JP5346169B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、スロットマシンなどの遊技機に関し、特に、筐体の前面開口に開閉可能に取り付けられる前扉の構造に係わる。
従来、スロットマシンにおいては、前面開口を有する筐体の内部に、リール装置やホッパーなどが収容配置されているとともに、筐体の前面開口に、遊技面を構成する前扉が開閉可能に取り付けられている。前扉は、その上部に筐体内のリール装置を遊技者側に見せるためのリール透視窓などを有するとともに、中間部に遊技者によって操作されるベットボタン、始動レバー及び停止ボタンなどの操作部材を設けた操作部を有し、また、下部に筐体内のホッパーから払い出されるメダルを受ける受け皿や化粧パネルなどを有してなる。
ところで、従来のスロットマシンでは、前扉とこれに取り付けられるパネルや操作部などの部材は一体的に組み付けられており、機種の変更などを行うときには前扉全体を交換するか、筐体を含めてマシン全体を交換するのが一般的であったが、近年、資源を有効に活用したり、機種変更を容易に行ったりする観点などから、前扉を複数の部分に分割して構成するものが種々提案されている。
例えば特許文献1には、前扉を、全体が矩形枠状でかつ内側を複数の取付領域に仕切ってなる扉体基部と、この扉体基部の各取付領域にそれぞれ取り付けられる複数個の機能部材ユニット(つまり上部ランプユニット、リールパネルユニット、操作部ユニット、化粧パネルユニット及び受け皿ユニット)と、この複数個の機能部材ユニットを左右両方から挟むように扉体基部の左右両側辺部にそれぞれ取り付けられる左右一対のサイド部材とに分割し、機種変更時に機能部材ユニットを交換するようにしたものが開示されている。
また、特許文献2には、前扉を、リール透視窓を有する上部前扉と、操作部及び化粧パネルなどを有する下部前扉とに分割するとともに、この上部前扉及び下部前扉を筐体の前面開口の上下にそれぞれ開閉可能に取り付け、機種変更時に上部前扉のみを交換するようにしたものが開示されている。
特許第3934001号公報 特開2004−223036号公報
しかしながら、特許文献1のものでは、扉体基部が複数の取付領域を有し、この取付領域毎にそれぞれ対応する機能部材ユニットが取り付けられる構成になっているため、リールパネルユニットの大きさを変更したり、操作部ユニットの形状を大きく変更したりすることができず、機種変更時の設計変更やデザイン変更などが制限されるという欠点がある。
一方、特許文献2のものでは、上部前扉と下部前扉とを別々に筐体の前面開口に開閉自在に取り付けているため、ヒンジ装置及び鍵装置などが上部前扉と下部前扉とに各々必要になり、その分コスト的に高くつくなどの問題がある。また、上部前扉と下部前扉との間に隙間が生じ、美観を損ねるだけでなく、隙間から筐体内に収納した制御装置に対し不正な行為が行われる危険性もある。
本発明はかかる諸点に鑑みてなされたものであり、その課題とするところは、特に、前扉を分割するに当たり、その分割個所及び構造に配慮することにより、機種変更時の設計変更及びデザイン変更の自由度を高めながら、また美観を損ねたり、不正行為を招いたりすることなく、コスト的に安価に実施し得る遊技機を提供せんとするものである。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明は、筐体の前面開口に遊技面を構成する前扉が開閉可能に取り付けられてなる遊技機において、上記前扉を、筐体の前面開口に対応して矩形枠状に形成されたベース枠体と、このベース枠体の上部に取り付けられ、下端部に遊技者によって操作される複数の操作部材を設けた左右方向に延びる操作部を有する上部ユニットと、ベース枠体の下部に取り付けられ、下部パネルユニット及びこの下部パネルユニットをその裏面側から照明する下部パネル照明装置を有する下部ユニットとを備える構成にし、また、上記上部ユニットと下部ユニットの境界部の前面側に、前扉の横幅略全長に亘り左右方向に延びかつ両ユニットの接合箇所を前方から覆うカバー部材を装着する構成にする。
この構成では、前扉が矩形状枠のベース枠体と操作部より上側の遊技面を構成する上部ユニットと下部ユニットとに分割してなるため、機種変更時に上部ユニットを交換するだけで操作部上での操作部材の配置レイアウトを変更したり、遊技者に見え易い上側遊技面の各部材の大きさや配置レイアウトなどを変更したりすることができる。しかも、前扉は、従来と同様に、1つの開閉扉として筐体の前面開口に開閉自在に取り付けられるものであるため、ヒンジ装置及び鍵装置などが従来よりも多く必要になることはない。また、上部ユニットと下部ユニットの境界部に隙間が生じることはないので、不正行為を招くことはない。さらに、上部ユニットと下部ユニットの境界部の前面側に、両ユニットの接合箇所を前方から覆うカバー部材が装着されているため、境界部からの不正行為、例えば隙間から針金などを挿入したり、両ユニットの接合を外したりすることなどを防止できる上、カバー部材が意匠性を発揮することになり、美観が高くなる。
