JP6948056B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP6948056B2
JP6948056B2 JP2017099447A JP2017099447A JP6948056B2 JP 6948056 B2 JP6948056 B2 JP 6948056B2 JP 2017099447 A JP2017099447 A JP 2017099447A JP 2017099447 A JP2017099447 A JP 2017099447A JP 6948056 B2 JP6948056 B2 JP 6948056B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
design
base member
base
fixed
design member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017099447A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018192079A (ja
Inventor
田中 友也
友也 田中
Original Assignee
株式会社オリンピア
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社オリンピア filed Critical 株式会社オリンピア
Priority to JP2017099447A priority Critical patent/JP6948056B2/ja
Publication of JP2018192079A publication Critical patent/JP2018192079A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6948056B2 publication Critical patent/JP6948056B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)

Description

本発明は、遊技機に関する。
スロットマシンやパチンコ遊技機等の遊技機では、遊技機を装飾するための意匠部材が設けられることがある(例えば、特許文献1参照)。遊技機のデザインは機種ごとに異なるため、新たな機種が開発される際には、意匠部材も新たなものに変更されることが多い。
一方で、遊技機を構成する各部品の中には、以前の機種で用いられていた部品や複数の機種で汎用される部品である、いわゆる流用部品も多く存在する。このため、新たな意匠部材が、流用部品に取り付けられることがある。また、意匠部材は、意匠部材が取り付けられるベース部材に固定され組立体とされた上で、このベース部材が流用部品に固定され、流用部品に取り付けられることがある。
特開2015−051241号公報
ところで、ベース部材の流用部品と固定される部分の位置は、流用部品の構造から決まってしまう一方、ベース部材の意匠部材と固定される部分の位置は、意匠部材のデザイン等から決まってしまうことがある。すなわち、ベース部材において、流用部品に固定される部分と、意匠部材に固定される部分とは、それぞれ自由に配置できないことがあり、この場合、ベース部材の、流用部品に固定される部分と、意匠部材に固定される部分とが、離れた位置に配置されてしまうことがある。
意匠部材に遊技者が触れる等して意匠部材に力がかかった場合に、この力は、ベース部材の意匠部材に固定されている部分に伝わる。そして、この力はベース部材を介してベース部材の流用部品に固定されている部分に伝わる。この際に、ベース部材の、流用部品に固定されている部分と、意匠部材に固定されている部分とが離れていると、ベース部材がたわんだり捻れたりしてしまい、この結果、ベース部材が歪んだり、意匠部材と他の部材との間に隙間ができたりしてしまうといったように遊技機が壊れてしまうおそれがある。
このような遊技機の破壊を防ぐ為に、ベース部材の、意匠部材に固定される部分と、流用部品に固定される部分、すなわち、ベース部材が取り付けられる部材に固定される部分とを、近づけて配置したりこれらの固定部分を共通化したりしてしまうことも考えられる。しかし、意匠部材におけるベース部材と固定される部分の配置を優先して意匠部材を設計すると、意匠部材のデザイン性を損なうおそれがある。また、ベース部材と、ベース部材が取り付けられる部材との固定部の配置を調整するために、ベース部材が取り付けられる部材として流用部品を用いず、その機種固有の部品を用いてしまうと、遊技機の製造コストが高くなってしまうおそれがある。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、低コストで製造でき、デザイン性が高く、壊れにくい遊技機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の遊技機は、意匠部材と、当該意匠部材が取り付けられるベース部材と、当該ベース部材が取り付けられる取付部と、を備える遊技機であって、前記ベース部材は、前記意匠部材に固定される第一固定部と、前記取付部に固定される第二固定部と、当該第一固定部と当該第二固定部との間に配置され、前記ベース部材の剛性を高める補強部と、を備えることを特徴とする。
