JP6586625B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、演出用の表示ユニットを備える遊技機に関し、特に、積層された複数の導光板を有し、各導光板に光を入射することで、各導光板に施されたデザインに基づく発光演出を行う表示ユニットを備える遊技機に関する。
従来から、遊技場に設置されたスロットマシンやパチンコ機などの遊技機には、遊技を盛り上げる演出手段として、液晶TV、LED等を備える表示ユニットが搭載されている。
例えば、表示される映像に遠近感や立体感を持たせるために、光源から照射された画像情報を含む映像光を合成させて多重映像を表示する表示ユニットを搭載した遊技機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−094230号公報
しかしながら、表示ユニットを搭載した遊技機については改良の余地があった。
上記目的を達成するため、本発明の遊技機は所定の発光演出を実行可能な演出手段と、透光性部材で構成され、端面に入射した光を表面から出射させることで所定の識別情報を含むデザインを所定の窓部から認識可能とした導光板と、識別図柄を変動表示可能なリールと、を備えた遊技機であって、
前記導光板として、少なくとも前記演出手段の上方に配置される第一の導光板と当該第一の導光板の上方に配置される第二の導光板を備え、
前記第一の導光板及び前記第二の導光板において、互いに同一又は類似する前記デザインを各導光板の対応する領域に施し、
前記第一の導光板と前記第二の導光板は、第一の空間を介して対向して配置され、
前記第一の導光板と前記演出手段は、第二の空間を介して対向して配置され、
前記第一の導光板と前記第二の導光板を、前記演出手段に上下方向に重ねて配置することで、前記演出手段による発光演出を、前記リールを視認可能としたリール窓部が配置される領域内に設けられる前記所定の窓部から各導光板を介して視認可能にし、
前記第一の空間によって生じる前記第一の導光板と前記第二の導光板の間の距離を、前記第二の空間によって生じる前記演出手段と前記第一の導光板の間の距離より長くしてある。
本発明の一実施形態に係る遊技機の外観を示す概略斜視図である。 本発明の一実施形態に係る遊技機の内部構成を示す概略斜視図である。 本発明の一実施形態に係る遊技機の制御構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る表示ユニットの外観を示す概略斜視図である。 本発明の一実施形態に係る表示ユニットの第一の組み立て斜視図である。 本発明の一実施形態に係る表示ユニットの第二の組み立て斜視図である。 本発明の一実施形態に係る導光板保持部の組み立て斜視図である。 本発明の一実施形態に係る導光板を示す図である。 図4に示す表示ユニットのA−A断面図である。 本発明の一実施形態に係る表示ユニットによる第一の表示演出を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る表示ユニットによる第二の表示演出を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る表示ユニットによる第三の表示演出を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る表示ユニットによる遊技中の表示演出の例を説明する図である。
以下、本発明に係る遊技機の好ましい実施形態について、各図を参照して説明する。
[遊技機]
遊技機には、スロットマシン、パチンコ機など様々な種類があるが、本実施形態では、発明をスロットマシンに適用した場合について説明する。
本実施形態のスロットマシンは、複数のリールを回転させることによって遊技媒体であるメダルを獲得できる回胴式遊技機として構成されているうえに、積層された複数の導光板を有し、各導光板に光を入射することで、各導光板に施されたデザインに基づく発光演出が可能な表示ユニットを備える。
以下、本実施形態に係るスロットマシンについて図1〜図3を参照しながら詳述する。
これらの図に示すように、本実施形態のスロットマシン1は、回動可能に軸支された複数のリール41a,41b,41cが内蔵され、正面側が開口した筐体1bと、筐体1bの正面側を開閉可能に覆う前扉1aとで構成され、内部には、マイクロコンピュータ等で構成された主制御部10、主制御部10からの指令により、スピーカ8,表示ユニット100等のランプ類を制御する副制御部20、及び必要な機械,装置等が収納されている。
前扉1aは、図2に示すように、スロットマシン1の筐体1bにヒンジ等を介して開閉可能に取り付けられる扉体で、この前扉1aに遊技操作に係る複数の操作手段が設けられて、スロットマシン1の正面部を構成している。
操作手段としては、メダルが投入されるメダル投入口2と、装置内部にクレジットとして貯留されたメダルをゲームに投じるベットボタン2aと、各リール41a,41b,41cの回転を始動させるスタートレバー3と、回転している各リール41a,41b,41cを停止させる3つの停止ボタン5a,5b,5cなどが設けられている。
さらに、前扉1aには、各リール41a,41b,41cに表示された図柄を視認可能とする表示窓6が、各操作手段の上側に設けられている。
表示窓6には、筐体側窓部6aが設けられ、この筐体側窓部6aからは、表示窓6裏面に配置された表示ユニット100による演出表示が視認できるようになっている。
また、前扉1a下部には、効果音、音声等が出力されるスピーカ8が設けられている。
筐体1bの中央には、リール41a,41b,41cと、各リール41a,41b,41cを回転させる図示しないモータ及び回転位置を検出するセンサ等を備えるドラムユニット4が設けられる。
また、筐体1bの下部には、メダルの貯留・払出しを行うメダル払出装置7が設けられる。メダル払出装置7には、メダルを貯留するホッパー7aが設けられ、メダル投入口2より投入されたメダルは、メダルセレクタ2bにより検出されるとともに、ホッパー7aに誘導されるようになっている。
[主制御部]
主制御部10は、メインCPU、メインROM、メインRAMなどが一体化された制御用チップの搭載された主基板、これを収容する基板ケース等から構成され、上記の各操作手段からの信号やメダルセレクタ2bからの信号に基づき、ドラムユニット4、メダル払出装置7などの各装置を制御することで、以下のようなスロットマシン遊技を進行させる。
具体的には、遊技者によりメダル投入口2からメダルが投入されると、メダルがメダルセレクタ2bにより検出され、検出信号が主制御部10に入力される。また、ベットボタン2aが操作された場合は、その操作信号が主制御部10に入力される。主制御部10は、これらの信号の入力の有無からゲーム可能なメダル数を監視するとともに、スタートレバー3の操作を監視する。
