JP5442423B2 - 遊技機用表示装置及びそれを備えた遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機用表示装置及びそれを備えた遊技機に関する。
従来から、パチンコ機、アレパチ機等の弾球遊技機やスロットマシン、パチスロ機等の回胴式遊技機を含む種々の遊技機では、遊技機内での抽選結果に基づき大当たり(特別遊技状態)、取得された役の種別等が成立する可能性を途中報知(予告表示)したり、その抽選結果に対応する表示を最終報知(確定表示)したりするために多種多様な表示装置が用いられている。このような表示装置の中でも、発光ダイオード(LED)等の発光素子は、(1)消費電力が低い、(2)寿命が長い、(3)ドットマトリクス方式、セグメント方式のいずれでも容易に使用できる、(4)表示出力が安定している、(5)くっきりと明瞭に表示できる、等の理由から広範に用いられている。
本願出願人は、例えば図柄を表示するセグメント表示部(メイン表示部)の遊技者側に面状の導光板を含む面発光部を設け、少なくとも導光板用発光素子の発光態様を変化させることによって、発光素子の明瞭性を活かしつつ図柄表示態様の多様化・多彩化を図ることを提案した(特許文献1参照)。
特許第3774206号公報
これによって、遊技機用表示装置に新たなゲーム性を付加することができ、遊技者の興趣を増大させ、娯楽性を向上させることができる。しかし、このような表示装置では、導光板用発光素子(第一発光素子)は導光板の周縁部から延出する延長部に対応して配置されているので、図柄表示態様を充実させるために面発光部の発光領域を拡大しようとすると、導光板用発光素子の光は最も遠い位置にある面発光部(発光領域)の中央部分へ届きにくくなり、中央部分での光量不足を生じやすくなる。また、演出表示パターン等への展開により更なる多様化・多彩化を図ろうとしても、セグメント表示部を用いた表示態様には自ずから限界がある。
本発明の課題は、導光板の面発光部全体に十分な光量をもたらすとともに、リフレクタにも複数の孔発光部を分散して設けることによって、興趣に富んだ発光表示態様を可能とした遊技機用表示装置とそれを備えた遊技機を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記の課題を解決するために、遊技機に取り付けられる本発明の遊技機用表示装置は、
遊技者と対面する前面側において数字・文字等からなる第一の図柄を発光表示するために面状に広がる面発光部を有するとともに、その面発光部の周縁から後方側に延びる延長部が一体的に形成された透光性の導光板と、
その導光板の面発光部の後方側に配置され、前記第一の図柄とは異なる形態の数字・文字等からなる第二の図柄を前記面発光部の発光領域内にて発光表示するために、前記第二の図柄形状に貫通形成された貫通孔に照射された光がその内面で反射して発光する複数の孔発光部を有する板状のリフレクタと、
前記導光板の延長部を通り前記面発光部を面状に発光させるために、前記延長部の端面側に配置される複数の第一発光素子と、前記リフレクタの貫通孔を通過する際に前記孔発光部を(例えば散点状に)発光させるために、前記貫通孔の後方側に対応配置される複数の第二発光素子とが、前面側に実装された単一の共通基板と、
前記導光板と前記リフレクタとの間において、自身の外周面が前記導光板の延長部の内周面と、自身の前面が前記導光板の面発光部の後面と、それぞれ直接接触して配置され、前記延長部から部分的に導入された前記第一発光素子の光を前記面発光部へ導出するとともに、前記リフレクタの孔発光部を発光させる前記第二発光素子の光を前記面発光部へ向けて通過させるための板状の透光体と、
を備え、
