JP4814917B2 - 表示部材及び遊技機 - Google Patents

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本発明は、遊技機に用いられる表示部材、及び該表示部材を用いた遊技機に関するものである。
従来、パチンコ遊技機等の遊技機に用いられる表示部材として、例えば特許文献1に記載の表示器が公知である。特許文献1に記載の表示器は、横長な区画壁間を仕切壁で区切った補強空間と、前面枠の表面に止着する止着部を本体ベースに一体的に形成し、本体ベースに発光源を取り付け、発光源と本体ベースの前面を複数のレンズ部材で覆ったものである。この表示器は、前記レンズ部材が、透明性合成樹脂製であり、内側面にダイヤカットが施されており、遊技機前面側に設けられている。
実開平2−30386号公報
上記のような表示部材において、部分的に明るさを調節するために、明るさを少し暗くしたい部分等に調光シート等を積層することが行われている。例えば図10(a)、(b)に示す表示部材100は、発光部を主発光部101と該主発光部より少し暗く発光させるようにした副発光部102(図中、斜線で記載した部分)とから構成したものである。この表示部材100において、副発光部102の輝度を下げるために、光源とレンズ部材との間に調光シート103が設けられている。調光シートを支持するために透明支持板104が用いられる。調光シート103を透明支持板104に積層し、透明支持板104を表示部材100に取り付けることで、調光シート103は所定の位置に固定保持されている。
表示部材100に用いられる調光シート103は、副発光部102の形状によっては、複数の調光シートを組合わせて用いることがある。例えば、一枚の透明支持板104に、4つの部分調光シートを積層する場合がある。このとき、透明支持板104が主発光部101の背面に存在すると、透明支持板104自体が透明であっても、光源からの発光状態が微妙に変化して、主発光部101の意匠性を損ねることになる。
しかし透明支持板104を主発光部101を覆わないような板状体により構成しようとすると、例えば図10(a)において、矢印P、Qで示した部分のように、透明支持板104に細い部分が形成されることになる。透明支持板103は、細い部分により強度が低下するので、破損し易くなるおそれが出てくる。
これに対し、透明支持板104を調光シートの形状に応じて分割形成すれば、透明支持板104が破損し易くなるおそれは回避できる。しかし、透明支持板104を複数の部材から構成したのでは、部品点数が増えるため、部品の管理や、部品の取付作業に手間が掛かってしまうという問題があった。
本発明は、上記従来技術の欠点を解決しようとするものであり、発光部の意匠性を低下させず、しかも透明支持板が破損するおそれがなく、部品の管理や部品の取付作業が容易である遊技機の表示部材及び遊技機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の遊技機の表示部材は、請求項1に記載のように、
複数の光源から光が照射されて点灯表示する発光部を有する、遊技機に用いられる表示部材において、
前記発光部が、遮光性を有する隔壁によって区画された複数の発光領域からなり各発光領域を区画する輪郭が非発光部として形成されている主発光部と、前記主発光部の前記非発光部と隣接する発光領域からなる副発光部とから構成され、
前記複数の光源は、前記主発光部及び前記副発光部からなる前記発光部の全体的に照射するように配置され、
前記副発光部は前記隔壁の区画外の発光領域で構成されると共に、該副発光部の少なくとも一部の輝度を前記主発光部の輝度よりも抑制するための調光シートと、該調光シートを後側から保持して固定するための透明支持板が設けられ、
前記調光シートが複数に分割された部分調光シートから構成され、
前記透明支持板が、前記部分調光シートを少なくとも覆う副発光部支持部と、前記主発光部の少なくとも一つの区画された発光領域の全体を覆うように前記副発光部支持部に連設されている主発光部支持部とからなる一つの部材であって、前記副発光部支持部に前記主発光部支持部が連設されることで前記副発光部支持部を補強する形状に形成されていることを要旨とするものである。
また本発明の遊技機の表示部材は、請求項2に記載のように、請求項1に係り、前記隔壁に後端が短く形成された段部が設けられ、前記透明支持板が前記段部の上に位置する部分を有することを要旨とするものである。
