JP6850573B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機に関し、特に導光板を備えた遊技機に関する。
従来、遊技機の一例としてのパチンコ機には、複数の釘や入賞部品が配設された遊技盤に液晶表示装置からなる演出表示装置やその他の装飾部材を設け、液晶表示装置上に表示される多様な演出表示や、装飾部材の発光演出等によって遊技の興趣を高める工夫がなされている。また、特許文献に示すように、近年においては、導光板と呼ばれる薄板を表示装置の前方に設けた遊技機が知られており、演出表示の一環として導光板を様々なタイミングで発光させることにより、導光板に所定のキャラクターや背景といった画像を浮かび上がらせるような演出を行う遊技機が提案されている。
特開2015−192912号公報
上記導光板を有するパチンコ機として、特許文献1には、演出表示装置の前方に配置された導光板の端面位置において、当該導光板と前後方向に対向し、前方に向けて光を照射する所謂トップ型LEDを配置し、当該LEDからの光を反射手段によって反射させることにより、導光板上に所定の形状を浮かび上がらせる構成が開示されている。
しかしながら、上記構成にあっては、導光板に対向するようにLEDが配置される構成であるため、LED自体の寸法及びLEDが搭載された基板の設置スペースの確保の観点から、前後方向(奥行方向)の空間が侵食され、導光板の前方や後方における可動体その他の設置スペースに制約が生じるという欠点がある。
本発明は、上記課題を解決すべくなされたものであって、導光板の前後方向のスペース
を確保可能な遊技機を提供する。
上記課題を解決するための本発明の構成として、遊技盤と、遊技盤に配設された導光板の外周側に配置され、ケース板及び当該ケース板の前方に位置するカバー板内に収容された基板と、基板の前方に配設された意匠板とを備えた遊技機であって、基板は、意匠板の板面に対して実質的に垂直な方向に光を照射し、意匠板に形成された意匠部を発光させる第1発光体と、第1発光体の光の照射方向と実質的に直交し、前記ケース板及びカバー板に挟みこまれた前記導光板の外周端面に向けて光を照射する第2発光体とを有し、ケース板及びカバー板による収容空間における第1発光体と第2発光体との間には、収容空間の高さに対して隙間なく配置され、前記収容空間を区画する遮光部材が設けられた構成とした。
なお、上記発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、特徴群を構成する個々の構成もまた発明となり得る。
上記各構成に係る遊技機によれば、導光板の前後方向のスペースを確保することができる。
パチンコ機の概略斜視図である。 遊技盤の概略正面図である。 飾りユニットの分解斜視図である。 LED基板及び導光板の概略断面図である。 パチンコ機の制御ブロック図である。 カバー板の概略背面図である。
以下、実施形態を通じて本発明を詳説するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明される特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
[遊技機の全体構成について]
遊技機の一例としてのパチンコ機1は、遊技場の島設備に設置される縦長方形状の機枠2と、この機枠2の一側部においてヒンジ機構により開閉自在に取り付けられた本体枠3と、本体枠3内に収容された遊技盤と、本体枠3の前方において開閉可能に軸着され、中央部に配設されたガラス窓4A、及びガラス窓4Aの下方に設けられた上皿6A及び下皿6Bを有するパネル枠4と、パネル枠4の下部一側部より前方に突設されたハンドルユニット7を主たる構成として備える。パネル枠4が本体枠3側に閉じられた状態において、パチンコ機1の前方に着座する遊技者からは、パネル枠4に配設されたガラス窓4Aを介して本体枠3内に収容された遊技盤30の遊技領域31を視認することが可能である。
