JP4355413B2 - 眼底撮影装置 - Google Patents

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    • A61B3/10Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions
    • A61B3/14Arrangements specially adapted for eye photography
    • A61B3/145Arrangements specially adapted for eye photography by video means

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、眼科病院等において被検眼像を撮影記録する眼底撮影装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、眼底カメラ等の眼底撮影装置では、被検者に特定波長域の励起光により蛍光を発する蛍光剤を静脈注射し、励起光により被検眼の眼底を照明して得られる蛍光眼底像を撮影する蛍光造影撮影が行われている。そして、蛍光剤としてインドシアニングリーンなどを用いて行われる赤外蛍光撮影においては、不可視光である赤外光を励起光として使用している。
【0003】
図9は従来例の赤外蛍光撮影可能な眼底カメラの構成図を示し、赤外蛍光撮影では赤外光を利用するために、観察や記録には赤外テレビカメラが使用されている。基台1の被検者側には顔支持部2が取り付けられ、この顔支持部2には固視灯3が装着されている。基台1の上部には、前後左右上下方向に位置調節可能なステージ部4が設けられている。ステージ部4上には、眼底カメラの赤外蛍光用エキサイタフィルタ5を含む光学部材により構成された光学系を有する筐体6と、位置調節レバー7及び撮影スイッチ8から成る操作桿とが載置されている。筐体6には、カラー撮影や可視蛍光撮影時に使用される35mmフィルムカメラ9、検者が肉眼で観察するための光学ファインダ10、赤外蛍光記録用バリアフィルタ11を含むテレビカメラ装着用のリレーレンズユニット12が固定されている。
【0004】
光学ファインダ10には、赤外蛍光観察用バリアフィルタ13を含むテレビカメラ装着用のリレーレンズユニット14が設けられ、このリレーレンズユニット14には、観察用赤外テレビカメラ15が取り付けられている。そして、観察用赤外テレビカメラ15の出力は観察画像表示モニタ16に接続され、またリレーレンズユニット12には、記録用赤外テレビカメラ17が取り付けられており、記録用赤外テレビカメラ17の出力は画像記録手段18及び記録画像表示モニタ19に接続されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の従来例の赤外蛍光撮影可能な眼底カメラでは、赤外蛍光観察用と赤外蛍光記録用の光路を独立に設けているために、観察用のリレーレンズユニット14、赤外テレビカメラ15、表示モニタ16と、記録用のリレーレンズユニット12、赤外テレビカメラ17、表示モニタ19を、それぞれ別の光路に設けなければならず、構造が複雑で部品点数が多くなり、装置が大型化しかつ高価になるという問題点がある。
【0006】
また、光学ファインダ10にリレーレンズユニット14を配置しているために、カラー撮影や可視蛍光撮影時に光学ファインダ10を利用したい場合には、リレーレンズユニット14を取り外さなければならない。更に、このリレーレンズユニット14に設けた赤外テレビカメラ15のケーブルが、眼底カメラを操作する際に邪魔になるなど、装置の操作性が悪くなるという問題点がある。
【0007】
