JP2015213812A - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2015213812A
JP2015213812A JP2015149261A JP2015149261A JP2015213812A JP 2015213812 A JP2015213812 A JP 2015213812A JP 2015149261 A JP2015149261 A JP 2015149261A JP 2015149261 A JP2015149261 A JP 2015149261A JP 2015213812 A JP2015213812 A JP 2015213812A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
effect member
effect
light source
light
decorative surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015149261A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015213812A5 (ja
Inventor
忠 稲垣
Tadashi Inagaki
忠 稲垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanei R&D Co Ltd
Original Assignee
Sanei R&D Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanei R&D Co Ltd filed Critical Sanei R&D Co Ltd
Priority to JP2015149261A priority Critical patent/JP2015213812A/ja
Publication of JP2015213812A publication Critical patent/JP2015213812A/ja
Publication of JP2015213812A5 publication Critical patent/JP2015213812A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】演出部材の重なりにより遊技領域が暗くなってしまうのを抑制することを目的とする。【解決手段】第一演出部材3における第二演出部材5と前後方向で重なる範囲には光源が設けられていない一方、第二演出部材5にはその裏面側に後方に向けて光を照射する光源54が設けられており、第一演出部材3と第二演出部材5が前後方向で重なった状態にあるときには第一演出部材3の装飾面36側と第二演出部材5の裏面側との間に空間Sが形成され、第二演出部材5に設けられた光源54がその裏面側から第一演出部材3の装飾面36に向けて光を照射するように構成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、演出効果を高める演出部材を備えた遊技機に関する。
例えば下記特許文献1に記載されるように、演出部材が表示装置の前方まで移動してくることがある遊技機が知られている。この特許文献1に記載の遊技機は、銅鑼の形をした演出部材と剣の形をした演出部材とが、前後方向(表示装置の表示面に直交する方向)で重なりあうことが可能な構成である(特許文献1の図12等参照)。
特開2011−92648号公報
このような二種の演出部材が前後方向で重なる従来の遊技機では、重なる演出部材の間には光が進入しにくく、表示装置や演出部材そのものが暗く見えてしまうことがある。
本発明は、重なり合う二種の演出部材を備える遊技機において、当該演出部材の重なりにより遊技領域が暗くなってしまうのを抑制することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1の発明にかかる遊技機は、表面に装飾面が形成された第一演出部材と、前記第一演出部材の少なくとも一部と前後方向で重なる態様に変化可能な第二演出部材と、を備え、前記第一演出部材における前記第二演出部材と前後方向で重なる範囲には光源が設けられていない一方、前記第二演出部材にはその裏面側に後方に向けて光を照射する光源が設けられており、前記第一演出部材と前記第二演出部材が前後方向で重なった状態にあるときには前記第一演出部材の装飾面側と前記第二演出部材の裏面側との間に空間が形成され、前記第二演出部材に設けられた光源がその裏面側から前記第一演出部材の装飾面に向けて光を照射するように構成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機において、前記第一演出部材の装飾面は、前記第二演出部材に設けられた光源から出射された光を反射可能な材料で形成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の遊技機において、前記第二演出部材には、裏面側および表面側に光源が実装された基板が設けられ、当該基板の裏面側に実装された光源が前記第一演出部材の装飾面に向けて光を照射し、当該基板の表面側に実装された光源が前記第二演出部材の表面に形成された装飾面に向けて光を照射することで当該装飾