JP3539510B2 - 眼底カメラ - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、蛍光撮影が可能な眼底カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、蛍光撮影が可能な眼底カメラとして特開平6−114009号公報に記載されているものが知られている。
【0003】
かかる眼底カメラは、780nmの波長の赤外光を透過するエキサイタフィルタF1と、805nmの波長の赤外光を透過するエキサイタフィルタF2と、820nmの波長の赤外光を透過するバリアフィルタB1と、835nmの波長の赤外光を透過するバリアフィルタB2とを備えている。
【0004】
蛍光撮影する場合には、先ずエキサイタフィルタF1およびバリアフィルタB1を照明光路および撮影光路に挿入して、780nmの波長の赤外光で眼底を照明し、該眼底から発する820nmの波長の赤外蛍光で眼底を撮影する。そして、所定時間経過後には、エキサイタフィルタF2およびバリアフィルタB2に交換して805nmの波長の赤外光で眼底を照明し、該眼底から発する835nmの波長の赤外蛍光で眼底を撮影している。
【0005】
これは、被検者に蛍光剤であるICG(インドシアグリーン)を静注すると、所定時間経過後に血液中のアルブミンとICGが結合し、この結果、眼底に流入してきた蛍光剤の吸収波長が780nmから805nmに変化するとともに眼底から発する赤外蛍光の波長が820nmから835nmに変化するからである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ICGが血液中のアルブミンと結合するまでの時間は個人差があり、また、静注するスピードによっても血液中のアルブミンと結合するまでの時間は異なる。このため、静注してからの経過時間をタイマで測定し、このタイマの測定時間に基づいてエキサイタフィルタF1およびバリアフィルタB1を交換して撮影しても、蛍光剤の吸収波長の変化時期とフィルタF1,B1の交換時期とが必ずしも一致しない。このため、蛍光剤の吸収波長の変化時期の前後で鮮明な蛍光像を得ることができないという問題があった。
【0007】
この発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、蛍光剤の吸収波長の変化時期の個人差や静注するスピードに拘りなく、常に輝度の高い鮮明な蛍光像を得ることのできる眼底カメラを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明では、赤外波長域が異なる複数の照明光の内の1つを選択してこの選択した赤外の照明光で被検眼眼底を照明する照明光学系と、この選択された赤外の照明光の波長域に対応して、赤外透過波長域が異なる複数のバリアフィルタの内の1つを選択し、この選択したバリアフィルタを撮影光路に挿入して被検眼眼底を蛍光撮影する撮像手段を有する撮影光学系と、前記撮像手段で撮影した赤外の蛍光眼底像を表示する第1表示部を有する表示手段とを備えた眼底カメラにおいて、
被検眼眼底が所定の赤外波長域の照明光で照明され且つこの所定の赤外波長域に対応した赤外透過波長域のバリアフィルタが光路に挿入されて眼底の蛍光撮影が行われているとき、切換スイッチが操作された際に所定期間だけ前記所定の赤外波長域とは異なる赤外波長域の照明光と、この照明光の赤外波長域に対応したバリアフィルタとに切り換える切換手段と、
この切換手段によって照明光およびバリアフィルタが切り換わった際に、前記撮像手段が撮像した前記所定期間の赤外の蛍光眼底像を記憶する第1記憶手段とを備え、
前記表示手段は、前記第1記憶手段に記憶された赤外の蛍光眼底像を表示する第2表示部を有することを特徴とする。
【0009】
請求項2の発明では、赤外波長域が異なる複数の照明光の内の1つを選択してこの選択した赤外の照明光で被検眼眼底を照明する照明光学系と、この選択された赤外の照明光の波長域に対応して、赤外透過波長域が異なる複数のバリアフィルタの内の1つを選択し、この選択したバリアフィルタを撮影光路に挿入して被検眼眼底を蛍光撮影する撮像手段を有する撮影光学系と、前記撮像手段で撮影した赤外の蛍光眼底像を表示する第1表示部を有する表示手段とを備えた眼底カメラにおいて、
被検眼眼底が短波長域の赤外の照明光で照明され且つ赤外透過波長域が短波長域のバリアフィルタが光路に挿入されて眼底の蛍光撮影が行われているとき、切換スイッチが操作された際に所定期間だけ長波長域の赤外の照明光に切り換える照明光切換手段と、
