JP4368122B2 - 印刷またはニス引き機の圧着装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、請求項1の前提項に記載されている通りの、胴の外周面上に胴貼りを巻き付ける圧着ローラと、第1の開閉カバーとこの第1の開閉カバーに回転ジョイントによって連結された第2の開閉カバーとを含み第1の開閉カバーが保護位置にあるときに圧着ローラと胴とで形成されたくさび形進入口を覆う指保護装置とを備えている、印刷またはニス引き機の圧着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ドイツ特許出願公開第10018923A1号明細書には、このような圧着装置が記載されているが、この圧着装置は、技術的な補助なしに手作業で、胴貼りを胴の胴溝内に曲げ入れ、そのときに胴貼りの後端を、胴溝内に配置されたクランプ装置に向かって押すことが、操作者に委ねられたままである。
【0003】
【特許文献1】
ドイツ特許出願公開第10018923号明細書
【特許文献2】
ドイツ特許出願公開第2156044号明細書
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ドイツ特許出願公開第2156044号明細書に記載されている圧着装置も、同じように操作が快適でない。
【0005】
したがって、本発明の目的は、胴貼りの後端を容易にしっかりとクランプすることができる圧着装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的は、請求項1の特徴を備えており、第1の開閉カバーが、圧着位置において胴貼りを圧着させる圧着部材として構成されていることを特徴とする、冒頭に述べた種類の圧着装置によって達成される。
【0007】
本発明の圧着装置では、第1の開閉カバーが多機能を有している。第1の開閉カバーは、一方では、操作者を怪我から守る働きをするとともに、他方では、胴貼りの後端をしっかりとクランプするときに操作者の作業を容易にする働きをする。この多機能性に基づいて、格別にコンパクトな圧着装置の構造が得られる。圧着装置を組み込むのに、印刷またはニス引き機の内部に比較的わずかな組立空間しか必要でない。このようなコンパクトさは、本発明とは異なる構成の、圧着ローラと指保護装置と追加の圧着部材とを含む圧着装置では得られない。さらに、本発明の圧着装置では、胴貼りを胴の胴溝内に曲げ入れ、胴貼りの後端を、胴溝内に配置されたクランプ装置に向かって押すために、胴貼りを巻き付ける圧着ローラを自由に用いることができ、第1の開閉カバーによって構成されている圧着部材を自由に用いることができる利点がある。胴貼りの圧着に用いられる両方の部材、すなわち圧着ローラと圧着部材のそれぞれが、それらの固有の役割に関して構造上最適になる構成になっている。圧着ローラは、特に外周面上への胴貼りの巻き付けのための構成になっている。指保護装置によって構成されている圧着部材は、特に後端の近くで行われる胴貼りの曲げのための構成になっている。本発明とは異なり圧着ローラと圧着部材が別々の2つの部材ではなく同一の部材である圧着装置では、構造上の妥協を受け入れざるを得ず、そのために、巻き付けと曲げという個々の機能のそれぞれに関して、機能の低下に目をつぶらざるを得ない。
【0008】
本発明による圧着装置の圧着ローラは、ブランケット胴とは異なる圧着ローラであり、すなわち、ブランケット胴ではない。
【0009】
胴貼りは、例えばオフセット版やニス塗りに使われるフレキソ版などの版、または、例えばニス塗りに使われるゴムブランケットであってよい。それらに応じて、胴は版胴またはブランケット胴である。
【0010】
本発明の圧着装置の有利な別の実施態様が下位の請求項に記載されている。
【0011】
一実施態様は、第1の開閉カバーが、第1の開閉カバーが胴貼りに当接する圧着位置へ位置調節可能に支持されていることを特徴とする。
【0012】
別の実施態様は、第1の開閉カバーが、圧着位置のとき、胴の胴溝内に入り込む内容である。
【0013】
さらに別の実施態様では、胴貼りは、圧着位置のとき、第1の開閉カバーによって胴のクランプ装置のクランプ台上に保持される。
【0014】