上皿6Aの中央部には、遊技者の任意によって操作可能な操作手段としての操作機構9が配設される。操作機構9は、遊技者による押下操作が可能な円形のプッシュボタン9Aと、当該プッシュボタン9Aの周囲において遊技者による回動操作が可能なダイアル9Bとにより構成される。操作機構9は、後述する演出制御回路200と接続されており、プッシュボタン9A、及びダイアル9Bから出力される信号は、演出制御回路200側に入力する。演出制御回路200は、例えばプッシュボタン9Aの入力タイミングに応じて演出表示装置の表示及び動作を制御する。上皿6Aには、この他、球貸ボタンや返却ボタン等が配設されており、これらのボタン操作によって図外のCRユニットに投入されたICカード等の記録媒体に記録された貸し球可能数に対応する遊技球の貸し出し動作、或いは記録媒体の返却動作が実行される。
[遊技盤の構成について]
図2に示すように、本体枠3内に収容された遊技盤30には、外ガイドレール27及び内ガイドレール28によって略円形状に区画された遊技領域31が形成される。遊技領域31は、遊技盤30の前面とガラス窓4Aの後面との間に形成される空間であり、図外の発射機構により打ち出された遊技球が流下可能な領域である。遊技盤30上には、この他、多数の釘が配設されており、遊技者のハンドルユニット7の操作によって図外の発射機構により発射された遊技球は、多数の釘や風車によって不規則に誘導されつつ遊技領域31内を流下する。遊技領域31は、概ね左打ち領域と右打ち領域とに分けられており、遊技球を打ち出す強度をハンドルユニット7の操作によって調整することにより、遊技球をいずれの領域上に流下させるかを選択することができる。
遊技盤30の盤面には、第1始動入賞部品60、第2始動入賞部品62、大入賞部品64、通過ゲート68、及び一般入賞部品59が配設されており、これらの入賞部品に遊技球が入球し、各部品内に内蔵されたスイッチ(第1始動口検出スイッチSW1,第2始動口検出スイッチSW2,大入賞口検出スイッチSW3,ゲート検出スイッチSW4,一般入賞口検出スイッチSW5)により検出されると、各入賞部品に対応した所定数の賞球が上皿6Aに払出される。また、遊技球が第1始動入賞部品60、又は第2始動入賞部品62に入球すると、上記賞球の払出しの他、大入賞部品64を開放動作させ、所定の確率によって、遊技者にとって有利な状態を醸成する特別遊技(大当り遊技)の実行可否に関する抽選や、当該特別遊技の態様、或いは特別遊技後の遊技状態を決定するための抽選を始めとする各種の抽選が主制御回路100により実行される。即ち、第1始動入賞部品60、又は第2始動入賞部品62への遊技球の入球は、上記各種の抽選を受けるための契機となるものである。
第1始動入賞部品60は、遊技領域31の左右方向中央に配設される入賞部品であって、上方開口の入球口60aを有している。第2始動入賞部品62は、第1始動入賞部品60の直下に配設される入賞部品であって、上方開口の入球口62aと、当該入賞口を閉鎖又は開放する開閉体62bとを備える。開閉体62bは、閉鎖状態と開放状態を取り得る一対の羽根状部材よりなり、当該羽根状部材が上下方向に直立した閉鎖状態にあっては、直上に位置する第1始動入賞部品60との位置関係に位置関係により、入球口62aに入球することが阻止される。一方、羽根状部材が左右方向に倒伏した開放状態にあっては、遊技球の流下可能なスペースが生じ、入球口62aへの入球が許容される。なお、開閉体62bの上記開閉動作は、後述するソレノイドSOL1の駆動によって実現される。
また、開閉体62bの開放動作は、遊技領域31の左側部に配設された通過ゲート68への遊技球の通過を契機として、主制御回路100により実行される開放動作の可否に関する抽選の結果が当りとなった場合に実行される。通過ゲート68は、上下開口の門型の遊技部品であって、遊技領域31の左側を流下する遊技球のみが通過可能となっている。
遊技領域31の右下部には、大入賞部品64が配設される。大入賞部品64は、上方開口の横長矩形状の入球口64aと、当該入球口64aを閉鎖又は開放する開閉体65とを有する。開閉体65は、後述するソレノイドSOL2の駆動によって、遊技盤30の前後方向に進退動作可能な部材であって、遊技盤30の前方に突出した状態において入球口64aを閉鎖状態とし、遊技盤30の後方に没入した状態において入球口64aを開放状態とする。開閉体65の開放動作は、第1始動入賞部品60又は第2始動入賞部品62への遊技球の入球を契機として実行される特別遊技の実行可否に関する所定の抽選結果が当りとなった場合に実行される。複数の一般入賞部品59は、遊技領域31の左下部に配設される部材であって、上方開口の入球口59aを有する。