この照明光切換手段の切り換に同期して、短波長域のバリアフィルタから長波長域のバリアフィルタに切り換えるフィルタ切換手段と、
前記照明光切換手段およびフィルタ切換手段によって長波長域の赤外の照明光および長波長域のバリアフィルタに切り換わった際、前記撮像手段が撮像した前記所定期間の赤外の蛍光眼底像を記憶する第1記憶手段とを備え、
前記表示手段は、前記第1記憶手段に記憶された赤外の蛍光眼底像を表示する第2表示部を有することを特徴とする。
【0010】
請求項6の発明では、波長域が異なる複数の照明光の内の1つを選択してこの選択した照明光で被検眼眼底を照明する照明光学系と、この選択された照明光の波長域に対応して、透過波長域が異なる複数のバリアフィルタの内の1つを選択し、この選択したバリアフィルタを撮影光路に挿入して被検眼眼底を蛍光撮影する撮像手段を有する撮影光学系とを備えた眼底カメラにおいて、
前記複数の照明光の内短波長域の照明光と長波長域の照明光とを交互に選択して照明光を切り換える照明光切換手段と、
前記照明光切換手段の切り換えに同期し且つ照明光の波長域に対応させて短波長域のバリアフィルタと長波長域のバリアフィルタとを交互に切り換えるフィルタ切換手段とを設けたことを特徴とする。
請求項10の発明では、透過する赤外光の特定波長域がそれぞれ異なる複数のエキサイタフィルタの内選択した特定波長域のエキサイタフィルタを照明光路に挿入して、選択した特定波長域の赤外の照明光で被検眼眼底を照明する照明光学系と、透過する赤外光の特定波長域がそれぞれ異なる複数のバリアフィルタの内選択した特定波長域のバリアフィルタを撮影光路に挿入して被検眼眼底を蛍光撮影する撮影光学系と、前記撮像手段で撮影した赤外の蛍光眼底像を表示する第1表示部を有する表示手段とを備えた眼底カメラにおいて、
赤外透過波長域が短波長域のエキサイタフィルタおよびバリアフィルタが光路に挿入されて眼底の蛍光撮影が行われているとき、切換スイッチが操作された際に所定期間だけ短波長域のエキサイタフィルタおよびバリアフィルタから長波長域のエキサイタフィルタおよびバリアフィルタに切り換えるフィルタ切換手段と、
このフィルタ切換手段によって長波長域のエキサイタフィルタおよびバリアフィルタに切り換わった際、前記撮像手段が撮像した前記所定期間の赤外の蛍光眼底像を記憶する第1記憶手段とを備え、
前記表示手段は、前記第1記憶手段に記憶された赤外の蛍光眼底像を表示する第2表示部を有することを特徴とする
【0011】
【作用】
請求項1の発明によれば、被検眼眼底が所定の波長域の赤外の照明光で照明され且つこの所定の波長域に対応した赤外透過波長域のバリアフィルタが光路に挿入されて眼底の蛍光撮影が行われているとき、この撮影による蛍光眼底像が表示手段の第1表示部に表示され、この撮影中に切換スイッチが操作されると、この操作の際の所定期間だけ切換手段が所定の波長域とは異なる波長域の赤外の照明光と、この照明光の波長域に対応したバリアフィルタとに切り換え、このバリアフィルタが切り換わった際に、前記撮像手段が撮像した前記所定期間の蛍光眼底像を第1記憶手段が記憶し、表示手段の第2表示部が第1記憶手段に記憶された蛍光眼底像を表示する。
【0012】
請求項2の発明によれば、被検眼眼底が短波長域の赤外の照明光で照明され且つ短波長域のバリアフィルタが光路に挿入されて眼底の蛍光撮影が行われているとき、この撮影による蛍光眼底像が表示手段の第1表示部に表示され、この撮影中に切換スイッチが操作されると、この操作の際の所定期間だけ照明光切換手段が長波長域の赤外の照明光に切り換え、フィルタ切換手段が照明光切換手段の切り換えに同期して赤外短波長域のバリアフィルタから赤外長波長域のバリアフィルタに切り換え、この照明光およびバリアフィルタが切り換わった際に、撮像手段が撮像した前記所定期間の蛍光眼底像を第1記憶手段が記憶し、表示手段の第2表示部が記憶手段に記憶された蛍光眼底像を表示する。
請求項10の発明によれば、赤外透過波長域が短波長域のエキサイタフィルタおよびバリアフィルタが光路に挿入されて眼底の蛍光撮影が行われているとき、この撮影による蛍光眼底像が表示手段の第1表示部に表示され、この撮影中に切換スイッチが操作されると、この操作の際の所定期間だけフィルタ切換手段が短波長域のエキサイタフィルタおよびバリアフィルタから長波長域のエキサイタフィルタおよびバリアフィルタに切り換え、この切換手段によってエキサイタフィルタおよびバリアフィルタが切り換わった際に、前記撮像手段が撮像した前記所定期間の蛍光眼底像を第1記憶手段が記憶し、表示手段の第2表示部が第1記憶手段に記憶された蛍光眼底像を表示する
