JP5279012B2 - スピーカーユニット及びそれを備えた遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、装飾性を備えたスピーカーユニット及びそれを備えた遊技機に関するものである。
従来、装飾性を備えたスピ−カーとして、例えば透明又は半透明の振動板を有するスピーカーのフレームに形成した開口部に対応するように発光ダイオード(LED)を備えた基板をフレームの後方に設け、開口部を介してスピーカーの背後から前方に向けて照射される照光が視認可能なスピーカーが提案されている(特許文献1参照)。
また、装飾性を備えたスピーカーは遊技機の前面に装飾部の一部として設けられ、遊技の雰囲気を盛り上げている。例えば、遊技機本体の前面に配置されるスピーカーのコーン紙を光透過性材料で形成し、そのスピーカーの背面側に光源を設けた遊技機が提案されている(特許文献2参照)。
特開2004−80216号公報 特開2002−248217号公報
しかしながら、背景技術に記載のスピーカーは、発光ダイオード(LED)の発光を、透明樹脂振動板を介して視認することはできるものの、フレームが不透明なためにフレームに位置する部位に発光ダイオード(LED)を設けることができず、遊技者はフレームに形成された開口部分に位置する発光ダイオード(LED)の発光しか視認することはできないため、折角の装飾性が見劣りするものとなっている。
そこで本発明は、光による装飾効果を高めることができるスピーカーユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、音波を発生する振動体と、該振動体を振動させる磁気回路部と、音声電流の入力端子と、前記振動体を内包すると共に前記磁気回路部の装着部を形成したフレームとを備え、前記フレームは少なくとも前記振動体の外方に位置する周縁部を光透過性樹脂により形成すると共に該フレームの後方に位置して発光手段を設け、前記発光手段は光透過性樹脂により形成した基板に光源を設けてなり、前記基板の後方に装飾体を設け、前記フレームの周縁部を介して前記発光手段の光を視認し得るとと共に、前記基板を介して前記装飾体を視認し得るようにしたことを特徴とする。ここでいう「光透過性」とは、少なくとも可視光の波長の領域の光を透過する性質のことであり、発光手段の光源が視認し得る状態又は発光手段の光源の光が視認し得る状態をなし得ることを示し、透明又は半透明の他にしぼ等の表面加工を施したものを含む。また、ここでいう装飾体とは、内面(基板側)に図柄・模様を施したもの、内面に蒸着メッキ,白色塗装を施してリフレクタとして光源の光を反射させるものを含む。つまり、光透過性樹脂により形成した基板を介して装飾体の図柄・模様や反射した光を視認することができ、それにより奥行き感のある立体的な装飾効果を向上させることができる。なお、装飾体を白色樹脂により成形してもリフレクタとしての役割をなし、装飾効果を高めることができる。
請求項2記載の発明は、前記振動体は、光透過性樹脂により形成されことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記発光手段は前記振動体に向けて発光する光源を設けた基板を備え、該基板に前記音声電流の入力端子を設けたことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1乃至のいずれかに記載の発明において、前記フレームに光拡散処理が施されていることを特徴とする。具体的には、フレームを成形する合成樹脂材に光拡散剤を混入することにより、光拡散処理を施すのが好ましい。合成樹脂材に光拡散剤を混入して光拡散処理を施すことによってフレームが全面に亘って均一に発光することになる。また、フレームの表面に例えば、梨地,しぼ地,或いはエンボス地,ローレット,Vカット等の光拡散処理を施すようにしてもよい。