請求項1に係る発明は、上述した構成に加えて、上記上部ユニットと下部ユニットの境界部に、上部ユニット側の操作部及び下部ユニット側の下部パネルユニットよりも筐体寄りに凹陥してなる凹部を設け、上記カバー部材を、この凹部を覆いかつ上記上部ユニット側の操作部及び下部ユニット側の下部パネルユニットと略連続面を構成するように設ける構成にする。この構成では、上部ユニットと下部ユニットの境界部に凹部が設けられている一方、両ユニットの接合箇所を覆うためのカバー部材が、この凹部を覆いかつ両ユニットの前面側の他の部分である上部ユニット側の操作部及び下部ユニット側の下部パネルユニットと略連続面を構成するように設けられているため、境界部からの不正行為をより確実に防止できるとともに、カバー部材と両ユニットとの間でも連続面よりなる遊技面を構成することができ、美観をより高めることができる。
請求項1に係る発明は、上述した構成に加えて、更に、上記凹部とカバー部材とで囲まれた空間内に照明手段を設け、カバー部材は透光性を有し、このカバー部材を通して上記照明手段により上記上部ユニット側の操作部及びその周辺を照明するように構成する。この構成では、凹部とカバー部材とで囲まれた空間内に設けた照明手段により上部ユニット側の操作部及びその周辺が照明されるため、操作部及びその周辺の装飾効果を高めることができる。
請求項に係る発明は、請求項記載の遊技機において、上記上部ユニットを、操作部を保持する上部枠ユニットと、この上部枠ユニットの前面に取り付けられた上部化粧枠ユニットとを有する構成にする。この構成では、上部ユニットが、操作部を保持する上部枠ユニットと、この上部枠ユニットの前面に取り付けられた上部化粧枠ユニットとに分割してなるため、立体感のある遊技面を容易に構成することができる。
請求項に係る発明は、請求項1又は2記載の遊技機において、上記カバー部材に他の部分よりも前方に突出しかつ上記操作部上の複数の操作部材の配列方向に沿って延びる稜線を形成する構成にする。この構成では、例えばスロットマシンの場合、操作部に複数の操作部材として始動レバー及び停止ボタンが横並びつまり左右方向に並んで設けられているが、この操作部の下方に近接するカバー部材に、始動レバー及び停止ボタンの配列に沿って稜線が形成されているため、カバー部材の稜線が始動レバー及び停止ボタンを操作する際のガイドとしての機能を発揮することになる。
請求項に係る発明は、請求項1ないし請求項3のいずれか一つに記載の遊技機において、上記照明手段を、左右方向に延びかつ外周面の一側方側に乱反射部が形成された複数本の導光棒と、この各導光棒の両端にそれぞれ設けられた複数の光源とを有し、かつこの光源からの光を導光棒の端から中間部にまで導きながら導光棒の乱反射部で乱反射させ、乱反射部と反対側の側方に光を透過させることで各導光棒の略全長に亘って均一に発光するように構成する。この構成では、照明手段が複数本の導光棒と複数の光源とからなるため、凹部とカバー部材とで囲まれた空間が狭い場合でもこの空間内に照明手段を配置することができる。しかも、空間内を左右方向に延びる各導光棒の略全長に亘って均一に発光するため、照明効果を高めることができる。
以上のように、本発明の遊技機によれば、前扉が矩形状枠のベース枠体と操作部より上側の遊技面を構成する上部ユニットと下部ユニットとに分割してなるため、機種変更時に上部ユニットを交換するだけで操作部上での操作部材の配置レイアウトを変更したり、遊技者に見え易い上側遊技面の各部材の大きさや配置レイアウトなどを変更したりすることができ、設計変更及びデザイン変更の自由度を高めることができる。
しかも、前扉は、従来と同様に、1つの開閉扉として筐体の前面開口に開閉自在に取り付けられるものであるため、ヒンジ装置及び鍵装置などが従来よりも多く必要になることはなく、コスト的に安価に実施することができる。また、上部ユニットと下部ユニットの境界部に隙間が生じることはないので、不正行為を招くことはない。さらに、上部ユニットと下部ユニットの境界部の前面側に、両ユニットの接合箇所を前方から覆うカバー部材が装着されているため、境界部からの不正行為をより防止できる上、カバー部材が意匠性を発揮して、美観を高めることができるという効果を奏する。
その上、上部ユニットと下部ユニットの境界部に凹部が設けられている一方、両ユニットの接合箇所を覆うためのカバー部材が、この凹部を覆いかつ両ユニットの前面側の他の部分である上部ユニット側の操作部及び下部ユニット側の下部パネルユニットと略連続面を構成するように設けられているため、上部ユニットと下部ユニットの境界部からの不正行為をより確実に防止できるとともに、カバー部材と両ユニットとの間でも連続面よりなる遊技面を構成することができ、美観をより高めることができる。また、凹部とカバー部材とで囲まれた空間内に設けた照明手段により上部ユニット側の操作部及びその周辺が照明されるため、操作部及びその周辺の装飾効果を高めることができるという効果を奏する。
特に、請求項2に係る発明では、上部ユニットが、操作部を保持する上部枠ユニットと、この上部枠ユニットの前面に取り付けられた上部化粧枠ユニットとに分割してなるため、立体感のある遊技面を容易に構成することができ、デザイン性を高めることができる。
請求項に係る発明では、操作部の下方に近接するカバー部材に、操作部に設けられる複数の操作部材、例えばスロットマシンの場合始動レバー及び停止ボタンの配列に沿って稜線が形成されているため、この稜線によって始動レバー及び停止ボタンを操作する際のガイド機能を発揮することができ、操作性の向上に寄与することができる。
