JP4352397B2 - 減圧鋳型造型の注湯方法 - Google Patents

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本発明は、鋳物を鋳造するため、特に薄肉鋳物を鋳造するための減圧鋳型造型の注湯方法に関する。ここで、減圧鋳型造型(以下、「Vプロセス」という)とは、原形模型板の表面に遮蔽部材を密着する遮蔽部材密着工程と、該密着した遮蔽部材上に造型枠体を載置すると共に該造型枠体内に粘結剤を含まない充填材を充填する工程と、該充填材の上面を密閉して造型枠体内を負圧にし、もって前記遮蔽部材を充填材側に吸着して遮蔽部材を成形する工程と、ついで前記原形模型板を遮蔽部材から離型して造型面を有する半割鋳型を造型する工程と、該半割鋳型と同様にして造型したもう一つの半割鋳型と型合せして鋳造キャビティを形成する工程と、該鋳造キャビティ内に溶融金属を注入する工程と、しかる後前記造型枠体内の負圧状態を解除して鋳物を取り出す工程と、を有する鋳型造型・注湯プロセスをいう。
従来、Vプロセスは広く用いられている(特許文献1参照)。しかしながら、その適用範囲としてはピアノフレームやカウンタウエイトなどの肉厚鋳物が多く、たとえば、肉厚3mm程度以下の薄肉を鋳造する鋳型としては用いられていなかった。
特開昭54−118216号公報
本発明は、上記の問題に鑑みて成されたもので、Vプロセス鋳型を用いて薄肉鋳物を鋳造する減圧鋳型造型の注湯方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために本発明における減圧鋳型造型の注湯方法は、原形模型板の表面に遮蔽部材を密着する遮蔽部材密着工程と、該密着した遮蔽部材上に造型枠体を載置すると共に該造型枠体内に粘結剤を含まない充填材を充填する工程と、該充填材の上面を密閉して造型枠体内を負圧にし、もって前記遮蔽部材を充填材側に吸着して遮蔽部材を成形する工程と、ついで前記原形模型板を遮蔽部材から離型して造型面を有する上半割鋳型を造型する工程と、該上半割鋳型と同様にして造型した下半割鋳型と型合せして鋳造キャビティを画成すると共に完成鋳型を形成する工程と、該鋳造キャビティ内に溶融金属を注入する工程と、しかる後前記造型枠体内の負圧状態を解除して鋳物を取り出す工程と、を有する減圧鋳型造型の注湯方法において、さらに前記上半割鋳型の造型面側に接する遮蔽部材に複数の通気孔を設ける工程を有することを特徴とする。
また、本発明においては、前記通気孔がベントプラグであるのが好ましい。また、前記鋳造キャビティへの注湯開始から注湯終了にかけて、前記完成鋳型の少なくとも一方の半割鋳型の減圧度を注湯前から注湯終了時まで測定し、該半割鋳型の内部圧力をPm、前記鋳造キャビティの内圧力をPcとしたとき、Pm=1〜75kPa、Pc=4〜95kPaでかつ、Pc−Pm=3〜94kPaとなるように調整するのが好ましいなお、前記測定した減圧度は制御装置に伝達し、前記半割鋳型の鋳型内部及び前記鋳造キャビティの減圧度を調整している。
本発明によれば、通気孔により鋳型内部と鋳造キャビティを同時に減圧できるため、別途、鋳造キャビティを減圧するための装置が不要となり、造型装置の構造が簡単になるという利点がある
らに、本発明は、通常のVプロセス鋳型の特徴は保持しているため、解枠性に優れ、薄肉鋳物の取り出しが簡単になるという利点がある。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。本発明は、Vプロセス鋳型において、鋳造キャビティと鋳型内部を連通する通気孔を有し、造型枠体を通じて鋳造キャビティを減圧することを特徴とする。
即ち、原形模型板の表面に遮蔽部材を密着する遮蔽部材密着工程と、該密着した遮蔽部材上に造型枠体を載置すると共に該造型枠体内に粘結剤を含まない充填材を充填する工程と、該充填材の上面を密閉して造型枠体内を負圧にし、もって前記遮蔽部材を充填材側に吸着して遮蔽部材を成形する工程と、ついで前記原形模型板を遮蔽部材から離型して造型面を有する半割鋳型を造型する工程と、該上半割鋳型の造型面側に接する遮蔽部材に複数の通気孔を設ける工程と、半割鋳型と同様にして造型した半割鋳型と型合せして鋳造キャビティを画成すると共に完成鋳型を形成する工程と、該鋳造キャビティ内に溶融金属を注入する工程と、しかる後前記造型枠体内の負圧状態を解除して鋳物を取り出す工程と、を有する減圧鋳型造型の注湯方法である。また、前記鋳造キャビティへの注湯開始から注湯終了にかけて、前記完成鋳型の少なくとも一方の半割鋳型の減圧度を注湯前から注湯終了時まで測定し、該半割鋳型の内部圧力をPm、前記鋳造キャビティ内圧力をPcとしたとき、Pm=1〜75kPa、Pc=〜95kPaでかつ、Pc−Pm=3〜94kPaとなるように調整する。