ゲーム可能なメダル数となったときに、スタートレバー3が操作されると、主制御部10は、ドラムユニット4を駆動して、各リール41a,41b,41cを回転させる制御を行う。
さらに、主制御部10は、スタートレバー3が操作されたときに、ボーナスゲーム(大当り)に移行する開始役であるボーナス役、小役、再遊技役、ハズレの複数の抽選対象の中から今回ゲームの当選対象を抽選する内部抽選を行い、各停止ボタン5a,5b,5cが押下操作されたタイミングに基づき、抽選結果に応じた図柄の組合せで停止するよう、回転している各リール41a,41b,41cの停止制御を行う。
また、主制御部10は、各リール41a,41b,41cに停止表示される図柄の組合せを判定し、所定の図柄の組合せのときには、メダル払出装置7に対して所定数のメダルを払い出す制御を行い、メダルをメダル払出口7bから払い出す。
また、スロットマシン1では、上述したようなスロットマシン遊技において、主制御部10が所定の遊技タイミング(例えば、スタートレバー操作、停止ボタン操作、ボーナスゲーム開始、ボーナス役当選)において所定の制御信号を副制御部20に出力することで、副制御部20が、この制御信号に従い、予め記憶した演出プログラムに基づき、スピーカ8、表示ユニット100等を制御して、所定の遊技演出を行うようになっている。
主制御部10から副制御部20に出力される制御信号には、例えば、スタートレバー操作、停止ボタン操作、ボーナスゲーム開始などの遊技の進行を示す制御信号の他に、内部抽選の結果当選した抽選対象を示す当選対象信号(例えば、当選したボーナス役の種類[ビッグボーナス、レギュラーボーナス]、当選した小役の種類、再遊技役、ハズレなどを示す信号)などがある。
[副制御部]
副制御部20は、主制御部10と同様にコンピュータとして構成され、表示制御部20aと音制御部20bとを制御することで、所定の表示演出及び音響演出を行う。
副制御部20は、サブCPU、サブROM、サブRAMなどの演出用チップの搭載された副基板、これを収容する基板ケース等から構成され、サブCPUがサブROMに記憶されたプログラムを実行処理することで、表示制御部20aと音制御部20bとを制御して、表示ユニット100に所定の表示態様で表示演出させるとともに、スピーカ8から所定の音データを出力させる。
表示制御部20aは、例えば、演出制御用のプロセッサ、RAM、LED等の点灯態様を示す点灯パターンデータなどを記憶したデータROMなどから構成され、サブCPUからの指示に従い、表示ユニット100を所定の表示態様で表示演出させる。
音制御部20bは、例えば、PCM音源、効果音及び音声などの音データを記憶した音声ROM、アンプなどから構成され、サブCPUからの指示に従い、音データを再生してスピーカ8から出力する。
このような構成からなる副制御部20は、主制御部10からの制御信号に基づいて以下のように動作する。
具体的には、サブCPUは、主制御部10からの制御信号に基づいてスロットマシン1のそのときの状態を判定し、その状態に応じた演出を行うように表示制御部20aと音制御部20bとに指示し、この指示を受けた表示制御部20aと音制御部20bが、この指示に従った点灯パターンデータ、音データを出力するようになっている。
例えば、主制御部10から内部抽選の結果当選した抽選対象を示す当選対象信号としてボーナス役当選を示す制御信号を受信したときには、サブCPUは、表示制御部20aと音制御部20bにボーナス当選の演出を行うように指示し、表示制御部20aは表示ユニット100を制御してボーナス当選に係る表示演出を行わせるとともに、音制御部20bはスピーカ8から所定の効果音を出力させる。
[表示ユニット]
次に、本発明に係る表示ユニット100について、図4〜図13を参照しながら説明する。
本実施形態に係る表示ユニット100は、ボーナス役に内部当選したことを表示演出により報知する報知手段として動作する。
表示ユニット100は、図4に示すように、ケース前部120とケース後部110からなり、略直方体の上底一辺を斜めに切り落としたケース101を備える。
ケース101(ケース前部120)の上部前方には、環状に開口する窓部121を設けている。
このような表示ユニット100は、窓部121が、筐体側窓部6aと対向するように配置され、その上部が筐体1b側に傾くように前扉1a背面に取り付けられる(図2参照)。
表示ユニット100は、詳細には、図5、図6に示すように、反射ミラー130と導光板保持部140を備え、これらを、ケース前部120及びケース後部110により前方及び後方から囲むようにして収容したユニット構造としている。
ケース前部120及びケース後部110は、プラスチックなどの樹脂素材からなり、所々、結合箇所が嵌合するように成形されている(図5、6、9参照)。
反射ミラー130は、一定の剛性を有する肉厚のガラスやプラスチックの表面に鏡面を施したものであり、鏡面に入射した光を全反射する。
ケース101の上部には、反射ミラー130を取り付けるための構造を備える。具体的には、ケース後部110の上部には、反射ミラー130の鏡面に対応した形状(矩形形状)からなり、これを斜め前方に傾斜させたミラー設置面111を設け、ケース前部120には、このミラー設置面111に対応するように、斜め後方に延出され、反射ミラー130の周縁を下方から支持するミラー支持部122を設けている。
反射ミラー130は、このミラー支持部122とミラー設置面111の間に、鏡面を下方に向けて挟持されるようにしている。
これにより、反射ミラー130は、鏡面が鉛直方向に対して約45°斜め前方に傾いた状態でケース上部に固定される。
ミラー設置面111は、樹脂素材による成形工程において、多少の歪みや凹凸を有するが、剛性を有する肉厚の反射ミラー130を用いることで、ミラー設置面111の影響を受けて鏡面に歪みが生じないようにしている。
導光板保持部140は、複数の導光板150(150a〜150e)を重ねて配置した状態で保持するための部材である。
導光板保持部140は、図7に示すように、主に複数の導光板150を収容するベース部141からなり、これに、光源が搭載された第一光源部142及び第二光源部143が取り付けられて構成される。
ベース部141は、例えば、プラスチックなどの樹脂によって形成され、複数の導光板150を上下方向に重ねて配置できるようにしている。具体的には、後方及び側方に、水平方向に延びる細板状の棚受け1411を備え、この棚受け1411によって導光板150の周縁を支持する棚を形成している。ベース部141は、最大5枚の導光板150を収容できるように5段の棚が形成されている。
ベース部141は、前方に棚受け1411を設けていない。このため、導光板150を前方から搭載し、又は、取り外すことができる。また、このような形態に対応して、ケース前部120の内側には、水平方向に延びる棚受け123を形成している。これにより、ベース部141(導光板保持部140)をケース内に納めたときに、ベース部141に収容された導光板150の前方が、ケース前部120の内側に形成された棚受け123により支持されるようにしている(図5〜7,9参照)。