請求項に記載の発明は、請求項1乃至のいずれかに記載のスピーカーユニットを遊技機に備えたことを特徴する。例えば請求項1乃至請求項記載のいずれかのスピーカーユニットを、遊技盤を透視する窓部を有する前面枠を備えた遊技機の装飾部の一部として組み付けるようにしてもよい。また、前記装飾部には光透過性樹脂材からなる仕切板によって複数の区画領域を設け、この区画領域に前記スピーカーユニットを設けるようにしてもよい。このとき、仕切板に対応する発光手段を設けると共に区画領域を構成する仕切板の側面に反射シート等の反射手段を備え、区画領域及び仕切板内に照射される光が混合しないようにするのが好ましく、スピーカーユニットによる光の装飾効果を引き立たせることができる。
本発明においては、振動体を内包するフレームを光透過性樹脂により形成し、そのフレームの後方に位置して発光手段を設けたので、少なくともフレームを介して発光手段の光を視認でき、装飾性の高いスピーカーユニットを提供することができる。また、振動体を光透過性樹脂により形成することにより、電飾効果の高いスピーカーユニットとすることができる。
また、音声電流の入力端子を発光手段の基板に設けるようにしたので、煩わしい配線作業を簡素化することができる。
また、光透過性樹脂により形成される振動体を内包するフレームを光透過性樹脂により形成し、光透過性樹脂材よりなるケース体内にフレームの後方に位置して発光手段を設けるようにしたので、装飾効果の高いスピーカーユニットを提供することができる。
また、装飾効果の高いスピーカーユニットを遊技機に備えることで、スピーカーユニットを電飾の一部として使用することができ、装飾性の高い遊技機とすることができる。
以下に本発明を図面を参照して説明する。図1はスピーカーユニットの斜視図、図2はその分解斜視図、図3は側断面図である。スピーカー1は、リード線2の一端をハンダ付けした円筒状のボイスコイル3と、このボイスコイル3を軸線方向に振動可能に支持するダンパー4と、ボイスコイル3によって駆動され音波を発生する振動体としての略円錐形状(コーン型)の振動板5と、ボイスコイル3を配置する磁気ギャップを形成するための磁気回路部6と、磁気回路部6,ダンパー4及び振動板5を所定の位置に支持するフレーム7とで大略構成され、ボイスコイル3の先端を閉塞するキャップ8と、振動板5を挟んでフレーム7へ固着される環状のガスケット9と、音声電流の入力端子10とを備えている。そして、フレーム7の後方に発光手段11を備えることによりスピーカーユニット12を構成している。
振動板5は、実施例においてポリプロピレン(PP),ポリカーボネイト(PC),ポリエチレンテレフタレート(PET)等の光透過性樹脂により先端が開口し中心に通孔が開設された略円錐形状に形成されている。また、ダンパー4は、フェノール樹脂等の熱可塑性樹脂を含浸させた綿布,不織布等からなる素材に波形のコルゲーションを同心円状に形成している。なお、振動板5は、円錐形をしたものだけでなく、正面視して楕円,多角形状のものあるいはドーム型,平面型のものであってもよい。
フレーム7は、ポリプロピレン(PP),ポリカーボネイト(PC),ポリエチレンテレフタレート(PET)等の光透過性樹脂により形成され、実施例において透明樹脂により音波発生方向に拡開放する略円錐台形の深皿形状に形成されており、その開口周縁部には振動板5を保持するガスケット9が支持されるフランジを有している。つまり、フレーム7は振動板5より大径であり、振動体5の外方に位置するフランジ部が直接視認可能となる。また、円錐面には振動板5が音を発生する時の背圧を抜く台形状の開口部15が所定箇所に設けられている。そして、開口部15間の架橋部16に入力端子10を略垂直に取着すると共に発光手段11を開口面と平行状に取付ける取付部17が形成されている。また、フレーム7の底面には磁気回路部6が嵌着される装着部18が円筒状に形成されおり、この装着部18内周には、磁気回路部6をその軸線がダンパー4の軸線と一致させると共に、磁気回路部6を所定の位置に嵌着保持する圧接部18aを設けている。この実施例において、圧接部18aは周方向に等しい間隔をおいて6箇所に形成され、その圧接部18aの先端には磁気回路部6を保持する内向きの突部18bが形成されている。