さらに別の実施態様は、胴貼りが、圧着位置のとき、第1の開閉カバーによって胴の胴溝内に曲げ入れられた状態に保持されることを特徴としている。
【0015】
さらに別の実施態様は、保護位置のとき、第1の開閉カバーに配置された転がり部材または滑り部材が、ばねによって案内軌道に当接した状態に保たれる内容である。
【0016】
さらに別の実施態様は、第1の開閉カバーが、保護位置から、転がり部材または滑り部材がばねのばね力に打ち勝って案内軌道から持ち上げられた切換位置へ、ジョイントを中心として揺動可能に支持されていることを特徴としている。
【0017】
別の実施態様では、転がり部材または滑り部材は、保護位置のとき、案内軌道の係止切欠き内に収まる。案内軌道は、カムの湾曲したカム軌道であってもよく、転がり部材または滑り部材はカムフォロワ部材であってもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0019】
図1から図3には、圧胴2と、胴3と、チャンバ型スクィージ(図示せず)または湿しローラ(同じく図示せず)に隣接するインキ着けローラ4とを備えている、枚葉紙状の被印刷体を処理する印刷またはニス引き機が示されている。インキ着けローラ4がチャンバ型スクィージに隣接している場合、インキ着けローラ4はスクリーンローラである。胴3の上に載っている胴貼り5は版であり、特に、ニス引き用のフレキソ版である。
【0020】
圧着ローラ6は、胴3よりもはるかに小さい外径を有しており、この胴3とともにくさび形進入口7を形成している。
【0021】
圧着ローラ6を両側から取り囲む2つの開閉カバー、すなわち第1の保護開閉カバー9と第2の保護開閉カバー10とを含む指保護装置8が、圧着ローラ6と並んで配置されている。圧着ローラ6は、弾性ゴム状の柔軟なローラ被覆を有しており、胴貼り5とほぼ同じ幅である。保護開閉カバー9,10は圧着ローラ6とほぼ同じ長さであり、圧着ローラ6より若干長くてもよい。保護開閉カバー9,10は、ジョイント、特に第1の回転ジョイント11によって互いに連結されている。第2の保護開閉カバー10は、第2の回転ジョイント12によって支持体13に固定されている。
【0022】
胴3は、内部に胴貼り5の後端16のためのクランプ装置15が配置されている胴溝14を有している。クランプ装置15は、クランプ台17とクランプジョー18とを含んでいる。
【0023】
指保護装置8は、胴3を回転駆動する第1の電動モータ20とだけ制御技術的に接続された第1の電気スイッチ19と、第1の電動モータ20だけでなく、インキ着けローラ4を回転駆動する第2の電動モータ22とも制御技術的に接続された第2の電気スイッチ21とを含んでいる。スイッチ19,21は支持体13に固定され、キー(押しボタン)として構成されている。このようなキーが押されると、その一方の切換位置、例えば通電位置にセットされ、このキーが押されないと、その他方の切換位置、例えば電流遮断位置にセットされる。スイッチ19,21は自動復帰式であり、そのために、例えばスイッチ19,21に作用する外部の押圧力が弱まるとすぐにスイッチ19,21を切り換える復帰ばねを備えている。
【0024】
第1のスイッチ19を操作するためのカム23が、第2の回転ジョイント12と同軸の回転軸を中心として回転可能に配置され、第2の保護開閉カバー10に回転不能に接続されており、それにより、第2の保護開閉カバー10が第2の回転ジョイント12を中心として揺動すると、カム23も第2の保護開閉カバー10に連動する。
【0025】
図示した実施形態とは異なり、カム23と第2の保護開閉カバー10は同一の部材であってもよい。
【0026】
図3に示す、第2のスイッチ21を操作するための2本腕のてこ24は、第3の回転ジョイント25を中心として揺動可能に支持されている。回転ジョイント11,12は、圧着ローラ6の回転軸と軸平行な方向に向けられ、第3の回転ジョイント25は、圧着ローラ6の回転軸と直角な方向に向けられている。2本腕のてこ24は、スライダ27が把持している第1のアーム26と、第2のスイッチ21を作動させる第2のアーム28とを有している。スライダ27は、内側円錐部29と、この内側円錐部29に差し込まれた外側円錐部30とを介して、第1の保護開閉カバー9に伝動技術的に接続されている。内側円錐部29は第1の保護開閉カバー9に配置されており、スライダ27は外側円錐部30を備えている。円錐部29,30は共同して、第1の保護開閉カバー9が回転ジョイント11,12を中心として運動したときに、回転ジョイント11,12と軸平行な圧着方向にスライダ27を移動させるくさび状伝動装置を形成している。