さらに、請求項に係る発明では、照明手段が複数本の導光棒と複数の光源とからなるため、凹部とカバー部材とで囲まれた空間が狭い場合でもこの空間内に照明手段を配置することができる。しかも、空間内を左右方向に延びる各導光棒の略全長に亘って均一に発光するため、照明効果を高めることができ、実施化を図る上で有利なものである。
以下、本発明を実施するための最良の形態である実施形態を図面に基づいて説明する。
図1ないし図3は本発明の一実施形態に係る遊技機としてのスロットマシンAの全体構成を示す。このスロットマシンAは、前面全体が開口する前面開口1を有する筐体2と、この筐体2の前面開口1に左縁を回動軸3側として開閉自在に取り付けられた遊技面を構成する前扉4とを有する箱形状のものである。
上記前扉4は、図4ないし図9に分解して詳示するように、筐体2の前面開口1に対応して矩形枠状に形成されたベース枠体6と、このベース枠体6の上部に取り付けられ、下端部に左右方向に延びる操作部7を有する上部ユニット8と、ベース枠体6の下部に取り付けられた下部ユニット9とを備えている。
上記ベース枠体6は、図5及び図6に示すように、アルミニウム又は鋼鉄などの金属からなる4本の断面略コ字状又は略L字状の枠材6a,6b,6c,6dを矩形状に組み立ててなり、これらの枠材6a〜6dは、互いに直角に結合されている。このベース枠体6には、前扉4の各ユニット8,9をネジで取り付けるための固定孔10a,10bと、枠材6a〜6d同士などを結合するための組立孔10cと、各ユニット8,9に各種部材や装置類を取り付ける際前扉4の裏側からユニット8,9の裏側にドライバーなどの治具を挿入してねじ止めするための治具用の孔10dとがそれぞれ複数設けられている。また、左右両側の枠材6b,6c間には上側枠材6aから所定寸法離れた位置に1本の補強ステー11が架設されている。この補強ステー11は、矩形状に組み立てた枠材6a〜6dの強度アップに加えて、前扉4の上部に液晶パネル31など重量のある部材や装置類を取り付ける場合に、これらの重量を支持し、ベース枠体6の反りや歪みの発生を防止する役割をも果たしている。更に重量の重い装置類、例えば液晶パネルを2枚有する二重液晶表示装置、又は本実施形態とは逆に上部にリール装置、下部に液晶表示装置を配置する場合のリール装置などを取り付ける場合には、図6に仮想線で示す如き追加の補強ステー17を補強ステー11と上側枠材6aとの間に架設することによって、取付強度を確保するようにしてもよい。
上記ベース枠体6の左側枠材6bには、図示していないが、筐体2側の回動軸3に嵌合する嵌合部が一体的に形成されるか、あるいは嵌合部材が取り付けられており、この嵌合部材と筐体2側の回動軸3とにより、前扉4を開閉可能に支持する着脱式のヒンジ装置を構成している。また、ベース枠体6の右側枠材6cには、前扉4の閉時に前扉4を筐体2にロックする鍵装置13が設けられており、この鍵装置13は、鍵が挿入可能なキーシリンダ14と、右側枠材6cに沿って上下方向に延びて配置され、かつキーシリンダ14への鍵の挿入回動に伴い上下方向に変位する連結杆18と、この連結杆18と連携してキーシリンダ14への鍵の挿入回動に連動して揺動する上下2つのフック部材15,16と、連結杆18の上側フック部材15係合部とキーシリンダ14係合部との間に設けられたローラ19とを有してなる。一方、筐体2の内側の壁面には、図示していないが、上記フック部材15,16の高さ位置に対応して、金属製などの受け具が取り付けられているとともに、上記ローラ19の高さ位置に対応して、金属製などの板状部材が取り付けられており、前扉4の閉時にはローラ19がこの板状部材に乗り上げることにより前扉4が僅かに持ち上げられ、円滑に閉操作が行われるようになっている。以上の構成によって、ベース枠体6は、上下両ユニット8,9の取付を円滑に行い得るとともに、前扉4の強度を効率的に補強して歪みを防止し、また鍵装置13の支持部材としての役割も果たしている。
上記上部ユニット8は、図8に示すような操作部7を保持する矩形枠状の上部枠ユニット21と、この上部枠ユニット21bの前面に取り付けられた上部化粧枠ユニット22と、リールパネルユニット23とからなる。上部枠ユニット21は、ベース枠体6の上側枠材6aに接合される上枠部21aと、ベース枠部6の左側枠材6bに接合される左枠部21bと、ベース枠部6の右側枠部6cに接合される右枠部21cと、左右両枠部21b,21cの下端部同士を連結する下枠部21dとを一体成形してなり、この上部枠ユニット21の下枠部21dにこれと別体成形された操作部7が装着されている。上部枠ユニット21は、合成樹脂からなるが、矩形枠状の形状などから高い剛性を有している。上記操作部7は、図1、図8及び図9に示すように、リールパネルユニット23側から傾斜しつつ水平に広がる傾斜水平面部7aと、この傾斜水平面部7aから略鉛直下方に延びる垂直面部7bとからなる。傾斜水平面部7aには、その中央部に種々のデータを表示する数値表示器25が設けられているとともに、この数値表示器25を挟んだ左右両側に遊技者によって操作される2つの操作部材としてのベットボタン26とメダル投入口27とが設けられており、垂直面部7bには、同じく遊技者によって操作される1つの始動レバー28と3つの停止ボタン29a,29b,29cとが略横一直線上に並んだ状態で設けられている。尚、始動レバー28は、図示していないが、筒状の始動レバーユニットを上部ユニット8の裏面側からナットで固定して取り付けられるようになっており、また、このナット固定部には、ナット受け側に緩み止めの溝又は突起が設けられている。