磁気回路部6は、断面ほぼU字状のヨーク6aと、このヨーク6a上に設けられたマグネット6bと、その上に設けられたポールピース6cとを備え、ポールピース6cの外周面と、ヨーク6aの上方内周面との間に環状の磁気ギャップが形成されている。また、ヨーク6aの後端外周部に段部20が形成され、この段部20にフレーム7の装着部18に設けた突部18bが係止し、磁気回路部6が容易に外れないようにしている。また、段部20に替えて後端外周部を曲面又は傾斜状に面取りし、この面取り部に突部18bが係止するようにしてもよい。
入力端子10は、厚さ1mm程度の白い絶縁基板に、リード線2が接続される厚さ0.5mm程度の薄い金属板からなるプラスとマイナスの端子部を取付けている。絶縁基板にはフレーム7の取付部17に突設される角型突起が挿通される角穴が形成されている。なお、絶縁基板は基板に白い絶縁皮膜をコーティングして形成している。
発光手段11は、実施例において発光基板13の表面に光源としてのLED(発光ダイオード)14が実装されている。具体的には発光基板13は、図2に示すようにフレーム7と略同径で中央にフレーム7の装着部18を臨ませる通孔が形成されたドーナツ型をして、その前面にLEDを格子状に略均等に実装しており、フレーム7に向けて発光するように発光基板13を正面視してLED14がフレーム7の架橋部16及び取付部17と重なるように配置している。なお、実施例においては、発光基板13にLED14(光源)を格子状に実装したが、LED14を放射状又はランダムに実装してもよい。また、光源はLED14に限るものではなく、小型ハロゲンランプ,小型電球等の他に面発光するエレクトロルミネセンス(EL)であってもよい。
なお、実施例においてガスケット9,キャップ8は、フレーム7及び振動板5と同様にポリプロピレン(PP),ポリカーボネイト(PC),ポリエチレンテレフタレート(PET)等の光透過性樹脂により形成している。つまり、発光手段11の前方に位置してスピーカー1を構成するダンパー4及びリード線2、ボイスコイル3、磁気回路部6以外はすべて少なくとも可視光の波長の領域の光を透過する光透過性樹脂により形成されており、ダンパー4の外周方向に位置して設けられる発光手段11の光がすべて視認可能となる。
次に上記構成のスピーカー1の組立ては、入力端子10の角穴をフレーム7の取付部17の角型突起に合致させ、この角型突起を溶着又は接着により入力端子10をフレーム7に正面視して目立たないように垂直状に取付ける。そして、フレーム7の装着部18の内面にアクリル系接着剤を塗布し、磁気回路部6を装着部18の後方から軸線がボイスコイル3の軸線と一致するように嵌着して、圧接部18aに圧接すると共に突部18bで係止し磁気回路部6を保持する。次に、リード線2の一端をハンダ付けしたボイスコイル3をダンパー4の穴に挿入した状態で、ボイスコイル3の端部を磁気回路部6のギャップに非接触状態で位置させ、ダンパー4をフレーム7にゴム系接着剤等により固定する。そして、ダンパー4の内周部とボイスコイル3をアクリル系接着剤等で接着する。次に、ボイスコイル3のリード線2の他端をフレーム7に取付けた入力端子10の端子部にハンダ付けして、リード線2によりボイスコイル3と入力端子10間が接続される。
次に、振動板5をフレーム7に取り付ける。この取付けは、振動板5の通孔にボイスコイル3の外周に嵌合させ、振動板5の最大直径部をフレーム7のフランジにガスケット9を介してゴム系接着剤で固定する。このあと、振動板5の内周部とボイスコイル3をアクリル系接着剤で接着し、さらにボイスコイル3の先端を気密に覆う様にキャップ8を接着剤により接合し、振動板5の径方向における変形防止及び塵埃等の侵入を防止するようにしている。そして、最後に発光基板13をフレーム7の後方に位置して取付部17のボスにビス着することで、フレーム7の架橋部16及び取付部17を介してLED14の光が視認し得るスピーカーユニット12が完成する。このとき、振動板5の外方に位置するフレーム7の周縁部が直接視認可能となっている。なお、発光基板13を取付部17にビスにより取付けるようにしたが、フレーム7に係止爪を一体に形成して発光基板13をこの係止爪で係止するようにしてもよく、発光基板13をワンタッチでしかも確実に取付けることができる。このとき、発光基板13に係止爪が係止する切欠部又は係止孔を形成するのが好ましい。