また本発明の遊技機の表示部材は、請求項3に記載のように、請求項1又は2に係り、前記透明支持板の主発光部支持部が、少なくとも一つの区画された発光領域の隔壁の内側に嵌合していることを要旨とするものである。
また本発明の遊技機の表示部材は、請求項4に記載のように、請求項1〜3のいずれか1項に係り、前記主発光部が、上下二列に文字列が配置されており、前記区画された発光領域の一つの発光領域が文字列の一文字に対応していることを要旨とするものである。
また本発明の遊技機の表示部材は、請求項5に記載のように、請求項1〜4のいずれか1項に係り、前記主発光部には、光を変化させる調光部と光を遮蔽する遮光部とが設けられていることを要旨とするものである。
また本発明の遊技機の表示部材は、請求項6に記載のように、請求項1〜5のいずれか1項に係り、前記副発光部が、前記主発光部の上方に設けられていることを要旨とするものである。
また本発明の遊技機の表示部材は、請求項7に記載のように、請求項1〜6のいずれか1項に係り、前記主発光部が、区画された発光領域により前面の位置が異なる凹凸状に形成されていることを要旨とするものである。
また本発明の遊技機の表示部材は、請求項8に記載のように、請求項1〜7のいずれか1項に係り、前記表示部材が遊技盤に取り付けられ、前記主発光部が遊技機の機種名を表示するものであることを要旨とするものである。
また本発明の遊技機は、請求項9に記載のように、請求項1〜8のいずれか1項に記載の表示部材を備えることを要旨とするものである。
請求項1の本発明の遊技機の表示部材は、前記透明支持板が、前記部分調光シートを覆う副発光部支持部と、前記主発光部の少なくとも一つの区画された発光領域の全体を覆うように前記副発光部支持部に連設されている主発光部支持部とからなる一つの部材であって、前記主発光部支持部が前記副発光部支持部を補強する形状に形成されている構成を採用したことにより、発光部の意匠性を低下させず、しかも透明支持板が破損するおそれが小さく、部品の管理や部品の取付が容易であるという効果が得られる。
請求項2の本発明の遊技機の表示部材は、前記隔壁に後端が短く形成された段部が設けられ、前記透明支持板が前記段部の上に位置する部分を有するため、透明支持板を隔壁に嵌合させることができる。
請求項3の本発明の遊技機の表示部材は、前記透明支持板の主発光部支持部が、少なくとも一つの区画された発光領域の隔壁の内側に嵌合していることにより、隔壁を補強して強度を向上せしめることができる。
請求項4の本発明の遊技機の表示部材は、前記主発光部が、上下二列に文字列が配置されており、前記区画された発光領域の一つの発光領域が文字列の一文字に対応していることにより、遊技機の機種名等を効果的に表示することができる。
請求項5の本発明の遊技機の表示部材は、前記主発光部には、光を変化させる調光部と光を遮蔽する遮光部とが設けられていることにより、例えば文字の輪郭等を遮光部に対応させ、輪郭の内側が調光部となるように構成することで文字等を効果的に表現することができる。
請求項6の本発明の遊技機の表示部材は、前記副発光部が、前記主発光部の上方に設けられていることにより、主発光部を効果的に強調することができる。
請求項7の本発明の遊技機の表示部材は、前記主発光部が、区画された発光領域毎に前面の位置が異なる凹凸状に形成されていることにより、各発光領域の文字や絵柄等に応じて遊技機前後方向の位置を適宜調節することで、各発光領域を立体的に表示して、主発光部の意匠性を向上させることができる。
請求項9の本発明の遊技機は、請求項1〜8のいずれか1項に記載の表示部材を備えることにより、発光部の意匠性に優れ、部品の管理や部品の取付作業が容易である。
以下、本発明の実施例について図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明遊技機の一実施例を示す正面図であり、図2は図1の遊技機を後方側から見た分解斜視図である。図1及び図2に示すように、本実施例の遊技機は、パチンコ遊技機1(以下、単に遊技機ということもある)であり、パチンコ遊技機1は、所要の奥行きを有する額縁形状に形成された外枠2(機枠と呼称されることもある)の前面側に、左側縁が軸着されて前方に開閉可能に組付けられた前面枠3が取り付けられている。さらに遊技機1は、前面枠3に対して左側縁が軸着されて前面側に開閉可能に形成された開閉扉からなる透明板保持枠4(ガラス枠)が取り付けられている。また前面枠3には、後方から遊技盤6が装着されており、遊技盤6の後方に機構枠5が設けられている。
なお本発明において、遊技機の前面とは遊技機正面側のことであり、遊技機の裏面或いは後方とは遊技機の背面側のことである。また遊技機の左側、右側、上側、下側とは、遊技機を前面から見た場合の左側、右側、上側、下側のことであり、図1において、図中、それぞれ左側、右側、上側、下側のことである。
