JP6355614B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
始動条件の成立を契機として当り判定を行う当り判定手段(60a)を備え、前記当り判定が当りの判定結果となることを契機として当り遊技を付与するよう構成された遊技機において、
前後方向に重なる位置関係で複数の可動部(70,71,72)を有する可動演出部(69)と、
前記複数の可動部(70,71,72)の夫々に対応して設けられた駆動手段(85A,85B,101)と、
前記駆動手段(85A,85B,101)を制御する駆動制御手段(61a)とを備え、
前記複数の可動部(70,71,72)は、第1の駆動手段(85A,85B)の駆動により初期位置および可動位置の間で動作する第1の可動部(70)と、該第1の可動部(70)より奥側に設けられ、対応する第2の駆動手段(101)の駆動により当該第1の可動部(70)に対して相対的に動作する複数の第2の可動部(71,72)からなり、
前記可動演出部(69)において少なくとも前記第1の可動部(70)より奥側の複数の第2の可動部(71,72)の夫々は、前側から視認不能な初期位置および前側から視認可能な可動位置の間を移動可能に構成され、
前記駆動制御手段(61a)は、前記可動演出部(69)が備える可動部(70,71,72)の内の何れかを単独で動作させるよう前記駆動手段(85A,85B,101)を駆動する動作パターン(MP1,MP2)と、前記可動演出部(69)が備える可動部(70,71,72)の内で手前側の可動部(70)を動作させた後に、当該可動演出部(69)が備える可動部(70,71,72)の内で奥側の可動部(71,72)を可動位置に動作させるよう前記駆動手段(85A,85B,101)を駆動する動作パターン(MP3)と、前記第1の可動部(70)を初期位置に停止させた状態で前記複数の第2の可動部(71,72)の何れかを可動位置に動作させるよう対応する前記第2の駆動手段(101)を駆動する動作パターン(MPB1)と、前記第1の可動部(70)を可動位置に動作させるよう前記第1の駆動手段(85A,85B)を駆動させた後に、前記複数の第2の可動部(71,72)の何れかを可動位置に動作させるよう対応する前記第2の駆動手段(101)を駆動する動作パターン(MPB2,MPB3)を含む複数パターンで制御可能に構成され、
前記当り判定がはずれの判定結果の場合に比べて当りの判定結果の場合の方が、前記可動演出部(69)が備える可動部(70,71,72)の内の何れかを単独で動作させる動作パターン(MP1,MP2)よりも、前記可動演出部(69)が備える手前側の可動部(70)を動作させた後に奥側の可動部(71,72)を可動位置に動作させる動作パターン(MP3)で前記駆動制御手段(61a)が各駆動手段(85A,85B,101)を制御する割合が高くなるよう構成され、
前記当り判定がはずれの判定結果の場合に比べて当りの判定結果の場合の方が、前記第1の可動部(70)を初期位置に停止させた状態で前記複数の第2の可動部(71,72)の何れかを動作させる動作パターン(MPB1)よりも、前記第1の可動部(70)を動作させた後に前記複数の第2の可動部(71,72)の何れかを可動位置に動作させる動作パターン(MPB2,MPB3)で前記駆動制御手段(61a)が各駆動手段(85A,85B,101)を制御する割合が高くなるよう構成され、
前記第2の駆動手段(101)を駆動する動作パターンとして、前記第2の駆動手段(101)の何れかを駆動して対応する第2の可動部(71,72)を単独で動作させる単独動作パターン(MPB1,MPB2,MPB3)と、前記第2の駆動手段(101)を駆動して対応する第2の可動部(71,72)を動作させた後に、別の第2の駆動手段(101)を駆動して別の第2の可動部(71,72)を動作させる第1の連動動作パターン(MPB4)と、複数の前記第2の駆動手段(101)を駆動して対応する複数の前記第2の可動部(71,72)を同時に動作させる第2の連動動作パターン(MPB5)とを含む複数パターンが設定され、
前記当り判定がはずれの判定結果の場合に比べて当りの判定結果の場合の方が、前記単独動作パターン(MPB1,MPB2,MPB3)よりも前記何れかの連動動作パターン(MPB4,MPB5)で前記駆動制御手段(61a)が各第2の駆動手段(101)を制御する割合が高くなるよう構成されたことを要旨とする。
また、複数の第2の可動部を独立して動作するよう構成して、1つの第2の可動部が単独で動作するよりも複数の第2の可動部が動作する場合に当り遊技が付与される期待感が高まるようにすることで、第1の可動部および第2の可動部の動作に対する関心をより高めることができる。
前記当り判定がはずれの判定結果の場合に比べて当りの判定結果の場合の方が、前記第1の連動動作パターン(MPB4)よりも第2の連動動作パターン(MPB5)で前記駆動制御手段(61a)が各第2の駆動手段(101)を制御する割合が高くなるよう構成されたことを要旨とする。
このように、複数の第2の可動部が順に動作する場合より、複数の第2の可動部が一度に動作する場合の方が当り遊技が付与される期待感が高まるようにすることで、複数の第2の可動部の動作タイミングに対する関心を高めることができる。
本願には、次のような技術的思想が含まれている。
演出を実行する演出実行手段(17)を備え、
前記駆動手段(85,101)の駆動に伴って、前記演出実行手段(17)に対して前記可動部(70,71,72)が前側に重なる領域が変化するよう構成されて、
前記可動演出部(69)が備える可動部(70,71,72)の内の何れかを単独で動作する動作パターン(MP1,MP2)で動作するよう前記駆動制御手段(61a)が各駆動手段(85,101)を制御する場合と、前記可動演出部(69)が備える手前側の可動部(70)を動作させた後に奥側の可動部(71,72)を可動位置に動作する動作パターン(MP3)で動作するよう前記駆動制御手段(61a)が各駆動手段(85,101)を制御する場合とで、前記演出実行手段(17)を前側から視認可能な視認領域の広さが異なるよう構成されたことを要旨とする。
このように、演出実行手段に対して可動部が前側に重なる領域が動作パターンによって変化するよう構成し、可動部が単独で動作する場合と、手前側の可動部の動作後に奥側の可動部が動作する場合とで、演出実行手段を前側から視認可能な視認領域の広さが異なるようにすることで、演出実行手段を前側から視認可能な視認領域の広さにより、当り遊技が付与される期待感を示唆することができ、複数の可動部の動作に対する関心をより高めることができる。
始動条件の成立を契機として当り判定を行う当り判定手段(60a)を備え、前記当り判定が当りの判定結果となることを契機として当り遊技を付与するよう構成された遊技機において、
前後方向に重なる位置関係で複数の可動部(70,71,72)を有する可動演出部(69)と、
前記複数の可動部(70,71,72)の夫々に対応して設けられた駆動手段(85A,85B,101)と、
前記駆動手段(85A,85B,101)を制御する駆動制御手段(61a)とを備え、
前記複数の可動部(70,71,72)は、第1の駆動手段(85A,85B)の駆動により初期位置および可動位置の間で動作する第1の可動部(70)と、該第1の可動部(70)より奥側に設けられ、対応する第2の駆動手段(101)の駆動により当該第1の可動部(70)に対して相対的に動作する複数の第2の可動部(71,72)からなり、