上記構成のスピーカーユニット12は、外部から供給されるオーディオ信号に基づく印加電流に応じて磁気回路部6のボイスコイル3に電磁力が与えられると、ボイスコイル3がマグネット6bと引合い又は反発することにより、振動板5が前後に振動してオーディオ信号に応じた音波を発生させるようになっている。また、スピーカーユニット12は、正面視してダンパー4の外方に位置するものが全て光透過性樹脂により形成されているため、フレーム7の後方に設けられる発光基板13のLED14の光が、フレーム7及び振動板5を介して視認可能となっており、装飾性の高いものとなる。
なお、フレーム7はLED14が視認し得る透明樹脂に限らず、14の光が視認し得るようにフレーム7を全面に亘って均一に光らせるために光拡散剤等を混入して乳白色等の半透明樹脂としてもよく、LED14からの光がフレーム7に投射されて面発光しているように見えるため、LED14が直視できる透明と異なった照明効果を得ることができる。さらに、発光手段11からの照射光を乱反射させるために、表面に例えば、梨地,しぼ地,或いはエンボス地,ローレット,Vカット等の光拡散処理を施して、可視光が反射する際に拡散光を形成して奥行きのある光の演出効果を奏するようにしてもよい。また、フレーム7に模様などを刻設したり、全体或いは部分的に着色したりして装飾性を高めるようにしてもよい。
なお、実施例において振動板5を光透過性樹脂により形成したが、振動板5を不透明としてもよく、フレーム7の後方に位置して設けた発光手段11を発光させることにより振動体5の外方に位置する周縁部を介して発光手段11の光を視認することができ、幻想的なスピーカーユニット12とすることができる。
また、図4に示すようにフレーム7に板状の取付ベース21を設けるようにしてもよく、図上取付ベース21は開口周縁のフランジ部を周方向に延設して略方形状をしている。取付ベース21には、スピーカーユニット12を取付けるための係止片22を一体に設けており、スピーカーユニット12をワンタッチで被装着部に取付けることができる。このとき、LED14を取付ベース21に対応して設けるようにしてもよい。このようにフレーム7に取付ベース21を設けることにより、フレーム7の後方から照射された光が取付ベース21で拡散して、より装飾性の優れたスピーカーユニット12とすることができる。特に、振動板5を不透明とした場合には取付ベース21により発光部位が広くなるため、装飾効果を高めることができる。なお、スピーカーユニット12の取付手段として係止片22に替えてビス着用の透孔を設けるようにしてもよい。
図5は、入力端子10を発光手段11の発光基板13に設けたスピーカーユニット12Aの実施例を示している。このスピーカーユニット12Aは、入力端子10を発光手段11の発光基板13に設けることにより、入力端子10を取着する絶縁基板等の細かな基板部品がなくなり、部品点数が減少してスピーカーユニット12Aの組立工程を簡素化することができるという効果を奏する。このスピーカーユニット12Aにおいては、予め入力端子10を備えた発光基板13をフレーム7に取付けておき、最後にボイスコイル3のリード線2の他端を入力端子10にハンダ付けして、ボイスコイル3と入力端子10間をリード線2によりが接続すればよい。なお、図6に示すように一端をボイスコイル3にハンダ付けしたリード線2の他端に接続子としてカプラーを取付けると共に、発光基板13にリード線2のカプラーと接続する接続子としてカプラー,導電ピン等を設け、リード線2のカプラーを発光基板13の接続子に接続するようにしてもよい。このように、接続子によりリード線2を付け外し自在とすることで発光基板13のフレーム7への取付作業も容易となる。