面をその裏面側から照らすように構成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の遊技機において、前記第一演出部材は、複数の態様に変化可能に構成されるとともに、そのうちの一態様に変化した状態を維持しながら回転可能に構成され、前記第二演出部材は、前記一態様に変化した第一演出部材の少なくとも一部と前後方向で重なる態様に変化したときに、前記第二演出部材に設けられた光源が回転する前記第一演出部材の装飾面に向けて光を照射するように構成されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の遊技機において、前記第一演出部材は、複数の態様に変化可能に構成されるとともに、そのうちの一態様においてある所定の態様に変化した前記第二演出部材と前後方向で重なるように構成され、当該一態様に変化した第一演出部材の後方には表示装置が位置し、この表示装置が第一演出部材の裏面側に向けて光を照射することで当該第一演出部材をその裏面側から照らすとともに、前記第二演出部材に設けられた光源が前記第一演出部材の装飾面に向けて光を照射するように構成されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明では、第一演出部材が、第二演出部材と前後方向で重なったとき、この第二演出部材に設けられた光源により照らされる。つまり、当該演出部材の重なりにより遊技領域が暗くなってしまうのを抑制することが可能である。
請求項2に記載の発明によれば、第二演出部材と前後方向で重なることがある第一演出部材の装飾面は、光源から出射された光を反射可能な材料で形成されているため、第二演出部材と前後方向で重なる範囲において光源が設けられていない第一演出部材に、あたかも光源が設けられているかのような演出効果を発現させることが可能となる。
請求項3に記載の発明のように、第一演出部材とは異なる演出部材である第二演出部材に第二演出部材の装飾面を照らすための光源が設けられる場合には、当該光源が実装される基板を第一演出部材を照らすための光源が実装される基板として共通化を図ることが可能である。すなわち、第二演出部材を演出部材としてだけでなく第一演出部材の演出効果を向上させる部材として機能させることが可能である。
請求項4に記載の発明のように、第一演出部材は、複数の演出態様のうちの一態様に変化したときその態様を維持しながら回転することが可能である。このように回転している第一演出部材に対し第二演出部材に設けられた光源から光を照射することで、当該光が第一演出部材の装飾面でランダムに反射されるから、より激しい演出効果を発現させることが可能である。このように第一演出部材が回転する場合、第一演出部材自体に光源を設けることは極めて困難である。第一演出部材に設けられた光源に電力を供給したり、制御信号を送る配線を、回転することがある(位置が変化する)第一演出部材に沿って設けることは困難であるからである。上記請求項4にかかる発明によれば、このように光源を設けることが極めて困難な回転する演出部材であっても、光源を設けた場合に匹敵する演出効果を発現させることが可能である。
請求項5に記載の発明によれば、第一演出部材が第二演出部材に設けられた光源による前方からの光および表示装置による後方からの光によって照らされた演出を提供することが可能である。
本発明の実施形態にかかる遊技機の正面図である。 センターベースユニット(図を分かりやすくするため一つの第一演出部材以外の第一演出部材と二つの第二演出部材以外の第二演出部材は削除している)の正面図である。 図2に示したA−A線断面図である。 図3に示したセンターベースユニットの斜視図である。 図3に示したセンターベースユニットの分解斜視図である。 第一演出部材が非演出態様にあるときの正面図(図6(a))および第一演出部材が演出態様にあるときの正面図(図6(b))である。 第二演出部材が非演出態様にあるときの正面図(図7(a))および第二演出部材が演出態様にあるときの正面図(図7(b))である。 第二演出部材が非演出態様にあるときの背面図(図8(a))および第二演出部材が演出態様にあるときの背面図(図8(b))である。 演出体を装飾部側から見た分解斜視図(図9(a))およびベース部側から見た分解者視図(図9(b))である。 全ての第一演出部材および全ての第二演出部材が非演出態様にあるときのセンターベースユニットの正面図である。 全ての第一演出部材および全ての第二演出部材が演出態様にあり、第一演出部材が回転しているときのセンターベースユニットの正面図である。 演出態様に位置する第一演出部材が回転する構造を説明するための図である。
(遊技機の全体構成)
以下、本発明にかかる実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明において単に平面方向というときは表示装置93の表示画面に沿う方向をいい、単に前後方向というときは平面方向に直交する方向(遊技者側を前、その反対を後とする)をいうものとする。また、図を分かりやすくするため、図2〜図6においては、本実施形態にかかる遊技機1が備える複数の第一演出部材3のうち、ある一つの第一演出部材3以外の演出部材は削除している。同様に、当該図2〜図6においては、本実施形態にかかる遊技機1が備える複数の第二演出部材5のうち、上記ある一つの第一演出部材3に前後方向で重なりうる二つの第二演出部材5以外の第二演出部材5は削除している。これに対し、図10〜図12には、全ての第一演出部材3および全ての第二演出部材5を表示している。