次に、遊技盤30に搭載された各種の表示装置について説明する。図2に示すように、遊技盤30の略中央部には、後述の導光板740と当該導光板740の後方に位置する図外の演出表示装置が配設される。演出表示装置は、例えば液晶ディスプレイからなる表示画面を備えた表示装置であって、導光板740の後方に位置する表示画面上には、例えば数字とキャラクターとが組み合わされた演出図柄に関する画像や、当該演出図柄の変動表示に伴って表示される予告演出やリーチ演出等を表現する静止画や動画等の画像や特別遊技中において表示される画像等、多様な種類の画像が表示される。そして、遊技者は主に表示画面に表示される演出図柄や予告演出やリーチ演出と言った変動演出を視認しながら遊技を楽しむこととなる。なお、当該演出表示装置に対する画像の表示制御は、後述の演出制御回路200によって実行される。
遊技盤30の遊技領域31の外方には、第1特別図柄表示装置35A、第2特別図柄表示装置35B、第1特別図柄保留表示装置36A、第2特別図柄保留表示装置36B、普通図柄表示装置37、及び普通図柄保留表示装置38が設けられている。各表示装置は、遊技の進行状況に応じて主制御回路100によって制御され、その表示の変化によって遊技状況を遊技者に報知する。
遊技盤30の中央部には、開口部32が開設される。開口部32は、前後方向に貫通する開口であって、当該開口部32の周囲には飾りユニット70が装着される。図3に示すように、飾りユニット70は、意匠板700と、カバー板720と、導光板740及び複数のLED基板740a〜740cからなる発光板750と、ケース板770とが前後方向に積層された状態で一体化されたユニットである。遊技者がパチンコ機1の正面から開口部32を視認した場合、当該開口部32を介して導光板740に表示される画像を見ることが可能であると共に、ケース板770の更に後方に配設される液晶表示装置等からなる図外の演出表示装置の表示画面を見ることが可能となる。以下、飾りユニット70の詳細について説明する。
意匠板700は、開口部32の周囲を取り囲むように枠状に形成された意匠部702〜706を有する。意匠部702は、開口部32の上方に位置する領域であって、乱立するビル群をモチーフとした立体的な凹凸形状が左右方向に沿って形成されている。また、意匠部702の下部には、機種名を表わすロゴマークや装飾形状が施された役物構造体708を取着可能な取付部702aが形成される。意匠部704は、開口部32の右側部に位置する領域であって、上記意匠部702と同様に、乱立するビル群をモチーフとした立体的な凹凸形状が上下方向に沿って形成されている。意匠部706は、開口部32の左側部に位置する領域であって、上部には所定のキャラクターの顔をモチーフとした立体的な凹凸形状が形成され、下部にはビル群をモチーフとした立体的な凹凸形状が形成されている。意匠部704;706は、光透過性を有するアクリル等によって形成されており、後方に位置するLED基板740b;740c上に配設された複数のトップ型LED1から前方に向けて照射される光によって多様なパターンにより発光可能とされる。
意匠板700は、外周に形成された複数の取付部を介して止めネジ等が挿入されることにより、遊技盤30の盤面に対して取り付けられ、各意匠部702〜706は、遊技盤30の盤面から前方に突出した状態とされる。また、遊技領域31内に打ち出された遊技球が、意匠部702〜706の前方を通過することは不可能とされており、意匠部702〜706によって区画された開口部32と略同形の画像視認領域R内に遊技球が進入することはない。
意匠板700の後方には、カバー板720、及びケース板770により収容される発光板750が装着される。カバー板720は、上記意匠板700の枠形状と対応するように、上方において左右方向に延長する上板部722と、上板部722の左右両側から下方に向けて延長する右板部724及び左板部726とを有する。カバー板720の外周部には、外側に向けて突出する複数の取付片720aが形成される。各取付片720aは、意匠板700に形成された前述の取付部と対応する位置に形成されており、各取付片720aと取付部とが向かい合わされた状態で止めネジ等が挿入されることにより、意匠板700とカバー板720とが一体化された状態で遊技盤30に装着される。