ベース部141は、上方を開放することで、導光板150の表面から出射される出射光を遮ることなく反射ミラー130に直接到達できるようにしている(図7参照)。
ベース部141は、上から1番目の棚と2番目の棚の間隔は、他の棚同士の間隔より大きくなるようにしている。例えば、本実施形態のベース部141は、図9に示すように、6段の棚を等間隔で形成しているが、上から2番目の棚は使用せず、上から3番目の棚を第二層の導光板150bを収容する棚として使用するようにしている。すなわち、このようにすることで、最上層である第一層の導光板150aと第二層の導光板150bの間隔が、第二層の導光板150bと第三層の導光板150cの間隔より大きく(約2倍)なるようにしている。
ベース部141は、1番目の棚の上方に、後記のマスクプレート151を収容するための棚を備え、各棚の裏側に、後記の拡散部材152を収容可能な空間(図示省略)を有する。
第一光源部142及び第二光源部143は、複数の光源、及びこの光源を個別に点灯・消灯制御するドライブ回路を備える基板からなり、本実施形態では、光源としてフルカラー対応のLED(点光源)を用いている。
第一光源部142は、ベース部141の後方に取り付けられ、これにより、光源が、棚の裏側から導光板150の後方の端面(側面)に対向するように配置される。本実施形態では、第一層〜第五層の各導光板150(150a〜150e)に対応する後部光源144(144a〜144e)が配置され、それぞれ後方の端面から光を入射できるようにしている。
第二光源部143は、ベース部141の左方に取り付けられ、これにより、光源が、棚の裏側から導光板150の左方の端面に対向するように配置される。本実施形態では、第一層、第四層及び第五層の導光板150(150a,150d,150e)に対応した側部光源145(145a〜145c)が配置され、それぞれ左方の端面から光を入射できるようにしている。
すなわち、第二層の導光板150b及び第三層の導光板150cに対しては、一方向(後方)から光の入射を可能とし、第一層の導光板150a、第四層の導光板150d及び第五層の導光板150eに対しては、二方向(後方及び左方)から光の入射を可能としている。
このため、表示制御部20aが、入射方向制御手段として機能することで、導光板150に入射光を入射させる際の入射方向として、一の入射方向もしくは他の入射方向のいずれか、又は、双方を選択可能に制御することができる。
つまり、後部光源144と側部光源145に対し、それぞれ独立した点灯・点滅の制御に基づき、各導光板150a〜150eに対する入射光の入射方向を個別に制御できるようにしている。
導光板150は、アクリル樹脂やガラス等からなる透光性部材で構成され、一方の端面から光が入射されると、入射光が導光板150内部を他方の端面に向かって伝播され、裏面から光が入射されると、入射光が導光板150を通過して表面から出射される性質を有する。
本実施形態では、導光板150として、透明の矩形状の薄板部材を用いる。ただし、導光板150は、必ずしも透明である必要はなく、例えば、半透明の部材や有色の透明・半透明の部材など、光の透過が可能な様々な部材を用いることができる。
本発明では、少なくとも2つの導光板150を用いた構成と、さらに、これに発光演出が可能な演出手段を加えた構成を、それぞれ基本の構成としている。
演出手段としては、具体的には、液晶表示器、装飾パネルなどを適用することができる他、導光板150を演出手段として用いることもできる。
本実施形態の表示ユニット100では、演出手段としても導光板150を用い、かつ、上記2つの基本構成をともに満たす構成として、5つの導光板150(150a〜150e)を用いる。
図8に示すように、導光板150には、所定の識別情報を含むデザインが施されている。
具体的には、各導光板150の表面や裏面には、文字や図形などの識別情報を含むデザインに沿って溝などの造形が施されており、その造形による凹凸面等において、端面から入射された光が反射されるようにしている。
反射された光は、導光板150の表面からその表面に対しほぼ直交方向に出射され、これにより、導光板150に施したデザインが浮かび上がるように発光表示される。
より具体的には、第一層の導光板150aには、「GOGO!」の文字aa、第二層の導光板150bには、「GOGO!」の文字bb、第三層の導光板150cには、「CHANCE」の文字cc、第四層の導光板150dには、「CHANCE」の文字ddと「ギザギザ外形を有する吹き出し」の図形ee、第五層の導光板150eには、「ギザギザ外形を有する吹き出し」の図形と「CHANCE」の文字の組み合わせffと「GOGO!」の文字ggを多数配列したデザインが、それぞれ施されている。
このようにすると、第一層〜第五層の各導光板150a〜150eに入射された光は、各デザインの形状に基づいて反射され、各導光板150の表面から出射される。各導光板150から出射された光は、各導光板150にそれぞれ施されたデザインを構成する文字や図形などの識別情報を形成している。
このため、導光板150を表面側から見ると、文字や図形などの識別情報が発光している様子を視認することができる。
導光板150におけるデザインは、特定の入射方向に対応して発光するように造形を施すことができる。
例えば、所望のデザインに沿ってV字状の溝を施すことにより、溝方向と直交する方向に光を入射させたときには、溝斜面における反射により光を表面方向に導いて出射させることができるが、溝方向と平行に光を入射させても、光は十分に反射されない。
このような方法を利用することで、所定方向の入射光を反射しつつ、他の方向の入射光を反射しないデザインと、前記他の方向の入射光を反射しつつ前記所定方向の入射光を反射しない他のデザインを、一つの導光板150に施すことができる。
導光板150ごとに溝の深さを変えることもできる。
溝を浅くすることで、溝跡を目立たなくすることができ、溝を深くすることで、反射面(斜面)を広くして光量を増やすことができる。
例えば、第一層の導光板150aには、極めて浅い深さの溝を施すことが好ましい。
このようにすると、通常時は溝跡が目立たないため、光源(後部光源144a、側部光源145a)が点灯されたときには、それまで何もない空間に、突然、識別情報が発光される演出が可能となる。溝が浅いと反射面が減少して光量が不足するが、この問題に対しては、2つの光源(後部光源144a及び側部光源145a)から光を入射させることで解消することができる。
また、例えば、第五層の導光板150eには、相対的にやや深めの溝を施すことが好ましい。
このような下位層の導光板150は、上位層の導光板150に比べ光の伝播距離が長くなり、光量が少なくなるからである。溝を深くすると溝跡が目立ち易くなるが、第五層の導光板150eは、上位層の導光板150によって表面が覆われているため、そのような問題も生じにくい。