上記上部化粧枠ユニット22は、図1、図4及び図9に示すように、液晶パネル31と、この液晶パネル31の裏面側に配置され、液晶パネル31を照明する液晶用照明装置32(図13参照)と、液晶パネル31及び液晶用照明装置32の周辺を囲むように配置された複数(図では5つ)の演出用ランプ33a,33b,33c,33d,33e及び左右2つの上部スピーカ34a,34bとを一体的に組み込んでなる。この上部化粧枠ユニット22の液晶パネル31下縁を構成する水平枠部22aは、ベース枠体6の補強ステー11に対応するようになっており、また、上部化粧枠ユニット22は、水平枠部22aより下側に上部枠ユニット21の下枠部21d及び操作部7との間に略矩形状の窓枠35を構成するようになっている。上記リールパネルユニット23は、この窓枠35に対応して上部枠ユニット21の裏面側に取り付けられるようになっており、このリールパネルユニット23の中央部には、図1に示す如きリール透視窓36が設けられ、このリール透視窓36を通して筐体2内の後述するリール装置81の3つの回転リール82a,82a,82aの一部が遊技者側に見えるようになっている。
上記下部ユニット9は、図1、図3及び図7などに示すように、下部ユニット9の取付ベースとなる略矩形状の下部ユニットベース39と、この下部ユニットベース39に取り付けられ、スロットマシンAの機種毎に異なる模様・文字などが施された下部パネルユニット40と、この下部パネルユニット40の裏面側に配置され、下部パネルユニット02を照明する2本の蛍光灯などからなる下部パネル照明装置41と、下部パネルユニット40の下方で下部ユニットベース39に取り付けられた受け皿42と、下部ユニットベース39の裏面側に取り付けられ、筐体2内の後述するメダル払出装置85から払い出されるメダルを受け皿42に払出口43より送り出すための払出通路44と、この払出通路44を挟んで下部ユニットベース39の裏面側に取り付けられる左右一対の下部スピーカ45(図13参照)とを一体的に組み込んでなる。下部ユニットベース39は、合成樹脂からなるが、矩形状の形状などから高い剛性を有している。
そして、上記前扉4の組立手順としては、先ず、図5に示したベース枠体6に、図7に示した如く下部ユニット9が固定される。この作業は、ベース枠体6の枠材(詳しくは下側枠材6d及び左右両側枠材6b,6c)に設けた固定孔10bに、裏面からネジやリベットなどの固定具を通して下部ユニット9を固定することで行われる。次に、図7に示した状態の前扉に、図8に示した如く上部枠ユニット21が固定される。この作業は、ベース枠体6の枠材(詳しくは上側枠材6a及び左右両側枠材6b,6c)に設けた固定孔10aに、裏面側から固定具としてのネジを螺合して上部枠ユニット21を固定し、更に、下部ユニット9と上部枠ユニット21の接合部を裏面から固定具としてのネジで固定することで行われる。この下部ユニット9と上部枠ユニット21ないし上部ユニット8との接合構造については、下記に詳述する。次に、図8に示した状態の前扉に、図9に示した如く上部化粧枠ユニット22が固定される。この作業は、リールパネルユニット23をネジ止めなどで上部化粧枠ユニット22に取り付けた後、ベース枠体6の枠材(詳しくは上側枠材6a及び左右両側枠材6b,6c)に設けた治具用の孔10dから治具を差し込み、上部枠ユニット21の裏面から固定具としてのネジで上部化粧枠ユニット22を上部枠ユニット21に固定することで行われる。最後に、図9に示した状態の前扉に、図1に示した如くカバー部材49が固定される。この作業は、ベース枠体6の枠材(詳しく左右両側枠材6b,6c)に設けた治具用の孔10dから治具を差し込み、上部枠ユニット21の裏面から固定具としてのネジでカバー部材49を上部枠ユニット21に固定することで行われる。以上によって、図5、図7、図8、図9、図1の順の工程で前扉4の組立が行われる。
上記上部ユニット8(詳しくはその上部枠ユニット21)の下端と下部ユニット9の上端とは、下部ユニット9の上端にフランジ部46が突出して形成され、このフランジ部46に上部ユニット8の下端を重ね合わせてネジ47止めすることにより接合されている。また、この両ユニット8,9の境界部には、上部ユニット8側の操作部7及び下部ユニット9側の下部パネルユニット40よりも筐体2寄りに凹陥してなりかつ前扉4の横幅略全長に亘り左右方向に延びる凹部48が形成されているとともに、境界部の前面側には、この凹部48を覆いかつ上記両ユニット8,9の前面側の他の部分、つまり上部ユニット8側の操作部7及び下部ユニット9側の下部パネルユニット40と略連続面を構成し両ユニット8,9の接合箇所を前方から覆うカバー部材49が装着されている。