カバー板720の外周縁には、後方に向けて突出する側壁720bが形成される。側壁720bは、カバー板720が後述のケース板770と組み合わされた状態において、内部に収容されるLED基板740a〜740cの外周を取り囲むように閉塞し、トップ型LED1及びサイド型LED2から照射される光が外周側に漏れだすことを防止する。
また、カバー板720の盤面には、各種のコネクタを挿入可能な取付穴の他、後方に位置するトップ型LED1から照射される光を前方に位置する意匠板700の裏面に露光させる複数の微細な光通過孔727が穿設される。光通過孔727が形成されたことにより、当該光通過孔727の前方に位置する上述の意匠部704;706の所定範囲が、主にトップ型LED1により発光可能となる。
次に、カバー板720の後方に配置される発光板750について説明する。発光板750は、遊技盤30の開口部32を後方から閉塞可能な面積を有する導光板740と、当該導光板740の前面(板面)と平行に、当該導光板740の上縁部に沿って左右方向に延長して配置されるLED基板740a、導光板740の右縁部に沿って上下方向に延長して配置されるLED基板740b、及び導光板740の左縁部に沿って上下方向に延長して配置されるLED基板740cとが組み合わされて構成される。
導光板740の後面には、特定のキャラクターや背景を表わす表面加工が施されており、各LED基板740a〜740cに搭載されたサイド型LED2から照射される光がそれぞれ上端面744a、右端面744b、左端面744cに入射することにより、入射方向に応じて互いに異なる画像が前面に浮かび上がるように表示される。次に、各LED基板740a〜740cについて説明する。
LED基板740aは、導光板740の右上角部に開設された位置決め穴749aに挿入される固定手段を介して、導光板740の上端側の後面に導光板740と一体的に固定される。LED基板740aの前面には、左右方向に一定間隔を有して配列された複数のサイド型LED2からなるLED群L1が搭載される。ここで、サイド型LED2は、トップ型LED1との比較において、光の照射方向が導光板740の板面と実質的に平行となるように、その発光部が導光板740の中央側に向けられたLEDであって、LED群L1から照射された光は、導光板740の上端面744aに入射する。つまり、トップ型LED1とサイド型LED2の光の照射方向は互いに実質的に直交する方向である。LED群L1の下部には、LED群L1の配列方向に沿って延長するレンズ体748が取り付けられる。レンズ体748は、LED群L1から照射された光を上端面744a方向に拡散させる。なお、「実質的に平行」とは、製造上の誤差、取付上の誤差、或いは上端面744aへの入射角度の意図的な変更(例えば±10°程度)を許容する概念であり、「実質的に直交」、「実質的に垂直」とは、上記各種の誤差や意図的な変更により、必ずしも90°の角度を有する場合のみならず、例えば、±10°程度のズレを許容するものである。また、以下の説明についても同様である。
これにより、導光板740の前面には、LED群L1からの光の照射に対応した画像が表示される。また、LED基板740aには、図外のプリント配線やコネクタの接続部が設けられている他、カバー板720及び後述のケース板770の盤面に形成されたボス等の位置決め手段と係合可能な複数の取付穴742が開設されている。なお、これらの構成ついては、LED基板740a:740bについても同様であるため、説明を省略する。
LED基板740bは、前述の位置決め穴749aと、導光板740の右下角部に開設された位置決め穴749bに挿入される固定手段を介して、導光板740の右端側の後面に導光板740と一体的に固定される。このとき、LED基板740aとLED基板740bとは、その前面が同一平面上に位置するように平行に配置される。