【0027】
支持体13は、第4の回転ジョイントによってフレーム31に取り付けられている。圧着ローラ6は、偏心軸受33によって、支持体13に対して相対的に位置調節可能に、支持体13に取り付けられている。
【0028】
圧着ローラ6を胴貼り5に当接させ、また胴貼り5から離れさせるためのアクチュエータとして機能する空気圧式の作動シリンダ34の一方の端部が支持体13に、他方の端部が偏心軸受33に、それぞれピボット式に支持されている。作動シリンダ34のピストンの進退によって偏心軸受33が揺動させられ、その結果、圧着ローラ6が支持体13に対して相対的に位置調節される。
【0029】
支持体13には、これをフレーム31に対して相対的に位置調節するために、第5の回転ジョイント35を中心として揺動可能に支持された連結リンクの形態の第1のカム36と、支持体13に配置された、カムローラの形態の第1のカムフォロワ部材37とを含む第1のカム伝動装置が付属している。第1のカムフォロワ部材37は、第1のカム36の円弧状のカム溝に係合している。
【0030】
(4リンク式の)リンク装置は、第5の回転ジョイント35に加えて、駆動揺動アーム38と、連結棒39と、従動揺動アーム40と、連結棒39を揺動アーム38,40と連結するための第6の回転ジョイント41および第7の回転ジョイント42とを含んでいる。駆動揺動アーム38は、胴3を圧胴2に当接させたり圧胴2から離れさせたりし、それによって胴入れと胴逃がしをする役目を果たす、胴の位置調節可能な支持部を形成している。胴の位置調節可能な支持部は、胴3のジャーナルが回転可能に支持されている、円形ではなく然るべき曲面であり3つの点で支持される円周輪郭を有する支持リングを含む、いわゆる3点支持部であってよい。あるいは、胴の位置調節可能な支持部は、互いに差し込まれた3つの支持リングを有し、そのうち1つの支持リングが偏心ブシュである、いわゆる3リング型支持部であってもよい。従動揺動アーム40は、第1のカム36に回転不能に接続されているので、駆動揺動アーム38の揺動運動は、第1のカム36の揺動運動を必然的に引き起こす。
【0031】
図示した実施形態とは異なり、第1のカム36と従動揺動アーム40は同一の部材であってもよい。
【0032】
すぐ前に述べた第1のカム36の揺動運動は、さらに、第1のカムフォロワ部材37の位置調節と、それに伴う支持体13の、フレーム31に対して相対的な位置調節をも引き起こす。したがって、安全上の理由からできるだけ短く保たれるべき、指保護装置、特に第1の保護開閉カバー9と胴3との間の間隔は、指保護装置が胴3とともに自動的に移動させられることによって、リンク装置および第1のカム伝動装置による胴3の胴入れや胴逃がしが継続されている間ずっと一定に保たれるので、どのような動作状況のときでも高い安全性が保証される。
【0033】
第2のカム伝動装置は、支持体13が備えている円弧状の第2のカム43と、第1の保護開閉カバー9に第1の回転ジョイント11に対してずらして配置されたボルト状の第2のカムフォロワ部材44とを有している。第2のカム43は、そのカム軌道すなわち案内軌道内に、第1の保護開閉カバー9が保護位置9.1にあるときに第2のカムフォロワ部材44が係止される角柱状または舟形状の係止切欠き45を備えている。
【0034】
第1のばね46が、第1の保護開閉カバー9に、第2の保護開閉カバー10によって力を加えており、第2のカムフォロワ部材44を第2のカム43に押し当てている。第1のばね46は、一方の脚部が第1の保護開閉カバー9に支持されて他方の脚部が第2の保護開閉カバー10に支持されている、第1の回転ジョイント11のリンクピンに留められた、脚部を有するばね(ねじりばね)である。保護開閉カバー9,10の間に配置された第1のばね46は、保護開閉カバー9,10を伸び広がった位置に押そうとしている。
【0035】