前記第一発光素子が点灯したとき、その光が前記導光板の延長部及び前記透光体を通り前記面発光部に導かれて前記第一の図柄を発光させるとともに、前記第二発光素子が点灯したとき、その光が前記リフレクタの孔発光部を照射して前記第二の図柄を発光させ、かつ前記透光体及び面発光部を通過することにより、前記面発光部による前記第一の図柄の面状の発光表示態様と、前記孔発光部による前記第二の図柄の(例えば散点状に)分散した発光表示態様とが重層的に視認可能であることを特徴とする。
このような遊技機用表示装置によれば、導光板とリフレクタとの間に透光体(例えばレンズ)が配置されたことにより、第一発光素子(例えばRGB3色フルカラーLED)の光の一部は導光板の延長部から透光体に導入され(漏れ出し)、透光体を介して導光板の面発光部へ導出する(戻る)。あるいは、第一発光素子の光は、面発光部を伝播するときに面発光部と透光体との接面(境界面)で反射して面発光部に戻ることができる。このように、導光板とリフレクタとの間に透光体を設けることによって、導光板の面発光部全体に十分な光量をもたらし、面発光部(発光領域)の中央部分での光量不足が生じにくくなる。また、リフレクタにも複数の孔発光部を分散して設けることによって、演出表示パターン等への展開も容易であり、興趣に富んだ発光表示態様が可能となる。さらに、透光体はリフレクタの前方側に位置し、リフレクタの孔発光部及びその後方に対応配置された第二発光素子(例えば単色LED)を覆っているので、第二発光素子の消灯時に孔発光部が透けて見えるのを防ぐとともに、第二発光素子の点灯とともに視認可能となるので、遊技者に新たな興趣を抱かせることができる。
なお、第一及び第二の「図柄」の発光表示対象としては、
(1)ひらかな・カタカナ・漢字・アルファベットのような各種の文字;
(2)算用数字・ローマ数字のような各種の数字;
(3)国旗・紋章・地図記号のような各種の記号;
(4)人物・動物・植物・擬人化されたキャラクタのような各種の図形;
等を含み、これらの発光表示対象を面発光部や孔発光部に書き表したり(表記したり)、周囲を覆い隠したり(縁取ったり)、象形物としたり(象ったり)することによって図柄を形成する。
また、導光板や透光体には、透光性(透明性)及び成形性に優れた高分子材料(例えば、ポリカーボネート(ポリカ;PC)樹脂やメタクリル(アクリル;PMMA)樹脂)を用いることが望ましい。さらに、第一及び第二発光素子には、RGB3色フルカラーLED、単色LEDのいずれを用いてもよい。
上記透光体は、その外周面が延長部の内周面と、その前面が面発光部の後面と、それぞれ直接接触するとともに、外周縁部に比べて中央部の厚みが大となる凸レンズ状に形成されていることが望ましい。
このように、透光体と導光板の延長部及び面発光部とが直接接触することによって、第一発光素子の光の一部を導光板の延長部から透光体に導入し(漏れ出し)、その後透光体から導光板の面発光部へ導出する(戻す)とき、外部への漏洩をほとんどなくすことができる。しかも、透光体の凸レンズ効果により面発光部の中央付近へ光(第一発光素子の光について、透光体から面発光部へ導出する(戻る)光や透光体と面発光部との接面(境界面)で反射して面発光部に戻る光の他に、リフレクタの孔発光部を発光させた第二発光素子の光も含む)が収束するので、遊技者は、第一の図柄の面状の発光表示態様と第二の図柄の分散した発光表示態様とがはっきりと重ね合わされた状態で視認できる。
また、透光体とリフレクタとは、リフレクタの孔発光部を発光させた第二発光素子の光を拡散させながら透光体を通過させるために、板状又はシート状の光拡散透過部材を介して間接的に接触する場合がある。
このように、透光体とリフレクタとの間に光拡散透過部材(例えば拡散レンズ、拡散シート)を介在させることによって、孔発光部で発光した第二発光素子の光を強調して遊技者に視認させることができる。また、光拡散透過部材が透光体とリフレクタとの間に介在する(挟まれている)ことによって、第一発光素子の点灯・消灯にかかわらず、第二発光素子の消灯時に孔発光部が透けて見えるのを防ぐことができる。ただし、光拡散透過部材を挟む代わりに、又はそれとともに、透光体の後面にカット溝等の複数の細溝を形成することによっても、第一発光素子の点灯・消灯にかかわらず、第二発光素子の消灯時に孔発光部が透けて見えるのを防ぐことができる。
