーバーであり、
    前記第1の光演出が、前記羽根板を開放して当該羽根板間の隙間を通過させることで前記発光素子の光を直接的に利用する演出であり、
    前記第2の光演出が、前記羽根板を閉止して当該羽根板を透過させることで前記発光素子の光を間接的に利用する演出であることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記直接的な利用が、サーチライト役物の光源であり、
    前記間接的な利用が、フィルム画像を後方から照明して強調するバックライト光源である、
    ことを特徴とする請求項2記載の遊技機。
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