図1に示すように、透明板保持枠4には遊技球を発射操作するためのタッチスイッチを備える発射ハンドル8、遊技領域へ発射するための遊技球を入れる上皿11、下皿12、遊技スイッチ13、スピーカ14、14が等が設けられている。また図2に示すように、透明板保持枠4は、遊技盤6の遊技領域に対応する位置に、ガラス板又はプラスチック板等の透明板4aが配設され、透明板4aを通して前面側から遊技盤6の遊技領域を視認可能に形成されている。
図1に示すように遊技盤6の前面側には、発射装置50(図3参照)から発射された遊技球をガイドするための内側ガイドレール9aと外側ガイドレール9bからなるガイドレール9が、略円形に設けられている。遊技盤6の内側ガイドレール9a及び外側ガイドレール9bの一部によって囲まれた部分が遊技領域として形成されている。遊技領域の略中央には、図柄等を表示する図柄表示装置として液晶パネル21が配設され、液晶パネル21の前面の一部と周囲に、センター役物22が配設されている。遊技領域のセンター役物22以外の部分には、始動入賞装置23、特別入賞装置24等の各種入賞装置、ゲート25、風車26、普通図柄表示部27が設けられている。また特に図示しないが、遊技盤6の遊技領域(センター役物22の部分を除く)には、複数の釘等が起立している。
図3は図1の遊技機の背面図である。遊技盤6の裏面側には、液晶パネル21が収納された液晶ケース31、音声制御基板や図柄制御基板が収納された音声・図柄制御基板ケース32、サブ制御基板が収納されたサブ制御基板ケース33、主制御基板が収納された主制御基板ケース34等が設けられている。またパチンコ遊技機1の機構枠5の裏面側には、図3に示すように、枠用外部端子基板41、払出制御基板42、電源基板43、発射装置制御基板44等の各種基板、カードインターフェース接続部45、球寄せ46、タンク47、タンクレール48、払出装置49、発射装置50等が設けられている。
パチンコ遊技機1は、発射ハンドル8の操作により、発射装置50から遊技盤6の表面の遊技領域に遊技球を発射し、遊技球が遊技盤6の表面を転動しながら落下し、始動入賞装置23、特別入賞装置24等の入賞装置に入ると、所定の賞球遊技球が球払出口から払い出されるようになっている。
センター役物22は、遊技盤7の前面に取付けられている。図4はセンター役物の正面図である。図4に示すように、センター役物22は、略中央に液晶パネル21を視認可能な開口部22aが設けられ、開口部22aの周囲には、各種の装飾部材、各種の役物等が設けられている。センター役物22の中央上部には、後方に配置された光源から光が照射されて点灯表示する発光部61を有する表示部材60が設けられている。表示部材60の発光部61は、主発光部62と、該主発光部62の上側に隣接して位置する副発光部63とから構成されている。尚、特に図示しないが、表示部材60の後方には、遊技盤に複数個のLEDからなる光源が設けられている。この光源のLEDは、表示部材60の主発光部62及び副発光部63からなる発光部61の全体に照射して、発光部61全体が発光するように配置されている。
図5は表示部材の正面図である。図5に示すように、表示部材60の主発光部62は、8個に区画された発光領域62a〜62hから構成されている。発光領域は62a〜62gは、遊技機1の機種名を表わす文字列からなる。文字列は、一つの発光領域が一つの文字に対応するように配置されている。すなわち、主発光部62の上段の発光領域62a、62bは、2文字が対応し、下段の発光領域62c、62d、62e、62f、62gは、5文字が対応していて、機種名の文字列が上下二列に配置されている。尚、主発光部62の上段右端の発光領域62hは絵柄であり、円で囲った内側部分に図柄が記載されている。
図6は表示部材の分解斜視図である。図6に示すように、表示部材60の主発光部62の各発光領域62a〜62hは、遮光性を有する隔壁611によって区画されている。隔壁611はアルミニウムのような隠蔽性と反射性を有する顔料などにより着色されたABS樹脂から形成されていて遮光性と反射性を有している。図5に示すように、発光領域62a〜62hは、図中斜線で示した周縁の輪郭部分が、隔壁611により遮光されている。また隔壁611は光を反射するように形成されているので、各発光領域の内部に対してはリフレクターとして機能する。また、主発光部62の発光領域62a、62d、62eに囲まれた部分は、非発光領域62iとして形成されている。隔壁611の非発光領域62iに対応する部分は、遮光部612(図6参照)として形成されている。