前記可動演出部(69)において少なくとも前記第1の可動部(70)より奥側の複数の第2の可動部(71,72)の夫々は、前側から視認不能な初期位置および前側から視認可能な可動位置の間を移動可能に構成され、
前記駆動制御手段(61a)は、前記可動演出部(69)が備える可動部(70,71,72)の内の何れかを単独で動作させるよう前記駆動手段(85A,85B,101)を駆動する動作パターン(MP1,MP2)と、前記可動演出部(69)が備える可動部(70,71,72)の内で手前側の可動部(70)を動作させた後に、当該可動演出部(69)が備える可動部(70,71,72)の内で奥側の可動部(71,72)を可動位置に動作させるよう前記駆動手段(85A,85B,101)を駆動する動作パターン(MP3)と、前記第1の可動部(70)を初期位置に停止させた状態で前記複数の第2の可動部(71,72)の何れかを可動位置に動作させるよう対応する前記第2の駆動手段(101)を駆動する動作パターン(MPB1)と、前記第1の可動部(70)を可動位置に動作させるよう前記第1の駆動手段(85A,85B)を駆動させた後に、前記複数の第2の可動部(71,72)の何れかを可動位置に動作させるよう対応する前記第2の駆動手段(101)を駆動する動作パターン(MPB2,MPB3)を含む複数パターンで制御可能に構成され、
前記当り判定がはずれの判定結果の場合に比べて当りの判定結果の場合の方が、前記可動演出部(69)が備える可動部(70,71,72)の内の何れかを単独で動作させる動作パターン(MP1,MP2)よりも、前記可動演出部(69)が備える手前側の可動部(70)を動作させた後に奥側の可動部(71,72)を可動位置に動作させる動作パターン(MP3)で前記駆動制御手段(61a)が各駆動手段(85A,85B,101)を制御する割合が高くなるよう構成され、
前記当り判定がはずれの判定結果の場合に比べて当りの判定結果の場合の方が、前記第1の可動部(70)を初期位置に停止させた状態で前記複数の第2の可動部(71,72)の何れかを動作させる動作パターン(MPB1)よりも、前記第1の可動部(70)を動作させた後に前記複数の第2の可動部(71,72)の何れかを可動位置に動作させる動作パターン(MPB2,MPB3)で前記駆動制御手段(61a)が各駆動手段(85A,85B,101)を制御する割合が高くなるよう構成され、
前記第2の駆動手段(101)を駆動する動作パターンとして、前記第2の駆動手段(101)の何れかを駆動して対応する第2の可動部(71,72)を単独で動作させる単独動作パターン(MPB1,MPB2,MPB3)と、前記第2の駆動手段(101)を駆動して対応する第2の可動部(71,72)を動作させた後に、別の第2の駆動手段(101)を駆動して別の第2の可動部(71,72)を動作させる第1の連動動作パターン(MPB4)と、複数の前記第2の駆動手段(101)を駆動して対応する複数の前記第2の可動部(71,72)を同時に動作させる第2の連動動作パターン(MPB5)とを含む複数パターンが設定され、
前記当り判定がはずれの判定結果の場合に比べて当りの判定結果の場合の方が、前記第1の連動動作パターン(MPB4)よりも第2の連動動作パターン(MPB5)で前記駆動制御手段(61a)が各第2の駆動手段(101)を制御する割合が高くなるよう構成されたことを要旨とする。
このように、可動演出部に対して前後方向に重なる位置関係で複数の可動部を設けて、初期位置において前側から視認不能な奥側の可動部が可動位置への移動に伴って前側から視認し得るようにすることで、可動演出部における複数の可動部の動作による演出効果を向上することができる。また、可動部が単独で動作するよりも、手前側の可動部が動作した後に奥側の可動部が動作することで、当り遊技が付与される期待感が高まるようにすることで、可動演出部における複数の可動部の動作に対する関心を高めることができる。
また、複数の第2の可動部が順に動作する場合より、複数の第2の可動部が一度に動作する場合の方が当り遊技が付与される期待感が高まるようにすることで、複数の第2の可動部の動作タイミングに対する関心を高めることができる。
本願には、次のような技術的思想が含まれている。
前記演出実行手段(17)で実行する演出を制御する演出実行制御手段(61a)を備え、
前記演出実行制御手段(61a)は、前記演出実行手段(17)を前側から視認可能な視認領域(SP1〜SP3)の広さに応じた演出を演出実行手段(17)で実行させるように制御するよう構成されたことを要旨とする。
このように、前側から視認可能な視認領域の広さに応じた演出を演出実行手段で行うようにすることで、演出実行手段で行われる演出と、複数の可動部の動作演出との結びつけを高め、演出効果を向上することができる。
前記奥側の可動部(71,72)は、前後方向に重なる位置関係で複数の動作部(71,72)から構成され、
前記駆動手段(101)の駆動により前記奥側の可動部(71,72)を動作する際に、前記複数の動作部(71,72)が連動して動作するよう構成されたことを要旨とする。
このように、前後方向に重なる複数の動作部から奥側の可動部を構成することで、奥側の可動部が動作する際のインパクトを高めることができる。
実施例に係るパチンコ機10は、図1に示すように、矩形枠状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に固定される固定枠としての外枠11の開口前面側に、後述する遊技盤20(図2参照)を着脱可能に保持(支持)する本体枠としての中枠12が開閉および着脱可能に組付けられると共に、遊技盤20の後側に、図柄を変動表示する演出を実行可能な演出実行手段としての表示装置17が着脱し得るよう配設されている。また、中枠12の前面側には、遊技盤20を透視可能に保護する透明部材13bを窓口13aに備えた装飾枠としての前枠13が開閉可能に組付けられると共に、該前枠13の下方にパチンコ球を貯留する下球受け皿15が開閉可能に組付けられる。なお、実施例では、前枠13の下部位置に、パチンコ球を貯留する上球受け皿14が一体的に組付けられており、前枠13の開閉に合わせて上球受け皿14も一体的に開閉するよう構成される。
実施例の前記遊技盤20は、ベニア板や合成樹脂材により略矩形状に形成された板部材であって、該遊技盤20の裏側に前記表示装置17が着脱自在に組付けられている。遊技盤20の前側には、図2に示す如く、前面(盤面)に配設された略円形状の案内レール21によりパチンコ球が流下可能(移動可能)な遊技領域23が画成されて、前記打球発射装置から発射されたパチンコ球が当該遊技領域23内に打ち出されることで遊技が行われるようになっている。また、遊技盤20には、該遊技盤20との間に収容空間を画成する設置部材35が配設されており、収容空間には、発光により演出を行う発光演出装置や、後述する可動部70,71,72の動作等により演出を行う可動演出装置(可動演出部)69等の各種の演出装置が設置されている。そして、発光演出装置や可動演出装置69は、前記表示装置17で行われる各種の表示演出(図柄変動演出)に合わせて発光演出や可動部70,71,72の動作演出を行い得るよう構成されており、該発光演出装置および可動演出装置69についても、表示装置17と同様に演出実行手段としての機能を有している。なお、前記表示装置17は、設置部材35の裏側に取付けられて、後述するように設置部材35に設けた開口部(可視部)35aおよび枠状装飾体24(後述)の開口部24aを介して遊技盤20の前側から視認可能に臨むよう構成される(図3参照)。