【0013】
請求項6の発明によれば、照明光切換手段が複数の照明光の内短波長域の照明光と長波長域の照明光とを交互に選択して照明光を切り換え、フィルタ切換手段が照明光切換手段の切り換えに同期し且つ照明光の波長域に対応させて短波長域のバリアフィルタと長波長域のバリアフィルタとを交互に切り換える。
【0014】
【実施例】
以下、この発明に係る眼底カメラの実施例を図面に基づいて説明する。
【0015】
<第1実施例>
図1において、10は眼底カメラの照明光学系、40は眼底カメラの観察・撮影光学系である。
【0016】
[照明光学系10]
照明光学系10は、観察用光源(例えば、ハロゲンランプ)11、コンデンサレンズ12、撮影光源(例えばキセノンランプ)31、光軸O1で示す照明光路に挿脱可能な蛍光撮影用エキサイタフィルター32,32´、コンデンサレンズ13、小径遮光板14、リング状絞り15、小径遮光板16、リレーレンズ17、反射ミラー18、リレーレンズ19、黒点板20、リレーレンズ21、孔空きミラー22、対物レンズ23で構成されている。
【0017】
エキサイタフィルター32は、ICGが吸収するピーク波長である780nmの近傍の波長の赤外光を透過し、それより長波長の光をカットする。エキサイタフィルター32´は、805nmの近傍の波長の赤外光を透過し、それより長波長の光をカットするものである。これらエキサイタフィルタ32,32´の透過波長域特性を図2に示す。なお、Aがエキサイタフィルタ32の透過曲線であり、Bがエキサイタフィルタ32´の透過曲線である。
【0018】
エキサイタフィルタ32,32´の照明光路への挿入および光路からの離脱やエキサイタフィルタ32,32´の切り換はソレノイドS1(図3参照)によって行うものである。ソレノイドS1は照明光を切り換える照明光切換手段(切換手段)として機能する。
【0019】
観察用光源11からの観察用の照明光は、コンデンサレンズ12から対物レンズ23までの各光学部品を介して眼底EFに投影される。また、撮影用光源31からの撮影用の照明光は、コンデンサレンズ13から対物レンズ23までの各光学部品を介して眼底EFに投影される。
【0020】
小径遮光板14は角膜ECと共役であり、リング状絞り15は瞳孔EPと共役であり、小径遮光板16は水晶体ELの後面と共役である。また、黒点板20は対物レンズ23の表面での反射光が孔空きミラー22の孔部22aを通過するのを防止するためのものである。
【0021】
[観察・撮影光学系40]
観察・撮影光学系40は、被検眼Eに臨む対物レンズ23、孔空きミラー22の孔部22a、図1の光軸O2で示す観察・撮影光路に挿脱可能なバリアフィルター41,41´、合焦レンズ42、結像レンズ43、反射ミラー44、マスク45、フィールドレンズ46、反射ミラー47、リレーレンズ48、テレビカメラ(ビデオカメラ)49で構成されている。反射ミラー44の右側の光軸O2の延長上には、通常肉眼観察用の光学系や35mmカメラ等が配置されるが説明を簡単にするため省略する。なお、反射ミラー44は肉眼観察時や35mmカメラでの撮影時には跳ね上がるようになっている。
【0022】
バリアフィルター41は、ICGが780nmの波長の赤外光を吸収して発する赤外蛍光のピーク波長である820nmの近傍の光を透過し、それより短波長の光をカットする。バリアフィルター41´は、アルブミンと結合したICGが805nmの波長の赤外光を吸収して発する赤外蛍光のピーク波長である835nmの近傍の光を透過し、それより短波長の光をカットする。これらバリアフィルタ41,41´の透過波長域特性を図2に示す。なお、Cがバリアフィルタ41の透過曲線であり、Dがバリアフィルタ41´の透過曲線である。
【0023】
バリアフィルタ41,41´の撮影光路への挿入および光路からの離脱やバリアフィルタ41,41´の切り換はソレノイドS2(図3参照)によって行うものである。ソレノイドS2はフィルタ切換手段(切換手段)として機能する。
【0024】
眼底EFからの反射光による像は、対物レンズ23、孔空きミラー22の孔部22a、合焦レンズ42、結像レンズ43を経て反射ミラー44、マスク45、フィールドレンズ46、反射ミラー47、リレーレンズ48を介してテレビカメラ49の撮像素子である例えばCCD49a(受光手段)上に結像される。CCD49a上に結像された像の映像信号は、制御部60を介してモニタ61に入力されて、モニタ61に眼底像Fがリアルタイムで映し出される。
【0025】
[制御部]