マスクプレート151は、図6,図7に示すように、導光板150の端部に対応した不透光領域を備えた部材である。本実施形態では、導光板150の形状に合わせ、矩形状の薄板部材を用いる。
具体的には、マスクプレート151は、透明な樹脂部材をベースとして、端部の周辺領域に、光を透過しない不透光領域を備える。不透光領域は、例えば、透明なベース部材の周辺に、黒色の塗料やシールといった不透光性の塗料や部材を塗布又は貼付することで形成することができる。
このような不透光領域を備えたマスクプレート151を、導光板150の光の出射側に重ねることで、導光板150の端部周辺に発生する、いわゆる光漏れを視認できないようにすることができる。
本実施形態において、「光漏れ」とは、LEDなど指向性の高い光を照射する点光源を用いることに起因し、光源に近い導光板150の端部周辺の光量が局所的に多くなる現象や、光源から照射された光のうち、端面に入射されず漏れ出た成分によって、端部周辺の光量が局所的に多くなる現象をいう。
本実施形態では、マスクプレート151を、第一層の導光板150aの上層に重ねて配置することで、第一層〜第五層の導光板150a〜150eにおける文字や図形(aa〜ff)を形成する光を透過させつつ、各導光板150の端部周辺に生ずる光漏れによる光は不透光領域によって透過させないようにしている
拡散部材152は、光源から照射された光を均等に拡散させるための部材である。
拡散部材152は、ベース部141の各棚の裏側に設けられた図示しない空間に設置することにより、光源の照射面と導光板150の端面との間に配置するようにしている。
このようにすると、光源からの照射光が導光板150の端面の長手方向に拡散されるため、導光板150の端面に対し、均等に入射光を入射させることができる。
このような構成からなる表示ユニット100によれば、第一光源部142及び第二光源部143に搭載された後部光源144及び側部光源145が、表示制御部20aによりオンオフ制御、すなわち、点灯・消灯制御され、各導光板150の各端面に向けて同時に又は選択的に光を照射する。
これにより、各導光板150の端面に対し、後方及び/又は左方から光が入射され、各導光板150に施されたデザインの造形に基づき反射されて、そのデザインをなす識別情報を形成する光が各導光板150の表面から出射される。
例えば、図9において、第一光源部142に搭載された後部光源144(144a〜144e)から光が照射されると、拡散部材152を介し第一層〜第五層の各導光板150a〜150eの後方の端面から光が入射され、各導光板150に施された造形に基づき光が反射され、文字や図形を示す識別情報を形成する光L1〜L5が各導光板150の表面からその表面に対し直交する方向に向けて出射される。
各導光板150から出射された光L1〜L5は、それぞれ上位層の導光板150及びマスクプレート151を通過して反射ミラー130まで直進し、反射ミラー130により全反射されて窓部121に向かって直進する。
このような構成の表示ユニット100においては、反射ミラー130が各導光板150から出射される光の結像面となる。なお、反射ミラー130による反射により、結像面には、光L1〜L5により形成される識別情報が左右に反転した態様で結像がなされる。
各導光板150a〜150eは積層されており、それぞれの導光板150から出射される光は、伝播方向に沿って前後が決まっている。このため、各導光板150から出射された光により形成される識別情報は、他の層の導光板150との間隔に応じた遠近差を有している。
窓部121から見ると、第五層の導光板150eからの光L5により形成される識別情報が一番奥側に見え、その上に、第四層の導光板150dからの光L4により形成される識別情報、第三層の導光板150cからの光により形成される識別情報、第二層の導光板150bからの光L2により形成される識別情報、第一層の導光板150からの光L1により形成される識別情報の順序で、各導光板150におけるデザインを構成する識別情報がそれぞれ異なる高低差を有して見える遠近感を生じさせ、デザインが立体的に見えるようになっている。
本実施形態の表示ユニット100は、このような遠近感を伴う表示演出を可能としつつ、さらに、これに、導光板150におけるデザイン、導光板150の積層間隔、光の入射方向に関する以下の特徴的な構成を付加することによって、より多様な表示演出を可能としている。
以下、本実施形態の表示ユニット100の特徴的な構成及びその構成により実施可能となる表示演出について説明する。
(i)本実施形態の表示ユニット100は、少なくとも2つの導光板を備え、第一の導光板に第二の導光板を重ねて配置することで、第一の導光板における識別情報を第二の導光板を介して視認可能にしたうえで、各導光板には、互いに同一又は類似するデザインを対応する領域に施すようにしている。
ここで、「同一」とは、対比するデザイン、すなわち、文字や図形などの識別情報が同じ形状及び大きさであることをいい、「類似」とは、遊技者が同一と認識した場合や相互に似ているとの印象を受ける場合をいい、相似形を含む。
また、「対応する領域」とは、対比するデザインの領域の位置(例えば重心位置)が一致する場合だけでなく、近接する場合を含む。
本実施形態において、第四層の導光板150dにおける識別情報は、第三層の導光板150cを介して視認可能となっている。具体的には、第四層の導光板150dに第三層の導光板150cを重ねることで、第四層の導光板150dから出射された光L4が、第三層の導光板150cを通過し、反射ミラー130により反射されて窓部121に向かうようになっている(図7〜9参照)。
また、図8(c),(d)に示すように、第三層の導光板150cと第四層の導光板150dには、それぞれ同一のデザインである「CHANCE」の文字を、互いに同一の領域(図8において、いずれも導光板150下部の所定領域)に施している。
このため、第三層の導光板150c及び第四層の導光板150dが、本発明の第一の導光板及び第二の導光板に相当する。
このような構成の表示ユニット100における光源のオンオフ制御により、例えば、第三層の導光板150c及び第四層の導光板150dに対し、光を同時に入射させた場合、これに応じ、第三層の導光板150cからは光L3が出射されるとともに、第四層の導光板150dからは光L4が出射される(図9参照)。
光L4は、第三層の導光板150cを通過する際に光L3と合成され、その合成光が、第二層の導光板150b及び第一層の導光板150a並びにマスクプレート151を通過して反射ミラー130に入射し、全反射されて窓部121に向かう。
ここで、光L3は、光L4よりも伝播方向に沿って前方に位置する。また、光L3により形成される「CHANCE」の文字ccと光L4により形成される「CHANCE」の文字ddは、同一のデザインであり、かつ、対応する領域に施されている。
