JP6854052B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
演出の一種として、LED(Light Emitting Diode)などの発光体を用いた光演出がある。特許文献1においては、光演出を行うための発光体が設けられた遊技機が記載されている。
そこで本発明では、発光体を用いた効果の高い演出を行うことが可能な遊技機を提案することを目的とする。
<1.弾球遊技機の構造>
<2.回胴遊技機の構成>
<3.遊技機の枠部における装飾ランプの態様>
まず図1〜図4を参照して、実施の形態としての弾球遊技機100の構成を説明する。
図1及び図2は実施の形態の弾球遊技機100の外観を示す正面側の斜視図であり、図3は遊技盤の正面図である。図4は弾球遊技機100の内部構成の概略的なブロック図である。
図1,図2,図3に示す弾球遊技機100は、主に「枠部」と「遊技盤部」から成る。
「枠部」は以下説明する前枠102,外枠104、前扉105、操作パネル107を有して構成される。「遊技盤部」は図3の遊技盤103から成る。以下の説明上で、「枠部」「枠側」とは前枠102,外枠104、前扉105、操作パネル107の総称とする。また「盤部」「盤側」とは遊技盤103を示す。
なお遊技領域103aの前側には、透明ガラス(後述の透明ガラス15)を支持した前扉105が設けられており、遊技領域103aは透明ガラスを介して前面の遊技者側に表出される。透明ガラスは遊技領域を保護するための保護ガラス(保護板)として機能する。
また前扉105の前面側には、枠側の発光手段として装飾ランプ120wが各所に設けられている。装飾ランプ120wは、例えばLEDによる発光動作として、演出用の発光動作、エラー告知用の発光動作、動作状態に応じた発光動作などを行う。
操作パネル107には、上受け皿ユニット108、下受け皿ユニット109、発射操作ハンドル110が設けられている(図2参照)。
また上受け皿ユニット108には、上受け皿108aに貯留された遊技球を下受け皿109a側に抜くための球抜きボタン116が設けられている。下受け皿ユニット109には、下受け皿109aに貯留された遊技球を弾球遊技機100の下方に抜くための球抜きレバー117が設けられている。
また上受け皿ユニット108には、図示しない遊技球貸出装置に対して遊技球の払い出しを要求するための球貸しボタン114と、遊技球貸出装置に挿入した有価価値媒体の返却を要求するためのカード返却ボタン115とが設けられている。
さらに上受け皿ユニット108には、演出ボタン111、十字キー113が設けられている。演出ボタン111は、所定の入力受付期間中に内蔵ランプが点灯されて操作可能となり、その内蔵ランプ点灯時に押下することにより演出に変化をもたらすことができる押しボタンとされる。また十字キー113は遊技者が演出状況に応じた操作や演出設定等のための操作を行う操作子である。
また前扉105の上部の両側と、発射操作ハンドル110の近傍には、演出音を音響出力するスピーカ125が設けられている。
主液晶表示装置132Mでは、後述する演出制御基板151の制御の下、背景画像上で、例えば左、中、右の3つの装飾図柄の変動表示が行われる。また通常演出、リーチ演出、スーパーリーチ演出などの各種の演出画像の表示も行われる。
センター飾り135Cは、そのデザインにより装飾効果を発揮するだけでなく、周囲の遊技球から主液晶表示装置132Mの表示面を保護する作用を持つ。さらにセンター飾り135Cは、遊技球の打ち出しの強さまたはストローク長による遊技球の流路の左右打ち分けを可能とする部材としても機能する。すなわち球誘導レール131を介して遊技領域103a上部に打ち出された遊技球の流下経路は、センター飾り135Cによって分割された左遊技領域103bと右遊技領域103cのいずれかを流下することとなる。いわゆる左打ちの場合、遊技球は左遊技領域103bを流下していき、右打ちの場合、遊技球は右遊技領域103cを流下していく。
同様に右遊技領域103cの下方には右下飾り135Rが設けられ、装飾効果を発揮するとともに左遊技領域103bとしての範囲を規定する。
なお、遊技領域103a(左遊技領域103b及び右遊技領域103c)内には、所要各所に釘149や風車147が設けられて遊技球の多様な流下経路を形成する。
また主液晶表示装置132Mの下方にはセンターステージ135Sが設けられており、装飾効果を発揮するとともに、遊技球の遊動領域として機能する。
なお図3には示していないが、センター飾り135Cには、適所に視覚的演出効果を奏する可動体役物170が設けられている。
この図柄表示部133では、所定のドット領域により、第1特別図柄表示部、第2特別図柄表示部、及び普通図柄表示部が形成され、第1特別図柄、第2特別図柄、及び普通図柄のそれぞれの変動表示動作(変動開始および変動停止を一セットする変動表示動作)が行われる。
なお、上述した主液晶表示装置132Mは、図柄表示部133による第1、第2特別図柄の変動表示と時間的に同調して、画像による装飾図柄を変動表示する。
上始動口141及び下始動口142aの内部には、遊技球の通過を検出する検出センサ(図4に示す上始動口センサ171,下始動口センサ172)が形成されている。
上始動口141は、図柄表示部133における第1特別図柄の変動表示動作の始動条件に係る入賞口で、始動口開閉手段(始動口を開放または拡大可能にする手段)を有しない入賞率固定型の入賞装置となっている。
この普通変動入賞装置142の下始動口142aは、図柄表示部133における第2特別図柄の変動表示動作の始動条件に係る入賞口である。そして、この下始動口142aの入賞率は可動翼片142bの作動状態に応じて変動する。すなわち可動翼片142bが開いた状態では、入賞が容易となり、可動翼片142bが閉じた状態では、入賞が困難又は不可能となるように構成されている。
また右遊技領域103cの下部側には、遊技球が通過可能なゲート(特定通過領域)からなる普通図柄始動口144が設けられている。この普通図柄始動口144は、図柄表示部133における普通図柄の変動表示動作に係る入賞口であり、その内部には、通過する遊技球を検出するセンサ(図4に示すゲートセンサ173)が形成されている。
第1特別変動入賞装置145は、突没式の開放扉145bにより第1大入賞口145aを閉鎖/開放する構造とされている。また、その内部には第1大入賞口145aへの遊技球の通過を検出するセンサ(図4の第1大入賞口センサ175)が形成されている。
第1大入賞口145aの周囲は、右下飾り135Rが遊技盤103の表面から膨出した状態となっており、その膨出部分の上辺及び開放扉145bの上面が右遊技領域103cの下流案内部を形成している。従って、開放扉145bが盤内部側に引き込まれることで、下流案内部に達した遊技球は容易に第1大入賞口145aに入る状態となる。
開放扉146bが開かれることで第2大入賞口146aが開放される。この状態では、左遊技領域103b或いは右遊技領域103cを流下してきた遊技球は、高い確率で第2大入賞口146aに入ることとなる。
本実施の形態の弾球遊技機100においては、これら入賞口のうち、普通図柄始動口144以外の入賞口への入賞があった場合には、各入賞口別に設定された入賞球1個当りの賞球数が遊技球払出装置155(図4参照)から払い出される。
なお、これらの各入賞口に入賞しなかった遊技球は、アウト口148を介して遊技領域103aから排出される。
ここで「入賞」とは、入賞口がその内部に遊技球を取り込んだり、ゲートを遊技球が通過したりすることをいう。実際には入賞口ごとに形成されたセンサ(各入賞検出スイッチ)により遊技球が検出された場合、その入賞口に「入賞」が発生したものとして扱われる。
装飾ランプ120bは、例えばLEDによる発光動作として、演出用の発光動作、エラー告知用の発光動作、動作状態に応じた発光動作などを行う。
本実施の形態の弾球遊技機100は、その制御構成を形成する基板として主に、主制御基板150、演出制御基板151、液晶制御基板152、払出制御基板153、発射制御基板154、電源基板158が設けられている。
演出制御基板151は、マイクロコンピュータ等が搭載され、主制御基板150から演出制御コマンドを受けて、画像表示、発光、音響出力を用いた各種の演出動作を実行させるための制御を行う。
液晶制御基板152はマイクロコンピュータやビデオプロセッサ等が搭載され、演出制御基板151からの表示制御コマンドを受けて、主液晶表示装置132Mによる表示動作の制御や副液晶表示装置132Sによる表示動作の制御を行う。
発射制御基板154は、弾球遊技機100に設けられている発射装置156による遊技球の発射動作の制御を行う。
電源基板158は、外部電源(例えばAC24V)からAC/DC変換、さらにはDC/DC変換を行い、各部に動作電源電圧Vccを供給する。なお電源経路の図示は省略している。
主制御基板150は、マイクロコンピュータを構成するCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を搭載している。また主制御基板150は、各部とのインターフェース回路、乱数を生成する乱数回路、各種の時間計数のためのCTC(Counter Timer Circuit)、上記CPUに割込み信号を与える割込コントローラなども備えている。
すなわち、上始動口センサ171、下始動口センサ172、ゲートセンサ173、一般入賞口センサ174、第1大入賞口センサ175、第2大入賞口センサ176のそれぞれの検出信号が主制御基板150に供給される。
なお、これらのセンサ(171〜176)は、入球した遊技球を検出する検出スイッチにより構成されるが、具体的にはフォトスイッチや近接スイッチなどの無接点スイッチや、マイクロスイッチなどの有接点スイッチで構成することができる。
主制御基板150は、これらのセンサ(171〜176)のそれぞれの検出信号の受信に応じて処理を行う。例えば抽選処理、図柄変動制御、賞球払出制御、演出制御コマンド送信制御、外部データ送信処理などを行う。
電波センサ197、磁気センサ198、振動センサ199は、不正検出のために用いられる。
電波センサ197は、弾球遊技機100の外部から発せられる電波を検出して電波検出信号を主制御基板150に出力する。
磁気センサ198としては、例えば複数の磁気センサが各入賞口や始動口に近接して配置されており、外部からの磁気を検出して磁気検出信号を主制御基板150に出力する。
振動センサ199は、弾球遊技機100に与えられた振動を検出し、振動検出信号を主制御基板150に出力する。
さらに、主制御基板150には、第1大入賞口145aの開放扉145bを開閉駆動する第1大入賞口ソレノイド178と、第2大入賞口146aの開放扉146bを開閉駆動する第2大入賞口ソレノイド179が接続されている。主制御基板150は、いわゆる大当たり状況に応じて、第1大入賞口ソレノイド178又は第2大入賞口ソレノイド179を駆動制御して、第1大入賞口145a又は第2大入賞口146aの開放動作を実行させる。
この払出制御基板153には、発射装置156を制御する発射制御基板154と、遊技球の払い出しを行う遊技球払出装置155が接続されている。
主制御基板150は、払出制御基板153に対し、払い出しに関する制御コマンドを送信する。払出制御基板153は当該制御コマンドに応じて遊技球払出装置155を制御し、遊技球の払い出しを実行させる。
また払出制御基板153は、主制御基板150に対して、払い出し動作状態に関する情報(払出状態信号)を送信可能となっている。主制御基板150側では、この払出状態信号によって、遊技球払出装置155が正常に機能しているか否かを監視する。具体的には、賞球の払い出し動作の際に、玉詰まりや賞球の払い出し不足といった不具合が発生したか否かを監視している。
演出制御基板151は、マイクロコンピュータを構成するCPU、ROM、RAMを搭載している。また演出制御基板151は、各部とのインターフェース回路、演出のための抽選用乱数を生成する乱数生成回路、各種の時間計数のためのCTC、上記CPUに割込み信号を与える割込コントローラ回路なども備えている。
この演出制御基板151は、演出制御プログラム及び主制御基板150から受信した演出制御コマンドに基づいて、各種演出動作のための演算処理や各演出手段の制御を行う。演出手段とは、この弾球遊技機100の場合、主液晶表示装置132M、副液晶表示装置132S、装飾ランプ120w、120b、スピーカ125及び可動体役物170となる。
演出制御基板151の主な役割は、主制御基板150からの演出制御コマンドの受信、演出制御コマンドに基づく演出の選択決定、主液晶表示装置132M側や副液晶表示装置132Sへの演出制御コマンドの送信、スピーカ125による出力音制御、装飾ランプ120w,120b(LED)の発光制御、可動体役物170の動作制御などとなる。
液晶制御基板152は、これらの構成により、演出制御基板151からの演出制御コマンドに基づいて各種の画像データを生成し、主液晶表示装置132Mや副液晶表示装置132Sに出力する。これによって主液晶表示装置132Mや副液晶表示装置132Sにおいて各種の演出画像が表示される。
枠ドライバ部161は、枠側の装飾ランプ部163のLEDについて発光駆動を行う。なお、装飾ランプ部163とは、図1に示したように枠側に設けられている装飾ランプ120wを総括的に示したものである。
盤ドライバ部162は、盤側の装飾ランプ部164のLEDについて発光駆動を行う。なお、装飾ランプ部164とは、図3に示したように盤側に設けられている装飾ランプ120bを総括的に示したものである。
また盤ドライバ部162は、可動体役物駆動部165のモータの駆動も行う。可動体役物駆動部165は、盤側に形成されている1又は複数の可動体役物170を駆動する1又は複数の各モータを総括的に示している。
なおこの例では盤ドライバ部162は、盤側に形成されている可動体役物170を駆動する可動体役物駆動部165のモータの駆動も行うものとしているが、装飾ランプ部164の各LEDを発光駆動するドライバ部と、可動体役物駆動部165のモータを駆動するドライバ部が別体として設けられても良い。
各モータには原点位置が規定されている。原点位置は、例えば役物が図3の盤面に通常は表出しない位置などとされる。
モータが原点位置にあるか否かを演出制御基板151側で確認できるようにするため、各モータには原点スイッチ168が設けられている。例えばフォトインタラプタが用いられる。この原点スイッチ168の情報が演出制御基板151のCPUによって検知される。
音源IC159は、複数チャネルのフレーズをミキシングして所定本数(チャネル数)の音声信号を得る。図1に示したように、本例の場合、スピーカ125は複数設けられるため、音源IC159の出力チャネル数は例えばLch,Rchの2チャネルなど(ステレオ出力)が可能となる。上記のミキシングにより、演出制御基板151より再生指示された複数チャネルのフレーズを同時再生可能とされる。
なお、図4では図示の都合上、音源IC159の出力チャネル数を1つとしているが、実際にはアンプ部167及びスピーカ125は例えばLch、Rchに対応した出力チャネルがそれぞれ設けられ、ステレオによる音再生が可能とされる。
また、上記では音源IC159を演出制御基板151とは別体に設けるものとしたが、音源IC159は演出制御基板151上に設けることもできる。
演出制御基板151は、操作部160からの操作検出信号に応じて、各種演出制御を行うことができる。
続いて図5〜図9により実施の形態の回胴遊技機200の構成を説明する。
図5は回胴遊技機200の正面図、図6Aは平面図、図6Bは右側面図、図7は前面パネル202の背面図、図8は本体ケース201の正面図である。