なお、第一発光素子の光を導光板の延長部に導く際の光量損失を軽減するために、延長部に塗装、印刷、反射シールの貼付、真空蒸着等によって反射層を形成したり、鋸歯状、ピラミッド状等の刻み(ローレット目)を付けることによって凹凸部を形成したりすることができる(特開2008−22912号公報、特開2008−22913号公報、特開2008−26402号公報等参照)。
そして、第一の図柄形状を導光板の面発光部に形成することによって、第一の図柄を近景(手前側の風景)とし、第二の図柄を遠景(奥側の風景)として遊技者に認識させることが容易になる。
具体的には、
(1)面発光部を前方側に膨出一体成形して第一の図柄形状を形成;
(2)面発光部の前面において、第一の図柄の全体に透光性の印刷;
(3)面発光部の前面において、第一の図柄の外周縁部に非透光性の塗装、印刷、めっき、真空蒸着;
(4)面発光部の前面に第一の図柄が印刷されたシ−ルを貼付;
等の手段を用いることができる。
あるいは、導光板を収容して面発光部を前方側から保持するケース体を備え、第一の図柄形状をケース体に形成することによっても、第一の図柄を近景(手前側の風景)とし、第二の図柄を遠景(奥側の風景)として遊技者に認識させることが容易になる。
具体的には、ケース体に第一の図柄形状をくりぬき形成することができる。なお、上記(1)〜(4)のいずれかによって第一の図柄形状を導光板の面発光部にも形成し、ケース体と組み合わせる場合には、第一の図柄の面状の発光表示態様を一層多彩にすることができる。
そして、上記の課題を解決するために、本発明の遊技機は、
以上で述べた遊技機用表示装置を備えたことを特徴とする。
これによって、興趣に富みゲーム性の高い発光表示態様を有する遊技機を実現することができるようになる。なお、「遊技機」には、パチンコ機、アレパチ機等の弾球遊技機や、スロットマシン、パチスロ機等の回胴式遊技機が含まれる。
本発明に係る演出表示装置を備えたパチンコ機を例示する正面図。 本発明に係る演出表示装置の一例を示す斜視図。 図2の分解斜視図。 図3を反対側から見た分解斜視図。 図2の正面図。 図5の背面図。 図5において、発光基板、リフレクタ及び導光板の配置関係を説明する正面図。 図5のA−A断面図。 図5のB−B断面図。 図5のC−C断面図。 図5における発光表示態様を説明する正面図。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図1は本発明に係る遊技機用表示装置(以下、単に演出表示装置ともいう)を備えたパチンコ機を例示する正面図である。図1に示すように、パチンコ機101(遊技機)の遊技盤102は内枠103に着脱可能に嵌め込み固定され、内枠103は正面視左側にてヒンジ103aを通る上下方向の開閉軸線O周りで外枠104(固定枠)に対して回動開閉可能に支持されている。また、遊技盤102は手前側(遊技者側)に位置するガラス板(図示せず)で覆われ、ガラス板は前面枠105(ガラス枠)に固定され、前面枠105はヒンジ(図示せず)により内枠103に対して回動開閉可能に支持されている。なお、内枠103は前面枠105の背面側外周部に、外枠104は内枠103の背面側に、それぞれ部分的に重なり合った状態で配置されている。
遊技盤102の盤面(前面)には、ほぼ左半周が内外2本のガイドレール102bによって区画され、全体として円形に近い形状の遊技領域102aが形成されている。遊技領域102aの中央には液晶表示装置106が搭載され、液晶表示装置106の下方(遊技領域102aの中央下部)に大入賞装置107(アタッカー)が配置されている。また、液晶表示装置106と大入賞装置107との間には、電動チューリップ(電チュー)にて構成される始動入賞装置108(チャッカー)が配置されている。本発明に係る演出表示装置1は液晶表示装置106の上方(遊技領域102aの中央上部)に位置する形で遊技盤102に配置固定されている。