図7乃至図9はスピーカーユニットの他の実施例を示し、前記実施例ではスピーカー1に発光手段11を直接設けるようにしたが、この実施例ではスピーカー1を光透過性樹脂材よりなるケース体23内に組付けると共にフレーム7の後方に位置して発光手段11を設けている。具体的には、ケース体23は、前方に開口が形成された前ケース体23aと背面側の半球状の後ケース体23bとで構成され、後ケース体23bに発光手段11が取付けられる。そして、図9に示すように発光手段11の前方にフレーム7が位置するようにスピーカー1を配置して、前ケース体23aと後ケース体23bをねじ止めすることにより一体に組み付け、略球体のスピーカーユニット12Bが完成する。このとき、スピーカー1及び発光手段11の配線は後ケース体23bの底部に開設した開口から引出される。このように、ケース体23内にスピーカー1及び発光手段11を設けることで、その発光手段11の発光基板13等を保護することができる。また、振動板5の後側に発生する逆位相の音をケース体23内において良好に減衰することができ、逆位相の音の内部反射によって振動板5の動きが阻害されることを防止することができるため、音響効果の優れたスピーカーユニット12Bとすることができる。なお、実施例において、ケース体23を球体形としたが、立方体等の多面体,円錐等の錐体であってもよい。また、発光基板13のLED14をフレーム7側に向けて光を照射するようにしたが、ケース体23に向けて光を照射する光源を発光基板13に設けるようにして、スピーカーユニット12B全体を光らせることにより装飾性の高いスピーカーユニット12Bとすることができる。
また、前記振動板5の前方に光透過性樹脂材よりなる装飾部材を備え、フレーム7の後方から照射される発光手段11の光によって照射して、さらにスピーカーユニット12,12A,12Bの装飾効果を高めるようにしてもよい。
また、図7乃至図9に示す発光基板13を例えば酸化錫を蒸着した透明なガラス基板とし、発光基板13の後方に位置する後ケース体23bに図柄・模様を施した装飾体として、振動板5,フレーム7,発光基板13を介して後ケース体23bの図柄・模様を視認できるようにしてもよい。これにより、ケース体23の奥行きを有効に利用して、立体感のある装飾効果を実現することができる。なお、後ケース体23bを白色樹脂により成形したり、内面に白色塗装,蒸着メッキを施したりしてLED14の光を反射させ、その反射した光を発光基板13を介して視認できることで、LED14の直接的な光と間接的な光の強弱やその色彩のコラボレーションにより装飾効果を向上させることができ、インパクトの高い演出を提供することができる。なお、発光基板13に後ケース体23bに向けて照射する光源を設けるようにしてもよく、より幻想的な演出が可能となる。なお、発光基板13はガラス基板に限らずPET(ポリエチレンテレフタレート)等の光透過性樹脂により形成した無色透明の基板としてもよい。
図13は、発光基板13Aを無色透明なポリイミドを用いた透明フレキシブル基板とした実施例を示し、発光基板13Aの後方に装飾体50を設けてスピーカーユニット12Cを構成している。発光基板13Aは、ドーナツ形状を一部切欠いた扇状(円錐台の側面展開状)に形成され、発光基板13Aの表側にはLED14(第一光源)が実装され、裏側に装飾体50を照射する第二光源としてのLED51が実装されている。また、装飾体50はスピーカー1の外観に沿うようにすり鉢形状をしており、内面(発光基板13A側)に蒸着メッキを施して、リフレクタとして第二光源のLED51の光を反射して装飾効果を向上させるようにしている。そして、発光基板13Aは、フレーム7に沿うように設けられ、フレーム7と装飾体50とに挟持されて取付けられる。なお、装飾体50は、上述したように白色樹脂により成形したり、内面に白色塗装を施してもよい。また、装飾体50は、内面(発光基板13A側)に図柄・模様を施して、振動板5,フレーム7,発光基板13Aを介してその模様を視認できるようにしてもよい。このように、発光基板13Aを透明フレキシブル基板とすることで、発光基板13Aを照射体と最適な離間距離に配設することができ、実施例に示すように発光基板13Aをフレーム7の外形に沿わせ配設し、フレーム7を均一に光らせることができる。ひいては、装飾効果の優れたコンパクトなスピーカーユニット12Cを提供することができる。
また、発光基板13Aを透明基板とすると共に発光基板13Aの後方に蒸着メッキを施した装飾体50を設けることで、LED51の光が装飾体50の反射面に反射され、前面側の発光基板13Aを介して振動板5、フレーム7のエッジ部を発光させることができ、スピーカーユニット12Cとしての装飾効果を向上させることができる。さらに、第一光源のLED14の発した光と、透明な合成樹脂で形成された発光基板13Aに実装した第二光源のLED51の発した光とによって、奥行き感を持たせた演出を行うことができる。