制御部60は、図3に示すように、制御回路(制御手段)62と、観察用光源11を点灯させる発光回路67と、撮影光源31を発光させる発光回路68と、撮影した眼底像等を記録する記録装置81と、撮像素子49aで撮像した画像を記憶するメモリ82(第2記憶手段),83(第1記憶手段)と、メモリ82,83に記憶された画像を処理してモニタ61に小画面として表示せる画像処理回路(画像処理手段)84とを有している。
【0026】
制御回路62は、操作部69の操作による各種条件(例えば、合焦操作や撮影操作)等に応じてソレノイドS1,S2に駆動信号を出力し、発光回路67,68へ発光信号を出力する。
【0027】
また、制御回路62は、操作部69により蛍光撮影モードが設定されている場合、切換スイッチ85を押すとソレノイドS1,S2に駆動信号を出力して光路に挿入されているエキサイタフィルタ32およびバリアフィルタ41を例えば映像信号の1フィールド期間だけエキサイタフィルタ32´およびバリアフィルタ41´に切り換える。
【0028】
さらに、制御回路62は、CCD49aに撮像された眼底像を記録装置81に記録したり、記録装置81に記録した眼底像をモニタ61に表示させたりするための制御を行う。
【0029】
[可視撮影]
眼底カメラ本体の電源(共に図示せず)をONさせると、先ず、制御回路62は発光回路67を作動させて観察用光源11を点灯させる。この状態から、眼底EFに対するアライメントを含めた合焦作業を行い、この合焦作業が完了すると、観察用光源11からの照明光が観察照明光学系10の各光学部品を介して眼底EFに投影されて反射する。
【0030】
一方、眼底EFからの反射光は、観察・撮影光学系40の対物レンズ23から結像レンズ43までの光学部品、反射ミラー44、マスク45、フィールドレンズ46、反射ミラー47、リレーレンズ48等を介してテレビカメラ49のCCD49aに案内され、これにより、眼底像FがCCD49aに結像され、眼底像Fが表示手段61に表示されるとともに記録装置81に記録される。
【0031】
[赤外蛍光撮影]
眼底EFの赤外蛍光撮影を行なう場合には、先ず、ICG(インドシアニングリーン)を静注する。一方、操作部69の操作によって蛍光撮影モードを設定する。この設定により、制御回路62はソレノイドS1,S2を作動させてエキサイタフィルター32とバリアフィルタ41を照明光路と撮影光路に挿入する。
【0032】
エキサイタフィルタ32の挿入により眼底に780nmの近傍の波長の赤外光が投影され、眼底EFの血管に蛍光剤が現れてくるとその赤外光が吸収されて眼底EFから820nmの近傍の波長の赤外蛍光が発せられる。この赤外蛍光が観察・撮影光学系40を介してテレビカメラ49のCCD49aに達し、CCD49a上に蛍光像が結像される。そして、蛍光像は表示手段61に表示される。蛍光像は、血管に入った蛍光剤の流動に応じてその明るさが変化していく。
【0033】
ICGを静注してから所定時間経過すると、血液中のアルブミンとICGが結合し、蛍光剤の吸収波長が780nmから805nmに変化するとともに眼底EFから発する赤外蛍光の波長が820nmから835nmに変化するので、エキサイタフィルタ32およびバリアフィルタ41の透過特性によりCCD49a上に結像される蛍光像の輝度は低く且つ蛍光像は不鮮明なものとなってくる。
【0034】
検者はモニタ61に表示される蛍光像の輝度が低くなってきたら、切換スイッチ85を押す。これにより、制御回路62は図4に示すように切換スイッチ85が押されてからの垂直同期信号H1に合わせて期間T1の1フレームの映像信号G1をメモリ82に記憶させる。この映像信号G1はエキサイタフィルタ32およびバリアフィルタ41が光路に挿入されているときの蛍光像の信号である。
【0035】
そして、制御回路62は、垂直同期信号H1の次の垂直同期信号H2に合わせてソレノイドS1,S2を駆動させ、エキサイタフィルタ32およびバリアフィルタ41をエキサイタフィルタ32´およびバリアフィルタ41´に切り換える。エキサイタフィルタ32´およびバリアフィルタ41´に切り換える時間は垂直同期信号H2が出力されている時間内に行い、エキサイタフィルタ32´およびバリアフィルタ41´は期間T2の1フレームの間だけ光路に挿入する。
【0036】
このエキサイタフィルタ32´およびバリアフィルタ41´が光路に挿入されている際、CCD49aに結像された蛍光像の映像信号G3は期間T3に出力され、この映像信号G3をメモリ83に記憶させる。次いで制御回路62は、垂直同期信号H3に合わせてソレノイドS1,S2を駆動させ、光路に挿入されているエキサイタフィルタ32´およびバリアフィルタ41´をエキサイタフィルタ32およびバリアフィルタ41に切り換える。この切換時間も上記と同様に垂直同期信号H3が出力されている時間内に行う。