LED基板740bの前面には、複数のトップ型LED1と、複数のサイド型LED2からなるLED群L2が搭載される。複数のトップ型LED1は、導光板740の右端面744bから離れる側において、LED基板740aの上下方向に沿うように、前方に位置する意匠部704の発光部位と対応するように配置されている。トップ型LED1は、光の照射方向がLED740bの板面及び導光板740の板面に対して実質的に垂直となるように、その発光部が前方に向けられたLEDであって、トップ型LED1から照射された光は、光通過孔727を介して前方に位置する意匠部704に達する。なお、当該トップ型LED1の配列は、前方に位置する意匠部704における発光範囲や強度に応じて任意に設定可能であり、図示の例に限定されるものではない。
トップ型LED1と同一の板面上に配設された複数のサイド型LED2は、LED基板740bの左側部、より詳細には導光板740の右端面744bの近傍において、LED基板740bの上下方向に沿って一定間隔を有して配列され、その光の照射方向が導光板740の板面と実質的に平行となるように、その発光部が導光板740の中央側に向けられたLEDであって、LED群L2から照射された光は、導光板740の右端面744bに入射する。つまり、LED群L2から照射された光は、導光板740の右端面744bに入射し、導光板740の前面には、LED群L1から光が照射された場合とは異なる画像が表示されることとなる。
LED基板740bの前面には、複数のトップ型LED1と、複数のサイド型LED2からなるLED群L2とを左右方向に隔てる隔壁部746が設けられる。隔壁部746は、例えば、黒色に着色されたウレタンやゴムを素材とする一定の弾性と絶縁性を有するスポンジ状部材からなり、複数のトップ型LED1の上下の配列寸法(同図の例ではLED基板740bの上下寸法と略同一)と対応するように延長する。
図4は、カバー板720及びケース板770の間に収容されたLED基板740bと、導光板740との関係を説明する概略断面図である。同図に示すように、LED基板740b上に隔壁部746が設けられたことにより、LED基板740bの収容空間は、複数のトップ型LED1が配置された空間S1と、LED群L2が配置された空間S2とに区画される。そして、トップ型LED1から前方に向けて照射される光は、黒色に着色された隔壁部746の存在により、LED群L2が配置された空間内に露光することがなく、カバー板720に穿設された光通過孔727を介して前方に位置する意匠部704の裏面を照らすこととなる。つまり、トップ型LED1から照射される光は、LED群L2が配置された空間S2側に達することがなく、導光板740の右端面744bに光が達することにより、導光板740の一部に意図しない所定の画像が表示されてしまう不都合を防止することができる。ここで、隔壁部746の厚さ(奥行)寸法W1を導光板740の厚さ寸法よりも予め僅かに大となるように設定し、カバー板720及びケース板770を一体化する際に導光板740の右端面744bを挟み込むと共に、隔壁部746を、その弾性によって押し潰しながら収容することにより、カバー板720及びケース板770間に隔壁部746を隙間なく配置することが可能となる。
図3に戻り、LED基板740cは、導光板740の左下角部に開設された位置決め穴749cに挿入される固定手段を介して、導光板740の左端側の後面に導光板740と一体的に固定される。このとき、LED740c、LED基板740a及びLED基板740bは、その前面が同一平面上に位置するように平行に配置される。
LED基板740cの前面下部には、複数のトップ型LED1が搭載される。複数のトップ型LED1は、LED基板740cの下部において上下方向に沿うように、前方に位置する意匠部706の発光部位と対応するように配置されている。なお、複数のトップ型LED1の光の照射方向は、前述の複数のトップ型LED1と同様である。当該トップ型LED1の配列は、前方に位置する意匠部706における発光範囲や強度に応じて任意に設定可能である。