本発明においては、意匠部材はベース部材に取り付けられ、ベース部材は取付部に取り付けられる。また、ベース部材は、意匠部材に固定される第一固定部と、取付部に固定される第二固定部とを備えている。そして、ベース部材は、第一固定部と第二固定部との間に補強部を備えている。したがって、ベース部材の剛性、特に、第一固定部と第二固定部との間の剛性を高めることができる。
意匠部材に力が加えられた際に、この力は、第一固定部に伝わり、その後第二固定部に伝わるので、ベース部材においては、第一固定部と第二固定部との間に力がかかりやすくなる。しかし、本発明においては、第一固定部と第二固定部との間の剛性が高いため、ベース部材がたわんだり捻じれたりするのを防ぎ、遊技機を壊れにくくすることができる。
また、本発明においては、遊技機を壊れにくくするために第一固定部および第二固定部を近づけて配置する必要がないので、第一固定部および第二固定部の配置の自由度を阻害することがない。このため、第一固定部の配置に合わせて意匠部材をデザインする必要が無く、意匠部材のデザインに合わせて第一固定部を自由に配置することができるので、デザイン性の高い遊技機を実現することができる。また、取付部の位置に合わせて第二固定部を自由に配置することができるので、ベース部材が取り付けられる部材に流用部品等を用いることができ、遊技機を低コストで製造することができる。
本発明の遊技機によれば、低コストで製造でき、デザイン性を高め、壊れにくくすることができる。
本発明の実施の形態に係る遊技機の一例を示すもので、その斜視図である。 同、意匠ユニットおよび意匠ユニット取付ベースを示す分解斜視図である。 同、意匠部材を示すもので、後側から見た斜視図である。 同、レンズ群を示す分解斜視図である。 同、ベース部材を示すもので、前側から見た斜視図である。 同、ベース部材を示すもので、後側から見た斜視図である。 同、意匠ユニットおよび意匠ユニット取付ベースを示すもので、右側から見た断面図である。 同、意匠ユニット取付ベースを示すもので、前側から見た斜視図である。 同、ベース部材および意匠ユニット取付ベースを後側から見た図であって、(a)はベース部材を透過させて示した図であり、(b)はベース部材を透過させずに示した図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
まず、遊技機の概略構成について説明する。なお、以下では遊技機の一つであるスロットマシンについて説明するが、本発明に係る遊技機は、スロットマシンに限ることなく、パチンコ遊技機等のその他の遊技機であってもよい。
また、以下の説明においては、基本的に「前後」とは、スロットマシンの前側に遊技者が居る場合に、遊技者側が「前」で、スロットマシン側が「後」を意味し、「上下」とはスロットマシンの上面側が「上」で、下面側が「下」を意味し、「左右」とはスロットマシンを遊技する遊技者の左手側が「左」を意味し、右手側が「右」を意味する。
まず、発明が適用されるスロットマシンXの概略構成について説明する。
図1はスロットマシンXを示す斜視図である。このスロットマシンXは、筐体1を備えており、この筐体1は、底板、左右の側板、天板および背板を備え、当該筐体1の正面側に開口する正面開口部を有する箱形に形成されている。なお、底板の上面には、図示は省略するが、各部品に電力を供給するための電源装置を内蔵した電源ユニット、メダルを貯留するとともにメダルを払い出す払い出し装置としてのホッパーユニット等が設けられている。
また、筐体1の正面には、筐体1の正面開口部を開閉可能に閉塞する前扉3が設けられており、この前扉3は、前記正面開口部の開口上部を開閉可能に閉塞する上扉30と、開口下部を開閉可能に閉塞する下扉40とを備えている。
前記筐体1内には、図示は省略するが、交換ユニットが着脱可能に設けられている。交換ユニットは、種々の部品を設置あるいは固定するための支持体としての枠体と、この枠体に固定されたリールユニットおよび基板ユニットとから構成されている。ここで、リールユニットは、周囲に複数の図柄を表示した3個の回転リールと、回転リールを回転させるための駆動モータ(ステッピングモータ)を有している。また、基板ユニットは、CPU、ROM、RAM、I/O等の電子部品を備えた基板を、基板ケースに収納したものである。そして、基板ユニットは、スロットマシンXの遊技を制御するための遊技制御装置として機能する。
図1に示すように、上扉30の下部中央には、表示窓31が設けられ、この表示窓31の奥には、前記3個の回転リールが横一列に設けられている。各回転リールの外周面には複数種類の図柄が配列されており、回転リールが停止すると表示窓を通して1リール当たり3個の図柄が表示される。スロットマシンXでは、横3本と斜め2本とからなる計5本の入賞有効ラインが設定されている。