各回転リール204a,204b,204cには、後述する各種図柄、例えばBB(ビッグボーナス)やRB(レギュラーボーナス)用の図柄や、各種のフルーツ図柄、リプレイ図柄などが描かれている。
メダル払出装置205は、メダルを貯留するメダルタンク205aを有する。また払出ケース205b内に、図9で後述する払出モータ275、払出接続基板273、ホッパー基板274、メダル払出センサ276等が収納されている。
メダルタンク205aに貯留されたメダルは、払出モータ275の回転に基づいて、払出口205cから図面手前方向に向けて導出される。なお限界量を越えて貯留されたメダルは超過メダル導出部205dを通して補助タンク206に落下するよう構成されている。
また図柄回転ユニット203の内部には、図9に示す回胴LED中継基板256と回胴中継基板253とが設けられ、図柄回転ユニット203に隣接して外部集中端子板270が配置されている。
さらに、本体ケース201においては、図柄回転ユニット203の側方に前面パネル202の開放(ドアの開放)を検知するためのドア開放センサ235が設けられている。
またLCDユニット207の下部には、回転リール204a,204b,204cを表出させる表示窓208が形成されている。この表示窓208を通しては、各回転リール204a,204b,204cの回転方向に、各々3個程度の図柄が見えるようにされている。そして、例えば合計9個の図柄の水平方向の二本(又は三本)と、対角線方向の二本が仮想的な停止ラインとなる。
なお、図柄回転ユニット203の内部には、回転リール204a,204b,204cが停止した状態において視認される9個の図柄それぞれを内側から照射可能な位置に回胴用LEDが配置されている(不図示)。それぞれの回胴用LEDはそれぞれの回転リールの回転状態や停止状態、或いは各種演出に応じて点灯・消灯される。
なお、このような遊技領域はあくまで一例である。遊技領域は、「遊技球が転動可能な領域」、「遊技球が転動しているかのような映像が表示される表示領域」、「遊技結果(図柄の変動および停止)が表示される表示領域」、「機械または映像によるリールの回転表示が行われる表示領域」、「表示器単体」、「可動式役物単体」など、遊技に関連する演出手段の一部または全部を含む領域である。
表示領域の形状は、円形や方形は当然含まれ、更に、多角形や瓢箪型などのその他形状が含まれていてもよい。また、平面領域を指す場合に限らず、奥行きを含めた立体領域を示す場合もある。
LED群209は、例えば、当ゲームに投入されたメダルの枚数を示すLEDや再遊技状態を示すLED、回胴を回転させる準備が整ったことを示すLED(当ゲームの遊技に要する所定枚数のメダルの投入が完了したことを示すLED)、メダルの投入の受付状態を示すLEDなどで構成されている。
払出表示部210は、7セグメントLEDを2個連設して構成されており、払出メダル数を特定すると共に、何らかの異常事態の発生時には、異常内容を表示するエラー表示器としても機能する。
貯留数表示部211は、クレジット状態で貯留されているメダル数が表示されている。
LED演出部215a,215b,215cで実行される演出は、例えば、BBやRBに当選したことを示す演出や、AT(アシストタイム)やART(アシストリプレイタイム)等の状態を示す演出、AT中やART中のアシスト演出等である。
なお、個々の説明は省略するが、前面パネル202には、演出や動作状態を提示するためのLEDとして他のLEDが各種配置されている。
また、前面パネル202の中央左側には、クレジット状態のメダルを払出すクレジット精算ボタン214と、クレジット状態のメダルを擬似的に三枚投入するマックス投入ボタン216とが設けられている。
遊技者がスタートレバー217を操作すると、通常は、3つの回転リール204a,204b,204cが正方向に回転を開始する。但し、内部当選状態を予告するリール演出のために、回転リール204a,204b,204cの全部又は一部が、変則的に回転(いわゆる「演出回転」)した上で正方向の回転を開始する場合もある。
更に、前面パネル202には、演出のための操作子や設定を行うための操作子として、十字キー224と演出ボタン225が設けられている。
また前面パネル202の上方左右、及び下方左右にはスピーカ230a,230b,230c,230dが配置されている。
また、前面パネル202の裏側上部には、基板ケース223が配置されている。この基板ケース223には、図9で述べる演出制御基板242、演出インターフェース基板243、液晶制御基板244、液晶インターフェース基板245などが収容されている。
またメダル選別装置221の側方には、各種の遊技部材と主制御基板240との間の信号を中継する遊技中継基板260(図9で後述する)が設けられている。
主制御基板240は、CPU、RAM、ROM等を備えたマイクロコンピュータやインターフェースのための回路等が搭載され、回胴遊技機200の遊技動作全般に係る統括的な制御を行う。例えば主制御基板240が回転リール204a,204b,204cを含む各種の遊技部材の動作を制御するとともに、動作状況を把握する。また遊技動作に応じて演出を実行させる。
主制御基板240は、電源基板241、演出インターフェース基板243、回胴中継基板253、遊技中継基板260、外部集中端子板270、回胴設定基板271、払出接続基板273との間で各種信号(コマンドや検出信号等)のやりとりを行う。
また電源基板241には電源遮断状態を検出する電源監視回路や、主制御基板240にバックアップ電源電圧を供給するバックアップ電源回路なども設けられている。
演出制御基板242は、演出インターフェース基板243を介して主制御基板240からのコマンドを受け取る。例えば主制御基板240は、演出制御基板242に対して、スピーカ230a〜230dによる音演出、LEDランプや冷陰極線管放電管によるランプ演出、LCDユニット207による図柄演出を実現するための制御コマンドを出力し、演出制御基板242はその制御コマンドに応じた演出制御処理を行う。
また演出制御基板242では、主制御基板240から内部抽選結果を特定する制御コマンド(遊技開始コマンド)受けると、内部抽選結果に対応してアシストタイム当選状態とするか否かのAT抽選を実行する。
なお、演出制御基板242においてAT抽選に当選した後の所定回数のゲーム(AT中)では、小役当選状態において、その図柄を停止ラインに整列できるよう、3つの回転リール204の停止順序を遊技者に報知している。
また演出制御基板242は、主制御基板240からのリール演出実行を示す制御コマンドを受けると、主制御基板240で実行するリール演出に対応する演出動作を開始する。
これらのような演出制御動作のため、演出制御基板242は、演出インターフェース基板243を通して各部と必要な通信を行う。
液晶制御基板244は、LCDユニット207における画像表示による演出の制御を行う。この液晶制御基板244には、VDP、画像ROM、VRAM、液晶制御用のCPU、液晶制御用のROM、液晶制御用のRAM等が搭載される。
このような液晶制御基板244は、演出制御基板242からの表示演出に関するコマンドを受け付け、それに応じて表示駆動信号を生成する。そして液晶インターフェース基板245を介してLCDユニット207に表示駆動信号を供給し、画像表示を実行させる。
また演出制御基板242は、演出インターフェース基板243を介して、LED基板248や回胴LED中継基板256を経由して各種のLEDによるランプ演出を実現する。
LED基板248には、例えば図5に示したLED演出部215a,215b,215cとしてのLEDが配置されている。
回胴LED中継基板256は、第1回胴LED基板250a、第2回胴LED基板250b、第3回胴LED基板250cについて演出制御基板242からのLED駆動信号を中継する。
第1回胴LED基板250aには、回転リール204aの図柄を内側から照射する回胴用LEDが配置されている。第2回胴LED基板250bには、回転リール204bの図柄を内側から照射する回胴用LEDが配置されている。また、第3回胴LED基板250cには、回転リール204cの図柄を内側から照射する回胴用LEDが配置されている。
遊技表示基板261は、遊技状態を示すLED群209や、7セグメントLEDを有した払出表示部210や、同じく7セグメントLEDを有した貯留数表示部211を搭載している。主制御基板240は、遊技表示基板261に対して、遊技中継基板260を介して制御コマンドを送信し、遊技状態に応じた表示を実行させるように制御している。
停止スイッチ基板263には停止ボタン218a、218b、218cによる停止スイッチが搭載されている。
貯留メダル投入スイッチ基板264には、マックス投入ボタン216の投入スイッチが搭載されている。
精算スイッチ基板265にはクレジット清算ボタン214の清算スイッチが搭載されている。
主制御基板240は、これらの基板(261〜265)のスイッチによる遊技者操作の検出信号を、遊技中継基板260を介して受信する。
メダル通過センサ267及びレバー検出センサ268は、メダル選別装置221に設けられている。メダル通過センサ267は、例えばフォトインタラプタで構成され、選別された正規のメダルの通過を検出するセンサである。レバー検出センサ268は、例えばフォトマイクロセンサで構成され、メダル投入口212から投入されたメダルの通過を検出するセンサである。つまり、メダル投入口212から投入されたメダルは、レバー検出センサ268を通過した後に正規のメダルだけが選別された後、メダル通過センサ267によりその通過が検出される。
主制御基板240は、これらのセンサ(266,267,268)の検出信号を、遊技中継基板260を介して受信する。さらに主制御基板240は、受信したセンサの検出信号により投入されたメダルの投入時間や通過方向を検出し、所定の規定に合致した場合にのみ投入メダルとして受け付け、それ以外の場合には投入メダルエラーとして処理する。
ブロッカーソレノイド269は、不正メダルの通過を阻止するブロッカーをON/OFFに駆動する。主制御基板240は、遊技中継基板260を介してブロッカーソレノイド269を制御する。
さらに主制御基板240は、回胴中継基板253を経由して、回転リール204a,204b,204cの原点位置を検出するための3つのインデックスセンサ(第1回胴インデックスセンサ255a、第2回胴インデックスセンサ255b、第3回胴インデックスセンサ255c)に接続されている。
主制御基板240は、ステッピングモータ254a,254b,254cを駆動又は停止させることによって、回転リール204a,204b,204cの回転動作と、目的位置での停止動作を実現している。また主制御基板240は、インデックスセンサ255a,255b,255cの検出信号に基づき、回転リール204a,204b,204cの原点位置を検知できる。
ホッパー基板274は、主制御基板240からの制御コマンドに基づいて払出モータ275を回転させて、所定量のメダルを払出しする。
メダル払出センサ276は、払出メダルの通過を検出する。メダル払出センサ276による検出信号は、払出メダル枚数が不足したり払出動作が行われないなどの払出異常状態の検出に用いられる。
また主制御基板240は、回胴設定基板271にも接続されている。回胴設定基板271は、係員が設定キースイッチ272を用いて設定した設定値を示す信号などを出力している。設定値とは、当該回胴遊技機200で実行される抽選処理の当選確率などを、設定1から設定6まで6段階で規定するもので、遊技ホールの営業戦略に基づいて適宜に設定される。
以上の弾球遊技機100における枠部や回胴遊技機200における前面パネル202に装着された装飾ランプの態様について説明していく。なお以下では各種の態様を弾球遊技機100に採用した例を用いて説明していくが、以下に述べる各種の態様もしくはその技術思想は全て回胴遊技機200にも適用できる。
図10は弾球遊技機100の前扉105の正面図、図11は右側面図である。
図10及び図11に示す弾球遊技機100の前扉105は、左右に延びる上辺部1と下辺部2、上下に延びる右辺部3と左辺部4によって枠状とされている。
前扉105における上辺部1、右辺部3及び左辺部4は、遊技盤103の前面に配置された透明ガラスよりも前方(遊技者側)に突出されている。右辺部3は、図51に示すように、左辺部4よりも前方へ突出された状態とされている。
右辺部3の外方側の側面は外方側面部3aとされ、内方側の側面部は内方側面部3bとされ、前方側の面は前方面部3cとされている。上辺部1は、上方側の面とされた上面部1aと下方側の面とされた下面部1bと前面側の前面部1cとされている。
弾球遊技機100の前扉105は、扉ベース17に各種の部品が取り付けられて構成されている。
扉ベース17は、略中央に略円形の孔HYが形成された基部17aと、基部17aの左右の両端部から前方に突出された上下に延びる板状の第1突出板17b,17bと、それぞれの第1突出板17bの内側に離隔して設けられ第1突出板17bと対向する第2突出板17c,17cが設けられている(図12,図13及び図14参照)。
基部17aに設けられた孔HYを介して遊技盤103の遊技領域103aが前面側(遊技者側)に臨む状態となる。
透明ガラス15は、強化ガラスなどの素材で形成されていてもよいが、透明の樹脂素材で形成されていてもよい。
扉ベース17の基部17a、第1突出板17b、第2突出板17c及びハーネスカバー19によって囲まれた上下に延びる空間は、前扉105に取り付けられる各種の基板へ接続されるハーネス等が収納されるスペースとされている。
特に、扉ベース17のうち右辺部3及び左辺部4を構成する部分は縦に細長い形状とされているため、各種の板金によって補強され強度が確保されることにより、破損等が効果的に防止されている。
また、扉ベース17は、右辺部3及び左辺部4の一部を構成する細い部分が第1突出板17b及び第2突出板17cによって補強され、更なる強度向上が図られている。
これらの補強により、扉ベース17を樹脂で形成することができるため、前扉105の軽量化を実現することができる。
LED基板9の前方には、LED9aから出射された光を拡散させるための凹凸が形成された内部カバー12が配置され、その前方には同じく光を拡散させるための凹凸が形成された装飾カバー5が取り付けられている。
なお、内部カバー12や装飾カバー5は、左辺部4や上辺部1にも設けられている。
また、LED基板9にネジ孔を設けなくてよいことから、部品実装面を有効活用することができ、また、ネジによる粉吹きの発生を防止することができる。
内部カバー12及び装飾カバー5は、少なくとも一部がLED9aからの光を通す透明部材や半透明部材等で形成されている。具体的には、強化ガラスやアクリル素材やポリカーボネート素材などである。なお、装飾カバー5は、遊技者がLED9aに直接触れることが不可能なように設けられる保護カバーとしての機能を有する。
なお、内部カバー12は必須の構成ではなく、後述する各例においては内部カバー12が設けられていない場合もある。また、図14に示す内部カバー12の配置態様は一例であり、他の例については後述する。
例えば、前扉105は、扉ベース17に対して装飾カバー5が複数取り付けられている。具体的には、右辺部3を構成する装飾カバー5や左辺部4を構成する装飾カバー5などである。これらの複数の装飾カバー5は複数の部材で構成された装飾体27として扱うことが可能である。即ち、装飾体27は透明ガラス15の周縁部を囲むように(或いは遊技領域を囲むように)配置されている。
このような装飾体27について、遊技領域に面する側としての内側部27bと、それとは反対側とされた外側部27aとに分けてもよい。具体的に、図52では、一点鎖線よりも外側の領域が外側部27a、一点鎖線よりも内側の領域が内側部27bとされている。外側部27a及び内側部27bは、ある点や稜線を境に分けられる。この場合には、右辺部3の外方側面部3a、左辺部4の外方側面部、上辺部1の上面部1aは外側部27aとされる。また、右辺部3の内方側面部3b、左辺部4の内方側面部、上辺部1の下面部1bは内側部27bとされる。