まず、図1および図2等を参照して遊技機1の構成について簡単に説明する。遊技機1の骨格は、周知の構成が適用できる。例えば、図1に示すように、額縁形状の機枠90に前面枠91が回動自在に支持されてなる。前面枠91には、前側から遊技盤11を視認可能とする透明な板が設けられている。
遊技盤11は、ほぼ正方形の合板により成形されており、前面枠91に着脱可能に取り付けられている。この遊技盤11には、略中央に形成された開口921を取り囲むように装飾部材等を有するセンター役物12が取り付けられており、この遊技盤11およびセンター役物12の一部の前側に、発射された遊技球が流下する遊技領域13が設けられる。遊技盤11には、発射装置96の操作によって発射された遊技球を遊技領域13に案内する金属製の薄板からなる帯状のガイドレール92が略円弧形状となるように設けられている。
遊技領域13には、表示装置93、始動入賞口941、大入賞口942、アウト口95などが設けられている。表示装置93は、例えば液晶表示装置が用いられ、表示装置93の表示画面(表示部)において特別図柄や普通図柄等が表示される。かかる表示装置93の表示画面は、遊技盤11に形成された開口921を通じて視認可能である。
表示装置93は、遊技盤11の後方に設けられたセンターベース2の後方に取り付けられている。センターベース2には開口21が形成されており、この開口21を覆うように表示装置93が取り付けられている。つまり、表示装置93の表示画面は、センターベース2に形成された開口21および遊技盤11に形成された開口921を通じて視認可能である。このセンターベース2には、表示装置93の他に、第一演出部材3および第二演出部材5が取り付けられている(センターベースおよびこれに取り付けられた各部材の組体をセンターベースユニットと称する)。これらセンターベース2に取り付けられた各構成(特に第一演出部材3および第二演出部材5)の詳細や位置関係については後述する。
また、遊技領域13には、流下する遊技球が衝突することにより遊技球の流下態様に変化を与える障害物としての遊技釘923が複数設けられている。遊技領域13を流下する遊技球は、遊技釘に衝突したときの条件に応じて様々な態様に変化する。
このような遊技機1では、発射装置96(ハンドル)を操作することにより遊技領域13に向けて上皿97内の遊技球を発射する。遊技領域13を流下する遊技球が、始動入賞口941や大入賞口942等の入賞口に入賞すると、所定の数の賞球が払出装置により払い出される。その他、大当たりの抽選方法や演出等は、公知の遊技機と同様のものが適用できるため、説明は省略する。
以下、遊技機1が備える第一演出部材3および第二演出部材5の構成および動作について図2〜図12を参照して詳細に説明する。
第一演出部材3は、複数の態様に変化可能に構成される部材である。本実施形態では、第一演出部材3は、原位置に位置した状態である非演出態様と終端位置に位置した状態である演出態様のいずれかの態様に変化することができる。また、演出態様となったときにはその状態を維持したまま回転することもできる。具体的な構成は以下の通りである。
本実施形態の第一演出部材3は、周方向等間隔に並ぶ同じ構成の部材組を四組有する(図11、図12参照)。当該各部材組は、二つの支持体31、32と、二つの装飾体33、34と、一つの回転体35と、を有する。支持体31、32における周方向外側の一方側端部311、321は、リング歯車42に形成された長孔421内に挿入されている。長孔421はリング歯車42の中心から遠い部分と近い部分とを含む形状となっており、上記一方側端部311、321はこの長孔421に沿って移動可能である。支持体31、32における他方側端部は装飾体33、34の一方側端部に回転自在に接続されている。装飾体33と装飾体34の他方側端部は互いに回転自在に支持されている。回転体35の裏側には図示されない歯車部が設けられている。また、二つの支持体のうちの一方の支持体31における他方側端部の外側は歯車部312となっている。回転体35の歯車部と支持体31の歯車部は、ともに図示されない中間歯車に噛み合っている。
各部材組における装飾体33、34と回転体35の表面(前側の面)は、メッキなどによって形成された装飾面36となっている。具体的には、詳細を後述する第二演出部材5に設けられた後側光源54から出射された光が反射可能な材料で形成されている。当該装飾体33、34および回転体35は、演出位置に位置する状態において、第二演出部材5の演出体52と前後方向で重なることがある部分である。
また、このような構成の第一演出部材3における少なくとも第二演出部材5と前後方向で重なる可能性がある範囲には光源が設けられていない。なお、本実施形態では、このような範囲に限られず第一演出部材3に設けられる光源は存在しない。