上記凹部48とカバー部材49とで囲まれた空間50内には、上部ユニット8側の操作部7及びその周辺を照明する照明手段としての操作部用照明装置51が設けられている。この操作部用照明装置51は、図10に拡大詳示するように、凹部48の奥壁面(底面)の中央及び左右両側にそれぞれネジ止めにより固定される3つの照明基板52,53,54と、中央の照明基板52に沿って左右方向に並列に延びかつ両端がそれぞれ照明基板52に設けた保持具55,56により保持された2本の丸棒状の導光棒57a,57bと、中央の照明基板52と左側の照明基板53との間に跨って左右方向に延びかつ両端がそれぞれ照明基板52,53に設けた保持具58,59により保持された3本の丸棒状の導光棒60a,60b,60cと、中央の照明基板52と右側の照明基板54との間に跨って左右方向に延びかつ両端がそれぞれ照明基板52,54に設けた保持具61,62により保持された3本の丸棒状の導光棒63a,63b,63cと、上記各保持具55,56,58,59,61,62に各導光棒57a,57b,60a〜60c,63a〜63cの端面に対向して保持された光源としての発光ダイオード(図示せず)とを有している。上記各導光棒57a,57b,60a〜60c,63a〜63cは、いずれも透光性を有するアクリル樹脂などの合成樹脂からなり、その外周面には、例えば中央の導光棒57a,57bの場合図11に拡大詳示するように、それぞれ照明基板52〜54ないし凹部48の奥壁面に近い一側方側に複数条の溝からなる乱反射部64が形成されている。しかして、発光ダイオードからの光を各導光棒57a,57b,60a〜60c,63a〜63cの端ないし端面から中間部にまで全反射などにより導きながら乱反射部64で乱反射させ、乱反射部64と反対側の側方に光を透過させることで各導光棒57a,57b,60a〜60c,63a〜63cの略全長に亘って均一に発光するようになっている。
また、上記凹部48の奥壁面には、図8及び図9に示すように、右端側に返却ボタン66とベース枠体6側の鍵装置13のキーシリンダ14が貫通する貫通孔67とが設けられているとともに、左端側に、スロットマシンAに投入され電気的に有価価値を記憶したクレジット用のメダルを精算して払い出すための精算ボタン68(図1参照)が設けられている。尚、スロットマシンAに隣接しかつ電気的に接続して遊技媒体としてのメダルの貸出を制御する貸出制御機を設置する場合、この貸出制御機に対しメダルの貸出を指令するための貸出操作部がスロットマシンAに取り付けられるが、この貸出操作部を取り付けるための取付部も凹部48の奥壁部の左端側に設けられる。貸出制御機は、有価価値を記憶したカードなどの記憶媒体、又は現金などを受け付け、これに対応する枚数のメダルの払出を、スロットマシンAのメダル払出装置85に行わせることにより、メダルの貸出処理を行う機能を持つものである。
上記カバー部材49は、透光性を有する透明又は半透明な合成樹脂からなり、上記操作部用照明装置51からの光を透過し、あるいは操作部用照明装置51からの光によりカバー部材49自体が発光することにより、上部ユニット8の操作部7及びその周辺、特に下辺側を照明するようになっている。このカバー部材49には、図12に拡大詳示するように、他の部分よりも前方に突出しかつ上記操作部7上の始動レバー28及び停止ボタン29a〜29bの配列方向である左右方向に沿って延びる1本の稜線71が形成されている。また、カバー部材49には、右端側に返却ボタン66及びキーシリンダ14が各々貫通する2つの貫通孔72,73が設けられているとともに、左端側に精算ボタン68及び貸出操作部を各々遊技者側に見せるための開口部74,75が設けられている。尚、図12などでは、カバー部材49の形態に関し、貸出操作部用の開口部75を有する第1形態を示しているが、上述した貸出制御機をスロットマシンAに接続せず、貸出操作部を取り付けない場合には、貸出操作部用の開口部75を設けていない、あるいは、専用の閉塞部材により当該開口部75を閉塞した第2形態のカバー部材が取り付けられる。上部ユニット8に対しては、第1形態と第2形態の双方のカバー部材49が取り付け可能になっている。
一方、上記筐体2内には、図2に示すように、前扉4のリールパネルユニット23のリール透視窓36に対向して、リール装置81が筐体2の奥壁部2aに固定して配置されている。このリール装置81は、各々独自に回転する横並びに3つの回転リール82a,82b,82cを有しており、これらの回転リール82a〜82cの外周面にはそれぞれ複数の図柄(図示せず)が施され、前扉4を閉じた状態で各回転リール82a〜82c毎3つずつ計9つの図柄がリール透視窓36を通して外部に見えるようになっている。また、筐体2内のリール装置81上側には、スロットマシンAの遊技動作を司る主制御基板102(図13参照)を収容する主制御基板ケース83が筐体2の奥壁部2aに固定して配置されているとともに、筐体2内のリール装置81下側には電源ユニット84、ホッパーとも称されるメダル払出装置85及び補助ホッパー86が配置されている。
図13はスロットマシンAの制御系の構成を示す。この図において、91は前扉2の操作部7上の始動レバー28が操作されたときを検知する始動スイッチ、92a,92b及び92cはそれぞれ前扉2の操作部7上の対応する停止ボタン29a〜29cが操作されたときを検知する3つの停止スイッチ、93は前扉2の操作部7上のベットボタン26が操作されたときを検知するベットスイッチ、94は前扉2の操作部7上のメダル投入口27にメダルが投入されたことを検知するメダルセンサ、95は前扉2のカバー部材49上の精算ボタン68が操作されたときを検知する精算スイッチであり、これら入力部としてのスイッチ・センサ類91〜95の信号は、いずれも制御部100に出力される。