前記遊技盤20に配設される前記枠状装飾体24は、図2に示す如く、前記遊技盤20に開設された前記装着口の内側に沿って延在する環状に形成された枠状基部24d(図3参照)と、該枠状基部24dに設けられて前記遊技盤20の前面より前方に突出し、前記遊技領域23と表示装置17の表示部17aを区切って該遊技領域23の内周を画成する庇状部24bと、該庇状部24bの後縁から外方に延出する薄板状の台板部24cとを備える。そして、前記枠状基部24dを装着口に挿入すると共に台板部24cを遊技盤20の前面に当接した状態で、該台板部24cをネジ等の固定手段で遊技盤20に固定することで、枠状装飾体24が遊技盤20に取付けられる。ここで、前記庇状部24bは、前記枠状装飾体24(枠状基部24d)の左側縁の略中間位置から上縁および右下縁に亘って連続して延在するように設けられており、開口部24a側、すなわち表示装置17における表示部17aの前面側を横切ってパチンコ球が流下(落下)するのを規制している。
前記枠状装飾体24の下方位置に取付けられた前記始動入賞装置29は、前記第1球流下領域23aと第2球流下領域23bとが合流する合流部に位置して、該始動入賞装置29に設けられた始動入賞口29a,29bには両球流下領域23a,23bを流下するパチンコ球が入賞可能に構成されている。実施例の始動入賞装置29には、上下の関係で第1始動入賞口29aと第2始動入賞口29bとが設けられている。上側に位置する第1始動入賞口29aは、遊技領域23内で常に上方へ開口する常時開放タイプの入賞口とされ、該第1始動入賞口29aは、前記遊技領域23を流下するパチンコ球が常時一定の確率で入賞可能に構成される。これに対して下側に位置する第2始動入賞口29bは、始動用開閉部材29cによって開閉するよう構成されており、駆動手段としての始動入賞ソレノイド40(図9参照)の駆動に伴って始動用開閉部材29cが第2始動入賞口29bを閉鎖する閉鎖位置と開放する開放位置に変位するよう構成されている。すなわち、第2始動入賞口29bは、始動入賞ソレノイド40を駆動することでパチンコ球の入賞確率を可変し得るよう構成される。
前記特別入賞装置30は、遊技領域23(第2球流下領域23b)に開口する特別入賞口30aを開閉自在に閉成する特別用開閉部材30bを備えており、駆動手段としての特別入賞ソレノイド43(図9参照)の駆動に伴って特別用開閉部材30bが閉鎖する閉鎖位置と開放する開放位置に変位するよう構成されている。また、前記特別入賞装置30には、前記特別入賞口30aに入賞したパチンコ球を検出する特別入賞検出手段としての特別入賞検出センサ44(図9参照)が設けられている。特別入賞検出センサ44は、前記メイン制御基板60に配線接続されており、特別入賞検出センサ44からの検出信号がメイン制御基板60のメイン制御CPU60aに入力されることを賞球の払出条件として、該メイン制御CPU60aが賞球の払い出しを決定するようになっている。ここで、前記特別入賞ソレノイド43は、前記始動入賞口29a,29bへのパチンコ球の入賞を契機として特別入賞口30aを開閉する当り遊技(大当り遊技)が付与される場合(当り判定の結果が肯定の場合)に、前記表示装置17による図柄変動演出の終了後に、当りの種類に応じた所定の開閉条件に従ってメイン制御CPU60aによって駆動制御される。
前記ゲート部31には、該ゲート部31をパチンコ球が通過したことを検出するゲートセンサ45(図9参照)が配設される。ゲートセンサ45は、前記メイン制御基板60に配線接続されており、該ゲートセンサ45からメイン制御基板60のメイン制御CPU60aへの球検出信号の入力、すなわちゲートセンサ45のパチンコ球の検出(ゲート部31のパチンコ球の通過)に伴って各種通過検出情報(乱数等の遊技情報)が取得され、この取得した遊技情報に基づいて普図当り判定(普図当り抽選)が行われるよう構成されている。そして、この普図当り判定の結果に応じて前記始動入賞装置29の始動入賞ソレノイド40が駆動制御されて始動用開閉部材29cが開閉動作するようになっている。
前記普通入賞部34は、パチンコ球が入賞可能な普通入賞口34aが上方に常時開口するように前記遊技盤20に設けられており、遊技領域23を流下するパチンコ球が一定の確率で普通入賞口34aに入賞し得るようになっている。普通入賞部34は、普通入賞口34aに入賞したパチンコ球を検出する入賞検出手段としての普通入賞検出センサ46(図9参照)が設けられている。前記普通入賞検出センサ46は、前記メイン制御基板60に配線接続されており、普通入賞検出センサからの検出信号がメイン制御基板60のメイン制御CPU60aに入力されることを賞球の払出条件として、該メイン制御CPU60aが賞球の払い出しを決定するようになっている。
前記設置部材(設置部)35は、図3に示す如く、前記遊技盤20の外郭形状より僅かに小さい形状に形成された略矩形状の背面板(設置部)36と、該背面板36の外周縁部から前方に突出する画壁部37とから前方に開口した箱状に形成されて、該画壁部37の前端を遊技盤20の裏面に当接させた状態で、当該遊技盤20と設置部材35とがネジ止め固定される。そして、前記設置部材35において前記遊技盤20との間に画成される空間に、動作により演出を行う可動演出装置69が設置されて、設置部材35を基材とする1つのユニットとして扱い得るようになっている。前記設置部材35の背面板36には、前記枠状装飾体24の開口部24aと前後に整列する位置に、略矩形状の開口部35aが前後に開口するよう開設される。そして、背面板36の裏面に配設した前記表示装置17の表示部17aが、前記開口部35aおよび開口部24aを介して遊技盤20の前側に臨むようになっている。なお、以下の説明では、設置部材35の背面板36について、開口部35aに対する左右の各部位を、左板部および右板部と指称して区別する場合がある。
前記設置部材35の背面板36に、動作による演出を実行する可動部70,71,72を背面板36に対して変位可能(移動自在)に備える可動演出装置(可動演出部)69が配設されている(図3参照)。この可動演出装置69は、前記表示装置17における表示部17aの前側(枠状装飾体24の後側)を、前記可動部70,71,72が上下方向に移動するよう構成されている(図12〜図14参照)。実施例の可動演出装置69は、表示部17aの前側を初期位置および可動位置の間で上下方向に動作(移動)する第1の可動部70と、該第1の可動部70に対して相対的に動作(移動)する第2の可動部71,72とを備えている。実施例では、第1の可動部70に2つの第2の可動部71,72が前後方向に離間して配設されて該第1の可動部70と一体的に移動可能に構成されている。また、2つの第2の可動部71,72は、第1の可動部70の後述する装飾部76の後方に隠れる初期位置を基準として相互に異なる方向に動作可能に構成されている。そこで、2つの第2の可動部71,72について、前側に位置する第2の可動部71を前第2の可動部71と指称し、後側に位置する第2の可動部72を後第2の可動部72と指称して区別する場合がある。また、可動演出装置69が備える複数(実施例では3つ)の可動部70,71,72は、各第2の可動部71,72の初期位置では、3つの可動部70,71,72が前後に重なる関係で位置して、第1の可動部70の後述する装飾部76が最前面に位置するようになっている(図4,図6参照)。