そして、3個の回転リールが停止したときに入賞有効ライン上に停止した図柄の組み合わせによって当選役が入賞したか否かが表示される。
また、上扉30の上部中央には、表示窓31の上方に表示窓32が設けられている。この表示窓32は上扉30に設けられた液晶パネルを有する画像表示装置の表示面を見るために設けられたものであり、この画像表示装置では、その表示面に遊技機における演出用の画像が表示されるようになっている。なお、画像表示装置は、演出用の画像を表示できるものであれば、液晶ディスプレイ以外のディスプレイであってもよい。
また、上扉30の表示窓32の上部には、報知や演出などを行うための照明装置34,35が前後に隣接して設けられ、表示窓32と表示窓31との間には報知や演出などを行うための横長の照明装置36が設けられている。
また、上扉30の左右両側部には、報知や演出などを行うための照明装置37が合計4個設けられている。
また、上扉30は、筐体1内に設けられた前記交換ユニットにヒンジを介して回動可能に連結されることで、筐体1の開口上部を開閉するようになっている。また、下扉40は筐体1にヒンジを介して回動可能に連結されることで、筐体1の開口下部を開閉するようになっている。
なお、このスロットマシンXは、分離型筐体タイプの構造を有するものであり、遊技店における機種の交換時に、上扉30が回動自在に取り付けられた交換ユニットを交換するようになっており、機種の交換時に筐体1、下扉40および筐体1内の電源ユニットやホッパーユニット等は、遊技店の島設備に取り付けられたままで、交換されないようになっている。また、スロットマシンXは、分離型筐体タイプに限られるものではなく、機種交換時にスロットマシン全体を交換するものであってもよい。この場合に、前扉3を上扉30と下扉40とに分けない一体の構造としてもよい。また、上扉30と下扉40とに分ける場合に、上扉30を、筐体1の側板にヒンジを介して回動自在に取り付けてもよい。
また、上扉30の下端部には、下扉40の前面より後方側で下扉40の上端より下側に突出する係合部が設けられ、下扉40が閉じた状態で、上扉30を開放することができない構造になっている。
また、下扉40の上部には、スロットマシンXを操作するための操作部50が設けられている。操作部50には、クレジットされたメダルを払い出すための精算スイッチ52、ゲームを開始させるためのスタートレバー53、回転リールの回転を停止させるためのストップスイッチ54、メダルを投入するためのメダル投入口42、メダル投入口42の下方のメダル通路内で発生したメダル詰まりを解消するリジェクトボタン55、最大数の3枚のメダルをゲームに投資するときに操作されるMAXベットスイッチボタン56等が設けられる他、遊技の演出等を選択するための操作盤57や、表示ユニット58が設けられている。操作盤57は操作部50の幅方向(左右方向)の略中央部に配置され、メダル投入口42およびリジェクトボタン55を挟んで、右側に表示ユニット58が配置されている。なお、操作盤57には、演出等の選択用の十字キー、決定ボタン、キャンセルボタン等を有している。
また、下扉40の下部には、スロットマシン内部よりメダルを排出するためのメダル払い出し口と、メダル払い出し口から排出されたメダルを溜めておくためのメダル受け皿43とが形成されている。また、操作部50とメダル受け皿43との間には液晶表示パネル45が取り付けられている。また、この液晶表示パネル45の左右両側にはそれぞれ報知や演出などを行うための照明装置46が設けられている。
照明装置34は、意匠が施された意匠部材61となっており、その内部に備えられた光源としてのLEDにより発光するようになっている。また、照明装置35は、図2に示すように、複数のレンズから構成されるレンズ群62と、このレンズ群62を照明するための照明基板63と、意匠部材61および照明基板63が固定されるベース部材64とを備えている。また、照明装置34と照明装置35とは一体化されており、これにより1つの意匠ユニット60が構成されている。すなわち、意匠ユニット60は、意匠部材61としての照明装置34と、複数のレンズから構成されるレンズ群62と、このレンズ群62を照明するための照明基板63と、意匠部材61および照明基板63が固定されるベース部材64とを備えている。
意匠部材61は、前面の略全体が透光性を有する略平板状の透明な透光部67となっている。また、透光部67の後方には、ロゴとしての文字が描かれた透光性を有するシート状の部材が配置されている。そして、意匠部材61の内部に備えられたLEDの光によって、当該シート状の部材が照らされ、この照らされたシート状の部材が透光部67を通して遊技者から視認可能な状態となっている。また、透光部67は、当該シート状の部材に描かれた文字のうちの一部に対向する部分が前方に突出しており、文字状の図示しない突出部が形成されている。
また、透光部67の周囲には、意匠部材61を装飾する凹凸形状部68が形成されている。凹凸形状部68は、図3に示すように、意匠部材61の前面の周縁部から側面の前側部分にかけて形成されており、意匠部材61側面の凹凸形状部68が形成された部分は、側方に突出した突出部69となっている。また、突出部69の後端面は、前後に凹凸した形状となっている。また、凹凸形状部68には、金属(金)の薄膜が付されている。