図6に示すように、表示部材60の主発光部62は、該主発光部62の外側輪郭を構成する筒状の外枠部620の内部に、前記の隔壁611が嵌め込まれて形成されている。外枠部620の前面板620aは、透明板から形成され、裏側に光を拡散させるためのレンズ加工が施されている。レンズ加工は、小さな半球状のレンズが多数配列され、表面が凹凸に形成されている。前面板620はレンズ加工により、光を拡散するようになっている。また前面板620aの表面には、着色インキにより所定の文字が印刷形成されている。前面板620aの発光領域62a〜62hの輪郭部分(非発光部)は、印刷された文字の輪郭に対応している。主発光部62の前面板620aは、上記着色インキにより印刷部分は光を遮蔽する遮光部となり、該遮光部を除く部分はレンズ加工により光を変化させる調光部となる。また外枠部620の絵柄の発光領域62hの部分は、前面にレンズ部が形成された透明な円筒体622が装着されている。円筒体622の前面には、絵柄が印刷されたホログラムのシール623が積層されている。
図5に示す表示部材60は、発光領域62a〜62h及び非発光領域62iからなる主発光部62を除く部分が、副発光部63として構成されている。副発光部63は、主発光部62の上方に位置している。副発光部63は、図6に示すように、該副発光部の外枠が第1外枠部630と、第1外枠部の右下に設けられている第2外枠部631とから構成されている。第1外枠部の前面には、前方に突出するように形成された星型の模様が複数設けられている。外枠部630、631には、前面に凹凸模様が形成されたレンズ部材632a、632b、632cが、外枠部630、631の後側から嵌め込まれている。更に副発光部63には、輝度を抑制するために、後方に調光シート633(633a〜633d)が設けられている。調光シート633は、4つに分割形成された部分調光シート633a、633b、633c、633dから構成されている。
更に副発光部63には、部分調光シート633a〜633dを後側から保持して固定するための透明支持板640が後端に設けられている。透明支持板640は5本のネジ661、662、663、664、665により、主発光部の外枠部620と副発光部の外枠部630、631に取り付けられている。また、副発光部63の前面には、副発光部63の略中央の上部を覆うように、押さえ板634が取り付けられている。押え板634は、ネジ651、652により第1外枠部630に固定されている。
図7(a)は表示部材を後方から見た分解斜視図であり、(b)は調光シートの光散乱パターンの説明図である。図7(a)に示すように、調光シート633を構成する部分調光シート633a〜633dは、透明支持板640の前面側の所定の位置に接着して積層されている。透明支持板640には、前記した図6に示す5本のネジ661〜665が挿通するネジ止め穴643〜646が設けられている。部分調光シート633a〜633dが積層された透明支持板640は、表示部材60にネジ留めされて固定されている。調光シート633には、複数の区画された領域に、所定の光散乱パターンが形成されている。光散乱パターンは、例えば図7(b)に示すように、散乱方向が異なる光散乱パターンからなる領域A、Bが、調光シートの上下方向(縦方向)に順次交互に配置され、調光シートの左右方向(横方向)に各領域A、Bを、上下に半分ずつずらして配列している。副発光部63において、部分調光シート633a〜633dが積層された部分は、光源からの光が部分調光シート633a〜633dにより散乱されて輝度が抑制される。副発光部63の輝度が抑制されると、隣接する主発光部62の輝度が副発光部63よりも相対的に高くなるので、主発光部62の文字や絵柄が、引き立って見えることになる。
図7に示す透明支持板640は、副発光部63の部分調光シート633a〜633dの部分と、部分調光シート633a〜633dの間を繋ぐ部分とを覆う副発光部支持部641と、主発光部62の二つの発光領域62e、62hと、非発光領域62i(図5参照)を覆う主発光部支持部642とからなる一つの部材として形成されている。透明支持板640は、ポリカーボネートやアクリル等の透明なプラスチック板から形成されている。透明支持板640は、ネジ止め穴643〜647の部分を除く部分が、均一な厚さに形成されている。尚、透明支持板640の「透明」とは、光源からの光を全体で均一に透光するように形成されていればよく、必ずしも該透明支持板640を通して反対側が見えるような透明性が要求されるものではない。