即ち、あくまでも遊技領域103aに面する側とその反対側として分けたときに、面する側となる部分が「内側部」に相当する。
同様に、遊技領域103aに面する側の反対側である外側部27aとは、実施の形態における右辺部3を例に挙げれば、外方側面部3aに相当するとともに装飾カバー5の形状(或いは右辺部3の形状)によっては、前方面部3cの全部又は一部が外側部27aに相当する場合もある。
即ち、あくまでも遊技領域103aに面する側とその反対側として分けたときに、反対側となる部分が「外側部」に相当する。
図15A,図15B,図15Cは、右辺部3を外方側から示す斜視図である。図16A,図16B,図16Cは、右辺部3を内方側から示す斜視図である。
各図に示すように、右辺部3は、外方側(右方側)及び内方側(左方側)にそれぞれ一つの光透過部6または複数の光透過部6,6,・・・が設けられている。光透過部6に凹凸形状が施されている場合には、右辺部3の内部に配置された装飾ランプ120wから出射される光が光透過部6を通過する際に光りが拡散されて弾球遊技機100の外部に出射される。
これにより、装飾ランプ120wから出射された演出光を用いた効果的な光演出を行うことができる。
本実施の形態では、視認部7は以下に示す三つの定義の何れかで考えることができる。
視認部7は、前扉105の内部に設けられたLED9a(装飾ランプ120w)が直接視認可能(確認可能)とされたものを指していてもよい。
定義1による視認部7であれば、LED9aの不具合を明確に発見することができ、メンテナンス性の著しい向上が図られる。
また、視認部7は、前扉105の内部に設けられたLED9aのうち対象とされた一つのLED9aから発せられる光が視認可能(確認可能)とされたものを指していてもよい。即ち、視認対象とされたLED9aの点灯及び非点灯状態が認識可能とされたものであってもよい。
定義による視認部7であれば、直接LED9aを視認できないことにより、外観デザイン性に配慮しつつ個々のLED9aの不具合を確認することができ、メンテナンス性の向上が図られる。
更に、視認部7は、故障したLED9aが搭載されているLED基板9を特定可能(確認可能)とされたものを指していてもよい。例えば、何れのLED9aが故障して非点灯となったかは特定できないとしても、そのLED9aが搭載されているLED基板9を特定可能であれば、基板交換が必要なLED基板9が前扉105を分解等しなくても識別可能となるため、メンテナンス性の向上を図ることが可能となる。複数のLED9a,9a,・・・が密集して配置されている場合などに適用可能である。
まず視認部7の第1例として、視認部7と周辺部8(或いは区切り部25)が共に光透過性を有するが、周辺部8(或いは区切り部25)よりも視認部7の方が高い視認性を有する例を説明する。
例えば外方側面部5aの視認部7として図15A,図15B,図15Cの各図に示すように、光透過部6のうち視認部7の部分は高い透明性を有する部材または形状で形成され、視認部7の周辺部8は視認部7よりも透明性が低い部材または形状で形成されている。
透明性が高いとは、例えば、全透過光に対して拡散光が少ない状態などをいう。即ち、内部に配置された各部が視認し易い状態とされる。
逆に透明性が低いとは、内部から出射された光を認識できるものの内部に配置された各部の視認性は劣る状態とされる。
なお、周辺部8は、光透過部6のうち視認部7を除いた部分の一部であってもよいし、光透過部6のうち視認部7を除いた部分の全部であってもよい。また、周辺部8は光透過部6を含まずに不透明な部材で形成されていてもよい。
視認部7の周辺の周辺部8は、装飾カバー5の外方側面部5aにおける視認部7を除く略全ての部分(図中の梨地で示す)とされており、半透明の部材で形成されている。
視認部7は内面及び(又は)外面に凹凸が形成されていない透明な部材とされ、図中に梨地で示す周辺部8は半透明の部材で形成されている。右辺部3の外方側面部3aを構成する部分のうち、装飾カバー5の外方側面部5aにおける光透過部6以外の部分(図中の塗りつぶし部分)及び扉ベース17の一部(第1突出板17b)は不透明な部材で形成されている。
以上のように視認部7と周辺部8が共に光透過性を有するが、周辺部8よりも視認部7の方が高い視認性を有する態様は、内方側面部5bにも適用できる。後述のように上辺部1の上面部1aに視認部7を設ける場合にも適用できる。
図16A,図16B,図16Cの各図に示すように、光透過部6のうち視認部7の周辺部8は光透過性の無い部材で形成され、視認部7の部分は周辺部8よりも透明性を有した部材で形成されている。視認部7は、内部の認識ができるように高い透明性を有していてもよいし、内部を認識できないが内部から出射された光は認識できる低い透明性を有していてもよい。
視認部7とされた光透過部6は内面及び外面に凹凸が形成されていない透明な部材とされており、非視認部16とされた光透過部6,6は例えば半透明の部材で形成されている。周辺部8は不透明な部材で形成されている。
図17Aは装飾カバー5を外方側面部5a側から見た側面図であり、図17Bは図17AのA−A断面図である。図17A,図17Bに示す例では、装飾カバー5の外方側面部5aの略全体が光透過部6とされ、光透過部6の一部が視認部7とされている。視認部7は二つ設けられており、それぞれの視認部7の周辺は周辺部8とされている。
視認部7の第3例は、図17Bに示すように、光透過部6における視認部7と周辺部8に異なる凹凸形状が形成されている。具体的には、視認部7及び周辺部8は、発光演出を行うために内部に配置された装飾ランプ120wから出射された光を拡散させるための凹凸形状が内面に形成されている。視認部7と周辺部8のそれぞれの内面に形成された凹凸形状が異なる形状とされていることにより、光の拡散態様が異なるようにされている。
これにより、視認部7が拡散板として機能しながらLED9aの不具合を発見するための機能を備えることとなる。
なお、視認部7に形成された凹凸形状と周辺部8に形成された凹凸形状が異なる他の例として、一つ一つの山谷の形状は同じであるが、山谷の形状の間隔が異なるようにされていてもよい。具体的には、視認部7に形成された凹凸形状は山と山の間隔が5mmとされ、周辺部8に形成された凹凸形状は山と山の間隔が1mmとされていてもよい。これによっても、視認部7の内部に対する視認性を周辺部8よりも高くすることが可能である。
図18に示すように、光透過部6における視認部7がスライド式の窓とされている。
図18Aは視認部7を閉じた状態を示した図であり、図18Bは視認部7を開けた状態を示した図である。
スライド式とされた視認部7は、例えば半透明の部材で形成されており、閉じた状態でも内部に配置されたLED9aの点灯状態が把握することが可能とされている。また、開けた状態とした場合、内部に配置されたLED9aのうち何れのLED9aが故障しているかを把握可能とされている。
視認部7の周辺部8は、不透明な部材で形成されていてもよいし、内部に光を拡散するための凹凸形状が形成されていてもよい。少なくとも視認部7よりも視認性が低下した状態とされている。
閉じた状態において、故障しているLED基板9が特定可能である場合、何れの基板が故障しているかを特定すればよい場合は視認部7を閉じた状態でメンテナンスを行い、故障しているLED9aの特定が必要な場合には視認部7を開けた状態でメンテナンスを行えばよい。
即ち、メンテナンスの態様に応じた弾球遊技機100の運用が可能となる。
図19に示すように、光透過部6における視認部7が開閉式の窓とされている。
図19Aは視認部7を閉じた状態を示した図であり、図19Bは視認部7を開けた状態を示した図である。
視認部7は、例えば上述した定義1を適用した場合、開放した状態において、LED基板9に載置されたLED9aが直接視認可能とされている。また、視認部7を閉じた状態においては、LED9aの発光が確認できる状態とされている。開状態及び閉状態のそれぞれのLED9aに対する視認性の態様はあくまで一例であり、他にも各種の例が考えられる。例えば、開状態において視認部7が配置空間23にアクセス可能な穴状とされるのではなく、内側に透明な板状の部材が設けられていてもよい。その場合には、視認部7に光を拡散させるための凹凸形状が形成されて内部に対する視認性が低くされ、開状態においては透明な板状の部材を介して内部に対する高い視認性が保たれていてもよい。これにより、弾球遊技機100の内部に対する不正なアクセスを防止することができる。この点については、図18に示すスライド式の窓とされた視認部7についても同様の構成を採用することが可能である。
開閉式の窓とされた視認部7においても、スライド式の窓とされた視認部7と同様の効果を得ることができる。
・タイプA:視認部7が外方(外方側面部3a)にある
・タイプB:視認部7が内方(内方側面部3b)にある
・タイプC1:視認部7の態様が内方と外方で同じ
・タイプC2:視認部7の態様が内方と外方で異なる
・タイプD:視認部7が上方(上辺部1の上面部1a)にある
同様に、視認部7が内方にあるとするタイプBの例の説明では、各例の図示にかかわらず、外方に視認部7があるものと無いもののいずれもが想定される。
同様に、視認部7が上方にあるとするタイプDの例の説明では、外方や内方に視認部7が無いもの、一方にあるもの、両方にあるもののいずれもが想定される。
さらに「外方」とは右辺部3の外方側面部3aを想定して説明するが、各例は左辺部の外方側面部としても実現可能である。
同様に「内方」とは右辺部3の内方側面部3aを想定して説明するが、各例は左辺部の内方側面部としても実現可能である。
・外方と内方における視認部7の有無
・外方と内方における視認部7の数
・外方と内方における視認部7の位置(水平方向に対応する位置であるか否か)
・外方と内方における視認部7の形状
・外方と内方において視認部7が形成される部品
・外方と内方における視認部7の機能(上述の定義1,2,3の別)
もちろんこれらは例示であり同じ又は異なる「態様」としては他にも想定される。
そして「態様が同じ」とは、以上の例うちの少なくとも1つが同じということである。
また、特定の位置に配置された発光体であってもよい。具体的には、視認部7が右辺部3の外方側面部3aに設けられている場合には、該視認部7と略同じ高さに位置する発光体のうち最も右方に位置する発光体の点灯状態/非点灯状態を確認可能とされた視認部7とされていてもよい。同様に、視認部7が右辺部3の内方側面部3bに設けられている場合には、その視認部7の対象とされた発光体は右辺部3の中に位置する発光体のうちで該視認部7と略同じ高さに位置し、且つ、最も左側に位置するものであってもよい。
密集されて配置された発光体は、何れか一つの発光体が故障して常時非点灯状態となった場合に、何れの発光体が故障したのか確認し難い虞がある。
このような場合には、一定の範囲内に密集されて配置された複数の発光体が特定の位置に配置された発光体とされていてもよい。
後述の各例においては、特定の位置に配置された発光体や特定の発光体を第1発光体として記載する。
演出光透過部26に光拡散用の凹凸形状が設けられている場合や、演出光透過部26と発光体の間に内部カバー12が設けられている場合には、発光体の点灯状態/非点灯状態の確認がし難い場合がある。そのような発光体を特定の位置に配置された発光体として視認部7を設けてもよい。
視認部7が外方にある場合の一例を説明する。
図14は、右辺部3付近の断面図である。図示するように、前扉105は、右辺部3の外方側(右方側)及び内方側(左方側)にそれぞれ設けられた光透過部6,6,・・・の一部からは内部に配置された非点灯状態の装飾ランプ120wを視認可能とされている。即ち、光透過部6の一形態とされる視認部7についても、視認部7を介して内部に配置された非点灯状態の装飾ランプ120wを視認可能とされている。例えば、図15に示す視認部7の一態様を適用することで実現可能である。
換言すれば、前枠102に対して開閉可能に取り付けられた前扉105を備え、前扉105の内部に配置された発光体(装飾ランプ120w)を視認可能な視認部7が前扉105の外方側の側面部(外方側面部3a)に形成されていてもよい。
また視認部7が外方側面部3aにのみ形成されることも考えられる。特に装飾カバー5の外方側面部5aにのみ形成されることも考えられる。その場合、視認部7が遊技者からみた場合の意匠性に影響を与えないようにすることができる。
視認部7が内方にある場合の一例を説明する。
弾球遊技機100の右方に壁などが設置されているような状況下では、右辺部3の外方側(右方)から弾球遊技機100を確認することが難しい状況などがあり得る。そのような場合においては、図14に示すように、装飾ランプ120wを視認できる視認部7が右辺部3の内方側に設けられていることにより、装飾ランプ120wの不具合を発見しやすくなり、メンテナンス効率の向上を図ることができる。
換言すれば、前枠102に対して開閉可能に取り付けられた前扉105を備え、前扉105の内部に配置された発光体(装飾ランプ120w)を視認可能な視認部7が前扉105の内方側の側面部(内方側面部3b)に形成されていてもよい。
また視認部7が内方側面部3bにのみ形成されることも考えられる。特に装飾カバー5の内方側面部5bにのみ形成されることも考えられる。
視認部7が同じ態様で外方と内方の両方にある場合の一例を説明する。
装飾ランプ120wを視認できる視認部7が右辺部3の外方側及び内方側の双方に設けられていることにより、装飾ランプ120wの故障等を更に容易に発見することができ、メンテナンス性の更なる向上を図ることができる(図14参照)。
即ち、前枠102に対して開閉可能に取り付けられた前扉105を備え、前扉105の内部に配置された発光体(装飾ランプ120w)を視認可能な視認部7が前扉105の外方側の側面部(外方側面部3a)及び内方側の側面部(内方側面部3b)に形成されていてもよい。
視認部7が外方にあり外方と内方で態様が異なる例を説明する。
右辺部3は、外方側に非点灯状態の装飾ランプ120wを視認可能な視認部7が設けられると共に内方側には非点灯状態の装飾ランプ120wを視認可能な視認部7が設けられていない構成とされていてもよい(図20参照)。
即ち、前枠102に対して開閉可能に取り付けられた前扉105を備え、前扉105の内部に配置された発光体(装飾ランプ120w)を視認可能な視認部7が前扉105の外方側の側面部(外方側面部3a)に形成されていると共に内方側の側面部(内方側面部3b)には視認部7が形成されていない構成とされていてもよい。
これは、右辺部3の内方側に視認部7が設けられていなくてもよいし、右辺部3の内方側に視認部7が設けられているが該視認部7からは非点灯状態の装飾ランプ120wが視認不可能(但し装飾ランプ120wからの光は視認可能)とされていてもよい。
そして、右辺部3の外方側に非点灯状態の装飾ランプ120wを視認可能な視認部7が設けられていることにより、例えばホールスタッフなどが装飾ランプ120wの不具合を発見することが可能とされている。即ち、遊技者の興趣を削ぐこと無く弾球遊技機100のメンテナンス性の向上を図ることができる。
視認部7が外方にある一例を説明する。
外方側において、非点灯状態の装飾ランプ120wが視認可能な代わりに、点灯状態の装飾ランプ120wが認識可能とされていてもよい。
例えば、装飾ランプ120wとしての発光体そのものが視認不能であっても、当該装飾ランプ120wが発光した状態が認識可能であれば、装飾ランプ120wの不具合を発見することができる。
