JP6156892B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、反射部材を備えた遊技機に関する。
例えば、下記特許文献1等に記載されるように、光による演出効果を高めるため、反射部材を用いた遊技機が種々知られている。
特開2014−110971号公報
上記特許文献1に記載の技術は、反射部材のモータ等の駆動手段を用いずに、回転灯のような光による演出を実行可能とするものである。つまり、光源からの光を反射させる反射部材自体があたかも光源のように振る舞うようにした(光源の代用として反射部材を設けた)ものである。このように、この種の遊技機は、反射部材が光源であるかのように振る舞うことで、光源の削減、装置の小型化を実現しようとするものであり、反射部材による直接的な演出効果の向上を図ったものではない。
本発明が解決しようとする課題は、反射部材による演出効果の向上を実現可能な遊技機を提供することにある。
本発明にかかる遊技機は、一または複数の光源と、第一位置と第二位置との間を移動可能である可動部材と、前記可動部材に対して変位自在に支持された、反射材料で形成された反射部を表面の少なくとも一部に有する反射部材と、を備え、前記可動部材が前記第一位置に位置するときよりも、前記可動部材が前記第二位置に位置するときの方が、前記可動部材に覆われずに露出する前記反射部の領域が大きくなるように構成されており、前記可動部材は、光透過材料で形成された光透過部を有し、前記可動部材が前記第一位置に位置するとき、前記反射部の少なくとも一部は当該光透過部の後方に位置することを特徴とする。
上記発明によれば、可動部材が移動することにより、当該可動部材に覆われる反射部の領域の大きさが変化する。つまり、可動部材の移動とともに、光の状態が変化するという趣向性の高い演出を実行することが可能である。
また、光透過部の後方に位置する反射部によって、光透過部が装飾されたかのような装飾形態が構築される。つまり、反射部を、光透過部を装飾する要素としても利用することが可能である。
前記可動部材が前記第二位置に位置するとき、当該可動部材に支持された反射部材に隣接する位置に位置することが可能な発光部材を備えるとよい。
このような構成とすれば、可動部材に覆われずに露出する反射部の領域が大きくなった状態で発光部材を発光させることにより、発光部材から出射された光が反射部によって反射されることとなるから、発光部材による発光効果(見かけ上の発光効果)を高めることが可能となる。
各々に前記反射部材が支持された前記可動部材が複数設けられ、当該複数の可動部材が前記第二位置に位置したときにおいて、各可動部材に支持された前記反射部材における反射部の前側の面は、互いの間隔が後方から前方に向かって広がるように傾斜した部分を含むとよい。
複数の可動部材が前記第二位置に位置したときにおいて、複数の前記反射部が並ぶことによって環状の反射面の少なくとも一部が構築され、当該環状の反射面は、後方から前方に向かって広がる形状となる部分を含むとよい。
このような構成とすれば、反射部によって反射された光の態様が遊技者側に向かって広がるようなものとすることが可能である。発光源の発光量が少ない場合には、発光源によって生じる限られた光を遊技者が認識可能な光として効率よく利用することが可能である。
本発明によれば、反射部材によって演出効果を向上させることが可能である。
本発明の一実施形態にかかる遊技機の正面図であり、可動部材が第一位置に位置した状態を示したものである(発射装置(発射ハンドル)等公知の部材は省略)。 遊技盤の後方に設けられたセンターベースおよびそれに支持された可動ユニットを示した図であって、可動部材が第二位置に位置するとともに反射部材が第二状態となり、発光部材が演出位置に位置した状態(発光部材の周囲を囲むように反射部材が環状に並んだ演出態様(環状の反射面)が構築された状態)を示した図である。 可動部材および第一状態にある反射部材を示した図である。 可動部材および第二状態にある反射部材を示した図である。 可動ユニット(右横に設けられたもの)の正面図であって、可動部材が第一位置に位置した状態を示したものである。 可動ユニット(右横に設けられたもの)の正面図であって、可動部材が第二位置に位置した状態を示したものである。 可動ユニット(右横に設けられたもの)の背面図であって、可動部材が第一位置に位置した状態を示したものである。 可動ユニット(右横に設けられたもの)からユニットベースおよび中継プレート341を取り外したものの背面図であって、可動部材が第一位置に位置した状態を示したものである。 可動ユニット(右横に設けられたもの)からユニットベースおよび中継プレート341を取り外したものの背面図であって、可動部材が第二位置に位置した状態を示したものである。 演出位置に位置する発光部材の周囲を囲むように第二状態にある複数の反射部材が環状に並んだ演出態様(環状の反射面)が構築された状態における断面を示した模式図である。 離れて位置する第二状態にある複数の反射部材と発光部材によって一体的な演出形態が構築される例を示した模式図である。