LED基板740cには、複数のサイド型LED2からなるLED群L3が搭載される。具体的には、複数のサイド型LED2は、LED基板740cの右側部、より詳細には導光板740の左端面744cの近傍において、LED基板740cの上下方向に沿って一定間隔を有して配列され、その光の照射方向が導光板740の板面と実質的に平行となるように、その発光部が導光板740の中央側に向けられたLEDであって、LED群L3から照射された光は、導光板740の左端面744cに入射する。つまり、LED群L3から照射された光は、導光板740の左端面744cに入射し、導光板740の前面には、LED群L1又はL2から光が照射された場合とは異なる画像が表示されることとなる。
LED基板740cの前面における複数のトップ型LED1が配置された範囲には、複数のトップ型LED1と、複数のサイド型LED2からなるLED群L3とを左右方向に隔てる隔壁部746が設けられる。当該隔壁部746については、前述のLED基板740bに配設されたものと同様であるので説明を省略するが、当該隔壁部746が複数のトップ型LED1が配置された範囲(トップ型LED1の配列寸法)と対応するように延長して設けられたことにより、トップ型LED1から照射される光が、導光板740の左端面744cに入射することがなくなり、導光板740の前面に意図しない画像が表示されることを防止できる。
以上説明したとおり、本実施形態における発光板750は、遊技盤30の盤面と平行に配置された導光板740に対して、当該導光板740の周囲において導光板740の前面と平行となるように配置された複数のLED基板740a〜740cを備えたことにより、導光板740に垂直な奥行方向の寸法を省略することができ、省スペース化を図ることができる。
また、複数のLED基板740b;740cにあっては、互いに光の照射方向が異なる(直交する)複数のLED(トップ型LED1;サイド型LED2)が同一面上に搭載されると共に、LED基板740b;740c上に、トップ型LED1が配列された範囲(配列寸法)と対応して延長する隔壁部746が設けられたことにより、意匠部704;706を照らすトップ型LED1の光が隔壁部746によって遮られるため、導光板740に意図しない画像が表示される不都合を防止することが可能となる。
次に、LED基板740a〜740cの後方に位置するケース板770について説明する。前述のとおり、ケース板770は、カバー板720と前後方向に組み合わされることによって、LED基板740a〜740cの収容空間を形成する部材であって、カバー板720の上板部722と対応するように左右方向に延長する上ケース部772と、当該上ケース部772の左右両側から下方に向けて延長し、右板部724及び左板部726とそれぞれ対応する右ケース部774及び左ケース部776を有する。図3に示すように、ケース板770には、前方に突出するリブによって区画された複数のコネクタの挿通孔や放熱用の開口部が設けられており、リブによってLED基板740a〜740cの後面を支持する。また、ケース板770の板面には、前方に位置するLED基板740a〜740cの位置決め及びカバー板720との一体化を図るための複数のボスが突設されている。
そして、LED基板740a〜740cを内部に収容した状態で、カバー板720とケース板770を前後方向に組み付けることにより、意匠板700と発光板750とが開口部32周りにおいて一体的に取り付けられる。
図6は、他の実施形態に係る隔壁部746を示す背面図である。図3の例では、隔壁部746をLED基板740b;740c上に配置した形態を示したが、同図に示すように、隔壁部746をカバー板720の後面側に配置してもよい。同図において右板部724の後面には、上下方向の略全域に延長する位置決め用のリブ747が形成されており、隔壁部746が当該リブ747によって囲まれるように配置される。なお、当該隔壁部746及びリブ747の位置は、後方に位置する複数のLED1とLED群L2との間であって、複数のLED1からの光がLEDL2側(導光板740側)に露光しない位置に設定される。また、左板部726の後面下部にも、上下方向に延長する位置決め用のリブ747に囲まれた隔壁部746が配置されており、複数のLED1からの光がLEDL3側(導光板740側)に露光しない構成とされている。以上のとおり、隔壁部746は、カバー板720とLED基板740b;740cとの間に介在していれば良く、その取り付け方法については問わない。
[パチンコ機の内部構成について]