次に、上記スピーカーユニット12,12Bを備えた遊技機について、図面を参照して説明する。図10は遊技機としてのパチンコ遊技機の正面図である。パチンコ遊技機100は、方形枠状の外枠25の一側前面にヒンジ機構によって内枠26が回動自在に設けられ、内枠26には遊技盤27が装着されると共に、遊技盤27の正面を覆う透明板を備えた前面枠28が回動可能に設けられている。また、前面枠28の下方に位置する内枠26には遊技球を貯留し発射部に供給する供給皿29が設けられ、供給皿29の前面を覆う装飾カバー体が前面枠28と一体に形成されている。そして、供給皿29の下方に余剰球を貯留する貯留皿30が設けられ、貯留皿30の右側に打球の弾発力を調節する操作ハンドル31が設けられている。
そして、図10に示すように前面枠28の左右の上部コーナーに装飾部32が設けられ、この装飾部32に上記したスピーカーユニット12,12Bが組み付けられている。装飾部32はベース部33の前面側を光透過性樹脂材(ポリカーボネイト樹脂材、アクリル樹脂材など)により形成された中空枠体状の装飾カバー34で覆うように構成している。そして、装飾カバー34は図10及び図11に示すように内部を光透過性樹脂材(ポリカーボネイト樹脂材、アクリル樹脂材など)で形成され、外周表面にローレット加工,梨地,しぼ地,或いはエンボス地,Vカット等の光拡散処理が施された仕切板35により複数の区画領域36を形成している。そして、装飾カバー34には小径の透音孔43又は開口部44が開設されており、この透音孔43又は開口部44に対向するように夫々の区画領域36にスピーカーユニット12,12Bを配設し、区画領域36を音響空間としている。このとき、スピーカー1は遊技者に向かうように設けられており、遊技者は重厚な迫力ある音を楽しむことができる。
また、ベース部33には各区画領域36及び仕切板35に対応して単色又はフルカラーのLED37を備えた基板38を設けて、各区画領域36及び仕切板35を照射するようにしている。なお、区画領域36の背面にはハーフミラー状の反射板40が設けられ、反射板40の後方に設けられる区画領域用光源37aの照射光を反射面で反射させて区画領域36内全体を明るく照射させるようにしている。また、仕切板35の板厚方向両側面には仕切板用光源37bの照射光を反射するための反射加工が施されている。実施例においては、反射シールが貼着されている。そのため、仕切板35の端面から入射した仕切板用光源37bの照射光が区画領域36へ拡散することがなく、仕切板35の外周面を照射し、エッジ効果により仕切板35に入射した光が遊技者側より鮮明に視認できる。また、仕切板用光源37bとスピーカーユニット12,12Bの発光色を異ならせても、仕切板35に入射した光が区画領域36に漏れることがないので、区画領域36を明確に識別することができて、装飾部32の多様な装飾効果が得られると共に演出効果を高めることができる。
スピーカーユニット12は、図12に示すように開口部44の周縁部に設けられたフック41を前面側に小孔が形成された光透過性樹脂製のカバー体42aを介してフレーム7のフランジ周縁に係止することで簡単に各区画領域36内に組み付けることができる。なお、実施例においてスピーカーユニット12の後方も反射加工を施したカバー体42bで保護すると共に見栄えをよくしている。このとき、スピーカー1及び発光手段11の配線は目立たないように反射テープで巻装されて、仕切板35の下面に形成した溝に配設されてベース部33の後方に導かれている。また、スピーカーユニット12Bは、図12に示すように後ケース体23bに設けられた取付ボス部23cをベース部33に突設したボスを介してねじ止めすることにより装飾部32に組み付けられる。このとき、後ケース体23bの底部に開設した開口から引出されたスピーカーユニット12Bの配線は、そのままベース部33の後方に導かれるため、配線が目立つことはなく装飾性を阻害することはない。なお、スピーカーユニット12Bのケース体23の形状は、装飾部32の装飾性に合わせて変更してもよい。また、スピーカーユニット12Bの取付けも、係止爪等によりワンタッチで着脱できるようにしてもよい。なお、スピーカーユニット12Bは、反射板40の一部を隆起させ、その隆起部に開設した開口に埋設するように取付けるようにしてもよい。
