JP6942320B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機に関する。
スロットマシンやパチンコ遊技機等の遊技機は、複数の部材により構成されており、隣接する部材どうしが互いに当接した状態となっている(例えば、特許文献1における光拡散シートとハウジングや、光拡散シートと前カバー)。また、遊技機は、遊技機を移動させたときや、遊技者が遊技機を操作したときや、遊技機の扉を開いたときや、可動役物を動かしたときなどに、遊技機全体あるいは遊技機の一部が振動することがある。そして、遊技機の全体や一部が振動した際に、当接する部材どうしが擦れることがある。
特開2011−83945号公報
ところで、部材どうしが擦れると、部材が削れて粉状物が発生することがあるが、このような粉状物が散乱してしまうと、遊技機の見栄えが悪くなってしまったり、遊技機の動作に不具合が生じてしまったりするおそれがあった。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、部材どうしが擦れることにより発生する粉状物が散乱するのを抑制できる遊技機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の遊技機は、壁部を有する第一の部材と、前記壁部の突出方向先端部に当接する第二の部材とを備える遊技機であって、前記壁部の前記突出方向先端部には、前記壁部の延在方向に沿って凹部が形成されていることを特徴とする遊技機。
本発明においては、第一の部材の壁部と第二の部材とが擦れることにより粉状物が発生した場合であっても、この粉状物を凹部に収容できるので、粉状物が予期せぬ部分に散乱するのを抑制できる。
また、本発明の前記構成において、前記第一の部材または前記第二の部材は、前記壁部の前記突出方向先端部と前記第二の部材とが当接する部分の周辺部が透光性を有することが好ましい。
第一の部材または第二の部材の、壁部と第二の部材とが当接する部分の周辺部が透光性を有する場合、従来であれば、壁部と第二の部材とが擦れることにより発生した粉状物が、透光性を有する部分から見えてしまい、遊技機の見栄えが悪くなってしまうおそれがある。しかし、本構成によれば、粉状物を凹部に収容できるので、粉状物が予期せぬ部分に散乱するのを抑制できる。また、余計な部材を追加することなく粉状物の散乱が抑制できるので、遊技機の外観を損ねることなく、粉状物の散乱が抑制できる。
また、本発明の前記構成において、前記壁部の前記突出方向先端部と前記第二の部材とが当接する部分の周辺に、前記第一の部材または前記第二の部材の裏側にある部材を露出させる開口を有することが好ましい。
壁部と第二の部材とが当接する部分の周辺に、裏側にある部材を露出させる開口を有する場合、従来であれば、壁部と第二の部材とが擦れることにより発生した粉状物が、当該開口側に散乱してしまうおそれがある。そうすると、例えば、当該開口が遊技者から視認される部分であった場合、遊技者の視界を遮ったり見栄えが悪くなったりしてしまうおそれがある。また、当該開口が遊技者から視認される部分でない場合でも、当該開口を通して行う作業に支障が出たり、当該開口を通して粉状物が各所に散らばってしまい予期せぬ不具合の原因となったりしてしまうおそれがある。しかし、本構成によれば、粉状物を凹部に収容できるので、粉状物が予期せぬ部分に散乱するのを抑制できる。また、余計な部材を追加することなく粉状物の散乱が抑制できるので、開口を余計な部材によって塞いでしまったりすることなく、粉状物の散乱が抑制できる。
本発明の遊技機によれば、部材どうしが擦れることにより発生する粉状物が散乱するのを抑制できる。
本発明の実施の形態に係る遊技機の一例を示すもので、その斜視図である。 同、上扉を示す分解斜視図である。 同、画像表示装置を示す分解斜視図である。 同、液晶ケースを示すもので、前側から見た斜視図である。 同、画像表示装置を示すもので、上側から見た要部の拡大断面斜視図である。 同、キャビネットベースを示すもので、後側から見た斜視図である。 同、キャビネットベースを示すもので、上側から見た要部の拡大断面斜視図である。 同、画像表示装置をキャビネットベースに取り付けた状態を示すもので、右側から見た要部の拡大断面図である。 同、可動部材を示す分解斜視図である。 同、右側の可動部材を示すもので、上側から見た断面斜視図である。 同、照明装置を示す分解斜視図である。 同、照明装置を示すもので、右側から見た要部の拡大断面図である。 同、装飾部を示すもので、上側から見た要部の拡大断面斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
まず、遊技機の概略構成について説明する。なお、以下では遊技機の一つであるスロットマシンについて説明するが、本発明に係る遊技機は、スロットマシンに限ることなく、パチンコ遊技機等のその他の遊技機であってもよい。
また、以下の説明においては、基本的に「前後」とは、スロットマシンの前側に遊技者が居る場合に、遊技者側が「前」で、スロットマシン側が「後」を意味し、「上下」とはスロットマシンの上面側が「上」で、下面側が「下」を意味し、「左右」とはスロットマシンを遊技する遊技者の左手側が「左」を意味し、右手側が「右」を意味する。
まず、発明が適用されるスロットマシンMの概略構成について説明する。
図1はスロットマシンMを示す斜視図である。このスロットマシンMは、筐体1を備えており、この筐体1は、底板、左右の側板、天板および背板を備え、当該筐体1の正面側に開口する正面開口部を有する箱形に形成されている。なお、底板の上面には、図示は省略するが、各部品に電力を供給するための電源装置を内蔵した電源ユニット、メダルを貯留するとともにメダルを払い出す払い出し装置としてのホッパーユニット等が設けられている。
また、筐体1の正面には、筐体1の正面開口部を開閉可能に閉塞する前扉3が設けられており、この前扉3は、前記正面開口部の開口上部を開閉可能に閉塞する上扉30と、開口下部を開閉可能に閉塞する下扉40とを備えている。
前記筐体1内には、図示は省略するが、交換ユニットが着脱可能に設けられている。交換ユニットは、種々の部品を設置あるいは固定するための支持体としての枠体と、この枠体に固定されたリールユニットおよび基板ユニットとから構成されている。ここで、リールユニットは、周囲に複数の図柄を表示した3個の回転リールと、回転リールを回転させるための駆動モータ(ステッピングモータ)を有している。また、基板ユニットは、CPU、ROM、RAM、I/O等の電子部品を備えた基板を、基板ケースに収納したものである。そして、基板ユニットは、スロットマシンMの遊技を制御するための遊技制御装置として機能する。
図1に示すように、上扉30の下部中央には、表示窓31が設けられ、この表示窓31の奥には、前記3個の回転リールが横一列に設けられている。各回転リールの外周面には複数種類の図柄が配列されており、回転リールが停止すると表示窓を通して1リール当たり3個の図柄が表示される。スロットマシンMでは、横3本と斜め2本とからなる計5本の入賞有効ラインが設定されている。