また、意匠部材61は、その後面に4つのボス70と、角筒状突出部71とを備えている。4つのボス70は、意匠部材61の後面に、後方に突出するようにして互いに離間して設けられている。また、4つのボス70は、意匠部材61の後面の縁部に沿って配置されているとともに、背面視における仮想略台形の4つの角部に配置されている。また、ボス70は、前後に長尺であり、後方に向けて窄まった形状の円錐台の後ろに、この円錐台よりも径および高さが短くかつ後方に向けて窄まった形状の円錐台を、両円錐台の軸が一致するようにして並べた形状となっている。また、ボス70にはネジ孔70aが形成されている。
また、角筒状突出部71は、後方に向けて窄まった形状の略角筒状の突出部であり、意匠部材61の後面の中央部に設けられている。また、角筒状突出部71の後端部の左右両側には、後方に突出する突出片72が設けられている。
意匠部材61においては、前面側と凹凸形状部68とが、スロットマシンXを装飾する意匠部となっている。また、ボス70および角筒状突出部71は当該意匠部の後側に配置されており、ボス70や角筒状突出部71が前側から遊技者に見えないようにまたは見えにくいように、当該意匠部によって隠されている。
レンズ群62は、意匠が施された意匠部材であり、スロットマシンXを装飾する部材である。レンズ群62は、図4に示すように、アウターレンズ80と、第一インナーレンズ81と、第二インナーレンズ82と、第三インナーレンズ83との4つのレンズから構成されている。第一インナーレンズ81と、第二インナーレンズ82と、第三インナーレンズ83とは、前側からこの順に並べられており、これら3つのインナーレンズ81,82,83によって、一つの形状(本実施の形態においては炎)を表す装飾体84が構成されている。
第一インナーレンズ81は濃い青色の透明の合成樹脂により形成されており、第二インナーレンズ82は白色の半透明の合成樹脂により形成されており、第三インナーレンズ83は、薄い青色の透明の合成樹脂により形成されている。また、これら3つのインナーレンズ81,82,83は、互いに異なる形状となっており、それぞれが有する複数の開口部81a,82a,83aは、それぞれ、前方視においてずれた位置に配置されている。
アウターレンズ80は、透明の合成樹脂により形成されており、装飾体84を前側から覆う形状となっている。また、アウターレンズ80の前面中央部には、意匠部材61が嵌入される意匠部材取付部90が設けられている。意匠部材取付部90は、アウターレンズ80の前面中央部に形成された凹部で、その内周面形状は、意匠部材61の後側の外側面の形状と略一致している。また、意匠部材取付部90の周縁部は、意匠部材61の突出部69の後端面と互いに当接または近接するように、当該後端面と同様の形状に凹凸している。
レンズ群62は、照明基板63および後述する照明基板202,202からの光によって発光するようになっている。装飾体84を構成する3つのインナーレンズ81,82,83は互いに異なる色を有しているとともに、互いに異なる形状となっているため、装飾体84は、装飾体84内の各位置によってインナーレンズどうしの重なり方が異なり、光が当てられた際に、インナーレンズどうしの重なり方によって異なる色に光るようになっている。また、装飾体84は、互いに異なる形状のインナーレンズ81,82,83を重ね合わせて構成されていることにより、単体のレンズで何らかの形状を表した場合に比べ立体的に見えるようになっている。また、アウターレンズ80は、発光する装飾体84を遊技者から見える状態で保護しつつ、スロットマシンXを装飾している。
レンズ群62は、アウターレンズ80および3つのインナーレンズ81,82,83を前後に貫通する正面視円形の貫通孔100を4つ備えている。貫通孔100は、3つのインナーレンズ81,82,83の中央部およびアウターレンズ80の意匠部材取付部90の底面を通るように形成されており、正面視における仮想略台形の4つの角部に配置されている。そして、4つの貫通孔100それぞれには、意匠部材61の4つのボス70それぞれが挿通されるようになっている。また、レンズ群62は、その中央部に、アウターレンズ80および3つのインナーレンズ81,82,83を前後に貫通する正面視略長方形の貫通孔である長方形貫通孔101を備えている。すなわち、長方形貫通孔101は、3つのインナーレンズ81,82,83の中央部およびアウターレンズ80の意匠部材取付部90の底面の中央部を通るように形成されている。そして、長方形貫通孔101には、角筒状突出部71が挿通されるようになっている。
また、アウターレンズ80および3つのインナーレンズ81,82,83における4つの貫通孔100それぞれの周縁には、前後に隣接するレンズ80,81,82,83と互いに当接する当接部105が形成されている(図7参照)。また、アウターレンズ80および3つのインナーレンズ81,82,83それぞれの左右両端部には、前後に隣接するレンズ80,81,82,83と互いに当接する当接部106が形成されている。そして、アウターレンズ80と3つのインナーレンズ81,82,83とは、前後に隣接するレンズ80,81,82,83の当接部105,106どうしを当接させた状態で前後に並べられている。なお、当接部106は、各レンズ80,81,82,83の左右両端部に形成されており、その面積は非常に小さいため、遊技者が当接部106を認識することは困難となっている。