第2のばね47が、第2の保護開閉カバー10に、支持体13によって力を加えており、第2の保護開閉カバー10を、第2の回転ジョイント12を中心としてある位置へ揺動させようとしており、その位置で第1の保護開閉カバー9は、指保護装置が圧着ローラ6から完全に引き戻されて例えば清掃のために圧着ローラ6へ手を届かせることが問題なく可能になる保守位置9.2にある。第2のばね47は、一方の脚部が第2の保護開閉カバー10に支持され、他方の脚部が支持体13に支持されている、第2の回転ジョイント12のリンクピンに留められたねじりばねである。
【0036】
ばね46,47は、そのばね特性曲線もしくはばね力に関連して、トルクの作用するレバーの長さ(第2のカムフォロワ部材44/第1の回転ジョイント11の間隔、および第1の回転ジョイント11/第2の回転ジョイント12の間隔)と、係止切欠き45の側面の傾きを考慮したうえで、保護位置9.1にセットされたときに第1のばね46が第2のばね47のばね力に打ち勝って第2のカムフォロワ部材44を係止切欠き45内に保持するように、互いに調整されている。第2のばね47は、カムフォロワ部材44を係止切欠き45から外に引き出そうとしている。
【0037】
第3のカム伝動装置は、第1の保護開閉カバー9を保護位置9.1から、第1の保護開閉カバー9が胴貼り5の後端16付近を圧着して胴溝14の中に若干入り込み、後端16をクランプ台17上に置いた状態に保つ圧着位置9.3へ位置調節する働きをする。第1の保護開閉カバー9が圧着位置9.3へ位置調節されることで、胴貼り5は、後端16の近くの、胴溝14の溝縁部の領域に位置する胴貼り5の曲げ位置で「縁部を折り曲げられ」、その曲げ位置に位置する胴の接線に対して浅い角度で胴溝14に入るように、クランプ装置15に向かって曲げられている。第3のカム伝動装置は、支持体13のカムストッパ49に支持され、第2の回転ジョイント11のリンクピンによって形成される軸に取り付けられている、第1の保護開閉カバー9に回転不能に結合された第3のカム48を含んでいる。
【0038】
図示した実施形態とは異なり、第3のカム48と第1の保護開閉カバー9は同一の部材であってもよい。
【0039】
圧着装置の動作は次の通りである。
【0040】
第1のステップでは、胴貼り5の前端を胴3の前側のクランプ装置にしっかりとクランプする。
【0041】
第2のステップでは、作動シリンダ34を作動させることによって、圧着ローラ6を、胴3の外周面上に載っている胴貼り5に当接させる。
【0042】
第3のステップでは、胴3を第1の電動モータ20によって低速回転させ、それにより、胴貼り5上の圧着ローラ6を後側のクランプ装置15に向けて転がす。胴3が図1に示す回転位置に来ると、胴3の回転を再び止める。胴貼り5は、この時点で、胴溝14の前側の溝縁から後側の溝縁まで巻き付いている。さらに、後側の溝縁を越えてほぼ接線状に突出する後端16は、すでにクランプ台17の上方にある。
【0043】
第4のステップでは、第3のカム48の駆動軸として機能する、第1の回転ジョイント11のリンクピン50の横穴に差し込まれたボックススパナを使って第3のカム48を回すことによって、第1の保護開閉カバー9を保護位置9.1から圧着位置9.3に移動させる。第1の保護開閉カバー9を圧着位置9.3に移動させている間、保護開閉カバー9,10は第2の回転ジョイント12を中心として揺動し、指保護装置は、第3のカム48のカム輪郭の上り勾配によって、カムストッパ49から離れるように押される。
【0044】
第1の保護開閉カバー9は、第2のカム伝動装置の自己ロック機能によって、すなわち、第2のカム43と第2のカムフォロワ部材44との間に作用する摩擦接触によって、圧着位置9.3に保持される。したがって、第5のステップで、クランプジョー18をクランプ台17およびクランプ台17上に載っている後端16に向けて位置調節し、このようにして後端16をクランプ台17とクランプジョー18の間に挟み込むために、操作者は両手が自由になる。
【0045】
第6のステップでは、圧着ローラ6を胴貼り5から再び持ち上げ、第1の保護開閉カバー9を、圧着位置9.3から保護位置9.1に戻るように位置調節する。
【0046】
第7のステップでは、後側のクランプ装置15を、これにしっかりとクランプされている後端16とともに、胴3の円周方向にほぼ相当する引張方向へ位置調節し、それによって胴貼り5をたるまないように引っ張る。
【0047】