このため、窓部121からケース内部を見た場合には、光L3により形成される識別情報と光L4により形成される識別情報が、ほぼ重なるように表示されながら、第三層の導光板150cと第四層の導光板150dの間隔に応じた高低差をもって立体的に表示される。
例えば、上方からの目線で見たときには、図10に示すように、第四層の導光板150dに施した「CHANCE」の文字ddが、第三層の導光板150cに施した「CHANCE」の文字ccの影のように表示され、これにより、「CHANCE」の文字が立体的に見える表示演出が可能となる。
また、第四層の導光板150dにおける文字ddの明るさを、第三層の導光板150cにおける文字ccの明るさに比べ、やや暗くなるように光量を調整することによって、文字ddが影のように見える視覚効果を一層高めることができる。
すなわち、(i)の構成によれば、二次元の表示演出が可能な導光板150を複数備え、これらを積層し、それぞれの導光板150において対応するデザインを施すことで、三次元の表示演出を提供することができる。
なお、ここでは、文字ccと文字ddの形状、大きさ及び領域が完全に一致している場合について説明したが、文字ccの位置と文字ddの位置を僅かに相違させた場合や、文字ddの縁の一部がはみ出るようにした場合には、正面視によっても同様の視覚効果を得ることができる。また、遊技者の両眼の視差によっても同様の視覚効果を生ずる。
(ii)本実施形態の表示ユニット100は、所定の発光演出を実施可能な演出手段と、少なくとも2つの導光板とを備え、第一の導光板と第二の導光板を、演出手段に重ねて配置することで、演出手段による発光演出を、各導光板を介して視認可能にしたうえで、第一の導光板と第二の導光板の間の距離を、演出手段と第一の導光板の間の距離より長くなるようにしている。
前述したように、本実施形態において、導光板は、演出手段としても用いられる。
また、第三層の導光板150cにおける識別情報が、第二層の導光板150b及び第一層の導光板150aを介して視認可能となっている。具体的には、第三層の導光板150cに第二層の導光板150bを重ね、さらに、第一層の導光板150aを重ねて配置することで、第三層の導光板150cから出射された光L3は、第二層の導光板150b及び第一層の導光板150aを通過し、反射ミラー130により反射されて窓部121に向かうようにしている(図7〜9参照)。
また、図9に示すように、第二層の導光板150bと第一層の導光板150aの間の距離を、第三層の導光板150cと第二層の導光板150bの間の距離より長くしている。
このため、第一層の導光板150a、第二層の導光板150b、及び第三層の導光板150cが、本発明の第二の導光板、第一の導光板、及び演出手段に相当する。
このような構成の表示ユニット100における光源のオンオフ制御により、例えば、第一層の導光板150a、第二層の導光板150b及び第三層の導光板150cに対し、光を同時に入射させた場合、これに応じ、第一層の導光板150a、第二層の導光板150b及び第三層の導光板150cからは、光L1〜光L3が同時に出射される(図9参照)。
光L3は、第二層の導光板150bを通過する際に光L2と合成され、その合成光は、第一層の導光板150aを通過する際に光L1と合成される。光L1〜L3の合成光は、マスクプレート151を通過して反射ミラー130に入射し、全反射されて窓部121に向かう。
ここで、第三層の導光板150cには第二層の導光板150bが所定間隔で積層され、さらに、第一層の導光板150aがより大きな間隔で積層されていることから、光L2は、光L3よりも伝播方向に沿って前方に位置し、また、光L1は、光L2よりも伝播方向に沿ってさらに大幅な前方に位置する。
このため、窓部121からケース内部を見たときには、第三層の導光板150cにおける識別情報が一番奥側に見え、その手前に、第二層の導光板150bにおける識別情報が見え、一番手前に、第一層の導光板150aにおける識別情報が見え、このような遠近感とともに、他の識別情報との間で高低差を有する。
具体的には、導光板間の距離差に応じ、第一層の導光板150aにおける識別情報と第二層の導光板150bにおける識別情報との高低差は、第二層の導光板150bにおける識別情報と第三層の導光板150cにおける識別情報との高低差に比べ大きい。
従って、第一層の導光板150aにおける識別情報は、第二層の導光板150b及び第三層の導光板150cにおける識別情報に比べ、より前方に表示されているような視覚効果を奏する。
このような表示ユニット100によれば、光源の他のオンオフ制御により、第三層の導光板150cにおける識別情報、第二層の導光板150bにおける識別情報、及び第一層の導光板150aにおける識別情報を、順次、切り替えて表示させることもできる。
このようにすると、第三層→第二層→第一層といった順序で導光板150における識別情報の表示が切り替わるたびに、前述した遠近感にもとづき、識別情報が徐々に近付いてくるような視覚効果を奏する。
特に、第二層の導光板150bにおける識別情報の表示から第一層の導光板150aにおける識別情報の表示に切り替わったときには、各導光板150における識別情報の高低差にもとづき、第一層の導光板150aにおける識別情報が、前方に飛び出てくるような立体的な視覚効果を奏する(図示せず)。
また、第三層の導光板150cにおける識別情報を連続的に表示させたまま、第二層の導光板150bにおける識別情報と第一層の導光板150aにおける識別情報とを交互に表示させることもできる。
この場合、第三層の導光板150cにおける識別情報の前方に第一層の導光板150aにおける識別情報や第二層の導光板150bにおける識別情報を表示する遠近感を演出しつつ、第二層の導光板150bにおける識別情報の表示が、第一層の導光板150aにおける識別情報の表示に切り替わったときに、第二層の導光板150bにおける識別情報との高低差及び遠近感にもとづき、第一層の導光板150aにおける識別情報が、前方に飛び出てくるような立体的な視覚効果を奏する(図示せず)。
すなわち、(ii)の構成によれば、二次元の表示演出が可能な導光板150を複数積層し、上位層の導光板150と中位層の導光板150との距離を、中位層の導光板150と下位層の演出手段(導光板150)との距離より大きくすることによって、上位層の導光板150におけるデザインが、あたかも飛び出してくるような三次元的な表示演出を提供することができる。
(iii)本実施形態の表示ユニット100は、上記(i)や(ii)の構成に加え、第二の導光板におけるデザインを、第一の導光板におけるデザインより大きくしている。
すなわち、本実施形態において、上位層の導光板150におけるデザインと下位層の導光板150におけるデザインは、その導光板150の間隔に応じて、下位層の導光板150におけるデザインよりも上位層の導光板150におけるデザインが前方に見える遠近感を有するところ、上位層の導光板150におけるデザインを、下位層の導光板150におけるデザインよりも大きくすることで、大小に基づく錯視による遠近感(大きいものは近く感じ、小さいものは遠く感じる)を利用して、上位層の導光板150におけるデザインがさらに前方に見えるようにしたものである。