非点灯状態の発光体が視認できず点灯状態の発光状態が認識できる状態とは、例えば、図21に示すように、視認部7と発光体(LED9a)の間に不透明部材24が配置されており視認部7を介してLED9aを直接視認できないが、発光時に発せられる光は不透明部材24や周辺部材に反射されて確認できる場合である。
また、視認部7が半透明の部材で形成されている場合(図22)や、視認部7に光拡散用の凹凸形状が形成されている場合(図23)も、発光体の視認はできないが光が透過するため、点灯状態の発光体が確認できる。
特に、外方側にそのような視認部7が設けられていることで、遊技者に発光体が見えてしまい遊戯興趣を削がれることを防止することができる。また、ホールスタッフによる目視での点検作業などの効率を上昇させることができる。
視認部7が内方にある一例を説明する。
点灯状態の発光体を視認可能な視認部7について、弾球遊技機100の前扉105の右辺部3の内方側面部3bに設けられていてもよい(図21,図22,図23参照)。
即ち、前枠102に対して開閉可能に取り付けられた前扉105を備え、前扉105の内部に配置された発光体(装飾ランプ120w)から発せられる光を視認可能な視認部7が前扉105の内方側の側面部(内方側面部3b)に形成されていてもよい。
視認部7が同じ態様で外方と内方にある一例を説明する。
右辺部3の外方側面部3a及び内方側面部3bそれぞれに発光体の点灯状態を認識可能な視認部7が設けられていてもよい(図21,図22,図23参照)。
即ち、前枠102に対して開閉可能に取り付けられた前扉105を備え、前扉105の内部に配置された発光体(装飾ランプ120w)から発せられる光を視認可能な視認部7が前扉105の外方側の側面部(外方側面部3a)及び内方側の側面部(内方側面部3b)に形成されていてもよい。
また図21,図22,図23の各例において、内方及び外方で視認部7の態様が同じであることで、作業者は視認部7を認識し易い。
視認部7が外方にあり外方と内方で態様が異なる例を説明する。
右辺部3は、外方側面部3aに発光体の点灯状態が視認可能な視認部7が設けられ、内方側面部3bには同様の視認部7が設けられていない構成とされていてもよい(図24参照)。即ち、前枠102に対して開閉可能に取り付けられた前扉105を備え、前扉105の内部に配置された発光体(装飾ランプ120w)から発せられる光を視認可能な視認部7が前扉105の外方側の側面部(外方側面部3a)に形成されていると共に内方側の側面部(内方側面部3b)には視認部7が形成されていない構成とされていてもよい。
これは、右辺部3の内方側に視認部7が設けられていなくてもよいし、右辺部3の内方側に視認部7が設けられているが該視認部7からは装飾ランプ120wの点灯状態が認識できないようにされていてもよい。また、右辺部3の内方側に視認部7からは、装飾ランプ120wの何れかが点灯状態とされていることを確認できるが、何れの装飾ランプ120wが点灯状態であるかは特定できない状態とされていてもよい。
視認部7が同じ態様で外方と内方の両方にある場合の一例を説明する。
特定の装飾ランプ120wtについては、非点灯状態において、右辺部3の内方側に設けられた視認部7及び外方側に設けられた視認部7の双方から視認可能とされていてもよい(図25A、図25B、図25C参照)。
従って、そのような装飾ランプ120wが非点灯状態で視認可能とされていることは、発光手段の不具合を早期に発見する上で好適である。
点灯状態および非点灯状態が確認可能とされることにより、点灯すべきときに点灯していない不具合を確認することができるだけでなく、点灯すべきでないときに点灯している不具合を確認することができる。
視認部7が外方と内方の両方にある場合の一例を説明する。
右辺部3の内部に配置された装飾ランプ120wの全てが、右辺部3の内方側に設けられた視認部7或いは外方側に設けられた視認部7の少なくとも一方から非点灯状態で視認可能とされていてもよい。
図示しない他の装飾ランプ120wも、外方側又は内方側に設けられた視認部7の一方又は両方から非点灯状態で視認可能とされている。
即ち右辺部3の全ての装飾ランプ120wが、外方又は内方の視認部7のいずれかから非点灯状態で視認可能とされている。
視認部7が同じ態様で外方と内方の両方にある場合の一例を説明する。
特定の装飾ランプ120wtについては、右辺部3の内方側に設けられた視認部7t及び外方側に設けられた視認部7tの双方から点灯状態が確認可能とされていてもよい(図27参照)。
上方のLED9aが特定の装飾ランプ120wtとすると、装飾ランプ120wtについては、右辺部3の外方側面部3aに形成された視認部7t(図27A参照)と右辺部3の内方側面部3bに形成された視認部7t(図27B参照)の双方から点灯状態が認識できるように構成されている。
一方、下方のLED9aについては、発光の視認が可能とされる視認部7が外方側面部3a及び内方側面部3bの何れにも形成されていない。
即ち、前枠102に対して開閉可能に取り付けられた前扉105を備え、前扉105の内部に配置された発光体(特定の装飾ランプ120wt)から発せられる光を視認可能な視認部7tが前扉105の外方側の側面部(外方側面部3a)及び内方側の側面部(内方側面部3b)に形成されていてもよい。
これには、外方側面部3aや内方側面部3bに設けられた視認部7tに光拡散用の凹凸形状が施されていることにより発光体の直接の視認ができなくされていてもよいし、光拡散用の凹凸形状が施されていないが発光体が直接視認できるような場所に配置されていなくてもよい。
例えば、発光体が故障した際に、その発光体が特定の装飾ランプ120wtであった場合は、何れの発光体が故障したか分かるように視認部7tから識別可能とされ、故障した発光体がそれ以外の装飾ランプ120wであった場合には、何れの発光体が故障したのか判別不可能とされていてもよい。
但し、故障した発光体が載置されているLED基板9が特定可能な程度には判別可能とされていてもよい。これにより、重要な演出に使用される特定の装飾ランプ120wtが故障した際には、作業者が容易に故障したLED9aを特定できるため、交換作業などがしやすい。
視認部7が外方にある一例を説明する。
前扉105の右辺部3においては、図23に示すように前方面部3cに形成された光拡散用の凹凸形状と外方側面部3aに設けられた視認部7に形成された光拡散用の凹凸形状が異なっていてもよい。
即ち、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に発光体(装飾ランプ120w)が配置された前扉105を備え、前扉105の前方側の面部(前方面部3c)に発光体から発せられる光を拡散させる凹凸が形成され外方側の側面部(外方側面部3a)に発光体の発光を視認可能な視認部7が形成され、視認部7は前方側の面部に形成された凹凸とは異なる光拡散用の凹凸が形成されていてもよい。
また視認部7を介して直接は装飾ランプ120wを視認できないことで外観意匠に影響を与えない。
具体的には、前方面部3cに形成された光透過部6および視認部7は共に凹凸形状が形成されておらず有色透明の樹脂素材で形成されており、光透過部6と視認部7とでは樹脂素材の色のみが異なるようにされていてもよい。
また、前方面部3cに形成された光透過部6は有色透明の樹脂素材で凹凸形状を有して形成され、視認部7は有色透明の樹脂素材で平坦な形状に形成されていてもよい。
即ち、光透過部6と視認部7は、凹凸形状の有無、樹脂素材の有色/無色、有色である場合の色のうち、少なくとも一つ以上の要素が異なるようにされていれば、異なる装飾態様を有しているとされる。
同じく視認部7が外方にある一例を説明する。
前扉105の右辺部3は、図14に示すように、前方面部3cに光拡散用の凹凸形状が設けられると共に、外方側面部3aに設けられた視認部7には光拡散用の凹凸形状が設けられておらず右辺部3の内部に対する高い視認性が確保された状態とされていてもよい。
即ち、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に発光体(装飾ランプ120w)が配置された前扉105を備え、前扉105の前方側の面部(前方面部3c)には発光体から発せられる光を拡散させる凹凸が形成され、外方側の側面部(外方側面部3a)には発光体の発光を視認可能且つ光を拡散させる凹凸が形成されていない視認部7が形成されていてもよい。
前方面部3cに光拡散用の凹凸形状が設けられ、外方側面部3aの視認部7には凹凸形状が設けられていないことにより、発光体による光演出を適切に行うことができると共に発光体の不具合の確認を行うための視認部7を容易に識別し作業効率を高めることができる。
視認部7が内方にある一例を説明する。
前扉105の右辺部3の更に別の例として、図23に示すように、前方面部3cに形成された光拡散用の凹凸形状と内方側面部3bに設けられた視認部7に形成された光拡散用の凹凸形状が異なっていてもよい。
即ち、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に発光体(装飾ランプ120w)が配置された前扉105を備え、前扉105の前方側の面部(前方面部3c)に発光体から発せられる光を拡散させる凹凸が形成され、前扉105の内方側の側面部(内方側面部3b)に発光体の発光を視認可能な視認部7が形成され、視認部7は前方側の面部に形成された凹凸とは異なる光拡散用の凹凸が形成されていてもよい。
また視認部7を介して直接は装飾ランプ120wを視認できないことで外観意匠に影響を与えないため、特に遊技者が視認しやすい内方側に視認部7を設ける場合に好適である。
同じく視認部7が内方にある一例を説明する。
また、前扉105の右辺部3は、図14に示すように、前方面部3cに光拡散用の凹凸形状が形成されると共に内方側面部3bに設けられた視認部7には光拡散用の凹凸形状が形成されておらず右辺部3の内部に対する高い視認性が確保された状態とされていてもよい。
即ち、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に発光体(装飾ランプ120w)が配置された前扉105を備え、前扉105の前方側の面部(前方面部3c)に発光体から発せられる光を拡散させる凹凸が形成され内方側の側面部(内方側面部3b)に発光体の発光を視認可能な視認部7が形成され、視認部7には光拡散用の凹凸が形成されていない構成とされてもよい。
視認部7が同じ態様で外方及び内方の両方にある例を説明する。
前扉105の右辺部3においては、図23に示すように、前方面部3cに形成された光拡散用の凹凸形状は、外方側面部3a及び内方側面部3bに形成された光拡散用の凹凸形状と異なる形状とされていてもよい。
即ち、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に発光体(装飾ランプ120w)が配置された前扉105を備え、前扉105の前方側の面部(前方面部3c)に発光体から発せられる光を拡散させる凹凸が形成され外方側の側面部(外方側面部3a)及び内方側の側面部(内方側面部3b)に発光体の発光を視認可能な視認部7が形成され、視認部7は前方側の面部に形成された凹凸とは異なる光拡散用の凹凸が形成されていてもよい。
視認部7が同じ態様で外方及び内方の両方にある例を説明する。
前扉105の右辺部3においては、図14に示すように、前方面部3cに光拡散用の凹凸形状が形成されると共に外方側面部3a及び内方側面部3bに設けられた視認部7には光拡散用の凹凸形状が形成されなくてもよい。
即ち、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に発光体(装飾ランプ120w)が配置された前扉105を備え、前扉105の前方側の面部(前方面部3c)には発光体から発せられる光を拡散させる凹凸が形成され、外方側の側面部(外方側面部3a)及び内方側の側面部(内方側面部3b)には発光体の発光を視認可能且つ光を拡散させる凹凸が形成されていない視認部7が形成されていてもよい。
視認部7の態様が外方と内方で異なる例を説明する。
例えば前扉105の右辺部3は、例えば、内方側面部3bに設けられた視認部7と前方面部3cに光を拡散させるための同様の凹凸が形成されると共に、外方側面部3aに設けられた視認部7にはそれとは異なる光拡散用の凹凸が形成されていてもよい(図28参照)。
図28に示す例では、右辺部3の内方側面部3bに形成された視認部7と前方面部3cには粗い(険しい)凹凸形状が形成されており、右辺部3の外方側面部3aに形成された視認部7には緩い凹凸形状が形成されている。
より具体的には、右辺部3の内部に三つのLED9aを搭載したLED基板9が載置されており、内方側面部3bの視認部7と前方面部3cには、三つのLED9aの何れかが故障して不点灯となってしまっても光演出に影響が少ないように光を拡散させる凹凸形状が施され、外方側面部3aの視認部7には、光演出のための光拡散を行うと共にLED9aが故障した場合には故障したLED9aを特定可能な凹凸形状が施されていてもよい。
これにより、遊技者が主に視認する内方側面部3bや前方面部3cには故障した発光体が発生しても認識しにくいようにしつつ(即ち遊戯興趣を妨げることなく)、弾球遊技機100の側方(右方)から弾球遊技機100を視認することの多いホールスタッフなどにとっては発光体の故障を認識しやすいようにすることができる。
同じく、視認部7の態様が外方と内方で異なる例を説明する。
内方側面部3bの視認部7と前方面部3cに設けられた光演出用の凹凸形状を同様の形状とし、外方側面部3aの視認部7を異ならせる例としての別の例である。
即ち、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に発光体(装飾ランプ120w)が配置された前扉105を備え、前扉105の前方側の面部(前方面部3c)には発光体から発せられる光を拡散させる凹凸が形成され、外方側の側面部(外方側面部3a)及び内方側の側面部(内方側面部3b)には発光体の発光を視認可能な視認部7が形成され、内方側の側面部に形成された視認部7には前方側の面部に形成された凹凸と同じ光拡散用の凹凸が形成され、外方側の側面部に形成された視認部7には光拡散用の凹凸が形成されていなくてもよい(図29参照)。
このような構成を用いた弾球遊技機100においても、上記の効果を奏することが可能である。即ち、遊技者の遊戯興趣を妨げること無く、ホールスタッフなどのメンテナンス作業の効率向上を図ることができる。
同じく類似する構成として、視認部7の態様が外方と内方で異なる例を説明する。
例えば、外方側面部3aに設けられた視認部7と前方面部3cに光演出用に光を拡散させるための同様の凹凸が形成されると共に、内方側面部3bに設けられた視認部7にはそれとは異なる光拡散用の凹凸が形成されていてもよい(図30参照)。
即ち、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に発光体(装飾ランプ120w)が配置された前扉105を備え、前扉105の前方側の面部(前方面部3c)に発光体から発せられる光を拡散させる凹凸が形成され外方側の側面部(外方側面部3a)及び内方側の側面部(内方側面部3b)に発光体の発光を視認可能な視認部7が形成され、外方側の側面部に形成された視認部7には前方側の面部に形成された凹凸と同じ光拡散用の凹凸が形成され、内方側の側面部に形成された視認部7には前方側の面部に形成された凹凸と異なる光拡散用の凹凸が形成されていてもよい。
同じく、視認部7の態様が外方と内方で異なる例を説明する。
外方側面部3aの視認部7と前方面部3cに設けられた光演出用の凹凸形状を同様の形状とし、内方側面部3bの視認部7を異ならせる例として、別の例も考えられる。