上記リング歯車42は、外周に歯車部が形成された環状の部材である。このリング歯車42の歯車部は、第一演出部材駆動モータ4の出力軸と一体的に回転する出力歯車41に噛み合っている。したがって、第一演出部材3が非演出態様にある状態で第一演出部材駆動モータ4を一方に駆動させると、図6(a)に示す矢印の方向にリング歯車42が回転し、その場に留まろうとする第一演出部材3と回転するリング歯車42の相対的な位置関係が変化する。つまり、リング歯車42の長孔421の位置は周方向に変化するものの、第一演出部材3を構成する各支持体31、32の一方側端部311、321はその場に留まろうとするため、長孔421内における当該一方側端部311、321の相対的な位置が変化する。具体的には、リング歯車42が回転する前には長孔421内におけるリング歯車42の中心から遠い部分に位置していた各支持体31、32の一方側端部311、321が、リング歯車42が回転すると長孔421内におけるリング歯車42の中心から近い部分に移動する。
このように各支持体31、32の一方側端部311、321が長孔421内を相対的に移動すると、当該一方側端部311、321が長孔421の周囲の壁面に押され、各支持体31、32は、その他方側端部がリング歯車42の中央に近づく方向に移動する。これに伴って各装飾体33、34もその他方側端部がリング歯車42の中央に近づく方向に移動する。これにより第一演出部材3は演出態様となる。また、各部材組の一方の支持体31の他方側端部には歯車部312が形成されているため、当該支持体31の他方側端部312がリング歯車42の中央に近づく方向に移動する際、中間歯車が回転し、それに噛み合う回転体35の歯車部も回転する。つまり、本実施形態では、回転体35が回転しながら第一演出部材3(装飾体33、34および支持体31、32)が非演出態様から演出態様に変化する。具体的には、各回転体35がリング歯車42の径方向外側に位置した状態から中央に集まるような態様の変化が見られる。
第一演出部材3が非演出態様から演出態様に変化した後、さらに第一演出部材駆動モータ4を一方に駆動させ続ける(リング歯車42を回転させ続ける)と、各支持体31、32の一方側端部311、321はそれ以上長孔421内を移動することができない状態にあるから、第一演出部材3はリング歯車42とともに回転する。つまり、演出態様となった第一演出部材3は、その態様(回転体35が中央に集まった状態)を維持したままリング歯車42とともに回転する(図12参照)。
第二演出部材5は、原位置に位置する非演出態様と終端位置に位置する演出態様のいずれかの態様に変化可能な部材である。本実施形態では、リング歯車42の周方向に沿って計八つの第二演出部材5が設けられている(図10、図11参照)。各第二演出部材5は、ガイド部材62に対してスライド自在に係合されたスライドベース51、およびこのスライドベース51に固定された演出体52を有する。
スライドベース51は、ガイド部材62に対し、リング歯車42の外側から中央に向かう方向にスライド自在に係合されている。スライドベース51は、各スライドベース51の隣に設けられた第二演出部材駆動モータ6の動力により駆動する。この動力の伝達は特定の方法に限定されない。本実施形態では、第二演出部材駆動モータ6を駆動させると、第二演出部材駆動モータ6の出力軸と一体的に回転する出力歯車61に噛み合う歯車部を有するカム部材(図示せず)によってスライドベース51が押され、当該スライドベース51がガイド部材62に沿ってスライドする。演出体52は、スライドベース51の中央側端部に固定されている。スライドベース51が最も外側に位置するときの態様が非演出態様であり、最も中央側に位置するときが演出態様となる。
演出体52は、前側に位置する装飾部521と後側に位置するベース部522とを有する。これら装飾部521とベース部522とによって囲まれる内側の空間に、光源(例えばLED光源)が実装された基板53(図9参照)が収容されている。光源は基板53の裏面(後面)側および表面(前面)側の両方に実装されている。つまり、基板53の裏面に実装された後側光源54(図8(b)および図9(b)参照)は後方に向けて光を出射し、基板53の表面に実装された前側光源55(図8(b)および図9(a)参照)は前方に向けて光を出射する。装飾部521の表面には演出効果を発現する装飾面5211が形成されており、基板53の表面に実装された前側光源55から出射された光は当該装飾面5211を照らす。
演出体52が最も中央側に位置したとき、すなわち第二演出部材5が演出態様となったとき、第二演出部材5の演出体52は、第一演出部材3が演出態様となっている場合には、その第一演出部材3の装飾面36の少なくとも一部と前後方向に重なる。このとき、本実施形態では、第一演出部材3が見えるようにするために、第一演出部材3の装飾面36側と第二演出部材5の裏面側との間に上記空間Sが形成されるが、この空間Sの周囲の部材が遊技機外部(例えば店内の照明等)の光を遮り、その空間Sを暗くするため第一演出部材3の装飾面36が見えにくくなる。しかしながら、上記のように第二演出部材5に設けられた後側光源54が後方に向けて光を出射することで、暗くなった空間Sを明るくし、暗くなって見えにくくなった第一演出部材3の装飾面36を空間Sを介して見えやくすることが可能となる。
以下、このような構成を備える第一演出部材3および第二演出部材5による作用(演出)について、一部上記説明と重複するが詳細に説明する。