上記制御部100は、前扉4の操作部7の裏面側に取り付けられ、スイッチ・センサ類91〜95の信号を直接受信する扉中継基板101と、筐体2内の主制御基板ケース82内に収容され、扉中継基板101と信号授受可能に接続された主制御基板102と、前扉4の液晶パネル31及び液晶用照明装置32の裏面側に取り付けられ、主制御基板102からの制御信号を受信する副制御基板103と、前扉4の下部ユニット9(詳しくは下部パネルユニット40)の裏面側に取り付けられ、副制御基板103の制御指令に基づいて下部パネル照明装置41を制御するインバータ基板104とからなる。
上記主制御基板102は、制御主体であるCPU106と、プログラム及び固定データなどを格納するROM107と、データの読み書きなどに用いられるRAM108とを有し、遊技状態に応じて、リール装置81及びメダル払出装置85に対しそれぞれ動作指令を出力するとともに、副制御基板103に制御指令を出力するようになっている。また、上記扉中継基板101は、スイッチ・センサ類91〜95の信号を主制御基板102に転送するだけでなく、主制御基板102からの制御指令に基づいて、前扉4の操作部7上の停止ボタン29a〜29cに内蔵されたボタンランプ109の点灯及び前扉4の操作部7上の数値表示器25の表示動作を制御するようになっている。
上記副制御基板103は、主制御基板102と同じくCPU111とROM112とRAM113とを有し、主制御基板102の制御指令に基づいて、前扉4の上部ユニット8側の操作部用照明装置51、液晶パネル31、液晶用照明装置32、演出用ランプ33a〜33e及び上部スピーカ34a,34bの動作を制御して遊技演出を行うようになっている。また、副制御基板103は、前扉4の下部ユニット9側の下部スピーカ45の動作を制御して、遊技演出及び故障時などでの報知を行うようになっている。
ここで、上記スロットマシンAの制御系の部材・装置類のうち、始動スイッチ91、停止スイッチ92a〜92c、ベットスイッチ93、精算スイッチ95、ボタンランプ109、数値表示器25、操作部用照明装置51、液晶パネル31、液晶用照明装置32、演出用ランプ33a〜33e、上部スピーカ34a,34bなどの、遊技演出又は遊技の進行に関するものは、前扉4の上部ユニット8に集中して付設されている。一方、下部スピーカ45、インバータ基板104、下部パネル照明装置41など機種に依存しないものは、前扉4の下部ユニット9に付設されている。
上記主制御基板102による制御のうち、スロット遊技の制御は、図示していないが、先ず、メダル投入口27へのメダル投入又はベットボタン26の押し操作が行われた後に始動レバー28が操作されたとき、リール装置81の回転リール82a〜82cを回転させるとともに、乱数抽選を行う。この乱数抽選においては、発生した乱数を、始動レバー28が操作されたことに基づいて取得する処理を行う。主制御基板102は、乱数の値に対応して、ビッグボーナスやレギュラーボーナスなどのボーナス賞、及び小役などその他の賞、再遊技役、はずれなどを定めた抽選テーブルをROM107に記憶している。この抽選テーブルにおいては、各賞は、対応する乱数値の数によって所定の確率で当選するように設定されている。そして、取得した乱数値に対応する賞を抽選テーブルにより判定することで、乱数抽選が行われる。また、この通常ゲーム中に用いる抽選テーブルは、対応する乱数値の数の相違により、賞の当選確率が互いに異なった値に設定されたものが複数、通常はボーナス賞の確率が異なるものが6つ用意されている。この抽選テーブルは、遊技に先立って、予め1つが選択され設定されるようになっている。乱数抽選の結果、各賞に当選するとその賞に応じたフラグ、例えばボーナスフラグや小役フラグなどが立てられる。尚、6つの抽選テーブルは、通常、設定値1〜6として区別されている。この設定値は、一旦設定が行われると次回変更が行われるまで維持される。また、始動レバー28が操作されたとき、各停止ボタン29a〜29c内のボタンランプ109が点灯する。
続いて、各停止ボタン29a〜29cが押し操作されたとき、その停止ボタン29a〜29c内のボタンランプ109を消灯させるとともに、それに対応したリール装置81の回転リール82a〜82cを停止させる。その際、フラグが立っているときには、停止ボタン29a〜29cの操作タイミングが若干ずれていても、停止操作の位置から所定駒数、例えば4駒以内にフラグに相当する図柄が存在する場合はその図柄がリール透視窓36の有効化された入賞ライン上に揃うようにいわゆる引き込み制御を行う。この引き込み制御は、停止操作位置に応じて回転リール82a〜82cの停止位置を定めた停止制御テーブルに基づいて行われる。この停止制御テーブルも、主制御基板102のROM107に記憶されている。この停止制御テーブルにおいては、図柄を引き込めないときの停止位置、及び抽選がはずれたときの停止位置も定められている。また、重複当選や、後述する持ち越しなどによって賞が重複した場合は、再遊技、ボーナス、小役の順に優先的に入賞ライン上に図柄が揃うように制御される。