ここで、鋳型内部圧力Pmを1〜75kPaとしたのは、1kPaより低くすると真空ポンプが大掛りなものになり、75kPaより高くすると注湯時に発生するガスを吸引することができないためである。また、鋳造キャビティ内圧力Pcを〜95kPaとしたのは、95kPaより高くすると大気圧(101.3kPa)との圧力差が十分でなくなるため、溶湯のスムースな流入を確保することができず、1kPaより低くすると鋳型が鋳造キャビティに向かい崩壊する恐れがあるためである。さらに、Pc>Pmになるようにする必要がある。なぜなら、鋳型内部圧力Pmを鋳造キャビティ内圧力Pcよりも低い減圧度にすることで、溶湯の鋳型への差込みを防止するためである。また、Pc−Pmは、Pc及びPmの値により決まってくるが、3〜94kPa必要である。
ここで、造型枠体とはVプロセスにおいて使用される吸引パイプが具備された鋳枠をいう。
また、本発明において、通気孔はフィルム成形後に製品部にベントプラグを配して造型し、抜型後に鋳造キャビティ側からベントプラグのスリットに沿って、フィルムを切欠くことで設けることができる。さらに、前記通気孔は鋳造キャビティ側から針等で鋳型内部へ貫通する孔を開けることにより確保しても良い。
以下、図面に基づき実施例を説明する。
図1は、実施例に用いた減圧鋳型造型装置の概略断面図である。上下の半割鋳型1a,1bは、Vプロセスの造型工程を用いて造型され、半割鋳型1a,1bを型合わせして、鋳造キャビティ2を画成した。
ここで、前記半割鋳型1a,1bの造型方法を図2に基づき詳しく説明する。図2において、原形模型板12の表面に遮蔽部材であるフィルム13を原形模型板12に負圧により密着させ、フィルム13上に前記造型枠体である鋳枠3を載置した後、フィルム13の上半割鋳型1a側に通気孔であるベントプラグ6を模型形状に合わせて複数個配置した。その後、鋳枠内に砂を充填し、上半割鋳型1aの造型を行った。次に、上半割鋳型1aを前記原形模型板12より離型し、上半割鋳型1aの鋳造キャビティ面側からベントプラグ6のスリットに沿ってフィルム13を切り欠いた。このようにしてベントプラグ6を通気孔として確保して上半割鋳型1aを造型した。
次に、この上半割鋳型1aと同様にして造型したもう一つの下半割鋳型1bとを型合せして鋳造キャビティを画成するとともに完成鋳型を形成した(図1)。この時、造型枠体である鋳枠3内に通じている鋳造キャビティ2は湯道及び湯口を介して大気と連通している。なお、本実施例においては、下半割鋳型1bには通気孔であるベントプラグ6が設けられていないが、場合により設けることもできる。以上のようにして、図1の状態の減圧鋳型造型装置を完成した。
次に、このようにして完成した減圧鋳型造型装置の作用について説明する。図1において、上下の半割鋳型1a,1bの内部を、鋳枠3,3、吸引パイプ4,4、配管5及びリザーバタンク10を介して、減圧ポンプ11により減圧した。
また、鋳造キャビティ2を通気孔であるベントプラグ6を通して、半割鋳型1a,1bと同時に減圧した。半割鋳型1a,1b内部の圧力は、圧力センサー7により検出され、その検出圧力は制御装置8に送られる。この制御装置8からは検出圧力に応じた制御信号が送られて、比例制御弁9を必要に応じた開度に調整し、半割鋳型1a,1b及び鋳造キャビティ2の吸引圧力を変化させ、この間に、鋳造キャビティ2内に溶融金属としてアルミニウム合金を注入した。しかる後、造型枠体内の負圧状態を解除して鋳物を取り出した。この鋳物は3mm以下の薄肉で欠陥が無かった。
上記の説明から明らかなように、本発明は、従来のVプロセス鋳型に、鋳造キャビティ2と半割鋳型1a,1b内部を連通する通気孔であるベントプラグ6を設けることで、減圧状態で鋳造を実施できる。