照明基板63は、図2に示すように、その前面に配置された複数の光源としてのLED120と、その後面に配置された複数の図示しないコネクタと、その前面および後面に配置された複数の図示しない電子部品(例えば、集積回路、抵抗、コンデンサ等)と、を備えている。なお、当該コネクタは、他の電子回路基板と接続するための配線が繋がれるものであり、複数の当該コネクタのうちの1つに繋がれた配線は、表示や音声や照明による演出を制御するいわゆるサブ基板に繋がれており、このサブ基板から照明基板63に電源や制御信号が送られ照明基板63が点灯または消灯するようになっている。また複数の当該コネクタのうちの他のコネクタに繋がれた各配線は、照明基板63の周囲の電子回路基板に繋がれており、照明基板63を介して周囲の電子回路基板にサブ基板からの電源や制御信号が送られるようになっている。
また、照明基板63には、レンズ群62の4つの貫通孔100のそれぞれに対向する位置に、意匠部材61の4つのボス70それぞれが挿通される貫通孔125または切欠部126が設けられている。また、照明基板63の左右両端部にはそれぞれ、ネジを挿通させるためのネジ挿通孔127が設けられている。また、照明基板63の中央部であって、レンズ群62の長方形貫通孔101に対向する位置には、略十字状の貫通孔である十字状貫通孔128が設けられている。また、十字状貫通孔128の左右両端部には、意匠部材61の角筒状突出部71の突出片72が挿入されるようになっている。
ベース部材64は、意匠部材61が取り付けられ意匠部材61を支持する部材であるとともに、意匠部材61および意匠部材としてのレンズ群62を含む意匠ユニット60のベースとなる部材である。ベース部材64は、図5および図6に示すように、略長方形板状のベース板130と、ベース板130の左縁から前方に突出するように設けられた略長方形板状の左側板131と、ベース板130の右縁から前方に突出するように設けられた略長方形板状の右側板132と、ベース板130の下縁から前方に突出するように設けられた略長方形板状の下板133と、を備えており、透光性を有する青色の合成樹脂により一体的に形成されている。また、ベース板130と下板133との境目部分には、ベース板130から前方に突出するようにして、第三インナーレンズ83と当接する当接部134が形成されている。また、当接部134は、その上面および前面が、断面のこぎり刃状に細かく凹凸している。なお、下板133の前端部は、当接部134よりも前方に突出している。
ベース板130の前面には、レンズ群62の4つの貫通孔100および照明基板63の貫通孔125または切欠部126に対向する位置それぞれに、前方に突出する略円筒状の円筒状突出部135が設けられている。また、円筒状突出部135の筒内には、ボス70の突出方向先端部が挿入されるようになっている。また、円筒状突出部135の中心部には、ネジを挿通させるためのネジ挿通孔135aが形成されている。また、ベース板130の前面の左右両端部には、前方に突出するボス136が設けられている。また、ボス136には、ネジ孔136aが形成されている。
また、ベース板130の中央部には、略T字状の貫通孔であるT字状貫通孔140が設けられている。また、T字状貫通孔140の左右両側には、T字状貫通孔140よりも小さい略長方形の貫通孔である長方形貫通孔141,141が設けられている。それぞれの長方形貫通孔141には、照明基板63の後面に設けられた前記コネクタのうちの1つが挿入されるようになっており、長方形貫通孔141を通して当該コネクタがベース部材64の後方に露出され、当該コネクタに配線を接続することが可能にされている。また、T字状貫通孔140には、照明基板63の後面に設けられた前記コネクタのうちの4つが挿入されるようになっており、T字状貫通孔140を通して当該コネクタがベース部材64の後方に露出され、当該コネクタに配線を接続することが可能にされている。また、T字状貫通孔140の一部は、照明基板63の十字状貫通孔128に対向する位置に設けられており、T字状貫通孔140を通して十字状貫通孔128がベース部材64の後方に露出されている。
ベース部材64の前端部であって、正面視における四隅部には、締結具としてのネジによって後述する意匠ユニット取付ベース200にベース部材64を固定するための固定部145が設けられている。また、固定部145は、左側板131および右側板132の前端部から外側に突出するようにして、左側板131および右側板132に2つずつ、上下に離間して設けられている。また、固定部145は、左側板131または右側板132から外側に突出する板状の突出片146と、この突出片146を介して左側板131または右側板132に接合されている円筒状の円筒状部147とを備えている。なお、左側板131または右側板132と突出片146と円筒状部147とは一体的に形成されている。円筒状部147は、円筒の軸を前後方向に向けた状態となっており、円筒状部147の前端部は突出片146の前面よりも前方に突出しており、円筒状部147の後端部は突出片146の後面よりも後方に突出している。また、円筒状部147を構成する穴の後端部は、ネジがねじ込まれるネジ孔147aとなっている。