第一演出部材3が非演出態様にある状態から第一演出部材駆動モータ4を一方に駆動させると第一演出部材3が演出態様となる。この演出態様にある第一演出部材3は、表示装置93(表示画面)と前後方向で重なる。同様に、第二演出部材5の少なくとも一つが非演出態様にある状態から当該第二演出部材5に対応する第二演出部材駆動モータ6を一方に駆動させるとその第二演出部材5が演出態様となる。この演出態様にある第二演出部材5は、第一演出態様の装飾面36の少なくとも一部および表示装置93(表示画面)と前後方向で重なる(図2、図11参照)。第一演出部材3と第二演出部材5のどちらを先に演出態様とするかは問わない。一方の演出部材を先に演出態様とした後、他方の演出部材を演出態様にしてもよいし、両演出部材を同時に駆動させてもよい。
前後方向で第一演出部材3と第二演出部材5が重なった状態で第二演出部材5の後側光源54が光を出射すると、第二演出部材5における演出体52の後方から光が出射され、当該光により第一演出部材3と第二演出部材5の間の空間S(図3参照)、および第二演出部材5(演出体52)に重なる部分を有する第一演出部材3の装飾面36が照らされる。つまり、第一演出部材3には光源が設けられていないものの、第二演出部材5から出射される光により、あたかも光源を有しているかのような演出効果を発現する。演出態様にある第一演出部材3は、上述のように回転させてもよいし、回転させなくてもよい。本実施形態では、回転する第一演出部材3に向けて後側光源54から光が出射されるように構成される。このように回転する第一演出部材3が光で照らされることにより、後側光源54から出射された光が第一演出部材3の装飾面36でランダムに反射されるため、回転させない場合よりも激しい演出効果を発現する。
また、本実施形態では、一方の演出部材のみ演出態様となった際は空間Sが形成されず、第一演出部材3と第二演出部材5がともに演出態様となった際(前後方向に重なった際)に空間Sが形成されるように構成しているが、いずれか一方または両方が演出態様となった際に空間Sが形成されるように構成してもよい。例えばいずれか一方の演出部材が演出態様となった際に他方の演出部材と重なりあって空間Sが形成される構成であってもよい。
また、第二演出部材5の前側光源55が光を出射することにより、第二演出部材5の装飾面5211も当該光源から出射された光で照らされる。つまり、第二演出部材5に設けられた前側光源55および後側光源54により、第一演出部材3の装飾面36と第二演出部材5の装飾面5211の両方が光で照らされた演出を提供することができる。なお、第一演出部材3の装飾面36と第二演出部材5の装飾面5211は別々のタイミングで光に照らされるようにしてもよいし、同時に光に照らされるようにしてもよい。
また、第一演出部材3および第二演出部材5は、前後方向で表示装置93にも重なる。そのため、表示装置93の光(映像)で第一演出部材3や第二演出部材5を後方から照らすこともできる。つまり、演出態様にある第一演出部材3は、第二演出部材5に設けられた後側光源54により前側から照らされ、表示装置93により後側から照らされた状態とすることが可能である。同様に、演出態様にある第二演出部材5は、前側光源55により演出体52の装飾面5211(装飾部521)のみが照らされ、表示装置93により演出体52の全体が後側から照らされた状態とすることが可能である。このとき、光源のない第一演出部材3の装飾面36は、表示装置93の光が第一演出部材によって遮られるため、明るくなった周囲によって暗く感じさせてしまう(目立たなくなる)が、第一演出部材5の演出体52が装飾面36と重なった際に後側光源54によって装飾面36が照らされるため、上記のように装飾面36を暗く感じさせることを抑制することが可能となる。
以上説明した本実施形態にかかる遊技機1によれば、次のような効果が奏される。
本実施形態にかかる遊技機1では、第一演出部材3は光源を備えていないが、第二演出部材5と前後方向で重なったとき、この第二演出部材5に設けられた後側光源54により照らされる。つまり、当該演出部材の重なりにより遊技領域が暗くなってしまうのを抑制することが可能である。
また、第二演出部材5と前後方向で重なることがある第一演出部材3の装飾面36は、後側光源54から出射された光を反射可能な材料で形成されているため、光源が設けられていない第一演出部材3に、あたかも光源が設けられているかのような演出効果を発現させることが可能となる。
特に、本実施形態にかかる遊技機1は、第一演出部材3に第二演出部材5が重なることを利用した点で優れる。つまり、第一演出部材3とは異なる演出部材である第二演出部材5にその第二演出部材5の装飾面5211を照らすための光源(前側光源55)が設けられることを巧みに利用し、装飾面5211を照らすための光源(前側光源55)が実装された基板53を第一演出部材3を照らすための光源(後側光源54)が実装される基板53として共通化を図った点、換言すれば、第二演出部材5を演出部材としてだけでなく第一演出部材3の演出効果を向上させる部材として機能させている点で優れる。
また、第一演出部材3は、演出態様に変化したときその態様を維持しながら回転することが可能である。このように回転している第一演出部材3に対し第二演出部材5に設けられた後側光源54から光を照射することで、当該光が第一演出部材3の装飾面36でランダムに反射されるから、より激しい演出効果を発現させることが可能である。