【0037】
この結果、映像信号G4以後はエキサイタフィルタ32およびバリアフィルタ41が光路に挿入されている場合の映像信号となる。すなわち、映像信号G3のみがエキサイタフィルタ32´およびバリアフィルタ41´が光路に挿入されている際の映像信号である。
【0038】
一方、画像処理回路84は、CCD49aから出力される映像信号Gによりモニタ61に蛍光像Fを表示させており、期間T3のとき映像信号G3をメモリ82に記憶した映像信号G1に入れ換えてモニタ61に蛍光像Fとして表示させる。すなわち、モニタ61には、エキサイタフィルタ32´およびバリアフィルタ41´が光路に挿入されても、エキサイタフィルタ32およびバリアフィルタ41が光路に挿入されている場合の蛍光像Fが表示される。
【0039】
この場合、期間T3では期間T1の映像信号G1の蛍光像Fが表示されるが、血液中のアルブミンとICGとが結合するころには眼底から発せられる蛍光の変動もゆっくりとなっているので支障はない。
【0040】
また、画像処理回路84は、メモリ83に記憶された映像信号G3による蛍光像Faをモニタ61に子画面として表示させる。この蛍光像Faは静止画であるが、蛍光像Fは動画像である。
【0041】
検者は、モニタ61に表示される蛍光像F,Faを比較することにより、フィルタを切り換えた方が良いか否かを判断する。切り換えるのがまだ早いと判断したら、モニタ61の蛍光像Fの輝度が少し低くなるのを待つ。そして、蛍光像Fの輝度が少し低くなったら、再度、切換スイッチ85を押す。これにより、上記と同様にして、エキサイタフィルタ32´およびバリアフィルタ41´を光路に挿入した際の蛍光像Fa´がモニタ61の子画面に表示される。
【0042】
検者は、モニタ61に表示される蛍光像F,Fa´を再度比較してフィルタを切り換えた方が良いか否かを判断する。切り換えた方が良いと判断した場合、操作部を操作して、エキサイタフィルタ32´およびバリアフィルタ41´に切り換える。そして、モニタ61には、エキサイタフィルタ32´およびバリアフィルタ41´が光路に挿入されているときの蛍光像F´が表示される。
【0043】
このように、切換スイッチ85を押す毎にエキサイタフィルタ32およびバリアフィルタ41を光路に挿入したときの蛍光像Fと、エキサイタフィルタ32´およびバリアフィルタ41´を光路に挿入したときの蛍光像Faとを比較することができ、これにより、輝度の高い鮮明な蛍光像を選択することができる。このため、蛍光剤の吸収波長の変化時期の個人差や静注するスピードに拘りなく、その蛍光剤の吸収波長の変化時期の前後であっても常に輝度の明るい鮮明な蛍光像を得ることができることとなる。
【0044】
上記実施例では、検者がモニタ61に表示される蛍光像F,Faからフィルタの切り換えを判断するが、メモリ82,83に記憶された映像信号のレベルを比較してフィルタの切り換えを自動的に判断し、その切り換えを自動的に行なうようにしてもよい。
【0045】
信号レベルを比較して行う方法としては、例えば、メモリ82とメモリ83の信号値の差をとり、この差が所定の値になったとき、フィルタの切換時期であると判断する方法がある。また、信号の形を比べて画像のシャープさを判断して行っても良い。この場合、例えば血管像の信号の立上りの鋭さを比較して判断するもので、メモリ83に記憶された血管像の立上りがメモリ82に記憶された血管像の立上りよりも鋭くなった場合、フィルタの切換時期であると判断する。
【0046】
メモリ82とメモリ83の信号値の差の演算や、血管像の信号の立上りの鋭さの比較と判断は制御回路62で行わせるが画像処理回路84で行わせてもよい。そして、これらの場合、制御回路62や画像処理回路84が眼底画像の鮮明度を判断する鮮明度判断手段として機能することになる。
【0047】
また、上記実施例では、切換スイッチ85を押すと一度だけフィルタが切り換わるが、切換スイッチ85を一度押せば一定周期毎に切り換わるようにしてもよい。また、切換スイッチ85を省略してタイマを設け、このタイマの計時が予め設定した時間になったときから、一定周期毎にフィルタを切り換えてもよい。
【0048】
図5は、エキサイタフィルタ32,32´を使用せずに、単波長光源であるレーザ光源91,92を使用した例を示したものである。レーザ光源91は780nmの赤外光を発光し、レーザ光源92は805nmの赤外光を発光するものである。93は780nmの赤外光を反射し、805nmの赤外光を透過するダイクロイックミラーである。94,95は遮光板であり、光路への挿入や光路から離脱可能となっている。