前記第1の可動部70は、図4,図5,図7,図8に示す如く、左右方向に長手が延在する第1基部73と、該第1基部73の裏側に配設される第2基部74とからなる本体部75と、該本体部75の前側に配設された装飾部76とを備えている。図5に示す如く、本体部75と装飾部76との間に収容空間77が画成されて、該収容空間77に前記前第2の可動部71が配置されると共に、本体部75の後側に前記後第2の可動部72が配置されている。また、本体部75の内部に、前後の第2の可動部71,72に接続する第2移動機構99の作動機構部分が収容されており、該第2移動機構99によって前後の第2の可動部71,72は初期位置と可動位置との間を往復移動するよう構成される。
前記可動演出装置69は、前記背面板36の前側に配設されて、前記第1の可動部70が移動自在に支持される支持基体79を備える。この支持基体79は、図4に示す如く、左右方向に離間する一対の支持部80,81を備え、左側の第1支持部80が、背面板36の左板部の前側で上下方向に延在すると共に、右側の第2支持部81が、背面板36の右板部の前側で上下方向に延在している。そして、各支持部80,81を対応する板部に夫々ネジ止め固定することで、支持基体79が設置部材35に位置決め固定される。
実施例のパチンコ機10は、前記第1の可動部70を、前記初期位置に保持すると共に保持を解除可能な保持装置89を備えている。この保持装置89は、図4に示す如く、前記本体部75における左右方向の一方の端部(実施例では左端部)に設けた係合部75aに係合して第1の可動部70を初期位置に保持する保持位置および保持を解除する解除位置の間を変位可能な係合部材90と、該係合部材90を常には保持位置に向けて付勢する付勢部材としてのバネ部材91と、係合部材90を保持位置から解除位置に変位させる作動手段としての電磁ソレノイド92とを備える。具体的に、電磁ソレノイド92は横向きに配置されて、右端部から延出するプランジャに前記係合部材90が配設されており、該係合部材90がバネ部材91によって常には右方向に(保持位置に向けて)付勢されている。すなわち、電磁ソレノイド92は、通電された励磁状態においてプランジャを介して係合部材90を左側の解除位置に変位させ、これに対し遮電された非励磁状態において係合部材90がバネ部材91の付勢力によって右方向へ(保持位置に向けて)変位されるようになっている。
前記前第2の可動部(奥側の可動部)71は、図6〜図8に示す如く、前側のカバー体71aと後側のベース体71bとを前後に組付けることで構成された矩形箱状に形成されており、内部に、発光基板にLED等の発光体を実装した発光装置78Bが配設されている。また、前第2の可動部71のカバー体71aには、パチンコ機10のモチーフとなる意匠部が設けられると共に、該意匠部は部分的に光透過性に構成されて、前記発光装置78Bの発光体を発光させることで意匠部が明輝し得るよう構成される。
前記後第2の可動部(奥側の可動部)72は、図6〜図8に示す如く、前側のカバー体72aと後側のベース体72bとを前後に組付けることで構成された矩形箱状に形成されており、内部に、発光基板にLED等の発光体を実装した発光装置78Cが配設されている。また、後第2の可動部72のカバー体72aには、パチンコ機10のモチーフとなる意匠部が設けられると共に、該意匠部は部分的に光透過性に構成されて、前記発光装置78Cの発光体を発光させることで意匠部が明輝し得るよう構成される。
前記第2の可動部71,72を動作させる第2移動機構99は、前記第1の可動部70における本体部75の内部に配設された作動部材(連係手段)100と、該本体部75に配設された第2駆動モータ(駆動手段、第2の駆動手段)101と、該第2駆動モータ101の回転力を作動部材100に伝達する複数の歯車からなる伝達部102とから構成される(図7,図8参照)。第2駆動モータ101は、後述する可動部制御基板65を介して演出制御基板61に配線接続されており(図9参照)、該第2駆動モータ101は演出制御基板61が備える演出制御CPU61aによって駆動制御されるよう構成される。前記作動部材100は、本体部75に対して前後方向の軸回りに回転可能に支持されており、該作動部材100における回転中心を挟む径方向の一方に延在する部分に径方向に延在する第1連係孔100aが形成されると共に、回転中心を挟む径方向の他方に延在する部分に径方向に延在する第2連係孔100bが形成されている。そして、前記前第2の可動部71の第1連係ロッド95が第1連係孔100aに摺動自在に挿通されると共に、前記後第2の可動部72の第2連係ロッド98が第2連係孔100bに摺動自在に挿通されている。すなわち、第1の可動部70に配設された第2駆動モータ101は、作動部材100を介して前後の第2の可動部71,72に接続されている。そして、後述する第1動作パターンMP1または第3動作パターンMP3に基づいて第1の可動部70を動作する際に、演出制御CPU61aによって第2駆動モータ101を駆動して伝達部102を介して作動部材100を所定角度範囲で揺動することで、各連係ロッド95,98と連係孔100a,100bとの連係作用によって各第2の可動部71,72が対応するガイド孔93,96に沿って上下方向に移動するよう構成される。
前記遊技盤20の所定位置(実施例では、遊技領域23外の右下部位置)には、前記メイン制御CPU60aにより決定された各種の遊技情報を表示する遊技情報表示部Mが設けられており、当該遊技情報表示部Mを目視することで、遊技に必要な遊技情報を遊技者が適宜に確認し得るようになっている。ここで、実施例の遊技情報表示部Mには、前記遊技情報を表示する各遊技状態表示部として、特図表示部50A,50B、普図表示部55等が設けられている。
前記特図表示部(表示手段)50A,50B(図9参照)は、前記第1始動入賞口29aおよび第2始動入賞口29bへの入賞を契機として行われる特図当り判定(大当り抽選)の結果を示す報知用の特別図柄(以下、特図という)を特定可能に表示する表示部である。ここで、特図表示部50A,50Bは、前記第1始動入賞口29aへの入賞(第1始動入賞検出センサ41による検出)を契機として変動表示を開始する第1特図表示部50Aと、第2始動入賞口29bへの入賞(第2始動入賞検出センサ42による検出)を契機として変動表示を開始する第2特図表示部50Bとからなり、各特図表示部50A,50Bの何れも複数個の発光表示部により構成されている。そして、前記第1始動入賞口29aへのパチンコ球の入賞を契機として、第1特図表示部50Aの発光表示部が順次点灯・消灯する変動表示(以下特図変動表示という場合がある)が行われ、最終的に発光表示部が確定的に点灯した点灯位置(点灯パターン)により複数種類の特図の内の1つを表示するようになっている。また、第2始動入賞口29bへのパチンコ球の入賞を契機として、第2特図表示部50Bの発光表示部が点灯・消灯する変動表示(以下特図変動表示という場合がある)が行われて、最終的に発光部が確定的に点灯した点灯位置(点灯パターン)により複数種類の特図の内の1つを表示するよう構成されている。なお、各発光表示部としては、点灯位置を適宜変更し得る形態であればよく、小数点表示可能な7セグメント表示部、複数個のLEDにより構成された表示部、ドットマトリックス表示部、小型の液晶表示部、その他特図を表示可能な表示手段を採用できる。