さらに、前面枠105の下部には、発射用の遊技球(賞球・貸球)を貯留しておくための球受皿109が前方側に膨出する形で左右方向に延設されている。前面枠105の右側下端部には、球受皿109から供給された遊技球を遊技領域102aに発射するための発射ハンドル110が前方側に突出形成されている。また、前面枠105には、球受皿109の真下で発射ハンドル110の近傍と、中央上端部に、スピーカ111がそれぞれ(中央上端部には左右一対)配置されている。
なお、本明細書において、上下方向とは遊技盤102の盤面に沿う形で遊技球が流下する方向(例えば、鉛直方向)を意味する。また、左右方向とは遊技盤102の盤面に沿う形で上下方向と交差する方向(例えば、水平方向)を意味し、遊技者側(正面側)からみて左側、右側をいう。さらに、前後方向とは遊技盤102と交差(例えば、直交)する方向を意味し、遊技者に対面する側(手前側)が前面側(前方側)であり、その反対側(奥側)が後面側(後方側)となる。
図2は本発明に係る演出表示装置の一例を示す斜視図、図3及び図4は異なる方向から見た分解斜視図、図5は正面図、図6は背面図である。また、図7は発光基板、リフレクタ及び導光板の配置関係を説明する正面図、図8は図5のA−A断面図、図9はB−B断面図、図10はC−C断面図、図11は発光表示態様を説明する正面図である。図2〜図4に示すように、演出表示装置1は、前方側のケース体2と後方側の裏蓋3とが複数(例えば6本)のビス9(締結部材)によって直方体形状の箱に組み立てられ、その内部には、透光性の導光板10と、矩形板状のリフレクタ20と、矩形状の発光基板30(共通基板)と、矩形板状のレンズ40(透光体)と、薄い矩形シート状の拡散シート50(光拡散透過部材)とが収容されている。
導光板10は、前面側において長手方向に“NIPPACHI”のアルファベット8文字からなる第一の図柄F1を発光表示(図7,図11(b)参照)するために、面状に広がる正面視矩形状の面発光部11を有している。すなわち、第一の図柄形状は導光板10の面発光部11に形成されている。また、面発光部11の上下の周縁から延長部12,12がそれぞれ後方側に延び、面発光部11と延長部12,12とは、ポリカーボネート(ポリカ;PC)樹脂によって一体成形されている。
具体的には、面発光部11から前方側に膨出した“NIPPACHI”の膨出部11aが第一の図柄形状を形成している。一方、導光板10の面発光部11を前方側から保持するケース体2には、“NIPPACHI”のアルファベット8文字をくりぬいて窓孔2aが形成されている。そして、窓孔2aには面発光部11の膨出部11aが挿入されているので、この窓孔2aも第一の図柄形状を形成している。
リフレクタ20は、導光板10の面発光部11の後方側に配置されている。リフレクタ20には、第一の図柄F1(“NIPPACHI”)とは異なる形態の三角記号“△”からなる第二の図柄F2を面発光部11の発光領域内にて発光表示(図7,図11(c)参照)するために、散点状に分布する多数(例えば48個)の孔発光部21を有している。各孔発光部21は、第二の図柄形状“△”に貫通形成された貫通孔22から構成され、後述するリフレクタLED32から貫通孔32に照射された光がその内面で反射して発光するように、貫通孔32の内周面には塗装、印刷、めっき、真空蒸着等によって反射層(図示せず)が形成されている。すなわち、第二の図柄形状はリフレクタ20の孔発光部21(貫通孔22)に形成されている。このように、リフレクタ20には散点状に発光させる多数の孔発光部21を設けてあるので、演出表示パターン等への展開も容易であり、興趣に富んだ発光表示態様が可能となる。