ベース板130の前面および後面には、ベース部材64の剛性を高めるための複数のリブ151(補強部)が立設されている。また、ベース板130は、正面視において、中央部分(T字状貫通孔140および長方形貫通孔141の周辺部分)および周縁部以外の部分が後方に凹んでおり、凹部152,153,154が形成されているが、これらの凹部152,153,154の側壁部もベース部材64の剛性を高めるためのリブ155(補強部)となっている。
また、ベース板130における4つの円筒状突出部135それぞれと4つの固定部145それぞれとの間の部分には、上下に延在するリブ151またはリブ155と、左右に延在するリブ151またはリブ155との、互いに交差する2つ以上のリブ151,155が設けられている。換言すると、ベース板130における4つの円筒状突出部135それぞれと各円筒状突出部135に最も近接する固定部145との間の部分には、少なくとも1つ以上のリブ151またはリブ155が設けられている。
ベース部材64には、照明基板63の2つのネジ挿通孔127それぞれに挿通されたネジが、ベース部材64のボス136のネジ孔136aにねじ込まれることで、照明基板63が固定されている。
また、意匠部材61とレンズ群62とベース部材64とは、図7に示すように、意匠部材61のボス70により一体化されている。すなわち、まず、意匠部材61は、その後面を意匠部材取付部90の底面に当接させ、突出部69の後端面を意匠部材取付部90の周縁部に近接または当接させた状態で、意匠部材取付部90に嵌入され、意匠部材取付部90と嵌合している。また、意匠部材61の4つのボス70はそれぞれ、レンズ群62の4つの貫通孔100それぞれに挿通され、さらに照明基板63の貫通孔125または切欠部126に挿通されている。また、4つのボス70それぞれの突出方向先端の面は、ベース部材64の4つの円筒状突出部135それぞれの底面に当接している。そして、円筒状突出部135のネジ挿通孔135aに挿通されたネジ160がボス70のネジ孔70aにねじ込まれることで、意匠部材61が、ベース部材64に固定されている。すなわち、ベース部材64の円筒状突出部135は、締結具としてのネジ160によって意匠部材61とベース部材64とを固定するための固定部135となっている。
また、意匠部材61の角筒状突出部71は、レンズ群62の長方形貫通孔101に挿通されており、角筒状突出部71の後端面が照明基板63の前面に当接するとともに、突出片72が照明基板63の十字状貫通孔128に挿入された状態となっている。
なお、角筒状突出部71の内側には、意匠部材61の内部に設けられた電子回路基板に繋がれる配線が通されるようになっており、この配線は、照明基板63の後面の前記コネクタに繋がれている。そして、照明基板63を介して前記サブ基板からの電源や制御信号が意匠部材61内部の電子回路基板に送られ、意匠部材61の内部のLEDが光り、意匠部材61が発光するようになっている。
また、意匠部材61がベース部材64に固定された状態において、レンズ群62は、第三インナーレンズ83の上部後端面がベース板130の上端部に当接しており、第三インナーレンズ83の下部後端面が当接部134に当接している。また、アウターレンズ80の下部後端面は、下板133の前端面と当接している。また、前述のように、レンズ群62を構成するレンズ80,81,82,83は、前後に隣接するレンズ80,81,82,83の当接部105,106どうしを当接させた状態で前後に並べられている。なお、アウターレンズ80の下部後端部と、下板133の前端部とは、互いに噛み合うように左右方向に凹凸した形状となっており、これらの凹凸した形状が意匠ユニット60の意匠の一部を構成している。
このように、レンズ群62は、互いに固定された意匠部材61とベース部材64とによって前後から挟まれることにより前後方向の動きが規制されている。また、レンズ群62は、貫通孔100に挿通されたボス70および長方形貫通孔101に挿通された角筒状突出部71によって、上下左右方向の動きが規制されている。以上のようにして、レンズ群62は意匠部材61およびベース部材64に対して固定されており、意匠部材61、レンズ群62およびベース部材64が意匠ユニット60として一体化されている。