このように第一演出部材3が回転する場合、第一演出部材3自体に光源を設けることは極めて困難である。第一演出部材3に設けられた光源に電力を供給したり、制御信号を送る配線を、回転することがある(位置が変化する)第一演出部材3に沿って設けることは困難であるからである。特に、本願のように回転を支持する部分(本実施形態ではリング歯車42に相当する部分)が中央ではなく第一演出部材3よりも外側に設けられる構成である場合、回転する各第一演出部材3に沿って配線を設けることは限りなく不可能に近いものと思われる。このように光源を設けることが極めて困難な回転する演出部材であっても、光源を設けた場合に匹敵する演出効果を発現させることが可能な点で本実施形態にかかる遊技機1は優れるものである。
さらに、第一演出部材3は、表示装置93の光(映像)によって後方からも照らされる。したがって、第一演出部材3が後側光源54による前方からの光および表示装置93による後方からの光によって照らされた演出を提供することが可能である。また、第二演出部材5が前側光源55により演出体52の装飾面5211(装飾部521)のみが照らされ、表示装置93により演出体52の全体が後側から照らされた演出を提供することが可能である。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で以下のような種々の改変が可能である。
例えば、本実施形態では、第一演出部材3および第二演出部材5はともに、非演出態様と演出態様という二つの態様に変化可能な構成であることを説明したが、これ以外の態様に変化可能な構成であってもよい。第一演出部材3が変化可能な複数の態様のうちの少なくとも一態様にあり、第二演出部材5が変化可能な複数の態様のうちの少なくとも一態様にあるときおいて、第一演出部材3の少なくとも一部と第二演出部材5の少なくとも一部が前後方向に重なる構成であれば、本発明の技術思想は適用可能である。また、第一演出部材3および第二演出部材5の具体的な形状、態様を変化させる機構などは、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
1 遊技機
3 第一演出部材
31、32 支持体
311、321 一方側端部
33、34 装飾体
35 回転体
36 装飾面
4 第一演出部材駆動モータ
42 リング歯車
421 長孔
5 第二演出部材
51 スライドベース
52 演出体
521 装飾部
5211 装飾面
522 ベース部
53 基板
54 後側光源
55 前側光源
6 第二演出部材駆動モータ
S 空間

Claims (5)

  1. 表面に装飾面が形成された第一演出部材と、
    前記第一演出部材の少なくとも一部と前後方向で重なる態様に変化可能な第二演出部材と、
    を備え、
    前記第一演出部材における前記第二演出部材と前後方向で重なる範囲には光源が設けられていない一方、前記第二演出部材にはその裏面側に後方に向けて光を照射する光源が設けられており、
    前記第一演出部材と前記第二演出部材が前後方向で重なった状態にあるときには前記第一演出部材の装飾面側と前記第二演出部材の裏面側との間に空間が形成され、前記第二演出部材に設けられた光源がその裏面側から前記第一演出部材の装飾面に向けて光を照射するように構成されていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記第一演出部材の装飾面は、前記第二演出部材に設けられた光源から出射された光を反射可能な材料で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記第二演出部材には、裏面側および表面側に光源が実装された基板が設けられ、
    当該基板の裏面側に実装された光源が前記第一演出部材の装飾面に向けて光を照射し、当該基板の表面側に実装された光源が前記第二演出部材の表面に形成された装飾面に向けて光を照射することで当該装飾面をその裏面側から照らすように構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記第一演出部材は、複数の態様に変化可能に構成されるとともに、そのうちの一態様に変化した状態を維持しながら回転可能に構成され、
    前記第二演出部材は、前記一態様に変化した第一演出部材の少なくとも一部と前後方向で重なる態様に変化したときに、前記第二演出部材に設けられた光源が回転する前記第一演出部材の装飾面に向けて光を照射するように構成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の遊技機。
  5. 前記第一演出部材は、複数の態様に変化可能に構成されるとともに、そのうちの一態様においてある所定の態様に変化した前記第二演出部材と前後方向で重なるように構成され、
    当該一態様に変化した第一演出部材の後方には表示装置が位置し、
    この表示装置が第一演出部材の裏面側に向けて光を照射することで当該第一演出部材をその裏面側から照らすとともに、前記第二演出部材に設けられた光源が前記第一演出部材の装飾面に向けて光を照射するように構成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の遊技機。