次に、胴3を再び回転させて、インキ着けローラ4によって胴貼り5にインキ着けを行い、それによって胴貼り5は印刷準備が完了する。
【0048】
指保護装置の動作は次の通りである。
【0049】
操作者が手で第1の保護開閉カバー9を押すと、保護開閉カバー9は保護位置9.1から切換位置9.4へ、第1の回転ジョイント11を中心として揺動する。それによって第2のカムフォロワ部材44が第2のカム43を上昇し、第2のスイッチ21が、2本腕のてこ24が第2のスイッチ21に及ぼす圧力によって切り換えられる。
【0050】
同様に、操作者が第1の保護開閉カバー9を保護位置9.1から圧着位置9.3または保守位置9.2に位置調節するときに、第2のスイッチ21がこのような圧力によって操作され、それによって、前記した両方の位置調節の場合に、第2のカムフォロワ部材44は係止切欠き45から出て第2のカム43に沿って移動する。
【0051】
第2のカム43の輪郭、特に、第2のカム43のカム軌道すなわち案内軌道の両終点の間の、つまりカム軌道すなわち案内軌道の内側の係止切欠き45の構成が、第2のカムフォロワ部材44が、位置9.2〜9.4の設定に対応する3つの方向に、係止切欠き45から外へ移動できるように選択されている。第2のカムフォロワ部材44は、第2のカム43との接触を維持しながら、第2のカム43の互いに反対側の終点に向かう2つの方向に移動可能であり、第2のカム43のカム軌道すなわち案内軌道から上昇するときには、このカム軌道すなわち案内軌道に対して相対的に、ほぼ垂直な上昇方向に移動可能である。
【0052】
操作者が第1の保護開閉カバー9を3つの位置9.2〜9.4のうちのどの位置へ移動させようとするかに関わりなく、それによって引き起こされる第2のスイッチ21の操作の結果として、第2のスイッチ21は第1のモータ20だけを停止させて第2のモータ22を停止させないので、胴3の回転は一時的に停止するがインキ着けローラ4は相変わらず引き続いて回転し、その結果、インキ着けローラ4は、例えば湿しローラ(図示せず)の上で引き続いて転がり、それにより、胴3が停止しているときであっても印刷インキまたはニスがインキ着けローラ4にこびりつくことが防止される。
【0053】
インキ着けローラ4が、胴3の緊急停止による停止の瞬間にこの胴3に当接している場合、インキ着けローラ4は、第2のスイッチ21の操作によって、胴3から自動的に離れさせられる。
【0054】
第1の保護開閉カバー9が切換位置9.4または圧着位置9.3にあり、外側円錐部30がもはや内側円錐部29の内側にないときに、スライダ27は、内側円錐部29が設けられている支持面51上に、外側円錐部30の先端で支持されている。
【0055】
第1の保護開閉カバー9が保守位置9.2にあるときに、支持面51によるスライダ27の支持はもはや行われておらず、2本腕のてこ24から第2のスイッチ21に及ぼされる圧力の作用が解除されているので、第2のスイッチ21は第2のスイッチ21のばねによって、押された切換位置から押されていない切換位置へと再び元に戻る。第2のスイッチ21は元に戻るが、この状況では第1のモータ20が始動することができず、胴3は回転しない。なぜなら、保守位置9.2にセットされているときには、カム23が第1のスイッチ19を押した状態に保たれるので、第1のスイッチ19によって両方のモータ20,22が非作動状態にされるからである。つまり、保守位置9.2にセットされているときには、インキ着けローラ4ももはや回転できない。
【0056】
このように、第1の保護開閉カバー9がその保護位置9.1以外にある限り、両スイッチ19,21の少なくとも一方は常に押されており、第1のモータ20を非作動状態にする切換位置に切り換えられている。
【0057】
保守位置9.2に設定するためには、第3のカム48を、第3のカム48のカム輪郭がもはやカムストッパ49に当接しない回転位置に回転させなくてはならず、この回転位置では、第2のカムフォロワ部材44がもはや係止切欠き45の中にないので、第2のばね47は、保護開閉カバー9,10を第2の回転ジョイント12を中心として揺動させることができ、そのようにして、第1の保護開閉カバー9を保守位置9.2に位置調節することができる。保守位置9.2にセットされているときには、第2のカム43の別の係止切欠き52が、第2のカムフォロワ部材44を受け入れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による圧着装置を示す横断面図である。