一体化された意匠ユニット60は、意匠ユニット取付ベース200に取り付けられている。意匠ユニット取付ベース200は、上扉30の左右方向略全域にわたる長さの左右に長い略直方体状の部材であり、上扉30の上部に固定されている(図1参照)。また、意匠ユニット取付ベース200の中央部には、図8に示すように、正面視略長方形状の開口部201が設けられている。また、意匠ユニット取付ベース200の左右両端部の上部には、照明基板202,202が設けられている。また、照明基板202,202は、前面に光源としてのLED203を複数備えており、前面を前方に向けた状態で意匠ユニット取付ベース200に固定されている。なお、意匠ユニット取付ベース200の左右両端部の下部には、報知や演出用の音声を流すためのスピーカ205,205が設けられている。
意匠ユニット取付ベース200の前面側であって、略長方形状の開口部201の4つの角部には、開口部201側に突出するようにして、ベース部材64が取り付けられるベース部材取付部210(取付部)が設けられている。また、意匠ユニット取付ベース200およびベース部材取付部210は合成樹脂製であり、ベース部材取付部210は、意匠ユニット取付ベース200と一体的に形成されている。
ベース部材取付部210は、ネジが挿通されるネジ挿通孔211を備えている。また、ベース部材取付部210は、開口部201側が円弧状となっている。また、上側の2つのベース部材取付部210は、その前面に、ネジ挿通孔211を囲うように、かつ前方に突出するように立設された正面視円環状のリブ212を備えている。また、下側の2つのベース部材取付部210は、その前面に、ネジ挿通孔211を囲うようにかつ開口部201側の円弧状部分に沿うようにして、前方に突出するように立設された正面視J字状のリブ213を備えている。また、リブ213は、J字の開口が下側を向くように配置されており、下側の2つのネジ挿通孔211は下側がリブ213に囲われていない状態となっている。また、下側の2つのベース部材取付部210は、ネジ挿通孔211の下側に、前方に突出する突出部214を備えている。また、突出部214のネジ挿通孔211側の面は、上側ほど後側に向かうように、水平面に対して傾斜した傾斜面となっている。
図9に、ベース部材64の意匠ユニット取付ベース200への取付状態を示す。ここで、図9は、ベース部材64および意匠ユニット取付ベース200を後側から見た図であるが、図9(a)は、ベース部材64の前面に設けられたリブ151,155等の位置がわかりやすいように、ベース部材64を透過させて示した図であり、図9(b)は、ベース部材64を透過させずに示した図である。
ベース部材64は、締結具としてのネジ220によって、固定部145が意匠ユニット取付ベース200のベース部材取付部210に締結されることにより、意匠ユニット取付ベース200に取り付けられている。具体的には、4つの固定部145それぞれの円筒状部147の後端部は、4つのベース部材取付部210それぞれのリブ212,213の内側に嵌入され、円筒状部147の後端面はベース部材取付部210の前面に当接した状態となっている。そして、ベース部材取付部210のネジ挿通孔211に後側から挿通されたネジ220が、固定部145のネジ孔にねじ込まれることにより、ベース部材64が意匠ユニット取付ベース200に固定されている。そして、これにより、意匠ユニット60が意匠ユニット取付ベース200に固定されている。
このような構成の遊技機においては、意匠部材61はベース部材64に支持され、ベース部材64は、ベース部材取付部210に取り付けられる。そして、これにより意匠部材61が上扉30に固定される。また、ベース部材64は、意匠部材61に固定される固定部としての円筒状突出部135と、ベース部材取付部210に固定される固定部145との間に、リブ151,155を備えている。したがって、ベース部材64の剛性を高め、ベース部材64そしてスロットマシンXを壊れにくくすることができる。
また、リブ151,155によってベース部材64の剛性を高めているため、固定部145の位置に関わらず、固定部としての円筒状突出部135を自由に配置することができる。したがって、固定部としての円筒状突出部135の配置を気にすることなく、意匠部材61の意匠部を自由に設計することができるとともに、ベース部材64に固定されるボス70を意匠部によって隠れる位置に配置することができ、スロットマシンXのデザイン性を高めることができる。
また、ベース部材取付部210の位置に合わせて固定部145を自由に配置することができるので、意匠ユニット取付ベース200等に流用部品等を用いることができ、スロットマシンXを低コストで製造することができる。
なお、リブ151,155は、ベース板130の前面側に突出するように設けられていてもよく、後面側に突出するように設けられていてもよい。また、リブ151,155(補強部)は、ベース部材64の剛性を高められる形状であればよい。
また、本実施の形態においては、意匠部材61および意匠部材としてのレンズ群62は、光源の光により発光するものとしたが、光源を備えておらず、発光しないものであってもよい。
61 意匠部材
64 ベース部材
135 円筒状突出部(第一固定部)
145 固定部(第二固定部)
151,155 リブ(補強部)
210 ベース部材取付部(取付部)

Claims (1)

  1. 遊技者が触れることが可能な意匠部材と、当該意匠部材が取り付けられるベース部材と、当該ベース部材が取り付けられる取付部と、を備える遊技機であって、