そして、3個の回転リールが停止したときに入賞有効ライン上に停止した図柄の組み合わせによって当選役が入賞したか否かが表示される。
また、上扉30の上部中央には、表示窓31の上方に表示窓32が設けられている。この表示窓32は上扉30に設けられた液晶パネルを有する画像表示装置100(ディスプレイ。図2参照。)の表示面112を見える状態で保護するために設けられたものであり、この画像表示装置100では、その表示面112に遊技機における演出用の画像が表示されるようになっている。なお、画像表示装置100は、演出用の画像を表示できるものであれば、液晶ディスプレイ以外のディスプレイであってもよい。なお、表示窓31は、後述するキャビネットベース80に固定されており、表示窓32は、後述する意匠ユニット400に固定されている。
また、上扉30の表示窓31と表示窓32との間には、遊技機の外観を装飾するための装飾部60が設けられている。また、上扉30の表示窓32の上部および左右両側部には、報知や演出などを行うための照明装置33a,33bが設けられている。
また、上扉30は、筐体1内に設けられた前記交換ユニットにヒンジを介して回動可能に連結されることで、筐体1の開口上部を開閉するようになっている。また、下扉40は筐体1にヒンジを介して回動可能に連結されることで、筐体1の開口下部を開閉するようになっている。
なお、このスロットマシンMは、分離型筐体タイプの構造を有するものであり、遊技店における機種の交換時に、上扉30が回動自在に取り付けられた交換ユニットを交換するようになっており、機種の交換時に筐体1、下扉40および筐体1内の電源ユニットやホッパーユニット等は、遊技店の島設備に取り付けられたままで、交換されないようになっている。また、スロットマシンMは、分離型筐体タイプに限られるものではなく、機種交換時にスロットマシン全体を交換するものであってもよい。この場合に、前扉3を上扉30と下扉40とに分けない一体の構造としてもよい。また、上扉30と下扉40とに分ける場合に、上扉30を、筐体1の側板にヒンジを介して回動自在に取り付けてもよい。
また、上扉30の下端部には、下扉40の前面より後方側で下扉40の上端より下側に突出する係合部が設けられ、下扉40が閉じた状態で、上扉30を開放することができない構造になっている。
また、下扉40の上部には、スロットマシンMを操作するための操作部50が設けられている。操作部50には、クレジットされたメダルを払い出すための精算スイッチ52、ゲームを開始させるためのスタートレバー53、回転リールの回転を停止させるためのストップスイッチ54、メダルを投入するためのメダル投入口42、メダル投入口42の下方のメダル通路内で発生したメダル詰まりを解消するリジェクトボタン55、最大数の3枚のメダルをゲームに投資するときに操作されるMAXベットスイッチボタン56等が設けられる他、遊技の演出等を選択するための操作盤57や、表示ユニット58が設けられている。操作盤57は操作部50の幅方向(左右方向)の略中央部に配置され、メダル投入口42およびリジェクトボタン55を挟んで、右側に表示ユニット58が配置されている。なお、操作盤57には、演出等の選択用の十字キー、決定ボタン、キャンセルボタン等を有している。
また、上扉30の下部であって、表示窓31の右側には、演出ボタン59が設けられている。この演出ボタン59は、遊技者によって押下操作されるものであり、所定のタイミングで押下されることで例えば画像表示装置100に表示される演出用の画像の態様を変化させ、遊技者に対して遊技への参加意識を高めるとともに、興趣を高めるようにしたものである。
また、下扉40の下部には、スロットマシン内部よりメダルを排出するためのメダル払い出し口と、メダル払い出し口から排出されたメダルを溜めておくためのメダル受け皿43とが形成されている。また、操作部50とメダル受け皿43との間には液晶表示パネル45が取り付けられている。また、この液晶表示パネル45の左右両側にはそれぞれ報知や演出などを行うための照明装置33dが設けられている。
図2に示すように、上扉30は、キャビネットベース80(ベース部材)と、このキャビネットベース80の背面側に固定される画像表示装置100と、画像表示装置100の前面側に配置される保護シート70と、キャビネットベース80の背面側を縁取るように当該背面側に固定される枠状のバリアユニット75と、キャビネットベース80の前面側に固定される可動役物ユニット150と、この可動役物ユニット150を前側から覆うようにしてキャビネットベース80の前面側に固定される意匠ユニット400と、を備えている。
バリアユニット75は、金属製の枠体であり、筐体1(交換ユニット)と上扉30とを連結する前記ヒンジは、このバリアユニット75に固定されている。そして、バリアユニット75によって、キャビネットベース80が補強されているととともに、上扉30の重み等により筐体1と上扉30との連結部が壊れないようにされている。
画像表示装置100は、図3に示すように、液晶モジュール101(画像表示装置本体)と、液晶ケース102と、枠体103と、を備えている。
液晶モジュール101は、略長方形板状となっており、略長方形板状の液晶パネル110と、この液晶パネル110を支持する略長方形枠状のベゼル部111と、を備えている。
液晶パネル110は、正面視略長方形の表示面112を備えている。そして、液晶モジュール101は、図示しない副制御基板から送られる制御信号を受けて、演出用の画像を表示面112に表示する。なお、副制御基板とは、表示や音声や照明による演出を制御する基板をいう。また、画像表示装置100と副制御基板とは、一体的に設けられていてもよい。
ベゼル部111は、正面視において、表示面112の周りを囲った状態となっており、液晶パネル110と一体化されている。また、ベゼル部111の前面113は、表示面112よりも前方に位置している。また、ベゼル部111には、左右の側面それぞれに、2つのネジ孔116が上下に離間して設けられている。
液晶モジュール101は、図5に示すように、その背面に、液晶モジュール101を管理するための管理コード118を有している。ここで、管理コード118は、液晶モジュール101の製造元や製品名や製造日時あるいはロットナンバー等の液晶モジュール101に関する情報を有するコードであり、例えば、バーコードや二次元コード等となっている。また、管理コード118は、シール119に印刷されており、このシール119が液晶モジュール101の背面に貼られることで、管理コード118が液晶モジュール101に付されている。なお、管理コード118の有する情報は、専用の端末を用いることで読み取ることが可能となっている。また、管理コード118の有する情報は、液晶モジュール101に関する情報でなくてもよく、スロットマシンMに関する情報(スロットマシンMの構成部品に関する情報を含む)であればよい。