図5は、パチンコ機1の制御を担う制御手段の構成を示すブロック図である。同図に示すように、パチンコ機1は、主として遊技全般に係る基本動作を制御する主制御回路100と、主として払出動作を制御する払出制御回路150と、主として遊技球の発射動作を制御する発射制御回路160及び、演出制御回路200とを備える。
主制御回路100は、(メイン)CPU100a、(メイン)ROM100b、及び(メイン)RAM100cを備えてなり、CPU100aが後述する各検出スイッチやタイマからの入力に対応してROM100bに予め格納されたプログラムを読み出して、当該プログラムに従った演算処理を行い、主制御回路100に接続された上述の各装置を直接的に制御したり、他の制御回路に多様なコマンドを送信する。また、このときRAM100cは、CPU100aの演算処理時におけるワークエリアとして機能し、演算に必要な各種のデータや、コマンドを一時的に保持する。
同図に示すように、主制御回路100には、第1始動入賞部品60への遊技球の入球を検出する第1始動口検出スイッチSW1、第2始動入賞部品62への遊技球の入球を検出する第2始動口検出スイッチSW2、大入賞部品64への遊技球の入球を検出する大入賞口検出スイッチSW3、通過ゲート68への遊技球の通過を検出するゲート検出スイッチSW4及び一般入賞部品59への遊技球の入球を検出する一般入賞口検出スイッチSW5が接続されており、各検出スイッチから出力された検出信号が主制御回路100側に入力する。
また、主制御回路100には、前述の第2始動入賞部品62に設けられた開閉体62bを開閉動作させるためのソレノイドSOL1、及び大入賞部品64に設けられた開閉体65を開閉動作させるためのソレノイドSOL2が接続され、これらのソレノイドが主制御回路100によって直接的に制御される。また、主制御回路100には、第1特別図柄表示装置35A、第2特別図柄表示装置35B、第1特別図柄保留表示装置36A、第2特別図柄保留表示装置36B、普通図柄表示装置37、及び普通図柄保留表示装置38が接続されており、これらの表示装置が主制御回路100によって直接的に制御される。
主制御回路100には、払出制御回路150、及び演出制御回路200が接続されている。払出制御回路150は、主制御回路100と同様に不図示のCPU、ROM、RAMを備えたマイクロコンピュータであって、主制御回路100と通信可能に接続されている。また、主制御回路100と払出制御回路150とには、外部情報出力端子板151が接続されている。外部情報出力端子板151は、主制御回路100(CPU100a)及び払出制御回路150(払出CPU)から出力された遊技の進行に関する種々の情報をパチンコ機1の設置店等に設けられたホストコンピュータ側に送信する。
払出制御回路150には、遊技者に対して賞球を払い出すための払出モータ152、及び賞球数計数スイッチ153が接続されている。払出制御回路150は、主制御回路100から送信される払出コマンドに含まれる賞球数情報に基づいて所定の賞球数が払い出されるように払出モータ152を制御する。当該払出モータ152の駆動により払い出された賞球は、賞球数計数スイッチ153により検出され、払出制御回路150側において、適正な賞球数が払い出されたかが把握される。なお、払出制御回路150には、この他、上皿6Aに許容数以上の遊技球が貯留されていることを検知する皿満タン検出スイッチ154や、パネル枠4や本体枠3の扉が開放していることを検知する扉開放検出スイッチ155等の各種のスイッチが接続される。
また、発射制御回路160には、ハンドルユニット7内に搭載されたタッチセンサ161、発射ボリューム162、図外の発射機構内に上皿6Aに貯留された遊技球を送り込む球送りモータ163、及び発射機構内に格納された球発射モータ164が接続されている。発射制御回路160は、払出制御回路150からの発射許可およびタッチセンサ161からの入力を条件として、遊技者によるハンドルユニット7の操作量に応じて変化する発射ボリューム162からの入力信号に基づいて球発射モータ164を制御し、上皿6Aに貯留された遊技球を所定の発射力により遊技領域31内に打ち出す。