ここで、第一層〜第三層の導光板150a〜150cにおいて、第二層の導光板150bと第一層の導光板150aの間の距離は、第三層の導光板150cと第二層の導光板150bの間の距離より長く、第一層の導光板150aにおける「GOGO!」の文字aaは、第二層の導光板150bにおける「GOGO!」の文字bbより大きい(図7〜9参照)。
このため、第一層の導光板150a、第二層の導光板150b及び第三層の導光板150cは、上記(ii)に(iii)を加えた構成において、本発明の第二の導光板、第一の導光板、及び演出手段に相当する。
また、第一層の導光板150aと第二層の導光板150bには、互いに類似する「GOGO!」の文字aa,bbが対応する領域に施されており、第一層の導光板150aにおける「GOGO!」の文字aaは、第二層の導光板150bにおける「GOGO!」の文字bbよりも大きい(図7,8参照)。
このため、第一層の導光板150a及び第二層の導光板150bは、上記(i)に(iii)を加えた構成において、本発明の第二の導光板及び第一の導光板にも相当する。
このような表示ユニット100における光源のオンオフ制御により、例えば、第三層の導光板150cにおける識別情報を表示させたまま、第二層の導光板150bにおける識別情報と第一層の導光板150aにおける識別情報とを交互に表示させる。
このようにすると、図11に示すように、「CHANCE」の文字ccの前方に「GOGO!」の文字aaや「GOGO!」の文字bbを表示する遠近感を演出しつつ、「GOGO!」の文字bb(図11(a))が、「GOGO!」の文字aa(図11(b))に切り替わったときに、「GOGO!」の文字bbとの高低差及び遠近感に加え、デザインが小から大に変化したことによる遠近感の変化により、「GOGO!」の文字aaが、より前方に飛び出してきたような立体的な視覚効果を奏することができる。
特に、互いに類似するデザインである「GOGO!」の文字の大きさが、ほぼ同じ位置で小から大に変化したことから、遠くの文字がそのまま近くに移動してきた印象を受け、文字aaが前方に飛び出してきたような視覚効果をより効果的に与えることができる。
すなわち、(iii)の構成によれば、導光板間の距離差にもとづく高低差や遠近感に大小による遠近感が加わり、また、類似するデザインの大きさが対応する領域において変化することにより遠近感をより与えることができるため、三次元的な表示演出の効果を一層高めることができる。
(iv)本実施形態の表示ユニット100は、導光板において、一の入射方向の入射光を反射させる第一のデザインと、他の入射方向の入射光を反射させる第二のデザインを施すようにしている。
例えば、図8(d)に示すように、第四層の導光板150dには、「CHANCE」の文字ddが、方向aからの入射光に対して反射するが、方向bからの入射光に対しては反射しないように造形が施されている。また、「ギザギザ外形を有する吹き出し」の図形eeが、方向bからの入射光に対しては反射するが、方向aからの入射光に対しては反射しないように造形が施されている。
このような表示ユニット100において、方向bに対応する側部光源145bからの入射光や、方向aに対応する後部光源144dからの入射光に対するオンオフ制御(入射方向制御手段)により、例えば、まず、側部光源145bをオンにし、次に、側部光源145bをオフにすると同時に後部光源144dをオンにし、その後、側部光源145bと後部光源144dをともにオンにする。
このようにすると、まず、側部光源145bからの入射光に応じて「ギザギザ外形を有する吹き出し」の図形eeが表示され(図12(a))、次に、後部光源144dからの入射光に応じて「CHANCE」の文字ddが表示され(図12(b))、側部光源145bと後部光源144dの双方からの入射光に応じて「ギザギザ外形を有する吹き出し」の図形ee及び「CHANCE」の文字ddを表示される(図12(c))。
同様に、図8(e)に示すように、第五層の導光板150には、「ギザギザ外形を有する吹き出し」の図形と「CHANCE」の文字の組み合わせff1が、方向aからの入射光にのみ反射するように造形が施され、「GOGO!」の文字ff2が、方向bからの入射光にのみ反射するように造形が施されている。
このため、側部光源145cと後部光源144eのオンオフ制御によって、「ギザギザ外形を有する吹き出し」の図形と「CHANCE」の文字の組み合わせff1だけを表示させたり、「GOGO!」の文字ff2だけを表示させたり、「ギザギザ外形を有する吹き出し」の図形と「CHANCE」の文字の組み合わせff1と「GOGO!」の文字ff2を表示させることができる(図示せず)。
すなわち、(iii)の構成によれば、入射方向ごとに発光表示する対象を変えることができるため、1つの導光板150を用いて提供可能な表示態様が増え、このような導光板150を複数積層することで、さらに表示態様のバリエーションを増大させることができる。
このように、本実施形態の表示ユニット100は、上記(i)〜(iv)において示した構成を備えることによって、それぞれの表示演出を実施することができる。
また、上記(i)〜(iv)における構成は、任意に組み合わせることができる。
例えば、スロットマシン1の遊技中における表示ユニット100の動作として、副制御部20が、主制御部10からボーナス当選を示す制御信号を受信した場合、第一光源部142及び第二光源部143に対し以下のような表示制御を行うことができる。
まず、ボーナス当選を示す制御信号を受信すると、その受信のタイミングからボーナス遊技が開始するまで、後部光源144c、144d及び側部光源145bを点灯(オン)としながら、後部光源144a・側部光源145aと後部光源144bを交互に点滅(オン−オフ)とする。
そうすると、図13(a)〜(b)に示すように、第三層の導光板150cにおける「CHANCE」の文字ccと、第四層の導光板150dにおける「CHANCE」の文字dd及び「ギザギザ外形を有する吹き出し」の図形eeが表示され続けながら、第一層の導光板150aにおける「GOGO!」の文字aaと第二層の導光板150bに係る「GOGO!」の文字bbが交互に表示される。
これにより、上記(i)〜(iii)による表示演出を複合的に提供することができる。
また、ボーナス遊技の開始から終了までは、後部光源144eと側部光源145cを交互に点滅(オン−オフ)とする。
そうすると、図13(c)〜(d)に示すように、第五層の導光板150eにおける「ギザギザ外形を有する吹き出し」の図形と「CHANCE」の文字の組み合わせff1と、「GOGO!」の文字ff2が交互に表示される。
これにより、上記(iv)の表示演出を奏することができる。
これ以外にも、様々な表示態様が可能である。