JP2015149261A 2015-07-29 2015-07-29 遊技機 Pending JP2015213812A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015149261A JP2015213812A (ja) 2015-07-29 2015-07-29 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015149261A JP2015213812A (ja) 2015-07-29 2015-07-29 遊技機

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013224278A Division JP2014113464A (ja) 2013-10-29 2013-10-29 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015213812A true JP2015213812A (ja) 2015-12-03
JP2015213812A5 JP2015213812A5 (ja) 2016-01-28

Family

ID=54751264

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015149261A Pending JP2015213812A (ja) 2015-07-29 2015-07-29 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015213812A (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009000355A (ja) * 2007-06-22 2009-01-08 Nippon Pachinko Buhin Kk 遊技機
JP2009082339A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Aruze Corp 遊技機
JP2010104493A (ja) * 2008-10-29 2010-05-13 Fujishoji Co Ltd 遊技機
JP2010110551A (ja) * 2008-11-10 2010-05-20 Nippon Pachinko Buhin Kk 遊技機の装飾構造及びそれを用いた遊技機
JP2013128721A (ja) * 2011-12-22 2013-07-04 Toyomaru Industry Co Ltd パチンコ機

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009000355A (ja) * 2007-06-22 2009-01-08 Nippon Pachinko Buhin Kk 遊技機
JP2009082339A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Aruze Corp 遊技機
JP2010104493A (ja) * 2008-10-29 2010-05-13 Fujishoji Co Ltd 遊技機
JP2010110551A (ja) * 2008-11-10 2010-05-20 Nippon Pachinko Buhin Kk 遊技機の装飾構造及びそれを用いた遊技機
JP2013128721A (ja) * 2011-12-22 2013-07-04 Toyomaru Industry Co Ltd パチンコ機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4814972B2 (ja) 遊技機
JP2011104289A (ja) 遊技機
JP2014100354A (ja) 遊技機の可動演出装置
JP2013111205A (ja) 遊技機用発光装置
JP5411342B1 (ja) 遊技機
JP2014113464A (ja) 遊技機
JP6035591B2 (ja) 遊技機
JP2015029729A (ja) 遊技機
JP5643701B2 (ja) 遊技機
JP2012205758A (ja) 遊技機
JP2015213812A (ja) 遊技機
JP6023936B2 (ja) 遊技機
JP2015051096A (ja) 遊技機の可動演出装置
JP5712423B2 (ja) 遊技機
JP2013094465A (ja) パチンコ遊技機
JP5049370B2 (ja) 発光ユニット
JP5458049B2 (ja) 遊技機
JP2013081545A (ja) 遊技機用発光装置
JP5643703B2 (ja) 遊技機
JP5468038B2 (ja) 遊技機
JP5643702B2 (ja) 遊技機
JP6156892B2 (ja) 遊技機
JP6156891B2 (ja) 遊技機
JP6226342B2 (ja) 遊技機
JP6019350B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20151020

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151204

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170221

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170829