次に、図3から図5により、本発明を用いた別の実施例を説明する。
図3は針で上半割鋳型の内部に貫通する通気孔を開けた場合を示す。上下の半割鋳型21a,21bは、Vプロセスにより造型した。次に、上半割鋳型21aの鋳造キャビティ22側より針で上半割鋳型21a側にフィルムを貫通し、鋳型内に到達する複数個の通気孔23を開けた。その孔明けの方法は、図4に示すように、複数本の針24を備えた治具を駆動装置25にて駆動し、一度に通気孔23を開けた。針24の位置はコンピュータ制御により鋳物の形状において湯廻りが悪いと考えられる場所や湯口から遠い鋳物形状部に合わせて予め設定されるようになっている。また、装置の簡素化や、通気孔23の数が少ない場合は手作業により孔明けを行っても良い。なお、本実施例においては、下半割鋳型21bには通気孔23が開けられていないが、場合により開けることができる。その後、半割鋳型21a,21bを型合わせし、鋳造キャビティ22を構成した(図3)。次に、半割鋳型21a,21bの内部圧力PmをPm=1〜75kPa、鋳造キャビティ22の内圧力PcをPc=1〜95kPaとなるように圧力条件を調整しながら、注湯を行った。
図5は、本発明の実施例における上下の半割鋳型1a,1b、鋳造キャビティ2内の圧力の例を示したものである。
注湯時の半割鋳型1a,1bの内部圧力をPm、鋳造キャビティ2の内圧力をPc及び半割鋳型1a,1bの内部圧力Pmと鋳造キャビティ2の内圧力Pcの圧力差をPc−Pmとしたときに、鋳造キャビティ2の内圧力Pcは溶湯のスムースな流入を確保するためには大気圧(101.3kPa)との圧力差が必要である。また、Pc−Pmが小さいと型くずれを生じ、Pc−Pmが大きいとPmが小さくなるため真空設備が大きくなり、設備コストが大きくなる。
上記の理由及び実験結果から、Pm=1〜75kPa、Pc=〜95kPaでかつ、Pc−Pm=3〜94kPaの場合に効果があることがわかった。
さらに詳しく圧力の変化を説明する。注湯開始から注湯完了にかけては、鋳造キャビティ2の減圧による湯廻り性の向上、成形フィルム焼失に伴う発生ガスの吸引のために、半割鋳型1a,1bの内部圧力Pmは高減圧度を保つ。
前記鋳造キャビティ2が溶湯で満たされる注湯完了以降は、前記半割鋳型1a,1bの内部圧力Pmを、前記圧力センサー7が検知して前記制御装置8に送信する。制御装置8は、前記比例制御弁9の開度を調整して、半割鋳型1a,1bの内部圧力Pmの調整を行い、半割鋳型1a,1bの内部圧力Pmを低減圧度にし、溶湯の鋳型への差込みを防止する。
比較例1
図6は、開放揚がりRを用いて鋳造キャビティ内を減圧する方法の一例を示す。上下の半割鋳型31a,31bは、Vプロセスの造型工程を用いて造型され、型合せを行い、鋳造キャビティ32を構成する。半割鋳型31a,31bの内部は、鋳枠33,33、吸引パイプ34,34、配管35及びリザーバタンク36を介して、減圧ポンプ37により減圧される。
また、上半割鋳型31aには鋳造キャビティと連結し、押湯と兼用でこの上半割鋳型31aの上面に向けて開口した開放揚がりRを設けた。さらに、下半割鋳型31bには、鋳造キャビティ32と開放揚がりRを連結する図示していない板ぜきを設けた。
鋳造キャビティ32内部は開放揚がりRの上半割鋳型31a上面にある開口に接続された接続治具38、鋳造キャビティ減圧用リザーバタンク39、圧力調整弁40及びリザーバタンク36を介して、減圧ポンプ37により減圧した。
次に、半割鋳型31a,31bの内部圧力PmをPm=1〜75kPa、鋳造キャビティ32の内圧力PcをPc=〜95kPaとなるように圧力条件を調整しながら、注湯を行った。
比較例2
図7は、開放揚がりRを設けた鋳型において、鋳造キャビティ内を減圧しない場合の一例を示す。上下の半割鋳型31a,31bは、Vプロセスの造型工程を用いて造型され、型合せを行い、鋳造キャビティ32を構成した。半割鋳型31a,31bの内部は、鋳枠33,33、吸引パイプ34,34、配管35及びリザーバタンク36を介して、減圧ポンプ37により減圧した。
