JP3759384B2 - 減圧鋳型の減圧方法及びその吸引配管装置 - Google Patents

減圧鋳型の減圧方法及びその吸引配管装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、減圧鋳型造型法(所謂Vプロセス)あるいは消失模型による減圧鋳型造型方法により造型された鋳型(以下両者をまとめて減圧鋳型という)の注湯時における減圧方法及びその吸引配管装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、減圧鋳型は、真空源に吸引配管を介して連通する吸引鋳枠、成形フィルム又は消失模型、耐熱性粒状充填物及び遮蔽部材により鋳型を構成し、吸引鋳枠内を吸引減圧することにより耐熱性粒状充填物を減圧固化させて鋳型保持をして注湯を行っている。これら減圧鋳型は、成形フィルム又は発泡材製の消失模型に塗型を施工することが行われており、この塗型は、注湯の進行に伴い成形フィルムあるいは消失模型が消失した後の鋳型保持及び溶湯がその圧力で耐熱性粒状充填物間の空隙に浸入して発生する焼着、所謂差し込みを防止させるためのねらいが大きい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし鋳造される鋳物の材質によっては入念にかつ膜厚を厚く塗型施工しないと塗型膜厚が不十分で差し込みを防止できないという問題があった。一方塗型膜厚を厚くすると溶媒などの揮発分が注湯開始時に溶湯熱によって急激に気化し、これが原因で鋳物ガス欠陥を誘発するという問題がある。さらに塗型を施工することは成形フィルム又は消失模型などから発生するガスの鋳型側への排出能力を低下させ、鋳物のガス欠陥を増大させる問題もあった。
本発明は上記の問題に鑑みて成されたもので、成形フィルム又は消失模型への塗型の膜厚を厚くしなくても注湯中の溶湯の差し込みを防止でき、かつ発生するガスの排出能力を低下させることのない減圧鋳型の減圧方法及びその吸引配管装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明における減圧鋳型の減圧方法は、真空源に吸引配管を介して連通する吸引鋳枠、成形フィルム又は消失模型、耐熱性粒状充填物、及び遮蔽部材とにより造型された上下半割れ減圧鋳型を型合せして構成される減圧鋳型への注湯時における減圧方法であって、前記減圧鋳型内に発生するガスの圧力又は減圧鋳型内の吸引圧力の低下圧力値を圧力センサ−で検知その変化を制御装置に送信し、前記吸引鋳枠内を、ゲ−ジ圧で−46.7kPaより真空に近い圧力から、ゲ−ジ圧で−46.7kPaより大気圧に近い圧力に切り替えて注湯を行うことを特徴とする。
【0005】
また本発明における第1の減圧鋳型の吸引配管装置は、真空源に吸引配管を介して連通する吸引鋳枠、成形フィルム又は消失模型、耐熱性粒状充填物及び遮蔽部材とにより造型された上下半割れ減圧鋳型を型合せして構成される減圧鋳型の吸引配管装置であって、前記真空源と吸引鋳枠に通じる吸引配管の途中に外気導入管を連通させると共に該外気導入管に制御装置を介して作動される比例制御弁を設け、該制御装置には前記減圧鋳型内に発生するガスの圧力又は減圧鋳型内の吸引圧力を検知して、その検知した低下圧力値を送信する圧力センサ−を電気的に接続しており、注湯初期に吸引鋳枠内を、ゲ−ジ圧で−46.7kPaより真空に近い圧力に減圧し、注湯中期以降は前記低下圧力値の変化により、吸引鋳枠内を前記注湯初期の圧力よりも、ゲ−ジ圧で−46.7kPaより大気圧に近い圧力に切り替えて注湯を行うことを特徴とする。
【0006】
さらに本発明における第2の減圧鋳型の吸引配管装置は、ゲ−ジ圧で−46.7kPaより真空に近い圧力に減圧するための真空源及びゲ−ジ圧で−46.7kPaより大気圧に近い圧力に減圧するための真空源にそれぞれ吸引配管を介して連通する吸引鋳枠、成形フィルム又は消失模型、耐熱性粒状充填物及び遮蔽部材とにより造型された上下半割れ減圧鋳型を型合せして構成される減圧鋳型の吸引配管装置であって、前記真空に近い圧力に減圧するための真空源及び大気圧に近い圧力に減圧するための真空源と吸引鋳枠に通じるそれぞれの吸引配管の途中に制御装置を介して作動される開閉弁を設け、該制御装置には前記減圧鋳型内に発生するガスの圧力又は減圧鋳型内の吸引圧力を検知して、その検知した低下圧力値を送信する圧力センサ−を電気的に接続しており、注湯初期に吸引鋳枠内を、前記真空に近い圧力に減圧し、注湯中期以降は前記低下圧力値の変化により、吸引鋳枠内を前記注湯初期の圧力よりも、前記大気圧に近い圧力に切り替えて注湯を行うことを特徴とする。