【図2】図1の圧着装置を示す別の横断面図である。
【図3】図1と図2の圧着装置を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 印刷またはニス引き機
2 圧胴
3 胴
4 インキ着けローラ
5 胴貼り
圧着ローラ
7 くさび形進入口
8 指保護装置
9 第1の保護開閉カバー
9.1 保護位置
9.2 保守位置
9.3 圧着位置
9.4 切換位置
10 第2の保護開閉カバー
11 第1の回転ジョイント
12 第2の回転ジョイント
13 支持体
14 胴溝
15 クランプ装置
16 後端
17 クランプ台
18 クランプジョー
19 第1のスイッチ
20 第1のモータ
21 第2のスイッチ
22 第2のモータ
23 カム
24 2本腕のてこ
25 第3の回転ジョイント
26 第1のアーム
27 スライダ
28 第2のアーム
29 内側円錐部
30 外側円錐部
31 フレーム
32 第4の回転ジョイント
33 偏心軸受
34 作動シリンダ
35 第5の回転ジョイント
36 第1のカム
37 第1のカムフォロワ部材
38 駆動揺動アーム
39 連結棒
40 従動揺動アーム
41 第6の回転ジョイント
42 第7の回転ジョイント
43 第2のカム
44 第2のカムフォロワ部材
45 係止切欠き
46 第1のばね
47 第2のばね
48 第3のカム
49 カムストッパ
50 リンクピン
51 支持面
52 係止切欠き

Claims (10)

  1. 胴(3)の外周面上に胴貼り(5)を巻き付ける圧着ローラ(6)と、第1の開閉カバー(9)と該第1の開閉カバー(9)にジョイント(11)によって連結された第2の開閉カバー(10)とを有し前記第1の開閉カバー(9)が保護位置(9.1)にあるときに前記圧着ローラ(6)と前記胴(3)とで形成されたくさび形進入口(7)を覆う指保護装置とを備えている、印刷またはニス引き機(1)の圧着装置において、
    前記第1の開閉カバー(9)は、圧着位置(9.3)において前記胴貼り(5)を圧着させるための圧着部材として構成されていることを特徴とする圧着装置。
  2. 前記第1の開閉カバー(9)は、前記第1の開閉カバー(9)が前記胴貼り(5)に当接する圧着位置(9.3)へ位置調節可能に支持されている、請求項1に記載の圧着装置。
  3. 前記第1の開閉カバー(9)は、前記圧着位置(9.3)のとき、前記胴(3)の胴溝(14)内に入り込む、請求項2に記載の圧着装置。
  4. 前記胴貼り(5)は、前記圧着位置(9.3)のとき、前記第1の開閉カバー(9)によって前記胴(3)のクランプ装置(15)のクランプ台(17)上に保持される、請求項2または3に記載の圧着装置。
  5. 前記胴貼り(5)は、前記圧着位置(9.3)のとき、前記第1の開閉カバー(9)によって前記胴(3)の胴溝(14)内に曲げ入れられた状態に保持される、請求項2から4のいずれか1項に記載の圧着装置。
  6. 前記保護位置(9.1)のとき、前記第1の開閉カバー(9)に配置された転がり部材または滑り部材が、ばね(46)によって案内軌道に当接した状態に保たれる、請求項1から5のいずれか1項に記載の圧着装置。
  7. 前記第1の開閉カバー(9)は、前記保護位置(9.1)から、前記転がり部材または滑り部材が前記ばね(46)のばね力に打ち勝って前記案内軌道から持ち上げられる切換位置(9.4)へ、前記ジョイント(11)を中心として揺動可能に支持されている、請求項6に記載の圧着装置。
  8. 前記転がり部材または滑り部材は、前記保護位置(9.1)のとき、前記案内軌道の係止切欠き(45)内に収まっている、請求項6または7に記載の圧着装置。
  9. 前記案内軌道は、カム(43)の湾曲したカム軌道であり、前記転がり部材または滑り部材はカムフォロワ部材(44)である、請求項6から8のいずれか1項に記載の圧着装置。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載の圧着装置を備えている印刷またはニス引き機。
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