図8は図7(a)の表示部材の組立て状態を示す斜視図である。図7(a)に示すように、隔壁611には、その後端が短く形成された段部611a〜611dが設けられている。透明支持板640は、表示部材に取り付けた際に、上記段部611a、611b、611c、611dに重なるような形状に形成されている。そして、図8に示すように、透明支持板640の主発光部支持部642は、隔壁620の発光領域62eの内側に嵌合している嵌合部642eと、非発光領域62iの内側に嵌合している嵌合部642iを有する。段部611a〜611dの深さは、透明支持板640の当該部分の厚さと略同じに形成され、嵌合部642eと642iの透明支持板640の後面側の表面は、隔壁611の段部のない部分の後端と略面一になるように形成されている。
このように隔壁611は、区画された一部の領域の内側に、透明支持板640が嵌合している嵌合部642eと642iによって補強されており、隔壁611の強度が向上している。隔壁611は、比較的柔らかい材料で形成されているので、表示部材60が積み重ねて置かれた場合等に、補強されていない状態であると、変形したりするおそれがあるが、上記のように透明支持板640により補強されていると、変形や破損のおそれが小さくなる。
また図6に示すように主発光部62は、外枠部620の前面側の前面板620aの表面が凹凸状に形成されている。すなわち、前面板620aは、区画された発光領域により、前面の位置が異なるように形成されている。図5に示す非発光領域62iが最も奥の後方側に位置し、次に下段中央の発光領域62eがその前方に位置し、次に上段の発光領域62a、62b、下段の発光領域62d、62fがその前方に位置し、次に上段の発光領域62hと下段両端の発光領域62c、62gが最前側の位置に形成されている。
透明支持板640は、主発光部支持部642が副発光部支持部641を補強する形状である。以下、この形状について説明する。図9(a)は図5の表示部材の背面図であり、(b)は(a)のB−B断面図である。図10(a)、(b)は従来の表示部材を示し、図9(a)、(b)に対応する図である。図9(a)、(b)に示すように、本発明の表示部材60の透明支持板640には副発光部支持部641に主発光部支持部642が連設されている。主発光部支持部642は主発光部62の二つの発光領域62h、6eの全体を覆う形状に形成されている。従来の表示部材100は、図10(a)、(b)に示すように、透明支持板104が副発光部のみを覆うように形成されている。この場合、透明支持板104には細い部分(矢印P、Qの部分)が存在する。これに対し本発明の表示部材は、図9(a)、(b)に示すように、透明支持板640の主発光部支持部642が、副発光部支持部641を補強している。すなわち、透明支持板640において細い部分Pが存在しなくなり、細い部分Qは主発光部支持部642を設けたことにより、補強されて、折れにくくなっている。
また、図9(a)、(b)に示すように、透明支持板640の主発光部支持部642は、主発光領域62b、62aの部分を避けて形成したので、この部分の発光を阻害することがないので輝度が低下せず、文字をくっきりと発光させることができる。主発光部支持部642は、発光領域62eの部分に形成されているのでこの部分の輝度は透明支持板640により低下することになる。しかし、この部分は副発光部63とほとんど接していないし、周辺が主発光部の発光領域に囲まれているので、透明支持板640による輝度の変化が最も目立ち難く、主発光部の意匠性の低下を最小に抑制できる。更に、透明支持板640の主発光部支持部642の絵柄の発光領域62hに設けられている部分は、文字の部分ではないので、透明支持板640による輝度の低下は、主発光部62の中であまり目立たない。また主発光部支持部642は、文字の発光領域62eの全体を覆っているので、透明支持板640が主発光部を部分的に覆う場合と比較して、発光領域の輝度の低下が領域の一部ではなく領域全体であれば、意匠性の低下は小さいものである。
本実施態様では、主発光部支持部642は、二つの発光領域62e、62hと、非発光領域62iを覆うように構成されているが、本発明では主発光部支持部642が、副発光部支持部を補強する形状に、少なくとも一つの発光領域の全体を覆うように副発光部支持部に連設されていれば良い。また、本実施態様では、主発光部62の上方に副発光部63が形成されているが、この主発光部62と副発光部63の位置についても、両者が隣接して形成されていれば良く、特にこの態様に限定されるものではない。