以下、本発明にかかる実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明における平面方向とは遊技領域902に沿う(平行な)方向を、前後方向とは遊技領域902に直交する方向(遊技者側を前、その反対側を後とする)を、左右方向(幅方向)とは図1の左右方向を、上下方向とは図1の上下方向をいうものとする。
まず、図1を参照して遊技機1の全体構成について簡単に説明する。遊技機1は遊技盤90を備える。遊技盤90は、ほぼ正方形の合板により成形されており、発射装置の操作によって発射された遊技球を遊技領域902に案内する金属製の薄板からなる帯状のガイドレール903が略円弧形状となるように設けられている。
遊技領域902には、表示装置91、第一始動入賞口904、第二始動入賞口905、大入賞口906、アウト口907などが設けられている。表示装置91は、例えば液晶表示装置が用いられ、表示装置91の表示画面(表示部)において特別図柄や普通図柄等が表示される。かかる表示装置91の表示画面は、遊技盤90に形成された開口901を通じて視認可能である。
また、遊技領域902には、流下する遊技球が衝突することにより遊技球の流下態様に変化を与える障害物としての遊技釘が複数設けられている。遊技領域902を流下する遊技球は、遊技釘に衝突したときの条件に応じて様々な態様に変化する。
このような遊技機1では、発射装置(図示省略)を操作することにより遊技領域902に向けて遊技球を発射する。遊技領域902を流下する遊技球が、始動入賞口904、905や大入賞口906等の入賞口に入賞すると、所定の数の賞球が払出装置により払い出される。その他、大当たりの抽選方法や演出等は、公知の遊技機と同様のものが適用できるため、説明は省略する。なお、本実施形態にかかる遊技機1は、いわゆるぱちんこ遊技機であるが、以下で説明する構成は、スロットマシン等、他の種類の遊技機にも適用可能である。
以下、本実施形態にかかる遊技機1が備える可動ユニット1aについて、図1〜図10を参照して詳細に説明する。可動ユニット1aは、可動部材10および反射部材20を備える。後述するように、本実施形態にかかる遊技機は、このような可動ユニット1aを複数(右横、右下、左横、左下に設けられたもの(図2参照))備えるものであるが、各可動ユニット1aの基本的な構成は同じであるため、以下では一の可動ユニット1a(右横に設けられたもの)を詳細に説明し、その他の可動ユニット1aについては詳細な説明を省略する。
可動部材10は、第一位置(図1に示す位置)と第二位置(図2に示す位置)との間を移動可能な部材であって、本体部11およびそれに固定された光透過部12を有する。駆動源30(本実施形態ではモータ)の動力が動力伝達部材を介して本体部11に伝達されることにより、本体部11および光透過部12が互いの相対位置を変化させずに変位する。本体部11の前面には所定の装飾が施されている。
光透過部12は、光透過性材料で形成されている。本実施形態における光透過部12は、無色透明な材料で形成されている。光透過部12の前面には、装飾となる凹凸が施されていてもよい。本実施形態では、本体部11は外側(表示装置91の表示領域の中央から離れる側)に位置し、光透過部12は内側に位置する。
反射部材20は、可動部材10に対して変位自在に支持されている。可動部材10は、反射材料で形成された反射部21を表面の少なくとも一部に有する。本実施形態では、反射部材20の全ての表面が反射材料で形成されたものであるが、少なくとも、詳細を後述する傾斜した部分が反射材料で形成されたものであればよい。反射材料(例えばアルミニウム)は、例えば蒸着によって母材(プラスチック)に固定化することができる。