【0007】
また本発明における第3の減圧鋳型の吸引配管装置は、複数の真空源に複数の吸引分岐管及び集合された吸引配管を介して連通する吸引鋳枠、成形フィルム又は消失模型、耐熱性粒状充填物及び遮蔽部材とにより造型された上下半割れ減圧鋳型を型合せして構成される減圧鋳型の吸引配管装置であって、前記各真空源と集合された吸引配管に通じる各吸引分岐管に制御装置を介して作動される開閉弁を設け、該制御装置には前記減圧鋳型内に発生するガスの圧力又は減圧鋳型内の吸引圧力を検知して、その検知した低下圧力値を送信する圧力センサ−を電気的に接続しており、注湯初期に吸引鋳枠内を、ゲ−ジ圧で−46.7kPaより真空に近い圧力に減圧し、注湯中期以降は前記低下圧力値の変化により、吸引鋳枠内を前記注湯初期の圧力よりも、ゲ−ジ圧で−46.7kPaより大気圧に近い圧力に切り替えて注湯を行うことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて詳しく説明する。
(第1実施例)
図1はいわゆるVプロセスにより造型された減圧鋳型M及び吸引配管装置Pを示していて、該減圧鋳型Mは上下半割れ減圧鋳型M1、M2を型合せして構成されている。該上半割れ減圧鋳型M1は、吸引鋳枠1の下面に製品上面形状及び湯口系を成形した成形フィルム2が吸着され、この成形フィルム2と吸引鋳枠1とで画成する空間に耐熱性粒状充填物(例えば乾燥砂)3が充填され吸引鋳枠1の上面に遮蔽部材(例えばフィルム)4が吸着されている。
【0009】
また下半割れ減圧鋳型M2は、吸引鋳枠1Aの上面に製品下面形状を成形した成形フィルム2Aが吸着され、この成形フィルム2Aと吸引鋳枠1Aとで画成する空間に耐熱性粒状充填物(例えば乾燥砂)3Aが充填され吸引鋳枠1Aの下面に遮蔽部材(例えばフィルム)4Aが吸着されている。
【0010】
さらに前記吸引鋳枠1、1Aには耐熱性粒状充填物3、3A内の空気を吸引する吸引機構5、5Aが構成されていて、該吸引機構5、5Aは吸引配管装置Pに連通されている。該吸引配管装置Pは、吸引配管6を介して真空源7に連通され、該吸引配管6の途中には外気導入管8が分岐連通されており、該外気導入管8にはマイクロコンピュ−タ−等より成る制御装置9により作動される比例制御弁10が取付けられていて、該制御装置9には上半割れ減圧鋳型M1の通気孔部に挿入されて減圧鋳型M内に発生するガスの圧力を検知し信号を発する圧力センサ−11が電気的に接続されている。
【0011】
すなわち圧力センサ−11により減圧鋳型M内に発生したガス圧力を検知し、この検知結果に基づいて制御装置9から信号が出され、前記比例制御弁10を必要に応じた開度に調整し、吸引配管6内への外気の導入量を制御することにより、減圧鋳型M内の吸引圧力を変化させる。
【0012】
このように構成されたものは、真空源7が作動されていて上下半割れ減圧鋳型M1、M2の内部が所定の吸引圧力により鋳型保持されている図1の状態で湯口系に注湯が開始されると、注湯初期は溶湯熱により成形フィルム2、2Aが焼失し多量のガスを発生させるが、この際、吸引鋳枠1、1A内を強い吸引状態(ここで強い吸引状態とは、ゲ−ジ圧で−46.7kPa(−350mmHg)より真空に近い圧力で吸引している状態のことをいう。)で減圧するため、ガスは耐熱性粒状充填物3、3Aから強制的に吸引されて、その後排気される。
【0013】
そして注湯中期以降はガスの発生量が少なくなり、通気孔部のガス圧力が低下すると、この低下圧力値を圧力センサ−11が検知し、その変化を制御装置9に送信する。制御装置9は外気導入用の比例制御弁10の開度を調整(外気導入量が多くなるように)する。これにより吸引鋳枠1、1A内を注湯初期の吸引状態よりも弱い吸引状態(ここで弱い吸引状態とは、ゲ−ジ圧で−46.7kPa(−350mmHg)より大気圧に近い圧力で吸引している状態のことをいう。)に切り替えて、溶湯の差し込みを防止する。
【0014】
(第2実施例)
第2実施例を図2に示すが減圧鋳型Mは第1実施例である図1のものと同じであるため説明を省略し、吸引配管装置Pについて説明する。