即ち、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に発光体(装飾ランプ120w)が配置された前扉105を備え、前扉105の前方側の面部(前方面部3c)には発光体から発せられる光を拡散させる凹凸が形成され、外方側の側面部(外方側面部3a)及び内方側の側面部(内方側面部3b)には発光体の発光を視認可能な視認部7が形成され、外方側の側面部に形成された視認部7には前方側の面部に形成された凹凸と同じ光拡散用の凹凸が形成され、内方側の側面部に形成された視認部7には光拡散用の凹凸が形成されていなくてもよい(図31参照)。
このような構成を用いた弾球遊技機100においても、上記のような効果を奏することが可能である。即ち、必要以上に周囲の注目を浴びずに遊戯興趣の高い光演出を行うことが可能となる。
視認部7が外方にある一例を説明する。
前扉105は、前枠102に対して開閉可能とされているため、前枠102よりも前方に位置している。また、前扉105の右辺部3の内部には装飾ランプ120wなどの発光体が載置されたLED基板9が配置されており、LED基板9は前枠102よりも前方に位置している(図14参照)。
例えば、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ発光体(装飾ランプ120w)が載置された基板(LED基板9)が内部に配置された前扉105を備え、前扉105の外方側の側面部(外方側面部3a)には発光体の発光を視認可能な視認部7が形成され、視認部7から視認可能な基板は前枠102よりも前方に位置されている。
視認部7が内方にある一例を説明する。
前枠102に対して開閉可能に取り付けられ発光体(装飾ランプ120w)が載置された基板(LED基板9)が内部に配置された前扉105を備え、前扉105の内方側の側面部(内方側面部3b)には発光体の発光を視認可能な視認部7が形成され、視認部7から視認可能な基板は前枠102よりも前方に位置されていてもよい(図14参照)。
これによっても、発光体から発せられる光が減衰する前に視認部7から外部に放出されるため、発光体から発せられる光が減衰する前に視認部7から外部に放出され、光演出の効果を高めることができる。
視認部7が同じ態様で外方と内方の両方にある場合の一例を説明する。
右辺部3の外方側面部3aに設けられた視認部7と内方側面部3bに設けられた視認部7の双方から視認可能なLED基板9について、前枠102よりも前方に位置されていてもよい(図14参照)。
即ち、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ発光体(装飾ランプ120w)が載置された基板(LED基板9)が内部に配置された前扉105を備え、前扉105の外方側の側面部(外方側面部3a)及び内方側の側面部(内方側面部3b)には発光体の発光を視認可能な視認部7が形成され、視認部7から視認可能な基板は前枠102よりも前方に位置されていてもよい。
視認部7が異なる態様で外方と内方の両方にある一例を説明する。
右辺部3の外方側面部3aに設けられた視認部7から視認可能なLED基板9と内方側面部3bに設けられた視認部7から視認可能なLED基板9とでは、前枠102に対する位置が異なるようにされていてもよい。
つまり前枠102に対して開閉可能に取り付けられ発光体(装飾ランプ120w)が載置された基板(LED基板9)が内部に配置された前扉105を備え、前扉105の外方側の側面部(外方側面部3a)及び内方側の側面部(内方側面部3b)には発光体の発光を視認可能な視認部7が形成され、一方の視認部7から視認可能な基板は前枠102よりも前方に位置されると共に他方の視認部7から視認可能な基板は前枠102よりも後方に位置するようにされてもよい(図32参照)。
視認部7が外方にある一例を説明する。
視認部7が設けられた前扉105は、弾球遊技機100のテーマに基づく意匠を施したものであってもよい。即ち、視認部7が設けられた右辺部3においても、意匠としての凹凸形状が施され、該凹凸形状を利用して光を拡散させる光演出が行われてもよい。
換言すれば、前枠102に対して開閉可能に取り付けられた前扉105を備え、前扉105に装飾カバー5が設けられ、前扉105の内部に配置された発光体(装飾ランプ120w)による発光を視認可能な視認部7が装飾カバー5の外方側の側面部(外方側面部5a)に形成されていてもよい(図12参照)。
なお、上述した全ての例において、前扉105の前方側の面に意匠装飾としての凹凸形状が施されていてもよい。
演出光透過部26が別途設けられていることにより、効果的な光演出を行うことが可能となる。また、演出光透過部26は、視認部7とは異なる装飾により発光体を直接視認不能とされていてもよい。これにより、発光体からの演出光が拡散等されずに直接遊技者の目に届くことがないため、目を痛めてしまう可能性が低減される。
これにより、発光体から発せられる演出光は主に演出光透過部26から遊技者に届けられるため、効果的な演出を行うことができると共に、発光体から発せられる光の一部は視認部7を介して作業者に届けられるため、発光体の不具合を発見することが可能とされている。換言すれば、発光体から発せられる光は、少なくとも2種類の経路を経由して弾球遊技機100の外部に出射される。
視認部7が内方にある一例を説明する。
別の例として、装飾カバー5の内方側の側面部に視認部7が設けられていてもよい(図33参照)。
即ち、前枠102に対して開閉可能に取り付けられた前扉105を備え、前扉105に装飾カバー5が設けられ、前扉105の内部に配置された発光体(装飾ランプ120w)による発光を視認可能な視認部7が装飾カバー5の内方側の側面部(内方側面部5b)に形成されていてもよい。
そして、視認部7の形状等を意匠に合わせることにより、視認部7を目立たなくさせることが可能である。
視認部7が同じ態様で外方と内方にある例を説明する。
外方側面部3a及び内方側面部3bに設けられた視認部7について同様の構成としてもよい。即ち、図12及び図33に示すように、前枠102に対して開閉可能に取り付けられた前扉105を備え、前扉105に装飾カバー5が設けられ、前扉105の内部に配置された発光体(装飾ランプ120w)による発光を視認可能な視認部7が装飾カバー5の外方側の側面部(外方側面部5a)及び内方側の側面部(内方側面部5b)に形成されていてもよい。
視認部7が異なる態様で外方と内方の両方にある例を説明する。
外方側面部3aに設けられた視認部7と内方側面部3bに設けられた視認部7とで異なる態様としてもよい。
例えば、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に配置された発光体(装飾ランプ120w)から発せられる光を拡散する凹凸形状が形成された装飾カバー5を有し発光体から発せられる光を視認可能な視認部7が形成された前扉105を備え、内方側においては装飾カバー5の内方側面部5bに視認部7が形成され、外方側においては、装飾カバー5以外の前扉105の外方側面部3aに視認部7が形成されていてもよい(図34参照)。
そして,外方側に形成された視認部7については、装飾カバー5以外の部分に設けることで、視認部7の存在が装飾カバー5に施される意匠に影響を及ぼすことがなく、視認部7を考慮せずに装飾カバー5の意匠を決定することができる。
視認部7が外方にある一例を説明する。
視認部7は、一つの側面に複数個が設けられていてもよい。
例えば、前扉105の外方側面部3aに複数の視認部7が設けられていてもよい(図12参照)。
つまり前枠102に対して開閉可能に取り付けられた前扉105を備え、前扉105の内部に配置された発光体(装飾ランプ120w)から発せられる光を視認可能な複数の視認部7が前扉105の外方側の側面部(外方側面部3a)に形成されていてもよい。
複数の視認部7は、直接装飾ランプ120w(即ち発光体自身)を視認可能なものと、装飾ランプ120wは視認可能ではないが装飾ランプ120wからの光を視認可能なものが混在していてもよい。これにより、装飾ランプ120wを直接視認可能か否かにとらわれることなく視認部7を適切な場所に設けることが可能となる。
視認部7が内方にある一例を説明する。
前扉105の内方側面部3bに複数の視認部7が設けられていてもよい(図33参照)。 つまり、前枠102に対して開閉可能に取り付けられた前扉105を備え、前扉105の内部に配置された発光体(装飾ランプ120w)から発せられる光を視認可能な複数の視認部7が前扉105の内方側の側面部(内方側面部3b)に形成されていてもよい。
視認部7が同じ態様で外方と内方の両方にある例を説明する。
前扉105の外方側面部3aと内方側面部3bのそれぞれに複数の視認部7が設けられていてもよい(図12及び図33参照)。
つまり、前枠102に対して開閉可能に取り付けられた前扉105を備え、前扉105の内部に配置された発光体(装飾ランプ120w)から発せられる光を視認可能な複数の視認部7が前扉105の外方側の側面部(外方側面部3a)及び内方側の側面部(内方側面部3b)のそれぞれに形成されていてもよい。
視認部7の態様が内方と外方で異なる例を説明する。
前扉105の外方側面部3aには複数の視認部7が設けられる一方、内方側面部3bには多くても一つの視認部7が設けられる構成としてもよい(図35A,図35B参照)。
つまり、前枠102に対して開閉可能に取り付けられた前扉105を備え、前扉105の内部に配置された発光体(装飾ランプ120w)から発せられる光を視認可能な視認部7が前扉105の外方側の側面部(外方側面部3a)に複数設けられると共に内方側の側面部(内方側面部3b)には視認部7が設けられない構成としてもよい。
なお、内方に視認部7を設けない例や、逆に外方に視認部7を設けない例も考えられる。
視認部7が外方にある一例を説明する。
発光体(装飾ランプ120w)を載置した基板に対して、複数の視認部7が設けられていてもよい。
例えば、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に基板(LED基板9)が配置された前扉105を備え、基板に載置された発光体(装飾ランプ120w)から発せられる光を視認可能な複数の視認部7が前扉105の外方側の側面部(外方側面部3a)に形成され、複数の視認部7から基板が視認可能とされた構成であってもよい(図25A参照)。
また、視認部7に正対した状態でLED基板9が視認可能となるように構成することも可能である。これにより、LED基板9上に載置されたLED9aを視認することが容易となり、不具合の早期発見がし易くなるため、メンテナンス性の更なる向上を図ることができる。
例えば、前扉105にLED基板9を視認可能な視認部7が設けられている。LED基板9には、二つのLED9aが実装されている。二つの視認部7からはそれぞれ別のLED9aが視認可能とされていてもよい(図26参照)。
つまり、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に基板(LED基板9)が配置された前扉105を備え、基板に載置された複数の発光体(装飾ランプ120w)から発せられる光を視認可能な複数の視認部7が前扉105の外方側の側面部(外方側面部3a)に形成され、複数の視認部からはそれぞれ別の発光体が視認可能とされた構成であってもよい。
特に、視認部7と発光体が1対1の関係となるように構成した場合には、内部の発光体の配置状態を視認部7により理解しながら発光体の異常を判断できる。即ち、異常動作した発光体が何れのものであるかを判断する場合に明確になる。
視認部7が内方にある一例を説明する。
前扉105の内方側の側面部(内方側面部3b)に視認部7が設けられ、それぞれの視認部7から同じLED基板9が視認可能とされていてもよい。
つまり、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に基板(LED基板9)が配置された前扉105を備え、基板に載置された発光体(装飾ランプ120w)から発せられる光を視認可能な複数の視認部7が前扉105の内方側の側面部(内方側面部3b)に形成され、複数の視認部から基板が視認可能とされた構成であってもよい(図36参照)。
上方に形成された視認部7からは上側のLED9aが視認可能とされている。また、下方に形成された視認部7からは下側のLED9aが視認可能とされている。即ち、それぞれの視認部7から一つのLED基板9が視認可能とされており、且つ、それぞれの視認部7からは別のLED9aが視認可能とされている。
このような構成によっても、LED基板9の不具合を早期に発見することができ、メンテナンス性の向上を図ることができる。
そして、視認部7に正対した状態でLED基板9が視認可能となるように構成することで、効果を更に高めることが可能となる。
つまり、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に基板(LED基板9)が配置された前扉105を備え、基板に載置された複数の発光体(装飾ランプ120w)から発せられる光を視認可能な複数の視認部7が前扉105の内方側の側面部(内方側面部3b)に形成され、複数の視認部からはそれぞれ別の発光体が視認可能とされた構成であってもよい(図36参照)。
それぞれの視認部7から異なる発光体が視認可能とされることで、多くの発光体の不具合を直接視認することで発見することができ、メンテナンス性の向上を図ることができる。
視認部7が同じ態様で外方と内方の両方にある例を説明する。
前扉105の外方側及び内方側の側面部(外方側面部3a、内方側面部3b)の双方に複数の視認部7がそれぞれ設けられ、右辺部3の内部に配置された或る一つのLED基板9は内方のそれぞれの視認部7から視認可能とされ、或る一つのLED基板9は外方のそれぞれの視認部7からも視認可能とされていてもよい。
つまり、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に基板(LED基板9)が配置された前扉105を備え、基板に載置された発光体(装飾ランプ120w)から発せられる光を視認可能な複数の視認部7が前扉105の外方側の側面部(外方側面部3a)及び内方側の側面部(内方側面部3b)にそれぞれ形成され、外方側の側面部に形成された複数の視認部から同一の基板が視認可能とされると共に、内方側の側面部に形成された複数の視認部からも同一の基板が視認可能とされた構成であってもよい(図25A及び図25B参照)。
この構成においては、内方側の側面部に設けられた複数の視認部7から視認可能な基板と外方側の側面部に設けられた複数の視認部7視認可能な基板が同じ基板とされていてもよいし、異なる基板とされていてもよい。
また、一つのLED基板9に対して、外方側面部3aに設けられた複数の視認部7と内方側面部3bに設けられた複数の視認部7の双方から視認可能とする構成でもよい。これにより、特に重要なLED基板9の不具合を発見することがより容易となる。
つまり、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に基板(LED基板9)が配置された前扉105を備え、基板に載置された複数の発光体(装飾ランプ120w)から発せられる光を視認可能な複数の視認部7が前扉105の外方側の側面部(外方側面部3a)及び内方側の側面部(内方側面部3b)にそれぞれ形成され、複数の視認部からはそれぞれ別の発光体が視認可能とされた構成であってもよい(図26及び図36参照)。
それぞれの視認部7から異なる発光体が視認可能とされることで、多くの発光体の不具合を直接視認することで発見することができ、メンテナンス性の向上を図ることができる。
視認部7が内方と外方で態様が異なる例を説明する。