    前記ベース部材は、前記意匠部材に固定される複数の第一固定部と、前記取付部に固定される複数の第二固定部と、を備え、
    複数の前記第二固定部それぞれと、各前記第二固定部の最も近くに位置する前記第一固定部との間に、前記ベース部材の剛性を高める補強部が配置されていることを特徴とする遊技機。
JP2017099447A 2017-05-19 2017-05-19 遊技機 Active JP6948056B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017099447A JP6948056B2 (ja) 2017-05-19 2017-05-19 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017099447A JP6948056B2 (ja) 2017-05-19 2017-05-19 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018192079A JP2018192079A (ja) 2018-12-06
JP6948056B2 true JP6948056B2 (ja) 2021-10-13

Family

ID=64570925

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017099447A Active JP6948056B2 (ja) 2017-05-19 2017-05-19 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6948056B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2885370B2 (ja) * 1996-12-27 1999-04-19 株式会社藤商事 遊技機
JP4328070B2 (ja) * 2002-08-21 2009-09-09 Kpe株式会社 印刷複合パネルおよび遊技装置
JP4115412B2 (ja) * 2004-03-18 2008-07-09 株式会社ソフィア 遊技機
JP4741996B2 (ja) * 2006-07-28 2011-08-10 株式会社オリンピア 遊技機の演出用装飾体
JP5834384B2 (ja) * 2010-06-29 2015-12-24 株式会社三洋物産 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018192079A (ja) 2018-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6427737B1 (ja) 遊技機
JP6888828B2 (ja) 遊技機
JP6948056B2 (ja) 遊技機
JP2008272348A (ja) 回胴式遊技機
JP6974574B2 (ja) 遊技情報表示装置
JP5346169B2 (ja) 遊技機
JP2018183334A (ja) 遊技機
JP2018191782A (ja) 遊技機
JP2019080669A (ja) 遊技機
JP6780863B2 (ja) 遊技機
JP5242989B2 (ja) 遊技機
JP6902260B2 (ja) 遊技機
JP6867013B2 (ja) 遊技機
JP7124195B2 (ja) 遊技情報表示装置
JP6942320B2 (ja) 遊技機
JP5632502B2 (ja) 遊技機
JP7347872B1 (ja) 遊技機
JP2014171477A (ja) 遊技機
JP2018175468A (ja) 遊技機
JP2019072350A (ja) 遊技機
JP2018153210A (ja) 遊技情報表示装置
JP6978771B2 (ja) 遊技機
JP6843431B2 (ja) 遊技機
JP5832603B2 (ja) 遊技機
JP6039725B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210105

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201225

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210511

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210621

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210907

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210910

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6948056

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150