液晶ケース102は、図4に示すように、背面板120と、この背面板120の周縁に沿って形成され、背面板120から前方に突出する環状壁部121とを備えている。そして、液晶ケース102は、背面板120と環状壁部121とにより、前側が開口した、上下左右の幅に対して厚みが薄い箱状となっている。また、液晶ケース102は、透光性を有しない黒色の合成樹脂により一体的に成形されている。
背面板120には、右上部分に開口(第一開口122)が設けられている。また、第一開口122の左右の縁それぞれに沿って、前方に突出する側壁部123,123が形成されている。また、側壁部123,123の下端部は、第一開口122の下縁よりも下側に延出している。また、側壁部123,123の下端部どうしを繋ぐようにして、下壁部124が形成されている。また、側壁部123,123の上端部どうしを繋ぐようにして、上壁部125が形成されている。また、上壁部125の背面板120側の部分は、第一開口122の上縁に接続されている。
側壁部123,123および下壁部124は、背面板120に対して、直角に前方に突出するように形成されている。また、上壁部125は、背面板120に直角な方向に対して傾斜して形成されており、前側ほど下側に向かうように傾斜している。また、側壁部123,123、下壁部124および上壁部125の前端面は面一となっている。
側壁部123,123、下壁部124および上壁部125の突出方向先端部(前端面)は、図5に示すように、液晶モジュール101に当接している。また、具体的には、左側の側壁部123の突出方向先端部(前端面)は、シール119に当接している。また、側壁部123,123、下壁部124および上壁部125は、管理コード118を囲うように配置されている。そして、第一開口122を介して管理コード118が後方に露出しており、第一開口122から管理コード118の視認や読み取りが可能となっている。換言すると、第一開口122は、液晶ケース102の裏側にある管理コード118を、液晶ケース102の外側から見えるように露出させる開口となっている。
すなわち、液晶ケース102の右上部分には、第一開口122、側壁部123,123、下壁部124および上壁部125を有するコード表示部が設けられており、当該コード表示部から管理コード118の視認および読み取りが可能となっている。また、コード表示部においては、側壁部123,123、下壁部124および上壁部125に囲われた空間が形成されており、当該空間があることにより、第一開口122と管理コード118とが前後方向に離れて配置されている。このため、管理コード118の真後ろに第一開口122を設けることなく、第一開口122から管理コード118の視認および読み取りが可能となり、第一開口122を管理コード118の位置に関わらずある程度自由に配置することが可能となっている。また、第一開口122と管理コード118とが離れて配置されることにより、液晶モジュール101と液晶ケース102との間に形成されてしまう隙間が、側壁部123,123、下壁部124および上壁部125に埋められるので、当該隙間から液晶モジュール101と液晶ケース102との間にネジ等の異物が侵入するのを防ぐことができる。また、上壁部125が傾斜面となっていることにより、コード表示部内にネジ等の異物が入った際に、当該ネジ等を上壁部125上に転がして容易に除去することができる。
なお、コード表示部(第一開口122)は、管理コード118の全体が視認できるようになっていなくてもよい。すなわち、本実施の形態においては、管理コード118はバーコードであり、コード表示部を通じてバーコードの全体が視認できるようになっているが、バーコードの一部が液晶ケース102に隠され、視認できないようになっていてもよい。また、シール119には、管理コード118の他に、表示装置本体101の製造元や製品名や製造日時やロットナンバーやリユースのための管理情報等を含む文字列からなる関連情報も表示されていてもよい。そして、当該関連情報の全体または一部も、管理コード118の全体または一部とともにコード表示部を通じて視認できるようになっていてもよい。
また、コード表示部(第一開口122)は、管理コード118や、上記関連情報の視認性を確保する機能以外の他の機能を更に有してもよい。そのような他の機能としては、例えば、液晶モジュール101に電気的に接続される配線を挿通するための開口としての機能を挙げることができる。すなわち、液晶モジュール101に接続された配線が第一開口122を通じて液晶ケース102の外側に出ていてもよい。
図5は、画像表示装置100の、コード表示部部分を拡大して、上側から見た断面斜視図である。図5に示すように、側壁部123,123の突出方向先端部の第一開口122側には、側壁部123の延在方向に沿って、凹部126,126(段部)が形成されている。換言すると、側壁部123は、突出方向先端部の、管理コード118側が、第一開口122に沿って断面略矩形状に切り欠かれた形状となっている。また、側壁部123の凹部126は、液晶モジュール101(シール119)に当接しておらず、離れた状態となっている。
なお、凹部126は、側壁部123の突出方向先端部の第一開口122と離れた側に形成されていてもよく、第一開口122側と第一開口122から離れた側との両方に形成されていてもよい。また、凹部126は、下壁部124や上壁部125に形成されていてもよい。
液晶ケース102の環状壁部121の上辺部には、図4に示すように、外側(上側)に突出する2つの突出部が左右に離間して設けられており、それぞれの突出部の内側に凹所121a,121aが形成されている。また、環状壁部121の下辺部にも、外側(下側)に突出する2つの突出部が、左右に離間して設けられており、それぞれの突出部の内側に凹所121b,121bが形成されている。また、これら4つの各凹所121a,121bには、背面板120から前方に向けて突出するボス127が設けられている。
また、環状壁部121の左辺部および右辺部それぞれには、2つのネジ挿通孔121c,121cが上下に離間して設けられている。
また、環状壁部121の上辺部には、外側(上側)に突出するようにして、ネジ挿通孔を有する2つの表示装置取付部128が、左右に離間して設けられている。また、環状壁部121の下辺部にも、外側(下側)に突出するようにして、ネジ挿通孔を有する2つの表示装置取付部128が、左右に離間して設けられている。
枠体103は、図3に示すように、中心部が画像表示装置100の表示面112とほぼ同じ大きさに開口した長方形板状の枠本体130を備えている。また、枠本体130を構成する上下左右の各板状部130a,130b,130c,130dの幅は、ベゼル部111の前面113を構成する各面113a,113b,113c,113dの幅よりも広くなっている。