【0049】
この実施例では、両レーザ光源91,92とも発光させ、初期の段階では遮光板95を光路に挿入してレーザ光源92からのレーザ光を遮光し、レーザ光源91から射出されるレーザ光で眼底EFを照明するものである。そして、切換スイッチ85が押されたら、上記と同様に、垂直同期信号H2に合わせて期間T2の間だけ、遮光板94を光路に挿入し、遮光板95を光路から離脱させる。この挿入離脱はエキサイタフィルタ32,32´と同様にソレノイドで行う。
【0050】
上記実施例は、いずれも、蛍光剤であるICGを静注し、吸収波長の変化が780nm(短波長側)から805nm(長波長側)に変化する場合について説明したが、この逆に、他の蛍光剤を使用して吸収波長の変化が長波長側から短波長側へ変化する場合であってもよいことは勿論である。この場合、長波長側のエキサイタフィルタおよびバリアフィルタを短波長側のエキサイタフィルタおよびバリアフィルタに交換する。
【0051】
<第2実施例>
図6ないし図8は第2実施例を示すものである。この実施例では、エキサイタフィルタ32,32´およびバリアフィルタ41,41´を円板70,71に設け、この円板70,71を図示しないモータによって高速回転させて、撮影のスタート時点から1フレーム毎にエキサイタフィルタ32およびバリアフィルタ41とエキサイタフィルタ32´およびバリアフィルタ41´とを交互に光路へ挿入していくものである。
【0052】
エキサイタフィルタ32およびバリアフィルタ41が光路に挿入されているときの映像信号Ga1…を、図8に示すように、メモリ82に記憶させ、エキサイタフィルタ32´およびバリアフィルタ41´が光路に挿入されているときの映像信号Gbをメモリ83に記憶させる。画像処理回路84は、メモリ82,83に記憶されている映像信号Ga,Gbのレベルを比較して輝度の高い映像信号を求め、輝度の高い映像信号によって蛍光像Fをモニタ61に表示させる。
【0053】
この場合、蛍光の初期段階では映像信号Gaの方が映像信号Gbよりも輝度が高いので、CCD49aから出力される映像信号Ga…とメモリ82から出力される映像信号Ga…によって蛍光像Fを動画像としてモニタ61に表示させる。
【0054】
血液中のアルブミンとICGが結合して、蛍光剤の吸収波長が780nmから805nmに変化するとともに眼底EFから発する赤外蛍光の波長が820nmから835nmに変化し、映像信号Gbの方が映像信号Gaよりも輝度が高くなってきたら、CCD49aから出力される映像信号Gb3…とメモリ83から出力される映像信号Gb3…によって蛍光像F´を動画像としてモニタ61に表示させる。
【0055】
なお、メモリ82に記憶された映像信号Gaとメモリ83に記憶された映像信号Gbとを比較するに要する演算時間を考慮すると、例えばメモリ82の出力は入力してから2フィールド後となる。このときは、メモリ82を2つ設ける。
【0056】
第2実施例は、映像信号のレベルを比較して輝度の高い方の映像信号によってモニタ61に蛍光像を表示させたが、映像信号Ga,Gbを加算してモニタ61に表示するようにしてもよい。すなわち、映像信号Gaによる眼底像と映像信号Gbによる眼底像とを重ねて合成し、この合成画像をモニタ61に表示させる。この合成は画像処理回路84によって行うものであり、画像処理回路84が合成手段として機能することになる。
【0057】
また、図6に示すエキサイタフィルタ32,32´を使用せずに、図5と同様に単波長光源であるレーザ光源91,92を使用してもよい。この場合、遮光板94,95の代わりに一部が開口した2つの円板を用い、これら円板を高速回転させて、レーザ光源91,92が射出するレーザ光を垂直同期信号に同期させて交互に眼底を照明させる。
【0058】
また、上記実施例ではメモリ82,83に撮像した眼底像を記憶させているが、撮像素子49cで撮像した眼底像をビデオで録画し、録画終了後に鮮明な眼底像のみを選択して編集し直してもよい。
【0059】
【発明の効果】
この発明によれば、個人差によって蛍光剤の吸収波長の変化時期が異なっていても、また、静注するスピードが異なっていても、蛍光剤の吸収波長の変化時期の前後において常に輝度の明るい鮮明な蛍光像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る眼底カメラの実施例の光学系を示した光学配置図である。