そして、リール装置81の3つの回転リール82a〜82cが全て停止したとき、前扉4のリール透視窓36の有効化された入賞ライン上に入賞図柄が揃うとメダル払出装置85を作動させて所定枚数のメダルを払出口43から払い出すとともに、演出用ランプ33a〜33e及び上部スピーカ34a,34bなどを作動させて遊技演出を行う。一回の遊技が終了すると小役フラグなどはクリアされるが、ボーナスフラグは立ったまま次の遊技にまで持ち越される。このボーナスフラグの持ち越し処理は、入賞ライン上に相当する図柄が揃うまで継続される。ビッグボーナスやレギュラーボーナスに抽選で当選し、かつこれらに相当する図柄が入賞ライン上に揃った場合、次回ゲームからボーナスゲームモードが設定される。このボーナスゲームモードでは、抽選処理の判定は、ボーナスゲーム抽選テーブルを用いて行われる。このボーナスゲーム抽選テーブルは、主制御基板102のROM107に記憶されており、乱数値の数の割り振りによって、小役に当選する確率が通常時の10倍程度になるように設定されている。ボーナスゲームモードは、遊技者によるメダルの獲得枚数が所定数になるまで継続される。例えばビッグボーナスの場合345枚、レギュラーボーナスの場合119枚などと設定される。
次に、上記スロットマシンAの作用効果を説明するに、前扉4の構造においては、前扉4が矩形状枠のベース枠体6と操作部7より上側の遊技面を構成する上部ユニット8と下部ユニット9とに分割してなるため、スロットマシンAの機種変更時には上部ユニット8を交換するだけで操作部7上の始動レバー28や停止ボタン29a〜29cなどの操作部材の配置レイアウトを変更したり、遊技者に見え易い液晶パネル31やリール透視窓36などの大きさや配置レイアウトなどを変更したりすることができ、設計変更及びデザイン変更の自由度を高めることができる。
しかも、上記前扉4は、従来と同様に、1つの開閉扉として筐体2の前面開口1に開閉自在に取り付けられるものであるため、上部前扉と下部前扉とを筐体2の前面開口1の上下に別々にかつ開閉自在に取り付ける場合の如くヒンジ装置及び鍵装置13などが従来よりも多く必要になることはなく、コスト的に安価に実施することができる。また、上部ユニット8と下部ユニット9との境界部に隙間が生じることもないので、不正行為を招くことはない。
さらに、上記上部ユニット8と下部ユニット9の境界部に、両ユニット8,9の前面側の他の部分(詳しくは上部ユニット8側の操作部7及び下部ユニット9側の下部パネルユニット40)よりも筐体2寄りに凹陥してなる凹部48が形成されているとともに、境界部の前面側に、この凹部48を覆うカバー部材49が上記両ユニット8,9の前面側の他の部分と略連続面を構成するように装着されているため、境界部からの不正行為、例えば隙間から針金などを挿入したり、両ユニット8,9の接合を外したりすることなどをより防止できる上、カバー部材49が両ユニット8,9と統一された遊技面を構成しつつ意匠性を発揮することができ、美観を高めることができる。
加えて、スロットマシンAの機種変更時に前扉4の外観イメージを大幅に変更し、操作部7よりも下側の意匠をも変更する必要がある場合、その変更範囲がカバー部材49の装着箇所であれば上部ユニット8と共にカバー部材49を変更するだけで足り、下部ユニット9を変更する必要はない。このため、前扉4の外観イメージを大幅に変更することができる上、下部ユニット9及びこれに付設される下部スピーカ45、インバータ基板104、下部パネル照明装置41などを再利用して資源の有効活用を図ることができる。また、スロットマシンAの製造工程では、前扉4のベース枠体6に下部ユニット9を組み付けたもの(つまり図7に示す状態のもの)を量産しておくと、機種変更に応じて上部ユニット8のみを取り付けるだけで済むため、効率化を図ることができる。
特に、本実施形態の場合、上部ユニット8は、更に、操作部7を保持する上部枠ユニット21と、この上部枠ユニット21の前面に取り付けられた上部化粧枠ユニット22とに分割してなるため、立体感のある遊技面を容易に構成することができ、デザイン性を高めることができるとともに、設計変更及びデザイン変更の自由度をより高めることができる。
また、上記凹部48とカバー部材49とで囲まれた空間50内に設けた操作部用照明装置51により上部ユニット8の操作部7及びその周辺(特に、下辺側)が照明されるため、操作部7及びその周辺の装飾効果を高めることができる。
その上、上記操作部用照明装置51は、発光ダイオードからの光を導光棒57a,57b,60a〜60c,63a〜63cの端から中間部にまで全反射などにより導きながら外周面の一側方側に形成した乱反射部64で乱反射させ、乱反射部64と反対側の側方に光を透過させることで導光棒57a,57b,60a〜60c,63a〜63cの略全長に亘って均一に発光するようになっているため、上記空間50が狭い場合でもこの空間50内に操作部用照明装置51を配置することができる。また、空間50内を左右方向に延びる導光棒57a,57b,60a〜60c,63a〜63cの略全長に亘って均一に発光するため、照明効果を高めることができ、実施化を図る上で有利なものである。