また、枠本体130の上側の板状部130aは、一部が上側に向けて突出しており、これにより2つの突出部130eが左右に離間して形成されている。また、枠本体130の下側の板状部130bも、一部が下側に向けて突出しており、これにより2つの突出部130fが左右に離間して形成されている。また、これら4つの各突出部130e,130fには、ネジ挿通孔が設けられている。
また、枠本体130には、前方に突出する壁部である枠体壁部131が枠本体130の外周を囲うようにして設けられている。また、枠体壁部131は、枠本体130の略全周にわたり設けられているが、突出部130eの上縁および突出部130fの下縁には設けられていない。また、枠本体130と枠体壁部131とは、透光性を有しない黒色の合成樹脂により一体的に成形されている。
保護シート70は、図2に示すように、略長方形板状(薄膜状)の保護シート本体71と、4つの保護シート取付部72とを備えている。また、保護シート取付部72は、保護シート本体71の上縁と下縁とに、それぞれ2つずつ、当該上縁または下縁から外側に突出するようにして設けられている。また、保護シート取付部72には、ネジ挿通孔が設けられている。
保護シート本体71と、4つの保護シート取付部72とは、合成樹脂(例えば、ポリカーボネート)により一体的に成形されており、保護シート取付部72を含めた全体が厚さ約1mmの略長方形板状(薄膜状)となっている。このため、保護シート取付部72は可撓性を有し、外力によってたわむようになっている。また、保護シート70は、透明で透光性を有する。
液晶モジュール101と、液晶ケース102と、枠体103と、保護シート70とはネジ止めにより一体化されている。
具体的には、液晶モジュール101は、その背面の一部を液晶ケース102に当接させた状態で、液晶ケース102の環状壁部121に設けられた4つのネジ挿通孔121cそれぞれに挿通されたネジが、液晶モジュール101の側面に設けられた4つのネジ孔116にねじ込まれることで、液晶ケース102に固定されている。
また、液晶ケース102と液晶モジュール101と枠体103と保護シート70とは、後方から、液晶ケース102、液晶モジュール101、枠体103、保護シート70の順に並べられた状態で、保護シート70の保護シート取付部72のネジ挿通孔および枠体103の突出部130e,130fのネジ挿通孔に挿通されたネジが、液晶ケース102のボス127に設けられたネジ孔にねじ込まれることで、互いに固定されている。ここで、枠体103の突出部130e,130fおよび保護シート70の保護シート取付部72は、液晶ケース102の凹所121a,121bに挿入された状態となっている。
また、枠本体130の背面は、ベゼル部111の前面113に当接している。そして、ベゼル部111は、枠本体130に前面113が覆い隠され、正面視において、ベゼル部111が見えないようにされている。一方、液晶モジュール101の表示面112の前方には、枠本体130の開口130hが配置されており、この開口130hから表示面112が見えるようになっている。また、枠本体130の前面132は、表示面112よりも前方に位置しており、表示面112よりも前方に向けて突出した突出面となっている。
また、枠本体130の前面132は、保護シート70の背面に当接している。そして、表示面112と、保護シート70との間には所定の間隔が形成されている。
また、液晶モジュール101(ベゼル部111)の外側面および枠体103(枠体壁部131)の外側面は、液晶ケース102の内側面と近接または当接した状態となっている。また、保護シート70の側端面と、枠体103の枠体壁部131の内側面とは、近接または当接した状態となっている。
すなわち、液晶モジュール101と液晶ケース102と枠体103と保護シート70とは、液晶モジュール101と枠体103とが、液晶ケース102の内側に収容され、保護シート70が枠体103の枠体壁部131に囲われた領域に収容された状態で、一体化されている。
ここで、枠体103の枠体壁部131の前端面および液晶ケース102の環状壁部121の前端面は、保護シート70よりも前方に突出している。すなわち、枠体壁部131および環状壁部121は、両方とも保護シート70を囲う環状壁部となっている。また、枠体壁部131の前端面と環状壁部121の前端面とは、略面一となっているか、または、環状壁部121の前端面が枠体壁部131の前端面よりもわずかに前方に突出している。
キャビネットベース80は、図6に示すように、正面視において略長方形の枠体であり透光性を有しない黒色の合成樹脂により一体的に成形されている。また、キャビネットベース80の上部中央には、キャビネットベース80の裏側にある保護シート70および画像表示装置100の表示面112を遊技者から見えるように露出させるための長方形の開口(第二開口81)が設けられている。なお、キャビネットベース80の下部中央には、キャビネットベース80の裏側にある前記回転リールを遊技者から見えるように露出させるための長方形の開口が設けられており、この開口には、表示窓31が設けられている。また、表示窓31は、正面視において長方形の板状となっており、透明の合成樹脂により成形されている。
また、キャビネットベース80の背面80bであって第二開口81の周縁部81sには、後方へ突出する壁部である第二開口壁部82が、第二開口81の周縁全体を囲うようにして設けられている。つまり、第二開口壁部82は、第二開口81の上下左右の縁それぞれに沿って設けられた上下左右の壁部82a,82b,82c,82dによって構成されており、背面視において、略矩形環状となっている。
第二開口壁部82の断面形状を図7に示す。なお、図7は、第二開口壁部82を構成する右側の壁部82dを上側から見た要部の拡大断面斜視図であり、図7において、左側に第二開口81があり、奥側に第二開口壁部82の下側の壁部82bがある(図6参照)。
第二開口壁部82には、突出方向先端部(後端部)の第二開口81側に、第二開口壁部82の延在方向に沿って凹部83が形成されている。換言すると、第二開口壁部82の内側部には、第二開口壁部82の突出方向に対して略垂直な平面部84が設けられており、この平面部84は、キャビネットベース80の背面80b(第二開口81)からの高さが、第二開口壁部82の頂部(突出方向先端)よりも低くなっている。さらに換言すると、第二開口壁部82は、突出方向先端部の、第二開口81側が、第二開口81に沿って断面略矩形状に切り欠かれた形状となっている。また、凹部83は、深さ方向(第二開口壁部82の突出方向。図7における上下方向、図8における左右方向)の長さよりも、幅方向(第二開口壁部82の幅方向(厚さ方向)。図7における左右方向、図8における上下方向)の長さの方が長くなっている。
なお、平面部84は、第二開口81側ほど後方に向かうように(あるいは第二開口81側ほど前方に向かうように)、第二開口壁部82の突出方向に垂直な方向に対して傾斜していてもよい。また、平面部84の第二開口81側の部分に、第二開口壁部82の突出方向と平行な方向に突出する突条などが設けられていてもよい。また、凹部83は、第二開口壁部82の突出方向先端部の第二開口81と離れた側に形成されていてもよく、第二開口81側と第二開口81から離れた側との両方に形成されていてもよい。