外方側及び内方側の側面部(外方側面部3a、内方側面部3b)のうち、一方のみに複数の視認部7が設けられ、該複数の視認部7からは一つの基板が視認可能とされていてもよい。
つまり、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に基板(LED基板9)が配置された前扉105を備え、基板に載置された発光体(装飾ランプ120w)から発せられる光を視認可能な複数の視認部7が前扉105の外方側の側面部(外方側面部3a)に形成され、外方側の側面部に形成された複数の視認部7から同一の基板が視認可能(とされると共に、内方側の側面部には視認部7が形成されていなくてもよい。
例えば内方側においては図24に示す態様、外方側においては図25Aに示す態様とされているような例が考えられる。
つまり、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に基板(LED基板9)が配置された前扉105を備え、基板に載置された発光体(装飾ランプ120w)から発せられる光を視認可能な複数の視認部7が前扉105の外方側の側面部(外方側面部3a)に形成され、外方側の側面部に形成された複数の視認部7からそれぞれ異なる発光体が視認可能とされると共に、内方側の側面部には視認部7が形成されていなくてもよい。
例えば内方側においては図24に示す態様、外方側においては図26に示す態様とされているような例が考えられる。
視認部7が外方にある一例を説明する。
複数の視認部7は、図15乃至図17、図37の各図のように、離隔して設けられていてもよい。
つまり、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に基板(LED基板9)が配置された前扉105を備え、基板に載置された発光体(装飾ランプ120w)から発せられる光を視認可能な複数の視認部7が前扉105の外方側の側面部(外方側面部3a)に離隔して形成されていてもよい。
二つの視認部7,7とは異なる態様とされた部分であり、例えば、視認部7がある程度の光透過性を有する部材で形成されているのに対し区切り部25は不透明な部材で形成されていることが考えられる。また、視認部7と同様に区切り部25も光透過性を有するが、視認部7とは異なる凹凸形状が形成されていてもよい。他にも、視認部7が無色透明の光透過性のある部材で形成され、区切り部25は有色の光透過性の部材で形成されていてもよい。即ち、視認部7と区切り部25は何らかの態様が異なって形成されている。
例えば、図15Cに示す視認部7,7の間に設けられた区切り部25は、周辺部8の一部とされている。また、図15Bに示す視認部7,7の間に設けられた区切り部25は、周辺部8以外の部分(即ち図中の塗りつぶし部分)とされている。
同じく視認部7が外方にある一例を説明する。
LED基板9は、それぞれの視認部7に正対したときに視認部7と視認部7の間に設けられた区切り部25に一部または全部が隠れるように配置されていてもよい。
つまり、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に基板(LED基板9)が配置された前扉105を備え、基板に載置された発光体(装飾ランプ120w)から発せられる光を視認可能な複数の視認部7が前扉105の外方側の側面部(外方側面部3a)に形成され、複数の視認部7の間には区切り部25が形成され、区切り部25に正対したときに区切り部25によって隠れる部分に少なくとも基板の一部が配置されていてもよい(図37参照)。
また、基板が視認できることが意匠性に影響を与えない場合は、LED基板9の一部が区切り部25に隠れずに視認部7を介して視認可能とされることにより、視認部7のLED確認機能が明確に作業者に理解されやすくなる。
同じく視認部7が外方にある一例を説明する。
LED基板9における電子部品実装面においては、区切り部25によって視認不可となる部分にはLEDを配置しなくてもよい。
つまり、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に基板(LED基板9)が配置された前扉105を備え、基板に載置された発光体(装飾ランプ120w)から発せられる光を視認可能な複数の視認部7が前扉105の外方側の側面部(外方側面部3a)に離隔して形成され、前扉105における二つの視認部7の間の部分が区切り部25とされ、区切り部25によって視認不可となる基板の部分には発光体を載置しないように構成されていてもよい(図37参照)。
なお、区切り部25を跨いでLED基板9を設けた場合に、区切り部25及び視認部7に正対した状態で区切り部25の後方に位置する部分にはLED9aを載置しなくてもよい。これにより、視認部7と対向する部品実装面においては、発光体の視認(或いは発光体から発せられる光の視認)が容易となるため、発光体の不具合発見に寄与することができる。
同じく視認部7が外方にある一例を説明する。
LED基板9が区切り部25に被らないように配置してもよい。
つまり、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に基板(LED基板9)が配置された前扉105を備え、基板に載置された発光体(装飾ランプ120w)から発せられる光を視認可能な複数の視認部7が前扉105の外方側の側面部(外方側面部3a)に離隔して形成され、前扉105における二つの視認部7の間の部分が区切り部25とされ、区切り部25によって視認不可となる部分には基板を配置しないように構成されていてもよい(図38参照)。
視認部7が内方にある一例を説明する。
視認部7と区切り部25を備えた構成は、前扉105の内方側面部3bに設けられていてもよい。
例えば、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に基板(LED基板9)が配置された前扉105を備え、基板に載置された発光体(装飾ランプ120w)から発せられる光を視認可能な複数の視認部7が前扉105の内方側の側面部(内方側面部3b)に離隔して形成されていてもよい(図39参照)。
特に、内方側面部3bは外方側面部3aよりも遊技者から見やすい位置とされるため、そのような場所にある視認部7が区切り部25によって互いに離隔されて配置されることにより、視認部7を目立たなくさせることが可能となる。即ち、視認部7によって意匠性が損なわれることを防止することができる。また、小さな視認部7を離隔して多数配置しても、意匠性に与える影響が限定的となるため好適である。
同じく視認部7が内方にある一例を説明する。
また、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に基板(LED基板9)が配置された前扉105を備え、基板に載置された発光体(装飾ランプ120w)から発せられる光を視認可能な複数の視認部7が前扉105の内方側の側面部(内方側面部3b)に形成され、複数の視認部7の間には区切り部25が形成され、区切り部25に正対したときに区切り部25によって隠れる部分に少なくとも基板の一部が配置されていてもよい(図39参照)。
同じく視認部7が内方にある一例を説明する。
前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に基板(LED基板9)が配置された前扉105を備え、基板に載置された発光体(装飾ランプ120w)から発せられる光を視認可能な複数の視認部7が前扉105の内方側の側面部(内方側面部3b)に離隔して形成され、前扉105における二つの視認部7の間の部分が区切り部25とされ、区切り部25によって視認不可となる基板の部分には発光体を載置しないように構成されていてもよい(図39参照)。
なお、区切り部25を跨いでLED基板9を設けた場合に、区切り部25及び視認部7に正対した状態で区切り部25の後方に位置する部分にはLED9aを載置しなくてもよい。これにより、視認部7と対向する部品実装面においては、発光体の視認(或いは発光体から発せられる光の視認)が容易となるため、発光体の不具合発見に好適である。
同じく視認部7が内方にある一例を説明する。
前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に基板(LED基板9)が配置された前扉105を備え、基板に載置された発光体(装飾ランプ120w)から発せられる光を視認可能な複数の視認部7が前扉105の内方側の側面部(内方側面部3b)に離隔して形成され、前扉105における二つの視認部7の間の部分が区切り部25とされ、区切り部25によって視認不可となる部分には基板を配置しないように構成されていてもよい(図40参照)。
これによっても、視認部7に正対した状態において区切り部25の後方に位置する部分には発光体が位置しないため、発光体の視認性が向上し、発光体の不具合発見に寄与することができる。
更に、LED基板9に載置された発光体からの光が直接視認部7を介して外部(遊技者側)に放出されるため、特定のLED基板9について本構成を採用することで演出効果を高め、遊技性を向上させることができる。また、発光体の発光量を抑えても十分な演出を行うことができるため、消費電力の削減に寄与することができる。
視認部7が同じ態様で外方と内方の両方にある例を説明する。
視認部7と区切り部25を備えた構成は、前扉105の外方側の側面部(外方側面部3a)と内方側の側面部(内方側面部3b)の双方に設けられていてもよい。
例えば、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に基板(LED基板9)が配置された前扉105を備え、外方側の側面部(外方側面部3a)及び内方側の側面部(内方側面部3b)のそれぞれに、基板に載置された発光体(装飾ランプ120w)から発せられる光を視認可能な複数の視認部7が離隔して形成されていてもよい(図37、図39参照)。
特に、外方側面部3aから視認可能な基板と内方側面部3bから視認可能な基板が同じ場合においては、当該視認可能な基板に対して異なる方向から不具合の有無を確認することができ、作業効率の向上を図ることができる。
視認部7が同じ態様で外方と内方の両方にある例を説明する。
前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に基板(LED基板9)が配置された前扉105を備え、外方側の側面部(外方側面部3a)及び内方側の側面部(内方側面部3b)のそれぞれに、基板に載置された発光体(装飾ランプ120w)から発せられる光を視認可能な複数の視認部7が形成され、複数の視認部7の間には区切り部25が形成され、区切り部25に正対したときに区切り部25によって隠れる部分に少なくとも基板の一部が配置されていてもよい(図37、図39参照)。
また、基板が視認できることが意匠性に影響を与えない場合は、LED基板9の一部が区切り部25に隠れずに視認部7を介して視認可能とされることにより、外方側面部3a側においても内方側面部3b側においても視認部7のLED確認機能が明確に作業者に理解されやすくなる。
更に、一体感のあるカバー体の区切り部25によって隠れる位置に基板が配置されることにより、基板の少なくとも一部は装飾によって見えにくくされるため、基板が見えてしまうことによる意匠性の低下を防止することができる。
視認部7が同じ態様で外方と内方の両方にある例を説明する。
前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に基板(LED基板9)が配置された前扉105を備え、外方側の側面部(外方側面部3a)及び内方側の側面部(内方側面部3b)のそれぞれに、基板に載置された発光体(装飾ランプ120w)から発せられる光を視認可能な複数の視認部7が区切り部25を挟んで離隔して形成され、区切り部25によって視認不可となる基板の部分には発光体を載置しないように構成されていてもよい(図37、図39参照)。
視認部7が同じ態様で外方と内方の両方にある例を説明する。
前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に基板(LED基板9)が配置された前扉105を備え、前扉105の外方側の側面部(外方側面部3a)及び内方側の側面部(内方側面部3b)にはそれぞれにおいて、基板に載置された発光体(装飾ランプ120w)から発せられる光を視認可能な複数の視認部7が離隔して形成され、二つの視認部7の間の部分が区切り部25とされ、区切り部25によって視認不可となる部分には基板を配置しないように構成されていてもよい(図38、図40参照)。
これによっても、視認部7に正対した状態において区切り部25の後方に位置する部分には発光体が位置しないため、外方側面部3a側においても内方側面部3b側においても、発光体の視認性が向上し、発光体の不具合発見に寄与することができる。
視認部7が外方と内方で態様が異なる例を説明する。
視認部7と区切り部25を備えた構成は、前扉105の外方側の側面部(外方側面部3a)及び内方側の側面部(内方側面部3b)のうち一方にのみ設けられていてもよい。
即ち、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に基板(LED基板9)が配置された前扉105を備え、前扉105の外方側の側面部(外方側面部3a)及び内方側の側面部(内方側面部3b)の何れか一方にのみ、基板に載置された発光体(装飾ランプ120w)から発せられる光を視認可能な複数の視認部7が離隔して形成されていてもよい。
例えば外方が図37のように構成され内方が図37とは異なる態様とされる例や、また内方が図39のように構成され外方が図39とは異なる態様とされる例が考えられる。
特に、外方側面部3aに区切り部25及び視認部7を設けないことにより、視認部7が内方側面部3bのみにあることになり、視認部7が意匠に隠れて遊技者に意識されにくくなる。
視認部7が外方と内方で態様が異なる例を説明する。
前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に基板(LED基板9)が配置された前扉105を備え、前扉105の外方側の側面部(外方側面部3a)及び内方側の側面部(内方側面部3b)の何れか一方にのみ、基板に載置された発光体(装飾ランプ120w)から発せられる光を視認可能な視認部7が複数形成され、複数の視認部7の間には区切り部25が形成され、区切り部25に正対したときに区切り部25によって隠れる部分に少なくとも基板の一部が配置されていてもよい。
例えば外方が図37のように構成され内方が図37とは異なる態様とされる例や、また内方が図39のように構成され外方が図39とは異なる態様とされる例が考えられる。
視認部7が外方と内方で態様が異なる例を説明する。
前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に基板(LED基板9)が配置された前扉105を備え、前扉105の外方側の側面部(外方側面部3a)及び内方側の側面部(内方側面部3b)の何れか一方にのみ、基板に載置された発光体(装飾ランプ120w)から発せられる光を視認可能な複数の視認部7が離隔して形成され、視認部7の間の部分が区切り部25とされ、区切り部25によって視認不可となる基板の部分には発光体を載置しないように構成されていてもよい。
例えば外方が図37のように構成され内方が図37とは異なる態様とされる例や、また内方が図39のように構成され外方が図39とは異なる態様とされる例が考えられる。
一方、LED基板9の中で外方側面部3aに設けられた区切り部25によって視認し難い部分(或いは視認不可となる部分)にLED9aを配置しないことにより、外方側からLED9aを視認することが容易となり、LED9aの不具合の早期発見に寄与することができる。また、LED9aから射出される光が直接視認部7を介して遊技機外に放出されるため、高い演出効果を得ることができると共に、少ない個数のLED9aで強い光を遊技機外に出射することができるため、消費電力の削減に寄与することができる。