本発明の目的は、上述の問題点を解消し、小型かつ安価で操作性の良好な眼底撮影装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明に係る眼底撮影装置は、被検眼の眼底に投与された蛍光剤から発する蛍光を励起するための励起光を被検眼の眼底に照明する照明手段と、該照明手段の励起光によって照明された被検眼の眼底を撮影する撮影手段と、前記蛍光の透過率が前記蛍光以外の光の透過率より高い特性を有する第1のフィルタと、前記蛍光の波長域を含み前記蛍光の波長域よりも広い波長域の光の透過率が前記蛍光の波長域を含み前記蛍光の波長域よりも広い波長域の光以外の光の透過率よりも高い特性を有する第2のフィルタと、前記第1、第2のフィルタの少なくとも一方を被検眼の眼底から前記撮影手段に至る光路中に配置するフィルタ選択手段と、被検眼の眼底から前記撮影手段に至る光路中に配置し前記蛍光の透過率が前記蛍光以外の光の透過率よりも高い特性を有する第3のフィルタと、を有することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明を図1〜図8に図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
図1は実施例の赤外蛍光撮影可能な赤外カメラを搭載した眼底カメラの構成図を示す。基台21の被検者側には顔支持部22が設けられ、この顔支持部22には固視灯23が取り付けられている。基台21の上部には、前後左右上下方向に位置調節可能なステージ部24が載置され、ステージ部24上には眼底カメラの光学部25、位置調節レバー26及び撮影スイッチ27から成る操作桿、蛍光剤静脈注射後の時間を計測するタイマ28aを作動するタイマスイッチ28が設けられている。
【0013】
光学部25の外側には、カラー撮影や可視蛍光撮影時に使用する35mmフィルムカメラ29、検者が肉眼で観察するための光学ファインダ30、テレビカメラ装着用のリレーレンズユニット31が設けられている。リレーレンズユニット31には、赤外蛍光記録用バリアフィルタ32と赤外蛍光観察用バリアフィルタ33が光路O4内に選択的に挿脱可能な構造で設けられ、赤外テレビカメラ34が取り付けられている。赤外テレビカメラ34の出力は、動画及び静止画の記録が可能な画像記録手段35及び画像表示モニタ36に接続されている。
【0014】
光学部25の内部においては、光路O1上にハロゲンランプ光源37、ストロボ光源38、赤外蛍光用エキサイタフィルタ39、ミラー40、孔あきミラー41が順次に配列され、光路O2上には対物レンズ42、孔あきミラー41、光分割部材43が配列され、35mmフィルムカメラ29に至っている。また、光分割部材43の反射方向の光路O3上には、切換えミラー44、ミラー45が配置され、ミラー45の反射方向の光路O4上には、赤外蛍光記録用バリアフィルタ32又は赤外蛍光観察用バリアフィルタ33、赤外テレビカメラ34が配列されており、切換えミラー44の反射方向には光学ファインダ30が配置されている。
【0015】
図2は赤外蛍光用エキサイタフィルタ39、赤外蛍光記録用バリアフィルタ32、赤外蛍光観察用バリアフィルタ33の透過特性をそれぞれA、B、Cに示し、縦軸は透過率T(%)、横軸は波長λ(nm)である。蛍光剤としてインドシアニングリーンなどを用いて行う赤外蛍光撮影においては、波長透過特性Aを有する赤外蛍光用エキサイタフィルタ39により得られる赤外光を励起光として使用する。
【0016】
そして、インドシアニングリーンとエキサイタフィルタ39で得られる励起光とによって発生する蛍光を透過し、エキサイタフィルタ39で得られる励起光を遮光する波長透過特性Bを有する赤外蛍光記録用バリアフィルタ32と、インドシアニングリーンとエキサイタフィルタ39で得られる励起光とによって発生する蛍光を透過し、フィルタ39で得られる励起光の一部、即ち図2の斜線部で示す領域の光束を透過する波長透過特性Cとを有する赤外蛍光観察用バリアフィルタ33を使用する。
【0017】
このような特性のエキサイタフィルタ39と記録用バリアフィルタ32を使用した状態では、検者への静脈注射後に蛍光が発するまでは、表示モニタ36に被検眼Eの眼底像Er’を映出することができない。検者は蛍光発生後からアライメントやピント合わせなどの撮影準備を始めるが、蛍光が発生した直後の眼底像Er’の撮影は不可能である。また、静脈注射から長時間経過すると蛍光が弱くなり、ハロゲンランプ光源37で照明した眼底像Er’は不鮮明で見難くなるので、撮影準備を行う際に支障が生ずる。