また、第二開口壁部82の上下左右の壁部82a,82b,82c,82dの平面部84は互いに面一となっており、後方視において略矩形環状の平面が形成されている。また、壁部82a,82b,82c,82dの頂部は互いに面一となっている。
また、第二開口壁部82の突出方向先端部の第二開口81と離れた側は、当該先端部の頂部からキャビネットベースの背面80bに向かう滑らかな曲面89になっている。
キャビネットベース背面80bは、図6に示すように、第二開口81の略上半分の周囲が前方に向けて凹んでおり、これにより、画像表示装置100が挿入される表示装置挿入部85が形成されている。また、表示装置挿入部85の上側には、後方に突出する2つのボス86が左右に離間して設けられている。また、第二開口81の下側にも、後方に突出する2つのボス86が左右に離間して設けられている。
画像表示装置100は、その上部の前端部が表示装置挿入部85に挿入されることで、キャビネットベース80に対して位置決めがなされている。また、画像表示装置100は、表示装置取付部128のネジ挿通孔に挿通されたネジが、キャビネットベース80のボス86に設けられたネジ孔にねじ込まれることで、キャビネットベース80に固定されている。
図8に、画像表示装置100をキャビネットベース80に取り付けた状態を示す。なお、図8は、キャビネットベース80の上側の壁部82a付近を右側から見た拡大断面図である。
キャビネットベース80の第二開口壁部82の突出方向先端部(後端部)は、図8に示すように、画像表示装置100に取り付けられた保護シート70の前面に当接している。すなわち、保護シート70は背面が画像表示装置100の枠体103に押さえられるとともに、前面がキャビネットベース80の第二開口壁部82に押さえられることで、これらによって、挟持されている。ここで、前述のように上下左右の壁部82a,82b,82c,82dの頂部は面一となっているため、これらの頂部全体が保護シート70に当接している。したがって、第二開口壁部82と保護シート70との当接部は略矩形環状をなしており、第二開口壁部82は、保護シート70の、表示面112を透過させて表示させる部分を略矩形環状に囲うようにして、保護シート70を前面側から押さえつけている。換言すると、保護シート70は、第二開口81を内側から(後側から)塞ぐようにして設けられている。また、第二開口壁部82の凹部83は、保護シート70に当接しておらず離れた状態となっている。
また、第二開口壁部82の外側面は、枠体103の枠体壁部131および液晶ケース102の環状壁部121に覆われた状態となっている。
また、枠体103の枠体壁部131および液晶ケース102の環状壁部121の前端部は、キャビネットベース80に近接しているが当接はしていない。すなわち、枠体壁部131および環状壁部121の保護シート70からの高さよりも、第二開口壁部82のキャビネットベース背面80bからの高さの方が高くなっている。したがって、第二開口壁部82によって、保護シート70を前面側からしっかりと押さえることができる。なお、第二開口壁部82によって保護シート70を押さえることができれば、枠体103の枠体壁部131または液晶ケース102の環状壁部121の前端部が、キャビネットベース80に当接していてもよい。
このように、本実施の形態によれば、可撓性を有する保護シート70は、画像表示装置100の枠体103の前面132とキャビネットベース80の第二開口壁部82とによって挟持されているので、保護シート70が表示面112側や第二開口81側にたわむのを抑制することができる。また、前方への保護シート70のたわみを、画像表示装置100が取り付けられるキャビネットベース80の第二開口81の周辺に形成された第二開口壁部82によって抑制しているため、キャビネットベース80と保護シート70との間に余計な部材を挟む必要が無く、製造コストを削減することができるとともに、遊技機全体の奥行方向の厚みを薄くすることができる。
また、キャビネットベース80から突出する第二開口壁部82が保護シート70に当接していることにより、キャビネットベース80の後側に配置される部材が遊技者の視界に入るのを防止することができる。
なお、第二開口壁部82は、保護シート70のたわみを抑制するためにはキャビネットベース80の背面80bであって第二開口81の周縁部81sに第二開口81に沿って設けられていればよく、背面視において略矩形環状となっていなくてもよい。すなわち、例えば、環状の一部が途切れていてもよく、第二開口81のいずれかの辺のみに沿って設けられていてもよい。また、第二開口壁部82は、第二開口81の対向する辺の両方の縁部に設けられている方が保護シート70のたわみを抑制する効果が高いため好ましく、例えば、第二開口壁部82は、上側の壁部82aと下側の壁部82bとの両方を備えているか、左側の壁部82cと右側の壁部82dとの両方を備えているのが好ましい。
また、枠体103の前面132は、表示面112よりも前方に向けて突出した突出面となっているので、前面132に当接している保護シート70は、表示面112から浮いた状態となっている。したがって、保護シート70が表示面112に当たりニュートンリングが発生したりするのを防ぐことができる。
次に、可動役物ユニットについて説明する。可動役物ユニット150は、図2に示すように、駆動機構151と、2つの可動部材152(シャッター部材)と、を備えており、この2つの可動部材152が、駆動機構151の有するモータの力によって、画像表示装置100の前で左右に動くようになっている。そして、2つの可動部材152は、互いに当接した閉状態と、互いに離れた開状態との間で移動し、画像表示装置100に表示される画像とともに遊技を演出するようになっている。
可動部材152は、図9に示すように、照明基板200(電子基板)と、この照明基板200の前面側に配置される前ケース201と、照明基板200の背面側に配置される後ケース202と、を備えている。
なお、左側の可動部材152と右側の可動部材152とは、ほぼ同様の構成となっており、その形状はほぼ左右対称となっている。したがって、以下では、右側の可動部材152について説明し、左側の可動部材152については、その説明を省略する。
照明基板200は、図9に示すように、上下に長尺な板状となっている。また、照明基板200の前面には、複数のLED211(光源)が設けられている。また、照明基板200の前面および背面には、LED211以外にも図示しない複数の電子部品(例えば、抵抗、コンデンサ、集積回路等)が設けられている。そして、LED211を含むこれらの電子部品は、照明基板200の表面に形成された配線パターンにより繋がれている。また、背面210bの上端部には、配線が接続されるコネクタが設けられており、このコネクタに接続された配線を通じて送られる信号および電気によって、LED211が光るようになっている。