前記普図表示部55は、前記ゲートセンサ45のパチンコ球の検出(ゲート部31のパチンコ球の通過)を契機として行われる普図当り判定(普図当り抽選)の結果を示す報知用の普通図柄(以下、普図という)を特定可能に表示する表示部である(図9参照)。ここで、普図表示部55では、ゲートセンサ45のパチンコ球の検出(ゲート部31のパチンコ球の通過)を契機として、複数種類の普図を変動させて1つの普図を導出する普図変動表示が行われるようになっている。実施例では、2つのLEDの発光態様にて2種類の普図を表示するようになっている。具体的には、一方のLEDだけが点灯する発光態様および他方のLEDだけが点灯する発光態様により普図を示している。そして、前記普図表示部55の最終的な点灯結果から普図当りまたははずれを認識できるようになっている。具体的には、一方のLEDだけが点灯することにより示される普図を普図「0」とし、他方のLEDだけが点灯することにより示される普図を普図「1」とした場合に、普図当りの場合に普図表示部55に普図「1」が表示され、はずれの場合に普図「0」が表示される。すなわち、この普図当りを認識できる普図が普図当りの表示結果となり、はずれを認識できる普図が普図はずれの表示結果となる。
前記表示装置17には、前記飾図を変動表示可能な図柄列が複数列設定されており、前記第1始動入賞口29aまたは第2始動入賞口29bへの入賞を契機として、各図柄列の飾図が変動開始されるようになっている。実施例の表示装置17には、図柄変動演出の結果として1つの飾図を停止表示可能な複数の有効停止位置が夫々設定されており、図柄変動演出により、各図柄列の有効停止位置を組み合わせた停止図柄有効ラインに確定停止表示される飾図の図柄組み合わせを導出するようになっている。なお、実施例の表示装置17には、3列の図柄列が左右横並び状に設定されると共に、各図柄列毎に飾図の有効停止位置が1箇所ずつ定められており、3列の飾図からなる図柄変動演出が行われるようになっている。すなわち、実施例の表示装置17には、1つの停止図柄有効ラインが設定されている。以下の説明では、左側から順に左図柄列、中図柄列、右図柄列と指称する場合がある。
前記パチンコ機10の主要な制御構成について説明する。実施例のパチンコ機10には、パチンコ機10を全体的に制御するメイン制御基板60と、該メイン制御基板60からの制御信号に基づいて各制御対象を制御するサブ制御基板61,62,63,64,65とが設けられている。すなわち、メイン制御基板60では、パチンコ機10に備えられた各種検出センサ(検出手段)41,42,45からの検出信号に基づいて各種処理が実行され、その処理結果に応じた各種の制御信号(制御コマンド)がサブ制御基板61,62,63,64,65に出力されるようになっている。
前記メイン制御基板60は、制御動作を所定の手順で実行することができるメイン制御CPU(メイン制御手段)60a、メイン制御CPU60aの制御プログラムを格納するメイン制御ROM60bおよび必要なデータの書き込みおよび読み出しができるメイン制御RAM60cを備えている。
前記演出制御基板61には、演出制御CPU(サブ制御手段,駆動制御手段)61aが備えられている。該演出制御CPU61aには、演出制御ROM61bおよび演出制御RAM61cが接続されている。また、演出制御CPU61aは、実行可否判定用乱数や動作パターン判定用乱数等の各種乱数の値を所定の周期毎に更新し、更新後の値を演出制御RAM61cの設定領域に記憶(設定)して更新前の値を書き換えている。更に、演出制御ROM61bには、表示制御基板62、ランプ制御基板63、音制御基板64および可動部制御基板65を統括的に制御するための演出制御プログラムが記憶されている。演出制御CPU61aは、各種制御コマンドを入力すると、当該演出制御プログラムに基づき各種制御を実行する。例えば、演出制御基板61では、前記メイン制御CPU60aから特図変動パターン指定コマンドが入力されると、演出制御CPU61aが演出制御ROM61bから実行可否判定用乱数を取得し、この実行可否判定用乱数と演出制御ROM61bに記憶されている実行可否判定値とを比較し、可動部演出を実行するか否かの実行可否判定を行う。また、演出制御基板61では、前記実行可否判定の結果が肯定の場合には、後述するように可動演出装置69で実行する1つの動作パターンを決定し、該動作パターンに対応する表示パターンの表示演出コマンドを表示制御基板62に出力する。なお、動作パターンに対応する発光パターンの発光演出コマンドや音出力パターンの音出力演出コマンドを対応するランプ制御基板63や音制御基板64に出力し、ランプ装置18、発光装置78A,78B,78Cおよびスピーカ19において動作パターンに対応する演出を実行するようにランプ制御基板63や音制御基板64がランプ装置18、発光装置78A,78B,78Cおよびスピーカ19を制御するようにしてもよい。
前記表示制御基板62には、表示制御CPU(表示制御手段)62aが備えられている。該表示制御CPU62aには、表示制御ROM62bおよび表示制御RAM62cが接続されている。また、表示制御基板62(表示制御CPU62a)には、表示装置17が接続されている。表示制御ROM62bには、表示装置17の表示内容を制御するための表示制御プログラムが記憶されている。また、表示制御ROM62bには、各種の画像データ(図柄、各種背景画像、文字、キャラクタなどの画像データ)が記憶されている。更に、表示制御RAM62cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種の情報が記憶(設定)されるようになっている。
前記ランプ制御基板(ランプ制御手段)63には、前記ランプ装置18および可動演出装置69が備える各発光装置78A,78B,78Cが接続されている。また、前記音制御基板(音制御手段)64には、前記スピーカ19が接続されている。また、可動部制御基板(可動部制御手段)65には、前記第1駆動モータ85A,85Bおよび第2駆動モータ101が接続されている。
実施例のパチンコ機10は、大当り遊技終了後に遊技者に有利な遊技状態(特典)として第1特典遊技状態を付与する機能を備えている。ここで、第1特典遊技状態としては、前記特別入賞口30aへのパチンコ球の入賞契機が、当該第1特典遊技状態が付与されていない状態に較べて増加する状態である。具体的には、第1特典遊技状態では、大当り確率を低確率から高確率に変動することにより特別入賞口30aへのパチンコ球の入賞契機を増加することができる。以下の説明では、第1特典遊技状態を、便宜的に「確変状態」というものとする。
次に、実施例のパチンコ機10で付与される大当り遊技(当り遊技)について説明する。大当り遊技は、特図変動表示の結果として第1特図表示部50Aまたは第2特図表示部50Bに大当り図柄が確定停止表示された後(図柄変動演出の終了後)に開始されるよう設定されており、当選した大当り遊技(大当り図柄)の種類に応じて特別入賞装置30の特別用開閉部材30bが開閉動作される。すなわち、大当り遊技は、特図変動表示の結果として特図表示部50A,50Bに大当り図柄が停止表示された後に開始されるよう設定されており、大当り遊技の開始を示すオープニング演出と、オープニング演出終了後に行われる規定ラウンド数だけラウンド間インターバル時間を挟んで繰り返されるラウンド遊技と、大当り遊技の終了を示すエンディング演出とにより構成されている。1回のラウンド遊技は、特別入賞口30aに規定個数(例えば、10個)のパチンコ球が入賞するか、あるいは各ラウンド遊技の開始から規定時間(ラウンド遊技時間)が経過することで終了する。なお、ラウンド間インターバル時間の間は、前記特別用開閉部材30bが閉鎖状態で保持される。ここで、前記大当り遊技の各ラウンド遊技における特別入賞装置30の特別用開閉部材30bの開閉態様(開閉パターン)には、パチンコ球を所定間隔で連続的に発射した条件において、1回の開放動作(開放してから閉鎖するまでの動作)においてラウンド遊技に定められた規定個数(例えば、10個)のパチンコ球が入賞可能な時間だけ開放を継続する長時間開放動作を行う態様と、該長時間開放動作よりも特別用開閉部材30bの開放時間が短く設定された短時間開放動作を行う態様とが設定されている。例えば、長時間開放動作では、特別用開閉部材30bが最大で25秒間開放し、短時間放動作では、特別用開閉部材30bが最大で0.04秒間開放するよう設定することができる。