発光基板30には、複数(16個)の導光板LED31(第一発光素子;例えばRGBフルカラーLED)と複数(48個)のリフレクタLED32(第二発光素子;例えば単色LED)とが、それぞれ前面側に実装されている。図7に示すように、導光板LED31は、導光板10の延長部12,12を通り面発光部11を面状に発光させるために、“NIPPACHI”の1文字に対して上下の延長部12,12の端面側に1個ずつ(1文字につき2個で計16個)配置されている。一方、リフレクタLED32は、リフレクタ20の貫通孔22を通過する際に孔発光部21を散点状に発光させるために、各貫通孔22の後方側に対応して(8文字で計48個)配置されている。
図8に示すように、レンズ40は、自身の外周面が延長部12,12の内周面と、自身の前面が面発光部11の後面と、それぞれ直接接触する形態にて、導光板10とリフレクタ20との間に配置され、ポリカーボネート(ポリカ;PC)樹脂によって一体成形されている。これによって、導光板LED31の光の一部は導光板10の延長部12,12からレンズ40へ導入され(漏れ出し)、レンズ40から導光板10の面発光部11へ導出する(戻る)。また、導光板LED31の光は、面発光部11を伝播するときに面発光部11とレンズ40との接面(境界面)で反射して面発光部11に戻る。このように、導光板10とリフレクタ20との間にレンズ40を設けることによって、導光板10の面発光部11全体に十分な光量をもたらすことができ、面発光部11(発光領域)の中央部分での光量不足が生じにくくなる。
なお、レンズ40はリフレクタ20の前方側に位置しており、リフレクタ20の孔発光部21を発光させるリフレクタLED32の光を面発光部11へ向けて通過させる機能も有している。
また、拡散シート50はレンズ40とリフレクタ20との間に介在し、リフレクタ20の孔発光部21を発光させたリフレクタLED32の光を拡散させてレンズ40を通過させる機能を有している。
このように、レンズ40及び拡散シート50はリフレクタ20の孔発光部21及びその後方に対応配置されたリフレクタLED32を覆っているので、導光板LED31の点灯・消灯にかかわらず、リフレクタLED32の消灯時に孔発光部21が透けて見えるのを防ぐことができる(図11(a),(b)参照)。
さらに、レンズ40は、外周縁部に比べて中央部の厚みが大となる凸レンズ状に形成されている。具体的には、図8に示すように、例えば面発光部11(膨出部11a)における“NIPPACHI”の左から2番目の文字“I”と、上下一対の導光板LED31,31とを含むA−A断面(図5参照)で見たとき、レンズ40の中央部は外周縁部よりも厚い凸レンズ状である。一方、図10に示すように、例えば面発光部11(膨出部11a)における長手方向のC−C断面(図5参照)で見たとき、レンズ40の厚さは一定である。これにより、導光板LED31,31の光について、レンズ40から面発光部11へ導出する(戻る)光やレンズ40と面発光部11との接面(境界面)で反射して面発光部11に戻る光、及びリフレクタ20の孔発光部21を発光させたリフレクタLED32の光は、レンズ40の凸レンズ効果と拡散シート50の光拡散効果とにより面発光部11の中央付近へ収束する。したがって、遊技者は、図8に示すように、第一の図柄F1の面状の発光表示態様と第二の図柄F2の散点状の発光表示態様とがはっきりと重ね合わされた状態で視認できる。
図9に示すように、面発光部11(導光板10)の第一の図柄形状“NIPPACHI”のうち“A”において、三角状に囲まれた内側部分が、膨出部11aをなす文字本体部分よりもさらに高く(手前側に)突出する突出部11bに形成されている。そして、その突出部11bの表面(前面)には、非透光性の反射膜11cが形成されている。反射膜11cは、塗装、印刷、めっき、真空蒸着等を施したり、金属箔、非透光性印刷が施されたシール等を接着したりすることによって形成される。