反射部材20は、可動部材10に対してスライド自在に支持されており、それ自体が独立して動作するものではない。すなわち、可動部材10に対する相対位置を変化させることができるものである。具体的には、前後方向において、可動部材10に覆われる領域が相対的に大きい状態(図3参照)、すなわち露出する部分が相対的に小さい状態(以下、第一状態と称することもある)から、可動部材10に覆われる領域が相対的に小さい状態(図4参照)、すなわち露出する部分が相対的に大きい状態(以下、第二状態と称することもある)に変化することが可能である。
本実施形態では、反射部材20が第一状態にあるとき、その全体が可動部材10に覆われる。反射部材20の一部は可動部材10の光透過部12に重なるため、当該光透過部12を通じて反射部材20を視認することができる(図3参照)。一方、反射部材20が第二状態にあるとき、その一部が可動部材10に覆われずに露出する。具体的には、可動部材10の光透過部12側に変位し、反射部材20の内側(先端側)に形成された反射部21が露出する(図4参照)。反射部21は、内側(先端側)から外側(基端側)に向かって前方に変位するように傾斜した部分(傾斜部)を一部に含み(図10参照)、少なくともその前側の表面が反射材料によって形成されている。なお、本発明における「傾斜」は、平面であるものに限られない。内側(先端側)から外側(基端側)に向かって前方に変位するものであれば、「曲面」であってもよい。また、複数の平面が組み合わされたもの、曲率の異なる複数の曲面が組み合わされたものであってもよい。本実施形態では、反射部材20が第一状態にあるとき、当該反射部21が可動部材10の光透過部12と重なる。
可動部材10を移動させ、当該可動部材10に対して反射部材20を変位させる可動ユニット1aの駆動機構はどのようなものであってもよい。各可動ユニット1aが後述するよう動作するのであれば、ある可動ユニット1aの駆動機構とそれとは別の位置に位置する可動ユニット1aの駆動機構が異なっていてもよい。本実施形態における駆動機構(右横に設けられた可動ユニット1aの駆動機構)は以下の通りである。なお、当該駆動機構は、上下方向に並ぶように設けられた二組の可動部材10・反射部材20組(下可動部材10aと下反射部材20aからなる組と、上可動部材10bと上反射部材20bからなる組)を一つの駆動源30によって動作させるための機構である。
駆動源30であるモータの動力は、動力伝達機構によって可動部材10および反射部材20に伝達される。動力伝達機構は、一または複数の歯車、第一アーム部材32、第二アーム部材33、第一中継部材34、および第二中継部材35を有する(図5〜図9参照)。
ユニットのベース(以下、ユニットベース36と称する)には、駆動源30や各歯車が支持されている(図5〜図7参照)。当該ユニットベース36は、遊技盤90の後方に設けられたセンターベース80に固定されている。一または複数の歯車のうち、最も後段に位置する歯車(出力歯車31)には、出力軸311が形成されている。第一アーム部材32には、細長い凹部または貫通孔である軸係合溝321が形成されており、当該軸係合溝321内に出力軸311が嵌まり込んでいる。出力軸311は軸係合溝321内をスライド自在である。また、第一アーム部材32には、二つの被誘導軸(上被誘導軸322と下被誘導軸323)が形成されている。各被誘導軸は、ユニットのベースに形成された誘導溝(上誘導溝361と下誘導溝362)内に嵌まり込んでいる。各被誘導軸は、各誘導溝内をスライド自在である。
第一アーム部材32は、その下方側端部がユニットベース36に回動自在に支持されている(図5〜図7参照)。また、第一アーム部材32は、その上方側端部が下可動部材10aに対して回動自在に接続されている(図7〜図9参照)。
第二アーム部材33は、その下方側端部がユニットベース36に回動自在に支持されている(図5〜図7参照)。また、第二アーム部材33は、その上方側に細長い凹部または貫通孔である下作動溝331が形成されている(図7〜図9参照)。そして、第二アーム部材33の下方側端部と下作動溝331の間の途中部位は、下可動部材10aに対して回動自在に接続されている(図7〜図9参照)。
下可動部材10aには、下反射部材20aがスライド自在に支持されている。下反射部材20aには、下作動突起21aが形成されており、当該下作動突起21aが上記第二アーム部材33の下作動溝331内に嵌まり込んでいる。下作動突起21aは下作動溝331内をスライド自在である(図7〜図9参照)。下可動部材10aの上側端部と上可動部材10bの下側端部は、互いに回動自在に接続されている。また、下可動部材10aには、一体的に変位する扇歯車部11aが形成されている(図7〜図9参照)。