視認部7が外方と内方で態様が異なる例を説明する。
前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に基板(LED基板9)が配置された前扉105を備え、前扉105の外方側の側面部(外方側面部3a)及び内方側の側面部(内方側面部3b)の何れか一方にのみ、基板に載置された発光体(装飾ランプ120w)から発せられる光を視認可能な複数の視認部7が離隔して形成され、少なくとも二つの視認部7の間の部分が区切り部25とされ、区切り部25によって視認不可となる部分には基板を配置しないように構成されていてもよい。
例えば外方が図38のように構成され内方が図38とは異なる態様とされる例や、また内方が図40のように構成され外方が図40とは異なる態様とされる例が考えられる。
一方、内方側面部3bに設けられた視認部7からLED基板9上に配置されたLED9aが視認できてしまうと、意匠性を妨げてしまう虞がある。そのような場合には、LED基板9を外方側とは異なる態様で配置することが好適である。
視認部7が外方にある一例を説明する。
前扉105の外方側の側面部(外方側面部3a)には左方を向く面を備えた平面部10が設けられていてもよい(図14参照)。
つまり、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に発光体(装飾ランプ120w)が配置された前扉105を備え、発光体からの発光を視認可能な視認部7が前扉105に形成され、前扉105が前枠102に対して閉じられた状態において、前枠102から連続した前扉105の外方側の側面部(外方側面部3a)の部分には側方を向く平面部10が形成されていてもよい。
視認部7が外方にある一例を説明する。
視認部7は平面部10に設けられていてもよい(図14参照)。
つまり、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に発光体(装飾ランプ120w)が配置された前扉105を備え、発光体からの発光を視認可能な視認部7が前扉105の外方側の側面部(外方側面部3a)の平面部10に形成されていてもよい。
視認部7が外方にある一例を説明する。
前扉105の外方側面部3aに設けられた平面部10に連続する部分は、前方に向かうに従って所定方向(例えば左方)に変位する曲面部11とされていてもよい(図14参照)。
つまり、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に発光体(装飾ランプ120w)が配置された前扉105を備え、発光体からの発光を視認可能な視認部7が前扉105に形成され、前扉105が前枠102に対して閉じられた状態において、前枠102から連続した前扉105の外方側の側面部(外方側面部3a)の部分は側方を向く平面部10として形成され、平面部10に連続した部分は所定方向に湾曲する曲面部11とされていてもよい。
また、平面部10に続く曲面部11が曲面とされていることにより、内部に配置されたLED9aからの出射光が自然に多方向に拡散され、少ないLED9aを用いて高い演出効果を得ることができる。即ち、曲面部11に光透過部6が設けられることが光演出を行う上では望ましい。
視認部7が内方にある一例を説明する。
平面部10については前扉105の内方側面部3bに設けられていてもよい(図14参照)。
つまり、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に発光体(装飾ランプ120w)が配置された前扉105を備え、発光体からの発光を視認可能な視認部7が前扉105に形成され、前扉105が前枠102に対して閉じられた状態において、前枠102から連続した前扉105の内方側の側面部(内方側面部3b)の部分には側方を向く平面部10が形成されていてもよい。
また、右辺部3の内方側面部3bがやや前方を向く面とされるよりも左右方向を向く面とされることにより、遊技者の視線方向と内方側面部3bが広がる方向が略平行とされるため、遊技者が視認部7を介して右辺部3の内部構造を視認し難くされ、装飾カバー5に施された意匠性を妨げずに済む。そして、この場合には、装飾カバー5の内方側の面に光拡散のための適切な凹凸形状が施されることにより、左右方向を向く内方側面部3bからも遊技者に向かって演出光が拡散されるため、効果の高い光演出を行うことができる。
視認部7が内方にある一例を説明する。
視認部7は前扉105の内方側側面部3bにおける平面部10に設けられていてもよい(図14参照)。
つまり、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に発光体(装飾ランプ120w)が配置された前扉105を備え、発光体からの発光を視認可能な視認部7が前扉105の内方側の側面部(内方側面部3b)の平面部10に形成されていてもよい。
視認部7が内方にある一例を説明する。
前扉105の内方側面部3bに設けられた平面部10に連続する部分が曲面部11とされていてもよい(図14参照)。
つまり、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に発光体(装飾ランプ120w)が配置された前扉105を備え、発光体からの発光を視認可能な視認部7が前扉105に形成され、前扉105が前枠102に対して閉じられた状態において、前枠102から連続した前扉105の内方側の側面部(内方側面部3b)の部分は側方を向く平面部10として形成され、平面部10に連続した部分は所定方向に湾曲する曲面部11とされていてもよい。
特に、曲面部11が遊技者に向けて凸形状とされることにより、遊技者を中心とした広角度に演出光を届けることができ、効果的な演出を行うことができる。
視認部7が同じ態様で外方と内方の両方にある例を説明する。
平面部10は、前扉105の外方側の側面部(外方側面部3a)及び内方側の側面部(内方側面部3b)の双方に設けられていてもよい(図14参照)。
つまり、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に発光体(装飾ランプ120w)が配置された前扉105を備え、発光体からの発光を視認可能な視認部7が前扉105に形成され、前扉105が前枠102に対して閉じられた状態において、前枠102から連続した前扉105の外方側の側面部(外方側面部3a)の部分及び内方側の側面部(内方側面部3b)の部分には側方を向く平面部10が形成されていてもよい。
視認部7が同じ態様で外方と内方の両方にある例を説明する。
視認部7は前扉105の外方側の側面部(外方側面部3a)及び内方側の側面部(内方側面部3b)それぞれの平面部10に設けられていてもよい(図14参照)。
つまり、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に発光体(装飾ランプ120w)が配置された前扉105を備え、発光体からの発光を視認可能な視認部7が前扉105の外方側の側面部(外方側面部3a)及び内方側の側面部(内方側面部3b)の平面部10それぞれに形成されていてもよい。
また、内方側面部3bにおいては、遊技者の視線方向(前方から後方)と視認部7の表面が略平行となるため、遊技者にとって右辺部3の内部が見難くされ、遊戯興趣の低下を防止することができる。
視認部7が同じ態様で外方と内方の両方にある例を説明する。
前扉105の外方側面部3a及び外方側面部3aに設けられた平面部10に連続する部分が曲面部11とされていてもよい(図14参照)。
つまり、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に発光体(装飾ランプ120w)が配置された前扉105を備え、発光体からの発光を視認可能な視認部7が前扉105に形成され、前扉105が前枠102に対して閉じられた状態において、前枠102から連続した前扉105の外方側の側面部(外方側面部3a)及び内方側の側面部(内方側面部3b)の部分は側方を向く平面部10として形成され、平面部10に連続した部分は曲面部11とされていてもよい。
また、平面部10に続く曲面部11が曲面とされていることにより、内部に配置されたLED9aからの出射光が自然に多方向に拡散され、少ないLED9aを用いて高い演出効果を得ることができる。
更に、曲面部11が遊技者に向けて凸形状とされることにより、遊技者を中心とした広角度に演出光を届けることができ、効果的な演出を行うことができる。
視認部7の態様が外方と内方で異なる例を説明する。
前扉105の外方側の側面部(外方側面部3a)及び内方側の側面部(内方側面部3b)のうち、一方のみが平面部10を備えていてもよい。図41は、外方側面部3aのみに平面部10が設けられた例を示す図である。
例えば、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に発光体(装飾ランプ120w)が配置された前扉105を備え、発光体からの発光を視認可能な視認部7が前扉105に形成され、前扉105が前枠102に対して閉じられた状態において、前枠102から連続した前扉105の外方側の側面部(外方側面部3a)及び内方側の側面部(内方側面部3b)の何れか一方のみに側方を向く平面部10が形成されていてもよい。
即ち、外方側面部3a及び内方側面部3bの双方において、効果の高い光演出を行うことが可能となる。
視認部7の態様が外方と内方で異なる例を説明する。
視認部7は前扉105の外方側の側面部(外方側面部3a)の平面部10及び内方側の側面部(内方側面部3b)の平面部10のうち、何れか一方のみに設けられていてもよい。図41は、外方側面部3aの平面部10に視認部7が設けられ、内方側面部3bには視認部7が設けられていない状態を示す図である。
例えば、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に発光体(装飾ランプ120w)が配置された前扉105を備え、発光体からの発光を視認可能な視認部7が前扉105の外方側の側面部(外方側面部3a)の平面部10及び内方側の側面部(内方側面部3b)の平面部10の何れか一方のみに形成されていてもよい。
視認部7の態様が外方と内方で異なる例を説明する。
前扉105の外方側の側面部(外方側面部3a)及び内方側の側面部(内方側面部3b)のうち、一方のみに所定方向に湾曲する曲面部11が設けられていてもよい(図41参照)。
例えば、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に発光体(装飾ランプ120w)が配置された前扉105を備え、発光体からの発光を視認可能な視認部7が前扉105に形成され、前扉105が前枠102に対して閉じられた状態において、前扉105の外方側の側面部(外方側面部3a)及び内方側の側面部(内方側面部3b)の何れか一方のみに、前枠102から連続した側方を向く平面部10及び平面部10から連続した所定方向に湾曲された曲面部11を備えていてもよい。
視認部7が外方にある一例を説明する。
図42は、装飾カバー5の内側に配置された内部カバー12の例を示すものである。内部カバー12は、装飾カバー5の外方側面部5aに設けられた視認部7の一部よりも前方に位置している。
つまり、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に発光体(装飾ランプ120w)が配置された前扉105を備え、前扉105の外方側の側面部(外方側面部3a)には発光体の発光を視認可能な視認部7が形成され、前扉105の内部には少なくとも一部の視認部7よりも前方に光拡散用の内部カバー12が設けられていてもよい。
特に、内方側面部5bからは内部カバー12を介して装飾カバー5の内部が認識可能とされると共に、外方側面部5aからは、内部カバー12を介さずに装飾カバー5の内部(LED9自体やLED9aの発光)が確認できるようにすることにより、遊技者からは視認し難い外方側(右辺部3においては右方側)から装飾カバー5の内部に対する良好な視認性を確保することが可能となる。これにより、作業者のメンテナンス作業の効率を向上させることができる。
視認部7が内方にある一例を説明する。
内部カバー12は、装飾カバー5の内方側面部5bに設けられた視認部7の一部よりも前方に位置するように配置されてもよい(図42参照)。
つまり、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に発光体(装飾ランプ120w)が配置された前扉105を備え、前扉105の内方側の側面部(内方側面部3b)には発光体の発光を視認可能な視認部7が形成され、前扉105の内部には少なくとも一部の視認部7よりも前方に光拡散用の内部カバー12が設けられていてもよい。
この場合、遊技者まで発光体の視認がし易くなってしまうが、これに対しては視線と平行な表面を有する平面部10に視認部7を設けることや、遊技者の目と発光体の間に区切り部25が位置するように発光体の位置を考慮することにより、遊技者から発光体の視認をし難くすることができ、意匠性の低下を生じさせないようにすることが可能である。
視認部7が同じ態様で外方と内方の両方にある例を説明する。
内部カバー12は、装飾カバー5の外方側面部5a及び内方側面部5bに設けられた視認部7の何れか一つよりも前方に位置するように配置されていてもよい(図42参照)。
つまり、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に発光体(装飾ランプ120w)が配置された前扉105を備え、前扉105の外方側の側面部(外方側面部3a)及び内方側の側面部(内方側面部3b)にはそれぞれ発光体の発光を視認可能な視認部7が形成され、前扉105の内部には少なくとも一部の視認部7よりも前方に光拡散用の内部カバー12が設けられていてもよい。
視認部7が外方と内方で態様が異なる例を説明する。
内部カバー12は、装飾カバー5に設けられた視認部7との前後方向の位置関係が外方側面部5aと内方側面部5bで異なる態様とされていてもよい(図43参照)。
つまり、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に発光体(装飾ランプ120w)が配置された前扉105を備え、前扉105の外方側の側面部(外方側面部3a)及び内方側の側面部(内方側面部3b)にはそれぞれ発光体の発光を視認可能な視認部7が形成され、前扉105の内部に設けられた光拡散用の内部カバー12は外方側の側面部に設けられた視認部7に対する前後方向の位置関係と内方側の側面部に設けられた視認部7に対する前後方向の位置関係が異なるように構成されていてもよい。
これにより、内方側面部3bに設けられた視認部7からは直接LED9aが視認できず、少なくとも内部カバー12を介して視認可能となるため、装飾カバー5の意匠性が低下してしまうことを防止することができる。
また、内部カバー12は、前扉105の外方側面部3aに設けられた視認部7の一部よりも前方に位置している。これにより、内部カバー12の後方に位置する視認部7からはLED9aが内部カバー12を介さずに視認することができるため、LED9aの故障発見に寄与することができる。
視認部7が上方(上辺部1の上面部1a)にある一例を説明する。以下、<3−86>まではタイプDの例となる。
上面部1aに設けられた視認部7は、LED基板9に載置された発光体(装飾ランプ120w)を非点灯の状態で視認可能とされていてもよい(図44参照)。