【0018】
このために、励起光による眼底Erからの反射光の一部、即ち図2の斜線部で示す領域の光束を透過する特性を有する赤外蛍光観察用バリアフィルタ33を使用して、蛍光を発していない初期状態や蛍光の弱くなる後期状態においても、励起光により眼底像Er’を観察することを可能としている。検者はこの観察画像を用いて撮影準備をすることによって、蛍光発生直後の眼底像Er’や蛍光が弱くなったときの眼底像Er’でも、確実に撮影できるようにされている。
【0019】
上述の構成において、被検者に蛍光剤を静脈注射して眼底Erの赤外蛍光造影撮影を行う。蛍光剤の静脈注射後の蛍光強度の時間変化は、静脈注射直後の初期状態に最も強い蛍光が発生し、蛍光の強度の変化量も大きく、そして時間の経過と共に蛍光は徐々に弱まってゆく。このように、静脈注射後の初期像は強い蛍光が発生するために、ストロボ光源38によって静止画像を記録することも、ハロゲンランプ光源37によって動画を記録することも可能であるが、蛍光が弱まる後期像はハロゲンランプ光源37では光量不足となって動画記録が困難となるために、ストロボ光源38によって照明して静止画像として記録するのが一般的である。
【0020】
図3は赤外蛍光造影撮影のフローチャート図を示し、撮影準備として被検眼Eと眼底カメラの光学部25との間のラフアライメントを行う。被検者を着座させ、被検眼Eと対物レンズ42が対向するように被検者の顔を顔支持部22に固定する。そして、位置調節レバー26によりステージ部24を移動し、光路O2が概略被検眼Eに合うように粗調節を行う。このとき、光路O1には赤外蛍光用エキサイタフィルタ39が挿入されており、光路O3の切換えミラー44は破線で示す位置にあり、光路O4には赤外蛍光記録用バリアフィルタ32に代えて赤外蛍光観察用バリアフィルタ33が挿入されている。
【0021】
ハロゲンランプ光源37からの光束は、エキサイタフィルタ39、ミラー40を通って孔あきミラー41で反射され、対物レンズ42を介して被検眼Eの眼底Erを照明する。眼底反射光は対物レンズ42、孔あきミラー41の孔部を通り、光分割部材43、ミラー45に反射され図2の斜線部で示す領域の光束が赤外テレビカメラ34に達し、画像表示モニタ36上に眼底像Er' が出力される。
【0022】
検者はこの画像表示モニタ36上に表示された眼底像Er' を見ながら、アライメントやピント合わせなどの撮影準備を行う。撮影準備が終ると患者に蛍光剤を静脈注射し、タイマスイッチ28によりタイマ28aをスタートし、制御手段により光路O4上の赤外蛍光観察用バリアフィルタ33を赤外蛍光記録用バリアフィルタ32に切換えて、画像記録手段35により動画とタイマ情報の記録を開始する。
【0023】
間もなくして、被検眼Eの眼底Eに蛍光が発し、画像表示モニタ36上に蛍光眼底像Er' が映出される。検者はピントを微調整して、蛍光の強度変化に応じてハロゲンランプ光源37の光量を調節する。静止画を記録する場合には、検者が撮影スイッチ27を押すと、制御手段によりハロゲンランプ光源37が減光してストロボ光源38が発光し、上述の観察光と同様にして、画像記録手段35に蛍光眼底像Er' の静止画とタイマ情報が記録される。
【0024】
図4はフィルタ駆動装置の構成図を示し、円弧部分に歯車を有する扇形プレート46が、回転軸Cを中心に回転可能に保持されている。扇形プレート46上には、赤外蛍光記録用バリアフィルタ32と赤外蛍光観察用バリアフィルタ33が取り付けられている。扇形プレート46の歯車部には、駆動用モータ47に取り付けられたピニオン歯車48が噛合されている。また、バリアフィルタ32、33の位置決めのために扇形プレート46の両側に2個のマイクロスイッチ49が設けられている。このような機構により、駆動用モータ47の回転方向を変更して、バリアフィルタ32、33を切換えることが可能となる。
【0025】