第二アーム部材33における、下可動部材10aに回動自在に接続された部分と下作動溝331の間の所定部位には、第一中継部材34の下方側端部が回動自在に接続されている(図7〜図9参照)。第一中継部材34の上方側端部は、上可動部材10bの下側に回動自在に接続されている(本実施形態では、上可動部材10bに固定される中継プレート341を介して接続されている)(図8、図9参照)。
下可動部材10aの扇歯車部11aには、第二中継部材35の下端に形成された駆動歯車部351が噛み合っている(図9参照)。第二中継部材35の上方側には、細長い凹部または貫通孔である下作動溝331が形成されている(図7〜図9参照)。上可動部材10bには、上反射部材20bがスライド自在に支持されている。上反射部材20bには、上作動突起21bが形成されており、当該上作動突起21bが上記第二中継部材35の上作動溝352内に嵌まり込んでいる。上作動突起21bは上作動溝352内をスライド自在である(図7〜図9参照)。
原位置である第一位置(図5、図7、図8に示した状態)に位置する可動部材10および反射部材20(下可動部材10a・下反射部材20a組と上可動部材10b・上反射部材20b組)を動作させる場合には、駆動源30であるモータを一方に回転(正転)させる。当該動力によって出力歯車31が回転する。これにより、出力歯車31に形成された出力軸311が、当該出力歯車31の回転中心を中心として変位する。具体的には、出力軸311は上方に向かって変位する。
出力軸311は第一アーム部材32の軸係合溝321に係合しているため、軸係合溝321内をスライドしつつ、軸係合溝321の上側内壁面を押圧する。これにより、第一アーム部材32は、ユニットベース36に回動自在に支持された箇所(下方側端部)を支点として、(前方から見て)内側に向かって回動する。第一アーム部材32は、二つの被誘導溝(上被誘導軸322および下被誘導軸323)のそれぞれが、ユニットベース36に形成された誘導溝(上誘導溝361および下誘導溝362)に誘導されながら回動する。
このように第一アーム部材32が回動することにより、その上方側端部に接続された下可動部材10aが内側に向かって変位する。つまり、下可動部材10aが第一位置から第二位置に向かって変位する。下可動部材10aが変位すると、下可動部材10aに接続された第二アーム部材33も変位する。具体的には、第二アーム部材33は、ユニットベース36に回動自在に支持された箇所(下方側端部)を支点として、(前方から見て)内側に向かって回動する。つまり、第一アーム部材32と第二アーム部材33が同じ方向に回動する。
このように第二アーム部材33が回動すると、第二アーム部材33の上方側端部に形成された下作動溝331の内壁面が下反射部材20aに形成された下作動突起21aを押す。これにより、下作動突起21aが下作動溝331内をスライドしつつ、下反射部材20aが下可動部材10aに対して内側に変位する。下可動部材10aの変位量は第一アーム部材32の上端側によって規制され、下反射部材20aの変位量は第二アーム部材33の上端側によって規制されるものであり、駆動源30の単位駆動量当たりの第一アーム部材32の上端側の変位量と第二アーム部材33の上端側の変位量は異なっているため、下可動部材10aに対して下反射部材20aが変位する。つまり、下可動部材10aが第一位置から第二位置に向かって移動しつつ、当該下可動部材10aに対する相対位置を変化させるように下反射部材20aが第一状態から第二状態に向かって変位する。
また、第二アーム部材33が回動すると、それに対して回動自在に接続された第一中継部材34が回動する。第一中継部材34が回動すると、それに接続された上可動部材10bが変位する。具体的には、下可動部材10aは上可動部材10bに対して回動自在に接続されているところ、上可動部材10bは下可動部材10aに近づく方向に回動する。つまり、上可動部材10bは、下可動部材10aとともに内側に向かって変位しつつ、下可動部材10aに対する相対位置を変化させる。