つまり、前枠102に対して開閉可能に取り付けられた前扉105を備え、前扉105の内部に配置された発光体(装飾ランプ120w)を視認可能な視認部7が前扉105の上面部(上辺部1の上面部1a)に形成されていてもよい。
上辺部1の上面部1aに設けられた視認部7は、LED基板9に載置された発光体(装飾ランプ120w)から発せられる光を視認可能とされていてもよい(図45参照)。
つまり、前枠102に対して開閉可能に取り付けられた前扉105を備え、前扉105の内部に配置された発光体(装飾ランプ120w)から発せられる光を視認可能な視認部7が前扉105の上面部(上辺部1の上面部1a)に形成されていてもよい。
このような態様を採用した場合、上辺部1の内部に配置されたLED9aを用いた演出光が上面部1aに設けられた視認部7を介して外部に拡散されることによる高い演出効果を得ることができると共に、視認部7を介してLED9aからの演出光が確認できることによるLED9aの故障等を作業員が把握することができるため、不具合の早期発見に期することができる。
前扉105の上辺部1においては、前面部1cに形成された光拡散用の凹凸形状と上面部1aに設けられた視認部7に形成された光拡散用の凹凸形状が異なっていてもよい(図45参照)。
つまり、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に発光体(装飾ランプ120w)が配置された前扉105を備え、前扉105の前方側の面部(上辺部1の前面部1c)に発光体から発せられる光を拡散させる凹凸が形成され上面部(上辺部1の上面部1a)に発光体の発光を視認可能な視認部7が形成され、視認部7は前方側の面部に形成された凹凸とは異なる光拡散用の凹凸が形成されていてもよい。
これにより、視認部7が意匠性を妨げることを防止すると共に、内部に設けられたLED9aの視認(或いはLED9aからの演出光の視認)が可能とされることによるメンテナンス性の向上を図ることができる。
前扉105の上辺部1の別例として、上辺部1の前面部1cに光拡散用の凹凸形状が設けられると共に、上面部1aに設けられた視認部7には光拡散用の凹凸形状が設けられておらず上辺部1の内部に対する高い視認性が確保された状態とされていてもよい(図44参照)。
即ち、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に発光体(装飾ランプ120w)が配置された前扉105を備え、前扉105の前方側の面部(上辺部1の前面部1c)には発光体から発せられる光を拡散させる凹凸が形成され、上面部(上辺部1の上面部1a)には発光体の発光を視認可能且つ光を拡散させる凹凸が形成されていない視認部7が形成されていてもよい。
また、視認部7に凹凸形状が設けられていないため、内部に配置されたLED9aに対する視認性、或いはLED9aからの演出光に対する視認性は高くなり、不具合の発見に寄与することができる。
前扉105は前枠102に対して開閉可能に構成されており、従って、前扉105は前枠102に対して前方に位置している。前扉105の上辺部1の内部には装飾ランプ120wなどの発光体が載置されたLED基板9が配置されており、LED基板9は前枠102よりも前方に位置している(図44,図45参照)。
即ち、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ発光体(装飾ランプ120w)が載置された基板(LED基板9)が内部に配置された前扉105を備え、前扉105の上面部(上辺部1の上面部1a)には発光体の発光を視認可能な視認部7が形成され、視認部7から視認可能な基板は前枠102よりも前方に位置されている。
視認部7が設けられた前扉105は、弾球遊技機100のテーマに基づく意匠を施したものであってもよい。即ち、視認部7が設けられた上辺部1においても、意匠としての凹凸形状が施され、該凹凸形状を利用して光を拡散させる光演出が行われてもよい(図44参照)。
即ち、前枠102に対して開閉可能に取り付けられた前扉105を備え、前扉105に装飾カバー5が設けられ、前扉105の内部に配置された発光体(装飾ランプ120w)による発光を視認可能な視認部7が装飾カバー5の上面部(上辺部1の上面部1a)に形成されていてもよい。
上辺部1の上面部1aには、複数の視認部7が設けられている(図44参照)。
即ち、前枠102に対して開閉可能に取り付けられた前扉105を備え、前扉105の内部に配置された発光体(装飾ランプ120w)から発せられる光を視認可能な複数の視認部7が前扉105の上面部(上辺部1の上面部1a)に形成されている。
更に、弾球遊技機100の配置によってはLED9aが視認し難い視認部7が存在する可能性があるが、視認部7が複数とされていることにより、何れかの視認部7からLED9aを視認できる可能性が高くなり、メンテナンス性の向上に寄与することができる。
発光体(装飾ランプ120w)を載置した基板に対して、複数の視認部7が設けられていてもよい(図44参照)。この場合には、例えば、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に基板(LED基板9)が配置された前扉105を備え、基板に載置された発光体(装飾ランプ120w)から発せられる光を視認可能な複数の視認部7が前扉105の上面部(上辺部1の上面部1a)に形成され、複数の視認部から基板が視認可能とされた構成であってもよい。
それぞれの視認部7から異なるLED9aが視認できるように構成されていてもよい。
例えば、前扉105の上辺部1内に配置されたLED基板9を視認可能な視認部7が上面部1aに設けられている。LED基板9には、二つのLED9aが実装されている。二つの視認部7からはそれぞれ別のLED9aが視認可能とされていてもよい(図44参照)。
つまり、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に基板(LED基板9)が配置された前扉105を備え、基板に載置された複数の発光体(装飾ランプ120w)から発せられる光を視認可能な複数の視認部7が前扉105の上面部(上辺部1の上面部1a)に形成され、複数の視認部からはそれぞれ別の発光体が視認可能とされた構成であってもよい。
上面部に設けられた複数の視認部7は離隔して設けられていてもよい(図44参照)。
つまり、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に基板(LED基板9)が配置された前扉105を備え、基板に載置された発光体(装飾ランプ120w)から発せられる光を視認可能な複数の視認部7が前扉105の上面部(上辺部1の上面部1a)に離隔して形成されていてもよい。
特に、LED基板9に載置された複数のLED9aに対応する位置関係で視認部7を配置することにより、視認部7の配置態様からLED基板9上に載置されたLED9aの配置態様が類推できるため、作業者のメンテナンス作業の効率を向上させることができる。
LED基板9は、二つの視認部7から視認可能なように区切り部25を跨いで設けられてもよい(図44参照)。
つまり、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に基板(LED基板9)が配置された前扉105を備え、基板に載置された発光体(装飾ランプ120w)から発せられる光を視認可能な複数の視認部7が前扉105の上面部(上辺部1の上面部1a)に離隔して形成され、複数の視認部7からは一つの基板を視認可能とされていてもよい。
また、LED基板9の全ての部分が区切り部25に隠れるように配置する場合には、視認部7からLED基板9が更に視認し難くされるため、意匠性の更なる向上を図ることができる。
LED基板9における電子部品実装面においては、区切り部25によって視認不可となる部分にはLED9aを配置しなくてもよい(図44参照)。
例えば、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に基板(LED基板9)が配置された前扉105を備え、基板に載置された発光体(装飾ランプ120w)から発せられる光を視認可能な複数の視認部7が前扉105の上面部(上辺部1の上面部1a)に離隔して形成され、前扉105における二つの視認部7の間の部分が区切り部25とされ、区切り部25によって視認不可となる基板の部分には発光体を載置しないように構成されていてもよい。
また、LED基板9が区切り部25に被らないように配置してもよい(図46参照)。
つまり、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に基板(LED基板9)が配置された前扉105を備え、基板に載置された発光体(装飾ランプ120w)から発せられる光を視認可能な複数の視認部7が前扉105の上面部(上辺部1の上面部1a)に離隔して形成され、前扉105における二つの視認部7の間の部分が区切り部25とされ、区切り部25によって視認不可となる部分には基板を配置しないように構成されていてもよい。
前扉105の上面部(上辺部1の上面部1a)には上下を向く面を備えた平面部13が設けられていてもよい(図44,図45,図46参照)。
つまり、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に発光体(装飾ランプ120w)が配置された前扉105を備え、発光体からの発光を視認可能な視認部7が前扉105に形成され、前扉105が前枠102に対して閉じられた状態において、前枠102から連続した前扉105の上面部(上辺部1の上面部1a)の部分には上方を向く平面部13が形成されていてもよい。
更に、視認部7は平面部13に設けられていてもよい(図44,図45,図46参照)。
つまり、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に発光体(装飾ランプ120w)が配置された前扉105を備え、発光体からの発光を視認可能な視認部7が前扉105の上面部(上辺部1の上面部1a)の平面部13に形成されていてもよい。
なお、視認部7に光拡散のための凹凸形状が形成されている場合には、視認部7自体は視認し難くても視認部7を介して拡散される演出光は遊技者に届くため、上面部1aに設けられた視認部7であっても光演出に用いられる光透過部6としての機能を備えることが可能である。
前扉105の上面部(上辺部1の上面部1a)に設けられた平面部13に連続する部分は前方に凸形状とされた曲面部14とされていてもよい(図44,図45,図46参照)。
つまり、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に発光体(装飾ランプ120w)が配置された前扉105を備え、発光体からの発光を視認可能な視認部7が前扉105に形成され、前扉105が前枠102に対して閉じられた状態において、前枠102から連続した前扉105の上面部(上辺部1の上面部1a)の部分は上方を向く平面部13として形成され、平面部13に連続した部分は所定方向(下方)に湾曲する曲面部14とされていてもよい。
前扉105の上辺部1の装飾カバー5の内部には、図47に示すように、内部カバー12が設けられている。
内部カバー12は、装飾カバー5の上面部(上辺部1の上面部1a)に設けられた視認部7よりも前方に位置している。
具体的には、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ内部に発光体(装飾ランプ120w)が配置された前扉105を備え、前扉105の上面部(上辺部1の上面部1a)には発光体の発光を視認可能な視認部7が形成され、前扉105の内部には少なくとも一部が左右方向における同じ位置に位置する視認部7の何れよりも前方に光拡散用の内部カバー12が設けられていてもよい。
より具体的には、弾球遊技機100においては、前枠102に対して開閉可能に取り付けられ周縁部のうちの左右に延びる部分の少なくとも一部が遊技者側に突出する突出部(上辺部1)とされた前扉105を備え、突出部は、内部に発光体(装飾ランプ120w)と発光体から発せられる光を拡散させる凹凸が形成された内部カバー12とが配置され上面部(上辺部1の上面部1a)に発光体の発光を視認可能な視認部7が形成され、内部カバー12は少なくとも一部が左右方向における同じ位置に位置する視認部7の何れよりも前方に配置されている。
ここでは、上述した以外の変形例を述べる。
前述した各例では、右辺部3の内部に設けられた内部カバー12に設けられた光拡散用の凹凸形状は、凹凸の山(谷)が上下方向に延びるように構成された例を説明したが、山(谷)が水平方向に延びるように構成されていてもよい(図48参照)。
内部カバー12に設けられた凹凸形状の延びる方向と装飾カバー5に形成された凹凸形状の延びる方向が異なる方向とされることにより、右辺部3の内部に設けられたLED9aから出射される光が多方向に拡散され、発光演出の演出効果を高めることができる。
また、水平方向及び垂直方向の組合せだけでなく、それ以外の方向(斜め45°など)であってもよい。
それぞれのLED基板9の対向する面とは反対の面にLED9aが配置されている場合には、外方側面部3aに設けられた視認部7からは右側(外方側)に配置されたLED基板9からの発光が確認可能とされ、内方側面部3bに設けられた視認部7からは左方(内方側)に配置されたLED基板9からの発光が確認可能とされる。
従って、視認部7によって異なるLED基板9に載置されたLED9aからの発光が確認可能とされるため、何れのLED9aに不具合が発生したか明確に識別することができる。即ち、メンテナンス性の向上を図ることができる。
このような態様は、他の各例にも矛盾が無い限り適用することが可能である。
また、図30では、装飾カバー5において前後方向に離隔して二つの視認部7が設けられているが、装飾カバー5に一つの視認部7が設けられると共に扉ベース17の第1突出板17bに一つの視認部7が設けられることにより二つの視認部7,7が前後に離隔して位置していてもよい。
1a…上面部、
1b…下面部、
1c…前面部、
2…下辺部、
3…右辺部、
3a…外方側面部、
3b…内方側面部、
3c…前方面部、
4…左辺部、
5…装飾カバー、
5a…外方側面部、
5b…内方側面部、
5c…前方面部、
6…光透過部、
7,7t…視認部、
8…周辺部、
8a…区切り部
9…LED基板、
9a…LED、
10…平面部、
11…曲面部、
12…内部カバー、
13…平面部、
14…曲面部、
15…透明ガラス、
16…非視認部、
26…演出光透過部、
27…装飾体、
27a…外側部、
27b…内側部、
100…弾球遊技機、
102…前枠、
104…外枠、
105…前扉、
120w,120wt・・・装飾ランプ
Claims (1)
- 特定の遊技が可能な遊技領域を備えた遊技機であって、
発光可能な発光体と、
遊技者が前記発光体に接触できないように設けられた保護手段と、を備え、
前記発光体は、所定位置に配置された第1発光体を含み、
前記保護手段には、前記第1発光体の発光面に対向する第1視認部と前記発光面に対向しない第2視認部が形成され、
前記第1視認部は、前記第1発光体の光を遊技者が視認可能とされ、
前記第2視認部は、透明性を有し且つ非点灯状態の前記第1発光体を視認可能とされ、
遊技者と前記第1視認部と前記第1発光体の位置関係は、遊技者と前記第2視認部と前記第1発光体の位置関係よりも直線に近い関係とされ、
遊技者が前記第1視認部を介して非点灯状態の前記第1発光体を視認したときの視認性は前記第2視認部を介して非点灯状態の前記第1発光体を視認したときの視認性よりも低くされた
遊技機。
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