実施例のパチンコ機10では、大当り判定に当選した場合に、遊技者に与える価値が異なる複数種類の大当り遊技の中から1つの大当り遊技が決定され、その決定された大当り遊技が付与される。ここで、複数種類の大当り遊技の内で何れの大当り遊技が付与されるかは、大当り判定に当選した際に決定される大当り図柄(特図1および特図2)の種類に基づいて決定されるようになっている。パチンコ機10に設定可能な大当り遊技としては、例えば、ラウンド回数を2回、4回、8回、15回等のように異ならせることで価値が異なるようにした種類や、大当り遊技後に前記確変状態および変短状態が付与される確変・変短大当り遊技、大当り遊技後に確変状態のみが付与される確変大当り遊技、大当り遊技後に変短状態のみが付与される変短大当り遊技等のように、大当り遊技後に付与される特典の種類の違いによって価値が異なるようにした種類を設定可能である。
実施例のパチンコ機10は、前記可動演出装置69によって、図柄変動演出の終了後に大当り遊技(当り遊技)が付与される可能性のあることを示唆する可動部演出を実行可能に構成されている。すなわち、前記始動入賞口29a,29bへの入賞(具体的には始動入賞検出センサ41,42による球検出)を契機としてメイン制御CPU60aで決定された特図変動パターンを指定する特図変動パターン指定コマンドが前記演出制御CPU61aに入力された場合に、該演出制御CPU61aが可動演出装置69による可動部演出を実行するか否かを決定する可動部演出の実行可否判定を行い、該実行可否判定において可動部演出を実行することが決定された場合に、複数種類の動作パターンMP1〜MP3の中から1つの動作パターンを決定し、決定された動作パターンに基づく可動部演出を当該の図柄変動演出中に実行するよう構成される。すなわち実施例では、図柄変動演出の終了後に大当り遊技(当り遊技)が付与されることを示唆する可動部演出を実行するか否かを決定する可動部演出実行可否決定手段、該可動部演出実行可否決定手段が可動部演出を実行することを決定した場合に、複数種類の動作パターンMP1〜MP3の中から1つの動作パターンMP1〜MP3を決定可能な動作パターン決定手段および決定した動作パターンMP1〜MP3に基づく可動部演出を可動演出装置69で実行させる可動部演出実行制御手段としての機能を演出制御CPU61aが備えている。
前記演出制御ROM61bには、前記可動演出装置69が備える駆動モータ85A,85B,101を演出制御CPU61aによって駆動制御することで各可動部70,71,72を動作させる複数の動作パターンが設定されている。実施例のパチンコ機10では、3つの動作パターンが設定されている。第1動作パターン(動作パターン)MP1は、前記第1の可動部70を初期位置に停止させた状態で、前記第2の可動部71,72を可動位置に動作(移動)させるように前記第2駆動モータ101を駆動するパターンである(図12参照)。第2動作パターン(動作パターン)MP2は、第2の可動部71,72を初期位置に停止させた状態で、第1の可動部70を初期位置から可動位置に移動させた後、該第1の可動部70を初期位置に戻すように動作させるように第1駆動モータ85A,85Bを駆動するパターンである(図13参照)。また、第3動作パターン(動作パターン)MP3は、第1の可動部70を可動位置に動作させるよう第1駆動モータ85A,85Bを駆動させた後に、第2の可動部71,72を可動位置に動作させるよう第2駆動モータ101を駆動するパターンである。なお、第1動作パターンMP1は、第2の可動部71,72を可動位置に動作させた後の適宜のタイミングで第2駆動モータ101を駆動して当該の第2の可動部71,72を可動位置から初期位置に戻すように設定される。また、第3動作パターンMP3は、第2の可動部71,72を可動位置に動作させた後の適宜のタイミングで第2駆動モータ101を駆動して当該の第2の可動部71,72を可動位置から初期位置に戻すと共に、第1駆動モータ85A,85Bを駆動して第1の可動部70を可動位置から初期位置に戻すように設定される。なお、上記に示す動作パターンの数や動作内容は一例であって、動作内容が異なる3つ以上の動作パターンを設定するようにしてもよい。
実施例のパチンコ機10では、前記演出制御ROM61bに、前記可動演出装置69で実行可能な複数の前記動作パターンMP1〜MP3に対応して、前記表示装置17で行われる表示演出の表示内容を特定する表示パターンPA1〜PA3(図11参照)が記憶されている。そして、演出制御CPU61aは、前記動作パターンの抽選で1つの動作パターンを決定すると、該動作パターンに対応する表示パターン指定コマンドを前記表示制御CPU62aに出力し、該表示制御CPU62aは、表示パターン指定コマンドを入力すると、その表示パターンに対応する表示データに基づく演出内容の画像を表示装置17の表示部17aに表示するよう制御する。
次に、前述した実施例に係るパチンコ機10の作用につき説明する。
次に、第1の別実施例に係るパチンコ機について説明する。第1の別実施例に係るパチンコ機については、前述した実施例のパチンコ機10と異なる部分についてのみ説明し、既出の同一または同種の部材には同じ符号を付すものとする。前記実施例では、第1の可動部70に配設された2つの第2の可動部71,72を1つの第2駆動モータ101によって連動するよう構成したが、第1の別実施例では、各第2の可動部71,72を独立して動作し得るよう構成されている点で、実施例と異っている。
前記前第2の可動部71および後第2の可動部72を夫々独立して動作させ得るように構成した第1の別実施例の可動演出装置69では、該可動演出装置69が備える可動部70,71,72の可動部演出に係る動作パターンとして、図16に示す複数種類が設定されている。なお、第1の別実施例の動作パターンについては、実施例の動作パターンと区別するために別動作パターンと指称する。
次に、第2の別実施例に係るパチンコ機について説明する。第2の別実施例に係るパチンコ機については、前述した実施例のパチンコ機10と異なる部分についてのみ説明し、既出の同一または同種の部材には同じ符号を付すものとする。前記実施例では、第1の可動部70は初期位置と可動位置との間を第1駆動モータ85A,85Bの駆動によって移動するよう構成したが、第2の別実施例では、第1の可動部70の初期位置から可動位置への移動については、該第1の可動部70の自重によって移動するよう構成されている点で、実施例と異っている。
なお、遊技機としては、前述したものに限らず、種々の変更が可能である。
(1) 実施例では、可動演出装置が備える各可動部を上下方向に動作するよう構成したが、該可動部の動作方向は左右方向や斜め方向等、その動作方向は限定されるものではない。
(2) 実施例では、可動演出装置が備える各可動部の何れも上下方向に動作するよう構成したが、各可動部の動作方向を異なる構成を採用し得る。例えば、第1の可動部を上下方向に動作するのに対し、第2の可動部を斜め方向に動作するよう構成し、初期位置の第1の可動部の後方に隠れている第2の可動部が、第1の可動部の上側または下側に斜めに動作して前側から視認可能となる構成を採用し得る。また、装飾部の後方に配置された2つの第2の可動部について、手前側の第2の可動部を第1の可動部の下側に移動させると共に、奥側の第2の可動部を第1の可動部の上側に移動する形態とすることができる。