例えば、ボーナス当選のタイミングからボーナス遊技を開始するまでの間、後部光源144dと側部光源145bを点滅させることによって、第四層の導光板150dにおける「CHANCE」の文字ddと「ギザギザ外形を有する吹き出し」の図形eeを交互に表示させることもできる(上記(iv)の表示演出)。
また、LEDからの照射光の色を制御することで、デザインごとに色を変えたり、時間の経過に応じて色を変化させることができる。
また、ここでは、導光板150のみを重ねた態様における作用効果等について具体例を挙げて説明したが、このような態様に限定されるものではなく、例えば、液晶表示器を用いた場合でも同様の作用効果を奏することができる。
例えば、液晶表示器に、第三層の導光板150cにおける識別情報を表示させつつ、その上に、第二層の導光板150bと第一層の導光板150aを順番に重ね、これらの識別情報を交互に表示させる態様が想定される。
このような態様であっても、上位層の導光板150aと中位層の導光板150bとの距離を、中位層の導光板150bと下位層の演出手段(液晶表示器)との距離より大きくする態様を実現できるため、上記(ii)と同様、上位層の導光板150aにおけるデザイン(「GOGO!」の文字)が、あたかも飛び出してくるような三次元的な表示演出を提供することができる。
そして、この場合、上位層の導光板150aにおけるデザインは、中位層の導光板150bにおけるデザインより大きく、その下位層に液晶表示器を重ねて配置することになる。
これにより、上記(iii)と同様、各層の距離差にもとづく高低差や遠近感に大小による遠近感が加わり、また、類似するデザインの大きさが対応する領域において変化することにより遠近感をより与えることができるため、三次元的な表示演出の効果を一層高めることができる。
ところで、各導光板150から出射される光の結像面は、反射ミラー130の表面となっており、この反射ミラー130に入射される光は、光源(LED)から照射された高指向性の光を各導光板150で反射させることによって得られた直進性の高い光である。
そして、反射ミラー130では、導光板150からの入射光を全反射することで、その反射光が窓部121に直進するようにしている。
このため、結像面を構成する光が窓部121の壁の内側に照射されにくく、結合面における識別情報はスロットマシン1に着座する遊技者にのみ視認できるようになっている。
加えて、マスクプレート151を第一層の導光板150aに重ねることで、各導光板150の端部周辺における光漏れによる光が窓部121の壁の内側に表示されないようにしている。
これにより、前述したボーナス当選時の表示演出を行う場合であっても、ボーナス当選を他の遊技者に悟られることがないため、演出表示を着座する遊技者限りの楽しみとすることができる。また、初心者の場合、他の遊技者にボーナス当選を悟られると、すばやくボーナス図柄を揃えることができないことから恥ずかしい思いをすることもあるが、スロットマシン1に着座する遊技者のみに視認されるようにすることで、人目を気にせずにボーナス図柄を揃えることに挑戦することができる。
また、本実施形態と異なり、導光板150をスロットマシン1の後方に向かって重ねる態様とすることもできるが、導光板150を上下方向に重ねる態様としたのは、以下のような理由からである。
導光板150を積層配置する場合、前扉1aの背面側に配置せざるを得ないため、導光板保持部140が、他の部品に干渉するおそれがあった。
例えば、本実施形態のように、着座した遊技者が目視できる位置に反射ミラー130を有しない表示ユニット100を取り付けようとすると、前扉1aの背面側に配置されたリール41と干渉するおそれがあった。
そこで、表示ユニット100がリール41と干渉することを避けるため、導光板保持部140を下方にずらした。この場合、導光板150の表面をそのまま結像面とすると、導光板150からの出射光により形成される識別情報が視認不能となることから、導光板150を上下方向に重ねる態様にするとともに、導光板150から上方に向かう出射光を反射ミラー130で反射させて、遊技者の方向に入射させた。
これにより、下位層の導光板150からの出射光が遊技者の方向に入射されるまでの伝播距離が、上位層の導光板150の場合に比べて長くなり、その分の奥行き感を生じさせながら、導光板保持部140の配置場所の自由度を増大させることができる。
さらに、反射ミラー130を、その上部が遊技者側に倒れ込むように斜め傾けて配置することで、表示ユニット100の上底一辺を斜めに切り落とすことが可能となり、リール41との干渉を積極的に解消させるようになっている。
また、表示ユニット100に対する電源供給や制御信号を受け渡すための接続ケーブル(図示せず)を、第二光源部143の接続部146に接続するようにしており、また、第二光源部143を介して第一光源部142に電源供給や制御信号を受け渡すための接続ケーブル(図示せず)を、第二光源部143の下部に配置したコネクタ147と第一光源部142の下部に配置したコネクタ148に接続するようにしている。
そして、第二光源部143と第一光源部142とを接続する接続ケーブルは、導光板保持部140の下部の空間に収容し、その状態で導光板保持部140を表示ユニット100内に納めるようにしている。
このため、表示ユニット100に対する接続ケーブルが、リール41に干渉しないようにしている。
表示ユニット100は、ケース外部から接続ケーブルを接続できるようにするため、ケース101(ケース後部110等)の接続部146に対応した位置に、接続部146と係合可能な開口112(図6参照)を施している。
開口112は、接続部146を収まりよく係合するための隙間(クリアランス)を設けており、この隙間を無くすため、接続部146には、開口112との係合箇所にシリコン製のパッキンを設けている。
また、ケース前部120及びケース後部110は、所々、結合箇所が嵌合するように成形されている(図5、6、9参照)。
このため、本実施形態の表示ユニット100は、ケース内部に塵埃が入りにくい防塵構造となっている。
また、最上層である第一層の導光板150のデザインは、溝跡が目立たないように浅く造形を施すようにしている。
加えて、表示ユニット100は、ユニット外部からの入光を避けるべく、ケース前部120とケース後部110により導光板150を囲む遮蔽構造、かつ、黒色の外装を有している。
これにより、第一光源部142及び第二光源部143がオフ制御(消灯)時は、表示ユニット100内は真っ暗な空間として視認されるとともに、第一光源部142及び第二光源部143がオン制御(点灯)時は、識別情報のみが窓部121から視認され、奥行き感のある演出表示が楽しめるようになっている。
以上のように、本発明の一実施形態に係るスロットマシン1によれば、積層された複数の導光板を有する表示ユニット100を備え、各導光板150に光を入射することで、各導光板150に施されたデザインに基づく発光演出を行うようにしている。