本発明の遊技機は、上記の表示部材60を備えるものである。尚、本実施態様では、表示部材60は、遊技盤6に取り付けられ、主発光部62が遊技機1の機種名を表示するように形成したものであるが、本発明の表示部材はそのような態様に限定されず、遊技盤以外の部分に取り付けるように構成しても良いし、主発光部に遊技機の機種名以外の表示を行うように構成しても良い。
本発明遊技機の一実施例を示す正面図である。 図1の遊技機を後方側から見た分解斜視図である。 図1の遊技機の背面図である。 図1の遊技機のセンター役物の正面図である。 図1の遊技機の表示部材の正面図である。 図5の表示部材の分解斜視図である。 (a)は図5の表示部材を後方から見た分解斜視図であり、(b)は調光シートの光散乱パターンの説明図である。 図7(a)の組立て状態を示す斜視図である。 (a)は図5の表示部材の背面図であり、(b)は(a)のB−B断面図である。 従来の表示部材を示し、(a)は背面図であり、(b)は(a)のB−B断面図である。
符号の説明
1 パチンコ遊技機
6 遊技盤
60 表示部材
61 発光部
61a〜61h 発光領域
62 主発光部
63 副発光部
611 隔壁
611a 段部
612 遮光部
633 調光シート
633a〜633d 部分調光シート
640 透明支持板
641 副発光部支持部
642 主発光部支持部
642e 嵌合部

Claims (9)

  1. 複数の光源から光が照射されて点灯表示する発光部を有する、遊技機に用いられる表示部材において、
    前記発光部が、遮光性を有する隔壁によって区画された複数の発光領域からなり各発光領域を区画する輪郭が非発光部として形成されている主発光部と、前記主発光部の前記非発光部と隣接する発光領域からなる副発光部とから構成され、
    前記複数の光源は、前記主発光部及び前記副発光部からなる前記発光部の全体的に照射するように配置され、
    前記副発光部は前記隔壁の区画外の発光領域で構成されると共に、該副発光部の少なくとも一部の輝度を前記主発光部の輝度よりも抑制するための調光シートと、該調光シートを後側から保持して固定するための透明支持板が設けられ、
    前記調光シートが複数に分割された部分調光シートから構成され、
    前記透明支持板が、前記部分調光シートを少なくとも覆う副発光部支持部と、前記主発光部の少なくとも一つの区画された発光領域の全体を覆うように前記副発光部支持部に連設されている主発光部支持部とからなる一つの部材であって、前記副発光部支持部に前記主発光部支持部が連設されることで前記副発光部支持部を補強する形状に形成されていることを特徴とする遊技機の表示部材。
  2. 前記隔壁に後端が短く形成された段部が設けられ、前記透明支持板が前記段部の上に位置する部分を有することを特徴とする請求項1記載の遊技機の表示部材。
  3. 前記透明支持板の主発光部支持部が、少なくとも一つの区画された発光領域の隔壁の内側に嵌合していることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機の表示部材。
  4. 前記主発光部が、上下二列に文字列が配置されており、前記区画された発光領域の一つの発光領域が文字列の一文字に対応していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の遊技機の表示部材。
  5. 前記主発光部には、光を変化させる調光部と光を遮蔽する遮光部とが設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の遊技機の表示部材。
  6. 前記副発光部が、前記主発光部の上方に設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の遊技機の表示部材。
  7. 前記主発光部が、区画された発光領域により前面の位置が異なる凹凸状に形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の遊技機の表示部材。
  8. 前記表示部材が遊技盤に取り付けられ、前記主発光部が遊技機の機種名を表示するものであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の遊技機の表示部材。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の表示部材を備えることを特徴とする遊技機。
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