第2実施例の吸引配管装置Pは、二系列の吸引配管6、6を介して高減圧度(ここで高減圧度とは、ゲ−ジ圧で−46.7kPa(−350mmHg)より真空に近い状態のことをいう。)の真空源7A及び低減圧度(ここで低減圧度とは、ゲ−ジ圧で−46.7kPa(−350mmHg)より大気圧に近い状態のことをいう。)の真空源7Bに連通され、該吸引配管6、6の途中には制御装置9により開閉される開閉弁10A、10Aが取り付けられていて、該制御装置9には上半割れ減圧鋳型M1の通気孔部に挿入されて減圧鋳型M内に発生するガスの圧力を検知し、信号を発する圧力センサ−11が電気的に接続されている。
第2実施例の場合、注湯初期は高減圧度の真空源7Aのみで吸引鋳枠1、1A内を強い吸引状態で減圧し、注湯中期以降は低減圧度の真空源7Bのみでの吸引に切り替えて吸引鋳枠1、1A内を注湯初期の吸引状態よりも弱い吸引状態で減圧する。この際、開閉弁10A、10Aは、使用される真空源側は開き、もう一方は閉じという状態になる。
なお吸引状態切り替えのタイミングは、第1実施例の場合と同様に減圧鋳型M内に発生するガスの圧力の検知結果に基づいて決定される。
【0015】
(第3実施例)
第3実施例を図3に示すが減圧鋳型Mは図1と同様であるため説明を省略し、吸引配管装置Pについて説明する。第3実施例の吸引配管装置Pは、複数の吸引分岐管6A、6A、6A、6A及び集合された吸引配管6を介して複数の真空源7、7、7、7に連通され、各吸引分岐管6A、6A、6A、6A
には制御装置9により開閉される開閉弁10A、10A、10A、10Aが取付けられていて、該制御装置9には、上半割れ減圧鋳型M1の通気孔部に挿入されて減圧鋳型M内に発生するガスの圧力を検知し、信号を発する圧力センサ−11が電気的に接続されている。
第3実施例の場合、注湯初期は全ての開閉弁10A、10A、10A、10Aを開いて全ての真空源7、7、7、7で吸引鋳枠1、1A内を強い吸引状態で減圧し、注湯中期以降は幾つかの開閉弁10Aを閉じて吸引する真空源7の数を減らして吸引鋳枠1、1A内を注湯初期の吸引状態よりも弱い吸引状態で減圧する。なお吸引状態切り替えのタイミングは、第1、第2実施例の場合と同様に減圧鋳型M内に発生するガスの圧力の検知結果に基づいて決定される。
また、それぞれの開閉弁10A、10A、10A、10Aを段階的に閉じるようにすれば、吸引状態を段階的に極め細かく切り替えることもできる。
【0016】
なお上記すべての実施例においては、圧力センサ−11は減圧鋳型M内で発生するガスの圧力を検知しているが、点線図で示すように減圧鋳型M内の吸引圧力を検知するようにしてもよい。
【0017】
また上記すべての実施例においては、吸引状態切り替えのタイミングは減圧鋳型M内に発生するガスの圧力の検知結果に基づいて決定されるようにしたが、圧力センサ−11を使用せず、タイマ−等を使用して、注湯開始からの予め設定された経過時間を切り替えタイミングとしてもよい。
【0018】
さらに上記すべての実施例は、所謂Vプロセスで説明したが、これに限定されるものでは無く、消失模型鋳造法によるものであってもよい。
【0019】
加えて第2、第3実施例においては、開閉弁10Aの開き、閉じの代わりに対応する真空源の運転、停止を行うようにしてもよい。
【0020】
【発明の効果】
本発明は、上記の説明から明らかなように、減圧鋳型への注湯における注湯初期に吸引鋳枠内を強い吸引状態で減圧し、注湯中期以降は吸引鋳枠内を前記注湯初期の吸引状態よりも弱い吸引状態に切り替えて注湯を行うようにしたから、注湯初期に発生する多量のガスを確実に排出することができると共に塗型を厚塗りしなくても注湯中期以降に生じる溶湯の差し込みを防止することができる。これにより、ガス欠陥及び溶湯差し込みのない鋳物を生産できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例であるVプロセス鋳型とその吸引配管装置を示す構成縦断面図である。
【図2】本発明の第2実施例であるVプロセス鋳型とその吸引配管装置を示す構成縦断面図である。
【図3】本発明の第3実施例であるVプロセス鋳型とその吸引配管装置を示す構成縦断面図である。
【符号の説明】
1 1A 吸引鋳枠
2 2A 成形フィルム
3 3A 耐熱性粒状充填物