また、下可動部材10aが変位すると、それに形成された扇歯車部11aが変位する。これにより、扇歯車部11aに噛み合う駆動歯車部351を有する第二中継部材35が上可動部材10bに対して回動する。第二中継部材35が回動すると、その上方側端部に形成された上作動溝352の内壁面が上反射部材20bに形成された上作動突起21bを押す。これにより、上作動突起21bが上作動溝352内をスライドしつつ、上反射部材20bが上可動部材10bに対して内側に変位する。つまり、上可動部材10bが第一位置から第二位置に向かって移動しつつ、当該上可動部材10bに対する相対位置を変化させるように上反射部材20bが第一状態から第二状態に向かって変位する。
このようにして、可動部材10(下可動部材10aおよび上可動部材10b)は第二位置に向かって移動し、それに伴い、反射部材20(下反射部材20aおよび上反射部材20b)は第二状態となるように可動部材10に対する相対位置を変化させていく。つまり、可動部材10が第二位置に近づくにつれて、反射部材20の傾斜面における可動部材10に覆われず露出する領域が大きくなっていき、可動部材10が第二位置に到達した時点で当該領域は最大となる(図6、図9に示した状態となる)。
図2に示すように、本実施形態では、複数の可動部材10および各可動部材10に支持された反射部材20を有する反射ユニットのそれぞれを可動部材10が第二位置に到達するように変位させたとき、複数の可動部材10が環状に並ぶ。それに伴い、各可動部材10の内側で反射部材20の反射部21が露出するため、当該反射部21の露出した部分も環状に並ぶ。つまり、当該反射部21の露出した部分によって、環状の反射面が構築される。各反射部21は、内側(先端側)から外側(基端側)に向かって前方に変位するように傾斜する形状であるため、環状の反射面は後方から前方に向かって広がる形状(断面円形のテーパ面)を含むものとなる(図10参照)。
第二位置に位置する可動部材10を第一位置に戻す(第二状態にある反射部材20を第二状態とする)際には、モータを他方側に回転(逆転)させる。これにより、上記とは逆の流れで各部材が元の状態に戻る。
このように、本実施形態にかかる遊技機1では、可動部材10が移動することにより、当該可動部材10に覆われる反射部21の領域の大きさが変化する。したがって、各種光源によって遊技領域を照らしつつ可動部材10を移動させれば、可動部材10が移動するという演出効果だけでなく、光の状態が変化するという演出効果が発現される。
本実施形態にかかる遊技機1は、上記可動ユニット1aに加え、発光部材40を備える。発光部材40は、大部分が遊技盤90に覆われた原位置(図1に示す位置)と、表示装置91の表示領域に重なる演出位置(図2に示す位置)との間を往復動作可能である。このように動作することができるものであればその駆動機構はどのようなものであってもよいため、当該駆動機構の説明は省略する。
発光部材40は、前方から見た外観が略円形(本実施形態では外観がミラーボールのような反球体)であって、内部に光源が設けられたもの(発光ユニット)であって、その前側の表面から前方に向けて発光する。かかる発光部材40を演出位置に位置させた上で、上記各可動部材10を第二位置に位置させ、各反射部材20を第二状態とすると、発光部材40の周囲を囲むように環状に並んだ反射部材20(環状の反射面)が位置する状態となる。つまり、各反射部材20の反射部21が、発光部材40に隣接する状態となる(図2、図10参照)。
かかる状態で発光部材40を発光させると、出射された光は、環状に並んだ反射部材20(環状の反射面)によって反射される。つまり、単に発光部材40単独で(周囲に反射する部材が存在しない状態で)発光させたときとは異なる発光態様となるから、発光部材40による発光効果(見かけ上の発光効果)を高めることが可能となる。なお、本実施形態では、発光部材40と各反射部21が隣接した状態にあるときのみ発光部材40が発光する可能性があるように設定されているが、発光部材40単独で(反射部21が隣接していない状態で)発光することもあれば、反射部21が隣接した状態で発光することもある(遊技者の見た目上、より激しい発光態様となる)ように設定してもよい。
そして、本実施形態では、複数の反射部21によって構築される環状の反射面は、後方から前方に向かって広がる部分を含む形状(図10参照)であるから、発光部材40から出射された光の態様が遊技者側に向かって広がるようなものとすることが可能である。発光部材40の発光量が少ない場合には、発光源によって生じる限られた光を遊技者が認識可能な光として効率よく利用することが可能である。