(3) 実施例では、第1の可動部に2つの第2の可動部を動作可能に設けたが、該第2の可動部は1つであっても3つ以上であってもよい。そして、第2の可動部を3つ以上とする場合は、実施例のように全ての第2の可動部を1つの第2駆動モータ(第2移動機構)によって連動するようにしたり、あるいは第1の別実施例のように各第2の可動部を夫々独立して動作し得るように対応して第2駆動モータ(第2移動機構)を設ける構成を採用し得る。また、単独で動作する第2の可動部と、連動する複数の第2の可動部とを組み合わせた構成を採用することも可能である。そして、第1の可動部の後方に初期位置で隠れて連動する奥側の第2の可動部(動作部)については、3つ以上であってよい。
(4) 実施例では、第1の可動部に配設した2つの第2の可動部を相互に反対方向に動作するよう構成したが、同じ方向に動作する構成を採用し得る。すなわち、例えば、第1の可動部の左右方向(第1の可動部の移動方向と交差する方向)に並んで2つの第2の可動部を上下方向に動作可能に配設し、両第2の可動部を第1の可動部の上側または下側へ移動する構成を採用し得る。また、前後に重なる第2の可動部が段階的に露出する構成を採用し得る。すなわち、第1の可動部に対して可動位置に移動した前第2の可動部の後方に第2の可動部が隠れた状態で位置し、更に後第2の可動部が可動位置の前第2の可動部の後方に隠れた位置から外れて露出する可動位置に移動する構成を採用し得る。
(5) 実施例では、第1の可動部に対して第2の可動部をスライド移動するよう構成したが、第2の可動部を第1の可動部に対して揺動自在に支持し、該第2の可動部が揺動することで第1の可動部の後方に隠れた初期位置と後方から外れて露出する可動位置との間を変位する構成を採用し得る。
(7) 実施例では、表示装置で実行される図柄変動演出中に可動演出装置の可動部演出を実行するよう構成したが、当り遊技中(大当り遊技中)に表示装置で実行される当り演出中に可動演出装置で可動部演出を行うことができる。そして、当り演出中に可動部演出を実行する構成では、大当り遊技の終了後に付与される確変状態や変短状態の信頼度を動作パターンの形態の違いにより報知することができる。
(8) 実施例では、第1の可動部に対して後方に隠れた初期位置と後方から略全体が外れて露出する可動位置との間で第2の可動部が動作するよう構成したが、初期位置と可動位置との間の中間位置(第2の可動部が半分だけ露出する位置)を設定し、動作パターンとして、第2の可動部が初期位置から中間位置まで移動した後に可動位置に移動することなく初期位置に戻る形態を設定することができる。そして、このような第2の可動部が初期位置から中間位置まで移動する動作パターンの信頼度を、初期位置から可動位置まで移動する動作パターンの信頼度より低く設定することで、第2の可動部が可動位置まで移動した際の遊技者に与える喜びを高めることができる。
(10) 実施例では、保持装置における係合部材の作動手段として電磁ソレノイドを用いたが、モータやニリアアクチュエータ等を用いることができる。そして、モータやニリアアクチュエータ等の作動手段を用いる場合は、演出制御CPUによって該作動手段を駆動制御することで、係合部材を保持位置と解除位置との間で変位させることができる。
(11) 第2の別実施例のように第1の可動部を自重により初期位置から可動位置へ移動させる構成では、該第1の可動部を初期位置と可動位置との間で動作させる第1の駆動手段は、第1の可動部の初期位置での保持を解除することで該第1の可動部を初期位置から可動位置へ移動させる保持装置の電磁ソレノイド(作動手段)と、可動位置の第1の可動部を初期位置に移動させる第1駆動モータとから構成される。
(12) 第2の別実施例において、第1の可動部の自重落下を許容するための第1駆動モータと第1の可動部との連係を解除する手段としては、連係状態と非連係状態とを切り換え可能なクラッチ等の手段を伝達部に設ける構成を採用し得る。
(13) 第2の別実施例において、第2駆動モータについては、第1の可動部が自重落下するときに励滋して第2の可動部を初期位置に保持する構成を採用し得る。
(15) 実施例においてメイン制御手段(メイン制御CPU)が備える機能の全部または一部をサブ制御手段(演出制御CPU)が備えるようにしてもよく、反対にサブ制御手段が備える機能の全部または一部をメイン制御手段が備えるようにしてもよい。そして実施例では、メイン制御基板とサブ制御基板(演出制御基板)とを分けて設けるようにしたが、単一の制御基板とすることもできる。すなわち、実施例におけるメイン制御手段およびサブ制御手段の機能を、単一の制御基板に設けた制御手段(CPU)が備えるようにしてもよい。更に、別途制御基板を備えて、実施例のメイン制御手段やサブ制御手段が備える機能の全部また一部を、別の制御手段に備えさせてもよい。
(16) また、実施例において演出制御手段(演出制御CPU)が備える機能の全部または一部を表示制御手段(表示制御CPU)が備えるようにしてもよく、反対に表示制御手段が備える機能の全部または一部を演出制御手段が備えるようにしてもよい。そして実施例では、演出制御基板(演出制御CPU)と表示制御基板(表示制御CPU)とを分けて設けるようにしたが、単一の制御基板とすることもできる。すなわち、実施例における演出制御手段および表示制御手段の機能を、単一の制御基板に設けた制御手段(CPU)が備えるようにしてもよい。また、発光制御を行うランプ制御手段、音出力制御を行う音制御手段、可動部制御を行う可動部制御手段の夫々に関しても同様に、演出制御手段が兼用することができる。
(17) 実施例では、第1特典遊技状態が付与されている状態を確変状態としたが、これに限られるものではなく、第1特典遊技状態および第2特典遊技状態を組み合わせた状態を確変状態とすることもできる。この場合に、第1特典遊技状態および第2特典遊技状態の何れも付与されていない状態を非確変状態とすることができる。
(18) 遊技機としては、パチンコ機に限られるものではなく、アレンジボール機や遊技媒体としてパチンコ球やコインを用いたスロットマシン等、その他各種の遊技機であってもよい。例えば、スロットマシンでは、コインを投入してスタートレバーを操作したことが当り判定を行う始動条件の成立となる。
〔付記〕
請求項2記載の構成を含む遊技機に関して、
前記手前側の可動部(70)は、初期位置から可動位置に移動することで前記演出実行手段(17)の前側に重なる領域が拡大するよう構成されると共に、当該手前側の可動部(70)の可動位置において、該手前側の可動部(70)の初期位置側に前記演出実行手段(17)が露出するよう構成され、
前記奥側の可動部(71)は、当該奥側の可動部(71)の初期位置から可動位置に移動する際に、前記手前側の可動部(70)の可動位置から初期位置へ向けた移動方向に移動するよう構成されて、
前記手前側の可動部(70)を動作させた後に前記奥側の可動部(71)を動作させる動作パターン(MP3)で動作した際に、初期位置から可動位置に移動した前記手前側の可動部(70)が前記演出実行手段(17)の前側に重なって位置すると共に、当該手前側の可動部(70)の初期位置側で前記奥側の可動部(71)が演出実行手段(17)の前側に重なって位置するよう構成されたことを要旨とする。
このように、手前側の可動部の初期位置から可動位置へ向けた移動方向と反対方向に移動する奥側の可動部が、手前側の可動部の初期位置側で奥側の可動部が演出実行手段の前側に重なって位置することで、手前側の可動部および奥側の可動部が動作した際のインパクトを高めることができる。