このような特徴を備えることにより、以下のような課題が解決される。
例えば、従来の表示ユニットを有する遊技機(特許文献1参照)においては、ハーフミラーを用いて3つの画像情報にそれぞれ遠近感を持たせる表示演出を行うようにしているが、構造が複雑なうえ、演出のバリエーションに限界があった。
また、印刷表示された透光性を有する樹脂シートを、後方の光源から拡散シートを介して照射し、これにより拡散された映像光が窓部に向かうようにすることで、遊技者は、窓部から映像光を視認できるようになっている。
このため、窓部の壁の内側には、拡散された映像光の一部が照射され、これを他の遊技者から見られてボーナス当選が察知されるおそれがあった。
このような問題に対し、本発明によれば、多数の導光板150を積層することで、立体的な演出表示を可能としつつ、複数のデザインを施すことが可能な導光板150を複数組み合わせて表示することができるため、膨大なバリエーションに基づく表示演出が可能となる。
また、高指向性の光源を用い、また、導光板150に施した造形により、窓部121には、反射ミラー130により反射された直進性の高い光しか伝播されず、さらに、マスクプレート151を用いて光漏れを防いでいる。
このため、窓部121の内側に光が照射されることなく、遊技者だけが演出表示を見ることができる。
以上、本発明の遊技機の好ましい実施形態について説明したが、本発明に係る遊技機は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることはいうまでもない。
例えば、導光板150は5層であることに限定されず、少なくとも2層あればよい。このため、2層〜4層でもよく、6層以上であってもよい。
1 スロットマシン(遊技機)
10 主制御部
20 副制御部
100 表示ユニット
101 ケース
110 ケース後部
111 ミラー設置面
120 ケース前部
121 窓部
122 ミラー支持部
123 棚受け
130 反射ミラー
140 導光板保持部
141 ベース部
1411 棚受け
142 第一光源部
143 第二光源部
144 後部光源
145 側部光源
150 導光板
151 マスクプレート
152 拡散部材
L1 第一層の導光板からの出射光
L2 第二層の導光板からの出射光
L3 第三層の導光板からの出射光
L4 第四層の導光板からの出射光
L5 第五層の導光板からの出射光
aa〜ff 識別情報

Claims (6)

  1. 所定の発光演出を実行可能な演出手段と、透光性部材で構成され、端面に入射した光を表面から出射させることで所定の識別情報を含むデザインを所定の窓部から認識可能とした導光板と、識別図柄を変動表示可能なリールと、を備えた遊技機であって、
    前記導光板として、少なくとも前記演出手段の上方に配置される第一の導光板と当該第一の導光板の上方に配置される第二の導光板を備え、
    前記第一の導光板及び前記第二の導光板において、互いに同一又は類似する前記デザインを各導光板の対応する領域に施し、
    前記第一の導光板と前記第二の導光板は、第一の空間を介して対向して配置され、
    前記第一の導光板と前記演出手段は、第二の空間を介して対向して配置され、
    前記第一の導光板と前記第二の導光板を、前記演出手段に上下方向に重ねて配置、前記演出手段による発光演出を、前記リールを視認可能としたリール窓部が配置される領域内に設けられる前記所定の窓部から各導光板を介して視認可能にし、
    前記第一の空間によって生じる前記第一の導光板と前記第二の導光板の間の距離を、前記第二の空間によって生じる前記演出手段と前記第一の導光板の間の距離より長くした
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 所定の発光演出を実行可能な演出手段と、透光性部材で構成され、端面に入射した光を表面から出射させることで所定の識別情報を含むデザインを所定の窓部から視認可能とした導光板と、識別図柄を変動表示可能なリールと、を備えた遊技機であって、
    前記導光板として、少なくとも前記演出手段の上方に配置される第一の導光板と当該第一の導光板の上方に配置される第二の導光板を備え、
    前記第一の導光板と前記第二の導光板は、第一の空間を介して対向して配置され、
    前記第一の導光板と前記演出手段は、第二の空間を介して対向して配置され、
    前記第一の導光板に前記第二の導光板を前記演出手段に上下方向に重ねて配置、前記第一の導光板における前記識別情報を、前記リールを視認可能としたリール窓部が配置される領域内に設けられる前記所定の窓部から前記第二の導光板を介して視認可能にし、
    前記第一の空間によって生じる前記第一の導光板と前記第二の導光板の間の距離を、前記第二の空間によって生じる前記演出手段と前記第一の導光板の間の距離より長くした
    ことを特徴とする遊技機。
  3. 前記第二の導光板における前記デザインは、前記第一の導光板における前記デザインより大きい
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記デザイン及び前記発光演出は、前記所定の窓部を介して視認可能とし、
    前記導光板のうち、前記第二の導光板を前記窓部と最も近い位置に配設し、
    前記窓部から最も離れた位置に配設される導光板として、第三の導光板を備え、
    前記導光板には、端面に入射した光を表面から出射させるために所定の溝部が形成され、
    前記第二の導光板に形成される溝部は、前記第三の導光板に形成される溝部よりも浅く構成される
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の遊技機。
  5. 前記第一の導光板に光を出射するための第1発光手段と、
    前記第二の導光板に光を出射するための第2発光手段と、
    前記第1発光手段、前記第2発光手段及び前記演出手段を制御可能な制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記第1発光手段を作動させ、前記第2発光手段を作動させない第1の制御と、
    前記第2発光手段を作動させ、前記第1発光手段を作動させない第2の制御と、
    前記演出手段に前記発光演出を実行させる第3の制御と、
    を実行可能であるとともに、
    前記第1の制御及び前記第3の制御を同時に実行した後、前記第2の制御及び前記第3の制御を同時に実行可能とする
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の遊技機。
  6. 前記演出手段には、前記導光板が含まれる
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の遊技機。
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