上記したように、導光板LED31,31の光は、面発光部11を伝播し、レンズ40と面発光部11との接面(境界面)で反射したり、レンズ40から面発光部11へ導出したりした後、面発光部11の文字本体部分(膨出部11a)を透過して第一の図柄F1を発光表示する(図8参照)。その際、“A”の突出部11bにおいては反射膜11cでレンズ40側(後方側)へ反射し、さらにレンズ40と面発光部11との接面(境界面)で再反射してから、膨出部11aを透過する。あるいは、反射膜11cで反射した光が、面発光部11からレンズ40へ入射し、拡散シート50で再反射した後、レンズ40及び面発光部11(膨出部11a)を透過して第一の図柄F1を発光表示することもある。このようにして、膨出部11a(文字本体部分)と反射膜11c(突出部11bを覆う三角状部分)とのコントラストを明瞭にできる。なお、第一の図柄形状“NIPPACHI”のうち“P”(2文字)において、半楕円状に囲まれた内側部分についても、“A”の三角状部分と同様の突出部11b及び反射膜11cが形成されている(図5参照)。
次に、以上のように構成された表示装置1の作動について、図7、図8及び図11を参照して説明する。
<1>導光板LED31、リフレクタLED32がともに消灯状態(図11(a))
遊技者は、ケース体2の窓孔2a及び導光板10の膨出部11a(面発光部11)により、第一の図柄形状“NIPPACHI”を見ることができるが、第一の図柄F1として発光表示態様を視認することはできない。また、レンズ40及び拡散シート50がリフレクタ20の孔発光部21及びその後方に対応配置されたリフレクタLED32を覆っているので、導光板LED31及びリフレクタLED32が消灯しているときには、孔発光部21(第二の図柄形状)を透かして見ることもできない。
<2>導光板LED31が点灯状態、リフレクタLED32が消灯状態(図11(b))
導光板LED31の光が導光板10の延長部12,12から面発光部11(膨出部11a)に導かれる。また、その光の一部はレンズ40へ導入され、レンズ40を通り面発光部11(膨出部11a)に導かれる。したがって、遊技者は、面発光部11(膨出部11a)での第一の図柄F1“NIPPACHI”の面状の発光表示態様を視認することができる。なお、導光板LED31が点灯しても、リフレクタLED32が消灯しているので、孔発光部21(第二の図柄形状)を透かして見ることはできない。
<3>導光板LED31、リフレクタLED32がともに点灯状態(図11(c))
リフレクタLED32の光がリフレクタ20の孔発光部21(貫通孔22の内面)を照射して第二の図柄F2“△”を発光させ、レンズ40及び面発光部11(膨出部11a)を通過する。したがって、遊技者は、面発光部11(膨出部11a)での第一の図柄F1“NIPPACHI”の面状の発光表示態様と、孔発光部21での第二の図柄F2“△”の散点状の発光表示態様とを重層形態にて視認することができる。
このように、導光板10とリフレクタ20との間にレンズ40を介在させることによって、導光板10の面発光部11(膨出部11a)全体に十分な光量をもたらして、面発光部11(発光領域)の中央部分での光量不足を解消できる。その結果、第一の図柄F1“NIPPACHI”をくっきりと浮かび上がらせて明るく表示することができ、第二の図柄F2“△”との差異も明瞭になる。
なお、実施例では理解を容易にするために、単純化した典型的事例についてのみ説明したが、必要に応じて適宜改良や変形を付加することができる。例えば、リフレクタLED32のみを点灯させたり、導光板LED31やリフレクタLED32毎に点灯タイミング、点灯色等を変化させたりすることによって、演出表示パターンの多様化を図ることができる。また、発光状況の変化(点灯・点滅の使い分け等)や発光色の変化に発光位置の変化を組み合わせることによって、発光態様の変化をさらに多彩にすることができる。さらに、リフレクタLED32にも、単色発光するLEDの他にフルカラー発光するLEDを用いることができる。