このように、装飾部32に発光手段11を備えたスピーカーユニット12,12Bを設けることにより、スピーカー1から出力される音声と発光手段11の発光態様との組み合わせによる多彩な演出効果が得られる。また、スピーカーユニット12,12Bのフレーム7が光透過性樹脂により形成されていることから、LED14の照射を阻害するものがなく、スピーカー1の位置する部位が目立つことがないため、装飾部32の見栄えを損なうことがなく、スピーカーユニット12,12Bをデザインの一部として装飾効果の高い連続的な電飾も可能となり、より装飾効果の富んだぱちんこ遊技機100とすることができる。
また、図10に示すように、遊技盤27に帯状発光部45を設け、装飾部32の仕切板35を帯状発光部45と関連して連続的となるように設けることで、遊技者側から見て仕切板35の発光態様が遊技盤27上の帯状発光部45の発光と連続して発光しているように視認されるので、遊技機全体にわたって装飾効果、演出効果を高めることができる。
なお、上記実施例において、遊技機としてパチンコ遊技機を例に説明したが、雀球遊技機,アレンジボール式遊技機、さらに回胴式又は画像式のスロット遊技機等にも本発明を適用することができる。また、実施例に示した内容に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の形態を実施し得るものである。
スピーカーユニットの斜視図である。 図1のスピーカーユニットの分解斜視図である。 図1のスピーカーユニットの側断面図である。 フレームの他の実施例を示す斜視図である。 スピーカーユニットの他の実施例の斜視図である。 スピーカーユニットの他の実施例の斜視図である。 スピーカーユニットの他の実施例の斜視図である。 図7のスピーカーユニットの分解斜視図である。 図7のスピーカーユニットの側断面図である。 スピーカーユニットを備えたパチンコ遊技機の正面図である。 パチンコ遊技機の装飾部の斜視図である。 図11の装飾部の断面図である。 スピーカーユニットの他の実施例の断面図である。
符号の説明
1 スピーカー
5 振動板(振動体)
6 磁気回路部
7 フレーム
10 入力端子
11 発光手段
12 スピーカーユニット
12A スピーカーユニット
12B スピーカーユニット
12C スピーカーユニット
13 発光基板
13A 発光基板
14 LED(光源)
18 装着部
23 ケース体
23a 前ケース体
23b 後ケース体(装飾体)
50 装飾体
100 パチンコ遊技機(遊技機)

Claims (5)

  1. 音波を発生する振動体と、該振動体を振動させる磁気回路部と、音声電流の入力端子と、前記振動体を内包すると共に前記磁気回路部の装着部を形成したフレームとを備え、前記フレームは少なくとも前記振動体の外方に位置する周縁部を光透過性樹脂により形成すると共に該フレームの後方に位置して発光手段を設け、
    前記発光手段は光透過性樹脂により形成した基板に光源を設けてなり、前記基板の後方に装飾体を設け、
    前記フレームの周縁部を介して前記発光手段の光を視認し得るとと共に、前記基板を介して前記装飾体を視認し得るようにしたことを特徴とするスピーカーユニット。
  2. 前記振動体は、光透過性樹脂により形成される請求項1に記載のスピーカーユニット。
  3. 前記発光手段は前記フレームに向けて発光する光源を設けた基板を備え、該基板に前記音声電流の入力端子を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載のスピーカーユニット。
  4. 前記フレームに光拡散処理が施されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載のスピーカーユニット。
  5. 請求項1乃至のいずれかに記載のスピーカーユニットを備えたことを特徴とする遊技機。
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