照明基板200は、略長方形の板の一方の側部を切り欠いたような形状をしている。具体的には、照明基板200には、左側の側端面(もう一方の可動部材152を向く端面)側を円弧状に切り欠いた円弧状切欠部215が上下に並べて3つ設けられている。また、右側の側端面(もう一方の可動部材152と離れた側の端面)は、上下に真っ直ぐな面となっている。
また、照明基板200には、上下に離間して、ボスを挿通させるためのボス挿通孔217が2つ設けられている。
前ケース201は、その上端部に、可動部材152を吊り下げるようにして支持する支持部220を備えている。また、支持部220の下端部には、遊技機の外観を装飾する装飾部221が一体的に設けられている。そして、可動部材152は、支持部220が駆動機構151に取り付けられ、支持部220に駆動機構151からの力が加えられることにより、左右に動くようになっている。なお、可動部材152の下部には、図示しないローラが設けられており、当該ローラがレール上を転がることで、可動部材152の下部が揺れることなく、可動部材152が左右に動くようになっている。
装飾部221は、透光性を有する透明な合成樹脂により形成されており、LED211からの光によって光るレンズ部材となっている。また、装飾部221の表面の一部には、蒸着により金属の薄膜が形成されている。そして、装飾部221はその立体的形状によって遊技機の外観を装飾するとともに、LED211からの光によって光るようになっている。
また、装飾部221は、図9および図10に示すように、前板230と、前板230の左側の縁部(もう一方の可動部材152側の縁部)から後方に向けて突出する内側壁部231と、前板230の右側の縁部(もう一方の可動部材152と離れた側の縁部)から後方に向けて突出する外側壁部232と、を備えている。また、装飾部221は、正面視において、照明基板200と同様の外形であって、照明基板200よりも若干大きい形状となっている。
また、装飾部221の外側壁部232の突出方向先端部には、その内側面側に、外側壁部232の延在方向に沿って凹部240(段部)が形成されている。換言すると、外側壁部232は、突出方向先端部の内側面側が、上下方向に切り欠かれた形状となっている。
また、内側壁部231は、前板230からの高さが外側壁部232よりも高くなっている。また、前板230には、後方に突出する複数の突出部239が、内側壁部231または外側壁部232に隣接して設けられている。また、これら複数の突出部239の後端面と、外側壁部232の頂部(突出方向先端)とは面一となっている。
なお、凹部140は、外側壁部232の突出方向先端部の外側面側に形成されていてもよく、内側面側と外側面側との両方に形成されていてもよい。
また、後ケース202は、透光性を有しない白色の合成樹脂により形成されており、背面視において、照明基板200と同様の外形であって、照明基板200よりも若干小さい(横幅の狭い)形状となっている。後ケース202は、背板250と、背板250の左側の縁部(もう一方の可動部材152側の縁部)から前方に向けて突出する内側壁部251と、背板250の右側の縁部(もう一方の可動部材152と離れた側の縁部)から前方に向けて突出する外側壁部252と、を備えている。また、内側壁部251は、背板250に対して直角に設けられており、外側壁部252は、前側ほど外側に向かうように背板250に直角な方向に対して傾斜して設けられている。
また、後ケース202の内側壁部251の突出方向先端部には、その内側面側に、内側壁部251の延在方向に沿って凹部260(段部)が形成されている。また、外側壁部252の突出方向先端部には、その内側面側に、外側壁部252の延在方向に沿って凹部261(段部)が形成されている。また、内側壁部251の前端面(突出方向先端部)と外側壁部252の前端面(突出方向先端部)とは、面一となっている。
なお、凹部260は、内側壁部251または外側壁部252の突出方向先端部の外側面側に形成されていてもよく、内側面側と外側面との両方に形成されていてもよい。
照明基板200と前ケース201と後ケース202とは、照明基板200に挿通された前ケース201のボス(図示せず)に、後ケース202に挿通されたネジがねじ込まれることにより、一体化されている。また、前ケース201は、その前板230が照明基板200の前面を覆った状態となっている。また、前ケース201の内側壁部231は、照明基板200の左端面を覆った状態となっている。また、後ケース202は、その背板250が照明基板200の背面を覆った状態となっている。また、照明基板200の背面の右端部は、上下方向全域が後ケース202に覆われておらず、可動部材152の外側に露出した露出域270となっている。
また、前ケース201は、突出部239の後端面および外側壁部232の突出方向先端部(後端面)が、照明基板200の前面と当接している。また、外側壁部232の凹部240は、照明基板200に当接していない。また、後ケース202は、内側壁部251の突出方向先端部(前端面)および外側壁部252の突出方向先端部(前端面)が、照明基板200の背面と当接している。また、内側壁部251の凹部260および外側壁部252の凹部261は、照明基板200に当接していない。
照明基板200に実装されたLED211を含む電子部品および照明基板200の配線パターンは、前ケース201または後ケース202に覆われた部分に配置されており、前ケース201または後ケース202と当接する部分および露出域270には配置されていない。
また、後ケース202の内側壁部251は、前ケース201の内側壁部231よりも左右方向内側に配置されているとともに、後ケース202の外側壁部252は、前ケース201の外側壁部232よりも左右方向内側に配置されている。すなわち、後ケース202の内側壁部251と前ケース201の内側壁部231とは、左右方向において互いにずれた位置に配置されている。また、後ケース202の外側壁部252と前ケース201の外側壁部232とは、左右方向において互いにずれた位置に配置されている。
次に、照明装置33aについて説明する。照明装置33aは、図2に示すように、意匠ユニット400の上辺部に設けられている(図1参照)。また、照明装置33aは、図11に示すように、ベース部材401と、複数のLED409を備える照明基板402と、3つのレンズ部材403,404,405と、ロゴレンズ部材406と、を備えている。そして、レンズ部材403〜405とロゴレンズ部材406とは、照明基板402のLED409からの光によって光るようになっている。また、ロゴレンズ部材406は、機種名等を表すようになっており、ベース部材401にネジ止めされて固定されている。
レンズ部材403〜405は、透光性を有する合成樹脂により成形されている。また、レンズ部材403〜405は、それぞれ異なる色(例えば、赤、白、緑)をした有色透明の部材となっている。