【図2】各フィルタの透過特性を示したグラフである。
【図3】眼底カメラの制御系の構成を示したブロック図である。
【図4】図3の撮像素子が出力する映像信号とフィルタとの関係を示したタイムチャート図である。
【図5】2つのレーザ光源を使用した例を示した説明図である。
【図6】第2実施例を示した光学配置図である。
【図7】エキサイタフィルタを示した平面図である。
【図8】バリアフィルタを示した平面図である。
【図9】第2実施例の撮像素子とフィルタとの関係を示したタイムチャート図である。
【符号の説明】
10…照明光学系
32…エキサイタフィルタ
32´…エキサイタフィルタ
40…撮影光学系
41…バリアフィルタ
41´…バリアフィルタ
49…ビデオカメラ
49a…撮像素子
61…モニタ
62…制御回路
81…メモリ
82…メモリ
84…画像処理回路
S1…ソレノイド
S2…ソレノイド

Claims (12)

  1. 赤外波長域が異なる複数の照明光の内の1つを選択してこの選択した赤外の照明光で被検眼眼底を照明する照明光学系と、この選択された赤外の照明光の波長域に対応して、赤外透過波長域が異なる複数のバリアフィルタの内の1つを選択し、この選択したバリアフィルタを撮影光路に挿入して被検眼眼底を蛍光撮影する撮像手段を有する撮影光学系と、前記撮像手段で撮影した赤外の蛍光眼底像を表示する第1表示部を有する表示手段とを備えた眼底カメラにおいて、
    被検眼眼底が所定の赤外波長域の照明光で照明され且つこの所定の赤外波長域に対応した赤外透過波長域のバリアフィルタが光路に挿入されて眼底の蛍光撮影が行われているとき、切換スイッチが操作された際に所定期間だけ前記所定の赤外波長域とは異なる赤外波長域の照明光と、この照明光の赤外波長域に対応したバリアフィルタとに切り換える切換手段と、
    この切換手段によって照明光およびバリアフィルタが切り換わった際に、前記撮像手段が撮像した前記所定期間の赤外の蛍光眼底像を記憶する第1記憶手段とを備え、
    前記表示手段は、前記第1記憶手段に記憶された赤外の蛍光眼底像を表示する第2表示部を有することを特徴とする眼底カメラ。
  2. 赤外波長域が異なる複数の照明光の内の1つを選択してこの選択した赤外の照明光で被検眼眼底を照明する照明光学系と、この選択された赤外の照明光の波長域に対応して、赤外透過波長域が異なる複数のバリアフィルタの内の1つを選択し、この選択したバリアフィルタを撮影光路に挿入して被検眼眼底を蛍光撮影する撮像手段を有する撮影光学系と、前記撮像手段で撮影した赤外の蛍光眼底像を表示する第1表示部を有する表示手段とを備えた眼底カメラにおいて、
    被検眼眼底が短波長域の赤外の照明光で照明され且つ赤外透過波長域が短波長域のバリアフィルタが光路に挿入されて眼底の蛍光撮影が行われているとき、切換スイッチが操作された際に所定期間だけ長波長域の赤外の照明光に切り換える照明光切換手段と、
    この照明光切換手段の切り換に同期して、短波長域のバリアフィルタから長波長域のバリアフィルタに切り換えるフィルタ切換手段と、
    前記照明光切換手段およびフィルタ切換手段によって長波長域の赤外の照明光および長波長域のバリアフィルタに切り換わった際、前記撮像手段が撮像した前記所定期間の赤外の蛍光眼底像を記憶する第1記憶手段とを備え、
    前記表示手段は、前記第1記憶手段に記憶された赤外の蛍光眼底像を表示する第2表示部を有することを特徴とする眼底カメラ。
  3. 前記照明光およびバリアフィルタが切り換えられる際に、その切り換え直前に撮像手段が撮像した蛍光眼底像を記憶する第2記憶手段と、
    前記撮像手段が出力する映像信号のうち、照明光およびバリアフィルタが切り換わった状態のときに撮像された映像信号を、前記第2記憶手段に記憶された蛍光眼底像の映像信号に入れ換える画像処理手段とを設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項2の眼底カメラ。
  4. 前記第1記憶手段に記憶されている蛍光眼底像と第2記憶手段に記憶されている蛍光眼底像とを比較してどちらの蛍光眼底像が鮮明であるか否かを判断する鮮明度判断手段と、
    この鮮明度判断手段の判断に基づいて前記切換手段を制御して、より鮮明な蛍光眼底像を得る波長域の照明光で眼底を照明させるとともにその照明光の波長域に対応したバリアフィルタを光路に挿入させる制御手段とを設けたことを特徴とする請求項3の眼底カメラ。
  5. 前記切換手段は撮像手段の垂直同期信号に同期して照明光およびバリアフィルタを切り換えることを特徴とする請求項1ないし請求項4の眼底カメラ。