なお、環状の反射面の一部が、本実施形態における可動ユニット1a(本実施形態における反射部21)とは異なる別の装置や部材によって構築される構成であってもよい。つまり、環状の反射面の全部が、複数の本実施形態における可動ユニット1aによって構築されるものであってもよいし、環状の反射面の一部が一または複数の本実施形態における可動ユニット1aによって構築されるものであってもよい。本実施形態では、環状の反射面を構築する部分のうち、上側に位置する二つは、本実施形態における可動ユニット1aとは異なるユニットによって構築されるものである。
一方、可動部材10は、光透過材料で形成された光透過部12を有し、可動部材10が第一位置に位置するとき、すなわち反射部材20が第一状態にあるときには、反射部21の少なくとも一部は当該光透過部12の後方に位置する(前後方向において重なる)。そのため、光透過部12の後方に位置する反射部21によって、光透過部12が装飾されたかのような(反射材料の色によって着色されたかのような)装飾形態が構築される。つまり、反射部21を、光透過部12を装飾する要素としても利用することが可能である。図1に示すように、本実施形態では、光透過部12の一部は、遊技盤90に形成された開口901の縁よりも内側に位置するため、常に遊技者に視認可能な状態にある。したがって、このように光透過部12が装飾(着色)されたかのようにする意義は大きい。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
上記実施形態では、各可動部材10を第二位置に位置させ、各反射部材20を第二状態とすることにより、各反射部21が環状に並び、当該各反射部21によって環状の反射面が構築されることを説明したが、このような環状の反射面が構築される構造でなくてもよい。例えば、図11に示すように、各可動部材10を第二位置に位置させ、各反射部材20を第二状態としたとき、各反射部21が互いに離れた状態にあってもよい。このような構成とした場合であっても、各反射部21の形状を上記実施形態において説明した形状とすることにより、各反射部材20を第二状態とすることで、各反射部21は、互いの間隔が後方から前方に向かって広がる(前方に向かって裾広がりとなる)部分を含む態様を構築するため、発光源の光が遊技者に向かって広げられる。
また、上記実施形態では、発光部材40の発光による演出効果が反射部材20(反射部21)によって高められることを説明したが、それ以外の発光源の発光による演出効果も高められる。つまり、各反射部21は、互いの間隔が後方から前方に向かって広がる部分を含む形状であるがゆえに、その内側(上記実施形態でいえば環状の反射面の内側)に発光源が位置している場合が最も演出効果の向上作用が期待できるというだけであって、外側に発光源が位置している場合であっても一定の演出効果の向上作用が期待できる。また、遊技機設置店の照明や、他の遊技機から出射される光を反射部21が反射することによる演出効果の向上も期待できる。また、発光部材40を設ける場合であっても、当該発光部材40の形状や発光態様、動作態様等は適宜変更可能である。
また、上記実施形態では、可動部材10が光透過部12を有するものであることを説明したが、このような光透過部12を有していなくてもよい。可動部材10が第一位置に位置するときの方が、可動部材10が第二位置に位置するときよりも、可動部材10に覆われる反射部材20の反射部21の領域が相対的に大きくなる構成であればよい。例えば、上記実施形態における光透過部12に相当する部分が、光透過性の無い材料で形成された構成としてもよい。このような構成としても、可動部材10の移動とともに、光の状態が変化するという趣向性の高い演出を実行することが可能である。ただし、可動部材10が第一位置に位置するときにおける反射部21による装飾効果を発現させる場合には、可動部材10が第一位置に位置するときに反射部21の少なくとも一部を覆う光透過部12を設ける必要がある。
以下、上記実施形態から得られる具体的手段(遊技機)を以下に列挙する。
手段1にかかる遊技機は、一または複数の光源と、第一位置と第二位置との間を移動可能である可動部材と、前記可動部材に対して変位自在に支持された、反射材料で形成された反射部を表面の少なくとも一部に有する反射部材と、を備え、前記可動部材が前記第一位置に位置するときよりも、前記可動部材が前記第二位置に位置するときの方が、前記可動部材に覆われずに露出する前記反射部の領域が大きくなることを特徴とする。