61a 演出制御CPU(駆動制御手段)
69 可動演出装置(可動演出部)
70 第1の可動部(手前側の可動部)
71 前第2の可動部(奥側の可動部)
72 後第2の可動部(奥側の可動部)
85A,85B 第1駆動モータ(第1の駆動手段)
101(101A,101B) 第2駆動モータ(第2の駆動手段)
MP1 第1動作パターン(動作パターン)
MP2 第2動作パターン(動作パターン)
MP3 第3動作パターン(動作パターン)
MPB1 第1別動作パターン(単独動作パターン)
MPB2 第2別動作パターン(単独動作パターン)
MPB3 第3別動作パターン(単独動作パターン)
MPB4 第4別動作パターン(第1の連動動作パターン)
MPB5 第5別動作パターン(第2の連動動作パターン)
Claims (3)
- 始動条件の成立を契機として当り判定を行う当り判定手段を備え、前記当り判定が当りの判定結果となることを契機として当り遊技を付与するよう構成された遊技機において、
前後方向に重なる位置関係で複数の可動部を有する可動演出部と、
前記複数の可動部の夫々に対応して設けられた駆動手段と、
前記駆動手段を制御する駆動制御手段とを備え、
前記複数の可動部は、第1の駆動手段の駆動により初期位置および可動位置の間で動作する第1の可動部と、該第1の可動部より奥側に設けられ、対応する第2の駆動手段の駆動により当該第1の可動部に対して相対的に動作する複数の第2の可動部からなり、
前記可動演出部において少なくとも前記第1の可動部より奥側の複数の第2の可動部の夫々は、前側から視認不能な初期位置および前側から視認可能な可動位置の間を移動可能に構成され、
前記駆動制御手段は、前記可動演出部が備える可動部の内の何れかを単独で動作させるよう前記駆動手段を駆動する動作パターンと、前記可動演出部が備える可動部の内で手前側の可動部を動作させた後に、当該可動演出部が備える可動部の内で奥側の可動部を可動位置に動作させるよう前記駆動手段を駆動する動作パターンと、前記第1の可動部を初期位置に停止させた状態で前記複数の第2の可動部の何れかを可動位置に動作させるよう対応する前記第2の駆動手段を駆動する動作パターンと、前記第1の可動部を可動位置に動作させるよう前記第1の駆動手段を駆動させた後に、前記複数の第2の可動部の何れかを可動位置に動作させるよう対応する前記第2の駆動手段を駆動する動作パターンを含む複数パターンで制御可能に構成され、
前記当り判定がはずれの判定結果の場合に比べて当りの判定結果の場合の方が、前記可動演出部が備える可動部の内の何れかを単独で動作させる動作パターンよりも、前記可動演出部が備える手前側の可動部を動作させた後に奥側の可動部を可動位置に動作させる動作パターンで前記駆動制御手段が各駆動手段を制御する割合が高くなるよう構成され、
前記当り判定がはずれの判定結果の場合に比べて当りの判定結果の場合の方が、前記第1の可動部を初期位置に停止させた状態で前記複数の第2の可動部の何れかを動作させる動作パターンよりも、前記第1の可動部を動作させた後に前記複数の第2の可動部の何れかを可動位置に動作させる動作パターンで前記駆動制御手段が各駆動手段を制御する割合が高くなるよう構成され、
前記第2の駆動手段を駆動する動作パターンとして、前記第2の駆動手段の何れかを駆動して対応する第2の可動部を単独で動作させる単独動作パターンと、前記第2の駆動手段を駆動して対応する第2の可動部を動作させた後に、別の第2の駆動手段を駆動して別の第2の可動部を動作させる第1の連動動作パターンと、複数の前記第2の駆動手段を駆動して対応する複数の前記第2の可動部を同時に動作させる第2の連動動作パターンとを含む複数パターンが設定され、
前記当り判定がはずれの判定結果の場合に比べて当りの判定結果の場合の方が、前記単独動作パターンよりも前記何れかの連動動作パターンで前記駆動制御手段が各第2の駆動手段を制御する割合が高くなるよう構成された
ことを特徴とする遊技機。 - 前記当り判定がはずれの判定結果の場合に比べて当りの判定結果の場合の方が、前記第1の連動動作パターンよりも第2の連動動作パターンで前記駆動制御手段が各第2の駆動手段を制御する割合が高くなるよう構成された請求項1記載の遊技機。
- 始動条件の成立を契機として当り判定を行う当り判定手段を備え、前記当り判定が当りの判定結果となることを契機として当り遊技を付与するよう構成された遊技機において、
前後方向に重なる位置関係で複数の可動部を有する可動演出部と、
前記複数の可動部の夫々に対応して設けられた駆動手段と、
前記駆動手段を制御する駆動制御手段とを備え、
前記複数の可動部は、第1の駆動手段の駆動により初期位置および可動位置の間で動作する第1の可動部と、該第1の可動部より奥側に設けられ、対応する第2の駆動手段の駆動により当該第1の可動部に対して相対的に動作する複数の第2の可動部からなり、
前記可動演出部において少なくとも前記第1の可動部より奥側の複数の第2の可動部の夫々は、前側から視認不能な初期位置および前側から視認可能な可動位置の間を移動可能に構成され、
前記駆動制御手段は、前記可動演出部が備える可動部の内の何れかを単独で動作させるよう前記駆動手段を駆動する動作パターンと、前記可動演出部が備える可動部の内で手前側の可動部を動作させた後に、当該可動演出部が備える可動部の内で奥側の可動部を可動位置に動作させるよう前記駆動手段を駆動する動作パターンと、前記第1の可動部を初期位置に停止させた状態で前記複数の第2の可動部の何れかを可動位置に動作させるよう対応する前記第2の駆動手段を駆動する動作パターンと、前記第1の可動部を可動位置に動作させるよう前記第1の駆動手段を駆動させた後に、前記複数の第2の可動部の何れかを可動位置に動作させるよう対応する前記第2の駆動手段を駆動する動作パターンを含む複数パターンで制御可能に構成され、
前記当り判定がはずれの判定結果の場合に比べて当りの判定結果の場合の方が、前記可動演出部が備える可動部の内の何れかを単独で動作させる動作パターンよりも、前記可動演出部が備える手前側の可動部を動作させた後に奥側の可動部を可動位置に動作させる動作パターンで前記駆動制御手段が各駆動手段を制御する割合が高くなるよう構成され、
前記当り判定がはずれの判定結果の場合に比べて当りの判定結果の場合の方が、前記第1の可動部を初期位置に停止させた状態で前記複数の第2の可動部の何れかを動作させる動作パターンよりも、前記第1の可動部を動作させた後に前記複数の第2の可動部の何れかを可動位置に動作させる動作パターンで前記駆動制御手段が各駆動手段を制御する割合が高くなるよう構成され、
前記第2の駆動手段を駆動する動作パターンとして、前記第2の駆動手段の何れかを駆動して対応する第2の可動部を単独で動作させる単独動作パターンと、前記第2の駆動手段を駆動して対応する第2の可動部を動作させた後に、別の第2の駆動手段を駆動して別の第2の可動部を動作させる第1の連動動作パターンと、複数の前記第2の駆動手段を駆動して対応する複数の前記第2の可動部を同時に動作させる第2の連動動作パターンとを含む複数パターンが設定され、
前記当り判定がはずれの判定結果の場合に比べて当りの判定結果の場合の方が、前記第1の連動動作パターンよりも第2の連動動作パターンで前記駆動制御手段が各第2の駆動手段を制御する割合が高くなるよう構成された
ことを特徴とする遊技機。
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