上述したように、静脈注射後に時間が経過して蛍光が弱まると、画像表示モニタ36上に映出されている眼底像Er’は不鮮明となり、検者は所望の観察部位を選定し難くなる。従って、この蛍光が弱くなる時間を予め設定しておいて、タイマ28aがこの設定時間に達すると、制御手段によって光路O4の記録用バリアフィルタ32を観察用バリアフィルタ33に切換えて、画像記録手段35の動画記録を停止する。これによって、蛍光だけでなく図2の斜線部で示す領域の光束が赤外テレビカメラ34に達するために、観察部位を選定し易い眼底像Er’が画像表示モニタ36上に映出される。
【0026】
検者はこの眼底像Er’を用いて所望の撮影部位を選定し、撮影スイッチ27を押す。このとき、制御手段によって光路O4の赤外蛍光観察用バリアフィルタ33が赤外蛍光記録用バリアフィルタ32に切換わり、ハロゲンランプ光源37が減光してストロボ光源38が発光し、画像記録手段35に蛍光眼底像Er’の静止画とタイマ情報が記録される。なお、フィルタ32、33の切換えをタイマ28aと撮影スイッチ27で行うようにしているが、これらの切換えを選択的に行うためのフィルタ切換用の専用スイッチを設けてもよい。
【0027】
図5は第2の実施例の眼底カメラの構成図を示し、第1の実施例においては、赤外蛍光観察用バリアフィルタ32と赤外蛍光記録用バリアフィルタ33を切り換えたが、本実施例においては、図6に示すような波長透過特性Dを有する分光透過特性を有する赤外蛍光観察用エキサイタフィルタ50を使用し、赤外蛍光記録用エキサイタフィルタ39と切換えて眼底撮影を行うようになっている。
【0028】
図7は赤外蛍光造影撮影のフローチャート図を示し、第1の実施例と同様に、観察時には赤外蛍光観察用エキサイタフィルタ50を光路に挿入し、蛍光像記録時には赤外蛍光記録用エキサイタフィルタ39に切換える。
【0029】
また、観察用エキサイタフィルタ50を光路から離脱してから記録用エキサイタフィルタ39を挿入するのではなく、観察用エキサイタフィルタ50に重ねて記録用エキサイタフィルタ39を挿入してもよい。記録用エキサイタフィルタ39をこのように重ねることによって、観察時に使用する図6の斜線部の光束を遮断することができる。この場合には、記録用エキサイタフィルタ50を追加することによって光路長が変化するために、撮影性能への影響が少ない照明光学系を用いてフィルタを挿脱する場合に好適である。
【0030】
また、特に赤外蛍光観察用エキサイタフィルタ50をハロゲンランプ光源37とストロボ光源38の間に配置して、ストロボ光源38を用いた撮影時に、記録用エキサイタフィルタ39を光路に挿入するようにすれば、観察用エキサイタフィルタ50による撮影光量の損失がなくなるために、光エネルギを有効に利用することができる。
【0031】
図8は2段スイッチを備えた操作桿の断面図を示し、撮影スイッチ27の代りに、押圧操作によって2回の検出が可能な2段スイッチとされている。位置調節レバー26の上部に、1段目のスイッチ55及び2段目のスイッチ56が設けられて、操作桿が形成されている。1段目のスイッチ55が押されると、光路O4に観察用バリアフィルタ33が挿入され、それ以外の場合は記録用バリアフィルタ32が光路O4に挿入される。
【0032】
このような構成において、検者は図2の斜線部で示す領域の光束と、赤外テレビカメラ34で得られる画像表示モニタ36上に出力された眼底像Er’とを用いて、アライメントやピント合わせなどの撮影準備を行う。このときには、光路O4に観察用バリアフィルタ33が挿入されるように、検者は1段目のスイッチ55だけを押している。撮影準備が終ると患者に蛍光剤を静脈注射し、タイマスイッチ28によりタイマをスタートさせる。ここで、検者はスイッチ55の押圧を解除すると、制御手段により光路O4に記録用バリアフィルタ32が挿入され、画像記録手段35において動画とタイマ情報の記録が開始される。そして、間もなくして蛍光が発生するとし、画像表示モニタ36上に被検眼Eの蛍光眼底像Er’が映出される。その後は上述と同様の手順で動画の記録を行う。
【0033】