4 4A 遮蔽部材
6 吸引配管
6A 吸引分岐管
7 真空源
7A 高減圧度の真空源
7B 低減圧度の真空源
8 外気導入管
9 制御装置
10 比例制御弁
10A 開閉弁
11 圧力センサ−
M 減圧鋳型
M1 M2 上下半割れ減圧鋳型

Claims (7)

  1. 真空源に吸引配管を介して連通する吸引鋳枠、成形フィルム又は消失模型、耐熱性粒状充填物、及び遮蔽部材とにより造型された上下半割れ減圧鋳型を型合せして構成される減圧鋳型への注湯時における減圧方法であって、前記減圧鋳型内に発生するガスの圧力又は減圧鋳型内の吸引圧力の低下圧力値を圧力センサ−で検知その変化を制御装置に送信し、前記吸引鋳枠内を、ゲ−ジ圧で−46.7kPaより真空に近い圧力から、ゲ−ジ圧で−46.7kPaより大気圧に近い圧力に切り替えて注湯を行うことを特徴とする減圧鋳型の減圧方法。
  2. 前記真空に近い圧力から大気圧に近い圧力への切り替えが前記吸引配管内への外気の導入量を多くして成されることを特徴とする請求項1記載の減圧鋳型の減圧方法。
  3. 前記真空に近い圧力から大気圧に近い圧力への切り替えが前記真空に近い圧力に減圧するための真空源から前記大気圧に近い圧力に減圧するための真空源に切り替えることにより成されることを特徴とする請求項1記載の減圧鋳型の減圧方法。
  4. 前記真空に近い圧力から大気圧に近い圧力への切り替えが吸引状態にある複数の真空源により成されることを特徴とする請求項1記載の減圧鋳型の減圧方法。
  5. 真空源に吸引配管を介して連通する吸引鋳枠、成形フィルム又は消失模型、耐熱性粒状充填物及び遮蔽部材とにより造型された上下半割れ減圧鋳型を型合せして構成される減圧鋳型の吸引配管装置であって、前記真空源と吸引鋳枠に通じる吸引配管の途中に外気導入管を連通させると共に該外気導入管に制御装置を介して作動される比例制御弁を設け、該制御装置には前記減圧鋳型内に発生するガスの圧力又は減圧鋳型内の吸引圧力値を検知して、その検知した低下圧力値を送信する圧力センサ−を電気的に接続しており、注湯初期に吸引鋳枠内を、ゲ−ジ圧で−46.7kPaより真空に近い圧力に減圧し、注湯中期以降は前記低下圧力値の変化により、吸引鋳枠内を前記注湯初期の圧力よりも、ゲ−ジ圧で−46.7kPaより大気圧に近い圧力に切り替えて注湯を行うことを特徴とする減圧鋳型の吸引配管装置。
  6. ゲ−ジ圧で−46.7kPaより真空に近い圧力に減圧するための真空源及びゲ−ジ圧で−46.7kPaより大気圧に近い圧力に減圧するための真空源にそれぞれ吸引配管を介して連通する吸引鋳枠、成形フィルム又は消失模型、耐熱性粒状充填物及び遮蔽部材とにより造型された上下半割れ減圧鋳型を型合せして構成される減圧鋳型の吸引配管装置であって、前記真空に近い圧力に減圧するための真空源及び大気圧に近い圧力に減圧するための真空源と吸引鋳枠に通じるそれぞれの吸引配管の途中に制御装置を介して作動される開閉弁を設け、該制御装置には前記減圧鋳型内に発生するガスの圧力又は減圧鋳型内の吸引圧力値を検知して、その検知した低下圧力値を送信する圧力センサ−を電気的に接続しており、注湯初期に吸引鋳枠内を、前記真空に近い圧力に減圧し、注湯中期以降は前記低下圧力値の変化により、吸引鋳枠内を前記注湯初期の圧力よりも、前記大気圧に近い圧力に切り替えて注湯を行うことを特徴とする減圧鋳型の吸引配管装置。
  7. 複数の真空源に複数の吸引分岐管及び集合された吸引配管を介して連通する吸引鋳枠、成形フィルム又は消失模型、耐熱性粒状充填物及び遮蔽部材とにより造型された上下半割れ減圧鋳型を型合せして構成される減圧鋳型の吸引配管装置であって、前記各真空源と集合された吸引配管に通じる各吸引分岐管に制御装置を介して作動される開閉弁を設け、該制御装置には前記減圧鋳型内に発生するガスの圧力又は減圧鋳型内の吸引圧力値を検知して、その検知した低下圧力値を送信する圧力センサ−を電気的に接続しており、注湯初期に吸引鋳枠内を、ゲ−ジ圧で−46.7kPaより真空に近い圧力に減圧し、注湯中期以降は前記低下圧力値の変化により、吸引鋳枠内を前記注湯初期の圧力よりも、ゲ−ジ圧で−46.7kPaより大気圧に近い圧力に切り替えて注湯を行うことを特徴とする減圧鋳型の吸引配管装置。
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