さらに、上記カバー部材49に他の部位よりも突出する稜線71が形成され、この稜線71が操作部7上の始動レバー28及び停止ボタン29a〜29cの配列に沿って左右方向に延びているため、稜線71によって始動レバー28及び停止ボタン29a〜29cを連続して押し操作する際のガイド機能を発揮することができ、操作性の向上に寄与することができる。また、操作部7に設けられる始動レバー28や停止ボタン29a〜29cなどの操作部材の配列形態が変更された場合にも、カバー部材49の形態又は稜線71の形状を変えるのみで操作部材の操作を良好にガイドする機能を発揮することができる。加えて、貸出制御機の接続の有無に対して、カバー部材49の取り替えのみで対応することができるという利点もある。
尚、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の形態を包含するものである。例えば実施形態では、前扉4の上部ユニット8の上側に液晶パネル31を、下側にリール透視窓36をそれぞれ設けた場合について述べたが、本発明は、実施形態の場合とは逆に、上部ユニット8の上側にリール透視窓を、下側に液晶パネルをそれぞれ設け、あるいは上部ユニット8にリール透視窓と液晶パネルを左右並列に又は左右斜めに並べて設けてもよい。
また、上記実施形態では、遊技機として、スロットマシンAに適用した場合について述べたが、本発明は、スロットマシンに限らず、筐体の前面開口に遊技面を構成する前扉が開閉自在に取り付けられてなる遊技機、例えばリール装置の代わりに、図柄を施したベルト装置を筐体内に配置した遊技機、上記実施形態に記載したようにメダルを遊技媒体として用いる代わりに、遊技球を遊技媒体として用いるスロットマシン、又はスロットマシンの遊技とパチンコ球の遊技とを兼備した遊技機などにも適用することができる。
本発明の実施形態に係るスロットマシンの斜視図である。 上記スロットマシンの前扉を取り外した状態で筐体内の配置レイアウトを示す正面図である。 図1のX−X線における拡大断面図である。 前扉の分解斜視図である。 前扉のベース枠体をその正面側から見た斜視図である。 同じくベース枠体をその背面側から見た斜視図である。 図5に示すベース枠体に下部ユニットを取り付けた状態の斜視図である。 図7の状態に上部ユニットの上部枠ユニットを取り付けた状態の斜視図である。 図8の状態に上部ユニットの上部化粧枠ユニット及びリールパネルユニットを取り付けた状態の斜視図である。 操作部用照明装置の斜視図である。 図10のY−Y線における拡大断面図である。 カバー部材の斜視図である。 スロットマシンの制御系のブロック構成図である。
符号の説明
A スロットマシン(遊技機)
1 前面開口
2 筐体
4 前扉
6 ベース枠体
7 操作部
8 上部ユニット
9 下部ユニット
21 上部枠ユニット
22 上部化粧枠ユニット
26 ベットボタン(操作部材)
27 メダル投入口(操作部材)
28 始動レバー(操作部材)
29a,29b,29c 停止ボタン(操作部材)
40 下部パネルユニット
41 下部パネル照明装置
46 フランジ部(接合箇所)
47 ネジ
48 凹部
49 カバー部材
50 空間
51 操作部用照明装置(照明手段)
57a,57b,60a,60b,60c,63a,63b,63c 導光棒
64 乱反射部
71 稜線

Claims (4)

  1. 筐体の前面開口に遊技面を構成する前扉が開閉可能に取り付けられてなる遊技機において、
    上記前扉は、筐体の前面開口に対応して矩形枠状に形成されたベース枠体と、このベース枠体の上部に取り付けられ、下端部に遊技者によって操作される複数の操作部材を設けた左右方向に延びる操作部を有する上部ユニットと、ベース枠体の下部に取り付けられ、下部パネルユニット及びこの下部パネルユニットをその裏面側から照明する下部パネル照明装置を有する下部ユニットとを備えており、
    上記上部ユニットと下部ユニットの境界部の前面側には、前扉の横幅略全長に亘り左右方向に延びかつ両ユニットの接合箇所を前方から覆うカバー部材が装着されており、
    上記上部ユニットと下部ユニットの境界部には、上部ユニット側の操作部及び下部ユニット側の下部パネルユニットよりも筐体寄りに凹陥してなる凹部が設けられており、上記カバー部材は、この凹部を覆いかつ上記上部ユニット側の操作部及び下部ユニット側の下部パネルユニットと略連続面を構成するように設けられており、
    上記凹部とカバー部材とで囲まれた空間内には照明手段が設けられており、カバー部材は透光性を有し、このカバー部材を通して上記照明手段により上記上部ユニット側の操作部及びその周辺を照明するように構成されていることを特徴とする遊技機。
  2. 上記上部ユニットは、操作部を保持する上部枠ユニットと、この上部枠ユニットの前面に取り付けられた上部化粧枠ユニットとを有してなる請求項1記載の遊技機。
  3. 上記カバー部材には他の部分よりも前方に突出しかつ上記操作部上の複数の操作部材の配列方向に沿って延びる稜線が形成されている請求項1又は2記載の遊技機。
  4. 上記照明手段は、左右方向に延びかつ外周面の一側方側に乱反射部が形成された複数本の導光棒と、この各導光棒の両端にそれぞれ設けられた複数の光源とを有し、この光源からの光を導光棒の端から中間部にまで導きながら導光棒の乱反射部で乱反射させ、乱反射部と反対側の側方に光を透過させることで各導光棒の略全長に亘って均一に発光するように構成されている請求項1ないし請求項3のいずれか一つに記載の遊技機。
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