演出制御回路200は、遊技進行中や待機中における各種の演出表示や演出動作を制御する。演出制御回路200は、(サブ)CPU200a、(サブ)ROM200b、(サブ)RAM200cを備えてなり、主制御回路100に対して主制御回路100から演出制御回路200に対してのみ通信(一方向通信)が可能なように接続されている。当該演出制御回路200は、主制御回路100から送信される演出に関する各種のコマンドや内部タイマからの入力信号に基づいて、ROM200bに予め格納されたプログラムを読み出して当該プログラムに従った演算処理を行い、演出制御回路200に接続された図外の演出表示装置に表示される画像の表示制御、LED基板740a〜740cに搭載された各LEDによる導光板740や意匠部704;706等の発光制御、遊技進行中における楽曲や効果音などの音声をスピーカユニット8から出力させる音声出力制御等を実行する。なお、このときRAM200cは、CPU200aの演算処理時におけるワークエリアとして機能し、演算に必要な各種のデータや、コマンド等を一時的に保持する。
また、演出制御回路200は、CPU200aと接続され、当該CPU200aより送信される画像表示に係る各種のコマンドを受信して演出表示装置に多様な画像を表示するためのVDP、及び上記画像表示処理中に必要な各種のデータ等を一時的に保存するVRAM、音声制御のための音声合成LSI等、各種制御に必要なハードウェアを備えている。また、演出制御回路200には、遊技者の任意に操作可能な前述の操作機構9が接続されており、例えば当該操作機構9の操作タイミングに合せて前述の各制御を実行し、操作機構9の操作タイミングに従った所定の演出を表現することが可能である。
また、図示は省略するが、上述の各制御回路には電源供給回路が接続されており、当該電源供給回路に設けられた電源スイッチの操作により、遊技設置店側の外部電源から電源が供給され、該外部電源を各制御回路の動作に必要な電源として生成し、各制御回路に生成した電源を供給することで各制御回路が起動する。また、電源供給回路には、コンデンサ等のバックアップ用電源が搭載されており、断電時においては当該バックアップ用電源から主制御回路100及び払出制御回路150に対して電力が供給され、これら2つの制御回路のRAMに格納された各種のデータやコマンドが保持される。また、電源供給回路には、演出制御回路200に対する専用のバックアップ用電源も搭載されており、断電時においては当該専用のバックアップ用電源からの電力供給によりRAMに格納された各種のデータやコマンドの一部が別途搭載されたバックアップ用RAMに格納される。
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に何ら限定されることはなく、実施形態を組み合わせて多様な変更、改良を行い得ることが当業者において明らかである。また、そのような多様な変更、改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが特許請求の範囲の記載から明らかである。
1 パチンコ機, 30 遊技盤,32 開口部,70 飾りユニット,
700 意匠板,720 カバー板,740 導光板,
740a〜740c LED基板,746 隔壁部,
750 発光板,770 ケース板

Claims (1)

  1. 遊技盤と、
    前記遊技盤に配設された導光板の外周側に配置され、ケース板及び当該ケース板の前方に位置するカバー板の間に収容された基板と、
    前記基板の前方に配設された意匠板と、
    を備えた遊技機であって、
    前記基板は、前記意匠板の板面に対して実質的に垂直な方向に光を照射し、前記意匠板に形成された意匠部を発光させる第1発光体と、
    前記第1発光体の光の照射方向と実質的に直交し、前記ケース板及びカバー板に挟みこまれた前記導光板の外周端面に向けて光を照射する第2発光体と、
    を有し、
    前記基板上における前記第1発光体と前記第2発光体との間には、前記基板から前記カバー板の表面までの収容空間の高さに対して隙間なく配置され、前記収容空間を区画する遮光部材が設けられたことを特徴とする遊技機。
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