レンズ部材403〜405は、図11および図12に示すように、板状の上板410と前板411とを備えており、この上板410と前板411とがそれぞれ上側、前側に位置するように接続されることで断面略L字状になっている。また、レンズ部材403〜405は、前板411の左右両端部から後方に突出する係止爪412を備えている。また、レンズ部材403〜405は、板状の係止片を2つ(第一係止片413および第二係止片414)備えており、それぞれ前板411の背面の下端部または上板410の後端面から後方に突出するように設けられている。
ベース部材401は、レンズ部材403〜405がそれぞれ取り付けられるレンズ部材取付部420を3つ備えている。また、レンズ部材取付部420は、レンズ部材403〜405の第一係止片413が係止される第一係止部421と、第二係止片414が係止される第二係止部422とを備えている。
第一係止部421は、レンズ部材取付部420の下部の前端部に設けられている。また、第一係止部421は、前方が開口した左右に長い溝425を有しており、この溝425に第一係止片413が挿入されるようになっている。また、第一係止部421は、溝425の上面を構成する壁部426を備えている。また、壁部426は、溝425の底部側から前方に突出して設けられている。また、壁部426の突出方向先端部には、その上面側に、壁部426の延在方向に沿って凹部428(段部)が形成されている。換言すると、壁部426は、その突出方向先端部の上面側が左右方向に断面略矩形状に切り欠かれた状態となっている。
なお、凹部428は、壁部426の突出方向先端部の下面側に形成されていてもよく、上面側と下面側との両方に形成されていてもよい。
また、第二係止部422は、レンズ部材取付部420の上部の後端部の一部を、上方に向けて長方形状に切り欠いて形成されている。そして、第二係止部422に、第二係止片414が挿入されるようになっている。
レンズ部材403〜405はそれぞれ、レンズ部材取付部420の側面の後端部に係止爪412が係止されることにより、ベース部材401に取り付けられ、前方への逸脱が防止されている。また、レンズ部材403〜405はそれぞれ、第一係止部421に第一係止片413が挿入されることで、レンズ部材403〜405の前側部分の上下左右への動きが規制されている。また、レンズ部材403〜405はそれぞれ、第二係止部422に第二係止片414が挿入されることで、レンズ部材403〜405の後側部分の上および左右への動きが規制されている。
また、レンズ部材403〜405の前板411の背面には、ベース部材401の第一係止部421の壁部426の突出方向先端部(前端面)が当接している。また、凹部428は、レンズ部材403〜405に当接していない。
次に意匠ユニット400の左辺部および右辺部であって、表示窓31の左右両側の部分について説明する。当該部分は、図1および図13に示すように、その立体的形状によって遊技機の外観を装飾する装飾部430,430となっている。また、装飾部430は、装飾部430の前面を構成する前板431と、装飾部430の内側の面を構成する内側壁部432と、装飾部430の外側の面を構成する外側壁部433とを備えている。また、内側壁部432は、前板431と一体的に形成されている。具体的には、内側壁部432は、板面を前後方向に向けた前板431の左端部から後方に向けて緩やかに曲がる曲面状に成形されている。
なお、装飾部430は、透光性を有しない合成樹脂により成形されているが、透光性を有しておりLED等の光源によって光るレンズ部材となっていてもよい。
また、装飾部430の内側(右側の装飾部430の内側壁部432の左側および左側の装飾部430の内側壁部432の右側)は、開口(第三開口440)となっている。また、第三開口440からは、装飾部430の裏側(後側)にある表示窓31および前記回転リールが露出しており、遊技者から見えるようになっている。また、表示窓31は、第三開口440を内側から(後側から)塞ぐようにして設けられている。
また、内側壁部432の後端部、すなわち突出方向先端部の第三開口440側には、内側壁部432の延在方向に沿って凹部435(段部)が形成されている。換言すると、内側壁部432は、その突出方向先端部の第三開口440側が、上下方向に断面略矩形状に切り欠かれた形状となっている。
なお、凹部435は、内側壁部432の突出方向先端部の第三開口440と離れた側に形成されていてもよく、第三開口440側と第三開口440から離れた側との両方に形成されていてもよい。
また、内側壁部432の突出方向先端部は、表示窓31の前面に当接している。また、凹部435は、表示窓31に当接していない。
このような構成によれば、液晶モジュール101(第二の部材)は、液晶ケース102(第一の部材)の側壁部123(壁部)の突出方向先端部に当接しており、当該側壁部123の突出方向先端部には、側壁部123の延在方向に沿って凹部126が形成されているので、液晶ケース102の側壁部123と液晶モジュール101とが擦れることにより粉状物が発生した場合であっても、この粉状物が凹部126に収容され、粉状物が散乱するのを抑制できる。特に、当該部分においては、側壁部123と液晶モジュール101とが当接する部分の周辺には、管理コード118およびこの管理コード118を液晶モジュール101の裏側に露出させる第一開口122があるため、従来の構成のように凹部が無い場合、粉状物が管理コード118の上に散らばってしまい管理コード118の視認や読み取りが困難となるおそれがあるが、本構成によれば、粉状物の散乱が抑制され、このような不具合を防止できる。
また、保護シート70(第二の部材)は、キャビネットベース80(第一の部材)の第二開口壁部82(壁部)の突出方向先端部に当接しており、第二開口壁部82の突出方向先端部には、第二開口壁部82の延在方向に沿って凹部83が形成されているので、第二開口壁部82と保護シート70とが擦れることにより粉状物が発生した場合であっても、この粉状物が凹部83に収容され、粉状物が散乱するのを抑制できる。当該部分においては、第二開口壁部82は、第二開口81に隣接しており、遊技者は、第二開口81から露出した画像表示装置100の表示面112を、保護シート70を介して見るので、従来の構成のように凹部が無い場合、粉状物が第二開口81側に散らばり保護シート70上に付着してしまうことにより、見栄えが悪くなってしまったり、表示面112の一部が見えなくなってしまったりするおそれがある。しかし、本構成によれば、粉状物の散乱が抑制され、このような不具合を防止できる。なお、本実施の形態においては、保護シート70は、全体が透光性を有するが、例えば第二開口壁部82に当接する部分など、その一部が透光性を有しないものとなっていてもよい。