  6. 波長域が異なる複数の照明光の内の1つを選択してこの選択した照明光で被検眼眼底を照明する照明光学系と、この選択された照明光の波長域に対応して、透過波長域が異なる複数のバリアフィルタの内の1つを選択し、この選択したバリアフィルタを撮影光路に挿入して被検眼眼底を蛍光撮影する撮像手段を有する撮影光学系とを備えた眼底カメラにおいて、
    前記複数の照明光の内短波長域の照明光と長波長域の照明光とを交互に選択して照明光を切り換える照明光切換手段と、
    前記照明光切換手段の切り換えに同期し且つ照明光の波長域に対応させて短波長域のバリアフィルタと長波長域のバリアフィルタとを交互に切り換えるフィルタ切換手段とを設けたことを特徴とする眼底カメラ。
  7. 前記短波長域の照明光で眼底が照明され且つ短波長域のバリアフィルタが光路に挿入されたときに撮像した蛍光眼底像を記憶する第1記憶手段と、
    前記長波長域の照明光で眼底が照明され且つ長波長域のバリアフィルタが光路に挿入されたときに撮像した蛍光眼底像を記憶する第2記憶手段と、
    前記第1記憶手段に記憶されている蛍光眼底像と第2記憶手段に記憶されている蛍光眼底像とを比較してどちらの蛍光眼底像が鮮明であるか否かを判断する鮮明度判断手段と、
    この鮮明度判断手段の判断に基づいて、第1記憶手段または第2記憶手段に記憶された蛍光眼底像を表示する表示手段とを設けたたことを特徴とする請求項6の眼底カメラ。
  8. 前記短波長域の照明光で眼底が照明され且つ短波長域のバリアフィルタが光路に挿入されたときに撮像した蛍光眼底像を記憶する第1記憶手段と、
    前記長波長域の照明光で眼底が照明され且つ長波長域のバリアフィルタが光路に挿入されたときに撮像した蛍光眼底像を記憶する第2記憶手段と、
    前記第1記憶手段に記憶された蛍光眼底像と第2記憶手段に記憶された蛍光眼底像とを重ねる合成手段と、
    合成手段によって合成された眼底像を表示する表示手段とを設けたことを特徴とする請求項6の眼底カメラ。
  9. 前記照明光切換手段およびフィルタ切換手段は撮像手段の垂直同期信号に同期して照明光およびバリアフィルタを切り換えることを特徴とする請求項6ないし請求項8の眼底カメラ。
  10. 透過する赤外光の特定波長域がそれぞれ異なる複数のエキサイタフィルタの内選択した特定波長域のエキサイタフィルタを照明光路に挿入して、選択した特定波長域の赤外の照明光で被検眼眼底を照明する照明光学系と、透過する赤外光の特定波長域がそれぞれ異なる複数のバリアフィルタの内選択した特定波長域のバリアフィルタを撮影光路に挿入して被検眼眼底を蛍光撮影する撮影光学系と、前記撮像手段で撮影した赤外の蛍光眼底像を表示する第1表示部を有する表示手段とを備えた眼底カメラにおいて、
    赤外透過波長域が短波長域のエキサイタフィルタおよびバリアフィルタが光路に挿入されて眼底の蛍光撮影が行われているとき、切換スイッチが操作された際に所定期間だけ短波長域のエキサイタフィルタおよびバリアフィルタから長波長域のエキサイタフィルタおよびバリアフィルタに切り換えるフィルタ切換手段と、
    このフィルタ切換手段によって長波長域のエキサイタフィルタおよびバリアフィルタに切り換わった際、前記撮像手段が撮像した前記所定期間の赤外の蛍光眼底像を記憶する第1記憶手段とを備え、
    前記表示手段は、前記第1記憶手段に記憶された赤外の蛍光眼底像を表示する第2表示部を有することを特徴とする眼底カメラ。
  11. 前記エキサイタフィルタおよびバリアフィルタが切り換えられる際に、その切り換え直前に撮像手段が撮像した蛍光眼底像を記憶する第2記憶手段と、
    前記撮像手段が出力する映像信号のうち、照明光およびバリアフィルタが切り換わった状態のときに撮像された映像信号を、前記第2記憶手段に記憶された蛍光眼底像の映像信号に入れ換える画像処理手段とを設けたことを特徴とする請求項10の眼底カメラ。
  12. 前記第1記憶手段に記憶されている蛍光眼底像と第2記憶手段に記憶されてい る蛍光眼底像とを比較してどちらの蛍光眼底像が鮮明であるか否かを判断する鮮明度判断手段と、
    この鮮明度判断手段の判断に基づいて前記切換手段を制御して、より鮮明な蛍光眼底像を得る波長域の照明光で眼底を照明させるとともにその照明光の波長域に対応したバリアフィルタを光路に挿入させる制御手段とを設けたことを特徴とする請求項11の眼底カメラ。
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