1 演出表示装置(遊技機用表示装置)
2 ケース体
2a 窓孔(第一の図柄形状)
3 裏蓋
9 ビス(締結部材)
10 導光板
11 面発光部
11a 膨出部(第一の図柄形状)
11b 突出部
11c 反射膜
12 延長部
20 リフレクタ
21 孔発光部
22 貫通孔(第二の図柄形状)
30 発光基板(共通基板)
31 導光板LED(第一発光素子)
32 リフレクタLED(第二発光素子)
40 レンズ(透光体)
50 拡散シート(光拡散透過部材)
101 パチンコ機(弾球遊技機;遊技機)
102 遊技盤
F1 第一の図柄
F2 第二の図柄

Claims (6)

  1. 遊技機に取り付けられる遊技機用表示装置であって、
    遊技者と対面する前面側において数字・文字等からなる第一の図柄を発光表示するために面状に広がる面発光部を有するとともに、その面発光部の周縁から後方側に延びる延長部が一体的に形成された透光性の導光板と、
    その導光板の面発光部の後方側に配置され、前記第一の図柄とは異なる形態の数字・文字等からなる第二の図柄を前記面発光部の発光領域内にて発光表示するために、前記第二の図柄形状に貫通形成された貫通孔に照射された光がその内面で反射して発光する複数の孔発光部を有する板状のリフレクタと、
    前記導光板の延長部を通り前記面発光部を面状に発光させるために、前記延長部の端面側に配置される複数の第一発光素子と、前記リフレクタの貫通孔を通過する際に前記孔発光部を発光させるために、前記貫通孔の後方側に対応配置される複数の第二発光素子とが、前面側に実装された単一の共通基板と、
    前記導光板と前記リフレクタとの間において、自身の外周面が前記導光板の延長部の内周面と、自身の前面が前記導光板の面発光部の後面と、それぞれ直接接触して配置され、前記延長部から部分的に導入された前記第一発光素子の光を前記面発光部へ導出するとともに、前記リフレクタの孔発光部を発光させる前記第二発光素子の光を前記面発光部へ向けて通過させるための板状の透光体と、
    を備え、
    前記第一発光素子が点灯したとき、その光が前記導光板の延長部及び前記透光体を通り前記面発光部に導かれて前記第一の図柄を発光させるとともに、前記第二発光素子が点灯したとき、その光が前記リフレクタの孔発光部を照射して前記第二の図柄を発光させ、かつ前記透光体及び面発光部を通過することにより、前記面発光部による前記第一の図柄の面状の発光表示態様と、前記孔発光部による前記第二の図柄の分散した発光表示態様とが重層的に視認可能であることを特徴とする遊技機用表示装置。
  2. 前記透光体は、外周縁部に比べて中央部の厚みが大となる凸レンズ状に形成されている請求項1に記載の遊技機用表示装置。
  3. 前記透光体とリフレクタとは、前記リフレクタの孔発光部を発光させた前記第二発光素子の光を拡散させながら前記透光体を通過させるために、板状又はシート状の光拡散透過部材を介して間接的に接触している請求項1又は2に記載の遊技機用表示装置。
  4. 前記第一の図柄形状は前記導光板の面発光部に形成されている請求項1ないし3のいずれか1項に記載の遊技機用表示装置。
  5. 前記導光板を収容して前記面発光部を前方側から保持するケース体を備え、
    前記第一の図柄形状は前記ケース体に形成されている請求項1ないし4のいずれか1項に記載の遊技機用表示装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の遊技機用表示装置を備えたことを特徴とする遊技機。
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