また、可動部材152においては、照明基板200(第二の部材)は、前ケース201(第一の部材)の外側壁部232(壁部)ならびに後ケース202(第一の部材)の内側壁部251(壁部)および外側壁部252(壁部)の突出方向先端部に当接しており、外側壁部232、内側壁部251および外側壁部252には、それぞれの突出方向先端部の内側面側に沿って凹部240,260、261が形成されているので、照明基板200と、外側壁部232、内側壁部251または外側壁部252とが擦れることにより粉状物が発生した場合であっても、この粉状物が凹部240,260、261に収容され、粉状物が予期せぬ部分に散乱するのを抑制できる。特に、当該部分においては、壁部が当接している部材が照明基板200(電子部品)であるため、粉状物が散乱することで、当該粉状物によって照明基板200上の一部がショートしてしまい、照明基板200が壊れてしまうおそれがある。特に、前ケース201や後ケース202が導電性を有する部分(金属等の部分)を含んでおり、この部分が削れた場合や、照明基板200の導電性を有する部分が削れた場合には、粉状物が導電性を有するので、照明基板200がショートしてしまう可能性が高くなってしまう。また、可動部材152は、駆動機構151からの力によって動くが、駆動機構151の備えるモータやギア等の間、あるいは可動部材152を動かすレール上などに粉状物が入り込んでしまうと、可動部材152の動きが悪くなってしまうおそれもある。しかし、本構成によれば、粉状物の散乱を抑制できるので、これらの不具合を防止することができる。
また、前ケース201は透光性を有し、さらにLED211からの光によって光るので、粉状物が散らばってしまうと、遊技機の見栄えが悪くなってしまうおそれがあるが、本構成によれば、見栄えが悪くなるのを防ぐことができる。
また、照明装置33aのレンズ部材403〜405(第二の部材)は、ベース部材401(第一の部材)の壁部426に当接しており、壁部426の突出方向先端部には凹部428が形成されているので、ベース部材401の壁部426とレンズ部材403〜405とが擦れることにより粉状物が発生した場合であっても、この粉状物が凹部428に収容され、粉状物が予期せぬ部分に散乱するのを抑制できる。特に、当該部分においては、レンズ部材403〜405が透光性を有し、さらにLED409からの光によって光るので、粉状物が散らばってしまうと、遊技機の見栄えが悪くなってしまうおそれがあるが、本構成によれば、見栄えが悪くなるのを防ぐことができる。
また、表示窓31(第二の部材)は、装飾部430(第一の部材)の内側壁部432(壁部)の突出方向先端部に当接しており、内側壁部432の突出方向先端部には凹部435が形成されているので、装飾部430の内側壁部432と表示窓31とが擦れることにより粉状物が発生した場合であっても、この粉状物が凹部435に収容され、粉状物が予期せぬ部分に散乱するのを抑制できる。特に、当該部分においては、内側壁部432は第三開口440に隣接しており、遊技者は、第三開口440から露出した回転リールを、表示窓31を介して見るので、従来の構成のように凹部が無い場合、粉状物が第三開口440側に散らばり表示窓31上に付着してしまうことにより、見栄えが悪くなってしまったり、回転リールの一部が見えにくくなってしまったりするおそれがある。しかし、本構成によれば、粉状物の散乱が抑制され、このような不具合を防止することができる。また、内側壁部432の突出方向先端部と、表示窓31とが当接していることにより、当該部分に隙間ができて、遊技機の見栄えが悪くなることや、当該隙間から不正行為に使用される異物が入れられることを(すなわち当該隙間からの不正行為を)防ぐことができる。
なお、本実施の形態においては、凹部83,126,240,260,261,428,435は、例えば第一開口122、第二開口81、第三開口440側等の、粉状物の散乱を特に防ぎたい側に設けられているが、必ずしもこのようになっていなくてもよい。すなわち、上述のように、例えば第一開口122や第二開口81や第三開口440と離れた側に設けられていてもよい。このような構成によっても、例えば側壁部123、第二開口壁部82または内側壁部432と、液晶モジュール101、保護シート70または表示窓31とが擦れることにより発生する粉状物の一部を凹部に集めることができるので、第一開口122、第二開口81または第三開口440等の側に散乱する粉状物を少なくすることができる。ただし、粉状物の散乱を特に防ぎたい側に凹部を設けた場合の方が、粉状物の発生する場所を粉状物の散乱を防ぎたい部分から遠ざけることができるので好ましい。すなわち、凹部83,126,240,260,261,428,435は、粉状物を収容する効果があるとともに、壁部の突出方向先端部と、当該突出方向先端部が当接する部材(第二の部材)とが当接する部分を、粉状物の散乱を防ぎたい部分から遠ざける効果がある。
また、凹部83,126,240,260,261,428,435は、断面矩形状となっているが、その他の形状であってもよい。例えば、断面形状がその他の多角形状(星形の一部を切り取ったような形状を含む)や、半円状等となっていてもよい。
また、本実施の形態においては、凹部83,126,240,260,261,428,435は、壁部の突出方向先端部の一方の側を切り欠いた形状となっているが、壁部の突出方向先端部に壁部の延在方向に沿って形成された溝状(例えば、断面コ字状や半円状等の溝状であって、壁部の幅方向中央部に形成された溝状等)となっていてもよい。
31 表示窓(第二の部材)
70 保護シート(第二の部材)
80 キャビネットベース(第一の部材)
81 第二開口(開口)
82 第二開口壁部(壁部)
83 凹部
101 液晶モジュール(第二の部材)
102 液晶ケース(第一の部材)
122 第一開口(開口)
123 側壁部(壁部)
126 凹部
200 照明基板(第二の部材)
201 前ケース(第一の部材)
202 後ケース(第一の部材)
215 円弧状切欠部
232 外側壁部(壁部)
240 凹部
251 内側壁部(壁部)
252 外側壁部(壁部)
260 凹部
261 凹部
401 ベース部材(第一の部材)
403,404,405 レンズ部材(第二の部材)
426 壁部
428 凹部
430 装飾部(第一の部材)
432 内側壁部(壁部)
435 凹部
440 第三開口(開口)

Claims (1)

  1. 前扉に設けられた所定の壁部と
    前記壁部によって形成された開口と、
    前記壁部の突出方向先端部に当接する第二の部材とを備え、
    前記第二の部材は、前記開口を塞ぎ、
    前記開口および前記第二の部材を介して、前記第二の部材の後方が視認可能となっており、
    記突出方向先端部には、前記開口側に、前記壁部の延在方向に沿って凹部が形成されており、
    前記凹部によって、前記壁部と前記第二の部材との間に、部材が挿入されていない所定の隙間が形成されていることを特徴とする遊技機。
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