手段1にかかる遊技機によれば、可動部材が移動することにより、当該可動部材に覆われる反射部の領域の大きさが変化する。つまり、可動部材の移動とともに、光の状態が変化するという趣向性の高い演出を実行することが可能である。
手段2にかかる遊技機は、手段1に記載の遊技機において、前記可動部材が前記第二位置に位置するとき、当該可動部材に支持された反射部材に隣接する位置に位置することが可能な発光部材を備えることを特徴とする。
手段2にかかる遊技機によれば、可動部材に覆われずに露出する反射部の領域が大きくなった状態で発光部材を発光させることにより、発光部材から出射された光が反射部によって反射されることとなるから、発光部材による発光効果(見かけ上の発光効果)を高めることが可能となる。
手段3にかかる遊技機は、手段1または手段2に記載の遊技機において、各々に前記反射部材が支持された前記可動部材が複数設けられ、当該複数の可動部材が前記第二位置に位置したときにおいて、各可動部材に支持された前記反射部材における反射部の前側の面は、互いの間隔が後方から前方に向かって広がるように傾斜した部分を含むことを特徴とする。
手段4にかかる遊技機は、手段3に記載の遊技機において、複数の可動部材が前記第二位置に位置したときにおいて、複数の前記反射部が並ぶことによって環状の反射面の少なくとも一部が構築され、当該環状の反射面は、後方から前方に向かって広がる形状となる部分を含むことを特徴とする。
手段3、4にかかる遊技機によれば、反射部によって反射された光の態様が遊技者側に向かって広がるようなものとすることが可能である。発光源の発光量が少ない場合には、発光源によって生じる限られた光を遊技者が認識可能な光として効率よく利用することが可能である。
手段5にかかる遊技機は、手段1から手段4のいずれかに記載の遊技機において、前記可動部材は、光透過材料で形成された光透過部を有し、前記可動部材が前記第一位置に位置するとき、前記反射部の少なくとも一部は当該光透過部の後方に位置するとよい。
手段5にかかる遊技機によれば、光透過部の後方に位置する反射部によって、光透過部が装飾されたかのような装飾形態が構築される。つまり、反射部を、光透過部を装飾する要素としても利用することが可能である。
1 遊技機
1a 可動ユニット
10 可動部材(10a 下可動部材 10b 上可動部材)
11 本体部
12 光透過部
20 反射部材(20a 下反射部材 20b 上反射部材)
21 反射部
30 駆動源
40 発光部材

Claims (4)

  1. 第一位置と第二位置との間を移動可能である可動部材と、
    前記可動部材に対して変位自在に支持された、反射材料で形成された反射部を表面の少なくとも一部に有する反射部材と、
    を備え、
    前記可動部材が前記第一位置に位置するときよりも、前記可動部材が前記第二位置に位置するときの方が、前記可動部材に覆われずに露出する前記反射部の領域が大きくなるように構成されており、
    前記可動部材は、光透過材料で形成された光透過部を有し、
    前記可動部材が前記第一位置に位置するとき、前記反射部の少なくとも一部は当該光透過部の後方に位置することを特徴とする遊技機。
  2. 前記可動部材が前記第二位置に位置するとき、当該可動部材に支持された反射部材に隣接する位置に位置することが可能な発光部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 各々に前記反射部材が支持された前記可動部材が複数設けられ、
    当該複数の可動部材が前記第二位置に位置したときにおいて、各可動部材に支持された前記反射部材における反射部の前側の面は、互いの間隔が後方から前方に向かって広がるように傾斜している部分を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
  4. 複数の可動部材が前記第二位置に位置したときにおいて、複数の前記反射部が並ぶことによって環状の反射面の少なくとも一部が構築され、
    当該環状の反射面は、後方から前方に向かって広がる形状となる部分を含むことを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
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