また、静止画を記録する場合には、検者が1段目のスイッチ55と2段目のスイッチ56の両方を押すと、図示しない制御手段によりハロゲンランプ光源37が減光してストロボ光源38が発光し、画像記録手段35に蛍光眼底像Er’の静止画とタイマ情報が記録される。このとき、スイッチ55が押されてからスイッチ56が押されるまでの時間Tを計測して、時間Tが予め設定された値tよりも短いT<tno場合には、光路O4に観察用バリアフィルタ33は挿入されず、記録用バリアフィルタ32が挿入されるようになっている。即ち、記録用バリアフィルタ32で動画記録中に静止画を撮影したい場合などは、T<tの期間でスイッチ55とスイッチ56の両方を押せば、記録用バリアフィルタ32は光路O4に挿入したままとなる。このようにして、記録用バリアフィルタ32と観察用バリアフィルタ33を選択する時間間隔を制限しているので、不必要なフィルタの切換えを回避して作業効率を向上することができる。
【0034】
また、静脈注射後に時間が経過して蛍光が弱まったときには、光路O4に観察用バリアフィルタ33が挿入されるように,検者は1段目のスイッチ55だけを押す。これにより、蛍光だけではなく図2の斜線部で示す領域の光束が赤外テレビカメラ34に達するので、所望の観察部位を選定し易い眼底像Er’が画像表示モニタ36上に映出される。静止画を記録する場合には、上述と同様に検者はスイッチ55とスイッチ56の両方を押せばよい。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係る眼底撮影装置は、記録用と観察用の赤外テレビカメラと表示モニタを共用することができ、記録用光路と観察用光路を独立に設ける場合に比べて構造が単純で部品点数も少なくすることができ、小型化かつ安価に達成することが可能となる。また、光学式ファインダにリレーレンズユニットを装着せずに済むので、カラー撮影や可視蛍光撮影時には、リレーレンズの脱着の手間を掛けずに光学式ファインダを利用することができ、赤外テレビカメラの接続に伴うケーブルを減らすことができ、操作性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の眼底カメラの側面図である。
【図2】フィルタ特性のグラフ図である。
【図3】フローチャート図である。
【図4】フィルタ駆動手段の構成図である。
【図5】第2の実施例の側面図である。
【図6】フィルタ特性のグラフ図である。
【図7】フローチャート図である。
【図8】2段スイッチの側面図である。
【図9】従来例の眼底カメラの側面図である。
【符号の説明】
21 基台
22 顔支持部
23 固視灯
24 ステージ部
25 光学部
26 位置調節レバー
27 撮影スイッチ
28 タイマスイッチ
29 フィルムカメラ
30 光学ファインダ
31 リレーレンズユニット
32、33 バリアフィルタ
34 赤外テレビカメラ
35 画像記録手段
36 画像表示モニタ
37 ハロゲンランプ光源
38 ストロボ光源
39、50 エキサイタフィルタ
46 扇形プレート
47 駆動用モータ
48 ピニオン歯車
49 マイクロスイッチ
55、56 スイッチ

Claims (2)

  1. 被検眼の眼底に投与された蛍光剤から発する蛍光を励起するための励起光を被検眼の眼底に照明する照明手段と、
    該照明手段の励起光によって照明された被検眼の眼底を撮影する撮影手段と、
    前記蛍光の透過率が前記蛍光以外の光の透過率より高い特性を有する第1のフィルタと、
    前記蛍光の波長域を含み前記蛍光の波長域よりも広い波長域の光の透過率が前記蛍光の波長域を含み前記蛍光の波長域よりも広い波長域の光以外の光の透過率よりも高い特性を有する第2のフィルタと、
    前記第1、第2のフィルタの少なくとも一方を被検眼の眼底から前記撮影手段に至る光路中に配置するフィルタ選択手段と、
    被検眼の眼底から前記撮影手段に至る光路中に配置し前記蛍光の透過率が前記蛍光以外の光の透過率よりも高い特性を有する第3のフィルタと、
    を有することを特徴とする眼底撮影装置。
  2. タイマを有し、前記フィルタ選択手段は前記タイマのスタートから予め設定された時間に達したときに前記第1のフィルタから前記第2のフィルタに切換えることを特徴とする請求項1に記載の眼底撮影装置。
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