また、上半割鋳型31aには鋳造キャビティと連結し、押湯と兼用でこの上半割鋳型31aの上面に向けて開口した開放揚がりRを設けた。さらに、下半割鋳型31bには、鋳造キャビティ32と開放揚がりRを連結する図示していない板ぜきを設けた。このような鋳型に対し、鋳造キャビティを減圧せずに注湯を行った。
図8から図10は注湯結果を示す概略図である。この概略図は注湯結果の写真を模式的に示したものである。
図8は、実施例2の方法で注湯した結果を示す。図9は、比較の方法で注湯した結果を示す。図10は比較例の方法で注湯した結果を示す。
図10に示すように、前記比較例である鋳造キャビティ内を減圧しない場合には、せきに近い鋳造キャビティの一部にのみ溶湯が充填されていることがわかる。次に、図9に示す比較1の方法によるものは、開放揚がりRのある部分には溶湯が到達しており、比較例と比べて鋳造キャビティ内を減圧する効果が現れている。しかし、開放揚がりRのない部分については溶湯が充填されていないことがわかり、鋳物としては不十分なものである。それに引き替え、図8に示すように、実施例2に示す本発明を用いた方法の場合は、鋳造キャビティ全体に溶湯が充満し、比較の結果よりさらに鋳造キャビティ内を減圧する効果が現れていることがわかる。
以上の結果から見ても、本発明を用いることの有用性を確認することができる。
また、表1において、鋳造キャビティ内を減圧するにあたり、鋳造キャビティと造型枠体とを連通させる方法として、本発明による針により通気孔を設ける方法、ベントプラグを使用して通気孔を設ける方法がある。これらの方法の充てん性、造型コスト、造型の作業性を比較した。
その結果、針により通気孔を設ける方法が、充てん性、造型コスト、造型の作業性とも他の2方法と比較して良好な結果を示した。
本発明は、大物薄肉鋳物、例えば大物家電、大型テレビ等のフレーム、自動車フレーム、機械装置フレームなどの鋳造品に好適である。なお、材質については問わない。
本発明の実施例の断面概略図を示す。 本発明の実施例の方法の概略を示す。 本発明の別の実施例の断面概略図を示す。 本発明の実施例の一段階の概要を示す。 本発明の実施例の圧力線図を示す。 本発明の比較の断面概略図を示す。 別の注湯方法による比較例の断面概略図を示す。 本発明実施例による結果を示す。 本発明の比較による結果を示す。 別の注湯方法による比較例の結果を示す。
1a,1b 半割鋳型
2 鋳造キャビティ
3,3 鋳枠
6 ベントプラグ
12 原形模型板
13 フィルム
21a,21b 半割鋳型
22 鋳造キャビティ
23 通気孔
R 開放揚がり
31a,31b 半割鋳型
32 鋳造キャビティ
33,33 鋳枠
38 接続治具

Claims (3)

  1. 原形模型板の表面に遮蔽部材を密着する遮蔽部材密着工程と、
    該密着した遮蔽部材上に造型枠体を載置すると共に該造型枠体内に粘結剤を含まない充填材を充填する工程と、
    該充填材の上面を密閉して造型枠体内を負圧にし、もって前記遮蔽部材を充填材側に吸着して遮蔽部材を成形する工程と、
    ついで前記原形模型板を遮蔽部材から離型して造型面を有する上半割鋳型を造型する工程と、
    半割鋳型と同様にして造型した半割鋳型と型合せして鋳造キャビティを画成すると共に完成鋳型を形成する工程と、
    該鋳造キャビティ内に溶融金属を注入する工程と、
    しかる後前記造型枠体内の負圧状態を解除して鋳物を取り出す工程と、を有する減圧鋳型造型の注湯方法において、
    さらに前記上半割鋳型の造型面側に接する遮蔽部材に複数の通気孔を設ける工程を有することを特徴とする減圧鋳型造型の注湯方法。
  2. 記通気孔がベントプラグであることを特徴とする請求項1に記載の減圧鋳型造型の注湯方法。
  3. 前記鋳造キャビティへの注湯開始から注湯終了にかけて、前記完成鋳型の少なくとも一方の半割鋳型の減圧度を注湯前から注湯終了時まで測定し、該半割鋳型の内部圧力をPm、前記鋳造キャビティの内圧力をPcとしたとき、Pm=1〜75kPa、Pc=〜95kPaでかつ、Pc−Pm=3〜94kPaとなるように調整することを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の減圧鋳型造型の注湯方法。
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